JP2002054117A - 土 嚢 - Google Patents

土 嚢

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JP2002054117A
JP2002054117A JP2000241912A JP2000241912A JP2002054117A JP 2002054117 A JP2002054117 A JP 2002054117A JP 2000241912 A JP2000241912 A JP 2000241912A JP 2000241912 A JP2000241912 A JP 2000241912A JP 2002054117 A JP2002054117 A JP 2002054117A
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JP
Japan
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sandbag
water
polymer resin
absorbing polymer
inorganic fibers
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JP2000241912A
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English (en)
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Yoshiaki Sato
芳章 佐藤
Keiji Nakai
慶治 中井
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Nichias Corp
Original Assignee
Nichias Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で取り扱いが容易であり、所望の場所に
静置可能で、かつコストが安い土嚢である。 【解決手段】 無機繊維2を土嚢袋1に封入したことを
特徴とする土嚢である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽量で取り扱いが
容易であり、所望の場所に静置可能で、かつコストが安
い土嚢に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より土嚢としては、天然繊維製また
は合成繊維製の土嚢袋に土砂を詰め込んだ土嚢や吸水性
高分子樹脂を詰め込んだ土嚢、さらに、特開平4−20
3110号に示されるような高比重物質と吸水性高分子
樹脂とを水透過性袋に詰めた土嚢が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、土砂を詰め
た土嚢は大きく重たいため、緊急時の運搬を円滑に行う
ことができないなどの理由から土砂を詰めた状態で保管
せず、一般的に必要なときに現場で土嚢袋に土砂を詰め
ている。
【0004】従って、現場に土砂が少ない場合には、他
の場所から土砂を運ばなければならない不都合があり、
また、現場での土嚢作製の労力や手間がかかり、緊急時
の場合間に合わないといった問題が発生することもあ
る。
【0005】吸水性高分子樹脂を使用した土嚢は、軽量
で取り扱いが容易であるが、コストが高く、保管中に空
気中の湿気を吸って重量が変化する恐れも多分にある。
さらに、吸水性高分子樹脂は吸水するまでの時間がかか
るため、土嚢を配置しても必要な場所に静置できず流さ
れてしまうことがあった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、軽量で取り扱いが容易であり、所望の場所に静
置可能で、かつコストが安い土嚢を提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る第1の発明は、無機繊維を土嚢袋に封
入したことを特徴とする。
【0008】第2の発明は、無機繊維と増量材と吸水性
高分子樹脂とを土嚢袋に封入したことを特徴とし、第3
の発明は、無機繊維が、土嚢袋充填物の重量20〜80
%であることを特徴としている。
【0009】
【作用】第1の発明によれば、土嚢は無機繊維で構成さ
れているから軽量で吸水性能及び保水性能に優れる作用
がある。
【0010】第2の発明によれば、無機繊維に加え、増
量材及び吸水性高分子樹脂を添加したから、土嚢の初期
重量が増し所望の場所に静置でき、吸水性高分子樹脂が
多量に吸水してその水を保持するため、安定して静置さ
れる。第3の発明によれば、無機繊維が土嚢充填物の重
量20〜80%であるから、保水性能及び軽量化が図れ
る作用がある。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面を参照
して説明する。図1は、本発明の一実施例を示す説明用
断面図である。
【0012】本発明の無機繊維としては、ロックウー
ル、ガラス繊維などの微粒綿若しくは細粒綿の粒状物、
また、フェルト、ボードなどの成形品が使用できるが、
他の材料を混合した場合の分散性及び製造中、使用中な
どの取り扱い易さの点から粒状物が好ましい。さらに、
無機繊維としては、吸水性能及び保水性能の点からロッ
クウールが好ましい。その嵩密度としては60〜250
kg/m3、好ましくは150〜200kg/m3のもの
を使用する。嵩密度が250kg/m3以上だと保水性
の改善効果が少なくなり、60kg/m3以下だと使用
時にその形状を保持しにくくなるからである。
【0013】上記無機繊維の添加量は、充填物の重量の
20〜80%の範囲内であることが好ましい。20%以
下だと保水性の改善や軽量化の効果が発揮されず、その
コストも高くなってしまう。80%以上では初期の重量
が不足し、静置するまでに流されてしまう可能性がある
からである。
【0014】また、土嚢袋内の詰め物としては、上記無
機繊維に土砂などからなる増量材を20〜50%の範囲
で添加することが好ましい。この増量材を添加すること
により土嚢の初期重量が出てくるので、この土嚢を濁流
中などに投入した場合でも吸水するまでの間に流される
ようなことがなく、所望の場所に静置することができ
る。
【0015】さらに、必要に応じて吸水性高分子樹脂を
使用することができる。この吸水性高分子樹脂として
は、吸水倍率が50〜300倍程度のものが好ましく、
デンプン・アクリロニトリルグラフト体などのデンプン
系やセルロース・アクリロニトリルグラフト体などのセ
ルロース系、その他のアクリル系やポリビニルアルコー
ル系など様々なものが使用できる。吸水性高分子樹脂は
コストが高く、ロックウールに比べて吸水速度は遅い
が、同じ容積に対する吸水量が高く、水分保持性能も高
いため好ましい。
【0016】図1は、本発明の一実施形態である請求項
1の実施例を示す説明用断面図であり、所定の合成繊維
製などの土嚢袋1内に無機繊維の粒状物2が封入されて
いる例である。
【0017】本発明者らの研究によれば、望ましい実施
形態としては、無機繊維としてロックウールの粒状物が
50〜80%、吸水性高分子樹脂としてデンプン系の樹
脂が0〜15%、増量材として土砂が20〜50%が望
ましい。特に、ロックウールの粒状物が55〜70%、
吸水性高分子樹脂としてデンプン系の樹脂が0.5〜3
%、増量材として土砂が30〜45%の配合であると、
コスト、静置性能及び作業性の点で特に好ましいことが
確認できた。
【0018】
【発明の効果】本発明の土嚢によると、次のような効果
がある。 第1の発明によると、土嚢は無機繊維で構
成されているため、その吸水性能及び保水性能に優れ、
軽量化できて取り扱いが容易で、コストダウンが図れ
る。 第2の発明によると、無機繊維に加え、増量材
及び吸水性高分子樹脂を添加したため、土嚢の初期重量
が出る。このため、濁流中などの土嚢を投入した場合で
も吸水するまでの間に流されることはなくなり、所望の
場所に静置できるため、作業性に優れていながら静置性
能に優れる。また、吸水性高分子樹脂は、吸水性、水分
保持性が特に高いため、吸水後も安定して静置される。
第3の発明によると、無機繊維が土嚢充填物の重量
20〜80%であるため、保水性能及び軽量化が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す説明用断面図。
【符号の説明】
1 土嚢袋 2 無機繊維

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機繊維を土嚢袋に封入したことを特徴
    とする土嚢。
  2. 【請求項2】 無機繊維と増量材と吸水性高分子樹脂と
    を土嚢袋に封入したことを特徴とする土嚢。
  3. 【請求項3】 無機繊維が、土嚢袋充填物の重量20〜
    80%であることを特徴とする請求項1又は2記載の土
    嚢。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014218810A (ja) * 2013-05-07 2014-11-20 株式会社九コン 土嚢状土木資材
JP2015172295A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 株式会社九コン 土嚢袋及び土嚢並びに土嚢の設置方法
JP2015172294A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 株式会社九コン 土嚢の利用方法
US10436069B2 (en) 2017-01-30 2019-10-08 Garrett Transportation I Inc. Sheet metal turbine housing with biaxial volute configuration
US10544703B2 (en) 2017-01-30 2020-01-28 Garrett Transportation I Inc. Sheet metal turbine housing with cast core

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