JP2002061158A - ダム管理システム及び放流操作支援方法 - Google Patents

ダム管理システム及び放流操作支援方法

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JP2002061158A
JP2002061158A JP2000249725A JP2000249725A JP2002061158A JP 2002061158 A JP2002061158 A JP 2002061158A JP 2000249725 A JP2000249725 A JP 2000249725A JP 2000249725 A JP2000249725 A JP 2000249725A JP 2002061158 A JP2002061158 A JP 2002061158A
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JP2000249725A
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Toshihiro Yanagihara
敏博 柳原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、放流実施の際の操作員にかかる操作
負担を軽減し、迅速かつ容易に放流時の設定制御が行え
るとともに、すべての操作員を対象に、常に適正かつ安
定した操作を維持することのできるダム管理システム及
び放流操作支援方法を提供することを課題とする。 【解決手段】演算処理装置(I)11は、放流方式選択
画面上で放流方式が選択されると、情報管理装置14を
介して過去事例格納部(PS1)10より、当該選択さ
れた設定方式に従う、現在の貯水位、流入量に近似の過
去事例を所定の条件(設定範囲)の下に少なくとも1例
若しくは数例検索して、当該検索事例をもとに、操作ガ
イダンス情報(貯水位近似値演算結果一覧)と、放流量
(設定全放流量)を設定する入力フィールドを表示用端
末装置16に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダムの管理を行う
ダム管理システム及び放流操作支援方法に関する。
【0002】また本発明は、設定された洪水パターンを
用いて模擬放流時のゲート操作等を行う訓練モードの実
行機能を備えたダム管理システム及び放流操作支援方法
に関する。
【0003】
【従来の技術】従来のダム管理システムに於ける放流操
作は、操作員が現在の貯水位、流入量に応じて放流方式
を選択し、操作員の裁量により各ゲートの開度設定等を
行うことで、システムの演算装置が当該設定値に従う演
算を実行し、その演算結果の情報を操作員が確認して各
ゲートの放流操作を実行している。
【0004】従って、従来では、放流実施に於いて、操
作員にかかる操作負担が大きく、かつ操作員の長期にわ
たる訓練並びに経験を必要とし、適正かつ安定した操作
を期待するには経験を積んだ特定の操作員を専従させな
ければならない等の問題を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のダム管理システムに於ける放流操作は、すべての設定
操作が操作員に委ねられることから、操作員にかかる操
作負担が大きく、操作員の長期にわたる訓練並びに経験
を必要とし、適正かつ安定した操作を期待するには経験
を積んだ特定の操作員を専従させなければならない等の
問題を有していた。
【0006】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
放流実施の際の操作員にかかる操作負担を軽減し、迅速
かつ容易に放流時の設定制御が行えるとともに、すべて
の操作員を対象に、常に適正かつ安定した操作を維持す
ることのできるダム管理システム及び放流操作支援方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ダム管理シス
テムに於いて、過去の設定並びにその設定に伴う演算結
果値でなる過去の実操作データ、若しくは当該過去の実
操作データと訓練モードでの模擬操作データ(訓練実績
データ)とでなる各操作データを蓄積して、その蓄積デ
ータから今回の放流実施に於ける貯水位並びに放流方式
等の操作条件に近い操作データを検索しガイダンス表示
する機能を備えたことを特徴とする。
【0008】即ち、本発明に係るダム管理システムは、
過去に設定された設定値並びにその演算結果値でなる各
実放流情報をその都度、過去事例として取得し蓄積する
手段と、実放流操作時に現在の貯水位及び流入量を取得
し、当該取得情報に近似する前記過去事例とをもとに操
作ガイダンス情報を生成する手段と、前記操作ガイダン
ス情報を表示し操作員に提示する手段とを具備してなる
ことを特徴とする。
【0009】また、本発明に係るダム管理システムは、
設定された洪水パターンを用いて模擬放流時のゲート操
作等を行う訓練モードの実行機能を備えたダム管理シス
テムに於いて、前記模擬放流時に於ける放流情報(訓練
実績データ)及び実放流時に於ける放流情報を取得し過
去事例として蓄積する手段と、実放流操作時に現在の貯
水位及び流入量を取得し、当該取得情報に近似する前記
過去事例とをもとに操作ガイダンス情報を生成する手段
と、前記操作ガイダンス情報を表示し操作員に提示する
手段とを具備してなることを特徴とする。
【0010】また、本発明は前記ダム管理システムに於
いて、前記操作ガイダンス情報は、過去事例毎に、貯水
位、設定放流量、各ゲートの放流量が、例えば貯水位近
似値演算結果一覧として、一覧形式で表示されることを
特徴とする。
【0011】また、本発明は前記ダム管理システムに於
いて、前記操作ガイダンス情報を表示する表示画面に、
放流量を設定する入力フィールドを有して、前記操作ガ
イダンス情報の表示画面上にて当該操作ガイダンス情報
を参照して放流量を設定できるようにしたことを特徴と
する。
【0012】また、本発明は前記ダム管理システムに於
いて、前記操作ガイダンス情報を表示する表示画面に、
放流量を設定する入力フィールドを有し、当該入力フィ
ールドに設定値が入力された際に、当該設定値と現在の
貯水位及び流入量と過去事例とをもとに今回の放流実施
に係る放流情報を生成し、当該情報を、過去事例をもと
に生成した操作ガイダンス情報とともに表示画面上に一
覧表示することを特徴とする。
【0013】また、本発明は前記ダム管理システムに於
いて、放流方式の選択画面を表示する手段を有し、当該
画面上で放流方式が選択されることにより、当該選択さ
れた放流方式に従う操作ガイダンス情報が生成されるこ
とを特徴とする。
【0014】また、本発明に係る放流操作支援方法は、
実放流情報を過去事例として蓄積しておき、実放流操作
時に、現在の貯水位及び流入量に近似の過去事例を前記
蓄積情報から検索して、当該過去事例を操作支援情報と
してゲート操作員に提供することを特徴とする。
【0015】また、本発明に係る放流操作支援方法は、
実放流情報を過去事例として蓄積しておき、設定された
洪水パターンを用いて模擬放流時のゲート操作等を行う
訓練モードの実行機能を備えたダム管理システムの放流
操作支援方法に於いて、前記模擬放流時及び実放流時に
於ける放流情報を過去事例として蓄積しておき、実放流
操作時に、現在の貯水位及び流入量に近似の過去事例を
前記蓄積情報から検索して、当該過去事例を操作支援情
報としてゲート操作員に提供することを特徴とする。
【0016】また、本発明に係る放流操作支援方法は、
過去の放流実施の際の設定値並びにその演算結果値でな
る放流情報を過去事例として蓄積しておき、実放流操作
時に於ける、放流方式選択ステップと、設定値入力ステ
ップとの間に、前記放流方式選択ステップで選択された
放流方式に従う現在の貯水位及び流入量に近似の過去事
例を前記蓄積情報から検索し、当該過去事例を操作支援
情報(操作ガイダンス情報)として表示しゲート操作員
に提供するステップを介挿したことを特徴とする。
【0017】上記したように、過去の実操作データ、若
しくは過去の実操作並びに訓練操作の各操作データを蓄
積して、放流実施の都度、ガイダンス表示する機能を備
えたことにより、操作員にかかる操作負担を軽減して、
迅速かつ容易に放流時の設定制御が行えるとともに、経
験を積んだ特定の操作員を専従させることなく適正かつ
安定した操作を維持することのできるダム管理システム
が提供できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0019】図1は本発明の実施形態によるダム管理シ
ステムの構成を示すブロック図であり、ここではダム管
理訓練機能を備えたダム管理システムの構成を例に示し
ている。
【0020】この実施形態に於いては、実処理用とし
て、演算処理装置(I)11、情報管理装置14、操作
設定端末装置15、表示用端末装置16、監視端末装置
17、入出力処理装置18,19、情報伝達処理装置2
2、情報表示盤23、警報表示盤24、電話応答通報装
置25、通信設備26等が用いられ、訓練処理用とし
て、演算処理装置(II)12、遠方手動操作卓13、情
報管理装置14、操作設定端末装置15、表示用端末装
置16、監視端末装置17、訓練装置21等が用いられ
る。尚、上記実処理に用いられる演算処理装置(I)1
1、情報管理装置14、入出力処理装置18,19、情
報伝達処理装置22、情報表示盤23、警報表示盤24
等の各構成要素は、訓練処理の実行中(訓練モード実行
中)に於いても稼動している。
【0021】上記実処理用の演算処理装置(I)11
は、上記訓練モードの実行処理に関係なく、所定のプロ
グラム制御の下にダムの制御並びに監視を常時行ってい
る。この演算処理装置(I)11は、入出力処理装置1
8,19を介して、貯水位、ゲート開度、流入量、放流
量等の各種計測情報を入力し、演算処理して得たゲート
操作信号等を入出力処理装置18,19を介しダム設備
の機器に送出するとともに、情報伝達処理装置22を介
して、情報表示盤23、警報表示盤24、電話応答通報
装置25、通信設備26等を制御するもので、この実施
形態では、実放流操作時に於いてプログラム格納部(P
S2)20よりロードした放流実施処理用プログラムに
従い図2に示すような処理手順をもつ放流実施の処理を
実行する。
【0022】演算処理装置(II)12は、実運用上に於
ける演算処理装置(I)11のバックアップ用として設
けられるもので、演算処理装置(I)11が正常に動作
している実運用時に於いては待機状態にあり、訓練モー
ドの実行時に於いて、上記訓練装置21の制御の下に、
情報管理装置14が管理する情報を用いて、例えば特願
平12−217525(ダム管理訓練装置およびダム管
理訓練方法)に示されるような、設定された洪水パター
ンを用いた模擬放流時のゲート操作等を含む訓練モード
の処理を実行する。
【0023】遠方手動操作卓13、操作設定端末装置1
5、表示用端末装置16、および監視端末装置17はそ
れぞれ実運用操作者、訓練者、若しくは訓練に携わる管
理者等による、各種の指示入力、データ採取、訓練情報
の設定並びにデータの入出力等に供されるもので、ここ
では訓練モード下に於いて、遠方手動操作卓13を用い
て模擬ゲートの開度操作等が行われ、キーボードおよび
タッチパネル操作による操作設定端末装置15を用いて
後述する放流実施の指示、放流実施スイッチ操作、訓練
モードの起動指示、半自動モード/自動モードによる目
標値の許可指定等が行われ、表示用端末装置16には後
述する図3乃至図6に示すような各種の実運用画面およ
び各種の訓練用画面等が表示され、監視端末装置17を
用いて障害発生等の監視状態が認識される。
【0024】情報管理装置14は、実処理用、および訓
練処理用の各種情報を管理するもので、ここでは、実処
理用として、模擬放流時及び実放流時に於ける放流情報
を取得し過去事例として蓄積する過去事例格納部(PS
1)10と、図2に示すような実放流操作時のガイダン
ス表示機能を備えた放流実施処理用プログラムを格納す
るプログラム格納部(PS2)20とを有してなる。
尚、訓練用としては、洪水データ(訓練用の雨量、流入
量データ(単位時間当たりの降水量、単位時間当たりの
流入量))、降雨強度変換(変換式、流入量、降雨
量)、初期貯水位、初期ゲート開度、発電流量、障害発
生の有無等の各種初期条件が訓練の開始前に設定され登
録される初期設定用情報格納部等が設けられる。この具
体例は特願平12−217525(ダム管理訓練装置お
よびダム管理訓練方法)に示されている。
【0025】訓練装置21は、通常の実処理時は動作停
止状態にあり、訓練モード時のみ動作状態となるもの
で、訓練モードの際は、演算処理装置(II)12を制御
して、設定された洪水パターンを用い上記したダム管理
訓練装置およびダム管理訓練方法に示されるような模擬
放流時のゲート操作等の訓練処理を実行する。
【0026】図2は上記実施形態に於ける放流実施時の
処理手順を示すフローチャートであり、放流実施の際
に、演算処理装置(I)11がプログラム格納部(PS
2)20よりロードした放流実施処理用プログラムを実
行することにより実現される。この図2に示す放流実施
に於いては、放流方式を選択するステップ(S2)と、
設定値を入力するステップ(S4)との間に、前記放流
方式選択ステップで選択された放流方式に従う現在の貯
水位及び流入量に近似の過去事例(過去に実施した設定
値並びにその演算結果値)を前記蓄積情報から検索し、
当該検索した過去事例を操作支援情報(操作ガイダンス
情報)として表示しゲート操作員に提供するステップ
(S3)を介挿したことを特徴とする。
【0027】図3乃至図6はそれぞれ上記図2に示す実
放流操作時の処理動作を説明するための操作画面の構成
例を示すもので、図3は図2に示すステップS2の処理
に於いて表示される放流方式選択画面の構成例を示す
図、図4は図2に示すステップS3の処理に於いて表示
される放流量設定支援画面の構成例を示す図、図5は図
2に示すステップS4の処理に於いて表示される放流量
設定画面の構成例を示す図、図6は図2に示すステップ
S5の処理に於いて表示される演算結果出力画面の構成
例を示す図であり、それぞれ実放流操作時に於いて演算
処理装置(I)11の制御の下に表示用端末装置16に
表示される。上記図4に示す放流量設定支援画面には、
操作ガイダンス情報(貯水位近似値演算結果一覧)を表
示する表示領域(A1)と、放流量(設定全放流量)を
設定する入力フィールドを表示する表示領域(A2)と
が設けられ、当該単一画面上で、表示領域(A1)に表
示された操作ガイダンス情報(貯水位近似値演算結果一
覧)を参照して、表示領域(A2)に表示される入力フ
ィールドに、所望する近似の放流量(設定全放流量)を
設定入力できる画面構成としている。
【0028】ここで上記各図を参照して本発明の実施形
態に於ける動作を説明する。
【0029】実処理用の演算処理装置(I)11は、操
作設定端末装置15より放流実施の設定指示を受ける
と、情報管理装置14を介してプログラム格納部(PS
2)20よりロードした放流実施処理用プログラムに従
い図2に示す放流実施の処理を開始する。ここでは放流
実施に際して、現在の貯水位および流入量を取得し、そ
の現在貯水位および現在流入量を所定のフォーマット形
式で表示用端末装置16上に表示する(図2ステップS
1)。
【0030】ここで演算処理装置(I)11は、操作設
定端末装置15より上記表示された現在貯水位および現
在流入量の確認指示(タッチパネル上で「確認」ボタン
がクリック操作された際の指示コマンド)を受けると、
当該現在貯水位および現在流入量を保持した後、図3に
示す放流方式選択画面を表示用端末装置16に表示する
(図2ステップS2)。
【0031】ここでは、上記放流方式選択画面上で、例
えば洪水運用に於ける設定流量放流方式が選択された
(タッチパネル上で洪水運用の「設定流量」ボタンがク
リック操作された)ものとする。
【0032】上記放流方式選択画面上で放流方式(この
例では設定流量放流方式)が選択されると、演算処理装
置(I)11は、情報管理装置14を介して過去事例格
納部(PS1)10より、当該選択された設定方式に従
う、現在の貯水位、流入量に近似の過去事例を所定の条
件(設定範囲)の下に検索し少なくとも1例若しくは数
例抽出して、当該抽出した過去事例をもとに、図4に示
すような放流量設定支援画面を生成し、表示用端末装置
16に表示する(図2ステップS3)。
【0033】この放流量設定支援画面には、操作ガイダ
ンス情報(貯水位近似値演算結果一覧)を表示する表示
領域(A1)と、放流量(設定全放流量)を設定する入
力フィールドを表示する表示領域(A2)とが設けら
れ、当該単一画面上で、表示領域(A1)に表示された
操作ガイダンス情報(貯水位近似値演算結果一覧)を参
照して、表示領域(A2)に表示される入力フィールド
に、所望する近似の放流量(設定全放流量)を設定入力
できる画面構成となっている。
【0034】この際の検索の対象となる操作ガイダンス
情報は、過去に放流実施した際の設定値並びに演算結果
値でなる実放流時の情報、若しくは上記実放流時の情報
に過去の訓練実績による模擬放流時の放流情報(設定値
並びに演算結果値)を加えたものの何れであってもよ
く、その何れを検索対象とするかを予め設定することに
より、任意の放流情報群を検索対象とすることが可能で
ある。
【0035】上記図4に示す放流量設定支援画面上で、
操作者が、表示領域(A1)に表示された操作ガイダン
ス情報(貯水位近似値演算結果一覧)を参照して、表示
領域(A2)に表示される入力フィールドに、所望する
近似の放流量(設定全放流量)を設定入力し、確認指示
の操作(タッチパネル上で「確認」ボタンのクリック操
作)を行うことにより、演算処理装置(I)11は、上
記確認指示を受けて図5に示す放流量設定画面を表示用
端末装置16に表示する(図2ステップS4)。
【0036】この図5に示す放流量設定画面上で、操作
員が取消指示の操作(タッチパネル上で「取消」ボタン
のクリック操作)を行うと、当該画面上で放流量(設定
全放流量)の再入力が可能となる。
【0037】また、上記図5に示す放流量設定画面上
で、操作員が設定指示の操作(タッチパネル上で「設
定」ボタンのクリック操作)を行うと、演算処理装置
(I)11は、その設定入力された放流量と、現在の貯
水位、流入量、ゲート開度等の各種情報をもとに、所定
の演算処理を実行し、各ゲート(ここではクレスト1
号、クレスト2号、主放流管、小放流管、かんがい等)
毎の放流量を算出して、その演算結果の情報をもとに図
6に示す演算結果出力画面を生成し、表示用端末装置1
6に表示する(図2ステップS5)。
【0038】上記図6に示す演算結果出力画面上で、操
作員が取消指示の操作(タッチパネル上で「取消」ボタ
ンのクリック操作)を行うと、当該画面上での再入力
(修正)が可能となり、また上記演算結果出力画面上
で、流量再設定指示の操作(タッチパネル上で「流量再
設定」ボタンのクリック操作)を行うと、図5に示す放
流量設定画面に戻って、放流量(設定全放流量)の再入
力が可能となる。この際、当該放流量設定画面上で、取
消指示の操作(タッチパネル上で「取消」ボタンのクリ
ック操作)を行うと、更に図4に示す放流量設定支援画
面に戻って、放流量(設定全放流量)の再入力が可能と
なる。
【0039】また、上記図6に示す演算結果出力画面上
で、操作員が確認指示の操作(タッチパネル上で「確
認」ボタンのクリック操作)を行うと、演算処理装置
(I)11は、上記演算結果出力画面に出力された演算
結果の値が予め設定された許容範囲内にある(基準値を
満たす)正しい値であるか否かの検証処理を実行し(図
2ステップS6)、正しい値でないときは、図4に示す
放流量設定支援画面に戻って、放流量(設定全放流量)
の再入力を可能とする(図2ステップS6〜S4)。
【0040】また、上記検証処理(図2ステップS6)
に於いて、演算結果の値が基準値を満たす正しい値であ
ることを確認すると、演算処理装置(I)11は、放流
実施スイッチを設けた放流実施操作画面を表示用端末装
置16に表示し、当該画面上で放流実施スイッチが押下
されることにより、上記演算結果出力画面の演算結果値
に基づく実操作が行われる。更にこの際の放流実施の操
作による設定値および演算結果値でなる実放流情報は過
去事例として情報管理装置14を介し過去事例格納部
(PS1)10に蓄積されて、以後の放流実施の際の検
索対象となる。
【0041】上記したように、放流方式を選択するステ
ップ(S2)と、設定値を入力するステップ(S4)と
の間に、放流方式選択ステップで選択された放流方式に
従う現在の貯水位及び流入量に近似の過去事例(過去に
実施した設定値並びにその演算結果値)を前記蓄積情報
から検索し、当該検索した過去事例を操作支援情報(操
作ガイダンス情報)として表示しゲート操作員に提供す
るステップ(S3)を介挿したことにより、放流実施の
際の操作員にかかる操作負担を軽減して、迅速かつ容易
に実放流時の設定制御が行えるとともに、すべての操作
員を対象に、常に適正かつ安定した操作を維持すること
ができる。
【0042】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、過
去の実操作データ、若しくは過去の実操作並びに訓練操
作の各操作データを蓄積して、放流実施の都度、ガイダ
ンス表示する機能を備えたことにより、放流実施の際の
操作員にかかる操作負担を軽減して、迅速かつ容易に放
流時の設定制御が行えるとともに、すべての操作員を対
象に、常に適正かつ安定した操作を維持することのでき
るダム管理システム及び放流操作支援方法が提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるダム管理システムの構
成を示すブロック図。
【図2】上記実施形態による実放流操作時の処理手順を
示すフローチャート。
【図3】上記実施形態に於ける放流方式選択画面の構成
例を示す図。
【図4】上記実施形態に於ける放流量設定支援画面の構
成例を示す図。
【図5】上記実施形態に於ける放流量設定画面の構成例
を示す図。
【図6】上記実施形態に於ける演算結果出力画面の構成
例を示す図。
【符号の説明】
10…過去事例格納部(PS1) 11…演算処理装置(I) 12…演算処理装置(II) 13…遠方手動操作卓 14…情報管理装置 15…操作設定端末装置 16…表示用端末装置 17…監視端末装置 18…入出力処理装置 19…入出力処理装置 20…プログラム格納部(PS2) 21…訓練装置 22…情報伝達処理装置 23…情報表示盤 24…警報表示盤 25…電話応答通報装置 26…通信設備

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実放流情報を取得し過去事例として蓄積
    する手段と、 実放流操作時に現在の貯水位及び流入量を取得し、当該
    取得情報に近似する前記過去事例とをもとに操作ガイダ
    ンス情報を生成する手段と、 前記操作ガイダンス情報を表示し操作員に提示する手段
    とを具備してなることを特徴とするダム管理システム。
  2. 【請求項2】 設定された洪水パターンを用いて模擬放
    流時のゲート操作等を行う訓練モードの実行機能を備え
    たダム管理システムに於いて、 前記模擬放流時及び実放流時に於ける放流情報を取得し
    過去事例として蓄積する手段と、 実放流操作時に現在の貯水位及び流入量を取得し、当該
    取得情報に近似する前記過去事例とをもとに操作ガイダ
    ンス情報を生成する手段と、 前記操作ガイダンス情報を表示し操作員に提示する手段
    とを具備してなることを特徴とするダム管理システム。
  3. 【請求項3】 前記操作ガイダンス情報は、過去事例毎
    に、貯水位、設定放流量、各ゲート毎の放流量が一覧形
    式で表示される請求項1または2記載のダム管理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記操作ガイダンス情報を表示する表示
    画面に、放流量を設定する入力フィールドを設け、前記
    操作ガイダンス情報の表示画面上にて当該操作ガイダン
    ス情報を参照して放流量を設定できるようにしたことを
    特徴とする請求項1または2または3記載のダム管理シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記入力フィールドに設定値が入力され
    た際に、当該設定値と現在の貯水位及び流入量と過去事
    例とをもとに今回の放流操作に係る放流情報を生成し、
    当該情報を過去事例をもとに生成した操作ガイダンス情
    報とともに表示画面上に一覧表示することを特徴とする
    請求項4記載のダム管理システム。
  6. 【請求項6】 放流方式の選択画面を表示する手段を有
    し、当該画面上で放流方式が選択されることにより、当
    該選択された放流方式に従う操作ガイダンス情報が生成
    される請求項1または2または3記載のダム管理システ
    ム。
  7. 【請求項7】 実放流情報を過去事例として蓄積してお
    き、実放流操作時に、現在の貯水位及び流入量に近似の
    過去事例を前記蓄積情報から検索して、当該過去事例を
    操作支援情報としてゲート操作員に提供することを特徴
    とする放流操作支援方法。
  8. 【請求項8】 実放流情報を過去事例として蓄積してお
    き、設定された洪水パターンを用いて模擬放流時のゲー
    ト操作等を行う訓練モードの実行機能を備えたダム管理
    システムの放流操作支援方法に於いて、前記模擬放流時
    及び実放流時に於ける放流情報を過去事例として蓄積し
    ておき、実放流操作時に、現在の貯水位及び流入量に近
    似の過去事例を前記蓄積情報から検索し、当該過去事例
    を操作支援情報としてゲート操作員に提供することを特
    徴とする放流操作支援方法。
  9. 【請求項9】 放流方式を選択するステップと、設定値
    を入力するステップと、演算結果値を表示出力するステ
    ップと、放流実施を指示するステップとを有して、放流
    実施を行うダム管理システムに於いて、過去の放流実施
    の際の設定値並びにその演算結果値でなる放流情報を過
    去事例として蓄積しておき、放流実施の際に、前記放流
    方式を選択するステップと設定値を入力するステップと
    の間に、前記放流方式選択ステップで選択された放流方
    式に従う現在の貯水位及び流入量に近似の過去事例を前
    記蓄積情報から検索し、当該過去事例を操作支援情報と
    してゲート操作員に提供するステップを介挿したことを
    特徴とする放流操作支援方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008204398A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Hitachi Ltd 放流制御システム
JP2020070637A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 日本電気株式会社 情報処理装置、放流支援方法及び放流支援プログラム

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JP2008204398A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Hitachi Ltd 放流制御システム
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