JP2002049742A - 議決権行使方法およびそのシステム - Google Patents

議決権行使方法およびそのシステム

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JP2002049742A
JP2002049742A JP2000237809A JP2000237809A JP2002049742A JP 2002049742 A JP2002049742 A JP 2002049742A JP 2000237809 A JP2000237809 A JP 2000237809A JP 2000237809 A JP2000237809 A JP 2000237809A JP 2002049742 A JP2002049742 A JP 2002049742A
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Yutaka Kawajiri
豊 川尻
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Sumitomo Mitsui Banking Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発行体にあっては、株主に対し安価かつ簡易
に株主総会の召集通知の出状ができ、各株主における議
決権行使手続きの進行状況を一覧で把握することがで
き、株主から寄せられた大量の議決権行使用紙の集計を
安価かつ容易に行うことができ、かつ、株主にあって
は、容易に議決権の行使を行うことができる議決権行使
方法およびそのシステムを提供すること。 【解決手段】 端末102、130から入力された株主
の議決権の投票内容に関する議決権情報をサーバ101
が受信し、データベース110で記憶し、前記サーバ1
01が前記議決権情報を検索、集計し、前記端末10
2、130が前記サーバ101から前記議決権情報を取
得し、出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、株主総会における
議決権行使方法およびそのシステムに関し、より詳細に
は、ネットワークを用いた株主総会における議決権行使
方法およびそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】株式の発行体は、株主総会への召集通知
を書面で作成し、すべての株主に対し個々に郵送するこ
とにより行っている。召集通知を受領した株主は、召集
通知とともに送付された様々な情報や株主総会の議案を
検討し、株主総会に出席し、経営方針や議案に対する自
己の意思を「賛成」、または「反対」のかたちで表明するこ
とにより自己の議決権を行使し、経営に自己の意思を反
映させる。
【0003】株主総会当日に出席できない株主に対して
は、議決権行使の代替手段として、議決権行使用紙によ
る投票での意思表示が認められている。議決権行使用紙
も召集通知とともに株主に送付されるものであり、書面
上に「賛成」、「反対」、「一任」、「棄権(保留)」などの意思
表示を記載し、発行体に返送する。返送された議決権行
使用紙は、発行体で集計され、株主総会当日の議事にお
いて反映される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、召集通
知、議決権行使用紙などの通知のいずれもが郵送により
行われているため、発行体の書類作成、郵送、集計など
の事務作業にかかる負担は大変なものであった。株主総
会に対する準備は、「召集通知発送から2週間(商法2
32条1項)」という限られた期間内に行わなければな
らないところ、通知手段に郵送を用いているために召集
通知の到着、議決権行使用紙の返送に時間を取られてし
まうこと、郵送では書類が到着したのか返送されたのか
などの状況確認を行うことができないことなどもこの事
務負担を増加させる要因となっていた。特に議決権行使
用紙は、投票結果を経営に反映する必要があるのみなら
ず、株主総会の成立に必要な株主の定足数割れのリスク
を回避するためにも重要な存在でもあり、全国から郵送
されてくる議決権行使用紙の集計作業はきわめて重要な
ものであるにもかかわらず、通知手段に郵送を用いてい
るために召集通知の到着、議決権行使用紙の返送に時間
を取られてしまい、集計作業に割くことのできる時間が
極めて限られてしまうことも大変な事務負担を生じさせ
ていた。このために発行体は、1年に1度の株主総会の
準備のために多数の人員を当てねばならなかった。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とすることろは、発行体にあって
は、株主に対し安価かつ簡易に株主総会の召集通知の出
状ができ、各株主における議決権行使手続きの進行状況
を一覧で把握することができ、株主から寄せられた大量
の議決権行使用紙の集計を安価かつ容易に行うことがで
き、かつ、株主にあっては、容易に議決権の行使を行う
ことができる議決権行使方法およびそのシステムを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、サーバと、該サーバにネ
ットワークを介して接続された1つまたは2つ以上の端
末とを備えた議決権行使システムにおいて議決権を行使
する方法であって、株主の議決権の投票内容に関する議
決権情報を前記端末から入力し、前記サーバに送信する
ステップと、前記議決権情報を前記サーバが記憶するス
テップと、前記サーバが前記議決権情報を検索、集計す
るステップと、前記サーバから前記端末で前記議決権情
報を取得し、出力するステップとを備えたことを特徴と
する。
【0007】ここで「議決権情報」とは、従来議決権行
使用紙上で行われていた株主総会の議案に対する株主の
意思表示を示す情報をいい、「賛成」、「反対」、「一任」、
「棄権(保留)」などの形態がある。
【0008】こうすることにより、発行体にあっては、
株主に対し安価かつ簡易に株主総会の召集通知の出状が
でき、各株主における議決権行使手続きの進行状況を一
覧で把握することができ、株主から寄せられた大量の議
決権行使用紙の集計を安価かつ容易に行うことができる
議決権行使方法を、株主にあっては、容易に議決権の行
使を行うことができる議決権行使方法を、発行体および
株主に議決権行使システムの利用に対する新たな負担を
強いることなく提供することができる。また、この議決
権行使システムの構築、運営をシステム管理者が一元的
に担うことにより、わが国において、マクロ経済的にイ
ンフラ構築と運営の負担を多数の株式会社に分散させる
ことなく、最も効率的な投資と運営を可能とし、わが国
における重複した投資や運営負担を回避することができ
る。
【0009】請求項2に記載の発明は、サーバと、該サ
ーバにネットワークを介して接続された1つまたは2つ
以上の端末とを備えた議決権行使システムにおいて、前
記サーバは、株主の議決権の投票内容に関する議決権情
報を記憶する議決権情報記憶手段と、前記議決権情報を
検索し、集計する検索手段と、前記端末と前記議決権情
報の送受信を行うデータ送受信手段とを備え、前記端末
は、前記議決権情報を入力する入力手段と、前記サーバ
と前記議決権情報の送受信を行うデータ送受信手段と、
前記議決権情報を出力する出力手段と、前記議決権情報
を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】こうすることにより、発行体にあっては、
株主に対し安価かつ簡易に株主総会の召集通知の出状が
でき、各株主における議決権行使手続きの進行状況を一
覧で把握することができ、株主から寄せられた大量の議
決権行使用紙の集計を安価かつ容易に行うことができる
議決権行使システムを、株主にあっては、容易に議決権
の行使を行うことができる議決権行使システムを、発行
体および株主に議決権行使システムの利用に対する新た
な負担を強いることなく提供することができる。また、
この議決権行使システムの構築、運営をシステム管理者
が一元的に担うことにより、わが国において、マクロ経
済的にインフラ構築と運営の負担を多数の株式会社に分
散させることなく、最も効率的な投資と運営を可能と
し、わが国における重複した投資や運営負担を回避する
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施
されるシステム構成の一例を示す図であり、議決権行使
システムの構成のうち、本発明に関係する部分のみを概
念的に示した図である。本議決権行使システムは、管理
システム100と、発行体用端末120と、株主用端末
130と、管理システム100と発行体用端末120と
株主用端末130とを相互に接続するインターネットな
どのネットワーク140とを備える。
【0012】管理システム100は、本システムの管理
者が管理するものであり、図1に示すように、株式名義
人登録プログラム101など本発明を実現する各種の処
理プログラムを格納するWWW&APサーバ101と、
株式名義人に関する情報を格納する名義人データベース
111や株式に関する情報を格納する証券銘柄データベ
ース112などの各種データベースを備えたセントラル
データベース110と、ネットワーク140を介して発
行体用端末120および株主用端末130に対してウェ
ブ情報を提供する機能を有するWWWサーバ105と、
電子メールの送受信を行うメールサーバ106と、株主
からの電話に対応する音声自動対応装置107と、シス
テム管理者がシステムの運営に必要な情報の入力などを
行う管理者用端末102などが、回線108を介して相
互に接続された状態で設けられている。
【0013】発行体用端末120は、株式の発行体の管
理する端末であり、ネットワーク140を介してWWW
&APサーバ101にアクセスし、株主総会の日時を入
力したり、議決権行使状況などの参照を行う機能を有す
るものである。株主用端末130は、日本における株
主、または海外機関投資家から議決権行使に関する事務
作業の委任を受けている常任代理人と呼ばれる日本の銀
行の管理する端末であり、ネットワーク140を介して
WWW&APサーバ101などから発信された各種情報
を取得したり、議決権行使などを行う機能を有するもの
である。ここで発行体用端末120及び株主用端末13
0は、ネットワーク140へ接続でき、かつウェブ情報
を閲覧することのできるブラウザソフトウェア(例え
ば、マイクロソフト(会社名)のインターネットエクス
プローラ(製品名)、ネットスケープ・コミュニケーシ
ョン(会社名)のネットスケープ等)を搭載した市販の
パーソナルコンピュータ、PDA等の情報処理装置や、
無線呼出端末、PHS端末、携帯端末のうちいずれかで
あってもよく、特に、携帯端末は、電子メール機能やイ
ンターネットへのアクセス機能を有する端末であっても
よい(例えば、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(会
社名)が提供するiモード(サービス名)端末等)。
【0014】ネットワーク140は、管理システム10
0と、発行体用端末120と、株主用端末130とを相
互に接続する機能を有し、例えば、インターネットや、
イントラネットや、LANや、公衆電話網(アナログ/
デジタルの双方を含む)や、PDC/PDC―P方式等
の携帯回線交換網/携帯パケット交換網や、無線呼出網
や、PHS網や、衛星通信網等のうちいずれかを含んで
もよい。
【0015】このように構成された議決権行使システム
の各動作について、図面を用いて以下に説明する。
【0016】新株の発行もしくは株式の売買がなされた
ときには、株式自体の内容を登録し、株式名義人の登録
あるいは変更という更新作業を行う必要がある。図2
は、この株式名義人登録手順の一例を示す図である。
【0017】システム管理者は、証券会社から顧客名や
取引内容といった売買データが送付されてきたことによ
り株主の登録あるいは名義変更の必要が生じたことを知
ると、管理者用端末102からWWW&APサーバ10
1にアクセス要求を出す(ステップ201)。するとW
WW&APサーバ101は、管理者用端末112に対
し、パスワード入力フォームを送信する(S202)。
システム管理者は、この入力フォームから自己のパスワ
ードを入力し送信すると(S203)、WWW&APサ
ーバ101はセントラルデータベース110内のアクセ
ス権者データベース113に照会し、アクセスしてきた
者がアクセス権を有するものか否かの認証手続きを行う
(S204)。アクセスしてきたシステム管理者が認証
された場合は、管理者用端末102に対し、WWW&A
Pサーバ101から図11に示すような発行体用の証券
コード入力フォームが送信される(S205)。一方入
力されたパスワードがアクセス権者データベース113
内に存在せず、アクセスしてきたシステム管理者への認
証が行われない場合は、管理者用端末102に対し再度
パスワード入力フォームが送信される(S202)。
【0018】株式名義人の更新作業を行う対象となる株
式が既に発行されている既発のものである場合は、シス
テム管理者は、管理者用端末102に表示された証券コ
ード入力フォーム(図11)から更新を行う株式の証券コ
ードの入力を行う(S211)。WWW&APサーバ1
01は、証券コードを受信すると、名義人登録・更新入
力フォームを管理者用端末102に送信する(S21
2)。この更新内容入力フォームからシステム管理者が
新しい株式名義人の名前、株主番号、希望する情報伝達
手段、住所、E−Mailアドレスなどの個人情報を入
力し、送信すると(S213)、WWW&APサーバ1
01は入力された新しい株式名義人に関する情報に基づ
き、名義人データベース111の更新作業を行う(S2
14)。図3は、こうして更新、作成された名義人デー
タベース111のデータ格納状況の一例を示す図であ
る。
【0019】株式名義人の更新作業を行う対象が新規に
発行される株式である場合は、証券コード入力フォーム
(図11)上に設けられた新規登録枠11dを押下するこ
とにより、WWW&APサーバ101に対して証券銘柄
登録要求がなされる(S207)。登録要請を受けたW
WW&APサーバ101は、管理者用端末102に対し
図12に示すような証券銘柄登録フォームを送信する
(S208)。システム管理者がこの証券銘柄登録フォ
ーム(図12)から発行体名、証券コード、発行株数など
の必要な情報を入力し、送信すると(S209)、WW
W&APサーバ101は、入力された情報を追加するこ
とにより、証券銘柄データベース112の更新作業を行
う(S210)。図4は、こうして更新、作成された証
券銘柄データベース112のデータ格納状況の一例を示
す図である。証券銘柄データベース112の更新作業が
終了すると、WWW&APサーバ101は登録された新
規株式についての名義人登録・変更入力フォームを管理
者用端末102に送信する(S212)。以降の処理は
上述の既発株式についての名義変更作業と同様である。
【0020】次に、システム管理者は、新たに株式を購
入した投資家に対し、名義変更手続きが完了した旨を示
す登録証明書を発行する必要があるため、WWW&AP
サーバ101は、名義人データベース111から登録・
変更手続きを行った株式名義人データを抽出し、管理者
用端末102に送信する(S215)。システム管理者
は、受信した株式名義人データを例えばFDなどに出力
し(S216)、登録証明書を印刷する印刷業者用に送
付する。
【0021】株主総会が近づいてきた場合、発行体は株
主に対し、株主総会の開催日時などを通知する召集通知
を送付する必要がある。本議決権行使システムにおい
て、株主総会の召集通知の送付は以下のような手順にて
行われる。図5は、株主総会召集通知送付手順の一例を
示す図である。
【0022】株主総会開催に関する通知を行う必要のあ
る発行体が発行体用端末120からWWW&APサーバ
101にアクセス要求を出すと(ステップ501)、W
WW&APサーバ101は、発行体用端末120に対
し、パスワード入力フォームを送信する(S502)。
発行体は、この入力フォームから自己のパスワードを入
力し送信すると(S503)、WWW&APサーバ10
1はセントラルデータベース110内のアクセス権者デ
ータベース113を検索し、認証手続きを行う(S50
4)。アクセスしてきた発行体が認証された場合は、発
行体用端末120に対し、WWW&APサーバ101か
ら図13に示すような総会情報入力フォームが送信され
る(S505)。一方入力されたパスワードがアクセス
権者データベース113内に存在しない場合は、発行体
用端末120に対し再度パスワード入力フォームが送信
される(S502)。
【0023】株主総会を開催する発行体が、総会情報入
力フォーム(図13)から株主総会の開催日時、場所、
総会での議案などの各種総会データを入力し、WWW&
APサーバ101に送信すると(S506)、WWW&
APサーバ101は、発行体用端末120から受信した
総会情報を証券銘柄データベース112に書きこみ、セ
ントラルデータベース110への登録を行う(S50
7)。WWW&APサーバ101は、登録された総会情
報に基づき、召集通知および議決権行使用紙を作成し、
図14に示すような送付書類確認画面を発行体用端末1
20に送信する(S508)。発行体は、送付書類確認
画面(図14)から自己が入力した総会データを確認し
(S509)、召集通知および議決権行使用紙の記載内
容に問題がなければ、送付書類確認画面上の「確認」枠
14aを押下することによりWWW&APサーバ101
に対し召集通知送付要求を出す(S510)。WWW&
APサーバ101から受信した召集通知あるいは議決権
行使用紙の記載に誤りを発見した場合、発行体は、送付
書類確認画面上の「訂正」枠14bを押下することによ
り、再度総会情報入力フォーム(図14)から各種総会
データを再入力し、WWW&APサーバ101に送信を
行う(S506)。
【0024】発行体用端末120から召集通知送付要求
を受けたWWW&APサーバ101は、名義人データベ
ース111を検索し(S511)、まず、情報伝達手段
にE−Mailを選択している株主の個人データを抽出
する(S512)。そして抽出した個人データに含まれ
るE−Mailアドレスをもとにメールサーバ105か
らE−Mailにて召集通知および議決権行使用紙を送
付する(S513)。次に、情報伝達手段に郵便を選択
している株主の個人データ、およびE−Mailで召集
通知を送信したものの正しく受信されなかった株主の個
人データを名義人データベース111から(S51
4)、召集通知および議決権行使用紙の印刷に必要な総
会データを証券銘柄データベース112からそれぞれ抽
出し(S515)、発行体用端末120に印刷用データ
として送信する。発行体は、受信した印刷データを例え
ばFDなどに出力し(S516)、召集通知および議決
権行使用紙を印刷する印刷業者用に送付する。
【0025】発行体から株主総会への召集通知を受けた
株主は、経営に対し議決権を行使し、自己の意思表示を
行う必要がある。議決権を行使には、図6に示すような
4通りの方法がある。すなわち、株主総会当日に出席し
て投票を行う方法(図6のA)、従来から行われている
議決権行使用紙に自己の意思を記載し郵送することによ
り投票を行う方法(図6のB)、株主用端末130から
ネットワーク140を介してWWW&APサーバ101
にアクセスし、投票を行う方法(図6のC)、電話など
により音声で投票を行う方法(図6のD)とがある。図
6は、これら4通りの方法にて行使された議決権に基づ
く投票の登録・集計手順の一例を示す図である。
【0026】図6のAの場合、すなわち株主総会当日に
出席して議決権に基づく投票を行う場合は、本議決権行
使システムによることなく、投票内容は当日、株主総会
会場で集計され、議事に反映される。
【0027】図6のBの場合、すなわち議決権行使用紙
にて行使された議決権に基づく投票は、図7に示す手順
にて登録・集計される。
【0028】図7は、議決権行使用紙にて行使された議
決権に基づく投票を登録・集計する手順の一例を示す図
である。まず、株主から郵送された議決権行使用紙を受
領した発行体は、議決権行使用紙に記載された投票内容
を登録すべく、発行体用端末120102からWWW&
APサーバ101にアクセスする(S701)。アクセ
ス要求を受けたWWW&APサーバ101は、発行体用
端末120に対し、パスワード入力フォームを送信する
(S702)。発行体は、この入力フォームから自己の
パスワードを入力し送信すると(S703)、WWW&
APサーバ101はセントラルデータベース110内の
アクセス権者データベース113を検索し、認証手続き
を行う(S704)。アクセスしてきた発行体が認証さ
れた場合は、発行体用端末120に対し、WWW&AP
サーバ101から投票内容入力フォームが送信される
(S705)。一方入力されたパスワードがアクセス権
者データベース113内に存在しない場合は、発行体用
端末120に対し再度パスワード入力フォームを送信す
る(S702)。発行体は、受領した議決権行使用紙に
記載されている投票内容に基づき、図15に示すような
投票内容入力フォームから入力を行い、WWW&APサ
ーバ101に送信する(S706)。WWW&APサー
バ101は、名義人データベース111に受信した投票
データを登録し(S707)、「賛成」、「反対」、
「一任」、「棄権(保留)」などの投票内容ごとに投票
数を集計する(S708)。
【0029】なお、発行体のWWW&APサーバ101
に対するアクセスについての認証処理過程において、パ
スワードのみならず他の項目の入力、例えば入力担当者
ごとに割り当てられたの個人番号の入力などを合わせて
要求することにより、よりアクセス権者の認証精度を高
めることもできる。
【0030】図6のCの場合、すなわち株主用端末13
0より行使された議決権に基づく投票は、図8に示す手
順にて登録・集計される。
【0031】図8は、株主用端末から議決権に基づく投
票がなされた場合の投票内容の登録・集計手順の一例を
示す図である。まず、株主が株主用端末130に搭載さ
れたWWWブラウザを介して投票要求を出すと(S80
1)、当該要求はWWWサーバ104を介してWWW&
APサーバ101で受信され、株主用端末130に対し
図16に示すような株主用の証券コード入力フォームが
送信される(S802)。株主は、この証券コード入力
フォームから自己の保有する株式の証券コードを入力し
送信すると(S803)、WWW&APサーバ101は
入力された証券コードをもとにセントラルデータベース
110内の証券銘柄データベース112を検索し(S8
04)、抽出したデータをもとに図17に示すような入
力内容確認画面を作成して株主用端末130に送信する
(S805)。株主は、株主用端末130に表示された
入力内容確認画面を見て、表示されている内容が正しい
か否かを判断し、正しければ「確認」欄17bを選択
し、正しくなければ「訂正」欄17cを選択する(S8
06)。「確認」欄17bが選択されると、株主用端末
130からWWW&APサーバ101に対して議決権行
使要求が出される(S807)。一方、「訂正」欄17
cが選択された場合は、再度WWW&APサーバ101
に対してアクセス要求が出され(S801)、証券コー
ド入力フォーム(図16)の送信がなされ(S80
2)、株主は再度証券コードの入力を行う(S80
3)。
【0032】株主用端末130から議決権行使要求を受
けたWWW&APサーバ101は、株主用端末130に
対し、図18に示すような本人確認データ入力フォーム
を送信する(S808)。株主はこの本人確認データ入
力フォームから株主番号とパスワードという本人確認デ
ータを入力し、WWW&APサーバ101に送信すると
(S809)、WWW&APサーバ101は名義人デー
タベース111に照会して、本人確認処理を行う(S8
10)。名義人データベース111内に株主番号と、そ
の番号に対応するパスワードが存在した場合、本人であ
ることが確認されたこととなり、WWW&APサーバ1
01から株主用端末130に対して図20に示すような
議決権行使入力フォームが送信される(S811)。一
方、名義人データベース111内に株主番号あるいは、
その番号に対応するパスワードが存在しない場合、本人
であることが確認されないため、株主用端末130に図
19に示すような本人確認不能通知画面が表示された
後、再度本人確認データ入力フォーム(図18)が送信
される(S808)。
【0033】株主は、株主用端末130に表示された議
決権行使入力フォーム(図20)の指示に従い、議決権
に基づく投票を行う。株主はまず、議決権の行使形態を
選択する(S812)。保有株式に基づく議決権すべて
について統一した内容で投票を行う場合は統一行使選択
欄20aを選択し、投票内容選択欄20cの「賛成」、
「反対」、「一任」、「棄権(保留)」のなかから投票
内容を選択し(S813)、送信を行う(S814)。
投票を何通りかの内容に分けて投票を行う場合は不統一
行使選択欄20bを選択し、「賛成」、「反対」、「一
任」のそれぞれにおける入力対象株式数を20dに入力
することにより投票内容を選択し(S813)、送信を行
う(S814)。
【0034】WWW&APサーバ101は、株主用端末
130から受信した投票内容などの議決権行使データを
名義人データベース111に登録し(S815)、「賛
成」、「反対」、「一任」、「棄権(保留)」などの投
票内容ごとに投票数の集計を行う(S816)。
【0035】なお、不統一行使を選択したことにより、
保有するすべての株式について議決権の行使を行ってい
ない株主は、再度S801以降の手続きを行うことによ
り何回でも議決権行使の入力をすることができる。
【0036】図6のDの場合、すなわち株主が電話など
から行った投票は、図9に示す手順にて登録・集計され
る。
【0037】図9は、電話から議決権に基づく投票がな
された場合の投票内容の登録・集計手順の一例を示す図
である。株主が議決権行使登録用の電話番号にかけた電
話は(S901)、音声自動対応装置107が着信する
(S902)。株主は、音声自動対応装置107から発
信される指示にしたがって電話機を操作し、証券コード
の入力や、本人確認データの入力、議決権に基づく投票
データの入力などを行う(S903)。電話機から入力
された内容は、音声自動対応装置107の復唱に基づき
(S904)、入力を行った株主が確認し、入力内容を
確定させると(S905)、音声自動対応装置107か
ら直接名義人データベース111に登録される(S90
6)。新たに登録された投票データは、既に登録されて
いる投票データとともに「賛成」、「反対」、「一
任」、「棄権(保留)」などの投票内容ごとに集計され
る(S907)。なお、発信者のダイヤル操作などによ
って,あらかじめ録音してある音声で自動応答して議決
権行使に関する情報を収集し、収集したデータをデータ
ベースに格納するという作業を音声自動対応装置に行わ
せることは、当業者にとって十分実施可能なことであ
る。
【0038】発行体は、株主総会を開催するにあたり、
名義人データベース111に登録され、集計された投票
データの投票状況を参照する必要がある。
【0039】図10は、発行体が投票データの参照を行
う手順の一例を示す図である。まず、発行体が発行体用
端末120からWWW&APサーバ101にアクセスす
ると(S1001)、アクセス要求を受けたWWW&A
Pサーバ101は、発行体用端末120に対し、パスワ
ード入力フォームを送信する(S1002)。発行体
は、この入力フォームから自己のパスワードを入力し送
信すると(S1003)、WWW&APサーバ101は
セントラルデータベース102内のアクセス権者データ
ベース1113を検索し、認証手続きを行う(S100
4)。アクセスしてきた発行体が認証された場合は、W
WW&APサーバ101は名義人データベース111を
検索し(S1005)、アクセスしてきた発行体に関す
る投票データを抽出し(S1006)、抽出したデータ
をもとに図21に示す投票状況画面を作成し、発行体用
端末に送信する(S1007)。
【0040】発行体は、召集通知発送以後、随時この投
票状況画面を表示させることができ、議決権の行使状況
などを把握することができる。
【0041】なお、本発明の実施において、議決権行使
インフラの構築と運営を担当するシステム管理者が事業
を行い収益をあげる仕組みとして、米国で広く普及して
いる、いわゆるBureauベースと呼ばれる、処理件数のよ
うな「使った分だけ払う」という形態か、あるいは日本に
おいても定着しつつあるアプリケーション・サービス・
プロバイダ(ASP)方式を採用することも考えられ
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発行体にあっては、株主に対し安価かつ簡易に株主総会
の召集通知の出状ができ、各株主における議決権行使手
続きの進行状況を一覧で把握することができ、株主から
寄せられた大量の議決権行使用紙の集計を安価かつ容易
に行うことができ、かつ、株主にあっては、容易に議決
権の行使を行うことができる議決権行使方法およびその
システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施されるシステム構成の一例を示す
図である。
【図2】名義人登録手順の一例を示す図である。
【図3】名義人データベース111のデータ格納状況の
一例を示す図である。
【図4】証券銘柄データベース112のデータ格納状況
の一例を示す図である。
【図5】株主総会召集通知送付手順の一例を示す図であ
る。
【図6】議決権行使の方法を示す図である。
【図7】議決権行使用紙にて行使された議決権に基づく
投票を登録・集計する手順の一例を示す図である。
【図8】株主用端末から議決権に基づく投票がなされた
場合の投票内容の登録・集計手順の一例を示す図であ
る。
【図9】電話から議決権に基づく投票がなされた場合の
投票内容の登録・集計手順の一例を示す図である。
【図10】発行体が投票データの参照を行う手順の一例
を示す図である。
【図11】発行体用の証券コード入力フォームの一例を
示す図である。
【図12】証券銘柄登録フォームの一例を示す図であ
る。
【図13】総会情報入力フォームの一例を示す図であ
る。
【図14】送付書類確認画面の一例を示す図である。
【図15】投票内容入力フォームの一例を示す図であ
る。
【図16】株主用の証券コード入力フォームの一例を示
す図である。
【図17】入力内容確認画面の一例を示す図である。
【図18】本人確認データ入力フォームの一例を示す図
である。
【図19】本人確認不能通知画面の一例を示す図であ
る。
【図20】議決権行使入力フォームの一例を示す図であ
る。
【図21】投票状況画面
【符号の説明】
100 管理システム 101 WWW&APサーバ 102 管理者用端末 103 ルータ 104 ファイアウォール 105 WWWサーバ 106 メールサーバ 107 音声自動対応装置 108 回線 110 セントラルデータベース 111 名義人データベース 112 証券銘柄データベース 113 アクセス権者データベース 120 発行体用端末 130 株主用端末 140 ネットワーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバと、該サーバにネットワークを介
    して接続された1つまたは2つ以上の端末とを備えた議
    決権行使システムにおいて議決権を行使する方法であっ
    て、 株主の議決権の投票内容に関する議決権情報を前記端末
    から入力し、前記サーバに送信するステップと、 前記議決権情報を前記サーバが記憶するステップと、 前記サーバが前記議決権情報を検索、集計するステップ
    と、 前記サーバから前記端末で前記議決権情報を取得し、出
    力するステップとを備えたことを特徴とする議決権行使
    方法。
  2. 【請求項2】 サーバと、該サーバにネットワークを介
    して接続された1つまたは2つ以上の端末とを備えた議
    決権行使システムにおいて、 前記サーバは、 株主の議決権の投票内容に関する議決権情報を記憶する
    議決権情報記憶手段と、 前記議決権情報を検索し、集計する検索手段と、 前記端末と前記議決権情報の送受信を行うデータ送受信
    手段とを備え、 前記端末は、 前記議決権情報を入力する入力手段と、 前記サーバと前記議決権情報の送受信を行うデータ送受
    信手段と、 前記議決権情報を出力する出力手段と、 前記議決権情報を表示する表示手段と、を備えたことを
    特徴とする議決権行使システム。
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