JP2002052794A - 印字リボン切断検出装置 - Google Patents

印字リボン切断検出装置

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JP2002052794A
JP2002052794A JP2000245613A JP2000245613A JP2002052794A JP 2002052794 A JP2002052794 A JP 2002052794A JP 2000245613 A JP2000245613 A JP 2000245613A JP 2000245613 A JP2000245613 A JP 2000245613A JP 2002052794 A JP2002052794 A JP 2002052794A
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Hikari Endo
光 遠藤
Chikako Yoneyama
知加子 米山
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Fujitsu Frontech Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】厚さの非常に薄い印字リボンであっても、その
切断を非常に精度良く検知することの可能な印字リボン
切断検出装置を提供する。 【解決手段】印字リボン1を巻き取る巻き取りモータ2
の回転速度を検知するセンサ11を備えると共に、この
センサ11で検知された回転速度に基づき印字リボン1
の切断の有無を判定する判定部を備えている。センサ1
1は、例えば、巻き取りモータ2と連動する回転式エン
コーダ等を備え、一定時間当たりのモータ回転数を計数
することにより回転速度を検知できる構成である。判定
部は、まず、巻き取りモータ2が回転中であることを確
認してから、センサ11が巻き取りモータ2の低速回転
(印字時における通常の回転)を検知したのか、それと
も異常な高速回転を検知したのかを確認する。そして、
もし前者であれば、印字リボン1は切断していないもの
と判定し、一方、後者であれば、印字リボン1が切断し
たものと判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字リボン(特に
は熱転写リボン)を使用する各種印字装置に適用され
て、その印字リボンの切断検出を行う印字リボン切断検
出装置に関する。
【0002】勿論、本発明の適用される印字装置は、そ
れ自体で1つのユニットを構成していてもよいが、例え
ば帳票処理装置のような何らかの装置に印字出力手段と
して内蔵されているような印字装置であってもよい。
【0003】
【従来の技術】従来、印字装置における印字リボンの切
断検出は、印字リボンの走行経路の途中箇所に、フォト
センサ等を利用した透過型又は反射型のリボン検知手段
を設け、このリボン検知手段で印字リボンの有無を検知
することにより、印字リボンが切断されたか否かを判定
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、印字リボン
(熱転写リボン)は、透明なベースフィルム上にインク
層を被着した構成を有しており、印字ヘッドを通過した
後は、その印字箇所に対応するインク層部分がベースフ
ィルム上から印字媒体(用紙)側に転写されるため、そ
の部分に色抜けが生じて、透明又は半透明になってしま
う。
【0005】よって、例えば上記リボン検知手段を印字
ヘッドよりも印字リボン走行経路の下流側に配置した場
合、印字リボンの印字箇所をリボン検知手段の検知光が
透過してしまうため、印字リボンが切断したものとして
誤検知されやすくなる。
【0006】また、たとえリボン検知手段を印字ヘッド
よりも印字リボン走行経路の上流側に配置したとして
も、インク層の厚さにムラがあって、非常に薄い部分が
できていたり、或いは、何らかの要因によりインク層に
かすれが生じているような場合は、その箇所を検知光が
透過することにより、印字リボンの切断として誤検知さ
れやすくなる。
【0007】更に、印字リボンの切断を精度良く検知す
るためには、リボンの厚さ等に応じてリボン検知手段の
感度調整を行う必要があるが、近年、印字リボン自体の
厚さが徐々に薄くなる傾向にあり、そのように印字リボ
ンが薄くなるほど、それを検知光が透過しやすくなるた
め、上記の感度調整が非常に難しくなり、精度の良い切
断検知が困難になってしまうといった問題もある。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、厚さ
の非常に薄い印字リボンであっても、その切断を非常に
精度良く検知することの可能な印字リボン切断検出装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下のように構成する。すなわち、本発明
の一形態は、印字リボンを用いた印字装置における上記
印字リボンの切断検出を行う印字リボン切断検出装置に
おいて、上記印字リボンの巻き取りモータの回転速度を
検知する第1の検知手段と、少なくともこの第1の検知
手段の検知結果に基づき上記印字リボンの切断の有無を
判定する判定手段と、を備えることを特徴とするもので
ある。
【0010】上記第1の検知手段は、フォトセンサ等の
ような透過型又は反射型の光検知手段ではなく、例えば
回転式エンコーダのような、印字リボンの巻き取りモー
タの回転速度を検知する手段である。印字リボンの巻き
取り中(例えば印字中)に、印字リボンがその走行経路
の途中で切断した場合、巻き取りモータに加わる負荷が
軽くなるため、巻き取りモータは急激に高速回転を開始
する。よって、そのような回転速度の異常を第1の検知
手段で検知した場合は、上記判定手段が印字リボンの切
断と判断する。
【0011】従って、印字リボンの色抜けやかすれ、厚
さの違い等に係わらず、その切断を直接的に精度良く検
出することが可能となる。以上の構成に対し、更なる構
成を付加することで、検出精度をより一層高めることも
可能である。
【0012】例えば、印字リボンの巻き取り量が多くな
って、巻き取りモータへ加わる負荷が大きくなった状態
の時に、印字リボンの切断が発生したような場合、もし
巻き取りモータの能力が低ければ、その回転速度がそれ
ほど大きく高まらず、回転速度の高低の判定が曖昧にな
ってしまうことが考えられる。
【0013】そこで、そのような場合を考慮して、例え
ば、上記巻き取りモータを駆動状態にしたまま印字リボ
ンの動きを固定する固定手段を更に備えるようにし、上
記判定手段は、この固定手段により印字リボンが固定さ
れた状態での上記第1の検知手段の検知結果に基づき印
字リボンの切断の有無を判定するようにすることが望ま
しい。そのような固定手段としては、例えば、印字装置
における印字ヘッドとプラテンとで印字リボンを圧着挟
持することにより印字リボンの動きを固定するようにし
た構成を採用可能である。
【0014】このようにすれば、印字リボンの動きを固
定手段により確実に固定したままで巻き取りモータの回
転速度を検知することが可能なので、もしこの状態で巻
き取りモータの何らかの回転が検知されれば、間違いな
く印字リボンの切断と判定することができる。
【0015】また、印字ヘッドよりも印字リボン走行経
路の上流側に、印字リボンの有無を検知する第2の検知
手段を更に備え、上記判定手段は、上記第1及び第2の
検知手段の各検知結果に基づき印字リボンの切断の有無
を判定するようにすることも可能である。第2の検知手
段としては、反射型又は透過型の光センサ等を採用可能
である。
【0016】印字リボンの切断は、通常は、印字ヘッド
よりも印字リボン走行経路の下流側において多く発生し
ており、その場合には上記第1の検知手段が有効である
が、印字ヘッドの上流側で印字リボンが切断する場合も
考えられ、そのような場合には第1の検知手段だけでは
必ずしも有効に対応できるとは限らない。そのような場
合であっても、上記第2の検知手段を備えていることに
より、印字ヘッドの上流側での印字リボンの切断にも有
効に対応可能となる。
【0017】ただし、そのような第2の検知手段が、も
し透過型又は反射型の光センサである場合、印字リボン
の終端部分(リボンエンド)が透明であったりすると、
それを印字リボンの切断として誤検知しかねない。そこ
で、そのような場合をも考慮して、例えば、印字リボン
の残量を検出する第3の検知手段を更に備え、上記判定
手段は、上記第1、第2、及び第3の検知手段の各検知
結果に基づき印字リボンの切断の有無を判定するように
してもよい。
【0018】このような第3の検知手段を更に備えたこ
とにより、もし第2の検知手段で印字リボン無しが検知
された場合であっても、それによって即座に印字リボン
の切断と判定するのではなく、それに加えて第3の検知
手段により印字リボンの残量が有る(すなわち、まだリ
ボンエンドではない)と検知された場合にのみ、印字リ
ボンの切断と判定することができ、リボン切断の検出精
度をより一層高めることが可能となる。なお、この場
合、第2の検知手段をリボンエンドの検知手段と兼用す
ることも可能である。
【0019】次に、本発明の他の形態は、印字リボンを
用いた印字装置における上記印字リボンの切断検出を行
う印字リボン切断検出装置において、上記印字装置にお
ける印字ヘッドよりも印字リボン走行経路の上流側に配
置され、上記印字リボンの有無を検知する第1の検知手
段と、少なくともこの第1の検知手段の検知結果に基づ
き上記印字リボンの切断の有無を判定する判定手段と、
を備え、上記第1の検知手段は、上記印字リボンの有無
を判断する基準となるスライス値を上記印字リボンに応
じて自由に設定変更可能なオートスライスセンサであ
る、ことを特徴とするものである。
【0020】この構成によれば、第1の検知手段により
印字リボンの有無を検知するようにし、しかも、この第
1の検知手段を特にオートスライスセンサで構成してい
るので、印字リボンの厚さ等に応じてスライス値を最適
値に設定可能である。よって、近年徐々に薄くなりつつ
ある印字リボンに対しても、その厚さムラやかすれ等の
影響を受けにくいスライス値に設定しておくことによ
り、印字リボンの切断検出の精度を著しく高めることが
可能となる。
【0021】そして、検出精度を更に高めるために、印
字リボンの残量を検出する第2の検知手段を更に備え、
上記判定手段は、上記第1及び第2の検知手段の各検知
結果に基づき印字リボンの切断の有無を判定するように
することも可能である。
【0022】このような第2の検知手段を更に備えるこ
とで、リボンエンドとリボン切断との相違をも明確に判
断することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。 <第1の実施の形態>図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る印字リボン切断検出装置を適用した印字装置の
概略図である。この実施の形態では、特に、帳票処理装
置に印字出力手段として内蔵された熱転写式の印字装置
を対象としているが、本発明はこれに限定されるもので
はない(この点は、以下の全ての実施の形態において、
同様に言える)。
【0024】この印字装置には、着脱自在な巻き取り式
の熱転写型印字リボン1(供給側リボン1a及び巻き取
り側リボン1b)が装着されており、この印字リボン1
は矢印A及びBで示す所定の走行経路に沿って搬送可能
である。印字リボン1の搬送は、その走行経路の下流側
終端に配置された巻き取りモータ2によって印字リボン
1を巻き取ることによって行われる。
【0025】また、印字リボン1の走行経路の途中に
は、この走行経路を挟んで互いに対向する位置に、印字
ヘッド3と回転ローラ状のプラテン4とが配置されてい
る。この印字ヘッド3とプラテン4とにより、印字リボ
ン1と印字媒体(帳票等)5とを重ね合わせた状態に圧
着挟持し、その状態でプラテン4を不図示のモータ等で
回転させつつ、巻き取りモータ2で印字リボン1を巻き
取りながら、印字リボン1と印字媒体5とを同時かつ同
方向に搬送することで、印字媒体5に対し印字を行う。
【0026】以上のような構成からなる印字装置に、第
1の実施の形態に係る印字リボン切断検出装置を適用し
てある。この印字リボン切断検出装置は、巻き取りモー
タ2の回転速度を検知するセンサ11を備えると共に、
このセンサ11で検知された回転速度に基づき印字リボ
ン1の切断の有無を判定する不図示の判定部を備えてい
る。
【0027】上記センサ11は、例えば、巻き取りモー
タ2と連動する回転式エンコーダ等を備え、一定時間当
たりのモータ回転数を計数することにより回転速度を検
知できる構成となっている。勿論、ここで言う「回転速
度」とは、回転速度そのものの値である必要はなく、回
転速度に相当(又は対応)する値であれば十分である。
【0028】上記判定部は、上述のようにセンサ11で
検知された回転速度に基づき印字リボン1の切断の有無
を判定するものであるが、これは、印字装置を含む装置
全体の制御を司っている制御部等における1つの機能
(ソフトウェア)として実現可能である。この判定部の
具体的処理の一例を、図2に示す。
【0029】図2においては、まずステップa1で、巻
き取りモータ2が回転中であることを確認する(或い
は、巻き取りモータ2を回転させる)。続いてステップ
a2で、センサ11が巻き取りモータ2の低速回転(印
字時における通常の回転速度)を検知したのか、それと
も異常な高速回転を検知したのかを確認する。そして、
もし前者であれば、印字リボン1は切断していないもの
と判定し、一方、後者であれば、印字リボン1が切断し
たものと判定する。なお、モータ回転数が高速回転か低
速回転かを判断する閾値は、適宜設定される。
【0030】すなわち、一般に、印字リボン1の巻き取
り中に、印字リボン1がその走行経路の途中で切断した
場合、巻き取りモータ2に加わる負荷が軽くなるため、
巻き取りモータ2は急激に高速回転を開始する。よっ
て、そのような回転速度の異常をセンサ11で検知した
場合に、上記判定部が印字リボン1の切断と判定するよ
うにする。
【0031】従って、この第1の実施の形態によれば、
印字リボン1の色抜けやかすれ、厚さの違い等に係わら
ず、その切断を直接的に精度良く検出することができ
る。なお、印字リボン1の切断が検出された場合は、印
字装置の動作を強制的に停止させたり、或いは、何らか
の警報を発する等の緊急処置を実行する。 <第2の実施の形態>次に、本発明の第2の実施の形態
に係る印字リボン切断検出装置について説明する。
【0032】この第2の実施の形態は、図1に示した第
1の実施の形態に、更に機能を追加したものであり、す
なわち、巻き取りモータ2を駆動状態にしたまま印字リ
ボン1の動きを固定する固定手段を更に備えるように
し、上記判定部は、この固定手段により印字リボン1が
固定された状態でのセンサ11の検知結果に基づき印字
リボン1の切断の有無を判定するようにしたものであ
る。
【0033】上記固定手段としては、印字ヘッド3とプ
ラテン4とで印字リボン1を圧着挟持し、かつプラテン
4の回転を禁止することにより、印字リボン1の動きを
固定するようにする。
【0034】この場合における判定部の具体的処理の一
例を、図3に示す。図3においては、まずステップb1
で、固定手段による印字リボン1の固定を確認し(或い
は、固定手段に印字リボン1を固定させ)、続いてステ
ップb2で、巻き取りモータ2が駆動中であることを確
認する(或いは、巻き取りモータ2を駆動させる)。
【0035】その状態において、ステップb3で、セン
サ11が巻き取りモータ2の回転停止を検知したのか、
それとも高速回転を検知したのかを確認する。そして、
もし前者であれば、印字リボン1は切断していないもの
と判定し、一方、後者であれば、印字リボン1が切断し
たものと判定する。
【0036】すなわち、上記第1の実施の形態において
は、例えば、印字リボン1の巻き取り量が多くなって、
巻き取りモータ2へ加わる負荷が大きくなった状態の時
に、印字リボン1の切断が発生したような場合、もし巻
き取りモータ2の能力が低ければ、その回転速度がそれ
ほど大きく高まらず、回転速度の高低の判定が曖昧にな
ってしまうことが考えられる。
【0037】そこで、第2の実施の形態によれば、印字
リボン1の動きを確実に固定したままで巻き取りモータ
2の回転速度を検知するので、もし巻き取りモータ2の
高速回転(低速回転でも同じ)が検知されれば、間違い
なく印字リボン1の切断と判定することができる。
【0038】なお、通常はセンサ11のみによる回転速
度検知だけを行い、その回転速度の判定が曖昧であると
判断された場合にのみ、印字リボン1の動きを固定して
の回転速度検知を行うようにしてもよい。 <第3の実施の形態>図4は、本発明の第3の実施の形
態に係る印字リボン切断検出装置を適用した印字装置の
概略図である。なお、この印字装置自体の基本構成は、
図1に示したものと同様である。
【0039】この第3の実施の形態では、印字ヘッド3
よりも印字リボン走行経路の上流側に、印字リボン1の
有無を検知するセンサ12が配置され、また、印字リボ
ン1の供給側始端部には、印字リボン1の残量を検知す
るもう1つのセンサ13が配置されている。そして、不
図示の判定部により、上記2つのセンサ12、13の検
知結果に基づき印字リボン1の切断の有無を判定する。
【0040】上記センサ12は、透過型の光センサであ
って、しかも、印字リボン1の有無を判断する基準とな
るスライス値を印字リボン1の厚さ等に応じて自由に設
定変更可能なオートスライスセンサである。上記スライ
ス値は、印字リボンが切り換わる毎に、その印字リボン
の厚さ等に応じた最適値に自動設定される。
【0041】もう一方のセンサ13は、印字リボン1の
残量の有無を検知可能な各種の残量検知センサを採用可
能である。例えば、リボン残量に応じて位置の変化する
レバーを有し、リボン残量が無くなった時の上記レバー
の位置を光センサで検知するような構成のものが考えら
れる。
【0042】この場合における上記判定部の具体的処理
の一例を、図5に示す。図5においては、まずステップ
c1で、センサ12が印字リボン1の有りを検知したの
か、それとも印字リボン1の無しを検知したのかを確認
する。そして、もし前者であれば、印字リボン1は切断
していないものと判定し、一方、後者であれば、次のス
テップc2で、もう1つのセンサ13の検知結果に基づ
いた判定を行う。
【0043】すなわち、ステップc2では、センサ13
がリボン残量無しを検知したのか、それともリボン残量
有りを検知したのかを確認する。そして、もし前者であ
れば、印字リボン1の終端部(リボンエンド)であると
判定し、一方、後者であれば、印字リボン1の切断であ
ると判定する。
【0044】この第3の実施の形態の場合、リボン残量
検知のセンサ13を配置しなくとも、リボン有無検知の
センサ12だけで印字リボン1の切断を判定することは
可能である。ただし、印字リボン1のリボンエンドが透
明であったりすると、それを印字リボン1の切断として
誤検知しかねない。そこで、リボン残量検知のセンサ1
3を更に備えたことにより、もしセンサ12でリボン無
しが検知された場合であっても、それによって即座に印
字リボン1の切断と判定するのではなく、それに加えて
センサ13によりリボン残量有り(すなわち、まだリボ
ンエンドではない)と検知された場合にのみ、印字リボ
ン1の切断と判定することができる。このように、リボ
ンエンドとリボン切断との相違をも明確に判断すること
ができるため、リボン切断の検出精度をより一層高める
ことができる。
【0045】しかも、この第3の実施の形態によれば、
センサ12を特にオートスライスセンサで構成してお
り、上述のように印字リボン1の厚さ等に応じてスライ
ス値を最適値に自動設定できるため、近年徐々に薄くな
りつつある印字リボンに対しても、その厚さムラやかす
れ等の影響を受けにくいスライス値に自動設定されるこ
とにより、印字リボンの切断検出の精度を著しく高める
ことができる。 <第4の実施の形態>図6は、本発明の第4の実施の形
態に係る印字リボン切断検出装置を適用した印字装置の
概略図である。なお、この印字装置自体の基本構成も、
図1に示したものと同様である。
【0046】この第4の実施の形態では、図1及び図4
に示した各構成を組み合わせたものであり、これまでに
述べた3つのセンサ11、12、及び13を全て備えて
おり、不図示の判定部は、上記3つのセンサ11、1
2、及び13の検知結果に基づき印字リボン1の切断の
有無を判定する。なお、この実施の形態においても、セ
ンサ12は、上述したようなオートスライスセンサであ
ることが望ましいが、スライス値の固定された通常の光
センサであってもよい。
【0047】印字ヘッド3よりも印字リボン走行経路の
下流側(すなわち、印字ヘッド3と巻き取り側リボン1
bとの間)において発生したリボン切断に対しては、セ
ンサ11によるモータ回転速度の検知が有効であるが、
印字ヘッド3の上流側(すなわち、印字ヘッド3と供給
側リボン1aとの間)で発生したリボン切断に対して
は、センサ12、13によるリボン有無の検知が有効で
ある。この第4の実施の形態では、それら全てのセンサ
を備えていることにより、印字ヘッド3の上流側と下流
側のどちらで発生したリボン切断に対しても有効に判定
を下すことができる。
【0048】この場合における上記判定部の具体的処理
の一例を、図7に示す。図7においては、まずステップ
d1で、センサ12が印字リボン1の有りを検知したの
か、それとも印字リボン1の無しを検知したのかを確認
する。そして、もし前者であれば、印字リボン1は印字
ヘッド3の上流側では切断していないものと判定し、ス
テップd2へと進む。
【0049】ステップd2では、巻き取りモータ2が回
転中であることを確認する(或いは、巻き取りモータ2
を回転させる)。続いてステップd3で、センサ11が
巻き取りモータ2の低速回転(印字時における通常の回
転)を検知したのか、それとも高速回転を検知したのか
を確認する。そして、もし前者であれば、印字リボン1
は切断していないものと判定し、一方、後者であれば、
印字リボン1が印字ヘッド3の下流側で切断したものと
判定する。
【0050】一方、上記ステップd1において、センサ
12が印字リボン1の無しを検知した場合は、ステップ
d4で、センサ13がリボン残量無しを検知したのか、
それともリボン残量有りを検知したのかを確認する。そ
して、もし前者であれば、印字リボン1のリボンエンド
であると判定し、後者であれば、印字リボン1が印字ヘ
ッド3の上流側で切断したものと判定する。
【0051】このように、この第4の実施の形態によれ
ば、印字ヘッド3の上流側と下流側のどちらで発生した
リボン切断に対しても正確な判定が可能なので、リボン
切断の検出精度を更に高めることができる。
【0052】なお、センサ11によるモータ回転速度の
検知を行う場合、図3に示したように印字リボン1を固
定した状態で行うようにしてもよく、このようにすれば
更に高精度の検出が可能となる。
【0053】また、上記判定部は、図7に示した処理の
代わりに、図8に示す処理を行うことも可能である。図
8では、まずステップe1で、センサ12が印字リボン
1の有りを検知したのか、それとも印字リボン1の無し
を検知したのかを確認する。そして、もし前者であれ
ば、印字リボン1は切断していないものと判定する。
【0054】一方、後者であれば、ステップe2で、セ
ンサ13がリボン残量無しを検知したのか、それともリ
ボン残量有りを検知したのかを確認する。そして、もし
前者であれば、印字リボン1のリボンエンドであると判
定し、後者であれば、即座にリボン切断と判定せずに、
ステップe3へと進む。
【0055】ステップe3では、巻き取りモータ2が回
転中であることを確認する(或いは、巻き取りモータ2
を回転させる)。続いてステップe4で、センサ11が
巻き取りモータ2の低速回転を検知したのか、それとも
高速回転を検知したのかを確認する。そして、もし前者
であれば、印字リボン1は切断していないものと判定
し、一方、後者であれば、印字リボン1が切断したもの
と判定する。
【0056】このような判定処理を行うことにより、も
しセンサ12、13で印字リボン1のかすれ部分をリボ
ン無し(リボン切断)として誤検知したような場合であ
っても、センサ11によるモータ回転速度検知を更に実
行することになるため、かすれの影響を受けない、より
高い検出精度を実現できる。 <その他の実施の形態>本発明は、上記実施の形態に限
定されるものではなく、請求項1又は請求項6に記載し
た範囲内において、種々の構成を採用可能である。例え
ば、以下のような構成変更も可能である。
【0057】(1)上記の実施の形態では、裸の印字リ
ボンを使用する印字装置を対象にしたが、カセット式
(カートリッジ式)の印字リボンを使用する印字装置で
あっても、本発明を同様に適用可能である。
【0058】(2)上記第2の実施の形態では、印字リ
ボンを固定する手段として、印字装置内に元々備わって
いるプラテンと印字ヘッドとで印字リボンを圧着挟持す
る構成を採用したが、これに限定されるものではない。
例えば、印字リボンの動きを固定するための専用の機構
を新たに追加することも可能である。
【0059】(3)各センサの配置箇所は、図では概略
的に示してあるが、印字装置の内部構成等を配慮して、
適切な位置に設定されていればよい。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、厚さの非常に薄い印字
リボンであっても、色抜けやかすれ等の影響を受けず
に、その切断を非常に精度良く検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る印字リボン切
断検出装置を適用した印字装置の概略図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る印字リボン切
断検出装置における判定部の具体的処理の一例を示すフ
ローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る印字リボン切
断検出装置における判定部の具体的処理の一例を示すフ
ローチャートである。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る印字リボン切
断検出装置を適用した印字装置の概略図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る印字リボン切
断検出装置における判定部の具体的処理の一例を示すフ
ローチャートである。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係る印字リボン切
断検出装置を適用した印字装置の概略図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る印字リボン切
断検出装置における判定部の具体的処理の一例を示すフ
ローチャートである。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る印字リボン切
断検出装置における判定部の具体的処理の他の例を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 印字リボン 2 巻き取りモータ 3 印字ヘッド 4 プラテン 5 印字媒体 11 モータ回転速度検知用のセンサ 12 リボン有無検知用のセンサ 13 リボン残量検知用のセンサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字リボンを用いた印字装置における前
    記印字リボンの切断検出を行う印字リボン切断検出装置
    において、 前記印字リボンの巻き取りモータの回転速度を検知する
    第1の検知手段と、 少なくとも該第1の検知手段の検知結果に基づき前記印
    字リボンの切断の有無を判定する判定手段と、 を備えることを特徴とする印字リボン切断検出装置。
  2. 【請求項2】 前記巻き取りモータを駆動状態にしたま
    ま前記印字リボンの動きを固定する固定手段を更に備
    え、 前記判定手段は、該固定手段により前記印字リボンが固
    定された状態での前記第1の検知手段の検知結果に基づ
    き前記印字リボンの切断の有無を判定する、 ことを特徴とする請求項1記載の印字リボン切断検出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記固定手段は、前記印字装置における
    印字ヘッドとプラテンとで前記印字リボンを圧着挟持す
    ることにより前記印字リボンの動きを固定することを特
    徴とする請求項2記載の印字リボン切断検出装置。
  4. 【請求項4】 前記印字装置における印字ヘッドよりも
    印字リボン走行経路の上流側に、前記印字リボンの有無
    を検知する第2の検知手段を更に備え、 前記判定手段は、前記第1及び第2の検知手段の各検知
    結果に基づき前記印字リボンの切断の有無を判定する、 ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載
    の印字リボン切断検出装置。
  5. 【請求項5】 前記印字リボンの残量を検出する第3の
    検知手段を更に備え、 前記判定手段は、前記第1、第2、及び第3の検知手段
    の各検知結果に基づき前記印字リボンの切断の有無を判
    定する、 ことを特徴とする請求項4記載の印字リボン切断検出装
    置。
  6. 【請求項6】 印字リボンを用いた印字装置における前
    記印字リボンの切断検出を行う印字リボン切断検出装置
    において、 前記印字装置における印字ヘッドよりも印字リボン走行
    経路の上流側に配置され、前記印字リボンの有無を検知
    する第1の検知手段と、 少なくとも該第1の検知手段の検知結果に基づき前記印
    字リボンの切断の有無を判定する判定手段と、を備え、 前記第1の検知手段は、前記印字リボンの有無を判断す
    る基準となるスライス値を前記印字リボンに応じて自由
    に設定変更可能なオートスライスセンサである、 ことを特徴とする印字リボン切断検出装置。
  7. 【請求項7】 前記印字リボンの残量を検出する第2の
    検知手段を更に備え、 前記判定手段は、前記第1及び第2の検知手段の各検知
    結果に基づき前記印字リボンの切断の有無を判定する、 ことを特徴とする請求項6記載の印字リボン切断検出装
    置。
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