JPH1115972A - アイリス撮影装置 - Google Patents

アイリス撮影装置

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JPH1115972A
JPH1115972A JP9164003A JP16400397A JPH1115972A JP H1115972 A JPH1115972 A JP H1115972A JP 9164003 A JP9164003 A JP 9164003A JP 16400397 A JP16400397 A JP 16400397A JP H1115972 A JPH1115972 A JP H1115972A
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JP9164003A
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Takahiro Oda
高広 小田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操作者が本人であるかどうかを識別することが
でき、操作を簡素化することができ、安全性を確保する
ことができるようにする。 【解決手段】レンズ系及び撮像手段を備えたカメラ部
と、複数の発光手段を備えた視線指示表示パネル22a
と、操作者のアイリスのパターンが格納された記憶装置
と、前記撮像手段によって撮影されたイメージに基づい
て、アイリスのパターンを認識するパターン認識手段
と、該パターン認識手段によって認識されたアイリスの
パターンと、前記記憶装置に格納されたアイリスのパタ
ーンとが一致するかどうかを照合するアイリス照合手段
とを有する。操作者が所定の位置の発光手段に視線を向
けると、カメラ部の撮像手段はアイリスのイメージを撮
影する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイリスを撮影す
るためのアイリス撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、入出管理、金庫のロック解除、イ
ンターネットにおけるアクセス、ATMによる入出金等
を行う場合、あらかじめ各システムの管理者と操作者と
の間で暗証番号を取り決めておき、操作者が入力装置等
を操作することによって暗証番号を識別装置に入力する
と、操作者が本人であるかどうかが識別されるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の識別装置においては、各システムを使用する場合、
操作者は必ず暗証番号を入力しなければならず、操作が
煩わしい。また、暗証番号が本人以外の者に知られる
と、各システムが本人以外の者によって使用される可能
性があるので、安全性を確保することができない。
【0004】本発明は、前記従来の識別装置の問題点を
解決して、操作者が本人であるかどうかを識別すること
ができ、操作を簡素化することができ、安全性を確保す
ることができるアイリス撮影装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のア
イリス撮影装置においては、レンズ系、及びイメージを
撮影する撮像手段を備えたカメラ部と、複数の発光手段
を備えた視線指示表示パネルと、操作者のアイリスのパ
ターンが格納された記憶装置と、前記撮像手段によって
撮影されたイメージに基づいて、アイリスのパターンを
認識するパターン認識手段と、該パターン認識手段によ
って認識されたアイリスのパターンと、前記記憶装置に
格納されたアイリスのパターンとが一致するかどうかを
照合するアイリス照合手段とを有する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態におけるアイリス撮影装置の概念図、
図2は本発明の第1の実施の形態における撮影器の破断
図、図3は本発明の第1の実施の形態における倍率可変
型焦点調整レンズの概念図、図4は本発明の第1の実施
の形態におけるカメラ部の概念図である。
【0007】図において、11は撮影器、11aは筐
(きょう)体、12は該筐体11aの前方(図1におけ
る左方)開口を覆う可視光遮断ミラー、13はイメー
ジ、例えば、顔全体、瞳の周囲にあるアイリス(虹彩)
等を撮影する撮像手段としての撮像素子、14はレンズ
系としての倍率可変型焦点調整レンズであり、該撮像素
子13及び倍率可変型焦点調整レンズ14によってカメ
ラ部が構成される。
【0008】前記倍率可変型焦点調整レンズ14は、図
3に示すように、前方(図における左方)から後方(図
における右方)にかけて順に配設されたレンズ14a、
ズームレンズ14b、絞り14c、レンズ14d及びフ
ォーカスレンズ14eを備える。そして、前記ズームレ
ンズ14bを矢印A方向に移動させることによって倍率
可変型焦点調整レンズ14の倍率を変え、撮像素子13
によって顔全体を撮影したりアイリスを撮影したりする
ことができる。また、絞り板14fを矢印B方向に移動
させることによって、絞り14cの開放量を外部の環境
条件に対応させて調整し、顔全体又はアイリスの像の明
るさを一定にすることができる。さらに、前記フォーカ
スレンズ14eを矢印C方向に移動させることによっ
て、撮像素子13の撮像面及びアイリスに焦点を合わせ
ることができる。
【0009】そのために、ズームレンズ14b、絞り1
4c及びフォーカスレンズ14eに対応させてモータ3
6、38、40がそれぞれ配設され、各モータ36、3
8、40の回転量がそれぞれエンコーダ37、39、4
1によって検出されるようになっている。そして、制御
装置28は、前記エンコーダ37、39、41によって
検出された各回転量が設定値になるように各モータ3
6、38、40を制御する。なお、前記各モータ36、
38、40及び各エンコーダ37、39、41は、イン
タフェース基板17に接続される。
【0010】また、15は前記撮像素子13及び倍率可
変型焦点調整レンズ14を回動自在に支持する首振台、
16は画像出力ケーブル、18は通信ケーブル、19は
パネル基板、22a、22bは視線指示表示パネル、2
4は前記パネル基板19を筐体11aに固定するための
基板固定具、25はねじ、27は延長ケーブル26aを
介して前記制御装置28に接続され、アイリス撮影装置
のオン・オフを行うためのスイッチ、29は操作者、す
なわち、被撮影者のアイリスのパターンが格納された記
憶装置としての外部記憶装置、30は延長ケーブル26
bを介して前記制御装置28に接続されたモニタ、42
は延長ケーブル26cを介して前記制御装置28に接続
されたスピーカである。
【0011】そして、前記パネル基板19上における前
記視線指示表示パネル22a、22b間、及び前記倍率
可変型焦点調整レンズ14の左右であって、各視線指示
表示パネル22a、22bの下方に、照明手段としての
照明素子20がそれぞれ配設され、該照明素子20によ
って光が、被撮影者の顔に照射される。その結果、前記
被撮影者が可視光遮断ミラー12に顔を近づけると、撮
像素子13によって顔全体及びアイリスが撮影される。
このとき、前記撮像素子13は、画像データを発生さ
せ、該画像データを、画像出力ケーブル16を介してイ
ンタフェース基板17に送り、更に通信ケーブル18を
介して制御装置28に送る。該制御装置28は、アイリ
スのパターンを前記画像データに従って認識し、認識さ
れたパターンとあらかじめ外部記憶装置29に格納され
ているアイリスのパターンとが一致するかどうかを照合
することによって、被撮影者が本人であるかどうかを識
別する。
【0012】なお、前記各モータ36、38、40を給
電するためのケーブル、各エンコーダ37、39、41
において発生させられた検出信号を制御装置28に送る
ためのケーブル、画像データを制御装置28に送るため
のケーブル等は一本に束ねられて通信ケーブル18にさ
れる。ところで、照明素子20によって放たれる光を可
視光にすると、被撮影者が可視光の強さで眩(まぶ)し
さを感じて、目を閉じてしまうことがある。その場合、
撮像素子13によってアイリスを撮影することができな
くなったり、撮影されたアイリスのイメージの品位が低
下したりしてしまう。そこで、前記照明素子20によっ
て放たれる光の波長を近赤外光領域に設定するようにし
ている。また、前記筐体11aの前方開口を可視光遮断
ミラー12によって覆い、筐体11a内に可視光が進入
しないようにしている。
【0013】そして、被撮影者がスイッチ27を操作す
ると、図示しない電源が投入されて照明素子20が点灯
し、撮像素子13による撮影が開始されるが、該撮影が
終了すると直ちに電源が遮断され、照明素子20は消灯
させられる。このように、極めて短い時間だけ照明素子
20が点灯させられるので、被撮影者の目に照射される
光の量を最少限にすることができ、該光が被撮影者の目
に与える影響を少なくすることができる。
【0014】また、前記各視線指示表示パネル22a、
22bは、マトリクス状に配設された複数の発光手段と
しての発光素子23を備える。この場合、前記視線指示
表示パネル22a、22bにおいて、所定の位置の発光
素子23を点灯させると、点灯させられた発光素子23
に被撮影者の視線が向けられるので、被撮影者の姿勢に
対応させて撮影器11をパン・チルト方向に回動させる
必要がない。したがって、撮影器11を安定した状態で
支持することができるので、イメージの品位を向上させ
ることができる。
【0015】また、前記パネル基板19上における前記
視線指示表示パネル22a、22b間の照明素子20の
近傍に、アイリスの照合結果を表示する判定光源素子2
1a、21bが配設され、前記判定光源素子21aはア
イリスの照合結果が良好であるときに、前記判定光源素
子21bはアイリスの照合結果が良好でないときにそれ
ぞれ点灯させられる。
【0016】そして、前記首振台15には、回動手段と
してのモータ32、該モータ32に連結されたウォーム
ギヤ34、該ウォームギヤ34と噛(し)合させられ、
かつ、倍率可変型焦点調整レンズ14に固定されたウォ
ームホイール35が配設される。したがって、前記モー
タ32を駆動することによってウォームギヤ34を回転
させると、ウォームホイール35が回転させられ、倍率
可変型焦点調整レンズ14を回動させることができる。
また、前記モータ32にはエンコーダ33が配設され、
該エンコーダ33によってモータ32の回転量が検出さ
れる。なお、前記カメラ部は、前記ウォームホイール3
5の回転軸を中心に重量バランスが採られるようになっ
ていて、首振台15を高速で回転させたときにウォーム
ホイール35の回転軸及び撮影器11の全体に作用する
慣性力が小さくされる。
【0017】次に、前記制御装置28について説明す
る。図5は本発明の第1の実施の形態における制御装置
のブロック図である。この場合、制御装置28には、撮
像素子13(図1)から送られた画像データを処理する
オフセット値算出手段としての画像処理部61、該画像
処理部61による処理結果、及び各エンコーダ33(図
4)、37(図3)、39、41から送られた検出信号
に従って首振台15及び倍率可変型焦点調整レンズ14
の制御を行うメカ制御部62、前記画像処理部61によ
る処理結果に基づいて前記発光素子23を選択的に点灯
させる指示制御部63、照明素子20の制御を行う照明
制御部64、撮像素子13によって撮影されたアイリス
のパターンを認識するパターン認識手段としてのアイリ
ス画像処理部65、該アイリス画像処理部65によって
認識されたアイリスのパターンと、あらかじめ外部記憶
装置29に格納されているアイリスのパターンとが一致
するかどうかを照合するアイリス照合手段としてのアイ
リス照合部66、該アイリス照合部66による照合結果
に基づいて判定光源素子21a(図2)、21bを点灯
させる判定制御部67、撮影器11の操作方法を被撮影
者に指示するアイリス入力操作指示部68が配設され
る。
【0018】そして、前記画像処理部61は、顔全体を
撮影すると両目が黒く映ることを利用して、顔全体の画
像データから両目の画像データを抽出する。すなわち、
画像処理部61は、まず、顔全体の画像データを所定の
輝度レベルで2値化して、白データ又は黒データにす
る。続いて、画像処理部61は、撮影枠の中心点から左
右に同じ距離だけ離れた位置に存在する黒データを見つ
け出し、該黒データが両目の画像データであると判定す
る。このようにして両目の画像データを抽出すると、前
記画像処理部61は、両目の画像データ間の撮像素子1
3の画素数を求め、該画素数を前記倍率可変型焦点調整
レンズ14におけるイメージの倍率で除算することによ
って、被撮影者の両目の実際の間隔を算出する。そし
て、前記画像処理部61は、前記間隔の半分の値をオフ
セット値δH とする。
【0019】なお、被撮影者が撮影器11を操作すると
きの操作性を向上させるために、モニタ30が被撮影者
側に向けて配設され、該モニタ30に、撮影された顔の
イメージ、アイリスのパターン、操作方法の指示等が表
示される。また、視線指示表示パネル22a、22bに
おいて発光素子23が点灯したときに、アイリス入力操
作指示部68は、「今から、アイリスを撮影します。点
灯したランプを両目で見つめ、ランプが視野の中央にく
るように顔の位置、姿勢を調整してください。ランプが
点滅したら、撮影中ですので動かないようにお願いしま
す。」等のメッセージをモニタ30に表示して被撮影者
に知らせる。なお、スピーカー42によって前記メッセ
ージを出力して被撮影者に知らせることもできる。
【0020】そして、前記メッセージを表示した後、指
示制御部63は、前記発光素子23を少なくとも3秒間
点灯させ、その後、点滅させる。続いて、前記倍率可変
型焦点調整レンズ14の倍率が変えられ、撮像素子13
によってアイリスが撮影される。なお、前記発光素子2
3を点滅させる代わりに2色の光を放つ発光素子を利用
することもできる。
【0021】図6は本発明の第1の実施の形態における
他の発光素子の正面図、図7は本発明の第1の実施の形
態における他の発光素子の断面図である。図において、
43はプリズムレンズ、44、45は発光素子であり、
該発光素子44、45は、それぞれ素子フレーム44
a、45a、発光部44b、45b及び入力端子44
c、45cを備える。
【0022】そして、例えば、前記発光素子44は赤の
色の光を、発光素子45は緑の色の光をそれぞれ放つよ
うになっている。したがって、発光素子44、45を選
択的に点灯させることによって、発光素子23(図2)
の点灯と点滅との切替えに代えることができる。次に、
前記スイッチ27(図1)について説明する。
【0023】図8は本発明の第1の実施の形態における
スイッチの概略図である。図において、27はスイッチ
であり、該スイッチ27に識別レベル選択手段としての
第1、第2のボタン27a、27bが配設される。被撮
影者が第1のボタン27aを押下すると、被撮影者が本
人であるかどうかが標準(スタンダード)の識別レベル
で識別される。また、被撮影者が第2のボタン27bを
押下すると、被撮影者が本人であるかどうかが精度の高
い特別(スペシャル)の識別レベルで識別される。な
お、前記第1、第2のボタン27a、27bを押下する
ことによって撮影が開始され、第1、第2のボタン27
a、27bを離すことによって前記撮影が終了される。
【0024】また、前記スイッチ27と制御装置28
(図1)とは延長ケーブル26aによって接続される
が、赤外光、超音波等を利用した無線通信方式を使用す
ることもできる。次に、前記構成のアイリス撮影装置の
動作について説明する。図9は本発明の第1の実施の形
態におけるアイリス撮影装置の動作を示す第1のフロー
チャート、図10は本発明の第1の実施の形態における
アイリス撮影装置の動作を示す第2のフローチャート、
図11は本発明の第1の実施の形態におけるアイリス撮
影装置の動作を示す第3のフローチャート、図12は本
発明の第1の実施の形態におけるアイリス撮影装置の動
作を示す第1の図、図13は本発明の第1の実施の形態
におけるアイリス撮影装置の動作を示す第2の図、図1
4は本発明の第1の実施の形態におけるアイリス撮影装
置の動作を示す第3の図、図15は本発明の第1の実施
の形態におけるアイリス撮影装置の動作を示す第4の図
である。
【0025】図において、12は可視光遮断ミラー、1
4は倍率可変型焦点調整レンズ、15は首振台、19は
パネル基板、21a、21bは判定光源素子、23は発
光素子、27はスイッチである。ところで、被撮影者が
可視光遮断ミラー12上のある点P1に視線を向ける
と、図12に示すように、水平方向においてアイリスの
位置と点P1との間にオフセット値δH が存在するが、
図13に示すように、垂直方向においてアイリスの位置
と点P1とはほぼ同一直線上に並ぶ。そこで、倍率可変
型焦点調整レンズ14の光軸から水平方向においてオフ
セット値δH だけ離れた位置にある発光素子23を点灯
し、被撮影者が発光素子23に視線を向けることによっ
てアイリスの位置と倍率可変型焦点調整レンズ14の光
軸とを合わせるようにしている。したがって、アイリス
の像を拡大しても、被撮影者が動かない限り、像が撮影
枠から外れることはない。また、撮影中に被撮影者の姿
勢に対応させてカメラ部をパン・チルト方向に回動させ
る必要がないので、倍率可変型焦点調整レンズ14の焦
点を容易にアイリスに合わせることができる。
【0026】本実施の形態においては、第2のボタン2
7b(図8)を押下して特別の識別レベルを選択する
と、左右の目のアイリスについてパターンが認識され
る。そのために、被撮影者は、可視光遮断ミラー12に
自分の顔全体を収めることによって撮影距離sを設定す
る。これにより、倍率可変型焦点調整レンズ14におい
て、撮影距離sに対応させて倍率を調整し、図14に示
すように可視光遮断ミラー12にアイリスを収めること
が可能になる。このようにして撮影距離sが設定される
と、被撮影者はスイッチ17を押下する。なお、倍率の
調整を行った後に、モータ40(図2)をわずかに駆動
することによって、倍率可変型焦点調整レンズ14の焦
点を微妙に調整することができる。
【0027】この場合、まず、図15に示すように、被
視線指示表示パネル22bの各発光素子23のうち、倍
率可変型焦点調整レンズ14の光軸から水平方向におい
てオフセット値δH だけ右に離れた位置にある発光素子
23が点灯させられ、被撮影者は点灯させられた発光素
子23が視野の中央にくるように顔全体を動かす。その
結果、前記倍率可変型焦点調整レンズ14の位置とアイ
リスの位置とが一致させられる。そして、被撮影者の右
目のアイリスについてパターンが認識され、認識された
パターンとあらかじめ外部記憶装置29に格納されてい
るアイリスのパターンとが一致するかどうかを照合し、
前記アイリスの照合結果が良好である場合、判定光源素
子21aが点灯させられ、前記アイリスの照合結果が不
良である場合、判定光源素子21bが点灯させられる。
【0028】続いて、左目のアイリスについてパターン
を認識するために、前記倍率可変型焦点調整レンズ14
の光軸から水平方向においてオフセット値δH だけ左に
離れた位置にある発光素子23が点灯させられる。この
とき、アイリス入力操作指示部68(図5)は、例え
ば、「次に、左目を撮影します。右目と同じように、両
目がミラーに入るように顔の位置、姿勢を調整してくだ
さい。」等のメッセージをモニタ30に表示して被撮影
者に知らせる。なお、スピーカー42によって前記メッ
セージを出力して被撮影者に知らせることもできる。
【0029】このように、アイリス画像処理部65によ
って左右の目のアイリスについてパターンを認識し、ア
イリス画像処理部65によって認識されたパターンとあ
らかじめ外部記憶装置29に格納されているアイリスの
パターンとが一致するかどうかをアイリス照合部66に
よって照合することにより、被撮影者が本人であるかど
うかの識別が行われるので、識別の精度を高くすること
ができる。なお、左右の目のアイリスについてパターン
を認識する場合、処理時間が長くなるので、取引の内容
に応じて、第1のボタン27aを押下して標準の識別レ
ベルを選択すると、一方の目のアイリスについてだけパ
ターンが認識される。
【0030】そして、判定制御部67において前記アイ
リスの照合結果が良好である場合、モニタ30に登録コ
ード及び個人情報が表示される。また、前記アイリスの
照合結果が不良である場合、撮影及び照合が3回繰り返
され、それでも不良である場合、アイリス入力操作指示
部68は、例えば、「眼鏡、コンタクトレンズ等の装着
を確認後、それらをお取りになって再度アイリス照合を
実施してください。」、「撮影エラーが発生しました。
窓口にてお問い合わせください。」、「本アイリスは登
録されておりません。」等のメッセージをモニタ30に
表示して被撮影者に知らせる。なお、スピーカー42に
よって各種のメッセージを出力して被撮影者に知らせる
こともできる。
【0031】このように、アイリスのパターンに基づい
て被撮影者が本人であるかどうかを識別することができ
るので、暗証番号を入力する必要がなく、操作を簡素化
することができる。さらに、各システムが本人以外の者
によって使用されることがないので、安全性を確保する
ことができる。次に、フローチャートについて説明す
る。 ステップS1 制御装置28の初期化を行う。 ステップS2 特別の識別レベルが選択されたかどうか
を判断する。特別の識別レベルが選択された場合はステ
ップS3に、選択されていない場合はステップS4に進
む。 ステップS3 識別レベルを表すRANKに1をセット
する。 ステップS4 RANKに2をセットする。 ステップS5 顔全体を撮影する。 ステップS6 抽出処理を行う。 ステップS7 オフセット値δH を算出する。 ステップS8 右目に対応する発光素子23を点灯させ
る。 ステップS9 発光素子23の点滅を開始する。 ステップS10 アイリスを撮影する。 ステップS11 RANKに1がセットされているかど
うかを判断する。RANKに1がセットされている場合
はステップS30に、セットされていない場合はステッ
プS12に進む。 ステップS12 発光素子23を消灯させる。 ステップS13 被撮影者に左目の撮影を指示する。 ステップS14 顔全体を撮影する。 ステップS15 抽出処理を行う。 ステップS16 オフセット値δH を算出する。 ステップS17 左目に対応する発光素子23を点灯さ
せる。 ステップS18 発光素子23の点滅を開始する。 ステップS19 アイリスを撮影する。 ステップS20 アイリスを照合する。 ステップS21 照合結果が良好であるかどうかを判断
する。照合結果が良好である場合はステップS22に、
良好でない場合はステップS25に進む。 ステップS22 発光素子23を消灯させる。 ステップS23 登録コード及び個人情報を表示する。 ステップS24 判定光源素子21aを点灯させる。 ステップS25 発光素子23を消灯させる。 ステップS26 照合回数を表す値N2 をインクリメン
トする。 ステップS27 値N2 が3より大きいかどうかを判断
する。値N2 が3より大きい場合はステップS28に進
み、値N2 が3以下である場合はステップS5に戻る。 ステップS28 メッセージを表示する。 ステップS29 判定光源素子21bを点灯させる。 ステップS30 アイリスを照合する。 ステップS31 照合結果が良好であるかどうかを判断
する。照合結果が良好である場合はステップS32に、
良好でない場合はステップS35に進む。 ステップS32 発光素子23を消灯させる。 ステップS33 登録コード及び個人情報を表示する。 ステップS34 判定光源素子21aを点灯させる。 ステップS35 発光素子23を消灯させる。 ステップS36 照合回数を表す値N1 をインクリメン
トする。 ステップS37 値N1 が3より大きいかどうかを判断
する。値N1 が3より大きい場合はステップS38に進
み、値N1 が3以下である場合はステップS5に戻る。 ステップS38 メッセージを表示する。 ステップS39 判定光源素子21bを点灯させる。
【0032】ところで、被撮影者が眼鏡を装着している
場合は、アイリスの前に眼鏡レンズが存在することにな
るのでアイリスに焦点を合わせるのが困難になる。そこ
で、アイリスに容易に焦点を合わせることができるよう
にした本発明の第2の実施の形態について説明する。図
16は本発明の第2の実施の形態におけるアイリス撮影
装置の動作を示すフローチャート、図17は本発明の第
2の実施の形態におけるアイリス撮影装置の動作を示す
第1の図、図18は本発明の第2の実施の形態における
スイッチの概略図、図19は本発明の第2の実施の形態
におけるスイッチの制御部を示す図、図20は本発明の
第2の実施の形態におけるアイリス撮影装置の動作を示
す第2の図、図21は本発明の第2の実施の形態におけ
るアイリス撮影装置の動作を示す第3の図である。な
お、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについて
は、同じ符号を付与することによってその説明を省略す
る。
【0033】図において、31は眼鏡レンズ、77はス
イッチであり、該スイッチ77は、識別レベルを選択す
ることを知らせるための識別レベルボタン77a、標準
(スタンダード)の識別レベルを選択するためのボタン
77b、特別(スペシャル)の識別レベルを選択するた
めのボタン77c、眼鏡を装着しているかどうかの情報
を知らせるためのボタン77d、眼鏡を装着しているこ
とを知らせるためのボタン77e、眼鏡を装着していな
いことを知らせるためのボタン77f、及び撮影の開始
を指示するためのスタート(START)ボタン77g
を備える。なお、識別レベルボタン77a及びボタン7
7b、77cによって識別レベル選択手段が構成され
る。
【0034】ところで、被撮影者が眼鏡を装着している
場合、図17に示すように、前記眼鏡レンズ31は下向
きに傾いていることが多い。したがって、レンズ系とし
ての倍率可変型焦点調整レンズ14の光軸を水平にする
と、倍率可変型焦点調整レンズ14の焦点面と眼鏡レン
ズ31とが平行にならず、眼鏡レンズ31に照明等が反
射して、眼鏡レンズ31に焦点が合ったりアイリスに焦
点が合ったりしてしまう。また、眼鏡レンズ31のレン
ズ面が汚れていると、アイリスよりレンズ面に焦点が合
いやすくなり、この場合も眼鏡レンズ31に焦点が合っ
たりアイリスに焦点が合ったりしてしまう。
【0035】そして、撮像手段としての撮像素子13
(図1)の所定範囲において眼鏡レンズ31が撮影され
てしまうので、モータ40(図3)による合焦点位置の
検出範囲が小さい場合には、フォーカスレンズ14eを
矢印C方向に移動させ、イメージの輝度等の撮影状態の
変化によって合焦点の違いを比較しようとしても、撮影
状態の変化を捕らえることができなくなってしまう。そ
の結果、合焦点位置を検出することができなくなる。な
お、該合焦点位置の検出範囲を大きくすることもできる
が、検出時間が長くなってしまう。
【0036】そこで、本実施の形態においては、眼鏡レ
ンズ31の傾きをあらかじめ考慮して、倍率可変型焦点
調整レンズ14の光軸より上方の位置において発光素子
23を点灯させ、かつ、倍率可変型焦点調整レンズ14
を上向きにして、該倍率可変型焦点調整レンズ14の焦
点面と眼鏡レンズ31とが平行になるようにしている。
したがって、合焦点位置を容易に検出することができ、
眼鏡レンズ31に焦点が合ったりアイリスに焦点が合っ
たりすることがなくなる。
【0037】この場合、点灯される発光素子23と倍率
可変型焦点調整レンズ14の中心との間のオフセット値
δV は、撮影距離s及び眼鏡レンズ31の傾きθV に基
づいて算出することができる。通常、眼鏡レンズ31の
傾きθV は、 θV <30〔°〕 であるので、傾きθV を30〔°〕とし、撮影距離s
を、 s=500〔mm〕 とすると、オフセット値δV は、 δV =s・tanθ V=500・tan(30〔°〕) =288〔mm〕 になる。
【0038】前記構成の撮影器11において、まず、被
撮影者は、可視光遮断ミラー12に自分の顔全体を収め
ることによって撮影距離sを設定する。これにより、倍
率可変型焦点調整レンズ14において、撮影距離sに対
応させて倍率を調整し、図20に示すように可視光遮断
ミラー12にアイリスを収めることが可能になる。そし
て、図21に示すように、被視線指示表示パネル22b
(図2)の各発光素子23のうち、倍率可変型焦点調整
レンズ14の光軸から垂直方向においてオフセット値δ
V だけ上に離れた位置にある発光素子23が点灯させら
れ、被撮影者は点灯させられた発光素子23が視野の中
央にくるように顔を動かす。その結果、前記倍率可変型
焦点調整レンズ14の焦点面と眼鏡レンズ31とが平行
にされる。
【0039】続いて、標準の識別レベルで被撮影者が本
人かどうかの識別を行おうとする場合、被撮影者は、ボ
タン77aを押下するとともに、ボタン77bを押下し
て標準の識別レベルを選択し、次に、ボタン77dを押
下した後、ボタン77eを押下して眼鏡を装着している
ことを知らせ、スタートボタン77gを押下する。その
結果、前記オフセット値δV が設定され、所定の発光素
子23が点灯させられる。
【0040】なお、押下したボタンを確認することがで
きるように、押下されたボタンが点灯させられる。ま
た、スタートボタン77gを押下する前においては、選
択された識別レベル、眼鏡を装着しているかどうかの各
項目の指定を修正することができるようになっていて、
同じボタンを2度押すと、ボタンが消灯させられ、指定
を修正することができる。すなわち、各ボタンの押下回
数が数えられ、押下回数が奇数である場合はボタンが点
灯させられ、偶数である場合はボタンが消灯させられ
る。
【0041】また、前記ボタン77fは必ずしも必要は
なく、眼鏡を装着している場合にだけボタンを押下する
ようにすることもできる。さらに、撮像素子13によっ
て撮影された顔全体の像に基づいて眼鏡を装着している
かどうかを判断することもできる。その場合、ボタン7
7d〜77fは不要になる。次に、前記スイッチ77の
制御部について説明する。なお、図19において、ボタ
ン77a〜77fはいずれも同じ構造を有するので、ボ
タン77aについてだけ説明する。
【0042】前記ボタン77aは、押下部47及びスイ
ッチ部48を備え、押下部47を押下することによって
スイッチ部48が導通させられる。なお、前記押下部4
7に発光素子49が内蔵される。また、スタートボタン
77gは、押下部52及びスイッチ部53を備え、押下
部52を押下することによってスイッチ部53が導通さ
せられる。
【0043】そして、前記スイッチ部48はスイッチ制
御部50のカウンタ部81と接続され、ボタン77aの
押下回数はカウンタ部81によってカウントされる。次
に、回数処理部82はカウンタ部81によってカウント
された押下回数が奇数であるか偶数であるかを判定し、
ランプ制御部83は、押下回数が奇数である場合、発光
素子49を点灯し、押下回数が偶数である場合、発光素
子49を消灯させる。
【0044】そして、被撮影者が、選択した項目を各ボ
タン77a〜77fの点灯状態で確認し、スタートボタ
ン77gを押下すると、点灯確認部84は点灯している
ボタンを確認し、撮影条件設定部85に知らせる。該撮
影条件設定部85は撮影条件を設定し、該撮影条件を制
御装置28に送る。なお、スタートボタン77gが押下
されても、所定の項目が選択されていない場合には撮影
は行われない。この場合は、制御装置28のアイリス入
力操作指示部68(図5)は、操作ミスのメッセージを
モニタ30に表示して被撮影者に知らせる。なお、処理
を簡素化するために、ボタン77a〜77fによる項目
の選択が終了した時点で、スタートボタン77gが押下
されなくても撮影が開始されるようにすることもでき
る。
【0045】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS41 制御装置28の初期化を行う。 ステップS42 ボタン77a〜77fを押下して項目
を選択する。 ステップS43 スタートボタン77gが押下されたか
どうかを判断する。スタートボタン77gが押下された
場合はステップS44に進み、押下されていない場合は
ステップS42に戻る。 ステップS44 被撮影者が眼鏡を装着しているかどう
かを判断する。眼鏡を装着している場合はステップS4
5に、装着していない場合はステップS46に進む。 ステップS45 オフセット値δV を設定し、ステップ
S5に進む。 ステップS46 オフセット値δV に0をセットし、ス
テップS5に進む。
【0046】ところで、各被撮影者ごとのオフセット値
δH (図12)のばらつきが小さい場合は、前記オフセ
ット値δH の平均値を使用することができる。次に、オ
フセット値δH の平均値を使用した本発明の第3の実施
の形態について説明する。第1の実施の形態において
は、撮像手段としての撮像素子13(図1)を使用し
て、顔全体を撮影してオフセット値δH を算出した後、
アイリスを撮影するようにしているが、本実施の形態に
おいては、アイリスだけが撮影されるようになってい
る。
【0047】そのために、あらかじめ各被撮影者のオフ
セット値δH を何らかの方法で算出して平均値δHAV
記憶装置としての外部記憶装置29に格納しておき、制
御装置28の指示制御部63(図5)は、外部記憶装置
29から平均値δHAV を読み出し、該平均値δHAV に対
応させて前記発光素子23を選択的に点灯させる。した
がって、倍率可変型焦点調整レンズ14の倍率を固定す
ることによって、倍率可変型焦点調整レンズ14にズー
ムレンズ14b(図3)を配設する必要がなくなるの
で、倍率可変型焦点調整レンズ14をその分小型化する
ことができるだけでなく、アイリス撮影装置のコストを
低くすることができる。
【0048】しかも、顔全体を撮影したり、両目の画像
データを抽出してオフセット値δHを算出したりする必
要がなくなるので、撮影器11の全体の処理時間を短く
することができる。ところで、前記各実施の形態におい
て、発光素子23は、点灯させられた後、所定時間が経
過すると点滅させられるようになっているので、撮影器
11の全体の処理時間がその分長くなってしまう。
【0049】そこで、発光素子23を点灯させた後、被
撮影者による操作によって発光素子23を点滅させるよ
うにした本発明の第4の実施の形態について説明する。
図22は本発明の第4の実施の形態におけるスイッチの
概略図、図23は本発明の第4の実施の形態におけるア
イリス撮影装置の動作を示す第1のフローチャート、図
24は本発明の第4の実施の形態におけるアイリス撮影
装置の動作を示す第2のフローチャート、図25は本発
明の第4の実施の形態におけるアイリス撮影装置の動作
を示す第3のフローチャートである。
【0050】図において、87はスイッチであり、該ス
イッチ87は、標準(スタンダード)の識別レベルを選
択するためのボタン87a、特別(スペシャル)の識別
レベルを選択するためのボタン87b、及び撮影の開始
を指示するためのスタート(START)ボタン87c
を備える。なお、ボタン87a、87bによって識別レ
ベル選択手段が構成される。
【0051】この場合、被撮影者がボタン87a、87
bを押下して識別レベルを選択しても、スタートボタン
87cを押下するまで撮影は開始されず、右目に対応さ
せて視線指示表示パネル22b(図2)の所定の発光素
子23が点灯させられると、アイリス入力操作指示部6
8(図5)は、例えば、「今から、アイリスを撮影しま
す。点灯したランプを両目でみつめ、ランプが視野の中
央部にくるように顔の位置、姿勢を調整してください。
調整が完了したら、スタートボタンを押してくださ
い。」等のメッセージをモニタ30(図1)に表示して
被撮影者に知らせる。
【0052】また、前記メッセージの後に、アイリス入
力操作指示部68は、例えば、「ランプが点滅したら、
撮影中ですので動かないようにお願いします。」等のメ
ッセージをモニタ30に表示することによって、撮像手
段としての撮像素子13によって撮影されるイメージの
品位を向上させることができる。そして、特別の識別レ
ベルが選択されると、右目のアイリスの撮影が終了する
と、右目に対応させて点灯させられていた発光素子23
が消灯させられ、続いて、アイリス入力操作指示部68
は、例えば、「次に、左目を撮影します。右目と同じよ
うに、両目がミラーに入るように顔の位置、姿勢を調整
してください。調整が終了したら、スタートボタンを押
し、姿勢を固定した状態でお待ちください。」等のメッ
セージをモニタ30に表示して被撮影者に知らせる。
【0053】このように、被撮影者がスタートボタン8
7cを押下することによって、発光素子23の点滅が開
始されるのを待つことなく、撮影を開始することができ
る。したがって、撮影器11の全体の処理時間を短くす
ることができる。次に、フローチャートについて説明す
る。 ステップS51 制御装置28の初期化を行う。 ステップS52 特別の識別レベルが選択されたかどう
かを判断する。特別の識別レベルが選択された場合はス
テップS53に、選択されない場合はステップS55に
進む。 ステップS53 スタートボタン87cが押下されたか
どうかを判断する。スタートボタン87cが押下された
場合はステップS54に進み、押下されていない場合は
ステップS52に戻る。 ステップS54 識別レベルを表すRANKに1をセッ
トする。 ステップS55 RANKに2をセットする。 ステップS56 顔全体を撮影する。 ステップS57 抽出処理を行う。 ステップS58 オフセット値δH を算出する。 ステップS59 右目に対応する発光素子23を点灯さ
せる。 ステップS60 スタートボタン87cが押下されるの
を待機する。 ステップS61 発光素子23の点滅を開始する。 ステップS62 アイリスを撮影する。 ステップS63 RANKに1がセットされているかど
うかを判断する。RANKに1がセットされている場合
はステップS84に、セットされていない場合はステッ
プS64に進む。 ステップS64 発光素子23を消灯させる。 ステップS65 被撮影者に左目の撮影を指示する。 ステップS66 スタートボタン87cが押下されるの
を待機する。 ステップS67 顔全体を撮影する。 ステップS68 抽出処理を行う。 ステップS69 オフセット値δH を算出する。 ステップS70 左目に対応する発光素子23を点灯さ
せる。 ステップS71 スタートボタン87cが押下されるの
を待機する。 ステップS72 発光素子23の点滅を開始する。 ステップS73 アイリスを撮影する。 ステップS74 アイリスを照合する。 ステップS75 照合結果が良好であるかどうかを判断
する。照合結果が良好である場合はステップS76に、
良好でない場合はステップS79に進む。 ステップS76 発光素子23を消灯させる。 ステップS77 登録コード及び個人情報を表示する。 ステップS78 判定光源素子21aを点灯させる。 ステップS79 発光素子23を消灯させる。 ステップS80 照合回数を表す値N2 をインクリメン
トする。 ステップS81 値N2 が3より大きいかどうかを判断
する。値N2 が3より大きい場合はステップS82に進
み、値N2 が3以下である場合はステップS56に戻
る。 ステップS82 メッセージを表示する。 ステップS83 判定光源素子21bを点灯させる。 ステップS84 アイリスを照合する。 ステップS85 照合結果が良好であるかどうかを判断
する。照合結果が良好である場合はステップS86に、
良好でない場合はステップS89に進む。 ステップS86 発光素子23を消灯させる。 ステップS87 登録コード及び個人情報を表示する。 ステップS88 判定光源素子21aを点灯させる。 ステップS89 発光素子23を消灯させる。 ステップS90 照合回数を表す値N1 をインクリメン
トする。 ステップS91 値N1 が3より大きいかどうかを判断
する。値N1 が3より大きい場合はステップS92に進
み、値N1 が3以下である場合はステップS56に戻
る。 ステップS92 メッセージを表示する。 ステップS93 判定光源素子21bを点灯させる。
【0054】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0055】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、アイリス撮影装置においては、レンズ系、及びイ
メージを撮影する撮像手段を備えたカメラ部と、複数の
発光手段を備えた視線指示表示パネルと、操作者のアイ
リスのパターンが格納された記憶装置と、前記撮像手段
によって撮影されたイメージに基づいて、アイリスのパ
ターンを認識するパターン認識手段と、該パターン認識
手段によって認識されたアイリスのパターンと、前記記
憶装置に格納されたアイリスのパターンとが一致するか
どうかを照合するアイリス照合手段とを有する。
【0056】この場合、操作者が視線指示表示パネル上
の所定の位置の発光手段に視線を向けると、カメラ部の
撮像手段はアイリスのイメージを撮影する。そして、パ
ターン認識手段は、撮像されたイメージに基づいてアイ
リスのパターンを認識し、アイリス照合手段は、認識さ
れたアイリスのパターンとあらかじめ記憶装置に格納さ
れているアイリスのパターンとが一致するかどうかを照
合する。
【0057】したがって、アイリスのパターンに基づい
て操作者が本人であるかどうかを識別することができる
ので、暗証番号を入力する必要がなく、操作を簡素化す
ることができる。さらに、各システムが本人以外の者に
よって使用されることがないので、安全性を確保するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるアイリス撮
影装置の概念図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における撮影器の破
断図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における倍率可変型
焦点調整レンズの概念図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるカメラ部の
概念図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における制御装置の
ブロック図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における他の発光素
子の正面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における他の発光素
子の断面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態におけるスイッチの
概略図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態におけるアイリス撮
影装置の動作を示す第1のフローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施の形態におけるアイリス
撮影装置の動作を示す第2のフローチャートである。
【図11】本発明の第1の実施の形態におけるアイリス
撮影装置の動作を示す第3のフローチャートである。
【図12】本発明の第1の実施の形態におけるアイリス
撮影装置の動作を示す第1の図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態におけるアイリス
撮影装置の動作を示す第2の図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態におけるアイリス
撮影装置の動作を示す第3の図である。
【図15】本発明の第1の実施の形態におけるアイリス
撮影装置の動作を示す第4の図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態におけるアイリス
撮影装置の動作を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第2の実施の形態におけるアイリス
撮影装置の動作を示す第1の図である。
【図18】本発明の第2の実施の形態におけるスイッチ
の概略図である。
【図19】本発明の第2の実施の形態におけるスイッチ
の制御部を示す図である。
【図20】本発明の第2の実施の形態におけるアイリス
撮影装置の動作を示す第2の図である。
【図21】本発明の第2の実施の形態におけるアイリス
撮影装置の動作を示す第3の図である。
【図22】本発明の第4の実施の形態におけるスイッチ
の概略図である。
【図23】本発明の第4の実施の形態におけるアイリス
撮影装置の動作を示す第1のフローチャートである。
【図24】本発明の第4の実施の形態におけるアイリス
撮影装置の動作を示す第2のフローチャートである。
【図25】本発明の第4の実施の形態におけるアイリス
撮影装置の動作を示す第3のフローチャートである。
【符号の説明】
11 撮影器 13 撮像素子 14 倍率可変型焦点調整レンズ 15 首振台 20 照明素子 22a、22b 視線指示表示パネル 23 発光素子 27a 第1のボタン 27b 第2のボタン 28 制御装置 29 外部記憶装置 32 モータ 61 画像処理部 65 アイリス画像処理部 66 アイリス照合部 77a、77b、77c、78a、78b ボタン δH 、δV オフセット値

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)レンズ系、及びイメージを撮影す
    る撮像手段を備えたカメラ部と、(b)複数の発光手段
    を備えた視線指示表示パネルと、(c)操作者のアイリ
    スのパターンが格納された記憶装置と、(d)前記撮像
    手段によって撮影されたイメージに基づいて、アイリス
    のパターンを認識するパターン認識手段と、(e)該パ
    ターン認識手段によって認識されたアイリスのパターン
    と、前記記憶装置に格納されているアイリスのパターン
    とが一致するかどうかを照合するアイリス照合手段とを
    有することを特徴とするアイリス撮影装置。
  2. 【請求項2】 操作者の顔に光を照射する照明手段を有
    する請求項1に記載のアイリス撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記カメラ部を回動自在に支持する首振
    台を備える請求項1に記載のアイリス撮影装置。
  4. 【請求項4】 操作者が本人であるかどうかを識別する
    ための識別レベルを選択する識別レベル選択手段を有す
    る請求項1に記載のアイリス撮影装置。
  5. 【請求項5】 前記カメラ部の光軸と視線指示表示パネ
    ルにおいて点灯させられる発光手段との間のオフセット
    値を、顔全体の画像データから抽出された両目の画像デ
    ータに基づいて算出するオフセット値算出手段を有する
    請求項1に記載のアイリス撮影装置。
  6. 【請求項6】 操作者が眼鏡を装着している場合に、前
    記カメラ部を所定量だけ回動させる回動手段を有する請
    求項1に記載のアイリス撮影装置。
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