JP2002059279A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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JP2002059279A
JP2002059279A JP2000244456A JP2000244456A JP2002059279A JP 2002059279 A JP2002059279 A JP 2002059279A JP 2000244456 A JP2000244456 A JP 2000244456A JP 2000244456 A JP2000244456 A JP 2000244456A JP 2002059279 A JP2002059279 A JP 2002059279A
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JP
Japan
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laser
laser beam
cutting
lens
marking
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JP2000244456A
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English (en)
Inventor
Yasuki Nishiwaki
靖樹 西脇
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Nippon Sharyo Ltd
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Nippon Sharyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】切断用に設定されているレーザ条件を変えるこ
となく、マーキング加工時には被加工物表面に照射され
るレーザ光のエネルギ密度を簡便に低減し、適宜の太さ
の線でマーキングできるレーザ加工装置を提供する。 【解決手段】切断加工時は、レーザ発振器1から出射さ
れたレーザ光2をビームエキスパンダ3を介して集光レ
ンズ5へ入射し、薄板金属板の被加工物W上に微小なス
ポットに集光する。そして、マーキング加工時にはレー
ザ発振器1から集光レンズ5への光路に可動レンズ10
を挿入し、被加工物Wの表面へ照射されるレーザ光2を
エネルギ密度が低くスポット径の大きなものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ加工装置に
関し、特に薄肉金属板の切断加工に加えてマーキング加
工が行えるレーザ加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】薄肉金属板のレーザ切断加工装置は、図
3に示すように、レーザ発振器1から出射されたレーザ
光2をビームエキスパンダ3を通して径のより大きな平
行ビームに拡大し、集光レンズ5で微小なスポット(集
光点A)にして被加工物Wの表面に照射するようにし、
アシストガスAGをノズル6から集光点付近に吹き付
け、被加工物WをNC制御装置8から指令して移動させ
るようにしている。
【0003】ところで、メタルマスクなどのように薄肉
金属板にIDをマーキングするような製品では切断加工
とマーキング加工を同じレーザ加工装置で行うことが望
ましいが、薄肉金属板の場合には厚肉金属板のように被
加工物の移動速度を変えることによって被加工物へ照射
するレーザ光のエネルギ密度を変えるといった手段は採
れない。
【0004】そこで、薄肉金属板に切断加工とマーキン
グ加工を行う場合は、マーキング加工時に被加工物上に
照射されるレーザ光のエネルギ密度が小さくなるよう
に、集光レンズを光軸方向に移動させて集光点を被加工
物の表面から外すようにしたり(図3参照)、ビームエ
キスパンダ3を拡大倍率の小さなものに交換したり、ま
た、アパーチャ(絞り)をレーザ光の光路に挿入してレ
ーザ光の光量を制限するといった手段が採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
集光レンズの位置を移動させるのは、新たな装置を必要
としないが移動の度に行う調整が大変である。即ち、切
断加工のためにセットした励起ランプ電圧、パルス幅お
よび繰り返し周波数などのレーザ発振パラメータや、集
光レンズの位置およびレーザトーチのノズル先端と被加
工物間の位置関係といったレーザ条件を変化させると切
断精度など加工品質に大きな影響を及ぼすので、動かし
たくない。
【0006】また、ビームエキスパンダの交換による場
合は、交換するのに時間がかかりすぎるという問題があ
る。また、アパーチャ(絞り)をレーザ光の光路に挿入
するようにしたものは、簡便であるが、マーキング加工
される線が細いという難点がある。
【0007】そこで、本発明は、切断用に設定されてい
るレーザ条件を変えることなく、マーキング加工時には
被加工物表面に照射されるレーザ光のエネルギ密度を簡
便に低減し、適宜の太さの線でマーキングできるレーザ
加工装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では次の手段を採った。即ち、レーザ発振器
から出射されたレーザ光をビームエキスパンダを介して
集光レンズへ入射し、薄肉金属板の被加工物上に微小な
スポットに集光して切断加工するレーザ加工装置におい
て、レーザ発振器から集光レンズへのレーザ光の光路に
レーザ光の集光点の位置を光軸方向に移動させる可動レ
ンズを着脱可能に設け、マーキング加工時に該可動レン
ズを該光路に挿入するようにしたことを特徴としてい
る。
【0009】このレーザ加工装置は、薄肉金属板の切断
加工とマーキング加工を行うのに好適な装置としたもの
で、マーキング加工時にはレーザ発振器から集光レンズ
への光路に可動レンズを挿入し被加工物の表面に照射さ
れるレーザ光のスポット径を大きくしてエネルギ密度を
低減するようにしたものである。
【0010】切断加工時におけるレーザ光の集光点は被
加工物の表面に設定する。そして、マーキング加工時に
挿入する可動レンズはビームエキスパンダの前後のいず
れでもよく、また、凸レンズまたは凹レンズのいずれで
もよい。凸レンズの場合は、集光点が被加工物の表面よ
り上方となり、凹レンズの場合は被加工物の表面より下
方となる。これらは、マーキングの字体の太さなどを考
慮して選定すればよい。
【0011】このレーザ加工装置は、切断またはマーキ
ングのみの加工を行うことができるが、切断加工の後に
続けてマーキング加工を行う場合に特に好適である。可
動レンズの挿入はシリンダなどでマーキング加工と連動
させて行えばよい。なお、マーキング加工時は、アシス
トガスAGの噴射は行わない方がムラのない鮮明なマー
キング加工ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のレーザ加工装置の
実施形態例を図面に基づいて説明する。図1はレーザ加
工装置の基本的構成を示すもので、1はレーザ光2を出
射するYAGレーザ形式のレーザ発振器、2はレーザ
光、3は凹レンズと凸レンズを備えレーザ光2を拡大す
るビームエキスパンダ、4は拡大されたレーザ光を下方
へ曲げる反射ミラー、5はレーザ光を集光する集光レン
ズ、10はビームエキスパンダ3と反射ミラー4との間
でマーキング加工時に光路へ機械的に挿入される可動レ
ンズである。なお、被加工物WはNC制御装置などで平
面上を移動制御されるXYテーブルに固定される。ま
た、可動レンズ10は凸レンズを使用している。
【0013】まず、切断加工するときは、図1(a)に
示すように、可動レンズ10を光路から外して行う。こ
のとき、レーザ発振器1から出射されたレーザビーム2
はビームエキスパンダ3を通して径のより大きな平行ビ
ームに拡大され、反射ミラー4を介して集光レンズ5を
通り微小なスポット径となって被加工物Wの表面の一定
の位置Aに集光される。そして、被加工物Wを平面上で
移動させて所定の形状に切断加工する。なお、このと
き、図示してないレーザトーチからアシストガスAGと
して酸素ガスを集光点A付近へ噴射させ溶融物を除去す
る。
【0014】次に、可動レンズ10を光路に挿入してマ
ーキング加工を行う。可動レンズ10の挿入により、集
光レンズ5を通ったレーザ光2は図1(b)に示すよう
に被加工物Wの表面から距離s上方の点A1で集光す
る。そして、被加工物Wの表面へはエネルギ密度の低減
されたスポット径の大きなものが照射される。そして、
被加工物Wを移動させてマーキング加工を行う。なお、
このときは、アシストガスAGの噴射は行わない。これ
により、溶融物が残ったり除去されたりするといったム
ラがなくなりより適宜な線の太さの鮮明なマーキング加
工ができる。
【0015】マーキング加工が終わると、可動レンズ1
0を光路から外し、次の切断加工を行う。なお、可動レ
ンズ10の着脱はNC制御装置からの指令によって図示
してない電動シリンダの作動によって行われる。このよ
うに、このレーザ加工装置では、切断加工、マーキング
加工、切断加工、マーキング加工と連続して行うことが
でき、この場合に操作されるのは可動レンズ10の着脱
とアシストガスの噴射・停止のみであり、ビームエキス
パンダ3や集光レンズ5の位置は切断加工用として設定
したままの状態である。
【0016】次に、上記の切断加工とマーキング加工を
交互に連続して行うことができるレーザ加工装置のより
具体的な実施形態例を図2に基づいて説明する。レーザ
加工装置は、YAGレーザ形式のレーザ発振器1と、ビ
ームエキスパンダ3と、反射ミラー4と、ビームエキス
パンダ3と反射ミラー4との間に配置される可動レンズ
10とが収納されたレーザ本体20と、反射ミラー4か
らのレーザ光を集光する集光レンズ5を内装し下端にア
シストガスを噴射するノズル6を備えたレーザトーチ2
5と、被加工物Wを載置するXYテーブル7と、XYテ
ーブル7の制御および可動レンズ10の光路への着脱を
行うNC制御装置8とを備えている。そして、可動レン
ズ10は凸レンズを使用しており、光路への着脱は電動
シリンダによっている。なお、7aはX軸駆動装置、7
bはY軸駆動装置である。
【0017】そして、切断加工するときは、被加工物W
をXYテーブル7に固定し、可動レンズ10を光路から
外す指令がNC制御装置8から出される。レーザ発振器
1から出射されビームエキスパンダ3を通ったレーザ光
2は集光レンズ5を通して微小なスポット径にして被加
工物Wの表面の一定の位置に集光され、NC制御装置8
からの指令に基づいて、被加工物WをX,Y方向へ移動
させることにより所定の形状に切断加工が行われる。こ
のとき、レーザトーチ25からアシストガスAGを噴射
させる。
【0018】切断加工が終わると、可動レンズ10を光
路へ装着する指令がNC制御装置8から出される。可動
レンズ10が光路に装着されると、レーザ光2は被加工
物Wの表面から距離s上方の点Aで集光するので、被加
工物Wの表面にはエネルギ密度の低いスポット径の大き
なレーザ光が照射される。そして、NC制御装置8から
の指令に基づいて、被加工物WをX,Y方向へ移動させ
ることによってマーキング加工が行われる。このよう
に、このレーザ加工装置ではNC制御装置8の指令によ
って、切断加工時とマーキング加工時の可動レンズ10
の脱着とXYテーブル7の移動が自動的に行われる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレーザ加
工装置は、レーザ発振器から集光レンズへのレーザ光の
光路にレーザ光の集光点の位置を光軸方向に移動させる
可動レンズを着脱可能に設け、マーキング加工時に該可
動レンズを該光路に挿入するようにしたので、レーザ発
振パラメータ、集光点のスポット径、レーザトーチと被
加工物との相対位置関係など切断加工時のレーザ条件を
変えることなく、マーキング加工時には被加工物の表面
にエネルギ密度の低減されたスポット径の大きなレーザ
光を照射させることができ、適宜の太さの線のマーキン
グ加工ができる。また、その切り換えが極めて簡便に行
うことができ、レーザ発振器の光軸のアライメント(再
調製)時においても可動レンズの調整を必要としないの
で、取り扱いが簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザ加工装置の一実施形態例の構成
を示す図で、(a)は切断加工時の状態を示し、(b)
はマーキング加工時の状態を示す。
【図2】同 レーザ加工装置のより具体的な構成図であ
る。
【図3】従来の切断加工とマーキング加工を行うレーザ
加工装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1…レーザ発振器 2…レーザ光 3…ビームエキスパンダ 4…反射ミラー 5…集光レンズ 6…ノズル 7…XYテーブル 7a…X軸駆動装置 7b…Y軸駆動装置 8…NC制御装置 10…可動レンズ 20…レーザ本体 25…レーザトーチ W…被加工物 A,A1…集光点 AG…アシストガス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ発振器から出射されたレーザ光をビ
    ームエキスパンダを介して集光レンズへ入射し、薄肉金
    属板の被加工物上に微小なスポットに集光して切断加工
    するレーザ加工装置において、レーザ発振器から集光レ
    ンズへのレーザ光の光路にレーザ光の集光点の位置を光
    軸方向に移動させる可動レンズを着脱可能に設け、マー
    キング加工時に該可動レンズを該光路に挿入するように
    したことを特徴とするレーザ加工装置。
JP2000244456A 2000-08-11 2000-08-11 レーザ加工装置 Pending JP2002059279A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008279472A (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Miyachi Technos Corp レーザマーキング装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008279472A (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Miyachi Technos Corp レーザマーキング装置

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