JP2002051751A - 穀類等の種子から抽出した抽出物を含有する、海洋深層水を用いた飲料水及びその製造方法 - Google Patents

穀類等の種子から抽出した抽出物を含有する、海洋深層水を用いた飲料水及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性に優れ、天然ミネラル成分を豊富に含
有した飲料水を提供する。 【解決手段】 穀類などの種子と、電気石などの鉱物ま
たは岩石とを、脱塩した海洋深層水に浸積させる第一の
工程と、第一の工程より得られる種子を発芽、発根させ
る第二の工程と、第二の工程より得られる種子を粉砕す
る第三の工程と、第三の工程より得られる種子を脱塩し
た海洋深層水により高温、高圧下で抽出する第四の工程
と、第四の工程より抽出された抽出物を飲料水、若しく
は脱塩若しくは減塩した海洋深層水に含有させる第五の
工程と、を有する飲料水の製造方法及びその工程より得
られる飲料水により、安全で、かつ、健康な天然ミネラ
ル成分豊富な飲料水の提供を可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】穀類、豆類若しくは野菜類の
種子を脱塩若しくは減塩した海洋深層水により抽出され
る抽出物を含有する、ミネラル成分を豊富に含んだ飲料
水の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】海水から脱塩若しくは減塩した飲料水が
これまで提供されてきた。近年、海水の淡水化を目的と
した研究が盛んに行われている。海水の淡水化とは、海
水から低い塩濃度の水を得ることをいう。海水中には、
人体に有用な成分、例えば、ナトリウム、マグネシウ
ム、カルシウムなどの他、リン酸などの栄養塩類、銅、
亜鉛などの微量金属等が多数含有されている。また、海
面数100メートル以深から採取される海洋深層水を用
いた飲料水の製造が行われていた。これらの海洋深層水
からも、人体に有用な成分を多く含有しており、さら
に、生活水が直接入り込まないため表層水とは異なる海
水が採取されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの飲料
水の製造工程において、物理的な濾過、活性炭による吸
着濾過、イオン交換樹脂を介しさらに紫外線照射あるい
は加熱処理等の処理工程を施すことにより、人体に有用
な成分が除去されてしまっている。このような処理工程
を施すことにより、水中のハロゲン化物、あるいは、他
の不要イオンの除去が行われるものであるが、天然ミネ
ラル成分もまた一緒に除去されてしまっている。
【0004】また、このように処理された飲料水であっ
ても、人体に有用とされる成分量が十分でなかった場
合、それを満たすような成分を配合する必要がある。
【0005】さらに、飲料水として口にするものである
から、味、臭い、色などにおいても無色透明かつ無臭、
無味であることが要求される。
【0006】本発明は、従来の飲料水における安全性を
維持しつつ、必要なミネラル成分を豊富に含有する飲料
水を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1は、種子を脱塩
若しくは減塩した第1の海洋深層水により抽出した抽出
物を含有する飲料水に関する。
【0008】海洋深層水とは、一般的には海面から20
0〜300メートル以深より採取される海水をいう。こ
の領域では、太陽からの光が到達しないため、光合成が
行われず、生物の育成はほとんどなく無菌に近い状態で
ある。また、工業廃水や生活排水が直接流れ込むことが
なく、海面近くの層とは異なる海流の層になっている。
ここより採取される海水は、天然ミネラル成分が豊富で
あり、無菌状態に近い清浄な水である。
【0009】脱塩とは、海洋深層水中に含有されるナト
リウムイオン、塩化物イオン、硫化物イオン、マグネシ
ウムイオン、カルシウムイオン、カリウムイオンなどを
蒸留法、逆浸透圧法、電気透析法などにより完全に除去
した状態をいう。減塩とは、前記組成を示す種々の塩
を、一部除去した状態をいい、上記塩が海洋深層水中に
100〜200mg/リットル程度含有している状態が好
ましい。
【0010】この脱塩若しくは減塩した第1の海洋深層
水により抽出を行い得られた抽出物をそのまま飲料水と
して飲用することもできる。また、その抽出物の濃縮を
行い他の飲料水に配合することもできる。海洋深層水で
抽出を行うことから人体に有用なミネラル成分が含有さ
れており、無害である。
【0011】前記種子から得られた抽出物は、脱塩若し
くは減塩した海洋深層水に含有させたものであることが
好ましい。これにより種子から得られるミネラル成分を
豊富に含んだ飲料水を製造することができる。また、通
常の水を用いずに、海洋深層水のみで飲料水を製造する
ため、微生物の混入に対処するための塩素注入を行わな
いため、無害、無臭の飲料水を製造することができる。
【0012】前記種子は穀類、豆類若しくは野菜類の種
子であることが好ましい。穀類の種子としては、米、大
麦、小麦、ライ麦、玄米、粟、ひえ、きび、そば、はと
むぎ、トウモロコシ、もろこしなどがあるが、これらに
限定されない。豆類の種子としては、あずき、インゲン
豆、えんどう、空豆、大豆などがあるが、これらに限定
されない。野菜類の種子には、アスパラガス、かぼち
ゃ、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、ごぼう、
ラディッシュ、しょうが、みょうが、クレタ、人参、ピ
ーマン、ほうれん草、セロリ、タマネギ、キュウリ、な
す、ねぎ等があるが、これらには限定されない。
【0013】これらの種子は、粉砕したものであること
が好ましい。粉砕することにより抽出効率を高め、該種
子の有効成分が容易に抽出できるからである。粉砕に
は、荒粉砕、粗粉砕、微粉砕があるが、抽出を行い、濾
過などにより固体分を除去する必要があることから、荒
粉砕、粗粉砕程度であることが好ましい。
【0014】これらの種子は、発芽若しくは、発根した
状態であることが好ましい。これにより、海洋深層水を
豊富に含んだ種子を得られることから抽出によりイオン
化した天然ミネラル成分を抽出でき、かつ、該種子のミ
ネラル成分も多く抽出することができる。発芽若しくは
発根した状態とは、視覚により種子に割れ目が生じたも
のから、数ミリから数センチ程度発芽若しくは、発根し
た状態であることが認識されればよい。
【0015】発芽、発根する条件下で、上述の穀類、豆
類や、野菜類の種子を海洋深層水に浸積させる。同時
に、10℃以上30℃以下の温度と直射日光若しくは間
接日光を1日乃至10日間程度与えることにより、発
芽、発根させるが、種子によって条件が異なるので適宜
変更することが好ましい。
【0016】発芽、発根の状態は、種子によって異なる
ため、所望の状態で採取する。
【0017】種子によっては、発芽してから発根するも
のと、発根してから発芽するものとがあるが、発芽して
から発根するものは幼葉が2枚の時に成長を終了させ、
発根してから発芽するものは発芽する手前で成長を終了
させることが好ましい。この状態で採取した発芽、発根
した種子を粉砕して抽出を行うことが好ましい。
【0018】種子の大きさや、種類により浸積時間は異
なり、数時間から数日間程度の所望の時間でもよいが、
1日から10日間程度が好ましい。
【0019】種子は、第2の海洋深層水または脱塩若し
くは減塩した海洋深層水中に浸積させたものであること
が好ましい。
【0020】これら種子を海洋深層水に浸積させること
により、より天然成分を含有した抽出物を得ることが可
能となる。この場合、海洋深層水そのままでは、発芽若
しくは発根しない場合もあるため、減塩した海洋深層水
を使用してもよい。若しくは、脱塩した海洋深層水を使
用してもよい。この場合であっても、ミネラル成分は保
持されたままであるため、種子はこれらのミネラル成分
を吸収するため、該種子を粉砕し、抽出した際でも、豊
富なミネラル成分を含有することとなる。
【0021】この第2の減塩した海洋深層水は、第1の
減塩した海洋深層水と異なるものであってもよい。ま
た、第1の海洋深層水は減塩した海洋深層水であり、第
2の海洋深層水は脱塩した海洋深層水であってもよく、
その組み合わせは所望により選択される。
【0022】請求項6は、請求項1に記載の第1の海洋
深層水、及び請求項5に記載の第2の海洋深層水のうち
少なくともいずれか一方には、その海洋深層水中に岩石
または鉱物を浸積させたものであることを特徴とする飲
料水に関する。
【0023】前記岩石または鉱物は、人体に必要とされ
るアルミニウム、カリウム、マグネシウム、亜鉛などの
天然ミネラル成分を豊富に含有し、イオンの形で水中に
溶出するため、これらを飲料水に含有させて摂取可能と
するものである。
【0024】また、これら岩石または鉱物は、植物をは
じめ、前記穀類、豆類や野菜類の種子の発芽、発根効率
を高めたり、促進したりするため、極めて有効である。
【0025】さらに、岩石は、水を活性化させる作用を
併せもち、水の臭いを消したり、おいしくするなどの作
用を持っているため、これらを利用することができる。
【0026】前記岩石または鉱物は、安山岩、閃緑岩、
蝋石、白雲母、絹雲母、電気石(Tourmalin
e)のうち少なくとも1種以上を含有しているものであ
ることが、好ましい。
【0027】安山岩(Andesite)は、火山岩の
一種であり、深成岩の閃緑岩に対応する火山岩中の、代
表的中性岩であり、主成分鉱物として斑晶にあらわれる
有色鉱物が単独の場合もあり、二種以上に組合わされて
いることもあって、それに従い多くの種類に分けられ
る。但し、安山岩として、おおむね共通な肉眼的特徴を
持っている。多少の例外はあるが灰色から暗灰色で、斑
状組織を有する。岩質によっては建築材にもなるが、多
くは石垣、庭石、橋や堤防などの土木用である。石英安
山岩、角閃安山岩、普通輝石安山岩など種類は豊富であ
る。
【0028】閃緑岩(Diorite)は、深成岩の一
種で、磨いた面は美しく、花崗岩のように質も硬くて耐
久性に富むので建築石材として用いられる。角閃石の大
部分は自形を呈し、一部半自形で小柱状のものがある。
角閃石の量が多くて、花崗岩よりも全体の色が黒みを増
している。
【0029】蝋石(Agalmatolite)は、葉
蝋石(Pyrophyllite)を主成分とする鉱石
をいう。鉱石全体が一様の色調のものもあるが、各種の
色素が入り混じって斑状を呈することもまれでない。鉱
石には、葉蝋石のほかに、石英、カオリナイト、ジャス
ポルなどを伴っている。
【0030】白雲母(Muscovite)は、花崗岩
・ペグマタイトなど酸性深成岩の成分鉱物として発見さ
れ、火成岩固結の末期に鉱化ガスの作用で生じたもので
ある。
【0031】絹雲母(Sericite)は、微少なリ
ン片、または粘土状で、脂感のするものをいう。多くは
長石が分解して生じたもので、片岩の成分鉱物、花崗岩
中の塊状鉱床などとして産する。絹雲母の微粉体に人肌
ほどの熱を当てると電磁波を変換し、人体内の水分子を
共鳴振動させ血液や細胞自体を活性化させる「電磁波変
換能」を有している。これを利用して、発芽、発根を促
進させることができる。また、水を活性化するため、長
期保存を可能にすることができる。
【0032】電気石(Tourmaline)は、ホウ
素を含んだガスでできる気成鉱物で、花崗岩、片麻岩な
どの成分の他、ペグマタイト中に含まれ、これらの岩石
の四周の母岩中に発見されることもある。トルマリン鉱
石には、ナトリウム、マグネシウム、鉄、マンガン、リ
チウム、アルミニウム、ホウ素、珪素、酸素、水素、フ
ッ素など、いくつもの原子が含まれている。トルマリン
は電気分解する作用を有することから水を還元し、水に
還元力を与え、酸化を防止する力を発揮する。これによ
り、水が活性化され、腐乱防止作用を有する。電気石
は、火成岩の一種で微弱電気を発生させたり、マイナス
・イオンや、遠赤外線を発生させたりする石である。ま
た、ホウ素を含む鉱物で、植物の水分を吸い上げるのを
助ける効果があり、これにより植物の発芽・成長を促進
する働きがある。さらに、吸着作用、反発作用があるこ
とから脱臭効果や抗菌効果を発揮し、電気石は水道水に
含まれるトリハロメタンなどの塩素系成分の除去を行え
る。そのため、仮に消毒のために塩素系成分が混入して
いたとしてもその除去を可能にする役割を有する。
【0033】上記の岩石は、特に発芽、発根効率が高い
ものである。発芽、発根効率を高めることにより抽出時
間の短縮化、外気に触れる時間の短縮化を図ることによ
り、より安全性の高い抽出物を得ることができる。とく
に、電気石は、石炭を除くと唯一のホウ素供給源とい
え、肥料としての役割を有し植物の育成を極めて促進す
る効果がある。
【0034】種子を脱塩若しくは減塩した第1の海洋深
層水により抽出する抽出方法は、室温から200℃以
下、10気圧以上4000気圧以下の状況下で行うこと
が好ましい。
【0035】このように、高温、高圧下で抽出を行うこ
とにより、抽出効率を飛躍的に高めることとなり、製造
費を低廉にすることができる。また、抽出時間も短縮す
ることが可能となる。
【0036】請求項9は、種子を脱塩若しくは減塩した
第1の海洋深層水により抽出する第一の工程と、第一の
工程より得られる海洋深層水から種子を分離する第二の
工程と、からなり、前記第二の工程において分離した海
洋深層水を飲料水とする飲料水の製造方法に関する。。
【0037】分離する方法としては、海洋深層水を静置
し、種子を沈降させ、その上澄み液を飲料水として取り
出す方法がある。また、濾過を行い、種子と海洋深層水
を分離する方法もある。分離する方法はこれらに限られ
ない。
【0038】これにより、脱塩若しくは減塩した海洋深
層水を有効利用することができる。また、種子より抽出
したミネラル成分を減じることなく、豊富なままミネラ
ル成分を保持することができる。
【0039】請求項10は、種子を脱塩若しくは減塩し
た第1の海洋深層水により抽出する第一の工程と、第一
の工程より抽出された抽出物を飲料水、若しくは脱塩若
しくは減塩した海洋深層水に含有させる第二の工程と、
を有する飲料水の製造方法に関する。
【0040】種子を脱塩若しくは減塩した海洋深層水に
より抽出した抽出物を飲料水に含有させることも可能で
あり、また、種子を脱塩若しくは減塩した海洋深層水に
含有させることも可能である。抽出により加熱処理等を
施していない天然成分を豊富に含有した海洋深層水を利
用した飲料水の製造が可能となる。
【0041】この工程により製造された水は、飲料水の
ほか、化粧水、皮膚の手入れ製剤、毛髪の手入れ製剤若
しくは頭皮の手入れ製剤、口紅、ローション、乳液、軟
膏、パック等の化粧料にも応用することができる。
【0042】請求項11は、種子を粉砕する第一の工程
と、第一の工程より得られる種子を脱塩若しくは減塩し
た第1の海洋深層水により抽出する第二の工程と、第二
の工程より抽出された抽出物を飲料水、若しくは脱塩若
しくは減塩した海洋深層水に含有させる第三の工程と、
を有する飲料水の製造方法に関する。
【0043】種子を粉砕することにより、抽出効率を高
めることができる。
【0044】請求項12は、種子を発芽、若しくは発根
させる第一の工程と、第一の工程より得られる種子を粉
砕する第二の工程と、第二の工程より得られる種子を脱
塩若しくは減塩した第1の海洋深層水により抽出する第
三の工程と、第三の工程より抽出された抽出物を飲料
水、若しくは脱塩若しくは減塩した海洋深層水に含有さ
せる第四の工程と、を有する飲料水の製造方法に関す
る。
【0045】請求項13は、種子を第2の海洋深層水ま
たは脱塩若しくは減塩した海洋深層水に浸積させる第一
の工程と、第一の工程より得られる種子を発芽、若しく
は発根させる第二の工程と、第二の工程より得られる種
子を粉砕する第三の工程と、第三の工程より得られる種
子を脱塩若しくは減塩した第1の海洋深層水により抽出
する第四の工程と、第四の工程より抽出された抽出物を
飲料水、若しくは脱塩若しくは減塩した海洋深層水に含
有させる第五の工程と、を有する飲料水の製造方法に関
する。
【0046】前記第1の海洋深層水、及び、前記第2の
海洋深層水または脱塩若しくは減塩した海洋深層水に
は、岩石または鉱物を浸積させたものであることが好ま
しい。
【0047】これにより、発芽、発根効率を高めること
ができる。
【0048】また、岩石に豊富に含まれている人体に有
効な成分をイオンの形で飲料水中に採取することができ
る。
【0049】前記抽出は、室温から200℃以下、10
気圧以上4000気圧以下の状況下で行うことが好まし
い。
【0050】これにより、抽出効率を高めることがで
き、製造費を低廉にすることができる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を示
す。なお、本発明は、この実施の態様に限定されるもの
ではない。
【0052】<実施例1> (1)電気石(トルマリン)を微細粉砕する。電気石
は、Minas Gerais,BRAZIL及び福島
県石川郡石川町塩沢から産出されたものを使用した。こ
れを0.5〜2ミリ立方センチメートル程度に粉砕し
た。
【0053】(2)脱塩した海洋深層水200ミリリッ
トルに、微細粉砕した電気石1〜2グラムを浸積させた
容器を3個用意した。脱塩の方法として、逆浸透膜法に
より海洋深層水から塩を除去する。海洋深層水は、石川
県沖水深300〜400メートルから採取されたものを
使用した。これを、逆浸透膜装置により処理を行い、脱
塩した海洋深層水を精製したものを使用した。この海洋
深層水中に、粉砕した電気石を1昼夜浸積させておい
た。
【0054】(3)玄米、ブロッコリー、大豆の種子3
種を、それぞれ前記の各容器の海洋深層水中に100粒
ずつ、20〜30℃で、直接日光又は間接日光を照射し
た状態で、玄米、ブロッコリーの種子を7日間、大豆の
種子を10日間浸積させた。一方、比較試験として、玄
米、ブロッコリー、大豆の種子3種を、通常の水に同様
の条件下で浸積させた。その試験結果を下記に示す。発
芽、発根の状態は視覚により殻の割れ目が生じ芽、若し
くは根の一部が出ている状態を数えた。
【0055】
【表1】
【0056】表1に示すように、電気石は、発芽効率を
向上させることにより浸積時間を短縮できる点で効果的
である。
【0057】(4)玄米、ブロッコリー、大豆の種子3
種を発芽、若しくは発根した状態で取り出した。発芽、
発根の状態は視覚により種子の殻が割れて芽、又は根が
玄米では、1〜3ミリメートル程度、ブロッコリー、大
豆は、5〜10ミリメートル程度出ている状態以上のも
のを選別して取りだした。
【0058】(5)発芽、発根した状態の上記3種の種
子を、粉砕した。粉砕は抽出しやすく、かつ、濾過しや
すいように、粗粉砕程度の、玄米では0.5ミリ立方セ
ンチメートルくらいに、ブロッコリー、大豆は、0.5
〜2ミリ立方センチメートルくらいに粉砕した。
【0059】(6)粉砕した種子3種を各10グラムず
つ計量し、脱塩した海洋深層水中に浸積させた。さら
に、粗粉砕した電気石1グラムも浸積させた。この脱塩
した海洋深層水は、第1段階で精製した海洋深層水でも
よく、新たに精製純度を高めた海洋深層水でもよい。本
実施例では、新たに精製した海洋深層水を520ミリリ
ットルに調整した。粗粉砕した電気石も第1段階で粉砕
したものでもよく、新たに粉砕したものでもよい。新た
に粗粉砕した電気石1グラムを海洋深層水中に浸積さ
せ、ゴミや埃が入らないよう3日間冷暗所にて静置した
のち、濾過を行い、目的の飲料水500ミリリットルを
得た。
【0060】表2に実施例1で得られた飲料水の成分表
示を行う。
【0061】
【表2】
【0062】表2の結果から、天然ミネラル成分を多く
含んだ飲料水が得られた。生活排水が流れ込まない海底
奥深くに流れる海洋深層水を用いていることから加熱処
理を行わずとも、安全でかつ、健康な飲料水の提供が行
える。加えて、電気石により発芽効率を高めているた
め、外気に触れる時間をできるだけ短縮でき、また、加
熱処理を行わずに抽出を行っているため、熱に弱いとさ
れるビタミン類を壊すことなく豊富に含有した目的の飲
料水を得ることができた。
【0063】<実施例2>実施例1で使用する玄米、ブ
ロッコリー、大豆の代わりにトウモロコシ、エンドウ、
ラディッシュの種子3種を使用し、実施例1と同様の操
作を行った。脱塩した海洋深層水中には安山岩を3〜5
ミリ角くらいに荒粉砕したものを1昼夜放置させた。ト
ウモロコシ、エンドウ、ラディッシュを脱塩した海洋深
層水に5日間浸積させ、発芽、発根した状態で、粗粉砕
した。3種の種子を各20グラムずつ計量し脱塩した海
洋深層水中520ミリリットルに浸積させた。この海洋
深層水中には、絹雲母を1ミリ角くらいに粗粉砕したも
の10グラムも浸積させる。同様に3日間静置した後、
濾過し、目的の飲料水500ミリリットルを得た。
【0064】表3に実施例2で得られた飲料水の成分表
示を行う。
【0065】
【表3】
【0066】表3の結果から、実施例1と同様に安全性
の高い健康な飲料水が得られた。
【0067】<実施例3>実施例1で使用する玄米、ブ
ロッコリー、大豆の代わりに、はとむぎと、しょうがを
用いる。実施例1とほぼ同様の操作を行い、脱塩した海
洋深層水中には蝋石を3〜5ミリ角くらいに荒粉砕した
ものを1昼夜放置させた。はとむぎと、しょうがを脱塩
した海洋深層水に5日間浸積させ、発芽、発根した状態
で、粗粉砕した。2種の種子を各20グラムずつ計量し
脱塩した海洋深層水中550ミリリットルに浸積させ
た。高圧力装置により、常温から徐々に昇温し、200
℃、圧力を2000〜3000気圧下で約40分間、抽
出を行った。抽出後、常温で70℃まで冷却した後、濾
過を行い、その濾過精製物を10℃前後まで冷却し、冷
却後電気石を1ミリ角くらいに粗粉砕したものを約12
時間浸積させた。その後、再び濾過を行い、目的の飲料
水を得た。
【0068】表4に目的の飲料水の成分表示を行う。
【0069】
【表4】
【0070】表4に示すような成分の飲料水が得られ
た。この飲料水は加熱処理を行っているため、微生物の
混入を完全に除去できる。また、短時間で抽出を行って
いるため、ゴミや埃、さらには微生物の混入する機会を
少なくし、かつ、製造費を低廉にすることができる。抽
出後電気石を浸積させているため、電気石中に含まれる
ナトリウムや、マグネシウムをイオンとして取り入れ、
また、電気石のもつ吸着作用、反発作用により脱臭、抗
菌作用、また、電気分解により水を活性化させることも
できる。これにより実施例1や2と同様に安全性の高い
飲料水を得ることができる。
【0071】
【発明の効果】以上の如く、本発明の方法によって得ら
れる飲料水は、従来の水と異なる成分を示すとともに、
その味わいも異なり、まろやかな甘みを有し、そのまま
飲んでも美味であり、生体内に吸収されやすいイオンの
形態を有しており、種々の天然ミネラル成分を多く含有
していることから、スポーツ飲料や、健康飲料としても
有用である。またウイスキーや、焼酎などのアルコール
飲料の水割り用の水と使用すれば、当該アルコール飲料
の味わいを一層美味にすることができる。さらに、炊飯
用の水として使用すれば、風味豊かな米飯を炊くことが
できる。一方、海洋深層水は、微生物が極めて微量であ
るため、長期間保存しても腐乱することがなく、非常用
飲料水として貯蔵でき、また、鮮魚、野菜などの生鮮食
料品をこの飲料水にて保存するとその鮮度を長期間保つ
ことができる。このように、本発明により製造される飲
料水は、単なる飲料水としてだけではなく、化粧水や、
乳液、保湿用クリームなどの化粧料の他、シャンプー
や、ヘアトニックなどの整髪料にも応用され、植物の栽
培用水、保存用水など各種の幅広い応用が期待される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23L 2/38 A23L 2/00 V F (71)出願人 397014189 有限会社松川化学 東京都墨田区向島1丁目24番12号101 (72)発明者 新保 善正 石川県金沢市泉野町1丁目16番26号 (72)発明者 新村 誠一 石川県金沢市糸田町2丁目29番地 (72)発明者 吉田 博幸 石川県金沢市笠舞2丁目9番10号 (72)発明者 松川 伸也 東京都墨田区向島1丁目24番12号101 有 限会社 松川化学内 Fターム(参考) 4B017 LC03 LG08 LG09 LG10 LG15 LG16 LK02 LK03 LP01 LP11 LP18 4B036 LE02 LH01 LH02 LH22 LH23 LH25 LH26 LH27 LP05 LP07 LP11 LP21 LP24

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種子を脱塩若しくは減塩した第1の海洋
    深層水により抽出した抽出物を含有する飲料水。
  2. 【請求項2】 前記抽出物を脱塩若しくは減塩した海洋
    深層水に含有することを特徴とする請求項1に記載の飲
    料水。
  3. 【請求項3】 前記種子は穀類、豆類若しくは野菜類の
    種子であることを特徴とする請求項1又は2に記載の飲
    料水。
  4. 【請求項4】 前記種子は、発芽若しくは、発根した状
    態であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一
    項に記載の飲料水。
  5. 【請求項5】 前記種子は、第2の海洋深層水または脱
    塩若しくは減塩した海洋深層水中に浸積させたものであ
    ることを特徴とする請求項1乃至4に記載の飲料水。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の第1の海洋深層水、及
    び請求項5に記載の第2の海洋深層水のうち少なくとも
    いずれか一方には、その海洋深層水中に岩石または鉱物
    を浸積させたものであることを特徴とする請求項1また
    は5に記載の飲料水。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の岩石または鉱物は、安
    山岩、閃緑岩、蝋石、白雲母、絹雲母、電気石(Tou
    rmaline)のうち少なくとも一種以上を含有する
    ものであることを特徴とする請求項6に記載の飲料水。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の抽出は、室温から20
    0℃以下、10気圧以上4000気圧以下の状況下で行
    うことを特徴とする請求項1乃至7に記載の飲料水。
  9. 【請求項9】 種子を脱塩若しくは減塩した第1の海洋
    深層水により抽出する第一の工程と、第一の工程より得
    られる海洋深層水から種子を分離する第二の工程と、か
    らなり、前記第二の工程において分離した海洋深層水を
    飲料水とする飲料水の製造方法。
  10. 【請求項10】 種子を脱塩若しくは減塩した第1の海
    洋深層水により抽出する第一の工程と、第一の工程より
    抽出された抽出物を飲料水、若しくは脱塩若しくは減塩
    した海洋深層水に含有させる第二の工程と、を有する飲
    料水の製造方法。
  11. 【請求項11】 種子を粉砕する第一の工程と、第一の
    工程より得られる種子を脱塩若しくは減塩した第1の海
    洋深層水により抽出する第二の工程と、第二の工程より
    抽出された抽出物を飲料水、若しくは脱塩若しくは減塩
    した海洋深層水に含有させる第三の工程と、を有する飲
    料水の製造方法。
  12. 【請求項12】 種子を発芽、若しくは発根させる第一
    の工程と、第一の工程より得られる種子を粉砕する第二
    の工程と、第二の工程より得られる種子を脱塩若しくは
    減塩した第1の海洋深層水により抽出する第三の工程
    と、第三の工程より抽出された抽出物を飲料水、若しく
    は脱塩若しくは減塩した海洋深層水に含有させる第四の
    工程と、を有する飲料水の製造方法。
  13. 【請求項13】 種子を第2の海洋深層水または脱塩若
    しくは減塩した海洋深層水に浸積させる第一の工程と、
    第一の工程より得られる種子を発芽、若しくは発根させ
    る第二の工程と、第二の工程より得られる種子を粉砕す
    る第三の工程と、第三の工程より得られる種子を脱塩若
    しくは減塩した第1の海洋深層水により抽出する第四の
    工程と、第四の工程より抽出された抽出物を飲料水、若
    しくは脱塩若しくは減塩した海洋深層水に含有させる第
    五の工程と、を有する飲料水の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記第1の海洋深層水、及び、前記第
    2の海洋深層水または脱塩若しくは減塩した海洋深層水
    には、岩石または鉱物を浸積させたものであることを特
    徴とする請求項9乃至12のいずれか一項に記載の飲料
    水の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記抽出は、室温から200℃以下、
    10気圧以上4000気圧以下の状況下で行うことを特
    徴とする請求項9乃至13のいずれか一項に記載の飲料
    水の製造方法。
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