JP2002057284A - 半導体装置およびラッチアップ防止効果を最適化するガードリングレイアウト方法 - Google Patents

半導体装置およびラッチアップ防止効果を最適化するガードリングレイアウト方法

Info

Publication number
JP2002057284A
JP2002057284A JP2000236037A JP2000236037A JP2002057284A JP 2002057284 A JP2002057284 A JP 2002057284A JP 2000236037 A JP2000236037 A JP 2000236037A JP 2000236037 A JP2000236037 A JP 2000236037A JP 2002057284 A JP2002057284 A JP 2002057284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
guard ring
semiconductor device
circuit portion
guard
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000236037A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4732567B2 (ja
Inventor
Hideki Fukazawa
秀貴 深澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Motorola Solutions Inc
Original Assignee
Motorola Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Motorola Inc filed Critical Motorola Inc
Priority to JP2000236037A priority Critical patent/JP4732567B2/ja
Publication of JP2002057284A publication Critical patent/JP2002057284A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4732567B2 publication Critical patent/JP4732567B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ラッチアップ防止用ガードリンングのレイアウ
トを最適化した半導体装置とそのレイアウト方法を提供
する。 【解決手段】サブコンを「集中」・「排除」・「選択」
することにより、寄生素子の活性化・不活性化を意図的
に制御することができる。サブコンを「集中」して配置
した部分は寄生素子が活性化するので、その部分にエピ
コン・ウエルコンを挿入して余分な電流を吸い上げるこ
とができる。寄生素子を不活性にしたい回路領域ではサ
ブコンをできる限り「排除」する。実チップ上でこれら
の領域を意図的に「選択」する。また、ガードリングを
多重にすることにより、さらに効果を2〜3倍とするこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に半導体装置に関
し、さらに詳細にはラッチアップ防止用にガードリンン
グのレイアウトを最適化した半導体装置とそのレイアウ
ト方法に関する。
【0002】
【従来技術】CMOS技術の共通の問題として、微細化
するにつれてラッチアップ現象が顕著に発生することが
ある。ラッチアップ現象は、寄生pnpnサイリスタが
オン状態に入り、電源端子間に過大電流が流れて素子を
破壊する現象である。最大定格を超えたサージ、電源リ
プル、雑音、電源起動時の電源立上時間の差などにより
引き起こされる。このオン状態は、pnpおよびnpn
トランジスタのベース接地小信号電流利得の和が1を超
える場合に発生する。ラッチアップを防止するために、
p+、n+形のガードリングを基板表面に形成することが
従来よりおこなわれている。
【0003】パワー素子部分は、電流の注入・抽出が行
われる拡散層で、ここから基板等に電流(電荷)が注入
・抽出されるので、「CMOS NWELL中の電源に接続された
P」−「N(CMOSNWELL)」−「Psub」-「N(PowerMOS)」 と
いうサイリスタ構造のトリガーとなる。pnpn構造の
寄生pnpトランジスタの増幅率等の性能は、各プロセ
スの拡散層の濃度によってきまるのが、一般的である。
一方npnの性能はレイアウト配置に依存するので、こ
の点に注目した。
【0004】図1は、従来技術による、P+層からなる
VSS・サブストレート・コンタクト(以下、サブコン
またはP+層という)13とN+層からなるVDD・NW
ELL/NEPI(以下、NWELLまたはN+層とい
う)14をガードリングとしてLDMOS11とNWE
LL12間に配置し、P+層15を有するCMOS構造
の平面図10を示す。
【0005】図2は、図1のA-A'間の断面図20を示
す。
【0006】図3は、図2からP+層13を排除した場
合の断面図30を示す。
【0007】図1ないし図3のP+層15は、CMOS
・NWELL12に付随して生じるサブコンであり、ガ
ードリングとしての役目も期待されていた。図面中の数
字(参照番号を除く)は、LDMOS11とCMOS・
NWELL12間の間隔とP+層、N+層の各幅を示す。
以下で、説明する実験において、このLDMOS11と
CMOS・NWELL12間の間隔を変化させ、ガード
リングの効果を検証した。以下の図面中のLDMOSと
CMOS・NWELL間の間隔と各層上に記載した数字
は、同様の意味であるが、特定を意図するものではな
い。
【0008】ラッチアップ防止には、従来技術によるデ
ザインルールでは、P+層13、15とN+層14をPM
OS領域11とNMOS領域12の間に配置すること
と、P+層とN+層をそれぞれ1列ずつ配置することであ
った。レイアウトルールとしては、LDMOS11とC
MOS・NWELL12間の間隔を85μmで、±20
0mAの許容量が得られる。したがって、許容量が数ア
ンペアの場合、間隔はその電流値に応じて増加するので
数百μm程度必要であった。サブコン(P+層)の配置
方法については、特段のルールはなかった。
【0009】以上から、これまでガードリングは、P+
層とN+層を入れれば良い、間隔は広ければ広いほど良
いという受動的なものであった。
【0010】
【解決すべき課題】ガードリングを入れる間隔はシュリ
ンクレートに依存しないので、微細化が進むと共にラッ
チアップ防止のために必要とされる領域が増加してしま
う。また、動作電流が数アンペアを保証しなければなら
ないパワー素子の場合、その間隔は更に広いため、ダイ
サイズ縮小の妨げとなっている。さらに、サブコンを多
く入れれば良いまたは入れさえすればラッチアップは防
げるという認識が逆にラッチアップを招くことがあっ
た。
【0011】したがって、本発明の一目的は、ガードリ
ングのレイアウト方法を最適化することにより、従来に
比較して寄生素子の性能(増幅率)を半減することであ
る。
【0012】また、本発明の一目的は、サブコンの「選
択」「集中」「排除」することにより、寄生素子の活性
化・不活性化を制御し、能動的にラッチアップを防止す
ることである。
【0013】さらに、本発明の一目的は、ラッチアップ
ガードリンング間隔を従来に比べ半分にして、ダイサイ
ズを縮小することである。
【0014】さらに、本発明の一目的は、小型で信頼性
の高いダイチップを製造することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記および他の目的は、
半導体装置であって、半導体装置内に配置されたP+層
とN+層からなるガードリングであって、寄生素子を不
活性にしたい領域からP+層を排除し、活性にしたい領
域にP+層を集中することにより寄生素子の活性化およ
び不活性化を制御した半導体装置によって実現される。
【0016】
【実施例】 ラッチアップ防止効果を最適化するガード
リングレイアウト方法を検証するため、種々の実験を行
った。以下に、その実験内容を述べる。
【0017】図4は、本願の一実験例による、図3から
CMOS・NWELL12に付随したP+層15を排除
し、ガードリングとしてN+層14のみを形成した場合
の断面図40を示す。
【0018】図5は、本願の一実験例による、LDMO
S51とCMOS・NWELL52間にコの字型のガー
ドリンングとしてP+層53、N+層54を形成し、P+
層55を有するCMOS構造の平面図50を示す。
【0019】図6は、本願の一実験例による、図5のB
-B'間の断面図60を示す。LDMOS51とCMOS
・NWELL52間の間隔は、85μm、128μm、
170μmの3通りで実験を行った。
【0020】図7は、図6をP+層、N+層およびLDM
OS51とCMOS・NWELL52間の間隔を変更し
た場合の断面図80を示す。LDMOS51とCMOS
・NWELL52間の間隔は、114μm、157μ
m、199μmの3通りで実験を行った。
【0021】図8は、本願の一実験例による、LDMO
S101とCMOS・NWELL102間にガードリン
グとしてコの字型のP+層103、およびN+層104、
P+層105、N+層106を形成し、P+層107を有
する場合のCMOS構造の平面図100を示す。図5の
例に、ガードリングを二重に設けた場合である。
【0022】図9は、本願の一実験例による、図8のC
-C'間の断面図110を示す。LDMOS101とCM
OS・NWELL102間の間隔は、166μm、20
9μm、251μmの3通りで実験を行った。
【0023】図10は、図9からP+層107を排除し
た場合の断面図130を示す。
【0024】図11は、本願の一実験例による、LDM
OS141の周囲にガードリングとしてロの字型のP+
層143と、N+層144、P+層145、N+層146
を形成し、P+層147を有するCMOS構造の平面図
140を示す。図8のコの字型のP+層103をロの字
型にした場合である。
【0025】図12は、本願の一実験例による、図11
のD-D'間の断面図150を示す。LDMOS141と
CMOS・NWELL142間の間隔は、図9および図
10と同様に166μm、209μm、251μmの3
通りで実験を行った。
【0026】図13は、図12からP+層147を排除
した場合の断面図160を示す。
【0027】図14は、図1から図13までの寄生np
nの性能(増幅率)を示すグラフである。縦軸は増幅
率、横軸はLDMOS11、51、101、141とC
MOS・NWELL12、52、102、142間の間
隔を示す。
【0028】図14に示される試験結果から以下のこと
が明らかである。
【0029】(1)CMOS・NWELLに付随するP
+層15、107を「排除」した方が増幅率は低くな
る。図3と図4、図12と図13の結果から明らかであ
る。
【0030】(2)LDMOS周辺のガードリングは、
I型よりコの字型、コの字型よりロの字型の方が増幅率
は低くなる。図2と図6、図9と図12の結果からそれ
ぞれ明らかである。
【0031】(3)LDMOSとCMOS・NWELL
間のガードリングは、距離が同じであれば、一重より二
重の方が増幅率は低い。図6の間隔170μmと図9の
間隔166μmを比較すると、距離が短いがガードリン
グが二重の図9の方が増幅率が低いことから明らかであ
る。
【0032】(4)LDMOSとCMOS・NWELL
間の間隔は、従来から言われている通り広いほど増幅率
は低い。各実験において、間隔を3通り実施している
が、いずれの場合も、距離を離すほど増幅率が低くなる
ことから明らかである。
【0033】図15は、本願の一実施例による、LDM
OS領域181と回路領域182を縦配置した半導体素
子にガードリングを最適化してレイアウトした半導体装
置の平面図180を示す。
【0034】図16は、本願の一実施例による、LDM
OS領域191と回路領域192を横配置した半導体素
子にガードリングを最適化してレイアウトした半導体装
置の平面図190を示す。
【0035】図15および図16は、上記実験結果を基
にガードリングのレイアウトを最適化したものであり、
本発明が採用すべきレイアウトの一例である。以下図1
5を例に説明する。
【0036】1.LDMOSの配置 トップA/ボトムA/ボトムB/トップBからなる配置
は従来から採り入れられているLDMOSの配置に変更
はないが、各ブロック間からサブコン(P+層)を「排
除」すべき点に注目すべきである。ボトムのLDMOS
はそれぞれ他方に対してNWELLの働きをするからで
ある。また、ボトムをトップで挟むことにより、トップ
がボトムのガードリングとして働くからである。
【0037】2.ガードリングの配置 (1)ガードリングをLDMOSの周囲に「集中」させ
る点に注目すべきである。LDMOSを2方向以上から
包囲することにより、回路領域に流れ込む電流を1/2
から1/4程度に減少させることが可能となる。
【0038】(2)ガードリングが広く採れる場合は、
サブコンとNWELLを多重(二重・三重)に配置する
点に注目すべきである。太いガードリングを一重に配置
するのではなく、細いガードリング二重に配置すること
によって、寄生ベータを半減できる点に注目すべきであ
る。LDMOSとCMOS・NWELLの間隔が一定な
らば、太いガードリングと細いガードリングは、ラッチ
アップ防止の効果としてはほぼ同じである。したがっ
て、同じ間隔では細いガードリングを二重・三重に配置
することにより寄生素子の増幅率を1/2、1/3にでき
る。したがって、上記(1)のレイアウトと組み合わせ
ることにより、回路領域に流れ込む電流を1/4から1/
12程度に削減できる。図18では、回路領域に面した
ガードリングについてのみ二重に配置した実施例を示す
が、その他の面を多重とすることはガードリング幅が十
分に採れる場合にはより好適である。サブコン183-
1がNWELL184-1を活性化させ、サブコン18
5がNWELL184-1と186をそれぞれ活性化さ
せるため、過大電流から回路領域を保護するガードリン
グとして効果的に作用する。ガードリングのトータルの
幅は、許容電流値に依存するが、一実施例として、2A
の場合86μm、4Aの場合125μm、6Aの場合1
50μmが最低限必要であるが、この値に限定されるも
のではない。
【0039】(3)回路領域に面したガードリングとそ
の対面のガードリングは内側(LDMOS側)にサブコ
ン183-1と183-4を配置し、NWELL184-
1と184-4をその外側に配置させる点に注目すべき
である。
【0040】(4)パッド周辺のスペースにガードリン
グを配置させる点に注目すべきである。サブコンとNW
ELLの配置は、トップに対してはNWELL、ボトム
に対してはサブコンを配置する。このガードリングを多
重とすることは、上述のとおりガードリング幅が十分に
採れる場合にはより好適である。
【0041】(5)回路領域からより遠くにより多くの
サブコン183-4等を配置する。これによって、基板
電流は回路領域から遠くで吸い上げられる。
【0042】3.回路領域のサブコンの配置 通常のセル単位や回路ブロック中のNMOSのガードリ
ング等のサブコンは、従来のレイアウト方法と同様であ
る。しかし、回路領域周辺からサブコンをできるだけ
「排除」する点に注目すべきである。回路領域は、ガー
ドリンングの外側に置かれ、必要最低限以外のサブコン
を「排除」する。特に、LDMOSと回路領域間に配置
されたガードリングは、回路領域側からサブコンを「排
除」し、NWELL186を配置する点に注目すべきで
ある。
【0043】ノイズ対策や他の要因のためにサブコンを
配置する場合は回路領域周辺にサブコン197を配置す
る必要性が生じるが、そのような場合には、そのサブコ
ン197をNWELL198でガードリングする点に注
目すべきである。
【0044】これらのレイアウトの実現には、チッププ
ラン(ピン配置を決める)段階で取り組めば効率よく達
成できる。
【0045】また、このレイアウト方法はチップのミク
ロ的な部分にも応用可能である。さらにこのレイアウト
方法は、チップ全体レベルで最大の効果を発揮する。
【0046】4.回路領域のPMOSとNMOSの配置 回路領域中NWELL187をLDMOS側に配置し
て、最低電位のn(即ち、NMOSのVSSソース)を
より遠くに配置する点に注目すべきである。
【0047】5.まとめ サブコンを「集中」・「排除」・「選択」することによ
り、寄生素子の活性化・不活性化を意図的に制御するこ
とができる。サブコンを「集中」して配置した部分は寄
生素子が活性化するので、その部分にエピコン・ウエル
コンを挿入して余分な電流を吸い上げることができる。
寄生素子を不活性にしたい回路領域ではサブコンをでき
る限り「排除」する。実チップ上でこれらの領域を意図
的に「選択」する。また、ガードリングを多重にするこ
とにより、さらに効果を2〜3倍とすることができる。
【0048】従来、チップの空いたスペースにはサブコ
ンを配置することが広く行われていたが、これは、余分
な電流を呼び込むこととなり多くの場合逆効果である。
【0049】以上述べたガードリングレイアウトの最適
化により、ガードリングの効果が増強されるので、同一
のラッチアップ耐量を得る場合従来に比べガードリング
の間隔を狭くすることが可能となる。
【0050】また、ガードリングの間隔を狭くするによ
りチップサイズを縮小することができる。
【0051】図17は、従来技術によるレイアウトした
場合のチップの平面図である。
【0052】図18は、本願の一実施例による、ガード
リングを最適化したレイアウトのチップの平面図であ
る。本願によるガードリングの最適化によりダイサイズ
を従来比20〜25%縮小することができる。この効果
はシュリンクレートの高いプロセスほど顕著になる。
【0053】さらに、単にチップサイズを縮小すること
ができるだけでなく、余分なサブコンを排除することに
より信頼性を向上させることが可能となる。
【0054】レイアウトチッププラン時に本発明を取り
入れることにより、より小型の信頼性の高いチップの製
造が可能となる。
【0055】
【発明の効果】 本発明は、以下に記載されるような効
果を奏する。
【0056】本発明は、サブコンの「集中」・「排除」
・「選択」でガードリングの位置と量を最適化すること
により、従来85μmで200mAであったデザインル
ールを10倍の2Aとすることができる。
【0057】本発明は、サブコンの「集中」・「排除」
・「選択」でガードリングの位置と量を最適化すること
により、6Aの許容電流値を要するパワー素子の場合、
従来300μmの間隔が半分の150μmでデザインす
ることができ、最終的にダイサイズを縮小することがで
きる。
【0058】本発明は、サブコンの「集中」・「排除」
・「選択」でガードリングの位置と量を最適化すること
により、同一のラッチアップ耐量を得るために、ガード
リングの間隔を50%にすることが可能である。
【0059】本発明は、サブコンの「集中」・「排除」
・「選択」でガードリングの位置と量を最適化すること
により、ダイサイズを従来比20〜25%縮小すること
ができる。
【0060】本発明は、不要なサブコンを排除できるの
で、不具合を未然に防止することができる。
【0061】本発明は、プロセスに依存せず、レイアウ
ト変更のみで実現できる。個々のプロセスにおいて最適
な評価・測定を行うことによって、実際の間隔・数値は
異なっても、本発明による基本的なレイアウト方法は全
てのプロセスに通用するものである。
【0062】ここでは、特定の実施例について本発明の
ガードリングのレイアウト最適化方法とその構造を説明
してきたが、当該技術分野に通じたものであれば本発明
の構造や素子を変形、変更することができるであろう。
しかしながら、本発明の構造や素子はここで開示された
特定の実施例に限定されるものではない、例えば、実施
例ではLDMOSを例に説明したが、他のトランジスタ
構造を有する半導体装置にも利用可能であり、本願の半
導体装置はLDMOSに限定するものではない。さら
に、LDMOSとCMOS・NWELLはそれぞれ、外
部接続を有する回路と有しない回路の一例であり、本願
はそれらの構造についても特定を意図するものではな
い。また、実施例では、ガードリングを二重にした場合
について説明したが、三重や四重といった多重構造につ
いても本願は有効である。また、P+層やN+層の厚み、
LDMOSとCMOS・NWELL間の距離等について
も特定を意図するものではない。また、LDMOSと回
路領域の配置例として、縦型と横型を例に説明したが、
本願はこれらのレイアウト例に限定するものではない。
そのような変形、変更されたものも本願の技術的思想の
範疇であり、特許請求の範囲にふくまれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による、P+層13、N+層14でガー
ドリングを形成したCMOS構造の平面図10である。
【図2】図2のA-A'間における断面図20である。
【図3】図1からP+層13を排除し、N+層14のみで
ガードリングを形成した場合の断面図30である。
【図4】図3からさらにP+層15を排除し、N+層14
のみでガードリングを形成した場合の断面図40であ
る。
【図5】コの字型のP+層53、N+層54のガードリン
グを形成したCMOS構造の平面図50である。
【図6】図5のB-B'間の断面図60である。
【図7】図6のLDMOS51とCMOS・NWELL
52間の間隔を変更した場合の断面図80である。
【図8】コの字型のP+層103とN+層104、P+層
105、N+層106で二重のガードリングを形成した
CMOS構造の平面図100である。
【図9】図8のC-C'間の断面図110を示す。
【図10】図9からP+層107を排除した場合の断面
図130である。
【図11】LDMOS151の周囲にロの字型のP+層
113とN+層154、P+層155、N+層156で二
重でガードリングを形成したCMOS構造の平面図14
0を示す。
【図12】図11のD-D'間の断面図150を示す。
【図13】図12からP+層157を排除した場合の断
面図160である。
【図14】図1から図13までの実験結果を示すグラフ
である。
【図15】本願の一実施例による、LDMOS領域18
1と回路領域182を縦配置した半導体素子にガードリ
ングを最適化してレイアウトした半導体装置の平面図1
80である。
【図16】本願の一実施例による、LDMOS領域19
1回路領域192とを横配置した半導体素子にガードリ
ングを最適化しテレイアウトした平面図190である。
【図17】従来技術による、チップの平面図200であ
る。
【図18】本願の一実施例による、チップの平面図21
0である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体装置であって:外部接続回路部(1
    41);内部回路部(142);および当該半導体装置
    内に配置されたP+層(143)とN+層(144)から
    なるガードリング;から構成され、前記内部回路部に付
    随するP+層(147)を前記内部回路部近傍から排除
    したことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】半導体装置であって:外部接続回路部(1
    41);内部回路部(142);および当該半導体装置
    内に配置されたP+層(143)とN+層(144)から
    なるガードリング;から構成され、前記外部接続回路部
    の周囲二辺以上に前記ガードリングを配置したことを特
    徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】半導体装置であって:外部接続回路部(1
    41);内部回路部(142);および当該半導体装置
    内に配置されたP+層(143)とN+層(144)から
    なるガードリング;から構成され、前記ガードリングを
    多重に配置したことを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】半導体装置であって:外部接続回路部(1
    41);内部回路部(142);および当該半導体装置
    内に配置されたP+層(143)とN+層(144)から
    なるガードリング;から構成され、前記内部回路部に付
    随するP+層(147)を前記内部回路部近傍から排除
    し、前記外部接続回路部の周囲二辺以上に前記ガードリ
    ングを配置したことを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】半導体装置であって:外部接続回路部(1
    41);内部回路部(142);および当該半導体装置
    内に配置されたP+層(143)とN+層(144)から
    なるガードリング;から構成され、前記外部接続回路部
    の周囲二辺以上に前記ガードリングを配置し、前記ガー
    ドリングを多重に配置したことを特徴とする半導体装
    置。
  6. 【請求項6】半導体装置であって:外部接続回路部(1
    41);内部回路部(142);および当該半導体装置
    内に配置されたP+層(143)とN+層(144)から
    なるガードリング;から構成され、前記内部回路部に付
    随するP+層(147)を前記内部回路部近傍から排除
    し、前記ガードリングを多重に配置したことを特徴とす
    る半導体装置。
  7. 【請求項7】半導体装置であって:外部接続回路部(1
    41);内部回路部(142);および当該半導体装置
    内に配置されたP+層(143)とN+層(144)から
    なるガードリング;から構成され、前記内部回路部に付
    随するP+層(147)を前記内部回路部近傍から排除
    し、前記外部接続回路部の周囲二辺以上に前記ガードリ
    ングを配置し、前記ガードリングを多重に配置したこと
    を特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】半導体装置であって:当該半導体装置内に
    配置されたP+層とN+層からなるガードリングであり、
    該ガードリングを構成するP+層を、寄生素子を不活性
    にしたい領域から排除し活性にしたい領域に集中させ
    た、ガードリング;から構成される半導体装置。
  9. 【請求項9】 外部接続回路部(141)と、内部回路
    部(142)と、P+層(143)とN+層(144)か
    らなるガードリングとから構成される半導体装置におい
    て、ラッチアップ防止効果を最適化するガードリングレ
    イアウト方法であって:前記内部回路部に付随するP+
    層を前記内部回路部近傍から排除すること、前記外部接
    続回路部の周囲二辺以上に前記ガードリングを配置する
    ことまたは前記ガードリングを多重に配置することのい
    ずれか2以上を組み合わせることによりガードリンング
    レイアウト方法。
  10. 【請求項10】P+層とN+層からなるガードリングから
    構成される半導体装置において、ラッチアップ防止効果
    を最適化するガードリングレイアウト方法であって:前
    記ガードリングを構成するP+層を、寄生素子を不活性
    にしたい領域から排除し活性にしたい領域に集中させる
    ガードリンングレイアウト方法。
JP2000236037A 2000-08-03 2000-08-03 半導体装置およびラッチアップ防止効果を最適化するガードリングレイアウト方法 Expired - Lifetime JP4732567B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000236037A JP4732567B2 (ja) 2000-08-03 2000-08-03 半導体装置およびラッチアップ防止効果を最適化するガードリングレイアウト方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000236037A JP4732567B2 (ja) 2000-08-03 2000-08-03 半導体装置およびラッチアップ防止効果を最適化するガードリングレイアウト方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002057284A true JP2002057284A (ja) 2002-02-22
JP4732567B2 JP4732567B2 (ja) 2011-07-27

Family

ID=18728151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000236037A Expired - Lifetime JP4732567B2 (ja) 2000-08-03 2000-08-03 半導体装置およびラッチアップ防止効果を最適化するガードリングレイアウト方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4732567B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007019345A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Denso Corp 半導体装置
JP2008205055A (ja) * 2007-02-17 2008-09-04 Seiko Instruments Inc 半導体装置
JP2009289820A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Mitsumi Electric Co Ltd 半導体装置
KR20150087006A (ko) * 2014-01-21 2015-07-29 삼성전자주식회사 Cmos 반도체 장치

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09246398A (ja) * 1996-03-13 1997-09-19 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09246398A (ja) * 1996-03-13 1997-09-19 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007019345A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Denso Corp 半導体装置
JP4613720B2 (ja) * 2005-07-08 2011-01-19 株式会社デンソー 半導体装置
JP2008205055A (ja) * 2007-02-17 2008-09-04 Seiko Instruments Inc 半導体装置
JP2009289820A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Mitsumi Electric Co Ltd 半導体装置
KR20150087006A (ko) * 2014-01-21 2015-07-29 삼성전자주식회사 Cmos 반도체 장치
KR102248282B1 (ko) 2014-01-21 2021-05-06 삼성전자주식회사 Cmos 반도체 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP4732567B2 (ja) 2011-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6469354B1 (en) Semiconductor device having a protective circuit
US6538266B2 (en) Protection device with a silicon-controlled rectifier
KR100431066B1 (ko) 정전 방전 보호 기능을 가진 반도체 장치
KR100645039B1 (ko) 정전기 방전 보호 소자 및 그 제조방법
JP4290468B2 (ja) 静電気放電保護素子
JP2001339047A (ja) 半導体装置
KR100222078B1 (ko) 최소면적에 형성되는 정전기 보호 회로
US7456440B2 (en) Electrostatic protection device
US7176539B2 (en) Layout of semiconductor device with substrate-triggered ESD protection
JP2002141421A (ja) 半導体集積回路装置
KR100502379B1 (ko) 3중웰기술을이용하는고밀도dram용esd보호회로
JP2002057284A (ja) 半導体装置およびラッチアップ防止効果を最適化するガードリングレイアウト方法
JPS6197858A (ja) 半導体装置
US6617650B1 (en) Electrostatic discharge protection device
US6373105B1 (en) Latch-up protection circuit for integrated circuits biased with multiple power supplies
JP2002353320A (ja) 半導体集積回路装置
JP2006114823A (ja) 半導体集積装置
JPH11154733A (ja) 半導体集積装置
JP3425574B2 (ja) 半導体集積回路の入出力保護装置
JP2000106419A (ja) Ic設計用ライブラリ及びレイアウトパターン設計方法
JPH0770689B2 (ja) 半導体回路
TWI806525B (zh) 半導體裝置
JPH11135645A (ja) 半導体集積回路装置
JP2000311898A (ja) 半導体装置
JP2001223277A (ja) 入出力保護回路

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20041217

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070620

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080624

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20081111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110421

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4732567

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term