JP2002056711A - ランプリフレクタの乾燥方法,熱硬化方法及び装置 - Google Patents

ランプリフレクタの乾燥方法,熱硬化方法及び装置

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JP2002056711A
JP2002056711A JP2000240629A JP2000240629A JP2002056711A JP 2002056711 A JP2002056711 A JP 2002056711A JP 2000240629 A JP2000240629 A JP 2000240629A JP 2000240629 A JP2000240629 A JP 2000240629A JP 2002056711 A JP2002056711 A JP 2002056711A
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Naohito Masuda
尚人 増田
Tomoshi Tsuchiya
智志 土谷
Kosaku Morishita
耕作 森下
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Koito Manufacturing Co Ltd
Thermo Electron KK
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Koito Manufacturing Co Ltd
Thermo Electron KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランプリフレクタの洗浄後の乾燥処理やコー
ティング後の熱硬化処理をより少ない熱エネルギーで効
率的に行う。 【解決手段】 水洗浄後のリフレクタ成型体12は、ベ
ルトコンベア14によって過熱蒸気加熱炉20に送ら
れ、過熱蒸気によって加熱される。過熱蒸気は多量の熱
を蓄積しており、この熱が対流のみならず放射によって
も成型体12に伝達されるため、成型体12は極めて短
時間のうちに効果的に加熱される、これにより、成型体
12に付着している水分の蒸発・乾燥が効率的に行われ
る。乾燥後の成型体12は、結露防止炉40に送られ
る。過熱蒸気は、急激に温度が低下する性質を備えてお
り、温度が低下すると結露する。そこで、結露防止炉4
0で熱風によって過熱蒸気と外気との接触を遮断するこ
とで、過熱蒸気の結露を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランプリフレク
タ,例えばBMCなどの樹脂材を使用した車両用ランプ
に好適なリフレクタの乾燥方法,熱硬化方法及び装置に
関するものである。
【0002】
【背景技術】例えば、車両用のヘッドライトには、光源
としてハロゲンランプやキセノンランプが使用されてい
るが、これらのランプリフレクタないし光反射体(以下
単に「リフレクタ」という)としては、例えばBMC
(ガラス繊維入り不飽和ポリエステル樹脂)が使用され
ており、例えば図7に示すような工程を経てリフレクタ
が製造される。前記BMCなどによる所定形状の成型体
900は、いわゆるバリ取りの後、同図(A)に示すよ
うに洗浄処理される。具体的には、洗剤を使用した超音
波洗浄をまず行い、次に水を使用した洗浄が行われる。
【0003】次に、洗浄した成型体900は、同図
(B)に示す乾燥処理後、同図(C)に示すようにアン
ダーコート層902がスプレー式などの方法で形成され
る。形成されたアンダーコート層902が熱硬化性の場
合には、同図(Da)に示すように熱硬化処理が行わ
れ、アンダーコート層902がUV(紫外線)硬化性の
場合には、同図(Db)に示すようにUV硬化処理が行
われる。熱硬化性の場合、アンダーコート層902の厚
さは、例えば5〜30μm程度であり、例えば150〜
200℃,30分程度の熱風による硬化処理が施され
る。UV硬化性の場合、アンダーコート層902の厚さ
は、例えば5〜30μm程度であり、例えば100〜1
30℃,5〜10分程度のUV照射による硬化処理が施
される。
【0004】次に、以上のようにしてアンダーコート層
902が形成された成型体900に、光反射層となるア
ルミ(アルミニウム)蒸着層904が、同図(E)に示
すように形成される。次に、同図(F)に示すように、
前記アルミ蒸着層904上に、トップコート層906が
スプレー式などの方法で形成される。トップコート層9
06は熱硬化性の樹脂であり、例えば5〜30μm程度
の厚さに形成され、同図(G)に示すように熱硬化処理
される。例えば、100〜130℃,5〜10分程度の
熱風による硬化処理が施される。このようにして完成し
たリフレクタの積層構造は、同図(H)に示すようにな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な背景技術において、成型体900の水洗浄処理は、成
型体900表面に対するコーティング処理を良好に行う
ために必要であるが、この水洗浄処理後に十分な乾燥を
行わなければらならない。例えば、熱風加熱方式の場
合、150〜180℃で5〜15分程度の加熱が必要で
あり、相当の熱量を消費する。一方、コート層902,
906の硬化処理については、UV硬化性のコート材を
使用すれば硬化に必要な温度は低くてよいし時間も短縮
されるが、UV光の照射具合によって硬化の度合いが異
なるため、広範囲に均一に硬化処理を施すには必ずしも
好適とはいえない。このような点からは熱硬化性のコー
ト材のほうが好ましいが、上述した乾燥処理と同様に高
温の熱風による長時間の硬化処理を必要とする。
【0006】本発明は、以上の点に着目したもので、リ
フレクタ製造工程における洗浄後の乾燥処理やコーティ
ング後の熱硬化処理をより少ない熱エネルギーで効率的
に行うことができる生産性のよい乾燥方法,熱硬化方法
及び装置を提供することを、その目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、洗浄後のランプリフレクタの乾燥を行う
際に、前記ランプリフレクタを過熱蒸気で加熱するとと
もに、該過熱蒸気の結露を防止することを特徴とする。
他の発明は、ランプリフレクタのコート層を加熱して硬
化する際に、前記コート層を過熱蒸気で加熱するととも
に、該過熱蒸気の結露を防止することを特徴とする。本
発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な
説明及び添付図面から明瞭になろう。
【0008】
【発明の実施の形態】<実施形態1>……以下、本発明
の実施の形態について詳細に説明する。図1には、本発
明の実施形態1の洗浄乾燥装置が示されている。同図に
おいて、乾燥装置10は、過熱蒸気加熱炉20,結露防
止炉40が、その順に連続した構成となっている。上述
した水洗浄後のリフレクタ成型体12はベルトコンベア
14上に置かれており、過熱蒸気加熱炉20側から乾燥
装置10に送り込まれ、結露防止炉40側において乾燥
装置10から送り出される。
【0009】まず過熱蒸気加熱炉20について説明する
と、主加熱室22には、コンベア上方又は側方,もしく
は下方に蒸気ノズル24が設けられており、これから過
熱蒸気が成型体12に吐出されるようになっている。こ
の蒸気ノズル24は、過熱蒸気発生装置26に接続され
ており、この過熱蒸気発生装置26にはボイラ28が接
続されている。ボイラ28で生成された蒸気は、過熱蒸
気発生装置26に供給されて過熱蒸気となる。生成され
た過熱蒸気は、蒸気ノズル24に供給され、ここから主
加熱室22内に吐出される。この主加熱室22のコンベ
ア下方には回収ダクト30が設けられており、この回収
ダクト30はポンプ32を介して前記過熱蒸気発生装置
26に接続されている。すなわち、主加熱室22で成型
体12を加熱した過熱蒸気は、ポンプ32により回収ダ
クト30で回収されて過熱蒸気発生装置26に送られ、
ここで再度加熱されて循環利用される。
【0010】次に、結露防止炉40から説明すると、補
助加熱室42には、コンベア上方又は側方,もしくは下
方に熱風ノズル44が設けられており、これから熱風が
成型体12に吐出されるようになっている。この熱風ノ
ズル44は、ファン46を介して空気加熱装置48に接
続されている。空気加熱装置48で加熱された空気は、
ファン46により圧力が高められて熱風ノズル44に供
給され、ここから熱風として予備加熱室42内に吐出さ
れる。この予備加熱室42のコンベア下方又は側方,も
しくは上方(熱風ノズル44の対面側)には排気ダクト
50が設けられており、この排気ダクト50は前記空気
加熱装置48に接続されている。すなわち、予備加熱室
42で成型体12を加熱した空気は、排気ダクト50か
ら空気加熱装置48に送られ、ここで再度加熱されて予
備加熱室42に供給される。
【0011】上述した過熱蒸気発生装置26としては、
公知の各種のものを利用してよいが、好適な例を示す
と、図2のようになる。同図において、加熱槽300に
は、蓄熱材(例えばセラミック製蓄熱板)によって構成
された隔壁302が交互に所定の間隔で設けられてお
り、これによってつづら折り状の通路304が加熱槽3
00内に形成されている。また、前記隔壁302を貫通
して前記通路304を横切るように、ヒーター306が
設けられている。更に、前記通路304には、耐腐食性
の金属線(もしくは金属片)308とセラミックス片3
10がランダムに絡まった蓄熱体312が充填されてい
る。金属線308としては、同様にステンレスやチタン
などの錆びない材料使用される。また、加熱槽300の
外側は、断熱材314で覆われている。
【0012】ヒーター306が通電によって発熱する
と、加熱槽300が内部から加熱され、蓄熱材によって
形成された隔壁302や、通路304の蓄熱体312も
加熱される。この状態でボイラ28から蒸気を加熱槽3
00の導入口316に供給すると、蒸気は、ヒーター3
06によって加熱され、通常の蒸気から過熱蒸気とな
る。しかも、この過熱蒸気は、通路304の蓄熱体31
2を通過し、あるいは隔壁302にあたるため、高温の
状態をそのまま維持し、加熱槽300の吐出口318か
ら吐出される。結露防止炉40としては、公知の熱風炉
を適用することができる。
【0013】次に、本実施形態の全体の作用を説明す
る。水洗浄後のリフレクタ成型体12は、ベルトコンベ
ア14によってまず過熱蒸気加熱炉20の主加熱室22
に送られる。そして、この主加熱室22で過熱蒸気によ
る主加熱が行われる。例えば、120℃の温度で10分
程度の主加熱が行われる。過熱蒸気は多量の熱を蓄積し
ており、この熱が対流(場合によっては放射)によって
も成型体12に伝達される。このため、成型体12は、
極めて短時間のうちに効果的に加熱され、温度が上昇す
る。これにより、成型体12に付着している水分の蒸発
・乾燥が効率的に行われる。
【0014】次に、過熱蒸気による主加熱後の成型体1
2は、結露防止炉40に送られる。過熱蒸気は、急激に
温度が低下する性質を有しており、温度が低下すると結
露するようになる。成型体12に結露すると、乾燥処理
の意味がなくなってしまう。そこで、過熱蒸気による乾
燥後の成型体12をそのまま直接空気中に送り出すので
はなく、結露防止炉40に送り込む。すると、熱風によ
って、過熱蒸気と外気との接触が遮断されるとともに、
過熱蒸気の温度低下が防止される。なお、このような状
況は、過熱蒸気加熱炉20の入口側でも生ずるが、成型
体12が水洗浄でぬれているため、特に不都合はない。
結露防止炉40では、結露を防止する程度、例えば10
0〜120℃の温度の熱風が補助加熱室42内に供給さ
れる。
【0015】以上のように、本実施形態によれば、水洗
浄後の乾燥を120℃の過熱蒸気を使用して10分程度
で行うことができる。一方、従来の熱風加熱方式では、
180℃で10分の加熱が必要である。これらを比較す
れば、本実施形態では60℃も低い温度でよく、少ない
熱エネルギーで効率的に乾燥処理を行って生産性の向上
を図ることができる。
【0016】<実施形態2>……次に、図3を参照しな
がら本発明の実施形態2について説明する。本実施形態
は、コート層902,906の熱硬化装置100の例で
ある。熱硬化装置100は、予備加熱炉110,過熱蒸
気加熱炉130,結露防止炉140によって構成されて
いる。これらのうち、過熱蒸気加熱炉130及び結露防
止炉140は、上述した図1と同様の構成となってい
る。
【0017】また、予備加熱炉110は、結露防止炉1
40と同様の構成となっている。すなわち、予備加熱室
112には、コンベア上方又は側方,もしくは下方に熱
風ノズル114が設けられており、これから熱風が成型
体12に吐出されるようになっている。この熱風ノズル
114は、ファン116を介して空気加熱装置118に
接続されている。空気加熱装置118で加熱された空気
は、ファン116により圧力が高められて熱風ノズル1
14に供給され、ここから熱風として予備加熱室112
内に吐出される。この予備加熱室112のコンベア下方
又は側方,もしくは上方(熱風ノズル114の対面側)
には排気ダクト120が設けられており、この排気ダク
ト120は前記空気加熱装置118に接続されている。
すなわち、予備加熱室112で成型体16を加熱した空
気は、排気ダクト120から空気加熱装置118に送ら
れ、ここで再度加熱されて予備加熱室112に供給され
る。
【0018】次に、本実施形態の全体の作用を説明す
る。アンダーコート層902もしくはトップコート層9
06が形成された成型体16は、ベルトコンベア14に
よってまず予備加熱炉110の予備加熱室112に送ら
れる。そして、この予備加熱室112で熱風による予備
加熱が行われる。例えば、100〜120℃の温度で5
〜10分程度の予備加熱が行われる。
【0019】次に、予備加熱後の成型体16は、ベルト
コンベア14によって過熱蒸気加熱炉130に送られ、
過熱蒸気による過熱が行われる。成型体16に対しては
上述した予備加熱が行われており、相当程度高温の状態
となっている。また、過熱蒸気の熱は、対流(場合によ
っては放射)によっても成型体16に伝達される。この
ため、成型体16は、極めて短時間のうちに効果的に加
熱され、温度が上昇する。これにより、成型体16のコ
ート層902もしくは906の熱硬化が効率的に行われ
るようになる。なお、過熱蒸気による加熱は、例えば1
20〜150℃,5〜20分程度行われる。
【0020】次に、過熱蒸気による主加熱後の成型体1
6は結露防止炉140に送られ、これによって結露が防
止された状態で加熱装置外に送出される。なお、この結
露防止炉140では、過熱蒸気の結露を防止できる条
件,例えば100〜120℃の温度で5〜10分の加熱
が行われる。
【0021】以上のように、本実施形態によれば、コー
ト層の熱硬化処理を、120〜150℃の過熱蒸気を使
用して5〜20分程度で行うことができる。一方、従来
の熱風加熱方式では、アンダーコート層902の場合1
80℃で30分,トップコート層906の場合130℃
で10分の加熱がそれぞれ必要である。これらを比較す
れば、本実施形態では30〜60℃も低い温度でよく、
少ない熱エネルギーで効率的に熱硬化処理を行って生産
性の向上を図ることができる。
【0022】<実施形態3>……次に、図4を参照しな
がら実施形態3について説明する。上述した実施形態2
では、熱風炉と過熱蒸気加熱炉を別個に構成したが、本
形態では、熱風炉中に過熱蒸気を導入する構成となって
いる。なお、上述した実施形態2と対応する構成要素に
は同一の符号を用いることとする。
【0023】図4において、熱硬化装置500の加熱室
502には、空気加熱装置504からファン506によ
って熱風が供給されている。この熱風は、加熱室502
のワーク入口側及びワーク出口側にそれぞれ設けられた
熱風ノズル508によって加熱室502内に吐出され
る。一方、過熱蒸気発生装置510では、ボイラ512
から供給された蒸気が加熱されて過熱蒸気が生成されて
いる。この過熱蒸気は、加熱室502の中央付近に設け
られた蒸気ノズル514から加熱室502内に吐出され
る。加熱室502内の空気は、排気ダクト520から排
気され、乾燥機522に送られて乾燥される。本実施形
態の場合、熱風に過熱蒸気が混ざるため、加熱室502
内の空気が湿気を帯びるようになる。そこで、乾燥機5
22で空気を乾燥した後に、空気加熱装置504に供給
している。
【0024】本実施形態の作用も、上述した実施形態2
と同様であり、成型体16のアンダーコート層902も
しくはトップコート層906の硬化時間が大幅に短縮さ
れる。また、過熱蒸気の結露も、熱風によって過熱蒸気
を挟んだ構成となっているので、良好に防止される。本
実施形態では、熱風と過熱蒸気が加熱室502内で混合
するが、混合気は乾燥機522で乾燥した後に加熱され
るので、特に不都合は生じない。
【0025】<実施形態4>……次に、図5を参照しな
がら実施形態4について説明する。この実施形態は、図
7に示したリフレクタ製造工程のうち、乾燥,アンダー
コート層硬化,トップコート層硬化の熱処理工程の例
で、上述した実施形態を組み合わせたものである。同図
において、まず、水洗浄後の乾燥処理は乾燥装置600
で行われる。次に、アンダーコート層902の硬化処理
は熱硬化装置610で行われ、トップコート層906の
硬化処理は熱硬化装置620で行われる。これらのう
ち、乾燥装置600は、図1に示したように、過熱蒸気
加熱炉602と結露防止炉604によって構成されてい
る。熱硬化装置610は、図3に示したように、予備加
熱炉612,過熱蒸気加熱炉614,結露防止炉616
によって構成されている。同様に、熱硬化装置620
も、予備加熱炉622,過熱蒸気加熱炉624,結露防
止炉626によって構成されている。
【0026】更に、本実施形態では、各装置の結露防止
炉及び予備加熱炉に対し、熱風発生装置930が共通に
設けられており、各装置の過熱蒸気加熱炉に対し、過熱
蒸気発生装置932及びボイラ934が共通に設けられ
ている。このようにすることで、設備の無駄を省くこと
が可能となる。
【0027】本発明には数多くの実施形態があり、以上
の開示に基づいて多様に改変することが可能である。例
えば、次のようなものも含まれる。 (1)リフレクタ本体,コート層,反射層に使用する材
料としては、上述したものに限定されるものではなく、
各種の公知の材料を使用してよい。 (2)前記実施形態では、熱硬化装置が、図6(A)に
示すように、予備加熱炉110→過熱蒸気加熱炉130
→結路防止炉140の構成となっているが、予備加熱炉
110は、予備加熱炉と結露防止炉を兼用した構成とな
っている。従って、同図(B)に示すように、予備加熱
炉110Aと結露防止炉110Bを別個に設けるように
してもよい。また、予備加熱炉110Aによる予備加熱
を行うことなく、過熱蒸気のみで熱硬化を行う場合は、
図6(C)に示すように、過熱蒸気加熱炉130の前後
に結露防止炉110B,140をそれぞれ設ける構成と
なる。 (3)前記実施形態では、予備加熱や結露防止に熱風炉
を使用したが、加熱炉であればどのようなものを用いて
もよい。例えば、予備加熱用にIR炉などを用いてよ
い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
過熱蒸気を使用することとしたので、水洗浄後のランプ
リフレクタの乾燥処理やコート層の熱硬化処理を少ない
熱エネルギーで効率的に行うことができ、生産性が向上
するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の構成を示す図である。
【図2】過熱蒸気発生装置の一例を示す図である。
【図3】本発明の実施形態2の構成を示す図である。
【図4】本発明の実施形態3の構成を示す図である。
【図5】本発明の実施形態4の構成を示す図である。
【図6】本発明の実施形態の他の例を示す図である。
【図7】リフレクタの主要製造工程を示す図である。
【符号の説明】
10…乾燥装置 12…リフレクタ成型体 14…ベルトコンベア 16…成型体 20…過熱蒸気加熱炉 22…主加熱室 24…蒸気ノズル 26…過熱蒸気発生装置 28…ボイラ 30…回収ダクト 32…ポンプ 40…結露防止炉 42…補助加熱室 42…予備加熱室 44…熱風ノズル 46…ファン 48…空気加熱装置 50…排気ダクト 100…熱硬化装置 110…予備加熱炉 110A…予備加熱炉 110B…結露防止炉 112…予備加熱室 114…熱風ノズル 116…ファン 118…空気加熱装置 120…排気ダクト 130…過熱蒸気加熱炉 140…結露防止炉 150…排気ダクト 300…加熱槽 302…隔壁 304…通路 306…ヒーター 308…金属線 310…セラミックス片 312…蓄熱体 314…断熱材 316…導入口 318…吐出口 500…熱硬化装置 502…加熱室 504…空気加熱装置 506…ファン 508…熱風ノズル 510…過熱蒸気発生装置 512…ボイラ 514…蒸気ノズル 520…排気ダクト 522…乾燥機 600…乾燥装置 602…過熱蒸気加熱炉 604…結露防止炉 610…熱硬化装置 612…予備加熱炉 614…過熱蒸気加熱炉 616…結露防止炉 620…熱硬化装置 622…予備加熱炉 624…過熱蒸気加熱炉 626…結露防止炉 900…成型体 902…アンダーコート層 904…アルミ蒸着層 906…トップコート層 930…熱風発生装置 932…過熱蒸気発生装置 934…ボイラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土谷 智志 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内 (72)発明者 森下 耕作 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内 Fターム(参考) 3L113 AA02 AA03 AB02 AC01 AC05 AC08 AC36 AC45 AC46 AC48 AC52 AC67 BA01 CA08 CB01 CB05 CB22 CB24 DA02 DA10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄後のランプリフレクタの乾燥を行う
    乾燥方法であって、 前記ランプリフレクタを過熱蒸気で加熱する工程;該過
    熱蒸気の結露を防止する工程;を含むことを特徴とする
    ランプリフレクタの乾燥方法。
  2. 【請求項2】 洗浄後のランプリフレクタの乾燥を行う
    乾燥装置であって、 前記ランプリフレクタを過熱蒸気で加熱する過熱蒸気加
    熱手段;該過熱蒸気加熱手段で使用する過熱蒸気の結露
    を防止する結露防止手段;を備えたことを特徴とするラ
    ンプリフレクタの乾燥装置。
  3. 【請求項3】 ランプリフレクタのコート層を加熱して
    硬化する方法であって、 前記コート層を過熱蒸気で加熱する工程;該過熱蒸気の
    結露を防止する工程;を含むことを特徴とするランプリ
    フレクタの熱硬化方法。
  4. 【請求項4】 ランプリフレクタのコート層を加熱して
    硬化する熱硬化装置であって、 前記コート層を過熱蒸気で加熱する過熱蒸気加熱手段;
    該過熱蒸気加熱手段で使用する過熱蒸気の結露を防止す
    る結露防止手段;を備えたことを特徴とするランプリフ
    レクタの熱硬化装置。
  5. 【請求項5】 前記コート層を過熱蒸気で加熱する前に
    予備的に加熱する予備加熱手段を備えたことを特徴とす
    る請求項4記載のランプリフレクタの熱硬化装置。
  6. 【請求項6】 前記予備加熱手段が、前記結露防止手段
    を兼用したことを特徴とする請求項5記載のランプリフ
    レクタの熱硬化装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の乾燥装置と、請求項4〜
    6のいずれかに記載の熱硬化装置を備えたことを特徴と
    するランプリフレクタの乾燥・熱硬化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002069390A (ja) * 2000-08-31 2002-03-08 Thermo Electron Kk 接着剤の熱硬化方法及び装置
KR100724162B1 (ko) * 2002-07-30 2007-06-04 스테리스 인코퍼레이티드 식품 및 식품 포장의 표면으로부터 인체 병원균을 저온 살균하는 방법

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