JP2000106419A - Ic設計用ライブラリ及びレイアウトパターン設計方法 - Google Patents

Ic設計用ライブラリ及びレイアウトパターン設計方法

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JP2000106419A
JP2000106419A JP10275037A JP27503798A JP2000106419A JP 2000106419 A JP2000106419 A JP 2000106419A JP 10275037 A JP10275037 A JP 10275037A JP 27503798 A JP27503798 A JP 27503798A JP 2000106419 A JP2000106419 A JP 2000106419A
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cell
protection diode
antenna
wiring
diode
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Yutaka Koike
豊 小池
Masahiro Kurimoto
雅弘 栗本
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不要なアンテナルール対策用保護ダイオード
によるチップ面積の増大、それによる接合容量の増大に
伴うICの動作速度の低下を防止する。 【解決手段】 アンテナルール対策用保護ダイオードセ
ル10をライブラリセルの1つとして備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路(以下、
単にICと称する)の設計に使用されるIC設計用ライ
ブラリおよびこのライブラリの組合せで構成されるレイ
アウトパターンの設計方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ICは、一般的には、これを構成する論
理回路の組合わせ配置および結線配置等を決めるレイア
ウト設計で得られたレイアウトパターンに基づいて、製
造される。レイアウトパターンが決まると、レイアウト
パターンに沿って、半導体ウエハ上に、前記した論理回
路を構成するためのMOSトランジスタ等の電気素子が
形成され、また前記したレイアウトパターンに沿って、
論理回路を構成する各電気素子間の結線あるいは各論理
回路内における各電気素子間の結線のための金属配線が
施される。
【0003】前記した金属配線の製造工程では、例えば
MOSトランジスタを埋め込む層間絶縁膜上に、該層間
絶縁膜を貫通して形成されたコンタクトホールを経て前
記MOSトランジスタに接続される金属配線層が形成さ
れる。続いて、この金属配線層が、一般的には、プラズ
マを用いたドライエッチング処理により、所定のパター
ンを示すようにパターニングを受け、これにより、金属
配線が形成される。
【0004】ところで、前記したドライエッチング処理
時に、金属配線層がプラズマの照射を受けると、そのチ
ャージ電流が前記金属配線層を経てMOSトランジスタ
のゲートに集中的に流れ、このゲート下のゲート酸化膜
が損傷を受けることがある。この現象は、アンテナ効果
と称されており、このアンテナ効果による前記したチャ
ージ電流により、MOSトランジスタのゲート酸化膜が
チャージングダメージを受けると、チャージングダメー
ジを受けたMOSトランジスタを含むICの初期良品率
が低下しあるいは長期信頼性が低下する原因となる。
【0005】そこで、前記したアンテナ効果によるチャ
ージダメージからMOSトランジスタのような電気素子
を保護するために、レイアウトパターンに関してアンテ
ナルールが設けられている。レイアウトパターン設計
上、アンテナ比と称される値が所定値以下となるよう
に、すなわち、アンテナルールを満たすように、レイア
ウトパターンを設計することにより、電気素子のアンテ
ナ効果による前記したチャージダメージを防止すること
ができる。
【0006】しかしながら、レイアウトパターン設計
上、前記したアンテナルールを満足し得ない部分が生じ
ることがある。その対策として、レイアウトパターン設
計に用いられるライブラリセルのうち、論理回路のセル
すなわち論理セルのそれぞれに、予めアンテナルール対
策用保護ダイオードを組み込むことが提案されている。
【0007】このアンテナルール対策用保護ダイオード
を組み込んだライブラリセルを用いて設計されたレイア
ウトパターンでは、各論理セルに設けられた前記保護ダ
イオードがMOSトランジスタのゲート酸化膜を経るチ
ャージ電流路に対するバイパス路として機能する。従っ
て、このアンテナルール対策用保護ダイオードがそれぞ
れに組み込まれた論理セルを備えるライブラリを用いて
設計されたレイアウトパターンに沿ってICを形成する
ことにより、初期良品率の低下あるいは長期信頼性の低
下の原因となるアンテナ効果を生じることなくICを製
造することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、論理セ
ルのそれぞれにアンテナルール対策用保護ダイオードが
組み込まれた従来の前記したライブラリセルを用いて製
造したICでは、アンテナルールを満たすか否かに拘わ
らず、論理セル毎に、セルアンテナルール対策用保護ダ
イオードが組み込まれてしまう。そのため、ICのチッ
プ面積が不要に増加することとなり、また不要なアンテ
ナルール対策用保護ダイオードの接続による接合容量の
増大に伴うICの動作速度の低下が問題となっていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の点を解
決するために、次の構成を採用する。 〈構成〉本発明は、基本的には、アンテナルール対策用
保護ダイオードセルをライブラリセルの1つとして独立
的に設けたことを特徴とする。
【0010】〈作用〉本発明に係るIC設計用ライブラ
リを用いたレイアウトパターンの設計では、保護ダイオ
ードセルを除く他のライブラリセルの配置後、余裕のあ
る空きスペース内に保護ダイオードセルを適宜配置する
ことができる。
【0011】これら保護ダイオードセルは、保護ダイオ
ードセルを除く他のセル間に配線を施した後のアンテナ
ルールを満足するか否かのチェック後、アンテナルール
を満足し得ない部分に適宜接続することができる。その
ため、アンテナルールを満たすか否かに拘わらず各論理
セルに予めアンテナルール対策用保護ダイオードを組み
込む必要はなく、従って、従来に比較して不要なアンテ
ナルール対策用保護ダイオードの数の削減を図ることが
できることから、不要なアンテナルール対策用保護ダイ
オードによるIC用チップ面積の不要な増大および動作
速度の低下を抑制することができる。
【0012】前記保護ダイオードセルは、電源用配線部
および接地用配線部と、該両配線部間に挿入される少な
くとも一つのダイオードとで構成することができる。ま
た前記ダイオードを相互に直列的に同方向に接続された
一対のダイオードで構成することができ、両ダイオード
間から配線端子を引き出すことができる。
【0013】また、本発明に係るIC設計用ライブラリ
を用いたレイアウトパターン設計では、論理セルを配置
した後、アンテナルール対策用保護ダイオードセルを配
置することにより、論理セルの配置後の空いた余裕のあ
る空きスペース内に保護ダイオードセルを適宜配置し、
アンテナルールの判定後、必要に応じて前記保護ダイオ
ードセルを接続することができることから、ICチップ
面積の空きスペースを有効に利用することができ、これ
により不要なアンテナルール対策用保護ダイオードによ
るIC用チップ面積の不要な増大および動作速度の低下
を抑制して、ICの一層の集積化を図ることが可能とな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に沿って詳細に説明する。 〈具体例〉図1および図2は、本発明に係るIC設計用
ライブラリに含まれるアンテナルール対策用保護ダイオ
ードセルのレイアウト構造およびその電気回路をそれぞ
れ示す。
【0015】本発明に係る前記アンテナルール対策用保
護ダイオードセル10は、例えばCADを用いたICの
レイアウトパターン設計に用いられる。前記ダイオード
セル10は、図1および図2に示す例では、順方向に相
互に直列的に接続された第1および第2のダイオード1
1Aおよび11Bを備える。第1のダイオード11Aの
カソード側には、電源用配線部12Aが設けられ、第2
のダイオード11Bのアノード側には、接地用配線部1
2Bが設けられている。両配線部12Aおよび12B間
で相互に直列に接続された両ダイオード11Aおよび1
1Bの間には、すなわち第1のダイオード11Aのアノ
ードと、第2のダイオード11Bのカソードとの間に
は、接続端子13が設けられている。
【0016】図3は、本発明に係る前記ダイオードセル
10を含むライブラリを用いて作成したレイアウトパタ
ーンの一例を示す。このレイアウトパターンでは、RA
M(ランダムアクセスメモリ)のメモリセル14を取り
囲むように、ナンド論理セル15A、インバータセル1
5Bおよび多数のバッファセル15C等の論理セルから
なるライブラリセル15が配置されている。これらの論
理セルの他、必要に応じて、図示しない従来よく知られ
た配線用ライブラリセルを配置することができる。
【0017】本発明に係る前記ダイオードセル10と共
に用いられる前記論理セル等のライブラリセル15(1
5A、15B、15C・・・)には、従来のようなアン
テナルール対策用の保護ダイオードは、組み込まれてお
らず、レイアウト領域16内におけるこれら論理セル等
のライブラリセル15の空きスペース内に、複数の本発
明に係る前記保護用ダイオードセル10が適宜配置され
ている。
【0018】図4は、本発明に係るレイアウトパターン
の手順を示すフローチャートである。以下、図4に示さ
れたフローチャートに沿って本発明に係るレイアウトパ
ターンの設計方法を説明する。
【0019】前記ダイオードセル10を含む本発明に係
るIC設計用ライブラリを用いたレイアウトパターンの
設計方法では、前記ダイオードセル10を除く論理セル
15等のライブラリセルが、得ようとするICの回路設
計に沿って、レイアウト領域16に配置され、また必要
に応じて前記配線用セルが配置される(ステップS
1)。その後、レイアウト領域16の空きスペース内
に、アンテナルール対策用ライブラリセルとして、前記
ダイオードセル10が配置される(ステップS2)。
【0020】これらライブラリセル10、15の配置
後、前記ダイオードセル10を除く他のライブラリセル
15間に、必要に応じて配線パターンが施される(ステ
ップS3)。この配線パターンによるライブラリセル1
5間の結線後、アンテナ比が求められる(ステップS
4)。
【0021】アンテナ比は、例えば従来よく知られてい
るように、各ライブラリセル15に含まれるMOSトラ
ンジスタに接続される配線の例えば表面積と、このMO
Sトランジスタのゲート酸化膜の面積との比、あるいは
前記配線の周長に、その厚さ寸法を乗じて得られる値
と、前記ゲート酸化膜の面積との比の値をそのアンテナ
比の値とすることができる。
【0022】いずれにしても、そのアンテナ比が所定の
値よりも小さな値を示す配線部分では、プラズマを用い
たエッチング処理時にゲート酸化膜が損傷を受けるほど
に多量のチャージ電流がこのMOSトランジスタに流れ
ることはなく、該MOSトランジスタがチャージングダ
メージを受けることはない。しかしながら、アンテナ比
が所定の値以上の値を示す配線部分では、この配線部分
に関連したMOSトランジスタがチャージングダメージ
を受けるおそれがある。
【0023】そこで、ステップS4で求められたアンテ
ナ比が前記所定値よりも小さな値を示すか否かが判定さ
れる(ステップS5)。この判定により、アンテナ比が
前記所定値よりも小さな値であると判定されると、アン
テナ効果によるチャージングダメージを招くことのない
レイアウトパターンが得られたことが判断でき、これに
より、このレイアウトパターンの設計は終了する。
【0024】他方、ステップS4でアンテナ比が前記所
定値以上を示すと判定されると、配線部分の露出面積の
低減を図ることによってアンテナ比の低減を図るべく、
多層配線技術を用いて前記配線部分の一部が層間絶縁膜
下の迂回配線部で構成されるように、レイアウトが修正
される(ステップS6)。
【0025】このレイアウト修正後、再び、アンテナ比
が前記所定値よりも小さな値を示すか否かが判定される
(ステップS7)。この再判定により、アンテナ比が前
記所定値よりも小さな値であると判定されると、前記し
た迂回配線設計により、アンテナ効果によるチャージン
グダメージを招くことのないレイアウトパターンが得ら
れたと判断でき、これにより、レイアウトパターンの設
計は終了する。
【0026】他方、このレイアウト修正によっても、ア
ンテナ比が前記所定値以上を示すと判定されると、その
配線部分に関連するMOSトランジスタのゲート酸化膜
に流れるチャージ電流の低減を図るべく、前記配線部分
に前記アンテナルール対策用保護ダイオードセル10が
結線される(ステップS8)。この前記アンテナルール
対策用保護ダイオードセル10の結線により、後述する
ように、その保護ダイオードがMOSトランジスタのゲ
ート酸化膜を流れようとするチャージ電流に関して、前
記ゲート酸化膜を経る電路に対するバイパス路として機
能する。
【0027】従って、この前記アンテナルール対策用保
護ダイオードセル10の結線により、MOSトランジス
タを確実にアンテナ効果によるチャージングダメージか
ら保護することができ、これにより、レイアウトパター
ン設計が終了する。
【0028】前記したところでは、ステップS6で示し
たように、多層配線技術による迂回配線設計技術を利用
したが、この多層配線技術を利用することなく、ステッ
プS5での判定により、アンテナ比が前記所定値以上を
示すと判定されるとき、その配線部分についての多層配
線技術によるレイアウト修正を加えることなく、ステッ
プS8で説明したとおり、この配線部分を直ちに前記ア
ンテナルール対策用保護ダイオードセル10に接続する
ことができる。
【0029】図5は、前記アンテナルール対策用保護ダ
イオードセル10により構成される保護ダイオードを含
むICの断面を模式的に示す図面である。例えばN型シ
リコンからなる半導体基板17には、例えば熱酸化膜か
らなる素子分離領域18により、活性領域19および2
0が区画されている。
【0030】一方の活性領域19には、前記インバータ
セル15Bにより、CMOSのうちの一方のMOSトラ
ンジスタ、例えばP型MOSトランジスタ21が形成さ
れている。このMOSトランジスタ21は、従来よく知
られているように、活性領域19上に形成されたゲート
酸化膜22上にゲート電極23を有し、また、該ゲート
電極の両側で前記活性領域19上にソース・ドレインの
ための一対の不純物領域(図示せず)を備える。MOS
トランジスタ21は、そのゲート電極23へのゲート電
位の制御により、前記両不純物領域間に形成されるチャ
ンネルを断続することができる。
【0031】図5には示されていないが、前記CMOS
のうちの他方のMOSトランジスタ、すなわち図示の例
ではN型MOSトランジスタが、図面で見てP型MOS
トランジスタ21の背面位置に配置されている。
【0032】前記MOSトランジスタ21のゲート電極
23は、MOSトランジスタ21の上方を覆う層間絶縁
膜24に設けられたコンタクトホール25を経て、層間
絶縁膜24上に形成される金属配線26に接続されてい
る。
【0033】この金属配線26の形成のために層間絶縁
膜上に一様に積層された金属配線層(26)がパターニ
ングを受ける。プラズマを用いたドライエッチング処理
によるパターニングのために、前記金属配線26がプラ
ズマ27の照射を受けるとき、このプラズマによる多量
のチャージ電流がゲート電極23からゲート酸化膜22
を経て、基板17に流れると、MOSトランジスタ21
のゲート酸化膜22が損傷を受ける。
【0034】この損傷を防止すべく、前記したレイアウ
トパターン設計では、前記アンテナルール対策用保護ダ
イオードセル10が前記インバータセル15Bに関連し
て設けられており、図5に示す例では、P型MOSトラ
ンジスタ21のゲート電極23にアンテナルール対策用
保護ダイオード11Bが接続される。また図示されてい
ないが、前記N型MOSトランジスタの図示しないゲー
ト電極に他方の保護ダイオード11Aが、ダイオード1
1Bにおけると同様に、接続されている。
【0035】保護ダイオード11Bは、活性領域20上
に露出する半導体基板17の露出部をN領域とし、この
N領域と、該N領域上に積層されたP領域29とでダイ
オード11Bが構成されるように、前記接続端子13が
層間絶縁膜24に形成されたコンタクトホール28を経
て、金属配線26に接続されている。
【0036】従って、保護ダイオード11Bは、前記プ
ラズマ27によるチャージ電流に対して順方向ダイオー
ドとして機能する。この保護ダイオード11Bは、前記
チャージ電流に関して、前記ゲート酸化膜を経る電路に
対するバイパス路を構成することから、ゲート電極23
からゲート酸化膜22を経るチャージ電流値の低減を図
ることができ、これにより、MOSトランジスタ21の
ゲート酸化膜22を過大なチャージ電流による損傷から
保護することができる。
【0037】前記保護ダイオード11Bに代えて、前記
P型MOSトランジスタ21に、前記チャージ電流に対
して逆方向接続となる前記保護ダイオード11Aを接続
することができる。この逆方向接続の保護ダイオード1
1Aは、そのブレークダウン電流値を越えるチャージ電
流に対してバイパス路を構成することから、そのブレー
クダウン特性を適正に設定することにより、前記したと
同様に、前記MOSトランジスタ21のゲート酸化膜2
2の損傷を効果的に防止することができる。
【0038】また、前記N型MOSトランジスタに関し
て、このMOSトランジスタのゲート酸化膜を前記した
チャージ電流から保護するために、前記したと同様に、
他方の前記保護ダイオードが接続される。
【0039】本発明に係る前記前記アンテナルール対策
用保護ダイオードセル10を用いたレイアウトパターン
設計方法によれば、前記したように、論理セル15のそ
れぞれに、アンテナルール対策用の保護ダイオードを組
み込む必要がなく、各論理セル15の空きスペースに、
適宜、アンテナルール対策用保護ダイオードセル10を
配置し、必要に応じてこのセル10を論理セル15に接
続することができる。従って、各論理セル15に要、不
要に拘わらず保護ダイオードを組み込む必要がないこと
から、不要な保護ダイオードの数を減らすことにより、
レイアウト上でのスペースの節減を可能にし、また不要
な保護ダイオードによる接合容量の増大を防止して、I
Cの動作速度の向上を図ることができる。
【0040】前記したところでは、アンテナルール対策
用保護ダイオードセルが相互に直列接続された一対の保
護ダイオードを備える例について説明したが、単一の保
護ダイオードからなるダイオードセルを用いることがで
きる。また、本発明に係る前記アンテナルール対策用保
護ダイオードセルは、前記したインバータ論理セルに限
らず、種々の論理セルに接続して使用することができ
る。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る前記IC設計用ライブラリ
によれば、前記したように、各論理セルにアンテナルー
ル対策用保護ダイオードを設ける必要はなく、保護ダイ
オードセルを除く他のライブラリセルの配置後、余裕の
ある空きスペース内に保護ダイオードセルを適宜配置す
ることができることから、従来に比較して不要なアンテ
ナルール対策用保護ダイオードの数の削減を図ることが
でき、これにより、不要なアンテナルール対策用保護ダ
イオードによるIC用チップ面積の不要な増大および動
作速度の低下を抑制することができる。
【0042】また、本発明に係るIC設計用ライブラリ
を用いたレイアウトパターン設計では、論理セルの配置
後の空いた余裕のある空きスペース内に保護ダイオード
セルを適宜配置することができることから、ICチップ
面積の空きスペースを有効に利用することができ、これ
により不要なアンテナルール対策用保護ダイオードによ
るIC用チップ面積の不要な増大および動作速度の低下
を抑制して、ICの一層の集積化を図ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る保護ダイオードセルのレイアウト
構造を示す平面図である。
【図2】本発明に係る保護ダイオードセルの電気回路図
である。
【図3】本発明に係るIC設計用ライブラリを用いて形
成されたレイアウトパターンの一例を示すレイアウトパ
ターン図面である。
【図4】本発明に係るレイアウトパターン設計方法の手
順を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係るIC設計用ライブラリを用いて製
造されたICの一部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 アンテナルール対策用保護ダイオードセル 11(11A、11B) 保護ダイオード 12A、12B 配線部 13 接続端子 15(15A、15B、15C) 論理セル
フロントページの続き Fターム(参考) 5F038 AV06 BH04 BH07 CA03 CA17 CD02 CD04 EZ01 EZ09 EZ15 EZ20 5F064 AA04 CC12 CC21 DD03 DD26 DD34 EE05 EE08 EE52 FF02 GG03 HH06 HH12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナルール対策用保護ダイオードセ
    ルをライブラリセルの1つとして備えることを特徴とす
    るIC設計用ライブラリ。
  2. 【請求項2】 前記保護ダイオードセルには、電源用配
    線部および接地用配線部と、該両配線部間に挿入される
    少なくとも一つのダイオードとが設けられていることを
    特徴とする請求項1記載のIC設計用ライブラリ。
  3. 【請求項3】 前記保護ダイオードセルには、電源用配
    線部および接地用配線部と、該両配線部間に相互に直列
    的に挿入される一対のダイオードと、該両ダイオード間
    に設けられた配線端子とが設けられていることを特徴と
    する請求項1記載のIC設計用ライブラリ。
  4. 【請求項4】 集積回路に沿って該集積回路を構成する
    ための論理セルを配置すること、アンテナルール対策用
    保護ダイオードセルを配置すること、前記論理セル間に
    配線を施すこと、前記配線後にその配線部分がアンテナ
    ルールを満たすか否かを判定すること、アンテナルール
    を満足しない配線部分に前記保護ダイオードセルを接続
    することを含む集積回路のためのレイアウトパターン設
    計方法。
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