JP2014066088A - 採寸図の作成方法 - Google Patents

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Takeshi Satake
剛 佐竹
Kazunari Eguchi
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Abstract

【課題】採寸作業を効率化できる採寸図の作成方法を提供する。
【解決手段】建物1の外壁パネルを施工するためのプレカット工法に適用され、外壁パネルの形状の加工に用いられる加工図を作成するために、測定に必要な採寸箇所が指定されている採寸図の作成方法であって、建物1の立面図に対して、外壁パネルを割り付けるための格子状の割付線6を設定する工程と、割付線6から測定の基準となる基本基準線9,10,11を選択する工程と、同一平面にある壁を採寸予定図として立面図上で指定する工程と、採寸予定図を取り出す工程と、基本基準線を基準として採寸箇所を指定する工程と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の外壁パネルを施工するためのプレカット工法に適用される採寸図の作成方法に関する。
従来、サイディング材といった建物の外壁パネルは、建築現場で必要に応じて切断された後に外壁面に取り付けられている。しかし、外壁パネルの建築現場での加工は騒音や粉じんの発生が問題となるため、近年では、外壁パネルを予め所定の形状に工場で加工した後に建築現場へ搬入して外壁面に取り付けるプレカット工法が検討されている。
プレカット工法に関する技術として、特許文献1がある。特許文献1には、サイディング材の切断加工を建築現場で実施することなく外壁面へサイディング材を取り付けることが可能な方法が記載されている。この方法によれば、まず、柱又は梁といった建物の基本構造物を基準として、基本構造物から窓枠や玄関といった建具までの寸法を測定する。その後、外壁面におけるサイディング材の割り付けが決定されると、それぞれの割付位置におけるサイディング材の形状を示す寸法が、測定した寸法に基づいて自動的に決定される。そして、サイディング材を切断加工するための加工図が自動的に出力される。
特開2012―41754号公報
特許文献1に記載されたプレカット工法では、サイディング材の加工図を作成するために、建築現場において実際の建物の寸法を測定している。この測定では、柱又は梁といった建物の基本構造物を基準として建具の高さ及び幅などに関する寸法の測定を行っている。しかしながら、基本構造物を基準とする寸法の測定によれば、測定のための基準を選択する自由度が低いため、複雑な形状を有する建物の採寸作業が煩雑になり、採寸作業の効率が悪くなる虞がある。
そこで、本発明は、採寸作業を効率化できる採寸図の作成方法を提供することを目的とする。
本発明に係る採寸図の作成方法は、建物の外壁パネルを施工するためのプレカット工法に適用され、外壁パネルの形状の加工に用いられる加工図を作成するために、測定に必要な採寸箇所が指定されている採寸図の作成方法であって、建物の立面図に対して、外壁パネルを割り付けるための格子状の割付線を設定する第1の工程と、割付線から測定の基準となる採寸基準線を選択する第2の工程と、同一平面にある壁を採寸予定図として立面図上で指定する第3の工程と、採寸予定図を取り出す第4の工程と、採寸基準線を基準として採寸箇所を指定する第5の工程と、を有する。
上述した採寸図の作成方法は、格子状に設定された割付線から採寸基準線を選択するため、基本構造物を基準線として設定する方法と比較して採寸基準線の選択の自由度が高まる。このため、加工図を作成するために寸法測定が必要な箇所の構造に応じて、寸法測定がより容易に実施可能な採寸基準線を選択することができる。従って、寸法測定が簡易に実施できるように選択された採寸基準線に基づく寸法測定が可能となるため、採寸作業を効率化することができる。また、同一平面にある壁を採寸予定図として取り出しているので、採寸図上で採寸予定図の全体形状を示すことが可能になる。これにより、全体形状が示されている壁の採寸予定図と、一部又は全部が隠れている壁の採寸予定図とを一つの採寸図に示すことができる。従って、建物の寸法測定に必要な採寸図の枚数を低減できるので、採寸作業を更に効率化することができる。
また、第4の工程は、水平方向の採寸基準線に沿って、採寸予定図を横方向に平行移動させて取り出す。これによれば、横方向に採寸予定図を取り出した後であっても、採寸予定図の縦方向の寸法は水平方向の採寸基準線を基準として測定することができる。従って、共通する採寸基準線に沿って取り出された採寸予定図の寸法を、共通する採寸基準線を基準として測定することができるので、採寸作業を更に効率化することができる。
本発明によれば、採寸作業を効率化することができる。
本発明の採寸図の作成方法の主要な工程を示すフロー図である。 立面図に割付線を設定した画面の表示状態を示す図である。 採寸基準線を選択した画面の表示状態を示す図である。 同一平面上にある二階壁を採寸予定図として指定した画面の表示状態を示す図である。 二階壁を示す採寸予定図を取り出した画面の表示状態を示す図である。 同一平面上にあるベランダ内側の腰壁を採寸予定図として指定した画面の表示状態を示す図である。 ベランダ内側の腰壁を示す採寸予定図を取り出した画面の表示状態を示す図である。 同一平面上にあるベランダ外側の腰壁及び一階壁を採寸予定図として指定した画面の表示状態を示すである。 ベランダ外側の腰壁及び一階壁を示す採寸予定図を取り出した画面の表示状態を示す図である。 採寸箇所を指定した画面の表示状態を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る採寸図の作成方法の好適な実施形態について詳細に説明する。
本実施形態の採寸図の作成方法は、建物の外壁に取り付けられる外壁パネルのプレカット工法に適用される。外壁パネルには、例えば、サイディング材や軽量気泡コンクリート製パネル(旭化成建材(株)製、商品名へーベルパワーボード)等を用いることができる。また、本実施形態に用いられる外壁パネルの寸法は、一例として幅が1820mmであり高さが606mmであるが、この寸法に限定されることはない。
なお、本実施形態の採寸図の作成方法は、コンピュータプログラムとして実行される。コンピュータとして、CPUを具備しソフトウエアによる処理や制御を行なうサーバ装置、パーソナルコンピュータ等の各種データ処理装置を含む。
図1に示すように、建物全体が示された平面図及び立面図のデータをコンピュータ内に取り込む(S1)。図2には、二階の戸建て住宅である建物1が画面に示されている。建物1は、一階に設けられた窓2と、二階に設けられた窓3及びベランダ4とを有している。建物1の外壁への外壁パネルの割り付けを、平面図に示された柱の位置に基づいて平面図上で実施する。ここで、外壁パネルの割り付けとは、外壁面における個々の壁パネルの取付位置を決定することをいう。
平面図に基づいて割り付けを実施した後に、その結果に基づいて、建物1の立面図に対して割付線を設定する(S2)。この立面図上における外壁パネルの割り付けは、東立面図、西立面図、南立面図、北立面図のそれぞれにおいて実施する。図2に示すように、割付線6は、縦方向に延びた複数の縦割付線6aと、横方向に延びた複数の横割付線6bとを含み、格子状をなしている。各格子は外壁パネルが配置される位置を示している。すなわち、割付図は、外壁パネルが配置される位置を示す図面である。
一つの格子は、一枚の外壁パネルを示している。行方向に並んだ格子には、A〜G及びa〜f(図9参照)の符号が付されている。列方向に並んだ格子には、0〜12の符号が付されている。これら符号によれば、それぞれの外壁パネルに対して、例えば(A3)、(B6)というように固有の符号を付して(図2参照)、外壁パネルを識別することができる。よって、立面図上では、符号A〜C及び符号1〜12の組み合わせにより外壁パネルが識別される。
立面図に割付線を設定(S2)後、寸法を測定するための採寸基準線を設定する(S3)。採寸基準線には、建物1の全体の基準として設定される基本基準線と、個々の採寸を容易化するために設定される個別基準線とがある。この個別基準線は、図3に示すように、ベランダ4の近傍の割付線6や、建物1の主要部分を覆う大屋根7及び母屋から差し出して設けられた下屋8などの勾配が設定される箇所の近傍の割付線から選択される。なお、本実施形態では、簡易な構造の建物1を例示しているため、基本基準線のみを設定するものとする。
鉛直方向の基本基準線9として一つの縦割付線を選択する。基本基準線9として、例えば、A列の外壁パネルの横辺を通る縦割付線を選択する。また、水平方向の基本基準線10,11として二つの横割付線を選択する。基本基準線10には、例えば、一行目の外壁パネルと二行目の外壁パネルとの間の横割付線を選択する。また、本実施形態の建物1は二階建てであるので、もう一つの水平方向の基本基準線11を選択する。基本基準線11には、6行目の外壁パネルと7行目の外壁パネルとの間の横割付線を選択する。
採寸のための基本基準線9,10,11を設定(S3)後、同一平面にある二階壁を採寸予定図として指定する(S4)。図4に示すように、二階壁12は、建物1において二階の主要な壁面を構成する壁であり、窓3のため開口13が設けられている。ところで、立面図には、全体の形状が表れているいわゆる見え掛かりの壁と、隠れた部分を含む壁の一部とが示されている。例えば、この建物1の二階にはベランダ4が設けられているために、二階壁12の上部が見え掛かり部12aとなり、二階壁12の下部が隠れ部12bとなっている。
二階壁12を採寸予定図として指定する手順について詳細に説明する。ベランダ4に隠された隠れ部12bの形状について、他の立面図及び平面図に基づいて確認する。この場合は、二階壁12の下辺12cの位置と、開口13の形状とを確認する。その確認後、二階壁12の4つの隅角部12d〜12hを指定することにより、二階壁12の採寸予定図12Gの外形形状を指定する。その指定後、開口13を指定して採寸予定図12Gから開口13をくり抜く。
二階壁12を示す採寸予定図12Gを指定(S4)後、採寸予定図12Gを横方向に平行移動させて取り出す(S5)。図5に示すように、採寸予定図12Gを、移動対象として選択する。その選択後、採寸予定図12Gの全体が立面図に示された建物1と重ならない位置まで、採寸予定図12Gを水平方向の基本基準線11に沿って建物1の右側に平行移動させる。採寸予定図12Gは、採寸予定図12Gの隅角部12fが、縦割付線6cと横割付線6dの交点と一致するように配置する。
続いて、ベランダ4の内側の腰壁14を採寸予定図として指定する(S4)。ベランダ4の内側の腰壁14は二階壁12と対向する壁である。この場合のS4は、二階壁12の採寸予定図12Gを指定した手順と同様の手順に従って実施される。
この腰壁14は立面図には表れないため、全体の形状は他の立面図及び平面図に基づいて確認する。その確認後、図6に示すように、腰壁14の4つの隅角部14a〜14dを指定することにより腰壁14の採寸予定図14Gの外形形状を指定する。
腰壁14を示す採寸予定図14Gを指定(S4)後、採寸予定図14Gを横方向に平行移動させて取り出す(S5)。この場合のS5は、二階壁12の採寸予定図12Gを取り出した手順と同様の手順に従って実施される。図7に示すように、採寸予定図14Gを移動対象として選択する。その選択後、採寸予定図14Gの全体が立面図に示された建物1と重ならない位置まで、採寸予定図14Gを水平方向の基本基準線11に沿って建物1の左側に平行移動させる。このとき、採寸予定図14Gの隅角部14cが、縦割付線6eと横割付線6fの交点と一致するように配置する。
続いて、図8に示すように、ベランダ4の外側の腰壁16を採寸予定図16Gとして指定し、一階壁17を採寸予定図17Gとして指定する(S4)。ベランダ4の外側の腰壁16は、建物1の外側に露出した壁である。また、一階壁17は、建物1において一階の主要な壁面を構成する壁であり、窓2のための開口18が設けられている。この場合のS4は、上述した二階壁12の採寸予定図12G及び腰壁14の採寸予定図14Gを指定した手順と同様の手順に従って実施される。
腰壁16及び一階壁17の外形形状を確認する。腰壁16及び一階壁17は、一部又は全体が隠れることなく、立面図上で全体の形状が表されているので、この立面図に基づいて全体の形状を確認する。その確認後、腰壁16の4つの隅角部16a〜16dを指定することにより、腰壁16の採寸予定図16Gの外形形状を指定する。また、一階壁17の4つの隅角部17a〜17dを指定することにより、一階壁17の採寸予定図17Gの外形形状を指定する。一階壁17は、窓2のための開口18を有しているため、開口18を指定して、採寸予定図17Gから開口18をくり抜く。
腰壁16を示す採寸予定図16Gと一階壁17を示す採寸予定図17Gとを指定(S4)後、採寸予定図16G,17Gを横方向に平行移動させて取り出す(S5)。この場合のS5は、二階壁12の採寸予定図12G及び腰壁14の採寸予定図14Gを取り出した手順と同様の手順に従って実施される。
図9に示すように、腰壁16の採寸予定図16Gを移動対象として選択する。その選択後、採寸予定図16Gの全体が、立面図に示された建物1と先に取り出された採寸予定図14Gに重ならない位置まで、採寸予定図16Gを水平方向の基本基準線11に沿って建物1の左側に平行移動させる。採寸予定図16Gは、採寸予定図16Gの左辺16eが縦割付線6gと重なるように配置する。
一階壁17の採寸予定図17Gを移動対象として選択する。その選択後、一階壁17の採寸予定図17Gの全体が立面図に示された建物1と先に取り出された採寸予定図12Gに重ならない位置まで、水平方向の基本基準線10に沿って建物1の右側に採寸予定図17Gを平行移動させる。採寸予定図17Gは、採寸予定図17Gの隅角部17cが、縦割付線6cと横割付線6hの交点と一致するように配置する。以上の手順を実施することにより、腰壁16の採寸予定図16G及び一階壁17の採寸予定図17Gが取り出される。
以上のとおり、採寸予定図の指定(S4)と採寸予定図の取り出し(S5)とを繰り返すことにより、立面図から同一平面の壁である二階壁12、ベランダ4の腰壁14,16及び一階壁17が、それぞれ採寸予定図12G,14G,16G,17Gとして全て取り出される。
建築現場における採寸作業では、一の外壁パネルを規定する全ての辺の寸法を測定することは煩雑である。従って、鉛直方向の基本基準線9及び水平方向の基本基準線10,11の墨出しを行い、その墨出し線から寸法を測定する。そこで、基本基準線9,10,11を基準として採寸箇所を指定する(S6)。S6では、図10に示すように、採寸箇所として、採寸予定図12G,14G,16G,17Gの外形形状を規定するために最低限必要な箇所を指定する。さらに、開口13を有する採寸予定図12G及び開口18を有する採寸予定図17Gの場合には、採寸箇所として、採寸予定図12G,17Gにおける開口13,18の位置及び形状を規定するために最低限必要な箇所を指定する。
二階壁12の採寸予定図12Gに採寸箇所を指定する手順について説明する。採寸予定図12Gは、矩形の外形形状をなし、窓3のための開口13を有している。
採寸予定図12Gの外形形状を規定するために必要な採寸箇所を指定する。採寸予定図12Gの採寸作業には、水平方向の基本基準線11と鉛直方向の基本基準線9aとを用いる。ここで、基本基準線9aは縦割付線6cが選択されたものであり、基本基準線9に対応するものである。水平方向の基本基準線11を起点として採寸予定図12Gの上辺12iまでを採寸箇所19aとして指定し、採寸予定図12Gの下辺12cまでを採寸箇所19bとして指定する。また、鉛直方向の基本基準線9aを起点として採寸予定図12Gの右辺12jまでを採寸箇所19cとして指定する。
開口13の位置及び形状を規定する為に必要な採寸箇所を指定する。水平方向の基本基準線11を起点として開口13の上辺13aまでを採寸箇所19dとして指定する。その指定後、鉛直方向の基本基準線9aを起点として開口13の右辺13bまでを採寸箇所19eとして指定する。
腰壁14の採寸予定図14Gに採寸箇所を指定する手順について説明する。採寸予定図14Gは、矩形の外形形状をなしている。水平方向の基本基準線11を起点として採寸予定図14Gの上辺14eまでを採寸箇所21aとして指定し、採寸予定図14Gの下辺14fまでを採寸箇所21bとして指定する。また、鉛直方向の基本基準線9bを起点として採寸予定図14Gの右辺14hまでを採寸箇所21cとして指定する。ここで、基本基準線9bは縦割付線6eが選択されたものであり、基本基準線9に対応するものである。
腰壁16の採寸予定図16Gに採寸箇所を指定する手順について説明する。採寸予定図16Gは、矩形の外形形状をなしている。水平方向の基本基準線11を起点として採寸予定図16Gの上辺16fまでを採寸箇所22aとして指定し、採寸予定図16Gの下辺16hまでを採寸箇所22bとして指定する。また、鉛直方向の基本基準線9cを起点として採寸予定図16Gの右辺16iまでを採寸箇所22cとして指定する。
一階壁17の採寸予定図17Gに採寸箇所を指定する手順について説明する。一階壁17の採寸予定図17Gは、矩形の外形形状をなし、窓2のための開口18を有している。採寸予定図17Gの外形形状を規定するために必要な採寸箇所を指定する。採寸予定図17Gの採寸作業には、水平方向の基本基準線10と鉛直方向の基本基準線9aとを用いる。水平方向の基本基準線10を起点として採寸予定図17Gの上辺17eまでを採寸箇所23aとして指定し、採寸予定図17Gの下辺17fまでを採寸箇所23bとして指定する。また、鉛直方向の基本基準線9aを起点として採寸予定図17Gの右辺17hまでを採寸箇所23cとして指定する。
開口18の位置及び形状を規定する為に必要な採寸箇所を指定する。水平方向の基本基準線10を起点として開口18の上辺18aまでを採寸箇所23dとして指定し、水平方向の基本基準線10を起点として開口18の下辺18bまでを採寸箇所23eとして指定する。その指定後、鉛直方向の基本基準線9aを起点として開口18の右辺18cまでを採寸箇所23fとして指定する。
以上のとおり、S1〜S6を実施することにより、採寸図5が作成される。
画面に表示された採寸図5をプリンター等により出力して、画面上の採寸図5が印刷された持出用採寸図を作成する。持出用採寸図に基づいて、建物1の建築現場で採寸箇所の寸法を測定する(S7)。より詳細には、建築現場で水平方向の基本基準線10の墨出しを行う。その後、水平方向の基本基準線11と、鉛直方向の基本基準線9の墨出し作業を行う。墨出し後に、持出用採寸図に示された採寸箇所19a〜19e,21a〜21c,22a〜22c,23a〜23fの寸法の測定を実施する。測定された寸法値は、持出用採寸図にその都度記入される。
寸法値が記入された持出用採寸図をもとに加工図を作成する(S8)。加工図は、外壁パネルの割り付けの情報と、各外壁パネルの寸法の情報とを有している。持出用採寸図に記載された寸法値を画面に表示された採寸図5に入力すると、外壁パネルを構成する各辺の長さが自動的に計算され、加工図が作成される。
加工図に基づいて、それぞれの外壁パネル毎の寸法が指定された部品図が作成され、建物1の建築現場とは別の場所に設営された加工場において該部品図を用いた外壁パネルの切断加工が実施される。切断加工された外壁パネルは、建築現場に搬入され、印刷された施工図に基づいて該壁面に順次取り付けられる。なお、加工図には、採寸図5と同様に、行方向と列方向とのそれぞれに外壁パネルの取付位置を示す符号が付されている。また、切断作業と同時に、外壁パネルにも取付位置を示す行列の符号が付される。加工図に記載された符号と外壁パネルに付された符号とを一致させることで、切断加工された外壁パネルの取付位置を容易に特定することができる。従って、この加工図は、外壁パネルを施工する際に用いられる施工図として用いることができる。
本実施形態の採寸図の作成方法は、格子状に設定された割付線6から基本基準線9,10,11を選択するため、基本構造物を基準線として設定する方法と比較して基本基準線9,10,11の選択の自由度が高まる。このため、加工図を作成するために寸法測定が必要な箇所の構造に応じて、寸法測定がより容易に実施可能な採寸基準線を選択することができる。従って、寸法測定が簡易に実施できるように選択された基本基準線9,10,11に基づく寸法測定が可能となるため、採寸作業を効率化することができる。
また、同一平面にある二階壁12を採寸予定図12Gとして取り出し、腰壁14,16を採寸予定図14G,16Gとして取り出し、一階壁17を採寸予定図17Gとして取り出している。従って、採寸図5上で採寸予定図12G,14G,16G,17Gの全体形状を示すことが可能になる。これにより、全体形状が示されている腰壁16及び一階壁17の採寸予定図16G,17Gと、一部が隠れている二階壁12の採寸予定図12Gと、全体が隠れている腰壁14の採寸予定図14Gと、を一つの採寸図5上に示すことができる。従って、建物1の寸法測定に必要な図面の数を低減できるので、採寸作業を更に効率化することができる。
さらに、水平方向に採寸予定図12G,14G,16Gを取り出した後であっても、採寸予定図12G,14G,16Gの縦方向の寸法は基本基準線11を基準として測定することができる。従って、共通する基本基準線11に沿って取り出された各採寸予定図12G,14G,16Gの寸法を、共通する基本基準線11を基準として測定することができるので、採寸作業を更に効率化することができる。
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。上記基本基準線9〜11の選択は一例であり、この例に限定されるものではない。建物の階数等に応じて割付線6から任意に選択することができる。また、必要に応じてベランダ4、大屋根7及び下屋8を通る割付線、又はこれらの近傍を通る割付線から部分基準線を選択してもよい。
上述した実施形態では、二階壁12、ベランダ4の内側の腰壁14、ベランダ4の外側の腰壁16、一階壁17の順で採寸予定図の指定と取り出しとを実施したが、この順に限定されることはない。採寸予定図の指定と取り出しとは、任意の順で実施してもよい。
上述した実施形態では、全ての採寸予定図12G,14G,16G,17Gを取り出したが、採寸予定図の取り出しは、一部又は全体が隠れている壁を示す採寸予定図について実施すればよい。例えば、上述した採寸予定図12G,14G,16G,17Gのうち一部が隠れている二階壁12の採寸予定図12Gと、全体が隠れている採寸予定図14Gとについて取り出しを実施すればよい。
上述した実施形態では、二階壁12の採寸予定図12Gと一階壁17の採寸予定図17Gとを建物1の右側に取り出し、ベランダ4の腰壁14,16を建物1の左側に取り出したが、この取り出し位置に限定されない。採寸予定図の大きさや形状等に基づいて、採寸指示を好適に配置できる位置に採寸予定図を配置すればよい。
1…建物、2,3…窓、4…ベランダ、5…採寸図、6…割付線、9,10,11…基本基準線、12…二階壁、14,16…腰壁、17…一階壁、12G,14G,16G,17G…採寸予定図、19a〜19e,21a〜21c,22a〜22c,23a〜23f…採寸箇所。

Claims (2)

  1. 建物の外壁パネルを施工するためのプレカット工法に適用され、前記外壁パネルの形状の加工に用いられる加工図を作成するために、測定に必要な採寸箇所が指定されている採寸図の作成方法であって、
    前記建物の立面図に対して、前記外壁パネルを割り付けるための格子状の割付線を設定する第1の工程と、
    前記割付線から測定の基準となる採寸基準線を選択する第2の工程と、
    同一平面にある壁を採寸予定図として前記立面図上で指定する第3の工程と、
    前記採寸予定図を取り出す第4の工程と、
    前記採寸基準線を基準として前記採寸箇所を指定する第5の工程と、を有することを特徴とする採寸図の作成方法。
  2. 前記第4の工程は、水平方向の前記採寸基準線に沿って、前記採寸予定図を横方向に平行移動させて取り出すことを特徴とする請求項1に記載の採寸図の作成方法。
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