JP2003127730A - 収納式シート - Google Patents

収納式シート

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種の取付対象物をシートバックに交換自
在に組み込み可能とすることによって、用途が多目的
で、さらに安全性、経済性、利便性に優れた収納式シー
トを提供する。 【解決手段】 収納式シート1を、自動車の後部座席に
組み込まれ、乗員の臀部を支えるシートクッション2
と、背部を支えるシートバック3と、後部からの極度な
衝撃に対し、衝撃吸収及び強度確保の役割を果たす安全
ボーン4とにより構成する。シートバック3を、固定さ
れた残部シェル11と、シートクッション3側に開閉す
る開閉部シェル12から構成する。両者をその下端部に
貫通した連結棒13を介して、回動可能に接続すると共
に、その上端部の収納レバー部14によって開放及びロ
ックを調整可能な構成とする。両シェルに開閉部シェル
12の開閉速度を調整する開閉制御部15と、開放時に
おいて開閉部シェル12の誤動作を防止する開放ロック
部16を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収納機能を有した
自動車のシートに係り、特に、チャイルドシート等をシ
ートバックに交換可能に組み込むことができると共に、
安全性、経済性、利便性に優れた収納式シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車乗車中の幼児の交通事故に
おける死傷者数の増加率は、自動車乗車中の交通事故死
傷者総数の増加率と比較し、約4倍近くを示しており、
極めて急激な勢いで増加している状況にあるなど、自動
車に乗車する幼児を交通事故の被害から守ることが緊急
の課題になってきた。
【0003】このような情勢を受け、道路交通法が改正
(平成11年法律第40号)され、自動車の運転者が6
歳未満の幼児を自動車に乗車させる場合に幼児用補助装
置(以下「チャイルドシート」という。)の使用が義務
付けられることとなり、それに伴って、チャイルドシー
トの開発が急速に進められている。
【0004】このチャイルドシートは、通常、幼児の成
長段階に合わせて、乳児用(体重10kg未満、新生児
から1歳くらい対象)、幼児用(体重9から18kg以
下、1から4歳くらい対象)、学童用(体重15から3
6kg以下、4から10歳くらい)の3段階に分けられ
ている。また、幼児の安全性、利便性、快適性などの視
点に立ち、様々な改良が加えられている。
【0005】このようなチャイルドシートの一例を以下
に示す。特開2000−238562号公報には、図2
4に示すような収納式のチャイルドシート81が示され
ている。即ち、あらかじめ自動車のシート80のシート
バック82裏面に組み込まれており、使用時にはシート
バック82本体と、連結部85を通じて回動可能に連結
された開閉部84を、シートクッション83に向かって
引き出し、不使用時には前記開閉部84をシートバック
82に畳み込むことで収納し、通常のシート80として
使用できるようにしたものである。この発明は、チャイ
ルドシートの不使用時における着脱に係る手間を省くこ
とを図ったものである。
【0006】また、チャイルドシートのベルトの構造で
は、図25に示すようなものが一般的に知られている。
即ち、シートバック91とシートクッション92の間か
ら腰周囲を保持するように取り付けられた腰ベルト93
と、シートバック91上部から両肩を通して上半身を固
定するように取り付けられた一対の肩ベルト94とを、
シートクッション92の股間部分に取り付けられたバッ
クル95によって、一括連結したものである。こうした
構成により、幼児の身体は、肩、腰、股間部の3点から
チャイルドシート90に確実に固定されるため、安全性
を高めることができると共に、ベルトを解放する場合に
は、複数のベルトをひとつずつ外すことなく、バックル
95に取り付けられたプレスボタン96を押すだけでよ
いため、幼児の乗降及びそれを介助する保護者の手間が
省かれるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の通
り、チャイルドシートは幼児の成長段階に合わせて3段
階に分かれており、その段階に応じて幼児の体型に合っ
たシートに交換していくことは、幼児の安全上、当然に
必要なことであり、保護者の義務であるといっても過言
ではない。こうしたことを図17に示した収納式チャイ
ルドシート81の場合で考えてみると、チャイルドシー
ト81を他の段階のものに交換するには、それが予め自
動車に組み込まれたものであるがゆえに、シート80ご
と若しくは自動車ごとの交換が必要となる。しかし、幼
児の成長の早さから考えて、各段階のチャイルドシート
81は、一般的に最短で1年程度、最長で5年程度しか
使用できないため、その度にシート80ごと交換するこ
とは、著しく経済性を損なうものである。さらに、幼児
が成長しチャイルドシート81を必要としない年齢(6
歳以上)に達した場合には、もはやシート80に組み込
まれたチャイルドシート81は不要となり、その機能自
体無駄となってしまう。
【0008】一方、図18に示した一般的なチャイルド
シート90のベルトの構造においては、上述した通り、
介助者の負担の軽減を図るため、ベルトを解放するプレ
スボタン96は、容易に解放できるプッシュ式になって
いると共に、バックル95の中央部という幼児の手の届
く範囲に設置されている。それゆえ、興味本位やベルト
の拘束感への抵抗から幼児自らが押すことによる解放、
及び自動車の急ブレーキや衝突等の突発的事態における
プッシュボタン96への異物の接触による誤解放の可能
性は充分考えられ、安全上問題がある。
【0009】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
チャイルドシート等をシートバックに交換可能に組み込
むことができることによって、用途が多目的で、さらに
安全性、経済性、利便性に優れた収納式シートを提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、乗員の臀部を支えるシート
クッションと、乗員の背面を支えるシートバックとを備
え、前記シートバックは、残部シェルと、前記残部シェ
ルに対して開閉可能に構成された開閉部シェルとを有す
る収納式シートにおいて、前記開閉部シェル及び残部シ
ェルの少なくとも一方に、複数種の収納対象物を交換可
能に取り付ける取付部を備えていることを特徴とする。
【0011】以上のような請求項1記載の発明では、前
記収納式シートは、複数種の収納対象物に対応する取付
部を備えているため、例えば、収納対象物のひとつであ
るチャイルドシートを、幼児の成長段階に合わせて、簡
易に交換、取付及び収納できるのみならず、幼児がチャ
イルドシート等を必要としなくなった後においても、収
納式シートとして多目的に活用することができる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記残部シェルと開閉部シェルとの間に、
開閉制御部を備えていることを特徴とする。以上のよう
な請求項2記載の発明では、前記開閉制御部に作用によ
って、前記開閉部シェルの開閉速度を調節することがで
きるので、急激な開閉によって開閉部シェルとシートク
ッション及び残部シェル間に手などを挟まれることを防
ぐことができる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記開閉部シェルの一部に、当該開
閉部シェルの開放状態を維持する開放ロック部を備えて
いることを特徴とする。以上のような請求項3記載の発
明では、開閉ロック部によって、開閉部シェルの開閉状
態を維持することができるので、例えば、自動車の上下
左右方向への揺れや衝撃等によって、開閉部シェルが跳
ね上がったり、閉じたりするのを防ぐことができる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれか1項に記載の発明において、前記残部シェルの
一部には、ロック受け部及び胸部鞘が設けられ、前記開
閉部シェルの一部には、収納レバー部及び収納バックル
が設けられ、前記ロック受け部及び収納レバー部と、胸
部鞘及び収納バックルとが、それぞれ合致する位置に配
置されていることを特徴とする。以上のような請求項4
記載の発明では、前記残部に対して前記開閉部シェル
を、前記ロック受け部及び収納レバー部と胸部鞘及び収
納バックルとの二箇所でロックできるため、例えば、衝
突等による極度な衝撃等が加わった場合であっても、誤
開放等するのを防ぐことができる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の
いずれか1項に記載の発明において、前記収納レバー部
及び前記胸部鞘が、前記収納レバー部の操作で同時に開
放可能となるように、前記残部シェル及び前記開閉部シ
ェル内部を貫通したケーブルによって連結されているこ
とを特徴とする。以上のような、請求項5記載の発明で
は、前記ケーブルによって収納レバー部のみの操作によ
って、収納レバー部及び胸部鞘を同時に開放することが
可能となるので、収納シートの収納状態解除を容易にす
ることができる。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の
いずれか1項に記載の発明において、前記取付対象物は
少なくともチャイルドシートを含み、前記チャイルドシ
ートは、胸部固定部と脚部固定部を有し、前記胸部固定
部及び脚部固定部が、一括連結されていることを特徴と
する。以上のような請求項6記載の発明では、胸部固定
部及び脚部固定部の双方が、独立して幼児を保護するた
め、安全面での信頼が向上すると共に、双方が一括連結
されているため、一方の固定部を操作するのみで双方の
締め具合を調節することができる。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、前記残部シェルの一部には、脚部鞘が設け
られ、前記胸部固定部の一部に設けられた胸部ベルト
と、前記脚部固定部の一部に設けられた脚部ベルトと
が、前記胸部鞘及び前記脚部鞘にそれぞれ合致する位置
に配置されていることを特徴とする。以上のような請求
項7記載の発明では、前記胸部鞘及び前記脚部鞘の二箇
所によって、前記胸部固定部及び前記脚部固定部を保持
することが可能となるため、例えば、従来技術で示した
ような、両固定部を一箇所のみで保持する場合に比し
て、幼児の身体をシートに確実に固定できると共に、幼
児の体型の個人差及び変化に対応することができるよう
になる。
【0018】請求項8記載の発明、請求項7記載の発明
において、前記胸部鞘及び前記脚部鞘が、ケーブルによ
って連結され、前記ケーブルには、操作されることによ
り前記胸部鞘及び前記脚部鞘を同時に開放する収納レバ
ー部が連結されていることを特徴とする。以上のような
請求項8記載の発明では、前記ケーブルによって収納レ
バー部のみの操作によって、胸部鞘及び胸部鞘を同時に
開放することによって、前記胸部固定部及び前記胸部固
定部の拘束解除を容易にすることが可能となるので、幼
児を乗降させる作業をスムースに行うことができ、介助
者の負担を著しく軽減することが可能となる。
【0019】請求項9記載の発明は、請求項1乃至5の
いずれか1項に記載の発明において、前記取付対象物は
少なくともベビーシートを含み、前記ベビーシートは、
支持部材とかご部材からなり、前記かご部材が前記支持
部材に対して脱着可能に設けられていることを特徴とす
る。以上のような請求項9記載の発明では、ベビーシー
トのかご部材のみ持ち運ぶことが可能となると共に、例
えば、ベビーカーに取り付けられるような共通構造を持
たせることで、著しく利便性を向上させることができる
ようになる。
【0020】請求項10記載の発明は、請求項1乃至9
のいずれか1項に記載の発明において、前記残部シェル
の一部には、収納式シート後部のトランクに通ずるよう
に、開口部が設けられていることを特徴とする。以上の
ような請求項10記載の発明では、複数種の収納対象物
のうち、例えば、クーラボックスをその対象とした際
に、このクーラボックスをトランクから前記開口部に向
けて設置することができると共に、収納式シートを開閉
することで、クーラボックスを車内から利用することが
可能となる。
【0021】請求項11記載の発明は、請求項のいずれ
か1項に1乃至9記載の発明において、前記開閉部シェ
ルの少なくとも一部が防水加工されていることを特徴と
する。以上のような請求項11記載の発明では、前記開
閉部シェルと前記開口部とが連携して、例えば、雨天時
における傘の収納箇所として、また生鮮食料品や飲料水
のボトル等、湿り気を帯びたものを収納するスペースと
して利用することも考えられ、さらに、さまざま用途及
び目的に対応した活用方法を提供することができるよう
になる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明における収納式シートの実
施の形態について、図1〜16を参照して具体的に説明
する。なお、特許請求の範囲における取付部は、本実施
の形態においては、取付部及び取付レールとし、同様
に、取付対象物には、チャイルドシート、ベビーシー
ト、ブースターシート、クーラボックス等を含むものと
する。また、チャイルドシート、ベビーシート及びブー
スターシートとは、順に、幼児用(体重9から18kg
以下、1から4歳くらい対象)、乳児用(体重10kg
未満、新生児から1歳くらい対象)、学童用(体重15
から36kg以下、4から10歳くらい)として用いる
ことを想定したものである。但し、本発明は、使用年齢
や体重をこれらの具体的な数字に限定するものではな
い。
【0023】〔1. 実施の形態の構成〕図1は、本実
施の形態における収納式シート1の開放状態を示す斜視
図である。
【0024】〔1−1.全体構成〕本実施の形態におけ
る収納式シート1は、図1に示すように、自動車の後部
座席の左右両方若しくは一方(ここでは左方のみ示す)
に組み込まれており、乗員の臀部を支えるシートクッシ
ョン2と、背部を支えるシートバック3とからなり、さ
らに、その裏面には、後部からの極度な衝撃に対し、衝
撃吸収及び強度確保の役割を果たす安全ボーン4が備え
られている。前記シートバック3は、固定された残部シ
ェル11と、シートクッション3側に開閉する開閉部シ
ェル12の2つの部材からなる。両者はその下端部に貫
通した連結棒13を介して、回動可能に接続されている
と共に、その上端部の収納レバー部14によって開放及
びロックを調整できるようになっている。また、両シェ
ルの下部左右には、開閉部シェル12の開閉速度を調整
する開閉制御部15と、さらにその外側に開放時におい
て開閉部シェル12の誤動作を防止する開放ロック部1
6が設けられている。
【0025】開閉制御部15は、例えば、エアピストン
のような一定の圧力によって伸縮する構成を有してい
る。開放ロック部16は、図2の斜視図(A)と模式図
(B)に示すように、一部が略円形状に欠けた円盤17
と、一対の取手18と、前記円盤17直近に設けられた
ロック部19と、取手18の内側面間に連結部13と平
行に取り付けられた解除部20とからなる。円盤17及
び取手18は、共にその中心を連結棒13が貫通すると
共に、前者は開閉部シェル12にその開閉動作と同調す
るように固定的に取り付けられ、後者は図中に一点鎖線
と実線で示すように、連結棒13に対して2段階に回転
動作をなす。ロック部19は、開閉部シェル12に固定
された支持部19aと、その端部は円盤17の欠けた部
分と噛み合う楕円形状のロックバー19bとからなり、
さらに、ロックバー19b端部は支持部19aに対して
回転可能に接続され、内部に設けられたバネによってロ
ックバー19bの先端部は、常時円盤17側下方(図中
の矢印P方向)に押さえつけられている。
【0026】開放ロック部16は、開閉部シェル12開
放時には、ロックバー19b先端が円盤17の欠けた部
分に噛み合うことによって、円盤17の回転を阻止し、
その結果、開閉部シェル12は開放状態に固定される。
一方、開閉部シェル12収納時には、取手18を上述し
た一点鎖線で示す位置まで引き上げることによって、解
除棒20がロックバー19b先端を円盤17から引き離
すため、開放固定状態が解除され、収納可能となる。な
お、取手18は、収納時には上記一点鎖線で示す位置に
あり、開閉部シェル12を開放した際には、実線で示す
位置に自動的に移動するようになっている。
【0027】〔1−2.シェルの構成〕 (1)残部シェルの構成 残部シェル11は、図3に示すように、その中央部に設
けられた開口部21と、開口部21の左右外縁に沿って
設けられた一対の取付レール22と、取付レール22下
端部に設けられた一対のレール支持孔23と、残部シェ
ル11の左右両端部の中央近傍に設けられた胸部鞘24
と、上端部に設けられたロック受け部25とからなる。
【0028】開口部21は、後述するクーラボックス等
の取付対象物を収納する部分であり、収納式シート1裏
面からトランク等に貫通している。形状は略長方形で、
その容積等は後述する収納対象物の大きさから自由に設
定される。取付レール22は、鉄、アルミ等の金属のよ
うに堅固な素材からなり、図4にその断面を示すように
鍵型をなし、その縦方向の長さは、開口部21の縦方向
の長さと略同一である。レール支持孔23は、上部が開
口した箱形で、後述する取付対象物の取付棒挿入端部を
その底面で受けて、保持・固定する部分であり、断面の
形状及び素材は、前記取り付けレール22と同一であ
る。ロック受け部25は、上述した収納レバー部14と
接続し、残部シェル11と開閉部シェル12とを固定す
る部分である。胸部鞘24は、後述する収納バックル3
0及びチャイルドシート30の脚部ベルト45と相嵌合
する部分である。
【0029】(2)開閉部シェルの構成 開閉部シェル12は、図5に示すように、中央が隆起し
た腰掛部26と、腰掛部26左右に設けられた側面部2
7とからなり、両者は側方壁28を介して互いに隔てら
れている。さらに、開閉部シェル12先端の一部には、
上述した収納レバー部14が設けられている。
【0030】腰掛部26は、後述するチャイルドシート
使用時には、そのまま幼児の腰掛けシートとして用いら
れるため、中央が隆起し、その前方左右には窪みが形成
され、幼児の臀部及び脚部がずれを抑えるようになって
いる。また、この窪みには、左右に一対の取付部31が
設けられ、中央隆起の中心付近には、後述する脚部ベル
ト45を通すための脚部ベルト孔32が設けられてい
る。側方壁28には、前記中央隆起の左右延長線上に脚
部鞘29と、その前方に収納バックル30とが設けられ
ている。脚部鞘29は、上述した胸部鞘24同様、チャ
イルドシート使用時に脚部ベルト45と接続する部分で
ある。また、収納バックル30は、開閉部シェル12収
納時に、上述した胸部鞘24と嵌合し、上記収納レバー
部14と共に、残部シェル11と開閉部シェル12の開
放及びロックを調整する。
【0031】ここで図6に示すように、残部シェル11
及び開閉部シェル12内部にはケーブル33が巡らされ
ている。即ち、収納レバー部14から連結部34までは
ケーブル33aが、連結部34から一対の胸部鞘24ま
ではケーブル33bが、同様に連結部34から一対の脚
部鞘29までをケーブル33cがそれぞれ張られてい
る。これらは以下に示すような機構を有している。ま
ず、図7に示すように、収納レバー部14を矢印A方向
に引くことによって、それに取り付けられたケーブル3
3aが同方向に引きあげられると、これに伴って、図8
に示すように、連結部34が、点Oを支点に矢印B方向
に回転し、ケーブル33b及びケーブル33cがそれぞ
れ矢印C、D方向に引かれる。そうすると、図9に示す
ように、胸部鞘24及び脚部鞘29において、鞘背面に
通されたケーブル33b、33cがそれぞれ矢印E方向
に引かれることによってバックル24’、29’が左右
に広がり、ロックが解除される。即ち、収納レバー部1
4を引くと、同時にケーブル33a、33b、33cが
それぞれ引っ張られ、胸部鞘24及び脚部鞘29のロッ
ク機構は一斉に解除されるようになっている。
【0032】取付部31は、図5に示すように、腰掛部
26の左右窪み部分に長方形状に開口し、図10に示す
ように、一対の開口部31aと、その先端の内側面に両
開口部31a間を貫通する楕円状の内孔31bと、外側
面に同形の外孔31cとを有し、末端に円柱状に開口し
た差込孔31dを有している。この内孔31bには楕円
状の引掛棒31eが通され、両端部を外孔31cによっ
て支えられている。この引掛棒31eは、高さは内孔3
1b及び外孔31cと略同一であるが、幅は若干小さく
構成されている。そのため、前後にスライドするが、前
方向からバネSの働きによって後方に押しつけられてい
る。
【0033】〔1−3.取付対象物の構成〕 (1)チャイルドシートの構成 チャイルドシート40は、図11及び図12に示す、背
もたれ部41とフットレスト49の組み合わせからなっ
ている。背もたれ部41は、幼児の上半身を包み込むよ
うに保護するため、すり鉢状に窪みを有しており、その
前面上方には、左右を一対の胸部ベルト43を有する胸
部固定部42と、中央下部に脚部ベルト45を有する脚
部固定部44が設けられている。前記胸部ベルト43は
背もたれ部31上方に2箇所設けられた胸部ベルト孔4
3aより、脚部ベルト45は下端部より、それぞれ背も
たれ部41の背面に通され、一括連結されている。
【0034】ここで、胸部ベルト43と胸部固定部42
は、図13に示すように、胸部固定部42上に設けられ
たアジャストバックル42aによって長短調整可能に連
結されている。そのため、このアジャストバックル42
aに通された胸部ベルト43の先端部を図中に矢印で示
す方向に動かすことによって、胸部ベルト43の長短の
調整ができると共に、上述した連結機能によって、脚部
ベルト45の調整も可能である。また、脚部ベルト45
及び脚部固定部44は、マジックテープ(登録商標)等
により着脱可能に連結されている。さらに、胸部固定部
42及び脚部固定部44の左右両端部には、上述した胸
部鞘24及び脚部鞘27に嵌合される一対のバックル4
6・47が設けられている。
【0035】背もたれ部41背面には、左右に一対の取
付棒48が設けられている。この取付棒48の断面は、
図14に示すように、左右中央部に窪みのあるレール状
をなしており、その長さ、形共に、上述した取付レール
22(図中に点線で示す)と合致するようになってい
る。
【0036】フットレスト49は、図12に示すよう
に、左右一対(図12では片方のみを示す)で構成さ
れ、幼児が足を掛ける足掛部49aと、開閉部シェル1
2の取付部31(図5参照)と接続、固定する支持部4
9bとからなる。この足掛部49aの形状は縦長で、表
面の大きさは、例えば、縦10センチメートル程度、横
5センチメートル程度といったように、幼児の足がはみ
出さないものであればよい。その材料は、プラスティッ
ク、木材、金属等いかなるものによっても構成可能であ
るが、幼児の身体にとって害とならない材料に限る必要
があり、また、利便性及び安全性から軽量でかつ丈夫な
ものであることが望ましい。支持部49bは、上述した
取付部31の開口部31aの形状と略同一で、下部に引
掛棒31eと噛み合う引掛部49cと、差込孔31dに
差し込むための差込棒49dを有している。さらに、足
掛部49aの位置は、足掛部49aを矢印方向に倒すこ
とで、支持部49bの波形に沿って数段階に調節できる
ようになっている。
【0037】(2)ベビーシートの構成 ベビーシート50は、図15(A)にその斜視図を、
(B)にその模式図を示すように、幼児を寝かせるため
のかご部材51と、前記かご部材51を残部シェル11
及び開閉部シェル12に設置・固定する支持部材52と
からなる。前記かご部材51は、横断面が略方形状、側
断面が略三角形状で上面が開口したかご51aと、前記
かご51aの上部中央両端部に回動部51cを介して回
動可能に取り付けられたアーム51bとからなる。ま
た、前記回動部51c下部には、かご部材51を支持部
材52に対して固定する固定部51dが設けられてお
り、その形状は、図16に示すように、先端が鍵型をな
している。一方、支持部材52は、方形状で前記かご部
材51下部の一部をその傾斜に沿って覆っている支持枠
52aと、上述した取付部31に取り付けるための底部
取付棒52bと、残部シェル11の取付レール22に対
して嵌合する背部取付棒52cとからなる。
【0038】底部取付棒52bの下端部には、上述した
フットレスト49の引掛部49cと同様の構成による引
掛部52eが設けられており、フットレスト49と同様
の方法によって、取付部31の引掛棒31e(図10参
照)に取り付けるようになっている。背部取付棒52c
も、また、図14で示した取付棒48と同様の構成から
なっている。
【0039】ここで、支持枠52aの左右両端部には、
固定部51dの鍵部分を受ける受け部52dが、固定部
51dの動作範囲に沿って、その前端は開口し後端は次
第にすぼまる形状で設けられている。従って、アーム5
1bを前方(図中に二点鎖線で示す位置)に倒した場合
には、固定部51dの鍵部分が受け部52dの後端に噛
み合い、かご部材51は支持部材52に対して固定され
る一方、アーム51bを後方に(図中に実線で示す位
置)に起こした場合には、固定部51は受け部52dの
前端の開口から外れることで、かご部材51を支持部材
52から取り外せるようになっている。
【0040】(3)ブースターシートの構成 ブースターシート60は、図17に示すように、背もた
れ部と腰掛け部を合わせるように折り畳むことのできる
シート61と、その背もたれ部の左右に設けられた折り
畳み可能の肘掛け62と、下部前方に設けられた底部取
付部63と、背もたれ部背面に設けられた背部取付部6
4とからなる。前記底部取付部63は、上述したフット
レスト49の支持部49bから波形を除いた場合の構成
と同様で、シート61前方下部に左右2本固定的に取り
付けられている。背部取付部64は、図14に示した取
付棒48の構成と同様で、残部シェル11の取付レール
22(図3参照)と合致する位置に左右2本取り付けら
れている。
【0041】(4)クーラボックスの構成 クーラボックス70は、図18に示すように、残部シェ
ル11の背面トランク(図示せず)に設置されているボ
ックス部71と、開閉部シェル12に設置された蓋部7
2とからなる。ボックス部71は、上述した開口部21
と同一の形状の開口71aと、底部に排気口71bを有
し、この排気口71bは図示しないトランク底部の換気
口から外部に繋がっている。ボックス部71の容量は、
設置する自動車のシート及びトランクの大きさやユーザ
の利用目的に応じて変更可能である。蓋部72は、前記
開口71aより僅かに大きく形成されると共に、開口7
1aとの接合部分にはゴム等が取り付けられ、密閉でき
るようになっている。また、蓋部72表面左右には、上
述したブースターシート60の底部取付部63と同様の
底部取付部73が固定的に取り付けられており、他の構
成における場合同様、かかる機能によって開閉部シェル
12に固定されるようになっている。
【0042】〔2.実施の形態の作用〕上記のような構
成からなる本実施の形態における収納式シート1の作用
について、構成に応じた作用ごとに分説する。
【0043】(1)チャイルドシート設置時の作用 図19(A)(B)は、それぞれ収納式シート1の収納
状態と、開放状態を示す模式図であり、図20は、収納
式シート1に対して、チャイルドシート40を設置した
様子を示す斜視図である。図19(A)において、収納
式シート1が閉じた状態から、収納レバー部14を矢印
P方向に引くと、収納レバー部14がロック受け部25
から外れると共に、ケーブル33(図6参照)が引かれ
ることによって、残部シェル11左右にある胸部鞘24
が開放され、収納バックル30のロックが解除される。
すると、シートバック4下端部の連結部13を支点とし
て、左右の開閉制御部15に制御されながら、一定の速
度で開閉部シェル12が開放する。開閉部シェル12
が、シートクッション3に接するまで開くと、図19
(B)に示すように、開放ロック部16のロックバー1
9b先端が、円盤17に噛み合い(図2参照)、円盤1
7の回転が阻止されると共に開閉部シェル12が固定さ
れる。また、この動作に応じて、取手18は、矢印R方
向に移動する。
【0044】上記のような開放動作が完了したら、図2
0に示すように、残部シェル11の取付レール22に対
して、チャイルドシート40の取付棒48を、下方に向
かって取り付ける。この際、取付棒48の下端部がレー
ル支持孔23に届くまで、しっかりと取り付ける必要が
ある。また、上記作業と同時に、背もたれ部41背面か
ら脚部ベルト45を前面に回しつつ、開閉部シェル12
後部から、脚部ベルト孔32に通して開閉部シェル12
前面に引き出し(図5及び図11参照)、さらに、引き
出した脚部ベルト45と脚部固定部44とをマジックテ
ープによって接続する。
【0045】背もたれ部31の設置完了後、取付部31
に対してフットレスト49を取り付けるが、この様子を
図10及び図12を参照して説明する。まず、支持部4
9bの引掛部49cを引掛棒31eに引っ掛け、支持部
49bを前方に押しながら、差込棒49dを差込孔31
dに挿入する。引掛棒31dは、上述の通りバネ力によ
って常時後方に押しつけられているため、差込棒49d
挿入後も、引掛部49cに押しつくことで、両者はしっ
かりと噛み合い、支持部49bは取付部31に対して固
定されることとなる。
【0046】その後、幼児を座らせるが、その際には、
腰掛部26中央の隆起部分及び脚部ベルト45が、ちょ
うど股間の位置にくるように注意しながら、なるべく深
く座らせる必要がある。幼児を座らせたら、脚部固定部
44を腰回りに巻付け、両端のバックル47を脚部鞘2
9にそれぞれ挿入・接続し、同様に、胸部固定部42を
幼児の頭部からかぶらせながら胸部付近まで下ろし、両
端のバックル46を胸部鞘24にそれぞれ挿入・接続す
る。この際、胸部固定部42及び脚部固定部44による
拘束がきつい若しくは緩い場合には、胸部固定部42に
設けられたアジャストバックル42aにより両者を同時
に調整する。さらに、予め取り付けられたフットレスト
49の足掛部49aの位置を幼児の足の位置に応じて調
整する。なお、調整する際には、幼児の足が完全に伸び
きっている若しくは届かないような位置にはせず、足の
裏が足掛部49a表面に完全に設置するくらいの余裕を
持たせた位置にすることが望ましい。
【0047】幼児をチャイルドシート40から降ろすに
は、まず、収納レバー部14を前方に引く。すると、シ
ェル内部に通されたケーブル33(図6参照)が引か
れ、胸部鞘24及び脚部鞘29内部のロックがそれぞれ
同時に開放し、胸部固定部42及び脚部固定部44によ
る拘束が解除する。各固定部の拘束が解除されたら、各
シールドを幼児の身体に絡まらないように注意しながら
外し、チャイルドシート40から降ろすようにする。
【0048】チャイルドシート40の使用が終了し収納
する場合には、開閉部シェル12の側面部27左右にあ
る開放ロック部16のどちらか一方を上方に引くことに
よって、解除棒20がロックバー19bを円盤17から
引き離すため(図2参照)、開閉部シェル12のロック
状態が解除され、開閉可能となる。そして、開閉制御部
15によって制御されながら、開閉部シェル12を起こ
し残部シェル11と重ねると、収納レバー部14及びロ
ック受け部25と収納バックル28及び胸部鞘24がそ
れぞれ接続・固定されることによって、収納状態とな
る。なお、チャイルドシート40の両固定部42、44
等は、2つのシェルの間のスペースに収納される。
【0049】(2)ベビーシート設置時の作用 図21は、収納式シート1に対して、ベビーシート50
を設置した様子を示す斜視図である。なお、収納シート
1の開閉の作用については、チャイルドシート40設置
時の作用と同様であるので省略する。
【0050】図21に示すように、収納式シート1開放
状態において、支持部材52の背部取付棒52cを残部
シェル11の取付レール22に、上方よりスライドさせ
ながら取り付けていく。この背部取付棒52cの挿入端
は、レール支持孔23に届くところまで挿入するのだ
が、それと同じくして底部取付棒52bが開閉部シェル
12の取付部30に到達する。その際、チャイルドシー
ト40の場合と同様、引掛棒29cを前方に押しつけな
がら底部取付棒52bの下端の引掛部52eを挿入し、
引掛部52eの鍵状部分を引掛棒29cに噛み合わせ
る。この場合も、引掛棒29cに取り付けられたバネに
よって両者はしっかりと固定されることとなる。
【0051】支持部材52の設置完了後、上方より、か
ご部材51を支持枠52aに合わせ、アーム51bを前
方に寝かせることによって固定部51dを受け部52d
に噛ませ、固定する。収納式シート1を収納状態にする
場合には、上記と反対の順序でかご部材51を取り外
し、チャイルドシート40の場合同様、開閉部シェル1
2左右の開放ロック部17を引き、開閉部シェル12を
起こすことによって行う。なお、本作用の場合には、チ
ャイルドシート40の場合と異なり、支持部材52は、
開口部21よりトランク内部に収納されることとなる。
【0052】(3)ブースターシート設置時の作用 図22は、収納式シート1に対して、ブースターシート
60を設置した様子を示す斜視図である。なお、収納式
シート1の開閉作用の詳細については、チャイルドシー
ト40設置時の作用と同様であるので省略する。
【0053】収納式シート1開放状態において、シート
61の背もたれ部背面に設けられた背部取付部64を取
付レール22に対して、上方よりスライドさせながら取
り付けていく。この背部取付部64の挿入端は、レール
支持孔23に届くところまで挿入するのだが、それと同
じくして底部取付部63が開閉部シェル12の取付部3
0に到達する。その際、チャイルドシート40及びベビ
ーシート40の場合と同様、引掛棒30eを前方に押し
つけながら底部取付部63の下端の引掛部を挿入し、引
掛部の鍵状部分を引掛棒30eに噛み合わせる。この場
合も、引掛棒30eに取り付けられたバネによって両者
はしっかりと固定されることとなる。
【0054】設置作業が完了したら、子供を座らせる。
この場合、ベルトは収納式シート1の収納時に用いるシ
ートベルトを用いる(図示せず)。また、ブースターシ
ート60を収納する場合は、子供を降ろし、肘掛部62
を残部シェル11側に折り畳み、その後はチャイルドシ
ート40及びベビーシート40の開閉作業と同様の作業
を行う。なお、上述の通り、ブースターシート60は折
り畳み式であるので、開閉部シェル12が閉じるのに応
じて折り畳まれる。
【0055】(4)クーラボックス設置時の作用 図23は、収納式シート1に対して、クーラボックス7
0を設置した様子を示す斜視図である。なお、収納シー
ト1の開閉作用の詳細については、チャイルドシート4
0設置時の作用と同様であるので省略する。
【0056】まず、収納式シート一後部のトランク(図
示せず)から、開口部21に向けて、ボックス部71を
設置する。この際、ボックス部の開口71a及び排気口
71bが、それぞれ残部シェル11の開口部21及びト
ランク底部に設けられた換気口に合わさるようにしなけ
ればならない。次に、蓋部72の表面に固定された一対
の底部取付部73を開閉部シェル12の取付部30に取
り付ける。その様子は、フットレスト49における支持
部49bにおける場合と同様であるので省略する。そし
て、チャイルドシート40の場合と同様の方法によって
開閉部シェル12の開閉作業を行うことによって、クー
ラボックス70を開閉することができる。
【0057】〔3.実施の形態の効果〕以上のような本
実施の形態によれば、収納式シート1は、以下に示すよ
うな作用を奏する。
【0058】(1)残部シェル11の取付レール22及
び開閉部シェル12の取付部30の構造が、複数物品の
取り付けに対応できる共通構造を有しているため、収納
式シート1は、チャイルドシート40の収納のみなら
ず、用途及び目的に応じた様々な物品の収納を可能とす
ることができる。即ち、幼児の成長段階に合わせて、シ
ートを簡易に交換、取付及び収納できるのみならず、幼
児がチャイルドシート等を必要としなくなった後におい
ても、収納式シートとして多目的に活用することができ
るため、安全性、利便性の著しい向上が実現する。
【0059】(2)収納シート1収納時には、収納レバ
ー部14及びロック受け部25と収納バックル及び胸部
鞘24とを介して、開閉部シェル12を残部シェル11
に対して、2箇所でロックすることができる。従って、
例えば、衝突等による極度な衝撃等が加わった場合であ
っても、誤開放等するのを防ぐことができ、安全性が確
保される。
【0060】(3)開閉部シェル12の開閉動作を、両
シェル間に設けられた開閉制御部15によって、開閉速
度を調節することができるので、急激な開閉によって開
閉部シェル12とシートクッション3間や両シェル間に
手などを挟まれることを防ぐことができる。
【0061】(4)開閉部シェル12開放時の開放ロッ
ク部16の作用によって、開閉部シェル12の回動を制
御できるため、自動車の上下左右方向への揺れや衝撃等
によって、開閉部シェル12が跳ね上がったり、閉じた
りするのを防ぐことができる。
【0062】(5)残部シェル11及び開閉部シェル1
2内で、ケーブル40によって収納レバー部14、胸部
鞘24及び脚部鞘27を連結し、収納レバー部14のみ
を引くだけで、胸部鞘24及び脚部鞘27のロックを解
除することができるので、収納シート1の収納状態解除
及びチャイルドシート40使用時の両固定シールドの拘
束解除が容易にすることが可能となる。また、かかる収
納レバー14は、開閉部シェル12の上端部に設置され
ると共に、レバー式の構造であるため、従来技術で見ら
れるような、幼児自身による解放や、自動車の急ブレー
キや衝突等の突発的事態における誤解放等を防ぐことが
可能となり、安全性を高めることができる。
【0063】(6)チャイルドシート40において、胸
部固定部42と脚部固定部44との上下2箇所から幼児
を固定することによって、幼児の上半身及び下半身を独
立して保護でき著しく安全性が高まると共に、アジャス
トバックル42aによって両者を一括操作できるので、
胸部固定部42及び脚部固定部44等の調節を容易にし
且つ手間を省くことができる。
【0064】(7)ベビーシート50において、アーム
51bの操作に伴う固定部51d及び受け部52dの作
用によって、かご部材51を支持部材52に対して着脱
することができ、かご部材のみ持ち運ぶことが可能とな
ると共に、例えば、ベビーカーに取り付けられるような
共通構造を持たせることで、著しく利便性を向上させる
ことができるようになる。
【0065】(8)残部シェル11の一部に開口部21
を設けることで、トランクから開口部21に向かってク
ーラボックスを設置が可能となり、開閉部シェル12を
開閉することにより車内からクーラボックスを利用する
ことができるようになる。このことは、幼児が成長し、
もはやチャイルドシート40等を必要としなくなった場
合においても、収納式シート1の機能を無駄にすること
なく他の用途に利用でき、収納式シート1の経済性、利
便性を高めることとなる。
【0066】〔4.他の実施の形態〕本発明は、上記の
ような実施の形態に限定されるものではなく、例えば、
次のような実施の形態も含む。すなわち、開閉部シェル
12の腰掛部26を防水構造としたり、腰掛部26の凹
凸を埋めるような防水部材を設置することによって、ト
ランクと連結する開口部21と連携して、例えば、雨天
時における傘の収納箇所として、また生鮮食料品や飲料
水のボトル等、湿り気を帯びたものを収納するスペース
として利用する等、上記の作用に加え、用途及び目的に
対応したさまざまな活用方法を提供することができるよ
うになる。
【0067】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、チャイルドシート等をシートバックに交換可能に組
み込むことができることによって、用途が多目的で、さ
らに安全性、経済性、利便性に優れた収納式シートを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における収納式シートの全
体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態における開放ロック部の構
成を示す斜視図及び模式図である。
【図3】本発明の実施の形態における残部シェルの構成
を示す斜視図及び取付レールの構成を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態における取付レールの構成
を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態における開閉部シェルの構
成を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態における残部シェル及び開
閉部シェル内部のケーブルの構成を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態における残部シェルの収納
レバー部の構成を示す模式図である。
【図8】本発明の実施の形態における残部シェル及び開
閉部シェル内部の連結部の構成を示す模式図である。
【図9】本発明の実施の形態における胸部鞘及び脚部鞘
内部の構成を示す模式図である。
【図10】本発明の実施の形態における取付部の構成を
示す斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態におけるチャイルドシー
トの構成を示す斜視図である。
【図12】本発明の実施の形態におけるフットレストの
構成を示す斜視図である。
【図13】本発明の実施の形態におけるチャイルドシー
トの胸部固定部の構成を示す斜視図である。
【図14】本発明の実施の形態におけるチャイルドシー
トの取付棒の構成を示す断面図である。
【図15】本発明の実施の形態におけるベビーシートの
構成を示す斜視図及び模式図である。
【図16】本発明の実施の形態におけるベビーシートの
固定部の構成を示す模式図である。
【図17】本発明の実施の形態におけるブースターシー
トの構成を示す斜視図である。
【図18】本発明の実施の形態におけるクーラボックス
の構成を示す斜視図である。
【図19】本発明の実施の形態における収納式シートの
開閉作用を示す模式図である。
【図20】本発明の実施の形態における収納式シートの
チャイルドシート取付時の作用を示す斜視図である。
【図21】本発明の実施の形態における収納式シートの
ベビーシート取付時の作用を示す斜視図である。
【図22】本発明の実施の形態における収納式シートの
ブースターシート取付時の作用を示す斜視図である。
【図23】本発明の実施の形態における収納式シートの
クーラボックス取付時の作用を示す斜視図である。
【図24】従来の技術における収納式チャイルドシート
を示す斜視図である。
【図25】従来の技術におけるチャイルドシートのベル
トの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…収納式シート 2…シートクッション 3…シートバック 4…安全ボーン 11…残部シェル 12…開閉部シェル 13…連結棒 14…収納レバー部 15…開閉制御部 16…開放ロック部 17…円盤 18…取手 19…ロック部 19b…ロックバー 20…解除部 21…開口部 22…取付レール 23…レール支持孔 24…胸部鞘 25…ロック受け部 26…腰掛部 27…側面部 28…側方壁 29…脚部鞘 30…収納バックル 31…取付部 31a…開口部 31b…内孔 31c…外孔 31d…差込孔 31e…引掛棒 32…脚部ベルト孔 33…ケーブル 34…連結部 40…チャイルドシート 41…背もたれ部 42…胸部固定部 43…胸部ベルト 44…脚部固定部 45…脚部ベルト 46、47…バックル 48…取付棒 49…フットレスト 49a…足掛部 49b…支持部 49c…引掛部 49d…差込棒 50…ベビーシート 51…かご部材 51a…かご 51b…アーム 51c…回動部 51d…固定部 52…支持部材 52a…支持枠 52b…底部取付棒 52c…背部取付棒 52d…受け部 60…ブースターシート 61…シート 62…肘掛け 63…底部取付部 64…背部取付部 70…クーラボックス 71…ボックス部 71a…開口 71b…排気口 72…蓋部 73…底部取付部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員の臀部を支えるシートクッション
    と、乗員の背面を支えるシートバックとを備え、前記シ
    ートバックは、残部シェルと、前記残部シェルに対して
    開閉可能に構成された開閉部シェルとを有する収納式シ
    ートにおいて、 前記開閉部シェル及び残部シェルの少なくとも一方に、
    複数種の収納対象物を交換可能に取り付ける取付部を備
    えていることを特徴とする収納式シート。
  2. 【請求項2】 前記残部シェルと開閉部シェルとの間
    に、開閉制御部を備えていることを特徴とする請求項1
    記載の収納式シート。
  3. 【請求項3】 前記開閉部シェルの一部に、当該開閉部
    シェルの開放状態を維持する開放ロック部を備えている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の収納式シート。
  4. 【請求項4】 前記残部シェルの一部には、ロック受け
    部及び胸部鞘が設けられ、 前記開閉部シェルの一部には、収納レバー部及び収納バ
    ックルが設けられ、 前記ロック受け部及び収納レバー部と、胸部鞘及び収納
    バックルとが、それぞれ合致する位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載
    の収納式シート。
  5. 【請求項5】 前記収納レバー部と前記胸部鞘とが、前
    記収納レバー部の操作で同時に開放可能となるように、
    前記残部シェル及び前記開閉部シェル内部を貫通したケ
    ーブルによって連結されていることを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれか1項に記載の収納式シート。
  6. 【請求項6】 前記取付対象物は少なくともチャイルド
    シートを含み、 前記チャイルドシートは、胸部固定部と脚部固定部を有
    し、 前記胸部固定部及び脚部固定部が、一括連結されている
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載
    の収納式シート。
  7. 【請求項7】 前記残部シェルの一部には、胸部鞘及び
    脚部鞘が設けられ、 前記胸部固定部の一部に設けられた胸部ベルトと、前記
    脚部固定部の一部に設けられた脚部ベルトとが、前記胸
    部鞘及び前記脚部鞘にそれぞれ合致する位置に配置され
    ていることを特徴とする請求項6記載の収納式シート。
  8. 【請求項8】 前記胸部鞘及び前記脚部鞘が、ケーブル
    によって連結され、前記ケーブルには、操作されること
    により前記胸部鞘及び前記脚部鞘を同時に開放する収納
    レバー部が連結されていることを特徴とする請求項7記
    載の収納式シート。
  9. 【請求項9】 前記取付対象物は少なくともベビーシー
    トを含み、前記ベビーシートは、支持部材とかご部材か
    らなり、 前記かご部材が前記支持部材に対して脱着可能に設けら
    れていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1
    項に記載の収納式シート。
  10. 【請求項10】 前記残部シェルの一部には、収納式シ
    ート後部のトランクに通ずるように、開口部が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項
    に記載の収納式シート。
  11. 【請求項11】 前記開閉部シェルの少なくとも一部が
    防水加工されていることを特徴とする請求項1乃至10
    のいずれか1項に記載の収納式シート。
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