JP2002061124A - 防音壁 - Google Patents
防音壁Info
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- JP2002061124A JP2002061124A JP2000250443A JP2000250443A JP2002061124A JP 2002061124 A JP2002061124 A JP 2002061124A JP 2000250443 A JP2000250443 A JP 2000250443A JP 2000250443 A JP2000250443 A JP 2000250443A JP 2002061124 A JP2002061124 A JP 2002061124A
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- absorbing plate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い遮音性及び優れた吸音性を有し、取付け
作業を簡単とし、しかも優れた耐候性によって径年的変
化による性能の低下がなく、さらに設置後のメンテナン
ス作業も容易である防音壁を提供するものである。 【解決手段】 ロックウールパネルの表面にパンチング
メタルを配設し該ロックウールパネルの裏面にワイヤー
メッシュを配設して吸音板を構成し、この吸音板を固定
壁との間に間隔を置いて固定してある。また、それぞれ
の吸音板の裏面が対面するように間隔をおいて二列の吸
音板が配列してある。
作業を簡単とし、しかも優れた耐候性によって径年的変
化による性能の低下がなく、さらに設置後のメンテナン
ス作業も容易である防音壁を提供するものである。 【解決手段】 ロックウールパネルの表面にパンチング
メタルを配設し該ロックウールパネルの裏面にワイヤー
メッシュを配設して吸音板を構成し、この吸音板を固定
壁との間に間隔を置いて固定してある。また、それぞれ
の吸音板の裏面が対面するように間隔をおいて二列の吸
音板が配列してある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、騒音が発生する高
速道路、一般道路、鉄道等の両側又は中央に設けて、吸
音効果を発揮する防音壁に関する。
速道路、一般道路、鉄道等の両側又は中央に設けて、吸
音効果を発揮する防音壁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高速道路等の両側に防音壁を設置
していることが知られている。この防音壁は、鋼板ある
いはコンクリートによって造られた壁であり、単に騒音
を遮断するだけのものであった。さらにロックウール、
ガラスウール等の繊維性の吸音材を防音壁に貼り付けた
構成にして、この吸音材によって音を吸収し、防音効果
を高めた防音壁も公知である。
していることが知られている。この防音壁は、鋼板ある
いはコンクリートによって造られた壁であり、単に騒音
を遮断するだけのものであった。さらにロックウール、
ガラスウール等の繊維性の吸音材を防音壁に貼り付けた
構成にして、この吸音材によって音を吸収し、防音効果
を高めた防音壁も公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来公知の鋼板やコン
クリートの壁によって音を遮断する防音壁では、音が遮
断されるだけであり、吸音効果はなく、従って防音壁に
よって反射された騒音が大きくなり、防音壁を越えて漏
れ騒音公害がなくなることはなかった。また、繊維性の
吸音材を貼り付けた防音壁では、吸音材の吸音によって
防音効果を発揮することはあるが、この吸音材が排気ガ
ス中に含まれる不純物等も吸収し、吸音効果が径年的に
低下するという課題がある。
クリートの壁によって音を遮断する防音壁では、音が遮
断されるだけであり、吸音効果はなく、従って防音壁に
よって反射された騒音が大きくなり、防音壁を越えて漏
れ騒音公害がなくなることはなかった。また、繊維性の
吸音材を貼り付けた防音壁では、吸音材の吸音によって
防音効果を発揮することはあるが、この吸音材が排気ガ
ス中に含まれる不純物等も吸収し、吸音効果が径年的に
低下するという課題がある。
【0004】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、高い遮音性及び優れた吸音性を有し、取付け作業を
簡単とし、しかも優れた耐候性によって径年的変化によ
る性能の低下がなく、さらに設置後のメンテナンス作業
も容易である防音壁を提供するものである。
で、高い遮音性及び優れた吸音性を有し、取付け作業を
簡単とし、しかも優れた耐候性によって径年的変化によ
る性能の低下がなく、さらに設置後のメンテナンス作業
も容易である防音壁を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、ロックウールパネルの表面にパンチン
グメタルを配設し該ロックウールパネルの裏面にワイヤ
ーメッシュを配設して吸音板を構成し、この吸音板を固
定壁との間に間隔を置いて固定してあるものである。
に、本発明では、ロックウールパネルの表面にパンチン
グメタルを配設し該ロックウールパネルの裏面にワイヤ
ーメッシュを配設して吸音板を構成し、この吸音板を固
定壁との間に間隔を置いて固定してあるものである。
【0006】また、本発明では、ロックウールパネルの
表面にパンチングメタルを配設し該ロックウールパネル
の裏面にワイヤーメッシュを配設してユニットパネル式
の吸音板を設け、このユニットパネル式の吸音板を固定
壁との間に間隔を置いて固定してある。さらに、上記固
定壁に鋼板をプレスしてチャンネル状にした支柱を固定
し、この支柱に上記吸音板を固定してある。上記間隔が
30〜120mmの範囲内にあるとよい。
表面にパンチングメタルを配設し該ロックウールパネル
の裏面にワイヤーメッシュを配設してユニットパネル式
の吸音板を設け、このユニットパネル式の吸音板を固定
壁との間に間隔を置いて固定してある。さらに、上記固
定壁に鋼板をプレスしてチャンネル状にした支柱を固定
し、この支柱に上記吸音板を固定してある。上記間隔が
30〜120mmの範囲内にあるとよい。
【0007】さらに本発明では、ロックウールパネルの
表面にパンチングメタルを配設し該ロックウールパネル
の裏面にワイヤーメッシュを配設して吸音板を構成し、
それぞれの吸音板の裏面が対面するように間隔を置いて
二列の吸音板が配列して固定してあるものである。
表面にパンチングメタルを配設し該ロックウールパネル
の裏面にワイヤーメッシュを配設して吸音板を構成し、
それぞれの吸音板の裏面が対面するように間隔を置いて
二列の吸音板が配列して固定してあるものである。
【0008】また、本発明では、ロックウールパネルの
表面にパンチングメタルを配設し該ロックウールパネル
の裏面にワイヤーメッシュを配設してユニットパネル式
の吸音板を設け、このユニットパネル式の吸音板の裏面
が対面するように間隔を置いて二列の吸音板が配列して
固定してある。さらに、本発明では、H型チャンネル支
柱を間隔を置いて起立し、板材をプレスして両側に溝を
形成した横フレームを設け、上記H型チャンネル支柱間
の上下に、横フレームを配し、上側の横フレームの両側
溝を下向きに開放し、下側の横フレームの両側溝を上向
きに開放し、これら横フレームの溝内に吸音板の上下縁
を嵌入しそれぞれの吸音板をH型チャンネル支柱に取り
付けてある。さらに、対面する吸音板の裏面間の間隔が
50〜250mmの範囲内にあるとよい。
表面にパンチングメタルを配設し該ロックウールパネル
の裏面にワイヤーメッシュを配設してユニットパネル式
の吸音板を設け、このユニットパネル式の吸音板の裏面
が対面するように間隔を置いて二列の吸音板が配列して
固定してある。さらに、本発明では、H型チャンネル支
柱を間隔を置いて起立し、板材をプレスして両側に溝を
形成した横フレームを設け、上記H型チャンネル支柱間
の上下に、横フレームを配し、上側の横フレームの両側
溝を下向きに開放し、下側の横フレームの両側溝を上向
きに開放し、これら横フレームの溝内に吸音板の上下縁
を嵌入しそれぞれの吸音板をH型チャンネル支柱に取り
付けてある。さらに、対面する吸音板の裏面間の間隔が
50〜250mmの範囲内にあるとよい。
【0009】
【発明の実施の形態】添付した図面により本発明の実施
の形態を説明する。図1及び図2に上記請求項1〜4に
示した高速道路の側壁用の防音壁を示してある。図中符
号1が吸音板で、この吸音板1は、ロックウールパネル
2の表面にパンチングメタル3を配設し、ロックウール
パネル2の裏面にワイヤーメッシュ4を配設してある。
さらに図中符号5が高速道路の側縁に起立固定された固
定壁で、この固定壁5に鋼板をプレス加工してチャンネ
ル状にした複数の支柱6を一定間隔に起立固定してあ
り、この支柱6に上記吸音板1を固定してある。
の形態を説明する。図1及び図2に上記請求項1〜4に
示した高速道路の側壁用の防音壁を示してある。図中符
号1が吸音板で、この吸音板1は、ロックウールパネル
2の表面にパンチングメタル3を配設し、ロックウール
パネル2の裏面にワイヤーメッシュ4を配設してある。
さらに図中符号5が高速道路の側縁に起立固定された固
定壁で、この固定壁5に鋼板をプレス加工してチャンネ
ル状にした複数の支柱6を一定間隔に起立固定してあ
り、この支柱6に上記吸音板1を固定してある。
【0010】因みに、図示した実施例では、図2に示す
ようにチャンネル状の支柱6は前方が開放されており、
この開放された前方部分に一対の取付板7、8がボルト
・ナット9によって取付けられており、この取付板8に
吸音板1をボルト・ナット10によって取付け固定して
ある。この吸音板1の支柱6への固定に際しては、吸音
板1の縦縁に板材を断面コ字状に折曲して構成した縦フ
レーム11を被せてボルト・ナット10止めするが、縦
フレーム11の前面板は、吸音板1のロックウールパネ
ル2とパンチングメタル3との間に介在させた状態にし
てある。この他図中12は支柱6を固定壁5に固定する
アンカーボルト、13は吸音板1の上部に設けた屋根板
である。
ようにチャンネル状の支柱6は前方が開放されており、
この開放された前方部分に一対の取付板7、8がボルト
・ナット9によって取付けられており、この取付板8に
吸音板1をボルト・ナット10によって取付け固定して
ある。この吸音板1の支柱6への固定に際しては、吸音
板1の縦縁に板材を断面コ字状に折曲して構成した縦フ
レーム11を被せてボルト・ナット10止めするが、縦
フレーム11の前面板は、吸音板1のロックウールパネ
ル2とパンチングメタル3との間に介在させた状態にし
てある。この他図中12は支柱6を固定壁5に固定する
アンカーボルト、13は吸音板1の上部に設けた屋根板
である。
【0011】上記の通りの吸音板1の取付け構成では、
吸音板1を現場において組み立て取付けてもよいが、望
ましくは吸音板1を工場において組み立ててユニットパ
ネル式にしておくことがよく、この際にはロックウール
パネル2の表面に上記縦フレーム11の前面板が介入で
きる程度の隙間を設けてパンチングメタル3を貼り付け
ておき、ロックウールパネル2の裏面にワイヤーメッシ
ュ4を貼り付けておくことがよい。
吸音板1を現場において組み立て取付けてもよいが、望
ましくは吸音板1を工場において組み立ててユニットパ
ネル式にしておくことがよく、この際にはロックウール
パネル2の表面に上記縦フレーム11の前面板が介入で
きる程度の隙間を設けてパンチングメタル3を貼り付け
ておき、ロックウールパネル2の裏面にワイヤーメッシ
ュ4を貼り付けておくことがよい。
【0012】そして本発明防音壁の肝心な構成は、上記
固定壁5と吸音板1との間に間隔を置いて吸音板1を取
付け固定してあることである。そしてこの間隔が30〜
120mmの範囲内にあることが望ましく、この間隔が
30mm以下及び120mm以上であると、高い吸音効
果が望めない。このことは吸音板1が先ず音を吸収した
上で、吸音板1を通過した音が固定壁5で反射し、この
反射した音を再び吸音板1が吸収する作用によるものと
考えられ、この二次吸収の効果が上記間隔の寸法範囲内
で発揮されるものと考えられる。
固定壁5と吸音板1との間に間隔を置いて吸音板1を取
付け固定してあることである。そしてこの間隔が30〜
120mmの範囲内にあることが望ましく、この間隔が
30mm以下及び120mm以上であると、高い吸音効
果が望めない。このことは吸音板1が先ず音を吸収した
上で、吸音板1を通過した音が固定壁5で反射し、この
反射した音を再び吸音板1が吸収する作用によるものと
考えられ、この二次吸収の効果が上記間隔の寸法範囲内
で発揮されるものと考えられる。
【0013】次に、図3及び図4に示した本発明の実施
の形態を説明する。この図3及び図4には、上記請求項
5〜8に示した高速道路の中央分離帯用の防音壁を示し
てある。そしてこの図中、図1及び図2に示した符号と
同一番号を付した部材は同一部材である。即ち吸音板1
の構成は、ロックウールパネル2の表面にパンチングメ
タル3を配設し、ロックウールパネル2の裏面にワイヤ
ーメッシュ4を配設してある。この中央分離帯用の吸音
板1の図1及び図2に示した上記側壁用の吸音板1と相
違する構成は、後述する支柱への取付けの構造の関係
で、パンチングメタル3の両側縁をロックウールパネル
2の側縁より張り出して張り出し縁30としてある点で
ある。
の形態を説明する。この図3及び図4には、上記請求項
5〜8に示した高速道路の中央分離帯用の防音壁を示し
てある。そしてこの図中、図1及び図2に示した符号と
同一番号を付した部材は同一部材である。即ち吸音板1
の構成は、ロックウールパネル2の表面にパンチングメ
タル3を配設し、ロックウールパネル2の裏面にワイヤ
ーメッシュ4を配設してある。この中央分離帯用の吸音
板1の図1及び図2に示した上記側壁用の吸音板1と相
違する構成は、後述する支柱への取付けの構造の関係
で、パンチングメタル3の両側縁をロックウールパネル
2の側縁より張り出して張り出し縁30としてある点で
ある。
【0014】中央分離帯用の本発明防音壁は、それぞれ
の吸音板1の裏面が対面するように間隔を置いて二列の
吸音板1が配列してある。そのために図示した実施の形
態では、板材を断面がコ字形状の片側の屈曲板を反対側
に屈曲して形成した縦フレーム15を設け、さらに板材
の両側を同方向に屈曲し、その縁を側方に屈曲し、かつ
自由縁を折り返し方向に屈曲して、両側に溝17を形成
した横フレーム16を設け、これら縦フレーム15及び
横フレーム16を用いて吸音板1を間隔を置いて支柱1
4、14間に取り付けてある。
の吸音板1の裏面が対面するように間隔を置いて二列の
吸音板1が配列してある。そのために図示した実施の形
態では、板材を断面がコ字形状の片側の屈曲板を反対側
に屈曲して形成した縦フレーム15を設け、さらに板材
の両側を同方向に屈曲し、その縁を側方に屈曲し、かつ
自由縁を折り返し方向に屈曲して、両側に溝17を形成
した横フレーム16を設け、これら縦フレーム15及び
横フレーム16を用いて吸音板1を間隔を置いて支柱1
4、14間に取り付けてある。
【0015】具体的には図に示すように、上下に横フレ
ーム16、16を配し、上側の横フレーム16の両側の
溝17を下向きに開放し、下側の横フレーム16の両側
の溝17を上向きに開放し、これら横フレーム16の両
側の溝17内に吸音板1のロックウールパネル2とワイ
ヤーメッシュ4の上下縁を嵌入し、さらに縦フレーム1
5の屈曲縁をワイヤーメッシュ4の内側に介入して、パ
ンチングメタル3と縦フレーム15とをボルト・ナット
18により支柱14に固定してある。この際支柱14と
縦フレーム15との間に間隔が生ずるため、この間隔に
スペーサー19を介在させてある。この他図中20は笠
木である。
ーム16、16を配し、上側の横フレーム16の両側の
溝17を下向きに開放し、下側の横フレーム16の両側
の溝17を上向きに開放し、これら横フレーム16の両
側の溝17内に吸音板1のロックウールパネル2とワイ
ヤーメッシュ4の上下縁を嵌入し、さらに縦フレーム1
5の屈曲縁をワイヤーメッシュ4の内側に介入して、パ
ンチングメタル3と縦フレーム15とをボルト・ナット
18により支柱14に固定してある。この際支柱14と
縦フレーム15との間に間隔が生ずるため、この間隔に
スペーサー19を介在させてある。この他図中20は笠
木である。
【0016】上記のような中央分離帯用の防音壁の組み
立てであれば、これを設置現場においてロックウールパ
ネル2にワイヤーメッシュ4を貼り付け、パンチングメ
タル3を固定してもよいが、望ましくは工場において吸
音板1を組み立てておいてユニットパネル式にしておく
ことがよく、この際にはロックウールパネル2の表面
に、上記横フレーム16の縁が介入できる程度の隙間を
設けてパンチングメタル3を貼り付けておき、ロックウ
ールパネル2の裏面にワイヤーメッシュ4を貼り付けて
おくことがよい。
立てであれば、これを設置現場においてロックウールパ
ネル2にワイヤーメッシュ4を貼り付け、パンチングメ
タル3を固定してもよいが、望ましくは工場において吸
音板1を組み立てておいてユニットパネル式にしておく
ことがよく、この際にはロックウールパネル2の表面
に、上記横フレーム16の縁が介入できる程度の隙間を
設けてパンチングメタル3を貼り付けておき、ロックウ
ールパネル2の裏面にワイヤーメッシュ4を貼り付けて
おくことがよい。
【0017】そしてこの中央分離帯用の防音壁の肝心な
構成は、二列に配列した吸音板1、1の裏面間に間隔を
置いてあることであり、しかもこの間隔が50〜250
mmの範囲内にあることが望ましく、この間隔が50m
m以下及び250mm以上であると、高い吸音効果が望
めない。このことは、二列に配された一方の吸音板1が
音を吸収し、一方の吸音板を透過した音が他方の吸音板
に吸収される作用によるものと考えられ、この二次吸収
の効果が上記間隔の寸法範囲内で発揮されるものと考え
られる。
構成は、二列に配列した吸音板1、1の裏面間に間隔を
置いてあることであり、しかもこの間隔が50〜250
mmの範囲内にあることが望ましく、この間隔が50m
m以下及び250mm以上であると、高い吸音効果が望
めない。このことは、二列に配された一方の吸音板1が
音を吸収し、一方の吸音板を透過した音が他方の吸音板
に吸収される作用によるものと考えられ、この二次吸収
の効果が上記間隔の寸法範囲内で発揮されるものと考え
られる。
【0018】
【実施例1】高速道路の側壁用防音壁として次の通りの
実施例1を作成した。 ロックウールパネル2 厚さ 25mm 密度 80kg/m3 パンチングメタル3 厚さ 0.5mm 開口率 34.9% ワイヤーメッシュ4 4φ×150mm×150mm これによって500×1500×36(単位mm)の寸
法の吸音板1を作成し、この吸音板1の裏面と固定壁5
との間隔を50mmとし、実効試料面積を10m2 の試
験条件として吸音性能試験をした。同様に他社A社、B
社の防音壁の吸音性能試験も併せて行った結果、次表の
通りとなった。
実施例1を作成した。 ロックウールパネル2 厚さ 25mm 密度 80kg/m3 パンチングメタル3 厚さ 0.5mm 開口率 34.9% ワイヤーメッシュ4 4φ×150mm×150mm これによって500×1500×36(単位mm)の寸
法の吸音板1を作成し、この吸音板1の裏面と固定壁5
との間隔を50mmとし、実効試料面積を10m2 の試
験条件として吸音性能試験をした。同様に他社A社、B
社の防音壁の吸音性能試験も併せて行った結果、次表の
通りとなった。
【表1】 この試験結果を図5に吸音性能比較表として示した。こ
の試験結果から判るように周波数の高い音の吸収が良好
となった。
の試験結果から判るように周波数の高い音の吸収が良好
となった。
【0019】
【実施例2】高速道路の中央分離帯用の防音壁として次
の通りの実施例2を作成した。 ロックウールパネル2 厚さ 25mm 密度 80kg/m3 パンチングメタル3 厚さ 0.5mm 開口率 34.9% ワイヤーメッシュ4 4φ×150mm×150mm 二列の吸音板1の裏面間の間隔を85mmとし、防音壁
の寸法を500×2000×150(単位mm)とし、
実効試料面積を10m2 の試験条件として吸音性能試験
をした。同様に他社A社、B社の防音壁の吸音性能試験
も併せて行った結果、次表の通りとなった。
の通りの実施例2を作成した。 ロックウールパネル2 厚さ 25mm 密度 80kg/m3 パンチングメタル3 厚さ 0.5mm 開口率 34.9% ワイヤーメッシュ4 4φ×150mm×150mm 二列の吸音板1の裏面間の間隔を85mmとし、防音壁
の寸法を500×2000×150(単位mm)とし、
実効試料面積を10m2 の試験条件として吸音性能試験
をした。同様に他社A社、B社の防音壁の吸音性能試験
も併せて行った結果、次表の通りとなった。
【表2】 この試験結果を図6に吸音性能比較表として示した。こ
の試験結果から判るように周波数の高い音の吸収が良好
となった。
の試験結果から判るように周波数の高い音の吸収が良好
となった。
【0020】
【発明の効果】本発明防音壁は、ロックウールパネルの
表面にパンチングメタルを配設し該ロックウールパネル
の裏面にワイヤーメッシュを配設して吸音板を構成し、
この吸音板を固定壁との間に間隔を置いて固定してある
から、高い遮音性と優れた吸音性を発揮して防音効果を
高めることができたと共に、優れた耐候性も発揮し径年
的変化による性能の低下もなく、メンテナンス作業も容
易である防音壁を提供できる。
表面にパンチングメタルを配設し該ロックウールパネル
の裏面にワイヤーメッシュを配設して吸音板を構成し、
この吸音板を固定壁との間に間隔を置いて固定してある
から、高い遮音性と優れた吸音性を発揮して防音効果を
高めることができたと共に、優れた耐候性も発揮し径年
的変化による性能の低下もなく、メンテナンス作業も容
易である防音壁を提供できる。
【0021】また、ロックウールパネルの表面にパンチ
ングメタルを配設し該ロックウールパネルの裏面にワイ
ヤーメッシュを配設してユニットパネル式の吸音板を設
け、このユニットパネル式の吸音板を固定壁との間に間
隔を置いて固定してあるから、工場生産が容易で現場作
業の組み付け作業が楽である。
ングメタルを配設し該ロックウールパネルの裏面にワイ
ヤーメッシュを配設してユニットパネル式の吸音板を設
け、このユニットパネル式の吸音板を固定壁との間に間
隔を置いて固定してあるから、工場生産が容易で現場作
業の組み付け作業が楽である。
【0022】さらに、上記固定壁に鋼板をプレスしてチ
ャンネル状にした支柱を固定し、この支柱に上記吸音板
を固定してあるから、側壁への防音壁の組み付けを容易
とし、設置後のメンテナンスも良好となした防音壁を提
供できる。
ャンネル状にした支柱を固定し、この支柱に上記吸音板
を固定してあるから、側壁への防音壁の組み付けを容易
とし、設置後のメンテナンスも良好となした防音壁を提
供できる。
【0023】また、上記間隔が30〜120mmの範囲
内にあるから、吸音板を透過した音を固定壁での反射に
よってさらに吸音板が二次吸収し、よりよい防音効果を
発揮し得るものである。
内にあるから、吸音板を透過した音を固定壁での反射に
よってさらに吸音板が二次吸収し、よりよい防音効果を
発揮し得るものである。
【0024】本発明防音壁はロックウールパネルの表面
にパンチングメタルを配設し該ロックウールパネルの裏
面にワイヤーメッシュを配設して吸音板を構成し、それ
ぞれの吸音板の裏面が対面するように間隔を置いて二列
の吸音板が配列して固定してあるから、高い遮音性と優
れた吸音性を発揮して防音効果を高めることができたと
共に、優れた耐候性も発揮し径年的変化による性能の低
下もなく、メンテナンス作業も容易である中央分離帯用
の防音壁を提供できる。
にパンチングメタルを配設し該ロックウールパネルの裏
面にワイヤーメッシュを配設して吸音板を構成し、それ
ぞれの吸音板の裏面が対面するように間隔を置いて二列
の吸音板が配列して固定してあるから、高い遮音性と優
れた吸音性を発揮して防音効果を高めることができたと
共に、優れた耐候性も発揮し径年的変化による性能の低
下もなく、メンテナンス作業も容易である中央分離帯用
の防音壁を提供できる。
【0025】また、ロックウールパネルの表面にパンチ
ングメタルを配設し該ロックウールパネルの裏面にワイ
ヤーメッシュを配設してユニットパネル式の吸音板を設
け、このユニットパネル式の吸音板の裏面が対面するよ
うに間隔を置いて二列の吸音板が配列して固定してある
から、工場生産が容易で現場作業の組み付け作業を楽に
した中央分離帯用の防音壁を提供できる。
ングメタルを配設し該ロックウールパネルの裏面にワイ
ヤーメッシュを配設してユニットパネル式の吸音板を設
け、このユニットパネル式の吸音板の裏面が対面するよ
うに間隔を置いて二列の吸音板が配列して固定してある
から、工場生産が容易で現場作業の組み付け作業を楽に
した中央分離帯用の防音壁を提供できる。
【0026】さらに、H型チャンネル支柱を間隔を置い
て起立し、板材をプレスして両側に溝を形成した横フレ
ームを設け、上記H型チャンネル支柱間の上下に、横フ
レームを配し、上側の横フレームの両側溝を下向きに開
放し、下側の横フレームの両側溝を上向きに開放し、こ
れら横フレームの溝内に吸音板の上下縁を嵌入しそれぞ
れの吸音板をH型チャンネル支柱に取り付けてあるか
ら、中央分離帯用の防音壁の組み付けを容易とし、設置
後のメンテナンスも良好となした防音壁を提供できる。
て起立し、板材をプレスして両側に溝を形成した横フレ
ームを設け、上記H型チャンネル支柱間の上下に、横フ
レームを配し、上側の横フレームの両側溝を下向きに開
放し、下側の横フレームの両側溝を上向きに開放し、こ
れら横フレームの溝内に吸音板の上下縁を嵌入しそれぞ
れの吸音板をH型チャンネル支柱に取り付けてあるか
ら、中央分離帯用の防音壁の組み付けを容易とし、設置
後のメンテナンスも良好となした防音壁を提供できる。
【0027】また、対面する吸音板の裏面間の間隔が5
0〜250mmの範囲内にあるから、片側の吸音板で音
を吸収し、さらに、この片側の吸音板を透過した音を対
面する別の吸音板が二次吸収するから、よりよい防音効
果を発揮し得るものである。
0〜250mmの範囲内にあるから、片側の吸音板で音
を吸収し、さらに、この片側の吸音板を透過した音を対
面する別の吸音板が二次吸収するから、よりよい防音効
果を発揮し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明防音壁の一実施例である側壁用防音壁の
一部切欠斜面図
一部切欠斜面図
【図2】図1図示実施例の要部の断面平面図
【図3】本発明防音壁の別の実施例である中央分離帯用
防音壁の一部切欠斜面図
防音壁の一部切欠斜面図
【図4】図3図示実施例の要部の断面平面図
【図5】側壁用防音壁の吸音性能比較表
【図6】中央分離帯用防音壁の吸音性能比較表
1 吸音板 2 ロックウールパネル 3 パンチングメタル 4 ワイヤーメッシュ 5 固定壁 6 支柱 7,8 取付板 9,10 ボルト・ナット 11 縦フレーム 12 アンカーボルト 13 屋根板 14 支柱 15 縦フレーム 16 横フレーム 17 溝 18 ボルト・ナット 19 スペーサー 20 笠木 30 張り出し縁
Claims (8)
- 【請求項1】 ロックウールパネルの表面にパンチング
メタルを配設し該ロックウールパネルの裏面にワイヤー
メッシュを配設して吸音板を構成し、この吸音板を固定
壁との間に間隔を置いて固定してある防音壁。 - 【請求項2】 ロックウールパネルの表面にパンチング
メタルを配設し該ロックウールパネルの裏面にワイヤー
メッシュを配設してユニットパネル式の吸音板を設け、
このユニットパネル式の吸音板を固定壁との間に間隔を
置いて固定してある防音壁。 - 【請求項3】 上記固定壁に鋼板をプレスしてチャンネ
ル状にした支柱を固定し、この支柱に上記吸音板を固定
してある上記請求項1又は2に記載の防音壁。 - 【請求項4】 上記間隔が30〜120mmの範囲内に
ある上記請求項1〜3の何れかに記載の防音壁。 - 【請求項5】 ロックウールパネルの表面にパンチング
メタルを配設し該ロックウールパネルの裏面にワイヤー
メッシュを配設して吸音板を構成し、それぞれの吸音板
の裏面が対面するように間隔を置いて二列の吸音板が配
列して固定してある防音壁。 - 【請求項6】 ロックウールパネルの表面にパンチング
メタルを配設し該ロックウールパネルの裏面にワイヤー
メッシュを配設してユニットパネル式の吸音板を設け、
このユニットパネル式の吸音板の裏面が対面するように
間隔を置いて二列の吸音板が配列して固定してある防音
壁。 - 【請求項7】 H型チャンネル支柱を間隔を置いて起立
し、板材をプレスして両側に溝を形成した横フレームを
設け、上記H型チャンネル支柱間の上下に、横フレーム
を配し、上側の横フレームの両側溝を下向きに開放し、
下側の横フレームの両側溝を上向きに開放し、これら横
フレームの溝内に吸音板の上下縁を嵌入しそれぞれの吸
音板をH型チャンネル支柱に取り付けてある上記請求項
1又は2に記載の防音壁。 - 【請求項8】 対面する吸音板の裏面間の間隔が50〜
250mmの範囲内にある上記請求項5〜7の何れかに
記載の防音壁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000250443A JP2002061124A (ja) | 2000-08-22 | 2000-08-22 | 防音壁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000250443A JP2002061124A (ja) | 2000-08-22 | 2000-08-22 | 防音壁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002061124A true JP2002061124A (ja) | 2002-02-28 |
Family
ID=18740011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000250443A Pending JP2002061124A (ja) | 2000-08-22 | 2000-08-22 | 防音壁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002061124A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004346681A (ja) * | 2003-05-26 | 2004-12-09 | Nippon Steel Metal Prod Co Ltd | 透光型防音壁への改修方法 |
WO2005049924A1 (en) * | 2003-11-21 | 2005-06-02 | Myungsung Industrial Development Co., Ltd. | Soundproof wall and wall having the same |
JP2008138438A (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-19 | Sasakura Engineering Co Ltd | 防音パネルの取付構造および防音パネルの取付方法 |
JP2011252385A (ja) * | 2011-09-16 | 2011-12-15 | Sasakura Engineering Co Ltd | 防音パネルの取付構造および防音パネルの取付方法 |
-
2000
- 2000-08-22 JP JP2000250443A patent/JP2002061124A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004346681A (ja) * | 2003-05-26 | 2004-12-09 | Nippon Steel Metal Prod Co Ltd | 透光型防音壁への改修方法 |
WO2005049924A1 (en) * | 2003-11-21 | 2005-06-02 | Myungsung Industrial Development Co., Ltd. | Soundproof wall and wall having the same |
JP2008138438A (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-19 | Sasakura Engineering Co Ltd | 防音パネルの取付構造および防音パネルの取付方法 |
JP2011252385A (ja) * | 2011-09-16 | 2011-12-15 | Sasakura Engineering Co Ltd | 防音パネルの取付構造および防音パネルの取付方法 |
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