JPH10191288A - 携帯用情報伝送装置および携帯用テレビジョン電話装置 - Google Patents

携帯用情報伝送装置および携帯用テレビジョン電話装置

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JPH10191288A
JPH10191288A JP8349624A JP34962496A JPH10191288A JP H10191288 A JPH10191288 A JP H10191288A JP 8349624 A JP8349624 A JP 8349624A JP 34962496 A JP34962496 A JP 34962496A JP H10191288 A JPH10191288 A JP H10191288A
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JP8349624A
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Inventor
Takashi Arai
崇 荒井
Eiji Oyama
英治 尾山
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯テレビジョン電話装置などの操作性の向
上を図ることができ、また、装置の小型化も図ることが
できる情報伝送装置を提供することを目的とする。ま
た、これらの装置の電力を供給するための2次電池の寿
命を長くし、充電するための時間を短縮することを目的
とする。 【解決手段】 カメラ手段によって撮影された画像を、
送受信手段によって受信された映像信号に基づく画像と
ともに、使用者の視線の検出に応じて前記表示手段に表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばテレビジョ
ン電話装置、携帯用テレビジョン電話装置などの情報伝
送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図21は、従来から考案されている携帯
用テレビジョン電話装置(以下携帯TV電話と称す)の
一例である。
【0003】ここで、1001は本体であり、TV電話
に必要な送受信回路、画像処理回路等を内蔵している。
1002は送受信用アンテナ、1003は映像情報を取
り込むためのカメラ部、1004は音声を聞き取るため
のスピーカー、1005は受信した映像を表示するため
のLCD表示部、1006はTV電話の操作ボタン、1
007は音声を取り込むためのマイクである。
【0004】以上の様な構成により、音声と画像の情報
を伝送/受信することが可能な携帯用テレビジョン電話
装置が考案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の装置においては以下のような問題点があった。
【0006】携帯TV電話等の使用状態において、片手
で本体を保持し、もう片方の手で操作せねばならないた
め、片手での操作が出来なかった。特に車両を運転して
いる場合は危険であった。また、限られた小さなスペー
スのため、表示画面が小さく、細かな文字等が見づらか
った。
【0007】そこで本発明は、上記の欠点を除去するた
めになされたものであり、テレビジョン電話装置、携帯
無線テレビジョン電話装置、および画像記録再生装置な
どに適用して好適であり、操作性の向上を図ることがで
き、また、装置の小型化も図ることができる情報伝送装
置を提供することを目的とする。
【0008】また、このような携帯型の情報処理装置に
はNi−Cd電池(ニッケルカドニウム電池)あるいは
リチウムイオン電池などの2次電池が用いられており、
これらの寿命を長くし、充電するための時間を短縮する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本願の請求項1に係る発明によれば、カメラ手
段で撮影して得られた映像信号および音声取り込み手段
で得られた音声信号とを送受信する送受信手段と、映像
信号に基づく画像を表示するための表示手段と、前記送
受信手段によって受信した音声信号を音声出力する音声
出力手段とを備える携帯用情報伝送装置において、前記
表示手段は、接眼可能なファインダユニットによって構
成され、前記情報伝送装置は、前記表示手段によって表
示される画像の視野内を覗く使用者の視線を検出する視
線検出手段と、前記カメラ手段によって撮影された画像
を、前記送受信手段によって受信された映像信号に基づ
く画像とともに、前記視線検出手段の検出に応じて前記
表示手段に表示するための制御手段とを備えることを特
徴とする。
【0010】また、請求項2に係る発明によれば、請求
項1において、前記表示手段上の画像に重畳して指標を
表示するための指標表示手段を備え、前記制御手段は、
前記使用者が前記指標を所定時間注視していることを前
記視線検出手段によって検出することにより、前記カメ
ラ手段によって撮影された画像を、前記送受信手段によ
って受信された映像信号に基づく画像とともに前記表示
手段に表示するように構成されていることを特徴とす
る。
【0011】また、請求項3に係る発明によれば、請求
項2において、前記カメラ手段によって撮影された画像
を、前記送受信手段によって受信された映像信号に基づ
く画像とともに前記表示手段に表示されている場合にお
いて、前記制御手段は、前記使用者が前記指標を所定時
間注視していることを前記視線検出手段によって検出す
ることにより、前記送受信手段によって受信された映像
信号に基づく画像とともに前記表示手段上に表示される
前記カメラ手段によって撮影された画像の表示を停止す
るように構成されていることを特徴とする。
【0012】また、請求項4に係る発明によれば、請求
項1または請求項3において、前記送受信手段によって
受信された映像信号に基づく画像の表示に重畳して、枠
を表示する枠表示手段と、前記枠表示手段によって表示
される枠内の焦点検出の指令を行うための焦点検出指令
手段と、前記枠表示手段によって表示される枠は、前記
視線検出手段によって検出される前記使用者の視線位置
に基づいて移動するように構成されていることを特徴と
する。
【0013】また、請求項5に係る発明によれば、請求
項1ないし請求項4のいずれか一項において、前記携帯
用情報伝送装置は携帯用テレビジョン電話装置である。
【0014】また、請求項6に係る発明によれば、カメ
ラ手段で撮影して得られた映像信号および音声取り込み
手段で得られた音声信号とを送受信する送受信手段と、
前記映像信号に基づく画像を表示するための表示手段
と、前記音声信号を音声出力する音声出力手段とを備え
る携帯用テレビジョン電話装置において、前記表示手段
は、接眼可能なファインダユニットによって構成され、
前記情報伝送装置は、前記表示手段によって表示される
画像の視野内を覗く使用者の視線を検出する視線検出手
段と、複数の相手先の電話番号をそれぞれの相手先の名
前に対応して記憶する記憶手段と、前記表示手段上に前
記記憶手段によって記憶された前記複数の相手先の電話
番号をそれぞれの相手先に対応して表示する制御手段と
を備え、前記制御手段は、前記表示手段上に表示された
前記複数の相手先の名前のうちの一つを前記使用者が所
定時間注視していることを、前記視線検出手段によって
検知することにより、前記使用者が注視した相手先の名
前を他の相手先の名前の表示とは異なるように表示し、
前記使用者が注視した相手先の携帯用テレビジョン電話
装置に対して通信可能に構成されていることを特徴とす
る。
【0015】また、請求項7に係る発明によれば、使用
状態において、使用者の眼近傍に位置するように指示さ
れ、画像あるいは所定の情報を表示するための表示手段
と、音声信号を入出力する音声入出力手段と、前記表示
手段の表示視野内を覗く使用者の視線を検出する視線検
出手段と、電話番号あるいは氏名などの所定の情報を記
憶する記憶手段と、前記表示手段上に前記記憶手段によ
って記憶された前記複数の情報を表示させるとともに、
前記視線検出手段によって検出された注視位置に表示さ
れる情報に基づいて通信を行う制御手段とを備えること
を特徴とする。
【0016】また、請求項8に係る発明によれば、請求
項7において、前記表示手段上に表示された前記複数の
相手先の名前のうちの一つを前記使用者が所定時間注視
していることを、前記視線検出手段によって検知するこ
とにより、前記使用者が注視した相手先の名前を他の相
手先の名前の表示とは異なるように表示し、前記使用者
が注視した相手先の携帯用テレビジョン電話装置に対し
て通信可能に構成されていることを特徴とする。
【0017】また、請求項9に係る発明によれば、携帯
用情報伝送装置において、前記携帯用情報伝送装置を駆
動させるための2次電池を備え、前記制御手段は前記2
次電池を放電するための放電手段を備えていることを特
徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に沿って本実施
の形態を説明する。
【0019】(第1の実施の形態)図1は第一の実施例
による携帯用テレビジョン電話装置(以下携帯TV電話
と称す)の使用状態図、図2は携帯TV電話の収納状態
図である。ここで、101は携帯TV電話本体であり、
送受信回路、映像処理回路、映像記録再生回路等を内蔵
している。102はファインダーユニットであり、表示
用LCD、映像拡大用薄型光学系、視線検出手段を内蔵
しており、目を近づけて映像を確認できる。103は送
受信用のアンテナ、104は音声確認用のスピーカー、
107はカメラヘッドであり、送信用映像やファインダ
ユニット102に表示するために画像を撮影するための
カメラ手段である。
【0020】また、112はカメラのズーム倍率を設定
するためのズームボタン、113は、受信映像あるいは
カメラヘッド107から得られた映像を記録するための
録画スタート/ストップボタン、116は携帯TV電話
機能を操作したり、映像の再生等を行うための各種実行
ボタン、117は操作者の音声を取り込むためのマイク
である。
【0021】また、106はヒンジであり、ファインダ
ーユニット102は、この軸を中心として、図1の矢印
方向へ回動する。ここで、ファインダーユニット102
を90゜開いた状態が使用状態(図1)であり、ファイ
ンダーユニット102は目の近傍に、スピーカー104
は耳の近傍に配置可能である。なお、ファインダユニッ
ト102には使用者の視線を検出する視線検出装置が内
蔵されている。
【0022】さらに、ファインダーユニット102を閉
じた状態が本実施の形態の携帯TV電話の収納状態(図
2)であり、薄型形状を保ったままコンパクトに収める
ことが出来る。また、121はファインダー開閉検出ス
イッチで、プッシュ型スイッチであり、収納状態にて携
帯TV電話本体101の上面で押され、ファインダーユ
ニットの、収納状態と使用状態の判別を行う。
【0023】次に、スピーカーの収納構造について説明
する。図3は、本実施の形態の携帯TV電話の後部を示
しており、(a)はスピーカー使用状態図、(b)はス
ピーカー収納状態図である。ここで、120はスピーカ
ー支持レバーであり、スピーカー104が図のように取
り付けられており、スピーカー回転軸119を中心に回
動可能となっている。
【0024】これらの部材は、本体に設けられたスピー
カー収納スリット111(図2)から前記回動によりス
ピーカー104を外に引き出すことができる(図3
(b))。
【0025】なお、114はスピーカー取り出しつまみ
で、収納状態においても外側に露出しており、ここをつ
まんでスピーカー104を引き出すようになっている。
また、122は、プッシュ型スイッチのスピーカー出し
入れ検出スイッチであり、収納状態にてスピーカー支持
レバー120の左側面で押圧されることによってスピー
カーの収納状態と使用状態の検知を行う。
【0026】次に、本実施の形態における視線検出原理
を説明する。
【0027】図20(a)は視線検出方法の原理図(上
面図)、図20(b)は視線検出方法の原理図(側面
図)である。
【0028】906a、906bは、使用者に対して不
感の赤外光を放射する発光ダイオード(以下IREDと
称す)等の光源であり、各光源は結像レンズ911の光
軸に対してx方向(水平方向)に略対象に(図20
(a))、またy方向(垂直方向)にはやや下側に(図
20(c))配置され、使用者の眼球を発散照明してい
る。眼球で反射した照明光の一部は結像レンズ911に
よってイメージセンサー912に結像する。図19
(a)はイメージセンサー912に投影される眼球像の
概略図であり、図19(b)はイメージセンサー912
から得られた信号の出力強度図である。
【0029】まず水平面で考えると、図20(b)にお
いて、光源906bより放射された赤外光は使用者の眼
球908の角膜910を照明する。このとき角膜910
の表面で反射した赤外光により形成される角膜反射像d
(虚像)は結像レンズ911により集光され、イメージ
センサー912上の位置d′に結像する。
【0030】同様に光源906aより放射された赤外光
は眼球の角膜910を照明する。このとき角膜910の
表面で反射した赤外光により形成された角膜反射像e
(虚像)は、結像レンズ911により集光され、イメー
ジセンサー912上の位置e′に結像する。また虹彩9
04の端部a、bからの光束は結像レンズ911を介し
てイメージセンサー912上の位置a′、b′に虹彩端
部a、bの像を結像する。
【0031】結像レンズ911の光軸に対する眼球90
8の光軸の回転角θが小さい場合、虹彩904の端部
a、bのx座標をxa、xbとすると、xa、xbはイ
メージセンサー上で多数点求めることが出来る(図19
(a)中の×印)。そこでまず円の最小自乗法にて瞳孔
中心xcを算出する。一方角膜910の曲率中心oのx
座標をxoとすると、眼球908の光軸に対する回転角
θxは、 oc*sinθx=xc−xo (1) となる。また、角膜反射像dとeの中点kに所定の補正
値δxを考慮してxoを求めると、 xk=(xd+xe)/2 xo=(xd+xe)/2+δx (2) ここでδxは装置の設置方法/眼球距離等から幾何学的
に求められる数値であり、その算出方法は省略する。よ
って、(1)を(2)へ代入しθxを求めると、 θx=arcsin〔〔xc−{(xd+xe)/2+δx}〕/oc〕 (3) さらにイメージセンサー上に投影された各々の特徴点の
座標を、「′」をつけて(4)式に書き換えると、 θx=arcsin〔〔xc′−{(xd′+xe′)/2+δx′}〕/o c/β〕 (4) となる。ここでβは結像レンズ911に対する眼球の距
離szeにより決まる倍率で、実際は角膜反射像の間隔
|xd′−xe′| の関数として求められる。
【0032】垂直面で考えると、図19(b)の様な構
成となる。ここで2個のIRED906a、906bに
より生じる角膜反射像は同位置に発生し、これをiとす
る。眼球の回転角θyの算出方法は水平面のときとほぼ
同一であるが(2)式のみ異なり、角膜曲率中心oのy
座標をyoとすると、 yo=yi+δy (5) ここでδyは装置の配置方法、眼球距離等から幾何学に
求められる数値であり、その算出法は省略する。よって
垂直方向の回転角θyは、 θy=arcsin〔〔yc′−(yi′+δy′)〕/oc/β〕 ( 6) となる。
【0033】さらに、ファインダー画面上の位置座標
(xn、yn)はファインダー光学系で決まる定数mを
用いると、水平面上、垂直面上それぞれ、 xn=m*arcsin〔〔xc′−{(xd′+xe′)/2+δx′}〕 /oc/β〕 (7) yn=m*arcsin〔〔yc′−{(yi′+δy′)〕/oc/β〕 (8) となる。
【0034】図19(a)で明らかなように、瞳孔エッ
ジの検出はイメージセンサー出力波形の立ち上がり(x
b′)、立ち下がり(xa′)を利用する。また、角膜
反射像の座標は鋭い立ち上がり部(xe′)及び(x
d′)を利用する。
【0035】図4は本実施の形態の携帯TV電話装置の
構成概略図を示している。
【0036】まずファインダー光学系について説明す
る。図4において、202はLCD(液晶表示素子)で
あり、カメラヘッド107で得られた受信映像や送信映
像、各種情報表示が可能な表示手段である。201は、
LCDの映像を拡大するための特殊プリズムであり、b
面にはアルミ蒸着のような反射層がコーティングされて
いる。LCDからの光は第3の光学作用面cで、屈折透
過し、第1の光学作用面aで全反射し、第2の光学作用
面bの反射層で反射し、再び第1の光学作用面aを屈折
透過し、使用者の視度に適合した拡がり角(収束角、平
行)の光束となり表示される。
【0037】図4では、使用者の目203とLCD20
2の中心を結ぶ線を基本光軸として示している。使用者
の視度に対する調整は、LCD202を、プリズム20
1の光軸に沿って平行移動することにより可能となる。
プリズム201は、像性能と歪を補正し、テレセントリ
ックな系とするために、3つの作用面をそれぞれ回転対
称軸を有しない3次元曲面で構成するのが望ましく、こ
こでは、基本光軸を含み、紙面に平行な平面にのみ対称
な曲面構造をしている。また、本光学系においては、主
に反射系にて拡大を行っているため、色収差は非常に少
ない。
【0038】なお、図1におけるファインダーユニット
102は、上記LCD202と、プリズム201を内蔵
しているものである。ただし、スペースに余裕があれ
ば、後述するLCD駆動回路207をいっしょに内蔵し
てもよい。
【0039】次に視線検出系について説明する。視線検
出手段としての機能を備える視線検出系は、撮影者の眼
203に赤外光を照射する赤外発光ダイオード218、
219と、赤外光を集光する結像レンズ217a、21
7bと、この結像レンズ系217により集光された赤外
光を電気信号に変換する光電変換素子(イメージセンサ
ー)216と、この光電変換素子216上の撮影者の眼
203の像を基に、撮影者の、表示素子202上の注視
点を求める注視点検出回路208とからなる。
【0040】赤外発光ダイオード218(裸眼用2個)
又は219(眼鏡用2個)から発した光は、視線検出系
の光軸とは異なる方向から使用者の目を照明する。照明
光は使用者の角膜、瞳孔で反射散乱され、角膜で反射し
た光は角膜反射像を形成し、瞳孔で散乱した光は瞳孔像
を形成する。これらの光は、第2の光学作用面bに設け
られた開口部222を通して、結像レンズ系217によ
りイメージセンサー216上に結像される。イメージセ
ンサー216から得られる目の画像は、前述した視線検
出原理によって構成された注視点検出回路208によっ
て、注視点データを主制御手段210へ出力することが
できる。
【0041】前述したように結像レンズ系は、217
a、217b、2枚のレンズで構成されいるが、特に2
17aのレンズは、くさび形状をしたレンズで、これに
より結像レンズ系を少ないレンズで構成することができ
小型化に適している。このレンズの斜めの面に、曲率を
つけることで、プリズム201における第2の光学作用
面bで発生する偏心収差を有効に補正することができ
る。
【0042】さらに、結像レンズ系には少なくとも非球
面を1面設けると、軸外の結像性能を補正する上で有効
である。結像レンズ系の絞りは、第2の光学作用面bに
設けた開口部に近いほうが、開口部222を小さくする
ことができ、観察系に対する中抜けを防ぐのに有効であ
り、できれば開口部と絞りが一致しているのが望まし
い。開口部は、およそ2mmより小さく設定したほう
が、目の瞳孔より小さくなり、さらに観察系に対する中
抜けを防ぐのに有効である。目を照明する光は、視感度
の低い光がよいので、赤外光を使用している。このと
き、結像レンズ系に可視光をカットする部材のレンズを
少なくとも1個設けると、視線の検出精度を向上するこ
とができる。
【0043】ここで、眼球203の照明用IREDは、
異なる配置で裸眼用と眼鏡用を使い分けている。裸眼用
2個218は、プリズム201をはさんで目と反対側
に、光軸からやや離れた下部から同一高さで、光軸対称
に狭い幅で左右1個ずつ配置されている。一方眼鏡用2
個219は、プリズム201の前方、光軸からかなり離
れた下部から同一高さで、光軸対称に広い幅で左右1個
ずつ配置されている。
【0044】その理由は3つであり、1つは、眼球距離
によって、より良い照明条件を得るためで、できるだけ
眼の検出エリアを均等に照明するような位置になってい
る。2つめは、前記角膜反射像が、瞼でケラレないよう
な高さにする必要があるため、裸眼用IREDは、眼鏡
用IREDに比べて、高い位置にある。3つめは、赤外
光が眼鏡に反射してできるゴーストが、検出に影響の少
ない周辺部に現れるようにするため、眼鏡用IRED
は、裸眼用より、左右、下に、離れた位置にある。な
お、眼球と眼鏡の判別は、角膜反射像の間隔 |xd′
−xe′|から、眼球203とプリズム201の距離を
算出することで行う。
【0045】図5は、プリズム201を正面から見た図
である。ここで、前記光学作用面bは、反射用のミラー
コーティングが施されているが、前記結像系、及び赤外
発光ダイオード218用の開口部、すなわちミラーコー
ティング未処理部(222は結像用、220、221は
裸眼赤外発光ダイオード用)が設けられている。前述し
たように、これらはファインダー観察系に影響のない程
度に小さいものであり、およそ2mm以下程度が望まし
い。
【0046】次に、図4を用いて回路系を説明する。2
23は前述したカメラヘッド107のユニットである。
ここで204はカメラレンズ、205は映像を取り込む
撮像素子、206は撮像素子を制御したり、所定の映像
信号を生成するための信号処理回路、224は、カメラ
ヘッドのズームやオートフォーカスを行うズーム/AF
手段である。
【0047】また、215は送受信用のアンテナ、21
4は高周波を処理する送受信回路、であり、映像および
音声などの信号を送受信するための送受信手段である。
210は映像と音声を分離、合成したり、全体のシーケ
ンスを制御したりするCPUなどの主制御回路であり、
制御手段としての役割を果たす。213はテープ、磁気
ディスク、光ディスク、固体メモリー等にアンテナ21
5によって得られた映像信号および音声信号あるいはカ
メラヘッド223によって得られた映像信号を記録/再
生するための記録/再生手段であり、本実施の形態にお
いては、記憶手段として登録された電話番号も記録す
る。
【0048】212は音声を出力するための音声出力手
段としてのスピーカー、211は音声をとりこむための
音声取り込み手段としてのマイク、209は各種操作ス
イッチを検出するための操作スイッチ、207はLCD
を駆動するためのLCD駆動手段である。また、キャラ
クタ生成回路230は、主制御回路210の指令によっ
てLCD202に表示される矢印あるいは枠などの各種
キャラクタを生成する回路である。
【0049】上述したような構成を有する携帯TV電話
装置において、実際に視線を用いて電話番号、送信先等
を指定する実施の形態を説明する。
【0050】第1に電話番号登録の動作について説明す
る。図6は本実施の形態における、電話番号登録のファ
インダー(LCD202)表示画面を示し、図8は電話
番号登録の本実施の形態の携帯TV電話装置の処理動作
フローチャートである。図6において、301は電話番
号設定画面、302は名前表示、303は電話番号表示
であり、通信する相手の名前と電話番号を表示してい
る。304は設定箇所表示カーソルであり、現在設定し
ている相手の名前と電話番号表示であり、四角で囲まれ
ている。
【0051】図8のフローに沿って電話番号登録の動作
を説明する。まず設定スイッチ(図2における携帯TV
電話用ボタン116の中の一つのボタン)がONかどう
かを判断する(s102)。ONでなければ最初に戻
り、ONであれば設定画面表示(図3(a))を行う
(s103)。
【0052】次に、送りスイッチ(図2における携帯T
V電話用ボタン116の中の一つのボタン)がONかど
うかを判断する。(s104)ONでなければs111
へ飛び、ONであれば設定箇所表示カーソルを移動し、
登録行を送る(図3(b),s105)。
【0053】更に、名前、TelNO.キー(図2にお
ける携帯TV電話用ボタン116の中の一つのボタン)
がONかどうかを判断する(s106)。ONでなけれ
ばs108へ飛び、ONであればキーインされた名前、
TelNO.など入力文字を表示する(図3(c),s
107)。
【0054】設定スイッチ(図2におけるTV電話用ボ
タン116の一つ)がONかどうかを判断する(s10
8)。ONでなければs104へ飛び、ONであればキ
ーインされた名前、TelNO.など入力文字に従って
名前と電話番号を主制御回路のメモリーに登録する。
(図3(d),s109)このとき設定箇所表示カーソ
ル304は、下の行に移動する。
【0055】一方、s104で送りスイッチがONでな
い場合、名前、TelNO.キーがONかどうかを判断
する(s111)。ONでなければ5108へ飛び、O
Nであればキーインされた名前、TelNO.など入力
文字を表示し、(図3(c),s112)s108へ飛
ぶ。
【0056】つぎに、視線による電話呼び出しの動作に
ついて説明する。図7は、本実施の形態における電話呼
び出しのファインダー(LCD202)表示画面、図9
は電話番号呼び出し時のフローチャートである。図7に
おいて、401は視線による電話呼び出し時の画面、4
02は視線注視開始の点滅表示、403は視線位置を示
す矢印、404は視線注視後の点灯表示、405は受信
した相手の撮影画面の一例を示している。
【0057】図9のフローに沿って電話番号呼び出しの
動作を説明する。まず始めに、視線CALLスイッチ
(図2におけるTV電話用ボタン116の一つ)がON
かどうかを判断する(s202)。ONでなければ最初
に戻り、ONであれば視線CALL画面を表示し(図4
(a),s203)、さらに視線検出方法によって視線
座標検出を行う(s204)。
【0058】ここで得られた視線座標を基にして、名前
表示302の近傍(所定エリア)に視線が向けられたか
どうかを判断し、視線がどこの名前にも向けられていな
ければs204へ戻り、どこかへ向けられていれば、視
線の向けられた名前表示を点滅し(s206,図7
(b))、そして主制御回路のメモリtをリセットし
(s207)、メモリtに1を加える(s208)。
【0059】次にメモリtが100以上になったかどう
かを判断し(s209)、100未満の場合、視線座標
を再度検出し(s216)、同一名前表示に視線が向け
られたかどうかを判断し(s217)、向けられていれ
ばs208へ戻り、向けられていなければ、視線の向け
られた名前表示を点灯に戻して(s215)s204へ
戻る。一方、s209にてメモリtが100以上となっ
た場合、視線の向けられた名前表示を色反転し(s21
0,図4(c))、相手を呼び出し(s211)通話を
開始し(s212)、視線CALL画面表示を解除する
(s213,図4(d))。
【0060】以上のような動作により、まずスイッチ操
作で、相手先の名前と電話番号を登録し、呼び出すとき
は、相手先リストの名前付近を所定時間見つめることに
より、実行する事が出来る。なお、このとき誤操作を防
ぐため、見つめはじめてから呼び出し実行の間、視線の
向けられた名前表示を点滅するようにしている。
【0061】(第2の実施の形態)本実施例において、
携帯TV電話の構成は第1の実施の形態と同一であるの
で説明は省略する。
【0062】図10は本実施の形態における電話呼び出
し時のファインダー(LCD202)表示画面を示した
ものである。図11および図12は電話呼び出し時の処
理動作のフローチャートである。図10において、60
1は視線による電話呼び出し時の画面、602はCAL
L表示、603はNO.表示、604は視線位置を示す
矢印(実際の機器では、表示は無い)、605は電話番
号表示、606は視線により選択された番号表示であ
る。
【0063】次に、図11および図12のフローチャー
トに沿って電話番号呼び出しの動作を説明する。視線C
ALLスイッチ(図2におけるTV電話用ボタン116
の一つ)がONかどうかを判断する(s702)。ON
でなければ最初に戻り、ONであれば視線CALL画面
を表示し、(図10(c),s703)視線座標検出を
行う(s704)。
【0064】ここで得られた視線座標を基にして、番号
表示603の近傍(所定エリア)に視線が向けられたか
どうかを判断し(s705)、視線がどこの番号にも向
けられていなければs725へ飛び、どこかの番号に視
線が向けられていれば、番号表示603を点滅し(s7
06)、主制御回路210のメモリtを0にリセットし
(s707)、メモリtに1を加える。(s708)
【0065】次にメモリtが100以上になったかどう
かを判断し(s709)、100未満の場合、視線座標
を再度検出し(s722)、同一番号表示に視線が向け
られたかどうかを判断し(s723)、向けられていれ
ば7008へ戻り、向けられていなければ、視線の向け
られた番号表示を点灯に戻して(s724)、s725
へ飛ぶ。一方、s709にてメモリtが100以上とな
った場合、番号表示を反転し(s710)、視線の向け
られた番号を電話番号表示欄へ表示する(s711,図
6(a))。
【0066】次に、視線座標を検出し(s725)、C
ALL表示602の近傍(所定エリア)に視線が向けら
れたかどうかを判断し(s726)、視線が向けられて
いなければs704へ戻り、向けられていれば、視線C
ALL表示を点滅し(s727)、主制御回路210の
メモリtをリセットし(s728)、メモリtに1を加
える(s729)。
【0067】次にメモリtが100以上になったかどう
かを判断し(s730)、100未満の場合、視線座標
を再度検出し(s736)、CALL表示に視線が向け
られたかどうかを判断し(s737)、向けられていれ
ばs729へ戻り、向けられていなければ、CALL表
示を点灯に戻して(s735)、s704へ戻る。一
方、s729にてメモリtが100以上となった場合、
CALL表示を色反転し(s731,図10(b))、
相手を呼び出し(s732)、通話を開始し(s73
3)、視線CALL画面表示を解除する(s734,図
10(c))。
【0068】以上のような動作により、相手を呼び出す
ときは、まず番号付近を所定時間注視(携帯TV電話内
の処理においてはメモリが100以上のとき)すること
により、相手の番号を入力し、次にCALL表示を所定
時間注視することにより通信先を呼び出す事が出来る。
なお、このとき誤操作を防ぐため、見つめ始めてから決
定までの間、視線の向けられた番号、CALL表示を点
滅するようにしている。
【0069】(第3の実施の形態)本実施の形態におい
て、携帯TV電話の構成は第1の実施の形態と同様であ
り、説明は省略する。
【0070】本実施の形態は、基本的に携帯TV電話に
て送信画像を撮影する際のオートフォーカスエリアを視
線で移動する(視線AF)と共に、メニュー選択、機能
実行を視線で行う(視線スイッチ)形態である。
【0071】図13は視線AF/視線スイッチ動作時の
LCD202表示画面を示す図である。図14は視線ス
イッチ機能の一つである子画面表示動作時のLCD20
2表示画面である。
【0072】ここで、802は、測距エリアを示す視線
AF枠、804は視線スイッチ指標(ズームワイド)、
805は視線スイッチ指標(ズームテレ)、806は視
線スイッチ指標(ズームワイド)、808は視線スイッ
チ指標(マルチ画面)、であり、これらは主制御回路2
10(図2)の指令によって指標表示手段および枠表示
手段としての機能を有するキャラクタ生成回路230に
よって生成される。809は、カメラヘッド223で撮
影された画像を表示するための子画面である。
【0073】図13において、測距エリアは、撮影画像
に重畳して表示される視線AF枠802の中で行われ、
この枠は、視線により所定の位置に移動することがで
き、狙う被写体が画面のどこにあってもフォーカスを合
わせることが出来る。ここで、フォーカス手段は、図4
における焦点検出指令手段として機能する主制御回路2
10において、視線AF枠802付近の高周波成分がピ
ークになるように通信先のズーム/AF手段224を制
御する旨の信号を映像信号、音声信号とともに送信する
ように制御する。
【0074】また、視線スイッチ表示803、804、
807を所定時間見つめると、それぞれ、ズームのテ
レ、ワイド、マルチ画面の機能を実行する。なお、これ
らを実行するアルゴリズムは、第1の実施の形態におけ
る、視線による名前選択と同一であるのでその説明は省
略する。
【0075】本実施の形態において、マルチ画面とは、
図14に示すように親画面810の中に子画面809が
表示され、例えば子画面は、自分で撮影している送信用
画面、親画面は相手から送られてきた受信用画面に設定
すれば、両方の映像を確認しながら撮影可能となるモー
ドを示している。
【0076】図18は、上述したようなマルチ画面を表
示するときのフローチャートである。図13に示す画像
上において、視線スイッチ指標808を注視すると、注
視点検出回路208(図2)によって使用者の画面上の
注視点が検出される(s301)。
【0077】主制御回路210は使用者が視線スイッチ
指標808を注視していると認識し、カメラヘッド22
3から得られる映像信号を図14に示すように子画面と
して表示させる(s302)。
【0078】さらに、LCD202画面上に子画面が表
示されている場合、視線スイッチ指標808を注視する
と、注視点検出回路208(図2)によって使用者の画
面上の注視点が検出される(s303)。主制御回路2
10は使用者が視線スイッチ指標808を注視している
と認識し、カメラヘッド223から得られる子画面をL
CD202画面上から消去させる(s304)。
【0079】上述のフローチャートによれば、カメラヘ
ッド223で撮影される画像を子画面に、アンテナ21
5で受信した映像信号に基づくを親画面として表示した
が、カメラヘッド223で撮影される画像を親画面に、
アンテナ215で受信した映像信号に基づくを子画面と
して表示してもよい。
【0080】このようなマルチ画面にすれば、例えば車
両などを運転していて自分の周辺の確認が必要な場合に
おいても、指標を注視する視線を検出するだけで周囲の
確認が可能となり非常に安全性に優れた携帯電話装置を
提供することができる。
【0081】図15は上述した3通りの実施の形態のい
ずれにも適用することが可能な装置の電源部の構成を示
している。また、2次電池使用の携帯用の装置であれば
どの装置にも適用可能である。従来、2次電池を使用し
た装置は充電する前に、2次電池のメモリー効果を抑制
するために一度放電してから充電していたため充電する
ための時間がかかっていた。図15のように携帯TV電
話本体にこの放電機能(ディスチャージ機能)を内蔵す
ることにより、2次電池の寿命を延ばし、充電するため
の時間を極力抑制することを目的としている。
【0082】図15において、501はNi−Cd電池
などの2次電池であり携帯TV電話装置各部に電力を供
給するための電源である。502は放電手段としての役
割を担う放電制御回路であり、主制御回路(図2)の指
令によって2次電池501の放電(ディスチャージ)を
行う。503はレギュレーターであり、2次電池から得
られる電力を各部に調節指定供給する。
【0083】図17は、LCD202内の画面表示を示
している。この画面表示は装置の動作終了後にこの画面
に切り換わるが、LCD202に表示されている「O
N」の表示を所定時間注視すると、バッテリーの放電
(ディスチャージ)が行われ、「OFF」の表示を所定
時間注視すると、放電は行われず動作処理は終了する。
【0084】図16は、このようなディスチャージモー
ドの主制御回路210の動作処理のフローチャートであ
る。まず、携帯TV電話装置の不図示の電源スイッチを
OFFにする(s301)。すると、s302におい
て、図17に示すようにLCD202の画面が切り換わ
る。LCD202に表示されている「ON」の表示を所
定時間注視した場合、画面上の矢印が「ON」をさした
後、s303において装置本体の電源がOFFとなり、
s304において、主制御回路210の指示によって放
電制御回路502は放電を2次電池501の放電(ディ
スチャージ)を開始する。s305において放電が終了
した後、装置のすべての動作が終了する。
【0085】また、s302において、「OFF」の表
示を所定時間注視すると、放電は行われず、装置のすべ
ての動作は終了する(s306)。
【0086】以上のように、2次電池を本体側で放電す
ることによって2次電池を充電するための時間を短縮
し、さらに2次電池の寿命をのばすことが可能となる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
または請求項5によれば、携帯用の情報伝送装置におい
て、通信先の画像を見ることができるだけでなく、その
画像とともに使用者の視線の検出に応じて自分の周囲の
画像を表示可能であるため、装置を把持したまま、その
姿勢を変えることなく自分の周囲の安全を確認すること
ができる。
【0088】また、請求項2によれば、ファインダ上の
画像に重畳して指標を表示し、使用者はその指標を注視
することによってカメラ手段によって撮影される画像が
表示されるため、装置を把持したまま、その姿勢を変え
ることなく自分の周囲の安全を確認することができる。
【0089】また、請求項3によれば、カメラ手段によ
って撮影される画像の表示が必要でない場合は、画面上
の指標を所定時間注視することによってその画像の表示
を停止しているので、装置を把持したまま、その姿勢を
変えることなくカメラ手段による撮影画像の表示のON
/OFFが選択可能となる。
【0090】また、請求項4によれば、通信先で撮影さ
れている画像に重畳して合焦点可能な位置を視線位置に
よって移動可能な枠で示し、その位置での焦点を検出す
るように指令を通信先に送っており、さらに相手先に通
話することによって音声で所望の画像を得られる位置に
装置を移動してもらうことが可能であるので、遠隔地に
おいても使用者の所望の適切な画像が得られる。
【0091】また、請求項6および請求項7および請求
項8によれば、ファインダ上に複数の電話番号とそれに
対応する名前をファインダ上に表示し、その中から視線
位置によって相手先を指定可能であり、さらに指定され
た相手先を他の表示とは異なるようにして指定された相
手先を明確にし、その相手先と通信可能にしてあるの
で、装置を把持したまま、その姿勢を変えることなく通
信が可能となる。
【0092】また、請求項9によれば、携帯用情報伝送
装置の各部に電力を供給する情報伝送装置に放電機能を
設けてあるので、2次電池の寿命を延ばし、充電するた
めの時間を極力抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】携帯用情報伝送装置のファインダユニットの使
用状態図。
【図2】携帯用情報伝送装置のファインダユニットの収
納状態図。
【図3】(a)は、携帯用情報伝送装置の後部を示して
おり、スピーカの使用状態を示す図。(b)は、携帯用
情報伝送装置の後部を示しており、スピーカの収納状態
を示す図。
【図4】携帯用情報伝送装置の収納状態図。
【図5】プリズムを正面から見た図。
【図6】相手先電話番号登録のファインダー表示画面を
示す図。
【図7】相手先電話呼び出しのファインダー表示画面を
示す図。
【図8】相手先電話番号登録の場合の装置の動作処理フ
ローチャート。
【図9】相手先電話番号を呼び出す場合の装置のフロー
チャート。
【図10】相手先電話呼び出しのファインダー表示画面
を示す図。
【図11】相手先電話番号を呼び出す場合の装置のフロ
ーチャート。
【図12】相手先電話番号を呼び出す場合の装置のフロ
ーチャート。
【図13】視線AF/視線スイッチ動作時のLCD20
2表示画面を示す図。
【図14】子画面表示動作時のLCD202表示画面を
示す図。
【図15】携帯用情報伝送装置の電源部の構成を示す
図。
【図16】ディスチャージモードのときの装置の動作処
理フローチャート。
【図17】ディスチャージモードのときの装置のLCD
表示画面を示す図。
【図18】マルチ画面表示のときのフローチャート。
【図19】(a)はイメージセンサー912に投影され
る眼球像の概略図。(b)はイメージセンサー912か
ら得られた信号の出力強度図。
【図20】(a)は視線検出方法の原理図(上面図)。
(b)は視線検出方法の原理図(側面図)。
【図21】従来から考案されている携帯型TV電話装置
を示す図。
【符号の説明】
101 携帯用TV電話装置本体 102 ファインダユニット 103 アンテナ 104 スピーカー 107 カメラヘッド 117 マイク 202 LCD 208 注視点検出回路 210 主制御回路 213 記録/再生手段 214 送受信回路 215 アンテナ 218 IRED 219 IRED 223 カメラヘッド 230 キャラクタ生成回路 501 2次電池 502 放電制御回路 503 レギュレーター 802 視線AF枠 808 視線スイッチ指標 809 カメラ手段による撮影画面表示

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ手段で撮影して得られた映像信号
    および音声取り込み手段で得られた音声信号とを送受信
    する送受信手段と、映像信号に基づく画像を表示するた
    めの表示手段と、前記送受信手段によって受信した音声
    信号を音声出力する音声出力手段とを備える携帯用情報
    伝送装置において、 前記表示手段は、接眼可能なファインダユニットによっ
    て構成され、 前記表示手段によって表示される画像の視野内を覗く使
    用者の視線を検出する視線検出手段と、 前記カメラ手段によって撮影された画像を、前記送受信
    手段によって受信された映像信号に基づく画像ととも
    に、前記視線検出手段の検出に応じて前記表示手段に表
    示するための制御手段とを備えることを特徴とする携帯
    用情報伝送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記表示手段上の画
    像に重畳して指標を表示するための指標表示手段を備
    え、前記制御手段は、前記使用者が前記指標を所定時間
    注視していることを前記視線検出手段によって検出する
    ことにより、前記カメラ手段によって撮影された画像
    を、前記送受信手段によって受信された映像信号に基づ
    く画像とともに前記表示手段に表示するように構成され
    ていることを特徴とする携帯用情報伝送装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記カメラ手段によ
    って撮影された画像を、前記送受信手段によって受信さ
    れた映像信号に基づく画像とともに前記表示手段に表示
    されている場合において、前記制御手段は、前記使用者
    が前記指標を所定時間注視していることを前記視線検出
    手段によって検出することにより、前記送受信手段によ
    って受信された映像信号に基づく画像とともに前記表示
    手段上に表示される前記カメラ手段によって撮影された
    画像の表示を停止するように構成されていることを特徴
    とする携帯用情報伝送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項3において、前記
    送受信手段によって受信された映像信号に基づく画像の
    表示に重畳して、枠を表示するための枠表示手段と、 前記枠表示手段によって表示される枠内の焦点検出の指
    令を行うための焦点検出指令手段と、 前記制御手段は、前記枠表示手段によって表示される枠
    を、前記視線検出手段によって検出される前記使用者の
    視線位置に基づいて移動するように構成されていること
    を特徴とする携帯用情報伝送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか一項
    において、前記携帯用情報伝送装置は携帯用テレビジョ
    ン電話装置である。
  6. 【請求項6】 カメラ手段で撮影して得られた映像信号
    および音声取り込み手段で得られた音声信号とを送受信
    する送受信手段と、前記映像信号に基づく画像を表示す
    るための表示手段と、前記音声信号を音声出力する音声
    出力手段とを備える携帯用テレビジョン電話装置におい
    て、 前記表示手段は、接眼可能なファインダユニットによっ
    て構成され、 前記情報伝送装置は、前記表示手段によって表示される
    画像の視野内を覗く使用者の視線を検出する視線検出手
    段と、 複数の相手先の電話番号をそれぞれの相手先の名前に対
    応して記憶する記憶手段と、 前記表示手段上に前記記憶手段によって記憶された前記
    複数の相手先の電話番号をそれぞれの相手先に対応して
    表示する制御手段とを備え、 前記制御手段は、 前記表示手段上に表示された前記複数の相手先の名前の
    うちの一つを前記使用者が所定時間注視していること
    を、前記視線検出手段によって検知することにより、前
    記使用者が注視した相手先の名前を他の相手先の名前の
    表示とは異なるように表示し、前記使用者が注視した相
    手先の携帯用テレビジョン電話装置に対して通信可能に
    構成されていることを特徴とする携帯用テレビジョン電
    話装置。
  7. 【請求項7】 使用状態において、使用者の眼近傍に位
    置するように指示され、画像あるいは所定の情報を表示
    するための表示手段と、 音声信号を入出力する音声入出力手段と、 前記表示手段の表示視野内を覗く使用者の視線を検出す
    る視線検出手段と、 電話番号あるいは氏名などの所定の情報を記憶する記憶
    手段と、 前記表示手段上に前記記憶手段によって記憶された前記
    複数の情報を表示させるとともに、前記視線検出手段に
    よって検出された注視位置に表示される情報に基づいて
    通信を行う制御手段とを備えることを特徴とする携帯用
    テレビジョン電話装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記表示手段上に表
    示された前記複数の相手先の名前のうちの一つを前記使
    用者が所定時間注視していることを、前記視線検出手段
    によって検知することにより、前記使用者が注視した相
    手先の名前を他の相手先の名前の表示とは異なるように
    表示し、前記使用者が注視した相手先の携帯用テレビジ
    ョン電話装置に対して通信可能に構成されていることを
    特徴とする携帯用テレビジョン電話装置。
  9. 【請求項9】 携帯用情報伝送装置において、前記携帯
    用情報伝送装置を駆動させるための2次電池を備え、前
    記制御手段は前記2次電池を放電するための放電手段を
    備えていることを特徴とする携帯用情報伝送装置。
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