JP2002059050A - スピードスプレーヤ - Google Patents

スピードスプレーヤ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調機の室外熱交換ユニットを、エンジン冷
却性能等に悪影響を及ぼすことがなく、また、故障等を
生じにくく、かつ、容易にメンテナンスを行うことがで
きるように、合理的に配設してなるスピードスプレーヤ
を提供する。 【解決手段】 車台(10)の前部から後部にかけて、
キャビン(20)、薬液タンク(25)、エンジンルー
ム(30)、及び送風ファン(40)が順次設けられる
とともに、前記キャビン(20)用の空調機(50、6
0)を備え、前記薬液タンク(25)の前部側に、前面
及び下面が開口(27a、27b)した凹所(27)が
設けられ、この凹所(27)内に前記空調機の室外熱交
換ユニット(50)が配設されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャビン、薬液タ
ンク、エンジンルーム、及び送風ファンが、順次、車台
の前部から後部にかけて設けられるとともに、前記キャ
ビン用の空調機を備えたスピードスプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スピードスプレーヤは、車体に
設置された薬液タンク内の薬液を、ポンプで車体後部に
配設されたノズルに圧送し、そのノズルから外部に向け
て吹き出される薬液を、車体後部に配設された送風ファ
ンから外部に向けて吹き出される空気流により拡散し、
もって、果樹園等の圃場において走行しながら、広域に
渡って効率的に散布作業を行うものであるが、このスピ
ードスプレーヤのうち、キャビンを備えたものの一例を
図3に示す。
【0003】図示のスピードスプレーヤ1’は、車台1
0の前部側及び後部側に、それぞれ左右一対の前輪1
2、12及び後輪14、14が配設され、前記車台10
の最前部に、運転席21やステアリングハンドル22等
が配設されたキャビン20が設けられている。該キャビ
ン20の後方側には、横倒し半円筒状の薬液タンク2
5’が設けられ、この薬液タンク25’の直後に、空気
流通口32、32が形成されたエンジンルーム30が形
成され、該エンジンルーム30内に、走行用及び送風フ
ァン駆動用とを兼ねるディーゼル式等の内燃エンジン
(図示省略)が収容されている。
【0004】前記エンジンルーム30の後方には、円筒
状の風胴42や吐風口44を有する軸流送風ファン40
が配され、前記吐風口44には、前記風胴42の周方向
に沿って、所要数の薬液噴霧ノズル45、45、…が配
在されている。前記キャビン20における前記運転席2
1の左横には、図示はされていないが、前記ノズル45
に薬液を圧送供給する薬液供給ポンプが配され、前記ノ
ズル45から外部に噴霧された薬液が、前記吐風口44
から外部に向けて吹き出される前記送風ファン40から
の空気流により拡散され、それにより、果樹園等におい
て前記ステアリングハンドル22を操作しつつ走行しな
がら、薬液の散布作業を行うことができるようになって
いる。
【0005】このような構成の、キャビン20が設けら
れたスピードスプレーヤ1’においては、前記キャビン
20内の空調並びにフロントウィンド23の曇り除去等
のため、空調機(冷房用及び冷暖房用の両方を含む)の
装備が不可欠である。該空調機は、通常、室内熱交換ユ
ニットと、室外熱交換ユニットと、冷媒圧縮用のコンプ
レッサと、それらを接続する配管系と、から構成される
が、前記スピードスプレーヤ1’に空調機を装備する場
合、前記キャビン20内に室内熱交換ユニット60を配
置し、前記エンジンルーム30内に冷媒圧縮用コンプレ
ッサ70を配置すればよいが、前記室外熱交換ユニット
を何処に配置するかが問題となる。
【0006】従来、前記の如きスピードスプレーヤ1’
においては、図3に一点鎖線で示される如くに、室外熱
交換ユニット50’を前記エンジンルーム30内に配置
したり、あるいは、図3に二点鎖線で示される如くに、
室外熱交換ユニット50’’を前記薬液タンク25’の
横(外側)に配置することが、提案ないし実用に供され
ている。
【0007】また、前記キャビン20は、通常、ガラス
・樹脂パネル・鋼製骨格などで形成され運転者を薬剤被
曝・転倒事故等から保護するフルキャビンの装備とされ
ており、前記運転者は、周囲の四面に配置された前記フ
ロントウィンド23を含むガラスウインド(サイドウイ
ンド、リヤウインド)越しに周囲の状況を透かし見なが
ら操縦するようになっている。その内、前記フロントウ
ィンド23には、ワイパ23aやウォッシャ装置(図示
省略)等が配備されており、噴霧薬剤等で前記フロント
ウィンド23が汚れた場合には、前記ワイパ23aやウ
ォッシャ装置等によって払拭するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記室
外熱交換ユニットを前記エンジンルームに配置すること
は、特に小型スピードプレーヤの場合は、その設置スペ
ースを確保することが難しいことに加えて、該室外熱交
換ユニット(コンデンサ)と前記エンジンルーム内に配
置されているエンジン冷却用ラジエータとの相互作用に
より、前記内燃エンジンのヒートバランスが崩れ、エン
ジン冷却性能が低下する等の不具合が発生するおそれが
あり、また、前記室外熱交換ユニットを前記薬液タンク
の横(外側)に配置すると、メンテナンス性は良いが、
該室外熱交換ユニットが風雨や噴霧薬液に曝されるとと
もに、果樹の枝等が衝接することになるため、故障が発
生しやすくなる等の問題があった。
【0009】また、前記のように、前記キャビン20の
前記フロントウィンド23には、前記ワイパ23aやウ
ォッシャ装置(図示省略)等が配備されているが、前記
キャビン20のリヤウインドには、通常、ワイパやウォ
ッシャ装置等の汚れ付着防止の策については、特に講じ
られていなかったので、噴霧薬剤等が付着して汚れた場
合には、運転者が前記キャビン20の外に出て、一々手
で前記リヤウインドのガラス等を拭く作業を行う必要が
あり、該作業は面倒であると共に、噴霧作業の効率を悪
化させてしまっていた。
【0010】本発明は、上述した如くの従来の問題を解
消すべくなされたもので、その目的とするところは、空
調機の室外熱交換ユニットを、エンジン冷却性能等に悪
影響を及ぼすことがなく、また、故障等が発生しにく
く、かつ、容易にメンテナンスを行うことができるよう
に合理的に配設してなると共に、キャビンのガラス面等
の汚れを容易に払拭できるスピードスプレーヤを提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係るスピードスプレーヤは、基本的には、
車台の前部から後部にかけて、キャビン、薬液タンク、
エンジンルーム、及び送風ファンが順次設けられるとと
もに、前記キャビン用の空調機を備え、前記薬液タンク
の前部側に、前面及び下面が開口した凹所が設けられ、
この凹所内に前記空調機の室外熱交換ユニットが配設さ
れていることを特徴としている。
【0012】前記室外熱交換ユニットは、好ましくは、
室外コンデンサと、室外ファンと、からなり、前記室外
ファンにより熱交換用の空気を前記凹所の前記下面開口
側及び前記キャビンと前記薬液タンクとの間に形成され
た隙間を介して流通せしめるようにされる。さらに好ま
しい態様では、前記室外熱交換ユニットは、前記車台に
取付保持部材を介して取付保持される。
【0013】他の好ましい態様では、前記キャビンの後
壁部における前記タンク前面開口に対向する部位に形成
された開口部に、任意に開閉可能なメンテナンスハッチ
が設けられる。更に他の好ましい態様では、前記隙間を
介して流通した前記熱交換用の空気が、更に上昇して前
記キャビンのリヤウインドに向けて放出され、噴霧薬剤
等の付着を防止するように構成されている。
【0014】このような構成とされた本発明に係るスピ
ードスプレーヤの好ましい態様においては、室外熱交換
ユニットが、薬液タンクの前部側に設けられた、前面及
び下面が開口した凹所に配設されるので、該室外熱交換
ユニットとエンジン冷却系(エンジンルーム内のラジエ
ータ等)とが明確に隔離され、相互に悪影響を及ぼし合
わない。そのため、エンジン冷却性能の低下等を招くこ
とが回避される。また、室外熱交換ユニットは、凹所
内、言い換えれば、薬液タンクとキャビンの後壁部とで
包囲された部分に配置されることになるため、風雨や噴
霧薬液に直接曝されることがなく、また、走行作業中に
果樹の枝等が衝接することもない。そのため、故障等が
発生しにくくできるとともに、前記薬液タンクとキャビ
ンの後壁部が防護カバーの役目も果たすので、人が室外
熱交換ユニット(のファン)で怪我をする等の事故も確
実に防止できる。
【0015】また、室外熱交換ユニットを、車台に取付
保持部材を介して取付保持することにより、該室外熱交
換ユニットが薬液タンク及びキャビンからは独立したも
のとなるので、その組み込み時の便宜が図られるととも
に、薬液タンクのメンテナンスや交換等の便宜も図られ
る。
【0016】さらに、前記キャビンの後壁部における前
記前面開口に対向する部位に、任意に開閉可能なメンテ
ナンスハッチを設けることで、前記室外熱交換ユニット
のメンテナンスを、前記キャビンの室内側から何時でも
容易に行うことができる。上記に加え、前記室外熱交換
ユニットは、前記エンジンルーム内に配設される冷媒圧
縮用コンプレッサと、前記キャビンに配設される室内熱
交換ユニットと、の間に配置されることになるので、配
管系をシンプルに構成できるといった利点も得られる。
【0017】さらにまた、前記キャビンの前記リヤウイ
ンドは、室外コンデンサを通過して上方に放出される空
気流によって、前記リヤウインドのガラス面に付着しよ
うとする噴霧薬剤等の付着を防止することのできるとと
もに、付着した汚れが容易に払拭される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1及び図2は、本発明に係
るスピードスプレーヤの一実施形態(第一実施形態)に
おける前半部を示す左側面図及び平面図である。
【0019】図示実施形態のスピードスプレーヤ1の基
本構成は、前述した図3に示される従来例のスピードス
プレーヤ1’と略同じであるので、図3に示されるスピ
ードスプレーヤ1’の各部に対応する部分及び同一機能
部分には同一の符号を付してそれらの重複説明を省略
し、以下においては、相違点である室外熱交換ユニット
の配設態様を重点的に説明する。
【0020】図示実施形態のスピードスプレーヤ1で
は、薬液タンク25の前部側の左右方向中央部に、前面
及び下面が開口した凹所27が設けられ、この凹所27
に空調機の室外熱交換ユニット50が配設されている。
該室外熱交換ユニット50は、矩形枠状部を有する室外
コンデンサ52と、この室外コンデンサ52の上側に配
在された室外ファン54と、からなり、それらを前方斜
め上に向けた姿勢で、車台10に左右一対の取付保持部
材57、57を介して取付保持されており、前記薬液タ
ンク25及び前記キャビン20に干渉することなく、独
立して配設されている。
【0021】かかる室外熱交換ユニット50において
は、前記室外ファン54により熱交換(放熱又は吸熱)
用の空気Aを、これに限定されるものではないが、図1
の破線矢印で示される如くに、前記凹所27の下面開口
27b側から吸い込んで、前記室外コンデンサ52を通
過せしめ、前記凹所27の前面開口27aを介して、前
記キャビン20の後壁部24と前記薬液タンク25との
間に形成された隙間Sから外部に放出するようにされて
いる。また、前記キャビン20の前記後壁部24におけ
る前記前面開口27aに対向する部位に形成された開口
部71に、任意に着脱可能又は開閉可能な、前記キャビ
ン20側から取着されたメンテナンスハッチ72が設け
られている。
【0022】このような構成とされた本実施形態のスピ
ードスプレーヤ1においては、室外熱交換ユニット50
が、薬液タンク25の前部側に設けられた、前面及び下
面が開口した凹所27内に配設されるので、該室外熱交
換ユニット50とエンジン冷却系(前記エンジンルーム
30内のラジエータ等)とが明確に隔離され、相互に悪
影響を及ぼし合わない。そのため、エンジン冷却性能の
低下等を招くことが回避される。また、前記室外熱交換
ユニット50は、凹所内、言い換えれば、前記薬液タン
ク25と前記キャビン20の前記後壁部24とで包囲さ
れた部分に配置されることになるため、風雨や噴霧薬液
等に直接曝されることがなく、また、果樹の枝等が衝接
することもない。そのため、故障等が発生しにくく、ま
た、前記薬液タンク25と前記キャビン20の前記後壁
部24が、防護カバーの役目も果たすので、人が前記室
外熱交換ユニット50(のファン54)に触れて怪我を
する等の事故も確実に防止できる。
【0023】また、前記室外熱交換ユニット50を、車
台10に取付保持部材57、57を介して取付保持して
いるので、前記室外熱交換ユニット50が前記薬液タン
ク25及び前記キャビン20からは独立したものとな
り、その組み込み時の便宜が図られるとともに、前記薬
液タンク25のメンテナンスや交換等の便宜も図られ
る。
【0024】さらに、前記キャビン20の前記後壁部2
4における前記タンク前面開口27aに対向する部位
に、任意に開閉可能なメンテナンスハッチ72を設けた
ので、前記室外熱交換ユニット50のメンテナンスを、
前記キャビン20の室内側から何時でも容易に行うこと
ができる。
【0025】上記に加え、前記室外熱交換ユニット50
は、前記エンジンルーム30内に配設される冷媒圧縮用
コンプレッサ70と、前記キャビン20に配設された室
内熱交換ユニット60と、の間に配置されることになる
ので、配管系をシンプルに構成できるといった利点も得
られる。図4及び図5は、本発明に係るスピードスプレ
ーヤの他の実施形態(第二実施形態)における前半部を
示す左側面図及び図4の矢視V-V後面図である。
【0026】図示実施形態のスピードスプレーヤ100
の基本構成は、前述した図1、2に示される第一実施形
態のスピードスプレーヤ1と略同じであるので、図1に
示されるスピードスプレーヤ1の各部に対応する部分及
び同一機能部分には同一の符号を付してそれらの重複説
明を省略し、以下においては、相違点であるキャビン2
0のリヤウインド101について重点的に説明する。
【0027】本実施形態の前記リヤウインド101は、
前記キャビン20の後壁部24に、運転者が前記スピー
ドスプレーヤ100の後方を広角に見ることができるよ
うに、横長矩形形状に形成されており、前記リヤウイン
ド101の下方は、前記キャビン20の前記後壁部24
と前記薬液タンク25との間に形成される隙間Sが形成
される構成となっているので、図4の破線矢印で示され
る如くに、薬液タンク25の前部側に設けられた、前面
及び下面が開口した凹所27の下面開口27b側から空
気Aが吸い込まれた場合、該空気Aは、室外コンデンサ
52を通過し、前記凹所27の周縁に拡開部27cを形
成した前面開口27aを介して、前記キャビン20の後
壁部24と前記薬液タンク25との間に形成された前記
隙間Sから上方に向けて、前記キャビン20の横幅方向
に広く分散して放出されることとなる。放出された前記
空気は、前記リヤウインド101のガラス面を擦るよう
に接触して、更に、上方に抜ける。
【0028】このように、前記リヤウインド101のガ
ラス面を擦るように接触して空気Aが上方に放出される
ことによって、前記リヤウインド101のガラス面は、
付着している噴霧薬剤等の汚れが払拭されてきれいに清
掃された面となり、運転者が前記スピードスプレーヤ1
00の後方を明瞭にみることができる状態となる。
【0029】また、散布作業中において、散布された噴
霧薬剤が、前記リヤウインド101のガラス面に付着し
ようとしても、下方から放出される空気Aの流れによっ
て吹き飛ばされて、付着しにくい状態となる。以上、本
発明の二つの実施形態について詳述したが、本発明は、
前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範
囲に記載された発明の精神を逸脱しない範囲で、設計に
おいて、種々の変更ができるものである。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係るスピードスプレーヤは、室外熱交換ユニット
が、薬液タンクの前部側に設けられた、前面及び下面が
開口した凹所内に配設されるので、室外熱交換ユニット
とエンジン冷却系(エンジンルーム内のラジエータ等)
とが明確に隔離され、相互に悪影響を及ぼし合わない。
そのため、エンジン冷却性能の低下等を招くことが回避
される。また、室外熱交換ユニットは、凹所内、言い換
えれば、薬液タンクとキャビンの後壁部とで包囲された
部分に配置されることになるため、風雨や噴霧薬液に直
接曝されることがなく、また、果樹の枝等が衝接するこ
ともない。そのため、故障等が発生しにくく、また、前
記薬液タンクとキャビンの後壁部が防護カバーの役目も
果たすので、人が室外熱交換ユニット(のファン)に触
れて怪我をする等の事故も確実に防止できる。
【0031】また、室外熱交換ユニットを、車台に取付
保持部材を介して取付保持することにより、該室外熱交
換ユニットが、薬液タンク及びキャビンからは独立した
ものとなっているので、その組み込み時の便宜が図られ
るとともに、薬液タンクのメンテナンスや交換等の便宜
も図られる。
【0032】さらに、前記キャビンの後壁部における前
記前面開口に対向する部位に、任意に開閉可能なメンテ
ナンスハッチを設けることで、前記室外熱交換ユニット
のメンテナンスを、前記キャビンの室内側から何時でも
容易に行うことができる。
【0033】上記に加え、前記室外熱交換ユニットは、
前記エンジンルーム内に配設される冷媒圧縮用コンプレ
ッサと、前記キャビンに配設される室内熱交換ユニット
と、の間に配置されることになるので、配管系をシンプ
ルに構成できるといった利点も得られる。
【0034】さらにまた、前記キャビンの前記リヤウイ
ンドは、室外コンデンサを通過して上方に放出される空
気流によって、前記リヤウインドのガラス面に付着しよ
うとする、噴霧薬剤等の付着防止と、付着した汚れ等が
払拭される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスピードスプレーヤの一実施形態
における前半部を示す左側面図。
【図2】図1に示されるスピードスプレーヤの前半部を
示す平面図。
【図3】従来のスピードスプレーヤの一例を示す全体左
側面図。
【図4】本発明に係るスピードスプレーヤの他の実施形
態における前半部を示す左側面図。
【図5】図4の矢視V−V後面図。
【符号の説明】
1 …スピードスプレーヤ 10 …車台 20 …キャビン 24 …後壁部 25 …薬液タンク 27 …凹所 27a…前面開口 27b…下面開口 25 …薬液タンク 30 …エンジンルーム 40 …送風ファン 50 …室外熱交換ユニット(空調機) 52 …室外コンデンサ 54 …室外ファン 57 …取付保持部材 60 …室内熱交換ユニット(空調機) 71 …開口部 72 …メンテナンスハッチ 100…スピードスプレーヤ 101…リヤウインド S …隙間 A 熱交換用の空気

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車台(10)の前部から後部にかけて、
    キャビン(20)、薬液タンク(25)、エンジンルー
    ム(30)、及び送風ファン(40)が順次設けられる
    とともに、前記キャビン(20)用の空調機(50、6
    0)を備えたスピードスプレーヤ(1)において、 前記薬液タンク(25)の前部側に、前面及び下面が開
    口(27a、27b)した凹所(27)が設けられ、こ
    の凹所(27)内に前記空調機の室外熱交換ユニット
    (50)が配設されていることを特徴とするスピードス
    プレーヤ。
  2. 【請求項2】 前記室外熱交換ユニット(50)は、室
    外コンデンサ(52)と、室外ファン(54)と、から
    なり、前記室外ファン(54)により熱交換用の空気
    (A)を前記凹所(27)の前記下面開口(27b)及
    び前記キャビン(20)と前記薬液タンク(25)との
    間に形成された隙間(S)を介して流通せしめるように
    されていることを特徴とする請求項1に記載のスピード
    スプレーヤ。
  3. 【請求項3】 前記室外熱交換ユニット(50)は、前
    記車台(10)に取付保持部材(57、57)を介して
    取付保持されていることを特徴とする請求項1又は2に
    記載のスピードスプレーヤ。
  4. 【請求項4】 前記キャビン(20)の後壁部(24)
    における前記タンク前面開口(27a)に対向する部位
    に形成された開口部(71)に、任意に開閉可能なメン
    テナンスハッチ(72)が設けられていることを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれか一項に記載のスピードス
    プレーヤ。
  5. 【請求項5】前記隙間(S)を介して流通した前記熱交
    換用の空気(A)が、更に上昇して前記キャビン(2
    0)のリヤウインド(101)に向けて放出され、噴霧
    薬剤等の付着を防止するように構成されていることを特
    徴とする請求項2に記載のスピードスプレーヤ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009154550A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Shoshin:Kk スピードスプレーヤの空調システム
JP2014054908A (ja) * 2012-09-12 2014-03-27 Shoshin:Kk スピードスプレーヤ
CN113893964A (zh) * 2021-09-29 2022-01-07 镇江鸿盛环保科技有限公司 一种用于污染土壤治理的环保设备

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CN113893964A (zh) * 2021-09-29 2022-01-07 镇江鸿盛环保科技有限公司 一种用于污染土壤治理的环保设备

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