JP2002054725A - 走行車両 - Google Patents

走行車両

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JP2002054725A
JP2002054725A JP2000238791A JP2000238791A JP2002054725A JP 2002054725 A JP2002054725 A JP 2002054725A JP 2000238791 A JP2000238791 A JP 2000238791A JP 2000238791 A JP2000238791 A JP 2000238791A JP 2002054725 A JP2002054725 A JP 2002054725A
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Japan
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case
lubricating oil
shaft
gear
traveling vehicle
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JP2000238791A
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English (en)
Inventor
Takanobu Shimada
孝信 嶋田
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Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】注油作業能率を向上させること。 【解決手段】デフ装置を内蔵した前部ミッションケース
25と旋回用HST32との間に前部減速ケース30を
デフ装置の前上方に位置させて介設し、同前部減速ケー
ス30にエンジンを連動連結して、同エンジンより動力
を前部減速ケース30→旋回用HST32→デフ装置に
伝達するようにした走行車両において、前部減速ケース
に前部ミッションケースと連通する連通口を開口し、同
連通口とデフ装置との間に潤滑油掻き上げ流路を形成し

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行車両に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、走行車両の一形態として、デフ装
置を内蔵した前部ミッションケースと旋回用HSTとの
間に前部減速ケースをデフ装置の前上方に位置させて介
設し、同前部減速ケースにエンジンを連動連結して、同
エンジンより動力を前部減速ケース→旋回用HST→デ
フ装置に伝達するようにしたものがある。
【0003】そして、前部ミッションケースと前部減速
ケースには、それぞれ潤滑油を注入するための注油口を
設けて、同注油口を通して注入した潤滑油により、各ケ
ース内に設けたギヤ群の円滑な動力伝達機能を確保する
と共に、焼き付きを防止するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した走
行車両では、前部ミッションケースと前部減速ケースの
それぞれに注油口を設けているために、各注油口より注
油作業を行わなければならないという煩雑さがある。
【0005】そして、特に、前部減速ケースに設ける注
油口の配設位置の自由度は小さく、配設位置が制限され
ると共に、注油作業を行いにくい位置となることが多い
ことから、注油作業自体が煩雑になっており、注油口の
メンテナンス等も行いにくいという不具合がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、デ
フ装置を内蔵した前部ミッションケースと旋回用HST
との間に前部減速ケースをデフ装置の前上方に位置させ
て介設し、同前部減速ケースにエンジンを連動連結し
て、同エンジンより動力を前部減速ケース→旋回用HS
T→デフ装置に伝達するようにした走行車両において、
前部減速ケースに前部ミッションケースと連通する連通
口を開口し、同連通口とデフ装置との間に潤滑油掻き上
げ流路を形成したことを特徴とする走行車両を提供する
ものである。
【0007】また、本発明は、次の構成にも特徴を有す
る。
【0008】前部減速ケースの底部に潤滑油溜まり部
を形成したこと。
【0009】前部減速ケースの連通口の下端縁部より
前部ミッションケース内に向けて潤滑油受け片を突設し
たこと。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0011】すなわち、本発明に係る走行車両は、デフ
装置を内蔵した前部ミッションケースと旋回用HSTと
の間に前部減速ケースをデフ装置の前上方に位置させて
介設し、同前部減速ケースにエンジンを連動連結して、
同エンジンより動力を前部減速ケース→旋回用HST→
デフ装置に伝達するようにしている。
【0012】そして、前部減速ケースに前部ミッション
ケースと連通する連通口を開口し、同連通口とデフ装置
との間に潤滑油掻き上げ流路を形成し、前部減速ケース
の底部に潤滑油溜まり部を形成し、前部減速ケースの連
通口の下端縁部より前部ミッションケース内に向けて潤
滑油受け片を突設している。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の実施例を、図面を参照しな
がら説明する。
【0014】図1及び図2に示すAは、本発明に係る走
行車両であり、同走行車両Aは後部に昇降連結機構Bを
具備して、同昇降連結機構Bに各種作業装置Cを連結し
て昇降させることができるようにしている。
【0015】そして、走行車両Aは、図1及び図2に示
すように、左右一対のクローラ式の走行部1,1間に車体
フレーム2を介設し、同車体フレーム2上の前部に原動
機部3を配設し、同原動機部3の後方位置に運転部4を
配設し、同運転部4の後方位置に燃料タンク5を配設し
ている。
【0016】走行部1は、前後方向に伸延する走行フレ
ーム10の前端部に駆動輪11を後述する前部ミッションケ
ース25を介して取り付ける一方、後端部に従動輪12をア
イドラフォーク13を介して取り付け、これら駆動輪11と
従動輪12との間に履帯14を巻回している。11aは駆動輪
支軸、12aは従動軸、15は上部転動輪、16はイコライザ
である。
【0017】車体フレーム2は、前後方向に伸延する左
右一対の車体フレーム側部形成片20,20と、両車体フレ
ーム側部形成片20,20の前・後端部間にそれぞれ横架し
た車体フレーム前・後端部形成片21,22とを具備してい
る。
【0018】そして、車体フレーム2は、走行部1,1の
走行フレーム10,10に前部左右側連結体23,23と後部左右
側連結体24,24とを介して連結している。
【0019】また、前部左右側連結体23,23間には前部
ミッションケース25を横架し、同前部ミッションケース
25の左右側端部にそれぞれ前記した駆動輪11,11を駆動
輪支軸11a,11aを介して取り付けている。
【0020】原動機部3には、主としてエンジンEを搭
載しており、同エンジンEの前方位置に前部減速ケース
30を第1伝動シャフト31を介して連動連結し、同前部減
速ケース30の出力側に旋回用HST(静油圧式無段変速
装置)32の入力側を連動連設し、同旋回用HST32の出
力側に前部ミッションケース25の入力側を連動連設して
いる。
【0021】そして、旋回用HST32のもう一つの出力
側に前部PTO軸(図示せず)を連動連結すると共に、
同前部PTO軸を前方に向けて突出させて、同前部PT
O軸に洗車ポンプ40を着脱自在に連動連結しており、同
洗車ポンプ40は、左右一対の車体フレーム側部形成片2
0,20の間の前部に配置している。
【0022】また、エンジンEの後方位置に後部ミッシ
ョンケース33を介して直進用HST(静油圧式無段変速
装置)34を連動連設し、同直進用HST34の出力側に後
部ミッションケース33の入力側を連動連結して、同後部
ミッションケース33の出力側に前部ミッションケース25
の入力側を第2伝動シャフト35を介して連動連結する一
方、後部ミッションケース33のもう一つの出力側に車体
フレーム2の後部に配置した後部減速ケース36の入力側
を第3伝動シャフト37を介して連動連結して、同後部減
速ケース36の出力側に後部PTO軸38を連動連結して、
同後部PTO軸38を後方へ向けて突出させている。
【0023】ここで、上記した前部ミッションケース2
5、前部減速ケース30、後部ミッションケース33、及
び、後部減速ケース36の具体的な構成を、図3〜図7を
参照しながら説明する。
【0024】すなわち、前部ミッションケース25は、ケ
ーシング体50内に左右方向に伸延する左右一対のリング
ギヤ伝動軸51,51を横架し、両リングギヤ伝動軸51,51の
内側端部に旋回用HST32の出力軸52を入・出力側ベベ
ルギヤ53,53,54を介して連動連結する一方、各リングギ
ヤ伝動軸51,51の外側端部に取り付けた出力ギヤ57,57
と、後述するサンギヤ伝動軸56の左右側端部に回転自在
に取り付けた遊星歯車機構55,55のリングギヤ58,58とを
噛合させて旋回用動力伝達系Mを形成している。
【0025】そして、前部ミッションケース25は、ケー
シング体50内に左右方向に伸延するサンギヤ伝動軸56を
上記リングギヤ伝動軸51,51と平行させて横架し、同サ
ンギヤ伝動軸56の中央部に直進用出力軸59を入・出力側
ベベルギヤ60,61を介して連動連結する一方、同サンギ
ヤ伝動軸56の外側端部にそれぞれ遊星歯車機構55,55の
サンギヤ62,62をスプライン嵌合して取り付けて直進用
動力伝達系Hを形成しており、直進用出力軸59は、直進
用HST34に第2伝動シャフト35と後部ミッションケー
ス33とを介して連動連結している。63は直進用クラッチ
部、64はクラッチ作動アームである。
【0026】遊星歯車機構55は、図6に示すように、サ
ンギヤ62を取り付けたサンギヤ伝動軸56に、リングギヤ
58を回転自在に取り付ける一方、同サンギヤ伝動軸56と
同一軸線上に配置しかつ入力ギヤ65を取り付けた駆動軸
66に、キャリヤ67を上記リングギヤ58と対向状態に回転
自在に取り付けて、同キャリヤ67とリングギヤ58との間
に複数(例えば、三個)の遊星ギヤ68を遊星ギヤ支軸69
を介して回転自在に架設し、同遊星ギヤ68にサンギヤ62
と噛合する大径ギヤ68aと、上記入力ギヤ65と噛合する
小径ギヤ68bとを一体成形して構成している。120はスペ
ーサ、121はスペーサ連結用ボルトである。
【0027】そして、遊星ギヤ支軸69は、直棒状(スト
レートシャフト)に形成して、キャリヤ67とリングギヤ
58とにそれぞれ符合させて形成した支軸挿通孔70,71中
に圧入し、両端部に抜け止め用の止め輪72,72を取り付
けている。
【0028】また、駆動軸66の外側端部は、駆動輪支軸
11aに入・出力ギヤ73,74を介して連動連結している。
【0029】このようにして、エンジンE→第1伝動シ
ャフト31→前部減速ケース30→旋回用HST32→前部ミ
ッションケース25に動力が伝達される旋回用動力伝達系
Mと、エンジンE→直進用HST34→後部ミッションケ
ース33→第2伝動シャフト35→前部ミッションケース25
に動力が伝達される直進用動力伝達系Hとが形成される
ようにして、これら旋回用動力伝達系Mと直進用動力伝
達系Hの動力を前部ミッションケース25内に設けた遊星
歯車機構55,55により合流させて、その合力をそれぞれ
駆動輪支軸11a,11aを介して駆動輪11,11に伝達するデフ
装置Dを構成して、同デフ装置Dにより車体を直進走行
させることも、また、左右いずれかの方向に旋回操向さ
せることもできるようにしている。
【0030】ここで、ケーシング体50は、デフ装置Dを
被覆するデフケース50aと、同デフケース50aの左右側端
部に連通連設して駆動軸66, 66を被覆するアクスルケー
ス50b,50bと、各アクスルケース50b,50bの外側端部に連
通連設して入・出力ギヤ73,73,74,74を被覆するギヤケ
ース50c,50cとから形成している。
【0031】そして、左側のアクスルケース50bの上部
に潤滑油を注入するための注油口75を形成している。76
は注油口蓋体である。
【0032】また、図7に示すように、ギヤケース50c
の開口端縁部の内周面と、駆動輪支軸11aの周面との間
には、左右一対のシールリング77,77を介設し、各シー
ルリング77,77の外周面77aとギヤケース50cの開口端縁
部50d及び駆動輪支軸11aに形成したパッキン受け片11b
の内周面との間にリング状パッキン78,78を介設すると
共に、両シールリング77,77の外周端縁部に合成樹脂製
のリング状防塵カバー79を嵌合している。
【0033】このようにして、リング状防塵カバー79に
より左右一対のシールリング77,77間に泥水や摩耗粉が
浸入して錆び付くのを防止して、シールリング77,77の
寿命を延長することができるようにしている。
【0034】そして、シールリング77の外周面77aは外
側端側へ下り勾配のテーパー面に形成して、リング状パ
ッキン78の圧環力を向上させることができるようにして
いる。
【0035】また、シールリング77の内側面にもテーパ
ー面77bを形成して、対向させて配置しているシールリ
ング77,77間の潤滑性を向上させることができるように
している。
【0036】前部減速ケース30は、図3及び図4に示す
ように、上下方向に伸延させて形成したケーシング体80
内に、入力ギヤ81と中間ギヤ82と出力ギヤ83とを上下方
向に噛合させて配置し、入力ギヤ81に入力軸84の前端部
をスプライン嵌合し、同入力軸84の後端部と第1伝動シ
ャフト31の前端部とを連動連結する一方、出力ギヤ83に
旋回用HST32の入力軸85をスプライン嵌合している。
86は中間軸である。
【0037】そして、前部減速ケース30は、中間軸86か
ら旋回用HST32の入力軸85にわたって後壁80aにデフ
ケース50aと連通する連通口87を開口しており、同連通
口87とデフ装置Dとの間に潤滑油掻き上げ流路88を形成
し、同連通口87の下端縁部よりデフケース50a内に向け
て潤滑油受け片89を突設している。
【0038】しかも、ケーシング体80の底部には潤滑油
溜まり部90を形成して、同潤滑油溜まり部90内に潤滑油
掻き上げ流路88及び連通口87を通してデフ装置D、特
に、入力側ベベルギヤ60により掻き上げられた潤滑油を
取り込んで貯留するようにしている。
【0039】この際、デフ装置Dにより掻き上げられた
潤滑油は、潤滑油受け片89により確実に受けて、潤滑油
溜まり部90内に取り込むようにしている。
【0040】後部ミッションケース33は、ケーシング体
92内に、エンジンEの出力軸93を突出させる一方、直進
用HST34の入力軸94を突出させて、両軸93,94を入・
出力ギヤ95,96を介して連動連結し、また、同直進用H
ST34の出力軸97を突出させて、同出力軸97と変速軸98
とを変速ギヤ99,100を介して変速切替自在に連動連結し
ている。そして、変速軸98は、前記した第2伝動シャフ
ト35に連動連結している。
【0041】また、ケーシング体92内には中間軸101と
後方出力軸102とを横架しており、直進用HST34の入
力軸94に後方出力軸102を中間軸101を介して連動連結し
ている。そして、後方出力軸102には第3伝動シャフト3
7を連動連結している。103は出力ギヤ、104は中間ギ
ヤ、105は入力ギヤである。
【0042】後部減速ケース36は、ケーシング体106内
に入力軸107と中間軸108と後部PTO軸38と油圧ポンプ
駆動軸109とPTOクラッチ作動用ポンプ駆動軸110とを
左右方向に平行させて横架している。111はPTOクラ
ッチ部、112は第1出力ギヤ、113は第2出力ギヤ、114
は中間ギヤ群、115は第1変速ギヤ群、116は第2変速ギ
ヤ群、117は油圧ポンプ入力ギヤ、118は作動用ポンプ入
力ギヤである。
【0043】運転部4は、左右一対の車体フレーム側部
形成片20,20の中央部間に床部41を張設し、同床部41上
の前部にハンドルコラム42を立設し、同ハンドルコラム
42の上端部にハンドル(ステアリングホイール)43を取
り付け、同ハンドル43の後方位置に座席44を配置し、同
座席44の右側方位置に変速レバー45を起立状に配置する
と共に、同変速レバー45の後方位置に各種作業装置Cを
操作するための第1・第2作業装置操作用レバー46,47
を起立状に配置している。48はキャビンである。
【0044】そして、ハンドル43は、前記した旋回用H
ST32に連動連結して、同ハンドル43により旋回操作が
行えるようにする一方、変速レバー45は前記した直進用
HST34に連動連結して、同変速レバー45により前・後
進の切替操作及び変速操作が行えるようにしている。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0046】請求項1記載の本発明では、前部減速ケ
ースに前部ミッションケースと連通する連通口を開口
し、同連通口とデフ装置との間に潤滑油掻き上げ流路を
形成している。
【0047】このようにして、前部ミッションケース内
に注入した潤滑油をデフ装置により潤滑油掻き上げ流路
さらには連通口を通して前部減速ケース内に供給するこ
とができるようにしている。
【0048】従って、前部ミッションケースの注油し易
い位置に注油口を設けておくことにより、同注油口より
注油作業を楽に行うことができると共に、同前部ミッシ
ョンケース内に注入した潤滑油をデフ装置により前部減
速ケース内に供給することができることから、前部減速
ケースには注油口を設ける必要性がなくなり、注油作業
能率を向上させることができる。
【0049】この際、注油口は、前部ミッションケース
の注油し易い位置で、しかも、メンテナンス等も行い易
い位置に設けることができることから、注油口のメンテ
ナンス等も楽に行うことができる。
【0050】請求項2記載の本発明では、前部減速ケ
ースの底部に潤滑油溜まり部を形成している。
【0051】このようにして、前部減速ケースの底部に
形成した潤滑油溜まり部に潤滑油を溜めておくことがで
きるため、同前部減速ケース内に設けたギヤ群の潤滑性
を良好に確保することができて、同ギヤ群による減速機
能(動力伝達機能)も良好に確保することができる。
【0052】請求項3記載の本発明では、前部減速ケ
ースの連通口の下端縁部より前部ミッションケース内に
向けて潤滑油受け片を突設している。
【0053】このようにして、潤滑油受け片が、デフ装
置により潤滑油掻き上げ流路を通して掻き上げた潤滑油
を受けると共に、連通口を通して前部減速ケース内に案
内することができるため、前部ミッションケース内に注
入した潤滑油を前部減速ケース内に確実に供給すること
ができて、同前部減速ケース内に設けたギヤ群の潤滑性
をより一層良好に確保することができて、同ギヤ群によ
る減速機能(動力伝達機能)もより一層良好に確保する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる走行車両の側面図。
【図2】同走行車両の平面説明図。
【図3】概念的動力伝達図。
【図4】前部減速ケースと前部ミッションケースの断面
側面図。
【図5】前部ミッションケースの一側半部の断面説明
図。
【図6】遊星歯車機構の断面背面図。
【図7】シール部の拡大断面背面図。
【符号の説明】
A 走行車両 1 走行部 2 車体フレーム 3 原動機部 4 運転部 5 燃料タンク 10 走行フレーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デフ装置(D)を内蔵した前部ミッション
    ケース(25)と旋回用HST(32)との間に前部減速ケース
    (30)をデフ装置(D)の前上方に位置させて介設し、同前
    部減速ケース(30)にエンジン(E)を連動連結して、同エ
    ンジン(E)より動力を前部減速ケース(30)→旋回用HS
    T(32)→デフ装置(D)に伝達するようにした走行車両に
    おいて、 前部減速ケース(30)に前部ミッションケース(25)と連通
    する連通口(87)を開口し、同連通口(87)とデフ装置(D)
    との間に潤滑油掻き上げ流路(88)を形成したことを特徴
    とする走行車両。
  2. 【請求項2】 前部減速ケース(30)の底部に潤滑油溜ま
    り部(90)を形成したことを特徴とする請求項1記載の走
    行車両。
  3. 【請求項3】 前部減速ケース(30)の連通口(87)の下端
    縁部より前部ミッションケース(25)内に向けて潤滑油受
    け片(89)を突設したことを特徴とする請求項1又は2記
    載の走行車両。
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