JP2023059682A - 監視制御装置、監視制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】不慣れな作業者が監視制御対象とするシステムの状態に応じて適切な操作を行うことができるように、作業者への支援を実施する。【解決手段】監視制御装置100において、処理実行部103は、入力処理部102により受け付けられた作業者からの入力操作に応じた動作を制御対象プラント機器122に実行させるように、プラント制御部101への指示を行う。条件判定部104は、作業者からの入力操作が受け付けられると、プラント制御部101が収集した観測情報に基づいてプラントの状態が所定のガイダンス条件を満たすか否かを判定する。プラントの状態がガイダンス条件を満たすと判定された場合、画面管理部105は、処理実行部103がプラント制御部101への指示を行うよりも前に、作業者からの入力操作に対する作業者へのガイダンスを含む画面を出力装置124に表示させる。【選択図】図1
Description
本発明は、例えばプラント等のシステムの監視制御業務を行うための装置および方法に関する。
従来、作業者によって監視制御されるシステムの一例として、上下水の浄水施設や工場等で使用されるプラントがある。プラントの監視制御では、プラント全体を集中的に監視および制御可能な監視制御システムが一般的に利用される。監視制御システムには、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等により構成された表示装置が設けられており、この表示装置には、プラントから出力されたプラント情報が表示される。作業者は、監視制御システムの表示装置に表示されたプラント情報に基づき、必要に応じてマウス、キーボード、タッチパネル等の入力装置を操作して所定の入力操作を行うことで、プラントの動作を制御したり、所望の表示画面に切り替えてプラントの動作を確認したりする。これにより、監視制御システムを用いてプラントの監視制御を行うことができる。
監視制御システムの表示装置には、例えばグラフィック画面、トレンド画面、アラーム画面等の様々な画面が表示される。グラフィック画面は、プラントに関する各種情報を表示するために用いられる。トレンド画面は、プラントに設けられた計測機器等から得られるプラント情報をトレンド表示するために用いられる。アラーム画面は、プラントに異常が発生した時に出力されるアラーム情報等を確認するために用いられる。作業者は、これらの画面をGUI(Graphical User Interface)に用いて、プラントの制御や操作を行うことができる。例えば、グラフィック画面、トレンド画面、あるいはアラーム画面から、プラントが有する各種機器の中で制御対象機器を選択し、続いて表示される制御画面内で操作内容を選択した後に実行ボタンを選択するという手順により、プラントの制御や操作を実施している。
近年、市町村が統廃合されたことにより、それまで別々の市町村においてそれぞれの上下水道プラントの監視制御で利用されていた複数種類の監視制御システムの統合が進んでおり、これに伴って、一人の作業者が受け持つ監視業務の範囲が広域化する傾向にある。また、プラントの監視制御に熟練した作業者が定年退職によって減少したり、監視制御業務が外部業者に委託されたりすることで、新たに監視業務に配属された作業者が業務を引き継ぐ必要が生じる場合もある。これらの場合、プラントの知識を十分に持っていない作業者がプラントの操作を行うことで、誤操作をしてしまうという問題が起きている。
このような問題に対して、作業者がプラントの操作を行う際に作業者に対して注意を促すガイダンスを表示する監視制御システムが知られている。例えば特許文献1では、オペレータの熟練度によらず、オペレータの所望の操作監視画面を簡便かつ迅速に表示する技術が開示されている。
プラントの監視制御業務では、前述したような理由から、プラントに異常が発生した場合であっても、操作に不慣れな作業者が対応せざるを得ないケースが増えている。しかしながら、特許文献1に記載されている技術では、不慣れな作業者が迅速に所望の操作画面にたどり着いたとしても、プラントの状態に応じた適切な操作を行うことが出来ない恐れがある。
本発明は、このような状況に鑑みて成されたものであり、プラント等のシステムの監視制御で用いられる装置において、不慣れな作業者が監視制御対象とするシステムの状態に応じて適切な操作を行うことができるように、作業者への支援を実施することを目的とする。
本発明による監視制御装置は、作業者がシステムの監視制御業務を行うために用いられるものであって、前記システムが有する監視対象機器の状態に関する観測情報を収集するとともに、前記システムが有する制御対象機器の動作を制御する制御部と、入力装置と接続され、前記入力装置を介した前記作業者からの入力操作を受け付ける入力処理部と、前記入力処理部により受け付けられた前記入力操作に応じた動作を前記制御対象機器に実行させるように、前記制御部への指示を行う処理実行部と、前記入力処理部により前記入力操作が受け付けられると、前記観測情報に基づいて前記システムの状態が所定のガイダンス条件を満たすか否かを判定する条件判定部と、画面表示可能な出力装置と接続され、前記出力装置に表示される画面を管理する画面管理部と、を備え、前記条件判定部により前記システムの状態が前記ガイダンス条件を満たすと判定された場合、前記画面管理部は、前記処理実行部が前記制御部への指示を行うよりも前に、前記入力操作に対する前記作業者へのガイダンスを含む画面を前記出力装置に表示させる。
本発明による監視制御方法は、作業者がシステムの監視制御業務を行うための方法であって、前記システムが有する監視対象機器の状態に関する観測情報を収集し、入力装置を介した前記作業者からの入力操作が行われると、前記観測情報に基づいて前記システムの状態が所定のガイダンス条件を満たすか否かを判定し、前記システムの状態が前記ガイダンス条件を満たすと判定された場合、前記入力操作に対する前記作業者へのガイダンスを含む画面を出力装置に表示させ、前記ガイダンスを含む画面の表示後に、前記入力操作に応じた動作を前記システムが有する制御対象機器に実行させる。
本発明による監視制御方法は、作業者がシステムの監視制御業務を行うための方法であって、前記システムが有する監視対象機器の状態に関する観測情報を収集し、入力装置を介した前記作業者からの入力操作が行われると、前記観測情報に基づいて前記システムの状態が所定のガイダンス条件を満たすか否かを判定し、前記システムの状態が前記ガイダンス条件を満たすと判定された場合、前記入力操作に対する前記作業者へのガイダンスを含む画面を出力装置に表示させ、前記ガイダンスを含む画面の表示後に、前記入力操作に応じた動作を前記システムが有する制御対象機器に実行させる。
本発明によれば、不慣れな作業者が監視制御対象とするシステムの状態に応じて適切な操作を行うことができるように、作業者への支援を実施することができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る監視制御装置を、以下に図1から図7を用いて説明する。
本発明の第1の実施形態に係る監視制御装置を、以下に図1から図7を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る監視制御装置100の構成図である。監視制御装置100には、監視対象プラント機器121、制御対象プラント機器122、入力装置123および出力装置124が接続されている。監視対象プラント機器121および制御対象プラント機器122は、例えば上下水の浄水システムや工場等で使用されるプラントを構成する各種プラント機器であり、監視制御装置100によってその状態が監視されるプラント機器が監視対象プラント機器121に相当し、監視制御装置100によってその動作が制御されるプラント機器が制御対象プラント機器122に相当する。なお、同一のプラント機器が監視対象プラント機器121と制御対象プラント機器122を兼ねることもある。監視制御装置100が監視制御を行うプラントの種類に応じて、様々なプラント機器を監視対象プラント機器121や制御対象プラント機器122として監視制御装置100に接続することができる。
監視制御装置100は、プラント制御部101、入力処理部102、処理実行部103、条件判定部104、画面管理部105、プラント情報格納部111、ガイダンス情報格納部112および監視制御画面情報格納部113を備える。監視制御装置100は、不図示のCPU、ROM、RAM等を用いて構成される制御回路と、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の記録媒体を用いて構成される補助記憶装置とを有する。監視制御装置100において、プラント制御部101、入力処理部102、処理実行部103、条件判定部104および画面管理部105は、例えばCPUにおいて所定のプログラムを実行することにより実現され、プラント情報格納部111、ガイダンス情報格納部112および監視制御画面情報格納部113は、例えば補助記憶装置により実現される。なお、監視制御装置100はサーバ等のコンピュータであってもよいし、複数台のコンピュータを組み合わせたものであってもよい。あるいは、クラウドコンピューティングにより提供されるサービスとして監視制御装置100を実現してもよい。
プラント制御部101は、監視対象プラント機器121から送信される当該プラント機器の状態に関する情報、例えば温度、流量、圧力、電圧、電流等の物理量の観測情報を収集し、プラント情報格納部111に格納する。また、画面管理部105を介した処理実行部103からの指示に応じて制御対象プラント機器122の動作を制御することで、プラントが所望の状態に維持されるようにプラントの制御を行う。
入力装置123は、例えばマウス、タッチパネル等のポインティングデバイスや、汎用キーボード、監視制御システム専用のオペレーターズキーボードなどを含んで構成される。監視制御装置100を用いてプラントの監視制御業務を行う作業者(プラントの運転員・保守員等)は、入力装置123を操作することで、監視制御装置100に対して所望の入力操作を行うことができる。入力処理部102は、入力装置123と接続されており、入力装置123を介した作業者からの入力操作を受け付けて、その入力操作内容を処理実行部103に伝える。
処理実行部103は、入力処理部102により受け付けられた作業者からの入力操作に応じた動作を制御対象プラント機器122に実行されるように、プラント制御部101への指示を行う。これにより、作業者の入力操作に基づくプラント制御が実現される。なお、処理実行部103からプラント制御部101への指示は、画面管理部105を介して行われる。
出力装置124は、例えばCRTやLCD等の画像表示可能なディスプレイを用いて構成される。画面管理部105は、出力装置124と接続されており、出力装置124に表示される画面を管理する。
作業者が入力装置123を用いた入力操作によりプラントの監視制御業務を行うためには、出力装置124において、プラントの状態などを示した監視制御用の画面が展開されている必要がある。そのため、監視制御画面情報格納部113には、出力装置124に出力するための各種監視制御画面の情報が格納されている。画面管理部105は、監視制御画面情報格納部113とプラント情報格納部111にそれぞれ格納されている情報から任意の情報を抽出することで、そのときのプラントの状態に応じた監視制御画面を描画し、出力装置124に表示させることができる。
ガイダンス情報格納部112には、作業者が入力装置123を用いて行う入力操作に対する作業者へのガイダンスを行うためのガイダンス情報として、各種のガイダンス条件やガイダンス内容の情報が格納されている。条件判定部104は、ガイダンス情報格納部112に格納されているガイダンス情報と、プラント情報格納部111に格納されているプラント情報とを用いて、そのときのプラントの状態が入力操作に対して予め設定されたガイダンス条件を満たすか否かの条件判定を行う。その結果、プラントの状態がガイダンス条件を満たすと判定した場合には、そのガイダンス条件に対応するガイダンス内容をガイダンス情報格納部112から抽出し、画面管理部105へ伝送する。
条件判定部104からガイダンス内容が伝送されると、画面管理部105は、その内容に応じたガイダンス表示処理を行い、作業者へのガイダンスを含む画面を作成する。画面管理部105により作成された画面は、出力装置124に出力されて表示される。これにより、作業者が行った入力操作に応じたガイダンスが出力装置124において表示され、作業者への注意喚起が行われる。
図2は、プラント操作時に出力装置124において表示される画面の例を示す図である。図2において、(a)は標準ダイアログを監視制御画面200上に表示した場合の画面例を示し、(b)は作業者へのガイダンスダイアログを監視制御画面200上に表示した場合の画面例を示している。
図2(a)、図2(b)に示すように、作業者が入力装置123を用いて監視制御画面200上でプラント操作ボタン201を押下すると、画面管理部105は、この入力操作に応じたダイアログを監視制御画面200上に重ねて表示する。このとき、プラントの状態が入力操作に対して予め定義されたガイダンス条件を満たさない場合は、図2(a)に示すような標準ダイアログ202を表示する。一方で、プラントの状態がガイダンス条件を満たす場合は、図2(b)に示すようなガイダンスダイアログ212を表示する。ガイダンスダイアログ212では、入力操作に対する作業者へのガイダンスとして、当該入力操作によってプラントに生じる可能性がある影響など、作業者が注意すべき事項の説明が記載されている。これにより、作業者がプラント操作を実行する前に、プラント状態に応じた注意喚起を行うことが可能である。
作業者が入力装置123を用いて標準ダイアログ202の実行ボタン203またはガイダンスダイアログ212の肯定ボタン213を押下すると、作業者がプラント操作時に制御対象に指定したポンプの運転指示が、処理実行部103から画面管理部105を介してプラント制御部101へ出力される。これにより、プラント制御部101から制御対象プラント機器122である当該ポンプに対して動作制御が実施され、当該ポンプの運転が行われる。一方、作業者が入力装置123を用いて標準ダイアログ202の取消ボタン204またはガイダンスダイアログ212の否定ボタン214を押下すると、当該ポンプの運転操作が取り消される。
図3は、ガイダンス情報を編集する際に出力装置124において表示される画面の例を示す図である。図3において、編集画面300はガイダンス情報を編集するためのGUIの一例であり、画面管理部105によって出力装置124に表示される。作業者は、この編集画面300のダイアログテーブル上で、条件ID301、ガイダンスダイアログID(1)302、ガイダンスダイアログID(2)303をそれぞれ編集することにより、ガイダンス情報格納部112に格納されているガイダンス情報の内容を任意に変更して、ガイダンス条件を定義することができる。この機能により、プラント操作時にガイダンスを表示するためのプラント状態の条件を定めるガイダンス条件と、プラント状態がガイダンス条件を満たす場合に表示されるガイダンス内容とを、それぞれ自由に設定することが可能となる。なお、ダイアログテーブルの内容については後述する。
図4は、プラント操作時に出力装置124において表示される画面の別例を示す図である。図4では、監視制御画面200上に二つのガイダンスを続けて展開する場合の画面例を示している。
図4(a)に示すように、作業者が入力装置123を用いて監視制御画面200上でプラント操作ボタン201を押下すると、画面管理部105は、この入力操作に応じたダイアログを監視制御画面200上に重ねて表示する。このとき、プラントの状態が入力操作に対して予め定義されたガイダンス条件を満たす場合は、図4(a)に示すような一つ目のガイダンスダイアログ402を表示し、このガイダンスダイアログ402上の継続ボタン403が作業者によって押下されると、図4(b)に示すような二つ目のガイダンスダイアログ412を表示する。一つ目のガイダンスダイアログ402では、入力操作に対する作業者へのガイダンスとして、図2(a)のガイダンスダイアログ212と同様の説明が記載されている。二つ目のガイダンスダイアログ412では、入力操作に対する作業者へのガイダンスとして、当該入力操作の実行後に作業者が注意すべき事項の説明が記載されている。これにより、作業者がプラント操作を実行する際に、一つ目のガイダンスにてプラント状態に応じた注意喚起を行うとともに、二つ目のガイダンスにてプラント操作の実行に対する最終確認を行うことが可能である。
作業者が入力装置123を用いて二つ目のガイダンスダイアログ412の実行ボタン413を押下すると、作業者がプラント操作時に制御対象に指定したポンプの運転指示が、処理実行部103から画面管理部105を介してプラント制御部101へ出力される。これにより、プラント制御部101から制御対象プラント機器122である当該ポンプに対して動作制御が実施され、当該ポンプの運転が行われる。一方、作業者が入力装置123を用いて一つ目のガイダンスダイアログ402の中断ボタン404または二つ目のガイダンスダイアログ412の取消ボタン414を押下すると、当該ポンプの運転操作が取り消される。
図5は、プラント操作時にガイダンス表示を行う際の処理フローを示す図である。監視制御装置100は、作業者が入力装置123を用いて制御対象プラント機器122に対する何らかの操作を入力すると、例えば不図示のCPUにより、ステップ500で図5の処理フローを開始する。
ステップ501では、条件判定部104により、プラント情報格納部111から直近のプラント状態の情報を取得する。ここで取得される情報は、プラント制御部101によって監視対象プラント機器121から定期的に収集されてプラント情報格納部111に格納されたものであり、直近の監視対象プラント機器121の状態に関する観測情報を表している。
ステップ502では、条件判定部104により、ステップ501で取得した情報によって表されるプラント状態、すなわち監視対象プラント機器121の状態が、作業者からの入力操作に対して予め設定されたガイダンス条件を満たすか否かを判定する。ここでは、作業者の入力操作に対応する制御対象プラント機器122の種類を判別し、ガイダンス情報格納部112に格納されたガイダンス情報から、当該制御対象プラント機器122の種類に対応するガイダンス情報を抽出する。そして、抽出したガイダンス情報が表すガイダンス条件に含まれる監視対象プラント機器121の状態に対する条件と、ステップ501で取得した情報が表す監視対象プラント機器121の状態とを照合する。その結果、監視対象プラント機器121の状態が当該ガイダンス条件を満たす場合は、プラント状態がガイダンス条件を満たすと判定してステップ503へ進み、そうでない場合はステップ512へ進む。
ステップ503では、条件判定部104により、ステップ502の判定に用いたガイダンス条件に対して組み込み判定が定義されているか否かを判定する。具体的には、例えばステップ502で抽出したガイダンス情報が表すガイダンス条件において、監視対象プラント機器121の状態に対する条件に加えて、さらに別の条件が組み込み判定条件として設定されているか否かを判定する。その結果、組み込み判定条件が設定されている場合はステップ504へ進み、設定されていない場合はステップ506へ進む。
ステップ504では、条件判定部104により、ガイダンス条件で定義された組み込み判定を行う。ここでは、ガイダンス情報が表す組み込み判定条件に基づいて様々な組み込み判定を行い、その結果が有効または無効のいずれであるかを返す。なお、ステップ504で行われる組み込み判定の例については後述する。
ステップ505では、条件判定部104により、ステップ504で行った組み込み判定の結果が有効または無効のいずれであるかを判定する。組み込み判定結果が有効の場合はステップ506へ進み、無効の場合はステップ512へ進む。
ステップ506では、画面管理部105により、ステップ502の判定に用いたガイダンス条件に対応する一つ目のガイダンスダイアログを表示する。ここでは、ステップ502で抽出したガイダンス情報においてガイダンス条件とともに設定されているガイダンス内容を、条件判定部104から画面管理部105へ伝送する。画面管理部105は、条件判定部104から伝送されたガイダンス内容に基づくガイダンス表示処理を行うことで、作業者の入力操作に対する一つ目のガイダンスダイアログを作成し、出力装置124に出力して表示させる。これにより、例えば図2(b)のガイダンスダイアログ212や、図4(a)のガイダンスダイアログ402などが、一つ目のガイダンスダイアログとして、出力装置124において監視制御画面200上に重ねて表示される。
ステップ507では、画面管理部105により、ステップ506で表示した一つ目のガイダンスダイアログ上で、作業者により実行ボタンが押されたか否かを判定する。ここでは、例えば図2(b)のガイダンスダイアログ212における肯定ボタン213や、図4(a)のガイダンスダイアログ402における継続ボタン403などが作業者によって押下されると、実行ボタンが押されたと判定してステップ508へ進む。一方、図2(b)のガイダンスダイアログ212における否定ボタン214や、図4(a)のガイダンスダイアログ402における中断ボタン404などが作業者によって押下されると、実行ボタンが押されていないと判定してステップ514へ進む。
ステップ508では、画面管理部105により、ステップ502の判定に用いたガイダンス条件に対して二つ目のガイダンスダイアログが定義されているか否かを判定する。ここでは、ステップ502で抽出したガイダンス情報を参照し、そのガイダンス情報において二つ目のガイダンスダイアログに関する情報が設定されているか否かを判定する。その結果、二つ目のガイダンスダイアログに関する情報が設定されている場合は、二つ目のガイダンスダイアログが定義されていると判定してステップ509へ進み、登録されていない場合はステップ511へ進む。
ステップ509では、画面管理部105により、ステップ502の判定に用いたガイダンス条件に対応する二つ目のガイダンスダイアログを表示する。ここでは、ステップ506で条件判定部104から画面管理部105へ伝送されたガイダンス内容を用いて、ステップ506と同様のガイダンス表示処理を行うことで、作業者の入力操作に対する二つ目のガイダンスダイアログを作成し、出力装置124に出力して表示させる。これにより、例えば図4(b)のガイダンスダイアログ412などが、二つ目のガイダンスダイアログとして、出力装置124において監視制御画面200上に重ねて表示される。
ステップ510では、画面管理部105により、ステップ509で表示した二つ目のガイダンスダイアログ上で、作業者により実行ボタンが押されたか否かを判定する。ここでは、例えば図4(b)のガイダンスダイアログ412における実行ボタン413などが作業者によって押下されると、実行ボタンが押されたと判定してステップ511へ進む。一方、図4(b)のガイダンスダイアログ412における取消ボタン414などが作業者によって押下されると、実行ボタンが押されていないと判定してステップ514へ進む。
ステップ508または510からステップ511へ進んだ場合、ステップ511では、プラント制御部101および処理実行部103により、作業者からの入力操作に対応するプラント機器の操作を実行する。ここでは、例えば図5の処理フロー開始時に作業者が入力装置123を用いて行った入力操作に対応する操作量を、処理実行部103からプラント制御部101を介して制御対象プラント機器122へ出力することで、制御対象プラント機器122の動作制御を行い、入力操作に応じた動作を制御対象プラント機器122に実行させる。これにより、作業者はプラントの監視制御を行う。ステップ511でプラント機器の操作を実行したら、図5の処理フローを終了する。
一方、ステップ507または510からステップ514へ進んだ場合、ステップ514では、プラント機器の操作を中断する。ここでは、図5の処理フロー開始時に作業者が入力装置123を用いて行った入力操作を取り消し、プラント制御部101が制御対象プラント機器122の動作制御を行わないようにする。ステップ514でプラント機器の操作を中断したら、図5の処理フローを終了する。
ステップ512では、画面管理部105により、標準ダイアログを表示する。ここでは、作業者へのガイダンスを含まない画面として、例えば図2(a)の標準ダイアログ202が、出力装置124において監視制御画面200上に重ねて表示される。
ステップ513では、画面管理部105により、ステップ512で表示した標準ダイアログ上で、作業者により実行ボタンが押されたか否かを判定する。ここでは、例えば図2(a)の標準ダイアログ202における実行ボタン203などが作業者によって押下されると、実行ボタンが押されたと判定してステップ511へ進む。一方、図2(a)の標準ダイアログ202における取消ボタン204などが作業者によって押下されると、実行ボタンが押されていないと判定してステップ514へ進む。
ステップ513からステップ511へ進んだ場合、ステップ511では、ステップ508または510からステップ511へ進んだ場合と同様の処理を行い、プラント機器の操作を実行する。一方、ステップ513からステップ514へ進んだ場合、ステップ514では、ステップ507または510からステップ514へ進んだ場合と同様の処理を行い、プラント機器の操作をプラント機器の操作を中断する。ステップ511または514の処理を実行したら、図5の処理フローを終了する。
監視制御装置100では、以上説明したような処理を行うことにより、作業者が入力装置123を用いて行ったプラントの入力操作が入力処理部102で受け付けられると、プラント情報格納部111に格納されている監視対象プラント機器121の観測情報に基づいて、そのときのプラント状態が所定のガイダンス条件を満たすか否かを判定する。その結果、プラント状態がガイダンス条件を満たすと判定された場合に、当該入力操作に対する作業者へのガイダンスを含む画面を出力装置124に表示させ、プラント状態に応じた作業者への注意喚起を行うことができる。また、ガイダンスを含む画面の表示後に、当該入力操作に応じた動作を制御対象プラント機器122に実行させ、プラントの監視制御を行うことができる。
図6は、第1の実施形態においてガイダンス情報格納部112に格納されているガイダンス情報の例を示す図である。図6では、前述の組み込み判定条件として、日付、曜日および時刻を組み合わせた日時条件が設定されている場合のガイダンス情報の例を示している。図6に示すガイダンス情報600は、ガイダンス条件テーブル610、日時条件テーブル620、ダイアログテーブル630により構成されている。
ガイダンス条件テーブル610の各レコードは、ガイダンス条件の設定内容をそれぞれ表しており、操作機器識別子611、プラント機器識別子612、状態613、日時条件ID614およびガイダンスID615が定義されている。日時条件テーブル620の各レコードは、ガイダンス条件とともに組み込み判定条件として設定される日時条件の設定内容をそれぞれ表しており、日時条件ID621、日付622、曜日623および時刻624が定義されている。ダイアログテーブル630の各レコードは、ガイダンス条件に対応するガイダンスの内容をそれぞれ表しており、ガイダンスID631、ガイダンスダイアログID(1)632、ガイダンスダイアログID(2)633が定義されている。
ガイダンス条件テーブル610において、操作機器識別子611には、制御対象プラント機器122の種類を表す情報が格納される。プラント機器識別子612と状態613には、監視対象プラント機器121の種類とその情報を表す情報がそれぞれ格納される。すなわち、ガイダンス条件テーブル610の各レコードでは、操作機器識別子611、プラント機器識別子612および状態613の組み合わせにより、ガイダンス条件における制御対象プラント機器122の種類と監視対象プラント機器121の状態との組み合わせ条件を表している。
日時条件ID614には、日時条件テーブル620のいずれかのレコードの日時条件ID621に格納されているものと共通のID番号が格納される。これにより、ガイダンス条件テーブル610の各レコードと、日時条件テーブル620の各レコードとが紐付けられ、各ガイダンス条件と対応する日時条件の設定内容が表される。なお、日時条件ID614が空欄のレコードは、当該レコードが表すガイダンス条件では日時条件が設定されていないことを表している。
ガイダンスID615には、ダイアログテーブル630のいずれかのレコードのガイダンスID631に格納されているものと共通のID番号が格納される。これにより、ガイダンス条件テーブル610の各レコードと、ダイアログテーブル630の各レコードとが紐付けられ、ガイダンス条件に対応するガイダンス内容が表される。
日時条件テーブル620において、日時条件ID621には、レコードごとに個別のID番号が格納される。なお前述のように、日時条件テーブル620の日時条件ID621に格納されるID番号と、ガイダンス条件テーブル610の日時条件ID614に格納されるID番号とでは、これらのテーブル間における各レコードの紐付けのために共通のID番号が使用される。
日付622、曜日623および時刻624には、日時条件として指定する日付(期間)、曜日、時刻(時間)を表す情報がそれぞれ格納される。これらの情報を任意に組み合わせることで、日時条件が設定される。なお、日付622、曜日623、時刻624のいずれかが空欄のレコードは、当該レコードが表す日時条件において、その空欄部分に対する条件が指定されないことを表している。
ダイアログテーブル630において、ガイダンスID631には、レコードごとに個別のID番号が格納される。なお前述のように、ダイアログテーブル630のガイダンスID631に格納されるID番号と、ガイダンス条件テーブル610のガイダンスID615に格納されるID番号とでは、これらのテーブル間における各レコードの紐付けのために共通のID番号が使用される。
ガイダンスダイアログID(1)632およびガイダンスダイアログID(2)633には、各レコードに対応するガイダンス条件をプラント状態が満たすときに、作業者へのガイダンスとして出力装置124に表示させるガイダンスダイアログを指定する情報がそれぞれ格納される。なお、ガイダンスダイアログID(1)632、ガイダンスダイアログID(2)633のいずれかが空欄のレコードは、当該レコードに対応するガイダンス条件をプラント状態が満たすときには、一つ目のガイダンスダイアログのみを表示して二つ目のガイダンスダイアログを表示しないことを表している。
作業者が入力装置123を用いて制御対象プラント機器122に対する入力操作を行うと、図5のステップ502において、ガイダンス条件の判定が行われる。このとき条件判定部104は、ガイダンス条件テーブル610において各レコードの操作機器識別子611を確認し、その内容が入力操作で指定された制御対象プラント機器122の種類と一致するレコードを抽出する。そして、抽出したレコードのプラント機器識別子612および状態613を確認し、これらの内容が、プラント情報格納部111から取得した情報が表す監視対象プラント機器121の状態と一致しているか否かを判定する。その結果、プラント機器識別子612および状態613の内容が監視対象プラント機器121の状態と一致している場合は、プラント状態がガイダンス条件を満たすと判定する。一方、これらが一致していない場合、または、入力操作で指定された制御対象プラント機器122の種類と一致するレコードがガイダンス条件テーブル610において存在していない場合は、プラント状態がガイダンス条件を満たさないと判定する。
また、図5のステップ503において、条件判定部104は、ステップ502で抽出したレコードに日時条件ID614が設定されているか否かを判定する。その結果、日時条件ID614が設定されていれば、組み込み判定が定義されていると判定し、設定されていなければ、組み込み判定が定義されていないと判定する。
組み込み判定が定義されていると判定した場合、図5のステップ504で組み込み判定が行われる。このとき条件判定部104は、日時条件テーブル620における日時条件ID621の値が、ステップ502で抽出したレコードの日時条件ID614の値と同一のレコードを抽出する。そして、抽出したレコードの日付622、曜日623および時刻624を確認し、これらの項目で指定される条件を現在の日付、曜日および時刻がそれぞれ満たすか否かを判定する。このとき、日付622、曜日623、時刻624のいずれかが空欄である場合は、その条件を判定対象から除外する。その結果、現在の日付、曜日および時刻の全てがそれぞれ指定された条件を満たす場合は、組み込み判定結果が有効であると判断し、いずれかが条件を満たさない場合は、組み込み判定結果が無効であると判断する。
上記の判定処理の結果により、図5のステップ506で一つ目のガイダンスダイアログを表示する場合、画面管理部105は、ダイアログテーブル630におけるガイダンスID631の値が、ステップ502で抽出したレコードのガイダンスID615の値と同一のレコードを抽出する。そして、抽出したレコードのガイダンスダイアログID(1)632を確認し、その値に対応するガイダンスダイアログを出力装置124に表示させる。ただし、ガイダンスダイアログID(1)632が空欄である場合は、ガイダンスダイアログID(2)633で指定されるガイダンスダイアログを出力装置124に表示させればよい。
また、図5のステップ508の判定では、画面管理部105は、ステップ506で抽出したレコードにおいて、ガイダンスダイアログID(1)632とガイダンスダイアログID(2)633の両方が設定されているかを確認する。その結果、これらの両方が設定されていれば、二つ目のガイダンスダイアログが定義されていると判定し、いずれか一方のみが設定されていれば、二つ目のガイダンスダイアログが定義されていないと判定することができる。
二つ目のガイダンスダイアログが定義されていると判定した場合、図5のステップ509で二つ目のガイダンスダイアログの表示処理が行われる。このとき画面管理部105は、ステップ506で抽出したレコードのガイダンスダイアログID(2)633を確認し、その値に対応するガイダンスダイアログを出力装置124に表示させる。
なお、図5では最大で二つのガイダンスダイアログを続けて表示する場合の処理フローを示したが、三つ以上のガイダンスダイアログを続けて表示してもよい。この場合、ダイアログテーブル630の各レコードには、ガイダンスダイアログの最大表示数に応じた数のガイダンスダイアログIDを設定可能とすることが好ましい。
次に、本実施形態の監視制御装置100において、図5のステップ504で実行される組み込み判定の例について、図7を参照して以下に説明する。図7は、第1の実施形態における組み込み判定の処理フローの一例を示す図である。監視制御装置100は、組み込み判定を実行する場合、例えば不図示のCPUにより、ステップ700で図7の処理フローを開始する。なお、図7の処理フローでは、図6に示したガイダンス情報600のうち、日時条件テーブル620の一行目のレコードに定義された日時条件を用いた場合の組み込み判定の内容を示している。
ステップ701では、条件判定部104により、現在の日時情報として、現在の日付、曜日および時刻の情報を取得する。
ステップ702では、ステップ701で取得した日時情報に基づいて、現在の日付が日付622で指定される日付の条件を満たすか否かを判定する。ここで、図6に例示した日時条件テーブル620では、一行目のレコードの日付622に「2021年5月10日~2021年6月30日」の期間が日付の条件として設定されている。そのためステップ702では、現在の日付がこの期間内に該当するか否かを判定し、期間内であれば日付の条件を満たすと判定してステップ703へ進む。一方、現在の日付が期間外の場合は、日付の条件を満たさないと判定してステップ706へ進む。
ステップ703では、ステップ701で取得した日時情報に基づいて、現在の曜日が曜日623で指定される曜日の条件を満たすか否かを判定する。ここで、図6に例示した日時条件テーブル620では、一行目のレコードの曜日623に「毎週水曜日」が曜日の条件として設定されている。そのためステップ703では、現在の曜日が水曜日であるか否かを判定し、水曜日であれば曜日の条件を満たすと判定してステップ704へ進む。一方、現在の曜日が水曜日以外であれば、曜日の条件を満たさないと判定してステップ706へ進む。
ステップ704では、ステップ701で取得した日時情報に基づいて、現在の時刻が時刻624で指定される時刻の条件を満たすか否かを判定する。ここで、図6に例示した日時条件テーブル620では、一行目のレコードの時刻624に「9:00~18:00」の時間帯が時刻の条件として設定されている。そのためステップ704では、現在の時刻がこの時間帯内に該当するか否かを判定し、時間帯内であれば時刻の条件を満たすと判定してステップ705へ進む。一方、現在の時刻が時間帯外の場合は、時刻の条件を満たさないと判定してステップ706へ進む。
ステップ705では、ステップ504の処理結果として「組み込み判定:有効」を返し、図7の処理フローを終了する。
ステップ706では、ステップ504の処理結果として「組み込み判定:無効」を返し、図7の処理フローを終了する。
なお、図7では組み込み判定の例として、日時条件テーブル620の一行目のレコードに定義された日時条件を用いた場合の処理フローを示したが、他の処理による組み込み判定で行ってもよい。図5のステップ504では、条件判定部104により、ガイダンス条件に対応して設定された日時条件の内容に応じた様々な処理を、組み込み判定として実行することができる。
以上説明した本発明の第1の実施形態によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)監視制御装置100は、作業者が監視制御の対象とするシステムであるプラントの監視制御業務を行うために用いられるものであって、プラント制御部101、入力処理部102、処理実行部103、条件判定部104および画面管理部105を備える。プラント制御部101は、プラントが有する監視対象プラント機器121の状態に関する観測情報を収集するとともに、プラントが有する制御対象プラント機器122の動作を制御する。入力処理部102は、入力装置123と接続され、入力装置123を介した作業者からの入力操作を受け付ける。処理実行部103は、入力処理部102により受け付けられた入力操作に応じた動作を制御対象プラント機器122に実行させるように、プラント制御部101への指示を行う。条件判定部104は、入力処理部102により作業者からの入力操作が受け付けられると、プラント制御部101が収集した観測情報に基づいてプラントの状態が所定のガイダンス条件を満たすか否かを判定する(ステップ502)。画面管理部105は、画面表示可能な出力装置124と接続され、出力装置124に表示される画面を管理する。この監視制御装置100において、条件判定部104によりプラントの状態がガイダンス条件を満たすと判定された場合(ステップ502:Yes)、画面管理部105は、処理実行部103がプラント制御部101への指示を行うよりも前に、作業者からの入力操作に対する作業者へのガイダンスを含む画面を出力装置124に表示させる(ステップ506,509)。このようにしたので、不慣れな作業者が監視制御対象とするシステムの状態に応じて適切な操作を行うことができるように、作業者への支援を実施することができる。
(2)ステップ502の判定で用いられるガイダンス条件は、制御対象プラント機器122の種類と監視対象プラント機器121の状態との組み合わせ条件(操作機器識別子611、プラント機器識別子612および状態613)を含む。条件判定部104は、作業者からの入力操作で指定された制御対象プラント機器122の種類と、観測情報が表す監視対象プラント機器121の状態との組み合わせが、ガイダンス条件における上記の組み合わせ条件と一致する場合に、プラントの状態がガイダンス条件を満たすと判定する。このようにしたので、プラントのように様々な機器から構成されるシステムについて、その状態がガイダンス条件を満たすか否かを容易かつ確実に判定することができる。
(3)ガイダンス条件は、日付、曜日および時刻の少なくともいずれか一つに対する日時条件(日付622、曜日623および時刻624)を含んでもよい。この場合、条件判定部104は、現在の日時が上記の日時条件を満たすか否かをさらに判定する(ステップ701~706,505)。画面管理部105は、条件判定部104によりプラントの状態がガイダンス条件を満たすと判定され(ステップ502:Yes)、かつ、現在の日時が日時条件を満たすと判定された場合に(ステップ505:Yes)、作業者へのガイダンスを含む画面を出力装置124に表示させる(ステップ506,509)。このようにしたので、ガイダンス条件と日時条件を組み合わせて、作業者へのガイダンスを行う条件をさらに詳細に設定することができる。
(4)監視制御装置100は、複数のガイダンス条件と各ガイダンス条件に対応するガイダンスの内容とを表すガイダンス情報を格納したガイダンス情報格納部112を備える。条件判定部104は、観測情報およびガイダンス情報格納部112に格納されたガイダンス情報に基づいて、複数のガイダンス条件のうちプラントが満たすガイダンス条件の有無を判定し、ある場合には当該ガイダンス条件に対応するガイダンスの内容を画面管理部105へ伝送する(ステップ506)。画面管理部105は、条件判定部104から伝送されたガイダンスの内容に基づいて、作業者へのガイダンスを含む画面を出力装置124に表示させる。このようにしたので、様々なガイダンス条件を設定し、各ガイダンス条件に応じたガイダンスを作業者に対して行うことができる。
(5)画面管理部105は、ガイダンス情報を編集するための編集画面300を出力装置124に表示させることができる。ガイダンス情報格納部112は、編集画面300で編集されたガイダンス情報を格納する。このようにしたので、作業者はガイダンス情報の内容を任意に変更してガイダンス条件の定義を行うことができる。
(6)作業者へのガイダンスは、入力操作を継続するか中断するかを作業者に確認させるためのガイダンスダイアログ402と、入力操作に対応する動作を制御対象プラント機器122に実行させるか否かを作業者に確認させるためのガイダンスダイアログ212,412とを含む。画面管理部105は、ガイダンスダイアログ402およびガイダンスダイアログ412の両方を表示する第1のモードと、ガイダンスダイアログ402を表示せずにガイダンスダイアログ212を表示する第2のモードと、の2種類の動作モードを選択的に実行して、作業者へのガイダンスを含む画面を出力装置124に表示させる。具体的には、画面管理部105は、第1のモードでは、入力操作に応じてガイダンスダイアログ402を出力装置124に表示させ(ステップ506)、ガイダンスダイアログ402に対して作業者が継続ボタン403を押下して入力操作の継続を選択すると(ステップ507:Yes)、ガイダンスダイアログ412を出力装置124に表示させる(ステップ508:Yes、ステップ509)。このガイダンスダイアログ412に対して作業者が実行ボタン413を押下して入力操作に対応する動作の実行を選択すると(ステップ510:Yes)、処理実行部103にプラント制御部101への指示を行わせる(ステップ511)。一方、第2のモードでは、入力操作に応じてガイダンスダイアログ212を出力装置124に表示させ(ステップ506)、ガイダンスダイアログ212に対して作業者が肯定ボタン213を押下して入力操作に対応する動作の実行を選択すると(ステップ507:Yes)、処理実行部103にプラント制御部101への指示を行わせる(ステップ508:No、ステップ511)。このようにしたので、入力操作の内容に応じて適切なガイダンス方法を選択し、作業者へのガイダンスを行うことができる。
(7)作業者が監視制御の対象とするシステムは、例えばプラントであり、監視対象プラント機器121および制御対象プラント機器122は、同一のプラントをそれぞれ構成するプラント機器である。このようにしたので、不慣れな作業者がプラントの監視制御業務を行う際に、作業者への適切な支援を行うことができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る監視制御装置を、以下に図8から図11を用いて説明する。
本発明の第2の実施形態に係る監視制御装置を、以下に図8から図11を用いて説明する。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る監視制御装置100Aの構成図である。本実施形態の監視制御装置100Aは、第1の実施形態で説明した監視制御装置100と比べて、作業者情報格納部114をさらに有する点が異なっている。以下では、第1の実施形態との相違点を中心に、監視制御装置100Aについて説明する。
作業者情報格納部114は、プラント情報格納部111、ガイダンス情報格納部112および監視制御画面情報格納部113と同様に、HDDやSSD等の記録媒体を用いて構成される補助記憶装置により実現される。作業者情報格納部114には、プラントの監視制御業務を行う複数の作業者について、各作業者の担当する業務内容や属性を表す作業者情報が格納されている。
本実施形態において、条件判定部104は、ガイダンス情報格納部112に格納されているガイダンス情報と、プラント情報格納部111に格納されているプラント情報とに加えて、さらに作業者情報格納部114に格納されている作業者情報を用いて、そのときのプラントの状態が入力操作に対して予め設定されたガイダンス条件を満たすか否かの条件判定を行う。その結果、プラントの状態がガイダンス条件を満たすと判定した場合には、そのガイダンス条件に対応するガイダンス内容をガイダンス情報格納部112から抽出し、画面管理部105へ伝送する。
条件判定部104からガイダンス内容が伝送されると、画面管理部105は、第1の実施形態と同様にガイダンス表示処理を行い、作業者へのガイダンスを含む画面を作成する。画面管理部105により作成された画面は、出力装置124に出力されて表示される。これにより、作業者が行った入力操作に応じたガイダンスが出力装置124において表示され、作業者への注意喚起が行われる。
図9は、作業者情報格納部114に格納されている作業者情報の例を示す図である。作業者情報800の各レコードは、監視制御装置100Aを用いてプラントの監視制御業務をそれぞれ行う複数の作業者の各々に対応して設定されており、作業者ID801、作業者名802、パスワード803、プラント804、グループ805および職位806が定義されている。
作業者ID801には、各作業者に対して予め設定された固有のID番号が格納される。作業者名802とパスワード803には、各作業者の名前とパスワードがそれぞれ格納される。プラント804には、各作業者が担当するプラントの名称が格納される。グループ805には、各作業者が属するグループの名称が格納される。職位806には、各作業者が属する職位の種類が格納される。
図10は、第2の実施形態においてガイダンス情報格納部112に格納されているガイダンス情報の例を示す図である。図10では、組み込み判定条件として、作業者情報の各項目を組み合わせた作業者条件が設定されている場合のガイダンス情報の例を示している。図10に示すガイダンス情報900は、ガイダンス条件テーブル910、作業者条件テーブル920、ダイアログテーブル930により構成されている。
ガイダンス条件テーブル910の各レコードは、ガイダンス条件の設定内容をそれぞれ表しており、操作機器識別子911、プラント機器識別子912、状態913、作業者条件ID914およびガイダンスID915が定義されている。作業者条件テーブル920の各レコードは、ガイダンス条件とともに組み込み判定条件として設定される作業者条件の設定内容をそれぞれ表しており、作業者条件ID921、作業者ID922、プラント923、グループ924および職位925が定義されている。ダイアログテーブル930の各レコードは、ガイダンス条件に対応するガイダンスの内容をそれぞれ表しており、ガイダンスID931、ガイダンスダイアログID(1)932、ガイダンスダイアログID(2)933が定義されている。
ガイダンス条件テーブル910において、操作機器識別子911、プラント機器識別子912、状態913およびガイダンスID915には、第1の実施形態で説明した図6のガイダンス条件テーブル610の操作機器識別子611、プラント機器識別子612、状態613およびガイダンスID615とそれぞれ同様の情報が格納される。作業者条件ID914には、作業者条件テーブル920のいずれかのレコードの作業者条件ID921に格納されているものと共通のID番号が格納される。これにより、ガイダンス条件テーブル910の各レコードと、作業者条件テーブル920の各レコードとが紐付けられ、各ガイダンス条件と対応する作業者条件の設定内容が表される。なお、作業者条件ID914が空欄のレコードは、当該レコードが表すガイダンス条件では作業者条件が設定されていないことを表している。
作業者条件テーブル920において、作業者条件ID921には、レコードごとに個別のID番号が格納される。なお前述のように、作業者条件テーブル920の作業者条件ID921に格納されるID番号と、ガイダンス条件テーブル910の作業者条件ID914に格納されるID番号とでは、これらのテーブル間における各レコードの紐付けのために共通のID番号が使用される。
作業者ID922、プラント923、グループ924および職位925には、作業者条件として指定する作業者のID番号、担当プラント、所属グループ、職位を表す情報がそれぞれ格納される。これらの情報を任意に組み合わせることで、作業者条件が設定される。なお、作業者ID922、プラント923、グループ924、職位925のいずれかが空欄のレコードは、当該レコードが表す作業者条件において、その空欄部分に対する条件が指定されないことを表している。
ダイアログテーブル930において、ガイダンスID931、ガイダンスダイアログID(1)932およびガイダンスダイアログID(2)933には、第1の実施形態で説明した図6のダイアログテーブル630のガイダンスID631、ガイダンスダイアログID(1)632およびガイダンスダイアログID(2)633とそれぞれ同様の情報が格納される。
作業者が入力装置123を用いて制御対象プラント機器122に対する入力操作を行うと、図5のステップ502において、ガイダンス条件の判定が行われる。このとき条件判定部104は、第1の実施形態と同様に、ガイダンス条件テーブル910において各レコードの操作機器識別子911を確認し、その内容が入力操作で指定された制御対象プラント機器122の種類と一致するレコードを抽出する。そして、抽出したレコードのプラント機器識別子912および状態913を確認し、これらの内容が、プラント情報格納部111から取得した情報が表す監視対象プラント機器121の状態と一致しているか否かを判定する。その結果、プラント機器識別子912および状態913の内容が監視対象プラント機器121の状態と一致している場合は、プラント状態がガイダンス条件を満たすと判定する。一方、これらが一致していない場合、または、入力操作で指定された制御対象プラント機器122の種類と一致するレコードがガイダンス条件テーブル910において存在していない場合は、プラント状態がガイダンス条件を満たさないと判定する。
また、図5のステップ503において、条件判定部104は、ステップ502で抽出したレコードに作業者条件ID914が設定されているか否かを判定する。その結果、作業者条件ID914が設定されていれば、組み込み判定が定義されていると判定し、設定されていなければ、組み込み判定が定義されていないと判定する。
組み込み判定が定義されていると判定した場合、図5のステップ504で組み込み判定が行われる。このとき条件判定部104は、監視制御装置100Aに現在ログイン中の作業者に対応する作業者情報のレコードを作業者情報格納部114から抽出するとともに、作業者条件テーブル920における作業者条件ID921の値が、ステップ502で抽出したレコードの作業者条件ID914の値と同一のレコードを抽出する。そして、抽出したこれらのレコードの各項目同士を比較して、互いに一致しているか否かを判定する。その結果、全ての項目が一致している場合は、組み込み判定結果が有効であると判断し、いずれかの項目が一致していない場合は、組み込み判定結果が無効であると判断する。
なお、図5のステップ505以降では、第1の実施形態と同様の処理を実行する。
次に、本実施形態の監視制御装置100Aにおいて、図5のステップ504で実行される組み込み判定の例について、図11を参照して以下に説明する。図11は、第2の実施形態における組み込み判定の処理フローの一例を示す図である。監視制御装置100Aは、組み込み判定を実行する場合、例えば不図示のCPUにより、ステップ1000で図11の処理フローを開始する。なお、図11の処理フローでは、図10に示したガイダンス情報900のうち、作業者条件テーブル920の一行目のレコードに定義された作業者条件を用いた場合の組み込み判定の内容を示している。
ステップ1001では、条件判定部104により、現在の作業者に対応する作業者情報として、監視制御装置100Aに現在ログイン中の作業者に対応する作業者情報を作業者情報格納部114から取得する。
ステップ1002では、ステップ1001で取得した作業者情報に基づいて、現在の作業者がプラント923で指定される担当プラントの条件を満たすか否かを判定する。ここで、図10に例示した作業者条件テーブル920では、一行目のレコードのプラント923において、「浄水場1」が担当プラントの条件として設定されている。そのためステップ1002では、現在の作業者の担当プラントが浄水場1であるか否かを判定し、浄水場1であれば担当プラントの条件を満たすと判定してステップ1003へ進む。一方、担当プラントが浄水場1以外の場合は、担当プラントの条件を満たさないと判定してステップ1006へ進む。
ステップ1003では、ステップ1001で取得した作業者情報に基づいて、現在の作業者がグループ924で指定される所属グループの条件を満たすか否かを判定する。ここで、図10に例示した作業者条件テーブル920では、一行目のレコードのグループ924において、「監視」が所属グループの条件として設定されている。そのためステップ1003では、現在の作業者の所属グループが監視グループであるか否かを判定し、監視グループであれば所属グループの条件を満たすと判定してステップ1004へ進む。一方、所属グループが監視グループ以外であれば、所属グループの条件を満たさないと判定してステップ1006へ進む。
ステップ1004では、ステップ1001で取得した作業者情報に基づいて、現在の作業者が職位925で指定される職位の条件を満たすか否かを判定する。ここで、図10に例示した作業者条件テーブル920では、一行目のレコードの職位925において、「研修員」が職位の条件として設定されている。そのためステップ1004では、現在の作業者の職位が研修員であるか否かを判定し、研修員であれば職位の条件を満たすと判定してステップ1005へ進む。一方、職位が研修員以外の場合は、職位の条件を満たさないと判定してステップ1006へ進む。
ステップ1005では、ステップ504の処理結果として「組み込み判定:有効」を返し、図11の処理フローを終了する。
ステップ1006では、ステップ504の処理結果として「組み込み判定:無効」を返し、図11の処理フローを終了する。
なお、図11では組み込み判定の例として、作業者条件テーブル920の一行目のレコードに定義された作業者条件を用いた場合の処理フローを示したが、他の処理を組み込み判定で行ってもよい。図5のステップ504では、条件判定部104により、ガイダンス条件に対応して設定された作業者条件の内容に応じた様々な処理を、組み込み判定として実行することができる。
以上説明した本発明の第2の実施形態によれば、監視制御装置100Aは、複数の作業者について、作業者毎に割り当てられたID(作業者ID801)、名称(作業者名802)およびパスワード(パスワード803)と、作業者が担当するシステムの種類(プラント804)と、作業者が所属するグループ(グループ805)と、作業者の職位(職位806)と、の少なくともいずれか一つに関する情報を組み合わせた作業者情報を格納する作業者情報格納部114を備える。条件判定部104は、現在の作業者に対応する作業者情報を作業者情報格納部から抽出して(ステップ1001)、抽出した作業者情報が予め設定された作業者条件を満たすか否かを判定する(ステップ1002~1006,505)。画面管理部105は、条件判定部104によりプラントの状態がガイダンス条件を満たすと判定され(ステップ502:Yes)、かつ、抽出した作業者情報が作業者条件を満たすと判定された場合に(ステップ505:Yes)、作業者へのガイダンスを含む画面を出力装置124に表示させる(ステップ506,509)。このようにしたので、ガイダンス条件と作業者条件を組み合わせて、作業者へのガイダンスを行う条件をさらに詳細に設定することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で、任意の構成要素を用いて実施可能である。
上記の実施形態や変形例はあくまで一例であり、発明の特徴が損なわれない限り、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。また、上記では種々の実施形態や変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
100,100A:監視制御装置、101:プラント制御部、102:入力処理部、103:処理実行部、104:条件判定部、105:画面管理部、111:プラント情報格納部、112:ガイダンス情報格納部、113:監視制御画面情報格納部、114:作業者情報格納部、121:監視対象プラント機器、122:制御対象プラント機器、123:入力装置、124:出力装置
Claims (10)
- 作業者がシステムの監視制御業務を行うために用いられる監視制御装置であって、
前記システムが有する監視対象機器の状態に関する観測情報を収集するとともに、前記システムが有する制御対象機器の動作を制御する制御部と、
入力装置と接続され、前記入力装置を介した前記作業者からの入力操作を受け付ける入力処理部と、
前記入力処理部により受け付けられた前記入力操作に応じた動作を前記制御対象機器に実行させるように、前記制御部への指示を行う処理実行部と、
前記入力処理部により前記入力操作が受け付けられると、前記観測情報に基づいて前記システムの状態が所定のガイダンス条件を満たすか否かを判定する条件判定部と、
画面表示可能な出力装置と接続され、前記出力装置に表示される画面を管理する画面管理部と、を備え、
前記条件判定部により前記システムの状態が前記ガイダンス条件を満たすと判定された場合、前記画面管理部は、前記処理実行部が前記制御部への指示を行うよりも前に、前記入力操作に対する前記作業者へのガイダンスを含む画面を前記出力装置に表示させる、監視制御装置。 - 請求項1に記載の監視制御装置において、
前記ガイダンス条件は、前記制御対象機器の種類と前記監視対象機器の状態との組み合わせ条件を含み、
前記条件判定部は、前記入力操作で指定された前記制御対象機器の種類と、前記観測情報が表す前記監視対象機器の状態との組み合わせが、前記ガイダンス条件における前記組み合わせ条件と一致する場合に、前記システムの状態が前記ガイダンス条件を満たすと判定する、監視制御装置。 - 請求項1に記載の監視制御装置において、
前記条件判定部は、現在の日時が日付、曜日および時刻の少なくともいずれか一つに対して設定された日時条件を満たすか否かをさらに判定し、
前記画面管理部は、前記条件判定部により前記システムの状態が前記ガイダンス条件を満たすと判定され、かつ、現在の日時が前記日時条件を満たすと判定された場合に、前記ガイダンスを含む画面を前記出力装置に表示させる、監視制御装置。 - 請求項1に記載の監視制御装置において、
複数の前記ガイダンス条件と各ガイダンス条件に対応する前記ガイダンスの内容とを表すガイダンス情報を格納したガイダンス情報格納部を備え、
前記条件判定部は、前記観測情報および前記ガイダンス情報に基づいて、複数の前記ガイダンス条件のうち前記システムが満たすガイダンス条件の有無を判定し、ある場合には当該ガイダンス条件に対応する前記ガイダンスの内容を前記画面管理部へ伝送し、
前記画面管理部は、前記条件判定部から伝送された前記ガイダンスの内容に基づいて、前記ガイダンスを含む画面を前記出力装置に表示させる、監視制御装置。 - 請求項4に記載の監視制御装置において、
前記画面管理部は、前記ガイダンス情報を編集するための編集画面を前記出力装置に表示させ、
前記ガイダンス情報格納部は、前記編集画面で編集された前記ガイダンス情報を格納する、監視制御装置。 - 請求項1に記載の監視制御装置において、
前記ガイダンスは、前記入力操作を継続するか中断するかを前記作業者に確認させるための第1のガイダンスと、前記入力操作に対応する動作を前記制御対象機器に実行させるか否かを前記作業者に確認させるための第2のガイダンスと、を含み、
前記画面管理部は、前記第1のガイダンスおよび前記第2のガイダンスの両方を表示する第1のモードと、前記第1のガイダンスを表示せずに前記第2のガイダンスを表示する第2のモードと、の2種類の動作モードを選択的に実行して、前記ガイダンスを含む画面を前記出力装置に表示させる、監視制御装置。 - 請求項6に記載の監視制御装置において、
前記画面管理部は、
前記第1のモードでは、
前記入力操作に応じて前記第1のガイダンスを前記出力装置に表示させ、
前記第1のガイダンスに対して前記作業者が前記入力操作の継続を選択すると、前記第2のガイダンスを前記出力装置に表示させ、
前記第2のガイダンスに対して前記作業者が前記入力操作に対応する動作の実行を選択すると、前記処理実行部に前記制御部への指示を行わせ、
前記第2のモードでは、
前記入力操作に応じて前記第2のガイダンスを前記出力装置に表示させ、
前記第2のガイダンスに対して前記作業者が前記入力操作に対応する動作の実行を選択すると、前記処理実行部に前記制御部への指示を行わせる、監視制御装置。 - 請求項1に記載の監視制御装置において、
複数の前記作業者について、前記作業者毎に割り当てられたID、名称およびパスワードと、前記作業者が担当する前記システムの種類と、前記作業者が所属するグループと、前記作業者の職位と、の少なくともいずれか一つに関する情報を組み合わせた作業者情報を格納する作業者情報格納部を備え、
前記条件判定部は、現在の前記作業者に対応する作業者情報を前記作業者情報格納部から抽出して、抽出した作業者情報が予め設定された作業者条件を満たすか否かを判定し、
前記画面管理部は、前記条件判定部により前記システムの状態が前記ガイダンス条件を満たすと判定され、かつ、抽出した前記作業者情報が前記作業者条件を満たすと判定された場合に、前記ガイダンスを含む画面を前記出力装置に表示させる、監視制御装置。 - 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の監視制御装置において、
前記システムはプラントであり、
前記監視対象機器および前記制御対象機器は、同一の前記プラントをそれぞれ構成するプラント機器である、監視制御装置。 - 作業者がシステムの監視制御業務を行うための監視制御方法であって、
前記システムが有する監視対象機器の状態に関する観測情報を収集し、
入力装置を介した前記作業者からの入力操作が行われると、前記観測情報に基づいて前記システムの状態が所定のガイダンス条件を満たすか否かを判定し、
前記システムの状態が前記ガイダンス条件を満たすと判定された場合、前記入力操作に対する前記作業者へのガイダンスを含む画面を出力装置に表示させ、
前記ガイダンスを含む画面の表示後に、前記入力操作に応じた動作を前記システムが有する制御対象機器に実行させる、監視制御方法。
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