JP2002064476A - 同期回路 - Google Patents

同期回路

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JP2002064476A
JP2002064476A JP2000252372A JP2000252372A JP2002064476A JP 2002064476 A JP2002064476 A JP 2002064476A JP 2000252372 A JP2000252372 A JP 2000252372A JP 2000252372 A JP2000252372 A JP 2000252372A JP 2002064476 A JP2002064476 A JP 2002064476A
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Japan
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delay
signal
data signal
data
circuit
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JP2000252372A
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Ryohei Furuya
良平 古屋
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Renesas Micro Systems Co Ltd
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Renesas Micro Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クロック信号に対するデータ信号のセットアッ
プ時間違反、ホールド時間違反を検出し、自動的に違反
を回避することのできる同期回路を提供する。 【解決手段】クロック信号CLKをTclkだけ遅延さ
せた遅延クロック信号CDLYを生成する遅延クロック
生成部4と、入力データ信号DATAの変化を起点とす
る所定の検査対象時間内にクロック信号CLKが立ち上
がったことを検出し検出信号DETを出力する検出信号
生成部2と、DATAをTd1だけ遅延させた信号DA
と、信号DAをさらにTd2だけ遅延させた信号DBと
を生成し、検出信号DETにより選択する遅延データ供
給部3と、遅延クロック信号CDLYの立ち上がりに同
期して選択遅延データ信号DDLYを読み込み同期済デ
ータ信号DOとして出力する同期用F/F5とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同期回路に関し、
特に、クロック信号に対するデータ信号のセットアップ
時間、ホールド時間の違反を自動的に回避することので
きる同期回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、フリップフロップ(以下、F/
Fと略す)においては、安定した動作を確保するため
に、入力データ信号が変化してからF/Fの読み込みの
ためにクロック信号が変化するまでの時間であるセット
アップ時間、および、F/Fの読み込みのためにクロッ
ク信号が変化してから後も入力データを同一レベルに維
持すべき時間であるホールド時間を満たして動作させる
必要がある。しかしながら、LSIのデータ転送速度の
向上に伴い、設計段階での設定値と製造されたLSIで
の実際値とのわずかな差がF/Fの誤動作を引き起こす
など、セットアップ時間、ホールド時間の確保が困難と
なってきている。
【0003】特開平2−130020号公報には、製造
後のLSIに対して、外部からの調整用信号を用いてF
/Fの入力データ信号の適切な遅延量を選択して付加す
ることによりセットアップ時間/ホールド時間違反を解
消する技術が開示されているが、遅延量の選択に際して
は、テストプログラムを実行させてセットアップ/ホー
ルド時間違反による誤動作の発生状況を観察しながら適
切な遅延量を判定しなければならず、繁雑な作業を必要
とする。
【0004】これに対して、データ信号とクロック信号
との位相関係を検査し、クロック信号またはデータ信号
のいずれかの位相を違反が発生しないように変化させる
ことによりセットアップ時間またはホールド時間を自動
的に確保する技術が開示されている。
【0005】図11は、特開平9−102780号公報
に記載された第1の従来例の回路図および動作タイミン
グ図である。クロック信号の立ち上がりエッジが予め設
定された禁止期間に含まれるときにはこれを自動的に検
出し、位相の異なるクロック信号に自動的に切り換える
ことにより、自動的にセットアップ時間を確保するよう
に動作する。
【0006】図11(a)の同期回路40おいて、クロ
ック信号CLKは、これを遅延させた遅延クロックとと
もにセレクタ41に入力され、これらの中から選択クロ
ックSCLKが選択される。入力データ信号DATA
は、モノステーブルマルチバイブレータ(以下、モノマ
ルチと略す)42に入力され、図11(b)に示すよう
に、モノマルチ42でT1時間遅らせ、モノマルチ43
でT2時間の幅を持ったパルスを生成して選択用F/F
44に入力される。選択クロックSCLKがセットアッ
プ時間に対応して設定された禁止領域T2内に位置する
ときには、選択用F/F44の出力でカウンタ45をカ
ウントアップさせ、セレクタ41で選択クロックSCL
Kとして位相の異なるクロックを選択することにより、
選択クロックSCLKの立ち上がり変化点が禁止期間内
に入らないように自動的に制御される。選択クロックS
CLKを読み込みクロックとする同期用F/F46で入
力データ信号DATAを読み込むことにより、同期用F
/Fにおけるセットアップ違反が回避される。
【0007】図12は、特開平5−56028号公報に
記載された第2の従来例の回路図および動作タイミング
図である。クロック信号CLKの立ち上がりエッジから
一定の幅のパルスを生成し、入力データ信号DATAの
変化点がこのパルス幅内に含まれるときにはこれを自動
的に検出し、クロック信号CLKの反転信号に自動的に
切り換えることにより、ホールド時間が不足する状態で
の入力データ信号DATAの同期用F/Fへの読み込み
を自動的に回避する。
【0008】図12(a)の同期回路50おいて、初期
状態ではクロック信号CLKがセレクタ54で選択され
て同期用F/F55に供給されているものとする。同期
回路50では、図12(b)の動作タイミング図に示す
ように、クロック信号CLKと遅延回路で遅延させた信
号DCKをAND回路51に入力し、(ホールド時間に
等しい)一定の幅のワンショットパルスをAND回路5
1から出力する。入力データ信号DATAの変化がワン
ショットパルスの幅内に発生したときには、検出用F/
F52でワンショットパルスのハイレベルを読み込み、
選択用セットリセットフリップフロップ(SR−F/
F)53をセットし、セレクタ54での選択クロックを
クロック信号CLKからその反転信号に変えることによ
り、ホールド時間違反となるタイミングでの入力データ
信号DATAの同期用F/F55への読み込みを自動的
に回避する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
従来例では、設定されたセットアップ時間を自動的に確
保するように動作するものの、ホールド時間違反につい
ては対策されておらず、また、セットアップ時間違反で
あっても違反を検出しない不感時間T1が存在するとい
う問題点があった。
【0010】第2の従来例では、設定されたホールド時
間内でのデータの読み込みを自動的に回避するように動
作するものの、セットアップ時間違反については対策さ
れていない。さらに、図12(b)のタイミング図のセ
レクタ56の出力に示すように、クロック信号の切替時
に非常に狭いパルス幅となることがあり、セレクタ54
の出力をLSIのクロック信号として使用するとLSI
の内部回路に誤動作が発生する可能性が生じるという問
題点がある。
【0011】本発明の目的は、クロック信号に対するデ
ータ信号のセットアップ時間違反、ホールド時間違反の
いずれに対してもこれを検出し、自動的に違反を回避す
ることのできる同期回路を提供することにあり、違反の
検出においては、第1の従来例のような不感時間が存在
せずに精度よく違反を検出することができ、違反の回避
においては、第2の従来例のような本来のパルス幅に遙
かに満たない狭い幅のクロックパルスを発生することが
なくLSIが安定に動作することのできる同期回路を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明の同
期回路は、クロック信号を入力して所定のクロック遅延
時間遅延させた遅延クロック信号を生成し出力する遅延
クロック生成部と、データ信号の変化から所定の検査対
象時間内に前記クロック信号が立ち上がったことを検出
し検出信号を第1のレベルとして出力する検出信号生成
部と、前記データ信号を入力し第1のデータ遅延時間遅
延させた第1の遅延データ信号と前記第1の遅延データ
信号を第2のデータ遅延時間遅延させた第2の遅延デー
タ信号とを生成し前記検出信号が前記第1のレベルのと
きには前記第1の遅延データ信号を選択し前記検出信号
が第2のレベルのときには前記第2の遅延データ信号を
選択して選択遅延データ信号として出力する遅延データ
供給部と、前記遅延クロック信号の立ち上がりに同期し
て前記選択遅延データ信号を読み込み同期済データ信号
として出力する同期用フリップフロップとを備えてい
る。検出信号生成部が、データ信号の変化を検出して所
定のパルス幅のワンショットパルスを発生するワンショ
ットパルス発生回路とクロック信号の立ち上がりに同期
して前記ワンショットパルス発生回路の出力レベルを読
み込み検出信号を出力する検出用フリップフロップとを
有し、遅延データ供給部が、データ信号を入力し第1の
データ遅延時間遅延させた第1の遅延データ信号を生成
して出力する第1のデータ遅延回路と前記第1の遅延デ
ータ信号を入力し第2のデータ遅延時間遅延させた第2
の遅延データ信号を生成して出力する第2のデータ遅延
回路と前記検出信号が第1のレベルのときには前記第1
の遅延データ信号を選択し第2のレベルのときには前記
第2の遅延データ信号を選択して選択遅延データ信号と
して出力するセレクタとを有して構成してもよい。
【0013】第2の発明の同期回路は、クロック信号を
入力して第1の所定時間遅延させた第1の遅延クロック
信号を生成するクロック遅延回路と前記クロック信号を
入力して第2の所定時間遅延させた第2の遅延クロック
信号を生成するクロック整合用遅延回路とを有する遅延
クロック生成部と、データ信号の変化を検出して所定の
パルス幅のワンショットパルスを発生するワンショット
パルス発生回路と前記第2の遅延クロック信号の立ち上
がりに同期して前記ワンショットパルス発生回路の出力
レベルを読み込み検出信号を出力する検出用フリップフ
ロップとを有する検出信号生成部と、前記データ信号を
入力し第1のデータ遅延時間遅延させた第1の遅延デー
タ信号を生成して出力する第1のデータ遅延回路と前記
第1の遅延データ信号を入力し第2のデータ遅延時間遅
延させた第2の遅延データ信号を生成して出力する第2
のデータ遅延回路と前記検出信号が第1のレベルのとき
には前記第1の遅延データ信号を選択し第2のレベルの
ときには前記第2の遅延データ信号を選択して選択遅延
データ信号として出力するセレクタとを有する遅延デー
タ供給部と、前記第1の遅延クロック信号の立ち上がり
に同期して前記選択遅延データ信号を読み込み同期済デ
ータ信号として出力する同期用フリップフロップとを備
えている。
【0014】また、第3の発明の同期回路は、クロック
信号を入力して第1の所定時間遅延させた第1の遅延ク
ロック信号を生成するクロック遅延回路と前記クロック
信号を入力して第2の所定時間遅延させた第2の遅延ク
ロック信号を生成するクロック整合用遅延回路と前記ク
ロック信号を入力して第3の所定時間遅延させた第3の
遅延クロック信号を生成する警告判定用遅延回路とを有
する遅延クロック生成部と、前記データ信号を入力し第
1のデータ遅延時間遅延させた第1の遅延データ信号を
生成して出力する第1のデータ遅延回路と前記第1の遅
延データ信号を入力し第2のデータ遅延時間遅延させた
第2の遅延データ信号を生成して出力する第2のデータ
遅延回路と検出信号を入力し該検出信号が第1のレベル
のときには前記第1の遅延データ信号を選択し第2のレ
ベルのときには前記第2の遅延データ信号を選択して選
択遅延データ信号として出力するセレクタとを有する遅
延データ供給部と、前記データ信号を入力して第3のデ
ータ遅延時間遅延させた検査用データ信号を出力する第
3のデータ遅延回路と前記検査用データ信号の変化を検
出して所定のパルス幅のワンショットパルスを発生する
ワンショットパルス発生回路と前記第2の遅延クロック
信号の立ち上がりに同期して前記ワンショットパルス発
生回路の出力レベルを読み込み前記検出信号を出力する
検出用フリップフロップとを有する検出信号生成部と、
前記クロック信号の立ち上がりに同期して前記ワンショ
ットパルス発生回路の出力レベルを読み込みセットアッ
プ判定信号を出力する第1の警告用フリップフロップと
前記第3の遅延クロック信号の立ち上がりに同期して前
記ワンショットパルス発生回路の出力レベルを読み込み
ホールド判定信号を出力する第2の警告用フリップフロ
ップと前記第1の警告用フリップフロップの出力の反転
信号および前記第2の警告用フリップフロップの出力を
入力して警告信号を出力するAND回路とを有する警告
信号生成部と、前記第1の遅延クロック信号の立ち上が
りに同期して前記選択遅延データ信号を読み込み同期済
データ信号として出力する同期用フリップフロップとを
備えている。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の
第1の実施の形態の回路図である。
【0016】同期回路1は、クロック信号CLKを入力
して所定のクロック遅延時間Tclkだけ遅延させた遅
延クロック信号CDLYを生成し出力する遅延クロック
生成部4と、入力データ信号DATAの変化を起点とす
る所定の検査対象時間内にクロック信号CLKが立ち上
がったことを検出し、検出信号DETを第1のレベルで
あるハイレベルとして出力する検出信号生成部2と、入
力データ信号DATAを第1のデータ遅延時間Td1だ
け遅延させた第1の遅延データ信号DAと、第1の遅延
データ信号DAをさらに第2のデータ遅延時間Td2だ
け遅延させた第2の遅延データ信号DBとを生成し、検
出信号DETが第1のレベルのハイレベルであるときに
は第1の遅延データ信号DAを選択し、検出信号DET
が第2のレベルであるローレベルのときには第2の遅延
データ信号DBを選択して選択遅延データ信号DDLY
として出力する遅延データ供給部3と、遅延クロック信
号CDLYの立ち上がりに同期して選択遅延データ信号
DDLYを読み込み同期済データ信号DOとして出力す
る同期用F/F5とを備えて構成されている。
【0017】遅延クロック生成部4は、クロック信号C
LKを入力して所定のクロック遅延時間Tclkだけ遅
延させて遅延クロック信号CDLYとして出力するクロ
ック遅延回路18を有している。
【0018】検出信号生成部2は、入力データ信号DA
TAの変化を検出して所定のパルス幅Topのワンショ
ットパルスPLSを発生するワンショットパルス発生回
路11と、クロック信号CLKの立ち上がりに同期して
ワンショットパルス発生回路11の出力レベルを読み込
み検出信号DETを出力する検出用F/Fとを有してい
る。さらに詳細には、ワンショットパルス発生回路11
は、入力データ信号DATAをワンショットパルスの幅
に等しい時間Topだけ遅延させて出力するパルス幅設
定用遅延回路13と、入力データ信号DATAおよびパ
ルス幅設定用遅延回路13の出力信号を入力してワンシ
ョットパルスPLSを出力する排他的OR回路14とで
構成されている。
【0019】また、遅延データ供給部3は、入力データ
信号DATAを第1のデータ遅延時間Td1だけ遅延さ
せた第1の遅延データ信号DAを生成して出力する第1
のデータ遅延回路15と、第1の遅延データ信号DAを
入力し第2のデータ遅延時間Td2だけ遅延させた第2
の遅延データ信号DBを生成して出力する第2のデータ
遅延回路16と、検出信号DETがハイレベルのときに
は第1の遅延データ信号DAを選択し、ローレベルのと
きには第2の遅延データ信号DBを選択して選択遅延デ
ータ信号DDLYとして出力するセレクタ17とを有し
ている。
【0020】同期回路1は、各遅延回路の遅延時間を適
切な関係に設定することにより、入力データ信号DAT
Aの変化からクロック信号CLKの立ち上がりまでの時
間が同期用F/F5において確保すべきセットアップ時
間の下限である保証セットアップ時間Tsup未満であ
るときには、同期用F/F5に入力される選択遅延デー
タ信号DDLYの変化から遅延クロックCDLYの立ち
上がりまでの時間が保証セットアップ時間Tsup以上
となるように、入力データ信号DATAから選択遅延デ
ータ信号DDLYへの遅延時間とクロック信号CLKか
ら遅延クロック信号CDLYの遅延時間との関係を自動
的に調整する。
【0021】同様に、同期回路1は、各遅延回路の遅延
時間を適切な関係に設定することにより、クロック信号
CLKの立ち上がりから入力データ信号DATAの変化
までの時間が同期用F/F5において確保すべきホール
ド時間の下限である保証ホールド時間Thld未満であ
るときには、同期用F/F5に入力される遅延クロック
CDLYの立ち上がりから選択遅延データ信号DDLY
の変化までの時間が保証ホールド時間Thld以上とな
るように、クロック信号CLKから遅延クロック信号C
DLYの遅延時間と入力データ信号DATAから選択遅
延データ信号DDLYへの遅延時間との関係を自動的に
調整する。
【0022】保証セットアップ時間Tsupの設定にお
いては、第1のデータ遅延回路15の第1のデータ遅延
時間Td1,第2のデータ遅延回路16の第2のデータ
遅延時間Td2,ワンショットパルスのパルス幅すなわ
ちパルス幅設定用遅延回路13の遅延時間Topおよび
クロック遅延回路18のクロック遅延時間Tclkとの
関係で、セレクタ17における信号遅延値をTselと
すると、 Tsup1=(Top+Tclk)−(Td1+Td2
+Tsel) Tsup2=Tclk−(Td1+Tsel) として、 Tsup1<Tsup2のときはTsup=Tsup1 Tsup1≧Tsup2のときはTsup=Tsup2 となるので、Tsup1およびTsup2が保証セット
アップ時間Tsup以上になるようにTd1,Td2,
Top,Tclkを設定すればよい。
【0023】同様に、保証ホールド時間Thldの設定
においては、 Thld=(Td1+Td2+Tsel)−Tclk を満たすようにTd1,Td2,Top,Tclkを設
定すればよい。
【0024】特に、パルス幅設定用遅延回路13の遅延
時間Topと第2のデータ遅延回路16の第2のデータ
遅延時間Td2とを等しくしたときには、 Tsup=Tsup1=Tsup2=Tclk−(Td
1+Tsel) となることから、 Tsup+Thld=Td2=Top となるので、各遅延回路の遅延時間の設定が容易とな
る。検出用F/F12での信号遅延時間Tffをも考慮
すると、同期回路1の各遅延時間の設定を、 Td2=Top=(Tsup+Thld) Tclk=Tsup+Td1+Tsel Td1>(Top+Tff) を満たすように設定することが最も望ましい。
【0025】設計時シミュレーションの誤差および同期
回路1を搭載したLSIの製造時の素子特性ばらつき等
があるため、通常は、保証セットアップ時間Tsupお
よび保証ホールド時間Thldは、同期用F/Fのセッ
トアップ時間規格値およびホールド時間規格値に対して
余裕を見込んだ大きい値として設定する必要がある。し
かしながら、保証セットアップ時間Tsupおよび保証
ホールド時間Thldとして規格値からの余裕を大きく
見込んだ場合には、同期回路に入力した入力データ信号
DATAが同期用F/F5で遅延クロック信号CDLY
により同期化されて同期済データ信号DOとして出力さ
れるまでに要する遅延時間が大きくなるので、同期回路
1を搭載したLSIの同期済データ信号DOに対する処
理が遅れてしまうことになる。
【0026】各遅延回路を、図2(a)の第1のデータ
遅延回路15の回路図に示すように、単位遅延Tuを有
する遅延ユニット21をそれぞれの遅延時間を実現する
ために必要な個数だけ直列に接続して直列段数のみが異
なる同一構成とすることにより、LSIの製造時の素子
特性ばらつきによる各遅延回路間の遅延特性のばらつき
を大幅に低減することができるとともに、設計時シミュ
レーションとの誤差も低減することができるので、規格
値に対する余裕値を小さくすることができ、LSIの処
理時間の遅れを小さくできる。
【0027】遅延ユニット21としては、図2(b)に
示す2段のインバータ直列回路からなる遅延ユニット、
または、図2(c)に示す容量素子を付加したインバー
タ直列回路を別のインバータ回路で波形整形して出力す
る遅延ユニットを用いることができる。
【0028】図3は、セレクタ17の一例を示す回路図
である。第1の遅延データ信号DAをバッファ回路で整
形した信号と第2の遅延データ信号DBを別のバッファ
回路で整形した信号とを検出信号DETで選択しする。
DETがハイレベルの時にはDA側のトランスミッショ
ンゲートがオンし、第1の遅延データ信号DAを選択遅
延データ信号DDLYとして出力する。DETがローレ
ベルの時にはDB側のトランスミッションゲートがオン
し、第2の遅延データ信号DBを選択遅延データ信号D
DLYとして出力する。
【0029】次に、図1の同期回路1の動作について、
図4,図5,図6の動作タイミング図を参照して具体的
に説明する。
【0030】同期用F/F5の保証セットアップ時間T
sup、保証ホールド時間Thldは、それぞれ Tsup=0.5ns Thld=0.3ns であるとし、同期回路1のセレクタの信号遅延値Tse
lおよび各遅延回路の遅延時間は、 Tsel=0.3ns Top=Td2=Tsup+Thld=0.8ns Td1=1.4ns Tclk=Td1+Tsel+Tsup=2.2ns に設定されているものとする。
【0031】図4(a)は、クロック信号CLKの立ち
上がりの0.4ns後に入力データ信号DATAが変化
する場合の動作タイミング図である。これは、クロック
信号CLKと入力データ信号DATAとの関係が保証ホ
ールド時間を満足している場合である。
【0032】この場合には、入力データ信号DATAの
変化によりワンショットパルス発生回路11の出力であ
るワンショットパルスPLSがハイレベルになる以前に
クロック信号CLKが立ち上がるので、検出用F/F1
2は、ローレベルを読み込む。その結果、検出信号DE
Tはローレベルとなるので、セレクタ17は第2の遅延
データ信号DBを選択遅延データ信号DDLYとして出
力する。
【0033】したがって、選択遅延データ信号DDLY
は、入力データ信号DATAから(Td1+Td2+T
sel)=2.5ns遅れて変化し、クロック信号CL
Kの立ち上がりからは2.5+0.4=2.9ns遅れ
て変化する。
【0034】これに対して、遅延クロック信号CDLY
は、クロック信号CLKから2.2ns遅れて立ち上が
るので、同期用F/F5においては、遅延クロック信号
CDLYが立ち上がってから選択遅延データ信号DDL
Yが変化するまでの時間は0.7nsとなり、同期用F
/F5の保証ホールド時間Thld=0.3nsよりも
大きい値を維持している。なお、遅延クロック信号CD
LYが立ち上がってから選択遅延データ信号DDLYが
変化するまでの時間である0.7nsは、保証ホールド
時間Thldの0.3nsに、クロック信号CLKの立
ち上がりから入力データ信号DATAが変化するまでの
時間0.4nsを加えた値に等しい。
【0035】図4(b)は、クロック信号CLKの立ち
上がりの0.1ns後に入力データ信号DATAが変化
する場合の動作タイミング図である。これは、クロック
信号CLKと入力データ信号DATAとの関係が保証ホ
ールド時間を満足しない場合である。
【0036】この場合にも図4(a)と同様に、入力デ
ータ信号DATAの変化によりワンショットパルスPL
Sがハイレベルになる以前にクロック信号CLKが立ち
上がるので、検出用F/F12は、ローレベルを読み込
む。その結果、検出信号DETはローレベルとなるの
で、セレクタ17は第2の遅延データ信号DBを選択遅
延データ信号DDLYとして出力する。
【0037】したがって、選択遅延データ信号DDLY
は、入力データ信号DATAから(Td1+Td2+T
sel)=2.5ns遅れて変化し、クロック信号CL
Kの立ち上がりからは2.5+0.1=2.6ns遅れ
て変化する。
【0038】これに対して、遅延クロック信号CDLY
は、クロック信号CLKから2.2ns遅れて立ち上が
るので、同期用F/F5においては、遅延クロック信号
CDLYが立ち上がってから選択遅延データ信号DDL
Yが変化するまでの時間は0.4nsとなり、同期用F
/F5の保証ホールド時間Thld=0.3nsよりも
大きい値となる。
【0039】すなわち、クロック信号CLKの立ち上が
りから入力データ信号DATAが変化するまでの時間
0.1nsに対し、遅延クロック信号CDLYの立ち上
がりから選択遅延データ信号DDLYの変化までの時間
をこの0.1nsに保証ホールド時間Thld=0.3
nsを加えた値とするように自動調整するので、同期用
F/F5の保証ホールド時間Thldを自動的に確保で
きる。
【0040】図5(a)は、入力データ信号DATAが
先に変化してから0.1ns後にクロック信号CLKが
立ち上がる場合の動作タイミング図である。これは、入
力データ信号DATAとクロック信号CLKとの関係が
保証セットアップ時間を満足しない場合である。
【0041】この場合には、入力データ信号DATAの
変化によりワンショットパルスPLSがハイレベルにな
ってからクロック信号CLKが立ち上がるので、検出用
F/F12は、ハイレベルを読み込む。その結果、検出
信号DETはハイレベルとなるので、セレクタ17は第
1の遅延データ信号DAを選択遅延データ信号DDLY
として出力する。
【0042】したがって、選択遅延データ信号DDLY
は、入力データ信号DATAから(Td1+Tsel)
=1.7ns遅れて変化し、クロック信号CLKの立ち
上がりからは1.7−0.1=1.6ns遅れて変化す
る。
【0043】これに対して、遅延クロック信号CDLY
は、クロック信号CLKから2.2ns遅れて立ち上が
るので、同期用F/F5においては、選択遅延データ信
号DDLYが変化してから遅延クロック信号CDLYが
立ち上がるまでの時間は0.6nsとなり、同期用F/
F5の保証セットアップ時間Tsup=0.5nsより
も大きい値となる。
【0044】すなわち、入力データ信号DATAの変化
からクロック信号CLKの立ち上がりまでの時間0.1
nsに対し、選択遅延データ信号DDLYの変化から遅
延クロック信号CDLYの立ち上がりまでの時間を、こ
の0.1nsに保証セットアップ時間Tsup=0.5
nsを加えた値とするように自動調整するので、同期用
F/F5の保証セットアップ時間Tsupを自動的に確
保できる。
【0045】図5(b)は、入力データ信号DATAが
先に変化してから0.7ns後にクロック信号CLKが
立ち上がる場合の動作タイミング図である。これは、入
力データ信号DATAとクロック信号CLKとの関係が
保証セットアップ時間を満足している場合である。
【0046】この場合にも図5(a)と同様に、入力デ
ータ信号DATAの変化によりワンショットパルスPL
Sがハイレベルになってからクロック信号CLKが立ち
上がるので、検出用F/F12は、ハイレベルを読み込
む。その結果、検出信号DETはハイレベルとなるの
で、セレクタ17は第1の遅延データ信号DAを選択遅
延データ信号DDLYとして出力する。
【0047】したがって、選択遅延データ信号DDLY
は、入力データ信号DATAから(Td1+Tsel)
=1.7ns遅れて変化し、クロック信号CLKの立ち
上がりからは1.7−0.7=1.0ns遅れて変化す
る。
【0048】これに対して、遅延クロック信号CDLY
は、クロック信号CLKから2.2ns遅れて立ち上が
るので、同期用F/F5においては、選択遅延データ信
号DDLYが変化してから遅延クロック信号CDLYが
立ち上がるまでの時間は1.2nsとなり、同期用F/
F5の保証セットアップ時間Tsup=0.5nsより
も大きい値を維持する。選択遅延データ信号DDLYの
変化から遅延クロック信号CDLYが立ち上がりまでの
時間である1.2nsは、保証セットアップ時間Tsu
pの0.5nsに、入力データ信号DATAの変化から
クロック信号CLKの立ち上がりまでの時間0.7ns
を加えた値に等しい。
【0049】図6は、入力データ信号DATAが変化か
ら0.9ns後にクロック信号CLKの立ち上がる場合
の動作タイミング図である。これは、入力データ信号D
ATAとクロック信号CLKとの関係が保証セットアッ
プ時間を満足している場合である。
【0050】この場合には、入力データ信号DATAの
変化により発生したワンショットパルスPLSが一旦ハ
イレベルになり0.8ns後にローレベルに戻ってから
0.1ns後にクロック信号CLKが立ち上がるので、
検出用F/F12は、ローレベルを読み込む。その結
果、検出信号DETはローレベルとなるので、セレクタ
17は第2の遅延データ信号DBを選択遅延データ信号
DDLYとして出力する。
【0051】したがって、選択遅延データ信号DDLY
は、入力データ信号DATAから(Td1+Td2+T
sel)=2.5ns遅れて変化し、クロック信号CL
Kの立ち上がりからは2.5−0.9=1.6ns遅れ
て変化する。
【0052】これに対して、遅延クロック信号CDLY
は、クロック信号CLKから2.2ns遅れて立ち上が
るので、同期用F/F5においては、選択遅延データ信
号DDLYが変化してから遅延クロック信号CDLYが
立ち上がるまでの時間は0.6nsとなり、同期用F/
F5の保証セットアップ時間Tsup=0.5nsより
も大きい値を維持する。
【0053】すなわち、ワンショットパルスPLSが一
旦ハイレベルとなり再びローレベルに戻ってからクロッ
ク信号CLKが立ち上がるまでの時間0.1nsに対
し、選択遅延データ信号DDLYの変化から遅延クロッ
ク信号CDLYの立ち上がりまでの時間をこの0.1n
sに保証セットアップ時間Tsup=0.5nsを加え
た値とするように自動調整するので、同期用F/F5の
保証セットアップ時間Tsupを自動的に確保できる。
【0054】以上のように、図1の同期回路1では、入
力データ信号DATAとクロック信号CLKとの関係が
同期用F/F5の保証セットアップ時間Tsupおよび
保証ホールド時間Thldを満足しているときには、選
択遅延データ信号DDLYと遅延クロック信号CDLY
との関係も同期用F/F5の保証セットアップ時間Ts
upおよび保証ホールド時間Thldを満足した状態を
維持する。また、入力データ信号DATAとクロック信
号CLKとの関係が同期用F/F5の保証セットアップ
時間Tsupおよび保証ホールド時間Thldを満足し
ていないときには、セットアップ時間の違反かまたはホ
ールド時間の違反かを検出し、セットアップ時間違反で
あるときには保証セットアップ時間Tsupを満足する
ように選択遅延データ信号DDLYと遅延クロック信号
CDLYとの関係を自動的に調整し、ホールド時間違反
であるときには保証ホールド時間Thldを満足するよ
うに選択遅延データ信号DDLYと遅延クロック信号C
DLYとの関係を自動的に調整して同期用F/Fに供給
することができる。
【0055】また、図1の同期回路1では、入力データ
信号DATAの変化とクロック信号CLKの立ち上がり
にわずかでも時間差が有ればセットアップ時間違反また
はホールド時間違反と判別でき、第1の従来例のような
不感時間が存在しないので動作の安定性がよい。さら
に、第2の従来例のようにクロックを切り換えるのでは
なく、クロック信号CLKを遅延させて同期用F/Fの
読み込みクロックを生成するので、LSIの誤動作を誘
発するようなパルス幅の狭いクロックを発生することも
なく信頼性が高い。
【0056】次に、ワンショットパルス発生回路におい
てゲート遅延等によるパルス信号の遅延時間が無視でき
ない場合に有効な第2の実施の形態について説明する。
図7は、第2の実施の形態の回路図であり、図8は、動
作タイミング図である。
【0057】図7の同期回路1aと図1の同期回路1と
の相違は、遅延クロック4a内にクロック信号CLKを
入力し遅延時間Tajだけ遅延させて出力するクロック
整合用遅延回路19を追加して設け、クロック整合用遅
延回路19の出力のF/F用クロック信号CFFを検出
用F/F12のクロック入力端に供給していることであ
る。その他の部分の構成については、同期回路1aは図
1の同期回路1と同様である。
【0058】図1の同期回路1では、ワンショットパル
ス発生回路11で生成されたワンショットパルスPLS
の立ち上がりタイミングが、入力データ信号DATAの
変化タイミングと一致していること、すなわち、ワンシ
ョットパルス発生回路11内の排他的OR回路14の動
作による信号遅延時間が無視できることを前提としてい
る。排他的OR回路14の信号遅延時間Tgが無視でき
ないときには、入力データ信号DATAの変化よりも信
号遅延時間Tgだけ遅れてワンショットパルスPLSが
ハイレベルに変化する。このため、入力データ信号DA
TAの変化から(Tgよりも小さい)わずかな時間だけ
遅れてクロック信号CLKが立ち上がる場合には、本来
はセットアップ時間違反と判定して保証セットアップ時
間Tsupを確保するように動作するべきであるが、ク
ロック信号CLKの立ち上がりではワンショットパルス
PLSがハイレベルに立ち上がる前となっているので、
検出用F/F12はローレベルを読み込むことになり、
ホールド時間違反と判定して保証ホールド時間Thld
を確保するように動作してしまう。
【0059】図7の同期回路1aでは、クロック整合用
遅延回路19の遅延時間Tajを排他的OR回路14の
信号遅延時間Tgと等しく設定することにより、入力デ
ータ信号DATAの変化とクロック信号CLKの立ち上
がりとの時間関係が、ワンショットパルスPLSのハイ
レベルへの変化とF/F用クロック信号CFFの立ち上
がりとの時間関係と等しくなる。
【0060】同期回路1aの動作について、入力データ
信号DATAの変化に対してクロック信号CLKの立ち
上がりが0.1ns遅れていてセットアップ時間違反で
ある場合の実施例のタイミング図である図8を用いて詳
細に説明する。
【0061】図8は、第1の実施の形態の図5(a)に
対応している。本実施例では、排他的OR回路14の信
号遅延時間Tg=0.3nsとしているので、ワンショ
ットパルスPLSは、入力データ信号DATAの変化か
ら0.3ns遅れてハイレベルに変化する。クロック信
号CLKの立ち上がりが入力データ信号DATAの変化
から0.1ns遅れであるので、検出用F/F12の読
み込みクロックがクロック信号CLKそのものであれば
検出用F/F12はローレベルを読み込んでしまうが、
同期回路1aでは、検出用F/F12の読み込みクロッ
クとしてクロック信号CLKをクロック整合用遅延回路
19の遅延時間Taj=Tg=0.3nsだけ遅延させ
たF/F用クロック信号CFFにより読み込むので、ワ
ンショットパルスPLSのハイレベルを読み込むことに
なる。その後は図5(a)と同様にして、選択遅延デー
タ信号DDLYが変化してから遅延クロック信号CDL
Yが立ち上がるまでの時間が0.6nsとなるように動
作し、同期用F/F5の保証セットアップ時間Tsup
=0.5nsを満足する。
【0062】図8の実施例では、ワンショットパルス発
生回路11におけるワンショットパルスPLSの遅延要
素が排他的OR回路14のみであるものとして説明した
が、ワンショットパルスPLSの遅延要素が複数存在す
る場合には、クロック整合用遅延回路19の遅延時間T
ajをこれら遅延要素による遅延時間の総和に等しい値
に設定すればよい。
【0063】次に、第3の実施の形態について説明す
る。図9は、その回路図であり、図10は、動作タイミ
ング図である。本実施の形態では、セットアップ/ホー
ルド時間違反が生じたときに、保証セットアップ時間T
supまたは保証ホールド時間Thldを確保するよう
にデータとクロックとの関係を調整し同期用F/Fに供
給して同期済データを出力するとともに、入力データ信
号DATAの変化からクロック信号CLKの立ち上がり
までの時間が保証セットアップ時間Tsupよりも小さ
い時間に設定された警告セットアップ時間Tws未満の
とき、および、クロック信号CLKの立ち上がりから入
力データ信号DATAの変化までの時間が保証ホールド
時間Thldよりも小さい時間に設定された警告セット
アップ時間Twh未満のときに警告信号WRNを出力す
る。
【0064】図9の同期回路1bでは、図1の同期回路
1に対して、警告信号生成部6が新たに付加され、遅延
クロック生成部4bおよび検出信号生成部2aに遅延回
路が追加されている。遅延データ供給部3および同期用
F/F5は図1の同期回路と同様である。
【0065】遅延クロック生成部4bは、クロック信号
CLKを入力し第1の所定時間である遅延時間Tclk
だけ遅延させて第1の遅延クロック信号である遅延クロ
ック信号CDLYを生成し出力するクロック遅延回路1
8と、クロック信号CLKを入力し第2の所定時間であ
る遅延時間Tajだけ遅延させて第2の遅延クロック信
号であるF/F用クロック信号CFFを生成し出力する
クロック整合用遅延回路19と、クロック信号CLKを
入力し第3の所定時間である遅延時間Tjdだけ遅延さ
せて第3の遅延クロック信号である警告判定クロック信
号CJDを生成し出力する警告判定用遅延回路32とを
有している。
【0066】遅延データ供給部3は、入力データ信号D
ATAを第1のデータ遅延時間Td1だけ遅延させた第
1の遅延データ信号DAを生成して出力する第1のデー
タ遅延回路15と、第1の遅延データ信号DAを入力し
第2のデータ遅延時間Td2だけ遅延させた第2の遅延
データ信号DBを生成して出力する第2のデータ遅延回
路16と、検出信号DETがハイレベルのときには第1
の遅延データ信号DAを選択し、ローレベルのときには
第2の遅延データ信号DBを選択して選択遅延データ信
号DDLYとして出力するセレクタ17とを有してい
る。
【0067】検出信号生成部2aは、入力データ信号D
ATAを第3のデータ遅延時間である遅延時間Td3だ
け遅延させた検査用データ信号を出力する第3のデータ
遅延回路31と、検査用データ信号の変化を検出して所
定のパルス幅TopのワンショットパルスPLSを発生
するワンショットパルス発生回路11と、F/F用クロ
ック信号CFFの立ち上がりに同期してワンショットパ
ルス発生回路11の出力であるワンショットパルスPL
Sのレベルを読み込み検出信号DETを出力する検出用
F/F12とを有している。
【0068】警告信号生成部6は、クロック信号CLK
の立ち上がりに同期してワンショットパルス発生回路1
1の出力であるワンショットパルスPLSのレベルを読
み込みセットアップ側判定信号WSを出力する第1の警
告用F/F33と、警告判定クロック信号CJDの立ち
上がりに同期してワンショットパルス発生回路11の出
力であるワンショットパルスPLSのレベルを読み込み
ホールド側判定信号WHを出力する第2の警告用F/F
34と、第1の警告用F/F33の出力であるセットア
ップ判定信号WSを入力してその反転信号を出力するイ
ンバータ回路35と、インバータ回路35の出力および
第2の警告用F/F34の出力を入力して警告信号WR
Nを出力するAND回路36とを有している。
【0069】排他的OR回路14の信号遅延時間が無視
できるものとすれば、警告セットアップ時間Twsと警
告ホールド時間Twhに対して、第3のデータ遅延回路
31の遅延時間Td3、クロック整合用遅延回路19の
遅延時間Tajおよび警告判定用遅延回路32の遅延時
間Tjdを、 Taj=Td3 Td3=Tws Tjd=Twh+Td3 として設定することにより、入力データ信号DATAの
変化からクロック信号CLKの立ち上がりまでの時間が
警告セットアップ時間Twsに満たない場合、および、
クロック信号CLKの立ち上がりから入力データ信号D
ATAの変化までの時間が警告ホールド時間Twhに満
たない場合に警告信号WRNが1クロック期間ハイレベ
ルとなる。
【0070】図1の同期回路1では、検出用F/Fに対
するセットアップ時間/ホールド時間違反は生じないと
して、すなわち、検出用F/Fのセットアップ時間およ
びホールド時間は実質的に0であるとして動作させてい
るが、実際には検出用F/Fにセットアップ時間/ホー
ルド時間違反が生じる場合がある。そのような場合に
は、検出用F/Fの出力である検出信号DETが信頼で
きず、本来はセットアップ違反であるにもかかわらずホ
ールド違反と判定して保証ホールド時間Thldを満足
するように動作することがあり得る。
【0071】これに対して、本実施の形態の同期回路1
bでは、警告セットアップ時間Twsを検出用F/Fの
セットアップ時間の規定値とし、警告ホールド時間Tw
hを検出用F/Fのホールド時間の規定値とすることに
より、検出用F/Fにおけるセットアップ時間/ホール
ド時間違反を検出して警告信号WRNをアクティブレベ
ルとするので、例えば、警告信号WRNがアクティブレ
ベルの状態で同期用F/F5により同期化された同期済
データを信頼できないデータとして破棄するなどのデー
タ操作が可能となる。
【0072】図10は、図4(b)と同様に保証ホール
ド時間Thld=0.3ns、保証セットアップ時間T
sup=0.5nsとしてクロック信号CLKの立ち上
がりから0.1ns後に入力データ信号DATAが変化
する場合の実施例の動作タイミング図である。警告セッ
トアップ時間Tws=0.3ns、警告ホールド時間T
wh=0.2nsとして、 Td3=Taj=0.3ns Tjd=Td3+Twh=0.5ns と設定しているものとする。
【0073】入力データ信号DATAの変化からTd3
(=0.3ns)遅れてワンショットパルスPLSがハ
イレベル側に変化する。クロック信号CLKは、入力デ
ータ信号DATAの変化よりも0.1ns前に立ち上が
るので、同期用F/F5の保証ホールド時間Thld
(=0.3ns)未満であると同時に、警告ホールド時
間Twh(=0.2ns)未満でもある。
【0074】F/F用クロック信号CFFはクロック信
号CLKよりもTaj(=0.3ns)遅れて立ち上が
り、検出用F/F12はローレベルを読み込むため、検
出用F/Fの動作による信号遅延時間Tff後に検出信
号DETがローレベルとなり、セレクタ17は第2の遅
延データDBを選択遅延データ信号DDLYとして出力
し、同期用F/F5に入力する遅延クロック信号CDL
Yの立ち上がりと選択遅延データ信号DDLYの変化と
の時間差を0.4nsに引き延ばして保証ホールド時間
Thldより大きくすることは、図4(b)と同様であ
る。
【0075】一方、第1の警告用F/F33は、ワンシ
ョットパルスPLSが未だローレベルにあるときにクロ
ック信号CLKで読み込むので、セットアップ側判定信
号WSはローレベルを維持し、第2の警告用F/F34
は、ワンショットパルスPLSがハイレベルに変化した
後にクロック信号CLKよりTjd(=0.5ns)遅
れた警告判定クロック信号CJDが立ち上がって読み込
むため、ホールド側判定信号WHが1クロック期間ハイ
レベルとなるので、警告信号WRNは、1クロック期間
アクティブレベルであるハイレベルとなる。
【0076】同様に、警告セットアップ時間Twsに満
たない場合においても、セットアップ側判定信号WSは
ローレベルを維持し、ホールド側判定信号WHが1クロ
ック期間ハイレベルとなり、警告信号WRNが1クロッ
ク期間アクティブレベルであるハイレベルとなる。
【0077】警告信号WRNは、LSIの出力端子を介
して外部に出力してもよく、または、データの受信状態
を表示するフラグビットを設けたレジスタに格納するよ
うに構成してもよい。
【0078】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の同期回
路は、クロック信号に対するデータ信号のセットアップ
時間違反、ホールド時間違反のいずれに対してもこれを
検出し、自動的に違反を回避することができるという第
1の効果がある。また、違反の検出においては、第1の
従来例のような不感時間が存在せずに精度よく違反を検
出することができ、違反の回避においては、第2の従来
例のような本来のパルス幅に満たない狭い幅のクロック
パルスを発生することがなくLSIが安定に動作するこ
とのできるという第2の効果がある。
【0079】また、第2の実施の形態の同期回路では、
第1および第2の効果に加えて、ゲート遅延等によるパ
ルス信号の遅延時間が無視できない場合においても、セ
ットアップ時間違反であるかまたはホールド時間違反で
あるかの検出精度を低下させることなく動作することが
できるという効果が生じる。
【0080】また第3の実施の形態の同期回路では、保
証セットアップ時間、保証ホールド時間よりも小さい時
間の警告セットアップ時間、警告ホールド時間を設定
し、これらに満たない場合には警告信号を発生すること
ができるので、警告信号の有無により同期済データ信号
の有効、無効を選択して動作するようLSIを構成する
ことにより、第1および第2の効果に加えて、LSIに
取り込むデータ信号の信頼度を高めることができるとい
う効果が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である同期回路1の
回路図である。
【図2】(a)は、第1のデータ遅延回路の回路図であ
り、(b)および(c)は、遅延ユニットの回路例であ
る。
【図3】セレクタの一例を示す回路図である。
【図4】同期回路1の動作タイミング図である。
【図5】同期回路1の動作タイミング図である。
【図6】同期回路1の動作タイミング図である。
【図7】第2の実施の形態である同期回路1aの回路図
である。
【図8】同期回路1aの動作タイミング図である。
【図9】第3の実施の形態である同期回路1bの回路図
である。
【図10】同期回路1bの動作タイミング図である。
【図11】(a)は、第1の従来例の回路図であり、
(b)はその動作タイミング図である。
【図12】(a)は、第2の従来例の回路図であり、
(b)はその動作タイミング図である。
【符号の説明】
1,1a,1b 同期回路 2,2a 検出信号生成部 3 遅延データ供給部 4,4a,4b 遅延クロック生成部 5 同期用F/F 6 警告信号生成部 11 ワンショットパルス発生回路 12 検出用F/F 13 パルス幅設定用遅延回路 14 排他的OR回路 15 第1のデータ遅延回路 16 第2のデータ遅延回路 17 セレクタ 18 クロック遅延回路 19 クロック整合用遅延回路 21 遅延ユニット 31 第3のデータ遅延回路 32 警告判定用遅延回路 33,34 警告用F/F

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号を入力して所定のクロッ
    ク遅延時間遅延させた遅延クロック信号を生成し出力す
    る遅延クロック生成部と、 データ信号の変化から所定の検査対象時間内に前記クロ
    ック信号が立ち上がったことを検出し検出信号を第1の
    レベルとして出力する検出信号生成部と、 前記データ信号を入力し第1のデータ遅延時間遅延させ
    た第1の遅延データ信号と前記第1の遅延データ信号を
    第2のデータ遅延時間遅延させた第2の遅延データ信号
    とを生成し前記検出信号が前記第1のレベルのときには
    前記第1の遅延データ信号を選択し前記検出信号が第2
    のレベルのときには前記第2の遅延データ信号を選択し
    て選択遅延データ信号として出力する遅延データ供給部
    と、 前記遅延クロック信号の立ち上がりに同期して前記選択
    遅延データ信号を読み込み同期済データ信号として出力
    する同期用フリップフロップとを備えたことを特徴とす
    る同期回路。
  2. 【請求項2】 前記検査対象時間と前記第2の遅延時間
    とが等しい時間に設定された請求項1記載の同期回路。
  3. 【請求項3】 クロック信号を入力して所定のクロック
    遅延時間遅延させた遅延クロック信号を生成し出力する
    クロック遅延回路を有する遅延クロック生成部と、 データ信号の変化を検出して所定のパルス幅のワンショ
    ットパルスを発生するワンショットパルス発生回路と前
    記クロック信号の立ち上がりに同期して前記ワンショッ
    トパルス発生回路の出力レベルを読み込み検出信号を出
    力する検出用フリップフロップとを有する検出信号生成
    部と、 前記データ信号を入力し第1のデータ遅延時間遅延させ
    た第1の遅延データ信号を生成して出力する第1のデー
    タ遅延回路と前記第1の遅延データ信号を入力し第2の
    データ遅延時間遅延させた第2の遅延データ信号を生成
    して出力する第2のデータ遅延回路と前記検出信号が第
    1のレベルのときには前記第1の遅延データ信号を選択
    し第2のレベルのときには前記第2の遅延データ信号を
    選択して選択遅延データ信号として出力するセレクタと
    を有する遅延データ供給部と、 前記遅延クロック信号の立ち上がりに同期して前記選択
    遅延データ信号を読み込み同期済データ信号として出力
    する同期用フリップフロップとを備えたことを特徴とす
    る同期回路。
  4. 【請求項4】 前記ワンショットパルスのパルス幅の時
    間が、前記第2の遅延時間と等しい時間に設定された請
    求項3記載の同期回路。
  5. 【請求項5】 前記ワンショットパルス発生回路が、 データ信号を入力しワンショットパルスの幅に等しい時
    間遅延させて出力するパルス幅設定用遅延回路と、 前記データ信号と前記パルス幅設定用遅延回路の出力と
    を入力しワンショットパルスを出力する排他的OR回路
    とを有する請求項3記載の同期回路。
  6. 【請求項6】 前記パルス幅設定用遅延回路の遅延時間
    が前記第2の遅延時間と等しい時間に設定された請求項
    5記載の同期回路。
  7. 【請求項7】 前記パルス幅設定用遅延回路の遅延時間
    が、 同期用フリップフロップのセットアップ時間の保証値と
    して定めた保証セットアップ時間と前記同期用フリップ
    フロップのホールド時間の保証値として定めた保証ホー
    ルド時間とを加算して得られる時間値に等しく設定さ
    れ、 前記所定のクロック遅延時間が、 前記第1のデータ遅延時間と前記保証セットアップ時間
    とセレクタの動作遅延時間とを加算して得られる時間値
    と等しく設定された請求項6記載の同期回路。
  8. 【請求項8】 前記パルス幅設定用遅延回路、前記第1
    のデータ遅延回路、前記第2のデータ遅延回路および前
    記クロック遅延回路が、一定の遅延値を有する遅延ユニ
    ットをそれぞれに所定の個数直列接続してなる遅延回路
    である請求項6記載の同期回路。
  9. 【請求項9】 クロック信号を入力して第1の所定時
    間遅延させた第1の遅延クロック信号を生成するクロッ
    ク遅延回路と前記クロック信号を入力して第2の所定時
    間遅延させた第2の遅延クロック信号を生成するクロッ
    ク整合用遅延回路とを有する遅延クロック生成部と、 データ信号の変化を検出して所定のパルス幅のワンショ
    ットパルスを発生するワンショットパルス発生回路と前
    記第2の遅延クロック信号の立ち上がりに同期して前記
    ワンショットパルス発生回路の出力レベルを読み込み検
    出信号を出力する検出用フリップフロップとを有する検
    出信号生成部と、 前記データ信号を入力し第1のデータ遅延時間遅延させ
    た第1の遅延データ信号を生成して出力する第1のデー
    タ遅延回路と前記第1の遅延データ信号を入力し第2の
    データ遅延時間遅延させた第2の遅延データ信号を生成
    して出力する第2のデータ遅延回路と前記検出信号が第
    1のレベルのときには前記第1の遅延データ信号を選択
    し第2のレベルのときには前記第2の遅延データ信号を
    選択して選択遅延データ信号として出力するセレクタと
    を有する遅延データ供給部と、 前記第1の遅延クロック信号の立ち上がりに同期して前
    記選択遅延データ信号を読み込み同期済データ信号とし
    て出力する同期用フリップフロップとを備えたことを特
    徴とする同期回路。
  10. 【請求項10】 前記ワンショットパルス発生回路が、 データ信号を入力しワンショットパルスの幅に等しい時
    間遅延させて出力するパルス幅設定用遅延回路と、 前記データ信号と前記パルス幅設定用遅延回路の出力と
    を入力しワンショットパルスを出力する排他的OR回路
    とを有し、 前記クロック整合用遅延回路の遅延値が、前記排他的O
    R回路における信号遅延値と等しい値に設定された請求
    項9記載の同期回路。
  11. 【請求項11】 前記パルス幅設定用遅延回路の遅延時
    間が前記第2の遅延時間と等しい時間に設定された請求
    項10記載の同期回路。
  12. 【請求項12】 クロック信号を入力して第1の所定時
    間遅延させた第1の遅延クロック信号を生成するクロッ
    ク遅延回路と前記クロック信号を入力して第2の所定時
    間遅延させた第2の遅延クロック信号を生成するクロッ
    ク整合用遅延回路と前記クロック信号を入力して第3の
    所定時間遅延させた第3の遅延クロック信号を生成する
    警告判定用遅延回路とを有する遅延クロック生成部と、 前記データ信号を入力し第1のデータ遅延時間遅延させ
    た第1の遅延データ信号を生成して出力する第1のデー
    タ遅延回路と前記第1の遅延データ信号を入力し第2の
    データ遅延時間遅延させた第2の遅延データ信号を生成
    して出力する第2のデータ遅延回路と検出信号を入力し
    該検出信号が第1のレベルのときには前記第1の遅延デ
    ータ信号を選択し第2のレベルのときには前記第2の遅
    延データ信号を選択して選択遅延データ信号として出力
    するセレクタとを有する遅延データ供給部と、 前記データ信号を入力して第3のデータ遅延時間遅延さ
    せた検査用データ信号を出力する第3のデータ遅延回路
    と前記検査用データ信号の変化を検出して所定のパルス
    幅のワンショットパルスを発生するワンショットパルス
    発生回路と前記第2の遅延クロック信号の立ち上がりに
    同期して前記ワンショットパルス発生回路の出力レベル
    を読み込み前記検出信号を出力する検出用フリップフロ
    ップとを有する検出信号生成部と、 前記クロック信号の立ち上がりに同期して前記ワンショ
    ットパルス発生回路の出力レベルを読み込みセットアッ
    プ判定信号を出力する第1の警告用フリップフロップと
    前記第3の遅延クロック信号の立ち上がりに同期して前
    記ワンショットパルス発生回路の出力レベルを読み込み
    ホールド判定信号を出力する第2の警告用フリップフロ
    ップと前記第1の警告用フリップフロップの出力の反転
    信号および前記第2の警告用フリップフロップの出力を
    入力して警告信号を出力するAND回路とを有する警告
    信号生成部と、 前記第1の遅延クロック信号の立ち上がりに同期して前
    記選択遅延データ信号を読み込み同期済データ信号とし
    て出力する同期用フリップフロップとを備えたことを特
    徴とする同期回路。
  13. 【請求項13】 前記第3の所定時間が、前記第2の遅
    延時間および前記ワンショットパルスのパルス幅の時間
    のいずれよりも小さい時間に設定された請求項12記載
    の同期回路。
  14. 【請求項14】 前記ワンショットパルスのパルス幅の
    時間が、前記第2の遅延時間と等しい時間に設定された
    請求項13記載の同期回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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