JP2002057872A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2002057872A
JP2002057872A JP2001175654A JP2001175654A JP2002057872A JP 2002057872 A JP2002057872 A JP 2002057872A JP 2001175654 A JP2001175654 A JP 2001175654A JP 2001175654 A JP2001175654 A JP 2001175654A JP 2002057872 A JP2002057872 A JP 2002057872A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】表面読取後に原稿の読取面を裏面読取に合わせ
て再セットするまで裏面読取の実行を待機することによ
り、現状と同じ1系統のスキャナで尚且つ1通信で両面
原稿を送信できるファクシミリ装置を提供することを目
的としている。 【構成】原稿の表裏両面の画情報を読み取って送信する
両面送信モードを選択するために、操作表示部19には
両面送信キー21が備えられている。この両面送信キー
21により両面送信モードが選択されると、システム制
御部16は、スキャナ11の読取面として最初にセット
された原稿表面の画情報を読み取る表面読取と、表面読
取後に読取面として再セットされた原稿裏面の画情報を
読み取る裏面読取と、で1読取動作とし、表面読取およ
び裏面読取を1通信内で連続して行う。ここで、前記表
面読取後に読取面を裏面読取に合わせて再セットするま
で裏面読取の実行を待機する待機時間が設けられてお
り、この待機時間はリアルタイムクロック22により管
理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両面原稿の画情報を送
信するファクシミリ装置に関し、特に1系統のスキャナ
により1通信で両面送信できるファクシミリ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、スキャナによって読み取った原稿
の画情報を送信するファクシミリ装置が多用されている
が、このファクシミリ装置は、基本的に原稿の片面をス
キャンしてその画情報を読み取るようになっている。こ
のため、両面原稿の画情報を送信する際には、以下のよ
うな作業が必要となる。すなわち、まず原稿の両面をコ
ピー機などで複写して片面の送信原稿を作成し、これを
送信する。または、原稿の表面を送信した後に、裏面を
送信し直す。
【0003】ところが、片面の送信原稿を作成する送信
方法では原稿の無駄なコピーが発生してしまうし、また
表裏各面を2回に分けて送信する方法では2通信となっ
てしまうので1通信に比べて料金が割高になるという不
都合があった。そこで、スキャナを2系統設け、両面を
同時に読み取って送信するファクシミリ装置が提案され
ている。このようなファクシミリ装置によれば、片面の
送信原稿を複写作成することなく、1通信で原稿両面の
画情報を送信でき、送信に係るオペレータの煩わしさを
低減することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、スキャナを2
系統必要とするため、部品点数からみてコストアップと
なり、また制御方法が複雑化して実用的でないという問
題があった。そこで、請求項1記載の発明は、表面読取
後に原稿の読取面を裏面読取に合わせて再セットするま
で裏面読取の実行を待機することにより、現状と同じ1
系統のスキャナで尚且つ1通信で両面原稿を送信するフ
ァクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0005】また、請求項2記載の発明は、両面送信モ
ードにおける動作を表示または音声により報知すること
により、より正確かつ簡単に両面原稿を送信するファク
シミリ装置を提供することを目的としている。また、請
求項3記載の発明は、表裏各面毎に読み取られた画情報
に表裏面を考慮したページ番号を付けて読取順に直接送
信することにより、受信側でページ番号に従った並べ替
えを可能とし両面原稿の順序性を保証するファクシミリ
装置を提供することを目的としている。
【0006】また、請求項4記載の発明は、表裏各面毎
に読み取られた画情報に表裏面を考慮したページ番号を
付けてページ番号に従ってメモリ送信することにより、
受信側でページ順に並べ替えなくても両面原稿の順序性
を保証するファクシミリ装置を提供することを目的とし
ている。また、請求項5記載の発明は、送付票添付を考
慮して両面原稿の画情報にページ番号を付けることによ
り、片面原稿の送付票を両面原稿の頭に付けて送信して
も原稿の順序性を保証するファクシミリ装置を提供する
ことを目的としている。
【0007】また、請求項6記載の発明は、画情報のな
い原稿面を送信対象から除外してページ番号を付けるこ
とにより、裏面の最終ページが白紙の場合や、最後に添
付したグラフや資料などが片面原稿の場合でも原稿の順
序性を保証するファクシミリ装置を提供することを目的
としている。また、請求項7記載の発明は、両面送信モ
ードにおける画情報の白黒2値化のスレッシュレベルを
非両面送信モードである片面送信モードのスレッシュレ
ベルに対して可変設定することにより、両面原稿の裏側
の文字等が読取面に透過して発生する地肌汚れを防止す
るファクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的を達成するために、単数または複数枚セットさ
れた原稿を1枚ずつ給送し該原稿の画情報を読み取るス
キャナと、このスキャナにより読み取られた原稿の画情
報をページ毎に直接送信またはメモリ送信する通信制御
部と、を備えたファクシミリ装置において、前記原稿の
表裏両面の画情報を読み取って送信する両面送信モード
を有し、この両面送信モードでは、前記スキャナの読取
面として最初にセットされた原稿表面の画情報を読み取
る表面読取と、表面読取後に読取面として再セットされ
た原稿裏面の画情報を読み取る裏面読取と、で1読取動
作とし、前記表面読取後に読取面を裏面読取に合わせて
再セットするまで裏面読取の実行を待機する待機時間を
設けたことを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2記載の発明は、上記目的を
達成するために、両面送信モードにおける表面読取、再
セット待機、および裏面読取に応じて各動作を表示また
は音声により報知する報知手段を備えたことを特徴とす
る。また、請求項3記載の発明は、上記目的を達成する
ために、スキャナにより読み取った原稿の画情報に連続
したページ番号を付けるページ番号付加手段を備え、前
記画情報を両面送信モードで直接送信する場合に原稿表
面の画情報には奇数のページ番号を、また原稿裏面の画
情報には偶数のページ番号を付けて、読取順に画情報を
直接送信することを特徴とする。
【0010】また、請求項4記載の発明は、上記目的を
達成するために、スキャナにより読み取った原稿の画情
報に連続したページ番号を付けるページ番号付加手段を
備え、前記画情報を両面送信モードでメモリ送信する場
合に原稿表面の画情報には奇数のページ番号を、また原
稿裏面の画情報には偶数のページ番号を付けて、ページ
番号順に並べ替えた画情報をメモリ送信することを特徴
とする。
【0011】また、請求項5記載の発明は、上記目的を
達成するために、両面送信モードにおいて片面原稿であ
る送付票を両面原稿の先頭に添付して送信する送付票添
付モードを有し、この送付票添付モードでは前記送付票
の表面のみの画情報を読み取って送信すると共に、この
送付票の表面の画情報が第1のページ番号となるように
両面原稿の画情報にページ番号を付けることを特徴とす
る。
【0012】また、請求項6記載の発明は、上記目的を
達成するために、最終原稿の裏面が白紙の場合に該最終
原稿裏面の読取を停止させる読取停止キーと、原稿の表
裏各面について画情報の有無を判定し白紙面を検出する
白紙面検出手段と、を備え、前記読取停止キーにより読
取停止を選択された最終原稿の裏面および前記白紙面検
出手段により画情報がない白紙と判定された原稿面の画
情報を送信対象から除外し、残りの送信対象とする画情
報のみに連続したページ番号を付けることを特徴とす
る。
【0013】また、請求項7記載の発明は、上記目的を
達成するために、両面送信モードにおける画情報の白黒
2値化のスレッシュレベルを非両面送信モードである片
面送信モードのスレッシュレベルに対して可変設定する
可変設定手段を備えたことを特徴とする。
【0014】
【作用】上記構成を有する請求項1記載の発明において
は、原稿の表裏両面の画情報を読み取って送信する両面
送信モードを有し、この両面送信モードでは、スキャナ
の読取面として最初にセットされた原稿表面の画情報を
読み取る表面読取と、表面読取後に読取面として再セッ
トされた原稿裏面の画情報を読み取る裏面読取と、で1
読取動作とし、前記表面読取と裏面読取との間に待機時
間を設け、読取面を裏面読取に合わせて再セットするま
で裏面読取の実行を待機する。
【0015】また、上記構成を有する請求項2記載の発
明においては、両面送信モードにおける表面読取、再セ
ット待機、および裏面読取に応じて、報知手段により各
動作を表示または音声により報知する。また、上記構成
を有する請求項3記載の発明においては、スキャナによ
り読み取った原稿の画情報にページ番号付加手段により
連続したページ番号を付ける際に、前記画情報を読取順
に両面送信モードで直接送信する場合は、原稿表面の画
情報には奇数のページ番号を、また原稿裏面の画情報に
は偶数のページ番号を付ける。
【0016】また、上記構成を有する請求項4記載の発
明においては、スキャナにより読み取った原稿の画情報
にページ番号付加手段により連続したページ番号を付け
る際に、前記画情報をページ番号順に並べ替えて両面送
信モードでメモリ送信する場合は、原稿表面の画情報に
は奇数のページ番号を、また原稿裏面の画情報には偶数
のページ番号を付ける。
【0017】また、上記構成を有する請求項5記載の発
明においては、両面送信モードにおいて片面原稿である
送付票を両面原稿の先頭に添付して送信する送付票添付
モードを有し、この送付票添付モードでは前記送付票の
表面のみの画情報を読み取って送信すると共に、この送
付票の表面の画情報が第1のページ番号となるように両
面原稿の画情報にページ番号を付ける。
【0018】また、上記構成を有する請求項6記載の発
明においては、最終原稿の裏面が白紙の場合に読取停止
キーにより最終原稿裏面の読取を停止させ、白紙面検出
手段により原稿の表裏各面について画情報の有無を判定
し白紙面を検出する。そして、前記読取停止キーにより
読取停止を選択された最終原稿の裏面および前記白紙面
検出手段により画情報がない白紙と判定された原稿面の
画情報を送信対象から除外し、残りの送信対象とする画
情報のみに連続したページ番号を付ける。
【0019】また、上記構成を有する請求項7記載の発
明においては、両面送信モードにおける画情報の白黒2
値化のスレッシュレベルを、可変設定手段により非両面
送信モードである片面送信モードのスレッシュレベルに
対して可変設定する。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1は請求項1〜7いずれかに記載された発明の一実施
例に係るファクシミリ装置を示すブロック図である。ま
ず、基本構成を説明する。図1において、スキャナ(読
取部)11は、単数または複数枚セットされた原稿を1
枚ずつ給送し該原稿の画情報を所定の解像度で画素に分
解して読み取り、各画素を白黒の2値信号に変換する。
プロッタ(書き込み部)12は、スキャナ11と同じ解
像度で画像を記録紙に記録して出力する。符号化復号化
部13は、送信する画情報を所定の方式で符号化してそ
の情報量を圧縮すると共に、受信時に符号化されている
画情報を元の画情報に復元する。画像メモリ14は、送
信または受信の通信に係る画情報を記憶する。通信制御
部15は、所定の伝送制御手順に従ってファクシミリ伝
送を実行するものであり、例えばスキャナ11により読
み取られた原稿の画情報をページ毎に直接送信またはメ
モリ送信する。なお、直接送信とは、スキャナ11によ
り読み取った画情報を画像メモリ14に記憶することな
く送信することであり、メモリ送信とは、画像メモリ1
4に一旦記憶された画情報を送信することである。基本
的に、メモリ送信機能のないファクシミリ装置は、画像
メモリ14を備えておらず、2〜3ページ分のページメ
モリのみを備える。
【0021】システム制御部16は、ROM(Read Onl
y Memory)17に書き込まれたプログラムに従って、フ
ァクシミリ装置全体のシステムを制御する。RAM(Ra
ndomAccess Memory)18は、システム制御部16の動
作に必要なワークエリアやデータを記憶する。操作表示
部19は、このファクシミリ装置をオペレータが任意に
操作するための各種操作キー、例えばワンタッチダイヤ
ルキーや短縮ダイヤルキーおよびファクシミリ装置から
オペレータへのメッセージ等を表示するための各種の表
示器等が配設されている。
【0022】次に、請求項1記載の発明に係る構成を説
明する。図1に示すファクシミリ装置は、原稿の表裏両
面の画情報を読み取って送信する両面送信モードを有し
ており、この両面送信モードを選択するために、操作表
示部19には両面送信キー21が備えられている。この
両面送信キー21により両面送信モードが選択される
と、システム制御部16は、前記スキャナ11の読取面
として最初にセットされた原稿表面の画情報を読み取る
表面読取と、表面読取後に読取面として再セットされた
原稿裏面の画情報を読み取る裏面読取と、で1読取動作
とし、表面読取および裏面読取を1通信内で連続して行
う。ここで、前記表面読取後に読取面を裏面読取に合わ
せて再セットするまで裏面読取の実行を待機する待機時
間が設けられており、この待機時間はリアルタイムクロ
ック22により管理される。
【0023】次に、作用を説明する。操作表示部19に
備えられた両面送信キー21により、両面原稿を送信す
る両面送信モードが設定されると、まず原稿表面(奇数
ページ)の画情報がスキャナ11によって読み取られ
る。全ての原稿について表面画情報の読取が終了する
と、システム制御部16は、裏面読取を待機する。オペ
レータによって、裏面読取に合わせて原稿がスキャナ1
1に再セットされるまで待機状態となる。なお、待機時
間の上限を予め決めておき、所定時間経過しても裏面読
取原稿が再セットされない場合は、両面送信モードを自
動的にクリアし、原稿表面のみの送信で通信を終了する
よう構成しても構わない。
【0024】表面読取後に裏面読取に合わせて原稿を再
セットし、操作表示部19に備えられているスタートキ
ー(図示していない)により再スタートすると、原稿裏
面(偶数ページ)の画情報がスキャナ11によって読み
取られる。スキャナ11によって読み取られた原稿の表
裏両面の画情報は、通信制御部15により1通信として
相手先に送信される。
【0025】このように、本実施例においては、表面読
取と裏面読取の間に待機時間を設けて両面の画情報を1
通信で送り、尚且つ現状と同じ1系統のスキャナ11で
両面原稿を送信するので、2系統のスキャナを設けた装
置構成に比べて装置の製造コストを低減できると共に制
御を簡略化でき、またオペレータの両面原稿送信時の操
作性を向上できる。
【0026】次に、請求項2記載の発明を実施例に基づ
いて説明する。まず、構成を説明する。図1において、
操作表示部19には報知手段23が備えられており、こ
の報知手段23によって、両面送信モードにおける表面
読取、再セット待機、および裏面読取に応じて各動作を
表示または音声、あるいは両方により報知する。
【0027】次に、作用を説明する。まず、両面送信キ
ー21により両面送信モードを選択すると、報知手段2
3により、例えば「原稿表面をスキャナの読取面にして
セットして下さい」等のメッセージを報知する。次い
で、操作表示部19に備えられたスタートキーにより読
取および送信が始められると、例えば「現在、原稿表面
を読取中です」等の動作説明メッセージを報知する。全
ての原稿について表面の読取が終了すると、例えば「再
セット待機中です。原稿裏面をスキャナの読取面として
再セットして下さい」等のメッセージを報知する。再セ
ットが完了し前記スタートキーが再投入されると、例え
ば「現在、原稿裏面を読取中です」等の動作説明メッセ
ージを報知する。全ての原稿について裏面の読取が終了
すると、例えば「両面原稿の送信が終了しました」等の
メッセージを報知する。
【0028】オペレータは、上記メッセージを参照する
ことにより、両面送信モードにおける動作を把握するこ
とができ、滞りなく両面原稿を1通信で送信できる。こ
のように、本実施例においては、両面送信の操作メッセ
ージまたは動作説明等を表示または音声によって報知す
るので、オペレータが簡単かつ正確に両面原稿を送信す
ることができる。
【0029】以下、請求項3記載の発明を実施例に基づ
いて説明する。まず、構成を説明する。図1において、
ページ番号付加手段24は、スキャナ11により読み取
った原稿の画情報に連続したページ番号を付けるもの
で、通信制御部15により前記画情報を両面送信モード
で直接送信する場合には、原稿表面の画情報には、例え
ばP1、P3、P5、P7、…のように、奇数のページ
番号を付ける。また、原稿裏面の画情報には、例えばP
2、P4、P6、P8、…のように、偶数のページ番号
を付ける。通信制御部15は、ページ番号が付けられた
画情報を読取順に直接送信する。
【0030】次に、作用を説明する。図2は請求項3記
載の発明を実現するための両面送信処理手順を示すフロ
ーチャートである。まず、原稿の表面を読取面としてス
キャナ11にセットし(ステップS1)、相手先の電話
番号を操作表示部19から入力する(ステップS2)。
次いで、システム制御部16は、スタートキーが押され
るか(ステップS3)、または両面送信キー21が押さ
れるか(ステップS4)、を判断し、スタートキーが押
された場合は通常の片面送信処理を実行する。
【0031】一方、両面送信キー21が押された場合
は、スキャナ11による原稿表面の画情報読取を開始
し、報知手段23によって表面読取中であることを報知
しながら、読み取った画情報を読取順に従って直接送信
する。このとき、画情報には、ページ番号付加手段24
によって、ページ番号がP1、P3、P5、…、の順番
で付けられる(ステップS5)。
【0032】スキャナ11にセットされた全ての原稿の
表面を読み取ると(ステップS6)、排出された原稿を
裏面読取に合わせて再セットするまで待機状態となり、
報知手段23によって現在、裏面読取待機中であること
を報知する(ステップS7)。原稿が再セットされ、ス
タートキーが押されると(ステップS8)、スキャナ1
1による原稿裏面の画情報読取を開始し、報知手段23
によって裏面読取中であることを報知しながら、読み取
った画情報を読取順に従って直接送信する。このとき、
画情報には、ページ番号付加手段24によって、ページ
番号がP2、P4、P6、…、の順番で付けられる(ス
テップS9)。
【0033】スキャナ11にセットされた全ての原稿の
裏面を読み取ると(ステップS10)、両面送信モード
をクリアし送信を終了する。なお、図2に示す本実施例
では、ステップS4で両面送信キー21の入力受け付け
を判断するように処理したが、ステップS1の前、また
はステップS1と22の間で判断するようフローを変更
することも可能である。この場合、スタートキー入力
は、両面原稿送信のスタートスイッチとなる。
【0034】このように、本実施例においては、原稿の
表裏両面を通して連続したページ番号を付けて、読取順
に画情報を直接送信するので、受信側では表裏各面毎に
受信した原稿をページ番号に従って並べ替えることがで
き、両面原稿受信時の原稿の順序性を保証することがで
きる。以下、請求項4記載の発明を実施例に基づいて説
明する。
【0035】まず、構成を説明する。図1において、ス
キャナ11により読み取った原稿の画情報を両面送信モ
ードでメモリ送信する場合には、ページ番号付加手段2
4によって原稿表面の画情報には、例えばP1、P3、
P5、P7、…のように、奇数のページ番号を、また原
稿裏面の画情報には、例えばP2、P4、P6、P8、
…のように、偶数のページ番号を付けて、一旦画像メモ
リ14に記憶する。次いで、通信制御部15は、画像メ
モリ14からページ番号順に画情報を読み出して、ペー
ジ番号順に並べ替えた画情報をメモリ送信する。
【0036】次に、作用を説明する。図3は請求項4記
載の発明を実現するための両面送信処理手順を示すフロ
ーチャートである。まず、メモリ送信か否かを判断し
(ステップT1)、メモリ送信でなければ通常の送信フ
ローすなわち図2に示した処理を行う。一方、メモリ送
信の場合は、原稿の表面を読取面としてスキャナ11に
セットし、相手先の電話番号を操作表示部19から入力
する(ステップT2)。次いで、システム制御部16
は、スタートキーが押されるか(ステップT3)、また
は両面送信キー21が押されるか(ステップT4)、を
判断し、スタートキーが押された場合は通常の片面送信
処理を実行する。
【0037】一方、両面送信キー21が押された場合
は、スキャナ11による原稿表面の画情報読取を開始
し、報知手段23によって表面読取中であることを報知
しながら、読み取った画情報を読取順に従って画像メモ
リ14に記憶する(ステップT5)。スキャナ11にセ
ットされた全ての原稿の表面を読み取ると(ステップT
6)、排出された原稿を裏面読取に合わせて再セットす
るまで待機状態となり、報知手段23によって現在、裏
面読取待機中であることを報知する(ステップT7)。
【0038】原稿が再セットされ、スタートキーが押さ
れると(ステップT8)、スキャナ11による原稿裏面
の画情報読取を開始し、報知手段23によって裏面読取
中であることを報知しながら、読み取った画情報を読取
順に従って画像メモリ14に記憶する(ステップT
9)。スキャナ11にセットされた全ての原稿の裏面を
読み取ると(ステップT10)、通信制御部15は相手
先に発呼し、回線が接続されると、画像メモリ14から
表裏各面の画情報を交互に読み出して、メモリ送信する
(ステップT11)。このとき、ページ番号付加手段2
4によって、原稿表面の画情報には、ページ番号がP
1、P3、P5、…、の順番で付けられ、原稿裏面の画
情報には、ページ番号がP2、P4、P6、…、の順番
で付けられる。このページ番号に従って画情報は、順番
に(交互に)画像メモリ14から読み出され、メモリ送
信される。
【0039】画像メモリ14に記憶されている画情報が
全て送信されると(ステップT12)、両面送信モード
をクリアし送信を終了する。なお、図3に示す本実施例
では、ステップT4で両面送信キー21の入力受け付け
を判断するように処理したが、ステップT1の前、また
はステップT1と22の間で判断するようフローを変更
することも可能である。この場合、スタートキー入力
は、両面原稿送信のスタートスイッチとなる。
【0040】また、本実施例では送信段階でページ番号
を付けたが、画像メモリ14への記憶段階でページ番号
を付けても構わない。このように、本実施例において
は、ページ番号に従って表裏各面の画情報を交互に画像
メモリ14から読み出してメモリ送信するので、ページ
番号順に並べ替えて画情報を送信でき、受信側でページ
順に並べ替えなくても原稿の順序性が保たれる。
【0041】以下、請求項5記載の発明を実施例に基づ
いて説明する。まず、構成を説明する。図1に示すファ
クシミリ装置は、両面送信モードにおいて片面原稿であ
る送付票を両面原稿の先頭に添付して送信する送付票添
付モードを有しており、この送付票添付モードを選択す
るために、操作表示部19には送付票添付キー25が備
えられている。この送付票添付キー25により送付票添
付モードが選択されると、システム制御部16は、スキ
ャナ11により送付票の表面のみの画情報を読み取って
送信するよう制御する。また、ページ番号付加手段24
は、送付票の表面の画情報が第1のページ番号すなわち
P1となるように、両面原稿の画情報にP2から始まる
ページ番号を付ける。
【0042】次に、作用を説明する。両面送信モードに
おいて送付票添付モードを重ねて設定すると、スキャナ
11による原稿読取時に最初の1枚は送付票と判断し
て、2枚目以降の原稿を両面原稿として送信する。ま
た、送付票の裏は殆どの場合、白紙であるので、スキャ
ナ11は裏面読取時に送付票を給送するのみで読取は行
わず、2枚目以降の原稿から読取を行う。
【0043】本実施例による画情報に対するページ番号
は、以下のようになる。 表面 P1(送付票)、P2、P4、P6、P8、… 裏面 未送信 、P3、P5、P7、P9、… また、裏面の読取時に送付票(裏ページ)を付けないで
読取を行う場合は、読み取った裏面の画情報の全てにペ
ージ番号を付けるように設定する。このように設定すれ
ば、以下のように、 表面 P1(送付票)、P2(原稿1枚目)、P4(原
稿2枚目)、P6(原稿3枚目)、P8(原稿4枚
目)、… 裏面 なし P3(原稿1枚目)、P5(原
稿2枚目)、P7(原稿3枚目)、P9(原稿4枚
目)、… としてページ番号が得られる。すなわち、表面読取時に
ページ番号P1とP2が必然的に決められるので、裏面
の最初の画情報にはページ番号P3が付けられる。この
ため、裏面読取時に送付票を付けても付けなくても、同
じページ番号を得ることができる。
【0044】さらに、上記2例では、表面読取後、裏面
読取を行うために、原稿を裏返しにしたうえで原稿1枚
目の裏面が最初の原稿となるように並べ替える必要があ
る。このような手間を省く読取動作例を以下に説明す
る。すなわち、表面の読取が終了した時点で、最終頁の
裏面のページ番号が分かる。このため、裏面読取時に
は、原稿を裏返しにしただけの表面読取時と同じ順番に
並べられている原稿を読み取る。このとき、最初に読み
取られた裏面頁には、前記表面最終頁から割り出したペ
ージ番号(表面最終頁のページ番号+1)を付して、読
取の進行と共に順次そのページ番号を減算する。
【0045】例えば、送付票を付けずに5枚の両面原稿
を読み取る場合の動作は、以下のようにページ番号が付
けられる。 表面(原稿1枚目からスキャン) P1(原稿1枚目)、 P3(原稿2枚目)、P5(原
稿3枚目)、P7(原稿4枚目)、P9(原稿5枚
目)。
【0046】裏面(原稿5枚目からスキャン) P10(原稿5枚目)、P8(原稿4枚目)、P6(原
稿3枚目)、P4(原稿2枚目)、P2(原稿1枚
目)。 また、送付票を付けて5枚の両面原稿(原稿総数は6
枚)を読み取る場合の動作は、以下のようにページ番号
が付けられる。
【0047】表面(送付票からスキャン) P1(送付票)、 P2(原稿1枚目)、P4(原稿2
枚目)、P6(原稿3枚目)、P8(原稿4枚目)、P
10(原稿5枚目)。 裏面(送付票なし、最終頁からスキャン) P11(原稿5枚目)、P9(原稿4枚目)、P7(原
稿3枚目)、P5(原稿2枚目)、P3(原稿1枚
目)、(送付票なし)。
【0048】なお、これらの実施例においても、前記実
施例と同様に直接送信とメモリ送信の両方が可能であ
る。このように、本実施例においては、片面原稿である
送付票を添付しても、それを考慮して送信するので、受
信側では原稿の順序性が保てる。以下、請求項6記載の
発明を実施例に基づいて説明する。
【0049】まず、構成を説明する。図1において、読
取停止キー26は、最終原稿の裏面が白紙の場合に、ス
キャナ11による最終原稿裏面の読取を停止させるもの
で、最終原稿裏面の画情報を送信対象から除外する。白
紙面検出手段27は、原稿の表裏各面について画情報の
有無を判定し白紙面を検出するもので、画情報がない白
紙と判定された原稿面の画情報を送信対象から除外す
る。
【0050】ページ番号付加手段24は、読取停止キー
26および白紙面検出手段27により除外されなかった
送信対象とする画情報のみに連続したページ番号を付け
る。次に、作用を説明する。 最終原稿裏面が白紙の場合は、読取停止キー26によ
りスキャンおよび送信を停止する。例えば4枚目の原稿
裏面が白紙の場合、ページ番号は以下のように付けられ
る。
【0051】 表面 P1、P3、P5、P7 裏面 P2、P4、P6、 表面読取時に白紙面検出手段27により白紙面が検出
された場合は、白紙面として検出された原稿表面に付け
られる筈だったページ番号が、順送りに原稿裏面の画情
報に付けられる。例えば4枚目および5枚目の原稿表面
が白紙の場合、ページ番号は以下のようになり、裏面読
取された画情報の方がページ数が多くなる。
【0052】 表面 P1、P3、P5 裏面 P2、P4、P6、P7、P8 裏面読取時に白紙面検出手段27により白紙面が検出
された場合は、白紙面として検出された原稿裏面に付け
られる筈だったページ番号が、順送りに原稿表面の画情
報に付けられる。例えば4枚目および5枚目の原稿裏面
が白紙の場合、ページ番号は以下のようになり、表面読
取された画情報の方がページ数が多くなる。
【0053】 表面 P1、P3、P5、P7、P8 裏面 P2、P4、P6 なお、本実施例においても、前記実施例と同様に直接送
信とメモリ送信の両方が可能である。このように、本実
施例においては、例えばグラフなどの片面原稿を後ろに
添付していても、それを考慮して両面送信するので、両
面原稿の中に片面原稿が混在していても受信側では原稿
の順序性が保たれる。
【0054】以下、請求項7記載の発明を実施例に基づ
いて説明する。まず、構成を説明する。図1において、
2値化回路28は、スキャナ11で読み取った画情報を
所定のスレッシュレベルと比較して、白(「1」)また
は黒(「0」)に2値化する。可変設定手段29は、両
面送信モードにおける画情報の白黒2値化のスレッシュ
レベルを、非両面送信モードである片面送信モードのス
レッシュレベルに対して可変設定する。
【0055】次に、作用を説明する。図4は画情報に対
する2値化処理を説明するための図であり、スレッシュ
レベルに対する白レベルおよび黒レベルが示される。両
面原稿をスキャナ11で読み取る場合、裏の字が透けて
地肌を白と判断できず、黒に2値化してしまう虞があ
る。このような誤判断による黒2値化は、地肌汚れの原
因になる。
【0056】図示のように、例えば裏字の影響で表面は
白なのに光量が吸収されてAレベルまでしか光量が得ら
れなかった場合、片面原稿読取(片面送信モード)に合
わせた通常のスレッシュレベルL1だと黒と判断されて
地肌汚れとなる。そこで、可変設定手段29により、ス
レッシュレベルL1の下方に、両面送信モードにおける
スレッシュレベルL2を設定してやることにより、これ
を防止することができる。
【0057】このように、本実施例においては、片面ま
たは両面送信モードに応じて、可変設定手段29により
2値化回路28のスレッシュレベルをL1、L2に設定
しているので、裏字の透過による地肌汚れを防止するこ
とができる。なお、本実施例においても、前記実施例と
同様に直接送信とメモリ送信の両方が可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に係るファクシミリ装置によれば、原稿の表裏両面の
画情報を読み取って送信する両面送信モードを有し、こ
の両面送信モードでは、スキャナの読取面として最初に
セットされた原稿表面の画情報を読み取る表面読取と、
表面読取後に読取面として再セットされた原稿裏面の画
情報を読み取る裏面読取と、で1読取動作とし、前記表
面読取と裏面読取との間に待機時間を設け、読取面を裏
面読取に合わせて再セットするまで裏面読取の実行を待
機するので、現状と同じ1系統のスキャナで尚且つ1通
信で両面原稿を送信できる。
【0059】また、請求項2記載の発明に係るファクシ
ミリ装置によれば、両面送信モードにおける表面読取、
再セット待機、および裏面読取に応じて、報知手段によ
り各動作を表示または音声により報知するので、オペレ
ータが簡単かつ正確に両面原稿を送信することができ
る。また、請求項3記載の発明に係るファクシミリ装置
によれば、スキャナにより読み取った原稿の画情報にペ
ージ番号付加手段により連続したページ番号を付ける際
に、前記画情報を読取順に両面送信モードで直接送信す
る場合は、原稿表面の画情報には奇数のページ番号を、
また原稿裏面の画情報には偶数のページ番号を付けるの
で、受信側では表裏各面毎に受信した原稿をページ番号
に従って並べ替えることができ、両面原稿受信時の原稿
の順序性を保証することができる。
【0060】また、請求項4記載の発明に係るファクシ
ミリ装置によれば、スキャナにより読み取った原稿の画
情報にページ番号付加手段により連続したページ番号を
付ける際に、前記画情報をページ番号順に並べ替えて両
面送信モードでメモリ送信する場合は、原稿表面の画情
報には奇数のページ番号を、また原稿裏面の画情報には
偶数のページ番号を付けるので、受信側でページ順に並
べ替えなくても原稿の順序性が保たれる。
【0061】また、請求項5記載の発明に係るファクシ
ミリ装置によれば、両面送信モードにおいて片面原稿で
ある送付票を両面原稿の先頭に添付して送信する送付票
添付モードを有し、この送付票添付モードでは前記送付
票の表面のみの画情報を読み取って送信すると共に、こ
の送付票の表面の画情報が第1のページ番号となるよう
に両面原稿の画情報にページ番号を付けるので、片面原
稿である送付票を添付しても受信側では原稿の順序性が
保てる。
【0062】また、請求項6記載の発明に係るファクシ
ミリ装置によれば、最終原稿の裏面が白紙の場合に読取
停止キーにより最終原稿裏面の読取を停止させ、白紙面
検出手段により原稿の表裏各面について画情報の有無を
判定して白紙面を検出し、前記読取停止キーにより読取
停止を選択された最終原稿の裏面および前記白紙面検出
手段により画情報がない白紙と判定された原稿面の画情
報を送信対象から除外し、残りの送信対象とする画情報
のみに連続したページ番号を付けるので、両面原稿の中
に片面原稿が混在していても受信側では原稿の順序性が
保たれる。
【0063】また、請求項7記載の発明に係るファクシ
ミリ装置によれば、両面送信モードにおける画情報の白
黒2値化のスレッシュレベルを、可変設定手段により非
両面送信モードである片面送信モードのスレッシュレベ
ルに対して可変設定するので、裏字の透過による地肌汚
れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜7いずれかに記載された発明の一実
施例に係るファクシミリ装置を示すブロック図である。
【図2】請求項3記載の発明を実現するための両面送信
処理手順を示すフローチャートである。
【図3】請求項4記載の発明を実現するための両面送信
処理手順を示すフローチャートである。
【図4】画情報に対する2値化処理を説明するための図
であり、スレッシュレベルに対する白レベルおよび黒レ
ベルが示される。
【符号の説明】
11 スキャナ 15 通信制御部 16 システム制御部 19 操作表示部 21 両面送信キー 22 リアルタイムクロック 23 報知手段 24 ページ番号付加手段 25 送付票添付キー 26 読取停止キー 27 白紙面検出手段 28 2値化回路 29 可変設定手段
【手続補正書】
【提出日】平成13年7月11日(2001.7.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ファクシミリ装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両面原稿の画情報を送
信するファクシミリ装置に関し、特に1系統のスキャナ
により1通信で両面送信できるファクシミリ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、スキャナによって読み取った原稿
の画情報を送信するファクシミリ装置が多用されている
が、このファクシミリ装置は、基本的に原稿の片面をス
キャンしてその画情報を読み取るようになっている。こ
のため、両面原稿の画情報を送信する際には、以下のよ
うな作業が必要となる。すなわち、まず原稿の両面をコ
ピー機などで複写して片面の送信原稿を作成し、これを
送信する。または、原稿の表面を送信した後に、裏面を
送信し直す。
【0003】ところが、片面の送信原稿を作成する送信
方法では原稿の無駄なコピーが発生してしまうし、また
表裏各面を2回に分けて送信する方法では2通信となっ
てしまうので1通信に比べて料金が割高になるという不
都合があった。
【0004】そこで、スキャナを2系統設け、両面を同
時に読み取って送信するファクシミリ装置が提案されて
いる。このようなファクシミリ装置によれば、片面の送
信原稿を複写作成することなく、1通信で原稿両面の画
情報を送信でき、送信に係るオペレータの煩わしさを低
減することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、スキャナを2
系統必要とするため、部品点数からみてコストアップと
なり、また制御方法が複雑化して実用的でないという問
題があった。
【0006】そこで、本発明は、表面読み取り後に原稿
の読み取り面を裏面読み取りに合わせて再セットするま
で裏面読み取りの実行を待機することにより、現状と同
じ1系統のスキャナで尚且つ1通信で両面原稿を送信す
ることができる上に、送付票添付の有無を考慮し、片面
原稿の送付票を両面原稿の頭に付けて送信しても原稿の
順序性を保証することができるファクシミリ装置を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、単数または複数枚セットされた原稿を1
枚ずつ給送し該原稿の画情報を読み取る1つのスキャナ
と、前記スキャナにより読み取られた原稿の画情報をペ
ージ毎に直接送信する通信制御部と、前記原稿の表裏両
面の画情報を読み取って送信する両面送信モードを設定
する設定手段と、前記両面送信モードにおいて片面原稿
である送付票を両面原稿の先頭に添付して送信する送付
票添付モードを設定する送付票添付モード設定手段と、
前記両面送信モード設定手段により前記両面送信モード
が設定され、かつ前記送付票添付モード設定手段により
前記送付票添付モードが設定されたときに、前記スキャ
ナの読み取り面として最初にセットされた全ての原稿の
表面の画情報の読み取りを行なわせるとともに前記通信
制御部により相手先に発呼して前記読み取られた原稿の
表面の画情報を読み取り順に従って送信を行なわせ、前
記全ての原稿の表面の画情報の読み取りが終了した後、
裏面の読み取りの実行を待機する待機時間を設定し、前
記待機時間中に読み取り面が裏面に再セットされて裏面
原稿の読み取りを開始する再スタート信号が操作部から
入力されたときに、1枚目の原稿は給送するのみで読み
取りは行なわず、2枚目以降の原稿の裏面の画情報を読
み取らせるとともに前記読み取られた原稿の裏面の画情
報を前記通信制御部により読み取り順に従って送信を行
なわせ、表面と裏面の画情報を1通信として送信させる
一方、前記待機時間が経過するまでの間に前記再スター
ト信号が入力されないときには前記両面送信モードの解
除を行なわせ、前記読み取った原稿の表面の画情報のみ
の送信で通信を終了させるシステム制御部とを備えるこ
とを特徴としている。
【0008】このような構成により、現状と同じ1系統
のスキャナで尚且つ1通信で両面原稿を送信できるとと
もに両面送信モードを自動的に解消することができる。
【0009】また、両面送信モードにおいて片面原稿で
ある送付票を両面原稿の先頭に添付して送信する送付票
添付モードを有し、この送付票添付モードでは前記送付
票の表面のみの画情報を読み取って送信しているため、
1ページ目に送付票を添付して送信することができる。
【0010】また、本発明は、上記目的を達成するため
に、単数または複数枚セットされた原稿を1枚ずつ給送
し該原稿の画情報を読み取る1つのスキャナと、前記ス
キャナにより読み取られた原稿の画情報を記憶する画像
メモリと、前記画像メモリに記憶された画情報をページ
毎にメモリ送信する通信制御部と、前記原稿の表裏両面
の画情報を読み取って送信する両面送信モードを設定す
る両面送信モード設定手段と、前記両面送信モードにお
いて片面原稿である送付票を両面原稿の先頭に添付して
送信する送付票添付モードを設定する送付票添付モード
設定手段と、前記両面送信モード設定手段により前記両
面送信モードが設定され、かつ、前記送付票添付モード
設定手段により前記送付票モードが設定されたときに、
前記スキャナの読み取り面として最初にセットされた全
ての原稿の表面の画情報の読み取りを行なわせるととも
に読み取られた画情報を前記画像メモリに記憶させ、前
記全ての原稿の表面の画情報の読み取りが終了した後、
裏面の読み取りの実行を待機する待機時間を設定し、前
記待機時間中に読み取り面が裏面に再セットされて裏面
原稿の読み取りを開始する再スタート信号が操作部から
入力されたときに、1枚目の原稿は給送するのみで読み
取りは行なわず、2枚目以降の原稿の裏面の画情報の読
み取りを行なわせるとともに前記読み取られた原稿の裏
面の画情報を前記画像メモリに記憶させ、前記全ての原
稿の裏面の画情報の読み取りが終了した後に前記通信制
御部により相手先に発呼し、前記画像メモリに記憶され
た表面の画情報および裏面の画情報をページ単位で交互
に読み出して1通信として送信させる一方、前記待機時
間が経過するまでの間に前記再スタート信号が入力され
ないときには前記両面送信モードを解除させるシステム
制御部とを備えることを特徴としている。
【0011】このような構成により、現状と同じ1系統
のスキャナで尚且つ1通信で両面原稿を送信できるとと
もに両面送信モードを自動的に解消することができる。
【0012】また、両面送信モードにおいて片面原稿で
ある送付票を両面原稿の先頭に添付して送信する送付票
添付モードを有し、この送付票添付モードでは前記送付
票の表面のみの画情報を読み取って送信しているため、
1ページ目に送付票を添付して送信することができる。
【0013】また、本発明は、上記目的を達成するため
に、単数または複数枚セットされた原稿を1枚ずつ給送
し該原稿の画情報を読み取る1つのスキャナと、前記ス
キャナにより読み取られた原稿の画情報をページ毎に直
接送信する通信制御部と、前記原稿の表裏両面の画情報
を読み取って送信する両面送信モードを設定する設定手
段と、前記両面送信モードにおいて片面原稿である送付
票を両面原稿の先頭に添付して送信する送付票添付モー
ドを設定する送付票添付モード設定手段と、前記両面送
信モード設定手段により前記両面送信モードが設定さ
れ、かつ前記送付票添付モード設定手段により前記送付
票添付モードが設定されたときに、前記スキャナの読み
取り面として最初にセットされた全ての原稿の表面の画
情報の読み取りを行なわせるとともに前記通信制御部に
より相手先に発呼して前記読み取られた原稿の表面の画
情報を読み取り順に従って送信を行なわせ、前記全ての
原稿の表面の画情報の読み取りが終了した後、裏面の読
み取りの実行を待機する待機時間を設定し、前記待機時
間中に前記送付票が添付されておらず、かつ、読み取り
面が裏面に再セットされて裏面原稿の読み取りを開始す
る再スタート信号が操作部から入力されたときに、全て
の原稿の裏面の画情報を読み取らせるとともに前記読み
取られた原稿の裏面の画情報を前記通信制御部により読
み取り順に従って送信を行なわせ、表面と裏面の画情報
を1通信として送信させる一方、前記待機時間が経過す
るまでの間に前記再スタート信号が入力されないときに
は前記両面送信モードの解除を行なわせ、前記読み取っ
た原稿の表面の画情報のみの送信で通信を終了させるシ
ステム制御部とを備えることを特徴としている。
【0014】このような構成により、現状と同じ1系統
のスキャナで尚且つ1通信で両面原稿を送信できるとと
もに両面送信モードを自動的に解消することができる。
【0015】また、両面送信モードにおいて片面原稿で
ある送付票を両面原稿の先頭に添付しないで送信する場
合にも両面原稿をそのまま送信することができる。
【0016】また、本発明は、上記目的を達成するため
に、単数または複数枚セットされた原稿を1枚ずつ給送
し該原稿の画情報を読み取る1つのスキャナと、前記ス
キャナにより読み取られた原稿の画情報を記憶する画像
メモリと、前記画像メモリに記憶された画情報をページ
毎にメモリ送信する通信制御部と、前記原稿の表裏両面
の画情報を読み取って送信する両面送信モードを設定す
る両面送信モード設定手段と、前記両面送信モードにお
いて片面原稿である送付票を両面原稿の先頭に添付して
送信する送付票添付モードを設定する送付票添付モード
設定手段と、前記両面送信モード設定手段により前記両
面送信モードが設定され、かつ、前記送付票添付モード
設定手段により前記送付票モードが設定されたときに、
前記スキャナの読み取り面として最初にセットされた全
ての原稿の表面の画情報の読み取りを行なわせるととも
に読み取られた画情報を前記画像メモリに記憶させ、前
記全ての原稿の表面の画情報の読み取りが終了した後、
裏面の読み取りの実行を待機する待機時間を設定し、前
記待機時間中に前記送付票が添付されておらず、かつ、
前記待機時間中に読み取り面が裏面に再セットされて裏
面原稿の読み取りを開始する再スタート信号が操作部か
ら入力されたときに、全ての原稿の裏面の画情報を読み
取らせるとともに前記読み取られた原稿の裏面の画情報
を前記画像メモリに記憶させ、前記全ての原稿の裏面の
画情報の読み取りが終了した後に前記通信制御部により
相手先に発呼し、前記画像メモリに記憶された表面の画
情報および裏面の画情報をページ単位で交互に読み出し
て1通信として送信させる一方、前記待機時間が経過す
るまでの間に前記再スタート信号が入力されないときに
は前記両面送信モードを解除させるシステム制御部とを
備えることを特徴としている。
【0017】このような構成により、現状と同じ1系統
のスキャナで尚且つ1通信で両面原稿を送信できるとと
もに両面送信モードを自動的に解消することができる。
【0018】また、両面送信モードにおいて片面原稿で
ある送付票を両面原稿の先頭に添付しないで送信する場
合にも両面原稿をそのまま送信することができる。
【0019】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、スキャナにより読み取った原稿の画情報に連続した
ページ番号を付けるページ番号付加手段を有し、前記シ
ステム制御部は、送付票表面の画情報にはページ番号1
を付与するとともに両面原稿表面1ページ目の画情報に
はページ番号2を付与し、2ページ目以降の各ページに
は前ページのページ番号に2以降の連続した偶数番号を
加算したページ番号を付与し、さらに、両面原稿裏面1
ページ目の画情報には前記両面原稿表面の最終ページに
1を加算したページ番号を付与するとともに、2ページ
目以降の各ページには前ページのページ番号から順次2
を加算した奇数のページ番号を付与することを特徴とし
ている。
【0020】このような構成により、送付票の表面の画
情報が第1のページ番号となるように両面原稿の画情報
にページ番号を付けるので、片面原稿である送付票を添
付しても受信側では原稿の順序性が保てる。
【0021】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、単数または複数枚セットされた原稿を1枚ずつ給送
し該原稿の画情報を読み取る1つのスキャナと、前記ス
キャナにより読み取られた原稿の画情報をページ毎に直
接送信する通信制御部と、スキャナにより読み取った原
稿の画情報に連続したページ番号を付けるページ番号付
加手段を有し、前記設定手段により、前記両面送信モー
ドが設定されたときに、前記スキャナの読み取り面とし
て最初にセットされた全ての原稿の表面の画情報の読み
取りを行なわせるとともに前記通信制御部により相手先
に発呼して前記読み取られた原稿の表面の画情報を読み
取り順に従って送信を行なわせ、前記全ての原稿の表面
の画情報の読み取りが終了した後、裏面の読み取りの実
行を待機する待機時間を設定し、前記待機時間中に読み
取り面が裏面に再セットされて裏面原稿の読み取りを開
始する再スタート信号が操作部から入力されたときに、
全ての原稿の裏面の画情報を読み取らせるとともに前記
読み取られた原稿の裏面の画情報を前記通信制御部によ
り読み取り順に従って送信を行なわせ、表面と裏面の画
情報を1通信として送信させる一方、前記待機時間が経
過するまでの間に前記再スタート信号が入力されないと
きには前記両面送信モードの解除を行なわせ、前記読み
取った原稿の表面の画情報のみの送信で通信を終了させ
るシステム制御部とを備え、前記システム制御部は、両
面原稿表面1ページ目の画情報にはページ番号1を付与
し、2ページ目以降の各ページには前ページのページ番
号に順次2を加算した奇数のページ番号を付与するとと
もに、両面原稿裏面1ページ目の画情報には前記両面原
稿表面の最終ページに1を加算したページ番号を付与
し、2ページ目以降の各ページには前ページのページ番
号から順次2を減算した偶数のページ番号を付与するこ
とを特徴としている。
【0022】このような構成により、送付票を添付しな
い場合にでも、現状と同じ1系統のスキャナで尚且つ1
通信で両面原稿を送信できるとともに両面送信モードを
自動的に解消することができる。
【0023】また、表面読み取り後、裏面読み取りを行
うために、原稿を裏返しにしたうえで原稿1枚目の裏面
が最初の原稿となるように並べ替える必要があるが、通
常、表面の読み取りが終了した時点で、最終頁の裏面の
ページ番号が分かるので、本発明では、裏面読み取り時
には、原稿を裏返しにしただけの表面読み取り時と同じ
順番に並べられている原稿を読み取り、このとき、最初
に読み取られた裏面頁には、表面最終頁から割り出した
ページ番号(表面最終頁のページ番号+1)を付して、
読み取りの進行と共に順次そのページ番号を減算するよ
うにしたため、両面原稿の裏面の読み取り時に裏面原稿
を並べ替えなくとも付与されたページ順に両面原稿の送
信を行なうことができる。
【0024】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、単数または複数枚セットされた原稿を1枚ずつ給送
し該原稿の画情報を読み取る1つのスキャナと、前記ス
キャナにより読み取られた原稿の画情報を記憶する画像
メモリと、前記画像メモリに記憶された画情報をページ
毎にメモリ送信する通信制御部と、前記原稿の表裏両面
の画情報を読み取って送信する両面送信モードを設定す
る両面送信モード設定手段と、前記両面送信モード設定
手段により前記両面送信モードが設定されたときに、前
記スキャナの読み取り面として最初にセットされた全て
の原稿の表面の画情報の読み取りを行なわせるとともに
読み取られた画情報を前記画像メモリに記憶させ、前記
全ての原稿の表面の画情報の読み取りが終了した後、裏
面の読み取りの実行を待機する待機時間を設定し、前記
待機時間中に読み取り面が裏面に再セットされて裏面原
稿の読み取りを開始する再スタート信号が操作部から入
力されたときに、全ての原稿の裏面の画情報を読み取ら
せるとともに前記読み取られた原稿の裏面の画情報を前
記画像メモリに記憶させ、前記全ての原稿の裏面の画情
報の読み取りが終了した後に前記通信制御部により相手
先に発呼し、前記画像メモリに記憶された表面の画情報
の読み取り先頭ページおよび裏面の画情報の最終読み取
りページの先頭からページ単位で交互に読み出して1通
信として送信させる一方、前記待機時間が経過するまで
の間に前記再スタート信号が入力されないときには前記
両面送信モードを解除させるシステム制御部とを備える
ことを特徴としている。
【0025】このような構成により、送付票を添付しな
い場合にでも現状と同じ1系統のスキャナで尚且つ1通
信で両面原稿を送信できるとともに両面送信モードを自
動的に解消することができる。
【0026】また、表面読み取り後、裏面読み取りを行
うために、原稿を裏返しにしたうえで原稿1枚目の裏面
が最初の原稿となるように並べ替える必要があるが、本
発明では、裏面読み取り時には、画像メモリに記憶され
た表面の画情報の読み取り先頭ページおよび裏面の画情
報の最終読み取りページの先頭からページ単位で交互に
読み出して1通信として送信させているため、両面原稿
の裏面の読み取り時に裏面原稿を並べ替えなくとも両面
原稿の送信を行なうことができる。
【0027】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、スキャナにより読み取った原稿の画情報に連続した
ページ番号を付けるページ番号付加手段を有し、前記シ
ステム制御部は、両面原稿表面1ページ目の画情報には
ページ番号1を付与し、2ページ目以降の各ページには
前ページのページ番号に順次2を加算した奇数のページ
番号を付与するとともに、両面原稿裏面1ページ目の画
情報には前記両面原稿表面の最終ページに1を加算した
ページ番号を付与し、2ページ目以降の各ページには前
ページのページ番号から順次2を減算した偶数のページ
番号を付与することを特徴としている。
【0028】このような構成により、両面原稿の裏面の
読み取り時に裏面原稿を並べ替えなくとも付与されたペ
ージ順に両面原稿の送信を行なうことができる。
【0029】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、単数または複数枚セットされた原稿を1枚ずつ給送
し該原稿の画情報を読み取る1つのスキャナと、前記ス
キャナにより読み取られた原稿の画情報をページ毎に直
接送信する通信制御部と、前記原稿の表裏両面の画情報
を読み取って送信する両面送信モードを設定する両面送
信モード設定手段と、前記両面送信モードにおいて片面
原稿である送付票を両面原稿の先頭に添付して送信する
送付票添付モードを設定する送付票添付モード設定手段
と、スキャナにより読み取った原稿の画情報に連続した
ページ番号を付けるページ番号付加手段を有し、前記設
定手段により、前記両面送信モードが設定されたとき
に、前記スキャナの読み取り面として最初にセットされ
た全ての原稿の表面の画情報の読み取りを行なわせると
ともに前記通信制御部により相手先に発呼して前記読み
取られた原稿の表面の画情報を読み取り順に従って送信
を行なわせ、前記全ての原稿の表面の画情報の読み取り
が終了した後、裏面の読み取りの実行を待機する待機時
間を設定し、前記待機時間中に読み取り面が裏面に再セ
ットされて裏面原稿の読み取りを開始する再スタート信
号が操作部から入力されたときに、全ての原稿の裏面の
画情報を読み取らせるとともに前記読み取られた原稿の
裏面の画情報を前記通信制御部により読み取り順に従っ
て送信を行なわせ、表面と裏面の画情報を1通信として
送信させる一方、前記待機時間が経過するまでの間に前
記再スタート信号が入力されないときには前記両面送信
モードの解除を行なわせ、前記読み取った原稿の表面の
画情報のみの送信で通信を終了させるシステム制御部と
を備え、前記システム制御部は、送付票の画情報にはペ
ージ番号1を付与するとともに両面原稿表面1ページ目
の画情報にはページ番号2を付与し、2ページ目以降の
各ページには前ページのページ番号に2以降の連続した
偶数番号を加算したページ番号を付与し、さらに、両面
原稿裏面1ページ目の画情報には前記両面原稿表面の最
終ページに1を加算したページ番号を付与するととも
に、2ページ目以降の各ページには前ページのページ番
号から順次2を減算した奇数のページ番号を付与するこ
とを特徴としている。
【0030】このような構成により、送付票を添付した
場合に、現状と同じ1系統のスキャナで尚且つ1通信で
両面原稿を送信できるとともに両面送信モードを自動的
に解消することができる。
【0031】また、表面読み取り後、裏面読み取りを行
うために、原稿を裏返しにしたうえで原稿1枚目の裏面
が最初の原稿となるように並べ替える必要があるが、通
常、表面の読み取りが終了した時点で、最終頁の裏面の
ページ番号が分かるので、本発明では、裏面読み取り時
には、原稿を裏返しにしただけの表面読み取り時と同じ
順番に並べられている原稿を読み取り、このとき、最初
に読み取られた裏面頁には、表面最終頁から割り出した
ページ番号(表面最終頁のページ番号+1)を付して、
読み取りの進行と共に順次そのページ番号を減算するよ
うにしたため、両面原稿の裏面の読み取り時に裏面原稿
を並べ替えなくとも付与されたページ順に両面原稿の送
信を行なうことができる。
【0032】また、本発明は、上記目的を達成するため
に、単数または複数枚セットされた原稿を1枚ずつ給送
し該原稿の画情報を読み取る1つのスキャナと、前記ス
キャナにより読み取られた原稿の画情報を記憶する画像
メモリと、前記画像メモリに記憶された画情報をページ
毎にメモリ送信する通信制御部と、前記原稿の表裏両面
の画情報を読み取って送信する両面送信モードを設定す
る両面送信モード設定手段と、前記両面送信モードにお
いて片面原稿である送付票を両面原稿の先頭に添付して
送信する送付票添付モードを設定する送付票添付モード
設定手段と、前記両面送信モード設定手段により前記両
面送信モードが設定され、かつ、前記送付票添付モード
設定手段により前記送付票モードが設定されたときに、
前記スキャナの読み取り面として最初にセットされた全
ての原稿の表面の画情報の読み取りを行なわせるととも
に読み取られた画情報を前記画像メモリに記憶させ、前
記全ての原稿の表面の画情報の読み取りが終了した後、
裏面の読み取りの実行を待機する待機時間を設定し、前
記待機時間中に読み取り面が裏面に再セットされて裏面
原稿の読み取りを開始する再スタート信号が操作部から
入力されたときに、全ての原稿の裏面の画情報を読み取
らせるとともに前記読み取られた原稿の裏面の画情報を
前記画像メモリに記憶させ、前記全ての原稿の裏面の画
情報の読み取りが終了した後に前記通信制御部により相
手先に発呼し、前記画像メモリに記憶された表面の画情
報の読み取り先頭ページおよび裏面の画情報の最終読み
取りページの先頭からページ単位で交互に読み出して1
通信として送信させる一方、前記待機時間が経過するま
での間に前記再スタート信号が入力されないときには前
記両面送信モードを解除させるシステム制御部とを備え
たことを特徴としている。
【0033】このような構成により、送付票を添付した
場合に、現状と同じ1系統のスキャナで尚且つ1通信で
両面原稿を送信できるとともに両面送信モードを自動的
に解消することができる。
【0034】また、表面読み取り後、裏面読み取りを行
うために、原稿を裏返しにしたうえで原稿1枚目の裏面
が最初の原稿となるように並べ替える必要があるが、本
発明では、裏面読み取り時には、画像メモリに記憶され
た表面の画情報の読み取り先頭ページおよび裏面の画情
報の最終読み取りページの先頭からページ単位で交互に
読み出して1通信として送信させているため、両面原稿
の裏面の読み取り時に裏面原稿を並べ替えなくとも両面
原稿の送信を行なうことができる。
【0035】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、スキャナにより読み取った原稿の画情報に連続した
ページ番号を付けるページ番号付加手段を有し、前記シ
ステム制御部は、送付票表面の画情報にはページ番号1
を付与するとともに両面原稿表面1ページ目の画情報に
はページ番号2を付与し、2ページ目以降の各ページに
は前ページのページ番号に2以降の連続した偶数番号を
加算したページ番号を付与し、さらに、両面原稿裏面1
ページ目の画情報には前記両面原稿表面の最終ページに
1を加算したページ番号を付与するとともに、2ページ
目以降の各ページには前ページのページ番号から順次2
を減算した奇数のページ番号を付与することを特徴とし
ている。
【0036】このような構成により、両面原稿の裏面の
読み取り時に裏面原稿を並べ替えなくとも付与されたペ
ージ順に両面原稿の送信を行なうことができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0038】図1〜3は請求項1〜11何れかに記載され
た発明の一実施例に係るファクシミリ装置を示すブロッ
ク図である。
【0039】まず、基本構成を説明する。図1におい
て、スキャナ(読み取り部)11は、単数または複数枚
セットされた原稿を1枚ずつ給送し該原稿の画情報を所
定の解像度で画素に分解して読み取り、各画素を白黒の
2値信号に変換する。プロッタ(書き込み部)12は、
スキャナ11と同じ解像度で画像を記録紙に記録して出
力する。符号化復号化部13は、送信する画情報を所定
の方式で符号化してその情報量を圧縮すると共に、受信
時に符号化されている画情報を元の画情報に復元する。
画像メモリ14は、送信または受信の通信に係る画情報
を記憶する。通信制御部15は、所定の伝送制御手順に
従ってファクシミリ伝送を実行するものであり、例えば
スキャナ11により読み取られた原稿の画情報をページ
毎に直接送信またはメモリ送信する。なお、直接送信と
は、スキャナ11により読み取った画情報を画像メモリ
14に記憶することなく送信することであり、メモリ送
信とは、画像メモリ14に一旦記憶された画情報を送信
することである。基本的に、メモリ送信機能のないファ
クシミリ装置は、画像メモリ14を備えておらず、2〜
3ページ分のページメモリのみを備える。
【0040】システム制御部16は、ROM(Read Onl
y Memory)17に書き込まれたプログラムに従って、フ
ァクシミリ装置全体のシステムを制御する。RAM(Ra
ndomAccess Memory)18は、システム制御部16の動
作に必要なワークエリアやデータを記憶する。操作表示
部19は、このファクシミリ装置をオペレータが任意に
操作するための各種操作キー、例えばワンタッチダイヤ
ルキーや短縮ダイヤルキーおよびファクシミリ装置から
オペレータへのメッセージ等を表示するための各種の表
示器等が配設されている。
【0041】また、図1に示すファクシミリ装置は、原
稿の表裏両面の画情報を読み取って送信する両面送信モ
ードを有しており、この両面送信モードを選択するため
に、操作表示部19には両面送信キー21が備えられて
いる。この両面送信キー21により両面送信モードが選
択されると、システム制御部16は、設定手段を構成し
ており、前記スキャナ11の読み取り面として最初にセ
ットされた原稿表面の画情報を読み取る表面読み取り
と、表面読み取り後に読み取り面として再セットされた
原稿裏面の画情報を読み取る裏面読み取りとで1読み取
り動作とし、表面読み取り後に裏面読み取りの読み取り
りを開始する図示しないスタートキーが押下されたとき
に発生する再スタート信号が入力されるまで裏面読み取
りの実行を待機する待機時間を設定し、待機時間が経過
するまでの間に再スタート信号が入力しないときに前記
両面送信モードを解除する。
【0042】ここで、前記表面読み取り後に読み取り面
を裏面読み取りに合わせて再セットするまで裏面読み取
りの実行を待機する待機時間は、リアルタイムクロック
22により管理される。
【0043】次に、基本原理の動作を説明する。
【0044】操作表示部19に備えられた両面送信キー
21により、両面原稿を送信する両面送信モードが設定
されると、まず原稿表面(奇数ページ)の画情報がスキ
ャナ11によって読み取られる。全ての原稿について表
面画情報の読み取りが終了すると、システム制御部16
は、裏面読み取りを待機する。オペレータによって、裏
面読み取りに合わせて原稿がスキャナ11に再セットさ
れるまで待機状態となる。なお、待機時間の上限を予め
決めておき、所定時間経過しても裏面読み取り原稿が再
セットされない場合は、両面送信モードを自動的にクリ
アし、原稿表面のみの送信で通信を終了する。
【0045】表面読み取り後に裏面読み取りに合わせて
原稿を再セットし、操作表示部19に備えられているス
タートキー(図示していない)により再スタートする
と、原稿裏面(偶数ページ)の画情報がスキャナ11に
よって読み取られる。
【0046】スキャナ11によって読み取られた原稿の
表裏両面の画情報は、通信制御部15により1通信とし
て相手先に送信される。
【0047】このように、表面読み取りと裏面読み取り
の間に待機時間を設けて両面の画情報を1通信で送り、
尚且つ現状と同じ1系統のスキャナ11で両面原稿を送
信するので、2系統のスキャナを設けた装置構成に比べ
て装置の製造コストを低減できると共に制御を簡略化で
き、またオペレータの両面原稿送信時の操作性を向上で
きる。
【0048】また、裏面読み取りのための待機時間が経
過するまでの間に再スタート信号が入力しないときに前
記両面送信モードを解除するので、両面送信モードを自
動的に解消することができる。
【0049】次に、報知動作を行うための構成を説明す
る。図1において、操作表示部19には報知手段23が
備えられており、この報知手段23によって、両面送信
モードにおける表面読み取り、再セット待機、および裏
面読み取りに応じて各動作を表示または音声、あるいは
両方により報知する。
【0050】次に、報知動作を説明する。
【0051】まず、両面送信キー21により両面送信モ
ードを選択すると、報知手段23により、例えば「原稿
表面をスキャナの読み取り面にしてセットして下さい」
等のメッセージを報知する。次いで、操作表示部19に
備えられたスタートキーにより読み取りおよび送信が始
められると、例えば「現在、原稿表面を読み取り中で
す」等の動作説明メッセージを報知する。全ての原稿に
ついて表面の読み取りが終了すると、例えば「再セット
待機中です。原稿裏面をスキャナの読み取り面として再
セットして下さい」等のメッセージを報知する。再セッ
トが完了し前記スタートキーが再投入されると、例えば
「現在、原稿裏面を読み取り中です」等の動作説明メッ
セージを報知する。全ての原稿について裏面の読み取り
が終了すると、例えば「両面原稿の送信が終了しまし
た」等のメッセージを報知する。
【0052】オペレータは、上記メッセージを参照する
ことにより、両面送信モードにおける動作を把握するこ
とができ、滞りなく両面原稿を1通信で送信できる。
【0053】このように、本実施例においては、両面送
信の操作メッセージまたは動作説明等を表示または音声
によって報知するので、オペレータが簡単かつ正確に両
面原稿を送信することができる。
【0054】以下、ページ番号を付与するための基本的
な構成を説明する。
【0055】まず、構成を説明する。図1において、ペ
ージ番号付加手段24は、スキャナ11により読み取っ
た原稿の画情報に連続したページ番号を付けるもので、
通信制御部15により前記画情報を両面送信モードで直
接送信する場合には、原稿表面の画情報には、例えばP
1、P3、P5、P7、...のように、奇数のページ番
号を付ける。また、原稿裏面の画情報には、例えばP
2、P4、P6、P8、...のように、偶数のページ番
号を付ける。通信制御部15は、ページ番号が付けられ
た画情報を読み取り順に直接送信する。
【0056】次に、ページ番号を付与するための動作を
説明する。なお、本動作は直接送信時の両面送信モード
である。
【0057】図2は両面送信処理手順を示すフローチャ
ートである。まず、原稿の表面を読み取り面としてスキ
ャナ11にセットし(ステップS1)、相手先の電話番
号を操作表示部19から入力する(ステップS2)。次
いで、システム制御部16は、スタートキーが押される
か(ステップS3)、または両面送信キー21が押され
るか(ステップS4)、を判断し、スタートキーが押さ
れた場合は通常の片面送信処理を実行する。
【0058】一方、両面送信キー21が押された場合
は、スキャナ11による原稿表面の画情報読み取りを開
始し、報知手段23によって表面読み取り中であること
を報知しながら、読み取った画情報を読み取り順に従っ
て直接送信する。このとき、画情報には、ページ番号付
加手段24によって、ページ番号がP1、P3、P
5、...、の順番で付けられる(ステップS5)。
【0059】スキャナ11にセットされた全ての原稿の
表面を読み取ると(ステップS6)、排出された原稿を
裏面読み取りに合わせて再セットするまで待機状態とな
り、報知手段23によって現在、裏面読み取り待機中で
あることを報知する(ステップS7)。
【0060】原稿が再セットされ、スタートキーが押さ
れると(ステップS8)、スキャナ11による原稿裏面
の画情報読み取りを開始し、報知手段23によって裏面
読み取り中であることを報知しながら、読み取った画情
報を読み取り順に従って直接送信する。このとき、画情
報には、ページ番号付加手段24によって、ページ番号
がP2、P4、P6、...、の順番で付けられる(ステ
ップS9)。
【0061】スキャナ11にセットされた全ての原稿の
裏面を読み取ると(ステップS10)、両面送信モード
をクリアし送信を終了する。
【0062】なお、図2に示す本実施例では、ステップ
S4で両面送信キー21の入力受け付けを判断するよう
に処理したが、ステップS1の前、またはステップS1
と22の間で判断するようフローを変更することも可能
である。この場合、スタートキー入力は、両面原稿送信
のスタートスイッチとなる。
【0063】このように、原稿の表裏両面を通して連続
したページ番号を付けて、読み取り順に画情報を直接送
信するので、受信側では表裏各面毎に受信した原稿をペ
ージ番号に従って並べ替えることができ、両面原稿受信
時の原稿の順序性を保証することができる。
【0064】次に、ページ番号の付加モードの基本原理
を説明する。
【0065】まず、構成を説明する。図1において、ス
キャナ11により読み取った原稿の画情報を両面送信モ
ードでメモリ送信する場合には、ページ番号付加手段2
4によって原稿表面の画情報には、例えばP1、P3、
P5、P7、...のように、奇数のページ番号を、また
原稿裏面の画情報には、例えばP2、P4、P6、P
8、...のように、偶数のページ番号を付けて、一旦画
像メモリ14に記憶する。次いで、通信制御部15は、
画像メモリ14からページ番号順に画情報を読み出し
て、ページ番号順に並べ替えた画情報をメモリ送信す
る。
【0066】次に、メモリ送信時の両面送信モードの基
本原理を説明する。
【0067】図3は両面送信処理手順を示すフローチャ
ートである。まず、メモリ送信か否かを判断し(ステッ
プT1)、メモリ送信でなければ通常の送信フローすな
わち図2に示した処理を行う。
【0068】一方、メモリ送信の場合は、原稿の表面を
読み取り面としてスキャナ11にセットし、相手先の電
話番号を操作表示部19から入力する(ステップT
2)。次いで、システム制御部16は、スタートキーが
押されるか(ステップT3)、または両面送信キー21
が押されるか(ステップT4)、を判断し、スタートキ
ーが押された場合は通常の片面送信処理を実行する。
【0069】一方、両面送信キー21が押された場合
は、スキャナ11による原稿表面の画情報読み取りを開
始し、報知手段23によって表面読み取り中であること
を報知しながら、読み取った画情報を読み取り順に従っ
て画像メモリ14に記憶する(ステップT5)。
【0070】スキャナ11にセットされた全ての原稿の
表面を読み取ると(ステップT6)、排出された原稿を
裏面読み取りに合わせて再セットするまで待機状態とな
り、報知手段23によって現在、裏面読み取り待機中で
あることを報知する(ステップT7)。
【0071】原稿が再セットされ、スタートキーが押さ
れると(ステップT8)、スキャナ11による原稿裏面
の画情報読み取りを開始し、報知手段23によって裏面
読み取り中であることを報知しながら、読み取った画情
報を読み取り順に従って画像メモリ14に記憶する(ス
テップT9)。
【0072】スキャナ11にセットされた全ての原稿の
裏面を読み取ると(ステップT10)、通信制御部15
は相手先に発呼し、回線が接続されると、画像メモリ1
4から表裏各面の画情報を交互に読み出して、メモリ送
信する(ステップT11)。このとき、ページ番号付加
手段24によって、原稿表面の画情報には、ページ番号
がP1、P3、P5、...、の順番で付けられ、原稿裏
面の画情報には、ページ番号がP2、P4、P
6、...、の順番で付けられる。このページ番号に従っ
て画情報は、順番に(交互に)画像メモリ14から読み
出され、メモリ送信される。
【0073】画像メモリ14に記憶されている画情報が
全て送信されると(ステップT12)、両面送信モード
をクリアし送信を終了する。
【0074】なお、図3に示す本例では、ステップT4
で両面送信キー21の入力受け付けを判断するように処
理したが、ステップT1の前、またはステップT1と2
2の間で判断するようフローを変更することも可能であ
る。この場合、スタートキー入力は、両面原稿送信のス
タートスイッチとなる。
【0075】また、本基本原理では送信段階でページ番
号を付けたが、画像メモリ14への記憶段階でページ番
号を付けても構わない。
【0076】このように、ページ番号に従って表裏各面
の画情報を交互に画像メモリ14から読み出してメモリ
送信するので、ページ番号順に並べ替えて画情報を送信
でき、受信側でページ順に並べ替えなくても原稿の順序
性が保たれる。
【0077】次に、本発明に係る送付票の添付モード、
未添付モード、ページ番号の付与モードを説明する。な
お、以下の説明は上述した基本原理を踏まえてのもので
ある。
【0078】まず、構成を説明する。図1に示すファク
シミリ装置は、両面送信モードにおいて片面原稿である
送付票を両面原稿の先頭に添付して送信する送付票添付
モードを有しており、この送付票添付モードを選択する
ために、操作表示部19には送付票添付キー25が備え
られている。この送付票添付キー25により送付票添付
モードが選択されると、システム制御部16は、スキャ
ナ11により送付票の表面のみの画情報を読み取って送
信するよう制御する。また、ページ番号付加手段24
は、送付票の表面の画情報が第1のページ番号すなわち
P1となるように、両面原稿の画情報にP2から始まる
ページ番号を付ける。
【0079】次に、作用を説明する。
【0080】両面送信モードにおいて送付票添付モード
を重ねて設定すると、スキャナ11による原稿読み取り
時に最初の1枚は送付票と判断して、2枚目以降の原稿
を両面原稿として送信する。また、送付票の裏は殆どの
場合、白紙であるので、スキャナ11は裏面読み取り時
に送付票を給送するのみで読み取りは行わず、2枚目以
降の原稿から読み取りを行う。
【0081】本実施例による画情報に対するページ番号
は、以下のようになる。
【0082】表面 P1(送付票)、P2、P4、P
6、P8、...
【0083】裏面 未送信 、P3、P5、P
7、P9、...
【0084】また、裏面の読み取り時に送付票(裏ペー
ジ)を付けないで読み取りを行う場合は、読み取った裏
面の画情報の全てにページ番号を付けるように設定す
る。このように設定すれば、以下のように、
【0085】表面 P1(送付票)、P2(原稿1枚
目)、P4(原稿2枚目) P6(原稿3枚目)、P8(原稿4枚目)...
【0086】裏面 なし P3(原稿1
枚目)、P5(原稿2枚目)、
【0087】P7(原稿3枚目)、P9(原稿4枚
目)...としてページ番号が得られる。すなわち、表面
読み取り時にページ番号P1とP2が必然的に決められ
るので、裏面の最初の画情報にはページ番号P3が付け
られる。このため、裏面読み取り時に送付票を付けても
付けなくても、同じページ番号を得ることができる。
【0088】さらに、上記2例では、表面読み取り後、
裏面読み取りを行うために、原稿を裏返しにしたうえで
原稿1枚目の裏面が最初の原稿となるように並べ替える
必要がある。このような手間を省く読み取り動作例を以
下に説明する。すなわち、表面の読み取りが終了した時
点で、最終頁の裏面のページ番号が分かる。このため、
裏面読み取り時には、原稿を裏返しにしただけの表面読
み取り時と同じ順番に並べられている原稿を読み取る。
このとき、最初に読み取られた裏面頁には、前記表面最
終頁から割り出したページ番号(表面最終頁のページ番
号+1)を付して、読み取りの進行と共に順次そのペー
ジ番号を減算する。
【0089】例えば、送付票を付けずに5枚の両面原稿
を読み取る場合の動作は、以下のようにページ番号が付
けられる。
【0090】表面(原稿1枚目からスキャン)
【0091】P1(原稿1枚目)、P3(原稿2枚
目)、P5(原稿3枚目)、
【0092】P7(原稿4枚目)、P9(原稿5枚
目)。
【0093】裏面(原稿5枚目からスキャン)
【0094】P10(原稿5枚目)、P8(原稿4枚
目)、P6(原稿3枚目)、
【0095】P4(原稿2枚目)、P2(原稿1枚
目)。
【0096】また、送付票を付けて5枚の両面原稿(原
稿総数は6枚)を読み取る場合の動作は、以下のように
ページ番号が付けられる。
【0097】表面(送付票からスキャン)
【0098】P1(送付票)、 P2(原稿1枚目)、
P4(原稿2枚目)、
【0099】P6(原稿3枚目)、P8(原稿4枚
目)、P10(原稿5枚目)。裏面(送付票なし、最終
頁からスキャン)
【0100】P11(原稿5枚目)、P9(原稿4枚
目)、P7(原稿3枚目)、
【0101】P5(原稿2枚目)、P3(原稿1枚
目)、(送付票なし)。
【0102】なお、これらの実施例においても、上記実
施例と同様に直接送信とメモリ送信の両方が可能であ
る。
【0103】また、メモリ送信時にページ番号を付加し
ないで両面原稿を送信する場合には、画像メモリ14に
記憶された両面原稿の表面の画情報の読み取り先頭ペー
ジおよび裏面の画情報の最終読み取りページの先頭から
ページ単位で交互に読み出して1通信として送信させれ
ば良い。
【0104】以上説明したように、本実施形態では、現
状と同じ1系統のスキャナで尚且つ1通信で両面原稿を
送信できるとともに両面送信モードを自動的に解消する
ことができる。
【0105】また、直接送信時あるいはメモリ送信時の
両面送信モードにおいて、片面原稿である送付票を両面
原稿の先頭に添付して送信する送付票添付モードを有
し、この送付票添付モードでは送付票の表面のみの画情
報を読み取って送信しているため、1ページ目に送付票
を添付して送信することができる。
【0106】また、直接送信時あるいはメモリ送信時の
両面送信モードにおいて、片面原稿である送付票を両面
原稿の先頭に添付しないで送信する場合にも両面原稿を
そのまま送信することができる。
【0107】また、送付票の表面の画情報が第1のペー
ジ番号となるように両面原稿の画情報にページ番号を付
けるので、片面原稿である送付票を添付しても受信側で
は原稿の順序性が保てる。
【0108】また、表面読み取り後、裏面読み取りを行
うために、原稿を裏返しにしたうえで原稿1枚目の裏面
が最初の原稿となるように並べ替える必要がある場合で
も、裏面読み取り時には、原稿を裏返しにしただけの表
面読み取り時と同じ順番に並べられている原稿を読み取
り、このとき、最初に読み取られた裏面頁には、表面最
終頁から割り出したページ番号(表面最終頁のページ番
号+1)を付して、読み取りの進行と共に順次そのペー
ジ番号を減算するようにしたため、両面原稿の裏面の読
み取り時に裏面原稿を並べ替えなくとも付与されたペー
ジ順に両面原稿の送信を行なうことができる。
【0109】次に、読み取り停止キー26の操作について
説明する。
【0110】図1において、読み取り停止キー26は、
最終原稿の裏面が白紙の場合に、スキャナ11による最
終原稿裏面の読み取りを停止させるもので、最終原稿裏
面の画情報を送信対象から除外する。白紙面検出手段2
7は、原稿の表裏各面について画情報の有無を判定し白
紙面を検出するもので、画情報がない白紙と判定された
原稿面の画情報を送信対象から除外する。
【0111】ページ番号付加手段24は、読み取り停止
キー26および白紙面検出手段27により除外されなか
った送信対象とする画情報のみに連続したページ番号を
付ける。 次に、作用を説明する。 最終原稿裏面が白紙の場合は、読み取り停止キー26
によりスキャンおよび送信を停止する。例えば4枚目の
原稿裏面が白紙の場合、ページ番号は以下のように付け
られる。
【0112】表面 P1、P3、P5、P7
【0113】裏面 P2、P4、P6、表面読み取り
時に白紙面検出手段27により白紙面が検出された場合
は、白紙面として検出された原稿表面に付けられる筈だ
ったページ番号が、順送りに原稿裏面の画情報に付けら
れる。例えば4枚目および5枚目の原稿表面が白紙の場
合、ページ番号は以下のようになり、裏面読み取りされ
た画情報の方がページ数が多くなる。
【0114】表面 P1、P3、P5
【0115】裏面 P2、P4、P6、P7、P8裏
面読み取り時に白紙面検出手段27により白紙面が検出
された場合は、白紙面として検出された原稿裏面に付け
られる筈だったページ番号が、順送りに原稿表面の画情
報に付けられる。例えば4枚目および5枚目の原稿裏面
が白紙の場合、ページ番号は以下のようになり、表面読
み取りされた画情報の方がページ数が多くなる。
【0116】表面 P1、P3、P5、P7、P8
【0117】裏面 P2、P4、P6
【0118】なお、本例においても、上記実施例と同様
に直接送信とメモリ送信の両方が可能である。
【0119】このように、本例においては、例えばグラ
フなどの片面原稿を後ろに添付していても、それを考慮
して両面送信するので、両面原稿の中に片面原稿が混在
していても受信側では原稿の順序性が保たれる。
【0120】次に、両面送信モードにおける画情報の白
黒2値化のスレッシュレベルを非両面送信モードである
片面送信モードのスレッシュレベルに対して可変設定す
る方法を説明する。
【0121】図1において、2値化回路28は、スキャ
ナ11で読み取った画情報を所定のスレッシュレベルと
比較して、白(「1」)または黒(「0」)に2値化す
る。可変設定手段29は、両面送信モードにおける画情
報の白黒2値化のスレッシュレベルを、非両面送信モー
ドである片面送信モードのスレッシュレベルに対して可
変設定する。
【0122】次に、作用を説明する。
【0123】図4は画情報に対する2値化処理を説明す
るための図であり、スレッシュレベルに対する白レベル
および黒レベルが示される。両面原稿をスキャナ11で
読み取る場合、裏の字が透けて地肌を白と判断できず、
黒に2値化してしまう虞がある。このような誤判断によ
る黒2値化は、地肌汚れの原因になる。
【0124】図示のように、例えば裏字の影響で表面は
白なのに光量が吸収されてAレベルまでしか光量が得ら
れなかった場合、片面原稿読み取り(片面送信モード)
に合わせた通常のスレッシュレベルL1だと黒と判断さ
れて地肌汚れとなる。そこで、可変設定手段29によ
り、スレッシュレベルL1の下方に、両面送信モードに
おけるスレッシュレベルL2を設定してやることによ
り、これを防止することができる。
【0125】このように、本例においては、片面または
両面送信モードに応じて、可変設定手段29により2値
化回路28のスレッシュレベルをL1、L2に設定して
いるので、裏字の透過による地肌汚れを防止することが
できる。
【0126】なお、本例においても、上記実施例と同様
に直接送信とメモリ送信の両方が可能である。
【0127】
【発明の効果】本発明によれば、両面送信モード設定手
段により両面送信モードが設定され、かつ送付票添付モ
ード設定手段により送付票添付モードが設定されたとき
に、スキャナの読み取り面として最初にセットされた全
ての原稿の表面の画情報の読み取りを行なわせるととも
に通信制御部により相手先に発呼して読み取られた原稿
の表面の画情報を読み取り順に従って送信を行なわせ、
全ての原稿の表面の画情報の読み取りが終了した後、裏
面の読み取りの実行を待機する待機時間を設定し、待機
時間中に読み取り面が裏面に再セットされて裏面原稿の
読み取りを開始する再スタート信号が操作部から入力さ
れたときに、1枚目の原稿は給送するのみで読み取りは
行なわず、2枚目以降の原稿の裏面の画情報を読み取ら
せるとともに読み取られた原稿の裏面の画情報を通信制
御部により読み取り順に従って送信を行なわせ、表面と
裏面の画情報を1通信として送信させる一方、待機時間
が経過するまでの間に再スタート信号が入力されないと
きには両面送信モードの解除を行なわせ、読み取った原
稿の表面の画情報のみの送信で通信を終了させるように
したため、現状と同じ1系統のスキャナで尚且つ1通信
で両面原稿を送信できるとともに両面送信モードを自動
的に解消することができる。
【0128】また、両面送信モードにおいて片面原稿で
ある送付票を両面原稿の先頭に添付して送信する送付票
添付モードを有し、この送付票添付モードでは送付票の
表面のみの画情報を読み取って送信しているため、1ペ
ージ目に送付票を添付して送信することができる。
【0129】また、本発明によれば、両面送信モード設
定手段により両面送信モードが設定され、かつ、送付票
添付モード設定手段により送付票モードが設定されたと
きに、スキャナの読み取り面として最初にセットされた
全ての原稿の表面の画情報の読み取りを行なわせるとと
もに読み取られた画情報を画像メモリに記憶させ、全て
の原稿の表面の画情報の読み取りが終了した後、裏面の
読み取りの実行を待機する待機時間を設定し、待機時間
中に読み取り面が裏面に再セットされて裏面原稿の読み
取りを開始する再スタート信号が操作部から入力された
ときに、1枚目の原稿は給送するのみで読み取りは行な
わず、2枚目以降の原稿の裏面の画情報の読み取りを行
なわせるとともに読み取られた原稿の裏面の画情報を画
像メモリに記憶させ、全ての原稿の裏面の画情報の読み
取りが終了した後に通信制御部により相手先に発呼し、
画像メモリに記憶された表面の画情報および裏面の画情
報をページ単位で交互に読み出して1通信として送信さ
せる一方、待機時間が経過するまでの間に再スタート信
号が入力されないときには両面送信モードを解除させる
ようにしたため、現状と同じ1系統のスキャナで尚且つ
1通信で両面原稿を送信できるとともに両面送信モード
を自動的に解消することができる。
【0130】また、両面送信モードにおいて片面原稿で
ある送付票を両面原稿の先頭に添付して送信する送付票
添付モードを有し、この送付票添付モードでは送付票の
表面のみの画情報を読み取って送信しているため、1ペ
ージ目に送付票を添付して送信することができる。
【0131】また、本発明によれば、両面送信モード設
定手段により両面送信モードが設定され、かつ送付票添
付モード設定手段により送付票添付モードが設定された
ときに、スキャナの読み取り面として最初にセットされ
た全ての原稿の表面の画情報の読み取りを行なわせると
ともに通信制御部により相手先に発呼して読み取られた
原稿の表面の画情報を読み取り順に従って送信を行なわ
せ、全ての原稿の表面の画情報の読み取りが終了した
後、裏面の読み取りの実行を待機する待機時間を設定
し、待機時間中に送付票が添付されておらず、かつ、読
み取り面が裏面に再セットされて裏面原稿の読み取りを
開始する再スタート信号が操作部から入力されたとき
に、全ての原稿の裏面の画情報を読み取らせるとともに
読み取られた原稿の裏面の画情報を通信制御部により読
み取り順に従って送信を行なわせ、表面と裏面の画情報
を1通信として送信させる一方、待機時間が経過するま
での間に再スタート信号が入力されないときには両面送
信モードの解除を行なわせ、読み取った原稿の表面の画
情報のみの送信で通信を終了させるようにしたため、現
状と同じ1系統のスキャナで尚且つ1通信で両面原稿を
送信できるとともに両面送信モードを自動的に解消する
ことができる。
【0132】また、両面送信モードにおいて片面原稿で
ある送付票を両面原稿の先頭に添付しないで送信する場
合にも両面原稿をそのまま送信することができる。
【0133】また、本発明によれば、両面送信モード設
定手段により両面送信モードが設定され、かつ、送付票
添付モード設定手段により送付票モードが設定されたと
きに、スキャナの読み取り面として最初にセットされた
全ての原稿の表面の画情報の読み取りを行なわせるとと
もに読み取られた画情報を画像メモリに記憶させ、全て
の原稿の表面の画情報の読み取りが終了した後、裏面の
読み取りの実行を待機する待機時間を設定し、待機時間
中に送付票が添付されておらず、かつ、待機時間中に読
み取り面が裏面に再セットされて裏面原稿の読み取りを
開始する再スタート信号が操作部から入力されたとき
に、全ての原稿の裏面の画情報を読み取らせるとともに
読み取られた原稿の裏面の画情報を画像メモリに記憶さ
せ、全ての原稿の裏面の画情報の読み取りが終了した後
に通信制御部により相手先に発呼し、画像メモリに記憶
された表面の画情報および裏面の画情報をページ単位で
交互に読み出して1通信として送信させる一方、待機時
間が経過するまでの間に再スタート信号が入力されない
ときには両面送信モードを解除させるようにしたため、
現状と同じ1系統のスキャナで尚且つ1通信で両面原稿
を送信できるとともに両面送信モードを自動的に解消す
ることができる。
【0134】また、両面送信モードにおいて片面原稿で
ある送付票を両面原稿の先頭に添付しないで送信する場
合にも両面原稿をそのまま送信することができる。
【0135】また、本発明によれば、送付票添付モード
では、送付票表面の画情報にはページ番号1を付与する
とともに両面原稿表面1ページ目の画情報にはページ番
号2を付与し、2ページ目以降の各ページには前ページ
のページ番号に2以降の連続した偶数番号を加算したペ
ージ番号を付与し、さらに、両面原稿裏面1ページ目の
画情報には前記両面原稿表面の最終ページに1を加算し
たページ番号を付与するとともに、2ページ目以降の各
ページには前ページのページ番号から順次2を加算した
奇数のページ番号を付与したため、片面原稿である送付
票を添付しても受信側では原稿の順序性が保てる。
【0136】また、本発明によれば、両面送信モードが
設定されたときに、スキャナの読み取り面として最初に
セットされた全ての原稿の表面の画情報の読み取りを行
なわせるとともに通信制御部により相手先に発呼して読
み取られた原稿の表面の画情報を読み取り順に従って送
信を行なわせ、全ての原稿の表面の画情報の読み取りが
終了した後、裏面の読み取りの実行を待機する待機時間
を設定し、待機時間中に読み取り面が裏面に再セットさ
れて裏面原稿の読み取りを開始する再スタート信号が操
作部から入力されたときに、全ての原稿の裏面の画情報
を読み取らせるとともに読み取られた原稿の裏面の画情
報を通信制御部により読み取り順に従って送信を行なわ
せ、表面と裏面の画情報を1通信として送信させる一
方、待機時間が経過するまでの間に再スタート信号が入
力されないときには両面送信モードの解除を行なわせ、
読み取った原稿の表面の画情報のみの送信で通信を終了
させるシステム制御部を設け、システム制御部は、両面
原稿表面1ページ目の画情報にはページ番号1を付与
し、2ページ目以降の各ページには前ページのページ番
号に順次2を加算した奇数のページ番号を付与するとと
もに、両面原稿裏面1ページ目の画情報には前記両面原
稿表面の最終ページに1を加算したページ番号を付与
し、2ページ目以降の各ページには前ページのページ番
号から順次2を減算した偶数のページ番号を付与するよ
うにしたため、送付票を添付しない場合にでも、現状と
同じ1系統のスキャナで尚且つ1通信で両面原稿を送信
できるとともに両面送信モードを自動的に解消すること
ができる。
【0137】また、両面原稿の裏面の読み取り時に裏面
原稿を並べ替えなくとも付与されたページ順に両面原稿
の送信を行なうことができる。
【0138】また、本発明によれば、両面送信モード設
定手段により両面送信モードが設定されたときに、スキ
ャナの読み取り面として最初にセットされた全ての原稿
の表面の画情報の読み取りを行なわせるとともに読み取
られた画情報を画像メモリに記憶させ、全ての原稿の表
面の画情報の読み取りが終了した後、裏面の読み取りの
実行を待機する待機時間を設定し、待機時間中に読み取
り面が裏面に再セットされて裏面原稿の読み取りを開始
する再スタート信号が操作部から入力されたときに、全
ての原稿の裏面の画情報を読み取らせるとともに読み取
られた原稿の裏面の画情報を画像メモリに記憶させ、全
ての原稿の裏面の画情報の読み取りが終了した後に通信
制御部により相手先に発呼し、画像メモリに記憶された
表面の画情報の読み取り先頭ページおよび裏面の画情報
の最終読み取りページの先頭からページ単位で交互に読
み出して1通信として送信させる一方、待機時間が経過
するまでの間に再スタート信号が入力されないときには
両面送信モードを解除させるようにしたため、送付票を
添付しない場合にでも現状と同じ1系統のスキャナで尚
且つ1通信で両面原稿を送信できるとともに両面送信モ
ードを自動的に解消することができる。
【0139】また、表面読み取り後、裏面読み取りを行
うために、原稿を裏返しにしたうえで原稿1枚目の裏面
が最初の原稿となるように並べ替える必要があるが、本
発明では、裏面読み取り時には、画像メモリに記憶され
た表面の画情報の読み取り先頭ページおよび裏面の画情
報の最終読み取りページの先頭からページ単位で交互に
読み出して1通信として送信させているため、両面原稿
の裏面の読み取り時に裏面原稿を並べ替えなくとも両面
原稿の送信を行なうことができる。
【0140】また、本発明によれば、メモリ送信時に送
付票添付モードでないときに、両面原稿表面1ページ目
の画情報にはページ番号1を付与し、2ページ目以降の
各ページには前ページのページ番号に順次2を加算した
奇数のページ番号を付与するとともに、両面原稿裏面1
ページ目の画情報には前記両面原稿表面の最終ページに
1を加算したページ番号を付与し、2ページ目以降の各
ページには前ページのページ番号から順次2を減算した
偶数のページ番号を付与するようにしたため、両面原稿
の裏面の読み取り時に裏面原稿を並べ替えなくとも付与
されたページ順に両面原稿の送信を行なうことができ
る。
【0141】また、本発明によれば、両面送信モードが
設定されたときに、スキャナの読み取り面として最初に
セットされた全ての原稿の表面の画情報の読み取りを行
なわせるとともに通信制御部により相手先に発呼して読
み取られた原稿の表面の画情報を読み取り順に従って送
信を行なわせ、全ての原稿の表面の画情報の読み取りが
終了した後、裏面の読み取りの実行を待機する待機時間
を設定し、待機時間中に読み取り面が裏面に再セットさ
れて裏面原稿の読み取りを開始する再スタート信号が操
作部から入力されたときに、全ての原稿の裏面の画情報
を読み取らせるとともに読み取られた原稿の裏面の画情
報を通信制御部により読み取り順に従って送信を行なわ
せ、表面と裏面の画情報を1通信として送信させる一
方、待機時間が経過するまでの間に再スタート信号が入
力されないときには両面送信モードの解除を行なわせ、
読み取った原稿の表面の画情報のみの送信で通信を終了
させるシステム制御部を設け、送付票の画情報にはペー
ジ番号1を付与するとともに両面原稿表面1ページ目の
画情報にはページ番号2を付与し、2ページ目以降の各
ページには前ページのページ番号に2以降の連続した偶
数番号を加算したページ番号を付与し、さらに、両面原
稿裏面1ページ目の画情報には前記両面原稿表面の最終
ページに1を加算したページ番号を付与するとともに、
2ページ目以降の各ページには前ページのページ番号か
ら順次2を減算した奇数のページ番号を付与するように
したため、送付票を添付した場合に、現状と同じ1系統
のスキャナで尚且つ1通信で両面原稿を送信できるとと
もに両面送信モードを自動的に解消することができる。
【0142】また、両面原稿の裏面の読み取り時に裏面
原稿を並べ替えなくとも付与されたページ順に両面原稿
の送信を行なうことができる。
【0143】また、本発明によれば、両面送信モードに
おいて片面原稿である送付票を両面原稿の先頭に添付し
て送信する送付票添付モードを設定する送付票添付モー
ド設定手段と、両面送信モード設定手段により両面送信
モードが設定され、かつ、送付票添付モード設定手段に
より送付票モードが設定されたときに、スキャナの読み
取り面として最初にセットされた全ての原稿の表面の画
情報の読み取りを行なわせるとともに読み取られた画情
報を画像メモリに記憶させ、全ての原稿の表面の画情報
の読み取りが終了した後、裏面の読み取りの実行を待機
する待機時間を設定し、待機時間中に読み取り面が裏面
に再セットされて裏面原稿の読み取りを開始する再スタ
ート信号が操作部から入力されたときに、全ての原稿の
裏面の画情報を読み取らせるとともに読み取られた原稿
の裏面の画情報を画像メモリに記憶させ、全ての原稿の
裏面の画情報の読み取りが終了した後に通信制御部によ
り相手先に発呼し、画像メモリに記憶された表面の画情
報の読み取り先頭ページおよび裏面の画情報の最終読み
取りページの先頭からページ単位で交互に読み出して1
通信として送信させる一方、待機時間が経過するまでの
間に再スタート信号が入力されないときには両面送信モ
ードを解除させるようにしたため、送付票を添付した場
合に、現状と同じ1系統のスキャナで尚且つ1通信で両
面原稿を送信できるとともに両面送信モードを自動的に
解消することができる。
【0144】また、両面原稿の裏面の読み取り時に裏面
原稿を並べ替えなくとも両面原稿の送信を行なうことが
できる。
【0145】また、本発明によれば、メモリ送信時に送
付票添付モードである場合には、送付票表面の画情報に
はページ番号1を付与するとともに両面原稿表面1ペー
ジ目の画情報にはページ番号2を付与し、2ページ目以
降の各ページには前ページのページ番号に2以降の連続
した偶数番号を加算したページ番号を付与し、さらに、
両面原稿裏面1ページ目の画情報には前記両面原稿表面
の最終ページに1を加算したページ番号を付与するとと
もに、2ページ目以降の各ページには前ページのページ
番号から順次2を減算した奇数のページ番号を付与する
ようにしたため、両面原稿の裏面の読み取り時に裏面原
稿を並べ替えなくとも付与されたページ順に両面原稿の
送信を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファクシミリ装置の一実施例を示
すそのファクシミリ装置のブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態を実現するための両面送信
処理手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施形態を実現するための両面送信
処理手順を示すフローチャートである。
【図4】画情報に対する2値化処理を説明するための図
であり、スレッシュレベルに対する白レベルおよび黒レ
ベルが示される。
【符号の説明】 11 スキャナ 15 通信制御部 16 システム制御部 19 操作表示部 21 両面送信キー 22 リアルタイムクロッ 24 ページ番号付加手段 25 送付票添付キ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/387 H04N 1/12 Z 5C077 1/403 1/40 103A Fターム(参考) 5C062 AA02 AA05 AB02 AB20 AB26 AB30 AB42 AC05 AC09 AC60 AC71 AF06 AF07 AF15 BA06 5C072 AA01 BA20 NA01 NA09 RA05 RA10 UA11 WA02 5C073 AA02 CD12 CE04 5C075 CA03 CD18 FF90 5C076 AA16 BA03 5C077 LL02 PP25 PQ08 RR02 RR11 SS01 SS05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単数または複数枚セットされた原稿を1枚
    ずつ給送し該原稿の画情報を読み取るスキャナと、 このスキャナにより読み取られた原稿の画情報をページ
    毎に直接送信またはメモリ送信する通信制御部と、を備
    えたファクシミリ装置において、 前記原稿の表裏両面の画情報を読み取って送信する両面
    送信モードを有し、 この両面送信モードでは、前記スキャナの読取面として
    最初にセットされた原稿表面の画情報を読み取る表面読
    取と、表面読取後に読取面として再セットされた原稿裏
    面の画情報を読み取る裏面読取と、で1読取動作とし、 前記表面読取後に読取面を裏面読取に合わせて再セット
    するまで裏面読取の実行を待機する待機時間を設けたこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】両面送信モードにおける表面読取、再セッ
    ト待機、および裏面読取に応じて各動作を表示または音
    声により報知する報知手段を備えたことを特徴とする請
    求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】スキャナにより読み取った原稿の画情報に
    連続したページ番号を付けるページ番号付加手段を備
    え、 前記画情報を両面送信モードで直接送信する場合に原稿
    表面の画情報には奇数のページ番号を、また原稿裏面の
    画情報には偶数のページ番号を付けて、読取順に画情報
    を直接送信することを特徴とする請求項1または2記載
    のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】スキャナにより読み取った原稿の画情報に
    連続したページ番号を付けるページ番号付加手段を備
    え、 前記画情報を両面送信モードでメモリ送信する場合に原
    稿表面の画情報には奇数のページ番号を、また原稿裏面
    の画情報には偶数のページ番号を付けて、ページ番号順
    に並べ替えた画情報をメモリ送信することを特徴とする
    請求項1または2記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】両面送信モードにおいて片面原稿である送
    付票を両面原稿の先頭に添付して送信する送付票添付モ
    ードを有し、 この送付票添付モードでは前記送付票の表面のみの画情
    報を読み取って送信すると共に、この送付票の表面の画
    情報が第1のページ番号となるように両面原稿の画情報
    にページ番号を付けることを特徴とする請求項3または
    4記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】最終原稿の裏面が白紙の場合に該最終原稿
    裏面の読取を停止させる読取停止キーと、 原稿の表裏各面について画情報の有無を判定し白紙面を
    検出する白紙面検出手段と、を備え、 前記読取停止キーにより読取停止を選択された最終原稿
    の裏面および前記白紙面検出手段により画情報がない白
    紙と判定された原稿面の画情報を送信対象から除外し、
    残りの送信対象とする画情報のみに連続したページ番号
    を付けることを特徴とする請求項3または4記載のファ
    クシミリ装置。
  7. 【請求項7】両面送信モードにおける画情報の白黒2値
    化のスレッシュレベルを非両面送信モードである片面送
    信モードのスレッシュレベルに対して可変設定する可変
    設定手段を備えたことを特徴とする請求項3または4記
    載のファクシミリ装置。
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JP2018016006A (ja) * 2016-07-28 2018-02-01 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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