JP2002056869A - 燃料電池の流体供給装置 - Google Patents

燃料電池の流体供給装置

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JP2002056869A JP2000243369A JP2000243369A JP2002056869A JP 2002056869 A JP2002056869 A JP 2002056869A JP 2000243369 A JP2000243369 A JP 2000243369A JP 2000243369 A JP2000243369 A JP 2000243369A JP 2002056869 A JP2002056869 A JP 2002056869A
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小流量から大流量まで広範囲において所定の
ストイキ特性を確保しつつ、必要流量を流せるようにす
る。 【解決手段】 エゼクタ30は、先端に開口部65を有
し開口部65から第1流体を噴射可能な第1ノズル32
と、先端に開口部55を有し開口部55に第1ノズル3
2が軸線を同一にして挿入され内部に第1流体を供給さ
れて開口部55から噴射可能な第2ノズル33と、前記
軸線と同方向に設けられ第1流体の噴射により発生する
負圧によって第2流体を吸引し第1流体に合流させて送
出するディフューザ31と、第1ノズル32を前記軸線
方向に移動させて位置変更可能にする駆動部34とを備
え、第1ノズル32と第2ノズル33の開口部55との
間隙から第1流体をディフューザ31に供給可能にする
とともに、第1ノズル32から第1流体をディフューザ
31に供給可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、燃料電池の燃料
等供給系に使用される流体供給装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、固体高分子膜型燃料電池は、固体
高分子電解質膜をアノードとカソードとで両側から挟み
込んで形成されたセルに対し、複数のセルを積層して構
成されたスタック(以下において燃料電池と呼ぶ)を備
えており、アノードに燃料として水素が供給され、カソ
ードに酸化剤として空気が供給されて、アノードで触媒
反応により発生した水素イオンが、固体高分子電解質膜
を通過してカソードまで移動して、カソードで酸素と電
気化学反応を起こして発電するようになっている。
【0003】ここで、固体分子電解質膜のイオン導電性
を保つために、燃料電池に供給される水素には加湿装置
等によって過剰の水が混合されている。このため、燃料
電池の電極内のガス流路に水が溜まって、このガス流路
が塞がれることがないように、排出燃料には所定の排出
流量が設定されている。
【0004】この際、排出燃料(以下、水素復流という
こともある)を、新たに燃料電池に導入される燃料(す
なわち水素)に混合して再循環させることで、燃料を有
効に活用することができ、固体高分子膜型燃料電池のエ
ネルギー効率を向上させることができる。従来、上述し
たような燃料電池装置として、例えば特開平9−213
353号公報に開示された燃料電池装置のように、エゼ
クタによって燃料を再循環させる燃料電池装置が知られ
ている。
【0005】ここで、エゼクタについて説明すると、従
来の一般的なエゼクタは、図13に示すように、ラッパ
状をなすディフューザ1の基端開口に復流室2を連設
し、この復流室2に復流通路3を連通し、ディフューザ
1と同軸上に配置したノズル4を復流室2内に突き出し
てその先端をディフューザ1の基端開口に臨ませて構成
されている。このエゼクタでは、燃料電池に新たに導入
される水素をノズル4からディフューザ1に向けて噴射
すると、ディフューザ1のスロート部5に負圧が発生
し、この負圧により復流室2に導入された水素復流がデ
ィフューザ1内に吸引され、ノズル4から噴射された水
素と水素復流とが混合されてディフューザ1の出口から
送出される。
【0006】このエゼクタの吸引効率を示す指標にスト
イキがある。ここで、ストイキとは、前記例で言えば、
ノズルから噴出される水素流量(すなわち、水素消費流
量)Qaに対するディフューザから流出する水素流量
(すなわち、燃料電池に供給される水素供給全流量)Q
tの比(Qt/Qa)として定義される。また、復流室
からディフューザに吸引される水素復流流量をQbとす
ると、Qt=Qa+Qbであるから、ストイキは(Qa
+Qb)/Qaと定義される。このようにストイキを定
義すると、ストイキ値が大きいほど吸引効率が大きいと
いうことができる。
【0007】ところで、従来のエゼクタでは、一つのエ
ゼクタにおいてディフューザ径およびノズル径が固定さ
れているため、使用流体の流量範囲内で各々最適な径を
選定し使用するのが一般的である。この場合、エゼクタ
のストイキ値が最大になる流体流量(前記例で言えば水
素消費流量Qa)は一定の値に決定される。図14は、
燃料電池の燃料供給用エゼクタにおいて、ストイキ値と
水素消費流量Qaとの関係(以下、ストイキ特性とい
う)をノズル径をパラメータとして求めた実験結果の一
例を示しており、ノズル径が小さくなるとストイキ値は
上昇するが、水素消費流量Qaが少なくなり、一方、ノ
ズル径が大きくなると水素消費流量Qaは大きくなるが
ストイキ値は小さくなる。
【0008】ここで、燃料電池の場合には、図14にお
いて太い実線で示すように、燃料電池の運転状態によっ
て要求されるストイキ値(以下、要求ストイキ値とい
う)が決まっている上、燃料電池自動車の場合には、ア
イドリングから全開出力まで水素流量が10〜20倍も
変化するため、一つのエゼクタで水素流量の全域に亘っ
て要求ストイキ値を満足させることは困難であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この問題を回避するた
めに、小径ノズルと小径ディフューザを組み合わせた小
流量用のエゼクタと、大径ノズルと大径ディフューザを
組み合わせた大流量用のエゼクタを切り替えて使用す
る、バイパス通路付きの2連切り替えエゼクタシステム
が本出願人により提案されている(特願2000−85
291号)。この方式では、小流量から大流量まで比較
的に広い範囲に亘って満足できるストイキ性能を確保す
ることができるが、2本のエゼクタと流路切替手段が必
要になる上、更なるストイキ性能向上のためには3本、
4本とエゼクタの数を増やし、この多数のエゼクタを切
り替えることが必要になり、装置の大型化、重量増を招
き、不利であった。
【0010】また、燃料電池における燃料供給用エゼク
タではないが、特開平8−338398号公報や特開平
9−236013号公報において可変流量エゼクタが提
案されている。特開平8−338398号公報に開示さ
れた可変流量エゼクタは、ノズル内部に軸線方向に移動
可能なロッドが内蔵されていて、このロッドを軸線方向
に移動させることによりノズル先端の開口面積を変更で
きるようにしたものである。しかしながら、この可変流
量エゼクタでは、ノズル先端の開口面積を変えることに
よりストイキ値を変えることはできるものの、小流量の
ときに開口面積を小さくすると壁面抵抗が増大して所望
するストイキ性能を得ることができないという問題があ
った。
【0011】一方、特開平9−236013号公報に開
示された可変流量エゼクタは、ノズルをディフューザに
対して軸線方向に移動可能にしたり、径の異なるノズル
を複数用意しノズルを交換可能にしたものである。この
可変流量エゼクタでは、ノズルを交換しなければノズル
径を変更することができないため、要求されるストイキ
値が連続的且つ短時間に変化する燃料電池自動車に搭載
するエゼクタとしては適さない。そこで、この発明は、
広範囲の流量域において所定のストイキ性能を確保する
ことができる燃料電池の流体供給装置を提供するもので
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明に係る燃料電池(例えば、
第1の実施の形態における燃料電池11)の流体供給装
置(例えば、第1の実施の形態におけるエゼクタ30)
は、先端に開口部(例えば、第1の実施の形態における
開口部65)を有し該開口部から第1流体(例えば、第
1の実施の形態における水素)を噴射可能な第1ノズル
(例えば、第1の実施の形態における第1ノズル32)
と、先端に開口部(例えば、第1の実施の形態における
開口部55)を有し該開口部に前記第1ノズルが軸線を
同一にして挿入され内部に第1流体を供給されて前記開
口部から噴射可能な第2ノズル(例えば、第1の実施の
形態における第2ノズル33)と、前記軸線と同方向に
設けられ前記第1流体の噴射により発生する負圧によっ
て第2流体(例えば、第1の実施の形態における水素復
流)を吸引し前記第1流体に合流させて送出するディフ
ューザ(例えば、第1の実施の形態におけるディフュー
ザ31)と、前記第1ノズルを前記軸線方向に移動させ
て位置変更可能にする第1ノズル位置調整手段(例え
ば、第1の実施の形態における駆動部34)とを備え、
前記第1ノズルと前記第2ノズルの開口部との間隙から
前記第1流体を前記ディフューザに供給可能にするとと
もに、前記第1ノズルから前記第1流体を前記ディフュ
ーザに供給可能にしたことを特徴とする。
【0013】このように構成することで、ディフューザ
に小流量の第1流体を供給する時には第1ノズルからの
み第1流体をディフューザに供給することができ、ディ
フューザに大流量の第1流体を供給する時には第1ノズ
ルと第2ノズルの開口部との間隙から第1流体をディフ
ューザに供給することができる。しかも、第1ノズルと
第2ノズルの開口部との間隙から第1流体をディフュー
ザに供給する時には、第1ノズル位置調整手段によって
第1ノズルを軸線方向に移動し位置変更することにより
第1ノズルと第2ノズルの開口部との間隙の開口面積を
連続的に変えることができる。したがって、ディフュー
ザに供給する第1流体を小流量から大流量まで連続的に
調整することができる。特に、小流量の第1流体をディ
フューザに供給する時には第1ノズルからのみ供給する
ことができるので、この時に第1流体が受ける壁面抵抗
を小さくすることができる。
【0014】請求項2に記載した発明は、前記請求項1
に記載の燃料電池の流体供給装置において、前記第1ノ
ズルは、前記第1ノズルからのみ前記第1流体を前記デ
ィフューザに供給する時に前記第2ノズルへの前記第1
流体の供給を遮断する流体供給遮断機能を備えることを
特徴とする。このように構成することで、前記第1ノズ
ル位置調整手段で第1ノズルを軸線方向に移動すること
により、第1流体のディフューザへの供給流路の切り替
えと、第1ノズルと第2ノズルの開口部との間隙の開口
面積の連続的な変更を行うことができる。したがって、
一つのアクチュエータで流体供給装置を動作させること
ができる。
【0015】請求項3に記載した発明に係る燃料電池
(例えば、第3の実施の形態における燃料電池11)の
流体供給装置(例えば、第3の実施の形態におけるエゼ
クタ200)は、先端にテーパ部(例えば、第3の実施
の形態におけるテーパ部221)を有するニードル(例
えば、第3の実施の形態におけるニードル203)と、
先端に開口部(例えば、第3の実施の形態における開口
部214)を有し該開口部に前記ニードルのテーパ部が
軸線を同一にして挿入され内部に第1流体(例えば、第
3の実施の形態における水素)を供給されて前記開口部
から噴射可能な第1ノズル(例えば、第3の実施の形態
における第1ノズル部202)と、先端に開口部(例え
ば、第3の実施の形態における開口部231)を有し該
開口部を前記第1ノズルの開口部近傍に配置し前記開口
部から第1流体を噴射可能な第2ノズル(例えば、第3
の実施の形態における第2ノズル部204)と、前記ニ
ードルおよび前記第1ノズルと軸線を同一にして設けら
れ前記第1流体の噴射により発生する負圧によって第2
流体(例えば、第3の実施の形態における水素復流)を
吸引し前記第1流体に合流させて送出するディフューザ
(例えば、第3の実施の形態におけるディフューザ部2
01)と、前記ニードルを前記軸線方向に移動させて位
置変更可能にするニードル位置調整手段(例えば、第3
の実施の形態における駆動部)とを備え、前記ニードル
と前記第1ノズルの開口部との間隙から前記第1流体を
前記ディフューザに供給可能にするとともに、前記第2
ノズルから前記第1流体を前記ディフューザに供給可能
にしたことを特徴とする。
【0016】このように構成することで、ディフューザ
に小流量の第1流体を供給する時には第2ノズルからの
み第1流体をディフューザに供給することができ、ディ
フューザに大流量の第1流体を供給する時には、第1ノ
ズルの開口部とニードルとの間隙および第2ノズルから
第1流体をディフューザに供給することができる。しか
も、第1ノズル位置調整手段によって第1ノズルを軸線
方向に移動し位置変更することにより第1ノズルの開口
部とニードルとの間隙の開口面積を連続的に変えること
ができる。したがって、ディフューザに供給する第1流
体を小流量から大流量まで連続的に調整することができ
る。特に、小流量の第1流体をディフューザに供給する
時には第2ノズルからのみ供給することができるので、
この時に第1流体が受ける壁面抵抗を小さくすることが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る燃料電池の
流体供給装置の実施の形態を図1から図12の図面を参
照して説明する。 〔第1の実施の形態〕図1は本発明に係る流体供給装置
を備えた燃料電池の燃料供給系のシステム構成図であ
る。この燃料電池の燃料供給系システムは、例えば電気
自動車等の車両に搭載されており、燃料電池11と、加
湿部13と、酸化剤供給部14と、熱交換部15と、水
分離部16と、エゼクタ(流体供給装置)30と、燃料
供給側圧力制御部18とを備えて構成されている。
【0018】燃料電池11は、例えば固体ポリマーイオ
ン交換膜等からなる固体高分子電解質膜をアノードとカ
ソードとで両側から挟み込んで形成されたセルに対し、
複数のセルを積層して構成されたスタックからなり、燃
料として例えば水素が供給される燃料極と、酸化剤とし
て例えば酸素を含む空気が供給される空気極とを備えて
いる。
【0019】空気極には、酸化剤供給部14から空気が
供給される空気供給口20aと、空気極内の空気等を外
部に排出するための空気排出弁21が設けられた空気排
出口20bが設けられている。一方、燃料極には、水素
が供給される燃料供給口20cと、燃料極内の水素等を
外部に排出するための燃料排出口20dが設けられてい
る。
【0020】酸化剤供給部14は、例えばエアーコンプ
レッサーからなり、燃料電池11の負荷やアクセルペダ
ル(図示略)からの入力信号等に応じて制御されてお
り、熱交換部15を介して、燃料電池11の空気極に空
気を供給するとともに、燃料供給側圧力制御部18に空
気を供給している。熱交換部15は、酸化剤供給部14
からの空気を所定の温度に加温して、燃料電池11へと
供給している。
【0021】燃料としての水素は、燃料供給側圧力制御
部18、エゼクタ30,加湿部13を介して燃料供給口
20cから燃料電池11の燃料極に供給される。加湿部
13は、供給される水素に水蒸気を混合して水素を加湿
してから燃料電池11へと供給し、固体分子電解質膜の
イオン導電性を確保している。
【0022】エゼクタ30は燃料供給側圧力制御部18
と加湿部13とを接続する流路に設けられている。エゼ
クタ30の構成については後で詳述するが、図1および
図2に示すように、燃料供給側圧力制御部18はエゼク
タ30の水素入口80に接続され、加湿部13はエゼク
タ30の水素出口管42に接続されている。そして、エ
ゼクタ30の水素復流入口管45に、燃料電池11の燃
料排出口20dから排出された排出燃料が、水分離部1
6で水分を除去され、逆止弁23を通じて供給される。
エゼクタ30は、燃料供給側圧力制御部18から供給さ
れた燃料と燃料電池11から排出された排出燃料を混合
して燃料電池11に供給するものである。
【0023】燃料供給側圧力制御部18は、例えば空気
式の比例圧力制御弁からなり、酸化剤供給部14から供
給される空気の圧力を信号圧として、燃料供給側圧力制
御部18を通過した燃料が燃料供給側圧力制御部18の
出口で有する圧力、つまり供給圧を所定値に設定してい
る。
【0024】次に、エゼクタ30について図2および図
3を参照して説明する。図2はエゼクタ30の全体断面
図であり、図3は要部を拡大して示す断面図である。エ
ゼクタ30は、ディフューザ31と、第1ノズル32
と、第2ノズル33と、駆動部34と、切り替え弁35
を主要構成としている。
【0025】ディフューザ31は、下流側に位置する第
1ブロック36と上流側に位置する第2ブロック37を
同一軸線上に連結してなり、第1ブロック36には軸線
方向に貫通する流体通路38が形成されている。流体通
路38は、その途中に内径が最小となるスロート部39
を有し、このスロート部39よりも上流側には下流方向
に進むにしたがって漸次連続的に縮径する絞り部40が
設けられ、スロート部39よりも下流側には下流方向に
進むにしたがって漸次連続的に拡径する拡径部41が設
けられている。拡径部41の広がり角度は上流側の絞り
部40の広がり角度よりも小さい。なお、図2および図
3において左方向が下流であり、右方向が上流となる。
第1ブロック36の下流側端部には水素出口管42が接
続されている。
【0026】第2ブロック37には軸線方向に貫通する
貫通孔43が設けられており、この貫通孔43の下流端
が第1ブロック36の絞り部40に連通している。第2
ブロック37の貫通孔43には、その上流側開口から第
2ノズル33が挿入固定されている。
【0027】第2ノズル33は、第2ブロック37の上
流側端部にシール状態に固定されるフランジ部50と、
このフランジ部50から下流方向に連設されて第2ブロ
ック37の貫通孔43に嵌入する大径部51と、この大
径部51から下流方向に連設された小径部52とを有し
ている。また、第2ノズル33は、フランジ部50に開
口する大径孔53と、この大径孔53に連通して下流側
に延びる小径孔54とを備え、小径孔54は第2ノズル
33の下流側端面で開口する開口部55に連なってい
る。そして、第2ブロック37の貫通孔43において第
2ノズル33よりも下流側の空間は復流室44となって
いて、第2ブロック37には復流室44に水素復流を供
給する水素復流入口管45が接続されている。
【0028】第2ノズル33の内部に第1ノズル32が
挿入されている。第1ノズル32には、第2ノズル33
の大径孔53を軸線方向にシール状態に摺動可能な大径
部60と、この大径部60から軸線方向に沿って下流側
に連設された下流小径部61と、大径部60から軸線方
向に沿って上流側に連設された上流小径部62とを有し
ている。下流側小径部62の先端部には、下流に進むに
したがって外径が連続的に漸次縮径するテーパ部63が
形成されており、このテーパ部63が第2ノズル33の
開口部55に挿入されている。
【0029】また、第1ノズル32の内部には軸線方向
に沿って延びる流体通路64が形成されており、流体通
路64の下流端は、第1ノズル32の先端面、すなわち
テーパ部63の先端面で開口する開口部65に連なって
おり、流体通路64の上流端は、第1ノズル32の下流
端に連結固定された可動シャフト66によって閉塞され
ている。そして、第1ノズル32の大径部60は、第2
ノズル33の大径孔53を、上流側の第1通路56と下
流側の第2通路57に区画している。また、第1ノズル
32には流体通路64と第1通路56とを連通する流体
通路67が設けられている。
【0030】ディフューザ31の流体通路38と、第1
ノズル32の流体通路64および開口部65と、第2ノ
ズル33の小径孔54および開口部55は、同一軸線上
に配置されいる。また、第1ノズル32はその軸線方向
に移動可能になっており、第1ノズル32の軸線方向移
動により、第2ノズル33の開口部55を第1ノズル3
2のテーパ部63によって開閉することができるととも
に、第2ノズル33の開口部55と第1ノズル32のテ
ーパ部63との間隙の開口面積を変えることができるよ
うになっている。
【0031】第1ノズル32に連結されている可動シャ
フト66は、カップリング70を介して駆動部34の出
力シャフト71に連結されており、この駆動部34によ
り第1ノズル32が軸線方向に移動せしめられる。ま
た、駆動部34は例えばリニア駆動型ステップモータで
構成され、燃料電池11の出力電流に基づいて所定に制
御される。第1ノズル32と可動シャフト66との間
は、金属ベローズを備えたシール部材72によってシー
ルされている。
【0032】また、ディフューザ31の第2ブロック3
7と第2ノズル33には、第1通路56あるいは第2通
路57に連通する流体通路46,47が設けられてお
り、流体通路46,47は切り替え弁35に接続されて
いる。第1ノズル32の移動範囲は、第1通路56と流
体通路46、および、第2通路57と流体通路47が常
時連通する範囲に規制されている。
【0033】切り替え弁35は、流体通路46に連通す
る第1室81と、流体通路47に連通する第2室82
と、第1室81と第2室82の間に設けられ水素入口8
0に連なる弁室83とを備え、第1室81と弁室83と
を連通する開口部には環状の第1弁座84が設けられ、
第2室82と弁室83とを連通する開口部には環状の第
2弁座85が設けられている。第1弁座84と第2弁座
85は対向して配置されており、両弁座84,85の間
に弁体86が設けられている。弁体86は電磁アクチュ
エータ87によって移動可能にされており、第1弁座8
4および第2弁座85に着座離間可能になっている。そ
して、弁体86が第1弁座84に着座すると、弁室83
と第2室82が連通するとともに弁室83と第1室81
とが遮断され、弁体86が第2弁座85に着座すると、
弁室83と第1室81が連通するとともに弁室83と第
2室82とが遮断される。
【0034】このように構成されたエゼクタ30では、
水素復流入口管45からディフューザ31の復流室44
に水素復流を供給し、切り替え弁35の水素入口80に
水素を供給して、第1ノズル32の開口部65から、あ
るいは第2ノズル33の開口部55と第1ノズル32の
テーパ部63との間隙から水素を噴射すると、噴射され
た水素がディフューザ31の流体通路38に流れ、この
ときにスロート部39の近傍において負圧が発生し、こ
の負圧によって復流室44内の水素復流が流体通路38
に吸い込まれ、第1ノズル32あるいは第2ノズル33
から噴射された水素と混合して、水素出口管42へと流
れる。なお、混合された水素と水素復流は水素出口管4
2から加湿部13を介して燃料電池11に供給される。
【0035】次に、このエゼクタ30の作用について図
2から図7の図面を参照して説明する。まず、燃料電池
11に供給すべき水素流量が小流量である場合には、図
2および図3に示すように、切り替え弁35の弁体86
を第2弁座85に着座させるとともに、駆動部34によ
って第1ノズル32を下流側に前進させてテーパ部63
で第2ノズル33の開口部55を閉塞する(以下、この
時の第1ノズル32の位置を初期位置という)。
【0036】すると、切り替え弁35の水素入口80か
ら弁室83に供給された水素は、弁室83から第1室8
1へと流れ、さらに流体通路46を通って第2ノズル3
3の第1通路56に流れ、第1通路56から流体通路6
7を通って第1ノズル32の流体通路64に流れ、そし
て、第1ノズル32の開口部65からディフューザ31
の流体通路38に噴射される。これにより、ディフュー
ザ31のスロート部39の近傍に負圧が発生し、この負
圧によって復流室44内の水素復流が流体通路38に吸
い込まれ、水素と水素復流の混合流が水素出口管42か
ら送出されて燃料電池11に供給される。この場合、第
1ノズル32の開口部65の内径は小さいので(例えば
内径0.7mm)、図8に示すように少ない水素流量に
対して高いストイキ値を得ることができる。なお、この
時には、切り替え弁35の第2室82は弁体86によっ
て弁室83から遮断されているので、第2室82に水素
が供給されることはない。
【0037】ここで、ストイキとは、第1ノズル32の
開口部65から噴出される水素流量あるいは第2ノズル
33の開口部55と第1ノズル32のテーパ部63との
間隙から噴射される水素流量(すなわち、水素消費流
量)Qaに対する水素出口管42から送出する水素流量
(すなわち、燃料電池に供給される水素供給全流量)Q
tの比(Qt/Qa)として定義される。また、復流室
44から流体通路38に吸引される水素復流流量をQb
とすると、Qt=Qa+Qbであるから、ストイキは
(Qa+Qb)/Qaと定義される。
【0038】次に、燃料電池11に供給すべき水素流量
が中流量である場合には、図4に示すように、切り替え
弁35の弁体86を第1弁座84に着座させるととも
に、駆動部34によって第1ノズル32を上流側に若干
後退させてテーパ部63を第2ノズル33の開口部55
から離間し、開口部55とテーパ部63との間に間隙を
生じさせる。
【0039】すると、切り替え弁35の水素入口80か
ら弁室83に供給された水素は、弁室83から第2室8
2へと流れ、さらに流体通路47を通って第2ノズル3
3の第2通路57に流れ、第2通路57から小径孔54
に流れて、そして、第2ノズル33の開口部55と第1
ノズル32のテーパ部63との間隙からディフューザ3
1の流体通路38に噴射される。これにより、ディフュ
ーザ31のスロート部39の近傍に負圧が発生し、この
負圧によって復流室44内の水素復流が流体通路38に
吸い込まれ、水素と水素復流の混合流が水素出口管42
から送出されて燃料電池11に供給される。この場合、
開口部55とテーパ部63との間隙の開口面積を第1ノ
ズル32の開口部65の開口面積よりも大きく設定する
ことにより、中流量で所定のストイキ値を得ることがで
きる。なお、この時には、切り替え弁35の第1室81
は弁体86によって弁室83から遮断されているので、
第1室81に水素が供給されることはない。したがっ
て、第1ノズル32の開口部65から水素が噴射される
ことはない。
【0040】次に、燃料電池11に供給すべき水素流量
が大流量である場合には、図5に示すように、切り替え
弁35の弁体86を第1弁座84に着座させた状態を維
持しつつ、駆動部34によって第1ノズル32をさらに
上流側に後退させる。すると、第2ノズル33の開口部
55と第1ノズル32のテーパ部63との間隙の開口面
積がさらに大きくなって、この間隙から噴射される水素
流量を増大することができる。これにより、大流量で所
定のストイキ値を得ることができる。
【0041】なお、水素流量が中流量および大流量の時
に、第1ノズル32を初期位置から上流方向へどこまで
移動させるかは、図14において必要ストイキ値を満足
できるノズル径に対応する開口面積を、第2ノズル33
の開口部55と第1ノズル32のテーパ部63との間隙
において得られるように設定すればよく、また、これに
対応して水素流量に応じて駆動部34を制御すればよ
い。一方、切り替え弁35は水素流量に応じて切り替え
制御すればよい。
【0042】ところで、このエゼクタ30では、小流量
の時には、第2ノズル33の開口部55と第1ノズル3
2のテーパ部63との間隙から水素を噴射せず、第1ノ
ズル32の開口部65のみから噴射するようにしている
が、これは次の理由による。図6は、第1ノズル32の
開口部65のみから水素を噴射した場合(図中、破線)
と、第2ノズル33の開口部55と第1ノズル32のテ
ーパ部63との間隙のみから水素を噴射した場合(図
中、実線)において開口面積をパラメータとしたストイ
キ特性図である。
【0043】このストイキ特性図から、開口面積が小さ
い場合(φ0.7)には、開口部55とテーパ部63と
の間隙のみから噴射した時のストイキ値が、第1ノズル
32の開口部65のみから噴射した時のストイキ値より
も大幅に低下し、必要ストイキ値よりも低下することが
わかる。これは開口部の壁面抵抗が大きく影響してい
る。図7(A)は第1ノズル32の開口部65の断面を
示し、図7(B)は開口部55とテーパ部63との間隙
Sの断面を示しており、開口面積が同じであれば、図7
(A)の方が壁面抵抗が小さく、図7(B)の方が壁面
抵抗が大きくなることは明らかである。この壁面抵抗の
差は開口面積が小さいときに特に顕著に現れる。そこ
で、このエゼクタ30では、水素流量が小流量で開口面
積を小さくする時には、第1ノズル32の開口部65の
みから水素を噴射するようにして、小流量時にも必要ス
トイキ値を確保することができるようにしたのである。
【0044】このように構成されたエゼクタ30を有す
る燃料電池の燃料供給システムによれば、切り替え弁3
5により水素の流路を切り替えるとともに、駆動部34
により第1ノズル32の軸線方向位置を調整することに
より、小流量から大流量の広範囲に亘って所定のストイ
キ特性確保しつつ、必要な燃料流量を燃料電池11に送
出することができる。図8は、このエゼクタ30のスト
イキ特性図であり、エゼクタ30のストイキ特性が要求
ストイキに近似して変化することを確認することができ
る。また、小流量時にもストイキ性能を十分に満足する
ことを確認することができる。
【0045】〔第2の実施の形態〕次に、本発明に係る
燃料電池の流体供給装置の第2の実施の形態を図9およ
び図10を参照して説明する。前記第1の実施の形態の
エゼクタ30は、ディフューザ31の外側に切り替え弁
35を備えていたが、この第2の実施の形態のエゼクタ
30には切り替え弁35がなく、第1ノズル32が切り
替え弁35の機能を兼ね備えており、この点が第1の実
施の形態と大きく相違している。以下、第1の実施の形
態のものと同一態様部分には図中同一符号を付して説明
を省略し、相違点を中心に第2の実施の形態のエゼクタ
30について説明する。
【0046】ディフューザ31の第2ブロック37に固
定された第2ノズル33の内部には、先端の開口部55
に連なる小径孔54と、小径孔54の上流端に連なる大
径孔101と、大径孔101の上流端に連なる中径孔1
02が設けられており、これらの内径は、小径孔54、
中径孔102、大径孔101の順に大きい。第2ノズル
33には、第2ブロック37に設けられた水素入口12
0に連なり大径孔101の内面で開口する流体通路10
4が設けられている。
【0047】第2ノズル33の内部に挿入されている第
1ノズル32は、テーパ部63と、下流小径部61と、
下流小径部61から上流方向に連設された弁体部111
と、弁体部111から上流方向に連設された上流小径部
112と、上流小径部112から上流方向に連設された
大径部113とを備えている。大径部113は常に第2
ノズル33の中径孔102内に収容されていて、中径孔
102を軸線方向に摺動可能に取り付けられている。第
1ノズル32の内部には先端の開口部65に連通する流
体通路64が設けられており、流体通路64の上流端は
可動シャフト66によって閉塞されている。また、第1
ノズル32には、流体通路64に連通して上流小径部1
12の外周面で開口する流体通路114が設けられてい
る。
【0048】第1ノズル32の弁体部111の下流側端
面には環状のシール材115が取り付けられており、弁
体部111は、シール材115が第2ノズル33におけ
る大径孔101の上流側端面101aに当接することに
より、下流方向への移動を規制される(以下、この時の
第1ノズル32の位置を初期位置という)。そして、第
1ノズル32が初期位置に位置している時には、シール
材115によって第2ノズル33の小径孔54と大径孔
101とが遮断され、下流小径部61が第2ノズル33
の開口部55を挿通し、テーパ部63が開口部55より
も下流側に突出する。また、第1ノズル32が初期位置
に位置している時には、第1ノズル32の弁体部111
は第2ノズル33の中径孔102よりも下流側に離間し
て位置しており、第2ノズル33の大径孔101と中径
孔102とが連通している。
【0049】したがって、第1ノズル32が初期位置に
位置している時には、水素入口120に供給された水素
は、流体通路104を介して第2ノズル33の大径孔1
01内に流入し、第1ノズル32の上流小径部112と
第2ノズル33の中径孔102の間を通って流体通路1
14から流体通路64内に流入する。その結果、水素は
第1ノズル32の開口部65からディフューザ31の流
体通路38に噴射されることになる。これが、第2の実
施の形態のエゼクタ30における小流量時の作動状態で
ある。
【0050】そして、第1ノズル32を初期位置から上
流方向に後退させると、図10に示すように、弁体部1
11が第2ノズル33の中径孔102内に略シール状態
に進入するようになっていて、弁体部111が中径孔1
02内に進入すると、第2ノズル33の大径孔101と
中径孔102が弁体部111によって遮断される。その
結果、水素入口120から供給された水素は第1ノズル
32の流体通路64に流れなくなる。すなわち、第1ノ
ズル32の開口部65からは水素が噴射されなくなる。
また、弁体部111のシール材115が第2ノズル33
の大径孔101の上流側端面101aから離間すること
により、第2ノズル33の大径孔101と小径孔54と
が連通する。
【0051】そして、第1ノズル32が所定位置まで後
退すると、第1ノズル32のテーパ部63が第2ノズル
33の開口部55に位置するようになり、第1ノズル3
2の位置に応じて、開口部55とテーパ部6との間隙の
開口面積が変化するようになる。したがって、この時に
は、水素入口120に供給された水素は、流体通路10
4を介して第2ノズル33の大径孔101内に流入し、
さらに小径孔54を通って、開口部55とテーパ部63
との間隙からその開口面積に応じた流量でディフューザ
31の流体通路38に噴射されることになる。これが、
第2の実施の形態のエゼクタ30における中流量および
大流量の時の作動状態である。
【0052】したがって、この第2の実施の形態のエゼ
クタ30によれば、駆動部34により第1ノズル32の
位置を調整することにより、第1の実施の形態のエゼク
タ30と同様に、小流量から大流量の広範囲に亘って所
定のストイキ特性確保しつつ、必要な燃料流量を燃料電
池11に送出することができる。
【0053】特に、この第2の実施の形態のエゼクタ3
0では、第1ノズル32を軸線方向に移動することによ
り、第2ノズル33の開口部55と第1ノズル32のテ
ーパ部63との間隙の開口面積を変えることができるだ
けでなく、水素入口120に供給された水素の流路を切
り替えることができる。つまり、第1ノズル32は、第
1ノズル32の開口部65のみから水素を流体通路38
に噴射する時に、第2ノズル33の小径孔54への水素
の供給を遮断する流体供給遮断機能(第1の実施の形態
における切り替え弁35の機能)を備えている。その結
果、この第2の実施の形態のエゼクタ30の場合には、
切り替え弁35が不要になり、第1ノズル32の駆動部
34だけでエゼクタ30を作動することができるのでア
クチュエータを一つ減らすことができ、したがって、構
造が簡単になり、小型にすることができる。
【0054】〔第3の実施の形態〕次に、本発明に係る
燃料電池の流体供給装置の第3の実施の形態を図11お
よび図12を参照して説明する。図11および図12
は、燃料電池の流体供給装置としてのエゼクタ200の
要部構成を示す断面図である。
【0055】エゼクタ200は、ディフューザ部201
と、第1ノズル部202と、ニードル203と、第2ノ
ズル部204とを備えている。ディフューザ部201に
は、第1の実施の形態のエゼクタ30と同様に、スロー
ト部211と、スロート部211より上流側に形成され
た絞り部212と、スロート部211よりも下流側に形
成された拡径部213が設けられており、この拡径部2
13が加湿部13を介して燃料電池11に接続されてい
る。
【0056】また、エゼクタ200は、絞り部212に
連なる復流室205を備え、この復流室205には水素
復流入口208から水素復流が供給可能になっている。
第1ノズル部202は、ディフューザ部201のスロー
ト部211と軸線を同一に設けられており、第1ノズル
部202の先端は開口部214を介して復流室205に
連なっている。第1ノズル部202の上流端は第1ノズ
ル部202よりも大径のニードル収納孔206に連なっ
ている。ニードル収納孔206は水素入口207に連通
しており、水素入口207を介して水素が供給される。
【0057】そして、第1ノズル部202およびニード
ル収納孔206内にニードル203が軸線方向に移動可
能に設けられている。ニードル203は、先端が下流側
に進むにしたがって漸次縮径するテーパ部221になっ
ていて、このテーパ部221から上流方向に小径部22
2が連設され、小径部222の上流端に弁体部223が
連設され、弁体部223の上流端から上流方向に中径部
224が連設され、中径部224の上流端に大径部22
5が連設され、大径部225の上流端から上流方向にシ
ャフト部226が連設され、シャフト部226にニード
ル203を軸線方向に移動させる駆動部(図示せず)が
連結されている。
【0058】大径部225はニードル収納孔206を軸
方向に沿って摺動可能であり、弁体部223は径方向に
隙間を有してニードル収納孔206に収納されている。
小径部222は第1ノズル部202内に径方向に隙間を
有して挿入されており、テーパ部221は第1ノズル部
202の開口部214から突没可能に位置している。ま
た、弁体部223の下流側端面にはシール材227が取
り付けられており、このシール材227がニードル収納
孔206の下流側端面206aに当接離間可能になって
いる。また、シール材227がニードル収納孔206の
下流側端面206aに当接することによって、第1ノズ
ル部202とニードル収納孔206とが遮断されるとと
もに、ニードル203の下流方向への移動を規制され
る。
【0059】また、このエゼクタ200には、水素入口
207と復流室205とを接続する流体通路230が設
けられており、この流体通路230の先端が小径の第2
ノズル部204になっていて、この第2ノズル部204
の先端の開口部231がその軸線をスロート部211に
向けて開口している。
【0060】このエゼクタ200においては、燃料電池
11に小流量の水素を供給する時には、ニードル203
を下流側に前進させて、図11に示すようにシール材2
27をニードル収納孔206の下流側端面206aに当
接させる。これにより、水素入口207から供給された
水素は第1ノズル部202には流れなくなり、流体通路
230を通って第2ノズル部204の開口部231のみ
からスロート部211に向けて噴射され、拡径部213
へと流れることになる。これによって、スロート部21
1の近傍に負圧が発生し、この負圧により復流室205
内の水素復流が拡径部213へと吸い込まれる。その結
果、水素と水素復流が拡径部213で混合されて燃料電
池11に送出されることになる。
【0061】そして、燃料電池11に中流量あるいは大
流量の水素を供給する時には、ニードル203を上流側
に後退させて、図12に示すようにシール材227をニ
ードル収納孔206の下流側端面206aから離間させ
る。これにより、水素入口207から供給された水素は
流体通路230に流れるだけでなく第1ノズル部202
にも流れるようになる。その結果、第2ノズル部204
の開口部231からスロート部211に向けて水素が噴
射されるとともに、第1ノズル部202の開口部214
とニードル203との間隙からスロート部211に向け
て水素が噴射され、これら水素が合流してスロート部2
11を通り拡径部213へと流れることになる。これに
よって、スロート部211の近傍に負圧が発生し、この
負圧により復流室205内の水素復流が拡径部213へ
と吸い込まれる。その結果、水素と水素復流が拡径部2
13で混合されて燃料電池11に送出されることにな
る。
【0062】そして、ニードル203の位置を調整する
ことによって、第1ノズル部202の開口部214とニ
ードル203のテーパ部221との間隙の開口面積を変
えることができるので、この間隙から噴射される水素の
流量をニードル203の位置調整によって変えることが
できる。したがって、このエゼクタ200の場合にも、
ニードル203の位置調整によって、前記第1の実施の
形態や第2の実施の形態のエゼクタ30と同様に、小流
量から大流量の広範囲に亘って所定のストイキ特性確保
しつつ、必要な燃料流量を燃料電池11に送出すること
ができる。また、小流量時のストイキ性能の悪化を回避
することができる。
【0063】また、このエゼクタ200では、前述した
第1の実施の形態や第2の実施の形態のエゼクタ30よ
うに第1ノズル32(第3の実施の形態におけるニード
ル203に対応)の内部に流体通路64を設けていない
ので、ニードル203の外径寸法を小さくすることがで
き、それに伴って、開口部214や第1ノズル部202
の内径を小さくすることができる。
【0064】また、このエゼクタ200では、シール材
227をニードル収納孔206の下流側端面206aに
当接させることにより、第1ノズル部202への水素の
供給を遮断するようにしているので、ニードル203が
初期位置に位置しているときにおける第1ノズル部20
2の開口部214とニードル203とのクリアランスを
大きくすることができ、その結果、ニードル203の開
口部214への食い付きを防止することができる。
【0065】尚、この発明は前述した実施の形態に限ら
れるものではない。例えば、駆動部34はリニア駆動型
ステップモータに限られるものではなく、第1ノズル3
2やニードル203を軸線方向に位置調整することがで
きるものであれば、他の駆動手段を用いることも可能で
ある。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、ディフューザに供給する第1流体を小流
量から大流量まで連続的に調整することができるので、
小流量から大流量まで所定のストイキ性能を確保しつつ
必要な流体流量を送出することができるという効果があ
る。また、小流量時に第1ノズルのみから第1流体をデ
ィフューザに供給することができるので、小流量時のス
トイキ性能の悪化を回避することができる。また、ノズ
ルを交換することがないので、要求されるストイキ値が
連続的且つ短時間に変化する燃料電池自動車にも適用可
能である。
【0067】請求項2に記載した発明によれば、前記効
果に加えて、一つのアクチュエータで流体供給装置を動
作させることができるので、構造を簡単にでき、小型化
することができる。
【0068】請求項3に記載の発明によれば、ディフュ
ーザに供給する第1流体を小流量から大流量まで連続的
に調整することができるので、小流量から大流量まで所
定のストイキ性能を確保しつつ必要な流体流量を送出す
ることができるという効果がある。また、小流量時に第
2ノズルのみから第1流体をディフューザに供給するこ
とができるので、小流量時のストイキ性能の悪化を回避
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る流体供給装置を備えた燃料電
池の燃料供給系システム構成図である。
【図2】 この発明に係る燃料電池の流体供給装置であ
るエゼクタの第1の実施の形態における断面図である。
【図3】 第1の実施の形態におけるエゼクタの要部の
拡大断面図である。
【図4】 第1の実施の形態におけるエゼクタの中流量
作動時の断面図である。
【図5】 第1の実施の形態におけるエゼクタの大流量
作動時の断面図である。
【図6】 非可変流量エゼクタと可変流量エゼクタのス
トイキ特性の比較図である。
【図7】 (A)は第1の実施の形態におけるエゼクタ
の第1ノズルの開口部の断面図であり、(B)は第1の
実施の形態におけるエゼクタの第2ノズルの開口部の断
面図である。
【図8】 第1の実施の形態におけるエゼクタのストイ
キ特性図である。
【図9】 この発明に係る燃料電池の流体供給装置であ
るエゼクタの第2の実施の形態における断面図であり、
小流量作動時を示す断面図である。
【図10】 この発明に係る燃料電池の流体供給装置で
あるエゼクタの第2の実施の形態における断面図であ
り、中・大流量作動時を示す断面図である。
【図11】 この発明に係る燃料電池の流体供給装置で
あるエゼクタの第3の実施の形態における断面図であ
り、小流量作動時を示す断面図である。
【図12】 この発明に係る燃料電池の流体供給装置で
あるエゼクタの第3の実施の形態における断面図であ
り、中・大流量作動時を示す断面図である。
【図13】 従来の一般的なエゼクタの断面図である。
【図14】 従来のエゼクタのストイキ特性図である。
【符号の説明】 11・・・燃料電池 30・・・エゼクタ(流体供給装置) 31・・・ディフューザ 32・・・第1ノズル 33・・・第2ノズル 34・・・駆動部(第1ノズル位置調整手段) 55・・・開口部(第2ノズルの開口部) 65・・・開口部(第1ノズルの開口部) 200・・・エゼクタ(流体供給装置) 201・・・ディフューザ部(ディフューザ) 202・・・第1ノズル部(第1ノズル) 203・・・ニードル 204・・・第2ノズル部(第2ノズル) 214・・・開口部(第1ノズルの開口部) 221・・・テーパ部 231・・・開口部(第2ノズルの開口部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04F 5/48 F04F 5/48 C H01M 8/10 H01M 8/10 Fターム(参考) 3H079 AA18 AA23 BB05 CC03 CC19 CC21 DD03 DD16 DD52 4F033 AA13 BA03 EA02 GA01 PA18 PB31 PC05 QA07 QD02 QE06 4F035 AA04 BA02 BA22 BB35 CA01 5H026 AA06 5H027 AA06 BA19 KK02 MM04 MM09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に開口部を有し該開口部から第1流
    体を噴射可能な第1ノズルと、 先端に開口部を有し該開口部に前記第1ノズルが軸線を
    同一にして挿入され内部に第1流体を供給されて前記開
    口部から噴射可能な第2ノズルと、 前記軸線と同方向に設けられ前記第1流体の噴射により
    発生する負圧によって第2流体を吸引し前記第1流体に
    合流させて送出するディフューザと、 前記第1ノズルを前記軸線方向に移動させて位置変更可
    能にする第1ノズル位置調整手段とを備え、 前記第1ノズルと前記第2ノズルの開口部との間隙から
    前記第1流体を前記ディフューザに供給可能にするとと
    もに、前記第1ノズルから前記第1流体を前記ディフュ
    ーザに供給可能にしたことを特徴とする燃料電池の流体
    供給装置。
  2. 【請求項2】 前記第1ノズルは、前記第1ノズルから
    のみ前記第1流体を前記ディフューザに供給する時に前
    記第2ノズルへの前記第1流体の供給を遮断する流体供
    給遮断機能を備えることを特徴とする請求項1に記載の
    燃料電池の流体供給装置。
  3. 【請求項3】 先端にテーパ部を有するニードルと、 先端に開口部を有し該開口部に前記ニードルのテーパ部
    が軸線を同一にして挿入され内部に第1流体を供給され
    て前記開口部から噴射可能な第1ノズルと、 先端に開口部を有し該開口部を前記第1ノズルの開口部
    近傍に配置し前記開口部から第1流体を噴射可能な第2
    ノズルと、 前記ニードルおよび前記第1ノズルと軸線を同一にして
    設けられ前記第1流体の噴射により発生する負圧によっ
    て第2流体を吸引し前記第1流体に合流させて送出する
    ディフューザと、 前記ニードルを前記軸線方向に移動させて位置変更可能
    にするニードル位置調整手段とを備え、 前記ニードルと前記第1ノズルの開口部との間隙から前
    記第1流体を前記ディフューザに供給可能にするととも
    に、前記第2ノズルから前記第1流体を前記ディフュー
    ザに供給可能にしたことを特徴とする燃料電池の流体供
    給装置。
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