JP2002064919A - ジャンクションボックスのヒューズ回路構造 - Google Patents

ジャンクションボックスのヒューズ回路構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャンクションボックスにかかる仕様変更の
対応性を向上する。 【解決手段】 モジュール化するジャンクションボック
ス10のヒューズモジュール14で、ヒューズ用バスバ
ー20A、20Bを絶縁板22を介して、上下に積層
し、下層のヒューズ用バスバー20Aを正極側となる電
源回路用にすると共に、上層のヒューズ用バスバー20
Bを負極側となる負荷回路用として、各層の極性を統一
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はジャンクションボッ
クスのヒューズ回路構造に関し、詳しくは、モジュール
化するジャンクションボックスにおいて、ヒューズモジ
ュールの回路変更等に対する適応性を高めるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近時、自動車等に搭載される電装品の急
増に伴い、自動車用電気接続箱、特に、ジャンクション
ボックスの内部に収容される回路が増大し、高密度で分
岐回路等も形成されるため、部品点数が非常に多くな
り、組立工数も増加している。
【0003】自動車用電気接続箱のうち、図6に示すジ
ャンクションボックス1では、アッパーケース2とロア
ケース3の間に絶縁板4A〜4Eを介在させてバスバー
5A〜5Dを積層配置している。上記アッパーケース2
にはコネクタ収容部2a、リレー収容部2b、ヒューズ
収容部2cを設け、これら収容部にコネクタ6、リレー
7、ヒューズ8を装着して、これらの端子と上記バスバ
ーから突設した端子やタブとを、直接あるいは中継端子
を介して接続させている。また、ロアケース3にもコネ
クタ収容部3aを設けて、バスバーの端子5aを突出し
てコネクタと接続している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ジャンクションボ
ックス1では、回路数の増大に応じてバスバーの面積お
よび積層数が増加し、ジャンクションボックスが大型化
する問題がある。また、アッパーケースとロアケースの
両方にコネクタ収容部、リレー収容部、ヒューズ収容部
を設けて、ジャンクションボックスの上下両面にコネク
タ、リレー、ヒューズと内部回路とを接続させる構成と
した場合、アッパーケースあるいはロアケースの一方側
にのみ設けた場合と比較して、ジャンクションボックス
の面積の増大を抑制することはできる。
【0005】しかしながら、上下対向位置にコネクタ収
容部とリレー収容部あるいはヒューズ収容部を設ける
と、バスバーより屈折する端子等が重なり展開できない
ために、他層のバスバーに端子を設ける必要があり、バ
スバーの層数が増加する原因となる。このように、バス
バーの層数が増加すると、ジャンクションボックスの高
さが大となり、ジャンクションボックスが大型化する。
【0006】さらに、ジャンクションボックス内のバス
バーにコネクタ、ヒューズおよびリレーに接続する構成
としているため、ヒューズ、リレーと内部回路との接続
が変わる仕様変更が生じた場合に、内部回路の全体を変
更しなければならず、回路変更に容易に対応出来ない。
【0007】上記のような事情に対し、コネクタ、リレ
ー、ヒューズとそれぞれ接続させるバスバーを領域的に
分離して配置すると、バスバーに設ける端子の重なりに
よりバスバーの積層数が増加することに対処できる。か
つ、コネクタ接続回路部、リレー接続回路部、ヒューズ
接続回路部も夫々モジュール化しておくと、異なる車種
やグレードでも共用化できる場合が多く、回路変更等に
対しても、各モジュール単位で対応を図ることができ、
回路に変更に対する柔軟性が備わる。
【0008】例えば、図7に示すような、ヒューズモジ
ュールにおいては、ヒューズ用バスバー9A、9Bを、
絶縁板Zを介して積層配置して回路体を構成できる。こ
のようにヒューズモジュールを構成する際、従来の回路
に対する設計思想では、同一層のヒューズ用バスバーに
正極となる電源回路と負極となる負荷回路を区別する思
想はなく、混在して設けられている。
【0009】一般に、電源回路は、仕様変更されること
は殆ど生じ得ないが、負荷回路は、接続される機器部品
の変更等により、ヒューズ回路においても仕様変更が生
じ得る。よって、同一層に電源回路と負荷回路を混在さ
せると、負荷回路を変更しようとすれば、変更の必要の
ない同一層の電源回路部分まで影響を及ぼし変更範囲が
拡大する。即ち、折角、ジャンクションボックスのモジ
ュール化を図り、回路変更等に柔軟に対応できるように
しているのに、ヒューズモジュール自体では、回路変更
に柔軟に対応できない問題がある。
【0010】また、図8(A)(B)は、図7における
各層のヒューズ用バスバーのタブを立設させる前の状態
を示しているが、図8(A)の上層となるヒューズ用バ
スバー9Bでは、バスバー部分9B−1等において、回
路パターンが不規則になりがちで、バスバー打抜用の金
型製作にも手間とコストがかかる問題がある。
【0011】また、図8(B)の下層のヒューズ用バス
バー9Aにおいて、電源回路用のバスバー部分9B−2
と負荷回路用のバスバー部分9A−1が狭い間隔で隣接
する箇所S1、S2が存在し、このような箇所S1、S
2においては、正極となるバスバー9B−2から負極の
バスバー9A−1へ電気がリークするおそれが生じ、回
路の信頼性を確保するのが困難である。
【0012】本発明は、上記した問題に鑑みてなされた
ものであり、ジャンクションボックス内の回路を、コネ
クタ接続回路、リレー接続回路、ヒューズ接続回路を夫
々モジュール化することによりジャンクションボックス
内に収容するバスバーの積層数増加を抑制して、ジャン
クションボックスの薄型化を図り、かつ、回路変更にも
容易に対応できるようにすることを課題としている。ま
た、ヒューズモジュールにおいて、回路変更にも柔軟に
対応できると共に、回路の信頼性を確保することも課題
としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ジャンクションボックスのアッパーケー
スとロアケース内に収容するコネクタ接続回路部、ヒュ
ーズ接続回路部、リレー接続回路部を分割して、コネク
タモジュール、ヒューズモジュール、リレーモジュール
として別個に設け、上記各モジュールの樹脂絶縁板上の
バスバーの端部を樹脂の端部より突出させて溶接部と
し、上記コネクタモジュールの溶接部に対しヒューズモ
ジュール、リレーモジュールの溶接部を重ね合わせて溶
接することで各モジュールを接合するものであって、上
記ヒューズモジュールは、ヒューズ用バスバーが絶縁板
を介して上下に積層され、積層される一方の層のヒュー
ズ用バスバーを正極側となる電源回路用にすると共に、
他方の層のヒューズ用バスバーを負極側となる負荷回路
用として、各層の極性を統一する構成としていることを
特徴とするジャンクションボックスのヒューズ回路構造
を提供している。
【0014】このように、ジャンクションボックス内に
収容される内部回路を、コネクタ接続回路部、リレー接
続回路部、ヒューズ接続回路部として分割し、夫々をコ
ネクタモジュール、ヒューズモジュール、リレーモジュ
ールとして別個に設けている。即ち、コネクタ接続用の
回路基板用バスバーと、ヒューズ回路基板用バスバー
と、リレー回路基板用バスバーとを分割して設けてい
る。
【0015】従来は、一つの導電板を打ち抜いて、コネ
クタ接続回路、ヒューズ接続回路、リレー接続回路を設
けると共に、上記各回路にはコネクタ接続用のタブ、ヒ
ューズ接続用のタブ、リレー接続用のタブを設けていた
ため、回路の取り回しが複雑となり、その結果、バスバ
ーの面積が増大すると共に、バスバーが多層化してい
た。
【0016】これに対し、本発明は、コネクタ用のバス
バー、ヒューズ用のバスバー、リレー用のバスバーを分
割して、別個の導電板から打ち抜き、かつ、別の位置に
配置しているので、バスバーの多層化を抑制でき、ま
た、各バスバーの回路取り回しも簡単となるので、バス
バー面積も縮小できる。さらに、このように電気部品別
にモジュール化することにより、各モジュールが電気部
品の専用品となるため、仕様変更等に伴う回路変更等に
対しても、モジュール単位で対応を図れるようになり、
回路変更に対する適応性を高めることができる。
【0017】また、上記のようにモジュール化したヒュ
ーズモジュールにおいて、各層の極性を統一するように
回路を構成すると、負荷回路に変更等が生じても、層が
異なるため電源回路に影響を及ぼすことが無くなり、仕
様変更等に対する対応度を向上させることができる。さ
らに、同一層に負極部分と正極部分が混在しないことに
より、正極と負極が隣接する回路パターンも消滅し、電
気がリークするおそれも解消でき、回路の信頼性も向上
できる。
【0018】さらに、各層の回路のパターンを規則的に
形成しやすくなり、ヒューズの取り付け箇所も規則的に
設けることができ、容量の異なるヒューズの取付箇所の
変更等が生じても容易に対応できる。また、回路パター
ンが規則的になることで、一枚の導電板を打ち抜いてバ
スバーを形成する際の回路面積が増えて、材料の歩留ま
りも向上できる。
【0019】上記ヒューズモジュールに装着されるヒュ
ーズとして、入力端子が1本で出力端子が2本の3本の
端子を有するマルチヒューズと、入力端子と出力端子が
各1本の2本の端子を有するミニヒューズを用い、上記
マルチヒューズとミニヒューズとを領域を区分して取り
付けている。例えば、マルチヒューズは中央部に配置
し、ミニヒューズは両側部に配置し、これらマルチヒュ
ーズ、ミニヒューズとそれぞれ接続するバスバーを対向
位置に配置している。上記のようなヒューズ配置にする
と、種類別にヒューズの取付箇所を区分けすることがで
き、一段と、回路の配策性の効率を図れると共に、回路
密度の向上も図ることができる。
【0020】上記ヒューズ用バスバーは、圧接スロット
を有するタブを突設し、該タブの圧接スロットにヒュー
ズの端子を圧入して接続している。上記のようにバスバ
ーのタブにヒューズの端子を中継端子を介さずに接続で
きる構成とすると、部品点数の削減およびヒューズモジ
ュールの小型化、省スペース化を図ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる
モジュール化されたジャンクションボックス10の分解
状態を示している。ジャンクションボックス10は、ア
ッパーケース12およびロアケース11に収容される内
部回路を、コネクタ接続回路部、ヒューズ接続回路部、
リレー接続回路部として分割し、コネクタモジュール1
3、ヒューズモジュール14、リレーモジュール15と
してモジュール化を図っている。
【0022】アッパーケース12には、長辺方向の一側
部にヒューズ収容部12aを設けており、これら、ヒュ
ーズ収容部12aは両端部分をミニヒューズ用、中央部
分をマルチヒューズ用としている。また、ロアケース1
1には、コネクタ収容部11aを多数突設すると共に、
その長辺方向の一側部に複数のリレー収容部11bも設
けている。
【0023】コネクタモジュール13は、コネクタ接続
用バスバー16を絶縁板17を介して上下方向に積層し
ており、各層のコネクタ接続用バスバー16は、導電板
より打ち抜かれ所要形状の回路部16aを形成してい
る。コネクタ用バスバー16の所要の回路部16aに
は、絶縁板17より突出する溶接部16c、16dを設
けており、溶接部16cは、ヒューズモジュール14に
設けるヒューズ用バスバー20との溶接部であり、溶接
部16d、リレーモジュール15に設けるリレー用バス
バー30との溶接部である。
【0024】即ち、溶接部16cはヒューズ用バスバー
20よりL字形状に側辺より突出する溶接部20aと重
ね合わせて溶接するようにしており、また、溶接部16
dはリレー用バスバー30の溶接部30aと重ね合わせ
て溶接するようにしている。このようにして、コネクタ
用の回路部とヒューズ用およびリレー用の回路部とを導
通接続して、各モジュールが相互に干渉されることなく
配置され、積層数を増加させることなくジャンクション
ボックスに要求される必要な内部回路を形成している。
【0025】ヒューズモジュール14は、ヒューズ用バ
スバー20を上下方向に積層しており、本実施形態で
は、図2に示すように、絶縁板22を介して二層で積層
している。下層に配索されるヒューズ用バスバー20A
は、正極側となる電源回路用に用いており、絶縁板22
を挟んで上層に配索されるヒューズ用バスバー20Bは
負極側となる負荷回路用に用いられている。
【0026】図3(A)(B)は、ヒューズ用バスバー
20A、20Bの各タブ等が折り曲げられる前の状態を
示している。ヒューズ用バスバー20A、20Bは、一
枚の導電板を打抜加工して、所要の回路形状を形成して
いるが、図8(A)(B)に示すような極性が混在して
いる回路形状に比べ、極性が統一されているので、回路
パターンが規則的に形成されており、材料となる導電板
も無駄なく使用されている。
【0027】例えば、図8(B)に示すバスバー部分X
−1、X−2(図中ハッチングで示す)は、同一層に異
なる極性が混在するため、複雑に折れ曲がった形状でか
つ、タブ毎に独立して打ち抜かれる形状となる。これに
対して、本発明では、各層の極性を分別したので、図3
(B)に示すように、バスバー部分X−1、X−2に対
応する箇所は、単純な形状で大きな部分Y−1、Y−2
と統合されており(図中ハッチングで示す)、回路パタ
ーンを規則的に形成でき、導電板の歩留まりの向上にも
貢献している。また、上記のように、極性を区分けした
ため、同一層で正極と負極の回路パターンが隣接する箇
所も存在していない。
【0028】上記バスバー20A、20Bの各タブ20
b、20cは、図2に示すように、先端より圧接スロッ
ト20b−1、20c−1を設けた形状で、該圧接スロ
ットにヒューズの端子を圧入することにより、電気接続
を図っている。このようにタブに圧接スロットを設ける
ことにより、中継端子の介在を無くし、ヒューズモジュ
ールの高さを低くして、小型化を図っている。
【0029】さらに、上記回路パターンは、3本の端子
を有するマルチヒューズが中央部に取り付けるようにす
ると共に、2本の端子を有するミニヒューズを上下の両
端部に取り付けるようにしている。該構成とすることに
より、回路の密度がより高められ、回路パターンを規則
的に形成することにも役立っている。
【0030】なお、上記回路を形成するヒューズ用バス
バー20A、20Bの一方の長辺側の端部からは、多数
の溶接部20aとなる突出片が形成されており、折り曲
げ加工により溶接部20aを形成している。形成された
溶接部20aは、コネクタモジュール13の電源回路用
となる溶接部16cと下層より突出する溶接部20aが
溶接され、コネクタモジュール13の負荷回路用となる
溶接部16cと上層より突出する溶接部20aが溶接さ
れ、ヒューズ回路とコネクタ回路が導通されるようにし
ている。
【0031】図4(A)(B)は、ヒューズ用バスバー
20A、20Bが積層された状態を示しており、絶縁板
22に設けられた貫通孔22aを介して、正極用で下層
のヒューズ用バスバー20Aより突設するタブ20bが
上方へ突出し、負極用で上層のヒューズ用バスバー20
Bより突設するタブ20cと共に、ヒューズを装着でき
るようにしている。
【0032】本実施形態では、装着の対象となるヒュー
ズは、マルチヒューズ25とミニヒューズ26であり、
マルチヒューズ25は、中央の端子25aを入力用とな
る正極との接続に用いており、両側の端子25b、25
cを出力用となる負極との接続に用いている。ミニヒュ
ーズ26は一方の端子26aを正極との接続用とし、他
方の端子26bを負極との接続用にしているが、端子2
6aと端子26bの極性を入れ替えても特に問題は生じ
ない。
【0033】図5(A)は、マルチヒューズ25の装着
状態を示しており、中央の端子25aは、下層の正極の
タブ20bと接続され、両側の端子25b、25cは、
上層の負極のタブ20cと接続されている。また、図5
(B)は、ミニヒューズ26の装着状態を示しており、
一方の端子26aは、下層の正極のタブ20bと接続さ
れ、他方の端子26bは、上層の負極のタブ20cと接
続されている。
【0034】ヒューズモジュール14においては、取り
付けられる機器の変更等に伴い仕様変更が生じた場合で
も、正極側の回路は変更する必要がないため、上層とな
る負極側の回路パターンのみを変更すればよいので、仕
様変更にも容易に対応することができる。しかも、負極
側のヒューズ用バスバー20Bは、殆どが各タブ毎に独
立しているので、必要な部分のみを取り替えるだけで回
路のパターンを変更することができる。
【0035】なお、本発明は、上記実施形態のように二
層のヒューズモジュールに限定されるものではなく、さ
らに多数のものであっても、各層の極性を統一すること
で、同様に構成することができ、例えば、三層の場合で
有れば、上方の二層を負極用に用いると共に下方の一層
を正極用に使用するという構成にしてもよい。また、ミ
ニヒューズとマルチヒューズの装着箇所も上記のような
箇所に限定されるものではなく、別の配置構成としても
よい。
【0036】
【発明の効果】上記した説明より明らかなように、本発
明のジャンクションボックスのヒューズ構成を用いる
と、先ず、コネクタモジュール、ヒューズモジュール、
リレーモジュールと別個に設けているため、各モジュー
ルを相互に干渉しないようにでき、内部回路の積層数を
抑え、ジャンクションボックス自体の薄型化を図ること
ができる。また、各モジュール毎に分割することで、例
えば、リレー関係のみの仕様変更であれば、リレーモジ
ュールだけ変更すれば済み、他のモジュールには影響を
及ぼさないため、迅速且つ安価に仕様変更にも対応でき
る。
【0037】さらに、ヒューズモジュールにおいては、
各層毎に極性を統一することで、負荷機器のみに仕様変
更があれば、負極層の回路パターンのみを変更すればよ
いため、正極層に仕様変更の影響を及ぼすこともなくな
り、ヒューズモジュール自体においても、柔軟に仕様変
更に対応することができる。また、同一層に負極部分と
正極部分が隣接することもないため、リーク等のおそれ
も生じず、回路の安定性も確保できる。さらに、材料の
歩留まりも向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるモジュール化したジャンクシ
ョンボックスの分解斜視図である。
【図2】 ヒューズモジュールの分解斜視図である。
【図3】 (A)は、折り曲げ加工前の上層のバスバー
の回路パターンを示す平面図、(B)は折り曲げ加工前
の下層のバスバーの回路パターンを示す平面図である。
【図4】 (A)は、ヒューズモジュールの断面図、
(B)は斜視図である。
【図5】 (A)は、マルチヒューズの装着状態の断面
図、(B)は、ミニヒューズの装着状態の断面図であ
る。
【図6】 従来のジャンクションボックスの分解斜視図
である。
【図7】 ヒューズモジュールの構成断面図である。
【図8】 (A)(B)は、従来の問題点を示す概略図
である。
【符号の説明】
10 ジャンクションボックス 11 ロアケース 12 アッパーケース 12a ヒューズ収容部 13 コネクタモジュール 14 ヒューズモジュール 15 リレーモジュール 20、20A、20B ヒューズ用バスバー 20b、20c タブ 20b−1、20c−1 圧接スロット 25 マルチヒューズ 26 ミニヒューズ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジャンクションボックスのアッパーケー
    スとロアケース内に収容するコネクタ接続回路部、ヒュ
    ーズ接続回路部、リレー接続回路部を分割して、コネク
    タモジュール、ヒューズモジュール、リレーモジュール
    として別個に設け、 上記各モジュールの樹脂絶縁板上のバスバーの端部を絶
    縁板の端部より突出させて溶接部とし、上記コネクタモ
    ジュールの溶接部に対しヒューズモジュール、リレーモ
    ジュールの溶接部を重ね合わせて溶接することで各モジ
    ュールを接合するものであって、 上記ヒューズモジュールでは、ヒューズ用バスバーが絶
    縁板を介して上下に積層され、積層される一方の層のヒ
    ューズ用バスバーを正極側となる電源回路用にすると共
    に、他方の層のヒューズ用バスバーを負極側となる負荷
    回路用として、各層の極性を統一する構成としているこ
    とを特徴とするジャンクションボックスのヒューズ回路
    構造。
  2. 【請求項2】 上記ヒューズモジュールに装着されるヒ
    ューズとして、入力端子が1本で出力端子が2本の3本
    の端子を有するマルチヒューズと、入力端子と出力端子
    が各1本の2本の端子を有するミニヒューズを用い、 上記マルチヒューズとミニヒューズとを領域を区分して
    取り付けている請求項1に記載のジャンクションボック
    スのヒューズ回路構造。
  3. 【請求項3】 上記ヒューズ用バスバーは、圧接スロッ
    トを有するタブを突設し、該タブの圧接スロットにヒュ
    ーズの端子を圧入して接続している請求項1または請求
    項2に記載のジャンクションボックスのヒューズ回路構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008295154A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Fujikura Ltd 電気接続構造
JP2012228109A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Yazaki Corp 板金部材、バスバ及びこのバスバを備えた電気接続箱

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