JP2002052148A - 遊技機、パチンコ機、広告情報提供サーバ、又は端末又はサーバのいずれかの装置、若しくは記憶媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 広告情報を効率的にゲームプレーに邪魔にな
らないように表示することができるようにすることを目
的とする。 【解決手段】 外部から広告情報が伝達され、当該広告
情報を受信し表示可能な表示手段を備えた遊技機であっ
て、前記広告情報は遊技者の前記広告情報の要求操作に
応じて外部から伝達されることを特徴とする遊技機。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、例えばパチンコ
ホールなどの遊技場や、インターネット空間内に仮想的
に設置されるインターネットカジノなどに適用されて、
前記遊技場のパチンコ機やパチスロ機などの遊技機の表
示手段に宣伝広告情報等を表示する情報伝達手段を備え
た遊技機に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から知られるこの種の技術として
は、特開２０００−３３１７２号（従来例イ）、特開平
１１−２５３６４７号（従来例ロ）、特開平１０−２８
６３５５号（従来例ハ）、特開平９−２９９５４９号
（従来例ニ）、特開平９−１４９９６７号（従来例
ホ）、特開平９−１４０９１７号（従来例ヘ）が知られ
ている。

【０００３】前記従来例イのものは、遊技場外部から送
信されるニュース、天気予報などのほか、ＣＭ、お知ら
せなどを、パチンコ機の遊技盤の下部に配設した情報表
示部で表示するといったものである。

【０００４】また、従来技術ロのものは、遊技場側から
案内情報、コマーシャル情報、大当たり情報などを各遊
技機に送信し、図柄変動表示部にて表示させるものであ
る。

【０００５】さらに、従来例ハのものは、変動図柄自体
を宣伝広告内のの図柄とするものである。

【０００６】そして、上記従来例ニのものは、パチンコ
遊技情報や宣伝広告などの通知情報を、別途設けた情報
表示部にて表示させるものである。

【０００７】次に、上記従来例ホのものでは、記憶手段
に記憶された広告画像を、図柄変動表示手段にて表示さ
せるものである。

【０００８】最後に、上記従来例ヘのものは、遊戯方
法、営業態様、広告宣伝等の文字情報を各遊技機の表示
パネルにて表示させるといったものである。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】上記従来例イ〜従来例
ヘのものでは、パチンコ機のプレーヤの意思に関係な
く、一方的に提供されるものであったため、前記プレー
ヤにとっては目障りに感じるなどの問題の他、前記広告
宣伝を図柄変動表示手段にて表示する場合は、このよう
な目障りに感じることが更に顕著となる。

【００１０】またインターネットを通じて、インターネ
ット空間（あるサーバ内で表現される）の仮想パチンコ
店で使用者のパソコンなどの端末を利用して、前記パチ
ンコ店内のパチンコ機を操作してパチンコプレーを行う
ようなことも提案されているが、この場合にも前記端末
の表示手段に広告宣伝等の表示情報を表示すると前述し
たように目障りとなる他、前記端末での操作が重くなる
（操作の応答性が遅くなる）などの新たな問題が生じる
可能性があり、プレーヤの意思により前述したような宣
伝広告情報が表示手段に表示されるものではないため、
プレーヤにとって面白さを阻害するなどの問題が生じ
る。

【００１１】この発明は上述した問題点を解決すること
を目的としてなされたものであり、具体的には、プレー
ヤの意思によって適宜に宣伝広告情報を表示手段に表示
するようにすることにより上記問題を解消するパチンコ
機などの遊技機を提供し、しかも、インターネットパチ
ンコやインターネットパチスロに適用すれば更に好適
な、パチンコに通じて行われる宣伝方法を提供すること
を目的としている。

【００１２】

【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するため、この発明では、以下のような構成を採用して
いる。

【００１３】すなわち、請求項１の発明では、「外部か
ら広告情報が伝達され、当該広告情報を受信し表示可能
な表示手段を備えた遊技機であって、前記広告情報は遊
技者の前記広告情報の要求操作に応じて外部から伝達さ
れることを特徴とする」ものである。

【００１４】この発明のように、遊技情報（ゲーム情
報）を表示する表示手段に、従来のように遊技者の意思
に関係なく表示手段に直接又は他の表示手段を用いて表
示するのではなく、遊技者の意思により表示手段に表示
することができる。したがって、前記表示手段に表示さ
れる遊技画面に遊技者が神経を集中させることができる
といったメリットがある。

【００１５】前記要求操作としては、遊技機に設けられ
た複数のボタンスイッチ又はタッチパネルスイッチを操
作することにより、外部から広告情報を取得するための
アドレス情報が外部に送出される。そして、送出された
アドレス情報に基づいた広告情報が前記表示手段に表示
されるようにすることもできる。

【００１６】前記広告情報としては、企業アピールの宣
伝情報に限らず、その遊技機の遊び方や攻略方法などを
含む。このように、広告情報として、その遊技機の遊び
方や攻略方法を前記表示手段に表示させるようにすれ
ば、その遊技者のレベルに合わせたアドバイスを前記表
示手段を通じて行うことができるといった効果が期待で
る。又、別の広告情報としては、その遊技機で得ること
ができる、景品の紹介を行うことにより、後述する仮想
のパチンコ機又はパチンコ機でプレーしてこの景品を得
ようとかといった楽しみを提供することもできる。

【００１７】次に、請求項２の発明によれば、「外部か
ら広告情報が伝達され、当該広告情報を受信し、その受
信した広告情報を表示可能な表示手段を備えたパチンコ
機であって、前記表示手段には、通常状態においてパチ
ンコのゲーム情報が表示され、前記パチンコ機の遊技者
の前記広告情報の要求操作により、前記表示手段には、
前記広告情報が表示され、前記パチンコ機がリーチ若し
くは大当たり状態となった場合には、前記表示手段に対
する広告情報の表示を強制的に縮小又は解除して、前記
パチンコのゲーム情報を優先的に表示手段に表示するよ
うに制御する制御部を備えることを特徴とする」もので
ある。

【００１８】この発明によれば、通常状態においてパチ
ンコ機の表示手段を見ながらひたすらパチンコ玉を打ち
続けるといった単調なプレーに遊技者が飽きるなどした
場合、遊技者の要求操作により前記表示手段に前記広告
情報を表示して、気分転換ができるようになるととも
に、パチンコ機がリーチ又は大当たりなどの特定の状態
となった場合には、強制的に広告情報を表示手段に対し
て縮小表示するか、或いは強制的に広告情報の表示を解
除して、前記特定の状態に応じたゲーム情報を前記表示
手段に表示するようにしているから、広告情報を見てい
てリーチが来ていることや大当たりが来ていることを知
らないなどの恐れを回避することができる。

【００１９】次に、請求項３の発明では、「複数のパチ
ンコ機と通信回線を通じて通信可能に接続可能な広告情
報提供サーバであって、前記サーバは、前記パチンコ機
からの広告情報要求信号を受けて、前記パチンコ機に表
示手段に広告情報を表示することを特徴とする」ものと
している。

【００２０】この発明によれば、既に述べた請求項１お
よび請求項２の発明と同様の効果が期待することができ
る。

【００２１】特に、この発明によれば、通信回線を通じ
て１つ以上の広告情報提供サーバと接続することができ
るようにすれば、様々な広告情報を見て気分転換を行う
ことができる。つまり、パチンコ機をただひたすら打つ
といったことに飽きた遊技者の気分転換に寄与できるも
のである。

【００２２】そして、請求項４の発明では、「インター
ネット等の通信回線を通じてサーバと接続され送受信可
能な端末とから構成されるゲームシステムにおいて使用
される端末又はサーバのいずれかの装置であって、前記
端末又は／および前記サーバには、前記通信回線を通じ
てパチンコゲーム又はスロットマシンゲームがプレー可
能なように所定のプログラムが記憶され、遊技者は、前
記端末を通じて、前記サーバ内で形成される仮想のパチ
ンコホール又は仮想のスロットマシンホールに入店し、
その仮想のパチンコホール又はスロットマシンホールに
仮想的に複数設置されるパチンコ機又はスロットマシン
の中から、適宜選択した仮想のパチンコ機又はスロット
マシンにてゲームプレーが可能であり、前記遊技者は、
前記端末を操作することにより、前記ゲームプレー中に
前記端末の表示手段に前記サーバから転送される広告情
報を表示可能であり、前記表示手段に前記広告情報を表
示した状態で進行する前記ゲームプレーがリーチ又は大
当たりとなった場合には、前記表示手段に表示される広
告情報の表示エリアを縮小又は解除して進行する前記ゲ
ームプレーのリーチ画面又は大当たり画面を前記遊技者
の意思に関係なく強制的に表示する制御プログラムを内
蔵することを特徴とする」ものである。

【００２３】この発明によれば、請求項１又は２で既に
述べた効果が期待できるとともに、前記端末側と前記サ
ーバ側とに、前記所定のプログラムを分散記憶又はサー
バ側に記憶させるように構成すれば、サーバ側でプログ
ラム内容を適宜に書き換え更新して新たな仮想パチンコ
機又は仮想スロットマシンを遊技者に遊技させることが
できるといったメリットがある。つまり、ゲームの基本
的なデータはサーバ側で管理するようにすることによ
り、全ての端末所有者に対して同じ条件で同じゲームを
提供することが可能となる。

【００２４】そして、請求項６の発明によれば、「サー
バと、インターネット等の通信回線を通じて前記サーバ
と接続されデータを送受信可能な端末とから構成される
ゲームシステムにおいて使用されるプログラムを記憶し
た記憶媒体であって、前記記憶媒体は、前記端末又は／
および前記サーバに設けられ、前記記憶媒体に記憶され
たプログラムによって、前記インターネット回線を通じ
てパチンコゲーム又はスロットマシンゲームがプレー可
能であり、しかも前記プログラムは、遊技者が前記端末
の操作によってオートプレーモードと、マニュアルプレ
ーモードとを選択可能に制御する制御プログラムを含む
ことを特徴とする」ものである。

【００２５】この発明によれば、端末を利用して自宅な
どで、仮想パチンコゲームやスロットマシンゲームを継
続的に行っている状態であって、突然の来客や電話など
があって前記ゲームを継続できない要因が発生した場合
でも、オートプレーモードに切り替えることにより対応
することができる。

【００２６】また、リーチや大当たりが前記ゲームにお
いて予め設定される確率の関係から、なかなかその状態
にならない場合があり、このような場合には、オートプ
レーモードに切り替えて気分転換をすることができる。

【００２７】そして、前記オートプレーモードにおい
て、大当たりやリーチが発生した場合に、前記端末のス
ピーカ等の告知手段を通じて遊技者に大当たりやリーチ
が発生したことを告知するように構成しても良い。

【００２８】さらに、前記告知手段により大当たりやリ
ーチが発生した場合に、遊技者に告知した後に、オート
プレーモードからマニュアルプレーモードに切り替える
ことにより、楽しみの大きい大当たりやリーチ状態での
マニュアルプレーを楽しむことができる。

【００２９】なお、上記インターネット回線網等の通信
回線を通じて仮想のパチンコホールや仮想のスロットマ
シンホールに入店し、複数設置される仮想のパチンコ機
又は仮想のスロットマシンを選択する場合の指標とな
る、累積大当たり回数や累積変動数を適宜に端末側の操
作によって遊技者が認識できるように構成することもで
きる。

【００３０】このように、上記インターネット回線網等
の通信回線を通じて仮想のパチンコホールや仮想のスロ
ットマシンホールには、多数の端末から同時アクセスで
きるように設定することにより、まるで実際のパチンコ
ホールやスロットマシンホールに足を運んでプレーする
のと同様の気持ちで行うことができる。

【００３１】更に、前記端末を実際のパチンコホールの
パチンコ機にアクセスして、前記端末により遠隔操作プ
レーが行えるように構成しても良い。

【００３２】いずれにしても、自宅等のパチンコホール
やスロットホールでない場所にいながら、ゲームを楽し
むことができるので、タバコの匂いやホールの広さ、或
いはゲームを行う姿勢に制約されることなく、遊技者自
身が作った自由な環境でもってゲームすることができる
といった効果が期待できる。

【００３３】

【発明の実施の形態】本発明は、パチンコ機に限らず、
パチスロ機やスロットマシン、或いはインターネット回
線網に接続されサーバ内に置かれた仮想のパチンコホー
ルやスロットマシンホールにも適用可能であるが、この
発明では、パチンコ機に適用した場合を例にとって、以
下にその一実施の形態について説明する。

【００３４】ここで、発明を適用した実施の形態の本質
部分を説明する前に、パチンコ機の概要について説明す
る。図？？？に示すのは、本発明を適用したパチンコ機
の概観正面図である。

【００３５】パチンコ機は、本体枠４０と、当該本体枠
４０に組み込まれた遊戯盤４１と、前記遊戯盤４１の前
面側であって前記本体枠４０の窓枠４２と、この窓枠４
２に開閉自在に設けられたガラス窓４３と、前記ガラス
窓４２の下側であって、前記本体枠４０の前面には、順
次上皿４４及び下皿４５が設けられ、前記下皿４５の右
側には、発射ハンドル４６が配置してある。

【００３６】前記遊戯盤４１には、図示しないが、その
前面に複数の障害釘（図示せず）が打ちこまれている。
最近では、このような釘は打ち込まれるのではなくて、
前記遊技盤４１を樹脂素材で構成し、この樹脂素材の遊
技盤４１に金属製の棒状態を前面側に向けて植設したも
のも存在し、このような構成のパチンコ機（パチコン
機）にも本発明は適用できるものである。この明細書の
中で、パチンコ機というのは、前記パチコン機を含む概
念である。

【００３７】また、前記発射ハンドル４６は、遊技者が
その発射ハンドル４６を把持し、前記本体枠４０に対し
て回動操作可能に設けられており、前記発射ハンドル４
６の裏側には、発射モータ４７が装着されている。そし
て、前記発射ハンドル４６が遊技者によって時計回り方
向へ回動操作されると、前記発射モータ４７に電力が供
給され、前記上皿４４に貯留されたパチンコ球が繰り返
し打ち出される。

【００３８】打ち出されたパチンコ球は、前記遊戯盤４
１上に設けられたレール４１Ａに案内されて前記遊戯盤
４１の上部に移動し、その後は、前記複数の障害釘に当
たりながら遊戯盤４１の下部に向かって落下する。

【００３９】また、前記遊戯盤４１の前面には、後述す
る表示画面５４、７セグメント表示部５６、保留ランプ
５８、装飾ランプ５９、パチンコ玉の入賞口であるシャ
ッタ４８とが設けられている。

【００４０】以上が、パチンコ機の概観説明であるが、
次に機能について、図１９に示す機能ブロック図を参照
しつつ説明する。

【００４１】このパチンコ機には、パチンコ機の制御プ
ログラムが記憶された記憶部５１としてのＲＯＭと、一
時記憶部５２としてのＲＡＭと、制御プログラムを実行
させる制御部５３としてのＣＰＵとが備えられている。

【００４２】記憶部５１には、制御プログラムのほか、
液晶を用いた表示画面５４において表示される遊技に登
場するキャラクタ画像、背景画像及び図柄に関する画像
データ、遊技に用いる音データ、あるいは制御プログラ
ムを実行するための初期データなどが記憶されている。

【００４３】一時記憶部５２は、新たな入力データや制
御部５３による演算結果を一旦記憶する。

【００４４】制御部５３は、表示画面５４における各種
画像データの表示制御手段としても機能し、特に、図柄
表示、図柄回転停止及び図柄組合せの制御手段として機
能する。また、制御部５３は、音再生部５５としてのス
ピーカを用いて記憶部５１の音データを音楽または音声
として適宜再生するよう制御を行う。

【００４５】パチンコ機は、上記機能のほか、ＬＥＤを
用いた７セグメント表示部５６、弾球を入賞させる開閉
自在のシャッタ（後述する）を駆動させるソレノイド５
７、図柄回転の有効回数を示す保留ランプ５８、及び大
当たり時やリーチ時に点滅あるいは点灯する装飾ランプ
５９が備えられており、これらは制御部５３により制御
される。

【００４６】なお、図？？には図示していないが、前記
表示画面５４と制御部５３との間には、後述する画像処
理部１５が設けられている。

【００４７】次に、上述したパチンコ機が複数設置され
るパチンコホールに本発明を適用した例について説明す
る。

【００４８】図１に示すのは、この発明のシステム構成
を示す図である。

【００４９】図において１は、サーバであり、このサー
バ１は、インターネット回線網２を通じて、パチンコホ
ール１０のホール側サーバ１１と送受信可能に接続でき
るように構成されている。

【００５０】そして、前記サーバ１１は、前記パチンコ
ホール１０内の複数のパチンコ機１２・・１２と通信回
線１３を通じて接続されている。

【００５１】前記サーバ１内には、各種の広告情報デー
タが記憶されており、当該記憶された広告情報データを
前記パチンコ機１２からの要求により広告情報データを
送信する。

【００５２】図２に示すのは、前記パチンコホール１０
のシステムブロック図である。前記サーバ１から送出さ
れた広告情報データは、インタネット回線網２を通じ
て、パチンコホール１０内のサーバ１１に導入Ａされ、
パチンコ機の遊技盤４１に設けられた表示手段５４に表
示するために、前記サーバ１１からパチンコ機１２の画
像処理部１５に送出Ｂされる。

【００５３】前記画像処理部１５に送出された広告情報
データは、一旦、フレームメモリ１５Ａに記憶され、前
記表示手段５４に送出される。

【００５４】通常状態においては、前記制御部５３に予
め用意されたパチンコゲーム用の画像データを基に、表
示手段としての前記表示画面５４に表示するパチンコ画
面データを生成し、前記画像処理部１５のフレームメモ
リ１５Ｂに記憶される。そして、前記フレームメモリ１
５Ｂに１／６０秒毎に表示画面５４の１枚分に相当する
画像が更新されて前記表示画面５４に送られることによ
り、遊技者は表示画面５４上に表示されるパチンコゲー
ム用の動画画面を見ながらパチンコプレーを行うことが
できる。

【００５５】また、前記制御部５３には、遊技者自身の
意思により入力可能な入力手段１６が設けられている。
前述したように、遊技者が発射ハンドル４６を把持して
パチンコプレーを行った状態で、前記入力手段１６によ
り入力を行うことにより、サーバ１１を通じて外部のサ
ーバ１からの広告情報を適宜前記表示画面５４に表示さ
せることができる。この時、前記入力手段１６の入力に
よりサーバ１１から送出Ｂされる画像データを記憶した
フレームメモリ１５Ａの画像情報を表示画面５４に対し
て送るように、切替手段１７が作用する。

【００５６】この実施の形態では、前記切替手段１７に
より、パチンコゲーム用の画面から広告情報表示画面に
完全に切替える方式を採用したが、これに限らず、前記
切替え手段を合成手段に置換し、前記入力手段１６によ
る広告情報要求に応じてパチンコゲーム用の画面の一部
に前記広告情報を表示するように構成することも可能で
ある。

【００５７】入力手段１６により要求可能な広告情報は
複数用意し、それらの選択肢から遊技者が選択すると、
前記制御部５３を通じて、広告情報を抽出する外部のサ
ーバ１のアドレスが送出されるように構成することもで
きる。この場合、選択された選択肢に応じて異なる外部
のサーバ１から広告情報を抽出することになる。

【００５８】図３、図４に示すのが、この発明を適用し
たシステムの流れを示すフロー図である。

【００５９】まず、パチンコ機のプレーを開始すると、
前記表示画面５４には通常画面が表示される。（Ｓ１） 次に、前記入力手段１６を用いて遊技者が広告情報を要
求すると、外部のサーバ１から該当する広告情報を抽出
し、表示画面５４に表示させる。（Ｓ２）この時、パチ
ンコ機によるパチンコプレーは継続して行われており、
前記発射モータ４７によりパチンコ玉が打ち続けらてい
る。

【００６０】そして、遊技者が広告情報を見たくないと
判断した場合には、前記入力手段１６の入力により広告
情報の要求を解除する。（Ｓ３）解除した場合には、前
述した通常画面が表示画面５４に表示される。

【００６１】また、広告情報を表示画面５４に表示させ
ている状態時に、平行して行われているパチンコプレー
がリーチ状態若しくは大当たり状態となった場合には、
前記制御部５３は強制的に広告情報の表示を解除して、
パチンコプレー用の画面に切替えるようにしている。
（Ｓ４） 大当たりが終了すると、前記通常画面を再度表示する。
（Ｓ５） 次に、インターネット等の通信回線を通じて自宅等に設
置されるパソコン等の端末２０と接続され送受信可能な
端末とから構成されるゲームシステムに本発明を適用し
た他の実施の形態について、図５および図６に基づいて
説明する。

【００６２】図において、１は前述したと同様の広告情
報を保管し、この保管した広告情報をインターネット２
を介して端末２０に送出可能なサーバである。

【００６３】このサーバ１からの広告情報は、インター
ネット回線網２を介してパチンコゲーム管理用のサーバ
２５を通じて、専用の通信回線２６を介して端末２０・
・２０に送られる。

【００６４】前記パチンコゲーム管理用のサーバ２５に
は、パチンコゲームがプレー可能とするゲーム画像／音
声情報を含む所定のプログラムが記憶されており、この
サーバ２５内では、前記所定のプログラムに基づいて仮
想のパチンコホールが形成されている（いわゆるバーチ
ャルパチンコホールが運営されている）。

【００６５】そして、前記サーバ２５と遊技者が操作す
る端末２０とは、専用の通信回線によって接続されてい
る。勿論、このような専用の通信回線で端末と接続する
場合に限らず、前述したインターネット回線網２を通じ
て接続するように構成することもできるが、セキュリテ
イ等の問題から専用の回線としている。

【００６６】前記端末２０は、前述したようなパチンコ
機１２でも良いが、この実施の形態では、パソコンを端
末といしている。したがって、遊技者は、パソコンの表
示画面に表示されるパチンコ機をマウスや他のコントロ
ーラ等の入力手段を使用して操作する。

【００６７】操作するとは、通常のパチンコ機を打つの
と同じように、表示画面上で表現されるパチンコ機でゲ
ームプレーを行うことである。

【００６８】また、前記端末２０には、遊技者の広告情
報の要求を前記端末２０の入力手段で行うことにより、
前記端末２０から要求した広告情報をサーバ１から適宜
に入手することが可能となる。

【００６９】前述したパチンコ機１２と同様に、前記端
末２０で行われるパチンコゲームにおいても、表示画面
上に表示される遊技盤に設けられた表示画面に、前記サ
ーバ１から転送された広告情報が表示され、リーチ又は
大当たりとなった場合には、前記所定のプログラムに含
まれる制御プログラムによって、前記遊技者の意思に関
係なく強制的にリーチ画面又は大当たり画面を表示する
ように制御される。

【００７０】しかも、前記プログラムによって、オート
プレーモードとマニュアルプレーモードとが前記端末２
０の入力手段により選択可能であり、遊技者が前記入力
手段によりオートプレーモードを選択することにより、
前記遊技者が端末２０を離れてもパチンコプレーが続行
されるようになる。

【００７１】勿論、この実施の形態では、プログラムを
全てサーバ２５に保管して、端末２０から適宜に必要な
プログラムをダウンロードし、ゲームプレーを行えるよ
うに構成したが、これに限らず、前記端末２０とサーバ
２５とのゲームプレーに必要なプログラムを分散した記
憶させるようにしても良いのは勿論である。

【００７２】前記プログラムは、サーバ２５や端末２０
のハードディスクに記憶するようにすれば良く、他の記
憶媒体としてＣＤ−ＲＯＭなども採用できるのは勿論で
ある。

【００７３】次に、図６に示すのが、バーチャルパチン
コホールの見取り図であり、前記端末２０が通信回線２
６を通じて前記サーバ２５に接続され、選択したパチン
コホールに入店すると、表示されるものである。図にお
いて、１２Ａは、仮想のパチンコ機であって、このパチ
ンコ機１２Ａは前述したパチンコ機１２と同様の構成を
仮想的に映像上で備えている。

【００７４】そして、前記端末２０の入力手段の操作に
よって、仮想のパチンコーホールに設けられた複数のパ
チンコ機１２Ａの中から遊技者自身の意思によってどの
仮想パチンコ機１２Ａでゲームを行うかを選択可能であ
る。しかも、その選択の目安として、各仮想のパチンコ
機１２Ａで本日の大当たり回数が何回なのかをサーバ２
５側で累積的にカウントするように構成し、その累積値
を前記端末２０の表示画面を通じて遊技者が見ることが
できる（表示）ようにしている。このように累積カウン
ト数を大当たり回数とする他、変動図柄の累積変動数と
しても良く、適宜変更できるのは勿論である。

【００７５】

【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、パチン
コ機やスロットマシンなどの遊技機に適用して、効率的
に広告情報を提供できる。

【００７６】また、インターネット回線等の通信回線を
通じて仮想のパチンコ機又はスロットマシンをプレーで
きる全く新しい遊戯性を提供することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明を適用した一実施の形態としてのシス
テム構成を示す図である。

【図２】 パチンコホール１０のシステムブロック図で
ある。

【図３】 この発明を適用したシステムの流れを示すフ
ロー図である。

【図４】 この発明を適用したシステムの流れを示すフ
ロー図である。

【図５】 他の実施の形態を説明するシステム図であ
る。

【図６】 バーチャル（仮想）パチンコホールを示す説
明図である。

【図７】 本発明を適用したパチンコ機の概略正面図で
ある。

【図８】 図７のパチンコ機の機能ブロック図である。

【符号の説明】

１，１１，２５・・・サーバ、１２、１２Ａ・・・端
末、５４・・・表示手段である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/60 １４６ Ｇ０６Ｆ 17/60 １４６Ｚ ３２６ ３２６

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 外部から広告情報が伝達され、当該広告
   情報を受信し表示可能な表示手段を備えた遊技機であっ
   て、前記広告情報は遊技者の前記広告情報の要求操作に
   応じて外部から伝達されることを特徴とする遊技機。
2. 【請求項２】 外部から広告情報が伝達され、当該広告
   情報を受信し、その受信した広告情報を表示可能な表示
   手段を備えたパチンコ機であって、 前記表示手段には、通常状態においてパチンコのゲーム
   情報が表示され、前記パチンコ機の遊技者の前記広告情
   報の要求操作により、前記表示手段には、前記広告情報
   が表示され、前記パチンコ機がリーチ若しくは大当たり
   状態となった場合には、前記表示手段に対する広告情報
   の表示を強制的に縮小又は解除して、前記パチンコのゲ
   ーム情報を優先的に表示手段に表示するように制御する
   制御部を備えることを特徴とするパチンコ機。
3. 【請求項３】 複数のパチンコ機と通信回線を通じて通
   信可能に接続可能な広告情報提供サーバであって、前記
   サーバは、前記パチンコ機からの広告情報要求信号を受
   けて、前記パチンコ機に表示手段に広告情報を表示する
   ことを特徴とする広告情報提供サーバ。
4. 【請求項４】 インターネット等の通信回線を通じてサ
   ーバと接続され送受信可能な端末とから構成されるゲー
   ムシステムにおいて使用される端末又はサーバのいずれ
   かの装置であって、 前記端末又は／および前記サーバには、前記通信回線を
   通じてパチンコゲーム又はスロットマシンゲームがプレ
   ー可能なように所定のプログラムが記憶され、 遊技者は、前記端末を通じて、前記サーバ内で形成され
   る仮想のパチンコホール又は仮想のスロットマシンホー
   ルに入店し、その仮想のパチンコホール又はスロットマ
   シンホールに仮想的に複数設置されるパチンコ機又はス
   ロットマシンの中から、適宜選択した仮想のパチンコ機
   又はスロットマシンにてゲームプレーが可能であり、 前記遊技者は、前記端末を操作することにより、前記ゲ
   ームプレー中に前記端末の表示手段に前記サーバから転
   送される広告情報を表示可能であり、 前記表示手段に前記広告情報を表示した状態で進行する
   前記ゲームプレーがリーチ又は大当たりとなった場合に
   は、前記表示手段に表示される広告情報の表示エリアを
   縮小又は解除して進行する前記ゲームプレーのリーチ画
   面又は大当たり画面を前記遊技者の意思に関係なく強制
   的に表示する制御プログラムを内蔵することを特徴とす
   る端末又はサーバのいずれかの装置。
5. 【請求項５】 サーバと、インターネット等の通信回線
   を通じて前記サーバと接続されデータを送受信可能な端
   末とから構成されるゲームシステムにおいて使用される
   プログラムを記憶した記憶媒体であって、 前記記憶媒体は、前記端末又は／および前記サーバに設
   けられ、前記記憶媒体に記憶されたプログラムによっ
   て、前記インターネット回線を通じてパチンコゲーム又
   はスロットマシンゲームがプレー可能であり、 しかも前記プログラムは、遊技者が前記端末の操作によ
   ってオートプレーモードと、マニュアルプレーモードと
   を選択可能に制御する制御プログラムを含むことを特徴
   とする記憶媒体。