JP2002062217A - 光伝送路監視システム及びその監視装置及びその監視方法 - Google Patents

光伝送路監視システム及びその監視装置及びその監視方法

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JP2002062217A JP2000251768A JP2000251768A JP2002062217A JP 2002062217 A JP2002062217 A JP 2002062217A JP 2000251768 A JP2000251768 A JP 2000251768A JP 2000251768 A JP2000251768 A JP 2000251768A JP 2002062217 A JP2002062217 A JP 2002062217A
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    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/07Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems
    • H04B10/071Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using a reflected signal, e.g. using optical time domain reflectometers [OTDR]

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバと光中継器の監視をそれ等の各伝
送路特性を考慮し、互いに異なる波長のOTDRプロー
ブ光を使用しつつ効果的に監視可能とした光伝送路監視
システムを得る。 【解決手段】 波長多重光伝送システムの信号光波長と
異なる波長を、OTDRのプローブ光に割り当てて、光
伝送路を監視する。このとき、光伝送路を構成する要素
である光ファイバと光中継器それぞれについて異なる波
長のOTDRのプローブ光を割り当てる。更に、上り回
線と下り回線で、OTDRのプローブ光に異なる波長に
割り当て、光ファイバを監視するOTDRのプローブ光
には、光伝送路の波長分散が負となる波長(通常は光伝
送路の零分散波長の短波長側)を割り当て、光中継器を
監視するOTDRのプローブ光には、1550nmより
長波長側の波長を割り当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光伝送路監視システ
ム及びその装置並びにその監視方法に関し、特に波長多
重光伝送システムにおいて、光伝送路を構成する光ファ
イバや光中継器の状況監視を、OTDR(OPTICAL TIME
DOMAIN REFLECTOMETER )のプローブ光を使用して行う
ようにした光伝送路監視方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、大容量、長距離通信の技術とし
て、光増幅中継器を用いた波長多重伝送(WDM伝送)
伝送システムが盛んに実用化されており、実際のシステ
ムにおいて障害が発生した場合の早期システム復帰のた
めには、障害点評定は非常に重要であり、障害点評定と
してITU−T G977にも、長距離光ファイバシス
テムにおいてCOTDR(コヒーレントOTDR)が勧
告されている。
【0003】かかるOTDRを使用した長距離の波長多
重光伝送路監視方式に関する技術として、種々の技術が
提案されている。例えば、特開平8−181656号公
報、特開平11−266205号公報、特開2000−
31907号公報及び特開2000−59306号公報
等がある。これ等いずれの技術においても、伝送路監視
用プローブ光として、信号光とは波長が異なる波長を有
する光を使用して、信号光に与える影響をできるだけ小
としていわゆるインサービス状態にあっても、伝送路の
監視を行えるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、光伝送路は、
一般に、光ファイバと光中継器とが対となってこれ等が
多段縦続接続された構成であり、よって、光伝送路の主
要構成要素は、光ファイバ及び光中継器である。そこ
で、光伝送路を監視するためには、その主要構成要素で
ある光ファイバ及び光中継器の両者を、効率良く監視す
ることが必要であるにもかかわらず、上述した従来技術
の全てにおいは、光ファイバと光中継器とを区別するこ
となく、光伝送路として包括的に把握して光伝送路監視
をなす構成を提案しているに止どまっている。
【0005】しかるに、光ファイバと光中継器とは、伝
送路特性がそれぞれ相違するものであり、よって、これ
等伝送路特性を考慮した効率の良い光伝送路監視方式の
提供が望まれるところである。
【0006】本発明の目的は、光ファイバと光中継器と
の監視をそれ等の各伝送路特性を考慮して、互いに異な
る波長のOTDRプローブ光を使用しつつ効果的に監視
可能とした光伝送路監視システム及びその監視装置並び
にその監視方法を提供することである。
【0007】本発明の他の目的は、信号光が存在してい
るいわゆるインサービス状態においても、信号光に影響
を与えることなく効果的に光ファイバと光中継器との監
視が可能な光伝送路監視システム及びその監視装置並び
にその監視方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、波長多
重光伝送システムの信号波長とは異なる波長を伝送路監
視用のプローブ光に割当てて光伝送路を監視するように
した光伝送路監視システムであって、前記光伝送路を構
成する光ファイバの監視用プローブ光として、前記光伝
送路の波長分散が負となる波長を割当て、前記光伝送路
を構成する光中継器の監視用プローブ光として、前記光
伝送路の波長分散が正となる波長を割当てたことを特徴
とする光伝送路監視システムが得られる。
【0009】そして、前記光ファイバの監視用プローブ
光には、前記光伝送路の零分散波長の短波長側の波長を
割当て、前記光中継器の監視用プローブ光には、長波長
側の波長を割当てたことを特徴とし、また前記光伝送路
の一方向回線と他方向回線とにおいて、前記プローブ光
に互いに異なる波長を割当てたことを特徴とする。
【0010】また、前記光ファイバ及び光中継器の各監
視用プローブ光を夫々発生するプローブ光発生手段と、
前記プローブ光を信号光と多重化して前記光伝送路の一
方向回線へ送出する多重化手段と、前記プローブ光の前
記光伝送路の他方向回線からの戻り光を検波する検波手
段とを含み、この検波結果に基き前記光伝送路の監視を
なすことを特徴とする。
【0011】そして、前記検波手段は、前記他方向回線
からの前記光ファイバの監視用プローブ光の戻り光を光
ヘテロダイン検波方式により検波するヘテロダイン検波
回路を有することを特徴とし、前記検波回路は、前記プ
ローブ発生手段からの前記光ファイバの監視用プローブ
光の分波光と前記戻り光とのビート成分を検出するよう
にしたことを特徴とする。また、前記検波手段は、前記
他方向回線からの前記光中継器の監視用プローブ光の戻
り光を直接検波方式により検波する直接検波回路を有す
ることを特徴とする。
【0012】また、前記光伝送路は前記光ファイバと前
記光中継器とが多段継続接続されており、前記光中継器
の各出力には光カプラが設けられており、前記光伝送路
の一方向回線のこれ等光カプラによる各段の分岐出力
は、他方向回線の対応する各段の光カプラへそれぞれ入
力されていることを特徴とし、前記光中継器の各出力に
は、前記光中継器の監視用プローブ光を選択的に反射し
て前記光カプラへ入力する反射手段が夫々設けられてい
ることを特徴とする。
【0013】そして、前記プローブ光発生手段の前記光
ファイバ及び光中継器の各監視用プローブ光を択一的に
選択して前記光伝送路へ供給し、前記光ファイバ及び光
中継器の各監視を時分割的になす手段を、更に含むこと
を特徴とする。
【0014】本発明によれば、波長多重光伝送システム
の信号波長とは異なる波長を伝送路監視用のプローブ光
に割当てて光伝送路を監視するようにした光伝送路監視
装置であって、前記光伝送路を構成する光ファイバの監
視用プローブ光として、前記光伝送路の波長分散が負と
なる波長の光を発生する第一のプローブ光発生手段と、
前記光伝送路を構成する光中継器の監視用プローブ光と
して、前記光伝送路の波長分散が正となる波長の光を発
生する第二のプローブ光発生手段とを含むことを特徴と
する光伝送路監視装置が得られる。
【0015】また、前記光伝送路は前記光ファイバと前
記光中継器とが多段継続接続されており、前記光中継器
の各出力には光カプラが設けられており、前記光伝送路
の一方向回線のこれ等光カプラによる各段の分岐出力
は、他方向回線の対応する各段の光カプラへそれぞれ入
力されており、前記プローブ光を前記光伝送路の一方向
回線へ送出した後の他方向回線からの戻り光を検波する
検波手段を、更に含み、この検波結果に基き前記光伝送
路の監視をなすことを特徴とする。
【0016】そして、前記検波手段は、前記他方向回線
からの前記光ファイバの監視用プローブ光の戻り光を光
ヘテロダイン検波方式により検波するヘテロダイン検波
回路を有することを特徴とし、前記検波回路は、前記第
一のプローブ光発生手段からの前記光ファイバの監視用
プローブ光の分波光と前記戻り光とのビート成分を検出
するようにしたことを特徴とする。
【0017】また、前記光伝送路の前記光中継器の各出
力には、前記光中継器の監視用プローブ光を選択的に反
射して前記光カプラへ入力する反射手段が夫々設けられ
ており、前記検波手段は、前記他方向回線からの前記光
中継器の監視用プローブ光の戻り光を直接検波方式によ
り検波する直接検波回路を有することを特徴とし、前記
第一及び第二のプローブ光発生手段の各プローブ光を択
一的に選択して前記光伝送路へ供給し、前記光ファイバ
及び光中継器の各監視を時分割的になす手段を、更に含
むことを特徴とする。
【0018】本発明によれば、波長多重光伝送システム
の信号波長とは異なる波長を伝送路監視用のプローブ光
に割当てて光伝送路を監視するようにした光伝送路監視
方法であって、前記光伝送路を構成する光ファイバの監
視用プローブ光として、前記光伝送路の波長分散が負と
なる波長を割当て、前記光伝送路を構成する光中継器の
監視用プローブ光として、前記光伝送路の波長分散が正
となる波長を割当てるステップを含むことを特徴とする
光伝送路監視方法が得られる。
【0019】そして、前記光伝送路は前記光ファイバと
前記光中継器とが多段継続接続されており、前記光中継
器の各出力には光カプラが設けられており、前記光伝送
路の一方向回線のこれ等光カプラによる各段の分岐出力
は、他方向回線の対応する各段の光カプラへそれぞれ入
力されており、前記光ファイバの監視用プローブ光を発
生するステップと、このプローブ光を信号光と波長多重
して前記光伝送路の一方向回線へ送出するステップと、
前記光伝送路の他方向回線からの戻り光を検波する検波
ステップとを含み、この検波結果に基き前記光ファイバ
の監視をなすことを特徴とする。
【0020】また、前記検波ステップは、前記他方向回
線からの戻り光を光ヘテロダイン検波方式にて検波する
ようにしたことを特徴とし、また前記検波ステップは、
前記第一のプローブ光発生手段からの前記光ファイバの
監視用プローブ光の分波光と前記戻り光とのビート成分
を検出するようにしたことを特徴とする。
【0021】また、前記光伝送路の前記光中継器の各出
力には、前記光中継器の監視用プローブ光を選択的に反
射して前記光カプラへ入力する反射手段が夫々設けられ
ており、前記光中継器の監視用プローブ光を発生するス
テップと、このプローブ光を信号光と波長多重して前記
光伝送路の一方向回線へ送出するステップと、前記光伝
送路の他方向回線からの戻り光を検波する検波ステップ
とを含み、この検波結果に基き前記光ファイバの監視を
なすことを特徴とする。
【0022】本発明の作用を述べる。光ファイバにおい
ては、非線形光学効果が大であり、特に波長分散が正と
なる領域では、この非線形光学効果による光の劣化が著
しくなり、例えば、2000km以上の長距離伝送で
は、光スペクトルの位相ノイズが著しく増加してしま
い、雑音に埋もれてしまうが、一方、波長分散が負とな
る波長領域では、位相ノイズがほとんど増加しないとい
う事実に基いて、光ファイバ監視用のプローブ光の波長
を、光伝送路の波長分散が負となる領域(通常は、光伝
送路の零分散波長の短波長側)を割当てるのである。
【0023】この光ファイバ監視用プローブ光を所定方
式で変調し、光伝送路の一方向回線へ信号光と多重化し
て送出し、他方向回線からの戻り光を光受信器で受信し
検波して光ファイバの監視をなすのであるが、この検波
方式として、送信したプローブ光と受信光との周波数差
であるビート成分を検出する光ヘテロダイン検波方式を
採用することにより、検波効率が向上するので、たとえ
非線形光学効果や光中継器より発生するASE(Amplif
ied Spontaneous Emission)雑音光の累積によりS/N
が劣化しても、効果的な光ファイバの監視が可能とな
る。
【0024】これに対して、光中継器では、一般的に使
用されるCバンド帯(1535〜1565nm)の波長
多重光伝送システムの場合、1545nm付近では、入
力パワーが低下しても、出力はほとんど変化しないの
で、入力パワーの変化を検出することは極めて困難であ
るが、当該Cバンド帯の長波長側では入力パワーの変化
に対して弁別感度が高いという事実がある。よって、光
中継器の監視用プローブ光を、光ファイバのそれとは反
対の長波長側(すなわち、光伝送路の波長分散が負とな
る領域とは反対側の正となる領域)に割当てるのであ
る。
【0025】この光中継器監視用プローブ光を所定方式
で変調し、光伝送路の一方向回線へ信号光と多重化して
送出し、他方向回線からの戻り光を光受信器で受信し検
波して光ファイバの監視をなすのであるが、この検波方
式として、非線形光学効果の影響をほとんど受けない直
接検波方式を採用することで、光中継器の監視が効率的
に行えるのである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を図面を用いて説
明する。図1は本発明に基づいて構成した光伝送路監視
システムの一実施例のブロック図である。図1を参照す
ると、本実施例は、上り回線用の光伝送路監視装置1
と、上り及び下り回線を有する光伝送路2と、下り回線
用の光伝送路監視装置3と、上り回線用の信号光源4
と、この信号光源4からの信号光と上り回線用の光伝送
路監視装置1からの光ファイバ監視用プローブ光111
または光中継器監視用プローブ光112とを波長多重す
る波長多重器5と、下り回線用の信号光源6と、この信
号光源6からの信号光と下り回線用の光伝送路監視装置
3からの光ファイバ監視用プローブ光または光中継器監
視用プローブ光とを波長多重する波長多重器7とを含ん
でいる。
【0027】上り回線用の光伝送路監視装置1の送信部
は、二つのOTDR用のプローブ光源11および12
と、それらの発振光を合波分岐する光ファイバカプラ1
3と、その分岐された発振光の一部を強度変調する光変
調器14より構成される。ここで、プローブ光源11は
光ファイバの監視用に使用され、プローブ光12は光中
継器の監視用に使用される。
【0028】また、光伝送路監視装置1の受信部は、光
伝送路2からの入力光の受信先を選択する光スイッチ1
7と、光ヘテロダイン検波方式光受信器15と直接検波
方式光受信器16からなる2系統の光受信器と、信号処
理部18と、表示部19とにより構成されている。
【0029】光ヘテロダイン検波方式光受信器15は、
光ファイバカプラ151と、光受光器152と、電気ア
ンプ153と、ローパスフィルタ154とにより構成さ
れている。ここで、光ファイバカプラ151の分岐ポー
トと光ファイバカプラ13の分岐ポートとは接続されて
いるものとする。また、直接検波方式光受信器16は、
波長可変光フィルタ161と、光受光器162と、電気
アンプ163と、ローパスフィルタ164とにより構成
されている。
【0030】異なる複数の波長を持つ信号光源4からの
光信号と光伝送路監視装置1からのプローブ光とは波長
多重器5で波長多重されて、光伝送路2に送出される。
光伝送路2は上り回線と下り回線とにより構成されてお
り、上り回線は光中継器22と光ファイバ21との組み
合わせが、多段に縦続接続されて構成されており、下り
回線は光中継器26と光ファイバ25の組み合わせが、
同様に多段に縦続接続されて構成されている。
【0031】各光中継器22および26の出力部には光
ファイバカプラ23および27が配置され、その出力光
の一部が分岐される。光ファイバカプラ23と27との
分岐ポートには、波長選択型反射デバイス24および2
8が接続される。ここで、波長選択型反射デバイス24
の反射中心波長はプローブ光源12の波長に一致させて
あり、波長選択型反射デバイス28の反射中心波長はプ
ローブ光源32の波長に一致させてある。更に、光ファ
イバカプラ23と27との分岐ポートとは接続されてい
る。
【0032】下り回線用の光伝送路監視装置3は上り回
線用の光伝送路監視装置1と同様の構成となっているも
のとし、その構成は図2に示しているが、その詳細説明
は、図1の光伝送路監視装置1と同一であるので、省略
する。
【0033】図3は光伝送路2の伝送距離に対する波長
分散値を示しており、信号波長λ1〜λ16の16波長
の各々についてのものである。本実施例では、光ファイ
バ21および25にはノン零分散シフトファイバ(15
50nmにおける波長分散−2ps/nm/km、高次
波長分散0.07ps/nm2/km)と1.3μm零
分散ファイバ(1550nmにおける波長分散+20p
s/nm/km、高次波長分散0.05ps/nm2/
km)を使用している。その使用比率は11中継区間を
一組とし、10中継区間をノン零分散シフトファイバ、
1中継区間を1.3μm零分散ファイバとしている。
【0034】図4は光伝送路2の高次波長分散により生
じた光伝送路全長での波長分散の波長依存性を示したも
のである。波長分散は1550nmで丁度零になってい
る。本実施例では、光伝送路全長での零分散波長である
1550nmより短い波長では波長分散の値が負に、長
い波長では正の値になっている。
【0035】図5は本実施例の信号光波長およびプロー
ブ光波長の配置を示したものである。信号光波長は15
40.16nmから1559.79nmの範囲内で10
0GHz間隔ITU−T勧告の波長グリッド上に配置さ
れている。上り回線用の光伝送路監視装置1のプローブ
光源11の波長と下り回線用の光伝送路監視装置3のプ
ローブ光源31の波長はITU−T勧告の波長グリッド
1539.37nmを中心に、それぞれ+0.1nm/
−0.1nmずらした波長1539.27nmと153
9.47nmに設定されている。
【0036】また、プローブ光源12の波長は156
1.01nm、プローブ光源32の波長は1561.8
3nmに設定されている。ここで、光ファイバ監視用の
プローブ光源11と31は、図4に示す波長分散が負と
なる領域(斜線部)に設定すれば良く、特にその波長を
限定するものではないが、光中継器の利得帯域内でなる
べく光伝送路全長の零分散波長から離れた波長に設定す
る方が好ましい。
【0037】また、プローブ光源11と31は、その波
長間隔として0.1nm以上離して設定すれば、特にそ
の波長を限定するものではない。さらに、光中継器監視
用のプローブ光源12と32は1550nmよりも長波
長側に設定すれば、特にその波長を限定するものではな
いが、光中継器の利得帯域内でなるべく長波長側に設定
する方が好ましい。
【0038】次に実施例の動作について説明する。ま
ず、上り回線の光ファイバを監視する場合について,図
6のフローチャートを参照しつつ説明する。光ファイバ
を監視する場合、光スイッチ17がa側に切換えられ
(ステップS1)、光伝送路監視装置1のプローブ光源
11が点灯し、プローブ光源12が消灯する(ステップ
S2)。プローブ光源11からの発振光は光ファイバカ
プラ13で2分岐され、一方が光ヘテロダイン検波方式
光受信器15に、もう一方が光変調器14に入力され
る。
【0039】光変調器14に入力された発振光は短パル
スのプローブ光111に強度変調される(ステップS
3)。このプローブ光111は波長多重器5で異なる複
数の波長を持つ信号光源4の信号光と合波された後、光
伝送路2に送出される(ステップS4)。プローブ光1
11は光伝送路2の光ファイバ21と光中継器22によ
り減衰と増幅を繰り返しながら、伝送されていく。各中
継スパンの光ファイバ21において、プローブ光111
はレイリー散乱効果により、一部が送信側へと反射され
る。このレイリー散乱効果により反射されたプローブ光
111は光ファイバカプラ23に入射され、光ファイバ
カプラ27を介して下り回線へ送出される。
【0040】下り回線に送出されたプローブ光111は
下り光伝送路を伝送した後、光伝送路監視装置1に入力
される。さらに、プローブ光111は光スイッチ17で
光ヘテロダイン検波方式光受信器15が選択されて受信
される。光ヘテロダイン検波方式光受信器15において
は、プローブ光111は、光ファイバカプラ151で、
送信部の光ファイバカプラ13で分岐されたプローブ光
源11の発振光と合波され、受光器152で光ヘテロダ
イン検出されて、プローブ光111の強度情報を持った
差周波数(ビート)信号に変換される(ステップS
5)。
【0041】ここで、光受信器152は受光素子である
ので、この受光素子の非線形特性により、光ファイバカ
プラ151で合波された2光の周波数の差成分を、図示
せぬバンドパスフィルタにより選択的に導出すること
で、光ヘテロダイン検波が可能である。
【0042】光電変換されたプローブ光111の差周波
数信号は電気アンプ153で増幅され(ステップS
6)、ローパスフィルタ154で雑音成分が除去される
(ステップS7)。さらに、雑音を除去されたプローブ
光111の差周波数信号は信号処理部18で、そのプロ
ーブ光111が反射してきた光ファイバの長手方向にお
ける位置情報と反射強度情報から、光ファイバの損失特
性が計算されて(ステップS8)表示部19で表示され
る(ステップS9)。
【0043】図7(A)は本発明の実施例を用いて、1
0Gb/s−40ch−8000kmシステムの光伝送
路の光ファイバ監視を、信号光が有る状態つまりインサ
ービス状態で行った結果である。この測定結果(800
0km付近の拡大図参照)において、OTDRのトレー
スが減衰している部分は光ファイバに相当し、トレース
が急激に立ち上がっている部分は光中継器に相当する。
この結果より、8000kmまで良好なOTDRトレー
スが測定されていることがわかる。
【0044】尚、OTDRトレースのレベルが、距離が
長くなるに従って、低下しているのは光ファイバ内の非
線形光学効果によりプローブ光111の光スペクトルの
位相ノイズが増加し、光ヘテロダイン検波方式の検波効
率が劣化するためである。
【0045】図7(B)は、従来のように特別な配慮な
しに、プローブ光の波長を、光伝送路全長の波長分散が
正となる波長領域(光伝送路全長の零分散波長である1
550nmより長波長の領域)の1560nmに設定し
て、光ファイバ監視を行った結果である。この結果より
OTDRトレースのレベルが急激に低下し、2000k
m以上では雑音に埋もれてしまっていることがわかる。
この原因としては、波長分散が正となる領域では非線形
光学効果による劣化が著しくなるためと考えられる。
【0046】図8(A),(B)はプローブ光の波長を
光伝送路全長の波長分散が負となる波長と正となる波長
に設定した場合の、伝送後のプローブ光スペクトルを計
算機シミュレーションした結果である。この結果より、
波長分散が正となる波長においては伝送距離が長くなる
と、光スペクトルの位相ノイズが著しく増加しているの
に対して、波長分散が負となる波長においては位相ノイ
ズがほとんど増加していないことがわかる。これは、図
7(A),(B)の結果と良く一致する結果であること
から、光ファイバ監視用のプローブ光の波長を波長分散
が負となる領域に設定することは、明らかに有効である
ことが分かる。
【0047】次に、上り回線の光中継器を監視する場合
について、図9のフローチャートを参照しつつ説明す
る。光中継器を監視する場合、光スイッチ17がb側に
切換えられ(ステップS11)、光伝送路監視装置1の
プローブ光源11が消灯し、プローブ光源12が点灯す
る(ステップS12)。プローブ光源12からの発振光
は光ファイバカプラ13で一部が分岐された後、光変調
器14で短パルスのプローブ光121に強度変調される
(ステップS13)。
【0048】このプローブ光121は波長多重器5で異
なる複数の波長を持つ信号光源4の信号光と合波された
後、光伝送路2に送出される(ステップS14)。プロ
ーブ光121は光伝送路2の光ファイバ21と光中継器
22により減衰と増幅を繰り返しながら、伝送されてい
く。
【0049】この際、信号光とプローブ光121は各光
中継器22の出力部に接続された光ファイバカプラ23
により一部が分岐され、さらに波長選択型反射デバイス
24でプローブ光121のみが反射される。反射された
プローブ光121は再び光ファイバカプラ23に入力さ
れて、光ファイバカプラ27を介して下り回線に送出さ
れる。下り回線に送出されたプローブ光121は光伝送
路を伝送した後、光伝送路監視装置1に入力される。
【0050】さらに、プローブ光121は光スイッチ1
7で直接検波方式光受信器16が選択されて受信され
る。直接検波方式光受信器16においては、プローブ光
121は波長可変光フィルタ161において他の波長の
信号光が除去されてから、受光器162で光電変換され
る(ステップS15)。光電変換されたプローブ光12
1の電気信号は電気アンプ163で増幅され(ステップ
S16)、ローパスフィルタ164で雑音成分が除去さ
れる(ステップS17)。さらに、雑音を除去されたプ
ローブ光121の電気信号は信号処理部18で計算処理
されて(ステップS18)、そのプローブ光121が反
射してきた光中継器の位置情報とその出力強度情報が表
示部19で表示される(ステップS19)。
【0051】図10は、本発明の実施例を用いて、10
Gb/s−40ch−8000kmシステムの光伝送路
の光中継器監視を、信号光が有る状態つまりインサービ
ス状態で行った結果である。図中のピークが各光中継器
22の出力部に取り付けられた波長選択型反射デバイス
24からの反射光のレベルに相当し、各光中継器22の
出力レベルに比例した値を示している。
【0052】ここで、図中のピークレベルが8000k
m先までほぼ一定のレベルになっていることがわかる。
これは、光中継器監視には直接検波方式受信器を使用し
ているため、光ファイバ監視において見られたような非
線形光学効果の影響をほとんど受けることなく、安定し
た測定が可能なことを表している。尚、光中継器監視に
直接検波方式が適用できるのは、波長選択型反射デバイ
スによる反射量が十分に大きいためである。
【0053】ここで、光中継器の出力が低下する要因と
しては、光中継器の故障、前段の光ファイバの損失増な
どが主なものとして考えられる。監視という観点におい
ては、わずかな変化を感度良く検知できることが重要で
ある。図11は、光中継器に入力される信号光パワーを
変えた時の、波長に対する出力の変化を測定した結果で
ある。図11において、“Pnom ”は標準レベルを表
し、“Pnom -10 ”は標準レベルに対して−10dB低
いレベルを意味し、“Pnom +0.5”は標準レベルに対し
て+0.5dB高いレベルを意味し、他も同様である。
【0054】図11より、光中継器への入力される信号
光パワーが低下するに従って、信号光波長1545nm
付近を境に長波長側の利得が低下し、短波長側の利得が
増加することがわかる。
【0055】通常、Cバンドを利用する波長多重光伝送
システムの場合、信号光波長としては1535nmから
1565nmの範囲の波長が使用される。このため、光
中継器監視用のプローブ光12の波長を1545nm付
近に設定すると、光中継器22への入力パワーが低下し
た場合においても、プローブ光12に対する出力がほと
んど変化しないため、その変化を検知することが困難と
なる。したがって、プローブ光12の波長としては、入
力パワーの変化に対して弁別感度の高い1550nmよ
りも長波長に設定すれば良いことは明らかである。
【0056】光ファイバ伝送路の監視において、伝送路
の分散スロープが逆である伝送路に対しては、零分散波
長より長波長側(負分散側)にプローブ光の波長を設定
するようにする。また、光中継器の監視において、光中
継器の出力変動が逆である伝送路に対しては、短波長側
にプローブ光の波長を設定するようにする。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
波長多重光伝送路の光ファイバと光中継器監視を、伝送
路特性を考慮してそれぞれに異なる波長のOTDRプロ
ーブ光で監視をしているため、効果的に監視することが
可能となる。即ち、光ファイバを監視するOTDRのプ
ローブ光には、光伝送路の波長分散が負となる波長(通
常は光伝送路の零分散波長の短波長側)を割り当てるこ
とにより、非線形劣化の影響が少ない監視が可能とな
る。
【0058】また、光中継器を監視するOTDRのプロ
ーブ光には、1550nmより長波長側の波長を割り当
てることにより、中継器出力変動を感度よく監視するこ
とができる。
【0059】光ファイバを監視するOTDRには、光ヘ
テロダイン検波方式に基づいた光受信部を備えることに
より、光中継器を多段接続した光直接増幅伝送路におい
ても、監視信号の検出精度を向上することができ、その
結果光ファイバの監視を精度良く実施することができ
る。光中継器を監視するOTDRには、直接検波方式に
基づいた光受信部を備えることにより、伝送路上の偏
波、XPM(Cross PhaseModulation)の変動影響が少
なく、よって信号光に対する位相影響がなく効果的にイ
ンサービス状態での監視が可能となる。
【0060】また、上り/下り回線でプローブ光の波長
をずらすことにより、双方向から同時に伝送路の監視を
行えるという効果がある。光信号を中継器増幅帯域の効
率がよい帯域に設定し、監視信号光を信号光帯域の外に
設定することにより、信号光の伝送特性に与える影響を
少なくすることができる。また、監視信号光を信号光帯
域の外に設定するため、インサービス状態(信号運用状
態)で測定できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のシステム構成を示すブロック
図である。
【図2】図1の光伝送路監視装置の例を示す図である。
【図3】光伝送路の伝送距離に対する波長分散値を示す
図である。
【図4】光伝送路の高次波長分散により生じた光伝送路
全長での波長分散の波長依存特性を示す図である。
【図5】本発明の実施例における信号光波長及びプロー
ブ光波長の配置例を示す図である。
【図6】本発明の実施例の光ファイバ監視動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】(A)は本発明の実施例による光ファイバ監視
結果を示す図であり、(B)は従来例による光ファイバ
監視結果を示す図である。
【図8】(A),(B)は、プローブ波長を光伝送路全
長の波長分散が負となる波長と正となる波長にそれぞれ
設定した場合における伝送後のプローブ光スペクトルの
シミュレーション結果を示す図である。
【図9】本発明の実施例による光中継器監視動作を示す
フローチャートである。
【図10】本発明の実施例による光中継器監視結果を示
す図である。
【図11】光中継器に入力される信号光パワーを変化さ
せた時の波長に対する出力の変化を示す図である。
【符号の説明】 1 光伝送路監視装置(上り) 2 光伝送路 3 光伝送路監視装置(下り) 4 信号光源(上り) 5 波長多重器(上り) 6 信号光源(下り) 7 波長多重器(下り) 11 光ファイバ監視用プローブ光(上り) 12 中継器監視用プローブ光(上り) 13,23 光ファイバカプラ 14,34 光変調器 15,35 光ヘテロダイン検波方式光受信器 16,36 直接検波方式光受信器 17,37 光スイッチ 18,38 信号処理部 19,39 表示部 21,25 光ファイバ 22,26 光中継器 24,28 波長選択型反射デバイス 27,33,151 光ファイバカプラ 31 光ファイバ監視用プローブ光(下り) 32 中継器監視用プローブ光(下り) 111,112 プローブ光 152,162,362,352 光受信器 153,163,353,363 電気アンプ 154,164,354,364 ローパスフィルタ 161,361 波長可変光フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/18 17/00

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長多重光伝送システムの信号波長とは
    異なる波長を伝送路監視用のプローブ光に割当てて光伝
    送路を監視するようにした光伝送路監視システムであっ
    て、前記光伝送路を構成する光ファイバの監視用プロー
    ブ光として、前記光伝送路の波長分散が負となる波長を
    割当て、前記光伝送路を構成する光中継器の監視用プロ
    ーブ光として、前記光伝送路の波長分散が正となる波長
    を割当てたことを特徴とする光伝送路監視システム。
  2. 【請求項2】 前記光ファイバの監視用プローブ光に
    は、前記光伝送路の零分散波長の短波長側の波長を割当
    て、前記光中継器の監視用プローブ光には、長波長側の
    波長を割当てたことを特徴とする請求項1記載の光伝送
    路監視システム。
  3. 【請求項3】 前記光伝送路の一方向回線と他方向回線
    とにおいて、前記プローブ光に互いに異なる波長を割当
    てたことを特徴とする請求項1または2記載の光伝送路
    監視システム。
  4. 【請求項4】 前記光ファイバ及び光中継器の各監視用
    プローブ光を夫々発生するプローブ光発生手段と、前記
    プローブ光を信号光と多重化して前記光伝送路の一方向
    回線へ送出する多重化手段と、前記プローブ光の前記光
    伝送路の他方向回線からの戻り光を検波する検波手段と
    を含み、この検波結果に基き前記光伝送路の監視をなす
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の光伝送路
    監視システム。
  5. 【請求項5】 前記検波手段は、前記他方向回線からの
    前記光ファイバの監視用プローブ光の戻り光を光ヘテロ
    ダイン検波方式により検波するヘテロダイン検波回路を
    有することを特徴とする請求項4記載の光伝送路監視シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記検波回路は、前記プローブ発生手段
    からの前記光ファイバの監視用プローブ光の分波光と前
    記戻り光とのビート成分を検出するようにしたことを特
    徴とする請求項5記載の光伝送路監視システム。
  7. 【請求項7】 前記検波手段は、前記他方向回線からの
    前記光中継器の監視用プローブ光の戻り光を直接検波方
    式により検波する直接検波回路を有することを特徴とす
    る請求項4〜6いずれか記載の光伝送路監視システム。
  8. 【請求項8】 前記光伝送路は前記光ファイバと前記光
    中継器とが多段継続接続されており、前記光中継器の各
    出力には光カプラが設けられており、前記光伝送路の一
    方向回線のこれ等光カプラによる各段の分岐出力は、他
    方向回線の対応する各段の光カプラへそれぞれ入力され
    ていることを特徴とする請求項1〜7いずれか記載の光
    伝送路監視システム。
  9. 【請求項9】 前記光中継器の各出力には、前記光中継
    器の監視用プローブ光を選択的に反射して前記光カプラ
    へ入力する反射手段が夫々設けられていることを特徴と
    する請求項8記載の光伝送路監視システム。
  10. 【請求項10】 前記プローブ光発生手段の前記光ファ
    イバ及び光中継器の各監視用プローブ光を択一的に選択
    して前記光伝送路へ供給し、前記光ファイバ及び光中継
    器の各監視を時分割的になす手段を、更に含むことを特
    徴とする請求項4〜9記載の光伝送路監視システム。
  11. 【請求項11】 波長多重光伝送システムの信号波長と
    は異なる波長を伝送路監視用のプローブ光に割当てて光
    伝送路を監視するようにした光伝送路監視装置であっ
    て、前記光伝送路を構成する光ファイバの監視用プロー
    ブ光として、前記光伝送路の波長分散が負となる波長の
    光を発生する第一のプローブ光発生手段と、前記光伝送
    路を構成する光中継器の監視用プローブ光として、前記
    光伝送路の波長分散が正となる波長の光を発生する第二
    のプローブ光発生手段とを含むことを特徴とする光伝送
    路監視装置。
  12. 【請求項12】 前記光ファイバの監視用プローブ光に
    は、前記光伝送路の波長分散が負となる波長を割当て、
    前記光中継器の監視用プローブ光には、前記波長分散が
    正となる波長を割当てたことを特徴とする請求項11記
    載の光伝送路監視装置。
  13. 【請求項13】 前記光ファイバの監視用プローブ光に
    は、前記光伝送路の零分散波長の短波長側の波長を割当
    て、前記光中継器の監視用プローブ光には、長波長側の
    波長を割当てたことを特徴とする請求項12記載の光伝
    送路監視装置。
  14. 【請求項14】 前記光伝送路の一方向回線と他方向回
    線とにおいて、前記プローブ光に互いに異なる波長を割
    当てたことを特徴とする請求項11〜13いずれか記載
    の光伝送路監視装置。
  15. 【請求項15】 前記光伝送路は前記光ファイバと前記
    光中継器とが多段継続接続されており、前記光中継器の
    各出力には光カプラが設けられており、前記光伝送路の
    一方向回線のこれ等光カプラによる各段の分岐出力は、
    他方向回線の対応する各段の光カプラへそれぞれ入力さ
    れており、 前記プローブ光を前記光伝送路の一方向回線へ送出した
    後の他方向回線からの戻り光を検波する検波手段を、更
    に含み、 この検波結果に基き前記光伝送路の監視をなすことを特
    徴とする請求項11〜14いずれか記載の光伝送路監視
    装置。
  16. 【請求項16】 前記検波手段は、前記他方向回線から
    の前記光ファイバの監視用プローブ光の戻り光を光ヘテ
    ロダイン検波方式により検波するヘテロダイン検波回路
    を有することを特徴とする請求項15記載の光伝送路監
    視装置。
  17. 【請求項17】 前記検波回路は、前記第一のプローブ
    光発生手段からの前記光ファイバの監視用プローブ光の
    分波光と前記戻り光とのビート成分を検出するようにし
    たことを特徴とする請求項16記載の光伝送路監視装
    置。
  18. 【請求項18】 前記光伝送路の前記光中継器の各出力
    には、前記光中継器の監視用プローブ光を選択的に反射
    して前記光カプラへ入力する反射手段が夫々設けられて
    おり、 前記検波手段は、前記他方向回線からの前記光中継器の
    監視用プローブ光の戻り光を直接検波方式により検波す
    る直接検波回路を有することを特徴とする請求項15〜
    17いずれか記載の光伝送路監視装置。
  19. 【請求項19】 前記第一及び第二のプローブ光発生手
    段の各プローブ光を択一的に選択して前記光伝送路へ供
    給し、前記光ファイバ及び光中継器の各監視を時分割的
    になす手段を、更に含むことを特徴とする請求項11〜
    18記載の光伝送路監視装置。
  20. 【請求項20】 波長多重光伝送システムの信号波長と
    は異なる波長を伝送路監視用のプローブ光に割当てて光
    伝送路を監視するようにした光伝送路監視方法であっ
    て、前記光伝送路を構成する光ファイバの監視用プロー
    ブ光として、前記光伝送路の波長分散が負となる波長を
    割当て、前記光伝送路を構成する光中継器の監視用プロ
    ーブ光として、前記光伝送路の波長分散が正となる波長
    を割当てるステップを含むことを特徴とする光伝送路監
    視方法。
  21. 【請求項21】 前記光ファイバの監視用プローブ光に
    は、前記光伝送路の零分散波長の短波長側の波長を割当
    て、前記光中継器の監視用プローブ光には、長波長側の
    波長を割当てたことを特徴とする請求項20記載の光伝
    送路監視方法。
  22. 【請求項22】 前記光伝送路の一方向回線と他方向回
    線とにおいて、前記プローブ光に互いに異なる波長を割
    当てたことを特徴とする請求項20または21記載の光
    伝送路監視方法。
  23. 【請求項23】 前記光伝送路は前記光ファイバと前記
    光中継器とが多段継続接続されており、前記光中継器の
    各出力には光カプラが設けられており、前記光伝送路の
    一方向回線のこれ等光カプラによる各段の分岐出力は、
    他方向回線の対応する各段の光カプラへそれぞれ入力さ
    れており、 前記光ファイバの監視用プローブ光を発生するステップ
    と、 このプローブ光を信号光と波長多重して前記光伝送路の
    一方向回線へ送出するステップと、 前記光伝送路の他方向回線からの戻り光を検波する検波
    ステップとを含み、 この検波結果に基き前記光ファイバの監視をなすことを
    特徴とする請求項20〜22いずれか記載の光伝送路監
    視方法。
  24. 【請求項24】 前記検波ステップは、前記他方向回線
    からの戻り光を光ヘテロダイン検波方式にて検波するよ
    うにしたことを特徴とする請求項23記載の光伝送路監
    視方法。
  25. 【請求項25】 前記検波ステップは、前記第一のプロ
    ーブ光発生手段からの前記光ファイバの監視用プローブ
    光の分波光と前記戻り光とのビート成分を検出するよう
    にしたことを特徴とする請求項24記載の光伝送路監視
    方法。
  26. 【請求項26】 前記光伝送路の前記光中継器の各出力
    には、前記光中継器の監視用プローブ光を選択的に反射
    して前記光カプラへ入力する反射手段が夫々設けられて
    おり、 前記光中継器の監視用プローブ光を発生するステップ
    と、 このプローブ光を信号光と波長多重して前記光伝送路の
    一方向回線へ送出するステップと、 前記光伝送路の他方向回線からの戻り光を検波する検波
    ステップとを含み、 この検波結果に基き前記光ファイバの監視をなすことを
    特徴とする請求項20〜25いずれか記載の光伝送路監
    視方法。
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