JP2000184245A - カメラ装置 - Google Patents

カメラ装置

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JP2000184245A
JP2000184245A JP10357642A JP35764298A JP2000184245A JP 2000184245 A JP2000184245 A JP 2000184245A JP 10357642 A JP10357642 A JP 10357642A JP 35764298 A JP35764298 A JP 35764298A JP 2000184245 A JP2000184245 A JP 2000184245A
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eye
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prism
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JP10357642A
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Takashi Mihara
孝士 三原
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ウェアラブルカメラとしてカメラシ
ステムの機能と要件を満たすために、表示装置とカメラ
とで視線を一致させるカメラ装置を提供する。 【解決手段】本発明の一態様によると、装着者の頭部あ
るいは顔面に装着され、撮像した画像を前記装着者に表
示可能なカメラ装置であり、撮像手段と、上記撮像手段
によって撮像された画像を表示可能な表示手段と、前記
装着者の眼の近傍において取り入れた外部前方よりの光
線を上記撮像手段に導くと共に、上記表示手段より出射
される光線を前記装着者の眼球に導く光路手段とを具備
することを特徴とするカメラ装置が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラ装置に係り、
特に、動画または静止画を捕らえるデジタルカメラ等の
カメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、近時、家庭用コンピュー
タ(PC)の浸透とPCの高性能化に伴い、従来の銀塩
カメラに代わって個人用のデジタルカメラが販売され、
かつ100万画素を越える電荷結合素子(CCD)等の
撮像素子を搭載した高精細のデジタルカメラが販売され
ている。
【0003】この高精細のデジタルカメラは、それによ
って撮像した画像をVGA以上の高精細表示装置に写し
たり、A4以上の大判のプリンタに写したりして、楽し
む用途に最適である。
【0004】また、CCDのような撮像素子を用いて動
画を録画することが可能な所謂カムコーダーは、従来の
ようにアナログ信号を磁気テープに記録する手法に対し
て、最近では、アナログ信号をデジタル信号にA/D変
換し、その後、MPEG2等の圧縮手法で動画の圧縮を
行ってから、同じく、磁気テープに記録する方法を取っ
ている。
【0005】しかし、デジタルカメラであれ、デジタル
カムコーダーであれ、従来のカメラの電子化であって、
撮影者が携帯する鞄や衣服のポケットにそれらを入れて
おき、必要なときに、取り出して映像や写真を撮るとい
う使い方には変わりがない。
【0006】一方、最近では、コンピュータ技術の発展
による小型化や低消費電力化に伴って、モバイルコンピ
ュータやウェアラブルコンピュータと言う概念の機器が
提案されている。
【0007】このコンピュータは、小型のCPU、記憶
装置、電池を小さな容器に収めると共に、表示装置とし
て小型の液晶表示装置や頭部搭載型または眼がね型の表
示装置を用いる構成となっている。
【0008】このような技術が完成すると、従来のカメ
ラの使用方法に対して超小型の頭部搭載型、または眼が
ね型の表示装置に付帯したカメラシステムが考えられ
る。
【0009】このようなカメラシステムを用いれば、利
用者が、旅行や博物館、テーマパ−ク等で遊びながら動
画等を撮ったり、両手を使って作業を行ないながら動画
等を撮ったりすることが可能となる。
【0010】そして、この種のカメラシステムに対する
従来の提案としては、例えば図15に示すように眼がね
型表示装置の側面に小型のTVカメラが取り付けられた
構成の研究がされている。
【0011】また、図16に示すように、特開平9−1
01477号公報に提案された方法では、カメラとして
でなくコンピュータの映像呈示装置であるが、外部の状
態が側面に付帯したカメラで撮られて、それがコンピュ
ータの映像呈示内容と重畳して映し出される如くした、
所謂、ビデオシースルー機構が開示されている。
【0012】また、図17に示すように、特開平7−1
68120号公報には、眼がね型表示装置の一方の眼に
表示装置を埋め込むと共に、他方の眼にカメラの光学系
とカメラを埋め込んだ構成が開示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の手法は、いずれも頭部搭載型表示装置や
眼がね型の表示装置に小型のカメラを付加したのもに過
ぎなかった。
【0014】このため、実用的な身につけられるカメ
ラ、すなわち、ウェアラブルカメラとしてカメラシステ
ムの機能と要件を検討した結果、以下のような機能と要
件が必要になると考えられる。
【0015】・カメラは十分な画素数を持つこと、80
万画素以上の高精細であり、レンズ性能も優れているこ
と。
【0016】・映像表示装置も十分な画素数を持ち、か
つ十分な画角をもつこと。
【0017】・外部を常に見ること、または、感じるこ
とによって危険から逃れることができること。
【0018】・外部を見る場合、映像と、カメラのファ
インダの間に大きな視点の不一致が無いこと。
【0019】すなわち、以上のような課題を解決しない
と、ステレオカメラによって物体と背景を分離すると共
に、実用的な身につけられるカメラ、すなわち、ウェア
ラブルカメラとしてカメラシステムの実用化は困難であ
ると判断される。
【0020】そこで、本発明は、以上のような点に鑑み
てなされたもので、上述したウェアラブルカメラとして
カメラシステムの機能と要件を満たすために、表示装置
とカメラで視線を一致させるカメラ装置を提供すること
を目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題を解決するために、 (1) 装着者の頭部あるいは顔面に装着され、撮像し
た画像を前記装着者に表示可能なカメラ装置であり、撮
像手段と、上記撮像手段によって撮像された画像を表示
可能な表示手段と、前記装着者の眼の近傍において取り
入れた外部前方よりの光線を上記撮像手段に導くと共
に、上記表示手段より出射される光線を前記装着者の眼
球に導く光路手段と、を具備することを特徴とするカメ
ラ装置が提供される。
【0022】そして、この(1)の発明によれば、実視
画像と差異の少ない画像を撮像するために、1つの光路
手段によって、装着者の眼の近くで取り入れた光線を撮
像手段まで導くと共に、表示手段の表示内容を装着者が
目視可能に眼球に導くようにして、光路手段で光線を取
り入れ撮像手段まで導く構成をとつていることにより、
撮像手段の位置が装着者の眼から離間していても、装着
者の視線に非常に近い位置で光線を取り込むようにす
る。
【0023】また、コンパクトな構成とするため、光路
手段は表示手段の表示内容を眼まで導く作用も共用して
いる。
【0024】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、 (2) 上記光路手段によって取り入れられた外部前方
よりの光線の光軸を含む直線と、前記装着者の眼との最
小距離が2cm以下になるように構成されていることを
特徴とする(1)記載のカメラ装置が提供される。
【0025】そして、この(2)の発明によれば、視点
のずれを感じさせない、ウェアラブルカメラに適用する
ために、(1)の構成において、外部前方より取り入れ
られる光線の光軸と、眼との距離が2cm以下である。
【0026】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、 (3) 上記光路手段は、自由曲面を有する一体成形さ
れた光学プリズムであることを特徴とする(1)記載の
カメラ装置が提供される。
【0027】そして、この(3)の発明によれば、高画
質の撮像及び表示をなすために、(1)の構成におい
て、自由曲面を有する一体成形された光学プリズムで光
路が導かれるようにして、複数の部品を組み合わせる構
成とは異なり、一体成形された光学プリズムを使用する
ことにより、光軸合わせを簡易にすると共に、自由曲面
を使用して収差の補正を良好に行えるようにする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。
【0029】(第1の実施の形態)図1乃至図5を参照
して第1の実施の形態について説明する。
【0030】まず、この第1の実施の形態を示しなが
ら、本発明の原理を述べる。
【0031】図1は、本発明の基本技術を示すもので、
装着者の眼50に液晶表示装置(LCD)4の映像を投
影表示させるプリズム2と、このプリズム2を用いて撮
像素子3に結像させて映像や画像を取得するカメラ本体
1との2つを合わせた表示装置付のカメラである。
【0032】そして、この表示装置付のカメラは、カメ
ラ本体1に設けられたバックライト5で照明されたLC
D4の映像を、プリズム2の中の反射面7、6で反射さ
せることにより、拡大、収差の補正等を行って装着者の
眼50に導く構成である。
【0033】また、プリズム2と一体成形されたレンズ
面8を通過した光は、反射面9、10を介して、プリズ
ム面11を出たあとに、撮像素子3に結合する構成とな
っている。
【0034】この場合、プリズム面11と、撮像素子3
との間には、レンズまたはレンズ群を挿入しても構わな
い。
【0035】また、レンズ面8の外部にレンズまたはレ
ンズ群を配置しても構わない。
【0036】このように、本発明による表示装置付のカ
メラの特徴としては、プリズム2がカメラ部と表示部の
両方に兼用されており、かつ両者とも十分な光路をプリ
ズムの内部に収めることが可能であるため、 (1).表示部とカメラ部とで、それぞれ最適な光学設
計ができる。
【0037】(2).十分な光路が得られる。
【0038】(3).何より、カメラの光軸52と装着
者の眼の位置50とを極めて近くに配置することができ
る。
【0039】図2は、カメラ本体1の全体の構成を示し
ている。
【0040】ここで、レンズ面8はプリズム2に一体化
して作られたカメラ用のレンズであり、一方の眼がね面
である。
【0041】この場合、装着者の眼50の位置と、レン
ズ面8の光軸52とは、図2に示すように極めて近くに
構成ですることがきる。
【0042】また、他方の眼がね面53は、例えば、透
明や半透明の物体で構成される。
【0043】図3、4は、この視線一致の効果に関して
示している。
【0044】図3は、透視変換の概念図を示しており、
カメラが映像を映す場合の物体までの距離と、カメラで
撮像される映像面の位置、カメラの光軸の位置関係を示
している。
【0045】ここで、撮像面の座標を(X,Y)とし、
カメラの焦点距離fと物体までの距離Zの間には、 X=(f/Z)X、 Y=(f/Z)Y の関係がある。
【0046】これは、撮像面には、f/Z倍に縮小され
て投影されることを示している。
【0047】これにより、無限遠の物体はカメラ点の一
点に集まり、近いものほど大きく投影される。
【0048】図3は、それを図式的に示したものであ
り、カメラ視点A、A′が動いた場合に、無限遠と近い
物体Cの透視像がa,a´とc,c´のように差が出る
ことを示す。
【0049】図4は、実際にカメラの位置が動いた場合
に得られる像の差を図式的に示したものである。
【0050】ここでは、海を背景にした場合で、図4の
(a)はA´点から、図4の(b)はA点から捕らえた
像である。
【0051】海は無限遠と見なされるので水平線の位置
が、図4の(a)と図4の(b)とでは大きく違ってい
る。
【0052】しかし、人物の位置は、図4の(a)と図
4の(b)とでそれ程にはずれていない。
【0053】この用に、視点(カメラの位置)が僅かに
ずれても、大きくその雰囲気が違って見える。
【0054】幾つかの実写像の比較を繰り返した結果、
この視点(カメラ)の位置のずれ量としては2cm以内
が望ましいと考えられる。
【0055】このカメラ部の視点と表示部の眼の位置も
相対的に近い方が望ましい。
【0056】特に、この実施の形態に示すような、他方
の眼がね面53を透明や半透明の物体で構成し、外部が
見えるようにする場合には、危険防止や外部の観察では
非常に都合が良いのであるが、装着者の眼の位置とカメ
ラの位置がずれると左右の視点の差が大きな違和感を与
える。
【0057】また、装着者の眼の位置で、物体を捕ら
え、かつ、装着者の眼にその情報を呈示するのは自然で
あると考えられる。
【0058】そこで、本発明では、図1に示すように、
表示部のプリズム2の一部にカメラ部のレンズ面8を一
体成形する構成であるので、カメラ部の光軸と表示部の
視点を非常に近くにすることが可能になっている。
【0059】図5は、本発明のシステム構成の例を示
す。
【0060】ここで、撮像素子3は、CCD等の光電変
換撮像素子であり、80万画素から200万画素程度で
あることがが望ましい。
【0061】勿論、一般的には、カラーフィルタを備え
ると共に、感度向上のためにマイクロレンズを搭載して
いても良い。
【0062】また、赤外フィルタやローパスフィルタ等
のフィルタを付帯しても良い。
【0063】この撮像素子3からの信号は、A/D変換
装置22、圧縮装置24を経て記憶装置としての画像記
憶メモリ28に記憶される。
【0064】また、撮像素子3は、自動測光(AE)装
置21に接続されている。
【0065】ここで、撮像素子3は、CCDに限らず、
コンプリメンタリメタルオキサイドシリコン(CMO
S)半導体素子や電荷変調素子(CMD)等のセンサで
あって良い。
【0066】また、AE)装置21、A/D変換装置2
2は、撮像素子3に一体化していても良い。
【0067】また圧縮装置24は、後述する制御回路3
0としてのマイクロコントローラ(CPU)等によるソ
フトウェアにて処理するようにしても良い。
【0068】LCD4を含む回路は、インターフェース
回路25、画像記憶メモリ26、伸長回路27等を持
つ。
【0069】映像を映し出さないのであれば、画像記憶
メモリ26、伸長回路27はなくても良い。
【0070】また、制御系としてマイクロコントローラ
等の制御回路30、フラッシュ19、操作系31、I/
O回路32等を持つ。
【0071】また、LCD4に表示する信号生成回路2
9等を持つ。
【0072】図2に示した眼がね型の表示装置、すなわ
ち、一方の眼がねをプリズム2で形成し、そのの反対側
の他方の眼がね53を半透明部材を用いて構成する場合
に適用される第1の実施の形態では、常に身につけて使
い、必要なときに何時でもカメラとして映像を撮ること
が可能である。
【0073】そのためには、外部が常に見えている必要
があるが、片眼が完全にオープンであると、眩しい日差
しの中や日中では表示画面が見えない場合もある。
【0074】このため、他方の眼がね53を半透明部材
を用いてサングラスのように、適度に外部が見えるよう
にする。
【0075】この場合、紫外線等をカットする方が望ま
しいことは勿論のことである。
【0076】また、他の変形例としては、図2の他方の
眼がね53に、ホトクロミック材料等の外部の明るさに
よって透過率が変化するような材料を使うようにするこ
とにより、部屋の中から外に出る場合でも、日陰でも日
向でも何処でも使えるようにすることができる。
【0077】勿論、この場合、LCD4の明るさを調整
してさらに最適な光量を調整する事も合わせて可能であ
る。
【0078】(第2の実施の形態)図6の(a)を用い
て、第2の実施の形態を説明する。
【0079】この第2の実施の形態の基本的な概念や構
成方法は、第1の実施の形態のそれと同様である。
【0080】すなわち、カメラ本体1は眼がね型であ
り、一方の眼がねに表示部としてのプリズム2と一体化
形成されたカメラ部のレンズ面8と、サングラス面とし
ての他方の眼がね53を持っている。
【0081】この第2の実施の形態では、操作部15を
カメラ本体1に接点を通じて一体化して構成したもので
ある。
【0082】この例では、操作部15として、シャッタ
13と電源スイッチを含む操作スイッチ類14がカメラ
本体1の側面に配置されている。
【0083】そして、この操作部15に、図示しない電
池や記憶装置が収納されているものとする。
【0084】このカメラ本体1は、カメラ部、表示部及
び操作部15が一体化構成であるため、常に両手があ
き、どんな作業にも使えると言うメリットがある。
【0085】一方、シャッタ操作時にカメラが振動する
ぶれの問題もある。
【0086】(第3の実施の形態)図6の(b)を用い
て、第3の実施の形態を説明する。
【0087】この第3の実施の形態の基本的な概念や構
成方法は、第1の実施の形態のそれと同様である。
【0088】すなわち、カメラ本体1は眼がね型であ
り、一方の眼がねに表示部としてのプリズム2と一体化
形成されたカメラ部のレンズ面8と、サングラス面とし
ての他方の眼がね53を持っている。
【0089】この第3の実施の形態では、操作部や電池
をカメラ本体1とは別にして構成したものである。
【0090】この例では、シャッタ13と操作スイッチ
類14は別体の操作部18に搭載すると共に、電源部や
記憶部を別の容器16に搭載した構成とし、その間はケ
ーブル17で接続する。
【0091】勿論、ケーブルを用いることなく、無線方
式でも良いが、電源ラインの問題は残る。
【0092】勿論、この場合であっても、操作部18と
容器16は一体化しても良い。
【0093】このような第3の実施の形態では、シャッ
タ操作時にカメラが振動するぶれの問題は無いが、コー
ドが邪魔になる問題はある。
【0094】(第4の実施の形態)図7の(a)、
(b)を用いて、第4の実施の形態を説明する。
【0095】この第4の実施の形態の基本的な概念や構
成方法は、第1の実施の形態のそれと同様である。
【0096】すなわち、カメラ本体1は眼がね型であ
り、一方の眼がねに表示部としてのプリズム2と一体化
形成されたカメラ部のレンズ面8と、サングラス面とし
ての他方の眼がね53を持っている。
【0097】このような基本的な構成でも、動画の録画
を考える場合には問題はないが、静止画を記憶するスチ
ルカメラの場合には、暗いとシャッタースピードが遅く
なってぶれ等を引き起こすためストロボ機能は必須とな
る。
【0098】ここで、ストロボ撮影による赤目防止のた
めには、ストロボとカメラレンズはある程度離した方が
良い。
【0099】この例では3cm以上離すことで、赤目防
止の効果が高い。
【0100】図7の(a)は、ストロボの発光部19を
サングラス面としての他方の眼がね53のフレームまた
はフレーム付近に付帯した例である。
【0101】図7の(b)は、操作部15の撮影物体を
向いた面にストロボの発光部19を付帯した例である。
【0102】(第5の実施の形態)図8の(a)、
(b)、(c)を用いて、第5の実施の形態を説明す
る。
【0103】この第5の実施の形態の基本的な概念や構
成方法は、第1の実施の形態のそれと同様である。
【0104】すなわち、カメラ本体1は眼がね型であ
り、一方の眼がねに表示部としてのプリズム2と一体化
形成されたカメラ部のレンズ面8と、サングラス面とし
ての他方の眼がね53を持っている。
【0105】動画であれ、スチル画の撮影であれ、外部
の音を記録する機能を有することは重要である。
【0106】この場合には、ステレオ音声として記録す
ることが望ましい。
【0107】また、デジタルでもアナログでも良いが、
画像をデジタル圧縮するので、音声もデジタル化し、圧
縮する方が望ましい。
【0108】また、カメラの操作に音声の認識等を行な
うことによって、更に、操作性を高められる。
【0109】コンピュータと半導体装置の高性能化によ
って、従来は大型のコンピュータでしかなし得なかった
音声認識、音声合成がコンパクトなモバイルコンピュー
タでも可能になってきている。
【0110】この音声認識で、ズーム、明るさ、ストロ
ボ等の設定やスイッチ類やシャッタ操作が可能である。
【0111】図8の(a)は、マイクロホン54を一方
の眼がねのプリズム2の下部に埋め込んだ例である。
【0112】このマイクロホン54で、外部音を拾うと
同時に、装着者本人の音声も明瞭に拾うことができる。
【0113】図8の(b)は、マイクロホン54を一方
の眼がねのプリズム2そのフレームの下部に埋め込んだ
突起物20の先端に装着した場合である。
【0114】このような構成によれば、特に、音声認識
や、装着者本人の音声記録を良好に行うことができる。
【0115】この場合、突起物20は折りたたみや脱着
可能でも良い。
【0116】図8の(c)は、マイクロホン54を操作
部15の下部に埋め込んだ突起物20の先端に構成した
場合である。
【0117】このような構成によれば、特に、音声認識
や、装着者本人の音声記録を良好に行うことができる。
【0118】この場合、突起物20は折りたたみや脱着
可能でも良い。
【0119】なお、音声の認識処理は、図5の制御部3
0で行うものとするが、図5の構成に音声マイクとA/
D変換器、また音声認識用のテンプレートを納めた記憶
装置が必要である。
【0120】(第6の実施の形態)図9の(a)、
(b)を用いて、第6の実施の形態を説明する。
【0121】この第6の実施の形態の基本的な概念や構
成方法は、第1の実施の形態のそれと同様である。
【0122】これまでの第1乃至第6の実施の形態で、
片眼を中心に示してきたのは、LCD等の表示装置や、
CCDカメラ等の消費電力が大きいため、常に外部を見
てることは困難と考えたことによる。
【0123】しかし、各種のデバイスの低消費電力化と
リチウムイオン電池等の2次電池のエネルギー密度の増
大で、常に電源をオンした状態で使えることも可能とな
ってきている。
【0124】この例では、常にカメラで外部を見るよう
に、プリズム2、2′による左右2つの表示装置を付け
た例を示す。
【0125】図9の(a)は、第6の実施の形態であ
り、プリズム2、2′による2つ表示装置を用いたもの
である。
【0126】ここで、カメラ部としてのレンズ面8は一
方の眼がねのみでも良いが、カメラ部で捕らえた映像
を、常に両眼に呈示する。
【0127】これによって、常に、外部の状況を判断
し、必要な場面で記録したり、スチル画面を撮ったりす
ることができる。
【0128】図9の(b)は第6の実施の形態の変形例
であり、図9の(a)と同様に、プリズム2、2′によ
る2つ表示装置を用いると共に、カメラ部としてのレン
ズ面8は一方の眼がねのみだけでなく他方の眼がねにも
カメラ部としてのレンズ面8′を構成した場合である。
【0129】このように2眼構成のカメラで捕らえた映
像を、常に左右両眼に呈示する。
【0130】これによって、常に、外部の状況を立体視
することができ、かつ、正確に判断できるので、必要な
場面にステレオで記録したり、ステレオのスチル画面を
撮ったりできる。
【0131】(第7の実施の形態)図10を用いて、第
7の実施の形態を説明する。
【0132】この第7の実施の形態の基本的な概念や構
成方法は、第1の実施の形態のそれと同様であるが、特
徴とするところは、カメラ部と表示部を見る眼の位置を
近づけることにある。
【0133】第1の実施の形態では、特殊なプリズムを
用いたが、画像がVGA以下の画像である高精細を要求
しないような場合には、非常に簡単なレンズと小さな撮
像素子を用いて構成することができる。
【0134】図10に示す実施の形態は、表示装置とし
てのプリズム2の反射面6の表面に小型のレンズ12と
撮像素子3を用いて超小型カメラを構成した例である。
【0135】(第8の実施の形態)図11を用いて、第
8の実施の形態を説明する。
【0136】この第8の実施の形態の基本的な概念や構
成方法は、第1の実施の形態のそれと同様である。
【0137】第1の実施の形態では、プリズム2の中で
カメラの光軸を3回折り返したが、比較的広角のカメラ
を設定すると光路が長い場合がある。
【0138】また、撮像素子3の位置が不適切な場合も
考えられる。
【0139】図11は、撮像素子3を撮影物体面、すな
わち、プリズム2の外側に配置した例である。
【0140】この場合には、表示装置としてのプリズム
2内の光路の折り返しは、第1の実施の形態のそれとと
かわらないが、カメラ部の光路は撮影レンズ面8と、反
射面9と、撮像素子3の屈折面10で構成する。
【0141】(第9の実施の形態)図12を用いて、第
9の実施の形態を説明する。
【0142】この第9の実施の形態の基本的な概念や構
成方法は、第1の実施の形態のそれと同様である。
【0143】第1の実施の形態では、オートフオーカス
やズームを構成の中で考えなかったが、望遠カメラを想
定した場合には、オートフォーカスやズーム機構が必要
になってくる。
【0144】図12は、撮像素子3とプリズム面11の
と間にレンズまたはレンズ群40を挿入し、またそのレ
ンズまたはレンズ群40にはモータ等のアクチュエータ
41と駆動機構42が構成された例である。
【0145】この駆動機構42は、オートフォーカスや
ズームの機構でも構わないが、撮像素子3に近いのでオ
ートフォーカスの機構に向いている。
【0146】(第10の実施の形態)図13を用いて、
第10の実施の形態を説明する。
【0147】この第10の実施の形態の基本的な概念や
構成方法は、第1の実施の形態のそれと同様である。
【0148】第1の実施の形態では、オートフォーカス
やズームを構成の中で考えなかったが、望遠カメラを想
定した場合には、オートフォーカスやズーム機構が必要
になってくる。
【0149】図13は、撮像素子3とプリズム面11の
と間にレンズまたはレンズ群40を挿入し、またそのレ
ンズまたはレンズ群40にはモータ等のアクチュエータ
41と駆動機構42が構成された例である。
【0150】この駆動機構42は、オートフォーカスや
ズームの機構でも構わないが、撮像素子3に近いのでオ
ートフォーカスの機構に向いている。
【0151】比較的望遠カメラを設定するとオートフォ
ーカスやズームが必要になってくる。図13は撮像素子
3をプリズム面11の間にレンズまたはレンズ群40を
挿入すると共に、そのレンズまたはレンズ群40にはモ
ータ等のアクチュエータ41と駆動機構42が構成され
た例である。
【0152】また、これと、同時に、レンズ面8の外部
にレンズまたはレンズ群45を挿入すると共に、そのレ
ンズまたはレンズ群45にはモータ等のアクチュエータ
43と駆動機構44が構成された例である。
【0153】この駆動機構はオートフォーカスやズーム
の機構でも構わないが、物体に近いのでズームの機構に
向いている。
【0154】(第11の実施の形態)図14を用いて、
第11の実施の形態を説明する。
【0155】この第11の実施の形態の基本的な概念や
構成方法は、第1の実施の形態のそれと同様である。
【0156】ここでは、表示装置への表示の方法の一部
を述べる。
【0157】図14の(a)は、通常のスタンバイ状態
や撮影状態での映像を示す。
【0158】ここで、左の画面はサングラス面(53)
であり、サングラスの半透明膜を通して外部を見ている
状態である。
【0159】また、右の画面はブリズム2を通してカメ
ラ部が捕らえた映像を映し出している。
【0160】この状態で、必要に応じて動画を記録した
り、静止画を記録する。
【0161】図14の(b)は、カメラ部をズームアッ
プした例である。
【0162】この場合には、左画面の映像がズームアッ
プにしたがって拡大表示される。
【0163】ズーミングの情報は、ブリズム2の表示内
容として図5の信号生成回路29、または制御部30に
よるソフト処理によってなされる。
【0164】図14の(c)は、デジタルズームされた
例である。
【0165】撮像素子3に100万画素以上の高精細デ
バイスを用いれば、拡大光学系を用いなくても電子的に
拡大することができる。
【0166】この場合には、図14の(b)のような表
示も可能であるが、図14の(c)のように、画角情報
を画像内に表示することもできる。
【0167】図14の(b)の場合には、左右の画角や
像が合わないので、長く使っているとと疲れを起こす
が、図14の(c)では左右の画角が同じで、かつ、こ
の発明では、左右の眼の位置をカメラで捉えるため、疲
れを殆ど生じない。
【0168】そして、上述したような第1乃至第11の
実施の形態で示した本発明の明細書には、特許請求の範
囲に示した請求項1乃至3以外に、以下のような付記
1.乃至23.として示すような発明が含まれている。
【0169】付記1.頭部あるいは顔面に装着され、撮
像した画像を装着者に表示可能なカメラ装置であり、撮
像手段と、上記撮像手段が前方を撮像可能に、装着者の
眼の近傍において取り入れた外部前方よりの光線を上記
撮像手段に導く第1の光路手段と、上記撮像手段の撮像
した画像を表示可能な表示手段と、上記表示手段の表示
する画像を装着者が目視可能に、上記表示手段よりの光
線を装着者の眼球に導く第2の光路手段と、上記撮像手
段の撮像した画像を記録する記録手段とを具備し、上記
第1の光路手段と上記第2の光路手段は、1つの光学プ
リズムによって共用されていることを特徴とするカメラ
装置。
【0170】付記2.頭部あるいは顔面に装着され、撮
像した画像を装着者に表示可能なカメラ装置であり、撮
像手段と、上記撮像手段に光線を結像させる第1の光路
手段と、上記撮像手段の撮像した画像を表示可能な表示
手段と、上記表示手段の表示する画像を、光学的パワー
で拡大する第2の光路手段と、上記撮像手段の撮像した
画像を記録する記録手段とを具備し、上記第1の光路手
段と上記第2の光路手段は、1つの光学プリズムによつ
て共用されていることを特徴とするカメラ装置。
【0171】付記3.小型の表示装置と光学系を持って
装着者の眼に投影する頭部搭載型又は顔面携帯型の表示
装置と、小型の撮像カメラとで構成されるカメラシステ
ムであつて、前記カメラの光軸が、装着者の眼の水晶体
面に延長したときに、装着者の眼の水晶体中心との距離
が2cm以内であることを特徴としたカメラ装置。
【0172】(対応する発明の実施の形態)第1の実施
の形態に示す。
【0173】(作用・効果)映像や画像を取り込むカメ
ラの光軸中心と映像観察を行なう眼の位置の距離を2c
m以内とすることで、眼の位置の映像を取り込むことが
可能な視線を一致させた小型、携帯型のハンズフリーの
ウェアラブルのカメラを構成することができる。
【0174】付記4.表示装置の光学プリズムと、カメ
ラの光学プリズムが複合化されており、一体成形技術に
よって作製されたものであることを特徴とした付記3.
記載のカメラ装置。
【0175】付記5.前記プリズムは自由曲面を持つこ
とを特徴とした付記4.記載のカメラ装置。
【0176】付記6.前記プリズムは前記表示装置の光
学系に関して偏心していることを特徴とした付記3.又
は4.記載のカメラ装置。
【0177】(対応する発明の実施の形態)第1の実施
の形態に示す。
【0178】(作用・効果)一体成形したプリズム、自
由曲面プリズム、さらに、偏心光学系の光学素子を用い
て、映像や画像を取り込むカメラの光軸中心と映像観察
を行なう眼の位置とをほぼ一致させることで、眼の位置
の.映像を取り込むことが可能な視線を一致させた小
型、携帯型のハンズフリーのウェアラブルのカメラを構
成することができる。
【0179】付記7.前記カメラの光軸は前記プリズム
の物体面と、2つの反射面と、前記撮像素子面の4つの
面で構成されていることを特徴とした付記4.乃至6.
記載のカメラ装置。
【0180】付記8.前記表示装置の光軸が前記プリズ
ムの眼の側の面と、2つの反射面と、表示素子面の4つ
の面で構成されていることを特徴とした付記4.乃至
6.記載のカメラ装置。
【0181】付記9.前記カメラの光軸と、前記表示装
置の光軸の反射面が少なくとも1つは共通であることを
特徴とした付記4.乃至6.記載のカメラ装置。
【0182】(対応する発明の実施の形態)第1の実施
の形態に示す。
【0183】(作用・効果)一体成形したプリズムの表
面を表示装置とカメラの屈折面と反射面に有効に利用す
ることで、歪みや収差を解消し、かつ拡大率や焦点距離
を自由に設計できる光学素子を用いて、映像や画像を取
り込むカメラの光軸中心と映像観察を行なう眼の位置を
ほぼ一致させることで、眼の位置の映像を取り込むこと
が可能な視線を一致させた小型、携帯型のハンズフリー
のウェアラブルのカメラを構成することができる。
【0184】付記10.操作スイッチやシャッタボタン
が前記表示装置やカメラと一体化、または接点を通して
一体化していることを特徴とした付記4.乃至6.記載
のカメラ装置。
【0185】(対応する発明の実施の形態)第2の実施
の形態に示す。
【0186】(作用・効果)操作スイッチやシャッター
ボタンを配した操作部が、眼がね型表示装置の一部に一
体化することで、取り込む映像を見ながら、かつ眼の位
置の映像を取り込むことが可能な視線を一致させた小
型、携帯型でハンズフリーのウェアラブルのカメラを構
成できる。
【0187】付記11.電源部、及び、または記録部が
別のケースに収められており、信号ケーブルにて接続さ
れていることを特徴とした付記4.乃至6.記載のカメ
ラ装置。
【0188】付記12.操作部が別のケースに収められ
ており、信号ケープルで接続されてことを特徴とした付
記4.乃至6.記載のカメラ装置。
【0189】(対応する発明の実施の形態)第2の実施
の形態に示す。
【0190】(作用・効果)電源部、及び、または記録
部が別のケースに収められており、信号ケーブルにて接
続することで、眼がね式のカメラ部と表示部が軽くな
り、取り込む映像を見ながら、かつ眼の位置の映像を取
り込むことが可能な視線を一致させた極めて小型、携帯
型でハンズフリーのウェアラブルのカメラを構成でき
る。
【0191】付記13.片眼は透明、または半透明の眼
がね面を通じて外部を観察できることを特徴とした付記
4.乃至6.記載のカメラ装置。
【0192】付記14.片眼は外部の明るさによって透
過率が変化する材料を用いて作製されていることを特徴
とする付記4.乃至6.記載のカメラ装置。
【0193】(対応する発明の実施の形態)第1の実施
の形態に示す。
【0194】(作用・効果)片眼に適度な透過率を持つ
半透明板や外部の明るさによって透過率を変化させるこ
とが可能な半透明部材を用い、かつ映像や画像を取り込
むカメラの光軸中心と映像観察を行なう眼の位置をほぼ
一致させることで、外部の状況を把握しながら、また適
度な明るさで眼の位置の映像を取り込むことが可能な視
線を一致させた小型、携帯型のハンズフリーのウェアラ
ブルのカメラを構成できる。
【0195】付記15.ストロボがカメラの射出光軸中
心から3cm以上離して別の眼がね領域の枠、または操
作部に埋め込まれていることを特徴とする付記4.乃至
6.記載のカメラ装置。
【0196】(対応する発明の実施の形態)第4の実施
の形態に示す。
【0197】(作用・効果)ストロボがカメラの射出光
軸中心から3cm以上離して別の眼がね領域の枠、また
は操作部に埋め込まれていることで、光量が少ない場面
でも赤目現象を押えて、取り込む映像を見ながら、かつ
眼の位置の映像を取り込むことが可能な視線を一致させ
た極めて小型、携帯型でハンズフリーのウェアラブルの
カメラを構成できる。
【0198】付記16.眼がねフレーム部、またはプリ
ズムの下部付近に音声を取得するマイクロホンが付加さ
れていることを特徴とした付記4.乃至6.記載のカメ
ラ装置。
【0199】付記17.眼がねフレーム部、またはプリ
ズムの下部付近、または操作部伸長または折り畳み機能
がある棒状物の先に音声を取得するマイクロホンが付加
されていることを特徴とした付記4.乃至6.記載のカ
メラ装置。
【0200】(対応する発明の実施の形態)第5の実施
の形態に示す。
【0201】(作用・効果)マイクロホンを取りつける
ことで、取り込む映像に音声を入れたり、音声認識によ
つて、取り込む映像を見ながら、かつ眼の位置の映像を
取り込むことが可能な視線を一致させた極めて小型、携
帯型でハンズフリーのウェアラブルのカメラを構成でき
る。
【0202】付記18.前記カメラと前記表示装置が両
眼に装備されていることを特徴とした付記4.乃至6.
記載のカメラ装置。
【0203】(対応する発明の実施の形態)第6の実施
の形態に示す。
【0204】(作用・効果)両眼に対応する表示装置、
とその表示プリズムに視線を一致させた2つの撮像素子
を搭載することで、ステレオ画像やステレオ映像を撮り
込む小型、携帯型でハンズフリーのウェアラブルのカメ
ラを構成できる。
【0205】付記19.前記カメラが前記表示装置の光
学部品である前記プリズムの表面に取り付けられている
ことを特徴とした付記1.記載のカメラ装置。
【0206】(対応する発明の実施の形態)第7の実施
の形態に示す。
【0207】(作用・効果)小型で薄いレンズを持った
撮像素子と撮像レンズを表示素子のプリズムの前面に配
置することで、簡単な構成で、取り込む映像を見なが
ら、かつ眼の位置の映像を取り込むことが可能な視線を
一致させた極めて小型、携帯型でハンズフリーのウェア
ラブルのカメラを構成できる。
【0208】付記20.前記カメラの光軸は、前記プリ
ズムに対して物体面と、1つの反射面と、前記撮像素子
の側の面の3つであることを特徴とした付記4.乃至
6.記載のカメラ装置。
【0209】(対応する発明の実施の形態)第8の実施
の形態に示す。
【0210】(作用・効果)カメラのレンズと表示装置
のプリズムを共通化する際、カメラの光軸を2回折り返
して撮像素子を物体上に置くことで、取り込む映像を見
ながら、かつ眼の位置の映像を取り込むことが可能な視
線を一致させた極めて薄型の小型、携帯型でハンズフリ
ーのウェアラブルのカメラを構成できる。
【0211】付記21.前記カメラの光軸において、前
記プリズムに対して前記撮像素子の側の面と前記撮像素
子との間にレンズまたはレンズ群を挿入されると共に、
そのレンズまたはレンズ群の位置を可変するアクチユエ
ータが付加されたことを特徴とした付記4.乃至6.記
載のカメラ装置。
【0212】(対応する発明の実施の形態)第9の実施
の形態に示す。
【0213】(作用・効果)撮像素子とプリズムとの間
にレンズまたはレンズ群を配置し、これにアクチュエー
タを構成することで、オートフォーカスまたはズームの
機能を搭載し、かつ取り込む映像を見ながら、かつ眼の
位置の映像を取り込むことが可能な視線を一致させた極
めて小型、携帯型でハンズフリーのウェアラブルのカメ
ラを構成できる。
【0214】付記22.前記カメラの光軸において、前
記プリズムに対して物体の側の面と物体の間にレンズま
たはレンズ群を挿入すると共に、そのレンズまたはレン
ズ群の位置を可変するアクチュエータが付加されたこと
を特徴とした付記4.乃至6.記載のカメラ装置。
【0215】(対応する発明の実施の形態)第10の実
施の形態に示す。
【0216】(作用・効果)物体とプリズムの間にレン
ズまたはレンズ群を配置し、これにアクチュエータを構
成することで、オートフォーカスまたはズームの機能を
搭載し、かつ取り込む映像を見ながら、かつ眼の位置の
映像を取り込むことが可能な視線を一致させて極めて小
型、携帯型でハンズフリーのウェアラブルのカメラを構
成できる。付記23.前記表示装置の映像が前記カメラ
で捕らえた映像と同時に、ズーム領域を示す枠領域を表
示することを特徴とした付記4.乃至6.記載のカメラ
装置。
【0217】(対応する発明の実施の形態)第11の実
施の形態に示す。
【0218】(作用・効果)カメラで取り込む映像の範
囲を明確にできる、眼の位置の映像を取り込むことが可
能な視線を一致させた小型、携帯型でハンズフリーのウ
ェアラブルのカメラを構成できる。
【0219】
【発明の効果】従って、以上説明したように、本発明に
よれば、ウェアラブルカメラとしてカメラシステムの機
能と要件を満たすために、表示装置とカメラとで視線を
一致させるカメラ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるカメラ装置の第1の実施
の形態として基本技術の構成を示す図である。
【図2】図2は、第1の実施の形態によるカメラ本体の
全体の構成を示す図である。
【図3】図3は、透視変換の概念図を図式的に示したも
のであり、カメラ視点A、A′が動いた場合に、無限遠
と近い物体Cの透視像がa,a´とc,c´のように差
が出ることを示す図である。
【図4】図4は、実際にカメラの位置が動いた場合に得
られる像の差を図式的に示す図である。
【図5】図5は、本発明によるカメラ装置の第1の実施
の形態のシステム構成を示すブロック図である。
【図6】図6の(a)は、本発明によるカメラ装置の第
2の実施の形態としての構成を示す図であり、図6の
(b)は、本発明によるカメラ装置の第3の実施の形態
としての構成を示す図である。
【図7】図7は、本発明によるカメラ装置の第4の実施
の形態としての構成を示す図である。
【図8】図8は、本発明によるカメラ装置の第5の実施
の形態としての構成を示す図である。
【図9】図9は、本発明によるカメラ装置の第6の実施
の形態及びその変形例としての構成を示す図である。
【図10】図10は、本発明によるカメラ装置の第7の
実施の形態としての構成を示す図である。
【図11】図11は、本発明によるカメラ装置の第8の
実施の形態としての構成を示す図である。
【図12】図12は、本発明によるカメラ装置の第9の
実施の形態としての構成を示す図である。
【図13】図13は、本発明によるカメラ装置の第10
の実施の形態としての構成を示す図である。
【図14】図14は、本発明によるカメラ装置の第11
の実施の形態として表示装置への表示の方法を示す図で
ある。
【図15】図15は、眼がね型表示装置の側面に小型の
TVカメラが取り付けられた従来技術の構成を示す図で
ある。
【図16】図16は、コンピュータの映像呈示装置とし
て開示されているビデオシースルー機構の従来技術の構
成を示す図である。
【図17】図17は、眼がね型表示装置の一方の眼に表
示装置を埋め込むと共に、他方の眼にカメラの光学系と
カメラを埋め込んだ従来技術の構成を示す図である。
【符号の説明】
50…装着者の眼、 4…液晶表示装置(LCD)、 3…撮像素子、 2、2´…プリズム、 1…カメラ本体、 5…バックライト、 6、7…反射面、 8、8´…レンズ面、 9、10…反射面、 11…プリズム面 52…カメラの光軸、 53…他方の眼がね面、 22…A/D変換装置、 24…圧縮装置、 28…画像記憶メモリ、 21…自動測光(AE)装置、 30…制御回路、 25…インターフェース回路、 26…画像記憶メモリ、 27…伸長回路、 19…フラッシュ(ストロボの発光部)、 31…操作系、 32…I/O回路、 29…信号生成回路、 15…操作部、 13…シャッタボタン、 14…操作スイッチ類、 18…別体の操作部、 16…別の容器、 17…ケーブル、 54…マイクロホン、 20…突起物、 12…小型のレンズ、 40…レンズ群、 41…アクチュエータ、 42…駆動機構、 45…レンズ群、 43…アクチュエータ、 44…駆動機構。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装着者の頭部あるいは顔面に装着され、
    撮像した画像を前記装着者に表示可能なカメラ装置であ
    り、 撮像手段と、 上記撮像手段によって撮像された画像を表示可能な表示
    手段と、 前記装着者の眼の近傍において取り入れた外部前方より
    の光線を上記撮像手段に導くと共に、上記表示手段より
    出射される光線を前記装着者の眼球に導く光路手段と、 を具備することを特徴とするカメラ装置。
  2. 【請求項2】 上記光路手段によって取り入れられた外
    部前方よりの光線の光軸を含む直線と、前記装着者の眼
    との最小距離が2cm以下になるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラ装置。
  3. 【請求項3】 上記光路手段は、自由曲面を有する一体
    成形された光学プリズムであることを特徴とする請求項
    1記載のカメラ装置。
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