JP2002050484A - 発光装置および電気器具 - Google Patents

発光装置および電気器具

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JP2002050484A JP2001153113A JP2001153113A JP2002050484A JP 2002050484 A JP2002050484 A JP 2002050484A JP 2001153113 A JP2001153113 A JP 2001153113A JP 2001153113 A JP2001153113 A JP 2001153113A JP 2002050484 A JP2002050484 A JP 2002050484A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 明るく低消費電力で信頼性の高い発光装置を
提供する。 【解決手段】 画素部201には電流制御TFT102
に電気的に接続された三重項EL素子203が設けられ
ている。三重項EL素子203に用いた発光性材料は三
重項励起によりELが得られる点に特徴があり、従来に
比べて低い動作電圧で高い発光効率を示す。従って、低
い動作電圧で動作させることで明るく、消費電力が低
く、且つ、信頼性の高い発光装置とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電極間にエレクト
ロルミネッセンス(Electro Luminescence、以下略して
ELと記す)が得られる発光性材料からなる薄膜(以
下、EL膜という)を一対の電極間に挟んだ素子(以
下、EL素子という)を有する発光装置に関する。な
お、本明細書中において、一重項励起によりELが得ら
れる発光性材料を用いたEL素子を一重項EL素子と呼
び、三重項励起によりELが得られる発光性材料を用い
たEL素子を三重項EL素子と呼ぶ。
【0002】
【従来の技術】近年、有機EL膜を発光層として用いた
EL素子の開発が進み、様々な有機EL膜を用いたEL
素子が提案されている。そして、そのようなEL素子を
発光素子として用いた発光装置を使ってフラットパネル
ディスプレイを実現する試みがなされている。
【0003】EL素子を用いた発光装置には、パッシブ
マトリクス型とアクティブマトリクス型が知られてい
る。パッシブマトリクス型は、ストライプ状の陽極およ
び陰極を互いに直交するように設け、その間にEL膜を
挟んだ構造からなるEL素子を用いた発光装置である。
また、アクティブマトリクス型は画素ごとに半導体素子
を設け、EL素子の陽極もしくは陰極の片方を半導体素
子に接続することでEL素子に流れる電流を半導体素子
で制御する方式である。
【0004】しかしながら、パッシブマトリクス型発光
装置にしてもアクティブマトリクス型発光装置にしても
EL素子の発光性能はEL膜そのものの物性に大きく影
響されるため、明るく信頼性の高いEL素子の開発は、
そのまま発光性材料の開発でもあった。
【0005】また、発光性材料としては低分子材料から
高分子材料に至るまで様々な種類のものが開発されてい
るが、常に発光効率の理論上の上限が問題となってい
た。特に内部量子効率は、一重項励起子の生成効率と三
重項励起子の生成効率が1:3で、且つ、一重項励起子
のみが発光(蛍光発光)に寄与すると考えられていた。
【0006】そのため、例え全てのキャリア(電子と正
孔)が再結合したとしても、それが発光に寄与するのは
全体の25%であり、素子外部への取り出し効率を20
%と考えると全体として外部量子効率は5%となる。即
ち、消費するエネルギーのうち5%しか光として取り出
せない計算になる。
【0007】しかし、最近になって三重項励起子を用い
た発光(燐光発光)が得られる材料が提案され、その発
光効率の高さが注目されている。三重項励起子を利用
し、外部量子効率を向上させた例として以下の報告があ
る。
【0008】(1)T.Tsutsui, C.Adachi, S.Saito, Ph
otochemical Processes in OrganizedMolecular System
s, ed.K.Honda, (Elsevier Sci.Pub., Tokyo,1991) p.4
37. (2)M.A.Baldo, D.F.O'Brien, Y.You, A.Shoustikov,
S.Sibley, M.E.Thompson, S.R.Forrest, Nature 395
(1998) p.151. 上記論文に報告されたEL材料(Pt錯体)の分子式を
以下に示す。 (3)M.A.Baldo, S.Lamansky, P.E.Burrrows, M.E.Tho
mpson, S.R.Forrest, Appl.Phys.Lett.,75 (1999) p.4. (4)T.Tsutsui, M.-J.Yang, M.Yahiro, K.Nakamura,
T.Watanabe, T.tsuji, Y.Fukuda, T.Wakimoto, S.Mayag
uchi, Jpn.Appl.Phys., 38 (12B) (1999) L1502.
【0009】上記論文に記載された発光性材料は、三重
項励起子から燐光を得ることで外部量子効率を向上させ
た例である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明では発光効率の
高いEL素子を用いることにより明るく消費電力の低い
発光装置を提供することを課題とする。また、その発光
装置を用いることで明るい表示部を有し消費電力の低い
電気器具を提供することを課題とする。
【0011】さらに、本発明の発光装置を光源(典型的
にはバックライト)として用いることで消費電力の低い
電気器具を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の発光装置は、三
重項EL素子を半導体素子に電気的に接続して制御する
ことを特徴とする。即ち、アクティブマトリクス型の発
光装置において発光素子として三重項EL素子を用いる
点に特徴がある。なお、半導体素子としては電界効果ト
ランジスタ(Field Effect Transistor:FET)、好
ましくは薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:T
FT)を用いることができる。
【0013】本発明に至るまでの過程について説明す
る。EL素子の陽極および陰極の間に電圧を加えるとE
L膜に対してキャリア(電子および正孔)が注入され、
再結合により発光が生じる。そのため、EL素子に流れ
た電流密度と発光輝度との間には比例関係が成り立つ。
なお、本明細書ではEL素子に加える電圧をEL素子の
動作電圧と呼ぶ。
【0014】この関係を模式的に示したグラフが図3で
ある。図3はEL素子に流れた電流密度とその発光輝度
との関係を示しており、301は従来の一重項励起を用
いたEL素子(一重項EL素子)の特性、302は三重
項励起を用いたEL素子(三重項EL素子)の特性を示
している。
【0015】301に示す一重項EL素子の特性は、電
流密度の小さいうちは比例関係(直線関係)が成り立っ
ているが、電流密度が増加するにつれ傾きが小さくな
る。即ち、電流密度を増加させても、あるところから発
光輝度が増加しにくくなることがわかっている。この傾
向は302に示す三重項EL素子の特性の場合に顕著で
あり、電流密度の小さいうちは一重項EL素子よりも大
きい傾きで発光輝度と比例関係にあるが、電流密度が増
加すると傾きが極端に小さくなり、電流密度の増加に対
して殆ど発光輝度が変化しないといった状態となる。
【0016】図3のグラフからは、三重項EL素子は電
流密度の小さい動作領域で発光させる分には一重項EL
素子よりも数倍大きい発光輝度を示すが、電流密度の大
きい動作領域では一重項EL素子の発光輝度と大差なく
なることがわかる。
【0017】また、図4はEL素子の動作電圧とその発
光効率との関係を示しており、401は一重項EL素子
の特性、402は三重項EL素子の特性を示している。
なお、動作電圧aは一重項EL素子の発光効率が最も高
くなる動作電圧(8〜12V)であり、動作電圧bは三
重項EL素子の発光効率が最も高くなる動作電圧(3〜
5V)である。
【0018】このとき、図4のグラフに示されるよう
に、三重項EL素子は一重項EL素子よりも低い動作電
圧の時に最も発光効率が高くなるという特徴を有する。
即ち、三重項EL素子は、電流密度の小さい動作領域で
一重項EL素子よりも高い発光効率を示す。このことは
三重項EL素子が電流密度の小さい動作領域で一重項E
L素子よりも大きい発光輝度を示すという図3のグラフ
に矛盾しない。
【0019】ここで図3、図4のグラフに示した三重項
EL素子の特性より図5、図6の関係を模式的に導くこ
とができる。図5に示したグラフは三重項EL素子にお
ける消費電力と発光効率の関係を示すグラフであり、消
費電力の高い動作領域(では発光効率が小さくなってし
まうことがわかる。また、図6に示したグラフは三重項
EL素子における消費電力と発光輝度の関係を示すグラ
フであり、消費電力の高い動作領域では発光輝度の増加
率が小さいことがわかる。
【0020】以上のことから、本発明者は、三重項EL
素子は電流密度の小さい動作領域、即ち動作電圧の低い
動作領域で発光させることが望ましいと考えた。
【0021】ここで問題となるのは、パッシブマトリク
ス型発光装置の駆動原理である。パッシブマトリクス型
発光装置の場合、選択された一画素しか発光しないた
め、1フレーム期間(通常は1/60秒)を画素数で割
った時間が発光時間となる。即ち、画素数が多く高精細
になるほど一画素あたりの発光時間は短くなる。そのた
め、明るく高精細な画像表示を可能とするためには一画
素あたりの発光輝度を高めることになり、瞬間的に大量
の電流密度で流さなければならない。
【0022】従って、パッシブマトリクス型発光装置に
三重項EL素子を用いた場合、図3において電流密度の
大きい動作領域、即ち図4において動作電圧bよりも大
きい動作電圧で発光させることになり、発光効率の小さ
い動作領域で発光させることになる。従って、明るい発
光輝度を得るためにはより多くの電流を流す必要があ
り、結果的に消費電力の増加やEL膜の劣化を招くこと
になってしまう。
【0023】以上のことから、本発明者は三重項EL素
子を発光させるにはパッシブマトリクス型発光装置は不
利であると考え、三重項EL素子に最も適しているのは
アクティブマトリクス型発光装置であることを見いだし
た。アクティブマトリクス型発光装置であれば発光時間
を半導体素子で制御できるため、三重項EL素子に流す
電流密度を大幅に抑えることができるからである。
【0024】このように、三重項EL素子の電気的な特
性を考慮した上で、最も好適な発光装置としてアクティ
ブマトリクス型発光装置と組み合わせた点に本発明の進
歩性があると考える。
【0025】本発明の三重項EL素子を用いたアクティ
ブマトリクス型発光装置は、EL素子の動作電圧が低い
時に高い発光効率が得られるため、発光輝度も高く明る
い画像表示が可能となる。従って、動作電圧は10V以
下、好ましくは7.5V以下、さらに好ましくは5V以
下とすれば良い。また、材料の開発は今後もさらに発展
すると予想されるため、動作電圧は2.5〜10Vにな
ると考えられる。
【0026】また、アクティブマトリクス型発光装置で
はEL素子の発光時間を長くすることができるため、パ
ッシブマトリクス型発光装置と同じ輝度(照度)を確保
するにもEL素子の動作電圧を低く設定することができ
る。即ち、パッシブマトリクス型発光装置に比べて消費
電力を抑えることができる。
【0027】一方、三重項EL素子を駆動するTFTに
おいては、駆動電圧が10V以下に低下することで、ホ
ットキャリア効果に起因する劣化が低減されるという利
点が得られる。具体的には、オン電流の劣化が少なくな
り、長期に渡って安定的にTFTを動作させることが出
来るる。また、必ずしもLDDなどを設けた複雑な構造
を採用する必要がなく、シングルドレイン構造としても
良いので、TFTの作製工程を簡素化することができ
る。
【0028】この点について図7(A)、(B)に模式
的に示す。図7(A)において、横軸は画素部に含まれ
る画素数、縦軸は任意の画素における発光時間である。
なお、任意の画素における発光時間とは、任意の一つの
画素が発光し続ける時間であり、ここではアクティブマ
トリクス型の場合(701で示される)とパッシブマト
リクス型の場合(702で示される)とについて、同じ
発光輝度を確保するのに必要な時間を発光時間としてい
る。
【0029】図7(A)のグラフは、画素数が多くなる
(高精細になる)と同じ発光輝度を確保するために必要
な発光時間がパッシブマトリクス型とアクティブマトリ
クス型とで異なることを示している。即ち、アクティブ
マトリクス型は半導体素子により発光時間を制御できる
ため、画素数によらずほぼ同じ発光時間を確保すること
ができる。しかし、パッシブマトリクス型は画素数が増
えると発光時間が減少してしまう。
【0030】そのため、同じ発光輝度を確保しようとす
ると、画素数と電流密度の関係は図7(B)に示すよう
になる。即ち、アクティブマトリクス型の場合(703
で示される)は画素数が多くなってもほぼ一定の小さい
電流密度で済むが、パッシブマトリクス型の場合(70
4で示される)は画素数が多くなると、発光輝度を確保
するのに必要な電流密度が大幅に増加してしまう。
【0031】このように、画素数が増えて高精細になる
と、電流密度が小さくて済むアクティブマトリクス型発
光装置の方が消費電力を抑える上で、パッシブマトリク
ス型発光装置に比べて有利となる。
【0032】このように、三重項EL素子は動作電圧が
低い領域で最も効率の良い発光が得られるため、アクテ
ィブマトリクス型発光装置と組み合わせることで、消費
電力が小さく、且つ、明るい画像表示が可能な発光装置
を実現することができる。さらに、EL素子の動作電圧
が低いということはEL素子に流す電流密度が小さくて
済むため寿命の長い(信頼性の高い)発光装置が得られ
る。
【0033】
【発明の実施の形態】〔発明の実施の形態1〕本発明の
実施の形態について図1を用いて説明する。図1は本発
明の三重項EL素子を用いたアクティブマトリクス型発
光装置の断面図である。なお、半導体素子としてここで
はTFTを用いているが、一画素に含まれるTFTの個
数に制限はない。
【0034】図1において、101は基板であり、ここ
では可視光を透過する基板を用いる。具体的には、ガラ
ス基板、石英基板、結晶化ガラス基板もしくはプラスチ
ック基板(プラスチックフィルムを含む)を用いれば良
い。なお、基板101には、基板の表面に設けた絶縁膜
も含めるものとする。
【0035】基板101の上には画素部201および駆
動回路202が設けられている。ここでまず、画素部2
01について説明する。
【0036】画素部部201は画像表示を行う領域であ
り、複数の画素を有し、各画素にはEL素子に流れる電
流を制御するためのTFT(以下、電流制御TFTとい
う)102および三重項EL素子203が設けられてい
る。なお、ここでは電流制御TFT102しか図示して
いないが、電流制御TFTのゲートに加わる電圧を制御
するためのTFT(以下、スイッチングTFTという)
を設けている。
【0037】また、電流制御TFT102は、ここでは
pチャネル型TFTを用いることが好ましい。nチャネ
ル型TFTとすることも可能であるが、図1の構造のよ
うにEL素子の陽極に電流制御TFTを接続する場合
は、pチャネル型TFTにした方が消費電力を抑えるこ
とができる。但し、スイッチングTFT(図示せず)は
nチャネル型TFTでもpチャネル型TFTでも良い。
【0038】また、電流制御TFT102のドレインに
は画素電極103が電気的に接続されている。ここで
は、画素電極103の材料として仕事関数が4.5〜
5.5eVの導電性材料を用いるため、画素電極103
は三重項EL素子203の陽極として機能する。画素電
極103として代表的には、酸化インジウム、酸化ス
ズ、酸化亜鉛もしくはこれらの化合物を用いれば良い。
【0039】また、画素電極103の上にはEL層10
4が設けられている。なお、本明細書においてEL層と
は、EL膜(発光層)に正孔注入層、正孔輸送層、正孔
阻止層、電子注入層、電子輸送層もしくは電子阻止層と
して機能する有機材料を積層した層の総称を指す。但
し、EL層にはEL膜を単層で用いた場合も含むものと
する。
【0040】本発明は発光層として三重項励起により発
光する発光性材料からなる薄膜を用いる点に特徴があ
る。そのような発光性材料としては、従来例に挙げた論
文に記載された発光性材料を用いることが可能である。
また、EL層104の層構造も従来例に挙げた論文に記
載された層構造を用いることができる。
【0041】また、本発明者は、上記論文に記載された
発光性材料だけでなく、次の分子式で表される発光性材
料(具体的には金属錯体もしくは金属有機化合物)を用
いることが可能であると考えている。
【0042】
【化3】
【0043】
【化4】
【0044】上記分子式において、Mは周期表の8〜1
0族に属する元素である。上記論文では、白金、イリジ
ウムが用いられている。しかしながら、本発明者は鉄、
ニッケル、コバルトもしくはパラジウムが好ましいと考
えている。鉄、ニッケル、コバルトおよびパラジウム
は、白金やイリジウムに比べて安価であるため、発光装
置の製造コストを低減する上で有効である。特に、ニッ
ケルは錯体を形成しやすいため、生産性も高く好まし
い。
【0045】次、EL層104の上には陰極105が設
けられる。陰極105の材料としては仕事関数が2.5
〜3.5eVの導電性材料を用いる。陰極105として
代表的には周期表の1族もしくは2族に属する元素を含
む導電膜を用いれば良い。
【0046】また、画素電極103、EL層104およ
び陰極105からなる三重項EL素子203は、保護膜
106で覆われている。保護膜106は三重項EL素子
203を酸素および水から保護するために設けられる。
保護膜106の材料としては、窒化珪素膜、窒化酸化珪
素膜、酸化アルミニウム膜、酸化タンタル膜もしくは炭
素膜(具体的にはダイヤモンドライクカーボン膜)を用
いる。
【0047】次に、駆動回路202について説明する。
駆動回路202は画素部201に伝送される信号(ゲー
ト信号およびデータ信号)のタイミングを制御する領域
であり、シフトレジスタ、バッファ、ラッチ、アナログ
スイッチ(トランスファゲート)もしくはレベルシフタ
が設けられている。ここでは、これらの回路の基本単位
としてnチャネル型TFT107およびpチャネル型T
FT108からなるCMOS回路を示している。
【0048】なお、シフトレジスタ、バッファ、ラッ
チ、アナログスイッチ(トランスファゲート)もしくは
レベルシフタの回路構成は公知のもので良い。また、図
1では同一の基板上に画素部201および駆動回路20
2を設けているが、駆動回路202を設けずにICやL
SIを電気的に接続することも可能である。
【0049】また、図1に示したアクティブマトリクス
発光装置では、TFTの例としてトップゲート型TFT
(具体的にはプレーナ型TFT)を挙げているが、ボト
ムゲート型TFT(典型的には逆スタガ型TFT)を用
いても良い。
【0050】また、ここでは電流制御TFT102に三
重項EL素子203の陽極が電気的に接続されている
が、三重項EL素子の陰極が電流制御TFTに電気的に
接続された構造とすることもできる。その場合、画素電
極を陰極105で用いた材料で形成し、陰極を画素電極
103で用いた材料で形成すれば良い。また、その場
合、電流制御TFTはnチャネル型TFTとすることが
好ましい。
【0051】ここで、図1に示したアクティブマトリク
ス型発光装置の全体の構造を図2に示す。なお、図2
(A)には上面図を示し、図2(B)には図2(A)を
A−A’で切断した時の断面図を示す。また、図1の符
号を引用する。
【0052】図2(A)において、211は画素部、2
12はゲート側駆動回路、213はデータ側駆動回路で
ある。また、ゲート側駆動回路212およびデータ側駆
動回路213に伝送される信号は入力配線214を介し
てFPC(フレキシブルプリントサーキット)215か
ら入力される。
【0053】このとき、216は図1に示した三重項E
L素子203の上方に設けられるカバー材であり、樹脂
からなるシール材217により接着されている。カバー
材216は酸素および水を透過しない材質であれば如何
なるものを用いても良い。ここではカバー材216は、
図2(B)に示すようにプラスチック材216a、該プ
ラスチック材216aの表面および裏面に設けられた炭
素膜(具体的にはダイヤモンドライクカーボン膜)21
6b、216cからなる。
【0054】さらに、図2(B)に示すように、シール
材217は樹脂からなる封止材218で覆われ、三重項
EL素子203を完全に密閉空間219に封入するよう
になっている。このとき、密閉空間219は不活性ガス
(代表的には窒素ガスもしくは希ガス)、樹脂または不
活性液体(代表的にはパーフルオロアルカンに代表され
る液状のフッ素化炭素)を充填しておけば良い。さら
に、吸湿剤もしくは脱酸素剤を設けることも有効であ
る。
【0055】本発明の実施の形態に示したアクティブマ
トリクス型発光装置は、発光素子として三重項EL素子
を用いることで、消費電力が小さく明るい画像表示が可
能であるという特徴を持つ。また、三重項EL素子は必
要な動作電圧が低いため、EL膜の寿命が長く、信頼性
が高いという特徴も持つ。
【0056】〔発明の実施の形態2〕本発明の実施の形
態では、本発明の三重項EL素子を用いたアクティブマ
トリクス型発光装置をデジタル駆動により動作させる場
合について説明する。なお、デジタル駆動とは、デジタ
ル信号を用いて画像表示を行う駆動方法である。
【0057】また、ここでは階調表示を行う手法として
時分割法(時間分割法)を用いた例を示す。時分割法と
は、発光時間の組み合わせにより視覚的に複数の階調表
示を可能とする手法である。
【0058】ここでデジタル駆動を行うにあたって、本
発明の実施の形態では図8(A)に示す回路構成のアク
ティブマトリクス型発光装置とする。図8(A)におい
て、801は画素部、802はデータ側駆動回路、80
3はゲート側駆動回路であり、データ側駆動回路802
にはシフトレジスタ802a、1段目のラッチ802b、
2段目のラッチ802cが含まれる。
【0059】また、画素部801には複数の画素804
が形成されている。図8(B)は画素804の拡大図で
あり、805はゲート配線、806はデータ配線、80
7はスイッチングTFT、808は電流制御TFT、8
09は三重項EL素子、810はコンデンサ、811は
電流供給線である。なお、スイッチングTFT807お
よび電流制御TFT808は、ソース領域とドレイン領
域との間に複数のチャネル形成領域を有したマルチゲー
ト構造としても良い。特に、オフ電流(TFTがオフ状
態の時に流れるドレイン電流)を抑制する上で、スイッ
チングTFT807をマルチゲート構造とすることは有
効である。
【0060】上記構造の画素においては、データ配線8
06に伝送されたデータ信号は、スイッチングTFT8
07のゲートが開いた時にコンデンサ810にチャージ
される。また、このデータ信号は電流制御TFT808
のゲートに加わり、電流制御TFT808のゲートが開
くと電流供給線811に伝送された信号がEL素子80
9に加わる。こうしてEL素子809に所定の電圧が加
わり発光する。
【0061】次に、時分割法により階調表示を行う例に
ついて説明する。なお、ここでは8ビットのデジタル駆
動方式により256階調(1677万色)のフルカラー
表示を行う場合について説明する。
【0062】まず、画像1フレームを8つのフィールド
に分割する。なお、表示領域の全画素にデータを入力す
る1周期を1フレームと呼び、通常のELディスプレイ
では発振周波数は60Hz、即ち1秒間に60フレーム
が形成される。また、1フレームをさらに複数に分割し
たフレームをフィールドと呼ぶ。
【0063】1つのフィールドはアドレス期間(Ta)
とサステイン期間(Ts)とに分けられる。アドレス期
間とは、1フィールド期間中、全画素にデータを入力す
るのに要する時間全体であり、サステイン期間(点灯期
間と言っても良い)とは、EL素子を発光させている期
間を示している。
【0064】ここで1つ目のフィールドをF1と呼び、
以下2つ目のフィールドから8つ目のフィールドまでを
F2〜F8と呼ぶ。また、アドレス期間(Ta)はF1
〜F8まで一定である。一方、F1〜F8のサステイン
期間(Ts)をそれぞれTs1〜Ts8とする。
【0065】この時、Ts1:Ts2:Ts3:Ts4:Ts5:
Ts6:Ts7:Ts8=1:1/2:1/4:1/8:1/
16:1/32:1/64:1/128となるようにサ
ステイン期間を設定する。但し、F1〜F8を出現させ
る順序はどのようにしても良い。このサステイン期間の
組み合わせで256階調のうち所望の階調表示を行うこ
とができる。
【0066】まず、EL素子のTFTに接続されていな
い側の電極に電圧を加えない(選択しない)状態として
おき、EL素子を発光させずに各画素にデータ信号を入
力していく。この期間がアドレス期間となる。そして、
全ての画素にデータが入力されてアドレス期間が終了し
たら、上記電極に電圧を加えて(選択して)一斉にEL
素子を発光させる。この期間がサステイン期間となる。
また、発光させる(画素を点灯させる)期間はTs1〜T
s8までのいずれかの期間である。ここではTs8の期間、
所定の画素を点灯させたとする。
【0067】次に、再びアドレス期間に入り、全画素に
データ信号を入力したらサステイン期間に入る。このと
きはTs1〜Ts7のいずれかの期間がサステイン期間とな
る。ここではTs7の期間、所定の画素を点灯させたとす
る。
【0068】以下、残りの6つのフィールドについて同
様の動作を繰り返し、順次Ts6、Ts5…Ts1とサステイ
ン期間を設定し、それぞれのフィールドで所定の画素を
点灯させたとする。
【0069】8つのフィールドが出現したら1フレーム
を終えたことになる。このとき、サステイン期間の積算
によってその画素の階調を制御する。例えば、Ts1とT
s2を選択した場合には全灯を100%としたうちの75
%の輝度を表現でき、Ts3とTs5とTs8を選択した場合
には16%の輝度を表現できる。
【0070】なお、以上は256階調の場合について説
明したが、他の階調表示を行うことも可能である。次
に、nビットの階調表示を行う場合について図9を参照
して説明する。
【0071】nビット(nは2以上の整数)の階調(2
n階調)の表示を行う場合には、まず1フレームをnビ
ットの階調に対応させてn個のフィールド(F1、F2、
F3…F(n-1)、F(n)と表す)に分割する。階調が多く
なるにつれて1フレームの分割数も増え、駆動回路を高
い周波数で駆動しなければならない。
【0072】さらに、これらn個の各フィールドはアド
レス期間(Ta)及びサステイン期間(Ts)に分離され
る。即ち、全てのEL素子に共通な電極(TFTに接続
されていない側の電極)に対して電圧を加えるか加えな
いかを選択することによってアドレス期間とサステイン
期間を選択する。
【0073】そして、n個の各フィールドのサステイン
期間(但し、F1、F2、F3…F(n-1)、F(n)に対応す
るサステイン期間を各々Ts1、Ts2、Ts3…Ts(n-1)、
Ts(n)と表す)をTs1:Ts2:Ts3:…:Ts(n-1):T
s(n)=20:2-1:2-2:…:2-(n-2):2-(n-1)とな
るように処理する。
【0074】この状態で、任意の1フィールドでは順次
画素が選択され(厳密には各画素のスイッチング用TF
Tが選択され)、電流制御用TFTのゲートに所定のゲ
ート電圧(データ信号に対応する)が加わる。このと
き、電流制御用TFTが導通状態になるようなデータ信
号が入力された画素のEL素子は、アドレス期間終了
後、そのフィールドに割り当てられたサステイン期間だ
け発光する、即ち所定の画素が点灯する。
【0075】この動作をn個のフィールド全てにおいて
繰り返し、そのサステイン期間の積算によって各画素の
階調が制御される。従って、任意の一画素に注目する
と、その画素が各フィールドでどれだけの期間点灯した
か(どれだけのサステイン期間を経由したか)によっ
て、その一画素の階調が制御される。
【0076】以上のような手法により時分割階調表示が
可能となる。時分割法により階調表示を行うにはデジタ
ル駆動が望ましい。また、EL素子は電気信号に対する
応答性が高いため、時分割法を用いる上で有利である。
【0077】但し、本発明は上記駆動方法に限定される
ものではなく、アナログ駆動(アナログ信号を用いた駆
動方法)を用いても良いし、時分割法だけなく、面積分
割法(面積階調とも呼ばれる)を用いて階調表示を行っ
ても良い。アナログ駆動の場合は、アナログ信号による
電圧階調法を用いても良い。
【0078】また、本発明の実施の形態に示す駆動方法
を、「発明の実施の形態1」に示した発光装置の駆動方
法として用いることは可能である。
【0079】〔発明の実施の形態3〕本発明の実施の形
態では、一画素に三つの半導体素子を設けた画素構造を
有するアクティブマトリクス型発光装置に本発明を用い
た例を図10に示す。
【0080】図10において、1001はスイッチング
TFT1002のソース配線、1003はスイッチング
TFT1002のゲート配線、1004は電流制御TF
T、1005はコンデンサ(省略することも可能)、1
006は電流供給線、1007は消去TFT、1008
は消去ゲート配線、1009は三重項EL素子である。
なお、消去TFT1007の動作や画素構成については
特願平11−338786号を引用することができる。
【0081】消去TFT1007のドレインは電流制御
TFT1004のゲートに接続され、電流制御TFT1
004のゲート電圧を強制的に変化させることができる
ようになっている。なお、消去TFT1007はnチャ
ネル型TFTとしてもpチャネル型TFTとしても良い
が、オフ電流を小さくできるようにスイッチングTFT
1002と同一構造とすることが好ましい。
【0082】また、図10は、二つの画素間で電流供給
線1006を共通としている点にも特徴がある。即ち、
二つの画素が電流供給線1006を中心に線対称となる
ように形成されている。この場合、電流供給線の本数を
減らすことができるため、画素部をさらに高精細化する
ことができる。
【0083】なお、本発明の実施の形態は、「発明の実
施の形態1」もしくは「発明の実施の形態2」と組み合
わせて実施することが可能である。
【0084】〔発明の実施の形態4〕本発明の実施の形
態では、一画素に四つの半導体素子を設けた画素構造を
有するアクティブマトリクス型発光装置に本発明を用い
た例を図11に示す。
【0085】図11において、1101は第1スイッチ
ングTFT1102のソース配線、1103は第1スイ
ッチングTFT1102に直列に接続された(ドレイン
に接続された)第2スイッチング用TFTである。ま
た、1104はスイッチングTFT1102のゲートに
接続された(i+1)番目のゲート配線、1105はス
イッチングTFT1103のゲートに接続されたi番目
のゲート配線である。
【0086】また、1106は消去TFTであり、消去
TFT1106のソースは電流供給線1107に接続さ
れ、電流制御TFT1108のゲートおよび第2スイッ
チングTFT1103のドレインに接続されている。な
お、消去TFT1106のゲートは(i−1)番目のゲ
ート配線1109に接続されている。また、電流制御T
FT1108のソースは電流供給線1107に接続さ
れ、ドレインは三重項EL素子1110に接続されてい
る。
【0087】このとき、消去TFT1106のドレイン
は電流制御TFT1108のゲートに接続され、電流制
御TFT1108のゲート電圧を強制的に変化させるこ
とができるようになっている。なお、消去TFT110
6はnチャネル型TFTとしてもpチャネル型TFTと
しても良い。
【0088】「発明の実施の形態3」に示した特願平1
1−338786号の画素構造と異なる点は、スイッチ
ングTFTが第1スイッチングTFT1102と第2ス
イッチングTFT1103の二つに分けられ、第1スイ
ッチングTFT1102のゲートが隣接する次の行のゲ
ート配線、即ち(i+1)番目のゲート配線に接続され
ている点と、消去TFT1106のゲートが隣接する前
の行のゲート配線、即ち(i−1)番目のゲート配線に
接続されている点である。
【0089】図11の画素構造とした場合、(i−1)
番目のゲート配線、i番目のゲート配線および(i+
1)番目のゲート配線に入力するゲート信号の工夫によ
り特願平11−338786号に記載された画素構造と
同様の効果が得られる。ここで画素にデータ信号を書き
込む際のゲート信号のタイミングチャートを図12
(A)に、画素からデータ信号を消去する際のゲート信
号のタイミングチャートを図12(B)に示す。
【0090】本発明の実施の形態によれば、図10に示
した消去ゲート配線1108を省略することができるた
め、画素の有効発光領域が増やせる点と、消去ゲート配
線1008を駆動するための駆動回路を省略することが
できるため、製造歩留まりが向上する点が効果として期
待できる。
【0091】なお、本発明の実施の形態は、「発明の実
施の形態1」もしくは「発明の実施の形態2」と組み合
わせて実施することが可能である。
【0092】〔発明の実施の形態5〕本発明の発光装置
は画素内にいくつのTFTを設けた構造としても良い。
「発明の実施の形態3」では三つ、「発明の実施の形態
4」では四つのTFTを設けた例を示しているが、さら
に複数のTFTを設けた画素構造としても構わない。
【0093】なお、本発明の実施の形態は、「発明の実
施の形態1」もしくは「発明の実施の形態2」と組み合
わせて実施することが可能である。
【0094】〔発明の実施の形態6〕本発明の発光装置
は、明るく低消費電力であり、さらに信頼性が高いとい
う利点を有するため、様々な電気器具の光源として用い
ることが可能である。
【0095】代表的には、液晶表示装置のバックライト
もしくはフロントライトとして用いる光源または照明機
器の光源として用いることができる。
【0096】なお、本発明の実施の形態は、「発明の実
施の形態1」〜「発明の実施の形態5」のいずれの構成
と組み合わせても実施することが可能である。
【0097】
【実施例】〔実施例1〕本実施例において、三重項EL
素子を用いたアクティブマトリクス型発光装置の一例を
図15を用いて説明する。図15において示すアクティ
ブマトリクス型発光装置は、同一基板上に画素部585
と当該画素部に信号を出力する駆動回路584が形成さ
れている。画素部585にはスイッチング用TFT58
2と駆動用TFT583が設けられ、駆動回路584に
はpチャネル型TFT580、nチャネル型TFT58
1が設けられている。
【0098】画素部585において、スイッチング用T
FT582の半導体層にはn型不純物領域としてソース
領域560及びドレイン領域561、568とLDD領
域562〜565を有している。このTFTはマルチゲ
ート構造であり、ゲート絶縁膜510上のゲート電極5
13により、チャネル形成領域566、567が形成さ
れる。また、LDD領域562〜565はゲート電極5
13と重ならない位置に設けられ、このTFTのオフ電
流を低減させることを目的とした構造としている。
【0099】駆動回路584のnチャネル型TFT58
1にはソース領域591、ドレイン領域592、チャネ
ル形成領域594及びドレイン領域592側にLDD領
域593が形成されている。LDD領域593はゲート
電極512と重なる位置に設け、ホットキャリア効果に
よる劣化を抑制する構成としている。このnチャネル型
TFT581はオフ電流をあまり気にする必要はなく、
むしろ動作速度を重視した設計としている。また、電流
駆動能力を高めるため、LDD領域593はゲート電極
512と完全に重ねてしまい、極力直列抵抗損失を抑え
る配慮がなされている。一方、pチャネル型TFT58
0はホットキャリア効果による劣化は殆ど無視できるの
で、LDD領域は特別に設ける必要はなくシングルドレ
イン構造としている。
【0100】三重項EL素子は、50nmの窒化シリコ
ン膜561と、1000nmのアクリル562の積層構
造から成る層間絶縁膜上に形成する。窒化シリコン膜は
外部から半導体層にイオン性不純物が混入するのを防止
するために用いている。アクリルは平坦化するために用
い、その他、ポリイミド、ポリアミド、BCB(ベンゾ
シクロブテン)などの熱硬化型又は光硬化型の有機樹脂
材料でも代用できる。アクリルなどの有機樹脂膜は吸湿
性があるので、その表面をプラズマ処理により改質して
緻密化させておくことが望ましい。また、この処理によ
りEL素子の陰極材料として用いるリチウムなどのアル
カリ金属材料が半導体層に拡散するのを防ぐ効果を期待
できる。
【0101】三重項EL素子の陽極555は酸化インジ
ウム・スズ(ITO)で形成する。陽極555は駆動用
TFT583のドレイン配線544と接続する。隣接す
る画素間を分離するバンク556は、感光性アクリルを
陽極555及びアクリル562上に形成し、陽極555
の位置に合わせて開口を形成することにより形成する。
このバンク556は陽極555の端部を覆い、側面の傾
斜角を30度以上、好ましくは45度の角度をもって形
成する。また、バンク556は、陽極555と駆動用T
FT583のドレイン配線544とが接続されている部
分の上に設けることで、コンタクトホールの部分におい
て生じる段差によるEL層557の発光不良を防ぐこと
ができる。なおバンク556を形成している樹脂材料に
顔料等を混ぜ、バンク556を光遮蔽膜として併用する
こともできる。
【0102】そして、「発明の実施の形態1」で示すよ
うな三重項励起により発光する発光性材料を含むEL層
557及び陰極(MgAgまたはAlLi電極)558
を、真空蒸着法を用いて形成する。この二つの層は大気
開放せずに連続して形成することが望ましい。なお、E
L層557の膜厚は800〜200nm(典型的には1
00〜120nm)、陰極558の厚さは180〜30
0nm(典型的には200〜250nm)とすれば良
い。なお、本実施例では一画素分しか図示しないが、こ
のとき同時に赤色に発光するEL層、緑色に発光するE
L層及び青色に発光するEL層が形成される。
【0103】なお、本実施例ではEL層557を発光層
のみからなる単層構造としても良いし、発光層の他に正
孔輸送層、正孔注入層、電子輸送層、電子注入層等を設
けても良い。このように組み合わせは既に様々な例が報
告されており、そのいずれの構成を用いても構わない。
【0104】さらに、陰極557を形成した後、パッシ
ベーション膜559としてDLC(ダイヤモンドライク
カーボン)や窒化シリコン膜を形成する。
【0105】図15で示すアクティブマトリクス型発光
装置は、さらに外気に曝されないように気密性が高く、
脱ガスの少ない保護フィルム(ラミネートフィルム、紫
外線硬化樹脂フィルム等)や透光性のシーリング材でパ
ッケージング(封入)する。その際、シーリング材の内
部を不活性雰囲気にしたり、内部に吸湿性材料(例えば
酸化バリウム)を配置したりするとEL素子の信頼性が
向上する。
【0106】また、パッケージング等の処理により気密
性を高めたら、基板上に形成された素子又は回路から引
き回された端子と外部信号端子とを接続するためのコネ
クター(フレキシブルプリントサーキット:FPC)を
取り付けて製品として完成する。このような出荷できる
までした状態を本明細書中ではELディスプレイ(EL
モジュール)という。
【0107】〔実施例2〕図16はアクティブマトリク
ス型発光装置の画素の回路図の一例を示す。1107は
スイッチング用TFT、1108は駆動用TFT、11
09は消去用TFT、1110はEL素子、1111は
対向電源、1112はコンデンサである。駆動用TFT
1108は2つの駆動用TFT(第1のEL駆動用TF
Tと第2のEL駆動用TFT)が並列に接続されたもの
である。本明細書において、第1の駆動用TFTと第2
の駆動用TFTとを合わせて駆動用TFTと呼ぶ。
【0108】スイッチング用TFT11107のゲート
電極は、書き込み用ゲート信号線Ga(Ga1〜Gay
のいずれか1つ)に接続されている。スイッチング用T
FT1107のソース領域とドレイン領域は、一方がソ
ース信号線S(S1〜Sxのいずれか1つ)に接続され
ており、もう一方が駆動用TFT1108のゲート電
極、各画素が有するコンデンサ1112及び消去用TF
T1109のソース領域又はドレイン領域に接続されて
いる。
【0109】コンデンサ1112はスイッチング用TF
T1107が非選択状態(オフの状態)にある時、駆動
用TFT1108のゲート電圧を保持するために設けら
れている。なお本実施例ではコンデンサ1112を設け
る構成を示したが、本発明はこの構成に限定されず、コ
ンデンサ1112を設けない構成にしても良い。
【0110】また、駆動用TFT108のソース領域
は、一方が電源供給線V(V1〜Vxのいずれか1つ)
に接続され、ドレイン領域はEL素子110に接続され
る。電源供給線Vはコンデンサ112に接続されてい
る。
【0111】また消去用TFT109のソース領域とド
レイン領域のうち、駆動用TFT108のゲート電極に
接続されていない方は、電源供給線Vに接続されてい
る。そして消去用TFT109のゲート電極は、消去用
ゲート信号線Ge(Ge1〜Geyのいずれか1つ)に
接続されている。
【0112】EL素子110は陽極と陰極と、陽極と陰
極との間に設けられたEL層とからなる。陽極が駆動用
TFT108のドレイン領域と接続している場合、陽極
が画素電極、陰極が対向電極となる。逆に陰極が駆動用
TFT108のドレイン領域と接続している場合、陰極
が画素電極、陽極が対向電極となる。
【0113】EL素子110の対向電極は、画素部10
1を有する基板の外部に設けられた対向電源111に接
続されており、常に対向電位が与えられている。また電
源供給線Vは画素部101を有する基板の外部に設けら
れた電源(図示せず)に接続されており、常に電源電位
が与えられている。そして対向電位と電源電位は、電源
電位が画素電極に与えられたときにEL素子が発光する
程度の電位差に常に保たれている。
【0114】三重項EL素子を用いたELディスプレイ
は、画素部の面積あたりの発光量が200cd/m2
場合、画素部の面積あたりの電流が0.5〜1mA/c
2か程度で済む。そのため画素部のサイズが大きくな
っても、IC等に設けられた電源から電源供給線に与え
られる電位をスイッチで制御することができる。また、
本発明においては、電源電位と対向電位は常に一定に保
たれており、ICに設けられた電源から与えられる電位
の高さをスイッチで制御する必要がないので、より大き
な画面サイズのパネルの実現に有用である。
【0115】スイッチング用TFT107、駆動用TF
T108、消去用TFT109は、nチャネル型TFT
でもpチャネル型TFTでもどちらでも用いることがで
きる。ただし、第1の駆動用TFTと第2の駆動用TF
Tは同じ極性を有していることが必要である。そして、
EL素子110の陽極が画素電極で陰極が対向電極の場
合、駆動用TFT108はpチャネル型TFTであるこ
とが好ましい。また逆にEL素子110の陽極が対向電
極で陰極が画素電極の場合、駆動用TFT108はnチ
ャネル型TFTであることが好ましい。
【0116】またスイッチング用TFT107、駆動用
TFT108、消去用TFT109は、シングルゲート
構造ではなく、ダブルゲート又はトリプルゲート構造な
どのマルチゲート構造を有していても良い。
【0117】図16に示したELディスプレイの画素の
上面図を図16を用いて説明する。図16と図17では
共通の符号を用いている。
【0118】図16において、ソース信号線(S)と、
電源供給線(V)と、書き込み用ゲート信号線(Ga)
と、消去用ゲート信号線(Ge)とをそれぞれ1つづつ
有する領域1105が画素である。画素1105はスイ
ッチング用TFT1107と、駆動用TFT1108
と、消去用TFT1109とを有している。駆動用TF
T1108は第1及び第2の駆動用TFTを有してお
り、第1及び第2のEL駆動用TFTは並列に接続して
いる。
【0119】スイッチング用TFT1107は、半導体
層1107aと、書き込み用ゲート信号線(Ga)の一
部であるゲート電極1107bとを有している。駆動用
TFT1108は、半導体層1108aと、ゲート配線
1121の一部であるゲート電極1108bとを有して
いる。消去用TFT1109は、半導体層1109a
と、書き込み用ゲート信号線(Ge)の一部であるゲー
ト電極1109bとを有している。
【0120】スイッチング用TFT1107の半導体層
1107aが有するソース領域とドレイン領域は、いず
れか一方はソース信号線に、もう一方は接続配線111
3を介してゲート配線1121に接続されている。な
お、1113はソース信号線(S)に入力される信号の
電位によってソース配線又はドレイン配線と呼ぶ。
【0121】消去用TFT1109の半導体層1109
aが有するソース領域とドレイン領域は、いずれか一方
はソース信号線に、もう一方は接続配線1115を介し
てゲート配線121に接続されている。なお1113は
電源供給線(V)の電源電位によって、ソース配線又は
ドレイン配線と呼ぶ。
【0122】駆動用TFT1108の半導体層1108
aが有するソース領域とドレイン領域は、それぞれ電源
供給線(V)とドレイン配線1114に接続されてい
る。ドレイン配線1114は陽極1117に接続されて
いる。
【0123】容量配線1116は半導体膜で形成されて
いる。コンデンサ1112は、電源供給線(V)と電気
的に接続された容量配線1116、ゲート絶縁膜と同一
層の絶縁膜(図示せず)及びゲート配線1121との間
で形成される。また、ゲート配線1121、第1層間絶
縁膜と同一の層(図示せず)及び電源供給線(V)で形
成される容量もコンデンサとして用いることが可能であ
る。
【0124】なお陽極1117上には有機樹脂膜をエッ
チングすることで開口部1131を設けたバンクが形成
されている。そして図示しないが、画素電極1117上
にEL層と対向電極が順に積層される。陽極1105と
EL層とはバンクの開口部1131において接してお
り、EL層は対向電極と画素電極とに接して挟まれてい
る部分のみ発光する。
【0125】なお、本発明のELディスプレイの画素部
の構成は、図16に示した構成に限定されない。
【0126】〔実施例3〕一重項EL素子に対する三重
項EL素子の優位性は、低電圧で高い輝度が得られる点
にある。ここでは、アクティブマトリクス型発光装置に
適用することのできるEL素子の一試作例をしめす。
【0127】三重項EL素子として陽極としてITO上
に銅フタロシアニン(以下、CuPcと記す)、芳香族
アミン系材料である4,4',4"−トリス(N−3−メ
チルフェニル−N−フェニル−アミノ)トリフェニルア
ミン(以下、mTDATAと記す)、4,4'−ビス−
[N−(ナフチル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニ
ル(以下、α−NPDと記す)、4,4'−N,N'−ジ
カルバゾ−ル−ビフェニル(以下、CBPと記す)にト
リス−(2−フェニルピジリン)にイリジウム(以下、
Ir(ppy)3と記す)を添加したもの、バソキュプロ
イン(以下、BCPと記す)、オキシンのアルミニウム
錯体(以下、Alq3と記す)を順次積層した試料を作
製した。Ir(ppy)3を添加したCBPは三重項励
起状態からの発光(燐光)が得られる有機化合物であ
る。
【0128】比較例として、ITOで形成される陽極上
に、CuPcで形成される正孔注入層、mTDATA及
びα−NPDで形成される正孔輸送層、Alq3で形成
される電子注入層兼発光層を形成した一重項EL素子を
形成した。
【0129】図18は電流密度対発光輝度の特性を示す
グラフである。三重項EL素子は、低電流密度から高い
発光輝度が得られ、同じ電流密度で比較すると5〜10
倍高い輝度が得られている。特にこの傾向は、電流密度
の低い領域で顕著である。また、ここで測定した範囲で
は、電流密度の増加に対してほぼ直線的に輝度が増加し
ている傾向を示している。
【0130】図19は印加電圧対発光効率の関係を示す
グラフであり、三重項EL素子は4〜6Vの範囲におい
て9%の発光効率を得ている。それに対し、一重項EL
素子は4〜9Vの範囲において1〜2%の発光効率しか
得られておらず、三重項EL素子の方が明るく発光する
ということができる。
【0131】なお、発光効率η(ext)は以下の計算
式により導出した値を用いた。
【0132】
【数1】
【0133】ここで、πLは全光束(lm/m2)、e
は素電荷、Kmは最大視感度(680lm/W)、Jは
電流密度(A/m2)、F(λ)は実測の発光スペクト
ル、y(λ)は標準視感度曲線である。
【0134】図20は消費電力対発光効率の特性を示し
ている。発光効率は消費電力と共に増加するのではな
く、消費電力の高い動作領域ではむしろ発光効率は低下
している。しかしながら、三重項EL素子の方がはるか
に高い発光効率を実現していて、消費電力の観点からも
三重項EL素子の方が一重項EL素子よりも優れている
ことが示されている。
【0135】一方、図22はシングルドレイン構造のT
FT(nチャネル型)の寿命時間に関するデータを示し
ている。グラフは、ゲート電圧を2V一定とし、ドレイ
ン電圧を定常的に印加してドレイン電流が10%劣化す
るまでの時間を求めプロットしたものである。ドレイン
電圧を変化させてその時間を調べ、そのプロットをもっ
て引くことができる直線を外挿して、3.15×108
秒(10年)と交差する電圧を10年保証電圧と定義す
る。
【0136】図23はチャネル長(Li)を2.8〜
9.8μmまで変化させたときの10年保証電圧を示し
ている。例えば、チャネル長3μmのシングルドレイン
構造のTFTは、10年保証電圧が約7Vであることが
示されている。つまり、それ以下のドレイン電圧で駆動
する限りにおいては、実用上何ら問題ないこということ
を示している。
【0137】以上のデータより、アクティブマトリクス
型発光装置では、TFTの駆動電圧が三重項EL素子を
用いた方が低くすることができる。図19で示すよう
に、本実施例で示す三重項EL素子を用いれば、駆動電
圧を4〜6Vの範囲に設定することができる。この程度
の電圧で駆動するTFTは、ホットキャリア効果による
劣化を殆ど無視することができる。従って、LDDなど
を特段設ける必要がなく、製造工程の短縮や製造コスト
の低減を図ることができる。
【0138】以上、本発明をもって示すように、三重項
EL素子を用いることでTFTの駆動電圧を低下させ、
消費電力を低減させると同時に明るい表示装置を得るこ
とができる。
【0139】〔実施例4〕本発明をの発光装置は、自発
光型であるため液晶表示装置に比べて明るい場所での視
認性に優れ、しかも視野角が広い。従って、様々な電気
器具の表示部として用いることができる。
【0140】本発明の電気器具としては、ビデオカメ
ラ、デジタルカメラ、ゴーグル型ディスプレイ(ヘッド
マウントディスプレイ)、ナビゲーションシステム、音
響機器、ノート型パーソナルコンピュータ、ゲーム機
器、無線携帯機器(モバイルコンピュータ、携帯電話、
携帯型ゲーム機器または電子書籍)、記録媒体を備えた
画像再生装置などが挙げられる。それらの具体例を図1
3、図14に示す。
【0141】図13(A)はELディスプレイであり、
筐体2001、支持台2002、表示部2003を含
む。本発明の発光装置は表示部2003に用いることが
できる。ELディスプレイは自発光型であるためバック
ライトが必要なく、液晶ディスプレイよりも薄い表示部
とすることができる。
【0142】図13(B)はビデオカメラであり、本体
2101、表示部2102、音声入力部2103、操作
スイッチ2104、バッテリー2105、受像部210
6を含む。本発明の発光装置は表示部2102に用いる
ことができる。
【0143】図13(C)はデジタルカメラであり、本
体2201、表示部2202、接眼部部2203、操作
スイッチ2204を含む。本発明の発光装置は表示部2
202に用いることができる。
【0144】図13(D)は記録媒体を備えた画像再生
装置であり、本体2301、記録媒体(CD、LDまた
はDVD等)2302、操作スイッチ2303、表示部
(a)2304、表示部(b)2305を含む。表示部
(a)は主として画像情報を表示し、表示部(b)は主
として文字情報を表示するが、本発明の発光装置はこれ
ら表示部(a)、(b)に用いることができる。なお、
記録媒体を備えた画像再生装置には、CD再生装置、ゲ
ーム機器なども含まれる。
【0145】図13(E)は携帯型(モバイル)コンピ
ュータであり、本体2401、表示部2402、受像部
2403、操作スイッチ2404、メモリスロット24
05を含む。本発明の電気光学装置は表示部2402に
用いることができる。この携帯型コンピュータはフラッ
シュメモリや不揮発性メモリを集積化した記録媒体に情
報を記録したり、それを再生したりすることができる。
【0146】図13(F)はパーソナルコンピュータで
あり、本体2501、筐体2502、表示部2503、
キーボード2504を含む。本発明の発光装置は表示部
2503に用いることができる。
【0147】なお、将来的にEL材料の発光輝度が高く
なれば、出力した画像情報を含む光をレンズ等で拡大投
影してフロント型若しくはリア型のプロジェクターに用
いることも可能となる。
【0148】また、上記電気器具はインターネットやC
ATV(ケーブルテレビ)などの電子通信回線や電波な
どの無線通信を通じて配信された情報を表示することが
多くなり、特に動画情報を表示する機会が増してきてい
る。EL材料の応答速度は非常に高いため、そのような
動画表示を行うに適している。
【0149】また、発光装置は発光している部分が電力
を消費するため、発光部分が極力少なくなるように情報
を表示することが望ましい。従って、携帯情報端末、特
に携帯電話や車載用オーディオのような文字情報を主と
する表示部に発光装置を用いる場合には、非発光部分を
背景として文字情報を発光部分で形成するように駆動す
ることが望ましい。
【0150】ここで図14(A)は携帯電話であり、本
体2601、音声出力部2602、音声入力部260
3、表示部2604、操作スイッチ2605、アンテナ
2606を含む。本発明の発光装置は表示部2604に
用いることができる。なお、表示部2604は黒色の背
景に白色の文字を表示することで携帯電話の消費電力を
抑えることができる。
【0151】また、図14(B)は音響機器(具体的に
は車載用オーディオ)であり、本体2701、表示部2
702、操作スイッチ2703、2704を含む。本発
明の発光装置は表示部2702に用いることができる。
また、本実施例では車載用オーディオを示すが、家庭用
オーディオに用いても良い。なお、表示部2704は黒
色の背景に白色の文字を表示することで消費電力を抑え
られる。
【0152】さらに、光センサを内蔵させ、使用環境の
明るさを検知する手段を設けることで使用環境の明るさ
に応じて発光輝度を変調させるような機能を持たせるこ
とは有効である。使用者は使用環境の明るさに比べてコ
ントラスト比で100〜150の明るさを確保できれば
問題なく画像もしくは文字情報を認識できる。即ち、使
用環境が明るい場合は画像の輝度を上げて見やすくし、
使用環境が暗い場合は画像の輝度を抑えて消費電力を抑
えるといったことが可能である。
【0153】なお、本発明の実施の形態は、「発明の実
施の形態1」〜「発明の実施の形態5」及び「実施例
1」〜「実施例3」のいずれの構成と組み合わせても実
施することが可能である。
【0154】
【発明の効果】本発明を実施することにより明るく低消
費電力で、信頼性の高いアクティブマトリクス型発光装
置を得ることができる。さらに、そのような発光装置を
光源もしくは表示部に用いることで明るい表示部を有し
消費電力の低い電気器具を得ることができる。
【0155】このように、三重項EL素子は動作電圧が
低い領域で最も効率の良い発光が得られるため、アクテ
ィブマトリクス型発光装置と組み合わせることで、消費
電力が小さく、且つ、明るい画像表示が可能な発光装置
を実現することができる。また、三重項EL素子を駆動
するTFTにおいて、駆動電圧が10V以下に低下する
ことによりホットキャリア効果に起因する劣化が低減さ
れ、長期に渡って安定的にTFTを動作させることが出
来るる。また、必ずしもLDDなどを設けた複雑な構造
を採用する必要がなく、シングルドレイン構造としても
良いので、TFTの作製工程を簡素化することができ
る。さらに、EL素子の動作電圧が低いということはE
L素子に流す電流密度が小さくて済むため寿命の長い
(信頼性の高い)発光装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発光装置の断面構造を示す図。
【図2】 発光装置の上面構造および断面構造を示す
図。
【図3】 電流密度と発光輝度の関係を示す図。
【図4】 動作電圧と発光効率の関係を示す図。
【図5】 消費電力と発光効率の関係を示す図。
【図6】 消費電力と発光輝度の関係を示す図。
【図7】 画素数と発光時間もしくは電流密度の関係
を示す図。
【図8】 発光装置の回路構成および画素構造を示す
図。
【図9】 時分割法による階調表示の動作を説明する
ための図。
【図10】 発光装置の画素構造を示す図。
【図11】 発光装置の画素構造を示す図。
【図12】 ゲート配線に入力される信号のタイミング
チャートを示す図。
【図13】 電気器具の具体例を示す図。
【図14】 電気器具の具体例を示す図。
【図15】 アクティブマトリクス型発光装置の一例を
示す断面図。
【図16】 アクティブマトリクス型発光装置の画素部
の構造を示す上面図。
【図17】 アクティブマトリクス型発光装置の画素部
の等価回路図。
【図18】 三重項EL素子と一重項EL素子の電流密
度対輝度の特性を示すグラフ。
【図19】 三重項EL素子と一重項EL素子の電圧対
発光効率の特性を示すグラフ。
【図20】 三重項EL素子と一重項EL素子の消費電
力対輝度の特性を示すグラフ。
【図21】 シングルドレインTFTのドレイン電圧と
寿命時間の関係を示すグラフ。
【図22】 シングルドレインTFTのチャネル長と1
0年保証電圧の関係を示すグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 680 G09G 3/20 680S 680T 680V 3/30 3/30 J Fターム(参考) 3K007 AB02 AB03 AB06 AB11 AB18 BA06 CA01 CB01 DA01 DB03 EA01 EB00 GA04 5C080 AA06 BB05 CC03 DD26 DD30 FF09 HH05 JJ02 JJ03 JJ04 JJ05 JJ06 KK02 KK43 5C094 AA10 AA24 AA31 AA43 AA44 BA03 BA27 CA19 DA09 DA13 DB01 DB04 EA04 EA05 EA10 EB02 FA01 FA02 FB01 FB12 FB14 FB15 GA10 GB10 JA03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三重項励起によりELが得られる発光性材
    料を用いたEL素子および該EL素子に電気的に接続さ
    れた半導体素子を含むことを特徴とする発光装置。
  2. 【請求項2】半導体素子および該半導体素子に電気的に
    接続されたEL素子を含む発光装置において、前記EL
    素子は、下記一般式(1) 【化1】 で示される発光性材料からなる薄膜を含むことを特徴と
    する発光装置。
  3. 【請求項3】半導体素子および該半導体素子に電気的に
    接続されたEL素子を含む発光装置において、前記EL
    素子は、下記一般式(2) 【化2】 で示される発光性材料からなる薄膜を含むことを特徴と
    する発光装置。
  4. 【請求項4】請求項2または請求項3において、前記周
    期表の8〜10族に属する元素は、ニッケル、コバルト
    もしくはパラジウムであることを特徴とする発光装置。
  5. 【請求項5】請求項2または請求項3において、前記発
    光性材料は、ニッケル、コバルトもしくはパラジウムを
    含む金属錯体であることを特徴とする発光装置。
  6. 【請求項6】請求項2または請求項3において、前記発
    光性材料は、ニッケル、コバルトもしくはパラジウムを
    含む有機化合物であることを特徴とする発光装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項5のいずれか一におい
    て、前記半導体素子はTFTであることを特徴とする発
    光装置。
  8. 【請求項8】三重項励起によりエレクトロルミネッセン
    スが得られる発光性材料を用いたEL素子および該EL
    素子に電気的に接続された薄膜トランジスタとが備えら
    れ、前記薄膜トランジスタを介して前記EL素子に印加
    される電圧は4V乃至6Vであることを特徴とする発光
    装置。
  9. 【請求項9】三重項励起によりエレクトロルミネッセン
    スが得られる発光性材料を用いたEL素子および該EL
    素子に電気的に接続された薄膜トランジスタと、ソース
    信号線及び前記薄膜トランジスタのソース側に接続する
    電源供給線とが備えられ、前記電源供給線の電圧は4V
    乃至6Vであることを特徴とする発光装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至請求項9のいずれか一に記
    載の発光装置を用いたことを特徴とする電気器具。
  11. 【請求項11】請求項1乃至請求項9のいずれか一に記
    載の発光装置を用いたことを特徴とする携帯電話。
  12. 【請求項12】請求項1乃至請求項9のいずれか一に記
    載の発光装置を用いたことを特徴とするデジタルカメ
    ラ。
  13. 【請求項13】請求項1乃至請求項9のいずれか一に記
    載の発光装置を用いたことを特徴とする音響機器。
  14. 【請求項14】請求項1乃至請求項9のいずれか一に記
    載の発光装置を用いたことを特徴とする無線携帯機器。
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