JP2002056389A - 虹彩同定システム及び虹彩認識によって人を同定する方法 - Google Patents

虹彩同定システム及び虹彩認識によって人を同定する方法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 虹彩走査による生存動物の同一性を同定する
ための虹彩同定システム及び方法を開示する。 【解決手段】本システムは、入力イメージ信号を処理デ
ータに予備処理するためのデータ処理ユニット60とイ
ンターフェースされた制御ユニット70により構成され
る。処理されたデータは、(1)周波数変換法を用いた
虹彩繊維構造の密度及びテキスチャー形態;(2)瞳孔
反応;(3)瞳孔の形状;(4)自律神経環反応;
(5)自律神経環の形状;(6)くぼみの存在;(7)
くぼみの位置;及び(8)くぼみの形状;からなる群か
ら選択される虹彩同定のための複数のパラメータの一つ
を表す。制御ユニットは、処理されたデータを、データ
ベース中にあらかじめ蓄積されたパラメータと比較して
同一性を確認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】技術分野 本発明は、虹彩同定システム、及び虹彩イメージを用い
ることによって生体の同一性を確認する方法に関する。
より詳しくは、本発明は、虹彩繊維構造、自律神経環
(ANW)及び瞳孔の形状並びに光に対するその自発反
応、並びに虹彩イメージからのくぼみの存在、形状及び
位置に関する1以上の同定パラメータを測定することに
よる虹彩同定法に関する。
【0002】背景技術 特定の人間を同定するための公知の虹彩同定システム
は、比較の結果にしたがって特定の人間を許容又は拒絶
するために、人間の眼からとった虹彩部分のイメージ信
号からの虹彩コードを、データベースから検索した対応
する虹彩情報と比較する。この従来の虹彩同定システム
は、しかしながら、許容し得る高レベルの同定の正確性
には達していない。
【0003】更に、種々の虹彩同定システムは、生存す
る人間の真の虹彩を観察しているかどうかを識別する点
で制限を有しているので、捏造された虹彩イメージを誤
って同定する高いリスクのために、バンキングシステ
ム、電子決算システムなどのようなシステムと共に安全
に用いることはできない。
【0004】発明の概要 本発明の目的は、高レベルの正確性を有する虹彩認識シ
ステムを用いて個人の同一性を確認することである。他
の目的は、虹彩に関連する多数の特性の分析によって、
高いレベルの同定の正確性を達成することである。
【0005】したがつて、本発明の一つの目的は、虹彩
イメージ、光によって生起する瞳孔及び自律神経環の反
応、自律神経環及び瞳孔の形状、並びにくぼみの存在、
位置及び形状から得ることのできる虹彩繊維構造にした
がった複数の虹彩同定パラメータを測定することによっ
て、生体の虹彩を迅速且つ明確に同定することである。
【0006】本発明にしたがって虹彩走査により生存動
物の同一性を確認するためのシステムは、生存動物を同
定する同定情報を受容するための制御ユニット、及び、
同定情報と比較するための同定可能な生体に関係する予
め定められた個人情報を包含するための、制御ユニット
によってアクセスされるデータベースを含むデータ蓄積
ユニットを含む。カメラを含む虹彩イメージピックアッ
プユニットは、同定情報が予め定められた情報に対応す
る場合に、まず虹彩イメージを取り込んで入力イメージ
信号を生成させるために制御ユニットによって操作され
る。データ処理ユニットは、入力イメージ信号を処理デ
ータに予備処理する。蓄積ユニットは、それぞれの同定
可能な生体に関して、(1)周波数変換法を用いた虹彩
繊維構造の密度及びテキスチャー形態、(2)瞳孔反
応、(3)瞳孔の形状、(4)自律神経環反応、(5)
自律神経環の形状、(6)くぼみの存在、(7)くぼみ
の位置、及び(8)くぼみの形状、からなる群から選択
される、予め蓄積された虹彩同定のための複数のパラメ
ータのうちの少なくとも一つを含む。制御ユニットは、
処理されたデータとパラメータとを比較して、同一性が
確認されたことを示す一致性があるかどうかを測定する
ように操作することができる。
【0007】本発明の好ましい態様によれば、カメラ
は、生存動物の両方の眼を撮影するように形成されてい
る。データ処理ユニットは、イメージ入力信号を、それ
ぞれの眼を表す処理データに別々に処理する。この方法
においては、虹彩走査によって生存動物の同一性を確認
するためのより高いレベルの同定正確性が得られる。
【0008】同定システムにアクセスするためには、ま
ず同定される生体が同定情報をシステム中入力する。あ
る態様においては、同定情報データは、PIN(個人同
定番号)又は幾つかの他の独特の同定情報を用いてシス
テムにアクセスする、カード読み取りユニット、キー入
力ユニットなどを用いて入力することができる。また、
音声始動システムを用いることもできる。
【0009】虹彩イメージピックアップユニットは、好
ましくは、カメラと連動して制御ユニットによって操作
され、連続して複数の虹彩イメージを取り込んで入力イ
メージ信号を生成させるための光源を含む。眼を照射す
ることによって、虹彩が収縮することが認められ、した
がって、連続イメージによって、システムが虹彩の収
縮、及び所望の場合には引き続く虹彩の膨張を取り込む
ことが可能になる。光源は、好ましくは赤外光源であ
る。
【0010】本発明の他の独特の特徴によれば、システ
ムは、位置決めデータに翻訳されたユーザーの体格の特
性を含むデータベース中の予め定められた個人情報にア
クセスすることに基づいて、カメラをユーザーの眼と自
動的に整列させることを可能にするための、虹彩イメー
ジピックアップユニットと制御ユニットとのインターフ
ェースを有することを特徴とする。
【0011】上記に記載したように、システムは、好ま
しくは、虹彩特性に帰することのできる異なるパラメー
タを分析する能力を有する。しかしながら、本発明は、
上記記載のプロセスパラメータ又は全パラメータセット
以下のプロセスパラメータのサブセットの一つのみをス
クリーニング及び分析することによって、ユーザーの同
一性を確認するように操作することができる。
【0012】虹彩繊維構造の密度及びテキスチャー形態
を分析するために用いられる独特の方法は、好ましく
は、Haar変換を用いる周波数変換法を含む。現在の
ところ好ましい態様によれば、本発明は、Haar変換
関数を用いてスペクトル変換の可変マルチセクターシス
テムを与える。この独特の方法によれば、虹彩イメージ
の選択された一つを、複数のセクターに分割し、それぞ
れのセクターに関して多数のHaar関数係数を算出す
る。このスペクトル分析のマルチセクターシステムによ
って、有利に、例えば、瞼、睫などによる欠陥又は干渉
の存在によって引き起こされる干渉によって歪曲される
虹彩のあるセクターを排除することが可能になる。これ
らの欠陥は、高い周波数係数の生成及び隣接するセクタ
ーの係数との間の予め定められた鋭利な変動によって明
確にされる。したがって、隣接するセクターごとの分析
によって、Haar変換を虹彩認識技術に適用すること
が可能になる。
【0013】Haar変換を用いると、選択された低周
波数ゾーンを表すHaar係数を選択することと好まし
く組み合わせて、先例のない高いレベルの認識正確性を
有する虹彩参照記録を生成することが可能である。
【0014】本発明は、一態様においては、連続した一
連の虹彩イメージを用いて、時間当たりの虹彩の収縮及
び膨張を示す曲線によって表される瞳孔ヒストグラム又
はピュピログラム(pupillogram)を生成す
る。本発明は、同定正確性を向上させるための更なる手
段としてその勾配変化を分析することにより、ピュピロ
グラムを分析するための新規な技術を提供する。本発明
は、また、同定正確性を向上させるための更なる手段と
して瞳孔の境界、形状及び位置を分析することを特徴と
する。
【0015】本発明は、また、自律神経環の形状及び反
応、並びに存在する場合には、同定正確性を向上させる
ための更なる手段として、くぼみの存在、位置及び形状
に関する情報を処理する。
【0016】本発明は、また、システムのための上述の
虹彩同定パラメータを分析することを意図し且つそれを
可能にし、これを虹彩同定以外に用いる。例えば、ドラ
ッグ又はアルコールの存在又は使用に関して個人を試験
するためのシステムを形成することも本発明の範囲内で
ある。すなわち、本発明は、以下の態様を含む。 1.人間内のドラッグ又はアルコールの存在に関して試
験するためのシステムであって、以下の要素: (a)生存動物を同定する同定情報を受容するための制
御ユニット; (b)虹彩イメージを取り込んで入力イメージ信号を生
成させるための、制御ユニットによって操作されるカメ
ラを含む虹彩イメージピックアップユニット; (c)入力イメージ信号を処理データに予備処理するた
めのデータ処理ユニット;を含み、前記制御ユニット
が、前記入力イメージ信号の処理の結果として得られた
処理データを、時間当たりの光刺激に応答する虹彩瞳孔
の平均収縮及び膨張を表すように計算して、それによっ
て、人間がアルコール又はドラッグに中毒している場合
と人間がアルコール又はドラッグを含んでいない場合と
を比較して、ピュピログラムの曲線の形状が異なってい
るために、処理データが現在又は過去の中毒の指標とな
るかどうかを決定するように操作し得る前記システム。 2.人間の体内におけるドラッグ又はアルコールの少な
くとも一つの存在に関して試験するための方法であっ
て、 (a)人間の虹彩及び瞳孔の実質的に同じ部分の複数の
イメージを異なる時間において得て; (b)前記複数のイメージを瞳孔ヒストグラムに処理
し; (c)ステップ(b)において処理された前記瞳孔ヒス
トグラムの特性を算出し;そして (d)前記比較ステップ(c)に基づいて、ドラッグ又
はアルコールの少なくとも一つの存在を確認する;ステ
ップを含むことを特徴とする前記方法。 3.前記瞳孔ヒストグラムに関連する曲線の平坦度特性
が、ドラッグ及びアルコールの少なくとも一つの存在を
表す上記第2項に記載の方法。このタイプのシステムに
おいては、生存動物を同定する同定情報を受容するため
の制御ユニット、及び同定情報と比較するために同定可
能な生体に関連する予め定められた個人情報を包含する
ための、制御ユニットによってアクセスされるデータベ
ースを含むデータ蓄積ユニットが与えられる。虹彩イメ
ージピックアップユニットは、虹彩イメージを取り込
み、入力イメージ信号を生成させるための、制御ユニッ
トによって走査されるカメラを含む。データ処理ユニッ
トは、入力イメージ信号を処理データに予備処理する。
制御ユニットは、時間当たりの光刺激に応答する虹彩瞳
孔の平均収縮及び膨張を表す入力イメージ信号の処理の
結果として得られるデータを処理して、処理データが現
在又は過去の中毒を示すかどうかを測定する。このシス
テムは、ピュピログラムの曲線の形状が、人間がアルコ
ール又はドラッグに中毒している場合に、人間がアルコ
ール又はドラッグを含んでいない場合の曲線の形状と比
較して異なるという発見に基づいている。
【0017】生存動物の同一性を確認するか、又は人間
の体内のドラッグ及びアルコールの少なくとも一つの存
在を試験するための方法もまた、上記に記載したような
虹彩同定パラメータを特別に選択することに基づいて、
本発明により提供される。本発明の更に他の目的及び有
利性は、以下の詳細な説明から当業者には明らかとなる
であろう。以下の説明においては、本発明の好ましい態
様のみが、発明の実施が意図されるベストモードを単に
示すものとして示され記載されている。認識されるよう
に、本発明は、他の異なる態様が可能であり、その幾つ
かの詳細は、発明から逸脱することなく、種々の明らか
な特徴において修正を加えることが可能である。したが
って、図面及び説明は、例示のものとしてみなされるべ
きであり、制限するものではない。
【0018】図面の詳細な説明 図1Aは、本発明による生体の虹彩を同定するためのシ
ステム14のブロックダイヤグラムである。生体は、人
間及び動物を含む、同定のための虹彩を有する生存動物
を包含する。システム14は、好ましくは、カードの情
報記録メディアにアクセスすることによって、個人カー
ド番号を蓄積しているカード上に記録された情報を読み
取り且つ同定するカード読み取りユニット40を含む。
PINを入力するための複数のキーを有するキー入力ユ
ニット50は、それぞれのキー入力に対応した電気信号
を生成する。虹彩イメージピックアップユニット20
は、特定の制御信号の予め定められた順番に従って自動
的に連続して点滅して、オートフォーカス機能を有する
カメラが、数秒の間、(例えば、1秒間に25フレーム
以上を生成する速度で)虹彩の動的イメージを取り込む
ことを可能にする複数の光源を有する。駆動ユニット3
0は、モニタを用いて特定の制御信号を供給することに
よって、虹彩イメージピックアップユニット20に、カ
メラ位置の照明及び調節のための電力を供給する。
【0019】データ処理ユニット60は、虹彩イメージ
ピックアップユニット20によって取り込まれた入力イ
メージ信号を予備処理する。データ蓄積ユニット80
は、それぞれの人間の個人カード番号又はPINにそれ
ぞれ関連した、(1)個々の虹彩のイメージ信号から抽
出し得る虹彩繊維構造の密度及びテキスチャー形態;
(2)光に応答する自律神経環(ANW)の動き;
(3)光に応答する瞳孔の動き;(4)ANWの形状;
(5)瞳孔の形状;(6)くぼみの存在、位置及び形
状;を含む、複数の同定パラメータを蓄積するためのデ
ータベースを形成する。制御ユニット70は、カード読
み取りユニット又はキー入力ユニットによって入力され
たか又は読み取られたカード番号又はPINに関してデ
ータベースを検索し、動的虹彩イメージを獲得し、カメ
ラの位置を個人情報に基づいて自動的に調節し、イメー
ジ信号からユーザーの同一性を確認するために複数の虹
彩同定パラメータを測定することによって、ユーザーの
同一性を確認することにより、特定の人間に関する虹彩
を識別する。この場合においては、特定の人間に関する
虹彩情報だけでなく、それぞれの人間に関する更なる情
報(例えば、虹彩イメージを取り込む際のカメラ高さ、
或いはそれぞれの人間に対する最も適切なカメラ高さに
直接関係する個人の身長の情報)をデータ蓄積ユニット
80に蓄積して、ユニット80が、更なる情報を読み取
ることによってカメラ高さを自動的に調節することを可
能にすることができる。
【0020】図1Bは、図1Aの虹彩イメージピックア
ップユニット20の例示を示す双眼カメラ及び照明シス
テムの一部の側面斜視図である。虹彩イメージピックア
ップユニット20は、カメラ16、及び、虹彩のイメー
ジを取り込むために要求される位置の複数の第1及び第
2のレンズ11及び12を有する。オートフォーカスの
ための可変取り込みゾーン(フレックスゾーン)を有す
るカメラ16を用いることが好ましい。更に、ユーザー
の瞼、睫の動き及び瞬きの結果としてオートフォーカス
機能の低下を防ぐために、5mmよりも大きな焦点深さ
を有する第2のレンズ12を用いることが好ましい。第
1及び第2のレンズ11,12は、好ましくは、それぞ
れの眼に関して与えられる。
【0021】虹彩イメージピックアップユニット20
は、更に、図1Bの虹彩イメージピックアップユニット
20と関連してユーザーの眼をカメラの中心部分に固定
することによって、虹彩が一つの側に偏るのを防ぐため
の視野誘導ユニット18(図2〜図4を参照)を有す
る。更に、ある態様においては、初期オートフォーカス
及び輝度の調節のための側部光源を用いることができ
る。図2は、視野ポインターを示すための図1Bからの
参照図であり、図3は、図2の視野ポインターを詳細に
示すものである。図4は、視野誘導光源L4からの光を
ユーザーの眼に反射するという図2における視野ポイン
ターの操作を説明するための参照図である。
【0022】図2〜4において示されるように、視野誘
導ユニットは、ユーザーの視野を誘導するための淡い青
色又は赤色の光を発光する誘導光源L4(参照番号17
でも示される)から構成することができる。反射ユニッ
ト18bは、光源17からの光をカメラ16の中心部分
から反射し、支持ユニット18aは、反射ユニットをレ
ンズの中心に整列させて支持する。この場合、支持ユニ
ット18aは、好ましくは、レンズの中心に配置された
場合であっても虹彩イメージに影響を与えることを防ぐ
ように、透明なガラス様の材料で構成される。反射ユニ
ット18bは、視野誘導光源L4からの光をユーザーの
眼に反射するように、一定の傾斜を有する反射面を有す
る。
【0023】図5は、図1Bの第2のレンズ12の正面
図である。第2のレンズの正面12のある配置において
は、瞳孔及びANWの動き(即ち収縮及び膨張)を刺激
するフラッシュ光源L3(12b)が与えられる。複数
の赤外光源L2(12a)が、レンズ12の周縁にそっ
て環状又は輪状の配列で配置されており、ソフトウェア
によって、カメラ16が虹彩イメージ及び明澄な瞳孔イ
メージを取り込むことができるように制御されている。
フラッシュ光源12bは、好ましくは、ソフトウェアに
よって短いサイクルで自動的に発光するように制御され
た青色のダイオードである。
【0024】図6は、コンピュータ制御によって行なわ
れる虹彩イメージピックアップユニット20によるイメ
ージ信号の取り込みの例のフローチャートである。調節
ステップS61においては、カード番号又はPINに基
づいてデータベースから検索される個人情報を用いるこ
とによってカメラ位置(高さ)が調節され、複数の光源
(12a及び17)が、オートフォーカスのために同時
にONに切り替えられて、ユーザーの眼を対物レンズに
引き付ける。ステップS62においては、発光する光源
17を用いることによって、ユーザーの眼が対物レンズ
に誘導される。カメラのオートフォーカスがステップS
63において行なわれる。ステップS67においては、
動いているANW及び瞳孔の動的イメージが、虹彩の瞳
孔及びANWの動きを誘導する短いサイクルでの光源1
2bの発光(S66)によって数秒間獲得される。ステ
ップS68においては、上述のステップS61〜S68
の後に、全ての発光している光源が消される。
【0025】図7は、図6のステップS61におけるカ
メラ高さの調節の詳細のフローチャートである。フロー
チャートは、以下のステップを包含する:カード番号又
はPINを入力する(S71);入力されたカード番号
又はPINについてデータベースを検索することによっ
て、対応する個人のカメラ高さに関する情報を獲得する
(S72);カメラ高さの獲得された情報をカメラの現
在の高さの情報と比較した後に、モータを前進又は逆進
方向に回転させる(S73)ことによって対応する個人
に好適なカメラ高さを調節する。
【0026】図8は、本発明の一態様に従って虹彩分析
を行なうために必要な入力虹彩信号の選択ゾーン(x)
を説明するための虹彩イメージの例示である。虹彩を分
析するために選択されるべきゾーンは、ANW10bの
少なくとも一部及び全瞳孔10aを含んでいなければな
らない。更に、選択ゾーン(x)は、好ましくは、明確
に視認され、瞼、睫等によって影響されない部分であ
り、虹彩直径の1/3よりも大きく1/2よりも小さい
範囲内に設定される。
【0027】図16は、以下により詳細に説明するよう
な、本発明の好ましい態様におけるスペクトル分析の可
変マルチセクターシステムを用いた虹彩イメージ分析の
例示である。スペクトル分析の可変マルチセクターシス
テムによって、虹彩の視認部分の選択を、分析のため
に、干渉によって歪曲されないようにして、同定プロセ
スの信頼性を向上させることが可能になる。眼の口径の
解剖学的特徴及び瞼の膨らみを、同定及び排除すること
が可能である。殆ど事前には不可能である端縁による欠
陥又は干渉、即ちグレアを、同定及び排除することが可
能である。
【0028】図9は、本発明の全虹彩同定法を説明する
ための高レベルフローチャートであり、図10A〜10
Cは、図9の高レベルフローチャートのステップの詳細
な一連のフローチャートである。
【0029】図10A〜10Cにおいて示されるよう
に、本発明による虹彩同定法においては、以下のプロセ
スの一つ以上を包含させることによって種々の態様を認
識することができる。第1に、カード番号又はPIN確
認プロセスS101〜S103によって、データベース
から対応する番号に従う個人情報を検索し取得すること
によって、ユーザーの同一性が確かめられる。カード番
号又はPINを入力した後、イメージ獲得プロセスS1
04〜S105により、確認プロセス中に得られたユー
ザーの個人情報に従ってカメラ位置を調節し、複数の光
源を制御することによって、動的虹彩イメージが獲得さ
れる。
【0030】本発明によって取得し且つ分析することが
できる異なる同定パラメータについて、以下に説明す
る。
【0031】虹彩繊維構造の密度及びテキスチャー形態 虹彩繊維構造確認プロセスS106〜S110を用い
て、上述のプロセス中に獲得された選択された静止虹彩
イメージのWavelet変換によって虹彩分析に適し
たゾーンのイメージ信号を変換することによって同定パ
ラメータを測定した後に、対応する同定パラメータによ
ってユーザーの同一性が確かめられる。スペクトル分析
の可変マルチセクターシステムに関して以下に説明する
ように、変換は、図8のゾーン又は図16の個々のセク
ターに適用することができる。
【0032】本発明の一態様においては、虹彩構造確認
プロセスは、ステップS106、S107(図10A)
において、虹彩イメージの動的信号を予備処理すること
によって、虹彩イメージ分析に適したゾーン(選択ゾー
ンx;実質的にANWの一部及び全瞳孔を含み、虹彩直
径の1/3よりも大きく1/2よりも小さい範囲内)を
選択し;ステップS108において、二次元Wavel
et変換(例えば、Haar変換のようなWavele
t変換)によって選択されたゾーンの選択された静止イ
メージ信号を変換した後に虹彩繊維構造密度及びテキス
チャー形態に関する特殊化された情報を表すWavel
et変換係数同定パラメータを測定し;ステップS10
9、S110によって、データベースから対応するパラ
メータを検索することによってユーザーの同一性を確認
する;工程から構成することができる。
【0033】Wavelet変換 概して、虹彩繊維構造の密度及びテキスチャー形態は人
間毎に異なる。主として低周波数ゾーンにおける密度に
関する情報を含むWavelet変換(特に、Haar
変換のようなWavelet変換)を行なうと、特に、
二次元Haar変換係数の低周波数成分は、虹彩繊維密
度及びテキスチャー形態の殆どの情報を有する。
【0034】低周波数成分は、上記したように選択され
た虹彩イメージ信号に関してWavelet変換を行な
い、周波数特性を測定し、周波数特性を示す二次元Ha
ar変換の選択された低周波数係数を同定パラメータと
して決定することによって、虹彩繊維密度及びテキスチ
ャー形態の殆どの情報を有するように選択される。本発
明においてこのように適用されるHaar変換は、対称
で、分離可能で、単一であり、寸法(スケール)及び位
置によって変動する以下のHaar関数を用いる。
【0035】更なるHaar関数は、以下のように定義
される。
【数1】
【0036】スペクトル分析アルゴリズムを簡単にする
ために、好ましい態様は、標準化ファクター2−m/2
を無視する。したがって、上記関数の定義は次のように
なる。
【数2】
【0037】この関数は、また、シグナムHaar関数
と呼ばれる。関数の二進数がリスティングにおける関数
の次数を決定する。本発明において、実際のHaar変
換を測定する場合には、大きなサイズのイメージのため
に膨大な計算となる。しかしながら、コンピュータ計算
時間は、変換フローグラフのバタフライ構造によって大
きく向上する。
【0038】シグナムHaar関数による迅速なスペク
トル変換アルゴリズムをグラフで示したものを図15に
示す(ここではn=18である)。このグラフは、変換
フローグラフのバタフライ構造を表す。グラフの縦軸に
沿って、P0〜P7は、変換されるピクセル値を示す。
【0039】このフローグラフにおいて、右に向かって
進行するそれぞれの連続レベルに関する値は、以下の式
に基づく先の値による。
【数3】 式中、m=n+1であり、X[n]はピクセルnの明度
である。
【0040】変換フローグラフのバタフライ構造を用い
る結果として、Haar関数によるスペクトル変換プロ
グラムは、従来の方法よりも200倍早く操作される。
【0041】可変マルチセクター分析Haar関数を用
いたスペクトル分析の可変マルチセクターシステムを以
下に説明する。可変マルチセクターシステムは、好まし
くは図8に関して上記したゾーン選択法の全体に亙って
行なわれる。時折、グレアの形成、瞼及び睫における干
渉が虹彩のセクション内で起こるか、或いは虹彩の大き
な可視部分が分析のために利用できない場合がある。虹
彩の部分が干渉を受けたり利用できないことにより、比
較のために利用できるセクターの数が減少し、それによ
って人間同定の信頼性が低下する。
【0042】イメージ分析は、虹彩イメージを、図16
に示すように、外側環100及び瞳孔120を含む内側
環状ゾーンも分割することによって開始される。環状ゾ
ーンから外側内部及び外部環100を分割する境界は、
虹彩の基点から50ピクセルの距離に設定される。50
ピクセルよりも大きいか又は小さい値は、更なる態様に
おいて用いることができる。外側環の外側境界は、ほぼ
鞏膜と虹彩の境界において始まる。外側環の直径は、個
人間で異なる虹彩寸法、虹彩イメージを得る異なる範囲
などのような多くのファクターのために変化する可能性
がある。外側環100に対応する虹彩の部分と、瞳孔1
20と外側環100との間の領域110とは、異なる速
度で収縮及び膨張するので、内側及び外側環に関して異
なる標準化ファクターが用いられる。
【0043】現在好ましい態様においては、それぞれの
領域100、110を、次に、好ましくは等しい寸法の
16のセクターに、即ち、合計で参照記号I〜I31
によって示される全部で32のセクターに更に分割す
る。32セクターI〜I31のそれぞれに関して、上
記記載のようにWavelet変換を用いて1,024
Haar関数係数を算出して、32×32のマトリクス
を形成する。しかしながら、すべてのゾーンにおけるセ
クターの全数(n+p)、それぞれの個々のゾーンにお
けるセクターの数(n,p)、セクターの寸法及びHa
ar関数係数の数を変化させてもよいことは、本発明の
範囲内である。即ち、それぞれのゾーンは、異なる数の
セクター(n,p)を有していてよく、即ち、領域11
0は、放射状に10のセクターに分割することができ
(p=10)、一方外側環100は、放射状に16のセ
クターに分割される(n=16)。
【0044】次に、概して、それぞれ下瞼及び上瞼に関
して参照記号13A及び13Bによって示される瞼又は
睫によって邪魔されるか又は干渉されるセクターは、隣
接セクター係数比較によって拒絶される。隣接するセク
ター係数を比較することによって、高周波数係数の鋭利
な変動が観察された場合には、そのセクターは欠陥とし
て拒絶される。図16を参照すると、セクター比較は、
セクター0を15から、及びセクター7を8から分割す
る水平線において始まる四つのセクターの群について行
なわれ、時計方向又は時計の逆方向に、隣接するセクタ
ーについて進行する。この方法においては、セクターI
〜I,I〜I,I〜I11及びI15〜I
12が比較される。
【0045】例えば、セクターI及びIにおける高
周波数係数が比較され、差が、予め定められたセクター
高周波数係数しきい値を超えない場合には、セクターI
は良好として認識される。セクターIは、良好とし
て認識されるか、或いは、瞼によって閉じられた場合に
は瞳孔の分析中に拒絶される。次に、セクターI及び
の係数が比較され、図16において示されるよう
に、瞼の境界はセクターIに位置している。セクター
における境界は、セクター高周波数係数しきい値を
超える差を引き起こし、セクターIは拒絶される。セ
クターIを拒絶した後、セクターIも同様に拒絶さ
れる。同様のプロセスを、残りの四分円のセクターに関
して繰り返す。
【0046】分析から拒絶されたセクターを除去した
後、完全な1,024Haar係数のサブセットを選択
する。選択される係数の数は、種々のファクターによっ
て決定される。係数が不必要に多すぎると、データベー
スのサイズが増大し、係数が少なすぎると、認識の質が
低下する。更に、幾つかの係数は、イメージの輝度の変
化と共に変化しており、また幾つかの高周波数係数は多
すぎるノイズを含んでいるので、選択しない。実験の結
果、好ましい態様は、1,024Haar係数の32×
32マトリクスから選択された31の係数を用いる。選
択された係数の特定のマトリクス位置は、次のものであ
る:(0,1),(1,0),(1,1),(0,
2),(0,3),(2,0),(3,0),(1,
2),(1,3),(2,1),(3,1),(0,
4),(0,5),(0,6),(0,7),(4,
0),(5,0),(6,0),(7,0),(1,
4),(1,5),(1,6),(1,7),(4,
1),(5,1),(6,1),(7,1),(2,
2),(3,2),(2,3)及び(3,3)。異なる
態様においてはより多いか又はより少ない数の係数を用
いることができる。
【0047】32のセクターI〜I31のそれぞれか
ら31の係数を選択することによって、大きさが約1キ
ロバイトの虹彩参照記録を生成することができる。記録
の最初の32ビットは、セクター拒絶分析結果を含む。
【0048】同定される新しい虹彩イメージを、上記の
参照イメージと同様の方法で処理する。得られる特性記
録を、データベース中に記録されているすべての虹彩参
照記録と比較する。入力と参照虹彩係数との間の差の合
計を、セクター毎に算出する。合計の値は、係数標準化
のために、0〜2の範囲内である。1の合計値は絶対的
にグレーなイメージを表し、0はセクタースペクトルの
完全な一致を示し、2は同等のモジュールであるが反対
の符号のスペクトルを表す。
【0049】直接的な実験の結果、幾つかのセクター
は、虹彩の蠕動(虹彩の幾つかの領域の迅速な無意識の
動き)のために参照セクターと異なることが分かった。
したがって、合計値が1未満のセクターのみが虹彩イメ
ージ分析において好ましく用いられる。この方法におい
ては、蠕動によって害されたセクターは、拒絶されたセ
クターに加えられ、認識作業からは排除される。虹彩イ
メージ分析において用いられるセクターの最小数は、そ
れぞれの眼に関して10である。認識の質を対応して低
下させれば、これよりも少ないセクターを用いることが
できる。差を強調するために、セクター係数の比較の結
果を掛け合わせる。したがって、同定するイメージが参
照イメージと一致する場合には、得られる値は0に近く
なる。これに対して、異なるイメージが導く値は数百〜
数千の範囲内である。
【0050】低周波数スペクトル係数は、虹彩繊維構造
の密度及びテキスチャー形態に関する多くの情報を含ん
でいるので、Haar変換の結果から実験的に選択され
た低周波数ゾーンの係数を同定のために利用する。
【0051】自律神経環及び瞳孔反応 図10Bの瞳孔及びANW反応確認プロセスS111〜
S116により、獲得された虹彩の動的イメージから瞳
孔及びANWを検出することによって、対応する同定パ
ラメータによってユーザーの同一性が確かめられる。次
に、検出された動的イメージ信号からの瞳孔及びANW
の動的反応(収縮及び膨張)を用いて同定パラメータを
測定する。
【0052】更に、本発明の一態様においては、瞳孔及
びANW反応確認プロセスは、以下の工程から構成する
ことができる:虹彩の獲得された動的イメージの中心部
分をコンピュータ処理することによって瞳孔ゾーンを検
出し(図10BのS111、S112);ANWのゾー
ンをコンピュータ処理し(S113);検出されたゾー
ンにおける動く瞳孔及びANWの反応(膨張又は収縮)
時間をコンピュータ算出した後に、生存瞳孔及びANW
をそれぞれ認識するための同定パラメータを測定し(S
114);データベースから対応するパラメータを検索
することによってユーザーの同一性を確かめる。
【0053】図11は、一定の角度θにおける瞳孔10
a及びANW10bの動きを説明するための虹彩10c
の例示イメージであり、図12は、時間変動に伴う一次
元データにおいて変換された、平均瞳孔半径R1、一定
の角度θにおける瞳孔半径R2、及び一定の角度θにお
けるANWの半径R3を示すグラフである。グラフにお
いて、第1の時間「t1」はフラッシュ光源の操作時間
を表し、第2の時間「t2」はR1の収縮の開始時間を
表し、第3の時間「t3」は平均瞳孔半径が最小の時間
を表し、第4の時間「t4」は瞳孔半径が一定の角度θ
において最小の時間を表し、第5の時間「t5」はAN
Wの半径が一定の角度θにおいて最小の時間を表す。し
たがって、これらの動的イメージを比較した結果とし
て、光に対して無意識に反応する瞳孔及びANWの反応
を通して、それぞれの同定パラメータを得ることができ
る。
【0054】上記の目的のために、本発明は、瞳孔が収
縮する際に瞳孔半径の動きが一定の割合(例えば5%以
上)を超えた場合には生体を表すと考えられる予め定め
られた参照値を用いる。瞳孔端もまた、瞳孔の動きを観
察するために、取り込まれた虹彩動的イメージから検出
されなければならない。現在のところ、対称中心検索ア
ルゴリズムを用いることによって、虹彩のほぼ中心を決
定した後に瞳孔端を検出することが可能である。
【0055】この方法によれば、虹彩イメージをその中
心で取り込むことができずに、ある程度右又は左に偏っ
ている場合であっても、エラーを起こすことなく虹彩を
同定することが可能である。
【0056】虹彩イメージが同定するためには偏り過ぎ
ている場合には、再度取り込むことができる。また、虹
彩イメージではなく他のイメージを取り込んだ場合に
は、多くの場合において、真のイメージと偽のイメージ
とを識別することができる。
【0057】上記記載の対称中心検索アルゴリズムにお
いては、以下の関数F(i)を、イメージの水平線及び
垂直線に関して得る。
【数4】 ここで、
【数5】 およびNはイメージ線の長さであり、x(i)は水平線
又は垂直線のi番目のピクセルの輝度であり、i≦0の
場合にはx(i)=x(0)であり、i≧0の場合には
x(i)=x(N)である。
【0058】かかる場合においては、関数F(i)の絶
対値を最小にする定義のドメイン(i)は、対称の中心
に存在する。これらの方法を水平線及び垂直線に提供す
ると、関数F(i)の絶対値を最小にする定義のドメイ
ン(i)が横切る点が対称の中心として設定される。水
平線及び垂直線の定義のドメイン(i)が横切らずに散
乱する場合、特にこれらが予め定められた範囲から偏向
する場合には、これは、取り込まれたイメージが虹彩イ
メージではないか又は虹彩イメージが右又は左に過度に
偏っていることを示し、したがって、この虹彩イメージ
は、更なる同定を行なう前に再び取り込まなければなら
ない。
【0059】動的イメージが上記の虹彩について取り込
まれた場合には、瞳孔及びANWが、フラッシュ光源1
2bによって収縮及び膨張せしめられる。瞳孔及びAN
Wの動きは同時には起こらず、それぞれの人間によって
異なるタイプを示す。このような同時に起こらない動き
から得られる瞳孔及びANW反応(図11及び12)か
らのパラメータが同定のために用いられる。
【0060】図17を参照すると、ピュピログラム又は
瞳孔ヒストグラムによって、時間T における光のフラ
ッシュに応答する瞳孔の平均収縮及び膨張が示される。
縦軸は瞳孔の大きさ又は半径を示し、横軸はT又は光
のフラッシュの時間によって始まる時間を示す。T
は、瞳孔が光のフラッシュに応答して収縮し始める時
間であり;T−Tは瞳孔の応答の潜在時間である。
は光のフラッシュの前の瞳孔の平均半径である。T
は瞳孔が最小半径Aに収縮した時間である。瞳孔が
収縮するための時間から潜在時間を引いた値がT−T
又はTである。T及びTは、それぞれ、動的虹
彩イメージの40番目及び70番目の時間であり、A
及びAは、時間T及びTにおける瞳孔の対応する
半径である。Sは、TとTとの間の瞳孔収縮の速
度である。DABは、TとTとの間の瞳孔収縮曲線
にそった直線距離である。%Aは、Tにおける瞳孔
膨張距離又はA−Aと、平均瞳孔収縮距離又はA
−Aとの比である。%Aは、Tにおける瞳孔膨張
距離又はA−Aと、平均瞳孔収縮距離又はA−A
との比である。
【0061】ドラッグ又はアルコールを用いている人間
のピュピログラムは、ドラッグ又はアルコールを使用し
ていない人間のピュピログラムとは異なっているので、
ピュピログラムは、個人によるドラッグ及び/又はアル
コールの使用を検出するのに用いることができる。ドラ
ッグを用いている人間のピュピログラムは、瞳孔が最小
半径に収縮する時間Tが、標準時間よりもゆっくりに
なる。アルコールを用いている人間のピュピログラム
は、アルコールを用いていない人間と比較して、より平
坦になる、即ちDABがアルコールユーザーに関しては
より小さくなる。また、%A及び%Aは、アルコー
ルユーザーに関してはより小さくなる。
【0062】自律神経環及び瞳孔の形状 次に、ANW及び瞳孔形状確認プロセスS117〜S1
19により、選択された虹彩イメージからANW及び瞳
孔を検出し、ANW及び瞳孔の検出された形状に従って
同定パラメータを測定することによって、ユーザーの同
一性を確かめる。ANW形状は、本発明において、中央
軸変換を選択された虹彩イメージ信号に適用して用いる
ことによって、独特に測定される。瞳孔形状は、本発明
において、当該技術において公知のように、端検出及び
曲線合致アルゴリズムを用いることによって、独特に測
定される。
【0063】自律神経環 更に、本発明のそれぞれの態様においては、ANW及び
瞳孔確認プロセスは、以下の工程から構成することがで
きる:ステップA117(図10B及び10C)によ
り、選択された虹彩イメージ信号からANW及び瞳孔を
検出し;ステップS118により、検出されたANWの
二次元イメージ信号を中央軸変換によって変換し、瞳孔
の形状を上記記載のように端検出及び曲線合致アルゴリ
ズムによって変換することによってANWの形状に基づ
いて同定パラメータをコンピュータ算出し;ステップS
119及びS120により、データベースから対応する
同定パラメータを検索することによってユーザーの同一
性を確かめる。
【0064】図13は、虹彩イメージから検出された端
を表すANW10b及びくぼみ10dの例示図であり、
図14は、中央軸変換によって変換された一次元データ
での、図13において示されるANW10b及びくぼみ
10dの例示図である。特定の形状を有する対象の中央
軸変換は、例えば、二点以上において対象の境界に接す
る円の中心の位置である。言い換えれば、これは、対象
の境界から最も近接する点の位置である。したがって、
二次元対象を中央軸変換によって一次元データに変換す
ることが可能であるので、これを、ANW形状及び瞳孔
の形状及び位置を同定するために適用することができ
る。
【0065】図18は、形状、位置及び同定パラメータ
を示す瞳孔及び虹彩の例示図である。瞳孔の形状は、本
発明において、当該技術において公知の端検出アルゴリ
ズムを用いて、独特に測定される。瞳孔端は、概して、
図18において参照記号10aによって示される。更
に、図18において参照記号10i及び10hによって
それぞれ示される虹彩及び瞳孔の中心は、ジオメトリー
によって測定され、同定パラメータとして用いられる。
概して参照記号10jによって示される虹彩中心と瞳孔
中心との間の分離方向及び距離は、同定パラメータとし
て用いられる。
【0066】更に、多くの瞳孔は完全には円形の形状で
はなく、多くは、楕円長軸の方向に偏差する楕円であ
る。好ましい態様においては、瞳孔の楕円度の配向及び
大きさは、本発明において、当該技術において公知の曲
線及び形状合致アルゴリズムを用いて、独特に測定され
る。図18を参照すると、瞳孔楕円の長軸及び短軸は、
それぞれ、参照記号10m及び10nによって示され
る。瞳孔の楕円度は、短軸10nと長軸10mとの比と
して表される。図18において概して参照記号10fに
よって示される瞳孔の周縁に沿った平坦部分、並びにそ
れぞれ10g及び10eによって示される瞳孔が凹んだ
り膨らんだりしている領域を認識及び特徴付けて、更な
る同定パラメータとして認識の質を向上させることがで
きる。
【0067】くぼみの検出 また、くぼみ確認プロセスS121〜S127を用い
て、くぼみが存在しているか否かを判断し、くぼみが存
在している場合にはそのゾーンを検出し、次に、検出さ
れたくぼみの位置及び形状に基づいて同定パラメータを
測定することによって、ユーザーの同一性を確かめる。
【0068】更に、本発明による虹彩同定法において
は、図10Cに示される以下の複数の工程の少なくとも
一つを含ませることによって、くぼみ確認プロセスを上
記の態様に適用することができる。即ち、第1のくぼみ
確認プロセスS121を行ない、次に、ステップS12
5〜S129により、獲得された虹彩の選択された静止
イメージに基づいてくぼみが存在しているかどうかを判
断することによってユーザーの同一性を確かめ、次に、
くぼみが存在している場合にはくぼみのイメージ信号を
中央軸変換によって変換し、変換結果からのくぼみの位
置及び形状に基づいて同定パラメータを測定する。第2
のくぼみ確認プロセスS122〜S124は、第1のく
ぼみ確認プロセスの結果としてくぼみが存在していない
場合に行なわれ、参照虹彩中にくぼみが存在しているか
どうかを再び判断した後に参照虹彩中にくぼみがない場
合にはユーザーは許可され、逆に参照虹彩中にくぼみが
存在する場合にはユーザーは拒絶される。
【0069】更に、本発明のそれぞれの態様において
は、第1のくぼみ確認プロセスは、以下の工程から構成
することができる:ステップS121(図10C)によ
り、獲得された虹彩の静止イメージ信号から虹彩イメー
ジの端を検出することによってくぼみが存在しているか
否かを判断し;判断ステップの結果としてくぼみが存在
している場合には、ステップS125によりくぼみゾー
ンを検出し;ステップS126により、検出されたくぼ
みゾーンの二次元イメージ信号を中央軸変換によって変
換した後にくぼみの形状及び位置に基づいて同定パラメ
ータをコンピュータ算出し;ステップS127〜S12
9により、データベースから対応するパラメータを検索
することによってユーザーの同一性を確かめる。
【0070】更に、本発明のそれぞれの態様において
は、第2のくぼみ確認プロセスは、以下の工程から構成
することができる:ステップS121により、入力イメ
ージ中にくぼみが存在しているかどうかを判断し;ステ
ップS122により、入力イメージ中にくぼみが存在し
ていない場合には参照虹彩中にくぼみが存在しているか
どうかを再び判断し;ステップS123により、くぼみ
が参照虹彩中に存在していない場合には許可し、ステッ
プS124により、参照虹彩中にくぼみが存在している
場合には拒絶する。
【0071】上記のように構成された本発明の操作及び
本発明によって達成される効果について、実施例を用い
ることによって以下に説明する。
【0072】まず、カード読み取りユニット40又はキ
ー入力ユニット50により、カード番号を読み取るか、
或いはユーザーのPINをキー打ちによって入力する。
カード番号及びPIN確認プロセスを行なって、制御ユ
ニット70中のデータ蓄積ユニット80においてカード
番号及びPINを検索することによって対応する番号が
存在するかどうかを測定する。
【0073】対応する番号がない場合には、ユーザーは
同定できないユーザーとして拒絶される。対応する番号
が見出された場合には、次に制御ユニット70によリユ
ーザーが同定できるユーザーとして許可され、次に、カ
ード番号又はPINに対応する更なる個人情報を読み取
った後に、制御信号をモータ駆動ユニット30に送っ
て、カメラ高さをユーザーに適するように調節する。こ
の時点において、制御信号は、現在のカメラ位置とユー
ザーに適したカメラ位置との間の高さの差を比較して、
次にモータを前進又は逆進方向に駆動することによって
カメラ高さを自動的に調節する。更に、二つの目の間の
幅もまた、それぞれのユーザーに関して調節することが
できる。
【0074】次に、制御ユニット70により、虹彩イメ
ージピックアップユニット20を制御することによって
赤外光源12aを点灯することにより、最初のオートフ
ォーカスの調節が行なわれる。ユーザーは、視野誘導光
源17を点灯することによって視野ポインター18に導
かれて、虹彩イメージが位置方向に偏ることが防止され
る。したがって、虹彩イメージを取り込む際には、取り
込まれる人間の虹彩イメージの視野が、誘導光源17
(即ち淡青色の光源)によってレンズの中心部分に固定
される。
【0075】虹彩動的イメージは、短いサイクルでフラ
ッシュ光源12bを操作しながら数秒間とられる。次に
全ての光源が消される。虹彩イメージは、所定のソフト
ウェアによって短時間に制御されたフラッシュ光源12
bによって瞳孔及びANWの変化する形状を示すように
とられなければならない。この目的のために、本発明に
おいては1秒当たり25フレームを超える虹彩イメージ
がとられる。
【0076】上記記載のように取り込まれた虹彩の連続
イメージは、データ処理ユニット60において予備処理
される。次に、虹彩分析に適したゾーンが選択された後
に、対応するゾーンのイメージ信号が選択される。好ま
しい態様においては、分析は、上記に詳細に説明したス
ペクトル変換の可変マルチセクターシステムにしたがっ
て、セクター毎に行なわれる。他の態様においては、虹
彩を分析するために用いられるゾーンは、図8において
示される全瞳孔を含む水平方向のストリップ状の領域、
即ち明確に視認される部分である。なぜならば、これ
は、同定される人間の睫、瞼などによって影響されない
からである。
【0077】制御ユニット70は、虹彩繊維構造確認プ
ロセスを行なって、上記に詳細に説明したように、選択
された低周波数成分のみを用いることによって、ユーザ
ーの同一性を確かめる。
【0078】次に、制御ユニット70において、瞳孔及
びANW反応確認プロセスが行なわれ、瞳孔動的イメー
ジから瞳孔及びANWの反応を分析した後に、瞳孔及び
ANWの収縮及び膨張がフラッシュ光源12bによって
引き起こされた場合には生体を表すものとして取り込ま
れたイメージが許可され、動きがない場合には生体を表
さないものとして取り込まれたイメージが拒絶される。
【0079】続いて、ANW及び瞳孔形状確認プロセス
が制御ユニット70により行なわれ、選択された静止虹
彩イメージからのそれぞれの人間において異なる特性を
有するANWゾーンの二次元イメージ信号を上記記載の
中央軸変換(又はガラスファイヤ法)によって一次元デ
ータに変換することによって、ANW及び瞳孔形状に基
づいて個人の同一性を確かめる。上記記載のような瞳孔
の特定の特徴もまた、同定され比較される。
【0080】次に、第1及び第2のくぼみ確認プロセス
が制御ユニット70により行なわれ、くぼみが存在する
か否か、並びにくぼみが存在する場合にはその位置及び
形状を同定する同定法によってユーザーの同一性が最終
的に確かめられる。ANWの中央軸変換の結果において
示されるように、くぼみは、イメージ処理プロセスによ
り図13及び図14の選択された虹彩静止イメージから
抽出され、くぼみ形状が端検出により明確に認められた
場合には中央軸変換により一次元データの形状及び位置
を表すことによって、くぼみの形状及び位置が同定パラ
メータとして用いられる。
【0081】したがって、本発明は、虹彩繊維構造及び
テキスチャー形態、光に応答する瞳孔及びANW反応、
ANW及び瞳孔の形状、虹彩動的イメージから獲得され
たくぼみの存在、形状及び位置を用いて多数の虹彩同定
のためのパラメータを測定することによって、生存人間
の虹彩を、偽造を防ぎ迅速に且つ正確に同定することに
より、特定の人間を識別する方法を提供するので、バン
キングシステム及び電子処理/決算システムに適用した
場合には金銭的な事故を防ぎ、アクセス制御システムに
適用した場合にはセキュリティーに関連する事故を排除
することができるという、数多くの有利性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1Aは、本発明によって、生体の虹彩を同定
するための例示システムのブロックダイヤグラムであ
る。図1Bは、図1Aの態様及びその照明システムにお
ける虹彩イメージピックアップユニットの一態様を示す
カメラの側面斜視図である。
【図2】図2は、図1Bの虹彩イメージピックアップユ
ニットのために用いられる視野ポインターを説明するた
めに図1Bから部分的にとられた参照図である。
【図3】図3は、図2の視野ポインターの詳細図であ
る。
【図4】図4は、視野誘導光源をユーザーの目に反射す
る図2の視野ポインターを説明するための参照図であ
る。
【図5】図5は、図1Bのシステムにおける第2のレン
ズの正面図である。
【図6】図6は、コンピュータ制御によって行なわれる
虹彩イメージピックアップユニットにおいてイメージ信
号を取り込む例のフローチャートである。
【図7】図7は、図6におけるカメラの高さ調節の例の
フローチャートである。
【図8】図8は、虹彩分析のために必要な入力イメージ
信号の選択された領域(x)を説明するための虹彩イメ
ージの例示図である。
【図9】図9は、本発明の虹彩同定法の全操作を説明す
る高レベルフローチャートである。
【図10】図10A〜10Cは、図9のフローチャート
の詳細な連続フローチャートである。
【図11】図11は、一定角度における虹彩及び自律神
経環の動的な動きを説明するための虹彩イメージの例示
図である。
【図12】図12は、図11の瞳孔の半径を瞳孔ヒスト
グラム又はピュピログラムの形態で表し、時間変動によ
る一次元データに変換された自律神経環を表す対応する
グラフである。
【図13】図13は、虹彩イメージの端が抽出される自
律神経環及びくぼみの例示図である。
【図14】図14は、中央軸変換によって一次元データ
に変換された図13の自律神経環及びくぼみの例示図で
ある。
【図15】図15は、Haar変換フローグラフのバタ
フライ構造のダイヤグラムである。
【図16】図16は、スペクトル分析の可変マルチセク
ターシステムを説明するための虹彩イメージの例示図で
ある。
【図17】図17は、時間当たりの瞳孔の平均半径の他
のピュピログラムのグラフである。
【図18】図18は、抽出される瞳孔特性情報を含む瞳
孔の例示図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平11−350612 (32)優先日 平成11年11月5日(1999.11.5) (33)優先権主張国 日本(JP) Fターム(参考) 4C038 VA07 VB04 VC05 5B043 AA09 BA04 DA05 GA02 5B047 AA23 BA02 BB04 BC11 BC16 CA12 CA17 CA19 DC09

Claims (72)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 虹彩走査によって生存動物の同一性を確
    認するためのシステムであって、以下の要素: (a)生存動物を同定する同定情報を受容するための制
    御ユニット、及び、同定情報と比較するための同定可能
    な生体に関係する予め定められた個人情報を包含するた
    めの、制御ユニットによってアクセスされるデータベー
    スを含むデータ蓄積ユニット; (b)同定情報が予め定められた情報に対応する場合
    に、虹彩イメージを取り込んで入力イメージ信号を生成
    させるために制御ユニットによって操作されるカメラを
    含む虹彩イメージピックアップユニット;及び (c)入力イメージ信号を処理データに予備処理するた
    めのデータ処理ユニット;を含み、 前記蓄積ユニットが、(1)周波数変換法を用いた虹彩
    繊維構造の密度及びテキスチャー形態、(2)瞳孔反
    応、(3)瞳孔の形状、(4)自律神経環反応、(5)
    自律神経環の形状、(6)くぼみの存在、(7)くぼみ
    の位置、及び(8)くぼみの形状、からなる群から選択
    される、同定可能な生体に関する、予め蓄積された虹彩
    同定のための複数のパラメータのうちの少なくとも一つ
    を含み、前記制御ユニットが、処理されたデータと前記
    パラメータとを比較して、同一性が確認されたことを示
    す一致性を有するかどうかを決定するように操作し得る
    ことを特徴とする前記システム。
  2. 【請求項2】 前記カメラが、前記生存動物の二つの眼
    を撮影するように形成されており、前記データ処理ユニ
    ットが、イメージ入力を、それぞれの眼を表す処理デー
    タ信号に別々に処理するように操作し得る請求項1に記
    載のシステム。
  3. 【請求項3】 それぞれの眼に関して同定目的で同じパ
    ラメータが検査される請求項2に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 それぞれの眼に関して同定目的で違うパ
    ラメータが検査される請求項2に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 それぞれの眼に関して、その眼に関係す
    る識別される特性又は特徴を表す関数として、違うパラ
    メータが選択される請求項4に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 少なくとも一つのカード読み取りユニッ
    ト、及びまず入力された同定情報を受容して前記制御ユ
    ニットに送るためのキー入力ユニットを更に含む請求項
    1に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 前記虹彩イメージピックアップユニット
    が、カメラと連動して制御ユニットによって操作され、
    連続して複数の虹彩イメージを取り込んで前記入力イメ
    ージ信号を生成させるための光源を含む請求項1に記載
    のシステム。
  8. 【請求項8】 前記光源が赤外光源である請求項7に記
    載のシステム。
  9. 【請求項9】 前記予め定められた個人情報が、前記制
    御ユニットによって前記虹彩イメージピックアップユニ
    ットとインターフェースしてカメラとユーザーの眼とを
    自動的に整列させる位置決めデータを含む請求項1に記
    載のシステム。
  10. 【請求項10】 前記処理データが、前記パラメータの
    少なくとも二つを表す請求項1に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 前記処理データが、前記パラメータの
    全てを表す請求項10に記載のシステム。
  12. 【請求項12】 周波数変換法がWavelet変換を
    用いる請求項1に記載のシステム。
  13. 【請求項13】 周波数変換法がHaar変換を用いる
    請求項12に記載のシステム。
  14. 【請求項14】 処理データが、曲線のあてはめ及び端
    検出のアルゴリズムの少なくとも一つを用いて測定され
    た瞳孔の形状を含む請求項1に記載のシステム。
  15. 【請求項15】 処理データが、瞳孔の楕円率及び楕円
    長軸の方向を含む請求項14に記載のシステム。
  16. 【請求項16】 存在する場合には、瞳孔の周縁に沿っ
    た平坦な部分が同定目的で認識される請求項14に記載
    のシステム。
  17. 【請求項17】 二次元Haar変換係数の低周波数成
    分が、入力イメージ信号の選択された一つから同定目的
    で得られる請求項13に記載のシステム。
  18. 【請求項18】 Haar変換がシグナムHaar関数
    の集合から選択される請求項13に記載のシステム。
  19. 【請求項19】 Haar変換が、変換フローグラフの
    バタフライ構造で処理される請求項13に記載のシステ
    ム。
  20. 【請求項20】 入力イメージ信号の少なくとも選択さ
    れた一つが、前記Haar変換関数を用いてスペクトル
    変換の可変マルチセクターシステムで分析される請求項
    13に記載のシステム。
  21. 【請求項21】 スペクトル分析のマルチセクターシス
    テムによって、干渉によって歪曲されない分析目的のた
    めに、虹彩の可視部分を表す虹彩のセクターの可変選択
    が可能になる請求項20に記載のシステム。
  22. 【請求項22】 スペクトル分析のマルチセクターシス
    テムによって、境界による欠陥又は干渉を同定して同定
    分析から排除することが可能になる請求項21に記載の
    システム。
  23. 【請求項23】 入力虹彩イメージの選択された一つ
    を、前記スペクトル分析の目的のために、鞏膜−虹彩の
    ほぼ境界に位置する外側境界を有する外環と、外環から
    内側に離隔していて、外側境界から内側に予め定められ
    た距離だけ離隔した半径を有する内側環状部分とに分割
    する請求項22に記載のシステム。
  24. 【請求項24】 前記予め定められた距離が約30〜8
    0ピクセルである請求項23に記載のシステム。
  25. 【請求項25】 外環、及び外環との環状ゾーンの境界
    と、瞳孔の周縁との間に配置された環状ゾーン内の領域
    を、それぞれ、複数のセクター(n)及び(p)にそれ
    ぞれ分割し、ここでnはpと同一又は異なり、n+pセ
    クターの合計を生成し、Haar係数の所定値(m
    がm×mマトリクスを形成するHaar変換を用いて算
    出される請求項24に記載のシステム。
  26. 【請求項26】 n=16、p=16、m=32であ
    り、前記32セクターのそれぞれに関して、1024H
    aar関数係数がHaar変換を用いて32×32マト
    リクスから算出される請求項25に記載のシステム。
  27. 【請求項27】 瞼、睫などによって妨げられるか又は
    干渉されるセクターを、隣接セクターHaar係数比較
    によって拒絶する請求項26に記載のシステム。
  28. 【請求項28】 隣接するセクターHaar係数の比較
    によって、高周波数係数の予め定められた鋭利な変動が
    検出された場合には、セクターを分析中に欠陥として拒
    絶する請求項25に記載のシステム。
  29. 【請求項29】 拒絶されたセクターを分析から除去し
    た後に、mHaar係数の全セットのサブセットを選
    択して、分析目的のために選択されたmHaar係数
    のm×mマトリクスからの予め定められた数の係数を生
    成する請求項28に記載のシステム。
  30. 【請求項30】 m=32で、前記サブセットが、Ha
    ar係数の32×32マトリクスから選択された31の
    係数を含む請求項29に記載のシステム。
  31. 【請求項31】 予め定められた数の係数の選択を用い
    て虹彩参照記録を生成する請求項29に記載のシステ
    ム。
  32. 【請求項32】 前記予め定められた数の係数が、同定
    目的のために用いられる選択された低周波数ゾーンを表
    す請求項31に記載のシステム。
  33. 【請求項33】 前記制御ユニットが、入力イメージ信
    号を用いて、光刺激に応答する時間当たりの瞳孔の平均
    収縮及び膨張を表す瞳孔ヒストグラム又はピュピログラ
    ム(pupillogram)を生成することによっ
    て、瞳孔反応を表す情報を算出する請求項1に記載のシ
    ステム。
  34. 【請求項34】 前記カメラが、オートフォーカスのた
    めの可変取り込み又はフレックスゾーンを有する請求項
    1に記載のシステム。
  35. 【請求項35】 前記カメラが、ユーザーの眼の移動の
    結果としてのオートフォーカスの低下を防ぐために、5
    mmよりも大きな焦点距離を有している第2のレンズを
    更に有する請求項1に記載のシステム。
  36. 【請求項36】 前記ピュピログラムによって生存動物
    のイメージ走査が確保される請求項33に記載のシステ
    ム。
  37. 【請求項37】 前記虹彩イメージピックアップユニッ
    トが、更に、ユーザーの眼をカメラのレンズと整列させ
    るための視野誘導ユニットを有する請求項1に記載のシ
    ステム。
  38. 【請求項38】 複数の赤外光源が、第2のカメラレン
    ズの周縁の回りに環状に配列されている請求項35に記
    載のシステム。
  39. 【請求項39】 生存動物の同一性を確認する方法であ
    って、 (a)まず、生存動物が、データベースにおいて同定さ
    れている生存動物に対応する同一性を有しているかどう
    かを測定し; (b)ステップ(a)の結果がイエスである場合には、
    生存体の眼の虹彩及び瞳孔の少なくとも一部分を表す複
    数のイメージを得て; (c)前記複数のイメージを処理して、周波数変換法を
    用いた虹彩繊維構造の密度及びテキスチャー形態、瞳孔
    反応、瞳孔の形状、自律神経環反応、自律神経環の形
    状、くぼみの存在、くぼみの位置、及びくぼみの形状の
    少なくとも一つからなる群から選択される虹彩同定パラ
    メータ情報を得て; (d)先に得られた虹彩同定情報の予め定められた特性
    を、ステップ(c)で得られた虹彩同定情報を比較し;
    そして (e)ステップ(d)において比較したデータの一致の
    兆候が存在するかどうかを確認する;ステップを含むこ
    とを特徴とする前記方法。
  40. 【請求項40】 それぞれの眼の複数のイメージを得る
    更なるステップを含む請求項39に記載の方法。
  41. 【請求項41】 インプットされたパスワード情報を、
    同定し得る人間の予め蓄積された情報と合致させること
    によって請求項42のステップ(b)を始める更なるス
    テップを含む請求項39に記載の方法。
  42. 【請求項42】 眼を光源で照射し、連続して複数の前
    記虹彩イメージを取り込む更なるステップを含む請求項
    39に記載の方法。
  43. 【請求項43】 照射のために赤外光源を用いる請求項
    42に記載の方法。
  44. 【請求項44】 カメラをユーザーの眼と整列させて、
    複数のイメージを得る更なるステップを含む請求項39
    に記載の方法。
  45. 【請求項45】 前記複数のイメージを処理して、前記
    同定パラメータの少なくとも二つに関連する情報を得る
    請求項39に記載の方法。
  46. 【請求項46】 前記パラメータのそれぞれを同定目的
    のために処理する請求項39に記載の方法。
  47. 【請求項47】 処理ステップ(c)においてWave
    let変換を用いる請求項39に記載の方法。
  48. 【請求項48】 処理ステップ(c)においてHaar
    変換を用いる請求項47に記載の方法。
  49. 【請求項49】 処理ステップが、曲線のあてはめ及び
    端検出のアルゴリズムの少なくとも一つを用いる虹彩瞳
    孔の形状の分析を含む請求項39に記載の方法。
  50. 【請求項50】 処理ステップが、瞳孔の楕円率及び楕
    円長軸の方向を検出することを含む請求項49に記載の
    方法。
  51. 【請求項51】 処理ステップが、瞳孔の周縁に沿った
    平坦な部分の存在を測定することを含む請求項50に記
    載の方法。
  52. 【請求項52】 処理ステップが、入力イメージ信号の
    選択された一つから二次元Haar変換係数の低周波数
    成分を得ることを含む請求項48に記載の方法。
  53. 【請求項53】 処理ステップが、シグナムHaar関
    数の集合からHaar変換を選択することを含む請求項
    48に記載の方法。
  54. 【請求項54】 処理ステップが、干渉によって歪曲さ
    れない分析目的のために、虹彩の可視部分を表す虹彩の
    セクターの可変選択が起こることを可能にするためにス
    ペクトル分析の可変マルチセクターシステムを用いるこ
    とを含む請求項48に記載の方法。
  55. 【請求項55】 スペクトル分析の可変マルチセクター
    システムを用いて、同定分析から、同定される境界によ
    る欠陥又は干渉を排除する更なるステップを含む請求項
    54に記載の方法。
  56. 【請求項56】 処理ステップが、虹彩イメージを、外
    環内に位置する予め定められた数のセクター、及び瞳孔
    を含む外環と同心的に形成された環状領域とに分割する
    ことを含む請求項54に記載の方法。
  57. 【請求項57】 前記セクターを、セクターと隣接する
    セクターとについて分析し、高周波数係数の予め定めら
    れた鋭利な変動が検出された場合にはそのセクターを欠
    陥として拒絶する請求項56に記載の方法。
  58. 【請求項58】 処理ステップが、拒絶されるセクター
    の除去の後に、分析目的で選択される予め定められた数
    の全ての係数のサブセットを測定し、それぞれの選択さ
    れたセクターに関するサブセットにおける予め定められ
    た数の係数の選択を用いて、請求項39の比較ステップ
    (d)において用いられる虹彩参照記録を生成する請求
    項57に記載の方法。
  59. 【請求項59】 選択されたセクターの選択された周波
    数ゾーンを表す係数を同定目的に用いる請求項58に記
    載の方法。
  60. 【請求項60】 可変取り込み又はフレックスゾーンを
    有するカメラのオートフォーカスを用いて複数の虹彩イ
    メージを得る請求項39に記載の方法。
  61. 【請求項61】 予め蓄積された情報を用いて、眼と、
    ステップ(b)における複数のイメージを得る光源とを
    自動的に整列させる更なるステップを含む請求項39に
    記載の方法。
  62. 【請求項62】 瞳孔及び虹彩に関連する自律神経環の
    反応に基づいてユーザーの虹彩を同定する方法であっ
    て、 (a)ユーザーによって適当にアクセスされるデータベ
    ースから予め蓄積された個人情報を検索することによっ
    てユーザーの同一性を確認し; (b)カメラによってユーザーの虹彩の一連のイメージ
    を獲得し; (c)虹彩の獲得されたイメージの選択された一つから
    虹彩のゾーンのイメージ信号を選択し、選択されたゾー
    ンのイメージ信号から同一性確認パラメータを測定する
    ことによって、虹彩繊維構造確認プロセスを開始して、
    ユーザーの同一性を確認し; (d)獲得された虹彩イメージの選択された一つから瞳
    孔及び自律神経環のゾーンを検出し、瞳孔及び自律神経
    環の検出されたゾーンの選択されたイメージ信号から瞳
    孔及び自律神経環の動的反応(収縮及び膨張)を算出
    し、関連する同定パラメータを測定することによって、
    瞳孔及び自律神経環反応確認プロセスを開始して、ユー
    ザーの同一性を確認し; (e)同定パラメータを、個人情報として予め蓄積され
    た同定パラメータと比較することによってユーザーの同
    一性を確認する;ステップを含むことを特徴とする前記
    方法。
  63. 【請求項63】 イメージ獲得プロセスが、 カメラ位置を、請求項62のステップ(c)から得られ
    たユーザーの予め蓄積された個人情報に従って自動的に
    調節し;カメラの焦点を整列させ自動的に調節し;光源
    をオンにして、瞳孔及び自律神経環の動きを誘導し;光
    源を消す;ステップを含む請求項62に記載の方法。
  64. 【請求項64】 虹彩繊維構造確認プロセスが、 Haar変換によって虹彩の選択されたイメージ信号を
    変換することによって、対応する虹彩繊維構造に関連す
    るWavelet変換係数から導かれた同定パラメータ
    を測定し;データベースからの予め蓄積された対応する
    パラメータを検索することによってユーザーの同一性を
    確認する;ステップを含む請求項62に記載の方法。
  65. 【請求項65】 虹彩内の瞳孔及び自律神経環の反応に
    基づいて虹彩を同定する方法であって、 (a)ユーザーによって適当にアクセスされるデータベ
    ースから予め蓄積された個人情報を検索することによっ
    てユーザーの同一性を確認し; (b)カメラによって虹彩の一連のイメージを獲得し; (c)獲得された虹彩イメージの選択された一つから瞳
    孔及び自律神経環のゾーンを検出し、瞳孔及び自律神経
    環の検出されたゾーンの選択されたイメージ信号から瞳
    孔及び自律神経環の動的反応(収縮及び膨張)を算出
    し、関連する同定パラメータを測定することによって、
    瞳孔及び自律神経環反応確認プロセスを開始して、ユー
    ザーの同一性を確認し; (d)同定パラメータを、個人情報として予め蓄積され
    た同定パラメータと比較することによってユーザーの同
    一性を確認する;ステップを含むことを特徴とする方
    法。
  66. 【請求項66】 請求項62のステップ(d)が、 検出された自律神経環ゾーンからの二次元イメージ信号
    を中央軸変換によって変換し、検出されたゾーンにおけ
    る自律神経環の形状を算出することによって、自律神経
    環の形状を同定するためのパラメータを算出する、こと
    を含む請求項62に記載の方法。
  67. 【請求項67】 虹彩を同定するための方法であって、 (a)ユーザーによって適当にアクセスされるデータベ
    ースから予め蓄積された個人情報を検索することによっ
    てユーザーの同一性を確認し; (b)カメラによってユーザーの虹彩の一連のイメージ
    を獲得し; (c)くぼみが存在している場合には獲得されたイメー
    ジからくぼみゾーンを検出し、くぼみの形状及び位置に
    基づいて同定確認パラメータを測定することによって、
    第1のくぼみ確認プロセスを開始してユーザーの同一性
    を確認する;ステップを含むことを特徴とする方法。
  68. 【請求項68】 くぼみが存在していない場合に、参照
    虹彩中にもくぼみが存在していないかどうかのユーザー
    の同一性を確認して、参照虹彩中にくぼみが存在する場
    合にはユーザーを不適当として拒絶する、第2のくぼみ
    確認プロセスを更に含む請求項67に記載の方法。
  69. 【請求項69】 獲得された虹彩イメージの中心部分を
    算出することによって瞳孔及び自律神経環のゾーンを検
    出し;検出されたゾーンの動く瞳孔及び自律神経環の反
    応(収縮及び膨張)を算出することによって同定パラメ
    ータを測定し;データベースから対応するパラメータを
    検索することによってユーザーの同一性を確認する;更
    なるステップを含む請求項68に記載の方法。
  70. 【請求項70】 分析のための選択された虹彩に関連す
    るゾーンの外側の自律神経環のゾーンを検出し;検出さ
    れた自律神経環ゾーンでの二次元イメージ信号を中央軸
    変換によって変換し、検出されたゾーンにおける自律神
    経環の形状を算出することによって、自律神経環の形状
    を同定するためのパラメータを算出し;データベースか
    ら対応するパラメータを検索することによってユーザー
    の同一性を確認する;更なるステップを含む請求項68
    に記載の方法。
  71. 【請求項71】 第1のくぼみ確認プロセスが、 虹彩の選択された獲得イメージ信号から虹彩イメージの
    端を検出することによって、くぼみが存在しているか否
    かを判断し;判断ステップの結果としてくぼみが存在し
    ている場合にはくぼみゾーンを検出し;検出されたくぼ
    みゾーンでの二次元イメージ信号を中央軸変換によって
    変換した後に、くぼみの形状及び位置に基づいて同定パ
    ラメータを算出し;データベースから対応するパラメー
    タを検索することによってユーザーの同一性を確認す
    る;ことを含む請求項68に記載の方法。
  72. 【請求項72】 虹彩走査によって生存動物の同一性を
    確認するためのシステムであって、以下の要素: (a)生存動物を同定する同定情報を受容するための制
    御ユニット、及び制御ユニットによってアクセスされ、
    同定情報と比較するための同定可能な生体に関連する予
    め定められた個人情報を有するためのデータベースを含
    むデータ蓄積ユニット; (b)同定情報が予め定められた情報に対応する場合
    に、左及び右の眼の虹彩イメージを取り込んで入力イメ
    ージ信号を生成させるための、制御ユニットによって操
    作される双眼カメラ虹彩イメージピックアップユニッ
    ト;及び (c)入力イメージ信号を処理データに予備処理するた
    めのデータ処理ユニット;を含むことを特徴とするシス
    テム。
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