JP2002057862A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2002057862A
JP2002057862A JP2000243210A JP2000243210A JP2002057862A JP 2002057862 A JP2002057862 A JP 2002057862A JP 2000243210 A JP2000243210 A JP 2000243210A JP 2000243210 A JP2000243210 A JP 2000243210A JP 2002057862 A JP2002057862 A JP 2002057862A
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Tomohiro Sunazaki
友宏 砂崎
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Katsuragawa Electric Co Ltd
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PFU Ltd
Katsuragawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、画像処理装置に関し、高速で画像
情報をプリンタ部へ転送することことを目的とする。 【解決手段】 画像制御部3は、圧縮画像メモリ5に格
納された複数の画像情報の多重化により転送すべき画像
情報を作成して複数のバッファメモリ6のいずれかに格
納し、複数のバッファメモリ6に格納された転送すべき
画像情報をプリンタ部200に転送する。画像制御部3
は、複数のバッファメモリ6のいずれか1個のバッファ
メモリ6にある転送すべき画像情報の一部を格納してい
るか又は当該バッファメモリ6からこれを転送している
期間中に、複数のバッファメモリ6の少なくとも他の1
個のバッファメモリ6に他の転送すべき画像情報の一部
を格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置に関
し、特に、スキャナ部とプリンタ部とを有する画像処理
装置において高速で画像情報をプリンタ部へ転送するこ
とが可能な画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機においては、原稿から読
み取った画像情報をデジタルデータとして処理するの
で、読み取った画像情報に対して種々の加工を施すこと
ができる。例えば、別個に読み取った複数の画像を1つ
の画像として重ね合わせる「多重」、画像の大きさの
「縮小」や「拡大」、画像の「回転」、画像を任意の位
置に配置し直す「レイアウト」等である。このように一
旦読み取った画像情報を加工して得た2次的な画像を、
読み取った画像と区別するために、創作画像(情報)と
いう。
【0003】ところで、デジタル複写機は、通常、画像
情報を読み取り処理するスキャナ部(読取装置)と、処
理された画像情報を印刷出力するプリンタ部(印刷装
置)とからなる。スキャナ部とプリンタ部との間は所定
のインタフェースを介して接続され、相互に種々の信号
の授受を行う。スキャナ部が一旦読み取った(圧縮画像
メモリに蓄積した)画像情報は、バッファメモリ(ペー
ジメモリ)に蓄積した後、当該バッファメモリからプリ
ンタ部へ転送される。当該画像情報を受信したプリンタ
部は、当該画像を印刷出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば、前述の多重処
理により創作画像を得る場合の処理は、以下のように行
われる。例えば原稿#1の画像#1と原稿#2の画像#
2とを多重化して1つの画像とする場合、最初に、原稿
#1及び#2から各々の画像#1及び#2が読み取ら
れ、これらが一旦圧縮画像メモリに蓄積される。そし
て、多重処理により、原稿#1の画像#1と原稿#2の
画像#2とを1つに重ねた創作画像#3がバッファメモ
リで作成され蓄積される。この後、バッファメモリ内の
創作画像#3がプリンタ部に転送される。
【0005】しかし、このようにバッファメモリへの創
作画像#3の作成完了によりプリンタ部への画像情報
(創作画像#3)の転送が開始されるため、以下の問題
を生じる。即ち、加工対象の画像のサイズが大きくなる
につれて画像処理に要する時間が長くなり、当該画像の
転送が遅れる。また、加工対象の画像の数が増すにつれ
て、及び、加工の内容が複雑になるにつれて、同様の問
題が生じる。このため、先の画像の転送の遅れによりバ
ッファメモリが空かないため、次の画像の作成及び転送
が次第に遅れる。結果として、処理すべき画像情報の数
が多くなる程、処理速度が遅くなる。従って、画像情報
の加工は可能であるが、画像の加工をする場合は、処理
が遅いというのが現実であった。
【0006】本発明は、高速で画像情報をプリンタ部へ
転送することが可能な画像処理装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理装置
は、スキャナ部とこれに接続されるプリンタ部とを備え
る。スキャナ部は、画像メモリ、複数のバッファメモ
リ、画像制御部を備える。画像メモリは読み取った画像
情報を格納する。複数のバッファメモリは、各々、スキ
ャナ部からプリンタ部に転送すべき画像情報を格納す
る。画像制御部は、画像メモリに格納された複数の画像
情報の多重化により転送すべき画像情報を作成して複数
のバッファメモリのいずれかに格納し、複数のバッファ
メモリに格納された転送すべき画像情報をプリンタ部に
転送する。画像制御部は、複数のバッファメモリのいず
れか1個のバッファメモリにある転送すべき画像情報の
一部を格納しているか又は当該バッファメモリからこれ
を転送している期間中に、複数のバッファメモリの少な
くとも他の1個のバッファメモリに他の転送すべき画像
情報の一部を格納する。
【0008】本発明の画像処理装置によれば、スキャナ
部において多重化により転送すべき画像情報を作成して
プリンタ部に転送する場合、1個のバッファメモリにあ
る転送すべき画像情報の一部を作成中又は転送中に、少
なくとも他の1個のバッファメモリに他の転送すべき画
像情報の一部を作成することができる。これにより、加
工対象の画像のサイズが大きくなって画像処理に要する
時間が長くなっても、当該画像の転送が遅れることを防
止することができる。また、加工対象の画像の数が増し
ても、及び、加工の内容が複雑になっても、当該画像の
転送が遅れることを防止することができる。即ち、先の
画像の転送の遅れによりバッファメモリが空かないた
め、次の画像の転送が次第に遅れることはない。従っ
て、処理すべき画像情報の数が多くなっても、処理速度
が遅くなることはなく、高速で画像情報をプリンタ部へ
転送することが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、複写機説明図であり、複
写機の構成の概略を示す。この複写機は、例えばデジタ
ル複写機からなり、スキャナ部(読取装置)100とプ
リンタ部(印刷装置)200とを備える。スキャナ部1
00は、原稿(又は用紙)に描かれた画像情報を読み取
る。プリンタ部200は、スキャナ部100により読み
取られた画像情報を印刷出力する。スキャナ部100と
プリンタ部200とは、各々、独立の筐体101、20
1に設けられ、所定のインターフェイス(図2参照)に
より接続され、画像情報等の送受信を行う。原稿(紙、
その他の媒体)は、周知のADF(オートドキュメント
フィーダー)のように、ホッパ103内に積み重なるよ
うに載置(スタック)され、例えばその最も下にある原
稿から順に、図中の矢印の経路で透明なプラテンガラス
102上に給紙され載置される。プラテンガラス102
は、筐体101の上部に嵌め込まれる。
【0010】デジタル複写機のスキャナ部100は、図
1に示すように、周知の反射型のホッパセンサ104及
び原稿(又は用紙)サイズ検出センサ105を備える。
ホッパセンサ104は、ホッパ103内に設けられ、当
該ホッパ103内の原稿の有無を検出する。原稿サイズ
検出センサ105は、スキャナ部100の筐体101内
部に所定の個数設けられ、プラテンガラス102上に載
置された原稿(図示せず)のサイズを検出する。ホッパ
センサ104及び原稿サイズ検出センサ105は、1対
の発光素子(例えば、発光ダイオード)及び受光素子
(フォトトランジスタ)を有する。当該発光素子から出
力されたビームが原稿面で反射されると、その反射光が
当該受光素子に入射して、ホッパセンサ104及び原稿
サイズ検出センサ105はオンとされる。原稿がない
と、当該ビームが原稿面で反射されないので、反射光が
受光素子に入射せず、ホッパセンサ104及び原稿サイ
ズ検出センサ105はオフとされる。ホッパセンサ10
4及び原稿サイズ検出センサ105の検出データは、図
2に示すように、スキャナ制御部4に入力される。な
お、図1において、図示の便宜上、ビームがプラテンガ
ラス102で反射されるように描いているが、実際は原
稿面で反射される。
【0011】図2は、複写機説明図であり、デジタル複
写機のスキャナ部100及びプリンタ部200のブロッ
ク構成の概略を示す。
【0012】スキャナ部100は、読取部1、A/D変
換回路2、画像制御部3、スキャナ制御部4、圧縮画像
メモリ5、ページメモリ6、通信処理部7を備える。
【0013】読取部1は、ホッパ103から給紙された
原稿に描かれた画像(画像情報)を読み取り、A/D変
換回路2に入力する。このために、読取部1は、周知の
CCD(電荷結合素子)からなるラインセンサ等を備え
る。A/D変換回路2は、読取部1から入力された画像
情報(アナログ信号)を、増幅した後にデジタル信号に
変換し、画像制御部3に入力する。このために、A/D
変換回路2は、周知の増幅器(図示せず)及びA/D変
換器を備える。
【0014】画像制御部3は、スキャナ制御部4からの
制御の下で(設定情報に従って)、読取部1が読み取っ
た(A/D変換回路2がデジタル信号に変換した)画像
情報の処理を行う。このために、画像制御部3は、読取
部1に読み取り開始信号(HSYNC割込データ)を送
出し、A/D変換回路2にクロック等のCCD制御信号
を送出する。HSYNC割込データは、読み取り開始を
通知するため、スキャナ制御部4にも送出される。
【0015】画像制御部3は、例えば画像制御専用の画
像制御回路からなる。画像制御部3は、スキャナ部10
0のCPU(中央演算処理装置、図示せず)とスキャナ
部100の主メモリ(図示せず)上に存在する画像制御
プログラムとで構成し、当該プログラムがCPU上で実
行されることにより実現されるようにしてもよい。
【0016】具体的には、画像制御部3は、A/D変換
回路2から入力された画像情報(デジタル信号)を一旦
圧縮画像メモリ5に格納する。この時、当該画像情報
は、周知の処理により画像圧縮される。従って、圧縮画
像メモリ5は、読取部1が読み取った画像情報(の圧縮
された情報)を格納する画像メモリである。圧縮画像メ
モリ5には、例えば読み取った順に、複数の画像情報
(圧縮された情報)が格納される。1枚の原稿から読み
取った画像情報が1個の画像情報である。圧縮後の画像
情報のサイズは、各々の画像情報で異なる。
【0017】また、画像制御部3は、圧縮画像メモリ5
に格納された複数の画像情報の多重化により、プリンタ
部200に転送すべき(印刷出力すべき)画像情報を作
成して、これを複数のページメモリ6のいずれかに格納
する。即ち、画像制御部3は、スキャナ制御部4の設定
情報に従って、圧縮画像メモリ5から所定の順で複数の
画像情報を読み出し、周知の処理によって、これらを元
の画像情報に解凍(展開)し、多重化することによって
得た画像信号を複数のページメモリ6のいずれかの所定
の位置に格納する。これにより、当該ページメモリ6上
にプリンタ部200に転送すべき(印刷出力すべき)画
像情報が展開される。
【0018】ここで、多重化とは、印刷の対象である1
個の画像(画像情報、以下同じ)を、複数の既に読み取
った(読み込んだ)画像を用いて作成することをいい、
重ね合わせ、縮小レイアウト等の処理をいう。重ね合わ
せとは、例えばA4版等の大きさの等しい画像を、その
ままの大きさで(又は、同一の大きさに縮小して)、複
数個、各々の画像において同一位置にある画像信号を重
ねることをいう。例えば、文字Aの画像と文字Bの画像
とで、これらを重ねた画像を得ることをいう。縮小レイ
アウトとは、複数の画像を、各々、同一の(又は異な
る)縮尺で数分の1の大きさに縮小して、これらを重な
らないように張り合わせて所望の大きさの画像を得るこ
とをいう。例えば、A4版の文字A乃至文字Dの画像の
各々を1/4に縮小して、これらを張り合わせて、縮小
した文字A乃至文字DからなるA4版の画像を得ること
をいう。
【0019】ページメモリ6は、スキャナ部100から
プリンタ部200に転送すべき画像情報を格納するバッ
ファメモリであり、複数個設けられる。ページメモリ6
を設けることにより、画像情報の読み取りのタイミング
と転送のタイミングとを調整することができる。1個の
画像情報は1枚の原稿から読み取った画像情報であるの
で、多重化により得た画像情報も1枚の原稿に印刷され
る。即ち、1個のページメモリ6内の画像情報は1ペー
ジ分の画像情報である。
【0020】更に、画像制御部3は、複数のページメモ
リ6に格納された転送すべき画像情報をプリンタ部20
0に転送する。なお、実際の転送は、後述するように、
スキャナ制御部4の制御の下で、通信処理部7が行う。
この時、画像制御部3は、図3乃至図8に示すように、
複数のページメモリ6のいずれか1個のページメモリ6
に転送すべき(多重化)画像情報の一部を解凍(展開)
し格納しているか又は当該ページメモリ6からこれを転
送している期間中に、複数のページメモリ6の少なくと
も他の1個のページメモリ6に他の転送すべき(多重
化)画像情報の一部を解凍(展開)し格納する。ページ
メモリ6を複数設けることにより、これらを交互に使用
して、先に多重化した画像情報をあるページメモリ6か
ら送出する処理を完了していなくても、次の画像情報を
他のページメモリ6上に多重化して展開することができ
る。
【0021】画像制御部3は、第1乃至第3画像制御部
31乃至33を備える。第1画像制御部31は、図3及
び図4に示すように、後述する多重化処理モードにおい
て、簡単な(多重化に要する時間が短い)多重化処理を
上述のようにして実行する。第2画像制御部32は、図
5及び図6に示すように、多重化処理モードにおいて、
複雑な(多重化に要する時間が長い)多重化処理を上述
のようにして実行する。第3画像制御部33は、図7及
び図8に示すように、多重化処理モードにおいて、原稿
サイズの混合した多重化処理を上述のようにして実行す
る。
【0022】スキャナ制御部4は、図2に示すように、
画像制御部3、A/D変換回路2、通信処理部7等を制
御する。このために、スキャナ制御部4は、これらの各
々に設定(制御)情報を送出する。なお、スキャナ制御
部4は、スキャナ部100のCPU(図示せず)とスキ
ャナ部100の主メモリ(図示せず)上に存在するスキ
ャナ制御プログラムとからなり、当該プログラムがCP
U上で実行されることにより実現される。
【0023】スキャナ制御部4は、複数のページメモリ
6の数、及び、当該ページメモリ6への転送すべき画像
情報の格納又は当該ページメモリ6からの転送の順を決
定する。この決定は、例えば操作パネル(図示せず)か
らのユーザの入力に基づいて行われる。このために、操
作パネルには、この例では3つのモードが用意される。
即ち、多重化処理モードにおいて、更に、簡単な多重化
処理、複雑な多重化処理、原稿サイズの混合した多重化
処理の3個のボタンが用意される。ユーザは、操作パネ
ルから、多重化処理モードを選択入力した後、更に、3
個の処理モードのいずれかを選択入力する。
【0024】3個の処理モードのいずれかによるかは、
主として複数の画像情報の多重化に要する時間に依存す
る。多重化に要する時間は、画像制御部3により画像圧
縮された後の圧縮画像メモリ5内の画像情報のサイズに
より決定される。例えば、多重化の対象である複数の画
像情報の合計のサイズが小さければ処理時間は短くな
り、大きければ長くなる。また、多重化の対象である画
像情報の数が少なければ合計のサイズが小さくなり処理
時間は短くなり、多ければ合計のサイズが大きくなり処
理時間は長くなる。
【0025】処理時間が短い場合には、簡単な多重化処
理モードを指示するボタンが選択され、第1画像制御部
31が選択される。処理時間が長い場合には複雑な多重
化処理モードを指示する第2画像制御部32が選択され
る。ユーザは、およその感じでいずれかを選択入力すれ
ばよい。なお、前述のように、多重化に要する時間は圧
縮画像メモリ5内の画像情報のサイズによるので、スキ
ャナ制御部4又は画像制御部3が、圧縮画像メモリ5を
参照して処理対象の画像情報のサイズを調べて、いずれ
の処理モードによるかを決定してもよい。また、異なる
サイズの原稿が混合しており、多重化に要する時間が異
なる場合には、原稿サイズの混合した多重化処理モード
を指示する第3画像制御部33が選択される。
【0026】通信処理部7は、スキャナ制御部4の制御
の下で、スキャナ制御部4に制御された画像制御部3に
よってページメモリ6から送出された画像情報を、プリ
ンタ部200(の通信処理部11)に転送する。また、
通信処理部7は、スキャナ制御部4の制御の下で、プリ
ンタ部200の通信処理部11との間で種々の制御信号
の送受信を行う。
【0027】プリンタ部200は、通信処理部11、プ
リンタ制御部12、ページメモリ13、印刷部14を備
える。
【0028】プリンタ制御部12は、図2に示すよう
に、通信処理部11、ページメモリ13、印刷部14を
制御する。このために、プリンタ制御部12は、これら
の各々に設定(制御)情報を送出する。なお、プリンタ
制御部12は、プリンタ部200のCPU(図示せず)
とプリンタ部200の主メモリ(図示せず)上に存在す
るプリンタ制御プログラムとからなり、当該プログラム
がCPU上で実行されることにより実現される。
【0029】通信処理部11は、プリンタ制御部12の
制御の下で、スキャナ部100(の通信処理部7)から
転送された画像情報を受信して、プリンタ部200のペ
ージメモリ13に格納する。ページメモリ13は、スキ
ャナ部100から転送された印刷すべき画像情報を格納
するバッファメモリであり、1個設けられる。前述のよ
うに、転送された1個の画像情報は1枚の原稿に印刷さ
れる。即ち、1ページ分の画像情報である。また、通信
処理部11は、プリンタ制御部12の制御の下で、通信
処理部7との間で種々の制御信号の送受信を行う。印刷
部14は、プリンタ制御部12の制御の下で、プリンタ
制御部12の制御によりページメモリ13から送出され
た画像情報に基づいて、これを原稿に印刷し出力する。
【0030】図3及び図4は、画像制御部3の特に第1
画像制御部31による処理、即ち、単純な多重化処理
(多重化処理に要する時間が短い処理)について示す。
特に、図3は画像処理説明図であり、図4は多重化処理
フローの一例を示す。多重化処理に要する時間が短い処
理とは、例えば画像自体が簡単なもの(データ量の少な
いもの)の多重化、ある画像にヘッダー及び/又はフッ
ター(のみ)を追加する多重化等である。
【0031】図3に示すように、この場合、多重化処理
に要する時間が短いので、簡単な多重化処理モードの選
択入力に基づいて、スキャナ制御部4からの指示により
画像制御部3の第1画像制御部31が処理を行う。第1
画像制御部31が使用するページメモリ6の個数は2個
と少なくされる。従って、複数のページメモリ6が第1
及び第2のページメモリ6(P#1、P#2)からな
る。第1画像制御部31が、第1及び第2のページメモ
リ6に交互に転送すべき画像情報を格納し又は当該ペー
ジメモリ6からこれを転送する。
【0032】図4において、スキャナ制御部4が、ユー
ザにより操作パネルのコピーキーが押し下げられたか否
かを調べ(ステップS11)、押し下げられない場合に
はこれを繰り返す。
【0033】なお、これ以前の段階で、ユーザにより、
当該デジタル複写機の電源が投入されており、多重化処
理を行う旨の指示入力及び簡単な多重化処理モードの選
択入力が操作パネル(図示せず)から入力されて、スキ
ャナ制御部4は多重化処理のモードとなっている。
【0034】押し下げられた場合、スキャナ制御部4が
押し下げられた旨を第1画像制御部31に通知し、これ
に応じて、第1画像制御部31が、多重化の枚数を示す
第1フラグFLG1の値を「0」に設定し、ページメモ
リ6の個数を示す第2フラグFLG2の値を「0」に設
定した後(ステップS12)、読取部1及びA/D変換
回路2を制御して、原稿からの画像情報の読取を行う
(ステップS13)。
【0035】第1画像制御部31が、第1フラグFLG
1の値が「0」でかつホッパ103に原稿があるか否か
を調べる(ステップS14)。このために、スキャナ制
御部4を介して、ホッパセンサ104からの検出データ
が第1画像制御部31に入力される(以下においても、
同様である)。そうである場合、第1画像制御部31
が、第1フラグFLG1の値を「1」にして(ステップ
S15)、この後、ステップS13以下を繰り返す。ス
テップS14においてそうでない(第1フラグFLG1
の値が「1」でかつホッパ103に原稿がない)場合、
第1画像制御部31が、第1フラグFLG1の値を
「0」にした後(ステップS16)、第2フラグFLG
2の値が「0」であるか否かを調べる(ステップS1
7)。
【0036】第2フラグFLG2の値が「0」である場
合、第1画像制御部31が、画像情報の多重化を開始し
て、ページメモリP#1上に当該多重化した画像情報の
解凍(展開)し格納を開始する(ステップS18)。ス
テップS18の開始から所定の時間の経過後、第1画像
制御部31が、ページメモリP#1の先頭から順に画像
情報の送出を開始し、スキャナ制御部4による制御の下
で、通信処理部7が、当該送出された画像情報のプリン
タ部へ転送を開始し(ステップS19)、第1画像制御
部31が、ページメモリP#1の最後まで画像情報の送
出を完了することなく、第2フラグFLG2の値を
「1」にする(ステップS110)。
【0037】この後、第1画像制御部31が、ホッパ1
03に原稿があるか否かを調べる(ステップS11
1)。原稿がある場合、ステップS13以下を繰り返
す。原稿がない場合、第1画像制御部31が、当該コピ
ー処理(作業)を終了し(ステップS112)、ステッ
プS11以下を繰り返す。
【0038】ステップS17において第2フラグFLG
2の値が「0」でない(「1」である)場合、第1画像
制御部31が、ステップS18及びS19と同様にし
て、ページメモリP#2について、ステップS113及
びS114以下を実行する。これにより、ページメモリ
P#2を使用した画像情報の展開が開始され(ステップ
S113)、画像情報の送出(転送)が開始される(ス
テップS114)。この後、更に、第1画像制御部31
が、ステップS110と同様にして、ページメモリP#
2の最後まで画像情報の送出を完了することなく、第2
フラグFLG2の値を「0」にする(ステップS11
5)。この後、ステップS111以下を実行する。
【0039】例えば、ホッパ103上に、図3(A)に
示すように、ホッパ103の下(図では上側、図5
(A)及び図7(A)において同じ)から順に画像情報
#A乃至#Dを含む原稿300が載置されているとす
る。従って、この順で、画像情報#A乃至#Dが読み取
られ、圧縮画像メモリ5に圧縮画像情報#A’乃至#
D’として格納される。即ち、ステップS13で画像情
報#Aが読み取られ圧縮画像メモリ5に圧縮画像情報#
A’が格納され、ステップS14でYesとなり、再
度、ステップS13で圧縮画像情報#B’が得られる。
この後、ステップS14、S16、S17を経て、ステ
ップS18でページメモリP#1に圧縮画像情報#A’
及び#B’を解凍して多重化した画像情報#(A+B)
が展開される。
【0040】そして、ページメモリP#1の半分(図3
(A)で点線で示す)よりやや前まで画像情報#(A+
B)が展開された時点で、ステップS19で画像情報#
(A+B)の転送が開始される。この後、ステップS1
10、S111を経て、前述と同様にしてステップS1
3を2回繰り返すことにより圧縮画像情報#C’及び#
D’を得て、ステップS113でページメモリP#2に
圧縮画像情報#C’及び#D’を解凍して多重化した画
像情報#(C+D)が展開される。これは、略、ページ
メモリP#1の半分よりやや後まで画像情報#(A+
B)が展開された時点となる。図3(A)及び図3
(B)においては、双方のタイミングを、ページメモリ
P#1の半分まで画像情報#(A+B)が展開された時
点として示している(以下の図においても同様であ
る)。この後、図3(A)及び図3(B)に示すよう
に、ページメモリP#2の半分(図3(A)で点線で示
す)よりやや前まで画像情報#(C+D)が展開された
時点で、ステップS114で画像情報#(C+D)の転
送が開始される。
【0041】従って、ページメモリP#1及びP#2へ
の画像情報の展開及び転送は、図3(B)に示すように
行われる。これにより、ページメモリP#1から画像情
報#(A+B)が全て送出されて空になる前に、次の画
像情報#(C+D)をページメモリP#2に展開するこ
とができる。同様に、画像情報#(E+F)、#(G+
H)についても繰り返す。ページメモリP#1等の約半
分まで画像情報を展開した時点で転送を開始することと
合わせて、高速に多重化処理を行うことができる。
【0042】図5及び図6は、画像制御部3の特に第2
画像制御部32による処理、即ち、複雑な(多重化に要
する時間が長い)多重化処理について示す。特に、図5
は画像処理説明図であり、図6は多重化処理フローの一
例を示す。多重化処理に要する時間が長い処理とは、例
えば画像自体が複雑なもの(データ量の多いもの)の多
重化、多数枚(例えば、3枚以上)の画像の多重化等で
ある。
【0043】図5に示すように、この場合、多重化処理
に要する時間が長いので、複雑な多重化処理モードの選
択入力に基づいて、スキャナ制御部4からの指示により
画像制御部3の第2画像制御部32が処理を行う。第2
画像制御部32が使用するページメモリ6の個数は3個
と多くされる。従って、複数のページメモリ6が第1乃
至第3のページメモリ6(P#1、P#2、P#3)か
らなる。第2画像制御部32は、第1乃至第3のページ
メモリ6に所定の順で転送すべき画像情報を格納し又は
当該ページメモリ6からこれを転送する。
【0044】図6において、図4のステップS11と同
様に、ステップS21を実行する。これ以前の段階で、
ユーザにより、当該デジタル複写機の電源が投入されて
おり、多重化処理を行う旨の指示入力及び複雑な多重化
処理モードの選択入力が操作パネル(図示せず)から入
力されて、スキャナ制御部4は多重化処理のモードとな
っている。ステップS21でコピーキーが押し下げられ
た場合、スキャナ制御部4が、最適なページメモリ6の
個数nを決定し、また、当該決定及び押し下げられた旨
を第2画像制御部32に通知する(ステップS22)。
例えばn=3であるとする。即ち、3個のページメモリ
P#1乃至P#3を用いる。
【0045】通知を受けた第2画像制御部32が、図4
のステップS12乃至S16と同様にして、ステップS
23乃至S27以下を実行した後、更に、図4のステッ
プS17と同様にして、第2フラグFLG2の値が
「0」であるか否かを調べる(ステップS28)。
【0046】第2フラグFLG2の値が「0」である場
合、第2画像制御部32が、図4のステップS18乃至
S110と同様にして、ページメモリP#1について、
ステップS29乃至S211を実行する。これにより、
ページメモリP#1を使用した画像情報の展開、送出
(転送)が開始され、第2フラグFLG2の値が「1」
にされる。
【0047】この後、第2画像制御部32が、ホッパ1
03に原稿があるか否かを調べる(ステップS21
2)。原稿がある場合、ステップS24以下を繰り返
す。原稿がない場合、第2画像制御部32が、当該コピ
ー処理(作業)を終了し(ステップS213)、ステッ
プS21以下を繰り返す。
【0048】ステップS28において第2フラグFLG
2の値が「0」でない(「1」である)場合、更に、第
2画像制御部32が、第2フラグFLG2の値が「1」
であるか否かを調べる(ステップS214)。
【0049】第2フラグFLG2の値が「1」である場
合、第2画像制御部32が、図4のステップS113及
びS114と同様にして、ページメモリP#2につい
て、ステップS215及びS216を実行する。これに
より、ページメモリP#2を使用した画像情報の展開、
送出(転送)が開始される。この後、更に、第2画像制
御部32が、ステップS115と同様にして、ページメ
モリP#2の最後まで画像情報の送出を完了することな
く、この例では、第2フラグFLG2の値を「2」にす
る(ステップS217)。この後、ステップS212以
下を実行する。
【0050】ステップS214において第2フラグFL
G2の値が「1」でない(「2」である)場合、第2画
像制御部32が、ステップS29及びS210と同様に
して、ページメモリP#3について、ステップS218
及びS219を実行する。これにより、ページメモリP
#3を使用した画像情報の展開、送出(転送)が開始さ
れる。この後、更に、第2画像制御部32が、ステップ
S211と同様にして、ページメモリP#3の最後まで
画像情報の送出を完了することなく、この場合は、第2
フラグFLG2の値を「0」にする(ステップS22
0)。この後、ステップS212以下を実行する。
【0051】例えば、ホッパ103上に、図5(A)に
示すように、下から順に画像情報#A乃至#Fを含む原
稿300が載置されているとする。従って、この順で、
画像情報#A乃至#Fが読み取られ、圧縮画像メモリ5
に圧縮画像情報#A’乃至#F’として格納される。即
ち、図3(A)の場合と同様にして、ステップS24を
2回繰り返すことにより圧縮画像情報#A’及び#B’
を得て、ステップS25、S27、S28を経て、ステ
ップS29でページメモリP#1に多重化した画像情報
#(A+B)が展開される。この時、多重化処理が複雑
であるので、図5(B)に示すように、図3(B)に示
す場合よりも多重化処理時間が長くなる。
【0052】そして、図3(A)及び図3(B)に示す
と同様にして、図5(A)及び図5(B)に示すよう
に、前述のように、概略、ページメモリP#1の半分
(図5(A)で点線で示す)まで画像情報#(A+B)
が展開された時点で、ステップS210で画像情報#
(A+B)の転送が開始され、ステップS24を2回繰
り返すことにより圧縮画像情報#C’及び#D’を得
て、ステップS25、S27、S28、S214を経
て、ステップS215でページメモリP#2に多重化し
た画像情報#(C+D)が展開され、ステップS216
で転送される。即ち、図5(A)及び図5(B)に示す
ように、概略、ページメモリP#2の半分(図5(A)
で点線で示す)まで画像情報#(C+D)が展開された
時点で、ステップS216で画像情報#(C+D)の転
送が開始され、ステップS24を2回繰り返すことによ
り圧縮画像情報#E’及び#F’を得て、ステップS2
18でページメモリP#3に多重化した画像情報#(E
+F)が展開され、ステップS219で転送される。
【0053】従って、ページメモリP#1、P#2及び
P#3への画像情報の展開及び転送は、図5(B)に示
すように行われる。これにより、前述と同様の理由で、
ページメモリP#1等の約半分まで画像情報を展開した
時点で転送を開始することと合わせて、高速に多重化処
理を行うことができる。
【0054】図7及び図8は、画像制御部3の特に第3
画像制御部33による処理、即ち、原稿サイズの混合し
た多重化処理について示す。特に、図7は画像処理説明
図であり、図8は多重化処理フローの一例を示す。原稿
サイズの混合した多重化処理とは、例えば最初にいわゆ
るA4版の画像2枚を1枚に重ね合わせて多重化し、次
にA3版の画像2枚を1枚に重ね合わせて多重化する処
理である。
【0055】図7に示すように、この場合、多重化処理
に要するページメモリ6のサイズが異なるので、原稿サ
イズの混合した多重化処理モードの選択入力に基づい
て、スキャナ制御部4からの指示により画像制御部3の
第3画像制御部33が処理を行う。第3画像制御部33
が使用するページメモリ6の個数は2個と少なくされ
る。従って、複数のページメモリ6が第1及び第2のペ
ージメモリ6からなる。第3画像制御部33が、第1及
び第2のページメモリ6に交互に異なるサイズの転送す
べき画像情報を格納し又は当該ページメモリ6からこれ
を転送する。
【0056】図8において、図4のステップS11と同
様に、ステップS31を実行する。これ以前の段階で、
ユーザにより、当該デジタル複写機の電源が投入されて
おり、多重化処理を行う旨の指示入力及び原稿サイズの
混合した多重化処理モードの選択入力(及び混合される
原稿のサイズ)が操作パネル(図示せず)から入力され
て、スキャナ制御部4は多重化処理のモードとなってい
る。ステップS31でコピーキーが押し下げられた場
合、スキャナ制御部4が押し下げられた旨(及び混合さ
れる原稿のサイズ)を第3画像制御部33に通知し、こ
れに応じて、第3画像制御部33が、第1フラグFLG
1の値を「0」に設定する(ステップS32)。
【0057】この後、スキャナ制御部4が、ユーザの指
示入力に基づいて、使用する2個のページメモリP#1
及び#2のサイズを決定し、これを第3画像制御部33
に通知する(ステップS33)。ここでは、例えばペー
ジメモリP#1及び#2として、各々、いわゆる「A
4」版及び「A3版」に相当する画像情報を格納するこ
とができるサイズを用いるとする。
【0058】この後、第3画像制御部33が、図4のス
テップS13乃至S16と同様にして、ステップS34
乃至S37以下を実行した後、更に、原稿サイズ検出セ
ンサ105からの検出データに基づいて、原稿サイズが
「A4」版であるか否かを調べる(ステップS38)。
このために、原稿サイズ検出センサ105からの検出デ
ータが、スキャナ制御部4を介して、第3画像制御部3
3に入力される。
【0059】原稿サイズが「A4」版である場合、第3
画像制御部33が、図4のステップS18及びS19と
同様にして、ページメモリP#1について、ステップS
39及びS310を実行する。これにより、ページメモ
リP#1を使用した画像情報の展開、送出(転送)が開
始される。
【0060】この後、第3画像制御部33が、ホッパ1
03に原稿があるか否かを調べる(ステップS31
1)。原稿がある場合、ステップS34以下を繰り返
す。原稿がない場合、第3画像制御部33が、当該コピ
ー処理(作業)を終了し(ステップS312)、ステッ
プS31以下を繰り返す。
【0061】ステップS38において原稿サイズが「A
4」版でない(「A3版」である)場合、第3画像制御
部33が、図4のステップS113及びS114と同様
にして、ページメモリP#2について、ステップS31
3及びS314以下を実行する。これにより、ページメ
モリP#2を使用した画像情報の展開、送出(転送)が
開始される。この後、ステップS311以下を実行す
る。
【0062】例えば、ホッパ103上に、図7(A)に
示すように、下から順に画像情報#A乃至#Dを含む原
稿300が載置されているとする。従って、この順で、
画像情報#A乃至#Dが読み取られ、圧縮画像メモリ5
に圧縮画像情報#A’乃至#D’として格納される。画
像情報#A及び#Bを含む原稿300はA4版であり、
画像情報#C及び#Dを含む原稿300はA3版であ
る。従って、ページメモリP#1はA4版の原稿300
の1枚分の画像情報を解凍(展開)し格納できるサイズ
であり、ページメモリP#2はA3版の原稿300の1
枚分の画像情報を格納(展開)できるサイズである。な
お、ページメモリ6は、1個のメモリの領域を複数に分
割して、その各々を1個のページメモリ6のように用い
てもよい(他の例においても、同様である)。
【0063】図3(A)の場合と同様にして、ステップ
S34を2回繰り返すことにより圧縮画像情報#A’及
び#B’を得て、ステップS39でページメモリP#1
に多重化した画像情報#(A+B)が展開される。
【0064】そして、図3(A)及び図3(B)に示す
と同様にして、図7(A)及び図7(B)に示すよう
に、前述のように、概略、ページメモリP#1の半分
(図7(A)で点線で示す)まで画像情報#(A+B)
が展開された時点で、ステップS310で画像情報#
(A+B)の転送が開始され、ステップS34を2回繰
り返すことにより圧縮画像情報#C’及び#D’を得
て、ステップS313でページメモリP#2に多重化し
た画像情報#(C+D)が展開される。多重化した画像
情報#(C+D)の展開に要する時間は、画像情報#
(A+B)の展開に要する時間よりも長くなる。この
後、同様にして、図7(A)及び図7(B)に示すよう
に、概略、ページメモリP#2の半分(図7(A)で点
線で示す)まで画像情報#(C+D)が展開された時点
で、ステップS314で画像情報#(C+D)の転送が
開始される。
【0065】従って、ページメモリP#1及びP#2へ
の画像情報の展開及び転送は、図7(B)に示すように
行われる。これにより、前述と同様の理由で、ページメ
モリP#1等の約半分まで画像情報を展開した時点で転
送を開始することと合わせて、高速に多重化処理を行う
ことができる。
【0066】以上、本発明をその実施態様により説明し
たが、本発明はその主旨の範囲において種々の変形が可
能である。
【0067】また、本発明の画像処理装置は、デジタル
複写機に限らず、スキャナ部100とプリンタ部200
とを有する画像処理装置であれば広く適用することがで
き、例えば、ファクシミリ、ファクシミリとデジタル複
写機との複合機等に適用できる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スキャナ部とプリンタ部とからなる画像処理装置におい
て、スキャナ部において多重化により転送すべき画像情
報を作成してプリンタ部に転送する場合、1個のページ
メモリにある転送すべき画像情報の一部を作成中又は転
送中に少なくとも他の1個のページメモリに他の転送す
べき画像情報の一部を作成することにより、加工対象の
画像のサイズが大きくなって画像処理に要する時間が長
くなっても、当該画像の転送が遅れることを防止するこ
とができ、また、加工対象の画像の数が増しても、及
び、加工の内容が複雑になっても、当該画像の転送が遅
れることを防止することができるので、先の画像の転送
の遅れによりページメモリが空かないために次の画像の
転送が遅れることを防止することができ、従って、処理
すべき画像情報の数が多くなっても、処理速度が遅くな
ることはなく、高速で画像情報をプリンタ部へ転送する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】画像処理説明図である。
【図4】多重化処理フローの一例を示す。
【図5】画像処理説明図である。
【図6】多重化処理フローの一例を示す。
【図7】画像処理説明図である。
【図8】多重化処理フローの一例を示す。
【符号の説明】
3 画像制御部 4 スキャナ制御部 5 圧縮画像メモリ 6 ページメモリ
フロントページの続き Fターム(参考) 2C087 BB10 BC02 BC07 BD40 5B047 CA21 CB25 EA07 5B057 AA11 BA02 CA12 CB12 CC01 CD05 CE08 CH11 CH18 5C062 AA05 AB17 AB22 AB42 AC06 AC22 AC24 AC49 BA04 5C073 AA02 AB07 BB03 BB07 BB09 CA02 CE04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキャナ部とこれに接続されるプリンタ
    部とを備える画像処理装置において、 前記スキャナ部が、 読み取った画像情報を格納する圧縮画像メモリと、 前記スキャナ部から前記プリンタ部に転送すべき画像情
    報を格納する複数のバッファメモリと、 前記圧縮画像メモリに格納された複数の画像情報の多重
    化により前記転送すべき画像情報を作成して前記複数の
    バッファメモリのいずれかに格納し、前記複数のバッフ
    ァメモリに格納された前記転送すべき画像情報を前記プ
    リンタ部に転送する画像制御部とを備え、 前記画像制御部が、前記複数のバッファメモリのいずれ
    か1個のバッファメモリに転送すべき画像情報の一部を
    格納しているか又は当該バッファメモリからこれを転送
    している期間中に、前記複数のバッファメモリの少なく
    とも他の1個のバッファメモリに他の転送すべき画像情
    報の一部を格納することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のバッファメモリが第1及び第
    2のバッファメモリからなり、 前記画像制御部が、前記第1及び第2のバッファメモリ
    に交互に前記転送すべき画像情報を格納することを特徴
    とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のバッファメモリが第1乃至第
    3のバッファメモリからなり、 前記画像制御部が、前記第1乃至第3のバッファメモリ
    に所定の順で前記転送すべき画像情報を格納することを
    特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のバッファメモリが、容量の異
    なる第1及び第2のバッファメモリからなり、 前記画像制御部が、前記第1及び第2のバッファメモリ
    に、交互に、異なるサイズの前記転送すべき画像情報を
    格納することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記スキャナ部が、更に、 前記複数のバッファメモリの数、及び、当該バッファメ
    モリへの前記転送すべき画像情報の格納又は当該バッフ
    ァメモリからの転送の順を決定するスキャナ制御部を備
    えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記プリンタ部は、前記スキャナ部から
    転送された前記転送すべき画像情報を格納する1個のバ
    ッファメモリを有することを特徴とする請求項1に記載
    の画像処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010088052A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Kyocera Mita Corp データ圧縮装置、画像読取装置
JP2021103475A (ja) * 2019-12-25 2021-07-15 株式会社リコー 画像形成装置、データ蓄積方法及びプログラム

Cited By (3)

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