JP2012166042A

JP2012166042A - 外科工具取付け具

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Publication number: JP2012166042A
Application number: JP2012096804A
Authority: JP
Inventors: Krishnamurthy Belagali; ベラガリ，クリシュナムルティ; James B Wiebe Iii; ウィーベ，ザ・サード，ジェイムズ・ビー
Original assignee: Stryker Corp
Current assignee: Stryker Corp
Priority date: 2005-06-25
Filing date: 2012-04-20
Publication date: 2012-09-06
Also published as: EP1919377A1; US20160206327A1; US9192394B2; JP2008543503A; US8419760B2; US20130310866A1; WO2007002230A1; AU2006262239B2; US20070021766A1; CA2612972A1; JP5174658B2; JP2013138891A; EP1919377B1; AU2006262239A1

Abstract

【課題】種々の取付け具または付属装置を受入れる連結ヘッドであって、取付け具／付属装置の回転揺動を最小限に抑えるようにされた連結ヘッドを有する外科用ハンドピースに関する。
【解決手段】駆動シャフト５２と、前記駆動シャフトの前記遠位端に取り付けられ、あるいは前記遠位端と一体となっている組織加工部材５０と、前記駆動シャフトの前記近位端に取り付けられた連結ヘッド５４とを備え、前記連結ヘッドが、複数の平面３０３を有するボス３０２であって、ボスと、前記ボスの遠位側前方に位置する本体３０４とを備え、前記本体の前記外面から内方に延在している複数の離間したスロット３０８であって、前記連結ヘッドの前記本体を越えて半径方向に突出する近位面を有するように、前記連結ヘッドの前記本体の前記外面を越えて半径方向に延在している、肩３０５と、を備えている。
【選択図】図２７

Description

本発明は、種々の回転取付け具および回転切断付属装置を受入れることができる外科用
ハンドピースに関する。さらに詳細には、本発明は、駆動アセンブリからの回転モーメン
トを伝達するクラッチであって、小型化されたクラッチを有する外科用ハンドピースに関
する。さらに、本発明は、種々の取付け具または付属装置を受入れる連結ヘッドであって
、取付け具／付属装置の回転揺動を最小限に抑えるようにされた連結ヘッドを有する外科
用ハンドピースに関する。

最新の外科手術において、医師に利用される重要な器具として、電動式外科工具が挙げ
られる。多くの場合、この工具は、モータが内蔵されたハンドピースである。ハンドピー
スには、特定の医学的処理を果たすために、患者の手術部位に適用されるように設計され
た切断付属装置が、固定されている。例えば、電動式外科用ハンドピースには、組織に孔
または他の空洞を穿孔するドリルまたはリーマが取り付けられている。患者に手術を施す
とき、患者に対して電動式外科工具を用いることができれば、外科医または医師が受ける
物理的な負担が少なくなる。さらに、以前に用いられていた手動式外科工具と比較して、
電動式外科工具を用いることによって、殆どの外科手術をより迅速にかつより正確に行な
うことができる。

このような形式の工具の一例として、外科用回転ハンドピースが挙げられる。回転ハン
ドピースは、ハンドピースモータの作動に応じて回転するスピンドルを有している。スピ
ンドルの前端には、連結アセンブリが取り付けられている。この連結アセンブリによって
、対象装置が、スピンドルと一体に回転するように、スピンドルに離脱可能に保持されて
いる。一般的に、２種類の装置が、ハンドピーススピンドルに離脱可能に連結されている
。１つの形式の装置は、切断付属装置そのもの、例えば、ドリルまたはリーマである。切
断付属装置は、シャフトを有している。このシャフトの近位端（後端）が、連結ヘッドに
よって、スピンドルに離脱可能に保持されている。

回転ハンドピースに連結される第２の形式の装置は、前端取付け具である。この取付け
具は、互いに対向する前端および後端を有するハウジングを備えている。入力シャフトが
、取付け具の後端から延在している。取付け具の前端は、それ自体の出力スピンドルおよ
び相補的な連結アセンブリを有している。ギアアセンブリが、入力シャフトと取付け具の
出力シャフトとの間に配置されることもある。このギアアセンブリは、典型的には取付け
具の出力スピンドルを介して取り付けられた切断付属装置に加えられる回転運動のトルク
増大／減速を行うギアを含んでいる。取付け具がハンドピースに取り付けられるとき、取
付け具のハウジングは、多くの場合、ハンドピースのハウジングに固定して取り付けられ
る。ハンドピースの連結アセンブリは、取付け具の入力シャフトをハンドピースのスピン
ドルに保持している。切断付属装置そのものは、取付け具のスピンドルに係止されている
。取付け具は、切断付属装置に加えられるハンドピースから出力される回転モーメントを
減速または増速させるものである。典型的には、取付け具は、取り付けられた切断付属装
置の回転モーメントの減速／トルク増大を行なうために、用いられている。

切断付属装置をハンドピースのスピンドルに取り付ける手段をなす他の取付け具も知ら
れている。この場合、２つの構成要素は、同一速度で回転するようになっている。この種
の取付け具は、典型的には、ギアアセンブリを有していない。

トルク増大／減速を行なうギアアセンブリが内蔵された外科用ハンドピースが、知られ
ている。これらのアセンブリのいくつかは、複数の出力ヘッドを有している。このギアア
センブリは、モータ出力シャフトから回転モーメントを受け、複数の出力ヘッドを異なる
速度で同時に回転させている。クラッチは、ドリル出力スピンドルを回転させるために、
ドリル出力スピンドルをギアアセンブリ出力ヘッドの１つに選択的に接続している。ハン
ドピースのスピンドルの出力速度／トルク生成能力は、ギアアセンブリとドリルスピンド
ルの接続を選択的に決定すべく、クラッチを設定することによって、定められている。場
合によっては、これらのアセンブリによって、トルク増大／減速を行なう前端取付け具を
用いる必要性が排除されることになる。

周知のハンドピースのギア／クラッチアセンブリは、比較的長尺である。この種の構造
の欠点は、ハンドピースの全長が延びることである。これは、効率的なハンドピース設計
の目標に反している。すなわち、ハンドピースは、可能な限り短くされるべきである。何
故なら、切断付属装置の加工端が外科医の手元から遠くに離れているよりも比較的近くに
位置する方が、外科医がその加工端を正確に位置決めすることが容易だからである。従っ
て、この特徴を達成するために、全長、特にモータ前端からの長さを、可能な限り短縮し
たハンドピースを構成することが望ましい。

さらに、外科用ハンドピースは、典型的には、重心またはその近くに保持されるように
設計されている。この設計によって、所定の外科手術を行なうために、工具を保持し、か
つ正確に位置決めする必要があるときに、外科医が受ける負担が低減されることになる。
外科用ハンドピースの重心／外科用ハンドピースの握りから質量がずれて配置されると、
外科医がハンドピースを保持し、かつ正確に位置決めするのが困難である。周知のギア／
クラッチアセンブリは、それらの長さおよび質量によって、通常、そのアセンブリが一体
化されるハンドピースの重心からずれている。外科手術中、外科医は、長期間にわたって
、工具の位置を正確に制御する必要がある。ギア／クラッチアセンブリの質量が中心から
ずれていると、工具を保持するときに受ける外科医の物理的な負担が増大することになる
。

他の欠点は、切断付属装置および取付け具をハンドピースのスピンドルに離脱可能に保
持するのに用いられる周知の連結アセンブリに関連するものである。周知の連結アセンブ
リは、トルク、すなわち、回転モーメントをハンドピースのスピンドルから取付けられた
付属装置／取付け具に伝達し、付属装置／取付け具をスピンドルに堅く保持するのに効果
的である。にもかかわらず、多くの連結アセンブリは、取り付けられた付属装置／取付け
具のシャフトが、関連するハンドピースのスピンドルの軸に対して半径方向に位置がずれ
ることがある。

この嵌合の弛みによって、付属装置／取付け具は、ハンドピースに連結されたとき、揺
動を生じることがある。外科用ハンドピースに隣接するシャフトに生じる揺動は、取付け
具の遠位側の自由端、すなわち、手術部位に作用する端で増幅されることになる。いくつ
かの取付け具、例えば、ある種の手術に用いられるリーマおよびドリルは、１０ｃｍ以上
の長さを有している。従って、これらの取付け具の遠位端の揺動、すなわち、半径方向の
位置ずれは、著しく大きくなる。この運動が生じることによって、取付け具の加工端を取
付け具が作用する手術部位に正確に位置決めすることを確実にするために、外科医がなさ
ねばならない全体的な制御が著しく増大することがある。

本発明は、新規の有用な外科用回転ハンドピースに関する。本発明のハンドピースは、
長さが短縮されたクラッチアセンブリと、ハンドピースに装着された相補的な付属装置／
取付け具のシャフトの揺動を制限する連結アセンブリの両方を有している。

本発明の外科用回転ハンドピースのクラッチは、移動可能なピンを有している。これら
の移動可能なピンは、複数のギアアセンブリ駆動ヘッドの１つをハンドピースの出力スピ
ンドルに、同時回転させるため、選択的に接続するようになっている。シフターが、これ
らの移動可能なピンを位置決めしている。シフトリングが、シフターを変位させている。
移動可能なピンとシフトリングからの運動をシフターに伝達する部材は、重なって配置さ
れている。総括的に述べると、これらの特徴が組み合わされて、短い軸方向長さのクラッ
チを構成している。

本発明のハンドピースの連結アセンブリは、ハンドピースのスピンドルと部分的に一体
化されている。スピンドルは、取付け具／付属装置のシャフトの連結ヘッドが着座する孔
を有している。この孔を画定するスピンドルの面の最近位端と連結ヘッドの最遠位端は、
トルク、すなわち、回転運動をスピンドルからのシャフトへのトルク、すなわち、回転運
動を伝達させる相補的な幾何学的な特徴部を有している。

連結ヘッドは、前方に延在する安定化本体を有している。このスピンドル孔は、安定化
本体がスピンドル孔の隣接部分に密嵌合されるように形成されている。本発明のいくつか
の好ましい実施形態では、安定化本体および相補的な孔を画定するシャフト内壁が円形の
断面輪郭を有している。孔内へのシャフトの密嵌合によって、シャフトの揺動が最小限に
抑えられることになる。
付属装置／取付け具の安定化本体は、窪みを有している。本発明の１つの態様では、こ
の窪みは、安定化本体の周囲に延在する環状溝である。連結アセンブリは、スピンドル孔
内に延在する後退可能なピンを有している。ピンは、安定化本体の相補的な窪みに着座し
、付属装置／取付け具をハウジングのスピンドルに離脱可能に係止している。

本発明は、特許請求項に詳細に記載されている。本発明の上記の特徴およびさらに他の
特徴は、添付の図面と関連させて、以下の詳細な説明を参照することによって、さらに十
分に理解されるだろう。

本発明の外科用付属装置が取り付けられる本発明の外科用回転ハンドピースの側面図である。長軸に沿ったハンドピースの前端の断面図である。図２のハンドピースの遠位端の拡大断面図である。ハンドピースの遠位端（前端）の拡大図である。本発明の外科用ハンドピースのギア列の拡大図である。ギア列の断面図である。本発明の外科用ハンドピースのスピンドルの平面図である。図６の線７−７に沿ったスピンドルの断面図である。外側連結具の斜視図である。外側連結具の断面図である。本発明の外科用ハンドピースの回転ハウジングの端面図である。回転ハウジングの平面図である。図１１の線１２−１２に沿った回転ハウジングの断面図である。クラッチを形成する構成要素の分解図である。本発明のクラッチの内側シフターの斜視図である。内側シフターの断面図である。シフターハウジングの斜視図である。シフターハウジングの断面図である。シフトリングの斜視図である。シフトリングの断面図である。シフトリングナットの斜視図である。シフトリングナットの断面図である。連結アセンブリの分解図である。連結アセンブリ作動リングの側面図である。アクチュエータリングの断面図である。アクチュエータスリーブの斜視図である。アクチュエータスリーブの断面図である。本発明の連結ヘッドを有する切断付属装置の平面図である。切断付属装置の連結ヘッドの斜視図である。連結アセンブリピンがいかに本発明による連結ヘッドの溝内に着座するかを示す断面図である。連結アセンブリピンがいかに連結ヘッド窪み内に着座するかを示す横断面図である。負荷状態にあるときの連結アセンブリの位置を示す断面図である。負荷状態にあるときの連結アセンブリピンの位置を示す横断面図である。本発明の連結ヘッドを有する取付け具の平面図である。本発明の代替的なクラッチアセンブリの一部の分解図である。図３３のアセンブリの位置の断面図である。

図１および図２は、本発明によって構成された外科用回転ハンドピース２０を示してい
る。ハンドピース２０は、ハウジング２２を有し、このハウジング２２内には、モータ２
４が着座している。ハンドピース２０の一態様では、モータ２４は、ＤＣモータである。
本発明の他の態様では、モータ２４は、ＡＣモータであってもよく、空気圧モータまたは
機械的に駆動されるモータであってもよい。回転出力シャフト２６が、モータ２４と一体
になっている。ハンドピースハウジング２２は、略円筒状のヘッド２８を有するように形
成され、このヘッド２８内にモータ２４が装着されている。ハンドピースハウジング２２
は、ヘッド２８から下方に延在する略ピストルグリップの形態にあるハンドル３０を有す
るべく、形成されている。

少なくとも１つのトリガースイッチ３２が、ハンドル３０の前面から遠方側（前方）に
延在している。（「遠方側」は、ハンドピース２０が向けられる手術部位の方を指すこと
を理解されたい。「近位側」は、手術部位から離れる方を指している）。ハウジング２２
の内部の制御回路（図示せず、この制御回路は、本発明の一部を構成しない）が、トリガ
ースイッチ３２の作動を監視している。トリガースイッチ３２が作動される程度に基づい
て、制御回路は、モータ２４に選択的に通電し、出力シャフトを所望の速度で回転させて
いる。

ギア列３６が、モータシャフト２６の露出した遠位側の前端に接続されている。ギア列
３６は、減速することによって、シャフト２６から出力される回転モーメントのトルクを
増大させるギアを備えている。ギア列３６は、２つの回転駆動ヘッド８６，９２を有して
いる（図４）。ギア列３６を構成するギアの配列によって、モータシャフト２６が回転す
ると、駆動ヘッド８６，９２は、異なる速度で同時に回転するようになっている。従って
、ギア列３６は、２つの別の速度で回転力を出力する減速アセンブリとして機能すること
になる。

図２、図２Ａおよび図３を参照すると、スピンドル４２が、ギア列３６の前方において
、ハウジングヘッド２８に回転可能に取り付けられていることが分かるだろう。クラッチ
４４は、２つのギア列駆動ヘッド８６，９２の１つをスピンドル４２に選択的に接続し、
これによって、スピンドルおよびそのスピンドルに接続された駆動ヘッドが、一体になっ
て回転することになる。

連結アセンブリ４６が、図２７に示される外科用取付け具または外科用切断付属装置４
８をスピンドル４２に離脱可能に保持している。具体的な切断付属装置４８として、寛骨
臼リーマが挙げられる。ここでも、このリーマは、単なる例示であって、制限するもので
はないことを理解されたい。切断付属装置４８は、遠位端組織加工ヘッド５０、例えば、
寛骨臼リーマヘッドを有している。切断付属装置４８は、組織加工ヘッド５０から近位側
に延長する細長シャフト５２を有している。連結ヘッド５４が、シャフト５２の近位端に
取り付けられている。連結ヘッド５４は、切断付属装置４８をスピンドル４２に回転連結
させるのを容易にすると共に、ハンドピース２０に対する切断付属装置の揺動を最小限に
抑えるような幾何学的特徴を有している。

本発明の外科用ハンドピース２０は、スピンドル４２の遠位端が取付け具／付属装置の
連結ヘッド５４を受入れる孔１２０（図７）を有するように、構成されている。連結アセ
ンブリ４６が、付属装置の連結ヘッド５４をスピンドル孔１２０内に係止している。この
係合の結果、連結ヘッド５４、従って、切断付属装置４８の全体が、スピンドル４２と一
体になって回転することになる。

以下、図３〜図５を参照して、ギア列３６について説明する。このギア列３６は、第１
の組の３つ（２つを図示）の遊星ギア６２を備えている。遊星ギア６２は、各々、略円板
状の遊星キャリア６４に回転可能に取り付けられている。遊星ギア６２および遊星キャリ
ア６４は、ギア列３６の残りの遊星ギアおよび遊星キャリアと同じように、略管状のリン
グギア６６内に収容されている。リングギア６６は、滑らかな外壁および歯付き内壁（歯
は、図示せず）を有している。遊星ギア６２の歯および残りの遊星ギア７４，８２の歯は
、リングギア６６の歯と係合するようになっている。

リングギア６６は、モータ２４の前方において、ハンドピースのハウジングヘッド２８
内に固定して取り付けられている。リングギア６６を固定して取付けるのを容易にするた
めに、リングギアは、２つの近位側に延在する脚６８を有している。これらの脚は、ハウ
ジングの内部構造ウエブ７０に形成された開口内に着座し、リングギアの回転を阻止する
ようになっている（開口は、図示せず）。

遊星ギア６２は、モータシャフト２６に配置された（図２に示される）ギアピニオン７
１の周囲に着座し、そのギアピニオン７１と係合するようになっている。従って、モータ
シャフト２７の回転によって、遊星ギア６２および遊星キャリア６４が回転することにな
る。

第１のサンギア７２が、遊星キャリア６４に同心を保って一体に取り付けられ、そこか
ら遠位側（前方）に延在している。このサンギア７２は、第２の組の３つ（２つを図示）
の遊星ギア７４と係合するようになっている。遊星ギア７４は、第２の遊星キャリア７６
の周囲に回転可能に配置されている。管状ポスト７８が、第２の遊星キャリア７６に同心
を保って一体に取り付けられ、そこから遠位側（前方）に延在している。ポスト７８の近
位端基部の周囲に配置された一組の歯が、第２のサンギア８０を構成している。

第２のサンギア８０は、第３の組の遊星ギア、すなわち、４つの遊星ギア８２（１つを
図示）と係合するようになっている。遊星ギア８２は、第３の遊星キャリア８４の周囲に
回転可能に取り付けられている。第１の駆動ヘッド８６が、第３の遊星キャリアと一体に
形成され、そこから軸方向に沿って前方に延在している。第１の駆動ヘッド８６は、略円
形の外形を有している。駆動ヘッド８６の外面は、複数の長手方向に延在する内方に凹ん
だノッチ８８を有すべく、さらに形成されている。周方向において互いに離間したノッチ
８８は、駆動ヘッド８６の周囲の全体にわたって配置されている。遊星キャリア８４は、
軸方向に延在する貫通孔９０を有すべく、形成されている。この孔９０は、遊星キャリア
８４および駆動ヘッド８６の両方を完全に貫通している。

第２の駆動ヘッド、すなわち、駆動ヘッド９２は、駆動ヘッド８６の遠位側（前方）に
同心に配置されている。駆動ヘッド９２は、駆動ヘッド８６の外径と同じ外径を有してい
る。駆動ヘッド９２は、第１の駆動ヘッド８６のノッチ８８と同じ輪郭のノッチ９４を有
すべく、さらに形成されている。管状ステム９６が、駆動ヘッド９２から近位側（後方）
に延在している。本発明の多くの態様では、第２の駆動ヘッド９２およびステム９６は、
一体に形成されている。ギア列３６が組み込まれると、第２の遊星キャリア７６のポスト
７８は、第３の遊星キャリア８４および駆動ヘッド８６を通る孔９０内に配置されること
になる。ステム９６も、孔９０内に同じように配置されることになる。さらに具体的に、
ステム９６は、ポスト７８の周囲に堅く圧入されるような寸法を有している。従って、駆
動ヘッド９２は、第２の遊星キャリア７６と一体になって回転することになる。総括的に
述べると、ポスト７８およびステム９６は、駆動ヘッド８６，９２の間に長手方向の間隔
が存在するように、形成されている。

駆動ヘッド８６およびステム９６は、ステムの外面が、駆動ヘッド８６の内壁を画定す
る隣接孔９０から内方に離間するように、さらに総括的に形成されている。この構成によ
って、ステム９６は、駆動ヘッド８８に対して自在に回転することができる。ステム９６
の近位端に隣接して、軸受アセンブリ９７が、ポスト７８と隣接する遊星キャリア８４の
内部の円状内壁との間に延在している。さらに具体的には、軸受アセンブリ９７の外輪が
着座する遊星キャリアの内壁が、細長の溝９９を画定し、この溝９９は、遊星キャリア孔
９０と同心でそれよりも大きい外径を有している。軸受アセンブリ９７の近位側に配置さ
れた保持リング１００が、軸受アセンブリを適切な位置に保持している。保持リング１０
０は、遊星キャリア８４の内部に形成された溝１０１内にスナップ嵌合されるようになっ
ている。遊星キャリア８４は、溝１０１が孔９０の近位端開口と溝９９との間に位置し、
溝９９よりも大きい直径を有すべく、形成されている。

駆動ヘッド９２は、ノーズ部９１を有している。ノーズ部９１は、駆動ヘッドのノッチ
９４を有する部分の前方に延在している。Ｏリング８９がノーズ部９１の周囲に配置され
ている。Ｏリング８９は、ノーズ部９１のノッチ９４を画定する部分のすぐ遠位側に嵌着
されている。

軸受アセンブリ９５が、遊星キャリア８４を固定リングギア６６に回転可能に保持して
いる。軸受アセンブリ９５は、リングギア６６の開端をなす皿孔６７の周囲に着座する外
輪（図示せず）を有している。軸受アセンブリ９５の内輪（図示せず）は、第３の遊星キ
ャリア８４の外周に形成された環状段９８に着座されるようになっている。保持リング８
７が、軸受アセンブリ９５、従って、ギア列３６の移動部品をリングギア６６内に保持す
ることになる。保持リング８７は、皿孔６７を画定するリングギア６６の内壁内に形成さ
れた溝９３内に、スナップ嵌着されている。

以下、図６および図７を参照して、スピンドル４２の構造について説明する。一般的に
、スピンドル４２は、異なる直径の円断面部分を有する単一の金属片から形成されている
。スピンドル４２は、その最近位端にヘッド１０２を有している。さらにスピンドル４２
は、六角形断面の輪郭を有する孔１０４がヘッド１０２の内部に設けられるように形成さ
れている。孔１０４の具体的な断面輪郭は、本発明の基本構造と関連していない。本発明
の基本構造と関連するのは、孔１０４が、切断付属装置４８に装着された切断付属装置連
結ヘッド５４の近位端と密にすべり嵌合するように、形成されることである。密嵌合は、
必要である。何故なら、スピンドル４２の内面、すなわち、孔１０４を画定する面１０５
は、トルクを切断付属装置４８に伝達する面になるからである。

スピンドル４２は、ヘッド１０２から遠位側に延在するカラー１０６を有している。カ
ラー１０６は、ヘッド１０２よりも大きい外径を有すべく、形成されている。カラー１０
６は、その遠位端のすぐ前方（遠位側）に、カラーの外面に周方向に沿って延在する溝１
０８を有するように、形作られている。カラー１０６は、カラーを側方に貫通する開口１
１０を画定するように、さらに形成されている。開口１１０は、溝１０８の基部を画定す
るカラー１０６の円弧部分を貫通するように、位置している。開口１１０は、カラー１０
６の外面内に形成された凹部１１１の基部から延在している。

スピンドル４２は、カラー１０６から遠位側（前方）に突出するステム１１２を有すべ
く、さらに形成されている。ステム１１２は、多くの異なる外径の断面部分を備えている
。カラー１０６に隣接する近位部分１１３は、スリーブヘッド１０２の直径と略等しい直
径を有している。ステム部分１１３は、直径方向において互いに対向する２つの受入スロ
ット１１４を有すべく、形成されている。各受入スロット１１４は、スピンドル４２の長
軸に対して、斜め前方に延在する面内にある。本発明のいくつかの態様では、各スロット
１１４は、スピンドル４２の長軸に対して、略４５°の角度で傾斜した面にある。従って
、図６に示されるように、前から見ると、スロット１１４は、湾曲した輪郭を呈する。

ステム１１２は、ステム部分１１３の前方に周方向溝１１６を有すべく、さらに形成さ
れている。ステム１１２は、溝１１６の前方に中間部分１１５を有している。中間部分１
１５は、近位部分１１３よりもわずかに小さい直径を有している。ステム１１５の直径が
減少することによって、以下に述べるように、波バネ１７７（図２２）が自在に撓むこと
ができる。

スピンドルステム１１２は、中間部分１５の前方に遠位端部分１１７を有している。ス
テム部分１１７は、ステム部分１１３，１１５の直径の間の外径を有している。軸受アセ
ンブリ１７３の内輪（図２Ａ）が、ステム部分１１７の周囲に堅く嵌合するようになって
いる。溝１１８が、ステム１１２の外面に周方向に沿って延在している。溝１１８は、ス
テム部分１１７の遠位端、従って、スピンドル４２の遠位端のすぐ近位側に位置している
。

スピンドル４２は、その遠位端からステム１１２およびカラー１０６を通って孔１０４
に延在する孔１２０を有すべく、さらに形成されている。孔１２０は、孔１０４と同心で
連続している。本発明の好ましい態様では、孔１２０は、円形の断面輪郭を有している。
しかし、これは、必ずしも必要ではない。孔１２０は、以下に述べるように、切断付属装
置４８の連結ヘッド５４が密にすべり嵌合するのを容易にすべく、寸法決めされている。

図２２に示されるように、ピン１２１が、スピンドル４２の長手方向の中心軸に向けら
れて、スピンドル開口１１０内に嵌合されている。ピン１２１は、孔１２０内に延在して
いる。

以下、図８および図９を参照して述べるように、略管状の外側連結具１２４が、スピン
ドル４２に堅く嵌合されている。外側連結具１２４は、一定の外径を有している。外側連
結具１２４は、その近位端から遠位側（前方）に延在する近位端孔１２６を有すべく、さ
らに形成されている。本発明の一態様では、近位端孔１２６は、連結具の長さの略半分に
わたって延在している。外側連結具１２４は、その遠位端から後方に延在する遠位端孔１
２８も有している。遠位端孔１２８は、スリーブヘッド１０２がその遠位端孔１２８内に
圧縮嵌合するのを容易にする直径を有している。

外側連結具１２４は、近位端孔１２６と遠位端孔１２８との間に円形空洞１２７を有す
べく、形成されている。空洞１２７の外周は、円形フランジ１２９によって画定されてい
る。円形フランジ１２９は、孔１２６，１２８および空洞１２７を画定する連結具１２４
の内壁から内方に延在している。フランジ１２９の遠位側に位置する側方に延在する環状
面は、スリーブヘッド１０２の近位面が当接する面である。外側連結具１２４は、４つの
長手方向に延在するスロット１３４を有すべく、さらに形成されている。各スロット１３
４は、連結具１２４の外面から近位端孔１２６内に延在している。スロット１３４は、外
側連結具１２４の外周に沿って互いに等角度で離間されている。

外側連結具１２４は、それ自体、スピンドルカラー１０６の外径よりもわずかに大きい
外径を有すべく、形成されている。スピンドルヘッド１０２が外側連結具１２４に嵌合さ
れると、外側連結具の遠位端面は、スピンドルカラー１０６の近位端の周囲に環状段を形
成することになる。

図２を再び参照すると、本発明の外科用ハンドピース２０が組立てられると、スピンド
ル４２と外側連結具１２４の小組立体は、ギア列駆動ヘッド８６，９２が外側連結具の近
位端孔１２６内に配置されるように、ハウジング３２内に嵌合されることが、分かるだろ
う。外側連結具１２４は、近端孔１２６を画定する内壁が駆動ヘッド８６，９２から離間
されるように、形成されている。駆動ヘッドノーズ部９１は、外側連結具空洞１２７内に
着座する。Ｏリング９３が、連結具フランジ１２９の隣接する内面に当接している。

ギア列３６、外側連結具１２４，およびスピンドル４２は、ハンドピース２２の前部か
ら遠位側（前方）に延在する回転ハウジング１３０内に実質的に配置されている。以下、
図１０〜図１２を参照して、回転ハウジング１３０について説明する。この回転ハウジン
グ１３０は、多くの円断面部分を有する単一の金属片から形成されている。回転ハウジン
グ１３０の最近位部分は、基部１３２である。回転ハウジングの近位端に隣接する基部１
３２の外面は、（図１１のみに示される）ネジ部１３７を有している。基部１３２は、開
端孔１３６を有している。孔１３６は、基部がギア列のリングギア６６の周囲に遊嵌する
のを容易にすべく、寸法決めされている。ハンドピース２０が組み込まれると、基部のネ
ジ１３７は、ハウジング２８の内壁の周囲に形成された相補的なネジ部１３８と係合する
ことになる（図２）。この螺合によって、回転ハウジング１３０は、ハンドピースハウジ
ング２２に保持されることになる。

回転ハウジング基部１３２は、ネジ部から遠位側に延在する滑らかな外壁を有する部分
１４０を有している。この部分１４０の前方に、回転ハウジング１３０は、基部１３２の
半径方向外側に延在するフランジ１４２を有している。フランジ１４２は、ハウジングが
ハンドピースハウジング２２に螺合されるとき、回転ハウジング１３０の近位側への移動
を阻止する回転ハウジング１３０の構造要素である。回転ハウジング１３０は、基部の部
分１４０およびフランジ１４２を貫通する４つのスロット１４４を画定すべく、さらに形
成されている。スロット１４４は、互いに等距離で離間されている。これらのスロット１
４４は、製造中に、回転ハウジング１３０をハンドピースハウジング２２に螺着させるの
に用いられる締付け具（図示せず）を受入れるスペーサとして機能している。

回転ハウジング１３０は、フランジ１４２の前方にクラッチスリーブ１４６を有してい
る。クラッチスリーブ１４６は、基部１３２の直径よりもいくらか小さい直径を有してい
る。クラッチスリーブ１４６は、４つの等距離で互いに離間したスロット１４８を有すべ
く、形成されている。スロット１４８は、クラッチスリーブ１４６の外周に沿って斜め下
方に延在している。４つの等距離で互いに離間した孔１５０も、クラッチスリーブ１４６
に形成されている。孔１５０は、スロット１４８の近位端の近位側のクラッチスリーブの
共通の周方向部分に位置している。孔１５０は、ハンドピース２０の製造および分解を容
易にするために、設けられている。

クラッチスリーブ１４６の外面において周方向に沿って延在する溝１５２がクラッチス
リーブ１４６に形成されている。溝１５２は、クラッチスリーブ１４６の前端（遠位端）
の近位側（後方）に位置している。溝１５２の遠位端からクラッチスリーブの遠位端に延
在する部分の外面は、ネジ部１５４を備えている（図１１のみに図示）。

回転ハウジング１３０は、クラッチスリーブ１４６の遠位側（前方）に突出する連結ネ
ック１５６を有している。連結ネック１５６は、クラッチスリーブ１４６の直径よりも小
さい直径を有している。連結ネック１５６は、４つの等距離で互いに離間したスロット１
５８を画定すべく、形成されている。スロット１５８は、連結ネック１５６に沿って長手
方向に延在し、連結ネック１５８の最遠位部分に略位置している。

ヘッド１６０は、回転ハウジング１３０の最遠位部分を構成している。ヘッド１６０は
、連結ネック１５６から前方に延在し、連結ネック１５６の直径よりも小さい直径を有し
ている。ヘッド１６０は、内向きに延在する周方向リップ部１６２を有している。リップ
部１６２は、回転ハウジングの開いた遠位端（図示せず）を画定している。

回転ハウジング１３０は、孔１３６から軸方向に沿って遠位側（前方）にハウジングの
遠位端まで延在する孔１６６が存在するように、さらに形成されている。孔１６６は、異
なる直径の断面部分を有している。異なる孔部分（図示せず）のそれぞれの直径は、一般
的に、クラッチスリーブ１４６、連結ネック１５６、およびヘッド１６０のそれぞれの外
径と対応させて、寸法決めされる。回転ハウジング１３０は、孔１６６の部分の１つを画
定するハウジング内壁から内方に延在する溝１６８を有すべく、さらに形成されている。
具体的には、溝１６８は、外周溝１５２が形成されるスリーブ１４６の薄い円形部分のす
ぐ近位側に位置するように、ハウジングクラッチスリーブ１４６に形成されている。

図２Ａおよび図２２に示されるように、軸受アセンブリ１７２，１７３が、スピンドル
と外側連結器の小組立体を回転ハウジング１３０に回転可能に保持している。軸受アセン
ブリ１７２（外輪は図示せず）は、ハウジングクラッチスリーブ１４６の孔１６６を画定
する内壁に着座されるようになっている。軸受輪の近位端は、クラッチスリーブ１４６と
連結ネック１５６との間の回転ハウジングの段付き環状内面に対して着座されるようにな
っている。軸受アセンブリ１７２の外輪の近位面は、孔１６６内に配置された保持リング
１７４と当接するようになっている。保持リング１７４は、回転ハウジングの溝１６８内
にスナップ嵌合されることになる。

軸受アセンブリ１７２の内輪（図示せず）は、スピンドルカラー１０６の周囲に圧入さ
れるようになっている。本発明のハンドピース２０が組立てられると、軸受アセンブリの
内輪の近位端は、隣接する外側連結器１２４の遠位面の環状部分に対して配置されること
になる。前述したように、軸受アセンブリ１７２の外輪は、回転ハウジング１３０の隣接
する内壁によって、遠位側に移動することができない。従って、換言すれば、外側連結具
１２４を軸受アセンブリ１７２の内輪に対して当接させることによって、スピンドルと外
側連結具の小組立体の遠位側の移動が阻止されることになる。

軸受アセンブリ１７３は、スピンドルステム１１２の遠位端（前端）と回転ハウジング
ヘッド１６０の隣接する内壁との間に延在している。軸受アセンブリ１７３の外輪（図示
せず）は、ハウジングヘッド１６０内の回転ハウジング１３０の内壁に着座されるように
なっている。軸受アセンブリの外輪は、回転ハウジングのリップ１６２の近位面とも当接
することになる。軸受アセンブリ１７３の内輪の遠位面は、保持リング１７５に対して着
座されるようになっている。保持リング１７５は、スピンドルステム１１２の溝１１８内
にスナップ嵌合されることになる。従って、総括的に述べると、回転ハウジングのリップ
１６２および保持リング１７５によって、軸受アセンブリ１７３の前方への移動が阻止さ
れることになる。

ワッシャー１７６，１７７および保持リング１７８は、協働して、軸受アセンブリ１７
３の近位側への移動を阻止している。２つのワッシャー１７６が設けられている。２つの
ワッシャー１７６の内、遠位側のワッシャー１７６が、軸受アセンブリ１７３の近位面に
対向して配置されている。柔軟な波ワッシャーであるワッシャー１７７が、遠位側ワッシ
ャー１７６と近位側ワッシャー１７６との間に挟み込まれることになる。保持リング１７
８が、スピンドル溝１１６内に着座されるようになっている。保持リング１７８は、周囲
スピンドルスリーブ１１２の外周の上方に延在している。ハンドピース２０が組み込まれ
ると、保持リング１７８の露出した部分が、ワッシャー１７６，１７７の近位側への運動
、従って、軸受アセンブリ１７３の同様の運動を阻止することになる。波ワッシャー１７
７は、製造のバラツキが生じた場合、遠位ワッシャー１７６が軸受アセンブリ１７３に対
して配置されることを確実にするために、設けられている。

ワッシャー１７６は、Ｌ字状である。ワッシャー１７６の短い垂直部分（図示せず）が
、スピンドルステム１１２の外面に配置されている。軸受アセンブリ１７３に最も近いワ
ッシャー１７６は、その垂直部分が軸受アセンブリの内輪と対向するように、配置されて
いる。この配置によって、ワッシャー１７６を軸受アセンブリ１７３の内輪から離して保
持することが可能となる。保持リング１７８と接触するワッシャー１７６は、その垂直部
分が保持リングと当接するように、配置されている。

スピンドルと外側連結具の小組立体がこのように組立てられると、ギア列の駆動ヘッド
８６，９２は、いずれも、外側連結具の近位端孔１２６内に着座することになる。スロッ
ト１３４は、駆動ヘッド８６，９２の上方に延在するように、外側連結具１２４内に形成
されている。また、本発明の構成要素は、スピンドル４２が回転ハウジング１３０内に着
座したとき、スピンドルの最遠位端が、回転ハウジングの周囲遠位端の前方にわずかな距
離だけ突出するように、寸法決めされている。

以下、図２Ａおよび図１３を参照して、クラッチ４４の構造について説明する。このク
ラッチは、外側連結具１２４を覆う回転ハウジングクラッチスリーブ１４６の内側に配置
された円形の内側シフター１８０を備えている。図１４および図１５に最もよく示される
ように、内側シフターは、近位端基部１８１を有している。内側シフター１８０は、基部
１８１から遠位側（前方）に延在するヘッド１８２を有すべく、形成されている。ヘッド
１８２は、基部１８１の直径よりも小さい直径を有している。一定の直径の孔１８３が、
内側シフター１８０内を通って、基部１８１の近位端からヘッド１８２の遠位端に向かっ
て軸方向に延在している。

内側シフター１８０は、外側連結具１２４が孔１８３内に着座したとき、外側連結具の
長さに沿って長手方向に移動することができるように、形成されている。クラッチ４４は
、内側シフター基部１８１から半径方向内方に延在する４つの等距離で互いに離間したト
ルクピン１８４を備えている。各トルクピン１８４は、内側シフター基部１８１に形成さ
れた側方に延在する開口１８５内に着座される。各トルクピン１８４は、外側連結具スロ
ット１３４の関連する１つを貫通している。トルクピン１８４は、それらのピンの先端が
、それぞれ、ギア列の駆動ヘッド８６，９２のノッチ８８，９４に着座するのに充分な長
さを有している。

内側シフター１８０の周囲に配置されたシフターハウジング１８６は、内側シフター１
８０を外側連結具１２４の周囲に沿って長手方向に移動させるようになっている。以下、
図１６および図１７を参照して、シフターハウジング１８６について説明する。シフター
ハウジング１８６は、概して、一定の外径を有するリング状構造の形態にある。シフター
ハウジング１８６は、近位端に内方延在リップ１８８を有するように、さらに形成されて
いる。溝１９０が、ハウジングを通る中心開口１９２を画定するシフターハウジング１８
６の環状内壁から内方に延在している。溝１９０は、シフターハウジング１８６の遠位端
面の近位側に位置している。シフターハウジング１８６は、外面に２つの直径方向におい
て対向する球面の窪み１９４を画定するように、さらに形成されている。

シフターハウジング１８６は、回転ハウジングのクラッチスリーブ１４６内に配置され
るようになっている。内側シフターヘッド１８２は、シフターハウジング１８６の内側に
位置している。軸受アセンブリ１９６が、内側シフターヘッド１８２の外周壁とシフター
ハウジング１８６の隣接する内壁との間に配置されるようになっている。軸受アセンブリ
１９６の近位端は、ヘッド１８２を越えて半径方向に突出する内側シフター基部１８１の
隣接する遠位側の環状面と当接することになる。軸受アセンブリ１９６の遠位面の外周は
、シフターハウジング１８６に嵌合された保持リング１９８と当接することになる。特に
、保持リング１９８は、シフターハウジング溝１９０内にスナップ嵌合されるようになっ
ている。従って、内側シフター基部１８１と保持リング１９８によって、軸受アセンブリ
１９６の互いに対向する端が拘束され、これによって、内側シフター１８０およびシフタ
ーハウジング１８６の長手方向における運動を係止することが可能になる。軸受アセンブ
リ１９６によって、内側シフター１８０およびシフターハウジング１８６は、互いに対し
て軸方向に回転することが許容されている。

回転ハウジングクラッチスリーブ１４６の周囲に回転可能に取り付けられたシフトリン
グ２０２は、シフターハウジング１８６、従って、内側シフター１８０の長手方向の位置
を設定するように、手動で作動されることになる。図１８および図１９に最もよく示され
るように、シフターリング２０２は、概して、管状部材の形態にある。シフターリング２
０２の外面に形成された窪み２０４は、リングを指で掴むのを容易にするものである。シ
フターリング２０２は、軸方向に延在する貫通孔２０６を画定すべく、さらに形成されて
いる。孔２０６は、シフトリング２０２が下方に位置する回転ハウジングクラッチスリー
ブ１４６の周囲を回転することができるように、寸法決めされている。シフトリングは、
近位端に、孔２０６内に近位端開口を画定する第１の皿孔２０８を画定している。第２の
皿孔２１０は、第１の皿孔２０８と孔２０６との間に位置している。第２の皿孔２１０は
、孔２０６と皿孔２０８との間の直径を有している。

シフトリング２０２は、その遠位端に第３の皿孔２１２を有すべく、形成されている。
第３の皿孔２１２は、孔２０６内に遠端開口を形成している。第２の皿孔２１０および第
３の皿孔２１２は、同一の直径を有している。孔２０６を画定するシフトリング２０２の
内壁は、直径方向において対向する２つの長手方向に延在する凹溝２１４を画定すべく、
さらに形成されている。各溝２１４は、第２の皿孔２１０から第３の皿孔２１２に延在し
ている。

本発明のハンドピース２０が組立てられると、ボール軸受２１６が、シフトリング２０
２の回転運動を軸方向運動に変換し、この軸方向運動がシフターハウジング１８６を変位
させることが可能となる。各ボール軸受２１６は、回転ハウジング１３０のクラッチスリ
ーブの対向するスロット１４８の１つに着座されるようになっている。２つのボール軸受
２１６が設けられ、４つのスロット１４８が設けられている。余分のスロット１４８を設
けることによって、ハンドピース２０の組立中の要素の配向が容易になる。回転スリーブ
１３０の内側では、各ボール軸受２１６は、シフターハウジング１８６に形成された窪み
１９４の各々に着座されるようになっている。回転ハウジング１３０の外側では、各ボー
ル軸受２１６は、シフトリング２０２に形成された溝２１４の各々に着座されるようにな
っている。

本発明のハンドピース２０が組立てられると、回転ハウジングフランジ１４２は、シフ
トリングの第１の皿孔２０８内に着座する。２つのＯリング２１８が、回転ハウジング１
３０の外周面とシフトリング２０２の内壁との間に設置されることになる。第１のＯリン
グ２１８は、シフトリングの第２の皿孔２１０の環状空間内に着座されるようになってい
る。第２のＯリング２１８は、シフトリングの第３の皿孔２１２内に着座されるようにな
っている。これらの２つのＯリング２１８は、回転ハウジングのクラッチスリーブ１４６
の滑らかな外面に延在している。

シフトリングナット２２０によって、シフトリング２０２は、ハンドピース２０の残り
に保持されている。図２０および図２１に最もよく示されているように、シフトリングナ
ット２２０は、略管状である。シフトリングナット２２０は、略一定の外径を有する基部
２２を有すべく、形成されている。シフトリングナット２２０は、基部２２２の前方にヘ
ッド２２４を有している。遠位側（前方）に延在するシフトリングヘッド２２４の外径は
、内向きのテーパが付されている。シフトリングナット２２０は、基部２２２の外面の近
位端に２つの互いに対向する平面２２６を画定すべく、さらに形成されている。これらの
平面２２６は、組立中に、シフトリングナット２２０を回転ハウジング１３０に螺着させ
るのに用いられる締付け工具を受入れるために、設けられている。

孔２２８が、シフトリングナット２２０をその近位端から遠位端に向かって軸方向に貫
通している。シフトリングナット２２０は、孔２２８を画定する円形内壁から内方に延在
する内向き段付きの環状リップ２３０を有すべく、さらに形成されている。リップ２３０
の円形内面は、ネジ部２３１を有している（図２０参照）。シフトリングナット２２０は
、シフトリングナットのネジ部２３１を回転ハウジングのクラッチスリーブ１４６のネジ
部１５４と係合することによって、回転ハウジングに螺着されるようになっている。

以下、図２Ａ、図３および図２２を参照して、本発明の外科用ハンドピースの連結アセ
ンブリ４６を説明する。具体的に、連結アセンブリ４６は、２つの円筒保持ピン２４０を
備えている。これらのピン２４０の各々は、スピンドルスロット１１４の１つに着座され
るようになっている。ピン２４０は、スロット１１４の最前方位置にあるとき、ハンドピ
ース２０に取り付けられた取付け具／付属装置の連結ヘッド５４に形成された溝（窪み）
３０６内に着座されるようになっている。このようにして、ピン２４０は、取付け具／付
属装置を工具スピンドル４２に保持することが可能となる。

内側ワッシャー２４２および外側ワッシャー２４８は、ピンをスロット１１４および取
付け具／付属装置の窪み３０６内に離脱可能に保持する連結アセンブリ４６の構成要素で
ある。内側ワッシャー２４２は、どの切口でも、Ｌ字状の断面輪郭を有すべく、形成され
ている。さらに具体的に、内側ワッシャーは、スピンドルステム１１２の周囲に延在する
円筒基部２４４を有している。スピンドル４２および内側ワッシャー２４２は、内側ワッ
シャーがスピンドルの周囲を長手方向に沿って自在に移動することができるように、互い
に対して寸法決めされている。内側ワッシャー２４２は、基部２４４の遠位端（前端）か
ら直交して外方に延在するリップ２４６を有すべく、さらに形成されている。

内側ワッシャー２４２は、スピンドルステム１１２の周囲に同じように配置された外側
ワッシャー２４８内に入れ子にされている。外側ワッシャーは、平坦な円形のヘッド２５
０を有すべく、形成されている。ヘッド２５０の外周から近位側（後方）に延在する円筒
状のスカート２５２が、ヘッド２５０と一体に形成されている。外側ワッシャー２４８は
、ワッシャーヘッド２５０がスピンドルスロット１１４の遠位端と略一直線に並ぶように
、スピンドルステム１１２の周囲に配置されている。内側ワッシャー２４２の遠位端は、
スピンドルステム１１２の外壁および外側ワッシャー２４８のスカート２５２の内壁によ
って画定された環状空間内に配置されている。

スピンドルステム１１２の周囲に配置されたコイルバネ２５４が、通常、内側ワッシャ
ー２４２を外側ワッシャー２４８に向かって付勢している。バネ２５４の近位端は、スピ
ンドルカラー１０６の最遠位部分に着座したワッシャー２５６に対して着座されるように
なっている。ワッシャー２５６の近位面は、保持リング２５８に当接するようになってい
る。保持リング２５８は、スピンドル溝１０８内にスナップ嵌合され、スピンドルカラー
１０６の外面を越えて突出している。従って、保持リング２５８は、ワッシャー２５６、
従って、バネ２５４の近位側への運動を妨げることになる。ワッシャー２５７が、保持リ
ング２５８の近位面と軸受アセンブリ１７２の内輪の隣接する遠位面との間に配置されて
いる。

従って、バネ２５４は、内側ワッシャー２４２を前方に付勢することになる。内側ワッ
シャー２４２のこの運動によって、まず、内側ワッシャー２４２と外側ワッシャー２４８
との間に取り込まれた保持ピン２４０が、圧縮によって捕捉される。バネ２５４によって
加えられたこの連続的な力によって、ワッシャー２４２，２４８およびピン２４０は、連
続的に前方に付勢される。このサブ・アセンブリのこの前進運動の結果、ピン２４０は、
スピンドルスロット１１４の遠位（前方）部分内に保持される。このサブ・アセンブリの
遠位側への前進運動は、保持ピン２４０がスロット１１４の遠位側外周を画定するステム
スリーブ１１２の内面と当接することによって、停止する。各ピン２４０は、このように
配置されると、スピンドル孔１２０内に延在することになる。

作動リング２６２が、ワッシャー２４２および２４８、従って、ピン２４０を、それら
のピンが着座する取付け具／付属装置の窪み３０６から選択的に移動させる。作動リング
２６２は、回転ハウジングの連結ネック１５６の遠位端の外周に周方向に延在している。
以下、図２３および図２４を参照して、作動リング２６２について、詳細に説明する。略
リング状の作動リング２６２は、近位端基部２６４を有すべく、形成されている。作動リ
ング基部２６４の外周面は、ネジ部（図示せず）を備えている。作動リング２６２は、基
部２６４から遠位側（前方）に延在するネック２６６を有すべく、さらに形成されている
。ネック２６６は、基部２６４の直径よりも小さい外径を有している。作動リング２６２
を通る貫通孔を画定する内壁（孔および内壁は、いずれも図示せず）は、スリーブの長さ
に沿って一定の直径を有している。

４つの均等に離間したピン２６８が、作動リングネック２６６に形成された半径方向開
口２７０に取り付けられている。ピン２６８は、作動リング２６２の軸方向中心に向かっ
て内方に向けられている。本発明のハンドピース２０が組立てられると、ピン２６８は、
回転ハウジングの連結ネック１５６に形成された貫通スロット１５８を貫通するようにな
っている。回転ハウジングスロット１５８内にピン２６８を着座させることによって、作
動リング２６２の近位側および遠位側への運動の範囲が制限されることになる。ピン２６
８は、作動リング２６２が近位側（後方）に移動したとき、ピンの自由端が外側ワッシャ
ー２４８のヘッド２５０の遠位面を押圧するのに充分な長さを有している。

アクチュエータスリーブ２７２は、外科医が作動リング２６２を移動させるのを可能に
する握りとして機能している。図２５および図２６に示されるように、アクチュエータス
リーブ２７２は、その外面に沿って４つの互いに離間したタブ２７４を有すべく、形成さ
れている。タブ２７４は、外科医がアクチュエータスリーブ２７２を保持し、かつ後方に
押圧することを可能にする指握りとして機能している。図１のスリーブでは、単一の周囲
リップ２７４ａが、タブ２７４と同じ機能を果たしている。

アクチュエータスリーブ２７２は、そのスリーブを完全に貫通する軸方向に延在する孔
を有している。この孔は、第１の近端部分２７６を有している。この孔は、孔部分２７６
の前方に第２の部分２８０を有している。孔部分２８０は、孔部分２７６の直径よりも小
さい直径を有している。孔部分２８０を画定するアクチュエータスリーブ２７２の内壁は
、ネジ部（図示せず）を有している。作動スリーブ２７２は、孔部分２８０の前方に孔部
分２８２を有すべく、形成されている。（孔部分２８０，２８２間に、図示しないが、製
造上の理由から形成される溝がある）。孔部分２８２は、孔部分２８０よりも小さい外径
を有している。孔部分２８４が、作動スリーブ貫通孔の最遠位側の部分である。孔部分２
８４は、孔部分２８２の直径よりも小さい直径を有している。

ハンドピース２０が組立てられると、アクチュエータスリーブ２７２は、作動リング２
６２の周囲に固定されることになる。具体的には、アクチュエータスリーブ２７２の孔部
分２８０を画定するネジ面が、作動リング基部、すなわち、リング基部２６４の外面のネ
ジに螺着されるようになっている。

コイルバネ２８６が、通常、作動リング２６２を外側ワッシャー２４８から離れる方向
、具体的には、遠位側（前方）に保持するようになっている。バネ２８６は、回転ハウジ
ングの連結ネック１５６とシャフトリングナット２２０との間に配置されている。コイル
バネ２８２の近位端は、回転ハウジングの連結クラッチスリーブ１４６と連結ネック１５
６との間の外側環状段面に対して着座されるようになっている。バネ２８６の遠位端は、
作動リング基部２６４の近位面に対して着座されるようになっている。バネ２８６は、ピ
ン２６８が通常外側ワッシャー２４８から離間するように、作動リングを前方に付勢して
いる。

トルクリング２８８が、回転ハウジングヘッド１６０の周囲に圧入されるようになって
いる。トルクリング２８８は、２つの互いに対向する横方向延在タブ２９０を有している
。ハンドピース２０が組立てられるとき、トルクリング２８８の全体が、通常、作動スリ
ーブ２７２の孔部分２８４内に配置されることになる。トルクリング２８８は、タブ２９
０が作動スリーブ２７２と当接せず、従って、作動スリーブ２７２の運動を拘束しないよ
うに、形成されている。取付け具がハンドピース２０に嵌着されるとき、少なくとも１つ
のトルクリングタブが、取付け具の露出した固定要素に形成された相補的ノッチ内に着座
するとよい。この係合によって、取付け具の固定要素がハンドピース２０に対して相対的
に回転するのが阻止されることになる。本発明の代替的な態様では、トルクリング２８８
は、単一のタブ２９０または３つ以上のタブ２９０を有している。

以下、図２７および図２７Ａを参照して、本発明によって構成された切断付属装置４８
について説明する。切断付属装置４８は、細長いシャフト５２を有している。連結ヘッド
５４が、シャフト５２の近位端に一体に取り付けられている。連結ヘッド５４は、ハンド
ピース２０によって生じたトルクを受け、切断付属装置４８をハンドピースに係合するの
を容易にし、付属装置の揺動を阻止する特徴を有している。

組織加工ヘッド５０が、シャフト５２の遠位端に取り付けられている。本発明の例示さ
れる態様では、組織加工ヘッド５０は、寛骨臼リーマである。これは例示であって、制限
するものではないことを理解されたい。本発明の他の態様では、組織加工ヘッドは、ドリ
ルヘッドまたはバー（bur）のような他の部材であってもよい。また、本発明のいくつか
の態様では、組織加工ヘッドは、シャフト５２に離脱可能に取り付けられてもよいことを
理解されたい。例えば、リーマヘッドは、多くの場合、リーマを回転するのに用いられる
シャフト５２に離脱可能に取り付けられている。

連結ヘッド５４、すなわち、付属装置４８の最近位端は、３つの長手方向に互いに離間した部分を有すべく、形成されている。連結ヘッド５４の第１の最近位部分は、ボス３０２である。ボス３０２は、スピンドル孔１０４と密にすべり嵌合し、スピンドル４２によって出力されたトルクを受けるように、寸法決めされている。本発明の例示的な態様では、孔１０４は、六角形の断面輪郭を有している。従って、本発明のこの態様では、連結ヘッド孔３０２は、六角形状を有し、スピンドル孔１０４よりもわずかに小さい寸法を有すべく、寸法決めされている。ボスの個々の外面３０３は、スピンドル４２の隣接する相補的な内面１０５によって伝達されるトルクを受けるようになっている。ボス３０２の隣接する面３０３は、縁３０９で交わる（縁の１つが図２７Ａに図示）。従って、ボス３０２は、ボスの周方向において配置された複数の縁３０９を有するように形成されている。

連結ヘッド５４の第２の中間部は、本体３０４である。連結ヘッド本体３０４は、スピンドル孔１２０に密にすべり嵌合されるように、形成されている。本発明の例示的な態様では、スピンドル孔１２０は、円形断面を有している。連結ヘッド本体３０４は、同じ円形断面を有し、その直径は、スピンドル孔１２０の直径よりもわずかに小さい。また、連結ヘッド本体３０４は、連結ヘッドボス３０２によって占有される断面よりも大きい断面を占有することを理解されたい。従って、本体３０４の外面は、ボス３０２の外周の半径方向外側に配置されていることを理解されたい。連結ヘッド本体３０４は、その長さに沿って略一定の直径を有している一方で、連結ヘッド本体３０４は、この連結ヘッド本体の外面に周方向において且つ連結ヘッド本体の外面から内方に延在する溝３０６を有すべく、さらに形成されている。溝３０６は、連結ヘッド本体の近位端と遠位端との間の略中間に位置している。さらに具体的には、溝３０６は、連結ヘッド５４がハンドピーススピンドル４２内に着座するとき、溝を画定するヘッド本体３０４の近位面がスピンドルスロット１１４を画定するスピンドル４２の近位内面と略一直線に並ぶように、位置決めされている。溝３０６は、互いに対向する第１および第２のテーパが付された面によって画成されている（図示せず）。第１のテーパが付された面、すなわち最も遠位側の凹面は、本体の外面から内向きに且つ近位側後方にテーパが付されている。第２のテーパが付された面、すなわち下記に記載するスロット３０８の前方に配置されたテーパが付された面は、内向きに且つ遠位側前方にテーパが付されている。

連結ヘッド本体３０４の近位端は、周方向に互いに離間した多数のスロット３０８を画定すべく、さらに形成されている。各スロット３０８の基部は、連結ヘッド本体３０４の残りの湾曲した周囲外面に対して相対的に凹んだ平面３１０によって画定されている。各平面３１０は、図２７Ａに示されるように、六角形の連結ヘッドボス３０２を形成する面の半径方向外側に配置されている。スロット３０８間の連結ヘッド本体３０４の部分の近位端部分は、ベベル面３１２を有している。各対のベベル面３１２は、縁３１４で交わっている。各縁３１４は、ボス３０２と一体となっている縁３０９の個々と位置合わせされている。

肩３０５が、連結ヘッド５４の最遠位部分である。連結ヘッド本体３０４と連続する肩３０５は、本体３０４の遠位端に隣接して本体の外面を越えて半径方向に突出する近位面（図示せず）を有するように、連結ヘッド本体の直径よりも大きい直径を有している。切断付属装置４８は、ボス３０２がスピンドル孔１２０内に着座するとき、肩３０５の近位面がスピンドル４２の遠位面にすぐ隣接して配置されるように、さらに構成されている。本発明のいくつかの態様において、特に取付け具３２０と一体の連結ヘッド（図３２）では、前述したように、肩３０５は、連結ヘッド５４の残りから物理的に離れている。本発明のこれらの態様では、肩３０５は、関連するシャフトと一体で回転するために、そのシャフトの周囲に圧入されるようになっている。

本発明の外科用ハンドピース２０を作動する準備として、切断付属装置４８がハンドピ
ース４２内に挿入される。このプロセスは、切断付属装置の連結ヘッド５４をスピンドル
孔１２０に挿入することによって、開始される。これによって、連結ヘッド本体３０４の
点３１４が、ピン２４０を押圧することになる。この動作をもたらす手動力は、バネ２５
４によって加えられる対向力を上回れば、十分である。従って、この力を連続的に付加す
ることによって、ピン２４０は、斜め外方かつ後方に押圧される。その結果、ピン２４０
は、連結ヘッド本体３０４の外面上に載ることになる。

連結ヘッド５４がスピンドル４２内にさらに挿入されると、連結ヘッド本体３０４のベ
ベル面３１２の１つが、スピンドルピン１２１と当接する。連結ヘッド５４を継続的に挿
入することによって、ピン１２１がベベル面３１２と隣接する本体スロット３０８に着座
するまで、連結ヘッドが回転する。連結ヘッド５４のこの回転運動によって、連結ヘッド
が継続してスピンドル４２内に挿入されるとき、連結ヘッドボス３０２がスピンドル孔１
０４と位置合わせされ、そのスピンドル孔１０４内に着座されることが確実になる。

付属装置連結ヘッド５４がこのように着座した後、バネ２５４は、ピン２４０とワッシ
ャー２４２，２４８のサブ・アセンブリを前方に押圧する。この運動によって、ピン２４
０は、スピンドル孔１１４内において、付属装置連結ヘッド５４およびスピンドル孔１２
０の同軸の長手方向中心軸に向かって、斜め前方に移動する。これによって、図２８およ
び図２９に示されるように、ピンは、連結ヘッド溝３０６内に着座することになる。ピン
２４０が溝３０６内に着座することによって、連結ヘッド５４、従って、切断付属装置４
８が、ハンドピーススピンドル４２に係止されることになる。

次いで、クラッチ４４が、スピンドル４２をギア列駆動ヘッド８６または９２の１つに
連結するように設定され、これによって、スピンドルを選択された駆動ヘッドと共に回転
させる。具体的に、クラッチ４４は、トルクピン１８４をスピンドルが接続されるべき駆
動ヘッド８６または９２のノッチ８８または９４内に着座させるように、設定される。ト
ルクピン１８４の設定、すなわち、長手方向の位置決めは、シフトリング２０２を回転す
ることによって、行われる。シフトリング２０２を回転させると、ボール軸受２１６が回
転ハウジングスロット１４８内で螺旋状に運動する。ボール軸受２１６の長手方向の変位
によって、シフターハウジング１８６が、同じように長手方向において変位することにな
る。シフターハウジング１８６の長手方向の運動によって、内側シフター１８０が、同じ
ように運動することになる。

トルクピン１８４は、内側シフター１８０と一体なので、内側シフターの長手方向の変
位によって、近位側に位置する駆動ヘッド８６のノッチ８８または遠位側に位置する駆動
ヘッド９２のノッチ９４のいずれかに選択的に着座する。

以上によって、本発明のハンドピース２０は、運転可能な状態にある。トリガースイッ
チ３２を押し込むことによって、モータ２４が作動することになる。これによって、モー
タシャフト２６が回転することになる。ギア列３６は、シャフトによって出力された回転
モーメントを異なる速度に減速することになる。具体的に、ギア列の内部のギアによって
、駆動ヘッド８６は、第１の減速度で回転することになる。駆動ヘッド９２は、第１の減
速度よりも遅い第２の減速度で回転することになる。

クラッチ４４の設定に依存して、トルクピン１８４は、駆動ヘッド８６または９２のい
ずれかのノッチ８８または９４内に着座する。従って、トルクピン１８４は、ピンが係合
される駆動ヘッド８６または９２の速度で回転することになる。トルクピン１８４は、外
側連結具スロット１３４を貫通している。その結果、トルクピンの回転によって、外側連
結具１２４、従って、スピンドル４２も同様に回転することになる。連結ヘッドボス３０
２が、スピンドル孔１０４内に比較的密に嵌合し、これらの要素が非円形断面輪郭を有し
ているので、スピンドル４２の回転運動は、ボス３０２によって、連結ヘッド５４および
切断付属装置４８の残りに伝達されることになる。

切断付属装置４８を取り外すと、アクチュエータスリーブ２７２が、後方に押圧される
ことになる。アクチュエータスリーブ２７２のこの運動によって、ピン２４０が、斜め後
方かつ外方に移動することになる。従って、ピン２４０は、図３０および図３１に示され
るように、連結ヘッド溝３０６およびスピンドル孔１２０から引っ込められる。これによ
って、切断付属装置４８を取り外し、新しい付属装置をハンドピース２０に離脱可能に連
結することが可能となる。

本発明の外科用ハンドピース２０のクラッチ４４は、トルクピン１８４が駆動ヘッド８
６または９２から出力される回転運動をスピンドルと外側連結具のサブ・アセンブリに直
接伝達するように、構成されている。各クラッチピン１８４は、スピンドル４２の延長部
である外側連結具１２４を通って側方に延在している。従って、クラッチピン１８４は、
著しく大きい長手方向の空間を占有しない。また、ボール軸受２１６が離間して配置され
るシフターハウジング窪み１９４は、クラッチピン１８４に近接している。本発明のいく
つかの態様では、窪み１９４の中心からクラッチピンの中心までの距離は、２．０ｃｍ以
下である。本発明のさらに好ましい態様では、この距離は、１．０ｃｍ以下である。総括
的に述べると、本発明のこれらの特徴によれば、３．０ｃｍ、さらに好ましくは、２．０
ｃｍ以下の全長を有する内部シフターおよびシフターハウジングを設けることができる。
本発明の最も好ましい態様では、このサブ・アセンブリの全長は、１．０ｃｍ以下である
。

従って、本発明のクラッチ４４は、比較的長さが短い。これによって、軸方向長さを短
縮したギア列およびクラッチアセンブリを有するハンドピースを設けることができる。さ
らに、本発明のクラッチ４４を用いることによって、ハンドピース２０の構成要素の質量
が重心から離れて分配される程度を少なくすることができる。構成要素の質量を重心の中
心線の近くに置くことによって、ハンドピース２０を正確に位置決めするときに、外科医
が受ける応力が低減されることになる。

取付け具／切断付属装置の連結ヘッドが本発明のハンドピースのスピンドル４２に嵌合
されるとき、孔１２０を画定するスピンドル４２の内壁と連結ヘッド本体３０４の外面と
の間に比較的長い密接界面が生じている。本発明のいくつかの態様では、この界面は、０
．６インチ（１．５センチ）以上の長さを有している。本発明のさらに好ましい態様では
、この界面は、１．０インチ（２．５センチ）以上の長さを有している。この界面は、ス
ピンドルがトルクを連結ヘッドボス３０２に伝達トルクする個所より遠位側にある。この
構成によって、スピンドルおよび連結ヘッドが回転するとき、スピンドル内の連結ヘッド
の揺動が最小限に抑えられることになる。連結ヘッドの揺動を最小限に抑えることによっ
て、切断付属装置組織加工ヘッド５０への揺動も同様に低減されることになる。

さらに、連結ヘッド５４がスピンドル孔１２０内に嵌合されるとき、連結ヘッド肩３０
５が、孔を画定するスピンドルの遠位端開口に当接するようになっている。従って、総括
的に述べると、ピン２４０および肩３０５によって、スピンドル内おける連結ヘッド５４
の長手方向の揺動が阻止されることになる。回転スピンドル１２０の遠位端は、ハンドピ
ース２０の固定要素からわずか前方に離間しているので、肩３０５の存在によって、切断
付属装置４８の回転が妨げられることはない。肩３０５とハンドピース２０の固定要素が
接触しないことをさらに確実にするために、肩は、固定要素によって画定される範囲外に
置かれるように、寸法決めされている。すなわち、肩３０５の外径は、リップ１６２によ
って画定される回転ハウジングの遠位端開口の直径よりも小さく設定されている。

図３２は、本発明によって構成された取付け具３２０を示している。取付け具３２０は
、ハウジング３２２を備えている。入力シャフト３２４が、ハウジング３２２から後方に
延在している。入力シャフトは、切断付属装置連結ヘッド５４と同じ特徴を有する近位端
連結ヘッド３２６を有すべく、形成されている。矩形状の仮想線によって表される連結ア
センブリ３２８が、ハウジングの内部に配置されている。連結アセンブリ３２８は、切断
付属装置（図示せず）の近位端を離脱可能に回転保持するように、設計されている。連結
アセンブリ３２８の構造の細部は、本発明と関連しない。連結アセンブリ３２８は、連結
アセンブリ４６の特徴を備えていてもよい。代替的に、連結アセンブリ３２８は、前述の
連結ヘッド５４以外の連結ヘッドを回転保持する特徴を備えていてもよい。これらの例と
して、トリンクル（ｔｒｉｎｋｌｅ）接続具、すなわち、ハドソン（Ｈｕｄｓｏｎ）？接
続具、および外科業界で知られている改良型トリンクル接続具が挙げられる。

入力シャフト３２４は、連結アセンブリ３２８を回転させるものである。本発明のいく
つかの態様では、入力シャフト３２４と連結アセンブリ３２８のスピンドルは、同じ構成
要素である。従って、本発明のこれらの態様では、取付け具３２０は、連結ヘッド５４と
異なるヘッドを有する付属装置をハンドピースに接続する手段として、機能する。本発明
のこれらの態様では、取付け具は、ハンドピーススピンドル４２が回転する速度で回転す
ることになる。本発明の他の態様では、入力シャフト３２６による回転モーメントを連結
ヘッドに伝達するために、取付けハウジング３２２の内部に減速機または増速機が設けら
れている。本出願人が譲渡人である「外科ドリル用のドリル取付け具」の表題で１９９９
年１１月３０日に刊行された米国特許第５，９９３，４５４号は、このようなアセンブリ
の１つを示している。この特許は、参照することによって、ここに含まれるものとする。
この種の取付け具は、本発明のスピンドル４２および連結アセンブリ４６と実質的に同一
のスピンドルおよび連結アセンブリを備えていてもよい。

前述の説明は、本発明の１つの具体的な態様に対するものである。本発明のハンドピー
ス、切断付属装置および取付け具の代替的な態様が、前述したものと異なる特徴を有して
もよいことを理解されたい。

例えば、本発明の全てのハンドピースは、必ずしも前述したクラッチと連結アセンブリ
の両方を備える必要がない。本発明のいくつかの態様は、クラッチのみまたは連結アセン
ブリのみを有してもよい。

本発明のギア列および駆動ヘッドは、前述したものと異なって設計されてもよい。例え
ば、本発明のいくつかの態様では、ギア列は、３つ以上の駆動ヘッドを有してもよく、そ
れらの全てまたは各々が、単一の入力回転モーメントに応じて、異なる速度で作動しても
よい。本発明のいくつかの態様では、ギア列は、１つまたは複数の駆動ヘッドをモータシ
ャフト２６の回転速度よりも速い速度で回転させるギアを有してもよい。

モータ２２によってシャフト２６を回転させる手段は、同様に、前述したものと異なっ
ていてもよい。

同様に、クラッチ４４の構造は、前述したものと異なっていてもよい。例えば、本発明
のいくつかの態様は、ギア列駆動ヘッド８６または９２とスピンドル４２を同時に係合さ
せるために、前述したものよりも少ない数または多い数の横方向に延在する部材、クラッ
チピン、またはトルク伝達要素を有していてもよい。本発明のいくつかの態様では、クラ
ッチ４４は、これらの部材の１つを備えていてもよい。

本発明のいくつかの態様では、内側シフターおよび／または外側シフターは、長手方向
の運動がこのサブ・アセンブリに伝達される点（前述の実施形態における窪み１９４）が
、トルクを駆動ヘッドの１つからスピンドルに伝達する横方向部材が位置する長手方向に
おける薄片部分内に位置するように、配置されてもよい。このような構成によって、クラ
ッチの長手方向における全体の長さをさらに短縮することができる。

また、本発明のいくつかの態様では、クラッチピンは、スピンドルに一体に取り付けら
れてもよい。本発明のこれらの態様では、クラッチピンを適切なギア列駆動ヘッドと係合
させるために、スピンドル自体が変位するようになっている。

同様に、本発明の他の態様では、回転シフトリング以外の手段を用いて、クラッチピン
の位置を設定してもよい。本発明のいくつかの態様では、クラッチピンの位置を設定する
ために変位させる外科医作動要素として、ハンドピースハウジングに取り付けられる長手
方向に移動可能なスイッチ部材が用いられてもよい。

図３３および図３４に示されるように、２つのクラッチ状態間におけるクラッチの切換
を示すために、触知性および可聴性フィードバックアセンブリをクラッチアセンブリに設
けることが可能である。例示的なフィードバックアセンブリでは、フィードバックは、戻
り止めボール３４０によって得られる。戻り止めボール３４０は、内側シフター１８０ａ
の基部１８１ａに形成された孔３４２内に着座されるようになっている。戻り止めボール
は、外側連結具１２４ａに向かって内方に延在するように、配置されている。ボール３４
０を外側連結具１２４に向かって内方に付勢するために、バネ３４４も、内側シフター孔
３４２に着座されることになる。シフターハウジング１８６は、内側シフター１８０ａの
周囲に配置されることを理解されたい。従って、シフターハウジング１８６の環状内壁は
、バネ３４４の外端が当接する固定面として機能することになる。

外側連結具１２４ａは、前述した外側連結具１２４（図８および図９）と同一の基本的
な幾何学的形状を有している。外側連結具１２４ａは、２つの平行に延在する円弧溝３４
８を有するように、さらに形成されている。これらの溝３４８は、外側連結具１２４ａに
形成された２つの隣接スロット１３４間にわたって、外側連結具１２４ａの外面に形成さ
れている。第１の溝３４８は、２つのスロット１３４の遠位端に隣接して位置している。
第２の溝は、２つのスロット１３４の近位端に隣接して位置している。

クラッチが作動すると、内側シフター基部１８１ａは、外側連結具スロット１３４の対
向端の間で移動する。内側シフターのこの移動によって、戻り止めボール３４０は、第１
の溝３４８の外に出て、第２の溝３４８の内に入る。ボール３４０が第１の溝３４８から
外に出る力を上回るバネ抵抗によって、クラッチが第１の状態から移動する最初の触知フ
ィードバックが得られる。クラッチピン１８４が駆動ヘッド８６または９２の第２のもの
と係合する位置に、内側シフター基部１８１ａが移動すると、戻り止めボール３４０は、
駆動ヘッドと一直線に並ぶ溝３４８内に着座することになる。これによって、可聴機構が
得られる。また、シフトリング２０２（図１）を作動するたびに、ボールを溝から出すよ
うに付勢することによって、付加的な抵抗が生じることになる。

従って、本発明のこの態様によるフィードバックアセンブリは、クラッチが第１の設定
点から移動するとき、およびクラッチが第２の設定点に移動するときのいずれにおいても
、フィードバックをもたらすことになる。

また、連結アセンブリ４６および相補的な取付け具／切断付属装置連結ヘッドの構造は
、前述したものと異なっていてもよい。本発明の全ての態様において、トルクを出力する
スピンドルの表面および相補的な連結ヘッドボス３０２は、必ずしも六角形または多角形
断面の輪郭を有している必要がない。しかし、多角形断面の形状は、連結ヘッドへのトル
ク伝達を確実にするのに最も効率的であると考えられる。

同様に、連結ヘッド本体３０４は、図示され、かつ説明したものと異なる幾何学的形状
を有していてもよい。本発明の全ての態様において、この構成要素および相補的なスピン
ドル孔は、円形の断面輪郭を有することは、必ずしも必要ではない。本発明のいくつかの
態様では、これらの構成要素は、１つまたは複数の平面を有していてもよい。このような
幾何学的な形状は、連結ヘッドの揺動を低減させるのに最適な幾何学的な形状であると考
えられる。同様に、本発明の全ての態様において、ハンドピース連結アセンブリと関連す
る係止部材を受入れる連結ヘッド本体によって画定される窪みは、必ずしも環状溝である
必要はない。本発明のいくつかの態様では、相補的なハンドピース連結アセンブリと一体
の相補的な係止部材を受入れる１つまたは複数の窪みが、連結ヘッド本体内に設けられて
もよい。

本発明のいくつかの態様では、連結本体は、相補的な連結アセンブリ係止部材を受入れ
るどのような幾何学的な特徴を有していなくてもよい。また、ハンドピース連結アセンブ
リと連結ヘッドとの係合を容易にする幾何学的な特徴が、連結ヘッド本体の表面を越えて
突出する、本発明の態様も可能である。

同様に、連結ヘッド本体が、隣接する遠位側の取付け具／付属装置シャフトの直径と同
一の直径を有する、本発明の態様も可能である。本発明のさらに他の態様では、取付け具
／付属装置シャフトは、連結ヘッドの直径よりも大きい直径を有していてもよい。

同様に、本発明の取付け具／付属装置連結ヘッドは、スピンドル孔内への連結ヘッドの
位置合わせを容易にするスロット３０８およびベベル面３１２の特徴と異なる幾何学的な
特徴を有すべく、構成されてもよい。本発明のいくつかの態様は、これらの特徴のいずれ
かを備えていなくてもよい。

取付け具／付属装置連結ヘッドをスピンドルに保持する代わりに、連結ヘッドをスピン
ドルによって駆動させることしか機能しない他の連結アセンブリも可能である。

従って、特許請求の範囲の目的は、本発明の真の精神および範囲内に含まれる全てのこ
のような変更および修正を包含することにある。

Claims

医学用／外科用手術を施すための外科工具取付け具において、切断付属装置が、
互いに対向する近位端および遠位端を有する駆動シャフト（５２、３２２）と、
前記駆動シャフトの前記遠位端に取り付けられ、あるいは前記遠位端と一体となっている組織加工部材（５０）と、
前記駆動シャフトの前記近位端に取り付けられた連結ヘッド（５４）とを備え、前記連結ヘッドが、
複数の平面（３０３）を有するボス（３０２）であって、前記複数の平面は、前記ボスの周方向において配置され、各平面はそれを横切る幅を有し、各平面は、隣接する平面の面に対して傾斜した面にあり、隣接した平面の各対は、前記ボスが、前記ボスの周方向において配置された複数の互いに等距離に離間した縁を有するように、縁（３０９）を画成するように交わっている、ボスと、
前記ボスの遠位側前方に位置する本体（３０４）とを備え、前記本体が、
前記本体が前記ボスを越えて半径方向外方に延在するように、円形断面輪郭および直径を備えた外面と、
互いに対向する近位端および遠位端であって、前記近位端は前記ボスに隣接して配置される、近位端および遠位端と、
前記本体の前記外面から内方に延在している複数の離間したスロット（３０８）であって、前記スロットの各々は、前記本体の前記近位端から遠位側前方に延在し、前記スロットの各々は、前記ボスの前記平面（３０３）の個々に位置合わせされ、前記位置合わせされたボスの前記平面を横切る幅よりも小さい横切る幅を有し、かつ前記ボスの前記平面にすぐ隣接した空間内に開く近位端開口を備え、それによって、前記スロットは位置合わせされ、各前記近位端開口は、互いに向かって内向きにテーパが付された一対の面（３１２）によって画成される、スロットと、
前記本体の前記外面から内方に延在し、前記スロットの遠位側前方に位置する少なくとも１つの窪み（３０６）と、
前記連結ヘッドの前記本体の前記少なくとも１つの窪みから遠位側前方に離間するように、前記連結ヘッドの前記本体の遠位側前方に配置された肩（３０５）であって、前記肩は、前記連結ヘッドの前記本体を越えて半径方向に
突出する近位面を有するように、前記連結ヘッドの前記本体の前記外面を越えて半径方向に延在している、肩と、を備えていることを特徴とする、外科工具取付け具。
前記連結ヘッドの前記本体は、隣接するスロット内に前記近位端開口を画成する前記一対の面が共通の縁（３１４）から前方に延在するようにさらに形成されており、前記連結ヘッドの前記縁の各々は、隣接する前記ボスの前記面（３０３）の対が交わる前記縁（３０９）の個々と位置合わせされることを特徴とする、請求項１に記載の外科工具取付け具。
前記連結ヘッドの前記本体（３０４）の前記少なくとも１つの窪み（３０６）が、前記本体の前記外面から内向き且つ遠位側前方にテーパが付された凹面によって、少なくとも部分的に画成されていることを特徴とする、請求項１または２に記載の外科工具取付け具。
前記少なくとも１つの窪みが、前記連結ヘッドの前記本体の前記外面から周方向内方に且つ前記外面の周囲に延在している環状溝であることを特徴とする、請求項１〜３のいずれか一項に記載の外科工具取付け具。
前記連結ヘッドの前記本体は、前記本体の前記溝が、前記本体の前記外面から内方に延在している互いに対向する第１および第２の凹面によって画成されるようにさらに形成されており、前記第１の凹面は、内方且つ遠位側前方に延在しているテーパが付された面であり、前記第２の凹面は、内方且つ近位側後方に前記第１の凹面に向かって延在しているテーパが付された面であることを特徴とする、請求項４に記載の外科工具取付け具。
前記スロット内に前記開口を画成する前記本体の前記面（３１２）が、平面であることを特徴とする、請求項１〜５のいずれか一項に記載の外科工具取付け具。
前記連結ヘッドの前記本体（３０４）は、前記本体の前記外面が、前記窪み（３０６）を除いて、前記本体の長さに沿って一定の直径を有するように形成されることを特徴とする、請求項１〜６のいずれか一項に記載の外科工具取付け具。
前記連結ヘッドの前記本体（３０４）は、各スロット（３０８）が、前記本体の前記外面の内側に位置する前記本体の面（３１０）に画成された基部を有するように形成され、前記スロットに画成された各面は、前記隣接するボスの面（３０３）に対して平行であり且つ遠位側であることを特徴とする、請求項１〜７のいずれか一項に記載の外科工具取付け具。
前記連結ヘッドの前記肩が、前記駆動シャフトの直径より大きい直径を有していることを特徴とする、請求項１〜８のいずれか一項に記載の外科工具取付け具。
前記組織加工部材が、リーマであることを特徴とする、請求項１〜９のいずれか一項に記載の外科工具取付け具。
前記駆動シャフトとして機能するように、前記肩の前方に配置されているハウジング（３２２）と、
前記組織加工部材を前記ハウジングに離脱可能に保持する、前記ハウジング内に配置されている連結アセンブリ（３２８）と、をさらに備えていることを特徴とする、請求項１〜１０のいずれか一項に記載の外科工具取付け具。