JP2002049656A - 壁材の現場採寸支援システム - Google Patents

壁材の現場採寸支援システム

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JP2002049656A
JP2002049656A JP2000234928A JP2000234928A JP2002049656A JP 2002049656 A JP2002049656 A JP 2002049656A JP 2000234928 A JP2000234928 A JP 2000234928A JP 2000234928 A JP2000234928 A JP 2000234928A JP 2002049656 A JP2002049656 A JP 2002049656A
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Ryuji Yamamoto
隆二 山本
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Sumitomo Forestry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 建物1には、窓2や入り口3が設けら
れ、この採寸のために、レーザ測定器5とモバイル端末
6と携帯電話7とを利用する。携帯電話7は、基地局8
とネットワーク9を介してホストコンピュータ11を発
呼するために用意されている。モバイル端末6は、採寸
ガイド表示手段14と採寸結果入力手段15と評価手段
16と評価結果表示手段17と送信手段18を備える。 【効果】 採寸箇所を指示し、採寸漏れを注意し、評価
して、現場において採寸作業者の採寸作業を支援する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の外壁にサイ
ディング等の外壁材の貼り付けを行うために、開口部の
位置等を考慮した採寸をするためのサイディング(外壁
材)の採寸システムに関する。
【0002】
【従来の技術】建物の外壁にサイディング等の外壁材の
貼り付けを行う工事の前には、開口部の位置等を考慮し
た正確な採寸をする。この採寸は、設計図通りに施工が
行われたかどうかの点検と、実際の寸法を正確に計り直
して、狂いのない外壁材のカットを行うためのものであ
る。現場でこうした採寸をするためには、あらかじめ採
寸作業者に採寸指示書を発行する。採寸指示書には、採
寸箇所や採寸方法等が具体的に記入されている。この採
寸指示書に従って、採寸作業者が採寸した結果は、FA
X等により報告される。そして、その結果に基づいて、
例えば、サイディング材のプレカットが行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の技術には、次のような解決すべき課題があっ
た。採寸指示書は、建物のCADデータを参照しながら
設計担当が作成し、プリントアウトして採寸作業者に手
渡される。しかしながら、採寸指示書の作成段階で、必
要事項の記入漏れが発生することがある。このため、例
えば、採寸すべき箇所の指定漏れなどが生じることがあ
る。また、採寸作業者も、この採寸指示書の注意書き等
を見落として、採寸漏れを生じることがある。
【0004】さらに、採寸作業者が採寸結果のデータを
コンピュータや端末等に入力する作業時に、入力ミスを
生じることがある。CADデータ上に表された設計上の
採寸値と実際の採寸結果とはもともと近似しているはず
である。従って、CADデータと実際に測定された採寸
値との間に一定以上の差がある場合には、採寸ミスと判
断をする。しかし、採寸漏れの場合にも採寸ミスの場合
にも、採寸担当者が再度現場に足を運んで採寸のやり直
しをするので、無駄な工数がかかる上に工事の遅延が発
生する原因になっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉壁材の施工場所の採寸箇所と採寸手順とを表
示した採寸ガイド表示手段と、上記各採寸箇所の採寸結
果を入力する採寸結果入力手段と、入力された採寸結果
を所定の基準値と比較して評価する評価手段と、この評
価手段による評価結果を表示する評価結果表示手段と、
採寸結果をネットワークを通じてホストコンピュータに
送信する送信手段とを備えたことを特徴とする壁材の現
場採寸支援システム。
【0006】〈構成2〉構成1に記載の壁材の現場採寸
支援システムにおいて、評価手段は、採寸結果入力手段
から入力する採寸結果と比較をする所定の基準値を、施
工図面のCADデータから取得することを特徴とする壁
材の現場採寸支援システム。
【0007】〈構成3〉構成1に記載の壁材の現場採寸
支援システムにおいて、採寸結果入力手段は、任意の採
寸装置からインタフェースを介して入力したデータを数
値データに変換して自動的に採寸結果入力枠に入力して
表示することを特徴とする壁材の現場採寸支援システ
ム。
【0008】〈構成4〉構成1に記載の壁材の現場採寸
支援システムにおいて、評価手段は、採寸結果と基準値
との差が一定以上の場合に、採寸のやり直しを要求する
とともに、採寸がやり直されても採寸結果と基準値との
差が一定以上の場合に、施工ミスと判断して、その判断
結果を表示することを特徴とする壁材の現場採寸支援シ
ステム。
【0009】〈構成5〉構成1に記載の壁材の現場採寸
支援システムにおいて、評価手段は、不足している採寸
箇所を判断して表示することを特徴とする壁材の現場採
寸支援システム。
【0010】〈構成6〉構成1に記載の壁材の現場採寸
支援システムにおいて、ネットワークを通じてホストコ
ンピュータに送信された採寸結果に基づいて保守用施工
データを生成するデータ処理手段を備えたことを特徴と
する壁材の現場採寸支援システム。
【0011】〈構成7〉構成1に記載の壁材の現場採寸
支援システムにおいて、ネットワークを通じてホストコ
ンピュータに送信された採寸結果に基づいて壁材のプレ
カット用データを生成するデータ処理手段を備えたこと
を特徴とする壁材の現場採寸支援システム。
【0012】〈構成8〉壁材の施工場所の採寸箇所と採
寸手順とを表示した採寸ガイドを表示する処理と、上記
各採寸箇所の採寸結果の入力を受け付ける処理と、入力
された採寸結果を所定の基準値と比較して評価した評価
結果を表示する処理と、採寸結果をネットワークを通じ
てホストコンピュータに送信する処理とを実行するコン
ピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体。
【0013】〈構成9〉モバイル端末に、壁材の施工場
所の採寸箇所と採寸手順とを表示し、上記各採寸箇所の
採寸結果が入力された時、その採寸結果をホストコンピ
ュータに送信して、ホストコンピュータ側で当該採寸結
果を評価し、再度採寸すべき箇所と新たに採寸をすべき
箇所を決定して、上記評価結果に基づく再度採寸すべき
箇所と新たに採寸をすべき箇所を上記モバイル端末に返
信して表示し、モバイル端末に入力された必要な全ての
採寸結果をホストコンピュータに送信して、壁材のプレ
カット用データを生成することを特徴とする壁材の現場
採寸支援方法。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。図1は、本発明の壁材の現場採寸
システムを示すブロック図である。建築工事現場には建
築中の建物1がある。この建物1は、あらかじめ用意さ
れた設計図に基づいて施工されたものであるが、施工後
の寸法は、その設計図に対して微妙に誤差が生じるもの
である。従って、実際に出来上がった建物を採寸するこ
とによって、正確に壁材をカットして外壁工事を行うよ
うにする。
【0015】建物1には、窓2や入り口3が設けられて
いる。これらの位置なども考慮した採寸処理が行われ
る。この採寸のために、レーザ測定器5とモバイル端末
6と携帯電話7とを利用する。携帯電話7は、基地局8
とネットワーク9を介してホストコンピュータ11を発
呼するために用意されている。モバイル端末6とホスト
コンピュータ11とは、こうして電話回線によって接続
される。モバイル端末6に組み込まれた機能を図の右側
に列挙した。
【0016】このモバイル端末6は、採寸ガイド表示手
段14と採寸結果入力手段15と評価手段16と評価結
果表示手段17と送信手段18を備える。ホストコンピ
ュータ11の機能ブロックと、ホストコンピュータ11
の記憶部20に記憶された各種データの内容を、図の下
側に示した。ホストコンピュータ11には後で説明する
機能を持つ評価手段28が設けられている。また記憶部
20には、CADデータ21、採寸ガイドライブラリ2
2、採寸結果23、プレカットデータ24およびメンテ
ナンスデータ25などが記憶されている。
【0017】この図に示すモバイル端末6は、現場にお
いて採寸作業者の採寸作業を支援する機能を持ってい
る。採寸ガイド表示手段14は、建物1のどの部分を採
寸すればよいか、どういう順番に採寸をするか、といっ
た情報をモバイル端末6に表示する機能を持っている。
採寸結果入力手段15は、レーザ測定器5で測定した採
寸結果をモバイル端末6に入力する処理を自動的に制御
する機能を持つ。採寸ガイド表示手段14や採寸結果入
力手段15の具体的な動作や機能は、後で図2と図3を
用いて説明する。
【0018】評価手段16は、入力された採寸結果を評
価する機能を持つ。採寸結果を評価するのは、採寸作業
者による採寸の誤りを見付けて採寸のやり直しをさせる
ためである。また、採寸が正しいにもかかわらず設計図
と比べて大きな誤差がある場合には、施工ミスが考えら
れる。こうした評価も評価手段16が行う。評価結果表
示手段17は、その評価結果をモバイル端末6に表示す
る制御を行う機能を持つ。送信手段18は、採寸結果を
ネットワーク9を通じてホストコンピュータ11に送信
する機能を持つ。
【0019】評価手段16は、採寸結果を評価するため
に、あらかじめ設計値などのデータを準備しておく。ホ
ストコンピュータ11の記憶部20には、CADデータ
21が記憶されている。これは建物1を設計するための
施工図面データである。このCADデータ21から設計
値を取得し、その設計値を基準にして採寸結果と比較を
すれば、採寸結果の誤差や誤りが判別できる。例えばモ
バイル端末6の評価手段16は、あらかじめこのCAD
データ21から取得した設計値、すなわち各種の基準値
をネットワーク9を通じて取得しておくようにする。
【0020】また、こうした基準値をモバイル端末6側
で取得する処理が比較的負荷のかかる処理である場合に
は、ホストコンピュータ11の側に評価手段28を設け
る。この場合には、モバイル端末6から採寸結果がネッ
トワーク9を通じてホストコンピュータ11に送信さ
れ、評価手段28はその採寸結果を評価し、評価結果を
モバイル端末6に送信する。ホストコンピュータ11の
記憶部20に記憶された採寸ガイドライブラリ22に
は、さまざまな建築物の採寸ガイドが記憶されている。
建物の設計に応じて採寸箇所や採寸手順が異なるが、モ
デルごとにパターン化された採寸ガイドをこの採寸ガイ
ドライブラリ22に記憶させておけば、新たに採寸ガイ
ドを生成するよりも作業が容易になる。
【0021】採寸ガイドライブラリ22に記憶された採
寸ガイドは、ネットワーク9を通じてモバイル端末6に
送信され、採寸ガイド表示手段14によって表示され、
採寸作業者の採寸作業を支援する。
【0022】ホストコンピュータ11の記憶部20に
は、モバイル端末6から送信された採寸結果23が記憶
される。この採寸結果は、建物1の壁材であるサイディ
ング材のプレカットデータ24として利用される。すな
わち正確に建物1の外壁を採寸した結果に基づいて、こ
の建物に貼り付けるサイディング材をプレカットし、現
場に運搬して工事をするといった方法がここで採用でき
る。さらに、こうして採寸された結果は、メンテナンス
データ25として記憶され、具体的な建物の施工結果と
してメンテナンス用に利用される。
【0023】以上のように概略説明をした本発明のシス
テムを、さらに具体的に順番に説明していく。図2は、
採寸ガイド表示手段と採寸結果入力手段の動作を説明す
る説明図である。図の採寸ガイド30は、図1に示した
モバイル端末6に表示される画面の一部である。また、
インタフェース35は、モバイル端末6に取り付けられ
たコネクタなどからなり、ここにレーザ測定器5のリー
ドケーブルが接続されている。
【0024】まず、図1に示す採寸ガイド表示手段14
は、モバイル端末6を制御して、図2に示すような採寸
ガイド30を表示する。ここには例えば、サイディング
材のプレカットのために必要な採寸箇所と採寸手順と
が、図に示すように一覧表示される。この採寸ガイドに
従って、上から順番に採寸作業をしていけば、最も効率
よく間違いなく採寸作業が完了する。このような採寸ガ
イドのデザインは、建築物の設計時に設計者が作成して
おけばよい。これが図1に示した採寸ガイドライブラリ
22に格納されていればよい。
【0025】図2の採寸ガイド30には、採寸箇所を示
した表示の右側に、採寸結果を入力するテキストボック
ス31、32、33・・35が表示されている。例えば
レーザ測定器5の表示窓36に採寸箇所の測定値が表示
された時、採寸作業者はモバイル端末6を操作し、該当
するテキストボックス31や32にタイプ入力すること
もできる。しかしながら、データのタイプ入力作業は、
データの入力誤りなどを発生させることがある。そこ
で、この例では、レーザ測定器5をインタフェース35
を介してモバイル端末6に接続する。
【0026】そして、レーザ測定器5の測定値を採寸ガ
イド30のテキストボックス33などにそのまま転送し
て表示する。例えば、レーザ測定器5で玄関左横寸法を
測定し、その測定値が表示窓36に表示された時、ペン
34を用いて対応するテキストボックス33を押すこと
によって、この部分に測定値が転送され表示されるとい
った制御をする。図1に示した採寸結果入力手段15
は、このようなデータの転送制御を実行する。
【0027】図3は、モバイル端末による採寸ガイドの
表示から採寸結果送信までの動作を概略説明するフロー
チャートである。まず図のステップS1において、図2
を用いて説明した採寸ガイド30がモバイル端末6に表
示される。そして、図2を用いて説明した要領でステッ
プS2において採寸結果が入力される。次に、評価手段
16による採寸結果の評価が行われる(ステップS
3)。そしてステップS4においてその評価結果が表示
される。
【0028】例えば、図2を用いて説明したように玄関
左横寸法の採寸を行い、ペン34で採寸結果がテキスト
ボックス33に入力した時、評価手段16がその内容を
評価し、もし採寸結果に誤りがあれば、ポップアップ形
式でメッセージを表示する。例えば、本来玄関左横寸法
を測定すべきであるのに、誤って南面窓左横寸法を測定
した場合には、設計値と比較した場合に測定値に著しく
誤差がある。この時は、評価手段16が「測定誤りで
す。再度採寸して下さい。」といったポップアップメッ
セージを採寸ガイド30の横に表示する。
【0029】これによって採寸作業者は、測定場所の再
確認を行い、再採寸を実行する。図3のステップS5に
おいて、再採寸の指示が出た場合には、再びステップS
2からステップS4までの処理を繰り返す。採寸結果が
妥当と判断されると、ステップS5からステップS6に
進む。その採寸結果は、モバイル端末6の記憶装置に一
時的に記憶される。ステップS7において全ての採寸処
理が終了したかどうかを判断する。図2に示した採寸ガ
イド30の採寸結果を入力するテキストボックス全てに
必要な妥当な数値が入力された場合には、採寸結果入力
手段15が、全ての採寸を終了したと判断する。
【0030】全ての採寸を終了すると、その旨を送信手
段18に通知する。送信手段18は、この通知を受けて
ステップS8において記憶しておいた全ての採寸結果
を、ホストコンピュータ11に送信する。この時は携帯
電話7を自動発呼し、自動的にホストコンピュータ11
と接続をして、採寸結果のデータ送受信を完結させると
よい。
【0031】図4は上記評価手段の具体的な動作を説明
する説明図である。図1に示した評価手段16あるいは
28は、次のような動作をする。図4の(a)は、CA
Dデータから基準値を取得する手順を示す説明図であ
る。図に示すように、建物1の設計のために作成された
CADデータには、建物の各部の設計上の寸法L1〜L
5がデータとして記録されている。このデータを利用し
て、建物のサイディング材のプレカット寸法を決めるた
めに必要な各採寸箇所の設計値を計算する。この計算結
果が基準値となる。
【0032】採寸結果に一定以上の誤差があった場合の
エラー処理に対する情報も、評価手段のために準備され
る。例えば、採寸結果を基準値と比較した場合に、その
誤差が許容範囲内の値であれば、そのままサイディング
材のプレカットなどに使用される。しかしながら、極端
に誤差がある場合には、上記のように採寸のやり直しを
指示するメッセージを表示する。また、誤差が許容値を
超えていて、これが施工上の施工のやり直しを指示しな
ければならない。
【0033】施工をやり直すほどではない場合には、設
計値とは異なる施工後の実際の寸法でサイディング材を
カットしなければならない。また、若干の施工ミスによ
って、他の部分の寸法にも狂いが生じていると予想され
るような場合、当初予定していた採寸箇所以外の箇所を
新たに追加採寸する必要が生じることもある。エラー処
理の項目には、こうしたケースも含めた情報を記憶して
おく。
【0034】図4(b)は、具体的な設計図と採寸結果
の誤差を説明するための図である。図のように窓枠41
を支持するために柱43が取り付けられていて、建物の
隅の柱42からの距離LBを採寸する場合を考える。
【0035】図5に評価手段の具体的な動作を示すフロ
ーチャートを図示した。図のステップS11において図
2を用いて説明したような要領で採寸結果が取得される
と、ステップS12において評価手段16が図4に示し
た基準値との比較を行う。そして、ステップS13にお
いて、実際の採寸値と基準値との差を求め、その誤差が
一定値以下かどうかを判断する。誤差が一定値の場合に
は、ステップS20に進んで採寸結果を記憶する。これ
で1つの採寸結果に対する処理が終了する。この処理は
全ての採寸結果に対し、採寸結果が入力するたびに実行
される。
【0036】ステップS13において、誤差が一定値以
下でないと判断されると、ステップS14に進み、既に
採寸を繰り返した後かどうかを判断する。初めての採寸
の場合には採寸ミスが考えられるが、採寸を繰り返し、
採寸場所の確認を行ったりした後の場合には、採寸結果
自体は正しいと判断される。従って、採寸が初めてかど
うかを判断し、初めての場合のみステップS15を経て
ステップS11に戻る。すなわち、ステップS15でポ
ップアップメッセージなどを用いて再度採寸をするよう
指示を表示し、ステップS11に戻り、ステップS1
2、ステップS13の処理を繰り返す。
【0037】ステップS14で既に採寸を繰り返し、採
寸結果自体は正しいと判断されるとステップS16に進
む。そしてステップS16において、採寸箇所を追加す
るかどうかの判断を行う。もしこの結果から採寸箇所と
してあらかじめ指定していなかった場所の採寸が必要に
なった場合には、追加採寸指示をポップアップメッセー
ジなどで表示する(ステップS19)。この時は採寸ガ
イド30に新たに採寸箇所とテキストボックスを追加表
示すればよい。
【0038】採寸箇所の追加が不要と判断されるとステ
ップS16からステップS17に進む。そして施工ミス
かどうかの判断をする。もし施工ミスであれば、その旨
をポップアップメッセージなどで表示する(ステップS
18)。施工ミスでなければ、ステップS18をパスし
てステップS20に進む。こうして採寸結果を取得され
るたびに一定の評価を行った上でその採寸結果を記憶部
に記憶する。ホストコンピュータ11は、このような判
断結果を含めた情報をその後送信する。その採寸結果2
3がホストコンピュータ11の記憶部20に記憶されて
利用される。
【0039】具体的には、採寸結果に基づいてサイディ
ング材のプレカット図面を作成し、これをプレカット工
場に向け送信する。プレカット用のデータを生成してデ
ータをプレカット工場に送信するようにしてもよい。も
ちろんこうした採寸結果は、外壁材の施工のためのみな
らず、屋根材、その他のさまざまな工事用のデータとし
て利用することができる。
【0040】さらにこのデータは、建物の完成後、保守
管理をするためのメンテナンスデータとして利用するこ
とができる。すなわち実際の建物は設計図通りではな
く、やや誤差を含むように施工され完成している。従っ
て、上記の採寸作業によって得られた建物の正確な寸法
は、その後の建物の管理やメンテナンス、その他に広く
利用できる。従って、実際の寸法や設計値との誤差等の
データを詳細に記録しておき、メンテナンスに役立て
る。
【0041】図6は、このような採寸結果のメンテナン
スデータへの利用処理のための動作フローチャートであ
る。まず図1に示した記憶部20から採寸結果23が読
みとられる。また、採寸結果を解析するためにCADデ
ータ21が読みとられる(ステップS2)。そして、こ
れらのデータを利用して施工データを逆算処理により生
成する(ステップS3)。
【0042】図4の(b)を参照してその処理を具体的
に説明する。上記のような採寸作業では、図4のLBと
いう寸法が採寸される。ところがこの寸法は、設計値L
Aに対し所定の誤差を含んでいる。このLBから柱42
と柱43との間の寸法を逆算する。柱の間の寸法という
のは、柱の中心線間の距離である。従って、柱の太さな
どを考慮してこの値を算出する。柱の太さ等のデータ
は、CADデータを利用して調べる。こうした要領で上
記のような現場採寸結果から、具体的に建物の構造体の
間隔を正確に逆算し、そのデータを得ることができる。
設計値との間の誤差も計算できる。
【0043】これらをメンテナンスデータとして記憶し
ておけば、建物にさまざまな不具合が発生した場合、あ
るいは追加工事などの要求があった場合に、現場におけ
る正確な採寸結果を利用した対応が可能になる。図6の
ステップS4では、このような施工データを保存し、ス
テップS5で全ての採寸箇所について上記のような逆算
処理が終了したかどうかを判断する。逆算処理が全て終
了していない場合にはステップS1に戻り、ステップS
1からステップS4の処理を繰り返す。全ての処理が終
了すると、ステップS6において一時保存した施工デー
タを正式にメンテナンスデータ25に追記する。
【0044】例えば、建物の寸法の狂いや歪みが、建築
当初から存在したのか、地震等の揺れによって発生した
のか、あるいは構造体の歪みや施工不良による曲がりな
どによって発生したか、といった分析も非常に精密に行
うことが可能になる。本発明は、上記の実施例に限定さ
れない。採寸ガイドの表示方法、測定器からのデータ取
得方法などについては、既知のさまざまな手段を用いて
よい。また、情報通信のためのネットワークには有線、
無線、その他各種のネットワークを利用することが可能
である。
【0045】なお、各図に示した各機能ブロックは、そ
れぞれ別々のプログラムモジュールにより構成してもよ
いし、一体化したプログラムモジュールにより構成して
もよい。また、これらの機能ブロックの全部または一部
を論理回路によるハードウエアで構成しても構わない。
また、各プログラムモジュールは、既存のアプリケーシ
ョンプログラムに組み込んで動作させてもよいし、独立
のプログラムとして動作させてもよい。
【0046】上記のような本発明を実現するためのコン
ピュータプログラムは、例えばCD−ROMのようなコ
ンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、イン
ストールして利用することができる。また、ネットワー
クを通じてコンピュータのメモリ中にダウンロードして
利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の壁材の現場採寸システムを示すブロッ
ク図である。
【図2】採寸ガイド表示手段と採寸結果入力手段の動作
を説明する説明図である。
【図3】モバイル端末による採寸ガイドの表示から採寸
結果送信までの動作を概略説明するフローチャートであ
る。
【図4】評価手段の具体的な動作を説明する説明図であ
る。
【図5】評価手段の具体的な動作を示すフローチャート
である。
【図6】採寸結果のメンテナンスデータへの利用処理の
ための動作フローチャートである。
【符号の説明】
1 建物 2 窓 3 入り口 4 壁面 5 レーザ測定器 6 モバイル端末 7 携帯電話 8 基地局 9 ネットワーク 11 ホストコンピュータ 14 採寸ガイド表示手段 15 採寸結果入力手段 16 評価手段 17 評価結果表示手段 18 送信手段 20 記憶部 21 CADデータ 22 採寸ガイドライブラリ 23 採寸結果 24 プレカットデータ 25 メンテナンスデータ 28 評価手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁材の施工場所の採寸箇所と採寸手順と
    を表示した採寸ガイド表示手段と、 前記各採寸箇所の採寸結果を入力する採寸結果入力手段
    と、 入力された採寸結果を所定の基準値と比較して評価する
    評価手段と、 この評価手段による評価結果を表示する評価結果表示手
    段と、 採寸結果をネットワークを通じてホストコンピュータに
    送信する送信手段とを備えたことを特徴とする壁材の現
    場採寸支援システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の壁材の現場採寸支援シ
    ステムにおいて、 評価手段は、 採寸結果入力手段から入力する採寸結果と比較をする所
    定の基準値を、施工図面のCADデータから取得するこ
    とを特徴とする壁材の現場採寸支援システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の壁材の現場採寸支援シ
    ステムにおいて、 採寸結果入力手段は、任意の採寸装置からインタフェー
    スを介して入力したデータを数値データに変換して自動
    的に採寸結果入力枠に入力して表示することを特徴とす
    る壁材の現場採寸支援システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の壁材の現場採寸支援シ
    ステムにおいて、 評価手段は、採寸結果と基準値との差が一定以上の場合
    に、採寸のやり直しを要求するとともに、採寸がやり直
    されても採寸結果と基準値との差が一定以上の場合に、
    施工ミスと判断して、その判断結果を表示することを特
    徴とする壁材の現場採寸支援システム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の壁材の現場採寸支援シ
    ステムにおいて、 評価手段は、不足している採寸箇所を判断して表示する
    ことを特徴とする壁材の現場採寸支援システム。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の壁材の現場採寸支援シ
    ステムにおいて、 ネットワークを通じてホストコンピュータに送信された
    採寸結果に基づいて保守用施工データを生成するデータ
    処理手段を備えたことを特徴とする壁材の現場採寸支援
    システム。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の壁材の現場採寸支援シ
    ステムにおいて、 ネットワークを通じてホストコンピュータに送信された
    採寸結果に基づいて壁材のプレカット用データを生成す
    るデータ処理手段を備えたことを特徴とする壁材の現場
    採寸支援システム。
  8. 【請求項8】 壁材の施工場所の採寸箇所と採寸手順と
    を表示した採寸ガイドを表示する処理と、 前記各採寸箇所の採寸結果の入力を受け付ける処理と、 入力された採寸結果を所定の基準値と比較して評価した
    評価結果を表示する処理と、 採寸結果をネットワークを通じてホストコンピュータに
    送信する処理とを実行するコンピュータプログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 モバイル端末に、壁材の施工場所の採寸
    箇所と採寸手順とを表示し、 前記各採寸箇所の採寸結果が入力された時、 その採寸結果をホストコンピュータに送信して、ホスト
    コンピュータ側で当該採寸結果を評価し、再度採寸すべ
    き箇所と新たに採寸をすべき箇所を決定して、 前記評価結果に基づく再度採寸すべき箇所と新たに採寸
    をすべき箇所を前記モバイル端末に返信して表示し、 モバイル端末に入力された必要な全ての採寸結果をホス
    トコンピュータに送信して、壁材のプレカット用データ
    を生成することを特徴とする壁材の現場採寸支援方法。
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