JP2002065126A - 魚釣用リ−ル - Google Patents

魚釣用リ−ル

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JP2002065126A
JP2002065126A JP2000262151A JP2000262151A JP2002065126A JP 2002065126 A JP2002065126 A JP 2002065126A JP 2000262151 A JP2000262151 A JP 2000262151A JP 2000262151 A JP2000262151 A JP 2000262151A JP 2002065126 A JP2002065126 A JP 2002065126A
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spool
elastic acting
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reel
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JP2000262151A
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English (en)
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Kazuyuki Matsuda
和之 松田
Wataru Tsutsumi
わたる 堤
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Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対向する部材間に起きる振れや変形を弾
性シ−ル部材で吸収して軽い回転性能と高い安定した防
水性能が得られること。 【解決手段】 環状弾性シ−ル部材5は硬質ゴム等で鈎
状の第1弾性作用部5aと、装着部5bと、第1弾性作
用部5aと装着部5bとの間の第2弾性作用部5cと、
第1弾性作用部5aと第2弾性作用部5cとの間の連結
肉厚部5dとで形成されている。第1弾性作用部5aの
先端は一方の対向する部材のナット部材18の開口部1
8dの縁部内周面に摺接され、装着部5bは他方の対向
する部材のドラク調整部材4とクリック係合子ホルダ−
からなる押圧部材16の間にワッシャ25を挾んで挾み
込まれ、第2弾性作用部5cは第1弾性作用部5aの接
触時の変形を許容するように薄肉状に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプ−ル内やリ−
ル本体内に収容した制動部材に対する防水、防塵の向上
を図った魚釣用リ−ルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】魚釣用リ−ルは、海水、水、砂、塵埃、
異物等が付着浸入し易い環境の厳しい過酷な釣場で使用
されることより、耐食性の良好な材料や表面処理がリ−
ル本体を構成する各部材に施されていると共に、海水、
水、砂、塵埃、異物等がリ−ル本体内浸入への防止を図
り、各部が支障なく機能するために、制動装置を収容し
たスプ−ルに防水、防塵構造を備えたものが、実用新案
登録第2562713号公報や特開平11−19672
9号公報等で知られている。前記前者の実用新案登録第
2562713号公報の構成は、スプ−ル前方の開口部
前面とドラグノブ後面との間に弾性シ−ル部材を介在し
た構造で、前記後者の特開平11−196729号公報
の構成は、ドラグノブ後面と制動板前面との間にスプ−
ルに接触するシ−ル部材を介在した構造であり、これ
ら、シ−ル部材により、制御装置内部への不純物の浸入
防止を図るようにしたものである。
【0003】しかしながら、スプ−ル前面のドラグノブ
との間隙より、海水、水、砂、塵埃、異物等が浸入付着
して溜まりやすく、防水性が不十分でドラグ性能が低下
したり、内部に付着した不純物を除去する必要が生じた
り、又、その作業を容易に釣場で行えない。又、前記前
者のスプ−ル前面の凹部や前記後者のスプ−ルリングカ
ラ−の内周面に摺接する一枚の皿状のシ−ル板を設けた
構成では、対向する部材の、スプ−ルとドラグノブ、又
はスプ−ルリングカラ−とシ−ル板を取り付けた第2部
材の間の振れや変形が起きる時、振れを許容するように
シ−ル板の摺接部の接触圧を高めるために、肉厚に形成
したり、或は接触量(面積)を多くしたり等の対応を図
ることになるが、厚さを厚くすると、回転が重くなり、
スム−ズなドラグ力の調節操作が出来なくなってしま
う。
【0004】両軸受型リ−ルでドラグ制動調整ツマミと
リ−ル本体の間に前記一枚の皿状のシ−ル板を設けた構
成では、前記と同様の理由で回転が重くなると、ハンド
ル軸の回転方向に対する接触抵抗が大きくなって軽快な
釣糸の巻き取り回転操作が出来なくなってしまう。回転
を軽くする為に摺接部を薄くすると接触圧の弱いところ
が出来て防水できなくなる欠点がある。又、長期間の使
用により、接触抵抗が大きいことの影響により、シ−ル
板の摺接部の摩耗や損傷が促進され、充分な防水性能を
安定して維持できない等の課題が残されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、一枚の皿状のシ−ル板を対向する部材間に設けた
防水構成では、対向する部材間に起きる振れや変形を許
容するようにシ−ル板の摺接部の接触圧を高めるため
に、肉厚に形成したり、或は接触量を多くしたり等の対
応を図ることになるが、厚さを厚くすると、回転が重く
なり、スム−ズなドラグ力の調節操作が出来なくなって
しまったり、ドラグ制動調整ツマミではハンドル軸の回
転方向に対する接触抵抗が大きくなって軽快な釣糸の巻
き取り回転操作が出来なくなってしまい。回転を軽くす
る為に摺接部を薄くすると接触圧の弱いところが出来て
防水できなくなる欠点があることである。
【0006】本発明の目的は前記欠点に鑑み、対向する
部材間に起きる振れや変形を弾性シ−ル部材で吸収して
軽い回転性能と高い安定した防水性能が得られる魚釣用
リ−ルを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係わる本発明は、リ−ルの対向する部材
間に液体の浸入を防止する弾性シ−ル部材が介在されて
いる魚釣用リ−ルにおいて、前記弾性シ−ル部材は、一
方の対向する部材の周面に接触する第1弾性作用部と、
該第1弾性作用部と他方の対向する部材に装着される装
着部との間に接触時の変形を許容する第2弾性作用部と
で形成されていることを要旨とするものである。
【0008】請求項2に係わる本発明は、前記第2弾性
作用部が、薄肉状に形成されていることを要旨とするも
のである。請求項3に係わる本発明は、前記第1弾性作
用部と第2弾性作用部との間に高弾性部が形成されてい
ることを要旨とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1の本発明により、第2弾
性作用部5c及び第2弾性作用部27は第1弾性作用部
5aの接触時の変形を許容するように形成されているの
で、一方の対向する部材と他方の対向する部材間の振れ
や変形を弾性シ−ル部材5の中間部分に形成された第2
弾性作用部5c、5e、27の弾性変形作用で吸収でき
るから、部材間の軽い回転性能と高い防水性能が得られ
る。
【0010】請求項2の本発明により、第2弾性作用部
5cは薄肉状に形成されて第1弾性作用部5aの接触時
の変形を許容することが出来るので、第1弾性作用部5
aの部材周面に対する接触圧が充分に確保でき、安定し
た防水性能が得られる。
【0011】請求項3の本発明により、第1弾性作用部
5aと第2弾性作用部5cの連結肉厚部5dに金属材等
の高弾性部材28がインサ−ト成形されていると、第1
弾性作用部5aの部材周面に対する接触圧が充分に確保
でき、安定した防水性能が得られる。
【0012】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
ると、図1から図5は第1実施例で魚釣用リ−ルをフロ
ントドラグ方式の魚釣用スピニングリ−ルで述べると、
図1は魚釣用リ−ルのスプ−ルとスプ−ル軸の要部断面
平面図と一部拡大断面平面図、図2はスプ−ルの分解断
面平面図、図3はスプ−ル軸とスプ−ル支持部材の拡大
断面平面図、図4は押圧部材の拡大平面図、図5はクリ
ック係合子の拡大平面図である。
【0013】魚釣用スピニングリ−ルは、図示しないリ
−ル本体に回動不能に支持されて前側に突出されたスプ
−ル軸1の先端にスプ−ル2が取り付けられている。ス
プ−ル軸1は太径部1aの先端側に段部で太径部1aよ
り小径の小径部1bが形成され、先端にネジ部1cが形
成されている。小径部1bには軸方向と直交する透孔1
dが穿設されている。小径部1b外周には筒状のスプ−
ル支持部材3と軸受10と筒状のスプ−ル支持部材3′
が嵌合されている。
【0014】スプ−ル2は、内側軸筒部2aと、内側軸
筒部2aより大径の筒部2bと、内側軸筒部2aの前側
の凹部からなる制動部材Aの開口収容部2cと、開口収
容部2cの周面に形成された複数条の軸方向の縦溝2d
と、開口収容部2cより前側の凹部からなる開口部2e
と、開口部2eの周面に形成されたネジ部2fと、大径
の筒部2b内周に形成されたクリック凹凸歯2gと、釣
糸が巻回される外周の釣糸巻回胴部2hと、前側の鍔部
2iと、後側の大径の筒部2jとで形成されている。
【0015】凹部からなる制動部材Aの開口収容部2c
には制動部材Aの摩擦板11と制動板12と摩擦板11
と制動板13と摩擦板11と制動板12と摩擦板11が
収容され、凹部からなる開口部2eにはOリングからな
る弾性シ−ル部材14とクリック機構Bの皿状のラチェ
ットリング15と皿状のクリック係合子ホルダ−からな
る押圧部材16が収容される。前側の鍔部2iの前側に
は段部2kが形成されて硬質のリング状の鍔部17が段
部2kに嵌められるように鍔部2iに重ねられてナット
部材18で取り付けられている。
【0016】スプ−ル支持部材3は筒部3aの後端に2
段の鍔部3b、3cが形成され、鍔部3cの前側に周溝
3dが、内側に逃げ凹部3eが形成されている。鍔部3
cの前側の筒部3a外周に摩擦板19が嵌合されてい
る。スプ−ル支持部材3′は筒部3fに軸方向と直交す
る透孔3gが穿設されている。筒部3fの後端内側に逃
げ凹部3hが形成されている。透孔3gと透孔1dには
係合ピン20が挿脱自在に挿入される。スプ−ル支持部
材3の筒部3aの周溝3dにOリングからなる弾性シ−
ル部材21が嵌合されている。
【0017】スプ−ル支持部材3′の筒部3fの外周に
は軸受22が嵌合されている。軸受10と軸受22の外
周にはスプ−ル2の内側軸筒部2aが嵌合され、スプ−
ル2の内側軸筒部2aより前側の筒部3f外周には制動
部材Aの摩擦板11と制動板12と摩擦板11と制動板
13と摩擦板11と制動板12と摩擦板11とクリック
機構Bの皿状のラチェットリング15と皿状のクリック
係合子ホルダ−からなる押圧部材16が嵌合されてい
る。制動板12の外周の突起は縦溝2dでスプ−ル2に
回り止めされている。制動板13の中心透孔と皿状のラ
チェットリング15の中心透孔15aはスプ−ル支持部
材3′の筒部3f外周に回り止め嵌合されている。係合
ピン20が挿脱自在に挿入されたスプ−ル軸1の透孔1
dとスプ−ル支持部材3′の透孔3gは、軸受22で閉
塞されている。皿状のラチェットリング15は底面中心
に中心透孔15aが、外周壁15bの内周にクリック凹
凸歯15cが形成されている。
【0018】皿状のクリック係合子ホルダ−からなる押
圧部材16は図1から図3のように、内側の底面16a
と、底面16aの外側の押圧面16bと、底面16aの
中心透孔16cと、外周壁16dと、外周壁16dに穿
設された透孔16e、16fと回り止め用切欠き16
g、16gとで形成されている。クリック係合子ホルダ
−からなる押圧部材16の中にはクリック係合子23が
取り付けられている。クリック係合子23は図4のよう
に円弧部23aと、円弧部23aが開放された係止部2
3b、23bと、並行な摺動案内部分23c、23cと
山形傾斜部分23dで形成されている。
【0019】クリック係合子ホルダ−からなる押圧部材
16の外周壁16d内にクリック係合子23が挿入され
て透孔16eの中に摺動案内部分23c、23cと山形
傾斜部分23dが挿入され、透孔16f内の両縁に係止
部23b、23bが係止される。山形傾斜部分23dは
皿状のラチェットリング15の外周壁15bの内周に形
成されたクリック凹凸歯15cに係合される。クリック
係合子ホルダ−からなる押圧部材16はドラク調整部材
4に取り付けられ、ドラク調整部材4とクリック係合子
ホルダ−からなる押圧部材16の間に環状弾性シ−ル部
材5が挾み込まれている。ドラク調整部材4はドラク調
整部材4の内側に回り止め嵌合されたナット体24のナ
ット部24aがスプ−ル軸1の先端のネジ部1cに螺合
されることでスプ−ル軸1に取り付けられている。
【0020】ナット部材18は筒部18aと、鍔部18
bと、筒部18a外周のネジ部18cと、鍔部18bの
内側の凹部からなる開口部18dで形成されている。ネ
ジ部18cはスプ−ル2のネジ部2fに螺合されると共
に筒部18aの先端でOリングからなる弾性シ−ル部材
14が押圧される。ドラク調整部材4とクリック係合子
ホルダ−からなる押圧部材16の間に挾み込まれた環状
弾性シ−ル部材5は、ナット部材18の開口部18dの
縁部内周面に摺接されている。
【0021】環状弾性シ−ル部材5は硬質ゴム等で鈎状
の第1弾性作用部5aと、装着部5bと、第1弾性作用
部5aと装着部5bとの間の第2弾性作用部5cと、第
1弾性作用部5aと第2弾性作用部5cとの間の連結肉
厚部5dとで形成されている。第1弾性作用部5aの先
端は一方の対向する部材のナット部材18の開口部18
dの縁部内周面に摺接され、装着部5bは他方の対向す
る部材のドラク調整部材4とクリック係合子ホルダ−か
らなる押圧部材16の間にワッシャ25を挾んで挾み込
まれ、第2弾性作用部5cは第1弾性作用部5aの接触
時の変形を許容するように薄肉状に形成されている。連
結肉厚部5dは第1弾性作用部5aの接触弾性圧を確保
するように構成されている。
【0022】ドラク調整部材4の表面にはツマミ操作部
4aが、裏面には筒部4bと数条の腕部4cが形成され
て腕部4cの先端に鈎部4dが形成されている。鈎部4
dはクリック係合子ホルダ−からなる押圧部材16の透
孔16e、16fに係止されてドラク調整部材4と環状
弾性シ−ル部材5とクリック係合子ホルダ−からなる押
圧部材16が一体化されている。筒部4bの内面には回
り止め面4eが形成されてナット体24に形成された回
り止め面24bが係合される。ナット体24と皿状のク
リック係合子ホルダ−からなる押圧部材16の底面16
aの間には発条26が挿入されている。
【0023】スプ−ル支持部材3の鍔部3cの外周には
皿状のクリック係合子ホルダ−からなる押圧部材16と
略同形の皿状のクリック係合子ホルダ−16′の中心透
孔16hが回り止め嵌合され、皿状のクリック係合子ホ
ルダ−16′の中にはクリック係合子23と略同形のク
リック係合子23′が取り付けられている。クリック係
合子23′の山形傾斜部分23dはスプ−ル2のクリッ
ク凹凸歯2gに係合される。
【0024】スプ−ル軸1の先端にスプ−ル2と、制動
部材Aと、ドラク調整部材4と一体化されたクリック機
構Bとが組み込まれる時は、スプ−ル軸1の小径部1b
外周に筒状のスプ−ル支持部材3と軸受10と筒状のス
プ−ル支持部材3′が嵌合されて透孔3dと透孔1dに
係合ピン20が挿入されると共にスプ−ル支持部材3′
の筒部3fの外周に軸受22が嵌合される。次にスプ−
ル支持部材3′の筒部3fの外周に制動部材Aと、ドラ
ク調整部材4と一体化されたクリック機構Bが嵌合され
てスプ−ル軸1の先端のネジ部1cにドラク調整部材4
の内側のナット体24のナット部24aが螺合される。
【0025】前記のように環状弾性シ−ル部材5の第1
弾性作用部5aの先端は一方の対向する部材のナット部
材18の開口部18dの縁部内周面に摺接され、装着部
5bは他方の対向する部材のドラク調整部材4とクリッ
ク係合子ホルダ−からなる押圧部材16の間に挾み込ま
れ、第2弾性作用部5cは第1弾性作用部5aの接触時
の変形を許容するように薄肉状に形成されているので、
一方の対向する部材と他方の対向する部材間の振れや変
形を弾性シ−ル部材5の中間部分に形成された第2弾性
作用部5cの弾性変形作用で吸収できる。第2弾性作用
部5cが薄肉状に形成されて接触時の変形を許容するよ
う構成されているので、第1弾性作用部5aの部材周面
に対する接触圧が充分に確保できる。
【0026】前記のように魚釣用リ−ルが構成される
と、第2弾性作用部5cは第1弾性作用部5aの接触時
の変形を許容するように薄肉状に形成されているので、
一方の対向する部材と他方の対向する部材間の振れや変
形を弾性シ−ル部材5の中間部分に形成された第2弾性
作用部5cの弾性変形作用で吸収できるから、部材間の
軽い回転性能と高い防水性能が得られる。
【0027】図6は第2実施例で魚釣用リ−ルをフロン
トドラグ方式の魚釣用スピニングリ−ルで述べると、図
6は魚釣用リ−ルのスプ−ルとスプ−ル軸の要部断面平
面図と一部拡大断面平面図である。
【0028】第2実施例では、環状弾性シ−ル部材5は
鈎状の第1弾性作用部5aと、装着部5bと、第1弾性
作用部5aと装着部5bとの間の第2弾性作用部5e
と、第1弾性作用部5aと第2弾性作用部5eとの間の
連結肉厚部5dとで形成されている。第1弾性作用部5
aの先端は一方の対向する部材のナット部材18の開口
部18dの縁部内周面に摺接され、装着部5bは他方の
対向する部材のドラク調整部材4とクリック係合子ホル
ダ−からなる押圧部材16の間にワッシャ25を挾んで
挾み込まれ、第2弾性作用部5eは第1弾性作用部5a
の接触時の変形を許容するようにジャバラ状に形成され
ている。他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0029】図7は第3実施例で魚釣用リ−ルをフロン
トドラグ方式の魚釣用スピニングリ−ルで述べると、図
7は魚釣用リ−ルのスプ−ルとスプ−ル軸の要部断面平
面図と一部拡大断面平面図である。
【0030】第3実施例では、環状弾性シ−ル部材5は
鈎状の第1弾性作用部5aと、装着部5bと、第1弾性
作用部5aと装着部5bとの間に別部材の第2弾性作用
部27とで形成されている。第2弾性作用部27は他の
第1弾性作用部5aや装着部5bより軟質のゴム等の弾
性材で形成されて第1弾性作用部5aと装着部5bに溶
着、接着、インサ−ト成形等で一体的に固定されてい
る。第1弾性作用部5aの先端は一方の対向する部材の
ナット部材18の開口部18dの縁部内周面に摺接さ
れ、装着部5bは他方の対向する部材のドラク調整部材
4とクリック係合子ホルダ−からなる押圧部材16の間
にワッシャ25を挾んで挾み込まれ、第2弾性作用部2
7は第1弾性作用部5aの接触時の変形を許容するよう
に構成されている。他の構成は前記第1実施例と略同一
である。
【0031】図8は第4実施例で魚釣用リ−ルをフロン
トドラグ方式の魚釣用スピニングリ−ルで述べると、図
8は魚釣用リ−ルのスプ−ルとスプ−ル軸の要部断面平
面図と一部拡大断面平面図である。
【0032】第4実施例では、環状弾性シ−ル部材5は
硬質ゴム等で鈎状の第1弾性作用部5aと、装着部5b
と、第1弾性作用部5aと装着部5bとの間の薄肉状の
第2弾性作用部5cとで形成され、第1弾性作用部5a
と第2弾性作用部5cの間の連結肉厚部5dに金属材等
の高弾性部材28がインサ−ト成形されている。第1弾
性作用部5aの先端は一方の対向する部材のナット部材
18の開口部18dの縁部内周面に摺接され、装着部5
bは他方の対向する部材のドラク調整部材4とクリック
係合子ホルダ−からなる押圧部材16の間にワッシャ2
5を挾んで挾み込まれ、第2弾性作用部5cは第1弾性
作用部5aの接触時の変形を許容するように形成されて
いる。他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0033】第4実施例のように第1弾性作用部5aと
第2弾性作用部5cの連結肉厚部5dに金属材等の高弾
性部材28がインサ−ト成形されていると、第1弾性作
用部5aの部材周面に対する接触圧が充分に確保でき、
安定した防水性能が得られる。
【0034】図9から図11は第5実施例で魚釣用リ−
ルをリアドラグ方式の魚釣用スピニングリ−ルで述べる
と、図9は魚釣用スピニングリ−ルの断面側面図、図1
0はリア側リ−ル本体とドラグ調整部材の拡大断面側面
図、図11は制動メタル部材の側面図である。
【0035】魚釣用スピニングリ−ルで、リ−ル本体6
の前部には軸受29で回転軸筒30が回転自在に軸受さ
れると共に前側に突出されている。軸受29より前側の
回転軸筒30の外周に逆転防止爪車31とロ−タ32が
回り止め嵌合されてナット33で固定されている。回転
軸筒30の基端は軸受部6aで回転自在に軸承され、基
端の前側に一体的に形成されたピニオン30aに駆動歯
車34が噛合されてロ−タ32はハンドル35の回転に
連動して回転されるように支持されている。リ−ル本体
6内の両側壁に駆動歯車34の回転軸34aが図示しな
い軸受で軸支され、回転軸34aの中心多角形孔にハン
ドル35が固定されたハンドル軸36が左右交換自在に
挿入嵌合されている。
【0036】回転軸筒30の中心孔には先端にスプ−ル
2′が取り付けられたスプ−ル軸1の太径部1aが前後
往復動可能に摺動自在に挿入され、スプ−ル軸1の後側
部1e外周に摺動子37が係止板38で取り付けられて
いる。リ−ル本体6内の回転軸筒30のピニオン30a
より前側に連動歯車39が回転軸筒30に回り止め嵌合
されている。リ−ル本体6内にはスプ−ル軸1と平行に
摺動機構のトラバ−スカム軸40が軸受部6aとリ−ル
本体6の後側に穿設された軸穴6bに挿入されて支承さ
れている。トラバ−スカム軸40の先端には小歯車41
が回り止め嵌合されて小歯車41は前記連動歯車39に
噛合されている。トラバ−スカム軸40には摺動子37
が嵌合されて摺動子37に設けた係合子42の爪がトラ
バ−スカム溝に係合されている。
【0037】逆転防止爪車31には逆転防止爪43が係
脱自在に臨まされている。リ−ル本体6に回動自在に取
り付けられた操作杆44の前側に逆転防止カム45が取
り付けられ、リ−ル本体6の後側外部に突出した操作杆
44に操作ツマミ46が取り付けられている。
【0038】スプ−ル軸1の太径部1aには段部1fで
先端小径部1gと、その外周に回り止め部1hと、周溝
1iと、傾斜面1jで台形部1kが、後側部1eには延
長部1mと回り止め部1nが形成されている。スプ−ル
2′は釣糸巻回胴部2hと前側鍔部2iと後側の大径の
筒部2jと、前側の凹部2mと中心貫通孔2nと、凹部
2mの雌ネジ2oと筒部2j内の背面2pとで形成され
ている。スプ−ル軸1の小径部1gはスプ−ル2′の中
心貫通孔2nに嵌合固定された軸受スリ−ブ47に回動
自在に嵌合されて周溝1iと発条48で抜け止めされ、
発条48は2本の平行の折曲部と円周部がクリップ状に
一体に形成されている。更に小径部1gにラチェット歯
車49とワッシャ−50が嵌合されて段部1fとスプ−
ル2′の背面2pで挟まれている。
【0039】前側の凹部2mには発条48が周方向に遊
動可能に挿入されると共にワッシャ−51が挿入され、
凹部2mの雌ネジ2oにキャップ52の雄ネジが螺合さ
れている。キャップ52の筒孔52a内には押ボタン5
3が前後に進退自在に嵌合され、キャップ52の筒孔5
2a内一側には数条の軸方向の溝からなる係止部52b
が形成されている。押ボタン53は外周筒部53aが筒
孔52a内に嵌合され、筒部53aに係合部53bが突
出形成されて係止部52bに係合されている。押ボタン
53の後部には円筒部53cが突出形成され、円筒部5
3cの上下に傾斜面53d、53dで尖頭部53eが形
成されている。尖頭部53eの先端は前記発条48の2
本の平行の折曲部の間隔より狭く形成されている。
【0040】ロ−タ32は筒部32aで回転軸筒30に
取り付けられ、筒部32aと前壁32bと大径の筒部3
2cと大径の筒部32cの基部32d、32eの外周か
ら前方に向けて突出された一対の支持腕32f、32g
とで形成されている。一対のベ−ル支持腕32f、32
gの先端部外側に一方のベ−ル支持部材54と他方のベ
−ル支持部材55がビスで釣糸巻取位置と釣糸放出位置
に反転自在に軸承されている。
【0041】リ−ル本体6の後側壁6cから後方に向け
て筒部6d、6eが突出されている。筒部6dの外側に
凹部の内周で構成される防水用摺接部6fが形成されて
いる。後側壁6cには透孔6gが穿設されて制動メタル
部材7の一端が嵌合されている。筒部6d内には軸線方
向に2条の溝部6hが形成されると共にネジ部6iが形
成されている。筒部6dの開口端側には軸線方向と直交
する貫通孔6jが形成されている。
【0042】制動メタル部材7の中心には回り止め貫通
孔7aが穿設され、外周部7bに鍔部7cと、鍔部7c
より後側に回り止め部7dとが形成されている。スプ−
ル軸1は後側部1eから更に後方に延長部1mが形成さ
れて延長部1m外周に回り止め部1nが形成され、延長
部1mは回り止め貫通孔7aに前後に移動自在に嵌合さ
れている。鍔部7cより前側の外周部7bに制動部材A
の摩擦板11が密着嵌合され、鍔部7cより後側の外周
部7bに摩擦板11と制動板12、13が嵌合され、回
り止め部7dに制動板13が回り止めされている。制動
板12の外周に形成された凸部が2条の溝部6hに係合
されて回り止めされている。後側の制動板12には押圧
リング56と発条26が当てられ、押圧リング56と発
条26にネジ部6iに螺合された押圧部材8が当てられ
ている。
【0043】押圧部材8は外周にネジ部8aが形成され
た大径筒部8bと、外側と内側の段部8c、8dで中径
の筒部8eと、筒部8e内周のネジ部8fと、筒部8e
後側に段部で小径部8gと、この段部位置に係合凸部8
hと、筒部8e後端に段部でOリング57の保持部8i
とで形成されている。係合凸部8hは円周上に後側に向
けて複数の突起状に形成されている。小径部8gの外周
にはドラグ調整部材4′の内側筒部4fが嵌合されてい
る。
【0044】ドラグ調整部材4′は内側筒部4fと、内
側筒部4fの先端に形成された係合凹部4gと、内側筒
部4fに連結された外側筒部4hと、外側筒部4hの内
周に形成されたクリック歯部4iと、外側筒部4hの前
側先端外周に形成された係合凹部4jとで形成されてい
る。係合凹部4gは係合凸部8hに係合されている。O
リング57はネジ部8fに螺合されたネジ栓58の鍔部
58aで押圧されると共に筒部6d内が防水されてい
る。
【0045】ネジ栓58は鍔部58aと、筒部58b
と、筒部58bの外周のネジ部58cとで形成されてい
る。貫通孔6jにはクリック発条59が挿入されて爪部
59aはクリック歯部4iに係合されている。ドラグ調
整部材4′の係合凹部4jには環状弾性シ−ル部材5の
装着部が嵌合されている。環状弾性シ−ル部材5は硬質
ゴム等で鈎状の第1弾性作用部5aと、装着部5fと、
第1弾性作用部5aと装着部5fとの間の薄肉状の第2
弾性作用部5cと、第1弾性作用部5aと第2弾性作用
部5cとの間の連結肉厚部5dとで形成されている。第
1弾性作用部5aの先端は一方の対向する部材のリ−ル
本体6の防水用摺接部6fに摺接され、装着部5fは他
方の対向する部材のドラグ調整部材4′の係合凹部4j
に嵌合されている。第2弾性作用部5cは第1弾性作用
部5aの接触時の変形を許容するように形成されてい
る。
【0046】第5実施例でドラグ制動力が調節される時
は、ドラグ調整部材4′が回動されると、押圧部材8が
軸方向に前進後されて前進された時に、制動部材Aの摩
擦板11と鍔部7cと摩擦板11と制動板12、13と
押圧リング56とコイル状の発条26が押圧されて制動
力が増大調節される。更にドラグ調整部材4′が回動さ
れると、環状弾性シ−ル部材5の第1弾性作用部5aは
弾性変形可能な第2弾性作用部5cで変形が許容されて
防水用摺接部6fに摺接されて前進後退され、ドラグ調
整部材4′の中に水の浸入が防止される。スプ−ル2′
がスプ−ル軸1から外される時は、押ボタン53が押し
込まれて尖頭部53eの前側の傾斜面53d、53dで
発条48が押し広げられて離脱可能になる。
【0047】図12、図13は第6実施例で魚釣用リ−
ルを両軸受型電動リ−ルで述べると、図12は電動リ−
ルの断面背面図、図13はハンドル側の電動リ−ルの拡
大断面背面図と要部断面背面図である。
【0048】電動リ−ルはリ−ル本体Cが側枠6′の左
右両側枠6k、6mと図示しない支柱と指載せ板とリ−
ル脚60の固定板6nが一体に、かつ左右両側枠6k、
6mが平行に保持されて左右両側枠6k、6mの外側に
は夫々リ−ル本体Cの側板61、9が取り付けられてい
る。側板61、9の夫々内側の両側枠6k、6m間には
スプ−ル2″が回転可能に支持されてスプ−ル2″の釣
糸巻回部2qの胴部内2rに電動モ−タ62が設けら
れ、スプ−ル2″は電動モ−タ62と側板9の外側に設
けたハンドル63で回転される。スプ−ル2″の上部前
方の領域の左右両側枠6k、6m上には制御回路と電動
モ−タ62のモ−タ制御手段等が収容された制御ボック
ス64が載せられて取り付けられている。
【0049】制御ボックス64上には左側枠6kの右側
に設けられた糸長測定装置Dで計測された糸長やその他
の表示を行う液晶の表示部65と各種機能スイッチの操
作釦が設けられている。電動リ−ルは左側枠6kの中心
孔6oに固定部材66の軸部66aが挿入されて雄ネジ
66bにナット67が螺合されて側枠6kに固定部材6
6が固定されている。固定部材66には電動モ−タ62
のモ−タ本体の一側が固定され、固定部材66の外周に
はボ−ルベアリング68を介して回転盤状支持部69の
軸受部が回転自在に支持されている。スプ−ル2″の一
側フランジ部2sには回転盤状支持部69がビス70で
固定されている。側板9内の側枠6mには回転盤状内側
板71が固定され、内側板71にボ−ルベアリング72
を介して回転盤73が回転自在に保持され、回転盤73
にスプ−ル2″の他側フランジ部2tがビス74で固定
されている。
【0050】従ってスプ−ル2″は一側に固定された回
転盤状支持部69と、他側に固定された回転盤73とが
ボ−ルベアリング68、72を介して固定部材66と回
転盤状内側板71に夫々回転自在に保持され、固定部材
66と内側板71は左側枠6kと右側枠6mに固定され
ている。スプ−ル2″の他側の空胴部内には遊星歯車に
よる駆動機構Eが収容され、電動モ−タ62の他側から
突出された回転軸75にはピニオン76が固定されて駆
動機構Eの歯車に噛合されている。駆動機構Eの出力は
前記回転盤73の中心に嵌合された回転体77に伝達さ
れ、回転体77の一側中心にはメタル軸受78が固定さ
れ、メタル軸受78と回転体77の中心孔に夫々回転軸
75と側板9に固定された支持軸79が嵌合されてい
る。支持軸79の外周には駆動ピニオン80が嵌合さ
れ、駆動ピニオン80と回転体77に形成されたクラッ
チ部が係脱自在に組み合わされてクラッチ操作体81の
操作レバ−で係脱操作がなされる。
【0051】側板9の上側に透孔9aが形成されてクラ
ッチ操作体81が回動自在に嵌合されている。クラッチ
操作体81は回動部81aと側板9の透孔9aから外側
に突出した回動部81aに操作レバ−81bが一体的に
取り付けられている。側板9内の回動部81aにはピン
81cが固定されてピン81cはクラッチ作動板82の
長孔の係合部82aに挿入されている。駆動ピニオン8
0には駆動歯車83が噛合されて駆動歯車83は制動部
材Aを介してハンドル軸84に摩擦結合されるように構
成され、ハンドル軸84は回転盤状内側板71と側板9
に回転自在に支持されて側板9から突出されたハンドル
軸84にハンドル63が取り付けられている。
【0052】駆動歯車83はハンドル軸84に回動自在
にかつ軸方向に移動可能に嵌合されると共に、駆動歯車
83の凹部内に収容された摩擦板11と制動板12、1
3で摩擦結合されている。ハンドル軸84の一端は右側
枠6mの円盤状内側板71の透孔71aにメタル軸受8
5を介して取り付けられ、ハンドル軸84の他端は側板
9の透孔9bに嵌合された軸受86を介して軸承されて
いる。ハンドル軸84には爪車87と制動板12と押圧
体88が回り止め嵌合され、駆動歯車83と摩擦板11
と制動板13と発条89、90が回動自在に嵌合されて
いる。制動板12は駆動歯車83内に回り止め嵌合され
ている。ハンドル軸84にはネジ部が形成されてナット
91が螺合され、ナット91外周にドラグ制動調整ツマ
ミ92が回り止め嵌合されている。ドラグ制動調整ツマ
ミ92には側板9側に向けて筒部92aが形成され、筒
部92aの内周は防水用摺接部92bに形成されてい
る。
【0053】側板9の透孔9bより外側に突出した筒部
9cの外側外周には係合凹部9dが形成されて係合凹部
9dに環状弾性シ−ル部材5の装着部が嵌合されてい
る。環状弾性シ−ル部材5は硬質ゴム等で鈎状の第1弾
性作用部5aと、装着部5fと、第1弾性作用部5aと
装着部5fとの間の薄肉状の第2弾性作用部5cと、第
1弾性作用部5aと第2弾性作用部5cとの間の連結肉
厚部5dとで形成されている。第1弾性作用部5aの先
端は一方の対向する部材のドラグ制動調整ツマミ92の
防水用摺接部92bに摺接され、装着部5fは他方の対
向する部材の側板9の係合凹部9dに嵌合されている。
第2弾性作用部5cは第1弾性作用部5aの接触時の変
形を許容するように形成されている。
【0054】第6実施例でドラグ制動力が調節される時
は、ドラグ制動調整ツマミ92が回動されると、ナット
91が軸方向に前進後されて前進された時に、発条8
9、90と押圧体88と制動部材Aの摩擦板11と制動
板12、13が駆動歯車83方向に押圧されて制動力が
増大調節される。更にドラグ制動調整ツマミ92が回動
されると、環状弾性シ−ル部材5の第1弾性作用部5a
は弾性変形可能な第2弾性作用部5cで変形が許容され
て防水用摺接部92bに摺接されて前進後退され、側板
9内の駆動歯車83の中に水の浸入が防止される。
【0055】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0056】請求項1により、第2弾性作用部は第1弾
性作用部の接触時の変形を許容するように形成されてい
るので、一方の対向する部材と他方の対向する部材間の
振れや変形を弾性シ−ル部材の中間部分に形成された第
2弾性作用部の弾性変形作用で吸収できるから、部材間
の軽い回転性能と高い防水性能が得られる。
【0057】請求項2により、第2弾性作用部は薄肉状
に形成されて第1弾性作用部の接触時の変形を許容する
ことが出来るので、第1弾性作用部の部材周面に対する
接触圧が充分に確保でき、安定した防水性能が得られ
る。
【0058】請求項3により、第1弾性作用部と第2弾
性作用部の連結肉厚部に金属材等の高弾性部材がインサ
−ト成形されていると、第1弾性作用部の部材周面に対
する接触圧が充分に確保でき、安定した防水性能が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例はフロントドラグ方式の魚釣用スピ
ニングリ−ルで、スプ−ルとスプ−ル軸の要部断面平面
図と一部拡大断面平面図である。
【図2】同スプ−ルの分解断面平面図である。
【図3】同スプ−ル軸とスプ−ル支持部材の拡大断面平
面図である。
【図4】同押圧部材の拡大平面図である。
【図5】同クリック係合子の拡大平面図である。
【図6】第2実施例はフロントドラグ方式の魚釣用スピ
ニングリ−ルで、スプ−ルとスプ−ル軸の要部断面平面
図と一部拡大断面平面図である。
【図7】第3実施例はフロントドラグ方式の魚釣用スピ
ニングリ−ルで、スプ−ルとスプ−ル軸の要部断面平面
図と一部拡大断面平面図である。
【図8】第4実施例はフロントドラグ方式の魚釣用スピ
ニングリ−ルで、スプ−ルとスプ−ル軸の要部断面平面
図と一部拡大断面平面図である。
【図9】第5実施例はリアドラグ方式の魚釣用スピニン
グリ−ルで、魚釣用スピニングリ−ルの断面側面図であ
る。
【図10】同リア側リ−ル本体とドラグ調整部材の拡大
断面側面図である。
【図11】同制動メタル部材の側面図である。
【図12】第6実施例は両軸受型電動リ−ルで、電動リ
−ルの断面背面図である。
【図13】同ハンドル側の電動リ−ルの拡大断面背面図
と要部断面背面図である。
【符号の説明】
5 弾性シ−ル部材 5a 第1弾性作用部 5b、、5f 装着部 5c、5e、27 第2弾性作用部 6、6f、18、18d、92、92b 一方の対向す
る部材(ナット部材の開口部、リ−ル本体の防水用摺接
部、ドラグ制動調整ツマミの防水用摺接部) 4、4′、4j、9、9d、16 他方の対向する部材
(ドラク調整部材、クリック係合子ホルダ−からなる押
圧部材、ドラグ調整部材の係合凹部、側板の係合凹部) 28 高弾性部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リ−ルの対向する部材間に液体の浸入を防
    止する弾性シ−ル部材が介在されている魚釣用リ−ルに
    おいて、前記弾性シ−ル部材は、一方の対向する部材の
    周面に接触する第1弾性作用部と、該第1弾性作用部と
    他方の対向する部材に装着される装着部との間に接触時
    の変形を許容する第2弾性作用部とで形成されているこ
    とを特徴とする魚釣用リ−ル。
  2. 【請求項2】前記第2弾性作用部が、薄肉状に形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の魚釣用リ−ル。
  3. 【請求項3】前記第1弾性作用部と第2弾性作用部との
    間に高弾性部が形成されていることを特徴とする請求項
    1又は2記載の魚釣用リ−ル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100884718B1 (ko) * 2001-01-24 2009-02-20 가부시키가이샤 시마노 낚시용 릴의 밀봉 구조
KR20200095150A (ko) * 2019-01-31 2020-08-10 주식회사 바낙스 텐션 조정노브 이탈방지구가 구비된 베이트 캐스트 릴

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KR102235633B1 (ko) 2019-01-31 2021-04-05 주식회사 바낙스 텐션 조정노브 이탈방지구가 구비된 베이트 캐스트 릴
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