JP2002058590A - カーテン吊下装置 - Google Patents

カーテン吊下装置

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JP2002058590A
JP2002058590A JP2000246154A JP2000246154A JP2002058590A JP 2002058590 A JP2002058590 A JP 2002058590A JP 2000246154 A JP2000246154 A JP 2000246154A JP 2000246154 A JP2000246154 A JP 2000246154A JP 2002058590 A JP2002058590 A JP 2002058590A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 カーテンレールが簡便に窓枠に取り付けら
れ、高所での取付に危険を伴わず、開閉時にカーテンを
コンパクトに引き寄せて開口部分を広く活用することが
出来、又、カーテンを簡便迅速かつ綺麗に折り畳んで収
納することが出来るようにする。 【解決手段】 カーテン布帛19を吊り下げるランナー
21が走行可能に係合する補助レールが内部に取り付け
られており、カーテン布帛19を吊り下げて引き寄せた
状態で収納することが出来る内部スペースを有し、その
内部スペースに向けてカーテン布帛19を吊り下げた状
態で出し入れすることが出来る開口部が開かれているカ
ーテン収納ボックス16と、先端を補助レールに嵌め合
わせて接続される本体レール12aとによってカーテン
吊下装置を構成する。二つの収納ボックス16・16間
にレール12aを架け渡し補助レールからカーテン布帛
19を引き出して本体レール12aに吊るす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】カーテンは、その開閉使用形
式によって、昇降コードによってたくし上げるローマン
シエード、シリンダーに巻き上げるロールスクリーン
と、上縁が窓枠に固定されて不動のスタイルカーテン、
上縁がレールに沿って移動する横開きカーテン(本発明
では単に『カーテン』とも言う。)に大別される。本発
明は、横開きカーテンの吊下装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】横開きカーテンの吊下装置は、カーテン
上縁を吊り上げるランナーと、ランナーを水平方向に導
くカーテンレールによって構成される。カーテンレール
には、ランナーを外嵌させて使用され、『デザインレー
ル』或いは『リングレール』とも称されるパイプレール
と、ランナーを内嵌させて使用され、単に『カーテンレ
ール』或いは『溝付きレール』とも称されるチャンネル
レールがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】パイプレールに装着す
るリングランナーは10mm前後の厚みを有し、又、チ
ャンネルレールに装着するチャンネルランナーもランナ
ー走行溝幅以上の大きさを要し、その外形は10mm前
後になっている。このため使用中の横開きカーテンを開
けるとき、少なくとも引き寄せられる多数のランナーの
合計寸法分だけ、開けられる窓その他の建物の開口部分
の開口面積が狭められる。又、カーテンレールは窓枠に
ビス止めしたブラケットを介して取り付けられるが、窓
枠の構造によってはブラケットをビス止め出来ない場合
もあり、又、金属製窓枠にブラケットを取り付けるには
電動工具を要し、その取付は素人にとって容易なことで
はなく、特に高所での取付作業は危険を伴う。そして従
来の横開きカーテンでは、カーテンレールから取り外し
て収納するとき、それを上縁のランナー取付間隔に合わ
せて折り畳むのに手間取り、綺麗かつ簡便迅速に取り外
すことは出来ない。
【0004】
【発明の目的】そこで本発明は、第1に、高所での取付
に危険を伴わず、カーテンレールを簡便に窓枠に取り付
けられるようにすること、第2には、開閉時にカーテン
をコンパクトに引き寄せて建物の開口部分を広く活用す
ることが出来るようにすること、第3には、カーテンを
綺麗に簡便かつ迅速に折り畳んで収納することが出来る
ようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカーテン吊
下装置は、横開きカーテン布帛19を吊り下げるランナ
ー21・31が走行可能に係合するカーテン補助レール
11が内部に取り付けられており、横開きカーテン布帛
19を吊り下げて引き寄せた状態で収納出来る内部スペ
ース14を有し、その内部スペース14に向けて横開き
カーテン布帛19を吊り下げた状態で出し入れ出来る開
口部15が開かれているカーテン収納ボックス16と、
その開口部15を開閉する蓋材17と、先端を前記補助
レール11に嵌め合わせて接続されるカーテン本体レー
ル12とによって構成され、前記補助レール11と本体
レール12を接続した状態において、それらのレール1
1・12の間でランナーが移動可能に調製されているこ
とを第1の特徴とする。
【0006】本発明に係るカーテン吊下装置の第2の特
徴は、上記第1の特徴に加えて、補助レール11に嵌合
する本体レール12の先端部分に接続部材13がピン接
合されており、その接続部材13を介して補助レール1
1に嵌合するように本体レール12の先端が調製されて
おり、それら本体レール12と接続部材13の間がピン
接合点(49)を中心に本体レール12の軸芯方向に対
して曲折可能になっている点にある。
【0007】本発明に係るリングランナー21は、パイ
プレール12aに外嵌する挿通口22を中心部に有する
平板な円形を成し、その円形の外縁の一部が平板な舌片
23に続いていることを特徴とする。
【0008】本発明に係るチャンネルレール12bは、
長さ方向に連続するランナー走行溝40を有し、そのラ
ンナー走行溝40を間に挟んで向き合う左右の溝縁36
・37に続く内部にランナー31が走行可能な溝状内部
空洞68が形成されており、内部空洞68のランナー走
行溝40に向き合う内面に、ランナー走行溝40に平行
に続く2条の内溝41・42が形成されており、それら
2条の内溝41・42の間がランナー走行溝40に向け
て隆起し、ランナー走行溝40に平行に続く内畝43を
構成していることを特徴とする。
【0009】本発明に係るチャンネルランナー31は、
チャンネルレール12bのランナー走行溝40を間に挟
んで向き合う左右の溝縁36・37に係合する係合部3
8・39を有するチャンネルランナー31であり、チャ
ンネルレール12bの溝縁36・37に係合する左右の
係合部38・39の間の中央部35が、ランナー走行溝
40から突き出される平板な舌片23に続いており、係
合部を構成する連結部34から2個のガイド32・33
が左右の係合部に対して逆向きに平行に突き出て概して
コ字形を成し、チャンネルレール12bに嵌め込まれる
係合部38・39を含む連結部全体34が平板に構成さ
れていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜3は、パイプレール12a
とリングランナー21を使用したカーテン吊下装置を図
示する。パイプレール12aは、本体レール12と補助
レール11によって構成されている。補助レール11は
円筒形を成し、その一端は内部空洞48に続く開口25
になっており、他端では内部空洞が塞がれており、収納
ボックス16にビス止めするためのビス孔26と、その
ビス孔26を中心とする回転を止めるための突起27が
補助レール11の長さ方向に向けて設けられている。補
助レール11の周面には、補助レールの長さ方向に一直
線状に続くキー溝24が付設されている。キー溝24の
溝底は、補助レール11の内部空洞48に続いており、
内部空洞48は、キー溝24によって切り開かれた恰好
になっている。
【0011】本体レール12の一端には、接続部材13
がピン接合されている。接続部材13は、外径の異なる
2本の円柱を継ぎ合わせた形の二段円柱形を成し、その
中間部分は、両端の外径の差に応じたステップ28にな
っている。その小径側の外径は、補助レール11の内部
空洞48の内径に等しく、その周面には両端の半径の差
に応じた高さのキー山29が突設されている。キー山2
9の幅は、補助レール11のキー溝24よりも若干狭
く、小径側を開口25に押し込むと、キー溝24にキー
山29が嵌合し、接続部材13の小径側が補助レールの
内部空洞48に内嵌して密着する。
【0012】接続部材13の大径側の外径は、補助レー
ル11の外径に等しくなっている。その大径側には接続
部材13の軸芯に沿って端面から続く嵌込溝30が付設
されており、嵌込溝30を間に挟む一対のアーム18・
18が接続部材13の長さ方向に突き出た恰好になって
いる。本体レール12は補助レール11と同じ外径の円
形断面を成し、その一端からは接続部材13の嵌込溝3
0に嵌合する嵌込片20が本体レール12の軸芯に沿っ
て突き出ている。このため、嵌込溝30に嵌込片20を
嵌め込んで、本体レール12と接続部材13をピン49
によって曲折自在にピン接合することが出来る。
【0013】本体レール12の他端は、本体レール12
の軸芯に沿って続く円形断面の内部空洞50になってい
る。その周面には、本体レールの長さ方向に一直線状に
続くキー溝51が付設されている。キー溝51の溝底
は、内部空洞50に続いており、内部空洞50は、キー
溝51によって切り開かれた恰好になっている。内部空
洞50には、そのキー溝51に嵌合するキー山52を有
する軸材53が、端面から出没自在に内嵌している。本
体レールの内部空洞50と補助レールの内部空洞48の
内径は等しく、又、本体レールのキー溝51と補助レー
ルのキー溝24の溝幅も等しくなっている。
【0014】このため、本体レールの一端では、ピン接
合された接続部材のキー山29を補助レールのキー溝2
4に合わせて接続部材13を補助レール11に嵌め合わ
せ、本体レールの他端では、キー溝24に軸材53のキ
ー山52を合わせて本体レール12の他の補助レール1
1に嵌め合わせると(図1)、本体レール12の両端に
補助レール11・11が継ぎ合わされて端から端まで同
じ外径で連続する一本のパイプレール12aが出来上が
り(図2)、リングランナー21はキー山29・52に
載って本体レール12と両端の補助レール11・11の
間で滑らかに走行する。
【0015】補助レール11は、その一端を収納ボック
ス内部16に一端をビス止めし、他端を収納ボックスの
開口部15に直角に向けて片持ち梁状に支持されてい
る。その補助レール11には、リングランナー21を装
着したカーテン布帛19が吊り下げられている。このた
め、建物の出入口や窓などの開口部の左右の縦枠67・
67に二つの収納ボックス16・16を立て掛け、それ
らの補助レール11・11に本体レール12の両端を嵌
め合わせると、パイプレール12aが二つの収納ボック
ス間16・16に架け渡され、補助レール11・11か
らカーテン布帛19を引き出して本体レール12に吊る
すことが出来る(図9)。
【0016】その補助レール11に本体レール12を継
ぎ合わせる場合、先ず、一方の収納ボックス16を縦枠
67に仮接着し、その補助レール11に接続部材13を
嵌め込み、ピン接合点(49)を境に本体レール12を
斜めにし、その下端の軸材53をもう一方の収納ボック
ス16の補助レール11に嵌め込み(図3)、収納ボッ
クス16を立ち上げて他の片側の縦枠67に密着させる
(図9)。このように本体レール12の一端に接合部材
13を曲折可能にピン接合しておくと、立て掛けた収納
ボックス16の補助レール11に本体レール12の一端
を継ぎ合わせて固定した後、もう一方の収納ボックス1
6の補助レール11に他端を嵌め込むとき、後から継ぎ
合わせる補助レール11や本体レール12の傾きを加減
して位置合わせが出来、カーテンレールやカーテン布帛
の取付作業が楽になる。
【0017】本体レール12の内部空洞50に圧縮コイ
ルバネ54を嵌め込んでから軸材53を嵌め込んでおく
と、その圧縮コイルバネ54がパイプレール12aの両
端を押し出し、左右の収納ボックス16・16を縦枠6
7・67に圧着することになり、縦枠67に立て掛けた
だけで収納ボックス16を確り固定することが出来る。
収納ボックス16を更に強く固定した場合には、収納ボ
ックス16と縦枠67の向き合う面に、雌雄対応する面
フアスナーや粘着材を取り付けておいてもよいし、収納
ボックス16を立て掛けてから縦枠67にビス止めすれ
ばよい。
【0018】補助レール11と本体レール12を継ぎ合
わせる過程で、接合部材13や軸材53が補助レール1
1の内部空洞48から抜け出さないようにするため、内
部空洞48の底面(奥)と接合部材13や軸材53の端
面に、雌雄対応する面フアスナー47を取り付けておく
とよい。
【0019】収納ボックス16の開口部15は、カーテ
ン布帛19を吊り下げた状態で出し入れすることが出来
るように内部スペース14に向けて開けられている。そ
の開口部15を閉じる蓋材17には、それを閉めた補助
レール11に本体レール12を継ぎ合わせることが出来
るように、補助レール11に位置を合わせて開口部46
を設けておくとよい。補助レール11に継ぎ合わせた本
体レール12によって蓋材17の開閉が妨げられないよ
うにするため、開口部46を蓋材17の開閉方向に沿っ
て蓋材の周縁に続く溝状の切り欠き(46)にするとよ
い(図1)。
【0020】補助レール11は、その先端が僅かながら
も開口部46に嵌合するように、収納ボックス16に取
り付ける。そのようにすると、カーテン布帛19を補助
レール11に吊るして収納ボックス16に収納したまま
持ち運ぶ過程で、カーテン布帛19が補助レール11か
ら外れることなく確り係止されることになり、カーテン
布帛19を補助レール11に係止するために特別な治具
を必要とせず、収納ボックス16がシンプルで取り扱い
易いものとなる。
【0021】リングランナー21は、パイプレール12
aに外嵌する挿通口22を中心部に有する平板な円形を
成し、その円形の外縁の一部が平板な舌片23に続いて
おり、その舌片23にカーテン布帛19が取り付けられ
る。リングランナー21は、プラスチックの射出成型、
或いは、プラスチック板や金属板の打抜き加工によって
舌片23を含む全体を一体的に形成するとよい。リング
ランナー21の全体の厚みは5mm以下、好ましくは2
mm前後にする。舌片23には、カーテン布帛19を取
り付け易くするために、0.5mm前後の極薄スペース
やミシン孔、鳩目孔などを付設しておくとよい。このよ
うにリングランナー21を平板にすることによって、カ
ーテン布帛19を薄く折り畳んで収納ボックス16に収
納することが出来、収納ボックス16を嵩張らない平板
な筐形にすることが出来る。
【0022】リングランナーは平板なプラスチック板や
金属板に挿通口22を打ち抜いただけのもの、例えば図
1〜2に図示する舌片23に挿通口22を打ち抜いただ
けのものでもよい。即ち、図1〜2に図示するように舌
片23から離れた位置に挿通口22を開けなくてもよ
い。そのようなリングランナーでは、パイプレール12
aを嵌め込む挿通口の周縁にカーテン布帛を接合するこ
とになる(図9)。
【0023】図4〜8は、チャンネルレール12bとチ
ャンネルランナー31を使用したカーテン吊下装置を図
示する。チャンネルレール12bは補助レール11と本
体レール12から成り、内部空洞68のランナー走行溝
40に向き合う内面にはランナー走行溝40に平行に続
く2条の内溝41・42が付設されている。2条の内溝
41・42の間は、ランナー走行溝40に向けて隆起
し、ランナー走行溝40に平行に続く内畝43になって
いる(図7)。
【0024】チャンネルランナー31は、チャンネルレ
ール12bのランナー走行溝40を間に挟んで向き合う
左右の溝縁36・37に係合する係合部38・39を有
し、溝縁36・37に係合する左右の係合部38・39
の間の中央部35から平板な舌片23が突き出ており、
その舌片23にカーテン布帛19が接合される。係合部
38・39を構成する連結部34からは、2個のガイド
32・33が左右の係合部38・39に対して逆向きに
平行に突き出ており、チャンネルレール12bの内部空
洞61に内嵌する部分は、平板で厚みが2mm前後にな
っており、概して上向きのコ字形状になっている(図
8)。
【0025】チャンネルレール12bの内部空洞68に
内嵌したチャンネルランナー31は、2個のガイド32
・33がチャンネルレール12bの2条の内溝41・4
2に嵌合してランナー走行溝40に平行に走行する。こ
のため、チャンネルランナー31は中央部35を中心に
回転せず、従って、チャンネルレール31がランナー走
行溝40の溝幅よりも薄い平板な形状をなすものでも、
走行中にランナー走行溝40から外れることはない。そ
して、チャンネルランナー31を2mm前後の薄板状に
すれば、カーテンを開けるとき引き寄せられるランナー
の合計寸法も短くなり、建物の開口部分の開口面積が格
別狭められない。
【0026】本体レール12の一端には、接続部材13
を介して補助レール11が接続され、他端には、鞘材4
4を介して補助レール11が接続される。接続部材13
は、補助レール11の外面に密着して外嵌する鞘形状を
成し、その内嵌する補助レール11のランナー走行溝4
0に重なり合う溝45が付設されている。接続部材13
の溝45を境に向き合う両側面からは、アーム55・5
5が溝45の長さ方向に平行に突き出ている。本体レー
ル12は、ピン49によってアーム55・55の側面に
ピン接合されており、そのピン49を境に本体レール1
2と接続部材13の間が曲折可能になっている。接続部
材13の補助レール11に外嵌する鞘状部分57は、補
助レール11よりも短く、補助レール11に接続部材1
3を嵌め合わせるとき、補助レール11に突き当たって
本体レール12が止まり、それらのランナー走行溝40
・40が連続する。
【0027】向き合う一対のアーム55の先端とアーム
55の先端の間は、それらの上側部分で連結部材56に
よって連結されている。溝45は、鞘状部分57からア
ーム55とアーム55の間へと長く続いており、ピン接
合された本体レール12の先端部分が溝45の後端に当
接するようになっている。このため、ピン接合点(4
9)を中心とする本体レール12の回転は、溝45の後
端と連結部材56によって規制され、それらに当たって
本体レール12の回転が止まり、接続部材13と本体レ
ール12が一直線状に揃えられる。
【0028】鞘材44は、本体レール12の外面に密着
して摺動自在に外嵌する鞘形状を成し、接続部材13と
同様に、それに内嵌する本体レール12のランナー走行
溝40に重なり合う溝58が付設されている。前半部5
9と後半部60とでは鞘材44の内法が異なり、後半部
60が本体レール12の外面に密着して外嵌する寸法に
なっている。鞘材44の内部空洞61の内法は、後半部
60に比べて前半部59が一廻り広くなっている。鞘材
44を介して本体レール12に接続される補助レール1
1は、別の鞘材62に出没自在に内嵌される。鞘材44
の前半部59の内部空洞61の内法は、その補助レール
11が内嵌する鞘材62の外面に密着して外嵌する寸法
になっている。鞘材62には、それに内嵌する補助レー
ル11のランナー走行溝40に重なり合う溝63が付設
されており、補助レール11に装着されたチャンネルラ
ンナー31の走行は、鞘材62に妨げられない。
【0029】本体レールの一端に接続部材13を介して
接続される補助レールは、その一端を収納ボックス内部
16に直接ビス止めし、先端を収納ボックス16の開口
部15に直角に向けて片持ち梁状に支持される。本体レ
ールの他端に鞘材44を介して接続される補助レール
は、その鞘材44が外嵌する鞘材62を収納ボックス内
部16にビス止めし、その鞘材62を介し、その鞘材6
2から先端を収納ボックス16の開口部15に直角に向
けて出没自在に、片持ち梁状に支持される。
【0030】チャンネルレール12bとチャンネルラン
ナー31を使用したカーテン吊下装置は、上記の通り構
成されているので、図1〜3に図示するパイプレール1
2aと同じ手順で組み立てられ、その組立過程で接続部
材13と本体レール12の間で折り曲げることが出来
る。即ち、本体レール12の一端の接続部材13を、二
つの収納ボックス16・16の一方の補助レール11に
嵌め込み、本体レール12の他端の鞘材44をもう一方
の収納ボックス16の鞘材62に嵌め込む。そうする
と、本体レール12の接続部材側(13)では、補助レ
ール11に本体レール12が突き当たってランナー走行
溝40・40が連続する。本体レール12の鞘材側(4
4)では、補助レール11を鞘材62から押し出すと本
体レール12に突き当たってランナー走行溝40・40
が連続する。
【0031】鞘材44の前半部59は、鞘材62(補助
レール11)よりも長くし、その長さの差の分だけ補助
レール11を鞘材62から押し出せるようにしておく
と、補助レール11の押出距離を加減してチャンネルレ
ール12bの全長を調整することが出来る。補助レール
11を固定するためには、鞘材62に内嵌する補助レー
ル11の内部空洞68にストッパー64を嵌め込み、そ
のランナー走行溝40に現われる部分にネジ孔(図示せ
ず)を付設し、ストッパー64と当て具66の間で、鞘
材44・62の溝縁や補助レール11の溝縁(36・3
7)をビス65によって挟み込むようにするとよい。
【0032】
【発明の効果】本発明(請求項1)によると、窓の縦枠
67・67に二つの収納ボックス16・16を立て掛
け、それらの補助レールに本体レール12を嵌め合わせ
ると、カーテンレール12が二つの収納ボックス間16
・16に架け渡され、補助レール11からカーテン布帛
19を引き出して本体レール12に吊るすことが出来、
その取り付けに工具を要せず、窓枠の材質や構造の如何
に拘らず、誰もが手軽に気楽に簡単に取付と付替が出来
る。カーテンレール12は収納ボックス16・16に突
き上げられる恰好になるので、カーテンレール12の取
付位置が高い高所での取付に危険を伴うことはない。カ
ーテン布帛19を取り外すときは、それを収納ボックス
16に押し込み、蓋材17を閉めれば、ランナー取付間
隔に合わせて折り畳まれた状態で収納ボックス16に収
納されたことになり、収納ボックスごと綺麗かつ簡便迅
速に取り外して格納することが出来る。従って、シーズ
ン毎のカーテン布帛19の取替も手軽に気楽に簡単に行
える。
【0033】本発明(請求項2)によると、2つの収納
ボックス16・16の一方を縦枠67に立て掛けて本体
レール12の一端を仮止めし、もう一方の収納ボックス
16に本体レール12の他端を接合するとき、その接合
する収納ボックス16や本体レール12を傾け、その傾
き加減によって位置合わせが出来、カーテンレールやカ
ーテンの取付や付替が楽になる。
【0034】本発明(請求項3)によると、ランナー2
1を薄くし、収納ボックス16を窓や出入口の縦枠67
の表面を装飾する化粧柱のように薄く構成することが出
来る。例えば、カーテン布帛19に折襞をセット(固
定)した全幅2000mmのプリーツカーテンやレース
カーテンでは、それを補助レール11に吊るして15〜
45mmの厚さにして収納ボックス16に収納すること
が出来、カーテンの吊るされた窓や出入口等の建物の開
口部を広く活用することが出来る。
【0035】本発明(請求項4)によると、チャンネル
ランナー31の走行する内部空洞68に2条の内溝41
・42と内畝43を形成した分だけチャンネルレール1
2bの断面二次係数が増え、プチスチック製のチャンネ
ルレールでも金属製と同様に使用可能となる。そして、
一部が内溝41・42に嵌合するチャンネルランナー3
1を使用するとき、それを薄板状にしてもチャンネルレ
ール12bの内部空洞68の中で走行中に向きが変わる
ことなく、従って、ランナー走行溝40から外れること
がない。このため、薄板状のチャンネルランナー31を
装着して、カーテン布帛19をコンパクトに収納ボック
ス16に収納することが出来、又、カーテンの吊るされ
た窓や出入口等の建物の開口部を広く活用することが出
来る。尚、チャンネルレール12bは、その内溝41・
42に嵌合するガイド32・33を有しないチャンネル
ランナーを装着して使用することも出来、その場合、2
条の内溝41・42と内畝43に補強された強度上の効
果を発揮する。
【0036】本発明(請求項5)によると、2個のガイ
ド32・33が嵌合する2条の内溝41・42を内部空
洞68に有するチャンネルレール12bに装着したチャ
ンネルランナー31は、その2個のガイド32・33が
チャンネルレール12bの2条の内溝41・42に沿っ
てランナー走行溝40に平行に走行し、その走行中にチ
ャンネルランナー31の向きが変わることなく、従っ
て、ランナー走行溝40から外れることがない。このた
め、チャンネルランナー31を2mm前後の薄板状に
し、その装着されたカーテン布帛19をコンパクトに収
納ボックス16に収納することが出来、又、カーテンの
吊るされた窓や出入口等の建物の開口部を広く活用する
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカーテン吊下装置の組立斜視図で
ある。
【図2】本発明に係るカーテン吊下装置の透視斜視図で
ある。
【図3】本発明に係るカーテン吊下装置の組立過程での
斜視図である。
【図4】本発明に係るチャンネルレールの組立斜視図で
ある。
【図5】本発明に係るチャンネルレールの斜視図であ
る。
【図6】本発明に係るカーテン収納ボックスの透視斜視
図である。
【図7】本発明に係るチャンネルレールの側面図であ
る。
【図8】本発明に係るチャンネルランナーの正面図であ
る。
【図9】本発明に係るカーテン吊下装置の正面図であ
る。
【符号の説明】
11 補助レール 12 本体レール 12a パイプレール 12b チャンネルレール 13 接続部材 14 内部スペース 15 開口部 16 収納ボックス 17 蓋材 18 アーム 19 カーテン布帛 20 嵌込片 21 リングランナー 22 挿通口 23 舌片 24 キー溝 25 開口 26 ビス孔 27 突起 28 ステップ 29 キー山 30 嵌込溝 31 チャンネルランナー 32・33 ガイド 34 連結部 35 中央部 36・37 溝縁 38・39 係合部 40 ランナー走行溝 41・42 内溝 43 内畝 44 鞘材 45 溝 46 開口部 47 面フアスナー 48 内部空洞 49 ピン 50 内部空洞 51 キー溝 52 キー山 53 軸材 54 圧縮コイルバネ 55 アーム 56 連結部材 57 鞘状部分 58 溝 59 前半部 60 後半部 61 内部空洞 62 鞘材 63 溝 64 ストッパー 65 ビス 66 当て具 67 縦枠 68 内部空洞

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横開きカーテン布帛(19)を吊り下げ
    るランナー(21・31)が走行可能に係合するカーテ
    ン補助レール(11)が内部に取り付けられており、横
    開きカーテン布帛(19)を吊り下げて引き寄せた状態
    で収納することが出来る内部スペース(14)を有し、
    その内部スペース(14)に向けて横開きカーテン布帛
    (19)を吊り下げた状態で出し入れすることが出来る
    開口部(15)が開かれているカーテン収納ボックス
    (16)と、その開口部(15)を開閉する蓋材(1
    7)と、先端を前記補助レール(11)に嵌め合わせて
    接続されるカーテン本体レール(12)とによって構成
    され、前記補助レール(11)と本体レール(12)を
    接続した状態において、それらのレール(11・12)
    の間でランナー(21・31)が移動可能に調製された
    カーテン吊下装置。
  2. 【請求項2】 前掲請求項1に記載の補助レール(1
    1)に嵌合する本体レール(12)の先端部分に接続部
    材(13)がピン接合されており、その接続部材(1
    3)を介して補助レール(11)に嵌合するように本体
    レール(12)の先端が調製されており、それら本体レ
    ール(12)と接続部材(13)の間がピン接合点(4
    9)を中心に本体レール(12)の軸芯方向に対して曲
    折可能になっている前掲請求項1に記載のカーテン吊下
    装置。
  3. 【請求項3】 パイプレール(12a)に外嵌する挿通
    口(22)を中心部に有する平板な円形リングランナー
    (21)であり、その円形の外縁の一部が平板な舌片
    (23)に続いているカーテン用リングランナー。
  4. 【請求項4】 長さ方向に連続するランナー走行溝(4
    0)を有し、そのランナー走行溝(40)を間に挟んで
    向き合う左右の溝縁(36・37)に続く内部にランナ
    ー(31)が走行可能な溝状内部空洞(68)が形成さ
    れているチャンネルレール(12b)において、内部空
    洞(68)のランナー走行溝(40)に向き合う内面
    に、ランナー走行溝(40)に平行に続く2条の内溝
    (41・42)が形成されており、それら2条の内溝
    (41・42)の間がランナー走行溝(40)に向けて
    隆起し、ランナー走行溝(40)に平行に続く内畝(4
    3)を構成しているカーテン用チャンネルレール。
  5. 【請求項5】 チャンネルレール(12b)のランナー
    走行溝(40)を間に挟んで向き合う左右の溝縁(36
    ・37)に係合する係合部(38・39)を有するチャ
    ンネルランナー(31)であり、チャンネルレール(1
    2b)の溝縁(36・37)に係合する左右の係合部
    (38・39)の間の中央部(35)が、ランナー走行
    溝(40)から突き出される平板な舌片(23)に続い
    ており、係合部(38・39)を構成する連結部(3
    4)から2個のガイド(32・33)が左右の係合部
    (38・39)に対して逆向きに平行に突き出ており、
    チャンネルレール(12b)に嵌め込まれる係合部(3
    8・39)を含む連結部全体(34)が平板で概してコ
    字形を成すカーテン用チャンネルランナー。
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