JP2002053899A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

液体洗浄剤組成物

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JP2002053899A
JP2002053899A JP2000241407A JP2000241407A JP2002053899A JP 2002053899 A JP2002053899 A JP 2002053899A JP 2000241407 A JP2000241407 A JP 2000241407A JP 2000241407 A JP2000241407 A JP 2000241407A JP 2002053899 A JP2002053899 A JP 2002053899A
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acetate
surfactant
aromatic
mass
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Tei Iihara
禎 飯原
Takako Hanashita
香子 花下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 台所のスポンジやまな板などの台所用品やシ
ンク、食器類を殺菌・洗浄するのに好適な液体洗浄剤組
成物を提供する。 【解決手段】 a)界面活性剤を25質量%以上と、
b)アニオン性界面活性剤0.5〜5質量%と、c)カ
チオン部位を有する殺菌剤0.0001〜1質量%と、
d)芳香族環を有するハイドロトロープ成分3質量%以
上とを含有することを特徴とする液体洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台所のスポンジや
まな板などの台所用品やシンク、食器類を殺菌・洗浄す
るのに好適な液体洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スポンジやまな板等の台所用品
や、シンク、食器類には、食材由来の微生物が生息して
おり、衛生面における食中毒の一因となっている。従来
において、スポンジやまな板等を殺菌するために、次亜
塩素酸ナトリウムを主基材とする塩素系漂白剤やキッチ
ン用殺菌剤、あるいは過炭酸ナトリウムや過ホウ酸ナト
リウムを中心とした酸素系漂白剤で漬けて処理されてい
た。更に、熱湯で殺菌処理するなどの手間をかけている
家庭も多くみうけられる。
【0003】しかしながら、近年個食化の傾向が増し、
食事の後で家事の負担をなるべく少なくするような必要
性が高くなってきており、上記塩素系又は酸素系漂白剤
やキッチン用殺菌剤では手間がかかる点に課題があり、
従来の洗浄行動の中で殺菌も行われるような技術が求め
られている。
【0004】一方、台所用洗剤は、手軽さ簡便さ、環境
対応により、主基材の界面活性剤を濃縮したコンパクト
型台所用洗剤が主流を占めるようになってきているた
め、コンパクト型台所用洗剤に殺菌性能を付加したもの
が求められている。他方、一般にカチオン系殺菌剤は、
細菌の細胞表面に吸着し表面構造を破壊し殺菌作用を行
うと考えられているが、このカチオン系殺菌剤に優れた
洗浄性能を有するアニオン性界面活性剤が混在した場合
には、殺菌剤のカチオン部位と結合し殺菌効力を弱めた
り、製品中に結合したコンプレックスが低温で析出した
り、粘度を増加させるなどの製剤としての課題が生じて
いた。更に、アニオン性界面活性剤を減じた場合、台所
用洗剤としての性能が劣化していくため、殺菌性能及び
洗浄性能と製剤化とのバランスが困難となる点に課題が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の課題及び要望に応えるためになされたものであり、
殺菌性能及び洗浄性能と製剤化とのバランスを良好と
し、台所用品やシンク、食器類を殺菌・洗浄するのに好
適な液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
技術の課題及び要望に鑑み、鋭意検討を重ねた結果、優
れた洗浄性能を有するアニオン性界面活性剤をバランス
よく配合しカチオン系殺菌剤成分とのコンプレックスに
よる析出や増粘化を特定量の芳香族系のハイドロトロー
プ成分を用いることにより、台所用品やシンク、食器類
を殺菌・洗浄するのに好適な上記目的の液体洗浄剤組成
物が得られることを見い出し、本発明を完成するに至っ
たのである。すなわち、本発明は、a)界面活性剤を2
5質量%以上と、b)アニオン性界面活性剤0.5〜5
質量%と、c)カチオン部位を有する殺菌剤0.000
1〜1質量%と、d)芳香族環を有するハイドロトロー
プ成分3質量%以上とを含有することを特徴とする液体
洗浄剤組成物。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。本発明の液体洗浄剤組成物は、a)界面
活性剤を25質量%以上と、b)アニオン性界面活性剤
0.5〜5質量%と、c)カチオン部位を有する殺菌剤
0.0001〜1質量%と、d)芳香族環を有するハイ
ドロトロープ成分3質量%以上とを含有することを特徴
とするものである。
【0008】本発明に用いられるa)成分の界面活性剤
は、コンパクトタイプの性能を保つために、その含有量
は組成物全量に対して、25質量%(以下、単に「%」
という)以上、好ましくは30%以上含有されることが
望ましく、その上限値は好ましくは、70%以下とする
ことが望ましい。本発明に用いられる界面活性剤として
は、洗浄剤などに従来から使用されてきた界面活性剤を
使用することができる。界面活性剤種としては、例え
ば、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両
性界面活性剤、カチオン性界面活性剤が挙げられる。
【0009】本発明では、上記各界面活性剤中でb)成
分としてアニオン性界面活性剤を含有せしめることが必
要である。該アニオン性界面活性剤は、洗浄性能及び後
述するc)成分のカチオン系殺菌剤とのコンプレックス
の低減を考慮し、その含有量は組成物全量に対して、
0.5〜5%とすることが必要であり、好ましくは、1
〜4%とすることが望ましい。アニオン性界面活性剤の
量が0.5%未満の場合は、満足する洗浄性能が得られ
ず、また、5%を超える場合は、カチオン性殺菌剤とコ
ンプレックスを作り低温での析出が生じることとなり、
好ましくない。アニオン性界面活性剤としては、例え
ば、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、アルキルベン
ゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、α−オレフィンス
ルホン酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、アルカン
スルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩、石鹸、アミドエー
テルカルボン酸塩、スルホコハク酸塩、アミノ酸系アニ
オンなどが挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0010】非イオン性界面活性剤としては、例えば、
脂肪酸アルカノールアミド、アルキルアミンオキシド、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンアシルエステル、アル
キルポリグリコシド、脂肪酸グリコシドエステル、脂肪
酸メチルグリコシドエステル、アルキルメチルグルカミ
ド等が挙げられるが、これに限定されるものではない。
両性界面活性剤としては、例えば、アルキルベタイン、
アルキルヒドロキシスルホベタイン、アルキルアミドベ
タイン、イミダゾリニウムベタイン、N−アルキルアミ
ノ酸等が挙げられるが、これに限定されるものではな
い。陽イオン性界面活性剤としては、例えば、アルキル
アミン塩酸塩や第4級アンモニウム塩等が挙げられる
が、これに限定されるものではない。これらの界面活性
剤は、単独で或いは適当な2種以上の組み合わせでもよ
い。
【0011】本発明に用いられるc)成分のカチオン系
殺菌剤としては、例えば、ドデシルジメチルアンモニウ
ムクロライド、アルキルジメチルベンジルアンモニウム
クロライド(塩化ベンザルコニウム)、塩化ベンゼトニ
ウム、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、デシルイソノニルジメチルアンモニウムクロライ
ド、ヘキサデシルピリジニウムクロライド、ポリリジ
ン、塩酸ポリヘキサメチレンビグアニド、グルコン酸ク
ロルヘキシジン等が挙げられるが、これに限定されるも
のではない。また、これらの基材は、単独で或いは適当
な2種以上の組み合わせでもよい。このc)成分である
カチオン系殺菌剤の含有量は、組成物全量に対して、
0.0001〜1%、好ましくは、0.001〜0.5
%とすることが望ましい。このc)成分であるカチオン
系殺菌剤の量が0.0001%未満の場合は、良好な殺
菌効果を発現せず、また、1%を超える場合はアニオン
性界面活性剤と強固なコンプレックスを作り析出を生じ
てしまい、好ましくない。
【0012】また、本発明に用いられるd)成分の芳香
族環を持つハイドロトロープ成分は、アニオン性界面活
性剤とカチオン系殺菌剤とのコンプレックスによる液性
を改善する効果を発揮せしめるものであり、例えば、芳
香族スルホン酸、芳香族カルボン酸などが挙げられる。
芳香族スルホン酸としては、ベンゼンスルホン酸、トル
エンスルホン酸、キシレンスルホン酸、クメンスルホン
酸等が挙げられ、また、芳香族カルボン酸としては、安
息香酸、サリチル酸等が挙げられるが、これらに限定さ
れるものではない。これらの芳香族系ハイドロトロープ
成分は、単独でも良くまた適当な2種以上の組み合わせ
でもよい。このd)成分である芳香族系ハイドロトロー
プの含有量は、組成物全量に対して、3%以上となるこ
とが必要であり、好ましくは、5%以上、更に好ましく
は5%を越え15%以下とすることが望ましい。この芳
香族系ハイドロトロープ成分の量が3%未満の場合は、
良好な液性改善効果が得られないこととなる。特に、芳
香族系ハイドロトロープ成分の量を5%を越え15%以
下としたものは、殺菌性能及び洗浄性能と製剤化とのバ
ランスを更に良好とすることができる。
【0013】本発明の洗浄剤組成物の溶媒としては、好
ましくは水(精製水、イオン交換水等)であり、更に、
低級アルコール、グリコールなどのような他の液体溶剤
を含んでもよい。また、他の好ましく配合可能な添加成
分としては、クエン酸などのキレート剤、無機塩などの
ビルダー、粘度調整剤、着色剤、酸化防止剤、薬効成分
および香料のような通常用いられる物質を添加してもよ
い。
【0014】香料としては、例えば、脂肪族炭化水素、
テルペン炭化水素、芳香族炭化水素等の炭化水素類、脂
肪族アルコール、テルペンアルコール、芳香族アルコー
ル等のアルコール類、脂肪族エーテル、芳香族エーテル
等のエーテル類、脂肪族オキサイド、テルペン類のオキ
サイド等のオキサイド類、脂肪族アルデヒド、テルペン
系アルデヒド、脂肪族環状アルデヒド、チオアルデヒ
ド、芳香族アルデヒド等のアルデヒド類、脂肪族ケト
ン、テルペンケトン、脂肪族環状ケトン、非ベンゼン系
芳香族ケトン、芳香族ケトン等のケトン類、アセタール
類、ケタール類、フェノール類、フェノールエーテル
類、脂肪酸、テルペン系カルボン酸、脂肪族環状カルボ
ン酸、芳香族カルボン酸等の酸類、酸アマイド類、脂肪
族ラクトン、大環状ラクトン、テルペン系ラクトン、脂
肪族環状ラクトン、芳香族ラクトン等のラクトン類、脂
肪族エステル、フラン系カルボン酸エステル、脂肪族環
状カルボン酸エステル、シクロヘキシルカルボン酸エス
テル、テルペン系カルボン酸エステル、芳香族カルボン
酸エステル等のエステル類、ニトロムスク類、ニトリ
ル、アミン、ピリジン類、キノリン類、ピロール、イン
ドール等の含窒素化合物等々の合成香料及び動物、植物
からの天然香料、天然香料及び/又は合成香料を含む調
合香料の1種又は、2種以上を混合し使用することがで
きる。例えば、合成香料としては、1996年化学工業
日報社刊印藤元一著「合成香料 化学と商品知識」、1
969年MONTCLAIR,N.J.刊ステファン・
アークタンダー(STEFFEN ARCTANDE
R)著「パヒューム アンド フレーバーケミカルズ
(Perfume and Flavor Chemi
cals)」等に記載の香料が使用できる。天然香料と
しては、「香りの百科」日本香料協会編に記載の香料が
使用できる。
【0015】主な香料名を具体的に挙げると、アルデヒ
ドC6〜C12、アニスアルデヒド、アセタールR、アセ
トフェノン、アセチルセドレン、アドキサール、アリル
アミルグリコレート、アリルシクロヘキサンプロピオネ
ート、α−ダマスコン、β−ダマスコン、δ−ダマスコ
ン、アンブロキサン、アミルシンナミックアルデヒド、
アミルシンナミックアルデヒドジメチルアセタール、ア
ミルバレリアネート、アミルサリシレート、イソアミル
アセテート、イソアミルサリシレート、オウランチオー
ル、アセチルオイゲノール、バクダノール、ベンジルア
セテート、ベンジルアルコール、ベンジルサリシレー
ト、ベルガミールアセテート、ボルニルアセテート、ブ
チルブチレート、p−t−ブチルシクロヘキサノール、
p−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、o−t−ブ
チルシクロヘキサノール、o−t−ブチルシクロヘキシ
ルアセテート、ベンズアルデヒド、ベンジルフォーメー
ト、カリオフィレン、カシュメラン、カルボン、セドロ
アンバー、セドリルアセテート、セドロール、セレスト
リッド、シンナミックアルコール、シンナミックアルデ
ヒド、シスジャスモン、シトラール、シトラールジメチ
ルアセタール、シトラサール、シトロネラール、シトロ
ネロール、シトロネリルアセテート、シトロネリルフォ
ーメート、シトロネリルニトリル、シクラセット、シク
ラメンアルデヒド、シクラプロップ、キャロン、クマリ
ン、シンナミルアセテート、δ−C6〜C13ラクトン、
ジメチルベンジルカービノール、ジヒドロジャスモン、
ジヒドロリナロール、ジヒドロミルセノール、ジメトー
ル、ジミルセトール、ジフェニルオキサイド、エチルワ
ニリン、オイゲノール、フルイテート、フェンチルアル
コール、フェニルエチルフェニルアセテート、ガラクソ
リド、γ−C6〜C13ラクトン、α−ピネン、β−ピネ
ン、リモネン、ミルセン、β−カリオフィレン、ゲラニ
オール、ゲラニルアセテート、ゲラニルフォーメート、
ゲラニルニトリル、ヘディオン、ヘリオナール、ヘリオ
トロピン、cis−3−ヘキセノール、cis−3−ヘ
キセニールアセテート、cis−3−ヘキセニールサリ
シレート、ヘキシルシンナミックアルデヒド、ヘキシル
サリシレート、ヒヤシンスジメチルアセタール、ハイド
ロトロピックアルコール、ヒドロキシシトロネラール、
インドール、イオノン、イソボルニルアセテート、イソ
シクロシトラール、イソEスーパー、イソオイゲノー
ル、イソノニルアセテート、イソブチルキノリン、ジャ
スマール、ジャスモラクトン、ジャスモフィラン、コア
ボン、リグストラール、リリアール、ライムオキサイ
ド、リナロール、リナロールオキサイド、リナリルアセ
テート、リラール、マンザネート、マイヨール、メンサ
ニールアセテート、メンソネート、メチルアンスラニレ
ート、メチルオイゲノール、メントール、α−メチルイ
オノン、β−メチルイオノン、γ−メチルイオノン、メ
チルイソオイゲノール、メチルラベンダーケトン、メチ
ルサリシレート、ミューゲアルデヒド、ムゴール、ムス
クTM−II、ムスク781、ムスクC14、ムスコン、シ
ベトン、シクロペンタデカノン、シクロヘキサデセノ
ン、シクロペンタデカノリド、アンブレッドリド、シク
ロヘキサデカノリド、10−オキサヘキサデカノリド、
11−オキサヘキサデカノリド、12−オキサヘキサデ
カノリド、エチレンブラシレート、エチレンドデカンジ
オエート、オキサヘキサデセン−2−オン、14−メチ
ル−ヘキサデセノリド、14−メチル−ヘキサデカノリ
ド、ムスクケトン、ムスクチベチン、ノピルアルコー
ル、ノピルアセテート、ネリルアセテート、ネロール、
メチルフェニルアセテート、ミラックアルデヒド、ネオ
ベルガメート、オークモスNo.1、オリボン、オキシ
フェニロン、p−クレジールメチルエーテル、ペンタリ
ッド、フェニルエチルアルコール、フェニルエチルアセ
テート、ルバフラン、ダマセノン、ラズベリーケトン、
ジメチルベンジルカルビニルアセテート、ジャスマサイ
クレン、メチルナフチルケトン、ローズフェノン、ロー
ズオキサイド、サンダロア、サンデラ、サンタレック
ス、スチラリールアセテート、スチラリールプロピオネ
ート、ターピネオール、ターピニルアセテート、テトラ
ヒドロリナロール、テトラヒドロリナリルアセテート、
テトラヒドロゲラニオール、テトラヒドロゲラニルアセ
テート、トナリッド、トラセオライド、トリプラール、
チモール、ワニリン、ベルドックス、ヤラヤラ、アニス
油、ベイ油、ボアドローズ油、カナンガ油、カルダモン
油、カシア油、シダーウッド油、オレンジ油、マンダリ
ン油、タンジェリン油、バジル油、ナツメグ油、シトロ
ネラ油、クローブ油、コリアンダー油、エレミ油、ユー
カリ油、フェンネル油、ガルバナム油、ゼラニウム油、
ヒバ油、桧油、ジャスミン油、ラバンジン油、ラベンダ
ー油、レモン油、レモングラス油、ライム油、ネロリ
油、オークモス油、オコチア油、パチュリ油、ペパーミ
ント油、ペリラ油、プチグレン油、パイン油、ローズ
油、ローズマリー油、樟脳油、芳油、クラリーセージ
油、サンダルウッド油、スペアミント油、スパイクラベ
ンダー油、スターアニス油、タイム油、トンカ豆チン
キ、テレピン油、ワニラ豆チンキ、ベチバー油、イラン
イラン油、グレープフルーツ油、ゆず油、ベンゾイン、
ペルーバルサム、トルーバルサム、チュベローズ油、ム
スクチンキ、カストリウムチンキ、シベットチンキ、ア
ンバーグリスチンキ等である。
【0016】また、香料の溶剤又は保留剤としては、例
えば、ジエチルフタレート、ジプロピレングリコール、
ベンジルベンゾエート、イソプロピルミリステート、ハ
ーコリン、イソペンタン、オレンジテルペン等を使用す
ることができる。
【0017】このように構成される本発明の液体洗浄剤
組成物では、a)成分として界面活性剤を25質量%以
上含有せしめると共に、b)成分としてアニオン性界面
活性剤を0.5〜5質量%含有せしめ、かつ、c)成分
としてカチオン部位を有する殺菌剤0.0001〜1質
量%と、d)成分として芳香族環を有するハイドロトロ
ープ成分3質量%以上を含有せしめることにより、カチ
オン系殺菌剤にアニオン性界面活性剤が混在した場合に
おける殺菌効力の低下、低温下におけるコンプレックス
の析出、粘度の増加及び洗浄性能の低下などの課題を初
めて解決することができ、洗浄性能と殺菌性能及び製剤
化とのバランスを最適にし、台所用品やシンク、食器類
を殺菌・洗浄するのに好適な液体洗浄剤組成物が提供さ
れることとなる。
【0018】
【実施例】次に、実施例及び比較例により本発明を更に
具体的に説明するが、本発明は下記実施例に限定される
ものではない。
【0019】〔実施例1〜6及び比較例1〜5〕下記表
1に示す配合組成の液体洗浄剤組成物を調製した。得ら
れた各液体洗浄剤組成物について、下記方法により、洗
浄剤組成物の殺菌力、洗浄性及び低温安定性を評価し
た。これらの結果を下記表1に示す。なお、表中の配合
量は質量%であり、残部は水(精製水)で100質量%
に調製し、また、各液体洗浄組成物は、pHを6.5に
調製したものである。更に、下記表2は下記表1で使用
した香料A、Bの配合組成である。
【0020】〔殺菌力の評価方法〕5mlの試験管に洗
浄剤組成物の10%水溶液を5ml量りとり、約108
個/mlに調整した菌懸濁液(大腸菌)を50μl加えて
混合した後、4時間放置した。次いで、この混合液を5
0μl採取して20mlのSCDLP寒天培地に加えて
混合した後、35℃で48時間培養し、培地の状態を目
視で観察し菌の発育を下記評価基準に基づき評価した。 評価基準: ○:明らかに発育が抑制されている。 △:若干発育が抑制されている。 ×:全く発育が抑制されていない。
【0021】〔洗浄性の評価方法〕牛脂1gを10cm
×15cmのタッパ容器に均一になるように塗布し、激
しく汚れた疎水表面汚垢とした。11.5cm×7.5
cm×3cmの食器洗い用スポンジに38gの水と2g
の各洗浄剤組成物をとり、数回手で揉んだ後、この汚染
したタッパ容器を25℃で通常家庭で行われるのと同様
にして洗浄した。洗浄後、水でよくすすぎ、その時のタ
ッパ容器の汚染されていた表面を手で触ったときの触感
で、洗浄力を下記評価基準に基づき評価した。 評価基準: ○:タッパ容器のいずれの部位を触っても、キュッキュ
と音がするような摩擦感があり、油の残留によるぬるつ
きはまったく感じられない。 △:タッパ容器の平滑な表面を触ると摩擦感があり、油
の残留は認められないが、端や角の部位には僅かにぬる
つきが残っている。 ×:タッパ容器全体にぬるつきが感じられ、明らかに油
が残留していることがわかる。
【0022】〔低温安定性の評価方法〕各洗浄剤組成物
を100mlガラス瓶に充填し、−20℃の恒温槽に1
日保存し、凍結させた後、0℃の恒温槽に1日保存し解
凍、復元させるサイクルを3回繰り返し、次いで、0℃
での外観を下記評価基準に基づき評価した。 評価基準: ◎:均一透明 ○:直後は微濁するが、すみやかに均一透明に復元 ×:白濁または固形物有り
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】上記表1及び表2の結果から明らかなよう
に、本発明の液体洗浄剤組成物(実施例1〜6)は、い
ずれも良好な殺菌力、洗浄性、低温安定性を有すること
が判った。これに対し、本発明に属さない洗浄剤組成物
(比較例1〜5)は、殺菌力、洗浄性、低温安定性の性
能の何れか一つ以上が劣ることが判った。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、殺菌性能及び洗浄性能
と製剤化とのバランスを最適にし、台所用品やシンク、
食器類を殺菌・洗浄するのに好適な液体洗浄剤組成物が
提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 1/02 C11D 1/02 17/08 17/08 Fターム(参考) 4H003 AB15 AB19 AB31 AC08 AC13 AC15 AD04 BA13 DA17 EB04 EB07 EB13 EB19 EB22 EB36 ED02 FA16 FA34 4H011 AA02 BA05 BB04 BB06 BC03 BC04 BC06 BC07 BC19 DA13 DD07 DH02 DH03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)界面活性剤を25質量%以上と、
    b)アニオン性界面活性剤0.5〜5質量%と、c)カ
    チオン部位を有する殺菌剤0.0001〜1質量%と、
    d)芳香族環を有するハイドロトロープ成分3質量%以
    上とを含有することを特徴とする液体洗浄剤組成物。
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