JP2002054620A - 高さ調節用ナットとその取付け構造 - Google Patents
高さ調節用ナットとその取付け構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 上底板と下底板が極端に反り返ったり、変形
したりすると、高さ調節用ナットが上底板と下底板から
外れたり、ガタツキが生じたりする。 【解決手段】 上底板と下底板との間に配置される筒部
の軸方向一端に上鍔があり、その先に上貫通部があり、
筒部の軸方向他端に下鍔があり、その先に下貫通部があ
り、上貫通部と下貫通部の双方又はいずれか一方の端部
に、上底板の上通孔、下底板の下通孔を貫通してそれら
の外側まで突出し、かつ上通孔、下通孔よりも外径より
外側まで拡げることのできる拡大部を設け、その拡大部
を広げて、上通孔、下通孔から抜けたり、ガタついたり
しないようにした。
したりすると、高さ調節用ナットが上底板と下底板から
外れたり、ガタツキが生じたりする。 【解決手段】 上底板と下底板との間に配置される筒部
の軸方向一端に上鍔があり、その先に上貫通部があり、
筒部の軸方向他端に下鍔があり、その先に下貫通部があ
り、上貫通部と下貫通部の双方又はいずれか一方の端部
に、上底板の上通孔、下底板の下通孔を貫通してそれら
の外側まで突出し、かつ上通孔、下通孔よりも外径より
外側まで拡げることのできる拡大部を設け、その拡大部
を広げて、上通孔、下通孔から抜けたり、ガタついたり
しないようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷凍庫、冷蔵庫、自
動販売機といった収容機器、或は収納式保安箱といった
各種機器の底板に取付ける高さ調節用ナットと、同ナッ
トの底板への取付け構造に関し、高さ調節用ナットにね
じ込んだボルトのねじ込み量を調節することにより、高
さ調節用ナットからのボルトの突出長を調節して底板の
高さを調節可能としたものである。
動販売機といった収容機器、或は収納式保安箱といった
各種機器の底板に取付ける高さ調節用ナットと、同ナッ
トの底板への取付け構造に関し、高さ調節用ナットにね
じ込んだボルトのねじ込み量を調節することにより、高
さ調節用ナットからのボルトの突出長を調節して底板の
高さを調節可能としたものである。
【0002】
【従来の技術】冷凍庫、冷蔵庫、自動販売機といった機
器は屋内だけでなく、屋外にも設置されるため、段差の
ある場所に設置されることがある。この場合、機器の高
さを水平に調節するために、通常は図13(a)の様に
底板Aの底面の四隅に高さ調節用ナットBを取付け、そ
のナットBにねじ込んだボルトCのねじ込み量を調節す
ることにより、同ナットBからのボルトCの突出量(高
さ)を調節して、地面等に設置した機器を水平にしてい
る。
器は屋内だけでなく、屋外にも設置されるため、段差の
ある場所に設置されることがある。この場合、機器の高
さを水平に調節するために、通常は図13(a)の様に
底板Aの底面の四隅に高さ調節用ナットBを取付け、そ
のナットBにねじ込んだボルトCのねじ込み量を調節す
ることにより、同ナットBからのボルトCの突出量(高
さ)を調節して、地面等に設置した機器を水平にしてい
る。
【0003】底板Aは上底板Dとその下に配置された下
底板E(通常、補強板と呼ばれている)とから構成され
ている。この底板Aに取付けられる高さ調節用ナットB
は内部にネジ孔Fを有する筒部Gの上端に上底板Dの上
通孔Hに差込み可能な上差込み部Iが形成され、筒部G
の上面には上底板Dを支持する上鍔Jが形成され、筒部
Gの下端には下底板Eの下通孔Kよりも径の大きな円板
状の下鍔Lが形成されている。
底板E(通常、補強板と呼ばれている)とから構成され
ている。この底板Aに取付けられる高さ調節用ナットB
は内部にネジ孔Fを有する筒部Gの上端に上底板Dの上
通孔Hに差込み可能な上差込み部Iが形成され、筒部G
の上面には上底板Dを支持する上鍔Jが形成され、筒部
Gの下端には下底板Eの下通孔Kよりも径の大きな円板
状の下鍔Lが形成されている。
【0004】前記の高さ調節用ナットBを底板Aへ取付
けるには、従来は、同ナットBの筒部G及び上差込み部
Iを下底板Eの下通孔Kから差込んで、上差込み部Iを
上底板Dの上通孔Hに差込み、下底板Eの底面に接触し
ている同ナットBの下鍔Lの外周縁の数ケ所(図13a
bのY箇所)を下底板Eの底面に溶接して、高さ調節用
ナットBを底板Aに固定している。
けるには、従来は、同ナットBの筒部G及び上差込み部
Iを下底板Eの下通孔Kから差込んで、上差込み部Iを
上底板Dの上通孔Hに差込み、下底板Eの底面に接触し
ている同ナットBの下鍔Lの外周縁の数ケ所(図13a
bのY箇所)を下底板Eの底面に溶接して、高さ調節用
ナットBを底板Aに固定している。
【0005】前記の高さ調節用ナット及びその取付け構
造は次のような課題があった。 1.高さ調節用ナットBは下鍔Lを底板Aに溶接しなけ
れば底板Aに固定できないため、溶接作業が必須であ
る。しかし、溶接をすると溶接時の火花(スパッター)
が飛散して高さ調節用ナットBのネジ孔Fに入り込んで
ネジに溶着し、そのスパッターが邪魔になってネジ孔に
ボルトCをねじ込むことができなくなることがある。 2.ネジ孔Fへのスパッターの侵入を防止するため、従
来は、ネジ孔Fの入口に防護キャップを被せて溶接を行
い、溶接終了後にその防護キャップを取外していた。こ
のため、溶接作業が面倒であり、作業能率が悪かった。
また、取外した防護キャップが紛失することがあった。 3.高さ調節用ナットBは底板Aに溶接してあるだけで
あるため、外部から衝撃が加わったり、無理な力が加わ
ったりすると、高さ調節用ナットBが底板Aから落下す
ることがある。 4.溶接作業は高価であるため、コスト高になる。 5.溶接作業がある分だけ作業者の労力負担が大きく、
底板Aへの高さ調節用ナットBの取付け作業の効率が悪
く、コスト高の一因となる。
造は次のような課題があった。 1.高さ調節用ナットBは下鍔Lを底板Aに溶接しなけ
れば底板Aに固定できないため、溶接作業が必須であ
る。しかし、溶接をすると溶接時の火花(スパッター)
が飛散して高さ調節用ナットBのネジ孔Fに入り込んで
ネジに溶着し、そのスパッターが邪魔になってネジ孔に
ボルトCをねじ込むことができなくなることがある。 2.ネジ孔Fへのスパッターの侵入を防止するため、従
来は、ネジ孔Fの入口に防護キャップを被せて溶接を行
い、溶接終了後にその防護キャップを取外していた。こ
のため、溶接作業が面倒であり、作業能率が悪かった。
また、取外した防護キャップが紛失することがあった。 3.高さ調節用ナットBは底板Aに溶接してあるだけで
あるため、外部から衝撃が加わったり、無理な力が加わ
ったりすると、高さ調節用ナットBが底板Aから落下す
ることがある。 4.溶接作業は高価であるため、コスト高になる。 5.溶接作業がある分だけ作業者の労力負担が大きく、
底板Aへの高さ調節用ナットBの取付け作業の効率が悪
く、コスト高の一因となる。
【0006】本件発明者は先に前記課題を解決した高さ
調節用ナットと、それを底板へ取付ける構造を開発し、
特許第2812926号として登録されている。この高
さ調節用ナットは溶接しなくとも底板に固定することが
できるものであり、その取付け構造は高さ調節用ナット
を溶接せずに冷蔵庫や自動販売機の底板に取付けたもの
である。
調節用ナットと、それを底板へ取付ける構造を開発し、
特許第2812926号として登録されている。この高
さ調節用ナットは溶接しなくとも底板に固定することが
できるものであり、その取付け構造は高さ調節用ナット
を溶接せずに冷蔵庫や自動販売機の底板に取付けたもの
である。
【0007】前記高さ調節用ナットの一例は図14に示
す様なものであり、上底板Dと下底板Eとの間に配置さ
れる筒部Gを有し、筒部Gの上端に上鍔Jが形成され、
その先に当該鍔Jよりも外形が小さく且つ上底板Dの上
通孔Hに差込み可能な円筒状の上差込部Iが突設され、
筒部Gの下端に下底板Eの内面に接触する下部鍔Mが形
成され、その先に当該鍔Mよりも外形が小さく且つ下底
板Eの下通孔Kに差込み可能な円筒状の下方差込部Nが
突設され、筒部Gの内部にそれらを貫通するネジ孔Fが
形成されている。
す様なものであり、上底板Dと下底板Eとの間に配置さ
れる筒部Gを有し、筒部Gの上端に上鍔Jが形成され、
その先に当該鍔Jよりも外形が小さく且つ上底板Dの上
通孔Hに差込み可能な円筒状の上差込部Iが突設され、
筒部Gの下端に下底板Eの内面に接触する下部鍔Mが形
成され、その先に当該鍔Mよりも外形が小さく且つ下底
板Eの下通孔Kに差込み可能な円筒状の下方差込部Nが
突設され、筒部Gの内部にそれらを貫通するネジ孔Fが
形成されている。
【0008】前記高さ調節用ナットの取付け構造の一例
は図14に示す様なものであり、上底板Dの上通孔Hに
高さ調節用ナットの上差込み部Iを差込み、下底板Eの
下通孔Kに高さ調節用ナットBの下方差込部Nを差込ん
だものである。
は図14に示す様なものであり、上底板Dの上通孔Hに
高さ調節用ナットの上差込み部Iを差込み、下底板Eの
下通孔Kに高さ調節用ナットBの下方差込部Nを差込ん
だものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記高さ調節用ナット
とその取付け構造は格別問題はないが、あえて挙げれ
ば、上底板Dと下底板Eが図15の様に極端に反り返っ
たり、変形したりすると、高さ調節用ナットBが上底板
Dと下底板Eから外れる虞れがなきにしもあらずであ
り、また、変形した上底板Dと下底板Eは形状復帰して
も、元通りに復帰することは殆どないため、一旦変形す
るとその後は上底板D或は下底板Eと高さ調節用ナット
Bとの間にガタツキが生じ易い。
とその取付け構造は格別問題はないが、あえて挙げれ
ば、上底板Dと下底板Eが図15の様に極端に反り返っ
たり、変形したりすると、高さ調節用ナットBが上底板
Dと下底板Eから外れる虞れがなきにしもあらずであ
り、また、変形した上底板Dと下底板Eは形状復帰して
も、元通りに復帰することは殆どないため、一旦変形す
るとその後は上底板D或は下底板Eと高さ調節用ナット
Bとの間にガタツキが生じ易い。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は溶接しな
くとも底板に固定でき、底板が大幅に反り返ったり、変
形したりしても、底板から外れたり、ガタツキが生じな
い高さ調節用ナットと底板への同ナットの取付け構造を
提供することにある。
くとも底板に固定でき、底板が大幅に反り返ったり、変
形したりしても、底板から外れたり、ガタツキが生じな
い高さ調節用ナットと底板への同ナットの取付け構造を
提供することにある。
【0011】本件発明の高さ調節用ナットの一つは、冷
蔵庫、自動販売機等の重量機器の底板の上底板と下底板
との間に配置される筒部があり、筒部の軸方向一端に上
底板の内面と接触する上鍔があり、その先に当該鍔より
も外形が小さく且つ上底板の上通孔に貫通可能な筒状の
上貫通部があり、筒部の軸方向他端に下底板の内面に接
触する下鍔があり、その先に当該鍔よりも外形が小さく
且つ下底板の下通孔に貫通可能な筒状の下貫通部があ
り、筒部の内側にネジ孔があり、上貫通部と下貫通部の
双方又はいずれか一方の端部に、上通孔、下通孔を貫通
してそれらの外側まで突出し、かつ上通孔、下通孔より
も外側まで拡げることのできる拡大部を設けたものであ
る。
蔵庫、自動販売機等の重量機器の底板の上底板と下底板
との間に配置される筒部があり、筒部の軸方向一端に上
底板の内面と接触する上鍔があり、その先に当該鍔より
も外形が小さく且つ上底板の上通孔に貫通可能な筒状の
上貫通部があり、筒部の軸方向他端に下底板の内面に接
触する下鍔があり、その先に当該鍔よりも外形が小さく
且つ下底板の下通孔に貫通可能な筒状の下貫通部があ
り、筒部の内側にネジ孔があり、上貫通部と下貫通部の
双方又はいずれか一方の端部に、上通孔、下通孔を貫通
してそれらの外側まで突出し、かつ上通孔、下通孔より
も外側まで拡げることのできる拡大部を設けたものであ
る。
【0012】本件発明の高さ調節用ナットの他の一つ
は、前記高さ調節用ナットにおいて、上鍔と下鍔の双方
又はいずれか一方の外側に、上底板の上係止孔と下底板
の下係止孔の双方又はいずれか一方の外側に差込んで筒
部の空転を防止する回り止めを設けたものである。
は、前記高さ調節用ナットにおいて、上鍔と下鍔の双方
又はいずれか一方の外側に、上底板の上係止孔と下底板
の下係止孔の双方又はいずれか一方の外側に差込んで筒
部の空転を防止する回り止めを設けたものである。
【0013】本件発明の高さ調節用ナットの他の一つ
は、前記高さ調節用ナットにおいて、変形円形にして、
上底板の上通孔に差込まれた上貫通部と下底板の下通孔
内に差し込まれた下貫通部との双方又は一方が、それら
上通孔又は下通孔内で空転しないようにしたものであ
る。
は、前記高さ調節用ナットにおいて、変形円形にして、
上底板の上通孔に差込まれた上貫通部と下底板の下通孔
内に差し込まれた下貫通部との双方又は一方が、それら
上通孔又は下通孔内で空転しないようにしたものであ
る。
【0014】本件発明の高さ調節用ナットの取付け構造
の一つは、前記高さ調節用ナットが使用され、その高さ
調節用ナットは上貫通部が上底板の上通孔に、下貫通部
が下底板の下通孔に差し込まれることにより、筒部が上
底板と下底板との間に配置されると共に上鍔が上底板の
内面に、下鍔が下底板の内面に夫々接触し、上通孔と下
通孔の双方又はいずれか一方を貫通してその外側まで突
出する拡大部を、上通孔、下通孔の外径よりも外側まで
拡げたものである。
の一つは、前記高さ調節用ナットが使用され、その高さ
調節用ナットは上貫通部が上底板の上通孔に、下貫通部
が下底板の下通孔に差し込まれることにより、筒部が上
底板と下底板との間に配置されると共に上鍔が上底板の
内面に、下鍔が下底板の内面に夫々接触し、上通孔と下
通孔の双方又はいずれか一方を貫通してその外側まで突
出する拡大部を、上通孔、下通孔の外径よりも外側まで
拡げたものである。
【0015】本件発明の高さ調節用ナットの取付け構造
の他の一つは、前記高さ調節用ナットにおける上鍔と下
鍔の双方又はいずれか一方の回り止め突起を、上係止孔
と下係止孔の双方又はいずれか一方に差込んで筒部の空
転を防止可能としたものである。
の他の一つは、前記高さ調節用ナットにおける上鍔と下
鍔の双方又はいずれか一方の回り止め突起を、上係止孔
と下係止孔の双方又はいずれか一方に差込んで筒部の空
転を防止可能としたものである。
【0016】本件発明の高さ調節用ナットの取付け構造
の他の一つは、前記高さ調節用ナットにおける角型又は
変形円形の上貫通部と下貫通部の双方又はいずれか一方
を、上通孔又は下通孔に差込んで筒部の空転を防止可能
としたものである。
の他の一つは、前記高さ調節用ナットにおける角型又は
変形円形の上貫通部と下貫通部の双方又はいずれか一方
を、上通孔又は下通孔に差込んで筒部の空転を防止可能
としたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の高さ調節用ナット15の
一つは、図3(a)〜(c)の様に円筒状の筒部4の軸
方向一端にそれより外径の大きな円盤状の上鍔5が形成
され、それより外側に筒部4の外径よりも小さな外径の
円筒状の上貫通部7が形成され、筒部4の他端にそれよ
り小さな外径の下貫通部10が形成され、筒部4と下貫
通部10との外径差により生ずる段差部分を下鍔8とし
てある。筒部4の中心部軸方向にはネジ孔11がある。
このネジ孔11は筒部4の軸方向上端から下端手前迄し
か形成せず、それより下端部分はネジのない通孔(ネジ
無し孔)としてある。前記下貫通部10は図1の様に下
底板3の下通孔9を貫通できる長さにしてあり、貫通し
て突出した下端部を外側に拡大するための拡大部20と
してある。拡大部20の下端外周は下端内側に向けて細
くなるテーパに形成して、下通孔9に差込み易くするた
めの差込みガイド21としてある。
一つは、図3(a)〜(c)の様に円筒状の筒部4の軸
方向一端にそれより外径の大きな円盤状の上鍔5が形成
され、それより外側に筒部4の外径よりも小さな外径の
円筒状の上貫通部7が形成され、筒部4の他端にそれよ
り小さな外径の下貫通部10が形成され、筒部4と下貫
通部10との外径差により生ずる段差部分を下鍔8とし
てある。筒部4の中心部軸方向にはネジ孔11がある。
このネジ孔11は筒部4の軸方向上端から下端手前迄し
か形成せず、それより下端部分はネジのない通孔(ネジ
無し孔)としてある。前記下貫通部10は図1の様に下
底板3の下通孔9を貫通できる長さにしてあり、貫通し
て突出した下端部を外側に拡大するための拡大部20と
してある。拡大部20の下端外周は下端内側に向けて細
くなるテーパに形成して、下通孔9に差込み易くするた
めの差込みガイド21としてある。
【0018】図4の高さ調節用ナット15は、基本的構
造は図3の高さ調節用ナット15と同じであり、異なる
のは筒部4と下貫通部10との外径差により生ずる段差
部分を下鍔8として上下の鍔5、8を同形にしたことで
ある。本発明の高さ調節用ナットは下鍔8を図3の上鍔
5と同様に外径を大きくすることもできる。
造は図3の高さ調節用ナット15と同じであり、異なる
のは筒部4と下貫通部10との外径差により生ずる段差
部分を下鍔8として上下の鍔5、8を同形にしたことで
ある。本発明の高さ調節用ナットは下鍔8を図3の上鍔
5と同様に外径を大きくすることもできる。
【0019】図5(a)の高さ調節用ナット15も基本
的構造は図4の高さ調節用ナット15と同じであり、異
なるのは上鍔5の二箇所に角型の回り止め突起14を突
設したことである。図5(b)の高さ調節用ナット15
も上鍔5と下鍔8の双方に角型の回り止め突起14を突
設したことが図4の高さ調節用ナット15と異なる。
的構造は図4の高さ調節用ナット15と同じであり、異
なるのは上鍔5の二箇所に角型の回り止め突起14を突
設したことである。図5(b)の高さ調節用ナット15
も上鍔5と下鍔8の双方に角型の回り止め突起14を突
設したことが図4の高さ調節用ナット15と異なる。
【0020】図6(a)、(b)の高さ調節用ナット1
5も基本的構造は図3の高さ調節用ナット15と同じで
あり、異なるのは円盤状の上鍔5の二箇所に角型の回り
止め突起14を突設したことである。この回り止め突起
14は上底板1の上係止孔12に差込んで筒部4の空転
を防止するものである。
5も基本的構造は図3の高さ調節用ナット15と同じで
あり、異なるのは円盤状の上鍔5の二箇所に角型の回り
止め突起14を突設したことである。この回り止め突起
14は上底板1の上係止孔12に差込んで筒部4の空転
を防止するものである。
【0021】図7の高さ調節用ナット15も基本的構造
は図3の高さ調節用ナット15と同じであり、異なるの
は上鍔5の二箇所に角型の回り止め突起14を突設し、
下部鍔8の底面の二箇所にも角型の回り止め突起14を
突設したことである。
は図3の高さ調節用ナット15と同じであり、異なるの
は上鍔5の二箇所に角型の回り止め突起14を突設し、
下部鍔8の底面の二箇所にも角型の回り止め突起14を
突設したことである。
【0022】図8の高さ調節用ナット15は上鍔5と下
鍔8の双方を筒部4よりも直径の大きな円盤状とし、上
鍔5と下鍔8の夫々の二箇所に角型の回り止め突起14
を突設したことである。これらの回り止め突起14は上
底板1の上係止孔12、下底板2の下係止孔13の夫々
に差込むことにより、筒部4の空転を防止することがで
きる。
鍔8の双方を筒部4よりも直径の大きな円盤状とし、上
鍔5と下鍔8の夫々の二箇所に角型の回り止め突起14
を突設したことである。これらの回り止め突起14は上
底板1の上係止孔12、下底板2の下係止孔13の夫々
に差込むことにより、筒部4の空転を防止することがで
きる。
【0023】図9の高さ調節用ナット15は筒部4を角
筒状にし、その軸方向一端にそれよりも小さな外形の方
形筒形の上貫通部7を形成して、上貫通部7が方形の上
通孔6内に差込まれると空転しないようにしたものであ
る。この高さ調節用ナットには筒部4の外形よりも小さ
な外径の円筒状の下貫通部10も形成され、その下に拡
大部20が形成されている。また、筒部4と上貫通部7
との外形の差によって生ずる段差部分を上底板1の内面
に接触する上鍔5とし、角筒状の筒部4と円筒状の下貫
通部10との外形の差によって生ずる段差部分を下底板
2の内面に接触する下部鍔8とし、筒部4の内側にそれ
を貫通する円形のネジ孔11が形成してある。
筒状にし、その軸方向一端にそれよりも小さな外形の方
形筒形の上貫通部7を形成して、上貫通部7が方形の上
通孔6内に差込まれると空転しないようにしたものであ
る。この高さ調節用ナットには筒部4の外形よりも小さ
な外径の円筒状の下貫通部10も形成され、その下に拡
大部20が形成されている。また、筒部4と上貫通部7
との外形の差によって生ずる段差部分を上底板1の内面
に接触する上鍔5とし、角筒状の筒部4と円筒状の下貫
通部10との外形の差によって生ずる段差部分を下底板
2の内面に接触する下部鍔8とし、筒部4の内側にそれ
を貫通する円形のネジ孔11が形成してある。
【0024】前記した上貫通部7、下貫通部10の形状
は真円形とか方形ではなく、それ以外の形状、例えば楕
円形とか、三角形、多角形等であってもよい。また、回
り止め突起14の形状も空転防止可能なものであれば図
示した以外のものであってもよい。
は真円形とか方形ではなく、それ以外の形状、例えば楕
円形とか、三角形、多角形等であってもよい。また、回
り止め突起14の形状も空転防止可能なものであれば図
示した以外のものであってもよい。
【0025】本発明の高さ調節用ナットの取付け構造は
図1の様に、図3に示す高さ調節用ナット15の上貫通
部7を上底板1の上通孔6に差込み、下方から下底板2
をあてがって下貫通部10を下底板2の下通孔9に貫通
させ、その先の拡大部20を下通孔9の底面よりも外側
まで突出させる。これにより高さ調節用ナット15の筒
部4を上底板1と下底板2との間に配置し、上鍔5を上
底板1の内面に、下部鍔8を下底板2の内面に接触させ
る。この状態で高さ調節用ナット15の拡大部20を下
通孔9の外径よりも大きく外側に拡げ(拡大し)て、高
さ調節用ナット15が上底板1と下底板2との間から抜
けないようにする。更に、上底板1と下底板2とを固定
する。拡大部20の拡大と、上底板1と下底板2との固
定とはどちらを先に行なってもよい。
図1の様に、図3に示す高さ調節用ナット15の上貫通
部7を上底板1の上通孔6に差込み、下方から下底板2
をあてがって下貫通部10を下底板2の下通孔9に貫通
させ、その先の拡大部20を下通孔9の底面よりも外側
まで突出させる。これにより高さ調節用ナット15の筒
部4を上底板1と下底板2との間に配置し、上鍔5を上
底板1の内面に、下部鍔8を下底板2の内面に接触させ
る。この状態で高さ調節用ナット15の拡大部20を下
通孔9の外径よりも大きく外側に拡げ(拡大し)て、高
さ調節用ナット15が上底板1と下底板2との間から抜
けないようにする。更に、上底板1と下底板2とを固定
する。拡大部20の拡大と、上底板1と下底板2との固
定とはどちらを先に行なってもよい。
【0026】上底板1と下底板2との連結手段は種々あ
るが、アークが発生しない連結方法が望ましい。その一
例としては、リベットによる連結、タッピング螺子によ
る連結、スポット溶接による連結、ナットとボルトの組
合わせによる連結等が適する。リベットによる連結では
汎用のポップリベット、ブラインドリベットが適する。
このリベットの一例は図10に示す様にリベットボディ
ーOと、リベットマンドレルPと、リベットフランジQ
を備えている。これを使用するには、図11(a)の様
にリベットマンドレルPをツール50にセットしてか
ら、図11(b)の様にリベットボディーOを上底板1
と下底板2の穴に差込み、図11(c)の様にツール5
0でリベットマンドレルPを引込むとリベットボディー
Oが座屈する。その後、更にリベットマンドレルPを引
込むと図11(d)の様にリベットボディーOの座屈が
完了し、リベットマンドレルPが破断して締付けが完了
し、図12の様に上底板1と下底板2とがリベット40
により連結される。
るが、アークが発生しない連結方法が望ましい。その一
例としては、リベットによる連結、タッピング螺子によ
る連結、スポット溶接による連結、ナットとボルトの組
合わせによる連結等が適する。リベットによる連結では
汎用のポップリベット、ブラインドリベットが適する。
このリベットの一例は図10に示す様にリベットボディ
ーOと、リベットマンドレルPと、リベットフランジQ
を備えている。これを使用するには、図11(a)の様
にリベットマンドレルPをツール50にセットしてか
ら、図11(b)の様にリベットボディーOを上底板1
と下底板2の穴に差込み、図11(c)の様にツール5
0でリベットマンドレルPを引込むとリベットボディー
Oが座屈する。その後、更にリベットマンドレルPを引
込むと図11(d)の様にリベットボディーOの座屈が
完了し、リベットマンドレルPが破断して締付けが完了
し、図12の様に上底板1と下底板2とがリベット40
により連結される。
【0027】タッピング螺子により固定するときは上底
板1と下底板2とに小さな径の穴をあけており、下底板
2の穴から上底板1の穴にタッピング螺子をねじ込む。
この場合は、上底板1にバーリング加工により筒状の穴
(バーリング穴)を突設しておき、下底板2の穴からね
じ込んだタッピング螺子をバーリング穴までねじ込むこ
ともできる。
板1と下底板2とに小さな径の穴をあけており、下底板
2の穴から上底板1の穴にタッピング螺子をねじ込む。
この場合は、上底板1にバーリング加工により筒状の穴
(バーリング穴)を突設しておき、下底板2の穴からね
じ込んだタッピング螺子をバーリング穴までねじ込むこ
ともできる。
【0028】スポット溶接により固定するときは上底板
1と下底板2の間の空間に上下いずれかの電極を差込ん
で、上下の電極で上底板1と下底板2を挟んで行う。
1と下底板2の間の空間に上下いずれかの電極を差込ん
で、上下の電極で上底板1と下底板2を挟んで行う。
【0029】ナットとボルトの組合わせにより固定する
ときは、予め上底板1の内面にナットを溶接しておき、
下底板2の穴にその下からナットまでボルトをねじ込
む。
ときは、予め上底板1の内面にナットを溶接しておき、
下底板2の穴にその下からナットまでボルトをねじ込
む。
【0030】図1では高さ調節用ナットの下側の拡大部
20だけを拡大してあるが、本発明では図4のように上
側にも拡大部を設けてその拡大部だけを拡大すること
も、上下両側の拡大部を拡大することもできる。
20だけを拡大してあるが、本発明では図4のように上
側にも拡大部を設けてその拡大部だけを拡大すること
も、上下両側の拡大部を拡大することもできる。
【0031】図5〜図8の様に、高さ調節用ナットに回
り止め突起14がある場合は、それを上底板1の上係止
孔12、下底板2の下係止孔13に差込んで、高さ調節
用ナット15が空転しないようにする。高さ調節用ナッ
ト15の上貫通部7と下貫通部10の双方またはいずれ
か一方が角型であるか、非円形である場合は、上貫通部
7と下貫通部10を上底板1の上通孔6、下底板2の下
通孔9に差込むことにより高さ調節用ナット15の空転
が防止される。
り止め突起14がある場合は、それを上底板1の上係止
孔12、下底板2の下係止孔13に差込んで、高さ調節
用ナット15が空転しないようにする。高さ調節用ナッ
ト15の上貫通部7と下貫通部10の双方またはいずれ
か一方が角型であるか、非円形である場合は、上貫通部
7と下貫通部10を上底板1の上通孔6、下底板2の下
通孔9に差込むことにより高さ調節用ナット15の空転
が防止される。
【0032】本発明の高さ調節用ナットの取付け構造で
は、底板に取付けられた高さ調節用ナットに、その下方
からボルトをねじ込み、そのねじ込み量を調節して、高
さ調節用ナットから突出するボルトの長さ(高さ)を調
節すれば、底板に取付けられている機器を、段差のある
箇所に設置する場合でも、水平に設置することができ
る。
は、底板に取付けられた高さ調節用ナットに、その下方
からボルトをねじ込み、そのねじ込み量を調節して、高
さ調節用ナットから突出するボルトの長さ(高さ)を調
節すれば、底板に取付けられている機器を、段差のある
箇所に設置する場合でも、水平に設置することができ
る。
【0033】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の高さ調節用ナッ
トは、上貫通部と下貫通部の双方またはいずれか一方の
外側に拡大部を設けてあるため、拡大部を下通孔、上通
孔の外径よりも大きく拡大すれば、上底板と下底板の間
に挟まれた高さ調節用ナットは、上底板と下底板の双方
又は一方に衝撃が加わってもそれらから抜けることはな
い。
トは、上貫通部と下貫通部の双方またはいずれか一方の
外側に拡大部を設けてあるため、拡大部を下通孔、上通
孔の外径よりも大きく拡大すれば、上底板と下底板の間
に挟まれた高さ調節用ナットは、上底板と下底板の双方
又は一方に衝撃が加わってもそれらから抜けることはな
い。
【0034】本件発明の請求項2記載の高さ調節用ナッ
トは、回り止め突起を設けたので、前記効果の他に、そ
れを上底板の上係止孔と下底板の下係止孔の双方又はい
ずれか一方に差込むだけで高さ調節用ナットの空転が防
止される、という効果もある。
トは、回り止め突起を設けたので、前記効果の他に、そ
れを上底板の上係止孔と下底板の下係止孔の双方又はい
ずれか一方に差込むだけで高さ調節用ナットの空転が防
止される、という効果もある。
【0035】本件発明の請求項3記載の高さ調節用ナッ
トは、上貫通部と下貫通部の双方又はいずれか一方を、
角形又は変形円形にしたので、前記効果の他に、それら
を上底板の上通孔、下底板の下通孔内に差込むだけで高
さ調節用ナットの空転が防止される、という効果もあ
る。
トは、上貫通部と下貫通部の双方又はいずれか一方を、
角形又は変形円形にしたので、前記効果の他に、それら
を上底板の上通孔、下底板の下通孔内に差込むだけで高
さ調節用ナットの空転が防止される、という効果もあ
る。
【0036】本件発明の請求項4記載の高さ調節用ナッ
トの取付け構造は、高さ調節用ナットの拡大部を上通
孔、下通孔の外径よりも外側まで拡げたので、上底板と
下底板の双方又は一方に衝撃が加わってもそれらから抜
けることはない。
トの取付け構造は、高さ調節用ナットの拡大部を上通
孔、下通孔の外径よりも外側まで拡げたので、上底板と
下底板の双方又は一方に衝撃が加わってもそれらから抜
けることはない。
【0037】本件発明の請求項5記載の高さ調節用ナッ
トの取付け構造は、回り止め突起を上係止孔と下係止孔
の双方又はいずれか一方に差込んだので、前記効果の他
に、高さ調節用ナットの空転が防止されるという効果も
ある。
トの取付け構造は、回り止め突起を上係止孔と下係止孔
の双方又はいずれか一方に差込んだので、前記効果の他
に、高さ調節用ナットの空転が防止されるという効果も
ある。
【0038】本件発明の請求項6記載の高さ調節用ナッ
トの取付け構造は、高さ調節用ナットの角型又は非円形
の上貫通部と下貫通部の双方又はいずれか一方を、上通
孔又は下通孔に差込んだので、高さ調節用ナットの空転
が防止される。
トの取付け構造は、高さ調節用ナットの角型又は非円形
の上貫通部と下貫通部の双方又はいずれか一方を、上通
孔又は下通孔に差込んだので、高さ調節用ナットの空転
が防止される。
【図1】本発明の高さ調節用ナットの取付け構造の一例
を示す一部縦断の側面図。
を示す一部縦断の側面図。
【図2】本発明の高さ調節用ナットの取付け構造の一例
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図3】(a)は本発明の高さ調節用ナットの一例を示
す平面図、(b)はその一部縦断の側面図、(c)はそ
の底面図。
す平面図、(b)はその一部縦断の側面図、(c)はそ
の底面図。
【図4】本発明の高さ調節用ナットの他例を示す斜視
図。
図。
【図5】(a)(b)は本発明の高さ調節用ナットの取
付け構造の異なる例を示す斜視図。
付け構造の異なる例を示す斜視図。
【図6】(a)は本発明の高さ調節用ナットの取付け構
造の斜視図、(b)はその縦断面図。
造の斜視図、(b)はその縦断面図。
【図7】本発明の高さ調節用ナットの取付け構造の異な
る例を示す斜視図。
る例を示す斜視図。
【図8】本発明の高さ調節用ナットの取付け構造の異な
る例を示す斜視図。
る例を示す斜視図。
【図9】本発明の高さ調節用ナットの取付け構造の異な
る例を示す斜視図。
る例を示す斜視図。
【図10】上底板と下底板の連結に使用されるリベット
の一例を示す斜視図。
の一例を示す斜視図。
【図11】(a)〜(d)は図10のリベットの使用例
を示す説明図。
を示す説明図。
【図12】本発明の高さ調節用ナットの取付け構造にお
ける、上底板と下底板のリベットによる連結を示す一部
縦断の側面部。
ける、上底板と下底板のリベットによる連結を示す一部
縦断の側面部。
【図13】(a)は従来の高さ調節用ナットの取付け構
造の縦断面図、(b)はその底面図。
造の縦断面図、(b)はその底面図。
【図14】本件発明者が先に開発した高さ調節用ナット
の取付け構造の説明図。
の取付け構造の説明図。
【図15】本件発明者が先に開発した高さ調節用ナット
の取付け構造において、上底板と下底板に衝撃が加わっ
たときの説明図。
の取付け構造において、上底板と下底板に衝撃が加わっ
たときの説明図。
1 上底板 2 下底板 3 底板 4 筒部 5 上鍔 6 上通孔 7 上貫通部 8 下鍔 9 下通孔 10 下貫通部 11 ネジ孔 12 上係止孔 13 下係止孔 14 回り止め突起 15 高さ調節用ナット 20 拡大部
Claims (6)
- 【請求項1】冷蔵庫、自動販売機等の重量機器の底板
(3)の上底板(1)と下底板(2)との間に配置され
る筒部(4)があり、筒部(4)の軸方向一端に上底板
(1)の内面と接触する上鍔(5)があり、その先に当
該鍔(5)よりも外形が小さく且つ上底板(1)の上通
孔(6)に貫通可能な筒状の上貫通部(7)があり、筒
部(4)の軸方向他端に下底板(2)の内面に接触する
下鍔(8)があり、その先に当該鍔(8)よりも外形が
小さく且つ下底板(2)の下通孔(9)に貫通可能な筒
状の下貫通部(10)があり、筒部(4)の内側にネジ
孔(11)があり、上貫通部(7)と下貫通部(10)
の双方又はいずれか一方の端部に、上通孔(6)、下通
孔(9)を貫通してそれらの外側まで突出し、かつ上通
孔(6)、下通孔(9)の外径よりも外側まで拡げるこ
とのできる拡大部(20)があることを特徴とする高さ
調節用ナット。 - 【請求項2】上鍔(5)と下鍔(8)の双方又はいずれ
か一方の外側に、上底板(1)の上係止孔(12)と下
底板(2)の下係止孔(13)の双方又はいずれか一方
の外側に差込んで筒部(4)の空転を防止する回り止め
突起(14)があることを特徴とする請求項1記載の高
さ調節用ナット。 - 【請求項3】上貫通部(7)と下貫通部(10)の双方
又はいずれか一方の外形を角型又は変形円形にして、上
底板(1)の上通孔(6)に差込まれた上貫通部(7)
と下底板(2)の下通孔(9)内に差し込まれた下貫通
部(10)との双方又は一方が、それら上通孔(6)又
は下通孔(9)内で空転しないようにしたことを特徴と
する請求項1記載の高さ調節用ナット。 - 【請求項4】冷蔵庫、自動販売機等の重量機器の底板
(3)の上底板(1)と下底板(2)との間に、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載の高さ調節用ナット
(15)が使用され、その高さ調節用ナット(15)は
上貫通部(7)が上底板(1)の上通孔(6)に、下貫
通部(10)が下底板(2)の下通孔(9)に差し込ま
れることにより、筒部(4)が上底板(1)と下底板
(2)との間に配置されると共に上鍔(5)が上底板
(1)の内面に、下鍔(8)が下底板(2)の内面に夫
々接触し、上通孔(6)とと下通孔(9)の双方又はい
ずれか一方を貫通してその外側まで突出する拡大部(2
0)を、上通孔(6)、下通孔(9)の外径よりも外側
まで拡げたことを特徴とする底板への高さ調節用ナット
の取付け構造。 - 【請求項5】請求項2記載の高さ調節用ナットにおける
上鍔(5)と下鍔(8)の双方又はいずれか一方の回り
止め突起(14)を、上係止孔(12)と下係止孔(1
3)の双方又はいずれか一方に差込んで筒部(4)の空
転を防止可能としたことを特徴とする請求項4記載の底
板への高さ調節用ナットの取付け構造。 - 【請求項6】請求項3記載の高さ調節用ナットにおける
角型又は変形円形の上貫通部(7)と下貫通部(10)
の双方又はいずれか一方を、上通孔(6)又は下通孔
(9)に差込んで筒部(4)の空転を防止可能としたこ
とを特徴とする請求項4記載の底板への高さ調節用ナッ
トの取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000244392A JP2002054620A (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 高さ調節用ナットとその取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000244392A JP2002054620A (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 高さ調節用ナットとその取付け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002054620A true JP2002054620A (ja) | 2002-02-20 |
Family
ID=18735087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000244392A Pending JP2002054620A (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 高さ調節用ナットとその取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002054620A (ja) |
-
2000
- 2000-08-11 JP JP2000244392A patent/JP2002054620A/ja active Pending
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