JP2002059879A - 自転車用チャイルドシート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ３点式安全ベルトが簡易に取付けうる取付部
を備えた自転車用チャイルドシートを提供する。 【解決手段】 自転車の後荷台に取付け使用する荷かご
を兼用したバックタイプのチャイルドシートＡにおける
背もたれ部１の両側枠杆１ａの上端部に略コ字状に屈折
して前方へ突出形成した３点式安全ベルトＢの２点を取
付け支持する取付部１３を設けるとともに、座席部２の
前端枠杆２ａの中央部には略コ字状に屈折して前方へ突
出形成した３点式安全ベルトＢの１点を取付け支持する
取付部１６を設けて、自転車用チャイルドシートに３点
式安全ベルトが簡易に取付けうるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、自転車に幼児を
乗せるチャイルドシートに関し、詳しくは、３点式安全
ベルトの取付部を備えた自転車用チャイルドシートに関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来のこの種の自転車用チャイルドシー
トには、図示しないが同乗幼児の下腹部あたりを横方向
に締めるバンド方式の１つの安全ベルトを備えているに
すぎないので、その取付けには座席部の枠杆などをその
まま利用している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
たバンド方式の１つの安全ベルトだけでは、同乗幼児の
下腹部あたりを保持するだけで体全体、特に、上半身は
保持せずフリー状態にあるため、走行中の急なブレーキ
の時などにそのショックで同乗幼児の上半身が急激に前
のめりして前方へ倒れ、チャイルドシートの前部の握り
あるいはフロントタイプのチャイルドシートにあっては
自転車のハンドルなどに胸、腹、顔などをぶっつけ怪我
をすることがあり、場合によっては同乗幼児が飛び出し
てしまうといった思わぬ事故になることもあった。ま
た、同乗幼児が走行中に居眠りをした場合はそのサポー
ト手段がないために後方は未だしも前方及び横方向へ倒
れてしまいそのまま通常の走行はできず、止むを得ず自
転車を押して歩くことになり、この押して歩く場合にも
同乗幼児の重量が安定しないため、転倒などの危険性が
伴うといった問題点があり、安全ベルトの取付けにも困
難性が伴うものであった。この発明の自転車用チャイル
ドシートは上記課題を解決し、同乗幼児の両肩部から股
間に至る３点式安全ベルトが簡易に取付けうる専用の取
付部を備えて、３点式安全ベルトによるチャイルドシー
トと同乗幼児の一体化とサポート化を可能とすることに
よって、上記従来の問題点が解消できる自転車用チャイ
ルドシートの提供を目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するこの
発明の請求項１の自転車用チャイルドシートは、自転車
用チャイルドシートの背もたれ部の両側上方部と座席部
の前端中央部に同乗幼児の両肩部から股間に至る３点式
安全ベルトの３点を取付け支持する取付部を備えたこと
を要旨とする。

【０００５】上記課題を解決するこの発明の請求項２の
自転車用チャイルドシートは、上記請求項１記載の自転
車用チャイルドシートにおいて、上記背もたれ部の両側
上方前部に略コ字状に屈折して前方へ突出形成した上記
３点式安全ベルトの２点を取付け支持する取付部と、上
記座席部の前端中央前部に略コ字状に屈折して前方へ突
出形成した上記３点式安全ベルトの１点を取付け支持す
る取付部とを備えたことを要旨とする。

【０００６】上記課題を解決するこの発明の請求項３の
自転車用チャイルドシートは、上記請求項１記載の自転
車用チャイルドシートにおいて、上記背もたれ部の両側
上方端部に上記３点式安全ベルトの２点を取付け支持す
る取付孔と、上記座席部の前端中央前部には略コ字状に
屈折して前方へ突出形成した上記３点式安全ベルトの１
点を取付け支持する凸状の取付部とを備えたことを要旨
とする。

【０００７】上記課題を解決するこの発明の請求項４の
自転車用チャイルドシートは、上記請求項１、２及び３
記載の自転車用チャイルドシートにおいて、上記３点式
安全ベルトの取付部を自転車の後荷台に取付け使用する
荷かごを兼用したバックタイプのチャイルドシートに備
えたことを要旨とする。

【０００８】上記課題を解決するこの発明の請求項５の
自転車用チャイルドシートは、上記請求項１、２及び３
記載の自転車用チャイルドシートにおいて、上記３点式
安全ベルトの取付部を自転車のハンドルに引掛け、ハン
ドルポストに取付け固定して使用するフロントタイプの
チャイルドシートに備えたことを要旨とする。

【０００９】上記構成を有するこの発明の請求項１記載
の自転車用チャイルドシートは、自転車用チャイルドシ
ートの背もたれ部の両側上方部と座席部の前端中央部と
に、３点式安全ベルトの３点を取付け支持する取付部を
備えたので、自転車用チャイルドシートに対する同乗幼
児の両肩部から股間に至る３点式安全ベルトの取付けが
簡易に行いうる。この結果、３点式安全ベルトによるチ
ャイルドシートと同乗幼児の一体化とサポート化とが可
能となるため、ベルトによる横方向のサポートと相まっ
て自転車に幼児を乗せて常時安全に走行できる。

【００１０】上記構成を有するこの発明の請求項２記載
の自転車用チャイルドシートは、自転車用チャイルドシ
ートの背もたれ部の両側上方前部と座席部の前端中央前
部とに、略コ字状に屈折して前方へ突出形成された３点
式安全ベルトの３点を取付け支持する取付部を備えたの
で、自転車用チャイルドシートに対する同乗幼児の両肩
部から股間に至る３点式安全ベルトの取付けが簡易に行
いうる。この結果、３点式安全ベルトによるチャイルド
シートと同乗幼児の一体化とサポート化とが可能となる
ため、ベルトによる横方向のサポートと相まって自転車
に幼児を乗せて常時安全に走行できる。また、各々の取
付部は略コ字状に屈折して前方へ突出形成されているか
ら、各々の取付部への安全ベルトの取付け作業が簡易、
かつ、確実に行え、この取付部を背もたれ及び座席の、
たとえば、線材を用いた枠杆に一体形成すれば、その加
工は容易で、強度的にも強い取付部が安価に提供できる
ものである。

【００１１】上記構成を有するこの発明の請求項３記載
の自転車用チャイルドシートは、自転車用チャイルドシ
ートの背もたれ部の両側上方端部に３点式安全ベルトの
２点を取付け支持する取付孔を穿つとともに、座席部の
前端中央前部には略コ字状に屈折して前方へ突出形成し
た３点式安全ベルトの１点を取付け支持する凸状の取付
部を備えたので、背もたれ部と座席部を別体とし、背も
たれ部を樹脂で一体成形した場合、３点式安全ベルトの
２点の取付孔の形成が簡単、かつ、強固に行え、自転車
用チャイルドシートの３点式安全ベルトの取付けも簡易
に行いうる。この結果、３点式安全ベルトによるチャイ
ルドシートと同乗幼児の一体化とサポート化とが可能と
なり、ベルトによる横方向のサポートと相まって自転車
に幼児を乗せて常時安全に走行できる。また、３点式安
全ベルトの２点は取付孔を通して取付け支持し、１点は
略コ字状に屈折して前方へ突出形成された凸状の取付部
に取付け支持するものであるから、各々の取付部への安
全ベルトの取付け作業が簡易、かつ、確実に行え、各々
の取付部は強度的にも強く、また、安価に提供できるも
のである。

【００１２】上記構成を有するこの発明の請求項４記載
の自転車用チャイルドシートは、３点式安全ベルトの取
付部が自転車の後荷台に取付け使用する荷かごを兼ねた
バックタイプのチャイルドシートに備えられているの
で、バックタイプのチャイルドシートにおける３点式安
全ベルトの取付けが簡易に行え、安全ベルトによるチャ
イルドシートと同乗幼児の一体化とサポート化とが可能
となって目に見えない自転車の後部に幼児を乗せても常
時安全に走行できる。この結果、従来のような不慮の事
故は未然に防止できるものである。また、荷かごとして
使用するときは、３点式安全ベルトで荷物を縛る状態に
保持できるので、走行中に荷物が飛び跳ね落下すること
はない。

【００１３】上記構成を有するこの発明の請求項５記載
の自転車用チャイルドシートは、３点式安全ベルトの取
付部が自転車の前部に取付け使用するフロントタイプの
チャイルドシートに備えられているので、フロントタイ
プのチャイルドシートにおける３点式安全ベルトの取付
けが簡易に行え、安全ベルトによるチャイルドシートと
同乗幼児の一体化とサポート化とが可能となって自転車
の前部に幼児を乗せて常時安全に走行できる。この結
果、従来のような不慮の事故は未然に防止できるもので
ある。

【００１４】

【発明の実施の形態】以上説明したこの発明の構成、作
用を一層明確にするために、以下この発明の自転車用チ
ャイルドシートの好適な実施の形態の一例について図面
を参照して詳細に説明する。

【００１５】図１乃至図５に示した実施の形態は、自転
車の後荷台に取付け使用する荷かごを兼用したバックタ
イプのチャイルドシートにこの発明を適用した場合であ
って、図１乃至図４において、Ａは荷かご兼用のチャイ
ルドシートで、このチャイルドシートＡは背もたれ部
１、座席部２、両側肘かけ部３及び前面壁部４とが、そ
れぞれの骨格をなす線材よりなる枠杆１ａ、２ａ、３
ａ、４ａに網状体１ｂ、２ｂ、３ｂ、４ｂを一体に固着
したメッシュ部材をもって一体形成されている。そし
て、上記前面壁部４の上部には握り５が一体に設けら
れ、上記肘かけ部３の前端と上記前面壁部４との間には
足出し空間６が設けられ、この足出し空間６は同乗幼児
を乗せるときは開放し、荷かごとして使用するときは閉
塞されるようになっており、その手段として、先端枢支
部７を支点として前後に略１８０度回動変位できる開閉
蓋８を備えている。この開閉蓋８は上記他の構成部分と
同様のメッシュ部材をもって形成されている。上記足出
し空間６の下部には防護網９ａを備えた足載せ９が脱着
可能に備えられている。この足載せ９は上端前後におけ
るネジ止め部１０と引掛け部１１とで脱着ができるよう
になっている。なお、１２は座席部２と背もたれ部１に
適合する２つ折り状の座布団である。また、２４は上記
座布団１２のボタン穴である。

【００１６】上記構成のチャイルドシートにおいて、背
もたれ部１の両側に座席部２から延長して配設されてい
る枠杆１ａの上端部に略コ字状に屈折して前方へ突出形
成した取付部１３を設け、この取付部１３に同乗幼児の
両肩部から股間に至る３点式安全ベルトＢの上部２点を
取付け支持するもので、たとえば、２点のベルト１４の
先端部を取付部１３に通して止めバックル１５によりベ
ルト１４の長短調節ができるように取付けられている。

【００１７】また、座席部２の前端に配設されている枠
杆２ａの中央部には略コ字状に屈折して前方へ突出形成
した取付部１６を設け、この取付部１６に上記３点式安
全ベルトＢの下部１点を取付け支持するもので、たとえ
ば、雌型バックル１７を有する止めベルト１８を取付部
１６に取付け支持し、３点式安全ベルトＢの１点のベル
ト１９の先端に備えた雄型バックル２０を上記雌型バッ
クル１７に脱着可能として、上記背もたれ部１の上端両
側に備えた取付部１３、１３と座席部２の前端中央に備
えた取付部１６とで３点式安全ベルトＢの３点が取付け
支持できるようになっている。

【００１８】上記構成において、チャイルドシートに幼
児を乗せるときは、３点式安全ベルトＢの１点側の雄型
バックル２０を外してベルト１４、１９を背もたれ部１
の後方に避け、座席部２に幼児を両側の足出し空間６か
ら両足を出して座らせ、後方へ避けられているベルト１
４、１９を前方へ移動して２点側を幼児の両肩にかけ体
の前面を通って安全ベルトＢの１点を幼児の股間から止
めベルト１８の先端の雌型バックル１７にベルト１９の
先端の雄型バックル２０を嵌めつければ、チャイルドシ
ートに対する同乗幼児の３点式安全ベルトＢによる一体
的な保持と、同乗幼児をベルトがしっかりとサポートす
る。したがって、走行中の急ブレーキなどのときは、同
乗幼児を一体化ベルトでがっちりと守り、また、居眠り
をしたときは前方は勿論、横方向へ倒れるのをも確実に
サポートし幼児をしっかりとベルトで保持し、かつ、サ
ポートするから、常に安全走行ができるものである。

【００１９】図５に示した実施の形態は、同じく自転車
の後荷台に取付け使用する荷かごを兼用したバックタイ
プのチャイルドシートにこの発明を適用した場合であっ
て、背もたれ部（肘かけ部３を含む）１と座席部２を別
体に設け、特に、背もたれ部（肘かけ部３を含む）１を
その外表面が、たとえば、籐風の編み模様となっている
ものを樹脂で一体成形し座席部２の後部に止めネジ２１
により固定して背もたれ部１と座席部２を一体化し、背
もたれ部１の両側上方端部に３点式安全ベルトＢの２点
を取付け支持する取付孔２３、２３を穿って３点式安全
ベルトＢの上部２点を取付けうるようにしたもので、そ
の他の構成は図１乃至図４の実施の形態のものと同一に
つき、同一部分に同一符号を付してその説明は省略す
る。

【００２０】以上この発明の実施の形態の一例について
説明したが、この発明はこうした実施の形態のものに何
等限定されず、この発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々なる形態で実施しうることは勿論である。たとえ
ば、実施の形態では３点式安全ベルトの取付部を自転車
の後荷台に取付け使用する荷かごを兼用したバックタイ
プのチャイルドシートに備えたものについて説明した
が、３点式安全ベルトの取付部を自転車のハンドルに引
掛け、ハンドルポストに取付け固定して使用するフロン
トタイプのチャイルドシート（図示せず）に備えること
も自由である。また、図５の実施の形態において、座席
部２も樹脂で一体成形した場合、その前端中央前部の凸
状の取付部１６は樹脂で座席部２と一体に設けるもので
ある。さらに、背もたれ部１と座席部２とは樹脂で一体
成形することも可能であり、さらには、上記凸状の取付
部に代えて取付孔とすることも可能である。

【００２１】

【発明の効果】この発明は以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。

【００２２】この発明の請求項１記載の自転車用チャイ
ルドシートによれば、自転車用チャイルドシートの背も
たれ部の両側上方部と座席部の前端中央部とに、３点式
安全ベルトの３点を取付け支持する取付部を備えたの
で、自転車用チャイルドシートに対する同乗幼児の両肩
部から股間に至る３点式安全ベルトの取付けが簡易に行
いうる。したがって、３点式安全ベルトによるチャイル
ドシートと同乗幼児の一体化とサポート化とが可能とな
るため、自転車に幼児を乗せて常時安全に走行できる。
特に、同乗幼児が居眠りをしたとき、３点式安全ベルト
で横方向へ倒れるのを確実にサポートするから、眠った
幼児を乗せたままの走行も安全に行える。勿論、ベルト
による前方及び後方への同乗幼児の保持、サポートは確
実に行われる。

【００２３】この発明の請求項２記載の自転車用チャイ
ルドシートによれば、自転車用チャイルドシートの背も
たれ部の両側上方前部と座席部の前端中央前部とに、略
コ字状に屈折して前方へ突出形成された３点式安全ベル
トの３点を取付け支持する取付部を備えたので、自転車
用チャイルドシートに対する同乗幼児の両肩部から股間
に至る３点式安全ベルトの取付けが簡易に行いうる。し
たがって、３点式安全ベルトによるチャイルドシートと
同乗幼児の一体化とサポート化とが可能となるため、ベ
ルトによる横方向のサポートと相まって自転車に幼児を
乗せて常時安全に走行できる。また、各々の取付部は略
コ字状に屈折して前方へ突出形成されているから、各々
の取付部への安全ベルトの取付け作業が簡易に行え、こ
の取付部を背もたれ及び座席の、たとえば、線材を用い
た枠杆に一体形成すれば、その加工は容易で、強度的に
も強い取付部が安価に提供できるものである。

【００２４】この発明の請求項３記載の自転車用チャイ
ルドシートによれば、自転車用チャイルドシートの背も
たれ部の両側上方端部に３点式安全ベルトの２点を取付
け支持する取付孔を穿つとともに、座席部の前端中央前
部には略コ字状に屈折して前方へ突出形成した３点式安
全ベルトの１点を取付け支持する凸状の取付部を備えた
ので、背もたれ部と座席部を別体とし、背もたれ部を樹
脂で一体成形した場合、３点式安全ベルトの２点の取付
孔の形成が簡単、かつ、強固に行え、自転車用チャイル
ドシートの３点式安全ベルトの取付けも簡易に行いう
る。したがって、３点式安全ベルトによるチャイルドシ
ートと同乗幼児の一体化とサポート化とが可能となり、
ベルトによる横方向のサポートと相まって自転車に幼児
を乗せて常時安全に走行できる。また、３点式安全ベル
トの２点は取付孔を通して取付け支持し、１点は略コ字
状に屈折して前方へ突出形成された凸状の取付部に取付
け支持するものであるから、各々の取付部への安全ベル
トの取付け作業が簡易に行え、各々の取付部は強度的に
も強く、また、安価に提供できるものである。

【００２５】この発明の請求項４記載の自転車用チャイ
ルドシートによれば、３点式安全ベルトの取付部が自転
車の後荷台に取付け使用する荷かごを兼ねたバックタイ
プのチャイルドシートに備えられているので、バックタ
イプのチャイルドシートにおける３点式安全ベルトの取
付けが簡易に行え、安全ベルトによるチャイルドシート
と同乗幼児の一体化とサポート化とが可能となって自転
車の後部に幼児を乗せて常時安全に走行できる。特に、
目に見えない後の同乗幼児が居眠りした場合でも横方向
へ倒れるのをベルトでしっかりとサポートするから、眠
った幼児を乗せたままの走行も安全に行える。したがっ
て、従来のような不慮の事故は未然に防止できるもので
ある。また、荷かごとして使用するときは、３点式安全
ベルトで荷物を縛る状態に保持できるので、走行中に荷
物が飛び跳ね落下することはない。

【００２６】この発明の請求項５記載の自転車用チャイ
ルドシートによれば、３点式安全ベルトの取付部が自転
車の前部に取付け使用するフロントタイプのチャイルド
シートに備えられているので、フロントタイプのチャイ
ルドシートにおける３点式安全ベルトの取付けが簡易に
行え、安全ベルトによるチャイルドシートと同乗幼児の
一体化とサポート化とが可能となって自転車の前部に幼
児を乗せて常時安全に走行できる。したがって、従来の
ような不慮の事故は未然に防止できるものである。

【００２７】以上説明したこの発明の自転車用チャイル
ドシートは、後側又は前側のチャイルドシートに３点式
安全ベルトが簡易に取付けうる取付部を備えたから、そ
の取付けが簡易なことと相まって同乗幼児を３点式安全
ベルトにより安全に守ることができ、また、各々の取付
部への安全ベルトの取付けは簡易に行え、強度的にも強
く、コスト的にも安価に提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の自転車用チャイルドシートの一例を
示した安全ベルトを取付けた状態の全体斜視図である。

【図２】その側面図である。

【図３】要部だけを示した全体斜視図である。

【図４】要部だけを示した部分斜視図である。

【図５】異なる例の要部だけを示した全体斜視図であ
る。

【符号の説明】

Ａ…荷かご兼用チャイルドシート １…背もたれ部 ２…座席部 ３…肘かけ部 ４…前面壁部 Ｂ…３点式安全ベルト １３…取付部 １６…取付部 １ａ…枠杆 ２ａ…枠杆 ２３…取付孔

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 自転車用チャイルドシートの背もたれ部
   の両側上方部と座席部の前端中央部に同乗幼児の両肩部
   から股間に至る３点式安全ベルトの３点を取付け支持す
   る取付部を備えたことを特徴とする自転車用チャイルド
   シート。
2. 【請求項２】 上記背もたれ部の両側上方前部に略コ字
   状に屈折して前方へ突出形成した上記３点式安全ベルト
   の２点を取付け支持する取付部と、上記座席部の前端中
   央前部に略コ字状に屈折して前方へ突出形成した上記３
   点式安全ベルトの１点を取付け支持する取付部とを備え
   たことを特徴とする請求項１記載の自転車用チャイルド
   シート。
3. 【請求項３】 上記背もたれ部の両側上方端部に上記３
   点式安全ベルトの２点を取付け支持する取付孔と、上記
   座席部の前端中央前部には略コ字状に屈折して前方へ突
   出形成した上記３点式安全ベルトの１点を取付け支持す
   る凸状の取付部とを備えたことを特徴とする請求項１記
   載の自転車用チャイルドシート。
4. 【請求項４】 上記３点式安全ベルトの取付部を自転車
   の後荷台に取付け使用する荷かごを兼用したバックタイ
   プのチャイルドシートに備えたことを特徴とする請求項
   １、２及び３記載の自転車用チャイルドシート。
5. 【請求項５】 上記３点式安全ベルトの取付部を自転車
   のハンドルに引掛け、ハンドルポストに取付け固定して
   使用するフロントタイプのチャイルドシートに備えたこ
   とを特徴とする請求項１、２及び３記載の自転車用チャ
   イルドシート。