JP2002058681A - ハンドピース - Google Patents

ハンドピース

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JP2002058681A JP2001183939A JP2001183939A JP2002058681A JP 2002058681 A JP2002058681 A JP 2002058681A JP 2001183939 A JP2001183939 A JP 2001183939A JP 2001183939 A JP2001183939 A JP 2001183939A JP 2002058681 A JP2002058681 A JP 2002058681A
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    • A61C1/08Machine parts specially adapted for dentistry
    • A61C1/18Flexible shafts; Clutches or the like; Bearings or lubricating arrangements; Drives or transmissions
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Abstract

(57)【要約】 【課題】伝達可能な最大トルク値をある低トルク値に制
限するための装置が設けられているハンドピースの適用
範囲を広げる。 【解決手段】医療用の、ハンドピース(3)の前方端領
域に配置されたツール・ホルダ(5)と、前記ツール・
ホルダ(5)内で取り外し可能にツール(6)を固定す
る保持カップリング(16)と、前記ツール・ホルダ
(5)を回転および/または往復駆動し、前記ハンドピ
ース(3)を通って長手方向に伸びるドライブ接続体
(8)を有し、前記ツール・ホルダ(5)に伝達可能な
最大トルク値をある低トルク値に制限するためのトルク
制限装置が設けられているハンドピース(3)におい
て、前記トルク制限装置は、設定装置(14)によって
選択的に不動作されるか、動作される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、治療機器または処
置機器の構成部としての、あるいは、医療目的の治療機
器または処置機器としてのハンドピースに関する。この
ようなハンドピースは特に、医科または歯科の治療用機
器、もしくは医科または歯科の研究室で扱う処置機器で
ある。
【0002】
【従来の技術】医療用または歯科用のハンドピースまた
は治療機器は、特に、各場合において実行するツールの
機能により、またはその駆動の作用により異なる。ツー
ルは、例えばドリルのような場合には回転により、また
はやすりのような場合には軸方向の往復運動により、あ
るいは、これらの動きの組み合わせによっても駆動され
る。回転駆動されるツールを有するハンドピースは、適
切な形態のツールを与えられて、回転駆動力を回転部品
に伝達する目的のために使用される。例えば、義歯や他
の体の部分のネジの場合のような、治療箇所にあるネジ
を締めたり緩めたりするのに用いられる。ドイツ特許公
開公報第197 45 245 A1号(DE 197
45 245 A1)において次のようなハンドピース
が記述されている。それは、その請求項1によれば、歯
根管を再生させるツールと共同で用いられるもので、そ
れによりツールに伝達され得る最大トルクは特定の低い
値に制限される。これらの手段により、ツールは駆動に
よる過剰負荷から守られ、また、ツールへのダメージも
しくはツールの破損が避けられる。この既存のハンドピ
ースは、それ故、その機能や適用の範囲が限られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、それ
故、前記請求項1に記述されているような種類のハンド
ピースを、その適用の範囲が広くなるように改良するこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的は、本請求項1
の特徴を有する手段により達成される。本発明の有益な
さらなる態様は、従属請求項において示されている。
【0005】本発明によるハンドピースでは、トルクを
減少させる装置が、設定装置により選択的に、不動作に
されるか、動作させられる。これにより、ハンドピース
を、最大トルク値を減じておくべき適用例と、提供され
ている駆動手段により得られる最大トルク値を完全に利
用すべき適用例のどちらにおいても用いることができ
る。本発明によるハンドピースは、それ故、歯根管再生
処置だけでなく、例えば、材料除去処置または、人間も
しくは動物の体におけるネジの回転およびねじ込み処置
といった通常の処置や駆動作業にも適している。このハ
ンドピースはそれ故、医科および/または歯科治療の場
や技術的労働の場においても用いることができる。本発
明によるハンドピースは、それ故、その拡大された適用
領域に関するだけでなく、例えば、提供された駆動手段
の最大駆動力が一時的に用いられるべき時のような個々
の状況においても、より効果的に利用することができ
る。この状況は、特定の種類の仕事を行う目的上、ツー
ルのダメージまたは破損の危険性が存在しない、また
は、その危険性を特別な理由によってリスクとして受け
入れるべき場合の例となり得る。
【0006】特定のトルク値に減じる、または制限する
ための装置は、好適にはハンドピースに配置される過剰
負荷カップリングによって、または、電気モータの関連
する駆動電流を制御するための電気的制御装置によって
形成することができる。
【0007】ここで取り扱っているこの種のハンドピー
スに関しては、要求される重要な特徴が2つある。一方
では容易に操作可能であるべきであり、これにより操作
者はハンドピースを持って行う仕事に一層の注意を払え
るようになる。他方では、ハンドピースのサイズは制限
を受けることを仮定されている。なぜなら、人間または
動物の体に関する仕事においては、ハンドピースは多く
の場合、例えば歯科利用における口腔の場合のように、
体の空腔内において利用されなければならないからであ
る。このように、一方ではハンドピースを可能な限り小
さい寸法で作るという要求があり、他方では治療機器と
して簡単で容易に操作できることを保証したいという要
求がある。これらの要求は請求項2〜14の特徴を有す
る手段によって満たされる。他と区別のつく特に有益な
構成は、過剰負荷カップリングとダイレクト・カップリ
ングの両方のために、共通の設定部材が提供されている
ことである。これらの手段によって、構成要素の数が少
なくなり、それ故サイズも小さくなることばかりでな
く、操作者は一つの設定部材だけを動かせばよいため
に、簡単で容易な操作が可能になることも達成される。
その際、設定部材の動作範囲を、最大伝達可能トルクの
値を設定可能な動作範囲と、第1の動作範囲から続いて
いる、ダイレクト・カップリングの係合と係合状態の解
除が可能な第2の動作範囲とに分けることは有益であ
る。設定部材を置くのに有利な場所は治療機器の外面に
位置しており、そこは設定部材の、円周方向を向いてい
る動作方向に非常にふさわしい。
【0008】設定部材の意図しない変位を避けるため
に、位置決め装置によって、設定部材を各設定位置に解
放可能に位置させることは有益である。このためには、
好適には弾性的でしなやかな、それ故手動で乗り越え
(overcome)可能な位置決め装置がふさわしい。その位
置決め装置は、ある大きさの力を働かせることで、容易
な方法で乗り越え可能である。これらの手段によって、
位置決め装置を離れさせる特別な手動の操作を避けるこ
とができる。
【0009】もし、取り扱っているこの種の治療機器に
おいて、過剰負荷カップリングが、作用する抵抗が増加
する際に機能するようになり、それにより最大伝達可能
トルクが機械的過剰負荷カップリングが空転またはスリ
ップすることで制限されると、スリップの間にトルクが
均一でなく伝達される危険性がある。これは、2つのカ
ップリング部品間の回転方向の係合が不規則に起こると
きに生じる。このことは、過剰負荷カップリングのスリ
ップにかかわらず、突然でかつ反復的なトルク負荷のピ
ークにつながる。これにより、スティック・スリップ
(stick-slip)現象のような形で短期間に負荷のピーク
が作用することによりツールに負荷がもたらされる危険
性が生じるだけでなく、行う仕事が悪影響を受ける危険
性も生じる。
【0010】円周方向に、等しい長さのカップリング凸
部とカップリング凹部、または短いカップリング凹部を
有する過剰負荷カップリングでは、カップリング・ディ
スクの交互に向き合っている側、ドイツ特許公開公報第
197 45 245 A1号(DE 197 45 2
45 A1)の図6〜8参照、において、部品の慣性に
よる過剰負荷によって生じる、係合の解除の後で、止め
ようとするモーメントが最初は比較的強く、それから望
ましくない方法で強く減少させられる危険性がある。前
記文献の図7による構成においては、カップリング凹部
に接しているカップリング凸部は、それによりスリップ
した場合の回転方向の係合がより衝撃の少ない方法で、
それ故よりソフトに起こるようになる傾斜した側面を有
してはいる。しかしながら、この構成においては、好適
にはボールによってできており、過剰負荷カップリング
のスリップ面上にあるカップリング要素が、続いてくる
それぞれのカップリング凹部上で跳ねて、その後に続く
カップリング凸部に到達し、それにより伝達されるトル
クが比較的小さくなるという危険性がある。
【0011】それ故、本発明のさらなる目的は、請求項
15に記載されているような種類の治療機器により、過
剰負荷カップリングの機能上への慣性の負の影響を減少
させることとなる。
【0012】この目的は、請求項15の特徴を有する手
段により達成される。本発明のさらなる有益な態様が、
それに関係した従属請求項において示される。
【0013】請求項15による治療機器では、カップリ
ング凸部は円周方向においてカップリング凹部より短
い。これにより、機能動作時において、トルク伝達を保
つために、カップリング要素が関連するカップリング凹
部にもう一度入り、またその後に続くそれぞれのカップ
リング凸部上に載るのに、より長い時間がかかるように
なる。このことから、スリップ面上において、所望のレ
ベルのトルクによって満足すべきトルク伝達が及ぼされ
ることになる。
【0014】この有益な機能は、本発明のさらなる態様
によって安定化され、さらに非常に広い回転の速度の範
囲を持つことも達成される。さらなる態様は、トルクが
わずかに変化したときにさえ過剰負荷カップリングがス
リップすることを保証するのにも貢献する。これによ
り、特別な突然のトルク値の増加を避けることができ、
それ故ツールへの負荷が減少する。突然変化するトルク
値は、歯根管の再生に使われるツールの場合のような、
繊細で壊れやすいツールにとって特に不利である。
【0015】このように、機能動作時において、過剰負
荷カップリングのよりソフトなスリップが、トルクの減
少と共に、上記のような負荷のピークが避けられる、ま
たは少なくとも減少させられるような手段によりもたら
される。本発明による構成では、カップリング部品は前
方に取り付けられても後方に取り付けられても同等に有
益であり、本発明の特徴が示される。
【0016】さらなる従属請求項に含まれている特徴
も、同様に本発明の目的の達成に貢献し、簡単で経済的
に製造できて、かつ、簡単にすばやく着脱可能な構成を
導き、これにより良い機能が保証され、安い製造コスト
も達成される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明とそれによって達成
されるさらなる利点を、例示的な実施形態の有益な構成
を参照してさらに詳細に述べる。
【0018】図1において符号1で示したように一般的
にデザインされている治療機器1の主要な部品は、前記
治療機器の後方端を形成している接続部2と、プラグイ
ン・カップリング形式でクイック締結カップリング4に
より前記接続部2に解放可能に接続されているハンドピ
ース3と、つながった状態で接続部2から前方に棒状に
グリップ・スリーブ3aの形で伸びており、ハンドピー
ス3の前方端に治療もしくは処置ツール6、特に根管ツ
ール、のために配置されているツール・ホルダ5と、接
続部2にある好適には電気駆動であるモータ7と、グリ
ップ・スリーブを形成しているハンドピース3を通って
長手方向に伸びており、各場合でカップリングによって
接続されている、もしくは接続可能である、複数個のド
ライブ・シャフト部8a,8b,8c,8d,8eの集まり
である、全体として8という名が付けられている一続き
のドライブ・シャフトと、接続部2またはハンドピース
3の領域にあるドライブ・シャフト系統8とつながって
いる減速ギア9と、接続部2またはハンドピース3の領
域にあるドライブ・シャフト系統8とつながっており、
トルク伝達をある特定の値に制限する過剰負荷カップリ
ング11と、このトルクの値を変えることができ、それ
故前記過剰負荷カップリング11を設定可能にする第2
の設定装置12と、過剰負荷カップリング11の領域に
配置され、第1の設定装置14によって選択的に係合さ
れるか係合状態を解除されるダイレクト・カップリング
13である。ハンドピース3は、好適には真っすぐに伸
びる。しかし、周知のように、ハンドピース3は角度を
持って伸びてもよい。
【0019】ツール・ホルダ5は、例示的な本実施形態
の場合には、最前方ドライブ・シャフト部8eを形成す
る収容スリーブ16を有する。そこにはツール6がツー
ル・シャフト6aにより挿入され、収容スリーブ16に
回転カップリング17と軸方向に効果的な保持カップリ
ング18により解放可能に接続される。ツール6の中心
軸でもある収容スリーブ16の中心軸19は、ハンドピ
ース3と名付けられている治療機器1の長手方向の中心
軸21を横断する方向を向いており、これら中心軸1
9,21の間に、ツール6側で約90°から約100°
までの鈍角W、または、約90°もしくは約100°の
角度Wを含む。
【0020】保持カップリング18を係合状態から解放
するために、ハンドピースのツール6から離れた方でヘ
ッド状に盛り上がっている側の端に、アクチュエータ部
材22が配置されている。このアクチュエータ部材は、
ここでは好適には同軸上に移動可能なように設置され、
指による圧力によってカップリング要素が動かされた際
には、保持カップリング18を、ツール・シャフト6a
を係合状態から解放する非結合位置に移動させる。回転
カップリング17と保持カップリング18は周知のカッ
プリングなので、詳細な記述は省略する。
【0021】クイック締結カップリング4は、好適には
互いに差し込まれる位置で解放可能にラッチするプラグ
イン・カップリングによって形成される。好適には、こ
のプラグイン・カップリングは、互いに差し込まれる位
置において、接続部2とハンドピース3が長手方向の中
心軸21回りで互いに相対的に回転自在に設置されるよ
うに形成される。これにより、ハンドピース3の操作性
は実質的に改善される。なぜならば、接続部2は治療の
間、ハンドピース3の回転運動に加わる必要がないから
である。このように形成された回転するプラグイン・カ
ップリングは、一方のカップリング部にある中空の円筒
形のカップリング・ピン4aと、これをわずかに動く遊
びを伴って収容するカップリング凹部4bを有する。本
構成によれば、カップリング・ピン4aは接続部2から
前方に伸びており、カップリング凹部4bはハンドピー
ス3の後端領域に配置されている。カップリング位置に
おいてラッチするために、ラッチ要素23aを有する乗
り越え可能なラッチ装置23が提供されている。ラッチ
要素23aは、プラグイン・ピン4aの外面の凹部もしく
はプラグイン凹部4bの内面に配置されており、各場合
において対向するように他方の部品中に配置されている
ラッチ凹部にバネによって係合されるが、ラッチ装置2
3は手により簡単に印加できる軸方向の張力によってそ
れを乗り越えて解放されることができる。
【0022】接続部2は、歯科治療の場でよくある通
り、図示されていない制御装置を備えた概略的に描かれ
ているフレキシブル供給ホース24によって接続されて
いる。供給管24を通して、駆動モータ7のための電流
供給線と、場合によっては空気、水および/または噴霧
液のための管を有するメディア管が伸びている。それら
はよく知られた方法でクイック締結カップリング4を通
過しており、任意の回転位置において機能性と密封性が
維持される。そしてそれらはハンドピース3の前方端ま
で伸び、そこで外に出て、患部の方に向かわされる。簡
単化のために、これらの管は図示されていない。
【0023】第1のドライブ・シャフト部8aは、駆動
モータ7からクイック締結カップリング4の領域まで伸
びており、そこで、第2のドライブ・シャフト部8b
に、形状が互いに係合するように、プラグイン・カップ
リング要素によって接続され、その接続の近くで、クイ
ック締結カップリング4も同時に自動的にカップリング
される。第2のドライブ・シャフト部8bは前方に減速
ギア9まで伸び、軸方向スライド・カップリング25に
よって第3のドライブ・シャフト部8cに接続される。
このシャフト部8cは、ハンドピース3の中心の領域に
位置している過剰負荷カップリング11まで伸びてい
る。過剰負荷カップリング11から第4のドライブ・シ
ャフト部8dが伸びており、収容スリーブ16と連結さ
れている。収容スリーブ16は歯車伝達装置またはベベ
ルギア伝達装置26によって第5のドライブ・シャフト
部8eを形成しており、それにより収容スリーブの回転
駆動が保証される。ドライブ・シャフト部8dの回転運
動を収容スリーブ16の軸方向の運動に変換する伝達装
置を供給することも可能であり、これによりツール6の
ための軸方向の往復の駆動力が供給される。さらに、伝
達装置26を、収容スリーブとそれ故ツール6をも軸方
向の往復運動かつ回転運動の方式で駆動するように形成
することも可能である。
【0024】ドライブ・シャフト部8a〜8eは、適切な
ベアリング、好適には従来のローラ・ベアリングまたは
ボール・ベアリングにより各々回転可能に設置される。
【0025】過剰負荷カップリング11は、2つのカッ
プリング・スリーブもしくはカップリング・ディスク1
1a,11bによって形成されている。そのうち、最後方
のカップリング・ディスク11aは前側に、最前方のカ
ップリング・ディスク11bは後ろ側に、それぞれ少な
くとも1つのカップリング要素を有しており、これによ
りカップリング要素は互いに形状が合うように係合され
る。そしてそれらはあるトルクを超えると軸方向に相対
的に動き、過剰負荷カップリングが乗り越えてゆき、そ
れ故大きなトルクがそれ以上伝達されないように、側面
が斜めもしくは丸みを帯びて形成される。例示的な本実
施形態においては、2つのカップリング・ディスクのう
ちの1つ、ここでは後方のカップリング・ディスク11
aが、ドライブ・シャフト部8c上で軸方向に移動可能に
設置されており、ドライブ・シャフト部8cと共に回転
する回転接続部27によって接続されており、押圧バネ
28によって前方のカップリング・ディスク11bの方
向へバイアスをかけられている。押圧バネ28はドライ
ブ・シャフト部8c上でカップリング・ディスク11aの
後ろに配置されており、押圧バネ28の後方端はドライ
ブ・シャフト部8cの回転ベアリング29のところで軸
方向に支えられている。例示的な本実施形態において、
回転接続部27は、好適にはボールによって形成されて
いる接続要素27aを有し、それはカップリング・ディ
スク11aのラジアル方向の穴27bにあり、形状が合う
ようにドライブ・シャフト部8c上の長手方向の溝27c
と係合されている。接続要素27aは、円周方向の壁が
穴27bの全体をラジアル方向に覆っているポット状の
スリーブ31によって、穴27bからラジアル方向に離
れていくことが防止されている。
【0026】例示的な本実施形態において、過剰負荷カ
ップリング11は複数個、例えば3個の、とりわけボー
ルによって形成され円周上に均等な分布で配置されるカ
ップリング要素11cを有している。その要素は、それ
ぞれカップリング・ディスク11aの第1のカップリン
グ凹部11d、および第2のカップリング・ディスク1
1bの第2のカップリング凹部11eにセットされる。図
4(a)は断面VIII−VIIIの拡大図を示している。カッ
プリング凹部11d,11eは、第1および第2のカップ
リング・ディスク11a,11bの第1および第2のカッ
プリング凸部11h,11iの側面11f,11gと、円周
方向において境界を接している。例示的な本実施形態に
おいて、第1のカップリング・ディスク11aのカップ
リング凹部11dは、角度を有するラジアル方向の溝に
よって、例えば断面が台形となるように形成されてお
り、そこにカップリング凸部11hの斜めの側面11fが
設けられている。カップリング凹部11dの平らな土台
面は11jによって設計されており、カップリング凸部
11hの好適には平らな上面は11kによって設計され
る。カップリング・ディスク11bの土台面および上面
は11l,11mによって設計される。
【0027】カップリング凹部11dの、円周方向を向
いた長さLを、カップリング凸部11hの長さL1の約6
倍とすれば有益であることは既に実証されている。さら
に、カップリング凹部11dの長さLは、カップリング要
素11cの直径dの約2倍である。カップリング凹部11
dの深さ、即ち、ここでは軸方向に移動可能なカップリ
ング・ディスク11aである第1のカップリング・ディ
スク11aのカップリング凸部の高さh1は、他方のカッ
プリング・ディスク11bの高さh2より小さい。さら
に、ここでは軸方向に移動不可能なカップリング・ディ
スクである他方のカップリング・ディスク11bのカッ
プリング凹部11eを、断面が丸みを帯びた形、特に円
形断面形状で提供するのは有益である。
【0028】例示的な本実施形態においては、カップリ
ング要素11cの直径は約1.5mmであり、カップリン
グ凸部11hの高さh1はそれぞれ約0.1mmであり、円
周上を走っているカップリング凹部11dの長さLは約
2.5mmであり、カップリング凸部11hの長さL1は約
0.5mmである。他方の、即ち前方の、好適には丸みを
帯びておりその半径はRであるカップリング凹部11eを
有するカップリング・ディスク11bにおいては、丸み
を帯びたカップリング凹部11eはそれぞれ約1.5mm
であり、そこに、高さh2が約0.6mmである関連する
カップリング凸部11iが設けられている。さらに、そ
の付属のカップリング凸部11iの長さL3は、他方のカ
ップリング・ディスク11aのカップリング凸部11hの
長さL1より長く設けられている。そのとき、好適には
軸方向に移動不可能なカップリング・ディスク11bの
カップリング凹部11eの長さL2は、カップリング・デ
ィスク11aの凹部の長さLより小さい。また、カップリ
ング凹部11eの半径Rはカップリング要素11cの半径
より大きく、好適にはカップリング要素11cの半径の
1.5倍である。
【0029】上記の構成により、過剰負荷カップリング
11が乗り越える、即ちスリップする時、カップリング
要素11cは各々、円周方向の次の隣接しているカップ
リング凹部11dにもう一度落ち込み、十分に大きい均
一な最大トルク値が、スリップしている最中にも伝達さ
れる。さらに、カップリング要素11cは、次のカップ
リング凸部11hを飛び越えた後、次のカップリング凹
部11dにおいて、長い時間を安定化のために使用でき
る。他方のカップリング・ディスク11bにある、斜め
の、または好適には丸みを帯びた側面11gと、高いカ
ップリング凸部11iは、カップリング要素を同調させ
るためのものであり、次のカップリング凸部11iに到
着したときに力が増加するのを抑える効果を持つ。さら
に、好ましくない潤滑の条件下であっても、起こり得る
回転摩擦力が、均一な止めようとするモーメントを提供
する。また、回転の速度のトルクへの影響は、許容でき
る制限内に保たれる。これは、本発明による構成が、よ
り高い回転の速度の範囲に対しても適していることを意
味する。
【0030】例示的な本実施形態において、後方のカッ
プリング・ディスク11aは、大きい長さLのカップリン
グ凹部11dを有している。一方、軸方向に移動不可能
なカップリング・ディスク11bのカップリング凹部1
1eは丸みを帯びている。これにより、軸方向に移動可
能なカップリング・ディスク11aは、過剰負荷カップ
リング11がスリップする時、軸方向にわずかにしか動
かなくてすむという利点が意図されている。
【0031】本発明の範囲の中で、軸方向に移動可能お
よび軸方向に移動不可能なカップリング・ディスクに関
する上記の特徴は、逆に並べられてもよい。カップリン
グ要素11cは、好適には比較的密度の低い物質、特に
セラミックであり、これにより良好な作動特性と非常時
の作動特性、および質量の低減が図られている。
【0032】図4(a)は中立位置における過剰負荷カ
ップリング11の部品を示しており、中立位置ではツー
ル6には抵抗力が有効に作用していない。機能作動時に
はツール6に抵抗力が有効に作用しており、時計回り方
向の回転の場合には、カップリング部品11a,11bは
図4(b)に図示したようにその位置を上げ、そこでは
カップリング凸部11hがカップリング要素11cの側に
あり、それらがカップリング凸部11iの側にあって密
着している。抵抗力とそれによるカップリング・ディス
ク11a,11b間の抵抗力が、ある決められたトルク値
を超えるとすぐに、カップリング凸部11hがカップリ
ング要素11cの上を越えて移動してゆく。このとき、
カップリング・ディスク11aはまず軸の後方に動き、
それからもう一度前方に動いて、カップリング凸部11
hがもう一度カップリング要素11c間に沈む、即ちカッ
プリング要素11cはカップリング凹部11dに沈むよう
になり、それ故その各々は最も近いカップリング凹部に
到着するようになる。トルクが規定の値となる前にカッ
プリング要素11cが図4(b)に示されているカップリ
ング位置まで動くと、それらは丸みを帯びた側面11g
において回転し、側面11gとカップリング要素11cと
抵抗力成分Fa1とが対抗している位置で留まる。抵抗力
成分Fa1は軸方向のバイアス力Faによって増加し、カッ
プリング要素11cとカップリング凸部11h,11iの
間で円周方向に効果的に伝達されるトルクFa2を増加さ
せる。さらに、カップリング要素11cはカップリング
凸部11iに転入しない一方、カップリング凸部11hは
カップリング要素11cに転入することが保証される。
丸みを帯びた側面11gを有するカップリング凸部11
i、即ち付属したカップリング凹部11eは、それ故カッ
プリング要素11cのための保持要素を形成し、このた
めカップリング要素11cは、過剰負荷カップリング1
1のスリップ面上でカップリング凹部11e内に留ま
る。
【0033】カップリング要素11cはさらにドライブ
・シャフト部8上にある長手方向の溝11oと係合する
こともでき、これにより回転方向の接続が安定化、また
は保証される。
【0034】ダイレクト・カップリング13は、一方の
カップリング部品を形成するドライブ・シャフト部8c
上にある突出した横断ウェブ(web)13aと、他方のカ
ップリング部品を形成するカップリング・シャフト部8
d上にある横断溝13bを有する。横断ウェブ13aは、
ダイレクト・カップリング13を係合させる目的で、横
断溝13bへ差し込むことができる。これは好適には、
後方のドライブ・シャフト部8cの軸方向の移動によっ
て引き起こされるが、この移動はスライド・カップリン
グ25によって可能であり、以下でさらに記述される。
【0035】第2の設定装置12において、カップリン
グ・ディスク11a,11bが互いに対向するようにバイ
アスされている圧縮力、もしくはそれらディスクの弾性
変形性を変え、その結果、異なるトルク値において過剰
負荷カップリング11が開く、この場合にはスリップす
る、ように設定することができる。本構成においては、
バネ28のバイアスが、設定装置12によって変えられ
る、即ち増加もしくは減少させられる。これは、バネ2
8のカウンタ・ベアリング(counter-bearing)32が
軸方向に移動可能かつそれぞれの移動位置において固定
可能であることからもたらされる。この目的のために、
手動で外部から作動可能である設定部材33が、接続部
材34と共に、ラジアル方向内側に向けてハンドピース
3、即ちグリップ・スリーブ3aまで貫通して設置され
ている。設定部材33はハンドピース3内に配置されて
いるスライダ(slider)35に接続されており、そのス
ライダ35は設定部材33と共に軸方向に前方へ移動す
る際には、同じようにカウンタ・ベアリング32を前方
に移動させ、これにより、バネ28のバイアスが増加す
る。設定部材33の反対方向の移動に際しては、ハンド
ピース3に軸方向に移動可能に設置されているカウンタ
・ベアリング32がバネの張力の下で自動的にスライダ
35を後ろ向きに追従し、これによりバネ28のバイア
スは減少される。変位、即ちトルク値の変化は無段階、
もしくは段階的に生じさせることができる。各移動位置
における固定のために、例えばクランプや固定要素のよ
うなスライド・ガイドが提供される。本構成において
は、設定部材33は、回転リング33aを取り巻くグリ
ップ・スリーブ3a、つまり回転スリーブである。接続
部材34は、内側端をスライダ35にねじ込まれ、ラジ
アル方向に配置されたスイッチング・ピン(switching
pin)によって形成されている。設定部材33と接続部
材34との間の回転接続は、設定部材33の内側にある
長手方向の溝33bによってなされ、そこへ接続部材3
4が係合する。
【0036】スライダ35は、グリップ・スリーブ3a
内の長手方向の穴36において、動きのためのわずかな
遊びを伴って、軸方向に移動可能かつ回転不可能に設置
されている。この目的のために、接続部材34は、グリ
ップ・スリーブ3aの内壁にある長手方向の溝3b、もし
くはそこに着座してある内部スリーブ3cに、動きの遊
びと共に係合し得る。中空円筒状に形成されている設定
部材33、つまり回転リング33aは、その内周がグリ
ップ・スリーブ3aの先細りになった円筒状のベアリン
グ部3dの上にくる状態で、回転可能に設置される。回
転リング33aの回転方向の動きをスライダ35の軸方
向の動きに変換する伝達装置Gが設置されており、この
伝達装置は、ベアリング部3d上で斜め、もしくはカー
ブを描いて円周方向に伸びている設定溝38(図2
(b))によって形成されている。例えばピンやネジに
よって形成されている接続部材34が、回転リング33
aの内側にある長手方向の溝38に係合する。スライダ
35と回転ベアリング29は移動ユニットを形成し、そ
の際、回転ベアリング29の外周リングが動きの遊びと
共にドライブ・シャフト部8cの上に移動可能に設置さ
れ、スライダ35の後ろの側の方に対抗して支えられ
る。バネ28はその後ろ側が、回転ベアリング29を介
して間接的にスライダ35上で支えられている。さら
に、好適にはコイルバネによって、あらかじめバネ39
を作ることができ、バネ39は、穴36の前方端または
そこに置かれているグリップ・スリーブ3a、より詳細
には内部スリーブ3c内のスリーブ41において支えら
れており、設定溝38のガイド面38aに押しつけるよ
うに、スライダ35を後方にバイアスしている。回転リ
ング33aを手動で回転させると、スライダ35、つま
りカウンタ・ベアリング32がガイド面38aの斜めも
しくはカーブを描く伸長方向に従って移動する。ガイド
面38aは接続部材34のためのガイドを形成し、軸方
向に位置を変えさせ、これによりバネ28のバイアスお
よびトルク値が位置に応じて変えられる、つまり、増加
もしくは減少させられる。
【0037】ガイド面38aにおいて、例えば15°〜
45°の鋭角W3が、セルフ・ロッキング(self-lockin
g)手段を持たず、横断面を含んで伸びており、さらに
/または、もし、設定パスにわたって、特定の設定段階
が抵抗点によって判別可能であるべきだとすると、ラッ
チ凹部41a,41b,41cが設定溝38に配置され
る。そこへ、ピン状の接続部材34がバネ28および/
または39のバイアスの下でラッチされ、そこで設定
が、手動で乗り越えられる方法で配置される、または設
定段階が手動で知覚される。これにより、設定装置12
に対して、解放可能または乗り越え可能な固定装置Fが
形成される。図2(b)および図3(b)は設定溝38を
拡大して示した図である。ラッチ凹部41a,41b,4
1cは、もしバネ28および/または39が前方へ向か
って働くならば、設定溝38の左縁に設けられる。
【0038】設定部材33に関して、目盛り部42aを
有するスケールと、それに対するスケールもしくは、グ
リップ・スリーブ3aの外面上と設定部材33上にある
インデックス(index)部42bを並べるのは有益であ
る。これは、トルク値の特定の設定を、一方では可能に
し、他方では読み取り可能にする。設定部材33が軸方
向に調節可能である場合には、スケールは同様に軸方向
に設けられる。回転リング33aにおいては、スケール
は円周方向に向いて設けられる。
【0039】断面の寸法が異なる根管に適応するため
に、異なった断面サイズの根管ツール6が存在する。そ
れらは判別し易くするために、特に、好適には一様に太
いシャフト6a上にある色や例えばマーク記号などの他
のマークによって判別される。それ故、設定部材33ま
たはグリップ・スリーブ3aに1つ以上の色または他の
マーク42cが設定パスに設けられるならば、有益であ
り取り扱いが容易になる。それらは位置合わせをする際
に、各場合で他方の部品に配置されているインデックス
42dを使って、同じ色もしくは同じマークの根管ツー
ル6に対応するトルク値が設定されるように配置され
る。これにより、1つ以上のサイズまたは種類の根管ツ
ールに対して、ハンドピース3を設定するのが簡単にな
る。
【0040】例えば、ツール6がつかえて動かなくなっ
て過剰負荷が働くと、過剰負荷カップリング11がスリ
ップする、もしくは開き、そこで伝達可能なトルクが制
限され、ツール6は過剰負荷、特に破損から守られる。
マーク42cとインデックス42dはスケール42a,4
2bで統合することができる。1つ以上のマーク42c,
42dを、対応するラッチ位置41a,41b,41cと一
致するように配置するのはさらに有益であり、これによ
り設定はさらに簡単になる。
【0041】マーク42c,42dに関しては、ラッチ位
置41a,41b,41cは調節パスの、特定のトルク
値、特に関連する異なったツール6のトルク値に対応し
た位置に配置される。好適には、マーク42cはラッチ
位置41a,41b,41cに関連する。
【0042】過剰負荷カップリング11の所望トルク値
を設定するための第2の設定装置12と、ダイレクト・
カップリング13を係合する、または係合状態を解除す
るための第1の設定装置14は、各々関連する設定部材
と共に、もしくは好適には共通の設定部材33と共に、
例示的な本実施形態のように提供される。円周方向に移
動可能な設定部材が提供されるときには、設定部材33
の円周方向の運動をダイレクト・カップリング13の移
動可能なカップリング要素13aの軸方向の運動に変換
するための第2の運動転換伝達装置G1が必要である。
例示的な本実施形態においては、前向きのダイレクト・
カップリング・ウェブ13aを有するドライブ・シャフ
ト部8cが、軸方向に十分な量だけ前後に移動可能なよ
うに設置されている。その際には、スライド・カップリ
ング25が、ドライブ・シャフト部8bつまり減速ギア
9の駆動出力部に、回転可能なように常に接続されてい
る。スライド・カップリング25は、適切な長さの、内
側で噛み合わせるかぎ爪(claw)、例えば2つの相互に向
かい合ったかぎ爪の組によるかぎ爪カップリングによっ
て形成される。
【0043】ドライブ・シャフト部8cはその後方端に
ポット状のベアリング部43を有し、その後方に向かっ
て開いた中空の空間には、回転ベアリング44、特にロ
ーラ・ベアリングが配置される。そこへ、軸方向に移動
可能な、減速ギア9の前方にあるベアリング・ピン45
が設置され、そのベアリング・ピンと減速ギア9との間
に配置されている圧縮バネ46によって、弾性的に動か
されてダイレクト・カップリング凹部13bの方向へバ
イアスされる。
【0044】さらに、ドライブ・シャフト部8cが、回
転キャリア47によって、スライダ35、さらに言うな
ら設定部材33と、回転するように接続されている。そ
こでは、回転キャリア47は、全体が48と名付けられ
ているスライド・カップリングによって、長手方向に移
動可能にスライダ35に接続されており、また、ドライ
ブ・シャフト部8cにも接続されている。回転キャリア
47はポット状の本体を有しており、その円周方向の壁
47aはベアリング部43を囲んで装着できるようにな
っている。回転キャリア47の自由な縁47bと、ハン
ドピース3内、つまりグリップ・スリーブ3d内に静止
して装着されている土台部3e、例えば減速ギア9を取
り囲む土台リングとの間に、aで示されているラッチ位
置の範囲を越えてキャリア47が回転したときに働くよ
うになる、キャリア47を軸方向に移動させる、少なく
とも1個以上のカム伝達装置が配置されている。この目
的のために、設定溝38は、円周方向の伸長部bを有し
ている。カム伝達装置49は、土台部3eと回転キャリ
ア47の縁47b上のカム49a,49bによって形成さ
れている。好適には、2個のカム部品49a,49bの作
動面49cは、斜めに、もしくは丸みを帯びて形成され
る。カム伝達装置49の空間は、円周方向にカーブを描
いており、ラッチ点41aから41cまでの円周方向の空
間aより長い。その結果、ダイレクト・カップリング1
3は、選んだトルク値に設定するために設定部材33を
これらのラッチ点間の範囲で動かす時には、係合されな
いままである。対照的に、設定部材33が範囲aを越え
て、ここでは第3のラッチ点41cを越えて動かされる
か回転させられるかする時には、カム49a,49bが互
いに重なり合い、それにより回転キャリア47は、バネ
51の力に反して、ダイレクト・カップリング要素11
aの挿入深さに対応する量cだけ、前方に移動させられ
る。これについては、図2(a)と図3(a)間での位置
の違いを参照されたい。さらに、ダイレクト・カップリ
ング・ウェブ13aが、ダイレクト・カップリング凹部
13bと位置が合わずそこにラッチされない時でも、キ
ャリア47だけがドライブ・シャフト部8cに沿って前
方に移動され、圧縮バネ46の軸方向のバイアスの下
で、位置が一致した時に自動的にダイレクト・カップリ
ング凹部13bにラッチされる。この機能位置において
は、過剰負荷カップリング11はスイッチが切られる、
即ちダイレクト・カップリング13によりバイパスさ
れ、それによりドライブ・シャフト部8dひいてはツー
ル6が、得られる最大トルクで駆動され得る。設定装置
14の位置を安定化するために、設定溝38の伸長部b
の領域に、接続部材34のためにラッチ凹部41dをさ
らに設けるのは有益である。
【0045】回転キャリア47とドライブ・シャフト部
8cとの間にあることが有効なスライド・カップリング
48は、円周上に分布して配置されている1個以上の、
特にボールであるカップリング要素48aによって形成
されている。各要素はスライダ35の内面の凹部48b
に回転可能に置かれており、スライダ35の方へ突き出
て入り込んでいるキャリア47のブッシュ47c上の長
手方向の溝48cにはまり込んでいる(図5参照)。
【0046】スイッチを切る、つまりダイレクト・カッ
プリング13を解放するためには、設定部材33を範囲
a内の所望の位置、ここではラッチ点41aから41cに
戻せばよく、これにより、圧縮バネ51によって回転キ
ャリア47が後方へ、図2(c)通りの初期位置に押し
戻される。バネ51は内部スリーブ3cのリング状の溝
の中に配置されており、このスリーブ3cと回転キャリ
ア47の間にあることが有効である。それにより、ドラ
イブ・シャフト部8cも同時に非結合位置内に向かって
軸方向に移動される。その結果、ポット状のベアリング
部43とドライブ・シャフト部8cを移動させる回転キ
ャリア47が、この軸方向の動きに沿って運ばれる。円
周方向において適切に大きく寸法づけられているカム駆
動装置49の空間により、ラッチ点41aから41cの間
の動作範囲a内において、ダイレクト・カップリング1
3は非結合位置に留まり続ける。
【0047】過剰負荷カップリング11とダイレクト・
カップリング13は、ツール6の、例えば時計回りの一
方向の回転だけのために具備されてもよいし、両方向の
回転のために具備されてもよい。第1の場合には、カッ
プリング凸部11h,11i、さらにはカップリング凹部
11d,11eの、回転方向側にある側面11f,11gだ
けが上述のように形成されていればよい。第2の場合に
は、もう一方の回転方向側にある側面11f,11gも、
同様に、本発明に従って、好適には左右対称に形成され
る。
【0048】上記の全ての例示的な実施形態において、
機械的なトルク制限手段に代わって、電気的なトルク制
限手段を設けることが可能である。そのような電気的ト
ルク制限手段は、例えば特定の最大トルクを超えない電
流の強さで駆動モータ7を制御する。さらにそのうえ、
トルク値を変化させる電気的設定装置を設けてもよい。
そうすることにより、設定範囲aを取り除くことができ
る。この目的のためには、例えば、接続部2の円周上、
もしくはフット・スイッチ上に、様々なトルクを手動で
設定可能な、調節可能な設定部材を設けることができ
る。
【0049】伝達可能なトルク値を制限するため、また
はその値を設定することのためにも用いられる電気的制
御装置を、例えば上述の全ての実施形態に従って、図示
されていない制御装置に一体化することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、ハンドピースのツール
またはそのツールを適用する対象部位の過剰負荷を回避
でき、かつ、最も大きい駆動トルクを利用可能な方法で
ハンドピースを構成することができ、それによりハンド
ピースの適用範囲を広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による治療機器の軸方向断面図
である。
【図2】図2(a)は、前記治療機器の、第1の機能時
の位置における拡大されたスケールで描かれた軸方向断
面詳細図であり、図2(b)は、図2(a)のIV−IVの部
分の部分断面図であり、図2(c)は、図2(a)のV−V
の部分の部分断面図である。
【図3】図3(a)は、異なった機能時の位置における
図2(a)による断面図であり、図3(b)は、図3
(a)のVI−VIの部分の部分断面図であり、図3(c)
は、図3(a)のVII−VIIの部分の部分断面図である。
【図4】図4(a)は、図2(a)のVIII−VIIIの部分の
部分断面図であり、図4(b)は、異なった機能時の位
置における、図2(a)のVIII−VIIIの部分の部分断面
図である。
【図5】図5は、図3(a)のX−Xの部分の部分断面図
である。
【符号の説明】
1…治療機器、3…ハンドピース、5…ツール・ホル
ダ、6…ツール、8…ドライブ接続体、8a,8b,8
c,8d,8e…ドライブ・シャフト部、11…過剰負荷
カップリング、11a,11b…カップリング・ディス
ク、11c…カップリング要素、11d,11e…カップ
リング凹部、11h,11i…カップリング凸部、12,
14…設定装置、13…ダイレクト・カップリング、1
3a…ダイレクト・カップリング凸部、13b…ダイレク
ト・カップリング凹部、16…保持カップリング、33
…設定部材、33a…回転リング、G1…運動転換伝達装
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年9月4日(2001.9.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】第2の設定装置12において、カップリン
グ・ディスク11a,11bが互いに対するようにバイ
アスされている圧縮力、もしくはそれらディスクの弾性
変形性を変え、その結果、異なるトルク値において過剰
負荷カップリング11が開く、この場合にはスリップす
る、ように設定することができる。本構成においては、
バネ28のバイアスが、設定装置12によって変えられ
る、即ち増加もしくは減少させられる。これは、バネ2
8のカウンタ・ベアリング(counter-bearing)32が
軸方向に移動可能かつそれぞれの移動位置において固定
可能であることからもたらされる。この目的のために、
手動で外部から作動可能である設定部材33が、接続部
材34と共に、ラジアル方向内側に向けてハンドピース
3、即ちグリップ・スリーブ3aまで貫通して設置され
ている。設定部材33はハンドピース3内に配置されて
いるスライダ(slider)35に接続されており、そのス
ライダ35は設定部材33と共に軸方向に前方へ移動す
る際には、同じようにカウンタ・ベアリング32を前方
に移動させ、これにより、バネ28のバイアスが増加す
る。設定部材33の反対方向の移動に際しては、ハンド
ピース3に軸方向に移動可能に設置されているカウンタ
・ベアリング32がバネの張力の下で自動的にスライダ
35を後ろ向きに追従し、これによりバネ28のバイア
スは減少される。変位、即ちトルク値の変化は無段階、
もしくは段階的に生じさせることができる。各移動位置
における固定のために、例えばクランプや固定要素のよ
うなスライド・ガイドが提供される。本構成において
は、設定部材33は、回転リング33aを取り巻くグリ
ップ・スリーブ3a、つまり回転スリーブである。接続
部材34は、内側端をスライダ35にねじ込まれ、ラジ
アル方向に配置されたスイッチング・ピン(switching
pin)によって形成されている。設定部材33と接続部
材34との間の回転接続は、設定部材33の内側にある
長手方向の溝33bによってなされ、そこへ接続部材3
4が係合する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】スライダ35は、グリップ・スリーブ3a
内の長手方向の穴36において、動きのためのわずかな
遊びを伴って、軸方向に移動可能かつ回転不可能に設置
されている。この目的のために、接続部材34は、グリ
ップ・スリーブ3aの内壁にある長手方向の溝3b、もし
くはそこに着座してある内部スリーブ3cに、動きの遊
びと共に係合し得る。中空円筒状に形成されている設定
部材33、つまり回転リング33aは、その内周がグリ
ップ・スリーブ3aの先細りになった円筒状のベアリン
グ部3dの上にくる状態で、回転可能に設置される。回
転リング33aの回転方向の動きをスライダ35の軸方
向の動きに変換する伝達装置Gが設置されており、この
伝達装置は、ベアリング部3d上で斜め、もしくはカー
ブを描いて円周方向に伸びている設定溝38(図2
(b))によって形成されている。例えばピンやネジに
よって形成されている接続部材34が、回転リング33
aの内側にある長手方向の溝38に係合する。スライダ
35と回転ベアリング29は移動ユニットを形成し、そ
の際、回転ベアリング29の外周リングが動きの遊びと
共にドライブ・シャフト部8cの上に移動可能に設置さ
れ、スライダ35の後ろの側のに対して支えられ
る。バネ28はその後ろ側が、回転ベアリング29を介
して間接的にスライダ35上で支えられている。さら
に、好適にはコイルバネによって、あらかじめバネ39
を作ることができ、バネ39は、穴36の前方端または
そこに置かれているグリップ・スリーブ3a、より詳細
には内部スリーブ3c内のスリーブ41において支えら
れており、設定溝38のガイド面38aに押しつけるよ
うに、スライダ35を後方にバイアスしている。回転リ
ング33aを手動で回転させると、スライダ35、つま
りカウンタ・ベアリング32がガイド面38aの斜めも
しくはカーブを描く伸長方向に従って移動する。ガイド
面38aは接続部材34のためのガイドを形成し、軸方
向に位置を変えさせ、これによりバネ28のバイアスお
よびトルク値が位置に応じて変えられる、つまり、増加
もしくは減少させられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 500577585 Bismarckring 39 D− 88400 Biberach/Riss (72)発明者 ベルンハルト クーン ドイツ連邦共和国, シェンマーホーフェ ン D−88433, シュルッスラーシュト ラーセ 28 (72)発明者 ベルント グーゲル ドイツ連邦共和国, ウルム−アインジン ゲン D−89079, ヴァイスドルンヴェ ーグ 45 Fターム(参考) 4C052 AA01 AA06 AA13 BB01 BB02 CC01 CC03 CC06 CC11 CC12 CC17 CC18 CC21 CC26 GG05 GG14 GG21

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】医療用、特に医科または歯科の治療機器
    (1)用であり、好適には歯根管の物質除去作業に用い
    られるハンドピース(3)であって、 前記ハンドピース(3)の前方端領域に配置されるツー
    ル・ホルダ(5)と、 前記ツール・ホルダ(5)にツール(6)を取り外し可
    能に固定する保持カップリング(16)と、 前記ハンドピース(3)を通って長手方向に伸びてい
    る、前記ツール・ホルダ(5)を回転および/または往
    復駆動するためのドライブ接続体(8)とを有するハン
    ドピース(3)において、 前記ツール・ホルダ(5)へ伝達され得る最大トルク値
    をある低トルク値に制限するためのトルク制限装置が設
    けられており、 前記トルク制限装置は、第1の設定装置(14)により
    選択的に、不動作にされるか、動作させられることを特
    徴とするハンドピース。
  2. 【請求項2】前記トルク制限装置は、伝達可能トルクを
    前記低トルク値に制限する、前記ドライブ接続体(8)
    に配置されている過剰負荷カップリング(11)により
    形成されることを特徴とする請求項1に記載のハンドピ
    ース。
  3. 【請求項3】前記過剰負荷カップリング(11)は2個
    のドライブ・シャフト部(8c,8d)間に配置され、そ
    こにはそれら2個のドライブ・シャフト部を互いに接続
    するダイレクト・カップリング(13)が設けられてい
    ることを特徴とする請求項2に記載のハンドピース。
  4. 【請求項4】前記ダイレクト・カップリング(13)は
    前記過剰負荷カップリング(11)をバイパスすること
    を特徴とする請求項3に記載のハンドピース。
  5. 【請求項5】前記ダイレクト・カップリング(13)は
    前記過剰負荷カップリング(11)の同軸上に配置され
    ていることを特徴とする請求項3または4に記載のハン
    ドピース。
  6. 【請求項6】前記ダイレクト・カップリング(13)
    は、断面が丸みを帯びていないダイレクト・カップリン
    グ凹部(13b)と、前記カップリング凹部へ案内する
    ことができる丸みを帯びていないカップリング凸部(1
    3a)によって、前記ドライブ・シャフト部(8c,8
    d)の向かい合っている面において形成されることを特
    徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のハンドピー
    ス。
  7. 【請求項7】前記カップリング凸部(13a)は横断カ
    ップリング・ウェブによって形成され、前記カップリン
    グ凹部(13b)は横断カップリング・凹部によって形
    成されることを特徴とする請求項6に記載のハンドピー
    ス。
  8. 【請求項8】後方にある前記ドライブ・シャフト部(8
    c)は、前記設定装置(14)によって軸方向に移動可
    能であることを特徴とする請求項6または7に記載のハ
    ンドピース。
  9. 【請求項9】後方にある前記ドライブシャフト部(8
    c)は、そのカップリング位置へ、バネの力によってバ
    イアスされることを特徴とする請求項8に記載のハンド
    ピース。
  10. 【請求項10】前記過剰負荷カップリング(11)の最
    大トルク値は、第2の設定装置(12)によって選択的
    に減少させられるか増加させられ、前記ダイレクト・カ
    ップリング(13)を係合および係合状態を解除するた
    め、および前記過剰負荷カップリング(11)の前記最
    大トルク値を設定するための共通の設定部材(33)が
    設けられていることを特徴とする請求項1〜9のいずれ
    かに記載のハンドピース。
  11. 【請求項11】前記共通の設定部材(33)は前記ハン
    ドピース(3)において外部から手動でアクセスし易い
    ように配置されていることを特徴とする請求項10に記
    載のハンドピース。
  12. 【請求項12】前記共通の設定部材(33)は前記ハン
    ドピース(3)の円周方向に移動可能であり、好適には
    回転リング(33a)によって形成されており、さらに
    前記共通の設定部材(33)と前記ダイレクト・カップ
    リング(13)との間に、前記共通の設定部材(33)
    の円周方向の運動を前記ダイレクト・カップリング(1
    3)の移動可能なカップリング要素(13a)の軸方向
    の運動に変換する、運動転換伝達装置(G1)が配置さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のハンドピー
    ス。
  13. 【請求項13】前記共通の設定部材(33)は、前記過
    剰負荷カップリング(11)の前記最大トルク値を設定
    するための第1の設定範囲(a)と、この第1の設定範
    囲(a)に隣接する、前記ダイレクト・カップリング
    (13)を係合させるための第2の設定範囲(b)を有
    し、そこでは好適には前記第2の設定範囲(b)は最も
    大きいトルク値の位置に隣接していることを特徴とする
    請求項3〜12のいずれかに記載のハンドピース。
  14. 【請求項14】前記設定装置(12,14)は、手動で
    乗り越えられる方法で、前記最大トルク値を設定する、
    および/または前記ダイレクト・カップリング(13)
    を係合および係合状態を解除する位置に、および/また
    は前記過剰負荷カップリング(11)の設定位置に設定
    するために配設されていることを特徴とする請求項1〜
    13のいずれかに記載のハンドピース。
  15. 【請求項15】医療用、特に医科または歯科の治療機器
    用であり、好適には歯根管の物質除去作業に用いられる
    ハンドピース(3)であって、 前記ハンドピース(3)の前方端領域に配置されるツー
    ル・ホルダ(5)と、 前記ツール・ホルダ(5)にツール(6)を取り外し可
    能に固定する保持カップリング(16)と、 前記ハンドピース(3)を通って長手方向に伸びてい
    る、前記ツール・ホルダ(5)を回転および/または往
    復駆動するためのドライブ接続体(8)とを有するハン
    ドピースにおいて、 前記ドライブ接続体に、伝達可能トルクをある最大トル
    ク値に制限する過剰負荷カップリング(11)が設けら
    れており、 前記過剰負荷カップリング(11)は同軸上に対向して
    配置された2個のカップリング・ディスク(11a,1
    1b)を有しており、それらはその対向している面上
    で、前記カップリング・ディスクの円周方向に分布して
    配置されたカップリング凹部(11d,11e)とカップ
    リング凸部(11h,11i)を有し、 少なくとも一方のカップリング・ディスク(11a)が
    軸方向に移動可能に装着され、また他方のカップリング
    ・ディスク(11b)に対抗して弾性的にバイアスされ
    ており、 軸方向に対向して配設された2個のカップリング凹部
    (11d,11e)内にカップリング・ローラ要素(11
    c)が配置されているハンドピースにおいて、 一方のカップリング・ディスク(11a)または両方の
    カップリング・ディスク(11a,11b)の前記カップ
    リング凸部(11h)が、前記カップリング・ディスク
    の円周方向において前記カップリング凹部(11d)よ
    り短いことを特徴とするハンドピース。
  16. 【請求項16】他方のカップリング・ディスク(11
    b)の前記カップリング凹部(11e)は前記カップリン
    グ・ローラ要素(11c)のための保持要素を形成する
    ことを特徴とする請求項15に記載のハンドピース。
  17. 【請求項17】他方のカップリング・ディスク(11
    b)の前記カップリング凸部(11i)の高さ(h2)
    は、一方のカップリング・ディスク(11a)の前記カ
    ップリング凸部(11h)の高さ(h1)より高いことを
    特徴とする請求項15または16に記載のハンドピー
    ス。
  18. 【請求項18】他方のカップリング・ディスク(11
    b)のカップリング凹部(11e)の、少なくとも回転方
    向側の側面(11g)、または両方の側面(11g)は凹
    状に丸みを帯びていることを特徴とする請求項15〜1
    7のいずれかに記載のハンドピース。
  19. 【請求項19】前記側面の曲率の半径(R)は前記カッ
    プリング・ローラ要素(11c)の半径より大きく、好
    適には前記カップリング・ローラ要素の半径の1.5倍
    であることを特徴とする請求項18に記載のハンドピー
    ス。
  20. 【請求項20】後方のカップリング・ディスク(11
    a)は軸方向に移動可能に装着されており、前方のカッ
    プリング・ディスク(11b)に対抗するようにバイア
    スをかけられていることを特徴とする請求項15〜19
    のいずれかに記載のハンドピース。
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