JP2002050456A - 面状発熱体およびその製造方法 - Google Patents

面状発熱体およびその製造方法

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JP2002050456A
JP2002050456A JP2000232707A JP2000232707A JP2002050456A JP 2002050456 A JP2002050456 A JP 2002050456A JP 2000232707 A JP2000232707 A JP 2000232707A JP 2000232707 A JP2000232707 A JP 2000232707A JP 2002050456 A JP2002050456 A JP 2002050456A
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heating element
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manufacturing
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Yuji Kitamikado
勇次 北御門
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Nok Corp
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Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PTC発熱素子3を均一な厚さに印刷するこ
とができ、もって発熱分布が均一でウエット膜厚を精度
良く測定することが可能な面状発熱体1の製造方法を提
供する。 【解決手段】 絶縁性基板2にPTC発熱素子3の材料
ペーストまたはインクを印刷および乾燥させてから、そ
の上に電極4a,4bの材料ペーストまたはインクを印
刷および乾燥させることにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面状発熱体および
その製造方法に関するものである。本発明の面状発熱体
は例えば、自動車等車両用のドアミラーヒーターとして
用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図5および図6に示す面状発
熱体51が知られており、以下のように構成されてい
る。
【0003】すなわち先ず、絶縁性基板としての絶縁フ
ィルム52が設けられており、この絶縁フィルム52の
上(図6では下側)に、この絶縁フィルム52の上でカ
ーボン等の導電性粒子を含有してなる導電性ペースト
(インク)を印刷および乾燥させることにより形成され
た一対の電極53a,53bが設けられている。また、
この電極53a,53bの上に、この電極53a,53
bの上で材料ペースト(インク)を印刷および乾燥させ
ることにより形成されたPTC発熱素子54が設けられ
ており、この発熱素子54の上に絶縁性カバーとしての
絶縁フィルム55が被せられている。一対の電極53
a,53bにはそれぞれ端子56a,56bが接続され
ている。
【0004】上記従来の面状発熱体51を製造するに際
しては、図7に示すように、絶縁フィルム52の上に電
極53a,53bの材料ペーストまたはインクを印刷お
よび乾燥させてから(同図(B))、その上に発熱素子
54の材料ペーストまたはインクを印刷および乾燥させ
ている(同図(C))。
【0005】したがって、この製造方法によると、図8
の詳細図に示すように、所定の印刷パターン(図5では
櫛歯状)に応じて凹凸した形状の電極53a,53bの
上に発熱素子54を印刷することになるために、印刷さ
れる発熱素子54の表面が電極53a,53bに倣って
凸凹してしまい、よって発熱素子54を均一な厚さに印
刷することが困難であり、これを原因として、均一な発
熱分布の製品を製造するのが困難であると云う不都合が
ある。
【0006】また、印刷された発熱素子54の下に凹凸
した形状の電極53a,53bが配置されるために、ウ
エット膜厚を精度良く測定することが困難であると云う
不都合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
みて、PTC発熱素子を均一な厚さに印刷することがで
き、もって発熱分布が均一でウエット膜厚を精度良く測
定することが可能な面状発熱体とその製造方法とを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1による面状発熱体は、絶縁性基板
に重ねられるとともに材料ペーストまたはインクの印刷
および乾燥により形成されたPTC発熱素子と、前記P
TC発熱素子に重ねられるとともに材料ペーストまたは
インクの印刷および乾燥により形成された電極とを有す
ることを特徴とするものである。
【0009】また、本発明の請求項2による面状発熱体
は、絶縁性基板、PTC発熱素子および電極をこの順番
に重ね合わせたことを特徴とするものである。
【0010】また、本発明の請求項3による面状発熱体
の製造方法は、絶縁性基板にPTC発熱素子の材料ペー
ストまたはインクを印刷および乾燥させてから、その上
に電極の材料ペーストまたはインクを印刷および乾燥さ
せることを特徴とするものである。
【0011】また、本発明の請求項4による面状発熱体
の製造方法は、絶縁性基板、PTC発熱素子および電極
をこの順番に重ね合わせることを特徴とするものであ
る。
【0012】上記構成を備えた本発明の各請求項による
面状発熱体またはその製造方法は、面状発熱体における
構成要素の積層の順番を上記従来技術における「基板
電極 発熱素子」の順から「基板 発熱素子
電極」の順に入れ替えたものであって、基板が平坦
であることから、この基板による平坦面に対して発熱素
子を印刷することになる。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施例を図面にし
たがって説明する。
【0014】図1は、本発明の実施例に係る面状発熱体
1の平面を示しており、その断面が図2に示されてい
る。
【0015】この図示した面状発熱体1は、以下のよう
に構成されている。
【0016】すなわち先ず、絶縁性基板として平面状な
いし平板状の絶縁フィルム2が設けられており、この絶
縁フィルム2の上(図2では下側)に、この絶縁フィル
ム2の上で材料ペースト(インク)を印刷および乾燥さ
せることにより形成されたPTC発熱素子3が設けられ
ており、この発熱素子3の上に、この発熱素子3の上で
カーボン等の導電性粒子を含有してなる導電性ペースト
(インク)を印刷および乾燥させることにより形成され
た一対の電極4a,4bが設けられており、この電極4
a,4bの上に絶縁性カバーとしての絶縁フィルム5が
被せられている。この絶縁フィルム5が被せられる側
は、当該面状発熱体1におけるワーク貼り付け側であ
る。
【0017】PTC発熱素子3は、絶縁フィルム2の周
縁部を除く略全面に均一な厚さで印刷されており、また
一対の電極4a,4bは、櫛歯状のものが対をなしてパ
ターン印刷されている。また、電極4a,4bにはそれ
ぞれ端子6a,6bが接続されている。
【0018】PTC発熱素子3用のインクの組成は、E
AA(エチレンアクリル共重合体)、導電粒子、金属酸
化物および溶剤であって、EAAはEscor#500
0、導電粒子はカーボン等、金属酸化物は酸化チタン
等、溶剤はインク用で沸点の高いもの(150〜250
℃くらい)である。また、被印刷側の絶縁フィルム2の
材質はPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム
(難燃性のものまたは通常のもの)であり、厚さは10
0〜300μmほどである。また、カバー側の絶縁フィ
ルム5は、粘着剤(カバー用)、PETフィルム(厚さ
50〜100μm)、粘着剤(被加熱物に貼り付け用)
および離型フィルムの積層構造である。
【0019】つぎに上記面状発熱体1の製造方法を説明
すると、以下のとおりである。
【0020】すなわち先ず、図3(A)に示すように、
所定の平面形状を備えた平面状ないし平板状の絶縁フィ
ルム2を用意し、ついで同図(B)に示すように、この
絶縁フィルム2の上に、PTC発熱素子3の材料ペース
トを印刷してこれを乾燥させる。上記したようにこの印
刷は、絶縁フィルム2の周縁部を除く略全面に厚みが均
一となるように行なわれる。ついで同図(C)に示すよ
うに、発熱素子3の上に、一対の電極4a,4bの材料
ペーストを印刷してこれを乾燥させる。上記したように
この印刷は、櫛歯が対をなすように所定の印刷パターン
をもって行なわれる。ついで同図(D)に示すように、
電極4a,4bの端子接続部にそれぞれ端子6a,6b
をカシメ等の手段によって固定し、ついで同図(E)に
示すように、電極4a,4bの上から絶縁フィルム5を
貼り付ける。
【0021】上記構成を備えた面状発熱体1は、自動車
等車両用のドアミラーヒーターとしてドアミラーの裏面
側に設置されるものであって、上記構成により以下の作
用効果を奏する点に特徴を有している。
【0022】すなわち、当該面状発熱体1の積層構造な
いし製造手順として、上記図3(B)の項で述べたよう
に、基板としての絶縁フィルム2の上に従来のように電
極4a,4bの材料ペーストを印刷および乾燥させるの
ではなく、PTC発熱素子3の材料ペーストを印刷およ
び乾燥させるようにしたために、この発熱素子3の印刷
が電極4a,4bによる凸凹面に対してではなく、絶縁
フィルム2による平坦面に対して行なわれることにな
る。したがって、図4の詳細図に示すように、スクリー
ン(ポリエステルメッシュまたはレーザーメタル製)7
やスキージー8等を使用して行なわれるこの発熱素子3
の印刷工程において、発熱素子3を均一な厚みに印刷す
ることが可能となり、これにより均一な発熱分布の製品
を製造することができる。
【0023】また、発熱素子3印刷後のウエット膜厚の
測定精度を向上させることができるために、塗布厚さの
設定精度を向上させることができる。
【0024】また、発熱素子3の印刷が絶縁フィルム2
に対する平坦な全面印刷であることから、その後に行な
われる発熱素子3に対する電極4a,4bの印刷も発熱
素子3による平坦面に対して行なわれることになる。し
たがって、電極4a,4Bもこれを均一な厚みに印刷す
ることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0026】すなわち先ず、上記構成を備えた本発明の
各請求項による面状発熱体またはその製造方法において
は、構成要素の積層の順番が、従来の「基板 電極
発熱素子」の順から「基板 発熱素子 電
極」の順に入れ替えられているために、平坦な絶縁性基
板に対して発熱素子の印刷が行なわれる。したがって、
発熱素子の印刷工程において、発熱素子を均一な厚さに
印刷することが可能となり、これにより均一な発熱分布
の製品を製造することができる。
【0027】また、発熱素子の印刷後におけるウエット
膜厚の測定精度を向上させることができるために、塗布
厚みの設定精度を向上させることができる。
【0028】また、発熱素子の印刷が絶縁性基板に対す
る平坦な全面印刷であることから、その後に行なわれる
発熱素子に対する電極の印刷も発熱素子による平坦面に
対して行なわれる。したがって、電極もこれを均一な厚
さに印刷することができる。
【0029】またこれに加えて、上記構成を備えた本発
明の請求項1または2による面状発熱体においては、発
熱素子および電極の配置が従来とは反対であって、電極
がワーク貼り付け側に配置されるために、この電極が外
気から、より密閉される。したがって、外部の水分が電
極まで浸入する可能性が低くなり、マイグレーションを
起こす危険性が小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る面状発熱体の平面図
【図2】同面状発熱体の断面図
【図3】同面状発熱体の製造工程説明図
【図4】同面状発熱体の発熱素子印刷工程説明図
【図5】従来例に係る面状発熱体の平面図
【図6】同面状発熱体の断面図
【図7】同面状発熱体の製造工程説明図
【図8】同面状発熱体の発熱素子印刷工程説明図
【符号の説明】
1 面状発熱体 2 絶縁フィルム(絶縁性基板) 3 PTC発熱素子 4a,4b 第一電極 5 絶縁フィルム(絶縁性カバー) 6a,6b 端子 7 スクリーン 8 スキージー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D025 AA04 AC09 AD13 AF28 3D053 GG06 JJ20 3K034 AA02 AA05 AA07 AA08 AA10 AA15 AA34 AA37 BB08 BB13 BC16 BC23 BC27 BC29 CA02 CA14 CA34 HA01 JA01 3K092 PP15 QA06 QB02 QB04 QB18 QB19 QB21 QB31 QB75 QB76 QC25 QC38 RF02 RF14 RF17 RF26 VV08 VV22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板(2)に重ねられるとともに
    材料ペーストまたはインクの印刷および乾燥により形成
    されたPTC発熱素子(3)と、前記PTC発熱素子
    (3)に重ねられるとともに材料ペーストまたはインク
    の印刷および乾燥により形成された電極(4a)(4
    b)とを有することを特徴とする面状発熱体。
  2. 【請求項2】 絶縁性基板(2)、PTC発熱素子
    (3)および電極(4a)(4b)をこの順番に重ね合
    わせたことを特徴とする面状発熱体。
  3. 【請求項3】 絶縁性基板(2)にPTC発熱素子
    (3)の材料ペーストまたはインクを印刷および乾燥さ
    せてから、その上に電極(4a)(4b)の材料ペース
    トまたはインクを印刷および乾燥させることを特徴とす
    る面状発熱体の製造方法。
  4. 【請求項4】 絶縁性基板(2)、PTC発熱素子
    (3)および電極(4a)(4b)をこの順番に重ね合
    わせることを特徴とする面状発熱体の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004048165A1 (ja) 2002-11-28 2004-06-10 Nok Corporation ドアミラーヒーター
US7202445B2 (en) 2002-11-28 2007-04-10 Nok Corporation Door mirror heater

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