JP2002058634A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2002058634A
JP2002058634A JP2000250060A JP2000250060A JP2002058634A JP 2002058634 A JP2002058634 A JP 2002058634A JP 2000250060 A JP2000250060 A JP 2000250060A JP 2000250060 A JP2000250060 A JP 2000250060A JP 2002058634 A JP2002058634 A JP 2002058634A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学繊維束を被覆する可撓性のチューブ内外
の圧力を均等にし、このチューブの破断を防止すること
が可能な内視鏡を実現する。 【解決手段】 内視鏡には、光源装置から供給される照
明光を導光するライトガイドファイバ40が挿通されて
いる。このライトガイドファイバ40は、例えば先端側
で二股に分けられたライトガイド素線41と、このライ
トガイド素線41の基端側(光源側)に外嵌された口金
42と、これらライトガイド素線41及び口金42を被
覆する第1の被覆チューブ43と、分岐部より先端側を
被覆する2つの第2の被覆チューブ44とから構成され
る。前記口金42には第1の被覆チューブ43により被
覆されている部分と、素線41が接着剤により成形され
ている部分との間に前記口金42内外を連通する通気孔
47を形成し、ライトガイドファイバ40内外が通気す
るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の光学繊維を
束ねた光学繊維束を有する内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】細長な挿入部を体腔内等に挿入すること
によって体腔内の深部等を観察したり、必要に応じて処
置具を用いることにより治療処置等を行なうことのでき
る内視鏡が医療分野において広く用いられるようになっ
た。医療用内視鏡の場合、使用した内視鏡を確実に消毒
滅菌することが感染症等を防止するために必要不可欠で
ある。そこで、最近では、煩雑な作業を伴わず、滅菌
後、すぐに使用でき、しかもランニングコストの安いオ
ートクレーブ滅菌(高温高圧蒸気滅菌)が内視鏡機器で
は主流になりつつある。
【0003】このようなオートクレーブ滅菌(高圧蒸気
滅菌)を行なう際、前行程及び後行程として滅菌装置内
を陰圧にする陰圧行程を行う。このため、内視鏡(又は
スコープとも言う)には細長な挿入部の軟性部の破裂を
防止し、ガス及び蒸気の侵入を防止するための逆止弁が
設けられていて、スコープ内部から外部へは気体を通過
させるが、外部から内部へは気体を通過させないような
構造となっている。一般に、内視鏡は、多数の光学繊維
を束ねた光学繊維束を可撓性のチューブで被覆して形成
した照明光伝達手段であるライトガイドや光学像伝達手
段であるイメージガイド等を内部に配置している。
【0004】このような従来の内視鏡は前記光学繊維束
を可撓性のチューブが水密に被覆しているので、前記陰
圧行程時にスコープ内部が陰圧となり、チューブ内外の
圧力差によりチューブが膨らんで破裂する虞れがあっ
た。このため、例えば、実開昭60−120418号公
報や特開平9−131303号公報に記載されている内
視鏡は、前記光学繊維束を被覆する可撓性のチューブに
通気孔を形成し、このチューブ内外の圧力差を無くすよ
うに構成したものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
内視鏡は、光学繊維束を被覆する可撓性のチューブを薄
肉なシリコーンなどで形成している。このため、上記実
開昭60−120418号公報や特開平9−13130
3号公報に記載の内視鏡は、引っ張りなどの力がチュー
ブに働いた際に、このチューブに形成した通気孔の部分
からチューブが破断する虞れがあった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、光学繊維束を被覆する可撓性のチューブ内外の
圧力を均等にし、このチューブの破断を防止する内視鏡
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の内視鏡は、多数の光学繊維を束ねた光学繊
維束と、前記光学繊維束の少なくとも一部を外嵌する口
金と、前記光学繊維束及び前記口金の少なくとも一部を
被覆する可撓性のチューブとを有し、前記可撓性のチュ
ーブ内外に対して気体の流出入が可能な通気孔を前記口
金に形成したことを特徴としている。この構成により、
光学繊維束を被覆する可撓性のチューブ内外の圧力を均
等にし、このチューブの破断を防止することが可能な内
視鏡を実現する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図8は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は本発明の第1の実施の形態の
内視鏡を示す全体構成図、図2は図1の逆止弁キャップ
の構造を説明する断面図、図3は図1の滅菌シースを説
明する説明図、図4は図3の滅菌シースの代わりに用い
られるトレーを示す説明図、図5は図1の内視鏡を挿通
するライトガイドファイバを示す説明図、図6は本実施
の形態を備えたライトガイドファイバを示す説明図、図
7は図6のライトガイドファイバの変形例を示す説明
図、図8は図6のライトガイドファイバの他の変形例を
示す説明図である。
【0009】図1に示すように本実施の形態の内視鏡1
は、先端にCCD等の図示しない撮像装置を内蔵する細
長で軟性の挿入部2と、この挿入部2の基端側に連設さ
れ、観察者が把持して種々の操作を行う操作部3と、こ
の操作部3より延出したユニバーサルコード4とから水
密に構成される電子内視鏡である。尚、本実施の形態で
は、前記挿入部2の先端に撮像装置を内蔵する内視鏡
(電子内視鏡)1を用いて説明するが、挿通したイメー
ジガイドにより挿入部2先端から取り込んだ被検体内の
光学像を導光して接眼部で観察する光学内視鏡であって
も構わない。
【0010】前記ユニバーサルコード4の端部には図示
しない光源装置やカメラコントロールユニット(以下、
CCU)に着脱自在に接続可能なコネクタ部5が設けら
れており、このコネクタ部5には前記光源装置に接続す
るライトガイドコネクタ6と、前記CCUに接続するカ
メラコネクタ7とが設けられている。尚、前記挿入部
2、前記操作部3、前記ユニバーサルコード4、コネク
タ部5の内部空間は互いに連通している。つまり、内視
鏡外装に対して1つの内部空間を形成している。
【0011】前記挿入部2は可撓性を有する柔軟な可撓
管部8と、この可撓管部8の先端側に設けられ、前記操
作部3の操作により湾曲可能な湾曲部9と、先端に設け
られ、図示しない観察光学系や照明光学系などが配設さ
れた先端部10とから構成されている。前記操作部3に
は、前記湾曲部9の動作を制御する湾曲操作レバー11
と、鉗子等の処置具を挿入する処置具挿入口12と、画
像のフリーズ、レリーズ等を行うための複数のスイッチ
13とが設けられている。前記湾曲操作レバー11は回
転自在であり、図示しないOリングにより水密状態に組
付けられている。
【0012】前記内視鏡2のライトガイドコネクタ6を
前記光源装置に接続すると共に、前記内視鏡2のカメラ
コネクタ7を前記CCUに接続すると、前記光源装置か
らの照明光は、ユニバーサルコード4及び内視鏡2内を
挿通する後述のライトガイドファイバを介して先端部ま
で導かれ、先端面から患部等の被写体を照明する(図5
参照)。そして、照明された被写体の反射光が内視鏡2
内の撮像装置により撮像され光電変換される。前記撮像
装置で光電変換された電気信号はユニバーサルコード4
を介して前記CCUに伝送され、このCCUで各種信号
処理が行われ、映像信号に生成した後、この映像信号を
図示しないモニタに伝送して、モニタ画面上に観察画像
を表示するようになっている。
【0013】前記カメラコネクタ7の内部には内部空間
と外部とを連通するための通気孔14が形成されてい
る。また、このカメラコネクタ7には防水キャップ15
が着脱自在に取り付け可能となっている。前記防水キャ
ップ15は使用後の内視鏡1を洗滌、あるいは薬液浸漬
する際にカメラコネクタ7に取り付けて使用するもので
ある。このカメラコネクタ7には、内視鏡の内部空間か
ら外部へ気体を通過させるが、外部から内部へ気体を通
過することを阻止する逆止弁機能を備えた逆止弁キャッ
プ16も着脱自在に取り付け可能である。
【0014】また、使用後にオートクレーブ滅菌(高温
高圧蒸気滅菌)を内視鏡1に対して行う際、図示しない
オートクレーブ滅菌装置に前記内視鏡1を投入するとき
には挿入部2に曲がり癖を付けないようにする必要があ
る。このため、内視鏡1には、挿入部2に滅菌シース1
7を被せ、この滅菌シース17を操作部3に固定するよ
うになっている。これにより、内視鏡1をオートクレー
ブ滅菌装置に投入時に挿入部2はストレートの状態で維
持されて、オートクレーブ滅菌時の熱によって挿入部2
に曲がり癖が付くことがないようになっている。尚、前
記滅菌シース17と前記逆止弁キャップ16とは鎖18
により一体になっており、滅菌時に使用者が前記逆止弁
キャップ16を付け忘れることのないよう促すことがで
きる。
【0015】次に図2〜図4を用いてこれら逆止弁キャ
ップ16及び滅菌シース17を説明する。図2に示すよ
うに前記逆止弁キャップ16は弁座21を設けた金属製
の逆止弁キャップ本体22と、ゴム製のシール部材23
を一体的に配設した金属製の弁体24と、前記弁座21
に対して前記弁体24を付勢する弁ばね25と、前記カ
メラコネクタ7に取り付け可能な金属製の取り付け部2
6と、この取り付け部26を前記カメラコネクタ7の外
周面との間の水密を保持するゴム製のシール部材27と
で構成されている。
【0016】前記逆止弁キャップ16は内視鏡1をオー
トクレーブ滅菌する際、前記防水キャップ15の代わり
にカメラコネクタ7に取り付けられる。この逆止弁キャ
ップ16を取り付けることによってオートクレーブ滅菌
時の高温高圧蒸気が通気孔14を通って侵入することが
阻止されるようになっている。
【0017】前記弁体24は、弁ばね25の付勢力によ
り着座方向へ常時押圧されており、逆止弁キャップ16
をカメラコネクタ7に取り付けた通常状態のとき、弁体
24が弁座21にシール部材23を介して押圧密着さ
れ、一方、オートクレーブ滅菌の減圧工程時には、内視
鏡1の内圧が外圧に対して相対的に高くなり、その圧力
差が弁ばね25の付勢力以上となったとき、弁ばね25
の付勢力に抗して開弁方向へ移動し、その結果、弁体2
4が弁座21から離間して、連通口21aを開放する。
すると、内視鏡1の内部の圧力が、逆止弁キャップ16
の連通口21aから外部に放出され、内視鏡1内部と外
部との圧力差がなくなるようになっている。尚、弁体2
4の開放タイミングは、弁ばね25のばね定数により弁
体24の弁座21方向への付勢を解除可能な力量に設定
することができる。また、キャップ本体22には弁体2
4の上面よりキャップ外部側に突出した図示しない開閉
弁を設けて、逆止弁キャップ16が他部材に接触してい
る場合でも弁体24の動作が妨げられることがないよう
にしても良い。
【0018】一方、図3に示すように内視鏡挿入部2に
被せる前記滅菌シース17は硬性の樹脂又は金属のパイ
プより形成されるシース本体31と、シース本体31を
操作部3に固定する固定部32より構成される。前記固
定部32は内部に複数の凸部材33が設けられていて、
滅菌シース17と操作部3の位置関係を規定し、滅菌シ
ース17と操作部3との間の滅菌が確実に行われるよう
構成されている。
【0019】また、図4に示すように滅菌シース17の
代わりに挿入部2をストレートの状態で内視鏡1を収め
るトレー35を用いても良い。尚、逆止弁キャップ16
は前記トレー35と一体に成形されていても良い。
【0020】このように上述した逆止弁キャップ16を
カメラコネクタ7に取り付けた後、滅菌シース17を挿
入部2に被せるか又はトレーに内視鏡1を収めてオート
クレーブ滅菌装置に内視鏡1を投入し、オートクレーブ
滅菌を行うようになっている。
【0021】次に図5〜図7を用いて内視鏡1に用いら
れる本実施の形態を備えたライトガイドファイバを説明
する。図5に示すようにライトガイドファイバ40は、
上述したように前記内視鏡2内に挿通されて、図示しな
い光源装置から供給される照明光を導光するようになっ
ている。
【0022】図6に示すように前記ライトガイドファイ
バ40は、例えば先端側で二股に分けられたライトガイ
ド素線41と、このライトガイド素線41の基端側(光
源側)に外嵌された口金42と、これらライトガイド素
線41及び口金42を被覆する第1の被覆チューブ43
と、分岐部より先端側を被覆する2つの第2の被覆チュ
ーブ44とから構成される。尚、本実施の形態のライト
ガイドファイバ40は、先端側で二股に分けられて構成
されているが、複数に分けられて構成されていても構わ
ない。
【0023】前記ライトガイド素線41の先端部45は
接着剤により硬性且つ繊維間が水密に成形され、前記第
2の被覆チューブ44との間を水密に接着している。ま
た、分岐部46において前記第1の被覆チューブ43は
分岐している前記第2の被覆チューブ44の双方を被覆
し、分岐部が水密になるように、また前記第1の被覆チ
ューブ43により構成される水密空間と、第2の被覆チ
ューブ44とにより構成される水密空間が連通するよう
に接着されている。
【0024】前記ライトガイド素線41の後端部は、前
記口金42内部で素線間及び口金42との間が水密にな
るように接着されている。そして、前記口金42と前記
第1の被覆チューブ43との間は、水密になるようにそ
れぞれ接着されている。
【0025】本実施の形態では、前記被覆チューブ43
内外に対して気体の流出入が可能な通気孔を前記口金4
2に形成するように構成する。即ち、前記口金42には
第1の被覆チューブ43により被覆されている部分と、
素線41が接着剤により成形されている部分との間に前
記口金42内外を連通する通気孔47を形成し、ライト
ガイドファイバ40内外が通気するように構成してい
る。
【0026】また、図7に示すようにライトガイド素線
41を水密に固定する第1の口金49及びこの第1の口
金49に外嵌しこの第1の口金49との間を水密に固定
して、前記ライトガイド素線41との間に間隙を形成す
る内径の第2の口金48により構成したライトガイドフ
ァイバ40bに本発明を適用しても良い。この場合、前
記第2の口金48に通気孔47を形成している。更に、
図8に示すようにライトガイドファイバ40cの先端側
に口金51を設け、この口金51に通気孔52を形成し
て構成しても良い。
【0027】このように構成したライトガイドファイバ
40を備えた内視鏡を上述したようにオートクレーブ滅
菌装置に投入し、オートクレーブ滅菌を行う。そして、
オートクレーブ滅菌を行なう際、前行程及び後行程とし
て滅菌装置内が陰圧にされる。このとき、ライトガイド
ファイバ40の外部が内部の圧力より低くなったとき
に、通気孔47よりライトガイドファイバ40内部の空
気が漏出し、逆止弁キャップ16を介して内視鏡外部へ
放出される。この結果、オートクレーブ滅菌時に内視鏡
内部が陰圧になったときにライトガイドファイバ40が
破裂することがない。
【0028】(第2の実施の形態)図9は本発明の第2
の実施の形態に係わる内視鏡に使用されるライトガイド
ファイバを示す説明図である。上記第1の実施の形態で
は、ライトガイドファイバの先端側或いは基端側(光源
側)に外嵌された口金に通気孔を形成して、ライトガイ
ドファイバ内外が通気するように構成しているが、本第
2の実施の形態ではライトガイドファイバの先端側で分
岐している分岐部に設けた口金に通気孔を形成するよう
に構成する。それ以外の構成は上記第1の実施の形態と
同様なので説明を省略し、同じ構成には同じ符号を付し
て説明する。
【0029】図9に示すように本発明の第2の実施の形
態の内視鏡に用いられるライトガイドファイバ60は分
岐部46に口金61を設けており、この口金61に通気
孔62を形成している。
【0030】前記口金61は分岐している第2の被覆チ
ューブ44に外嵌され、また、第1の被覆チューブ43
によって被覆され、それぞれ水密に固定されている。そ
して、前記第1の被覆チューブ43によって構成される
水密空間と、前記第2の被覆チューブ44によって構成
される水密空間とは口金61内部で連通し、連通孔62
を通じてチューブ内外が連通している。これにより、一
個所の連通孔62によりライトガイドファイバ60内外
を通気することが可能となる。
【0031】(第3の実施の形態)図10及び図11は
本発明の第3の実施の形態に係り、図10は本発明の第
3の実施の形態の内視鏡を示す構成図、図11は図10
の内視鏡に使用されるイメージガイドファイババンドル
を示す説明図である。上記第1、第2の実施の形態で
は、挿入部の先端に撮像装置を内蔵した電子内視鏡に本
発明を適用しているが、本第3の実施の形態ではイメー
ジガイドを挿通した光学式内視鏡に本発明を適用する。
それ以外の構成は上記第1の実施の形態と同様なので説
明を省略し、同じ構成には同じ符号を付して説明する。
【0032】図10に示すように本実施の形態の内視鏡
100は、挿入部2の先端部10から図示しない観察光
学系により取り込んだ内視鏡光学像をイメージガイドバ
ンドル110にて伝送し、操作部3上部に設けた接眼部
101にて観察可能な光学式内視鏡である。尚、前記内
視鏡100は上記第1、第2の実施の形態で説明したラ
イトガイドファイバ40を備え、このライトガイドファ
イバ40により図示しない光源装置からの照明光を導光
することが可能なように構成されている。
【0033】図11に示すように前記イメージガイドバ
ンドル110は画像を伝送するイメージガイドファイバ
111と、このイメージガイドファイバ111を被覆し
水密に構成する被覆チューブ112と、前記イメージガ
イドファイバ111両端に外嵌される口金113とから
構成されている。そして、前記イメージガイドバンドル
110の先端側、後端側のいずれか、あるいは双方の口
金113には、上記第1の実施の形態で説明したのと同
様な通気孔114を形成する。
【0034】このように構成した内視鏡(光学式内視
鏡)100を使用後、上記第1の実施の形態で説明した
のと同様にオートクレーブ滅菌装置に投入してオートク
レーブ滅菌を行う。そして、オートクレーブ滅菌を行な
う際、前行程及び後行程として滅菌装置内が陰圧にされ
る。このとき、イメージガイドファイババンドル110
の外部が内部の圧力より低くなったときに、通気孔11
4よりイメージガイドファイババンドル110内部の空
気が漏出し、逆止弁キャップ16を介して内視鏡外部へ
放出される。この結果、オートクレーブ滅菌時に内視鏡
内部が陰圧になったときにイメージガイドファイババン
ドル110が破裂することがない。
【0035】尚、本発明は、上記した実施の形態にのみ
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0036】[付記] (付記項1) 多数の光学繊維を束ねた光学繊維束と、
前記光学繊維束の少なくとも一部を外嵌する口金と、前
記光学繊維束及び前記口金の少なくとも一部を被覆する
可撓性のチューブとを有し、前記可撓性のチューブ内外
に対して気体の流出入が可能な通気孔を前記口金に形成
したことを特徴とする内視鏡。
【0037】(付記項2) 前記光学繊維束はライトガ
イドファイバであることを特徴とする付記項1に記載の
内視鏡。
【0038】(付記項3) 前記光学繊維束はイメージ
ガイドファイバであることを特徴とする付記項1に記載
の内視鏡。
【0039】(付記項4) 前記通気孔を形成した口金
は、内視鏡先端側に設けた口金であることを特徴とする
付記項2又は3に記載の内視鏡。
【0040】(付記項5) 前記通気孔を形成した口金
は、内視鏡コネクタ側に設けた口金であることを特徴と
する付記項2又は3に記載の内視鏡。
【0041】(付記項6) 前記通気孔を形成した口金
は、前記ライトガイドファイバの分岐部に設けた口金で
あることを特徴とする付記項2に記載の内視鏡。
【0042】(付記項7) 前記通気孔を形成した口金
は、内視鏡接眼側に設けた口金であることを特徴とする
付記項3に記載の内視鏡。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
学繊維束(ライトガイドファイバ)を被覆する可撓性の
チューブ(被覆チューブ)内外の圧力を均等にし、この
チューブ(被覆チューブ)の破断を防止することが可能
な内視鏡を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡を示す全体
構成図
【図2】図1の逆止弁キャップの構造を説明する断面図
【図3】図1の滅菌シースを説明する説明図
【図4】図3の滅菌シースの代わりに用いられるトレー
を示す説明図
【図5】図1の内視鏡を挿通するライトガイドファイバ
を示す説明図
【図6】本実施の形態を備えたライトガイドファイバを
示す説明図
【図7】図6のライトガイドファイバの変形例を示す説
明図
【図8】図6のライトガイドファイバの他の変形例を示
す説明図
【図9】本発明の第2の実施の形態に係わる内視鏡に使
用されるライトガイドファイバを示す説明図
【図10】本発明の第3の実施の形態の内視鏡を示す構
成図
【図11】図10の内視鏡に使用されるイメージガイド
ファイババンドルを示す説明図
【符号の説明】
1 …内視鏡(電子内視鏡) 2 …挿入部 3 …操作部 4 …ユニバーサルコード 5 …コネクタ部 6 …ライトガイドコネクタ 16 …逆止弁キャップ 17 …滅菌シース 40 …ライトガイドファイバ 41 …ライトガイド素線 42 …口金 43 …第1の被覆チューブ 44 …第2の被覆チューブ 47 …通気孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の光学繊維を束ねた光学繊維束と、
    前記光学繊維束の少なくとも一部を外嵌する口金と、前
    記光学繊維束及び前記口金の少なくとも一部を被覆する
    可撓性のチューブとを有し、前記可撓性のチューブ内外
    に対して気体の流出入が可能な通気孔を前記口金に形成
    したことを特徴とする内視鏡。
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