JP2002061133A - 路面の表示構造と表示施工方法 - Google Patents

路面の表示構造と表示施工方法

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JP2002061133A
JP2002061133A JP2000244996A JP2000244996A JP2002061133A JP 2002061133 A JP2002061133 A JP 2002061133A JP 2000244996 A JP2000244996 A JP 2000244996A JP 2000244996 A JP2000244996 A JP 2000244996A JP 2002061133 A JP2002061133 A JP 2002061133A
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Toshio Imai
寿男 今井
Norihide Ito
憲英 伊東
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Fukuda Road Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透水性舗装に適した表示部を設ける道路の表
示構造を提供する。 【解決手段】 透水性舗装2の表面3に表示部4,5を
設ける道路の表示構造において、表示部4,5が骨材6
と樹脂を混合した塗工材11からなり、透水性を備える、
表示部4,5のみに水が溜まることがなく、表面3全体
に透水性が得られる。また、透水性を有しながら所定の
強度が得られる。さらに、雨天時において表示部に水が
溜まらないため、表示部の視認性に優れ、車両の走行安
全性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透水性舗装の表面
に表示部を設ける路面の表示構造と表示施工方法に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】舗装道路の路面たる表
面には、センターライン,サイドラインや横断歩道など
の区画表示部、速度制限や「止まれ」の文字などの各種
の情報表示部が設けられている。そして、これらの表示
部は、一般的に塗料を塗布して形成される。
【0003】ところで、一般的に用いられている舗装
は、透水性を備えないため、舗装面に水が溜り易く、溜
まった水によりスリップが発生し易くなる。また、舗装
面の下部の地盤に水が浸透しないため、地下水など自然
環境に悪影響を与えることが懸念される。
【0004】そこで、舗装面に透水性を持たせ、雨水を
吸収し、舗装の表面に水が溜まらないようにした透水性
舗装が開発されている。この透水性舗装では、アスファ
ルトなどの結合材の使用量を抑えて骨材同士を点接着し
たり、骨材の粒度などを調節したりすることにより、骨
材間に間隙を形成し、この間隙に水が浸透するように構
成している。しかし、骨材間に間隙を設けたため、一般
の舗装に比べて骨材同士の接合強度が弱くなり、表面の
骨材が飛散し易く、耐磨耗性に劣る面がある。
【0005】図3は透水性舗装の道路を幅方向に断面と
したものであり、所謂排水性舗装を示し、非通水性の下
部層101の上に所定厚さで透水性舗装層102を設け、それ
ら下部層101の上面及び舗装層102の表面103は中央側か
ら両側に向かって緩やかに傾斜している。このような透
水性舗装層102の表面103には、センターラインの表示部
104やサイドラインの表示部105が設けられている。従
来、それらの表示部104,105の材料には、ビーズを混入
した塗料等が用いられ、この塗料には常温用,加熱用や
溶融用等があるが、このような塗料により表示部104,1
05を形成すると、表示部104,105だけに水や粉塵等が溜
り、滑り易くなるという不具合が発生する。
【0006】また、透水性舗装層102は骨材間に隙間を
形成したものであるから、従来の塗料を塗布した場合、
塗料が表面103の下部に浸透してしまい、この部分の透
水性を損ねる問題がある。そして、表面103に降った雨
水は、透水性舗装層102に浸透し、勾配に沿って該舗装
層102内を中央側から側方に向かって流れ、道路側部の
側溝に流れ落ちて排水されるが、浸透した塗料により前
記表示部105下部における通水面積が狭められ、さら
に、雨水とともに舗装層102内を流れる微細なごみ類が
表示部105下部に引っ掛って溜り、中央側から側方への
排水性が低下するという問題がある。
【0007】一方、表示部104,105に粘性の高い塗料を
用いると、逆に骨材間の隙間に塗料が入り込むことがな
く、表面103に形成した表示部104,105が剥離し易くな
る問題がある。
【0008】また、透水性舗装に機能性材料を充填した
ものとして、特開平6−322714号公報には、「止
まれ」の文字を表示使用とする路面に型枠を置き、型枠
内にガラスビーズを入れる。例えば、排水性舗装の空隙
率を20%とし、路面の厚さを5cmとすると、全体と
して1cmの厚さ分だけ空隙が路面内にあることにな
る。したがって、型枠内にガラスビーズを1cmの深さ
に敷き詰める。ガラスビーズ全部が完全には空隙に入り
込まないので、この程度の量を容易しておけば十分であ
る(公報第0023段)、と記載されている。したがっ
て、この舗装では、単に隙間にガラスビーズを充填する
だけであるから、表示部の通水性について考慮されてお
らず、また、表示部箇所は特別に強度が向上することも
なく、さらに、排水性舗装の厚さ全体にガラスビーズを
充填するから、表示部下方において、横方向の排水性が
低下する問題がある。そして、同公報には、道路状況に
よってガラスビーズが飛散してしまうようなおそれが場
合には、必要に応じて道路表面を透明樹脂や無色バイン
ダー等によって適当にコーティングしてもよい(公報第
0024段)と記載されているが、このようにガラスビ
ーズの飛散を防止するために路面をコーティングしてし
まうと、表示部の通水性が損なわれる問題がある。
【0009】そこで、本発明は、透水性舗装に適した表
示部を設ける路面の表示構造とその表示施工方法を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、透水
性舗装の表面に表示部を設ける路面の表示構造におい
て、前記表示部が透水性を備えるものである。
【0011】この請求項1の構成によれば、表示部が透
水性を備えるため、表示部のみに水が溜まることがな
く、舗装層の表面全体に透水性が得られる。そして、表
示部の表面に水に溜まらないため、雨天時における視認
性に優れる。
【0012】また、請求項2の発明は、前記表示部が骨
材と樹脂を混合した塗工材からなる。
【0013】この請求項2の構成によれば、骨材と樹脂
を混合した塗工材で透水性を有するから、透水性を有し
ながら所定の強度が得られる。
【0014】また、請求項3の発明は、前記塗工材の充
填深さが10ミリ以下である。
【0015】この請求項3の構成によれば、透水性舗装
の表面側のみに塗工材が充填されるから、舗装層内にお
ける横方向への水の流れを妨げることがない。
【0016】請求項4発明は、透水性舗装の表面に、骨
材と樹脂を混合した塗工材を塗工して透水性を有する表
示部を形成する路面の表示施工方法である。
【0017】この請求項4構成によれば、表示部が透水
性を備えるため、表示部のみに水が溜まることがなく、
表面全体に透水性が得られ、骨材と樹脂を混合した塗工
材で透水性を有するから、透水性を有しながら所定の強
度が得られる。
【0018】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を添付図面
を参照して説明する。図1〜図2は、本発明の第1実施
例の実施形態を示す。同図に示すように、非通水性の下
部層1の上に所定厚さで透水性舗装層2を設け、それら
下部層1の上面及び透水性舗装層2の表面3は、道路の
中央側から両側に向かって緩やかに傾斜している。前記
表面3には、道路の長さ方向に連続したセンターライン
となる表示部4を設け、さらに、道路の両側で路面たる
前記表面3には、道路の長さ方向に連続したサイドライ
ンとなる表示部5,5を設けている。
【0019】そして、透水性舗装層2の表面3は、例え
ば骨材6の隙間7が1cm前後で凹凸の有る粗面に形成さ
れている。尚、図中8はU字溝などにより形成した排水
路であり、道路の側部に沿って設けられている。
【0020】ここで前記表示部4,5を形成する前記塗
工材101の一例について説明すると、用いる骨材とは小
さな石、砂、砂利等のものばかりでなく、セラミックの
粉砕物等無機系の粒状物でよい。サイズは、0.1 〜2.0m
m程度が好適である。これ以上、細かいと透水性が減少
し、これ以上大きいと透水性アスファルトの骨材間の空
隙に充填できないためである。また、2.0 mm以下とする
ことにより、比較的大きな骨材も含まれ、表面の上に所
定厚さを得るのに有利である。バインダーとしては、各
種のものを用いることができるが、好ましくは樹脂を用
い、この樹脂としては、エポキシ樹脂が好適であるが、
これに限定するものではなく、一般に使用されている壁
面の吹付材や道路の表面処理に使用されているような樹
脂でよい。塗工材とは、上記の骨材と樹脂を混合したも
のであり、混合比率は骨材の大きさや樹脂の種類によっ
て決定すべきもので、特に限定はしない。しかし、透水
性をある程度確保し、且つアスファルト層表面の骨材6
の間隙7に充填でき、作業性も良いように考慮すべきで
あることは間違いない。樹脂には、骨材以外に通常混合
されるべきものを混合してもよいことは言うまでもな
い。樹脂及び、骨材として粒径が 0.3mm程度の小石を使
用した場合、骨材:樹脂の比率は重量比で、9.5:0.5〜
7:3程度が好適である。そして、前記塗工材11には、
着色骨材を用いたり、表示部としての機能を得るために
白や黄色などの顔料を混合したりしており、前記着色骨
材及び顔料は舗装層2の表面3と異なる色であればよ
い。
【0021】さらに、他に好適な塗工材11について説明
すると、用いる骨材6とは小さな石、砂、砂利等のもの
ばかりでなく、セラミックの粉砕物等の粒状物でよい。
サイズは、2.0mm 以下のものである。勿論、厳密な意味
で 2.0mm以上のものが1粒でもあってはならないという
意味ではなく、また粒も球だけでなく種々の形状でよ
く、径もサイズという程度の意味である。0.4mm 以上の
大きな骨材を60〜90%、0.4mm 以下の小さな骨材を10〜
40%混合すると、通水機能と空隙づまり防止機能のバラ
ンスがよく、通水性も確保され、空隙づまりし難いこと
を見い出したのである。また、この粒度分布によると空
隙づまりも著しく軽減できた。それは、実験から一般道
路の空隙づまり物質 (砂やゴミ等) のサイズが 0.1〜0.
2mm が大多数であることが判明したためである。大きな
骨材が90%以上ならば、濾過効果が小さくなる。また、
小さな骨材が40%以上ならば、通水性が減少する。勿
論、上層に樹脂層を設けているためアスファルト骨材の
飛散は大きく軽減できる。騒音についても、できる空隙
が非常に小さくなるため大きく減少する。更に、この骨
材の粒度分布は、通水性確保とゴミ等による空隙づまり
の防止から(1) 粒径が、2.0 〜0.8mm の骨材が30〜50重
量%、(2) 粒径が、0.8 〜0.4mm の骨材が30〜50重量
%、(3) 粒径が、0.4 〜0.2mm の骨材が 5〜15重量%、
(4) 粒径が、0.2mm以下の骨材が 2〜15重量%。この中
で特に、(1) 粒径が、2.0 〜0.8mm の骨材が35〜45重量
%、(2) 粒径が、0.8 〜0.4mm の骨材が35〜45重量%、
(3) 粒径が、0.4 〜0.2mm の骨材が 7〜15重量%、(4)
粒径が、0.2mm 以下の骨材が 2〜10重量%。の範囲が好
適であった。この範囲のように、大きな骨材の粒径を
2.0mm以下にしていること、0.4mm 〜2.0mm のものを70
%以上にし、0.4mm 以下のものを30%以下にすることだ
けでなく、それぞれの径の粒子の割合を規定することに
よって、より大きな効果が得られた。単に通水能だけな
らば骨材は大きい方がよく、0.4mm 以下のもの等はない
方がよい。しかし、細かい骨材を入れることがポイント
であり、これによって細かいゴミによる空隙づまりを防
止するのである。また、これでも十分通水性を発揮でき
る。樹脂としては、エポキシ樹脂が好適であるが、これ
に限定するものではなく、アクリル系樹脂、その他一般
に使用されている壁面の吹付材や道路の表面処理に使用
されているような樹脂でよい。
【0022】そして、塗工材11とは、上記の骨材6と樹
脂を混合したものであり、混合比率は骨材6の大きさや
樹脂の種類によって決定すべきもので、特に限定はしな
い。しかし、通水性をある程度確保し、作業性も良いよ
うに考慮すべきであることは間違いない。通常は、骨材
6:樹脂の比率は重量比で、9.5:0.5〜7:3程度が好
適である。樹脂には、骨材6以外に通常混合されるべき
ものを混合してもよいことは言うまでもない。更に、こ
の塗工材11には界面活性剤を混入してもよい。塗工材11
に界面活性剤を混合すると通水性が向上するためであ
る。また、樹脂に短繊維を混合して補強してもよい。例
えば、長さ1mm程度のカーボン繊維を樹脂に対して 0.1
〜1.0 重量%程度混合するのである。勿論、繊維の材質
はガラス、ポリエステル、綿糸等補強になるものならば
どのようなものでもよい。また、反射性を高めるために
ガラスビーズを混合してもよい。
【0023】次に、前記塗工材11による表示部4,5の
施工方法につき、説明すると、表示部4,5の幅に対応
して、図1(A)に示すように、両側にマスキングテー
プや型枠12を配置し、鏝を用いた鏝塗り、機械施工、レ
ーキなどにより、図1(B)に示すように、表示部4,
5を形成する。この場合、充填深さHは骨材6の1個程
度分であり、例えば5ミリ程度であり、透水性舗装層2
の厚さは通常40〜50ミリ程度であるから、10ミリ
以下であれば、表示部4,5下部の通水性を損なうこと
がない。また、表示部4,5の表面3上の厚さTは、1
〜2ミリ程度とする。このように充填深さHは透水性舗
装層2の表面3に僅かに充填される程度であり、表示部
4,5を形成する塗工材11は、舗装層2の表面3が隠れ
るように層状に形成される。尚、左右方向に揺動するス
クリードにより、塗工材11を骨材6の隙間7に摺り込む
ようにして表面3の下部に充填し、同時に厚さTに仕上
げる。
【0024】このように形成された表示部4,5では、
塗工材11により舗装層2の表面3が補強されると共に、
表示部4,5も所定の強度で形成されるため、磨耗に強
く、耐剥離性に優れ、しかも、表示部4,5において透
水性を損なうことがなく、表示部4,5に水が溜まって
部分的に滑り易くなることもなく、また、雨天時等にお
いても表示部4,5の視認性が優れ、車両の走行安全性
が向上する。さらに、アスファルト舗装などからなる非
通水層である下部層1上に、透水性舗装層2を設け、中
央側から側部に向って低くなる勾配を設けた排水性舗装
において、従来の塗料による表示部102,103のように透
水層内における横方向の水の流れを妨げることなく、長
期にわたって安定した排水性を確保することができる。
【0025】このように本実施例では、請求項1に対応
して、透水性舗装2の表面3に表示部4,5を設ける路
面の表示構造において、バインダーを混合した表示部
4,5が透水性を備えるから、表示部4,5のみに水が
溜まることがなく、表面3全体に透水性が得られる。そ
して、水が表示部に溜まらないため、雨天時における視
認性に優れる。すなわち雨天時に表示部の水に自車や対
向車のライト等が乱反射するようなことがない。また、
そのバインダーにより所定の強度も得られる。
【0026】また、このように本実施例では、請求項2
に対応して、表示部4,5が骨材6と樹脂を混合した塗
工材11からなるから、骨材6と樹脂を混合した塗工材11
で透水性を有するから、透水性を有しながら所定の強度
が得られる。また、耐磨耗性に優れた表示部4,5が得
られる。
【0027】また、このように本実施例では、請求項3
に対応して、塗工材11の充填深さHが10ミリ以下であ
るから、透水性舗装2の表面3側のみに塗工材11が充填
されるから、舗装層2内の横方向への水の流れを妨げる
ことがない。
【0028】このように本実施例では、請求項4に対応
して、透水性舗装2の表面3に、骨材6と樹脂を混合し
た塗工材11を塗工して透水性を有する表示部4,5を形
成するから、表示部4,5が透水性を備えるため、表示
部4,5のみに水が溜まることがなく、表面3全体に透
水性が得られ、骨材5と樹脂を混合した塗工材11で透水
性を有するから、透水性を有しながら所定の強度が得ら
れる。
【0029】また、実施例上の効果として、表示部4,
5が道路の長さ方向に連続するラインであるから、これ
に透水性を付与することにより、道路中央側から側部方
向への舗装層2内の水の流れを確実に確保することがで
き、サイドライン周辺の表面3のみが濡れることを防止
できる。また、骨材6は、セラミック又は石であり、粒
径が0.1mm以上で2.0mm以下とすれば、透水性に優れ、か
つ隙間7への充填をスムーズにできる。
【0030】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。尚、図面は第1実施例の図1を用いる。前記表示部
4,5の表面3上の厚さTを調整して表面3から突出さ
せ、その形状及び並べ方を設定することにより、視力障
害者等を誘導する表示部4,5とすることができる。そ
の厚さTは2〜5ミリ程度とする。例えば、透水性舗装
層2が設けられた歩道の表面3に、方向性を持った断続
的ラインの表示部4,5を形成することにより、この表
面3から突出した表示部4,5により視力障害者等を誘
導することができ、横断歩道箇所では、該横断歩道に向
いて案内する表示部4,5を形成する。この場合、表面
3と表示部4,5の上面との段差により、表示部4,5
を認知して表示するものであるから、必ずしも表示部
4,5は表面3と違う色である必要はない。そして、上
記の塗工材11を用いることにより、透水性舗装層2の表
面3に所定厚さTで輪郭のはっきりした表示部4,5を
容易に形成することができる。
【0031】このように本実施例においては、請求項1
に対応して、透水性舗装2の表面3に表示部4,5を設
ける路面の表示構造において、表面3から突出する表示
部4,5が透水性を備えるから、表示部4,5のみに水
が溜まったり残ったりする不具合を防止でき、したがっ
て、水に濡れた表示部4,5で滑ることもなく、また、
表示部4,5が骨材6と樹脂を混合した塗工材11からな
り、また、塗工材11の充填深さHが10ミリ以下であ
り、また、透水性舗装2の表面3に、骨材6と樹脂を混
合した塗工材11を塗工して透水性を有する表示部4,5
を形成するから、請求項2〜4に対応して、上記第1実
施例と同様な作用・効果を奏する。
【0032】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形
実施が可能である。例えば、実施例では、樹脂をバイン
ダーとしたが、骨材と混合して透水性が得られるもので
あれば、アスファルトなどでもよい。また、実施例で
は、表面を隠すために所定の厚さTで表面より突出して
表示部を形成したが、予め表示部箇所を凹部にしておけ
ば、表示部を表面3と面一に形成してもよい。また、ラ
インは断続的に設けられたものでもよい。さらに、本発
明は、眠気防止や注意喚起の表示ラインや、安全地帯に
設けるゼブラ模様など各種の表示部に適用可能であり、
また、車道,歩道,駐車場等の各種の路面に適用可能で
ある。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明は、透水性舗装の表面に
表示部を設ける路面の表示構造において、前記表示部が
透水性を備えるものであり、透水性舗装に適した表示部
を設ける路面の表示構造を提供することができる。
【0034】また、請求項2の発明は、前記表示部が骨
材と樹脂を混合した塗工材からなり、透水性舗装に適し
た表示部を設ける路面の表示構造を提供することができ
る。
【0035】また、請求項3の発明は、前記塗工材の充
填深さが10ミリ以下であり、透水性舗装に適した表示
部を設ける路面の表示構造を提供することができる。
【0036】請求項4発明は、透水性舗装の表面に、骨
材と樹脂を混合した塗工材を塗工して透水性を有する表
示部を形成する路面の表示施工方法であり、透水性舗装
に適した表示部を設ける路面の表示施工方法を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す施工方法の断面図で
あり、図1(A)は透水性舗装層の表面に型枠を配置し
た状態を示し、図1(B)は塗工材により形成した表示
部示す。
【図2】本発明の第1実施例を示す道路の断面図であ
る。
【図3】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
2 透水性舗装 3 表面(路面) 4 表示部 5 表示部 6 骨材 11 塗工材 H 充填深さ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透水性舗装の表面に表示部を設ける路面
    の表示構造において、前記表示部が透水性を備えること
    を特徴とする路面の表示構造。
  2. 【請求項2】 前記表示部が骨材と樹脂を混合した塗工
    材からなることを特徴とする請求項1記載の路面の表示
    構造。
  3. 【請求項3】 前記塗工材の充填深さが10ミリ以下で
    あることを特徴とする請求項2記載の路面の表示構造。
  4. 【請求項4】 透水性舗装の表面に、骨材と樹脂を混合
    した塗工材を塗工して透水性を有する表示部を形成する
    ことを特徴とする路面の表示施工方法。
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