JPH11275026A - 波長分割多重化光伝送における光増幅を制御する方法およびシステム - Google Patents

波長分割多重化光伝送における光増幅を制御する方法およびシステム

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JPH11275026A
JPH11275026A JP11017784A JP1778499A JPH11275026A JP H11275026 A JPH11275026 A JP H11275026A JP 11017784 A JP11017784 A JP 11017784A JP 1778499 A JP1778499 A JP 1778499A JP H11275026 A JPH11275026 A JP H11275026A
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Dirk Bode
ボーデ ディルク
Bernd Teichmann
テイヒマン ベルント
Jianhui Zhou
ゾー ジアンフイ
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/02Wavelength-division multiplex systems
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、一般に光伝送の分野に関し、特に
波長分割多重化光伝送における光増幅を制御する方法お
よびシステムに関する。 【解決手段】 本発明は、波長分割多重化光伝送とは異
なった波長で変調された複数の光信号(λ1...λn
からなる光伝送信号の光増幅を制御する方法であって、
該光伝送信号の最も短い波長より短い波長の所定の出力
レベルを有する第1の補助光信号(λa1)を追加する段
階と、該光伝送信号の最も長い波長より長い波長の、該
第1の補助光信号(λa1)と同じ出力レベルを有する第
2の補助光信号(λa2)を追加する段階と、光増幅後該
光伝送信号から該補助光信号(λa1、λa2)を検出する
段階と、該検出された補助光信号(λa1、λa2)の出力
レベル間の差によって該光伝送信号の該光増幅を制御す
る段階とからなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、概して光伝送の分野に関し、
特に波長分割多重化光伝送における光増幅を制御する方
法およびシステムに関する。
【0002】
【発明の背景】波長分割多重化(Wavelength Divisio
n Multiplex:WDM)は、光ファイバ伝送システムの
能力を増大する手段として導入されている。WDMシス
テムでは、個別のファイバが各々異なった波長を有する
多数の光信号を伝える。こうした光信号が長距離を伝送
される場合、光信号の周期的な再生が必要である。現
在、この増幅は、異なった波長を逆多重化した後、光信
号を対応する電気信号に変換し、それを再生した後、光
信号に再変換することによってか、またはエルビウム添
加ファイバ増幅器(Erbium Doped Fiber Amplifier
s:EDFA)を使用することによって行われる。光増
幅器は比較的低費用で、逆多重化と光電子再生の必要な
しに使用されるすべての波長を増幅できるという2つの
利点を有する。
【0003】現在開発中のWDMシステムは30または
それ以上のチャネル、すなわち異なった波長の変調され
た光信号を有する(稠密波長分割多重化、Dense Wave
length Division Multiplexing:DWDMとして知ら
れている)。こうしたDWDMシステムは、特にDWD
Mシステムの伝送経路に沿った複数の光増幅器のカスケ
ード接続を考慮して、いくつかのパラメータの許容範囲
がごく制限された光増幅器を要求する。こうしたパラメ
ータの中でも利得の平坦さと利得の傾斜が特に重要であ
る。利得の傾斜の問題は、DWDMシステムのエージン
グ、温度の影響、伝送経路を形成するために使用される
ファイバの異なった減衰勾配または誘導ラマン散乱から
生じる。
【0004】光増幅器の利得の傾斜と利得の平坦さは、
光増幅器の入力を制御することによって最適化されるこ
とが知られている。EP 0 637 148 A1では、識別信号を
1つずつ各伝送波長に関連付ける手段を有する送信機が
使用され、伝送経路の各光増幅器が、識別信号から伝送
経路上に存在する波長の数を判断し、それによって異な
ったチャネルの出力を制御手段を有するWDMシステム
が説明される。各伝送波長について識別信号を使用する
ことによって、必要な利得の平坦さを維持するために異
なった波長チャネル間の出力バランスを維持することも
可能になる。これは伝送波長に関連する個々の識別信号
の振幅を判定することによって達成される。
【0005】既知のWDMシステムは、識別信号を各伝
送波長チャネルに関連付けるという欠点を有する。さら
に、これはWDMシステムにおいてはすべての波長チャ
ネルが常に存在しているという保証がないという欠点を
有する。これは通常存在しない波長チャネルに関連付け
られている個々の識別信号が上記のように利得の平坦さ
を維持するために使用される場合問題を生じる。
【0006】
【発明の概要】従って、本発明の目的は、波長分割多重
化光伝送における光増幅を制御する方法およびシステム
を提供することである。これは当業技術の現状から知ら
れる欠点を避けることを考慮する際本発明の方法の目標
の1つである。
【0007】本発明の第1の態様によれば、波長分割多
重化光伝送とは異なった波長で変調された複数の光信号
からなる光伝送信号の光増幅を制御する方法であって、
光伝送信号の最も短い波長より短い波長の所定の出力レ
ベルを有する第1の補助光信号を追加する段階と、光伝
送信号の最も長い波長より長い波長の、第1の補助光信
号と同じ出力レベルを有する第2の補助光信号を追加す
る段階と、光増幅後該光伝送信号から補助光信号を検出
する段階と、検出された補助光信号の出力レベル間の差
によって光伝送信号の光増幅を制御する段階とからなる
方法が提供される。
【0008】本発明の第2の態様によれば、光信号を結
合する少なくとも1つの手段によって形成され、波長分
割多重化伝送とは異なった波長によって変調された複数
の光信号からなる光伝送信号の光増幅を制御するシステ
ムであって、光伝送信号の最も短い波長より短い波長の
所定の出力レベルを有する第1の補助光信号を発生す
る、光信号を結合する手段に接続された第1の手段と、
光伝送信号の最も長い波長より長い波長の、第1の補助
光信号と同じ出力レベルを有する第2の補助光信号を発
生する、光信号を結合する手段に接続された第2の手段
と、光増幅器による光増幅後、光伝送信号から補助光信
号を検出し、補助光信号の出力レベルを判定する第3の
手段と、補助光信号の出力レベル間の差によって光増幅
器を制御する制御手段とからなるシステムが提供され
る。
【0009】本発明の利点は、ここで説明される方法お
よびシステムが波長チャネルの欠如、例えば、光伝送信
号を形成するある波長または光信号の障害の影響を受け
ないことである。必要な識別信号の数を低減できること
は、本発明のもう1つの利点である。
【0010】本発明は、以下与えられる詳細な説明から
より完全に理解され、さらに本発明の適用範囲が明らか
になるだろう。しかし、当業技術分野に熟練した者には
本発明の精神と範囲の中でさまざまな変更や修正が明ら
かなので、この詳細な説明は単なる例示としてのものに
すぎないことを理解されたい。
【0011】尚、異なった図中の同一の記号は同一の構
成要素を表す。図中に示された構成要素を接続する太線
は、例えば、光ファイバによる光接続を表し、他の接続
は電気的接続である。
【0012】
【発明の詳細な記述】図1には、波長分割多重化光伝送
システムを含む本発明の第1の実施例が示される。これ
は、例えば、波長分割多重化装置である光信号を結合す
る手段Mを含み、異なった波長で波長分割多重化装置M
の入力に接続される変調光信号λ1...λnの光伝送信
号を形成する。
【0013】2つの追加入力に、例えば、レーザであ
る、補助光信号を発生する手段λa1およびλa2が接続さ
れる。第1のレーザλa1の波長はWDMシステムで使用
される最も短い波長より短い。第2のレーザλa2の波長
はWDMシステムで使用される最も長い波長より長い。
レーザλa1とλa2が発生する補助光信号の出力レベルは
等しい。補助光信号は波長分割多重化装置Mによって光
信号λ1...λnと結合され、波長分割多重化装置Mの
出力に得られる光伝送信号を形成する。図7を参照する
と、補助光信号λa1およびλa2の出力レベルPaは、W
DMシステムの出力限度に影響しないように光信号
λ1...λnの出力レベルPoより低いことがある。
【0014】光信号を結合する追加手段によって、例え
ば、結合器またはサーキュレータを使って波長分割多重
化装置Mの直後か、または伝送経路の何らかの他の位置
で補助光信号を追加することも可能である。最上の結果
を達成するためには、補助信号を伝送経路の最初で追加
することができるので有利である。
【0015】光伝送信号が、光伝送信号を増幅する制御
光増幅器Aの入力Iに供給される。増幅光伝送信号が制
御増幅器Aの出力Oで得られる。伝送信号はその後光フ
ァイバFを通じて伝送される。例えば、100kmとい
ったあるファイバ長さの後、別の制御光増幅器Aが光フ
ァイバFに接続される。光ファイバFと制御増幅器Aを
含む多数の段が記号Zによって示されるように続く。最
後に光伝送信号の逆多重化装置と受信機がシステムに接
続される。説明を明瞭にするため逆多重化装置と受信機
は示されない。
【0016】本発明の原理が図7に示される。補助光信
号λa1およびλa2は、光伝送信号λ1...λnに追加さ
れたとき等しくPaであったが、これは光伝送後も等し
くなければならない。例えば、出力レベルPa2を有する
第2の補助光信号λa2について破線で示したように増幅
後の補助光信号の出力レベルに差があるならば、利得の
傾斜を補正しなければならない。これは制御光増幅器A
によって行われる。補助光信号の出力レベルの差(Pa1
−Pa2)は、第1のおよび第2の補助光信号λa1とλa2
の補助信号の出力レベルを通る直線L2の傾斜の明白な
尺度である。
【0017】図2では、図1に示され上記で説明された
システムと同一の波長分割多重化光伝送システムを含
む、本発明の第2の実施例が示される。図1と異なっ
て、例えば、レーザである、補助光信号を発生する追加
手段λaxが追加される。レーザλaxが発生する補助光信
号の波長は、WDMシステムの光伝送信号の最も短い波
長から最も長い波長まで変化する。図7で示されるよう
に、WDMシステムの光信号によって使用されない波長
を選択することができるので有利である。ある光信号に
よってWDMシステムで普通使用されている波長をその
光信号を置換する補助光信号が使用することも可能であ
る。WDM信号の光伝送信号の帯域幅内で1つより多い
追加補助信号を使用することも可能である。レーザλax
が発生する補助光信号の出力レベルは上記で説明した補
助光信号の出力レベルに等しい。追加補助光信号によっ
て利得の平坦さを制御することもできる。
【0018】図1および図2の破線によって、レーザλ
a1、λa2およびλaxに接続されるパイロット・トーン発
生器T1、T2およびTxが示される。レーザλa1、λa2
およびλaxが発生する補助光信号は発生器T1、T2およ
びTxのパイロット・トーンによって変調される。異な
った、個別の周波数を有するパイロット・トーンが、そ
の振幅によって補助光信号の出力を検出するために使用
されるが、これは図3および図4を参照して説明され
る。
【0019】図3では、上記で説明されたような、光伝
送信号の入力Iと出力Oを有する制御光増幅器Aの第1
の実施例が示される。この第1の実施例は上記で説明さ
れたパイロット・トーンを使用する。制御光増幅器Aは
光増幅器OA、手段3、光伝送信号の増幅後光伝送信号
から補助光信号に変調されたパイロット・トーンを検出
するTDおよび、光増幅器OAを制御する制御手段Cを
含む。制御光増幅器Aの入力Iは、補助光信号を検出す
る手段3の入力に光学的に接続された光増幅器OAの入
力を形成する。手段3の出力は制御光増幅器Aの出力O
を形成する。
【0020】補助光信号を検出する手段3はタップ結合
器TCと光検出器PDを含む。タップ結合器TCは光増
幅器OAの出力に接続され、光伝送信号の少量のエネル
ギーを取り出す。取り出された光伝送信号が、補助光信
号を電気信号に変換する光検出器PDへ供給される。
【0021】補助光信号は上記で説明されたように個別
のパイロット・トーンによって変調されているので、こ
の電気信号は使用されるパイロット・トーンの異なった
周波数を含む。パイロット・トーン検出回路TDを使用
して、異なったパイロット・トーンが検出される。制御
手段Cは補助信号から出力レベルの差を形成する。差が
ないか、所定のしきい値より小さい場合、補正は必要な
い。差が存在するか所定のしきい値を超える場合、制御
手段Cは測定された差が消失するまで光増幅器OAを補
正する。光増幅器OAの補正は、例えば、光増幅器OA
のポンプ出力を制御することによってか、または光増幅
器OA内の可変光減衰器を使用することによって、反転
を制御して達成される。光増幅器の補正は、例えば、EP
0 782 225 A2でより詳細に説明されている。
【0022】WDMシステムで使用される光増幅器への
否定的な影響を避けるため、使用されるパイロット・ト
ーンの周波数は使用される光増幅器の時定数の逆数より
高くなければならない。さらに、WDMシステムの光伝
送信号のスペクトル部分がパイロット・トーン周波数と
重なることは避けなければならない。後で説明されるよ
うに光伝送信号が光学的に分離されていれば、スペクト
ルの問題は生じない。
【0023】図4では、上記で説明したような、光伝送
信号の入力Iと出力Oを有する制御光増幅器Aの第2の
実施例が示される。この第2の実施例は上記で説明した
パイロット・トーンを使用する。制御光増幅器Aは、光
増幅器OA、手段3、光伝送信号の増幅後光伝送信号か
ら補助光信号に変調されたパイロット・トーンを検出す
るTDおよび、光増幅器OAを制御する制御手段Cを含
む。制御光増幅器Aの入力Iは、補助光信号を検出する
手段3の入力に光学的に接続された光増幅器OAの入力
を形成する。手段3の出力は制御光増幅器Aの出力Oを
形成する。
【0024】補助光信号を検出する手段3は、タップ結
合器TC、出力スプリッタPS、回折格子G1およびG
2、および光検出器PDを含む。タップ結合器TCは光
増幅器OAの出力に接続され、光伝送信号の少量のエネ
ルギーを取り出す。取り出された光伝送信号は出力スプ
リッタPSの第1のポートに供給される。出力スプリッ
タPSの第2のポートに、例えば、ブラッグまたはファ
イバ・ブラッグ回折格子である回折格子G1およびG2
が直列に接続される。回折格子G1はレーザλa1の補助
光信号の反射器であり、回折格子G2はレーザλa2の補
助光信号の反射器である。反射された補助信号は出力ス
プリッタPSの第3のポートに得られる。出力スプリッ
タPSの第4のポートMには光増幅器OAの出力が得ら
れ、監視される。出力スプリッタPSの第3のポート
は、補助光信号を電気信号に変換する光検出器PDに接
続される。この補助光信号は上記で説明したように個別
のパイロット・トーンによって変調されているので、電
気信号は使用されるパイロット・トーンの異なった周波
数を含む。パイロット・トーン検出回路TDを使用して
異なったパイロット・トーンが検出される。制御手段C
は補助信号の出力レベルの差を形成する。差がないか所
定のしきい値より小さい場合追加補正は必要ない。差が
存在するか所定のしきい値を超える場合、制御手段Cは
測定された差が消失するまで光増幅器OAを補正する。
光増幅器OAの補正は、例えば、光増幅器OAのポンプ
出力を制御することによって達成される。光増幅器の補
正は、例えば、EP 0 782 225 A2でより詳細に説明され
ている。
【0025】図5は、本発明による制御光増幅器Aの第
3の実施例を示す。制御増幅器Aは光学的手段によって
補助光信号を検出する。従って、図1および図2で破線
で示されるパイロット・トーン発生器の使用は必要な
い。制御光増幅器Aは、光増幅器OA、光伝送信号の増
幅後光伝送信号から補助光信号を検出する手段3およ
び、光増幅器OAを制御する制御手段Cを含む。制御光
増幅器Aの入力Iは、補助光信号を検出する手段3の入
力に光学的に接続された光増幅器OAの入力を形成す
る。手段3の出力は制御光増幅器Aの出力Oを形成す
る。
【0026】補助光信号を検出する手段3は、タップ結
合器TC、出力スプリッタPS、回折格子G1およびG
2、波長分割多重化装置Wおよび、光検出器PD1およ
びPD2を含む。タップ結合器TCは光増幅器OAの出
力に接続され、光伝送信号の少量のエネルギーを取り出
す。取り出された光伝送信号は出力スプリッタPSの第
1のポートに供給される。出力スプリッタPSの第2の
ポートには、例えば、ブラッグまたはファイバ・ブラッ
グ回折格子である回折格子G1およびG2が直列に接続
される。回折格子G1はレーザλa1の補助光信号の反射
器であり、回折格子G2はレーザλa2の補助光信号の反
射器である。反射された補助信号は出力スプリッタPS
の第3のポートで得られる。出力スプリッタPSの第4
のポートMには光増幅器OAの出力が得られ、監視され
る。出力スプリッタPSの第3のポートは波長分割多重
化装置Wに接続されるが、これは補助光信号を分離し、
それが光検出器PD1およびPD2に供給され、そこで
補助光信号が電気信号に変換される。制御手段Cは、光
検出器PD1およびPD2によって得られる電気補助信
号から出力レベルの差を形成する。差がないか所定のし
きい値より小さい場合、追加補正は必要ない。差が存在
するか所定のしきい値を超える場合、制御手段Cは測定
された差が消失するまで光増幅器OAを補正する。光増
幅器OAの補正は、例えば、光増幅器OAのポンプ出力
を制御することによって達成される。光増幅器の補正
は、例えば、EP 0 782 225 A2でより詳細に説明されて
いる。
【0027】図6は、本発明による制御光増幅器Aの第
4の実施例を示す。この制御増幅器Aは光学的手段によ
って補助光信号を検出する。従って、図1および図2で
破線で示されるパイロット・トーン発生器の使用は必要
ない。制御光増幅器Aは光増幅器OA、補助光信号を検
出する手段3、および光増幅器OAを制御する制御手段
Cを含む。制御光増幅器Aの入力Iは、補助光信号を検
出する手段3の入力に光学的に接続された光増幅器OA
の入力を形成する。手段3の出力は制御光増幅器Aの出
力Oを形成する。
【0028】補助光信号を検出する手段3は、タップ結
合器TC、3つの出力スプリッタPS1、PS2および
PS3、回折格子G1およびG2および、光検出器PD
1およびPD2を含む。タップ結合器TCは光増幅器O
Aの出力に接続され、光伝送信号の少量のエネルギーを
取り出す。取り出された光伝送信号は第1の出力スプリ
ッタPS1の第1のポートに供給される。第1の出力ス
プリッタPS1の第2のおよび第3のポートには、第2
のおよび第3の出力スプリッタPS2およびPS3のそ
れぞれ第3のおよび第1のポートが接続される。第2の
出力スプリッタPS2の第2のポートには、例えば、ブ
ラッグまたはファイバ・ブラッグ回折格子である回折格
子G1が接続される。回折格子G1はレーザλa1の補助
光信号の反射器である。第3の出力スプリッタPS3の
第2のポートには、例えば、ブラッグまたはファイバ・
ブラッグ回折格子である回折格子G2が接続される。回
折格子G2は、レーザλa2の補助光信号の反射器であ
る。レーザλa1の反射された補助光信号は、第1の光検
出器PD1に接続された第2の出力スプリッタPS2の
第1のポートに得られる。レーザλa2の反射された補助
光信号は、第2の光検出器PD2に接続された第3の出
力スプリッタPS3の第3のポートに得られる。それぞ
れ第2のおよび第3の出力スプリッタPS2およびPS
3の第4のポートM1およびM2には光増幅器OAの出
力が得られ、監視される。制御手段Cは、光検出器PD
1およびPD2によって得られる電気補助信号から出力
レベルの差を形成する。差がないか所定のしきい値より
小さい場合追加測定は必要ない。差が存在するか所定の
しきい値を超える場合、制御手段Cは測定された差が消
失するまで光増幅器OAを補正する。光増幅器OAの補
正は、例えば、光増幅器OAのポンプ出力を制御するこ
とによって達成される。光増幅器の補正は、例えば、EP
0 782 225 A2でより詳細に説明されている。
【0029】制御光増幅器Aの上記で説明されたすべて
の実施例について、図2で示されるように、追加補助光
信号λaxが適用される場合、回折格子または光検出器と
いった追加構成要素が補助光信号を検出する手段3に存
在しなければならないことに留意されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による波長分割多重化システムの第1の
実施例の概略を示す図である。
【図2】本発明による波長分割多重化システムの第2の
実施例の概略を示す図である。
【図3】本発明による制御光増幅器の第1の実施例の概
略を示す図である。
【図4】本発明による制御光増幅器の第2の実施例の概
略を示す図である。
【図5】本発明による制御光増幅器の第3の実施例の概
略を示す図である。
【図6】本発明による制御光増幅器の第4の実施例の概
略を示す図である。
【図7】本発明による光信号と補助光信号の出力レベル
を示す図である。
【符号の説明】
T トーン発生器 M 光信号結合手段 A 制御光増幅器 F 光ファイバ OA 光増幅器 TC タップ結合器 C 制御手段 TD パイロット・トーン検出回路 3 補助光信号検出手段 PS 出力スプリッタ PD 光検出器 W 波長分割多重化装置 G 回折格子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジアンフイ ゾー アメリカ合衆国 07728 ニュージャーシ ィ,フリーホールド,ケンタッキー ウエ イ 119

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長分割多重化光伝送とは異なった波長
    で変調された複数の光信号(λ1...λn)からなる光
    伝送信号の光増幅を制御する方法であって、 該光伝送信号の最も短い波長より短い波長の所定の出力
    レベルを有する第1の補助光信号(λa1)を追加する段
    階と、 該光伝送信号の最も長い波長より長い波長の、該第1の
    補助光信号(λa1)と同じ出力レベルを有する第2の補
    助光信号(λa2)を追加する段階と、 光増幅後該光伝送信号から該補助光信号(λa1、λa2
    を検出する段階と、 該検出された補助光信号(λa1、λa2)の出力レベル間
    の差によって該光伝送信号の該光増幅を制御する段階と
    からなることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、該光伝
    送信号の最も短い波長から最も長い波長まで変化する波
    長の所定の出力レベルを有する少なくとも1つの他の補
    助光信号(λax)を追加することを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の方法において、光信号
    の変調に使用されない波長の少なくとも1つの他の補助
    光信号(λax)を追加することを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の方法において、ある波
    長の光信号の代わりに少なくとも1つの他の補助光信号
    (λax)を追加することを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    方法において、該補助光信号(λa1、λa2、λax)の各
    々を個別のトーン(T1、T2、Tx)によって変調する
    ことを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 光信号を結合する少なくとも1つの手段
    (M)によって形成され、波長分割多重化伝送とは異な
    った波長によって変調された複数の光信号(λ1...
    λn)からなる光伝送信号の光増幅を制御するシステム
    であって、 該光伝送信号の最も短い波長より短い波長の所定の出力
    レベルを有する第1の補助光信号を発生する、光信号を
    結合する該手段(M)に接続された第1の手段(λa1
    と、 該光伝送信号の最も長い波長より長い波長の、該第1の
    補助光信号と同じ出力レベルを有する第2の補助光信号
    を発生する、光信号を結合する該手段(M)に接続され
    た第2の手段(λa2)と、 光増幅器(OA)による光増幅後、該光伝送信号から該
    補助光信号を検出し、該補助光信号の出力レベルを判定
    する第3の手段(3、TD)と、 該補助光信号の出力レベル間の差によって該光増幅器
    (OA)を制御する制御手段(C)とからなることを特
    徴とするシステム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のシステムにおいて、該
    光伝送信号の最も短い波長から最も長い波長まで変化す
    る波長の所定の出力レベルを有する、光信号を結合する
    該手段(M)に接続された少なくとも1つの追加手段
    (λax)を特徴とするシステム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のシステムにおいて、該
    少なくとも1つの他の補助光信号(λax)が光信号の変
    調用に使用されない波長を有することを特徴とするシス
    テム。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載のシステムにおいて、該
    少なくとも1つの他の補助光信号(λax)がある光信号
    の波長を有することを特徴とするシステム。
  10. 【請求項10】 請求項6乃至9のいずれか1つに記載
    のシステムにおいて、光信号を結合する該手段(M)が
    波長分割多重化装置を含むことを特徴とするシステム。
  11. 【請求項11】 請求項6〜請求項10の1つに記載の
    システムにおいて、パイロット・トーン発生器(T1
    2、Tx)が、個別のパイロット・トーンによって該補
    助光信号の各々を変調するために該補助光信号を発生す
    る各手段(λa1、λa2、λax)に接続されることを特徴
    とするシステム。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のシステムにおい
    て、該補助光信号を検出する該手段(3)が、 該光増幅器(OA)の出力に接続される結合器(TC)
    と、 該結合器(TC)に接続される出力スプリッタ(PS)
    と、 該補助光信号を反射する、該出力スプリッタ(PS)に
    接続される波長選択反射器(G1、G2)と、 該出力スプリッタ(PS)に接続される光検出器(P
    D)と、 該補助信号を検出するパイロット・トーン検出器(T
    D)とからなることを特徴とするシステム。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載のシステムにおい
    て、該補助光信号を検出する該手段(3)が、 該光増幅器(OA)の出力に接続される結合器(TC)
    と、 該出力スプリッタ(PS)に接続される光検出器(P
    D)と、 該補助信号を検出するパイロット・トーン検出器(T
    D)とからなることを特徴とするシステム。
  14. 【請求項14】 請求項6乃至10のいずれか1つに記
    載のシステムにおいて、該補助光信号を検出する該手段
    (3)が、 該光増幅器(OA)の出力に接続される結合器(TC)
    と、 該結合器(TC)に接続される出力スプリッタ(PS)
    と、 該補助光信号を反射する、該出力スプリッタ(PS)に
    接続される波長選択反射器(G1、G2)と、 該補助光信号を分離する波長分割多重化装置(W)と、 該波長分割多重化装置(W)に接続される光検出器(P
    D1、PD2)とからなることを特徴とするシステム。
  15. 【請求項15】 請求項6乃至10のいずれか1つに記
    載のシステムにおいて、該補助光信号を検出する該手段
    (3)が、 該光増幅器(OA)の出力に接続される結合器(TC)
    と、 該結合器(TC)に接続される第1の出力スプリッタ
    (PS1)と、 該第1の出力スプリッタ(PS1)に接続される追加出
    力スプリッタ(PS2、PS3)と、 該補助光信号を反射する、該追加出力スプリッタ(PS
    2、PS3)に接続される波長選択反射器(G1、G
    2)と、 該追加出力スプリッタ(PS2、PS3)に接続される
    光検出器(PD1、PD2)とからなることを特徴とす
    るシステム。
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