JP2002052414A - スローアウェイチップおよびスローアウェイ式カッタツール - Google Patents

スローアウェイチップおよびスローアウェイ式カッタツール

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JP2002052414A
JP2002052414A JP2000239236A JP2000239236A JP2002052414A JP 2002052414 A JP2002052414 A JP 2002052414A JP 2000239236 A JP2000239236 A JP 2000239236A JP 2000239236 A JP2000239236 A JP 2000239236A JP 2002052414 A JP2002052414 A JP 2002052414A
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chamfering
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cutting edge
throw
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Mineto Samata
峰人 佐俣
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Nissan Motor Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B51/00Tools for drilling machines
    • B23B51/10Bits for countersinking

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 座面切削加工用チップと面取り加工用チップ
とを1チップ化して小型化を図り、有効刃数の増加によ
り切削効率を高める。 【解決手段】 内径切削用の一対のチップ3とは別に、
座面切削加工用と面取り加工用とを兼ねた一対のチップ
4を180度位相をずらして配置する。チップ4には、
座面切削加工用切れ刃8aとこれに連続する面取り加工
用切れ刃8bとを備えた刃部9を二組形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マシニングセンタ
等による工具回転式の切削加工に際し刃物として用いら
れるスローアウェイチップとそのスローアウェイチップ
を用いたスローアウェイ式カッタツールに関し、特に穴
明け加工に続く座面切削(座ぐり)加工と面取り加工と
を同時に行うのに好適なスローアウェイチップとスロー
アウェイ式カッタツールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばマシニングセンタ等による穴あけ
加工においては、加工工数の短縮化のために、複合削り
の一形態として穴の内径切削加工とその穴開口縁の座面
切削加工(座ぐり)および面取り加工とを同時に行うこ
とが行われ、その際に加工機械側の主軸に装着されるこ
とになるカッタツールにはスローアウェイ式のものが用
いられる。
【0003】図8,9はその一例を示したもので、穴P
の内径切削とその穴の開口縁の座面Fの切削および面取
り部Qの加工とを行うにあたり、主軸50に装着される
カッタツール51のカッタボデー52の先端には180
度位相をずらしたかたちで一対の内径切削加工用のチッ
プ53が装着されている一方、この内径切削加工用のチ
ップ53よりも奥部側には座面切削加工用のチップ54
と面取り加工用のチップ55とが同じく180度位相を
ずらしたかたちで一つずつ装着されている。なお、上記
三種類のチップ53,54,55はいずれもスローアウ
ェイチップである。そして、カッタツール51を回転駆
動させながら切削送りを与えると、最初に一対の内径切
削加工用のチップ53によってワークWについて穴Pの
内径切削加工が行われ、その内径切削の終了と同時もし
くはほぼ同時に、座面切削加工用のチップ54による座
面Fの切削加工と面取り加工用のチップ55による面取
り部Qの加工とが同時に行われることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のス
ローアウェイ式カッタツール51では、穴Pの内周面、
座面Fおよび面取り部Qの合計三つの加工対象部位のう
ち座面Fと面取り部Qとが相互に連続しているにもかか
わらず、それらの部位の加工を司る刃物は座面切削加工
用のチップ54と面取り加工用のチップ55とにそれぞ
れ独立していて、しかも加工部位が相互に近接している
がために、それらのチップ54,55をカッタボデー5
2の円周方向において相互に位相をずらすようにして装
着してある。そのため、内径切削加工用のチップ53が
二つであるのに対して、座面切削加工と面取り加工につ
いてはその有効刃数すなわちチップ54と55がいずれ
も一つに制限されることになり、送りや切削速度を高め
るのにもおのずと限界があり、結果として加工時間が長
くなり生産性の向上が望めない。この傾向は特にカッタ
ボデー52の直径が小さくなるほど顕著となる。
【0005】また、座面切削加工用のチップ54と面取
り加工用のチップ55のカッタボデー52に対する取付
形態によっては、双方ともにその取付座面がカッタボデ
ー52の中心方向に大きく食い込むかたちとなることか
ら、カッタツール51全体の剛性が低下することとなっ
て好ましくない。
【0006】加えて、一つのカッタボデー52に三種類
のチップ53,54,55が装着されている関係上チッ
プの種類や数量が多く、チップの製造コストや工具管理
工数が増大することになる。特に、上記座面切削加工用
のチップ54と面取り加工用のチップ55との関係につ
いてみた場合、図10に示すように双方のチップ54,
55の軌跡をツール回転方向で互いに重ね合わせるよう
に投影させたときにできる合成軌跡が所望する座面Fと
面取り部Qとの相対位置関係となるように、双方のチッ
プ54,55を互いに位相をずらせてカッタボデー52
に装着しているため、特に面取り加工用のチップ55に
ついては実際の加工量の割にはその形状自体もしくは座
面切削加工用のチップ54からのオーバーハング量Hが
極端に大きく、これが先に延べたチップ55全体の製造
コストを増大させる要因となっている。
【0007】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、座面切削加工用のチップと面取り加工用チ
ップとを実質的に1チップ化することで従来の種々の問
題点を解消したスローアウェイチップとそのスローアウ
ェイチップを用いたカッタツールの構造を提供しようと
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、切削加工用の少なくとも一つの刃部を備えたスロー
アウェイチップであって、前記刃部は、座面切削加工用
切れ刃と、この座面切削加工用切れ刃に連続して所定の
面取り角をもって形成された面取り加工用切れ刃と、を
備えていることを特徴としている。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明の座面切削加工用切れ刃と面取り加工用切
れ刃とが鈍角をなしていることを特徴としている。
【0010】上記のスローアウェイチップは、従来のも
のと同様にクランプねじ等の固定手段を用いてカッタボ
デーに着脱可能に装着される。
【0011】したがって、これら請求項1,2に記載の
発明では、従来の座面切削加工用のチップと面取り加工
用のチップとが実質的に1チップ化されたかたちとなっ
ていて、一つの刃部が座面切削加工用切れ刃と面取り加
工用切れ刃とを備えているから、単一のスローアウェイ
チップの単一の刃部をもって座面切削加工と面取り加工
とが同時並行的に行われることになる。そして、請求項
2に記載の発明では、座面切削加工用切れ刃と面取り加
工用切れ刃とが鈍角をなしているが故に、切削加工を施
すべき座面に連続する部位にその座面と俯角をなすよう
にして面取り部が形成される。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明のスローアウェイチップを前提とした上
で、前記刃部がチップ本体の軸心を回転中心とした回転
対称位置に少なくとも二つ設けられていることを特徴と
している。
【0013】したがって、この請求項3に記載の発明で
は、単一のスローアウェイチップに付帯する二つの刃部
が同時に使用されることはなく、いずれか一つの刃部が
選択使用される。すなわち、単一のスローアウェイチッ
プが少なくとも二つの刃部を有していることにより、例
えば一方の刃部が摩耗したような場合には、従来と同様
にスローアウェイチップのコーナーチェンジを行うべく
スローアウェイチップを回転変位させ、他方の刃部を所
定位置に割り出すことでその後の加工に対処可能とな
る。
【0014】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
〜3のいずれかに記載の発明のスローアウェイチップが
カッタボデーのうちそのカッタボデーの軸心を回転中心
とした回転対称位置に少なくとも二つ装着されているこ
とを特徴としている。
【0015】したがって、この請求項4に記載の発明で
は、座面切削加工用切れ刃と面取り加工用切れ刃とがそ
れぞれ二つずつ存在することによって単純にその仕事量
が二倍となる。これにより、送りや切削速度を高めても
何ら不都合は生じないことになる。
【0016】
【発明の効果】請求項1,2に記載の発明によれば、ス
ローアウェイチップの刃部が座面切削加工用切れ刃とこ
の座面切削加工用切れ刃に連続して所定の面取り角をも
って形成された面取り加工用切れ刃とを備えていて、実
質的に従来では二つのチップに分離独立していたものを
1チップ化したものであるから、その形状を大幅に小さ
くしてコストダウンを図ることができるとともに、カッ
タボデーに対する取付スペース的な制約を緩和できる。
その結果として、単一のカッタボデーに対して少なくと
も二つ配置すれば従来のように有効刃数が一つに制限さ
れることがないから、送りや切削速度を高めて切削効率
の向上ひいては生産性の向上に大きく貢献できるように
なる。
【0017】また、請求項3に記載の発明によれば、前
記刃部がチップ本体の軸心を回転中心とした回転対称位
置に少なくとも二つ設けられていることから、従来のも
のと同様に一方の刃部が摩耗した場合にはいわゆるコー
ナーチェンジにより他方の刃部を使用することが可能と
なり、スローアウェイチップ本来の機能がいささかも阻
害されることがない。
【0018】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
上記スローアウェイチップがカッタボデーのうちそのカ
ッタボデーの軸心を回転中心とした回転対称位置に少な
くとも二つ装着されていることから、先に述べた請求項
1,2に記載の発明の効果が一段と顕著となる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1〜5は本発明の好ましい実施
の形態を示す図であって、特に図1はスローアウェイ式
のカッタツールの全体説明図を、図3は図1の要部拡大
図を、図4はスローアウェイチップ単独での構成をそれ
ぞれ示している。そして、図1のカッタツール1は、複
合切削として、ワークWにおける穴Pの内径切削とその
穴Pの開口縁の座面Fの切削および穴Pの内周面と座面
Fとのなすコーナー部に面取り加工を施す場合の例を示
している。
【0020】図1,2に示すように、マシニングセンタ
等の工作機械の主軸50に装着されるカッタツール1
は、シャンク部2aと大径軸部2bおよび小径軸部2c
とを含んでなる段付き軸状のカッタボデー2と、このカ
ッタボデー2のうち小径軸部2cの先端に装着された内
径切削加工用の一対のスローアウェイチップ3と、同じ
くカッタボデー2のうち大径軸部2bの先端に装着され
た面取り加工機能付きの座面切削加工用の一対のスロー
アウェイチップ4とから構成されている。なお、上記小
径軸部2cおよび大径軸部2bには、それらの軸心を回
転中心としたときの回転対称位置二箇所を切除するよう
にして逃げ溝5が形成されている。また、チップ3,4
はいずれも超硬合金等の高硬度の材料にて形成されてい
る。
【0021】上記内径切削加工用のスローアウェイチッ
プ3は、基本的には従来のものと同様に略矩形状のもの
として形成されていて、小径軸部2cのうちカッタボデ
ー2の軸心を回転中心とした回転対称位置すなわち逃げ
溝5の壁面に180度位相をずらしたかたちで図示外の
クランプねじ等により着脱可能に固定されている。そし
て、この内径切削加工用のスローアウェイチップ3はそ
の外周四辺部のいずれもが独立した刃部となっていて、
いずれかの刃部を小径軸部外周面の最大直径部よりもわ
ずかに突出するように選択的に割り出すことで内径切削
加工用の切れ刃として機能するようになっている。
【0022】一方、座面切削加工用のスローアウェイチ
ップ4は、略対角線上の二箇所に突起部6を有する略変
形矩形状のものとして形成されていて、大径軸部2bの
うち内径切削加工用のスローアウェイチップ取付位置と
同位相位置すなわち逃げ溝5の壁面に180度位相をず
らしたかたちで図示外のクランプねじ等により着脱可能
に固定されている。
【0023】より詳しくは、この座面切削加工用のスロ
ーアウェイチップ4は、図4にも示すように取付穴7が
貫通形成された略長矩形状のチップ本体8を主体として
形成されていて、チップ本体8のうち取付穴7をはさん
で相互に対向する平行な二つの辺部が独立した座面切削
加工用の切れ刃8aとなっている。そして、これら座面
切削加工用の切れ刃8aとなる各辺部にはそれとほぼ直
角方向に向けて突起部6が一体に形成されていて、先に
述べたように取付穴7をはさんでチップ本体8の略対角
線上に一対の突起部6が形成されていることによりチッ
プ4全体が略変形矩形状のものとなっている。
【0024】この突起部6には、隣接する各辺部の座面
切削加工用の切れ刃8aと連続するように所定の面取り
角θをもって斜状の面取り加工用の切れ刃8bが形成さ
れていて、この座面切削加工用の切れ刃8aと面取り加
工用の切れ刃8bとは鈍角をなしている。なお、上記面
取り角θは面取り部Qの面取り角度に応じて設定され
る。そして、互いに隣接することになる座面切削加工用
の切れ刃8aと面取り加工用の切れ刃8bとが相互に対
をなすことで刃部9が形成されている。これにより、座
面切削加工用のスローアウェイチップ4としては取付穴
7を回転中心した回転対称位置に選択使用が可能な二組
の刃部9,9を有していることになり、いずれか一方の
刃部9のうち座面切削加工用の切れ刃8aがカッタボデ
ー2の軸心に対して直角となるように大径軸部2bに固
定されている。
【0025】したがって、本実施の形態のスローアウェ
イ式のカッタツール1によれば、カッタボデー2のうち
小径軸部2cの先端には180度位相をずらしたかたち
で一対の内径切削加工用のスローアウェイチップ3が装
着されていて、同じくカッタボデー2のうち大径軸部2
bの先端には上記内径切削加工用のスローアウェイチッ
プ3と同位相位置に座面切削加工および面取り加工用の
一対のスローアウェイチップ4が装着されている。
【0026】そのため、カッタボデー2に所定の切削速
度条件での回転運動と送りとを与えれば、最初に内径切
削加工用の一対のスローアウェイチップ3によって穴P
の内周面の切削加工が行われる。その後、上記内径切削
加工が末期に至ると、座面切削加工および面取り加工用
の一対のスローアウェイチップ4によって面取り部Qの
面取り加工と座面Fの切削加工とが同時並行的に行われ
るようになる。すなわち、座面切削加工および面取り加
工用の一対のスローアウェイチップ4は、ともに面取り
加工用切れ刃8bと座面切削加工用切れ刃8aとを個別
に有していることから、面取り部Qの切削加工について
も180度位相がずれた二つの切れ刃8b,8bの同時
切削作用によって行われ、同様に座面Fの切削加工につ
いても同じく180度位相がずれた二つの切れ刃8a,
8aの同時切削作用によって行われることになる。
【0027】このように本実施の形態によれば、内径切
削加工のみならず面取り加工および座面切削加工につい
てもそれぞれに二つの切れ刃8b,8bもしくは8a,
8aによって切削が行われることから、少なくとも面取
り加工および座面切削加工のカッタツール1回転当たり
の切削仕事量は単純に二倍となり、従来よりも送りや切
削速度を高めることができるようになって切削効率が向
上し、生産性が向上することになる。
【0028】また、図5と図10とを比較すると明らか
なように、従来の面取り加工用の切れ刃からカッタボデ
ー52の直径方向外側へのオーバーハング量がHである
のに対して、本実施の形態における同等部位のオーバー
ハング量はHsとなり(Hs≪H)、同様に図1と図8
とを比較すると明らかなように、従来の面取り加工用の
切れ刃からカッタボデー52の軸心方向側への食い込み
量がDであるのに対して、本実施の形態における同等部
位の食い込み量はDsとなり(Ds≪D)、いずれの場
合にも両者の差は歴然である。
【0029】これらは、従来では座面切削加工と面取り
加工ごとに相互に独立せざるを得なかった二つのチップ
を実質的に1チップ化した本実施の形態によって初めて
もたらされるものであり、面取り加工用切れ刃8bと座
面切削加工用切れ刃8aとを有しながらもチップ4全体
が大幅に小型化されることによってチップ4自体の材料
低減によるコストダウンを図ることができるほか、例え
ば上記チップ4が装着される逃げ溝5の壁面に凹部を形
成してその凹部にチップ4を着座させるような場合に、
上記Ds≪Dの関係よりしてカッタボデー2の軸心側へ
の彫り込み量を小さくできることから、カッタツール1
全体の剛性をも十分確保できることになる。
【0030】ここで、本実施の形態における座面切削加
工用および面取り加工用のスローアウェイチップ4は、
座面切削用切れ刃8aと面取り加工用切れ刃8bとを含
んでなる刃部9を二組有しているものであるから、例え
ば一方の刃部9が摩耗したような場合には従来と同様に
いわゆるコーナーチェンジによりもう一方の刃部9に切
り換えて使用することができる。
【0031】例えば、図3において現在加工可能位置に
割り出されている下側の刃部9が摩耗したような場合に
は、そのスローアウェイチップ4を一旦取り外して18
0度回転させることにより、もう一方の刃部9による加
工が可能となる。
【0032】また、多品種少量生産形態のように面取り
部Qの角度が異なるワークWの加工が予想される場合に
は、図6の(A)〜(C)に示すように面取り加工用切
れ刃8bの面取り角θが異なる数種類のチップを予め用
意しておき(例えば、θ1=30°、θ2=45°、θ
3=60°)、これらのなかから選択使用するのが望ま
しい。
【0033】図7は本発明の第2の実施の形態を示す。
この実施の形態では、カッタツール1の送りや切削速度
を高くすることが要求されない場合に、図1〜3に示し
た第1の実施の形態のスローアウェイチップ4と図8,
9に示した従来の座面切削加工用のスローアウェイチッ
プ54とを併用したものである。
【0034】図7から明らかなように、双方のスローア
ウェイチップ4,54は、カッタボデー2の軸心を回転
中心として180度位相をずらした位置にそれぞれ装着
されていて、座面Fの切削にはチップ4の切れ刃8aと
チップ54の切れ刃との二つの切れ刃が関与するのに対
して、面取り部Qの切削にはチップ4側の単一の切れ刃
8bのみが関与することになる。
【0035】本実施の形態では、面取り加工時の仕事量
は第1の実施の形態のものより減ることになるものの、
例えば面取り量がきわめて小さいいわゆる糸面取り加工
のような場合には十分に対応可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、スロー
アウェイ式カッタツール全体の構成説明図。
【図2】図1に示すカッタツールの右側面図。
【図3】図1の要部拡大説明図。
【図4】(A)は図3に示すスローアウェイチップ単体
での構成説明図、(B)は同図(A)の右側面図。
【図5】図3に示すスローアウェイチップの構成説明
図。
【図6】面取り角が異なるスローアウェイチップの説明
図。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す構成説明図。
【図8】従来のカッタツールの代表的な構造を示す説明
図。
【図9】図8の右側面図。
【図10】図8に示す座面切削加工用チップと面取り加
工用チップとの相互関係を示す説明図。
【符号の説明】
1…カッタツール 2…カッタボデー 4…スローアウェイチップ 6…突起部 7…取付穴 8…チップ本体 8a…座面切削加工用切れ刃 8b…面取り加工用切れ刃 9…刃部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削加工用の少なくとも一つの刃部を備
    えたスローアウェイチップであって、前記刃部は、座面
    切削加工用切れ刃と、この座面切削加工用切れ刃に連続
    して所定の面取り角をもって形成された面取り加工用切
    れ刃と、を備えていることを特徴とするスローアウェイ
    チップ。
  2. 【請求項2】 前記座面切削加工用切れ刃と面取り加工
    用切れ刃とが鈍角をなしていることを特徴とする請求項
    1に記載のスローアウェイチップ。
  3. 【請求項3】 前記刃部は、チップ本体の軸心を回転中
    心とした回転対称位置に少なくとも二つ設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のスローアウ
    ェイチップ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のスロー
    アウェイチップがカッタボデーのうちそのカッタボデー
    の軸心を回転中心とした回転対称位置に少なくとも二つ
    装着されていることを特徴とするスローアウェイ式カッ
    タツール。
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