JPH10179521A - 視線/接眼検出方法及び装置並びに記憶媒体 - Google Patents
視線/接眼検出方法及び装置並びに記憶媒体Info
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- JPH10179521A JPH10179521A JP8357168A JP35716896A JPH10179521A JP H10179521 A JPH10179521 A JP H10179521A JP 8357168 A JP8357168 A JP 8357168A JP 35716896 A JP35716896 A JP 35716896A JP H10179521 A JPH10179521 A JP H10179521A
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- Japan
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- observer
- imaging
- eyeball
- illuminating
- optical system
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 視線検出精度の向上を図った視線検出方法及
び装置を提供する。 【解決手段】 LCD(表示素子)1102の前段に赤
外発光ダイオード1118,1189からの赤外光の波
長域をカットする赤外光カットフィルター101を設け
た。
び装置を提供する。 【解決手段】 LCD(表示素子)1102の前段に赤
外発光ダイオード1118,1189からの赤外光の波
長域をカットする赤外光カットフィルター101を設け
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ等の
撮像装置に具備される視線/接眼検出方法及び装置並び
にこれら視線検出方法及び装置に使用する記憶媒体に関
する。
撮像装置に具備される視線/接眼検出方法及び装置並び
にこれら視線検出方法及び装置に使用する記憶媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、ビデオカメラのファインダ
ー画面に、例えばズーム/フェード等の機能を意味する
指標を表示し、それを視線で選択させたり、オートフォ
ーカスの位置を視線で選択させたりする、いわゆる視線
入力装置を既に提案している。この視線入力機能の視線
検出方法の原理を以下に説明する。
ー画面に、例えばズーム/フェード等の機能を意味する
指標を表示し、それを視線で選択させたり、オートフォ
ーカスの位置を視線で選択させたりする、いわゆる視線
入力装置を既に提案している。この視線入力機能の視線
検出方法の原理を以下に説明する。
【0003】図7は視線検出方法の原理を説明するため
の平面図、図8は視線検出方法の原理を説明するための
側面図である。両図において、704a,704bは観
察者に対して不感の赤外光を放射する発光ダイオード
(IRED)等の光源で、各光源704a,704bは
結像レンズ707の光軸に対してx方向(水平方向)に
略対称に(図7参照)、また、y方向(垂直方向)には
やや下側に(図8参照)配置され、観察者の目705を
発散照明している。観察者の目705で反射した照明光
の一部は、結像レンズ707によって視線検出用イメー
ジセンサー708に結像する。図9は視線検出用イメー
ジセンサー708に投影される観察者の目705の像の
概略図、図10は視線検出用イメージセンサー708の
出力強度図である。
の平面図、図8は視線検出方法の原理を説明するための
側面図である。両図において、704a,704bは観
察者に対して不感の赤外光を放射する発光ダイオード
(IRED)等の光源で、各光源704a,704bは
結像レンズ707の光軸に対してx方向(水平方向)に
略対称に(図7参照)、また、y方向(垂直方向)には
やや下側に(図8参照)配置され、観察者の目705を
発散照明している。観察者の目705で反射した照明光
の一部は、結像レンズ707によって視線検出用イメー
ジセンサー708に結像する。図9は視線検出用イメー
ジセンサー708に投影される観察者の目705の像の
概略図、図10は視線検出用イメージセンサー708の
出力強度図である。
【0004】以下、各図を用いて視線検出方法を説明す
る。
る。
【0005】まず、水平面で考えると、図7において一
方の光源704bより放射された赤外光は、観察者の目
705の角膜706を照明する。このとき角膜706の
表面で反射した赤外光により形成された角膜反射像d
(虚像)は結像レンズ707により集光され、視線検出
用イメージセンサー708上の位置d′に結像する。同
様に他方の光源704aより放射された赤外光は、観察
者の目705の角膜706を照明する。このとき角膜7
06の表面で反射した赤外光により形成された角膜反射
像e(虚像)は結像レンズ707により集光され、視線
検出用イメージセンサー708上の位置e′に結像す
る。
方の光源704bより放射された赤外光は、観察者の目
705の角膜706を照明する。このとき角膜706の
表面で反射した赤外光により形成された角膜反射像d
(虚像)は結像レンズ707により集光され、視線検出
用イメージセンサー708上の位置d′に結像する。同
様に他方の光源704aより放射された赤外光は、観察
者の目705の角膜706を照明する。このとき角膜7
06の表面で反射した赤外光により形成された角膜反射
像e(虚像)は結像レンズ707により集光され、視線
検出用イメージセンサー708上の位置e′に結像す
る。
【0006】また、観察者の目705の虹彩703の端
部a,b(瞳孔エッジ702)からの光束は、結像レン
ズ707を介して視線検出用イメージセンサー708上
の位置a′,b′に虹彩703の端部a,bの像を結像
する。結像レンズ707の光軸に対する観察者の目70
5の光軸の回転角θが小さい場合、虹彩703の端部
a,bのx座標をxa,xbとすると、xa,xbは視
線検出用イメージセンサー708上で多数点求めること
ができる(図9中の×印)。そこで、まず、円の最小自
乗法にて観察者の目705の瞳孔701の中心xcを算
出する。
部a,b(瞳孔エッジ702)からの光束は、結像レン
ズ707を介して視線検出用イメージセンサー708上
の位置a′,b′に虹彩703の端部a,bの像を結像
する。結像レンズ707の光軸に対する観察者の目70
5の光軸の回転角θが小さい場合、虹彩703の端部
a,bのx座標をxa,xbとすると、xa,xbは視
線検出用イメージセンサー708上で多数点求めること
ができる(図9中の×印)。そこで、まず、円の最小自
乗法にて観察者の目705の瞳孔701の中心xcを算
出する。
【0007】一方、観察者の目705の角膜706の曲
率半径rcの中心(角膜曲率中心)oのx座標をxoと
すると、観察者の目705の光軸に対する回転角θx
は、下記(1)式により求めることができる。
率半径rcの中心(角膜曲率中心)oのx座標をxoと
すると、観察者の目705の光軸に対する回転角θx
は、下記(1)式により求めることができる。
【0008】 oc×sinθx=xc−xo … (1) また、角膜反射像dとeの中点kに所定の補正値δxを
考慮して下記(2)式によりxoを求めることができ
る。
考慮して下記(2)式によりxoを求めることができ
る。
【0009】xk=(xd+xe)/2 xo=(xd+xe)/2+δx … (2) ここで、δxは装置の設置方法/目705の距離等から
幾何学的に求められる数値であり、その算出方法は省略
する。
幾何学的に求められる数値であり、その算出方法は省略
する。
【0010】よって、上記(1)式を(2)式に代入し
て下記(3)式によりθxを求めることができる。
て下記(3)式によりθxを求めることができる。
【0011】 θx=arcsin[[xc−{(xd+xe)/2+δx}]/oc] … (3) 更に、視線検出用イメージセンサー708上に投影され
た各々の特徴点の座標を、「′」(ダッシュ)を付けて
書き替えると下記(4)式となる。
た各々の特徴点の座標を、「′」(ダッシュ)を付けて
書き替えると下記(4)式となる。
【0012】 θx=arcsin[[xc′−{(xd′+xe′)/2+δx′}]/o c/β] … (4) ここで、βは結像レンズ707に対する観察者の目70
5の距離szeにより決まる倍率で、実際は角膜反射像
e,dの間隔|xd′−xe′|の関数として求められ
る。
5の距離szeにより決まる倍率で、実際は角膜反射像
e,dの間隔|xd′−xe′|の関数として求められ
る。
【0013】次に垂直面で考えると、図8のような構成
になる。ここで2個の光源704a,704bにより生
じる角膜反射像は同位置に発生し、これをiとする。観
察者の目705の回転角θyの算出方法は、上述した水
平面のときとほぼ同一であるが、(2)式のみ異なり、
角膜曲率中心oのy座標をyoとすると、yoは下記
(5)式により求めることができる。
になる。ここで2個の光源704a,704bにより生
じる角膜反射像は同位置に発生し、これをiとする。観
察者の目705の回転角θyの算出方法は、上述した水
平面のときとほぼ同一であるが、(2)式のみ異なり、
角膜曲率中心oのy座標をyoとすると、yoは下記
(5)式により求めることができる。
【0014】yo=yi+δy … (5) ここで、δyは装置の設置方法/目705の距離等から
幾何学的に求められる数値であり、その算出方法は省略
する。
幾何学的に求められる数値であり、その算出方法は省略
する。
【0015】よって、垂直方向の回転角θyは、下記
(6)式により求めることができる。 θy=arcsin[[yc′−(yi′+δy′)]/oc/β] …(6 ) 更に、ビデオカメラのファインダー画面上の位置座標
(xn,yn)は、ファインダー光学系で決まる定数m
を用いると、水平面上及び垂直面上それぞれ、下記値
(7)式及び(8)式となる。
(6)式により求めることができる。 θy=arcsin[[yc′−(yi′+δy′)]/oc/β] …(6 ) 更に、ビデオカメラのファインダー画面上の位置座標
(xn,yn)は、ファインダー光学系で決まる定数m
を用いると、水平面上及び垂直面上それぞれ、下記値
(7)式及び(8)式となる。
【0016】 xn=m×arcsin[[xc′−{(xd′+xe′)/2+δx′}] /oc/β] … (7) yn=m×arcsin[[yc′−(yi′+δy′)]/oc/β] … (8) 図10で明らかなように、瞳孔エッジ702の検出は、
視線検出用イメージセンサー708の出力波形の立ち上
がり(xb′)、立ち下がり(xa′)を利用する。ま
た、角膜反射像e,dの座標は鋭い立ち上がり部(x
e′)、(xd′)を利用する。
視線検出用イメージセンサー708の出力波形の立ち上
がり(xb′)、立ち下がり(xa′)を利用する。ま
た、角膜反射像e,dの座標は鋭い立ち上がり部(x
e′)、(xd′)を利用する。
【0017】次に視線検出機能を有するビデオカメラに
ついて説明する。
ついて説明する。
【0018】図11はビデオカメラのファインダー光学
系の構成及び回路構成を示すブロック図、図12はプリ
ズム周りの側面図である。
系の構成及び回路構成を示すブロック図、図12はプリ
ズム周りの側面図である。
【0019】まず、ファインダー光学系について説明す
る。図11において、1101は後述するLCD(液晶
表示素子)の映像を拡大するための特殊プリズムで、第
1の光学作用面a、第2の光学作用面b及び第3の光学
作用面cを有している。第2の光学作用面bには反射層
がアルミ蒸着等によりコーティングされている。110
2はLCD(液晶表示素子)で、映像の表示を行うもの
である。このLCD1102からの光は第3の光学作用
面cで屈折透過し、第1の光学作用面aで全反射し、第
2の光学作用面bの反射層で反射し、再び第1の光学作
用面aを屈折透過し、観察者の視度に適合した広がり角
(収束角、平行)の光束となり、観察者の目1103側
に射出する。
る。図11において、1101は後述するLCD(液晶
表示素子)の映像を拡大するための特殊プリズムで、第
1の光学作用面a、第2の光学作用面b及び第3の光学
作用面cを有している。第2の光学作用面bには反射層
がアルミ蒸着等によりコーティングされている。110
2はLCD(液晶表示素子)で、映像の表示を行うもの
である。このLCD1102からの光は第3の光学作用
面cで屈折透過し、第1の光学作用面aで全反射し、第
2の光学作用面bの反射層で反射し、再び第1の光学作
用面aを屈折透過し、観察者の視度に適合した広がり角
(収束角、平行)の光束となり、観察者の目1103側
に射出する。
【0020】ここで、観察者の目1103の中心ととL
CD1102の中心とを結ぶ線を基本光軸として示して
いる。観察者の視度に対する調整は、LCD1102を
特殊プリズム1101の光軸に沿って平行移動すること
によって行うことができる。特殊プリズム1101は像
性能と歪みを補正し、テレセントリックな系とするため
に、3つの光学作用面a〜cをそれぞれ回転対称軸を有
しない3次元曲面で構成するのが望ましく、ここでは、
基本光軸を含み紙面に平行な平面にのみ対称な曲面構造
をなしている。また、本光学系においては、主に反射系
にて拡大を行っているため色収差は非常に少ない。
CD1102の中心とを結ぶ線を基本光軸として示して
いる。観察者の視度に対する調整は、LCD1102を
特殊プリズム1101の光軸に沿って平行移動すること
によって行うことができる。特殊プリズム1101は像
性能と歪みを補正し、テレセントリックな系とするため
に、3つの光学作用面a〜cをそれぞれ回転対称軸を有
しない3次元曲面で構成するのが望ましく、ここでは、
基本光軸を含み紙面に平行な平面にのみ対称な曲面構造
をなしている。また、本光学系においては、主に反射系
にて拡大を行っているため色収差は非常に少ない。
【0021】次に視線検出系について説明する。図11
において、視線検出系は、観察者の目1103に赤外光
を照射する赤外発光ダイオード1118,1119、赤
外光を集光する結像レンズ1117a,1117b、こ
れら結像レンズ1117a,1117bにより集光され
た赤外光を電気信号に変換する視線検出用イメージセン
サー1116、この視線検出用イメージセンサー111
6上の観察者の目1103の像を基に、観察者のLCD
1102上の注視点を求める注視点検出回路1108を
有している。一方の赤外発光ダイオード1118(裸眼
用2個)、または他方の赤外発光ダイオード1119
(眼鏡用2個)から発した光は、視線検出系の光軸とは
異なる方向からの観察者の目1103を照明する。
において、視線検出系は、観察者の目1103に赤外光
を照射する赤外発光ダイオード1118,1119、赤
外光を集光する結像レンズ1117a,1117b、こ
れら結像レンズ1117a,1117bにより集光され
た赤外光を電気信号に変換する視線検出用イメージセン
サー1116、この視線検出用イメージセンサー111
6上の観察者の目1103の像を基に、観察者のLCD
1102上の注視点を求める注視点検出回路1108を
有している。一方の赤外発光ダイオード1118(裸眼
用2個)、または他方の赤外発光ダイオード1119
(眼鏡用2個)から発した光は、視線検出系の光軸とは
異なる方向からの観察者の目1103を照明する。
【0022】この照明光は観察者の角膜、瞳孔で反射散
乱され、角膜で反射した光は角膜反射像を形成し、瞳孔
で反射散乱された光は瞳孔像を形成する。これらの光
は、第2の光学作用面bに設けられた開口部(透過部)
1122を通して、結像レンズ1117a,1117b
により視線検出用イメージセンサー1116上に結像さ
れる。イメージセンサー1116から得られる観察者の
目1103の画像は、上述した視線検出原理によって構
成された注視点検出回路1108によって注視点データ
を主制御回路1110へ出力することができる。
乱され、角膜で反射した光は角膜反射像を形成し、瞳孔
で反射散乱された光は瞳孔像を形成する。これらの光
は、第2の光学作用面bに設けられた開口部(透過部)
1122を通して、結像レンズ1117a,1117b
により視線検出用イメージセンサー1116上に結像さ
れる。イメージセンサー1116から得られる観察者の
目1103の画像は、上述した視線検出原理によって構
成された注視点検出回路1108によって注視点データ
を主制御回路1110へ出力することができる。
【0023】ここで、結像レンズ系は2枚の結像レンズ
1117a,1117bにより構成されているが、特に
一方の結像レンズ1117aは楔形状をしたレンズで、
これにより結像レンズ系を少ないレンズで構成すること
ができ、小型化に適している。この一方の結像レンズ1
117aの斜めの面に曲率を付けることで特殊プリズム
1101における第2の光学作用面bで発生する偏心収
差を有効に補正することができる。更に、結像レンズ系
には少なくとも非球面を1面設けると、軸外の結像性能
を補正する上で有効である。結像レンズ系の絞りは、第
2の光学作用面bに設けた開口部1122に近い方が、
該開口部1122を小さくすることができ、ファインダ
ー光学系に対する中抜けを防ぐのに有効であり、できれ
ば開口部1122と絞りが一致しているのが望ましい。
開口部1122は、2mmより小さく設定した方が観察
者の目1103の瞳孔より小さくなり、更に観察系に対
する中抜けを防ぐのに有効である。観察者の目1103
を照明する光は、視感度の低い光がよいので、赤外光を
使用している。
1117a,1117bにより構成されているが、特に
一方の結像レンズ1117aは楔形状をしたレンズで、
これにより結像レンズ系を少ないレンズで構成すること
ができ、小型化に適している。この一方の結像レンズ1
117aの斜めの面に曲率を付けることで特殊プリズム
1101における第2の光学作用面bで発生する偏心収
差を有効に補正することができる。更に、結像レンズ系
には少なくとも非球面を1面設けると、軸外の結像性能
を補正する上で有効である。結像レンズ系の絞りは、第
2の光学作用面bに設けた開口部1122に近い方が、
該開口部1122を小さくすることができ、ファインダ
ー光学系に対する中抜けを防ぐのに有効であり、できれ
ば開口部1122と絞りが一致しているのが望ましい。
開口部1122は、2mmより小さく設定した方が観察
者の目1103の瞳孔より小さくなり、更に観察系に対
する中抜けを防ぐのに有効である。観察者の目1103
を照明する光は、視感度の低い光がよいので、赤外光を
使用している。
【0024】また、結像レンズ系の2枚の結像レンズ1
117a,1117bの少なくとも1枚は、可視光をカ
ットする材料を使用している。従って、必要のない赤外
光以外の光線をカットすることができ、視線の検出精度
を向上することができる。
117a,1117bの少なくとも1枚は、可視光をカ
ットする材料を使用している。従って、必要のない赤外
光以外の光線をカットすることができ、視線の検出精度
を向上することができる。
【0025】ここで、観察者の目1103を照明する赤
外発光ダイオード1118,1119は、異なる配置で
裸眼用と眼鏡用とを使い分けている。裸眼用の2個の赤
外発光ダイオード1118は、特殊プリズム1101を
挟んで観察者の目1103と反対側に、光軸からやや離
れた下部から同一高さで、光軸対称に狭い幅で左右1個
ずつ配置されている。一方、眼鏡用の2個の赤外発光ダ
イオード1119は、特殊プリズム1101の前方、光
軸からかなり離れた下部から同一高さで、光軸対称に広
い幅で左右1個ずつ配置されている。その理由は3つで
あり、その1つ目は、目1103の距離によって、より
良い照明条件を得るためで、できるだけ観察者の目11
03の検出エリアを均等に照明するような位置になって
いる。2つ目は、前記角膜反射像が瞼でケラレないよう
な高さにする必要があるため、裸眼用の2個の赤外発光
ダイオード1118は、眼鏡用の2個の赤外発光ダイオ
ード1119に比べて高い位置にある。3つ目は、赤外
光が眼鏡に反射してできるゴーストが、検出に影響の少
ない周辺部に現れるようにするため、眼鏡用の2個の赤
外発光ダイオード1119は、裸眼用の2個の赤外発光
ダイオード1118より左右、下に離れた位置にある。
なお、観察者の目1103と眼鏡の判別は、角膜反射像
e,dの間隔|xd′−xe′|(図9参照)から目1
103と特殊プリズム1101との間の距離を算出する
ことで行う。
外発光ダイオード1118,1119は、異なる配置で
裸眼用と眼鏡用とを使い分けている。裸眼用の2個の赤
外発光ダイオード1118は、特殊プリズム1101を
挟んで観察者の目1103と反対側に、光軸からやや離
れた下部から同一高さで、光軸対称に狭い幅で左右1個
ずつ配置されている。一方、眼鏡用の2個の赤外発光ダ
イオード1119は、特殊プリズム1101の前方、光
軸からかなり離れた下部から同一高さで、光軸対称に広
い幅で左右1個ずつ配置されている。その理由は3つで
あり、その1つ目は、目1103の距離によって、より
良い照明条件を得るためで、できるだけ観察者の目11
03の検出エリアを均等に照明するような位置になって
いる。2つ目は、前記角膜反射像が瞼でケラレないよう
な高さにする必要があるため、裸眼用の2個の赤外発光
ダイオード1118は、眼鏡用の2個の赤外発光ダイオ
ード1119に比べて高い位置にある。3つ目は、赤外
光が眼鏡に反射してできるゴーストが、検出に影響の少
ない周辺部に現れるようにするため、眼鏡用の2個の赤
外発光ダイオード1119は、裸眼用の2個の赤外発光
ダイオード1118より左右、下に離れた位置にある。
なお、観察者の目1103と眼鏡の判別は、角膜反射像
e,dの間隔|xd′−xe′|(図9参照)から目1
103と特殊プリズム1101との間の距離を算出する
ことで行う。
【0026】図12は特殊プリズム1101を側面から
見た図である。ここで、第2の光学作用面bは、反射用
のミラーコーティングが施されているが、結像レンズ系
及び裸眼用の2個の赤外発光ダイオード1118用の開
口部(透過部)、即ちミラーコーティング未処理部(1
122は結像レンズ系用、1120,1121は裸眼用
の赤外発光ダイオード用)が設けられている。上述した
ように、これらはファインダー光学系に影響のない程度
に小さいものであり、2mm以下位が望ましい。
見た図である。ここで、第2の光学作用面bは、反射用
のミラーコーティングが施されているが、結像レンズ系
及び裸眼用の2個の赤外発光ダイオード1118用の開
口部(透過部)、即ちミラーコーティング未処理部(1
122は結像レンズ系用、1120,1121は裸眼用
の赤外発光ダイオード用)が設けられている。上述した
ように、これらはファインダー光学系に影響のない程度
に小さいものであり、2mm以下位が望ましい。
【0027】次に図11を用いて回路系を説明する。同
図中、1123はビデオカメラのカメラユニット、11
04はカメラレンズ、1105は映像を取り込む撮像素
子、1106は撮像素子1105を制御したり、所定の
映像信号を生成するための信号処理回路、1124はカ
メラレンズ1104のズームやオートフォーカスを行う
ズーム/AF手段である。また、1110は全体のシー
ケンスを制御する主制御回路、1113はテープ、磁気
ディスク、光ディスク、固体メモリ等を用いて映像を記
録/再生するための映像記録/再生手段、1111は音
声を取り込むためのマイクロフォン、1109は各種の
操作スイッチを検出するための操作スイッチ検出手段、
1107はLCD1102を駆動するためのLCD駆動
回路である。
図中、1123はビデオカメラのカメラユニット、11
04はカメラレンズ、1105は映像を取り込む撮像素
子、1106は撮像素子1105を制御したり、所定の
映像信号を生成するための信号処理回路、1124はカ
メラレンズ1104のズームやオートフォーカスを行う
ズーム/AF手段である。また、1110は全体のシー
ケンスを制御する主制御回路、1113はテープ、磁気
ディスク、光ディスク、固体メモリ等を用いて映像を記
録/再生するための映像記録/再生手段、1111は音
声を取り込むためのマイクロフォン、1109は各種の
操作スイッチを検出するための操作スイッチ検出手段、
1107はLCD1102を駆動するためのLCD駆動
回路である。
【0028】次にビデオカメラにおける視線検出機能の
応用例を説明する。
応用例を説明する。
【0029】第1に、視線検出スイッチの機能について
説明する。本機能使用時のLCD1102による表示例
の模式図を図13に示す。同図に示すように、アルファ
ベット「W」、「T」、「F」で示す互いに異なる動作
機能を意味する指標131a,1301b,1301c
からなるメニューが表示されている。ここで、例えば
「W」はワイド側へのズーミング、「T」はテレ側への
ズーミング、「F」はフェードの動作をそれぞれ示すも
のとする。また、右下の数字1302は視線スイッチの
機能ではなく、例えば日付等である。
説明する。本機能使用時のLCD1102による表示例
の模式図を図13に示す。同図に示すように、アルファ
ベット「W」、「T」、「F」で示す互いに異なる動作
機能を意味する指標131a,1301b,1301c
からなるメニューが表示されている。ここで、例えば
「W」はワイド側へのズーミング、「T」はテレ側への
ズーミング、「F」はフェードの動作をそれぞれ示すも
のとする。また、右下の数字1302は視線スイッチの
機能ではなく、例えば日付等である。
【0030】次に主制御回路1110の動作を説明す
る。注視点検出回路1108は、常に観察者の視線座標
を検出し、主制御回路1110へ出力している。ここ
で、観察者が「T」表示を注視したとする。主制御回路
1110は範囲βの中に所定時間注視点が入ったかを判
断し、所定時間注視点が入った場合、範囲βから注視点
が外れるまで、テレ側へのズーミングを実行するべく、
ズーム/AF手段1124へ信号を送る。なお、
「W」、「F」についても同様である。
る。注視点検出回路1108は、常に観察者の視線座標
を検出し、主制御回路1110へ出力している。ここ
で、観察者が「T」表示を注視したとする。主制御回路
1110は範囲βの中に所定時間注視点が入ったかを判
断し、所定時間注視点が入った場合、範囲βから注視点
が外れるまで、テレ側へのズーミングを実行するべく、
ズーム/AF手段1124へ信号を送る。なお、
「W」、「F」についても同様である。
【0031】第2に視線フォーカスについて説明する。
本機能使用時のLCD1102による表示例の模式図を
図14に示す。同図において、1401はフォーカスエ
リアの概略を表わす視線AF枠であり、注視点座標位置
に表示され、このエリア内の被写体に合焦する。
本機能使用時のLCD1102による表示例の模式図を
図14に示す。同図において、1401はフォーカスエ
リアの概略を表わす視線AF枠であり、注視点座標位置
に表示され、このエリア内の被写体に合焦する。
【0032】次に主制御回路1110の動作を説明す
る。注視点検出回路1108は、常に観察者の視線座標
を検出し、主制御回路1110へ出力している。ここ
で、観察者が図14における人物を注視したとする。主
制御回路1110は前記注視座標に基づいてズーム/A
F手段1124へ信号を送り、フォーカスエリアを指定
すると、LCD1102へ注視座標信号を送りLCD1
102の画面内に視線AF枠1401を表示させる。
る。注視点検出回路1108は、常に観察者の視線座標
を検出し、主制御回路1110へ出力している。ここ
で、観察者が図14における人物を注視したとする。主
制御回路1110は前記注視座標に基づいてズーム/A
F手段1124へ信号を送り、フォーカスエリアを指定
すると、LCD1102へ注視座標信号を送りLCD1
102の画面内に視線AF枠1401を表示させる。
【0033】また、従来、ビデオカメラ、カメラ等の撮
像装置のファインダーに関して、撮影者(観察者)の眼
球(目)を照明して眼球を撮像し、その波形を用いて撮
影者が目を近づけたか否かを判定する接眼検出手段及び
撮影者がファインダーのどこを見ているのかを判定する
上述した図7〜図10を用いて説明した視線検出原理に
基づいて視線を検出する視線検出手段の両方を備えたも
のが開発されている。
像装置のファインダーに関して、撮影者(観察者)の眼
球(目)を照明して眼球を撮像し、その波形を用いて撮
影者が目を近づけたか否かを判定する接眼検出手段及び
撮影者がファインダーのどこを見ているのかを判定する
上述した図7〜図10を用いて説明した視線検出原理に
基づいて視線を検出する視線検出手段の両方を備えたも
のが開発されている。
【0034】このような視線検出機能及び接眼検出機能
を有するビデオカメラの従来例を図15及び図16に基
づき説明する。
を有するビデオカメラの従来例を図15及び図16に基
づき説明する。
【0035】図15は従来例の視線検出機能及び接眼検
出機能を有するビデオカメラの構成を示す図である。同
図に示したビデオカメラは、被写体を撮像するズームレ
ンズを備えたレンズ撮像系1501、該レンズ撮像系1
501により撮像される被写体を観察するためのLCD
(液晶表示素子)等を有する表示素子1502、該表示
素子1502の前に配置された第1の接眼レンズ150
3、撮影者(観察者)の目1505の直前に配置された
第2の接眼レンズ1510、撮影者の目1505の視線
を検出する視線検出手段1506、フォーカスエリアの
概略を表わすAF枠、その他テープカウンターや撮影モ
ード等、撮影者に必要な情報等を表示素子1502へ表
示する表示回路1507、本ビデオカメラの各部を制御
するシステムコントロール手段1508、種々のデータ
を記憶するためのメモリ1509、本ビデオカメラの機
能を実行するための操作スイッチ検出手段1504、後
述する赤外発光ダイオードを駆動するための赤外発光ダ
イオード駆動回路1512、撮影者の目1505の反射
光を検出して撮影者の目1505が近づいたことを検出
する反射光検出回路1511を有している。
出機能を有するビデオカメラの構成を示す図である。同
図に示したビデオカメラは、被写体を撮像するズームレ
ンズを備えたレンズ撮像系1501、該レンズ撮像系1
501により撮像される被写体を観察するためのLCD
(液晶表示素子)等を有する表示素子1502、該表示
素子1502の前に配置された第1の接眼レンズ150
3、撮影者(観察者)の目1505の直前に配置された
第2の接眼レンズ1510、撮影者の目1505の視線
を検出する視線検出手段1506、フォーカスエリアの
概略を表わすAF枠、その他テープカウンターや撮影モ
ード等、撮影者に必要な情報等を表示素子1502へ表
示する表示回路1507、本ビデオカメラの各部を制御
するシステムコントロール手段1508、種々のデータ
を記憶するためのメモリ1509、本ビデオカメラの機
能を実行するための操作スイッチ検出手段1504、後
述する赤外発光ダイオードを駆動するための赤外発光ダ
イオード駆動回路1512、撮影者の目1505の反射
光を検出して撮影者の目1505が近づいたことを検出
する反射光検出回路1511を有している。
【0036】視線検出手段1506は、撮影者の目15
05に赤外光を照射する赤外発光ダイオード1560,
1565、可視光を反射し赤外光を透過するダイクロイ
ックミラー1561、該ダイクロイックミラー1561
を透過した赤外光を集光する集光レンズ1562、該集
光レンズ1562により集光された赤外光を電気信号に
変換する光電変換素子である視線検出用イメージセンサ
ー1563、該視線検出用イメージセンサー1563上
の撮影者の目1505の像を基に撮影者の表示素子15
02上の注視点を検出する注視点検出回路1564を有
している。
05に赤外光を照射する赤外発光ダイオード1560,
1565、可視光を反射し赤外光を透過するダイクロイ
ックミラー1561、該ダイクロイックミラー1561
を透過した赤外光を集光する集光レンズ1562、該集
光レンズ1562により集光された赤外光を電気信号に
変換する光電変換素子である視線検出用イメージセンサ
ー1563、該視線検出用イメージセンサー1563上
の撮影者の目1505の像を基に撮影者の表示素子15
02上の注視点を検出する注視点検出回路1564を有
している。
【0037】ダイクロイックミラー1561は、可視光
を反射するため、撮影者が第1及び第2の接眼レンズ1
503,1510を通して表示素子1502の画面を観
察できるようになっている。また、ダイクロイックミラ
ー1561は、赤外光を透過するため、赤外発光ダイオ
ード1560によって照射された撮影者の目1505の
反射像は、第2の接眼レンズ1510を通って集光レン
ズ1562により集光されて視線検出用イメージセンサ
ー1563上に像を結ぶようになっている。
を反射するため、撮影者が第1及び第2の接眼レンズ1
503,1510を通して表示素子1502の画面を観
察できるようになっている。また、ダイクロイックミラ
ー1561は、赤外光を透過するため、赤外発光ダイオ
ード1560によって照射された撮影者の目1505の
反射像は、第2の接眼レンズ1510を通って集光レン
ズ1562により集光されて視線検出用イメージセンサ
ー1563上に像を結ぶようになっている。
【0038】図16は撮影者(観察者)側からファイン
ダーを見た状態の図である。赤外発光ダイオード156
0,1565は、各一対ずつ設けられており、互いに異
なる配置で、裸眼用赤外発光ダイオード1560と眼鏡
用赤外発光ダイオード1565を使い分けている。一対
の裸眼用赤外発光ダイオード1560は、光軸からやや
離れた下部から同一高さで、光軸対称に狭い幅で左右に
間隔を存して配置されている。また、一対の眼鏡用赤外
発光ダイオード1565は、光軸からかなり離れた下部
から同一高さで、光軸対称に広い幅で左右に間隔を存し
て配置されている。その理由は3つであり、1つ目は、
観察者の目(眼球)1505の距離によってより良い照
明条件を得るためで、できるだけ観察者の目1505の
検出エリアを均等に照明するような位置になっている。
2つ目は、角膜反射像e,d(図9参照)が瞼でケラレ
ないような高さにする必要があるため、裸眼用赤外発光
ダイオード1560は、眼鏡用赤外発光ダイオード15
65に比べて高い位置にある。3つ目は、赤外光が眼鏡
に反射してできるゴーストが検出に影響の少ない周辺部
に現れるようにするため、眼鏡用赤外発光ダイオード1
565は、裸眼用赤外発光ダイオード1560より左右
方向及び下方向に離れた位置にある。なお、眼球と眼鏡
の判別は、角膜反射像e,dの間隔|xd′−xe′|
から観察者の目1505と第2の接眼レンズ1510と
の間の距離を算出することにより行う。
ダーを見た状態の図である。赤外発光ダイオード156
0,1565は、各一対ずつ設けられており、互いに異
なる配置で、裸眼用赤外発光ダイオード1560と眼鏡
用赤外発光ダイオード1565を使い分けている。一対
の裸眼用赤外発光ダイオード1560は、光軸からやや
離れた下部から同一高さで、光軸対称に狭い幅で左右に
間隔を存して配置されている。また、一対の眼鏡用赤外
発光ダイオード1565は、光軸からかなり離れた下部
から同一高さで、光軸対称に広い幅で左右に間隔を存し
て配置されている。その理由は3つであり、1つ目は、
観察者の目(眼球)1505の距離によってより良い照
明条件を得るためで、できるだけ観察者の目1505の
検出エリアを均等に照明するような位置になっている。
2つ目は、角膜反射像e,d(図9参照)が瞼でケラレ
ないような高さにする必要があるため、裸眼用赤外発光
ダイオード1560は、眼鏡用赤外発光ダイオード15
65に比べて高い位置にある。3つ目は、赤外光が眼鏡
に反射してできるゴーストが検出に影響の少ない周辺部
に現れるようにするため、眼鏡用赤外発光ダイオード1
565は、裸眼用赤外発光ダイオード1560より左右
方向及び下方向に離れた位置にある。なお、眼球と眼鏡
の判別は、角膜反射像e,dの間隔|xd′−xe′|
から観察者の目1505と第2の接眼レンズ1510と
の間の距離を算出することにより行う。
【0039】注視点検出回路1564は、視線検出用イ
メージセンサー1563上の観察者の目1505の像を
基に、上述した視線検出原理によるアルゴリズムに従い
観察者の表示素子1502の画面上の注視点を求めるも
のである。
メージセンサー1563上の観察者の目1505の像を
基に、上述した視線検出原理によるアルゴリズムに従い
観察者の表示素子1502の画面上の注視点を求めるも
のである。
【0040】以上の構成により、視線の位置にピントを
合わせる視線オートフォーカスやフアインダー画面に、
例えばズーム、フェード等の機能を意味する指標を表示
し、それを視線で選択させるいわゆる視線入力機能等を
実現することができる。
合わせる視線オートフォーカスやフアインダー画面に、
例えばズーム、フェード等の機能を意味する指標を表示
し、それを視線で選択させるいわゆる視線入力機能等を
実現することができる。
【0041】次に接眼検出手段について図15及び図1
7を用いて説明する。図17は従来の接眼検出動作の制
御手順を示すフローチャートである。同図において、ま
ず、ステップS1701で赤外発光ダイオードを点灯さ
せると共に、視線検出用イメージセンサー1563への
電荷の蓄積を行う。なお、このとき点灯させる赤外発光
ダイオードは、裸眼用及び眼鏡用のいずれでも良い。次
にステップS1702で前記ステップS1701におい
て視線検出用イメージセンサー1563に蓄積された電
荷を読み出す。次にステップS1703で反射光検出回
路1511にて反射物が第2の接眼レンズ1510の近
傍にあるか否かをハード的に検出し、反射物があった場
合は次のステップS1704へ進み、無い場合は前記ス
テップS1701へ戻る。
7を用いて説明する。図17は従来の接眼検出動作の制
御手順を示すフローチャートである。同図において、ま
ず、ステップS1701で赤外発光ダイオードを点灯さ
せると共に、視線検出用イメージセンサー1563への
電荷の蓄積を行う。なお、このとき点灯させる赤外発光
ダイオードは、裸眼用及び眼鏡用のいずれでも良い。次
にステップS1702で前記ステップS1701におい
て視線検出用イメージセンサー1563に蓄積された電
荷を読み出す。次にステップS1703で反射光検出回
路1511にて反射物が第2の接眼レンズ1510の近
傍にあるか否かをハード的に検出し、反射物があった場
合は次のステップS1704へ進み、無い場合は前記ス
テップS1701へ戻る。
【0042】前記ステップS1703において実行され
る反射物検出方法は、回路構成を簡素化するために、視
線検出用イメージセンサー1563の最も高いレベル
が、所定のスレッシュレベル以上であるか否かを判断し
て行う。観察者の目1505が近づいたときの視線検出
用イメージセンサー1563の出力強度図(図10)に
おいて、一対の赤外発光ダイオードによる観察者の目1
505の角膜での反射像xd′,xe′の立ち上がりが
発生している。図10において、SLは前記反射物検出
の所定スレッシュレベルであり、このレベルを超えたと
きに観察者の目1505が近づいたと、即ち接眼したと
判断する。
る反射物検出方法は、回路構成を簡素化するために、視
線検出用イメージセンサー1563の最も高いレベル
が、所定のスレッシュレベル以上であるか否かを判断し
て行う。観察者の目1505が近づいたときの視線検出
用イメージセンサー1563の出力強度図(図10)に
おいて、一対の赤外発光ダイオードによる観察者の目1
505の角膜での反射像xd′,xe′の立ち上がりが
発生している。図10において、SLは前記反射物検出
の所定スレッシュレベルであり、このレベルを超えたと
きに観察者の目1505が近づいたと、即ち接眼したと
判断する。
【0043】なお、前記ステップS1701〜ステップ
S1703までの処理動作は、反射光検出回路1511
と赤外発光ダイオード駆動回路1512のみ動いている
状態で、この2回路だけ電源が供給されているため、消
費電力はわずかである。
S1703までの処理動作は、反射光検出回路1511
と赤外発光ダイオード駆動回路1512のみ動いている
状態で、この2回路だけ電源が供給されているため、消
費電力はわずかである。
【0044】前記ステップS1703において反射物が
第2の接眼レンズ1510の近傍にある場合は、次のス
テップS1704でシステムコントロール手段1508
内の視線検出用マイコン(マイクロコンピュータ)のみ
オン(ON)させる。次いでステップS1705で再度
赤外発光ダイオードを点灯させると共に、視線検出用イ
メージセンサー1563への電荷の蓄積を行う。次にス
テップS1706で前記ステップS1705において視
線検出用イメージセンサー1563に蓄積された電荷を
読み出す。次にステップS1707で前記視線検出用マ
イコンにて角膜反射像e,dがあるか否かを判別し、角
膜反射像e,dが無い場合は前記ステップS1701へ
戻り、あった場合は次のステップS1708へ進む。
第2の接眼レンズ1510の近傍にある場合は、次のス
テップS1704でシステムコントロール手段1508
内の視線検出用マイコン(マイクロコンピュータ)のみ
オン(ON)させる。次いでステップS1705で再度
赤外発光ダイオードを点灯させると共に、視線検出用イ
メージセンサー1563への電荷の蓄積を行う。次にス
テップS1706で前記ステップS1705において視
線検出用イメージセンサー1563に蓄積された電荷を
読み出す。次にステップS1707で前記視線検出用マ
イコンにて角膜反射像e,dがあるか否かを判別し、角
膜反射像e,dが無い場合は前記ステップS1701へ
戻り、あった場合は次のステップS1708へ進む。
【0045】ステップS1708では、前記視線検出用
マイコンにて瞳孔があるか否かを判別し、瞳孔が無い場
合は前記ステップS1701へ戻り、あった場合は次の
ステップS1709でメイン電源をオン(ON)にして
カメラシステム全体を立ち上げた後、本処理動作を終了
する。
マイコンにて瞳孔があるか否かを判別し、瞳孔が無い場
合は前記ステップS1701へ戻り、あった場合は次の
ステップS1709でメイン電源をオン(ON)にして
カメラシステム全体を立ち上げた後、本処理動作を終了
する。
【0046】ここで、前記ステップS1707において
実行される角膜反射像e,dがあるか否かの判断は、2
個のペアで、しかも急進な立ち上がりであることを条件
としているので、前記ステップS1703において実行
される反射物があるか否かの判断より信頼性の高いもの
となる。
実行される角膜反射像e,dがあるか否かの判断は、2
個のペアで、しかも急進な立ち上がりであることを条件
としているので、前記ステップS1703において実行
される反射物があるか否かの判断より信頼性の高いもの
となる。
【0047】以上の構成により、最小限の待機電力によ
り接眼検出によるシステムの立ち上げを実現することが
できる。
り接眼検出によるシステムの立ち上げを実現することが
できる。
【0048】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の視線検出装置にあっては、以下のような問題点
があった。
た従来の視線検出装置にあっては、以下のような問題点
があった。
【0049】(1)眼球照明光と同一波長(従来例では
赤外光)の外乱光(従来例では赤外光、以下、外乱光と
は、従来例において、図11中、1114に相当する光
線である)より、撮像した観察者の目(眼球)1103
の像にフレアーが生じてしまい、角膜反射像や瞳孔の検
出に支障を来してしまっていた。このため、視線検出精
度が劣化するという問題点があった。
赤外光)の外乱光(従来例では赤外光、以下、外乱光と
は、従来例において、図11中、1114に相当する光
線である)より、撮像した観察者の目(眼球)1103
の像にフレアーが生じてしまい、角膜反射像や瞳孔の検
出に支障を来してしまっていた。このため、視線検出精
度が劣化するという問題点があった。
【0050】(2)電子モニター式や光学式のファイン
ダーは、眼球照明光と同一波長成分の光線(従来例では
赤外光)を含んでいるため、そこから飛び込む外乱光
(従来例では赤外光)により、撮像した観察者の目(眼
球)1103にフレアーが生じてしまい、角膜反射像や
瞳孔の検出に支障を来してしまっていた。このため、視
線検出精度が劣化するという問題点があった。
ダーは、眼球照明光と同一波長成分の光線(従来例では
赤外光)を含んでいるため、そこから飛び込む外乱光
(従来例では赤外光)により、撮像した観察者の目(眼
球)1103にフレアーが生じてしまい、角膜反射像や
瞳孔の検出に支障を来してしまっていた。このため、視
線検出精度が劣化するという問題点があった。
【0051】(3)プリズム光学素子を用いた電子モニ
ター式や光学式のファインダーから飛び込む眼球照明光
と同一波長の外乱光(従来例では赤外光)により、撮像
した観察者の目(眼球)1103の像にフレアーが生じ
てしまい、角膜反射像や瞳孔の検出に支障を来してしま
っていた。このため、視線検出精度が劣化するという問
題点があった。
ター式や光学式のファインダーから飛び込む眼球照明光
と同一波長の外乱光(従来例では赤外光)により、撮像
した観察者の目(眼球)1103の像にフレアーが生じ
てしまい、角膜反射像や瞳孔の検出に支障を来してしま
っていた。このため、視線検出精度が劣化するという問
題点があった。
【0052】また、上述した従来の接眼検出装置にあっ
ては、観察者が目を近づけていないとき、ファインダー
へ太陽、人工光源等、高輝度の物体が入り込んだ場合、
視線検出用イメージセンサー1563(図6参照)の出
力レベルのピークが高くなってしまう。図18は、この
ときの視線検出用イメージセンサー1563の出力図で
あり、高輝度物体のレベルがスレッシュレベル(SL)
を超えてしまい、反射物が近づいたと誤検出してしま
う。よって、図17のステップS1703における判定
結果は常に肯定(YES)となってしまい、その後の判
定で目であると判定はされないものの、常に視線検出用
マイコンはオンされることになるため、余分な電力を消
費する。
ては、観察者が目を近づけていないとき、ファインダー
へ太陽、人工光源等、高輝度の物体が入り込んだ場合、
視線検出用イメージセンサー1563(図6参照)の出
力レベルのピークが高くなってしまう。図18は、この
ときの視線検出用イメージセンサー1563の出力図で
あり、高輝度物体のレベルがスレッシュレベル(SL)
を超えてしまい、反射物が近づいたと誤検出してしま
う。よって、図17のステップS1703における判定
結果は常に肯定(YES)となってしまい、その後の判
定で目であると判定はされないものの、常に視線検出用
マイコンはオンされることになるため、余分な電力を消
費する。
【0053】以上の動作に関して具体的には次のような
問題点があった。
問題点があった。
【0054】(1)高輝度物体が存在したとき、接眼検
出の信頼性が劣化すると共に、接眼検出時の消費電力が
大きくなってしまう。
出の信頼性が劣化すると共に、接眼検出時の消費電力が
大きくなってしまう。
【0055】(2)観察者の目(眼球)の画像出力のピ
ーク検出による接眼検出に関して、高輝度物体が存在し
たとき、接眼検出の信頼性が劣化すると共に、接眼検出
時の消費電力が大きくなってしまう。
ーク検出による接眼検出に関して、高輝度物体が存在し
たとき、接眼検出の信頼性が劣化すると共に、接眼検出
時の消費電力が大きくなってしまう。
【0056】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その第1の
目的とするところは、眼球照明光と同一波長の外乱光に
よる眼球像フレアーを防止することができると共に、角
膜反射像や瞳孔の検出を確実且つ円滑に行うことがで
き、視線検出精度が向上できるようにした視線検出方法
及び装置を提供しようとするものである。
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その第1の
目的とするところは、眼球照明光と同一波長の外乱光に
よる眼球像フレアーを防止することができると共に、角
膜反射像や瞳孔の検出を確実且つ円滑に行うことがで
き、視線検出精度が向上できるようにした視線検出方法
及び装置を提供しようとするものである。
【0057】また、本発明の第2の目的とするところ
は、高輝度物体が存在しても、接眼検出の信頼性が劣化
することなく、接眼検出時の消費電力を少なく押さえる
ことができる接眼検出方法及び装置を提供しようとする
ものである。
は、高輝度物体が存在しても、接眼検出の信頼性が劣化
することなく、接眼検出時の消費電力を少なく押さえる
ことができる接眼検出方法及び装置を提供しようとする
ものである。
【0058】更に、本発明の第3の目的とするところ
は、上述した視線/接眼検出装置を円滑に制御すること
ができる記憶媒体を提供しようとするものである。
は、上述した視線/接眼検出装置を円滑に制御すること
ができる記憶媒体を提供しようとするものである。
【0059】
【課題を解決するための手段】上述した本発明の第1の
目的を達成するために請求項1記載の視線検出方法は、
特定波長域光源にて観察者の眼球を照明手段により照明
する照明工程と、前記眼球を撮像光学系により撮像する
撮像工程と、外乱光線が前記撮像光学系へ侵入する経路
の中に設けられたカット手段により少なくとも前記特定
波長域光源の波長域をカットするカット工程とを有する
ことを特徴とする。
目的を達成するために請求項1記載の視線検出方法は、
特定波長域光源にて観察者の眼球を照明手段により照明
する照明工程と、前記眼球を撮像光学系により撮像する
撮像工程と、外乱光線が前記撮像光学系へ侵入する経路
の中に設けられたカット手段により少なくとも前記特定
波長域光源の波長域をカットするカット工程とを有する
ことを特徴とする。
【0060】また、本発明の第1の目的を達成するため
に請求項2記載の視線検出方法は、特定波長域光源にて
観察者の眼球を照明手段により照明する照明工程と、前
記眼球を撮像手段により撮像する撮像工程と、観察光学
系により観察する観察行程と、前記観察光学系の経路の
中に設けられたカット手段により少なくとも前記特定波
長域光源の波長域をカットするカット工程とを有するこ
とを特徴とする。
に請求項2記載の視線検出方法は、特定波長域光源にて
観察者の眼球を照明手段により照明する照明工程と、前
記眼球を撮像手段により撮像する撮像工程と、観察光学
系により観察する観察行程と、前記観察光学系の経路の
中に設けられたカット手段により少なくとも前記特定波
長域光源の波長域をカットするカット工程とを有するこ
とを特徴とする。
【0061】また、本発明の第1の目的を達成するため
に請求項3記載の視線検出方法は、請求項2記載の視線
検出方法において、前記観察光学系は光学式であること
を特徴とする。
に請求項3記載の視線検出方法は、請求項2記載の視線
検出方法において、前記観察光学系は光学式であること
を特徴とする。
【0062】また、本発明の第1の目的を達成するため
に請求項4記載の視線検出方法は、請求項2記載の視線
検出方法において、前記観察光学系は電子モニター式で
あることを特徴とする。
に請求項4記載の視線検出方法は、請求項2記載の視線
検出方法において、前記観察光学系は電子モニター式で
あることを特徴とする。
【0063】また、本発明の第1の目的を達成するため
に請求項5記載の視線検出方法は、特定波長域光源にて
観察者の眼球を照明手段により照明する照明工程と、前
記眼球を撮像手段により撮像する撮像工程と、電子モニ
ター式観察光学系により観察する観察行程と、前記観察
光学系の電子モニター画面の前方に設けられたカット手
段により少なくとも前記特定波長域光源の波長域をカッ
トするカット工程とを有することを特徴とする。
に請求項5記載の視線検出方法は、特定波長域光源にて
観察者の眼球を照明手段により照明する照明工程と、前
記眼球を撮像手段により撮像する撮像工程と、電子モニ
ター式観察光学系により観察する観察行程と、前記観察
光学系の電子モニター画面の前方に設けられたカット手
段により少なくとも前記特定波長域光源の波長域をカッ
トするカット工程とを有することを特徴とする。
【0064】また、本発明の第1の目的を達成するため
に請求項6記載の視線検出方法は、特定波長域光源にて
観察者の眼球を照明手段により照明する照明工程と、前
記眼球を撮像手段により撮像する撮像工程と、観察光学
系により観察する観察行程と、前記観察光学系中の光学
素子の表面に設けたコーティング膜により少なくとも前
記特定波長域光源の波長域をカットするカット工程とを
有することを特徴とする。 また、本発明の第1の目的
を達成するために請求項7記載の視線検出方法は、請求
項6記載の視線検出方法において、前記観察光学系は光
学式であることを特徴とする。
に請求項6記載の視線検出方法は、特定波長域光源にて
観察者の眼球を照明手段により照明する照明工程と、前
記眼球を撮像手段により撮像する撮像工程と、観察光学
系により観察する観察行程と、前記観察光学系中の光学
素子の表面に設けたコーティング膜により少なくとも前
記特定波長域光源の波長域をカットするカット工程とを
有することを特徴とする。 また、本発明の第1の目的
を達成するために請求項7記載の視線検出方法は、請求
項6記載の視線検出方法において、前記観察光学系は光
学式であることを特徴とする。
【0065】また、本発明の第1の目的を達成するため
に請求項8記載の視線検出方法は、請求項6記載の視線
検出方法において、前記観察光学系は電子モニター式で
あることを特徴とする。
に請求項8記載の視線検出方法は、請求項6記載の視線
検出方法において、前記観察光学系は電子モニター式で
あることを特徴とする。
【0066】また、本発明の第1の目的を達成するため
に請求項9記載の視線検出方法は、特定波長域光源にて
観察者の眼球を照明手段により照明する照明工程と、前
記眼球を撮像手段により撮像する撮像工程と、プリズム
型光学素子を有する観察光学系により観察する観察行程
と、前記観察光学系の経路の中に設けられたカット手段
により少なくとも前記特定波長域光源の波長域をカット
するカット工程とを有することを特徴とする。
に請求項9記載の視線検出方法は、特定波長域光源にて
観察者の眼球を照明手段により照明する照明工程と、前
記眼球を撮像手段により撮像する撮像工程と、プリズム
型光学素子を有する観察光学系により観察する観察行程
と、前記観察光学系の経路の中に設けられたカット手段
により少なくとも前記特定波長域光源の波長域をカット
するカット工程とを有することを特徴とする。
【0067】また、本発明の第1の目的を達成するため
に請求項10記載の視線検出装置は、特定波長域光源に
て観察者の眼球を照明する照明手段と、前記眼球を撮像
光学系により撮像する撮像手段と、外乱光線が前記撮像
光学系へ侵入する経路の中に設けられ且つ少なくとも前
記特定波長域光源の波長域をカットするカット手段とを
具備したことを特徴とする。
に請求項10記載の視線検出装置は、特定波長域光源に
て観察者の眼球を照明する照明手段と、前記眼球を撮像
光学系により撮像する撮像手段と、外乱光線が前記撮像
光学系へ侵入する経路の中に設けられ且つ少なくとも前
記特定波長域光源の波長域をカットするカット手段とを
具備したことを特徴とする。
【0068】また、本発明の第1の目的を達成するため
に請求項11記載の視線検出装置は、特定波長域光源に
て観察者の眼球を照明する照明手段と、前記眼球を撮像
する撮像手段と、観察光学系により観察する観察手段
と、前記観察光学系の経路の中に設けられ且つ少なくと
も前記特定波長域光源の波長域をカットするカット手段
とを具備したことを特徴とする。
に請求項11記載の視線検出装置は、特定波長域光源に
て観察者の眼球を照明する照明手段と、前記眼球を撮像
する撮像手段と、観察光学系により観察する観察手段
と、前記観察光学系の経路の中に設けられ且つ少なくと
も前記特定波長域光源の波長域をカットするカット手段
とを具備したことを特徴とする。
【0069】また、本発明の第1の目的を達成するため
に請求項12記載の視線検出装置は、請求項11記載の
視線検出装置において、前記観察光学系は光学式である
ことを特徴とする。
に請求項12記載の視線検出装置は、請求項11記載の
視線検出装置において、前記観察光学系は光学式である
ことを特徴とする。
【0070】また、本発明の第1の目的を達成するため
に請求項13記載の視線検出装置は、請求項11記載の
視線検出装置において、前記観察光学系は電子モニター
式であることを特徴とする。
に請求項13記載の視線検出装置は、請求項11記載の
視線検出装置において、前記観察光学系は電子モニター
式であることを特徴とする。
【0071】また、本発明の第1の目的を達成するため
に請求項14記載の視線検出装置は、特定波長域光源に
て観察者の眼球を照明する照明手段と、前記眼球を撮像
する撮像手段と、電子モニター式観察光学系により観察
する観察手段と、前記観察光学系の電子モニター画面の
前方に設けられ且つ少なくとも前記特定波長域光源の波
長域をカットするカット手段とを具備したことを特徴と
する。
に請求項14記載の視線検出装置は、特定波長域光源に
て観察者の眼球を照明する照明手段と、前記眼球を撮像
する撮像手段と、電子モニター式観察光学系により観察
する観察手段と、前記観察光学系の電子モニター画面の
前方に設けられ且つ少なくとも前記特定波長域光源の波
長域をカットするカット手段とを具備したことを特徴と
する。
【0072】また、本発明の第1の目的を達成するため
に請求項15記載の視線検出装置は、特定波長域光源に
て観察者の眼球を照明する照明手段と、前記眼球を撮像
する撮像手段と、観察光学系により観察する観察手段
と、少なくとも前記特定波長域光源の波長域をカットす
るカット手段とを有し、該カット手段は、前記観察光学
系中の光学素子の表面に設けられたコーティング膜であ
ることを特徴とする。
に請求項15記載の視線検出装置は、特定波長域光源に
て観察者の眼球を照明する照明手段と、前記眼球を撮像
する撮像手段と、観察光学系により観察する観察手段
と、少なくとも前記特定波長域光源の波長域をカットす
るカット手段とを有し、該カット手段は、前記観察光学
系中の光学素子の表面に設けられたコーティング膜であ
ることを特徴とする。
【0073】また、本発明の第1の目的を達成するため
に請求項16記載の視線検出装置は、請求項15記載の
視線検出装置において、前記観察光学系は光学式である
ことを特徴とする。
に請求項16記載の視線検出装置は、請求項15記載の
視線検出装置において、前記観察光学系は光学式である
ことを特徴とする。
【0074】また、本発明の第1の目的を達成するため
に請求項17記載の視線検出装置は、請求項15記載の
視線検出装置において、前記観察光学系は電子モニター
式であることを特徴とする。
に請求項17記載の視線検出装置は、請求項15記載の
視線検出装置において、前記観察光学系は電子モニター
式であることを特徴とする。
【0075】また、本発明の第1の目的を達成するため
に請求項18記載の視線検出は、特定波長域光源にて観
察者の眼球を照明する照明手段と、前記眼球を撮像する
撮像手段と、プリズム型光学素子による観察光学系によ
り観察する観察手段と、前記観察光学系の経路の中に設
けられ且つ少なくとも前記特定波長域光源の波長域をカ
ットするカット手段とを有することを特徴とする。
に請求項18記載の視線検出は、特定波長域光源にて観
察者の眼球を照明する照明手段と、前記眼球を撮像する
撮像手段と、プリズム型光学素子による観察光学系によ
り観察する観察手段と、前記観察光学系の経路の中に設
けられ且つ少なくとも前記特定波長域光源の波長域をカ
ットするカット手段とを有することを特徴とする。
【0076】また、本発明の第2の目的を達成するため
に請求項19記載の接眼検出方法は、観察者の眼球を照
明する照明手段と前記眼球を撮像する撮像手段とを用い
て観察者の目が接眼したか否かを判定する接眼検出工程
を具備し、前記照明手段により前記観察者の眼球を照明
したときの撮像波形を用いた接眼判定結果と、前記照明
手段により前記観察者の眼球を照明しないときの撮像波
形を用いた接眼判定結果の両方により、最終的な接眼判
定を行うことを特徴とする。
に請求項19記載の接眼検出方法は、観察者の眼球を照
明する照明手段と前記眼球を撮像する撮像手段とを用い
て観察者の目が接眼したか否かを判定する接眼検出工程
を具備し、前記照明手段により前記観察者の眼球を照明
したときの撮像波形を用いた接眼判定結果と、前記照明
手段により前記観察者の眼球を照明しないときの撮像波
形を用いた接眼判定結果の両方により、最終的な接眼判
定を行うことを特徴とする。
【0077】また、本発明の第2の目的を達成するため
に請求項20記載の接眼検出方法は、観察者の眼球を照
明する照明手段と前記眼球を撮像する撮像手段とを用い
て観察者の目が接眼したか否かを判定する接眼検出工程
を具備し、前記照明手段により前記観察者の眼球を照明
したときの撮像波形のピークレベルを用いた接眼判定結
果と、前記照明手段により前記観察者の眼球を照明しな
いときの撮像波形のピークレベルを用いた接眼判定結果
の両方により、最終的な接眼判定を行うことを特徴とす
る。
に請求項20記載の接眼検出方法は、観察者の眼球を照
明する照明手段と前記眼球を撮像する撮像手段とを用い
て観察者の目が接眼したか否かを判定する接眼検出工程
を具備し、前記照明手段により前記観察者の眼球を照明
したときの撮像波形のピークレベルを用いた接眼判定結
果と、前記照明手段により前記観察者の眼球を照明しな
いときの撮像波形のピークレベルを用いた接眼判定結果
の両方により、最終的な接眼判定を行うことを特徴とす
る。
【0078】また、本発明の第2の目的を達成するため
に請求項21記載の接眼検出方法は、観察者の眼球を照
明する照明手段と前記眼球を撮像する撮像手段とを用い
て観察者の目が接眼したか否かを判定する接眼検出工程
と、前記照明手段により前記観察者の眼球を照明したと
きの撮像波形のピークレベルが所定レベルを越えたか否
か及び前記照明手段により前記観察者の眼球を照明しな
いときの撮像波形のピークレベルが所定レベルを越えた
か否かをそれぞれ判定するレベル検出工程とを具備し、
前記照明手段により前記観察者の眼球を照明したときの
撮像波形のピークレベルが所定レベルを越え且つ前記照
明手段により前記観察者の眼球を照明しないときの撮像
波形のピークレベルが所定レベルを超えなかったと判定
されたときのみ観察者の目が接眼したという最終的な接
眼判定を行うことを特徴とする。
に請求項21記載の接眼検出方法は、観察者の眼球を照
明する照明手段と前記眼球を撮像する撮像手段とを用い
て観察者の目が接眼したか否かを判定する接眼検出工程
と、前記照明手段により前記観察者の眼球を照明したと
きの撮像波形のピークレベルが所定レベルを越えたか否
か及び前記照明手段により前記観察者の眼球を照明しな
いときの撮像波形のピークレベルが所定レベルを越えた
か否かをそれぞれ判定するレベル検出工程とを具備し、
前記照明手段により前記観察者の眼球を照明したときの
撮像波形のピークレベルが所定レベルを越え且つ前記照
明手段により前記観察者の眼球を照明しないときの撮像
波形のピークレベルが所定レベルを超えなかったと判定
されたときのみ観察者の目が接眼したという最終的な接
眼判定を行うことを特徴とする。
【0079】また、本発明の第2の目的を達成するため
に請求項22記載の接眼検出装置は、観察者の眼球を照
明する照明手段と前記眼球を撮像する撮像手段とを用い
て観察者の目が接眼したか否かを判定する接眼検出手段
を具備し、前記照明手段により前記観察者の眼球を照明
したときの撮像波形を用いた接眼判定結果と、前記照明
手段により前記観察者の眼球を照明しないときの撮像波
形を用いた接眼判定結果の両方により、最終的な接眼判
定を行うことを特徴とする。
に請求項22記載の接眼検出装置は、観察者の眼球を照
明する照明手段と前記眼球を撮像する撮像手段とを用い
て観察者の目が接眼したか否かを判定する接眼検出手段
を具備し、前記照明手段により前記観察者の眼球を照明
したときの撮像波形を用いた接眼判定結果と、前記照明
手段により前記観察者の眼球を照明しないときの撮像波
形を用いた接眼判定結果の両方により、最終的な接眼判
定を行うことを特徴とする。
【0080】また、本発明の第2の目的を達成するため
に請求項23記載の接眼検出装置は、観察者の眼球を照
明する照明手段と前記眼球を撮像する撮像手段とを用い
て観察者の目が接眼したか否かを判定する接眼検出手段
を具備し、前記照明手段により前記観察者の眼球を照明
したときの撮像波形のピークレベルを用いた接眼判定結
果と、前記照明手段により前記観察者の眼球を照明しな
いときの撮像波形のピークレベルを用いた接眼判定結果
の両方により、最終的な接眼判定を行うことを特徴とす
る。
に請求項23記載の接眼検出装置は、観察者の眼球を照
明する照明手段と前記眼球を撮像する撮像手段とを用い
て観察者の目が接眼したか否かを判定する接眼検出手段
を具備し、前記照明手段により前記観察者の眼球を照明
したときの撮像波形のピークレベルを用いた接眼判定結
果と、前記照明手段により前記観察者の眼球を照明しな
いときの撮像波形のピークレベルを用いた接眼判定結果
の両方により、最終的な接眼判定を行うことを特徴とす
る。
【0081】また、本発明の第2の目的を達成するため
に請求項24記載の接眼検出装置は、観察者の眼球を照
明する照明手段と前記眼球を撮像する撮像手段とを用い
て観察者の目が接眼したか否かを判定する接眼検出手段
と、前記照明手段により前記観察者の眼球を照明したと
きの撮像波形のピークレベルが所定レベルを越えたか否
か及び前記照明手段により前記観察者の眼球を照明しな
いときの撮像波形のピークレベルが所定レベルを越えた
か否かをそれぞれ判定するレベル判定手段とを具備し、
前記照明手段により前記観察者の眼球を照明したときの
撮像波形のピークレベルが所定レベルを越え且つ前記照
明手段により前記観察者の眼球を照明ないときの撮像波
形のピークレベルが所定レベルを越えなかったと判定さ
れたときのみ観察者の目が接眼したという最終的な接眼
判定を行うことを特徴とする。
に請求項24記載の接眼検出装置は、観察者の眼球を照
明する照明手段と前記眼球を撮像する撮像手段とを用い
て観察者の目が接眼したか否かを判定する接眼検出手段
と、前記照明手段により前記観察者の眼球を照明したと
きの撮像波形のピークレベルが所定レベルを越えたか否
か及び前記照明手段により前記観察者の眼球を照明しな
いときの撮像波形のピークレベルが所定レベルを越えた
か否かをそれぞれ判定するレベル判定手段とを具備し、
前記照明手段により前記観察者の眼球を照明したときの
撮像波形のピークレベルが所定レベルを越え且つ前記照
明手段により前記観察者の眼球を照明ないときの撮像波
形のピークレベルが所定レベルを越えなかったと判定さ
れたときのみ観察者の目が接眼したという最終的な接眼
判定を行うことを特徴とする。
【0082】また、本発明の第3の目的を達成するため
に請求項25記載の記憶媒体は、観察者の視線を検出す
る視線検出装置を制御するプログラムを格納する記憶媒
体であって、特定波長域光源にて観察者の眼球を照明手
段により照明する照明モジュールと、前記眼球を撮像光
学系により撮像する撮像モジュールと、外乱光線が前記
撮像光学系へ侵入する経路の中に設けられたカット手段
により少なくとも前記特定波長域光源の波長域をカット
するカットモジュールとを有するプログラムを格納した
ことを特徴とする。
に請求項25記載の記憶媒体は、観察者の視線を検出す
る視線検出装置を制御するプログラムを格納する記憶媒
体であって、特定波長域光源にて観察者の眼球を照明手
段により照明する照明モジュールと、前記眼球を撮像光
学系により撮像する撮像モジュールと、外乱光線が前記
撮像光学系へ侵入する経路の中に設けられたカット手段
により少なくとも前記特定波長域光源の波長域をカット
するカットモジュールとを有するプログラムを格納した
ことを特徴とする。
【0083】また、本発明の第3の目的を達成するため
に請求項26記載の記憶媒体は、観察者の視線を検出す
る視線検出装置を制御するプログラムを格納する記憶媒
体であって、特定波長域光源にて観察者の眼球を照明手
段により照明する照明モジュールと、前記眼球を撮像手
段により撮像する撮像モジュールと、観察光学系により
観察する観察モジュールと、前記観察光学系の経路の中
に設けられたカット手段により少なくとも前記特定波長
域光源の波長域をカットするカットモジュールとを有す
るプログラムを格納したことを特徴とする。
に請求項26記載の記憶媒体は、観察者の視線を検出す
る視線検出装置を制御するプログラムを格納する記憶媒
体であって、特定波長域光源にて観察者の眼球を照明手
段により照明する照明モジュールと、前記眼球を撮像手
段により撮像する撮像モジュールと、観察光学系により
観察する観察モジュールと、前記観察光学系の経路の中
に設けられたカット手段により少なくとも前記特定波長
域光源の波長域をカットするカットモジュールとを有す
るプログラムを格納したことを特徴とする。
【0084】また、本発明の第3の目的を達成するため
に請求項27記載の記憶媒体は、請求項26記載の記憶
媒体において、前記観察光学系は光学式であることを特
徴とする。
に請求項27記載の記憶媒体は、請求項26記載の記憶
媒体において、前記観察光学系は光学式であることを特
徴とする。
【0085】また、本発明の第3の目的を達成するため
に請求項28記載の記憶媒体は、請求項26記載の記憶
媒体において、前記観察光学系は電子モニター式である
ことを特徴とする。
に請求項28記載の記憶媒体は、請求項26記載の記憶
媒体において、前記観察光学系は電子モニター式である
ことを特徴とする。
【0086】また、本発明の第3の目的を達成するため
に請求項29記載の記憶媒体は、観察者の視線を検出す
る視線検出装置を制御するプログラムを格納する記憶媒
体であって、特定波長域光源にて観察者の眼球を照明手
段により照明する照明モジュールと、前記眼球を撮像手
段により撮像する撮像モジュールと、電子モニター式観
察光学系により観察する観察モジュールと、前記観察光
学系の電子モニター画面の前方に設けられたカット手段
により少なくとも前記特定波長域光源の波長域をカット
するカットモジュールとを有するプログラムを格納した
ことを特徴とする。
に請求項29記載の記憶媒体は、観察者の視線を検出す
る視線検出装置を制御するプログラムを格納する記憶媒
体であって、特定波長域光源にて観察者の眼球を照明手
段により照明する照明モジュールと、前記眼球を撮像手
段により撮像する撮像モジュールと、電子モニター式観
察光学系により観察する観察モジュールと、前記観察光
学系の電子モニター画面の前方に設けられたカット手段
により少なくとも前記特定波長域光源の波長域をカット
するカットモジュールとを有するプログラムを格納した
ことを特徴とする。
【0087】また、本発明の第3の目的を達成するため
に請求項30記載の記憶媒体は、観察者の視線を検出す
る視線検出装置を制御するプログラムを格納する記憶媒
体であって、特定波長域光源にて観察者の眼球を照明手
段により照明する照明モジュールと、前記眼球を撮像手
段により撮像する撮像モジュールと、観察光学系により
観察する観察モジュールと、前記観察光学系中の光学素
子の表面に設けたコーティング膜により少なくとも前記
特定波長域光源の波長域をカットするカットモジュール
とを有するプログラムを格納したことを特徴とする。
に請求項30記載の記憶媒体は、観察者の視線を検出す
る視線検出装置を制御するプログラムを格納する記憶媒
体であって、特定波長域光源にて観察者の眼球を照明手
段により照明する照明モジュールと、前記眼球を撮像手
段により撮像する撮像モジュールと、観察光学系により
観察する観察モジュールと、前記観察光学系中の光学素
子の表面に設けたコーティング膜により少なくとも前記
特定波長域光源の波長域をカットするカットモジュール
とを有するプログラムを格納したことを特徴とする。
【0088】また、本発明の第3の目的を達成するため
に請求項31記載の記憶媒体は、請求項30記載の記憶
媒体において、前記観察光学系は光学式であることを特
徴とする。
に請求項31記載の記憶媒体は、請求項30記載の記憶
媒体において、前記観察光学系は光学式であることを特
徴とする。
【0089】また、本発明の第3の目的を達成するため
に請求項32記載の記憶媒体は、請求項30記載の記憶
媒体において、前記観察光学系は電子モニター式である
ことを特徴とする。
に請求項32記載の記憶媒体は、請求項30記載の記憶
媒体において、前記観察光学系は電子モニター式である
ことを特徴とする。
【0090】また、本発明の第3の目的を達成するため
に請求項33記載の記憶媒体は、観察者の視線を検出す
る視線検出装置を制御するプログラムを格納する記憶媒
体であって、特定波長域光源にて観察者の眼球を照明手
段により照明する照明モジュールと、前記眼球を撮像手
段により撮像する撮像モジュールと、プリズム型光学素
子を有する観察光学系により観察する観察モジュール
と、前記観察光学系の経路の中に設けられたカット手段
により少なくとも前記特定波長域光源の波長域をカット
するカットモジュールとを有するプログラムを格納した
ことを特徴とする。
に請求項33記載の記憶媒体は、観察者の視線を検出す
る視線検出装置を制御するプログラムを格納する記憶媒
体であって、特定波長域光源にて観察者の眼球を照明手
段により照明する照明モジュールと、前記眼球を撮像手
段により撮像する撮像モジュールと、プリズム型光学素
子を有する観察光学系により観察する観察モジュール
と、前記観察光学系の経路の中に設けられたカット手段
により少なくとも前記特定波長域光源の波長域をカット
するカットモジュールとを有するプログラムを格納した
ことを特徴とする。
【0091】また、本発明の第3の目的を達成するため
に請求項34記載の記憶媒体は、観察者の目の接眼を検
出する接眼検出装置を制御するプログラムを格納する記
憶媒体であって、観察者の眼球を照明する照明手段と前
記眼球を撮像する撮像手段とを用いて観察者の目が接眼
したか否かを判定する接眼検出モジュールを有するプロ
グラムを格納してなり、前記照明手段により前記観察者
の眼球を照明したときの撮像波形を用いた接眼判定結果
と、前記照明手段により前記観察者の眼球を照明しない
ときの撮像波形を用いた接眼判定結果の両方により、最
終的な接眼判定を行うことを特徴とする。
に請求項34記載の記憶媒体は、観察者の目の接眼を検
出する接眼検出装置を制御するプログラムを格納する記
憶媒体であって、観察者の眼球を照明する照明手段と前
記眼球を撮像する撮像手段とを用いて観察者の目が接眼
したか否かを判定する接眼検出モジュールを有するプロ
グラムを格納してなり、前記照明手段により前記観察者
の眼球を照明したときの撮像波形を用いた接眼判定結果
と、前記照明手段により前記観察者の眼球を照明しない
ときの撮像波形を用いた接眼判定結果の両方により、最
終的な接眼判定を行うことを特徴とする。
【0092】また、本発明の第3の目的を達成するため
に請求項35記載の記憶媒体は、観察者の目の接眼を検
出する接眼検出装置を制御するプログラムを格納する記
憶媒体であって、観察者の眼球を照明する照明手段と前
記眼球を撮像する撮像手段とを用いて観察者の目が接眼
したか否かを判定する接眼検出モジュールを有するプロ
グラムを格納してなり、前記照明手段により前記観察者
の眼球を照明したときの撮像波形のピークレベルを用い
た接眼判定結果と、前記照明手段により前記観察者の眼
球を照明しないときの撮像波形のピークレベルを用いた
接眼判定結果の両方により、最終的な接眼判定を行うこ
とを特徴とする。
に請求項35記載の記憶媒体は、観察者の目の接眼を検
出する接眼検出装置を制御するプログラムを格納する記
憶媒体であって、観察者の眼球を照明する照明手段と前
記眼球を撮像する撮像手段とを用いて観察者の目が接眼
したか否かを判定する接眼検出モジュールを有するプロ
グラムを格納してなり、前記照明手段により前記観察者
の眼球を照明したときの撮像波形のピークレベルを用い
た接眼判定結果と、前記照明手段により前記観察者の眼
球を照明しないときの撮像波形のピークレベルを用いた
接眼判定結果の両方により、最終的な接眼判定を行うこ
とを特徴とする。
【0093】また、本発明の第3の目的を達成するため
に請求項36記載の記憶媒体は、観察者の目の接眼を検
出する接眼検出装置を制御するプログラムを格納する記
憶媒体であって、観察者の眼球を照明する照明手段と前
記眼球を撮像する撮像手段とを用いて観察者の目が接眼
したか否かを判定する接眼検出モジュールと、前記照明
手段により前記観察者の眼球を照明したときの撮像波形
のピークレベルが所定レベルを越えたか否か及び前記照
明手段により前記観察者の眼球を照明しないときの撮像
波形のピークレベルが所定レベルを越えたか否かをそれ
ぞれ判定するレベル判定モジュールとを有するプログラ
ムを格納してなり、前記照明手段により前記観察者の眼
球を照明したときの撮像波形のピークレベルが所定レベ
ルを越え且つ前記照明手段により前記観察者の眼球を照
明ないときの撮像波形のピークレベルが所定レベルを越
えなかったと判定されたときのみ観察者の目が接眼した
という最終的な接眼判定を行うことを特徴とする。
に請求項36記載の記憶媒体は、観察者の目の接眼を検
出する接眼検出装置を制御するプログラムを格納する記
憶媒体であって、観察者の眼球を照明する照明手段と前
記眼球を撮像する撮像手段とを用いて観察者の目が接眼
したか否かを判定する接眼検出モジュールと、前記照明
手段により前記観察者の眼球を照明したときの撮像波形
のピークレベルが所定レベルを越えたか否か及び前記照
明手段により前記観察者の眼球を照明しないときの撮像
波形のピークレベルが所定レベルを越えたか否かをそれ
ぞれ判定するレベル判定モジュールとを有するプログラ
ムを格納してなり、前記照明手段により前記観察者の眼
球を照明したときの撮像波形のピークレベルが所定レベ
ルを越え且つ前記照明手段により前記観察者の眼球を照
明ないときの撮像波形のピークレベルが所定レベルを越
えなかったと判定されたときのみ観察者の目が接眼した
という最終的な接眼判定を行うことを特徴とする。
【0094】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
に基づき説明する。
【0095】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態を図1に基づき説明する。図1は、本実施
の形態に係る視線検出装置におけるファインダー光学系
の構成示す図であり、同図において、上述した従来例の
図11と同一部分には同一符号が付してある。
の実施の形態を図1に基づき説明する。図1は、本実施
の形態に係る視線検出装置におけるファインダー光学系
の構成示す図であり、同図において、上述した従来例の
図11と同一部分には同一符号が付してある。
【0096】図1において図11に示すファインダー光
学系と異なる点は、LCD1102の前段に赤外光線を
カットするための赤外光カットフィルター101を配設
したことである。また、2枚の結像レンズ1117a,
1117bのうち少なくとも一方は、赤外光以外の波長
の光線をカットする材料にて構成されており、余分な波
長光線による観察者の目1103の画像の劣化やゴース
トの発生を防止している。
学系と異なる点は、LCD1102の前段に赤外光線を
カットするための赤外光カットフィルター101を配設
したことである。また、2枚の結像レンズ1117a,
1117bのうち少なくとも一方は、赤外光以外の波長
の光線をカットする材料にて構成されており、余分な波
長光線による観察者の目1103の画像の劣化やゴース
トの発生を防止している。
【0097】本実施の形態によれば、赤外光カットフィ
ルター101をLCD1102の前段に配設したことに
より、LCD1102から生じる赤外光成分をカットす
ることができるため、図11における外乱光1114を
除去できるので、視線検出用イメージセンサー1116
に結像される観察者の目(眼球)1103の画像の劣化
を防止することができ、瞳孔像や角膜反射像を確実に検
出することが可能となる。
ルター101をLCD1102の前段に配設したことに
より、LCD1102から生じる赤外光成分をカットす
ることができるため、図11における外乱光1114を
除去できるので、視線検出用イメージセンサー1116
に結像される観察者の目(眼球)1103の画像の劣化
を防止することができ、瞳孔像や角膜反射像を確実に検
出することが可能となる。
【0098】なお、赤外光以外の波長成分の外乱光に関
しては、結像レンズ1117a,1117bに赤外光以
外の波長光線をカットする材料を使用したため、もとも
と問題はない。また、本実施の形態におけるその他の構
成は、上述した従来例と同一であるから、その説明は省
略する。
しては、結像レンズ1117a,1117bに赤外光以
外の波長光線をカットする材料を使用したため、もとも
と問題はない。また、本実施の形態におけるその他の構
成は、上述した従来例と同一であるから、その説明は省
略する。
【0099】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図2に基づき説明する。図2は、本実施の
形態に係る視線検出装置におけるファインダー光学系の
構成示す図であり、同図において、上述した従来例の図
11と同一部分には同一符号が付してある。
実施の形態を図2に基づき説明する。図2は、本実施の
形態に係る視線検出装置におけるファインダー光学系の
構成示す図であり、同図において、上述した従来例の図
11と同一部分には同一符号が付してある。
【0100】図2において図11に示すファインダー光
学系と異なる点は、プリズム1101の第3の光学作用
面cに赤外光線をカットするための赤外光カットコーテ
イング膜201を設けたことである。また、2枚の結像
レンズ1117a,1117bのうち少なくとも一方
は、赤外光以外の波長の光線をカットする材料にて構成
されており、余分な波長光線による観察者の目1103
の画像の劣化やゴーストの発生を防止している。
学系と異なる点は、プリズム1101の第3の光学作用
面cに赤外光線をカットするための赤外光カットコーテ
イング膜201を設けたことである。また、2枚の結像
レンズ1117a,1117bのうち少なくとも一方
は、赤外光以外の波長の光線をカットする材料にて構成
されており、余分な波長光線による観察者の目1103
の画像の劣化やゴーストの発生を防止している。
【0101】本実施の形態によれば、赤外光カットコー
テイング膜201をLCD1102の前段に設けたこと
により、LCD1102から生じる赤外光成分をカット
することができるため、図11における外乱光1114
を除去できるので、視線検出用イメージセンサー111
6に結像される観察者の目(眼球)1103の画像の劣
化を防止することができ、瞳孔像や角膜反射像を確実に
検出することが可能となる。
テイング膜201をLCD1102の前段に設けたこと
により、LCD1102から生じる赤外光成分をカット
することができるため、図11における外乱光1114
を除去できるので、視線検出用イメージセンサー111
6に結像される観察者の目(眼球)1103の画像の劣
化を防止することができ、瞳孔像や角膜反射像を確実に
検出することが可能となる。
【0102】なお、赤外光以外の波長成分の外乱光に関
しては、結像レンズ1117a,1117bに赤外光以
外の波長光線をカットする材料を使用したため、もとも
と問題はない。また、本実施の形態におけるその他の構
成は、上述した従来例と同一であるから、その説明は省
略する。
しては、結像レンズ1117a,1117bに赤外光以
外の波長光線をカットする材料を使用したため、もとも
と問題はない。また、本実施の形態におけるその他の構
成は、上述した従来例と同一であるから、その説明は省
略する。
【0103】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態を図3に基づき説明する。図3は、本実施の
形態に係る視線検出装置におけるファインダー光学系の
構成示す図であり、同図において、上述した従来例の図
11と同一部分には同一符号が付してある。
実施の形態を図3に基づき説明する。図3は、本実施の
形態に係る視線検出装置におけるファインダー光学系の
構成示す図であり、同図において、上述した従来例の図
11と同一部分には同一符号が付してある。
【0104】図3において、301は第1のファインダ
ーレンズ、302は第2のファインダーレンズであり、
各々垂直、水平に配置されており、LCD1102を拡
大して観察するためのファインダー光学系を構成してい
る。また、303はLCD1102の前段に配設された
赤外光カットフィルターで、LCD1102から生じる
赤外光線をカットするものである。304はダイクロイ
ックミラーで、赤外光を透過し可視光を反射するような
特殊コーティングが施されており、水平面に対して45
°の角度に傾斜させて配置されている。305は結像レ
ンズで、視線検出用イメージセンサー1116に観察者
の目1103の画像を結像するためのレンズで、赤外光
以外の波長光線をカットする材料により構成されてお
り、余分な波長光線による観察者の目1103の画像の
劣化やゴーストの発生を防止している。306はLCD
1102から生じる赤外成分の外乱光、307は鏡筒
で、外乱光306は、図示のように鏡筒307に反射し
て視線検出用イメージセンサー1116に入る。赤外光
発光ダイオード1118,1119はファインダー光学
系に影響がないように、全て第1のファインダーレンズ
301の右側に配置してある。
ーレンズ、302は第2のファインダーレンズであり、
各々垂直、水平に配置されており、LCD1102を拡
大して観察するためのファインダー光学系を構成してい
る。また、303はLCD1102の前段に配設された
赤外光カットフィルターで、LCD1102から生じる
赤外光線をカットするものである。304はダイクロイ
ックミラーで、赤外光を透過し可視光を反射するような
特殊コーティングが施されており、水平面に対して45
°の角度に傾斜させて配置されている。305は結像レ
ンズで、視線検出用イメージセンサー1116に観察者
の目1103の画像を結像するためのレンズで、赤外光
以外の波長光線をカットする材料により構成されてお
り、余分な波長光線による観察者の目1103の画像の
劣化やゴーストの発生を防止している。306はLCD
1102から生じる赤外成分の外乱光、307は鏡筒
で、外乱光306は、図示のように鏡筒307に反射し
て視線検出用イメージセンサー1116に入る。赤外光
発光ダイオード1118,1119はファインダー光学
系に影響がないように、全て第1のファインダーレンズ
301の右側に配置してある。
【0105】以上の構成により、ファインダー光学系
は、LCD1102の画像を第1及び第2のファインダ
ーレンズ301,302、ダイクロイックミラー304
を介して90°方向から拡大して観察できるようになっ
ている。一方、赤外光発光ダイオード1118,111
9により照明された観察者の目1103は、第1のファ
インダーレンズ301、ダイクロイックミラー304、
結像レンズ305を透過して視線検出用イメージセンサ
ー1116に結像される。
は、LCD1102の画像を第1及び第2のファインダ
ーレンズ301,302、ダイクロイックミラー304
を介して90°方向から拡大して観察できるようになっ
ている。一方、赤外光発光ダイオード1118,111
9により照明された観察者の目1103は、第1のファ
インダーレンズ301、ダイクロイックミラー304、
結像レンズ305を透過して視線検出用イメージセンサ
ー1116に結像される。
【0106】本実施の形態によれば、赤外光カットフィ
ルター303をLCD1102の前段に設けたことによ
り、LCD1102から生じる赤外光成分をカットする
ことができるため、図3における外乱光306を除去で
きるので、視線検出用イメージセンサー1116に結像
される観察者の目(眼球)1103の画像の劣化を防止
することができ、瞳孔像や角膜反射像を確実に検出する
ことが可能となる。
ルター303をLCD1102の前段に設けたことによ
り、LCD1102から生じる赤外光成分をカットする
ことができるため、図3における外乱光306を除去で
きるので、視線検出用イメージセンサー1116に結像
される観察者の目(眼球)1103の画像の劣化を防止
することができ、瞳孔像や角膜反射像を確実に検出する
ことが可能となる。
【0107】なお、赤外光以外の波長成分の外乱光に関
しては、結像レンズ1117a,1117bに赤外光以
外の波長光線をカットする材料を使用したため、もとも
と問題はない。また、本実施の形態におけるその他の構
成は、上述した従来例と同一であるから、その説明は省
略する。
しては、結像レンズ1117a,1117bに赤外光以
外の波長光線をカットする材料を使用したため、もとも
と問題はない。また、本実施の形態におけるその他の構
成は、上述した従来例と同一であるから、その説明は省
略する。
【0108】(第4の実施の形態)次に本発明の第4の
実施の形態を図4及び図5に基づき説明する。なお、本
実施の形態に係る接眼検出装置を具備した画像記録装置
であるビデオカメラの視線検出原理、ビデオカメラのフ
ァインダー光学系の構成及びビデオカメラの内部構成、
赤外発光ダイオードの配置構成については、上述した従
来例と同一のため、従来例の各図を流用して説明する。
実施の形態を図4及び図5に基づき説明する。なお、本
実施の形態に係る接眼検出装置を具備した画像記録装置
であるビデオカメラの視線検出原理、ビデオカメラのフ
ァインダー光学系の構成及びビデオカメラの内部構成、
赤外発光ダイオードの配置構成については、上述した従
来例と同一のため、従来例の各図を流用して説明する。
【0109】図4は、高輝度物体がファインダーに入り
込んだときの視線検出用イメージセンサー1116(図
11参照)の出力図であり、例えば観察者の背面に太陽
や電灯等が存在するときに相当する。
込んだときの視線検出用イメージセンサー1116(図
11参照)の出力図であり、例えば観察者の背面に太陽
や電灯等が存在するときに相当する。
【0110】同図において、(A)は照明用赤外発光ダ
イオード1118,1119(図11参照)を点灯した
状態でファインダーから目1103を離した(離眼)状
態を示し、この状態では目1103をファインダーから
話しているため角膜反射によるピークレベル波形は存在
しないが、高輝度の太陽光線による出力レベルのピーク
はスレッシュレベル(SL)を超えている。
イオード1118,1119(図11参照)を点灯した
状態でファインダーから目1103を離した(離眼)状
態を示し、この状態では目1103をファインダーから
話しているため角膜反射によるピークレベル波形は存在
しないが、高輝度の太陽光線による出力レベルのピーク
はスレッシュレベル(SL)を超えている。
【0111】(B)は照明用赤外発光ダイオード111
8,1119(図11参照)を消灯した状態でファイン
ダーから目1103を離した(離眼)状態を示し、この
状態では上述した(A)の状態と同様の出力となる。
8,1119(図11参照)を消灯した状態でファイン
ダーから目1103を離した(離眼)状態を示し、この
状態では上述した(A)の状態と同様の出力となる。
【0112】(C)は照明用赤外発光ダイオード111
8,1119(図11参照)を点灯した状態でファイン
ダーに目1103を近づけた(接眼)状態を示し、この
状態では従来例の図10と同様の出力となり、角膜の反
射像による2個のピークxe′,xd′はスレッシュレ
ベル(SL)を超えている。
8,1119(図11参照)を点灯した状態でファイン
ダーに目1103を近づけた(接眼)状態を示し、この
状態では従来例の図10と同様の出力となり、角膜の反
射像による2個のピークxe′,xd′はスレッシュレ
ベル(SL)を超えている。
【0113】(D)は照明用赤外発光ダイオード111
8,1119(図11参照)を消灯した状態でファイン
ダーに目1103を近づけた(接眼)状態を示し、この
状態ではファインダーに目1103が近づいたことによ
り外光が入らず、照明もされないので、出力レベルはほ
とんど0近辺である。
8,1119(図11参照)を消灯した状態でファイン
ダーに目1103を近づけた(接眼)状態を示し、この
状態ではファインダーに目1103が近づいたことによ
り外光が入らず、照明もされないので、出力レベルはほ
とんど0近辺である。
【0114】次にシステムコントロール手段1508
(図15参照)にて実行される接眼検出動作について図
5及び図15を用いて説明する。
(図15参照)にて実行される接眼検出動作について図
5及び図15を用いて説明する。
【0115】図5は本実施の形態における接眼検出動作
の制御手順を示すフローチャートである。同図におい
て、まず、ステップS501で赤外発光ダイオードを点
灯させると共に、視線検出用イメージセンサー1563
への電荷の蓄積を行う。なお、このとき点灯させる赤外
発光ダイオードは、裸眼用及び眼鏡用のいずれでも良
い。次にステップS502で前記ステップS501にお
いて視線検出用イメージセンサー1563に蓄積された
電荷を読み出す。次にステップS503で反射光検出回
路1511にて視線検出用イメージセンサー1563の
出力のピークがスレッシュレベル(SL)を超えたか否
かをハード的に検出し、超えた場合は次のステップS5
04へ進み、超えない場合は前記ステップS501へ戻
る。
の制御手順を示すフローチャートである。同図におい
て、まず、ステップS501で赤外発光ダイオードを点
灯させると共に、視線検出用イメージセンサー1563
への電荷の蓄積を行う。なお、このとき点灯させる赤外
発光ダイオードは、裸眼用及び眼鏡用のいずれでも良
い。次にステップS502で前記ステップS501にお
いて視線検出用イメージセンサー1563に蓄積された
電荷を読み出す。次にステップS503で反射光検出回
路1511にて視線検出用イメージセンサー1563の
出力のピークがスレッシュレベル(SL)を超えたか否
かをハード的に検出し、超えた場合は次のステップS5
04へ進み、超えない場合は前記ステップS501へ戻
る。
【0116】ステップS504では赤外発光ダイオード
を消灯させると共に、視線検出用イメージセンサー15
63への電荷の蓄積を行う。次にステップS505で前
記ステップS504において視線検出用イメージセンサ
ー1563に蓄積された電荷を読み出す。次にステップ
S506で反射光検出回路1511にて視線検出用イメ
ージセンサー1563の出力のピークがスレッシュレベ
ル(SL)を超えたか否かをハード的に検出し、超えな
い場合は次のステップS507へ進み、超えた場合は前
記ステップS501へ戻る。
を消灯させると共に、視線検出用イメージセンサー15
63への電荷の蓄積を行う。次にステップS505で前
記ステップS504において視線検出用イメージセンサ
ー1563に蓄積された電荷を読み出す。次にステップ
S506で反射光検出回路1511にて視線検出用イメ
ージセンサー1563の出力のピークがスレッシュレベ
ル(SL)を超えたか否かをハード的に検出し、超えな
い場合は次のステップS507へ進み、超えた場合は前
記ステップS501へ戻る。
【0117】なお、前記ステップS501〜ステップS
507までの動作は、反射光検出回路1511と赤外発
光ダイオード駆動回路1512のみが動いている状態
で、これら2つの回路だけに電源が供給されているため
に、消費電力はわずかである。
507までの動作は、反射光検出回路1511と赤外発
光ダイオード駆動回路1512のみが動いている状態
で、これら2つの回路だけに電源が供給されているため
に、消費電力はわずかである。
【0118】ステップS507では、システムコントロ
ール手段1508内の視線検出用マイコン(マイクロコ
ンピュータ)のみオン(ON)させる。次いでステップ
S508で再度赤外発光ダイオードを点灯させると共
に、視線検出用イメージセンサー1563への電荷の蓄
積を行う。次にステップS509で前記ステップS50
8において視線検出用イメージセンサー1563に蓄積
された電荷を読み出す。次にステップS510で前記視
線検出用マイコンにて角膜反射像e,dがあるか否かを
判別し、角膜反射像e,dが無い場合は前記ステップS
501へ戻り、あった場合は次のステップS511へ進
む。
ール手段1508内の視線検出用マイコン(マイクロコ
ンピュータ)のみオン(ON)させる。次いでステップ
S508で再度赤外発光ダイオードを点灯させると共
に、視線検出用イメージセンサー1563への電荷の蓄
積を行う。次にステップS509で前記ステップS50
8において視線検出用イメージセンサー1563に蓄積
された電荷を読み出す。次にステップS510で前記視
線検出用マイコンにて角膜反射像e,dがあるか否かを
判別し、角膜反射像e,dが無い場合は前記ステップS
501へ戻り、あった場合は次のステップS511へ進
む。
【0119】ステップS511では、前記視線検出用マ
イコンにて瞳孔があるか否かを判別し、瞳孔が無い場合
は前記ステップS501へ戻り、あった場合は次のステ
ップS512でメイン電源をオン(ON)にしてカメラ
システム全体を立ち上げた後、本処理動作を終了する。
イコンにて瞳孔があるか否かを判別し、瞳孔が無い場合
は前記ステップS501へ戻り、あった場合は次のステ
ップS512でメイン電源をオン(ON)にしてカメラ
システム全体を立ち上げた後、本処理動作を終了する。
【0120】ここで、前記ステップS510において実
行される角膜反射像e,dがあるか否かの判断は、2個
のペアで、しかも急進な立ち上がりであることを条件と
しているので、前記ステップS503及びステップS5
06において実行される単なる視線検出用イメージセン
サー1563の出力のピークがスレッシュレベルを超え
ているか否かの判断より信頼性の高いものとなる。
行される角膜反射像e,dがあるか否かの判断は、2個
のペアで、しかも急進な立ち上がりであることを条件と
しているので、前記ステップS503及びステップS5
06において実行される単なる視線検出用イメージセン
サー1563の出力のピークがスレッシュレベルを超え
ているか否かの判断より信頼性の高いものとなる。
【0121】以上の構成により、「観察者の目1505
の照明を行ったときの撮像波形ピークレベルが所定レベ
ルを超え、観察者の目1505の照明を行わなかったと
きの撮像波形ピークレベルが所定レベルを超えなかった
ときのみ接眼が行われている」という判断を行うため、
高輝度物体からの光がファインダーに入り込んだとして
も、最小限の待機電力により接眼検出によるシステムの
立ち上げを実現することができる。
の照明を行ったときの撮像波形ピークレベルが所定レベ
ルを超え、観察者の目1505の照明を行わなかったと
きの撮像波形ピークレベルが所定レベルを超えなかった
ときのみ接眼が行われている」という判断を行うため、
高輝度物体からの光がファインダーに入り込んだとして
も、最小限の待機電力により接眼検出によるシステムの
立ち上げを実現することができる。
【0122】(第5の実施の形態)次に本発明の視線/
接眼検出方法及び装置に用いる記憶媒体について、図6
に基づき説明する。
接眼検出方法及び装置に用いる記憶媒体について、図6
に基づき説明する。
【0123】視線検出装置を制御するプログラムを格納
する記憶媒体には、少なくとも、図6(a)に示すよう
に「照明モジュール」、「撮像モジュール」、「観察モ
ジュール」、「カットモジュール」の各モジュールのプ
ログラムコードを格納すればよい。
する記憶媒体には、少なくとも、図6(a)に示すよう
に「照明モジュール」、「撮像モジュール」、「観察モ
ジュール」、「カットモジュール」の各モジュールのプ
ログラムコードを格納すればよい。
【0124】ここで、「照明モジュール」は、特定波長
域光源にて観察者の目(眼球)を証明手段により照明す
るするためのプログラムモジュールである。また、「撮
像モジュール」は、観察者の目(眼球)を撮像光学系に
より撮像するためのプログラムモジュールである。ま
た、「観察モジュール」は、観察光学系により観察する
ためのプログラムモジュールである。また、「カットモ
ジュール」は、外乱光線が前記撮像光学系へ侵入する経
路の中に設けられたカット手段或いは観察光学系の経路
の中に設けられたカット手段により少なくとも前記特定
波長域光源の波長域をカットするためのプログラムモジ
ュールである。
域光源にて観察者の目(眼球)を証明手段により照明す
るするためのプログラムモジュールである。また、「撮
像モジュール」は、観察者の目(眼球)を撮像光学系に
より撮像するためのプログラムモジュールである。ま
た、「観察モジュール」は、観察光学系により観察する
ためのプログラムモジュールである。また、「カットモ
ジュール」は、外乱光線が前記撮像光学系へ侵入する経
路の中に設けられたカット手段或いは観察光学系の経路
の中に設けられたカット手段により少なくとも前記特定
波長域光源の波長域をカットするためのプログラムモジ
ュールである。
【0125】前記観察光学系は、光学式或いは電子モニ
ター式である。また、前記観察光学系は、プリズム型光
学素子を有する。前記カット手段は、前記撮像光学系へ
侵入する経路の途中に介装されたフィルター或いは前記
観察光学系へ侵入する経路の途中に介装されたフィルタ
ー或いは前記観察光学系中の光学素子の表面に設けられ
たコーティング膜である。
ター式である。また、前記観察光学系は、プリズム型光
学素子を有する。前記カット手段は、前記撮像光学系へ
侵入する経路の途中に介装されたフィルター或いは前記
観察光学系へ侵入する経路の途中に介装されたフィルタ
ー或いは前記観察光学系中の光学素子の表面に設けられ
たコーティング膜である。
【0126】また、接眼検出装置を制御するプログラム
を格納する記憶媒体には、少なくとも、図6(b)に示
すように「接眼検出モジュール」、「レベル検出モジュ
ール」の各モジュールのプログラムコードを格納すれば
よい。
を格納する記憶媒体には、少なくとも、図6(b)に示
すように「接眼検出モジュール」、「レベル検出モジュ
ール」の各モジュールのプログラムコードを格納すれば
よい。
【0127】ここで、「接眼検出モジュール」は、観察
者の目(眼球)を照明する照明手段と前記観察者の目を
撮像する撮像手段とを用いて観察者の目が接眼したか否
かを判定するためのプログラムモジュールである。ま
た、「レベル検出モジュール」は、前記照明手段により
前記観察者の目を照明したときの撮像波形のピークレベ
ルが所定レベルを超えたか否か及び前記照明手段により
前記観察者の目を照明しないときの撮像波形のピークレ
ベルが所定レベルを超えたか否かをそれぞれ判定するた
めのプログラムモジュールである。また、「接眼検出モ
ジュール」は、前記照明手段により前記観察者の目を照
明したときの撮像波形を用いた接眼判定結果と、前記照
明手段により前記観察者の目を照明しないときの撮像波
形を用いた接眼判定結果の両方により、最終的な接眼判
定を行う。また、「接眼検出モジュール」は、前記照明
手段により前記観察者の目を照明したときの撮像波形の
ピークレベルが所定レベルを超え且つ前記照明手段によ
り前記観察者の目を照明しないときの撮像波形のピーク
レベルが所定レベルを超えなかったと判定されたときの
み観察者の目が接眼したという最終的な接眼判定を行
う。
者の目(眼球)を照明する照明手段と前記観察者の目を
撮像する撮像手段とを用いて観察者の目が接眼したか否
かを判定するためのプログラムモジュールである。ま
た、「レベル検出モジュール」は、前記照明手段により
前記観察者の目を照明したときの撮像波形のピークレベ
ルが所定レベルを超えたか否か及び前記照明手段により
前記観察者の目を照明しないときの撮像波形のピークレ
ベルが所定レベルを超えたか否かをそれぞれ判定するた
めのプログラムモジュールである。また、「接眼検出モ
ジュール」は、前記照明手段により前記観察者の目を照
明したときの撮像波形を用いた接眼判定結果と、前記照
明手段により前記観察者の目を照明しないときの撮像波
形を用いた接眼判定結果の両方により、最終的な接眼判
定を行う。また、「接眼検出モジュール」は、前記照明
手段により前記観察者の目を照明したときの撮像波形の
ピークレベルが所定レベルを超え且つ前記照明手段によ
り前記観察者の目を照明しないときの撮像波形のピーク
レベルが所定レベルを超えなかったと判定されたときの
み観察者の目が接眼したという最終的な接眼判定を行
う。
【0128】
【発明の効果】本発明の請求項1及び10記載の視線検
出方法及び装置によれば、眼球照明光と同一波長の外乱
光による眼球像フレアーを防止することができ、角膜反
射像や瞳孔の検出を確実に行うことができ、視線検出精
度が向上するという効果を奏する。
出方法及び装置によれば、眼球照明光と同一波長の外乱
光による眼球像フレアーを防止することができ、角膜反
射像や瞳孔の検出を確実に行うことができ、視線検出精
度が向上するという効果を奏する。
【0129】また、本発明の請求項2〜8及び11〜1
7記載の視線検出方法及び装置によれば、光学式或いは
電子モニター式観察光学系から入る眼球照明光と同一波
長の外乱光による眼球像フレアーを防止することがで
き、角膜反射像や瞳孔の検出を確実に行うことができ、
視線検出精度が向上するという効果を奏する。
7記載の視線検出方法及び装置によれば、光学式或いは
電子モニター式観察光学系から入る眼球照明光と同一波
長の外乱光による眼球像フレアーを防止することがで
き、角膜反射像や瞳孔の検出を確実に行うことができ、
視線検出精度が向上するという効果を奏する。
【0130】また、本発明の請求項9及び18記載の視
線検出方法及び装置によれば、プリズム光学素子を光学
式或いは電子モニター式観察光学系から入る眼球照明光
と同一波長の外乱光による眼球像フレアーを防止するこ
とができ、角膜反射像や瞳孔の検出を確実に行うことが
でき、視線検出精度が向上するという効果を奏する。
線検出方法及び装置によれば、プリズム光学素子を光学
式或いは電子モニター式観察光学系から入る眼球照明光
と同一波長の外乱光による眼球像フレアーを防止するこ
とができ、角膜反射像や瞳孔の検出を確実に行うことが
でき、視線検出精度が向上するという効果を奏する。
【0131】また、本発明の請求項19及び22記載の
接眼検出方法及び装置によれば、高輝度物体が存在して
も、接眼検出の信頼性が劣化せず、接眼検出時の消費電
力を少なく抑えることができるという効果を奏する。
接眼検出方法及び装置によれば、高輝度物体が存在して
も、接眼検出の信頼性が劣化せず、接眼検出時の消費電
力を少なく抑えることができるという効果を奏する。
【0132】また、本発明の請求項20,21及び2
3,23記載の接眼検出方法及び装置によれば、眼球画
像出力のピーク検出による接眼検出に関して、高輝度物
体が存在しても、接眼検出の信頼性が劣化せず、接眼検
出時の消費電力を少なく抑えることができるという効果
を奏する。
3,23記載の接眼検出方法及び装置によれば、眼球画
像出力のピーク検出による接眼検出に関して、高輝度物
体が存在しても、接眼検出の信頼性が劣化せず、接眼検
出時の消費電力を少なく抑えることができるという効果
を奏する。
【0133】更に、本発明の記憶媒体によれば、上述し
た視線検出装置及び接眼検出装置を円滑に制御すること
ができるという効果を奏する。
た視線検出装置及び接眼検出装置を円滑に制御すること
ができるという効果を奏する。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る視線検出装置
におけるファインダー光学系の構成を示す図である。
におけるファインダー光学系の構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る視線検出装置
におけるファインダー光学系の構成を示す図である。
におけるファインダー光学系の構成を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る視線検出装置
におけるファインダー光学系の構成を示す図である。
におけるファインダー光学系の構成を示す図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る接眼検出装置
における高輝度物体存在時の視線検出用イメージセンサ
ーの出力図である。
における高輝度物体存在時の視線検出用イメージセンサ
ーの出力図である。
【図5】同視線検出装置における接眼検出処理の制御手
順を示すフローチャートである。
順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の記憶媒体に格納するプログラムの各モ
ジュールを示す図である。
ジュールを示す図である。
【図7】従来の視線検出装置における視線検出原理を説
明するための図である。
明するための図である。
【図8】同従来の視線検出装置における視線検出原理を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図9】同従来の視線検出装置における視線検出用イメ
ージセンサーに投影される観察者の目の像を示す図であ
る。
ージセンサーに投影される観察者の目の像を示す図であ
る。
【図10】同従来の視線検出装置における視線検出用イ
メージセンサーの出力図である。
メージセンサーの出力図である。
【図11】同従来の視線検出機能を有する画像記録装置
におけるファインダー光学系の構成及び回路構成を示す
図である。
におけるファインダー光学系の構成及び回路構成を示す
図である。
【図12】同従来の視線検出機能を有する画像記録装置
におけるプリズム周りの側面図である。
におけるプリズム周りの側面図である。
【図13】同従来の視線検出機能を有する画像記録装置
における視線検出スイッチ動作時のファインダー画面で
ある。
における視線検出スイッチ動作時のファインダー画面で
ある。
【図14】同従来の視線検出機能を有する画像記録装置
における視線AF動作時のファインダー画面である。
における視線AF動作時のファインダー画面である。
【図15】同従来の視線検出機能及び接眼検出機能を有
する画像記録装置におけるファインダー光学系の構成及
び回路構成を示す図である。
する画像記録装置におけるファインダー光学系の構成及
び回路構成を示す図である。
【図16】同従来の視線検出機能を有する画像記録装置
におけるプリズム周りの側面図である。
におけるプリズム周りの側面図である。
【図17】同従来の視線検出機能及び接眼検出機能を有
する画像記録装置における接眼検出動作の制御手順を示
すフローチャートである。
する画像記録装置における接眼検出動作の制御手順を示
すフローチャートである。
【図18】従来の接眼検出装置における視線検出用イメ
ージセンサーの出力図である。
ージセンサーの出力図である。
101 赤外光カットフィルター 201 赤外光カットコーティング膜 301 第1のファインダーレンズ 302 第2のファインダーレンズ 303 赤外光カットフィルター 304 ダイクロイックミラー 305 結像レンズ 306 外乱光 307 鏡筒 701 瞳孔 702 瞳孔(虹彩)エッジ 703 虹彩 704a 裸眼用赤外発光ダイオード 704b 眼鏡用赤外発光ダイオード 705 強膜 706 角膜 707 結像レンズ 708 視線検出用イメージセンサー 1101 プリズム 1102 LCD(表示素子) 1103 観察者の目 1104 カメラレンズ 1105 撮像素子 1106 信号処理回路 1107 LCD駆動回路 1108 注視点検出回路 1109 操作スイッチ検出手段 1110 主制御回路 1111 マイクロフォン 1113 映像記録/再生手段 1116 視線検出用イメージセンサー 1117a 結像レンズ 1117b 結像レンズ 1118 裸眼用赤外発光ダイオード 1119 眼鏡用赤外発光ダイオード 1120 開口部(裸眼用赤外発光ダイオード用) 1121 開口部(眼鏡用赤外発光ダイオード用) 1122 開口部(視線結像用) 1123 カメラユニット 1124 ズーム/オートフォーカス(AF)手段 1301a ワイド表示 1301b テレ表示 1301c フェード表示 1302 日付表示 1401 視線AF枠 1501 レンズ撮像系 1502 LCD(表示素子) 1503 第1のファインダーレンズ 1504 操作スイッチ検出手段 1505 観察者の目 1506 視線検出手段 1507 表示回路 1508 システムコントロール手段 1509 メモリ 1510 第2のファインダーレンズ 1511 反射光検出回路 1560 裸眼用赤外発光ダイオード 1561 ダイクロイックミラー 1562 結像レンズ 1563 視線検出用イメージセンサー 1564 注視点検出回路 1565 眼鏡用赤外発光ダイオード
Claims (36)
- 【請求項1】 特定波長域光源にて観察者の眼球を照明
手段により照明する照明工程と、前記眼球を撮像光学系
により撮像する撮像工程と、外乱光線が前記撮像光学系
へ侵入する経路の中に設けられたカット手段により少な
くとも前記特定波長域光源の波長域をカットするカット
工程とを有することを特徴とする視線検出方法。 - 【請求項2】 特定波長域光源にて観察者の眼球を照明
手段により照明する照明工程と、前記眼球を撮像手段に
より撮像する撮像工程と、観察光学系により観察する観
察行程と、前記観察光学系の経路の中に設けられたカッ
ト手段により少なくとも前記特定波長域光源の波長域を
カットするカット工程とを有することを特徴とする視線
検出方法。 - 【請求項3】 前記観察光学系は光学式であることを特
徴とする請求項2記載の視線検出方法。 - 【請求項4】 前記観察光学系は電子モニター式である
ことを特徴とする請求項2記載の視線検出方法。 - 【請求項5】 特定波長域光源にて観察者の眼球を照明
手段により照明する照明工程と、前記眼球を撮像手段に
より撮像する撮像工程と、電子モニター式観察光学系に
より観察する観察行程と、前記観察光学系の電子モニタ
ー画面の前方に設けられたカット手段により少なくとも
前記特定波長域光源の波長域をカットするカット工程と
を有することを特徴とする視線検出方法。 - 【請求項6】 特定波長域光源にて観察者の眼球を照明
手段により照明する照明工程と、前記眼球を撮像手段に
より撮像する撮像工程と、観察光学系により観察する観
察行程と、前記観察光学系中の光学素子の表面に設けた
コーティング膜により少なくとも前記特定波長域光源の
波長域をカットするカット工程とを有することを特徴と
する視線検出方法。 - 【請求項7】 前記観察光学系は光学式であることを特
徴とする請求項6記載の視線検出方法。 - 【請求項8】 前記観察光学系は電子モニター式である
ことを特徴とする請求項6記載の視線検出方法。 - 【請求項9】 特定波長域光源にて観察者の眼球を照明
手段により照明する照明工程と、前記眼球を撮像手段に
より撮像する撮像工程と、プリズム型光学素子を有する
観察光学系により観察する観察行程と、前記観察光学系
の経路の中に設けられたカット手段により少なくとも前
記特定波長域光源の波長域をカットするカット工程とを
有することを特徴とする視線検出方法。 - 【請求項10】 特定波長域光源にて観察者の眼球を照
明する照明手段と、前記眼球を撮像光学系により撮像す
る撮像手段と、外乱光線が前記撮像光学系へ侵入する経
路の中に設けられ且つ少なくとも前記特定波長域光源の
波長域をカットするカット手段とを具備したことを特徴
とする視線検出装置。 - 【請求項11】 特定波長域光源にて観察者の眼球を照
明する照明手段と、前記眼球を撮像する撮像手段と、観
察光学系により観察する観察手段と、前記観察光学系の
経路の中に設けられ且つ少なくとも前記特定波長域光源
の波長域をカットするカット手段とを具備したことを特
徴とする視線検出装置。 - 【請求項12】 前記観察光学系は光学式であることを
特徴とする請求項11記載の視線検出装置。 - 【請求項13】 前記観察光学系は電子モニター式であ
ることを特徴とする請求項11記載の視線検出装置。 - 【請求項14】 特定波長域光源にて観察者の眼球を照
明する照明手段と、前記眼球を撮像する撮像手段と、電
子モニター式観察光学系により観察する観察手段と、前
記観察光学系の電子モニター画面の前方に設けられ且つ
少なくとも前記特定波長域光源の波長域をカットするカ
ット手段とを具備したことを特徴とする視線検出装置。 - 【請求項15】 特定波長域光源にて観察者の眼球を照
明する照明手段と、前記眼球を撮像する撮像手段と、観
察光学系により観察する観察手段と、少なくとも前記特
定波長域光源の波長域をカットするカット手段とを有
し、該カット手段は、前記観察光学系中の光学素子の表
面に設けられたコーティング膜であることを特徴とする
視線検出装置。 - 【請求項16】 前記観察光学系は光学式であることを
特徴とする請求項15記載の視線検出装置。 - 【請求項17】 前記観察光学系は電子モニター式であ
ることを特徴とする請求項15記載の視線検出装置。 - 【請求項18】 特定波長域光源にて観察者の眼球を照
明する照明手段と、前記眼球を撮像する撮像手段と、プ
リズム型光学素子による観察光学系により観察する観察
手段と、前記観察光学系の経路の中に設けられ且つ少な
くとも前記特定波長域光源の波長域をカットするカット
手段とを有することを特徴とする視線検出装置。 - 【請求項19】 観察者の眼球を照明する照明手段と前
記眼球を撮像する撮像手段とを用いて観察者の目が接眼
したか否かを判定する接眼検出工程を具備し、前記照明
手段により前記観察者の眼球を照明したときの撮像波形
を用いた接眼判定結果と、前記照明手段により前記観察
者の眼球を照明しないときの撮像波形を用いた接眼判定
結果の両方により、最終的な接眼判定を行うことを特徴
とする接眼検出方法。 - 【請求項20】 観察者の眼球を照明する照明手段と前
記眼球を撮像する撮像手段とを用いて観察者の目が接眼
したか否かを判定する接眼検出工程を具備し、前記照明
手段により前記観察者の眼球を照明したときの撮像波形
のピークレベルを用いた接眼判定結果と、前記照明手段
により前記観察者の眼球を照明しないときの撮像波形の
ピークレベルを用いた接眼判定結果の両方により、最終
的な接眼判定を行うことを特徴とする接眼検出方法。 - 【請求項21】 観察者の眼球を照明する照明手段と前
記眼球を撮像する撮像手段とを用いて観察者の目が接眼
したか否かを判定する接眼検出工程と、前記照明手段に
より前記観察者の眼球を照明したときの撮像波形のピー
クレベルが所定レベルを越えたか否か及び前記照明手段
により前記観察者の眼球を照明しないときの撮像波形の
ピークレベルが所定レベルを越えたか否かをそれぞれ判
定するレベル検出工程とを具備し、前記照明手段により
前記観察者の眼球を照明したときの撮像波形のピークレ
ベルが所定レベルを越え且つ前記照明手段により前記観
察者の眼球を照明ないときの撮像波形のピークレベルが
所定レベルを越えなかったと判定されたときのみ観察者
の目が接眼したという最終的な接眼判定を行うことを特
徴とする接眼検出方法。 - 【請求項22】 観察者の眼球を照明する照明手段と前
記眼球を撮像する撮像手段とを用いて観察者の目が接眼
したか否かを判定する接眼検出手段を具備し、前記照明
手段により前記観察者の眼球を照明したときの撮像波形
を用いた接眼判定結果と、前記照明手段により前記観察
者の眼球を照明しないときの撮像波形を用いた接眼判定
結果の両方により、最終的な接眼判定を行うことを特徴
とする接眼検出装置。 - 【請求項23】 観察者の眼球を照明する照明手段と前
記眼球を撮像する撮像手段とを用いて観察者の目が接眼
したか否かを判定する接眼検出手段を具備し、前記照明
手段により前記観察者の眼球を照明したときの撮像波形
のピークレベルを用いた接眼判定結果と、前記照明手段
により前記観察者の眼球を照明しないときの撮像波形の
ピークレベルを用いた接眼判定結果の両方により、最終
的な接眼判定を行うことを特徴とする接眼検出装置。 - 【請求項24】 観察者の眼球を照明する照明手段と前
記眼球を撮像する撮像手段とを用いて観察者の目が接眼
したか否かを判定する接眼検出手段と、前記照明手段に
より前記観察者の眼球を照明したときの撮像波形のピー
クレベルが所定レベルを越えたか否か及び前記照明手段
により前記観察者の眼球を照明しないときの撮像波形の
ピークレベルが所定レベルを越えたか否かをそれぞれ判
定するレベル判定手段とを具備し、前記照明手段により
前記観察者の眼球を照明したときの撮像波形のピークレ
ベルが所定レベルを越え且つ前記照明手段により前記観
察者の眼球を照明ないときの撮像波形のピークレベルが
所定レベルを越えなかったと判定されたときのみ観察者
の目が接眼したという最終的な接眼判定を行うことを特
徴とする接眼検出装置。 - 【請求項25】 観察者の視線を検出する視線検出装置
を制御するプログラムを格納する記憶媒体であって、特
定波長域光源にて観察者の眼球を照明手段により照明す
る照明モジュールと、前記眼球を撮像光学系により撮像
する撮像モジュールと、外乱光線が前記撮像光学系へ侵
入する経路の中に設けられたカット手段により少なくと
も前記特定波長域光源の波長域をカットするカットモジ
ュールとを有するプログラムを格納したことを特徴とす
る記憶媒体。 - 【請求項26】 観察者の視線を検出する視線検出装置
を制御するプログラムを格納する記憶媒体であって、特
定波長域光源にて観察者の眼球を照明手段により照明す
る照明モジュールと、前記眼球を撮像手段により撮像す
る撮像モジュールと、観察光学系により観察する観察モ
ジュールと、前記観察光学系の経路の中に設けられたカ
ット手段により少なくとも前記特定波長域光源の波長域
をカットするカットモジュールとを有するプログラムを
格納したことを特徴とする記憶媒体。 - 【請求項27】 前記観察光学系は光学式であることを
特徴とする請求項26記載の記憶媒体。 - 【請求項28】 前記観察光学系は電子モニター式であ
ることを特徴とする請求項26記載の記憶媒体。 - 【請求項29】 観察者の視線を検出する視線検出装置
を制御するプログラムを格納する記憶媒体であって、特
定波長域光源にて観察者の眼球を照明手段により照明す
る照明モジュールと、前記眼球を撮像手段により撮像す
る撮像モジュールと、電子モニター式観察光学系により
観察する観察モジュールと、前記観察光学系の電子モニ
ター画面の前方に設けられたカット手段により少なくと
も前記特定波長域光源の波長域をカットするカットモジ
ュールとを有するプログラムを格納したことを特徴とす
る記憶媒体。 - 【請求項30】 観察者の視線を検出する視線検出装置
を制御するプログラムを格納する記憶媒体であって、特
定波長域光源にて観察者の眼球を照明手段により照明す
る照明モジュールと、前記眼球を撮像手段により撮像す
る撮像モジュールと、観察光学系により観察する観察モ
ジュールと、前記観察光学系中の光学素子の表面に設け
たコーティング膜により少なくとも前記特定波長域光源
の波長域をカットするカットモジュールとを有するプロ
グラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。 - 【請求項31】 前記観察光学系は光学式であることを
特徴とする請求項30記載の記憶媒体。 - 【請求項32】 前記観察光学系は電子モニター式であ
ることを特徴とする請求項30記載の記憶媒体。 - 【請求項33】 観察者の視線を検出する視線検出装置
を制御するプログラムを格納する記憶媒体であって、特
定波長域光源にて観察者の眼球を照明手段により照明す
る照明モジュールと、前記眼球を撮像手段により撮像す
る撮像モジュールと、プリズム型光学素子を有する観察
光学系により観察する観察モジュールと、前記観察光学
系の経路の中に設けられたカット手段により少なくとも
前記特定波長域光源の波長域をカットするカットモジュ
ールとを有するプログラムを格納したことを特徴とする
記憶媒体。 - 【請求項34】 観察者の目の接眼を検出する接眼検出
装置を制御するプログラムを格納する記憶媒体であっ
て、観察者の眼球を照明する照明手段と前記眼球を撮像
する撮像手段とを用いて観察者の目が接眼したか否かを
判定する接眼検出モジュールを有するプログラムを格納
してなり、前記照明手段により前記観察者の眼球を照明
したときの撮像波形を用いた接眼判定結果と、前記照明
手段により前記観察者の眼球を照明しないときの撮像波
形を用いた接眼判定結果の両方により、最終的な接眼判
定を行うことを特徴とする記憶媒体。 - 【請求項35】 観察者の目の接眼を検出する接眼検出
装置を制御するプログラムを格納する記憶媒体であっ
て、観察者の眼球を照明する照明手段と前記眼球を撮像
する撮像手段とを用いて観察者の目が接眼したか否かを
判定する接眼検出モジュールを有するプログラムを格納
してなり、前記照明手段により前記観察者の眼球を照明
したときの撮像波形のピークレベルを用いた接眼判定結
果と、前記照明手段により前記観察者の眼球を照明しな
いときの撮像波形のピークレベルを用いた接眼判定結果
の両方により、最終的な接眼判定を行うことを特徴とす
る記憶媒体。 - 【請求項36】 観察者の目の接眼を検出する接眼検出
装置を制御するプログラムを格納する記憶媒体であっ
て、観察者の眼球を照明する照明手段と前記眼球を撮像
する撮像手段とを用いて観察者の目が接眼したか否かを
判定する接眼検出モジュールと、前記照明手段により前
記観察者の眼球を照明したときの撮像波形のピークレベ
ルが所定レベルを越えたか否か及び前記照明手段により
前記観察者の眼球を照明しないときの撮像波形のピーク
レベルが所定レベルを越えたか否かをそれぞれ判定する
レベル判定モジュールとを有するプログラムを格納して
なり、前記照明手段により前記観察者の眼球を照明した
ときの撮像波形のピークレベルが所定レベルを越え且つ
前記照明手段により前記観察者の眼球を照明しないとき
の撮像波形のピークレベルが所定レベルを越えなかった
と判定されたときのみ観察者の目が接眼したという最終
的な接眼判定を行うことを特徴とする記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8357168A JPH10179521A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 視線/接眼検出方法及び装置並びに記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8357168A JPH10179521A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 視線/接眼検出方法及び装置並びに記憶媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10179521A true JPH10179521A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18452736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8357168A Pending JPH10179521A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 視線/接眼検出方法及び装置並びに記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH10179521A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0489058A (ja) * | 1990-07-31 | 1992-03-23 | Ya Man Ltd | 接触温度を可変できる超音波美容装置 |
JP2015013031A (ja) * | 2013-07-05 | 2015-01-22 | ソニー株式会社 | 視線検出装置及び視線検出方法 |
CN111700586A (zh) * | 2020-07-01 | 2020-09-25 | 业成科技(成都)有限公司 | 眼动追踪装置及应用其的电子装置 |
JP2021071655A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | キヤノン株式会社 | 電子モジュールの製造方法、光学モジュールの製造方法、電子モジュール、光学モジュール及び機器 |
CN112954150B (zh) * | 2019-12-10 | 2023-09-05 | 佳能株式会社 | 电子设备及其控制方法和存储介质 |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP8357168A patent/JPH10179521A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0489058A (ja) * | 1990-07-31 | 1992-03-23 | Ya Man Ltd | 接触温度を可変できる超音波美容装置 |
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CN111700586A (zh) * | 2020-07-01 | 2020-09-25 | 业成科技(成都)有限公司 | 眼动追踪装置及应用其的电子装置 |
CN111700586B (zh) * | 2020-07-01 | 2023-09-29 | 业成科技(成都)有限公司 | 眼动追踪装置及应用其的电子装置 |
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