JP3162612U - 幼児用三輪車 - Google Patents

幼児用三輪車 Download PDF

Info

Publication number
JP3162612U
JP3162612U JP2010004343U JP2010004343U JP3162612U JP 3162612 U JP3162612 U JP 3162612U JP 2010004343 U JP2010004343 U JP 2010004343U JP 2010004343 U JP2010004343 U JP 2010004343U JP 3162612 U JP3162612 U JP 3162612U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
saddle
body frame
backrest
infant
safety guard
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010004343U
Other languages
English (en)
Inventor
野中 秀雄
秀雄 野中
Original Assignee
株式会社野中製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社野中製作所 filed Critical 株式会社野中製作所
Priority to JP2010004343U priority Critical patent/JP3162612U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3162612U publication Critical patent/JP3162612U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

【課題】乳幼児を対象とするベビーカーとしても安心・安全に、且つ広範囲に使える便利な幼児用三輪車を提供する。【解決手段】車体フレームFへ固定状態に搭載されたサドルSと、車体フレームから吊り下がるフットレスト40と、車体フレームの前端部に枢支された前輪操向ハンドルH1と、同じく車体フレームの後端部から起立する保護者用手押しハンドルH2と、サドルの上方を囲む平面視の枠形態として、そのサドル又は車体フレームへ開閉可能に支持された安全ガードGとを備える。ウレタンフォームやその他のクッション材が封入された柔軟性化粧カバーをサドルへ着脱自在に、且つそのサドルのシート部3とバックレスト部5とが連続一体に又は個別に被覆されるように取り付けた。【選択図】図1

Description

本考案は乳幼児を対象とするベビーカーとしても安全に、且つ広い対象年令に使える便利な幼児用三輪車に関する。
一般に、生後10ケ月位までの乳幼児を乗せるベビーカーには、特許文献1〜3に見られるような乳幼児を固定するシートベルト付きのハンモックが装備されている通例である。
他方、幼児用三輪車は公知であるが、特に1.5歳位から3歳位までの低年令では自力によってペダルの踏み廻し操作を行なえないため、特許文献4、5に見られるような保護者の手押し操向ハンドルが、抜き差し自在に取り付けられているほか、そのサドルに座乗する幼児の横倒れ防止用安全ガードも、開閉自在に取り付けられている。
特開平8−107816号公報 特開2005−118264号公報 特開2005−193789号公報 特開2004−136713号公報 特開2009−214778号公報
しかし、上記乳幼児のハンモックに相当する機能部材を備えた幼児用三輪車は未だ開発されておらず、そこで已むを得ず、特許文献4、5に見られるような安全ガード付きの幼児用三輪車を使うとしても、そのサドルへ乳幼児を危険なく安楽に乗せることは困難であって、その使用できる対象年令が狭く制限されてしまっている。
本考案はこのような課題の改良を目的としており、その目的を達成するために、請求項1では車体フレームへ固定状態に搭載されたサドルと、車体フレームから吊り下がるフットレストと、車体フレームの前端部に枢支された前輪操向ハンドルと、同じく車体フレームの後端部から起立する保護者用手押しハンドルと、上記サドルの上方を囲む平面視の枠形態として、そのサドル又は車体フレームへ開閉可能に支持された安全ガードとを備えた幼児用三輪車において、
ウレタンフォームやその他のクッション材が封入された柔軟性化粧カバーを上記サドルへ着脱自在に、且つそのサドルのシート部とバックレスト部とが連続一体に又は個別に被覆されるように取り付けたことを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項2では、化粧カバーにおけるサドルのシート部と対応する大きさ・形状のシートカバー部を、サドルのシート部へかぶせ付けて、その縁取り状態に封入されているゴム紐により、めくれ上がらぬように引き絞る一方、
同じく化粧カバーにおけるサドルのバックレスト部と対応する大きさ・形状のバックレストカバー部を、サドルのバックレスト部へ前後方向から挟む状態にかぶせ付けて、その左右両サイド面に列設された一対の開閉用スライドファスナーにより、開かぬように締結したことを特徴とする。
また、請求項3では車体フレームへ固定状態に搭載されたサドルと、車体フレームから吊り下がるフットレストと、車体フレームの前端部に枢支された前輪操向ハンドルと、車体フレームの後端部に支架されたバックレストと、同じく車体フレームの後端部から起立する保護者用手押しハンドルと、上記サドルの上方を囲む平面視の枠形態として、そのサドル又は車体フレームへ開閉可能に支持された安全ガードとを備えた幼児用三輪車において、
ウレタンフォームやその他のクッション材が封入された柔軟性化粧カバーを上記サドル又は/及びバックレストへ着脱自在に、且つそのサドルとバックレストとが個別に被覆されるように取り付けたことを特徴とする。
上記請求項1又は3に従属する請求項4では、化粧カバーから左右一対の延長バンドを連続的に張り出すと共に、その両延長ハンドを安全ガードの左右両サイドアームへ着脱自在に巻き付けたことを特徴とする。
同じく請求項1又は3に従属する請求項5では、安全ガードが短かい前連結アームと、その左右両端部へ各々縦枢支ピンにより開閉自在に連結された一対の長いサイドアームと、その両サイドアームの後端部に各々被着一体化された一対の差込みフックとから成り、
上記安全ガードの前連結アームを前輪操向ハンドルの中途高さ位置へ、1本の縦枢支ピンにより回動自在に取り付ける一方、
同じく安全ガードの両差込みフックをサドルのバックレスト部又はサドルと別個なバックレストの左右両サイド面へ、各々抜き差し自在に差し込み係止させることにより、サドル上の幼児を囲む平面視の枠形態に造形したことを特徴とする。
更に、上記請求項5に従属する請求項6では、安全ガードの手摺り部分となる左右両サイドアームに、各々クッションカバーを差し込み套嵌させたことを特徴とする。
請求項1の構成によれば、ウレタンフォームやその他のクッション材が封入された化粧カバーを、サドルのシート部とバックレスト部とが連続一体に又は個別に被覆されるように、そのサドルへ着脱自在に取り付けてあるため、乳幼児を安全・安心に乗せるベビーカーとしても使用することができ、その乳幼児が成長して自からペダルを踏み廻し操作できる4歳位に達したならば、上記化粧カバーやフットレスト、保護者用手押しハンドル、安全ガードを取りはずし、幼児用三輪車として使えるのであり、その使用できる対象年令が広がる結果、一般需要者の経済的負担が減少する。
特に、請求項2の構成を採用するならば、シートカバー部とバックレストカバー部とが連続一体の化粧カバーを、サドルにおけるシート部とバックレスト部との全体へ、容易にすばやく着脱作業することができるにも拘らず、不慮にサドルから剥離したり、脱落したりするおそれがない安定な被着状態を得られる効果がある。
他方、請求項3の構成によれば、サドル(シート)とバックレストとが分離している幼児用三輪車であっても、ウレタンフォームやその他のクッション材が封入された化粧カバーを、サドル(シート)又は/及びバックレストへ着脱自在に、且つそのサドル(シート)とバックレストとが個別に被覆されるように取り付けてあるため、やはり乳幼児を安全・安心に乗せるベビーカーとしても使用することができ、請求項1に対応する上記効果と同等の効果を得られる。
また、請求項4の構成を採用するならば、上記化粧カバーから連続的に張り出す延長カバーを、幼児囲み用安全ガードの左右両サイドアームへ巻き付け使用することにより、上記ベビーカーとしての使用中における乳幼児の安全性や保護者の安心感をますます向上させることができる。
更に、請求項5の構成を採用するならば、幼児囲み用安全ガードの前連結アームが前輪操向ハンドルの中途高さ位置へ、その操向(旋回)に支障を与えないように取り付けられている一方、同じく安全ガードにおける左右両サイドアームの後端部をなす一対の差込みフックが、サドルのバックレスト部又はサドルと別個なバックレストの左右両サイド面へ、各々抜き差し自在に差し込み係止されているため、その安全ガードの言わば合計3点支持により、乳幼児をますます安全・確固に防護することができ、しかも上記安全ガードの左右両サイドアームを開くことにより、保護者が乳幼児の出し入れや、サドル(シート)に対する幼児自からの乗り降りなどを、容易に便利良く行なえる効果がある。
その場合、請求項6の構成を採用するならば、上記左右両サイドアームのクッションカバーにより、乳幼児の受ける振動や衝撃などを吸収することができ、その安全性や安心感の向上に役立つ。
本考案に係る幼児用三輪車の第1実施形態を示す側面図である。 図1の平面図である。 サドル用化粧カバーの取付状態を示す拡大側面図である。 同じく化粧カバーの取付状態を示す側断面図である。 図4の5−5線断面図である。 図4の6−6線断面図である。 図4の7−7線断面図である。 図4の8−8線断面図である。 安全ガードの差込みフックをサドルのバックレスト部へ差し込み係止させた使用状態の平面図である。 図9の差し込み係止過程を示す平面図である。 サドル用化粧カバーを抽出して示す斜面図である。 図11の正面図である。 図12の背面図である。 図12の14−14線に沿う拡大断面図である。 本考案に係る幼児用三輪車の第2実施形態を示す側面図である。 図15の平面図である。
以下、図面に基いて本考案の具体的構成を詳述すると、図1〜14はその幼児用三輪車の第1実施形態を示しており、(F)は前後方向に沿って延在する金属パイプ材の車体フレーム(シャーシ)であって、その中間部には車体フレーム(F)を貫通する1本の縦ボルト(1)と化粧ナット(2)により、合成樹脂製サドル(S)のシート部(座部)(3)が取り付け固定されている。(4)はその車体フレーム(F)に溶接された左右一対の張出し板片であり、サドル(S)を振れ止め状態に保っている。
(5)は上記サドル(S)のシート部(3)から連続一体に起立するバックレスト部(背凭れ部)であり、その根元付近には通気口(6)を開設すると共に、上記シート部(3)の中央位置とバックレスト部(5)の中央位置には、各々クッションパッド(7)(8)を取り付け固定することが好ましい。
(9)は上記バックレスト部(5)の中途高さ位置に区画形成された左右一対の安全ガード用差込みフック受け入れ室であり、図9、10のような横向きに開口している。(10)はその各フック受け入れ室(9)の開閉用落し蓋であり、自重によって各フック受け入れ室(9)を閉鎖するため、開放する時には人手の指先によって押し上げる。
(11)は同じく各フック受け入れ室(9)の内部仕切り筒であり、その後端部が上記バックレスト部(5)から後向きに開口している。しかも、その各内部仕切り筒(11)には上下一対の進退ガイドスリット(12)が、前後方向に沿って切り欠き延在されている。
また、(13)は各フック受け入れ室(9)の内部仕切り筒(11)に挿入セットされたロックボタンであって、これから突出する上下一対の抜け止め爪(14)が、上記内部仕切り筒(11)の進退ガイドスリット(12)と係合しつつ、前後方向への進退移動のみを行なうようになっているが、常時は内蔵されている圧縮コイルバネ(15)の付勢力を受けて、上記バックレスト部(5)から図9のように後方へ張り出す状態にある。
その後方へ退動した付勢状態にあるロックボタン(13)の両抜け止め爪(14)が、後述する安全ガードの後端部をなす二叉状の差込みフックと係脱自在に係止して、その安全ガードをサドル(S)のバックレスト部(5)から抜け出さないロック状態に保つ一方、ロックボタン(13)の先端部を上記コイルバネ(15)の付勢力に抗して、図10の鎖線で示す如く前方へ押し込み操作すれば、その両抜け止め爪(14)が上記二叉状の差込みフックからはずれることになり、その結果安全ガードを上記バックレスト部(5)のフック受け入れ室(9)から抜き出すことができる。
上記車体フレーム(F)の前端部は前縦筒(16)として溶接されており、その内部には上下一対の合成樹脂製軸受けキャップ(17)(18)が嵌め込み一体化されている。(H1)は上記サドル(S)に座乗した幼児自からの前輪操向ハンドルであって、車体フレーム(F)と別個独立する左右一対のハンドルステム(19)と、その両金属パイプ材の上端部から外向きに張り出し屈曲するハンドルバー(20)とを備えた正面視のほぼ倒立L字形に造形されており、その中途高さ位置に介挿溶接された金属板材の第1連結スペーサー(21)によって、相互の一体動作できる状態に組み付けられている。
しかも、上記第1連結スペーサー(21)の中央部は図3、4に示すような後向き開放する側面視のコ字形ヒッチ(22)として、車体フレーム(F)側の上記前縦筒(16)と両軸受けキャップ(17)(18)を上下方向から挟み得る大きさに対応形成されている。(23)は上記第1連結スペーサー(21)を前方と上方から被覆する合成樹脂製の化粧カバーであり、その第1連結スペーサー(21)へ上方から吊り掛け状態に係止されている。
そして、上記車体フレーム(F)側の前縦筒(16)と両軸受けキャップ(17)(18)を、前輪操向ハンドル(H1)側のコ字形ヒッチ(22)によって上下方向から挟むと共に、同じく前輪操向ハンドル(H1)側の第1連結スペーサー(21)へ上記化粧カバー(23)を、上方から吊り掛けた全体的な組み合わせ状態のもとで、比較的長い1本の縦枢支ピン(24)を上方から串刺し状態に差し込み貫通させることにより、上記前輪操向ハンドル(H1)を車体フレーム(F)の前端部へ枢支連結してある。
(25)は上記前輪操向ハンドル(H1)における両ハンドルステム(19)の下端部を貫通横断する前車軸であって、金属棒材のクランク軸から成り、その中間部に介在する前輪(26)が、同じくクランク軸(25)の両端部に枢着されたペダル(27)の足踏み操作によって、回転駆動されることは言うまでもない。(28)は前輪(26)の合成樹脂製泥除けカバーである。
他方、上記車体フレーム(F)の後端部も後縦筒(29)として溶接されており、その後縦筒(29)から左右方向へ一体的に張り出すリヤーフォーク(30)の先端下部に、水平な後車軸(31)が溶接されている。(32)はその後車軸(31)の両端部へ遊転自在に枢着された左右一対の後輪、(33)は同じく後車軸(31)の中間部に溶接された金属板材のステップであり、そのステップ(33)には合成樹脂製の小物類収容ボックス(34)が搭載されている。
また、上記車体フレーム(F)における後縦筒(29)の内部には上下一対の合成樹脂製軸受けキャップ(35)(36)が嵌め込み一体化されている。(H2)は上記サドル(S)へ座乗した幼児の保護者用手押しハンドルであって、その金属パイプ材の脚柱(37)が両軸受けキャップ(35)(36)へ、上方から抜き差し自在に差し込み起立されている。(38)は手押しハンドル(H2)のグリップ、(39)は合成樹脂製の化粧カバーである。
その場合、図示省略してあるが、上記サドル(S)に座乗した幼児が把持する前輪操向ハンドル(H1)と、車体フレーム(F)を後方から保護者が押し進め操作する手押しハンドル(H2)とは、車体フレーム(F)の中空内部を前後方向へ進退する左右一対のロッドやワイヤーなどによって、その互いに同じ左右方向へ旋回(操向)できるように連動連結されており、保護者が前輪(26)の操向を後方から遠隔的に行なえるようになっている。
(40)は上記車体フレーム(F)の中間部から正面視の倒立U字形をなす合成樹脂製クランプ(41)の前後一対と、その水平な貫通ボルト(42)並びに化粧ナット(43)を用いて、着脱自在に吊り下げられたフットレストであり、合成樹脂材から図1のように一体成形されている。(44)はそのフットレスト(40)の底面に軸支された左右一対の遊転ローラーであり、一早く接地することによって、フットレスト(40)が左右方向へ傾斜することを防ぐ。
図示実施形態のフットレスト(40)は言わば大きい1個の受皿形をなしているが、正面から見て1個の倒立T字形に造形したり、左右対称な2個のフットレスト(40)を並列設置したり、更には不使用時に折りたためるフットレスト(40)などを採用しても良い。
(G)は上記サドル(S)へ座乗した乳幼児や幼児の横倒れ防止用安全ガードであって、図9、10のような短かい金属パイプ材の前連結アーム(45)と、その前連結アーム(45)の左右両端部へ各々縦枢支ピン(46)を介して開閉可能に連結された左右対称な長い金属パイプ材のサイドアーム(手摺り部分)(47)と、その両サイドアーム(47)の後部先端へ各々被着一体化された合成樹脂製の差込みフック(48)とから成り、その二叉状に分岐する差込みフック(48)が上記したように、サドル(S)のバックレスト部(5)に開口するフック受け入れ室(9)の内部仕切り筒(11)へ各々差し込まれて、そのロックボタン(13)の抜け止め爪(14)と係脱自在に係止するようになっている。
そして、上記安全ガード(G)の前連結アーム(45)には図3、4のような合成樹脂製の取付けカバー(49)が被着一体化されており、その取付けカバー(49)の中央部が更に縦枢支ピン(50)を介して、別個な合成樹脂製ガード受け台(51)の後端中央部へ回動自在に取り付けられている。(52)は上記前輪操向ハンドル(H1)の第1連結スペーサー(21)よりも高い位置へ、やはり介挿溶接された金属アングル材の第2連結スペーサーであり、その第2連結スペーサー(52)に上方から上記ガード受け台(51)が着脱自在に取り付け固定されている。(53)はその複数の固定ボルトである。
このように取り付けられた安全ガード(G)は図2、9の平面図に示す如く、サドル(S)における就中シート部(3)の上方位置を囲む枠形態となり、そのサドル(S)に座乗した乳幼児や幼児を安全に防護する。(54)はその安全ガード(G)の左右対称なサイドアーム(手摺り部分)(47)へ差し込み套嵌されたウレタンフォームやシリコーンゴム、熱可塑性エラストマーなどから成るクッションカバーであり、上記前連結アーム(45)との枢支連結部分も安全に被覆している。
図9のような安全ガード(G)の使用状態から上記ロックボタン(13)を前方へ押し込み操作すれば、その両抜け止め爪(14)が図10に示唆する如く安全ガード(G)の差込みフック(48)からはずれるため、安全ガード(G)を上記サドル(S)におけるバックレスト部(5)のフック受け入れ室(9)から抜き出し、その左右一対のサイドアーム(47)を縦枢支ピン(46)の廻りに開くことができ、保護者による乳幼児の出し入れや幼児自からの乗り降りに支障を与えることはない。
更に、(C)はウレタンフォームやその他のクッション材を封入(縫い込み)した布地やビニールレザー、各種合成繊維などの柔軟なサドル用化粧カバーであって、図11〜14に抽出して示す如く、上記サドル(S)のシート部(3)に対応する大きさ・形状のシートカバー部(C1)と、同じくサドル(S)のバックレスト部(5)に対応する大きさ・形状のバックレストカバー部(C2)とを連続一体に具備している。
しかも、その化粧カバー(C)のシートカバー部(C1)はサドル(S)のシート部(3)に対する裏(底)向き折返し片(55)を有していると共に、口径収縮用(引き絞り用)のゴム紐(56)がその裏向き折返し片(55)の先端縁に沿って封入(縫い込み)されてもいる。(57)は上記シートカバー部(C1)を縁取る如く、その裏向き折返し片(55)の付け根に沿って封入(縫い込み)された合成樹脂チューブや金属ワイヤーなどの保形骨材である。
また、(58)は上記シートカバー部(C1)の縁取り位置(裏向き折返し片の付け根)から連続的に張り出す左右一対の延長バンドであり、上記安全ガード(G)の両サイドアーム(47)へ各々着脱自在に巻き付けることができるようになっている。(59)はそのために使う雌雄一対の面ファスナーであり、各延長バンド(58)の裏面に取り付けられている。
その場合、安全ガード(G)の手摺り部分となる左右一対のサイドアーム(47)にも、図4、7のような柔軟性がある一連の化粧カバー(60)又は別個な左右一対の化粧カバーを巻き付けることが好ましい。(61)はその雌雄一対の面ファスナーである。
他方、同じく化粧カバー(C)のバックレストカバー部(C2)はサドル(S)のバックレスト部(5)へ上方から被冠状態にかぶせ付けられて、そのバックレスト部(5)を表裏(前後)方向から挟むことになるが、左右両サイド面の中途深さ位置には一対の安全ガード用差込みフック逃し切欠(62)が付与されているほか、そのフック逃し切欠(62)から下方位置の所謂左右両脇に沿って、各々開閉用のスライドファスナー(ジッパー)(63)が列設されてもいる。
また、上記フック逃し切欠(62)よりも上方位置にはやはり保形骨材(64)が、そのバックレストカバー部(C2)の表裏(前後)を仕切る如き縁取り状態に封入(縫い込み)されている。(65)は上記バックレストカバー部(C2)の裏面(背面)に付属(縫い付け)一体化されたポケット、(66)はその出し入れ口の開閉用面ファスナー、(67)は同じくバックレストカバー部(C2)の裏面(背面)に開口分布された左右一対のロックボタン導出口であり、上記バックレスト部(5)側のロックボタン(13)を導出させる。
上記形態のサドル用化粧カバー(C)は図3、4から明白なように、そのシートカバー部(C1)をサドル(S)のシート部(3)へかぶせ付けて、その裏向き折返し片(45)のゴム紐(46)によりめくれ上がらない引き絞り状態に保つほか、バックレストカバー部(C2)を同じくサドル(S)のバックレスト部(5)へ、その表裏(前後)方向から挟む状態にかぶせ付けて、左右両脇のスライドファスナー(63)を締結することにより、サドル(S)へあたかも衣服を着用させる如く、その全体的な密着状態に安定良く取り付けられることとなる。
その結果、振動やショックを吸収できるクッション性能に加え、上記安全ガード(G)やそのクッションカバー(54)と、フットレスト(40)並びに保護者用手押しハンドル(H2)の存在などとも相俟って、生後10ケ月位までの乳幼児を安全・安心に乗せるベビーカーとしても有効に使用し得る利点があり、対象年令の拡大に役立つ。
また、上記スライドファスナー(63)の締結を解いて、そのバックレストカバー部(C2)の左右両脇を開けば、サドル(S)から化粧カバー(C)を上方へすばやく抜き取ることができるため、その化粧カバー(C)を洗濯し得ることは勿論、例えばサドル(S)へ男児用の意匠が施された化粧カバー(C)と、女児用のそれが施された化粧カバー(C)とを、着せ替えるようなことも可能である。
更に、乳幼児から4歳位まで成長した場合には、上記安全ガード(G)やフットレスト(40)、保護者用手押しハンドル(H2)などを取りはずして、幼児自からがペダル(27)を踏み廻す三輪車として、引き続き支障なく便利に使用することもできる。
尚、図1〜14の上記第1実施形態では幼児用三輪車のサドル(S)が、シート部(3)とバックレスト部(5)との連続一体品である関係上、そのサドル用化粧カバー(C)もシートカバー部(C1)とバックレストカバー部(C2)との連続一体をなし、そのバックレストカバー部(C2)の左右両脇をスライドファスナー(63)によって開閉するようになっているが、サドル(S)へ着脱自在に被着できる化粧カバー(C)である限り、そのスライドファスナー(63)に代るスナップファスナーやホック、結束紐などを採用しても良い。
また、同じくサドル(S)へ着脱自在に被着できる限りでは、上記バックレストカバー部(C2)の両脇を閉鎖状態に保ち、上記シートカバー部(C1)の裏向き折返し片(55)を図外の結束紐などによって、サドル(S)のシート部(3)や車体フレーム(F)へ下方から縛り付けたり、更にはバックレストカバー部(C2)にも裏(後)向き折返し片(図示省略)を形成して、これをやはり結束紐やスナップファスナー、ホックなどにより、サドル(S)のバックレスト部(5)へ後方(裏)から締結したりしてもさしつかえない。
次に、図15、16は本考案に係る幼児用三輪車の第2実施形態を示しており、これではサドル(S)が車体フレーム(F)の中間部へ固定状態に搭載されているに比し、バックレスト(B)はこれと別個独立して、車体フレーム(F)のリヤーフォーク(30)から一体的に起立する脚柱(68)の上端部付近へ、その対応的な左右一対の支持台(69)を介して取り付け固定されている。(70)はサドル(シート)(S)の緩衝バネである。
しかも、上記サドル(S)に座乗した乳幼児や幼児を囲む枠形態の安全ガード(G)は、そのバックレスト(B)の左右両サイド面に取り付けられている。但し、バックレスト(B)を支持する左右一対の脚柱(68)に取り付けられることもある。
また、第2実施形態の保護者用手押しハンドル(H2)は前輪(26)を後方から遠隔的に旋回(操向)させるものでなく、ただ単に後方から手押しするためのものであり、抜き取ることもできるようになっている。
そして、このようなサドル(シート)(S)とバックレスト(B)とが分離している幼児用三輪車の場合には、上記化粧カバー(C)としてもサドル(シート)カバー(C1)とバックレストカバー(C2)との別個独立に作成準備して、そのサドル(シート)(S)とバックレスト(B)との何れか一方又は双方へ着脱自在に被着させれば良い。
更に言えば、上記第1実施形態のようなシート部(3)とバックレスト部(5)とが連続一体をなすサドル(S)にあっても、そのシート部(3)とバックレスト部(5)との何れか一方だけに、対応的な大きさ・形状のシートカバー(C1)又はバックレストカバー(C2)を被着させて使うことができる。
尚、図15、16の第2実施形態におけるその他の構成と働きは上記第1実施形態と実質的に同一であるため、その図15、16に図1〜14との対応符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
(1)・縦ボルト
(2)・化粧ナット
(3)・シート部
(4)・張出し板片
(5)・バックレスト部
(6)・通気口
(7)(8)・クッションパッド
(9)・フック受け入れ室
(10)・落し蓋
(11)・内部仕切り筒
(12)・進退ガイドスリット
(13)・ロックボタン
(14)・抜け止め爪
(15)・圧縮コイルバネ
(16)・前縦筒
(17)(18)・軸受けキャップ
(19)・ハンドルステム
(20)・ハンドルバー
(21)・第1連結スペーサー
(22)・ヒッチ
(23)・化粧カバー
(24)・縦枢支ピン
(25)・前車軸
(26)・前輪
(27)・ペダル
(28)・泥除けカバー
(29)・後縦筒
(30)・リヤーフォーク
(31)・後車軸
(32)・後輪
(33)・ステップ
(34)・小物類収容ボックス
(35)(36)・軸受けキャップ
(37)・脚柱
(38)・グリップ
(39)・化粧カバー
(40)・フットレスト
(41)・クランプ
(42)・貫通ボルト
(43)・化粧ナット
(44)・遊転ローラー
(45)・前連結アーム
(46)・縦枢支ピン
(47)・サイドアーム
(48)・差込みフック
(49)・取付けカバー
(50)・縦枢支ピン
(51)・ガード受け台
(52)・第2連結スペーサー
(53)・固定ボルト
(54)・クッションカバー
(55)・裏向き折返し片
(56)・ゴム紐
(57)(64)・保形骨材
(58)・延長バンド
(59)(61)(66)・面ファスナー
(60)・化粧カバー
(62)・フック逃し切欠
(63)・スライドファスナー
(65)・ポケット
(67)・ロックボタン導出口
(68)・脚柱
(69)・支持台
(70)・緩衝バネ
(B)・バックレスト
(C)・化粧カバー
(C1)・シートカバー部又はシートカバー
(C2)・バックレストカバー部又はバックレストカバー
(F)・車体フレーム
(G)・安全ガード
(H1)・前輪操向ハンドル
(H2)・手押しハンドル
(S)・サドル

Claims (6)

  1. 車体フレームへ固定状態に搭載されたサドルと、車体フレームから吊り下がるフットレストと、車体フレームの前端部に枢支された前輪操向ハンドルと、同じく車体フレームの後端部から起立する保護者用手押しハンドルと、上記サドルの上方を囲む平面視の枠形態として、そのサドル又は車体フレームへ開閉可能に支持された安全ガードとを備えた幼児用三輪車において、
    ウレタンフォームやその他のクッション材が封入された柔軟性化粧カバーを上記サドルへ着脱自在に、且つそのサドルのシート部とバックレスト部とが連続一体に又は個別に被覆されるように取り付けたことを特徴とする幼児用三輪車。
  2. 化粧カバーにおけるサドルのシート部と対応する大きさ・形状のシートカバー部を、サドルのシート部へかぶせ付けて、その縁取り状態に封入されているゴム紐により、めくれ上がらぬように引き絞る一方、
    同じく化粧カバーにおけるサドルのバックレスト部と対応する大きさ・形状のバックレストカバー部を、サドルのバックレスト部へ前後方向から挟む状態にかぶせ付けて、その左右両サイド面に列設された一対の開閉用スライドファスナーにより、開かぬように締結したことを特徴とする請求項1記載の幼児用三輪車。
  3. 車体フレームへ固定状態に搭載されたサドルと、車体フレームから吊り下がるフットレストと、車体フレームの前端部に枢支された前輪操向ハンドルと、車体フレームの後端部に支架されたバックレストと、同じく車体フレームの後端部から起立する保護者用手押しハンドルと、上記サドルの上方を囲む平面視の枠形態として、そのサドル又は車体フレームへ開閉可能に支持された安全ガードとを備えた幼児用三輪車において、
    ウレタンフォームやその他のクッション材が封入された柔軟性化粧カバーを上記サドル又は/及びバックレストへ着脱自在に、且つそのサドルとバックレストとが個別に被覆されるように取り付けたことを特徴とする幼児用三輪車。
  4. 化粧カバーから左右一対の延長バンドを連続的に張り出すと共に、その両延長ハンドを安全ガードの左右両サイドアームへ着脱自在に巻き付けたことを特徴とする請求項1又は3記載の幼児用三輪車。
  5. 安全ガードが短かい前連結アームと、その左右両端部へ各々縦枢支ピンにより開閉自在に連結された一対の長いサイドアームと、その両サイドアームの後端部に各々被着一体化された一対の差込みフックとから成り、
    上記安全ガードの前連結アームを前輪操向ハンドルの中途高さ位置へ、1本の縦枢支ピンにより回動自在に取り付ける一方、
    同じく安全ガードの両差込みフックをサドルのバックレスト部又はサドルと別個なバックレストの左右両サイド面へ、各々抜き差し自在に差し込み係止させることにより、サドル上の幼児を囲む平面視の枠形態に造形したことを特徴とする請求項1又は3記載の幼児用三輪車。
  6. 安全ガードの手摺り部分となる左右両サイドアームに、各々クッションカバーを差し込み套嵌させたことを特徴とする請求項5記載の幼児用三輪車。
JP2010004343U 2010-06-28 2010-06-28 幼児用三輪車 Expired - Fee Related JP3162612U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010004343U JP3162612U (ja) 2010-06-28 2010-06-28 幼児用三輪車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010004343U JP3162612U (ja) 2010-06-28 2010-06-28 幼児用三輪車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3162612U true JP3162612U (ja) 2010-09-09

Family

ID=54865416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010004343U Expired - Fee Related JP3162612U (ja) 2010-06-28 2010-06-28 幼児用三輪車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3162612U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020203678A (ja) * 2015-06-02 2020-12-24 ラジオ・フライヤー・インコーポレイテッドRadio Flyer, Inc. 折り畳み式三輪車
CN114044078A (zh) * 2021-10-21 2022-02-15 赖淑芬 一种可锻炼儿童平衡力的溜溜车

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020203678A (ja) * 2015-06-02 2020-12-24 ラジオ・フライヤー・インコーポレイテッドRadio Flyer, Inc. 折り畳み式三輪車
JP7285810B2 (ja) 2015-06-02 2023-06-02 ラジオ・フライヤー・インコーポレイテッド 折り畳み式三輪車
CN114044078A (zh) * 2021-10-21 2022-02-15 赖淑芬 一种可锻炼儿童平衡力的溜溜车

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4440331A (en) Protective child carrier assembly
EP2295315B1 (en) Luggage hanging hook for motorcycle
US8936314B2 (en) Multi-purpose seat for a child
AU8762191A (en) Passenger transportation system for bicycles
JP3571681B2 (ja) 収納式シート
TWI621558B (zh) 防護構件及嬰兒車
JP3162612U (ja) 幼児用三輪車
US6264223B1 (en) Passenger carrier for bicycle
US20130334789A1 (en) Bicycle Having Hammock-Style Seat
US4026448A (en) Bike carrier sleeper
US3738704A (en) Auxiliary bicycle seat
US20170245626A1 (en) Convertible bicycle bag
EP1099619A2 (en) Baby carrier
KR101196108B1 (ko) 유아용 운반구
JPH11129953A (ja) 自転車用小児同乗席
JP7390019B2 (ja) スリング及び自転車用チャイルドシート
KR101859530B1 (ko) 유모차 장착형 2인용 보조시트
KR102577185B1 (ko) 안정성이 향상된 유모차 결합시트
KR100883181B1 (ko) 쇼핑카트의 유아용 시트
CN112137265B (zh) 一种便于携带的多功能幼儿托座旅行箱
TWM466812U (zh) 機車安全座椅
JP3190775U (ja) 自動二輪車用チャイルドシート
TWI515138B (zh) 機車安全座椅
CN111137382B (zh) 自行车用幼儿座椅以及带幼儿座椅的自行车
KR101007823B1 (ko) 자전거 겸용 유모차

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130818

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees