JP2002062768A - プロセスカートリッジおよびプリンタシステム - Google Patents

プロセスカートリッジおよびプリンタシステム

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JP2002062768A JP2000251089A JP2000251089A JP2002062768A JP 2002062768 A JP2002062768 A JP 2002062768A JP 2000251089 A JP2000251089 A JP 2000251089A JP 2000251089 A JP2000251089 A JP 2000251089A JP 2002062768 A JP2002062768 A JP 2002062768A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成を実行する構成要素と、アドレスに
対応して所定の情報を記憶する不揮発性メモリを備えた
プロセスカートリッジであって、寿命を精度良く管理で
きる上、不揮発性メモリ内のデータの読み出し処理や書
き込み処理を高速化できるものを提供する。 【解決手段】 不揮発性メモリ(EEPROM)は、複
数の構成要素それぞれについての使用に関する情報を互
いに隣接したアドレス(例えばアドレス23・24とア
ドレス25・26)に格納するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像形成を実行
する構成要素と、アドレスに対応して所定の情報を記憶
する不揮発性メモリとを備え、画像形成装置本体に着脱
自在に装着されるプロセスカートリッジに関する。
【0002】また、この発明は、画像形成装置本体と、
この画像形成装置本体に着脱自在に装着されるプロセス
カートリッジとを備えたプリンタシステムに関する。
【0003】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近
年、資源の再利用を主な目的として、画像形成装置本体
に着脱されるプロセスカートリッジが普及している。こ
の種のプロセスカートリッジとしては、公知の電子写真
プロセスを実行するのに必要な、感光体ドラム、帯電
器、露光器、現像器、クリーナおよびトナー溜めを一体
に備え、さらにそのプロセスカートリッジに関する情報
が格納される不揮発性メモリを備えたものがある。
【0004】例えば、この不揮発性メモリには、感光体
ドラムの回転時間(感光体駆動時間)を計数する感光体
カウンタの値と、現像ローラの回転時間(現像駆動時
間)を計数する現像ローラカウンタの値とが格納される
ようになっている。画像形成装置の運転に伴って、画像
形成装置本体の制御系は、それらのカウンタ値を更新
し、それらのカウンタ値のいずれかが所定の基準値(ラ
イフ値)に達したときは、プロセスカートリッジの寿命
が到来した(尽きた又は尽きかけている)と判断して、
本体に取り付けられた操作パネルの表示部にプロセスカ
ートリッジの交換等を促す表示を行う。感光体カウンタ
と現像ローラカウンタとの両方に基づいてプロセスカー
トリッジの寿命を判断している理由は、画質調整モード
(用紙に画像形成を行わない)が多く実行された場合は
プロセスカートリッジの寿命が感光体ドラムの寿命で定
まり、逆にプリントモード(実際に用紙に画像形成を行
う)が多く実行された場合はプロセスカートリッジの寿
命が現像枚数で定まるからである。
【0005】また、データ記録の確実性を高めるため
に、感光体カウンタの値と現像ローラカウンタの値はそ
れぞれ、上記不揮発性メモリ内の互いに離間した複数箇
所のアドレスに同じ内容が格納されるようになってい
る。
【0006】しかしながら、このようにプロセスカート
リッジの寿命を複数種類のデータに基づいて判断し、し
かも同じ内容のデータを複数箇所に格納する場合、何ら
かの工夫を施さなければ、不揮発性メモリ内のデータの
読み出し処理や書き込み処理に長時間を要するという問
題がある。例えば不揮発性メモリ内の1種類のデータを
読み出すためであっても、通常は図13に示すような手
順が必要とされる。すなわち、画像形成装置本体の制御
系は、まず同じ内容のデータの1箇所目を読み出すため
に、上位アドレス設定(セグメントアドレス設定(#
1))および下位アドレス設定(オフセットアドレス設
定(#1))を行う。なお、#1,#2,…,#Nは、
若い方のアドレスから何箇所目であるかを表す。続い
て、画像形成装置本体の制御系は、設定したアドレスの
データ読み出し(#1)を行い、読み出したデータを所
定のレジスタに格納する(レジスタ格納(#1))。次
に画像形成装置本体の制御系は、同じ内容のデータの2
箇所目を読み出すために、上位アドレス設定(セグメン
トアドレス設定(#2))および下位アドレス設定(オ
フセットアドレス設定(#2))を行い、続いて、設定
したアドレスのデータ読み出し(#2)を行い、読み出
したデータを所定のレジスタに格納する(レジスタ格納
(#2))。このようにして、順次アドレス設定を行い
ながら、同じ内容のデータのN箇所目までデータ読み出
し(#N)を行い、読み出したデータを所定のレジスタ
に格納する(レジスタ格納(#N))。このように、不
揮発性メモリ内の1種類のデータを読み出すためであっ
ても、ステップ数として計4Nが必要とされる。このた
め、単にプロセスカートリッジの寿命を複数種類のデー
タに基づいて判断し、しかも同じ内容のデータを複数箇
所に格納すると、不揮発性メモリ内のデータの読み出し
処理や書き込み処理に長時間を要する。
【0007】特に、フルカラー画像形成装置では、トナ
ーの色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)ごと
に計4種類のプロセスカートリッジを用いるため、各プ
ロセスカートリッジについてのアドレス設定時間が累積
されて、データの読み出し処理や書き込み処理の時間が
長くかかる。
【0008】そこで、この発明の目的は、アドレスに対
応して所定の情報を記憶する不揮発性メモリを備えたプ
ロセスカートリッジであって、寿命を精度良く管理でき
る上、不揮発性メモリ内のデータの読み出し処理や書き
込み処理を高速化できるものを提供することにある。
【0009】また、この発明の目的は、画像形成装置本
体と、この画像形成装置本体に着脱自在に装着されるプ
ロセスカートリッジとを備えたプリンタシステムであっ
て、プロセスカートリッジの寿命を精度良く管理できる
上、プロセスカートリッジが有する不揮発性メモリ内の
データの読み出し処理や書き込み処理を高速化できるも
のを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載のプロセスカートリッジは、画像形
成を実行する複数の構成要素と、アドレスに対応して所
定の情報を記憶する不揮発性メモリとを備え、画像形成
装置本体に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジ
において、上記不揮発性メモリは、上記複数の構成要素
それぞれについての使用に関する情報を互いに隣接した
アドレスに格納するようになっていることを特徴とす
る。
【0011】この請求項1のプロセスカートリッジは、
不揮発性メモリに格納された、複数の構成要素それぞれ
についての使用に関する情報を、画像形成装置本体へ送
る。上記複数の構成要素それぞれについての使用に関す
る情報のうちいずれかが所定の基準値に達していると
き、上記画像形成装置本体の制御系によってこのプロセ
スカートリッジの寿命が到来した(尽きた又は尽きかけ
ている)と判断される。このように複数の構成要素につ
いての使用に関する情報に基づいてプロセスカートリッ
ジの寿命が判断されるので、プロセスカートリッジの寿
命が精度良く管理される。しかも、このプロセスカート
リッジでは、上記複数の構成要素それぞれについての使
用に関する情報を、不揮発性メモリ内の互いに隣接した
アドレスに格納するようになっている。したがって、例
えば第1の構成要素についての使用に関する情報を読み
出すためにアドレス設定(上位アドレス設定および下位
アドレス設定)を行った後、下位アドレスをインクリメ
ントまたはデクリメントするだけで、第2の構成要素に
ついての使用に関する情報を読み出すためのアドレス設
定が行われる。このように、アドレス設定が簡単化され
るので、不揮発性メモリ内のデータの読み出し処理や書
き込み処理が高速化される。
【0012】請求項2に記載のプロセスカートリッジ
は、画像形成を実行する構成要素と、アドレスに対応し
て所定の情報を記憶する不揮発性メモリとを備え、画像
形成装置本体に着脱自在に装着されるプロセスカートリ
ッジにおいて、上記不揮発性メモリは、互いに異なる複
数種類の使用に関する情報を互いに隣接したアドレスに
格納するようになっていることを特徴とする。
【0013】この請求項2のプロセスカートリッジは、
不揮発性メモリに格納された、互いに異なる複数種類の
使用に関する情報を、画像形成装置本体へ送る。上記互
いに異なる複数種類の使用に関する情報のうちいずれか
が所定の基準値に達しているとき、上記画像形成装置本
体の制御系によってこのプロセスカートリッジの寿命が
到来した(尽きた又は尽きかけている)と判断される。
このように複数種類の使用に関する情報に基づいてプロ
セスカートリッジの寿命が判断されるので、プロセスカ
ートリッジの寿命が精度良く管理される。しかも、この
プロセスカートリッジでは、上記互いに異なる複数種類
の使用に関する情報を、不揮発性メモリ内の互いに隣接
したアドレスに格納するようになっている。したがっ
て、例えば第1の種類の使用に関する情報を読み出すた
めにアドレス設定(上位アドレス設定および下位アドレ
ス設定)を行った後、下位アドレスをインクリメントま
たはデクリメントするだけで、第2の種類の使用に関す
る情報を読み出すためのアドレス設定が行われる。この
ように、アドレス設定が簡単化されるので、不揮発性メ
モリ内のデータの読み出し処理や書き込み処理が高速化
される。
【0014】請求項3に記載のプロセスカートリッジ
は、請求項1または2に記載のプロセスカートリッジに
おいて、上記使用に関する情報は消耗に関する情報であ
ることを特徴とする。
【0015】この請求項3のプロセスカートリッジで
は、上記使用に関する情報は消耗に関する情報であるか
ら、プロセスカートリッジの寿命が精度良く管理され
る。
【0016】請求項4に記載のプロセスカートリッジ
は、請求項3に記載のプロセスカートリッジにおいて、
上記消耗に関する情報としての、感光体駆動時間を計数
する第1のカウンタの値と現像駆動時間を計数する第2
のカウンタの値とを、互いに隣接したアドレスに格納す
るようになっていることを特徴とする。
【0017】この請求項4のプロセスカートリッジは、
不揮発性メモリに格納された消耗に関する情報として
の、感光体駆動時間を計数する第1のカウンタの値と現
像駆動時間を計数する第2のカウンタの値とを、データ
として画像形成装置本体へ送る。上記二種類のカウンタ
値のうちいずれかが所定の基準値に達しているとき、上
記画像形成装置本体の制御系によってこのプロセスカー
トリッジの寿命が到来した(尽きた又は尽きかけてい
る)と判断される。このように感光体駆動時間を計数す
る第1のカウンタの値と現像駆動時間を計数する第2の
カウンタの値との両方に基づいてプロセスカートリッジ
の寿命が判断されるので、プロセスカートリッジの寿命
が精度良く管理される。しかも、このプロセスカートリ
ッジでは、上記二種類のカウンタ値を不揮発性メモリ内
の互いに隣接したアドレスに格納するようになってい
る。したがって、例えば第1のカウンタの値を読み出す
ためにアドレス設定(上位アドレス設定および下位アド
レス設定)を行った後、下位アドレスをインクリメント
またはデクリメントするだけで第2のカウンタの値を読
み出すためのアドレス設定が行われる。このように、ア
ドレス設定が簡単化されるので、不揮発性メモリ内のデ
ータの読み出し処理や書き込み処理が高速化される。
【0018】請求項5に記載のプロセスカートリッジ
は、請求項4に記載のプロセスカートリッジにおいて、
上記二種類のカウンタ値は、それぞれ上記不揮発性メモ
リ内の互いに離間した複数箇所のアドレスに同じ内容が
格納され、上記同じ内容の値が格納される箇所の間のア
ドレスシフト量が互いに同じであることを特徴とする。
【0019】この請求項5のプロセスカートリッジで
は、上記二種類のカウンタ値は、それぞれ上記不揮発性
メモリ内の互いに離間した複数箇所のアドレスに同じ内
容が格納されるので、データ記録の確実性が高められ
る。しかも、上記同じ内容の値が格納される箇所の間の
アドレスシフト量が互いに同じであるから、上記同じ内
容の値が格納された複数箇所のデータを読み出すための
アドレス設定が簡単化される。つまり、1箇所目のアド
レスに対して所定のアドレスシフト量を加算するだけで
2箇所目のアドレス設定が行われる。さらに、2箇所目
のアドレスに対して同じアドレスシフト量を加算するだ
けで3箇所目のアドレス設定が行われる。このようにし
て、同じ内容の値が格納された複数箇所のデータを読み
出すためのアドレス設定が簡単に行われる。同様に、同
じ内容の値を不揮発性メモリ内の複数箇所に書き込むた
めのアドレス設定も簡単に行われる。したがって、不揮
発性メモリ内のデータの読み出し処理や書き込み処理が
高速化される。
【0020】請求項6に記載のプロセスカートリッジ
は、請求項4または5に記載のプロセスカートリッジに
おいて、上記二種類のカウンタ値をデータとして上記画
像形成装置本体へ送り、上記二種類のカウンタ値のうち
いずれかが所定の基準値に達しているとき、上記画像形
成装置本体の制御系によってこのプロセスカートリッジ
の寿命が到来したと判断されるようになっていることを
特徴とする。
【0021】この請求項6のプロセスカートリッジで
は、上記二種類のカウンタ値をデータとして上記画像形
成装置本体へ送る。そして、上記二種類のカウンタ値の
うちいずれかが所定の基準値に達しているとき、上記画
像形成装置本体の制御系によってこのプロセスカートリ
ッジの寿命が到来したと判断される。つまり、感光体駆
動時間を計数する第1のカウンタの値と現像駆動時間を
計数する第2のカウンタの値との両方に基づいてプロセ
スカートリッジの寿命が判断される。この結果、プロセ
スカートリッジの寿命が精度良く管理される。
【0022】請求項7に記載のプロセスカートリッジ
は、請求項6に記載のプロセスカートリッジにおいて、
上記基準値は上記二種類のカウンタ値に対して共通の単
位で設けられていることを特徴とする。
【0023】この請求項7のプロセスカートリッジで
は、上記基準値は上記二種類のカウンタ値に対して共通
の単位で設けられているので、上記二種類のカウンタ値
のそれぞれに基づいて、このプロセスカートリッジの寿
命が到来したか否かが適切かつ容易に判断される。
【0024】請求項8に記載のプリンタシステムは、画
像形成装置本体と、この画像形成装置本体に着脱自在に
装着されるプロセスカートリッジとを備え、上記プロセ
スカートリッジは、画像形成を実行する構成要素と、ア
ドレスに対応して所定の情報を記憶する不揮発性メモリ
とを有するプリンタシステムにおいて、上記プロセスカ
ートリッジの不揮発性メモリは、感光体駆動時間を計数
する第1のカウンタの値と現像駆動時間を計数する第2
のカウンタの値とを互いに隣接したアドレスに格納する
ようになっており、上記画像形成装置は、上記プロセス
カートリッジから上記二種類のカウンタ値をデータとし
て受けて、上記二種類のカウンタ値がそれぞれ基準値に
達しているか否かを判断する第1の制御部と、この判断
結果に応じて上記プロセスカートリッジの寿命に関する
情報を表示部に表示させる第2の制御部を備えたことを
特徴とする。
【0025】この請求項8のプリンタシステムでは、プ
ロセスカートリッジは、感光体駆動時間を計数する第1
のカウンタの値と現像駆動時間を計数する第2のカウン
タの値とを、データとして画像形成装置本体へ送る。上
記画像形成装置の第1の制御部は、それらのデータを受
けて、上記二種類のカウンタ値のうちいずれかが所定の
基準値に達しているとき、上記プロセスカートリッジの
寿命が到来した(尽きた又は尽きかけている)と判断す
る。そして、上記画像形成装置の第2の制御部は、この
判断結果に応じて上記プロセスカートリッジの寿命に関
する情報を表示部に表示させる。このように感光体駆動
時間を計数する第1のカウンタの値と現像駆動時間を計
数する第2のカウンタの値との両方に基づいてプロセス
カートリッジの寿命が判断されるので、プロセスカート
リッジの寿命が精度良く管理される。ユーザやサービス
マンは表示部における表示内容を見て、そのプロセスカ
ートリッジを交換する等の適切な処置を容易にとること
ができる。しかも、このプリンタシステムでは、プロセ
スカートリッジが、上記二種類のカウンタ値を不揮発性
メモリ内の互いに隣接したアドレスに格納するようにな
っている。したがって、例えば第1のカウンタの値を読
み出すためにアドレス設定(上位アドレス設定および下
位アドレス設定)を行った後、下位アドレスをインクリ
メントまたはデクリメントするだけで第2のカウンタの
値を読み出すためのアドレス設定が行われる。このよう
に、アドレス設定が簡単化される。したがって、プロセ
スカートリッジが有する不揮発性メモリ内のデータの読
み出し処理や書き込み処理が高速化される。
【0026】特に、このプリンタシステムがトナーの色
(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)ごとに計4
種類のプロセスカートリッジを用いるフルカラー画像形
成装置を構成するような場合、各プロセスカートリッジ
についてのアドレス設定時間の短縮効果が累積されるの
で、読み出し処理や書き込み処理の高速化が顕著にな
る。
【0027】請求項9に記載のプリンタシステムは、請
求項8に記載のプリンタシステムにおいて、上記基準値
は上記二種類のカウンタ値に対して共通の単位で設けら
れ、上記画像形成装置の第2の制御部は、上記プロセス
カートリッジの寿命に関する情報として少なくとも上記
基準値に達した方のカウント値を上記表示部に表示させ
ることを特徴とする。
【0028】この請求項9のプリンタシステムでは、上
記基準値は上記二種類のカウンタ値に対して共通の単位
で設けられているので、上記画像形成装置の第1の制御
部は、上記二種類のカウンタ値のそれぞれに基づいて、
このプロセスカートリッジの寿命が到来したか否かを適
切かつ容易に判断できる。しかも、上記画像形成装置の
第2の制御部は、上記プロセスカートリッジの寿命に関
する情報として少なくとも上記基準値に達した方のカウ
ント値を上記表示部に表示させるので、ユーザやサービ
スマンはそのプロセスカートリッジを交換する等の適切
な処置を容易にとることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。
【0030】図1は、一実施形態のプロセスカートリッ
ジが装着されたプリンタ3を含むプリンタシステム1の
全体構成を示している。このプリンタシステム1は、L
AN(ローカル・エリア・ネットワーク)2と、これに
接続される複数の端末PC1〜PCnとプリンタ3とを
備えている。
【0031】各端末PC1〜PCnは、ハードディスク
などを有するパーソナルコンピュータ本体401と、こ
の本体401に接続されたモニタディスプレイ402、
キーボード403などからなる。当該ハードディスクに
は予めネットワーク対応のOS(オペレーティング・シ
ステム)、プリンタドライバ、文書などの作成を行うた
めのアプリケーションソフトなどがインストールされて
いる。
【0032】アプリケーションソフトを用いて作成され
た文書などをプリンタ3によってプリント処理する場合
には、文書データなどの画像データ(プリントデータ)
と、プリントすべき用紙サイズに関する情報(用紙サイ
ズ情報)などをLAN2を介してプリンタ3に送るよう
になっている。
【0033】プリンタ3は、原稿画像を読み取るスキャ
ナ部4と、スキャナ部4によって読み取られた原稿画像
データおよびLAN2を介して送られてくる各端末PC
1〜PCnからのプリントデータに基づいて画像形成を
行うプリンタ部5とから構成されている。
【0034】スキャナ部4は、光源から原稿へ光を照射
し、その反射光をCCDイメージセンサにより光電変換
して電気信号を得る公知のタイプのものである。得られ
た電気信号はプリンタ部5のコントローラ25(図6参
照)によって画像データに変換される。
【0035】プリンタ部5は、電子写真方式により用紙
上に画像を形成するタイプのものである。この例ではA
4サイズの用紙を収納する給紙カセット6とB4サイズ
の用紙を収納する給紙カセット7とを備えている。各給
紙カセット6、7には、用紙の有無を検出するための用
紙検出センサ(不図示)が設けられており、このセンサ
からの検出信号はコントローラ25に送出される。コン
トローラ25は、この検出信号に基づいて給紙カセット
6、7に用紙がセットされているか否かを判断する。
【0036】スキャナ部4の前面の操作しやすい位置に
は、操作パネル88が設けられている。図2に示すよう
に、操作パネル8は、表示部としての液晶表示装置50
1と、その上に設けられ透明な部材からなるタッチパネ
ル506とを有している。液晶表示装置501は、プリ
ンタ3のプリント動作モードや内部の状態を表示する。
タッチパネル506は、感圧スイッチからなり、液晶表
示装置501と組合わせて用いることで、プリント動作
モードの設定など、使用者が所定の操作を入力すること
ができる。操作パネル8はさらに、プリント部数やプリ
ント倍率などの数値を入力するためのテンキー502
と、プリント動作の開始を指示するためのスタートキー
505と、使用者の入力により設定されたプリント動作
モードをクリアするためのクリアキー503と、プリン
タ3のプリント動作を一時停止させるための停止キー5
04とを有している。
【0037】図3に示すように、プリンタ3は、プリン
タ本体5略中央部のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの各色の画像形成ステーションY,M,C,Kに、
それぞれ着脱自在に装着されたプロセスカートリッジ9
Y,9M,9C,9Kを備えている。各プロセスカート
リッジ9Y,9M,9C,9Kは、画像形成を実行する
構成要素として、感光体ドラム111と、この感光体ド
ラム111の周りに設けられた帯電器101、発光ダイ
オード(LED)を有する露光器102、現像器10
3、および感光体ドラム表面を清掃するクリーナ116
を備えている。さらに、各プロセスカートリッジ9Y,
9M,9C,9Kは、対応する色(イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラック)のトナーを、内蔵する現像器1
03に供給するためのトナー溜め(不図示)を備えてい
る。各プロセスカートリッジ9Y,9M,9C,9Kの
現像器103にはそれぞれ、トナー濃度を自動的に調整
するのに用いられるATDC(オート・トナー・デンシ
ティ・コントローラ)センサ(不図示)が一体に取り付
けられている。また、各プロセスカートリッジ9Y,9
M,9C,9Kの感光体ドラム111は、ローラ112
a,112b、112cで支持された中間転写ベルト1
13を介してそれぞれ中間転写部104Y,104M,
104C,104Kに対向している。
【0038】プリンタ本体5の下部には給紙・搬送部1
20が設けられている。給紙・搬送部120は、例えば
給紙カセット6(簡単のため、給紙カセット7を省略す
る。)に収容された用紙108を給紙ローラ109によ
り1枚づつ給紙し、搬送ローラ110aを通して転写部
105に搬送する。
【0039】各色の画像形成ステーションY,M,C,
Kでは、帯電器101が感光体ドラム111の表面を一
様に帯電する。続いて、露光器102が、画像データに
基づいて発光ダイオード(LED)から光を出射して、
感光体ドラム111に潜像を形成する。現像器103
は、現像ローラ(不図示)を回転させることによって、
感光体ドラム111に形成された潜像にトナー溜めから
供給されたトナーを付着させてトナー像を形成(現像)
する。中間転写部104は感光体ドラム111上に形成
されたトナー像をローラ112a,112b、112c
で駆動される中間転写ベルト113上に1次転写する。
転写部105は、中間転写ベルト113上のトナー像
を、搬送ローラ110aによって搬送されてきた用紙1
08上に2次転写する。トナー像が転写された用紙10
8は、プリンタ本体5の上部に設けられた定着・排紙部
106へ搬送される。
【0040】定着・排紙部106は、用紙108上に転
写されたトナー像を定着し、像定着後の用紙(プリン
ト)を搬送ローラ110bを介して、プリンタ本体5の
上面に設けられた排紙トレー114上に排紙する。
【0041】プリンタ本体5の前面には、不図示のフロ
ントカバーが設けられており、少なくともプロセスカー
トリッジ9はフロントカバーにより外部のユーザと遮断
されている。また、センサSE16によりフロントカバ
ーの開閉状況を検知することができる。
【0042】図4はプロセスカートリッジ9(9Y,9
M,9C,9Kを総称する)の外観を斜めから見たとこ
ろを示している。プロセスカートリッジ9は図1中に示
した感光体ドラム111、帯電器101、露光器10
2、現像器103およびクリーナ116を一体にしてユ
ニット化したものである。プロセスカートリッジ9には
不揮発性メモリとしてのEEPROM(エレクトリカリ
・イレイザブル・プログラマブル・リード・オンリ・メ
モリ)20が内蔵され、プロセスカートリッジ9の端面
にはデータ転送用のコネクタ21が設けられている。こ
のプロセスカートリッジ9をプリンタ本体5に装着する
ときは、図5に示すように、プリンタ本体5に設けられ
たガイド部材163に沿って、プロセスカートリッジ9
をプリンタ本体5の内部へ挿入し、プロセスカートリッ
ジ9のコネクタ21をプリンタ本体5側に設けられたコ
ネクタ160に結合させる。
【0043】図6は、プリンタ本体5に各色のプロセス
カートリッジ9Y,9M,9C,9Kが装着された状態
の、プリンタ3の制御系の構成を模式的に示している。
プロセスカートリッジ9Y,9M,9C,9Kのコネク
タ21Y,21M,21C,21K(これらは図5中の
21に相当する)はそれぞれ、プリンタ本体5側の対応
するコネクタ160Y,160M,160C,160K
(これらは図5中の160に相当する)と接続されてい
る。
【0044】プリンタ3は、プリンタ全体の動作を制御
する第2の制御部としてのコントローラ25と、プロセ
スカートリッジ9Y,9M,9C,9Kを制御するため
の制御ボード26を備えている。制御ボード26には、
第1の制御部としてのCPU(中央演算処理装置)27
と、ROM(読み出し専用メモリ)28と、RAM(ラ
ンダム・アクセス・メモリ)29と、拡張I/O(入出
力)インターフェイス30と、シリアル・パラレル変換
部31が搭載されている。これらのCPU27、ROM
28、RAM29、拡張I/Oインターフェイス30お
よびシリアル・パラレル変換部31は、アドレスデータ
バス40を介して相互にデータ通信を行う。CPU27
は、プリント処理のためにコントローラ25とデータ通
信を行う。また、制御ボード26内のシリアル・パラレ
ル変換部31は、シリアルバス41Y,41M,41
C,41Mを介してそれぞれプロセスカートリッジ9
Y,9M,9C,9K内のEEPROM20Y,20
M,20C,20K(これらは図5中の20に相当す
る)とデータ通信を行う。さらに、制御ボード26はR
S232Cインターフェイス161を介してLAN2と
接続されている。これにより、制御ボード26と端末
(簡単のため、ここではPC1のみを示す)との間でL
AN2を介してデータ通信を行って、EEPROM20
に関する各種情報を端末PC1のモニタディスプレイ4
02上に表示することができる。
【0045】図7は、各プロセスカートリッジ9に内蔵
されたEEPROM20のメモリマップを例示してい
る。表中の「アドレス」は2バイトを1ワードとしてデ
ータが格納されるアドレス、「データ名称」は格納され
る(および格納された)データの名称、「初期値」は工
場出荷時に格納される値、「データ種類」は格納データ
の種類が読み出し専用データと書き込み・読み出し可能
データとのいずれであるかを表す。
【0046】このメモリマップに示す通り、格納される
データは、大別して、「色コード」や「ロットNo」等
の読み出し専用データと、第1のカウンタとしての「現
像ローラカウンタ」の値や第2のカウンタとしての「感
光体カウンタ」の値等の書き込み・読み出し可能データ
とに分類される。
【0047】「装着検出」データはプロセスカートリッ
ジ9が装着されているか否かを表す。「新品検出」デー
タは、そのプロセスカートリッジ9が新品状態(初期値
00)であるか、ATDC調整終了状態(コード値0
1)であるか、新品解除状態としての画像安定化終了状
態(コード値02)であるかのうちのいずれかを表す。
「新品状態」は、第1のデータとして、そのプロセスカ
ートリッジ9が未だ動作しておらず、しかもトナー濃度
や画質等の調整も受けていないことを意味する。「AT
DC調整終了状態」は、中間状態を表す第3のデータと
して、後述する新品解除処理のうちATDC調整が完了
したことを意味する。また、「画像安定化終了状態」
は、新品解除状態を表す第2のデータとして、上記新品
解除処理のうち画像安定化調整が完了したことを意味す
る。「出荷仕向」データはそのプロセスカートリッジ9
の国内向け・北米向けなどの地域で区分した出荷先を表
し、「OEMコード」データはそのプロセスカートリッ
ジ9が相手先ブランドで製造される場合のその相手先を
表す。「色コード」データはそのプロセスカートリッジ
9が形成する画像の色(イエロー、マゼンタ、シアンま
たはブラック)を表し、「ロットNo」データはそのプ
ロセスカートリッジ9のロットナンバーを表す。各「リ
サイクル回数」データはそのプロセスカートリッジ9の
予約されたリサイクル回数を表す。「TC履歴」データ
はそのプロセスカートリッジ9の現像器103における
トナー対キャリア比の履歴を表し、「ATDCセンサオ
フセット値」はそのプロセスカートリッジ9の現像器1
03についてのATDCセンサ出力に対する制御量を表
す。「現像ローラカウンタ」データは、そのプロセスカ
ートリッジ9の現像器103の駆動時間を現像枚数すな
わち使用回数単位で表す。また、「感光体カウンタ」デ
ータはそのプロセスカートリッジ9の感光体ドラム11
1の駆動時間を同様に使用回数単位で表す。これらの
「現像ローラカウンタ」データ、「感光体カウンタ」デ
ータに対しては予め、それぞれ「現像ローラカウンタ」
データ、「感光体カウンタ」データの単位に合わせた使
用回数単位で、プロセスカートリッジの寿命に関する基
準値(ライフ値)が設定されている。
【0048】読み出し専用データは、同じ内容のデータ
が複数箇所に格納されることはなく、メモリマップ中の
1箇所のアドレスのみに格納される。一方、書き込み・
読み出し可能データは、そのアクセス回数・重要度に応
じて、同じ内容のデータがメモリマップ中で互いに離間
した複数箇所のアドレスに格納されるようになってい
る。なお、連続したアドレスにデータが格納される場合
は、複数のアドレスにわたっていても、格納箇所は1つ
であるものとする。具体的には、データは次のようなル
ールに従って格納される。
【0049】(a)アクセス回数が多く、重要度も高い
データは、同じ内容のものが互いに離間した3箇所のア
ドレスに格納される。例えば、消耗に関する情報である
「現像ローラカウンタ」の値は、アドレス23・24と
アドレス48・49とアドレス73・74との3箇所に
格納される。同様に、消耗に関する情報である「感光体
カウンタ」の値は、アドレス25・26とアドレス50
・51とアドレス75・76との3箇所に格納される。
【0050】(b)アクセス回数・重要度共に普通であ
るデータは、同じ内容のものが互いに離間した2箇所の
アドレスに格納される。例えば、「装着検出」の結果は
アドレス0とアドレス40との2箇所に格納される。同
様に、「新品検出」の結果はアドレス1とアドレス41
との2箇所に格納される。
【0051】(c)アクセス回数が低く、重要度も低い
データは1箇所のアドレスに格納される。例えば、「T
C履歴」はアドレス21のみに格納される。同様に、
「ATDCセンサオフセット値」はアドレス22のみに
格納される。
【0052】これらのルール(a)〜(c)によれば、
EEPROM20内に、エラー発生度や重要度に応じ
て、データが効率よく配置される。この結果、EEPR
OM20は好ましいデータ配置となる。
【0053】(d)同じ内容のデータが互いに離間した
複数箇所のアドレスに格納される場合、格納箇所の数が
同じであるデータ間では、アドレスシフト量が共通にな
っている。例えば、格納箇所が3箇所である「現像ロー
ラカウンタ」データ、「感光体カウンタ」データはそれ
ぞれ、1箇所目(アドレス23・24、アドレス25・
26)に対する2箇所目(アドレス48・49、アドレ
ス50・51)のアドレスシフト量が25、2箇所目
(アドレス48・49、アドレス50・51)に対する
3箇所目(アドレス73・74、アドレス75・76)
のアドレスシフト量が25であり、アドレスシフト量が
互いに同じになっている。また、格納箇所が2箇所であ
る「装着検出」データ、「新品検出」データは、1箇所
目(アドレス0、アドレス1)に対する2箇所目(アド
レス40、アドレス41)のアドレスシフト量が40で
あり、アドレスシフト量が互いに同じになっている。
【0054】(e)一方、格納箇所の数が異なるデータ
間では、アドレスシフト量が互いに異なっている。上の
例でいえば、格納箇所が3箇所である「現像ローラカウ
ンタ」データ、「感光体カウンタ」データについてのア
ドレスシフト量25と、格納箇所が2箇所である「装着
検出」データ、「新品検出」データについてのアドレス
シフト量40とは、互いに異なっている。
【0055】(f)格納箇所が1箇所であるデータ、す
なわち、「出荷仕向」、「OEMコード」などの読み出
し専用データや、書き込み・読み出し可能データのうち
の「TC履歴」データ、「ATDCセンサオフセット
値」データは、格納箇所が複数である同じ内容のデータ
の2箇所目の格納アドレスよりも若いアドレスに格納さ
れる。例えば、「出荷仕向」データはアドレス2、「O
EMコード」データはアドレス3、「TC履歴」データ
はアドレス21、「ATDCセンサオフセット値」デー
タはアドレス22に格納されている。これらのアドレス
2,3,…,22は、格納箇所が複数である同じ内容の
データの最も若い2箇所目の格納アドレス(「装着検
出」データの2箇所目のアドレス)40よりも、さらに
若い。
【0056】(g)格納箇所が複数である同じ内容のデ
ータ間のアドレス数は、そのデータ間に、格納箇所が別
の数であるデータが占めるアドレス数よりも大きい。こ
れは当然ながら、格納箇所が複数である同じ内容のデー
タ間の隙間に、格納箇所が別の数である別のデータを配
置するためである。
【0057】これらのルール(d)〜(g)によれば、
格納箇所が複数である同じ内容のデータ間の隙間に、格
納箇所が別の数である別のデータが配置される。したが
って、同じ内容のデータが同時に破損する可能性が少な
く、データ記録の確実性が高められる。
【0058】また、EEPROM20内にデータを配置
するルールが定められているので、データの読み出し・
書き込みのためのアクセスプログラムが簡単になる。特
にルール(f)によれば、このプロセスカートリッジ9
が装着されるのがEEPROM20内のデータ配置のル
ールがインプットされていないマシン(出荷前や回収後
の検査機など)であっても、先頭アドレスから順にアク
セスして行けば、複数箇所に同じ内容が格納されたデー
タの2箇所目をアクセスするまでに、EEPROM20
内に格納されたデータを重複することなく1通り読み出
すことができる。したがって、EEPROM20に対す
るアクセスに関する制御を簡素化できる。
【0059】図8は、各プロセスカートリッジ9とプリ
ンタ本体5(の制御ボード26)との間の「感光体カウ
ンタ」データ、「現像ローラカウンタ」データの読み出
し・書き込みに関するデータ通信の態様等を模式的に示
している。なお、#1,#2,…は、同じ内容のカウン
タ値がEEPROM20内の複数箇所に格納される場合
に、格納箇所が若い方のアドレスから何箇所目であるか
を表す。
【0060】図9は、制御ボード26上のCPU27に
よる各プロセスカートリッジ9の「感光体カウンタ」、
「現像ローラカウンタ」をカウントする感光体/現像ロ
ーラカウンタ計数処理の制御フローを示している。この
フローに示す処理は、CPU27が実行するメインルー
チンにリターンを繰り返しながら、各プロセスカートリ
ッジのEEPROM20に対してそれぞれ共通に、並行
して行われる。
【0061】まずCPU27は、プロセスカートリッジ
9の感光体ドラム111が回転中であるか否か(S
1)、および現像ローラが回転中であるか否か(S2,
S6)を判断する。感光体ドラム111が停止し現像ロ
ーラが回転している場合(S1でNO、S2でYES)
は、EEPROM20内に格納された「現像ローラカウ
ンタ」データを読み出し(S3)、読み出した「現像ロ
ーラカウンタ」データに現像ローラの駆動時間を現像枚
数すなわち使用回数単位で加算し(S4)、その加算結
果を更新された「現像ローラカウンタ」データとしてE
EPROM20内に書き込む(S5)。感光体ドラム1
11が回転し現像ローラが停止している場合(S1でY
ES、S6でNO)は、EEPROM20内に格納され
た「感光体カウンタ」データを読み出し(S7)、読み
出した「感光体カウンタ」データに感光体ドラムの駆動
時間を使用回数単位で加算し(S8)、その加算結果を
更新された「感光体カウンタ」データとしてEEPRO
M20内に書き込む(S9)。感光体ドラム111と現
像ローラとの両方が回転している場合(S1でYES、
S6でYES)は、EEPROM20内に格納された
「感光体カウンタ」データ、「現像ローラカウンタ」デ
ータを順次読み出す(S10,S11)。そして、読み
出した「感光体カウンタ」データに感光体ドラムの駆動
時間を使用回数単位で加算し(S12)、その加算結果
を更新された「感光体カウンタ」データとしてEEPR
OM20内に書き込む(S13)。また、読み出した
「現像ローラカウンタ」データに現像ローラの駆動時間
を使用回数単位で加算し(S14)、その加算結果を更
新された「現像ローラカウンタ」データとしてEEPR
OM20内に書き込む(S15)。
【0062】図10は、制御ボード26上のCPU27
による各プロセスカートリッジ9の寿命を判断する寿命
判断処理の制御フローを示している。このフローに示す
処理も、CPU27が実行するメインルーチンにリター
ンを繰り返しながら、各プロセスカートリッジのEEP
ROM20に対してそれぞれ共通に、並行して行われ
る。
【0063】まずCPU27は、プロセスカートリッジ
9のEEPROM20内に格納された「感光体カウン
タ」データ、「現像ローラカウンタ」データを順次読み
出す(S101,S102)。続いて、読み出した「感
光体カウンタ」データ、「現像ローラカウンタ」データ
がそれぞれライフ値(使用回数単位で予め定められた基
準値)に達しているか否かを順次判断する(S103,
S104)。これらの「感光体カウンタ」データ、「現
像ローラカウンタ」データに対しては予め、それぞれ
「感光体カウンタ」データ、「現像ローラカウンタ」デ
ータの単位に合わせた使用回数単位で、プロセスカート
リッジの寿命に関する基準値(ライフ値)が設定されて
いるので、そのプロセスカートリッジ9の寿命が到来し
たか否かを適切かつ容易に判断できる。ここで、「感光
体カウンタ」データ、「現像ローラカウンタ」データの
うちいずれのデータもライフ値に達していなければ、そ
のままリターンする。これに対して、「感光体カウン
タ」データ、「現像ローラカウンタ」データのうちいず
れかがライフ値に達していれば、そのプロセスカートリ
ッジ9の寿命が到来した(尽きた又は尽きかけている)
と判断する(S105)。このように「感光体カウン
タ」データと「現像ローラカウンタ」データとの両方に
基づいてプロセスカートリッジ9の寿命を判断するの
で、そのプロセスカートリッジ9の寿命を精度良く判断
できる。そして、CPU27はこの判断結果に応じてそ
のプロセスカートリッジ9の寿命に関する情報を上位の
コントローラ25へ送る(S105)。コントローラ2
5は、そのプロセスカートリッジ9の寿命に関する情報
を液晶表示装置501に表示させる。例えば、イエロー
(Y)のプロセスカートリッジ9Yの「感光体カウン
タ」データがライフ値に達しているときは、そのプロセ
スカートリッジ9Yの寿命に関する情報として「イエロ
ーのプロセスカートリッジが寿命です。イエローのプロ
セスカートリッジを交換してください。」というよう
な、そのプロセスカートリッジ9Yの交換を促すための
表示を行う。また、これに併せて少なくとも、そのプロ
セスカートリッジ9Yにおいてライフ値に達した方のデ
ータ、この例では「感光体カウンタ」データと、その
「感光体カウンタ」データについてのライフ値とを表示
する。したがって、ユーザやサービスマンはその表示内
容を見て、そのプロセスカートリッジ9Yを交換する等
の適切な処置を容易にとることができる。
【0064】図11は、プロセスカートリッジ9のEE
PROM20内に格納されたデータを読み出すデータ読
み出し処理の具体的な手順を示している。この手順は、
図9に示した感光体/現像ローラカウンタ計数処理にお
けるデータ読み出し(図9中のS3,S7,S10,S
11)および図10に示した寿命判断処理におけるデー
タ読み出し(図10中のS101,S102)に好まし
く用いることができる。また、EEPROM20内に格
納された他のデータ、例えば「装置検出」データや「新
品検出」データの読み出しにも用いることができる。
【0065】最初のターンで「感光体カウンタ」データ
を読み出し、その次のターンで「現像ローラカウンタ」
データを読み出すものとする。図7のメモリマップに示
したように同じ内容の「感光体カウンタ」データが互い
に離間した複数箇所のアドレス25・26、アドレス5
0・51、アドレス75・76に格納され、同じ内容の
「現像ローラカウンタ」データが互いに離間した複数箇
所のアドレス23・24、アドレス48・49、アドレ
ス73・74に格納されている。
【0066】このデータ読み出し処理の手順では、まず
同じ内容の「感光体カウンタ」データの1箇所目を読み
出すために、CPU27が上位アドレス設定(セグメン
トアドレス設定(#1))および下位アドレス設定(オ
フセットアドレス設定(#1))を行う。「感光体カウ
ンタ」データの場合は1箇所目のアドレスは25に設定
される。なお、#1,#2,…,#Nは、若い方のアド
レスから何箇所目であるかを表す(「感光体カウンタ」
データではN=3である。)。続いて、CPU27は、
設定したアドレス25およびそれに連続したアドレス2
6のデータ読み出し(#1)を行い、読み出したデータ
を所定のレジスタに格納する(レジスタ格納(#
1))。次にCPU27は、同じ内容の「感光体カウン
タ」データの2箇所目を読み出すために、1箇所目のア
ドレスにアドレスシフト量25を加えて2ヶ所目のアド
レスを設定する(セグメントアドレス設定(#2))。
「感光体カウンタ」データの場合は2箇所目のアドレス
は50に設定される。このとき上位アドレスを変更する
だけで済み、下位アドレス設定を省略することができ
る。続いて、設定したアドレスアドレス50およびそれ
に連続したアドレス51のデータ読み出し(#2)を行
い、読み出したデータを所定のレジスタに格納する(レ
ジスタ格納(#2))。このようにして、順次同じアド
レスシフト量25を加えてアドレス設定を行いながら、
同じ内容の「感光体カウンタ」データのN箇所目までデ
ータ読み出し(#N)を行い、読み出したデータを所定
のレジスタに格納する(レジスタ格納(#N))。この
結果、EEPROM20内に格納された「感光体カウン
タ」データを読み出すために、ステップ数として計(3
N+1)だけで済ませることができる。
【0067】次のターンで、同じ内容の「現像ローラカ
ウンタ」データの1箇所目を読み出すために、CPU2
7が上位アドレス設定(セグメントアドレス設定(#
1))および下位アドレス設定(オフセットアドレス設
定(#1))を行う。このとき「感光体カウンタ」デー
タの1箇所目を読み出すために設定したアドレスを2回
デクリメントすることによって「現像ローラカウンタ」
データの1箇所目を読み出すためのアドレス設定を行っ
ても良い。これにより、アドレス設定を簡単化できる。
「現像ローラカウンタ」データの場合は1箇所目のアド
レスは23に設定される。なお、#1,#2,…,#N
は、若い方のアドレスから何箇所目であるかを表す
(「現像ローラカウンタ」データではN=3であ
る。)。続いて、CPU27は、設定したアドレス23
およびそれに連続したアドレス24のデータ読み出し
(#1)を行い、読み出したデータを所定のレジスタに
格納する(レジスタ格納(#1))。次にCPU27
は、同じ内容の「現像ローラカウンタ」データの2箇所
目を読み出すために、1箇所目のアドレスにアドレスシ
フト量25を加えて2ヶ所目のアドレスを設定する(セ
グメントアドレス設定(#2))。「現像ローラカウン
タ」データの場合は2箇所目のアドレスは48に設定さ
れる。このとき上位アドレスを変更するだけで済み、下
位アドレス設定を省略することができる。続いて、設定
したアドレスアドレス48およびそれに連続したアドレ
ス49のデータ読み出し(#2)を行い、読み出したデ
ータを所定のレジスタに格納する(レジスタ格納(#
2))。このようにして、順次同じアドレスシフト量2
5を加えてアドレス設定を行いながら、同じ内容の「現
像ローラカウンタ」データのN箇所目までデータ読み出
し(#N)を行い、読み出したデータを所定のレジスタ
に格納する(レジスタ格納(#N))。この結果、EE
PROM20内に格納された「現像ローラカウンタ」デ
ータを読み出すために、ステップ数として計(3N+
1)だけで済ませることができる。
【0068】このように、このデータ読み出しの手順で
は、アドレス設定を簡単化できる。したがって、プロセ
スカートリッジ9のEEPROM20内に格納されたデ
ータの読み出し処理を従来(ステップ数4N)に比して
高速化できる。
【0069】図12は、プロセスカートリッジ9のEE
PROM20内にデータを書き込むデータ書き込み処理
の具体的な手順を示している。この手順は、図9に示し
た感光体/現像ローラカウンタ計数処理におけるデータ
書き込み(図9中のS5,S9,S13,S15)に好
ましく用いることができる。また、EEPROM20内
に格納された他のデータ、例えば「装置検出」データや
「新品検出」データの書き込みにも用いることができ
る。
【0070】このデータ書き込みの手順によれば、上述
のデータ読み出しの場合と全く同様に、アドレス設定を
簡単化できる。したがって、プロセスカートリッジ9の
EEPROM20内にデータを書き込むデータ書き込み
処理を従来に比して高速化できる。
【0071】特に、この実施形態のようにトナーの色
(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)ごとに計4
種類のプロセスカートリッジを用いるフルカラープリン
タ3では、各プロセスカートリッジ9についてのアドレ
ス設定時間の短縮効果が累積されるので、読み出し処理
や書き込み処理の高速化が顕著になる。
【0072】なお、この実施形態では、プロセスカート
リッジ9の寿命を管理するために、互いに異なる種類の
消耗に関する情報として「現像ローラカウンタ」データ
と「感光体カウンタ」データとを採用したが、当然なが
らこれに限られるものではない。消耗に関する情報とし
ては、その他に現像枚数、プリント枚数、プリント回
数、通紙枚数、帯電回数、帯電面積、露光回数、露光面
積、現像バイアス印加回数などが挙げられる。この発明
の範囲を離れることなく、これらの情報のうちの互いに
異なる2種類以上の情報に基づいて、プロセスカートリ
ッジ9の寿命を精度良く管理することができる。
【0073】また、この実施形態では、プロセスカート
リッジ9は、不揮発性メモリとしてのEEPROM20
に加えて、画像形成を実行する構成要素として、感光体
ドラム111、帯電器101、露光器102、現像器1
03、クリーナ116およびトナー溜めを有するものと
したが、これに限られるものではない。プロセスカート
リッジは、画像形成を実行する上述の構成要素のうちい
ずれかの要素を備えていれば、この発明の範囲に含まれ
る。例えば、感光体ドラム表面を露光するための露光器
は、プリンタ本体側に固定して設置されていても良い。
この場合、プロセスカートリッジ内を、感光体ドラム、
帯電器およびクリーナを含む感光体ユニットと、現像器
およびトナー溜めを含む現像ユニットとによって、ユニ
ット化して構成しても良い。このようにユニット化して
構成することにより、プロセスカートリッジを簡単に製
造することができる。
【0074】また、不揮発性メモリとトナー溜めのみを
備えた態様のプロセスカートリッジも、この発明の範囲
に含まれる。この態様のプロセスカートリッジを用いる
場合、残りの構成要素である感光体ドラム、帯電器、露
光器、現像器およびクリーナは、例えばプリンタ本体側
に固定して設置されるか、または、プリンタ本体に対し
て着脱自在に装着される別のプロセスカートリッジを構
成しても良い。
【0075】また、この実施形態では、プロセスカート
リッジ9は、不揮発性メモリとしてのEEPROM20
を内蔵するものとしたが、これに限られるものではな
い。この発明のプロセスカートリッジは、EEPROM
以外の不揮発性メモリを備えても良い。また、不揮発性
メモリは、プロセスカートリッジに内蔵されるのではな
く、プロセスカートリッジの外面に、例えばその外面に
設けられたソケットを介して、装着されても良い。
【0076】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1乃至
7のプロセスカートリッジによれば、不揮発性メモリ内
のデータの読み出し処理や書き込み処理を高速化でき
る。
【0077】また、請求項8乃至9のプリンタシステム
によれば、プロセスカートリッジが有する不揮発性メモ
リ内のデータの読み出し処理や書き込み処理を高速化で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態のプロセスカートリッ
ジが装着されたプリンタを含む、プリンタシステムの全
体構成を示す図である。
【図2】 上記プリンタの操作パネルを示す図である。
【図3】 上記プリンタの断面構造を示す図である。
【図4】 上記プロセスカートリッジ自体を斜めから見
たところを示す図である。
【図5】 上記プロセスカートリッジがプリンタ本体に
装着される仕方を示す図である。
【図6】 上記プリンタ本体に各色のプロセスカートリ
ッジが装着された状態の、プリンタの制御系の構成を模
式的に示す図である。
【図7】 上記プロセスカートリッジに内蔵されたEE
PROMのメモリマップを例示する図である。
【図8】 上記プリンタシステムにおける各プロセスカ
ートリッジとプリンタ本体と上位コントローラとの間の
データ通信の態様を模式的に示す図である。
【図9】 上記プリンタシステムにおける各プロセスカ
ートリッジの「感光体カウンタ」、「現像ローラカウン
タ」をカウントする感光体/現像ローラカウンタ計数処
理の制御フローを示す図である。
【図10】 上記プリンタシステムにおける各プロセス
カートリッジの寿命を判断する寿命判断処理の制御フロ
ーを示す図である。
【図11】 上記プリンタシステムにおける各プロセス
カートリッジに内蔵されたEEPROM内のデータを読
み出すデータ読み出し処理の手順を示す図である。
【図12】 上記プリンタシステムにおける各プロセス
カートリッジに内蔵されたEEPROM内にデータを書
き込むデータ書き込み処理の手順を示す図である。
【図13】 従来のプリンタシステムによるEEPRO
M内のデータを読み出すデータ読み出し処理の手順を示
す図である。
【符号の説明】
2 LAN 3 プリンタ 5 プリンタ本体 9,9Y,9M,9C,9K プロセスカートリッジ 20,20Y,20M,20C,20K EEPROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉崎 好彦 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 日野 秀樹 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 高野 良昭 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 遠山 大雪 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA38 DE07 GB03 HB02 HB15 HB17 ZA07 2H071 BA04 BA13 BA20 BA33 BA34 DA02 DA06 DA08 DA13 DA15 DA31 EA18

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成を実行する複数の構成要素と、
    アドレスに対応して所定の情報を記憶する不揮発性メモ
    リとを備え、画像形成装置本体に着脱自在に装着される
    プロセスカートリッジにおいて、 上記不揮発性メモリは、上記複数の構成要素それぞれに
    ついての使用に関する情報を互いに隣接したアドレスに
    格納するようになっていることを特徴とするプロセスカ
    ートリッジ。
  2. 【請求項2】 画像形成を実行する構成要素と、アドレ
    スに対応して所定の情報を記憶する不揮発性メモリとを
    備え、画像形成装置本体に着脱自在に装着されるプロセ
    スカートリッジにおいて、 上記不揮発性メモリは、互いに異なる複数種類の使用に
    関する情報を互いに隣接したアドレスに格納するように
    なっていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のプロセスカー
    トリッジにおいて、 上記使用に関する情報は消耗に関する情報であることを
    特徴とするプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のプロセスカートリッジ
    において、 上記消耗に関する情報としての、感光体駆動時間を計数
    する第1のカウンタの値と現像駆動時間を計数する第2
    のカウンタの値とを、互いに隣接したアドレスに格納す
    るようになっていることを特徴とするプロセスカートリ
    ッジ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のプロセスカートリッジ
    において、 上記二種類のカウンタ値は、それぞれ上記不揮発性メモ
    リ内の互いに離間した複数箇所のアドレスに同じ内容が
    格納され、上記同じ内容の値が格納される箇所の間のア
    ドレスシフト量が互いに同じであることを特徴とするプ
    ロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載のプロセスカー
    トリッジにおいて、 上記二種類のカウンタ値をデータとして上記画像形成装
    置本体へ送り、上記二種類のカウンタ値のうちいずれか
    が所定の基準値に達しているとき、上記画像形成装置本
    体の制御系によってこのプロセスカートリッジの寿命が
    到来したと判断されるようになっていることを特徴とす
    るプロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のプロセスカートリッジ
    において、 上記基準値は上記二種類のカウンタ値に対して共通の単
    位で設けられていることを特徴とするプロセスカートリ
    ッジ。
  8. 【請求項8】 画像形成装置本体と、この画像形成装置
    本体に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジとを
    備え、上記プロセスカートリッジは、画像形成を実行す
    る構成要素と、アドレスに対応して所定の情報を記憶す
    る不揮発性メモリとを有するプリンタシステムにおい
    て、 上記プロセスカートリッジの不揮発性メモリは、感光体
    駆動時間を計数する第1のカウンタの値と現像駆動時間
    を計数する第2のカウンタの値とを互いに隣接したアド
    レスに格納するようになっており、 上記画像形成装置は、上記プロセスカートリッジから上
    記二種類のカウンタ値をデータとして受けて、上記二種
    類のカウンタ値がそれぞれ基準値に達しているか否かを
    判断する第1の制御部と、この判断結果に応じて上記プ
    ロセスカートリッジの寿命に関する情報を表示部に表示
    させる第2の制御部を備えたことを特徴とするプリンタ
    システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のプリンタシステムにお
    いて、 上記基準値は上記二種類のカウンタ値に対して共通の単
    位で設けられ、 上記画像形成装置の第2の制御部は、上記プロセスカー
    トリッジの寿命に関する情報として少なくとも上記基準
    値に達した方のカウント値を上記表示部に表示させるこ
    とを特徴とするプリンタシステム。
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