JP2002049181A - 静電潜像現像用補給トナー - Google Patents
静電潜像現像用補給トナーInfo
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Abstract
流動性が高く安定したトナー補給性を有するトナーを提
供すること。 【解決手段】 多塩基酸のジカルボン酸類と多価アルコ
ールのジオール類とを反応させて生成するポリエステル
樹脂を主成分とする静電潜像現像用補給トナーであっ
て、前記ポリエステル樹脂は、ガラス転移点(Tg)が
55〜70℃の第1のポリエステル樹脂と、ガラス転移
点(Tg)が45〜60℃の第2のポリエステル樹脂と
からなり、かつ、前記トナーの緩み見掛け比重(AD)
が0.3〜0.5g/ccであることを特徴とする静電
潜像現像用補給トナー。
Description
等に用いられる静電潜像現像用補給トナーに関する。
性の良好なトナーバインダーとして、特開昭63−22
5244号公報が提案されている。ここでは、第1のポ
リエステル樹脂と第2のポエステル樹脂とを含有してな
り、第1のポリエステル樹脂は、3価以上の単量体の割
合が低く抑えられた非線状の比較的高分子のポリエステ
ル樹脂であり、それ自身優れた耐オフセット性と優れた
低温定着性を有する反面、粉砕性が悪く、一方、第2の
ポリエステル樹脂は、3価以上の単量体の割合が比較的
高い、未架橋部分の多い非線状ポリエステル樹脂であっ
て、それ自身優れた粉砕性と熱による自己架橋性を有す
るが、その反面十分な低温定着性と耐オフセット性とを
同時に満足できないものが使用されている。従って、こ
れらの第1のポリエステル樹脂及び第2のポリエステル
樹脂を夫々単独で用いた場合には、夫々の欠点が著しく
大きく現れるところ、第1のポリエステル樹脂と第2の
ポリエステル樹脂とを共に含有せしめ、第1のポリエス
テル樹脂の存在により、優れた耐オフセット性、低温定
着性、耐ブロッキング性が付与され、しかも第2のポリ
エステル樹脂の存在により優れた粉砕性が付与されると
ともに、熱による自己架橋性も付与され、結局、耐オフ
セット性及び耐ブロッキング性を低下させることなく、
粉砕性を著しく向上させることができる、というもので
ある。
歩は目覚しく、高速化、小型化、省スペース化、低コス
ト化の勢いは留まることを知らず、トナーへの要求も低
温定着化、及び、トナーカートリッジやトナーホッパー
の小型化、省スペース化に係る高保存性、高流動化が必
要となる。これは、狭いスペースに大容量のトナーを保
管し、長期間トナーの補給なしに複写するといったニー
ズが増えてきていることに起因する。従って、トナーに
おいては、低温定着化、長期保存安定性、高い流動性に
よる安定したトナー補給性が必要となる。
テル樹脂を用いたトナーを、先の省スペースディジタル
複合機に搭載して複写操作を行なった場合、低温定着性
に優れ、良好な耐オフセット性を得ることは可能である
ものの、高い流動性が得られず、トナーホッパーから長
期に渡って安定した補給性が得られない。また、トナー
カートリッジを用いた場合には、トナーホッパーへの補
給に時間を要したり、トナーカートリッジ中のトナーが
トナーホッパーに全て入りきらず、溢れ出て飛散し、周
囲を汚す、といった問題が発生する。更には、高温高湿
環境下でトナーカートリッジ中に長期保存された場合、
トナーカートリッジ中でトナーの固まりが発生し、スム
ースにトナーホッパーにトナーが補給されない、といっ
た問題がある。
性、長期保存安定性に優れ、しかも流動性が高く安定し
たトナー補給性を有するトナーを提供することを課題と
する。
を重ねた結果、トナー中に含まれるポリエステル樹脂と
してガラス転移点(Tg)の異なる二種の樹脂を用いる
とともに、トナーの緩み見掛け比重を調整することによ
り、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成
した。
に存する。 (1) 多塩基酸のジカルボン酸類と多価アルコールの
ジオール類とを反応させて生成するポリエステル樹脂を
主成分とする静電潜像現像用補給トナーであって、前記
ポリエステル樹脂は、ガラス転移点(Tg)が55〜7
0℃の第1のポリエステル樹脂と、ガラス転移点(T
g)が45〜60℃の第2のポリエステル樹脂とからな
り、かつ、前記トナーの緩み見掛け比重(AD)が0.
3〜0.5g/ccであることを特徴とする静電潜像現
像用補給トナー。 (2) 単位面積当たり4.0〜12.0g/cm2の
トナー自重下に充填されたトナーカートリッジよりトナ
ーホッパーへ補給するトナー補給方法において用いられ
るものである上記(1)記載の静電潜像現像用補給トナ
ー。 (3) 前記第1のポリエステル樹脂と第2のポリエス
テル樹脂の配合比が、90:10〜50:50であるこ
とを特徴とする上記(1)または(2)に記載の静電潜
像現像用補給トナー。 (4) 前記第1のポリエステル樹脂および第2のポリ
エステル樹脂の酸価が、それぞれ15〜35mgKOH
/gであることを特徴とする上記(1)ないし(3)の
いずれかに記載の静電潜像現像用補給トナー。 (5) 前記第1のポリエステル樹脂の軟化点(Tm)
が、130〜160℃(フローテスター等速昇温法)で
あり、前記第2のポリエステル樹脂の軟化点(Tm)
が、90〜120℃(フローテスター等速昇温法)であ
ることを特徴とする上記(1)ないし(4)のいずれか
に記載の静電潜像現像用補給トナー。 (6) 前記トナーの体積平均粒子径D50が、7〜10
μmであることを特徴とする上記(1)ないし(5)の
いずれかに記載の静電潜像現像用補給トナー。 (7) 前記トナーの比表面積が、0.8〜1g/m2
(BET法)あることを特徴とする上記(1)ないし
(6)のいずれかに記載の静電潜像現像用補給トナー。 (8) 前記トナー表面に、流動化剤粒子を添加混合せ
しめたことを特徴とする上記(1)ないし(7)のいず
れかに記載の静電潜像現像用補給トナー。 (9) 流動化剤粒子が、90〜240m2/gの比表
面積を有するシリカである上記(1)ないし(8)のい
ずれかの項に記載の静電潜像現像用補給トナー。 (10) 流動化剤粒子が、トナー全重量に対し0.1
〜3重量%添加混合される上記(8)または(9)に記
載の静電潜像現像用補給トナー。 (11) 上記(1)ないし(10)のいずれかに記載
の静電潜像現像用補給トナーを用いた画像形成方法。 (12) 上記(1)ないし(10)のいずれかに記載
の静電潜像現像用補給トナーを用いた画像形成装置。
ーは、主成分として第1のポリエステル樹脂と第2のポ
リエステル樹脂を含有してなる。これらのポリエステル
樹脂は、多塩基酸と多価アルコールとが重縮合したエス
テル結合で連結されているポリマーであり、飽和または
不飽和のいずれも含まれる。ポリエステル樹脂の種類は
特に限定されるものではなく、例えば、不飽和ポリエス
テル樹脂、アルキド樹脂、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリアリレート等の
種々のものが挙げられるが、特に不飽和ポリエステル樹
脂が好ましい。
酸としては、特に限定されるものではないが、カルボン
酸類としては、例えば、脂肪族ジカルボン酸(例;マレ
イン酸、フマル酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン
酸、マロン酸、アゼライン酸、メサコン酸、シトラコン
酸など)、芳香族ジカルボン酸(例;フタル酸、イソフ
タル酸、テレフタル酸など)、アルキル若しくはアルケ
ニルコハク酸(例;ドデセニルコハク酸、ペンタドデセ
ニルコハク酸など)、および、これらジカルボン酸の無
水物や、低級アルキルエステルなどが好ましく用いられ
る。マレイン酸、フマル酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、ジメチルテレフタレート、ドデセニルコハク酸等が
更に好ましい。
のではないが、例えばジオール類として、アルキレング
リコール(例;エチレングリコール、1,2−プロピレ
ングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,3
−ブタジオール、1,4−ブタジオール、ネオペンチル
グリコール、1,6−ヘキサンジオール、1,5−ペン
タンジオール、1,6−ペンタンジオールなど)、アル
キレンエーテルグリコール類(例;ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコールなど)、脂環式ジオール
(例;水素化ビスフェノールAなど)、ビスフェノール
類(例;ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフ
ェノールSなど)等の種々のものが挙げられる。これら
の多塩基酸及び多価アルコールは、それぞれ1種でもよ
いし2種以上を組み合わせてもよい。
ル樹脂のガラス転移温度(Tg)は、55〜70℃(A
STM D 3418−82準拠)であり、第2のポリ
エステル樹脂はガラス転移温度(Tg)が45〜60℃
(ASTM D 3418−82準拠)である。Tg値
をこの範囲にすることにより、耐ブロッキング性及び/
又は耐オフセット性を向上させることができる。
ステル樹脂は、それぞれ15〜35mgKOH/gの酸
価(JIS K0070−1966準拠)を有すること
が好ましい。ここで、酸価とは、ポリエステル樹脂の末
端のカルボキシル残基数の指標である。酸価は、ポリエ
ステル樹脂における二塩基酸よりも多塩基酸(例えば、
無水トリメリット酸、テレフタル酸、フマル酸、アルケ
ニアコハク酸等)の使用割合を増大させること等により
大きくすることができる。例えば、フマル酸を1〜5%
程度、無水トリメリット酸を1〜5%添加することによ
り、酸価を大きくすることができる。また、芳香族環を
有する多塩基酸及び多価アルコールを用いたポリエステ
ル樹脂は、耐ブロッキング性が良好であるため好まし
い。特に、芳香族ジカルボン酸又はその誘導体を含むカ
ルボン酸とジオール類とを反応させたポリエステル樹脂
が好ましい。
テル樹脂の軟化点(Tm)は130〜160℃、第2の
ポリエステル樹脂の軟化点は90〜120℃であること
が好ましい(フローテスター等速昇温法 6℃/mi
n、荷重20kg、ダイ1mm×0.5mmφ CFT
500;島津製作所製)。この範囲にすることにより、
定着性及び/又は耐オフセット性を向上させることがで
きる。
ステル樹脂は、通常、触媒の存在下、有機溶媒中で上記
原料成分を用いて脱水縮合反応又はエステル変換反応を
行うことにより得られる。この際の反応温度は、例え
ば、150〜300℃である。上記反応を行う際、反応
促進を目的に、エステル化触媒やエステル変換触媒、例
えば、酢酸マグネシウム、酢酸亜鉛、酢酸鉛、三酸化ア
ンチモン等を使用することができる。
は、主骨格のジオール類とジカルボン酸類及びアルコー
ル架橋剤と酸架橋剤を触媒存在下で脱水エステル化反応
させ、微架橋ポリエステルを合成する。次いで、ジカル
ボン酸類のOH基末端封鎖剤を添加し、脱メタノールエ
ステル交換反応により水酸基価を調整する。更に、酸架
橋剤を添加し、酸価付与反応を生じせしめ増粘(架橋)
させ、本発明の第1、第2ポリエステル樹脂を得る。
マル酸及び無水トリメリット酸を増量して、酸価の比較
的大きなポリエステル樹脂を用いることにより、耐オフ
セット性を向上させ得るとともに、負帯電性を向上させ
ることができる。
ル樹脂と第2ポリエステル樹脂の配合重量比は、第1ポ
リエステル樹脂:第2ポリエステル樹脂=90:10〜
50:50の範囲とすることが好ましく、80:20〜
60:40の配合重量比がより好ましい。これは、第1
のポリエステル樹脂が90%を超えると、定着率の低
下、CO(コールドオフセット)が発生することがあ
り、また、50%未満となると、定着高温オフセット性
や高温高湿環境下における長期保存性能に、前記問題を
きたす場合がある。
ては、流動化剤粒子として、トナー表面にシリカを担持
することが好ましい。シリカは、トナー全重量に対し
て、0.1〜3重量%程度、更には、0.3〜1重量%
程度担持させることが好ましい。また、シリカの比表面
積は、90〜240m2/g(BET法)の範囲とする
ことが好ましい。この範囲であれば、複写時にトナーの
流動性が損なわれることがないためである。トナーへの
流動性付与は、スペーサー効果によるものであり、トナ
ー粒子間にエアーを介在させることが好ましく、それ故
上記範囲の比表面積とすることで、よりいっそうのスペ
ーサー効果が得られる。これに対し、比表面積が上記範
囲より小さいと、エアーの介在が少なく十分なスペーサ
ー効果が得られないことがある。また、上記範囲を超え
る場合は、シリカ同士の凝集が発生し易く、遊離シリカ
が発生し、複写画像に白斑となって悪影響を及ぼすこと
がある。
でき、その種類は特に限定されるものではないが、好ま
しいものとして、例えば、下記式で表されるクロム錯体
化合物が挙げられる。
O2CH3、基SO2C2H 5を示し、A+は炭素数8〜16
の直鎖又は1個のヘテロ原子によって中断されていても
よい分岐のアルキルアンモニウムである。)
ば、窒素原子、酸素原子、硫黄原子等が挙げられ、特に
酸素原子が好ましい。また、「炭素数8〜16の直鎖の
アルキルアンモニウム」としては、例えば、NH3C12H
25 +、NH3C14H29 +等が挙げられる。さらに、「炭素
数8〜16の1個のヘテロ原子によって中断されていて
もよい分岐のアルキルアンモニウム」としては、例え
ば、NH3C3H6OC(C2H5)HC4H9 +、NH3C3O
CH2C(C2H5)HC4H9 +等が挙げられる。
ては、ポリエステル樹脂は、トナー全重量に対して80
〜95重量%程度、特に85〜90重量%程度含有する
ことが好ましい。また、クロム錯体化合物は、トナー全
重量に対して、0.5〜5重量%程度、特に、1〜3重
量%程度含有することが好ましい。
には、さらに正荷電制御剤を含有することもできる。好
ましく使用可能な正荷電制御剤としては、例えば、ニグ
ロシン系染料、ピリジニウム塩、アンモニウム塩、又は
これらのレーキ化合物等が挙げられる。正荷電制御剤
は、トナー全重量に対して、0.05〜0.5重量%程
度、特に0.1〜0.3重量%程度含有することが好ま
しい。
記の成分の他に、通常、トナーに使用することができる
定着離型剤、着色剤、分散剤、磁性粉等の添加剤を含有
していてもよい。また、ポリエステル樹脂以外の樹脂を
併用してもよい。
エステルワックス、カルナバワックス等の天然ワック
ス、高圧法ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレ
フィン系ワックス、シリコーン系ワックス、フッ素系ワ
ックス等が挙げられる。
ク、磁性粉、ニトロ系、スチルベンアゾ系、ジフェニル
メタン系、トリフェニルメタン系、メチン系、チアゾー
ル系、アントラキノン系、イミダミン系、アジン系、オ
キサアジン系、チアジン系、硫化染料系、インジゴイド
系、フタロシアニン系等の有機染料や顔料等が挙げられ
る。
エチレングリコール等が挙げられる。
ニッケル、クロム、マンガン等の金属又はこれらの合
金、二酸化クロム、三二酸化鉄、フェライト等の金属酸
化物等が挙げられる。
チレン−アクリル共重合体樹脂、スチレン−アクリロニ
トリル共重合体樹脂、アクリル樹脂、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体樹脂、スチレン−アクリル−無水マレ
イン酸共重合体樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビ
ニル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリウレタン樹脂、ウ
レタン変性ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等が挙げら
れる。
知の方法により製造できる。例えば、ヘンシェルミキサ
ー、スーパーミキサー、メカノミル、Q型ミキサー等の
気流混合機などの混合可能な装置により上記成分を混合
し、2軸混練機、1軸混練機等の装置により、70〜1
80℃程度の温度にて溶融混練する。得られた混練物を
冷却固化し、固化物をジェットミル等のエアー式粉砕機
により粉砕することにより製造できる。粉砕は、トナー
粒子が5〜25μm程度の粒径、更に、7〜10μm程
度の粒径になるように行うことが好ましい。
は、緩み見掛け比重(AD)を0.3〜0.5g/cc
とすることで、省スペース複合機における高い流動性を
得、長期に渡るトナー補給安定性と保存安定性を図って
いる。更には、高温高湿環境下に長期保存されたトナー
カートリッジからも、トナーホッパーへスムースにトナ
ーが排出され、安定してトナー補給を行なうことができ
る。トナーの緩み見掛け比重(AD)を0.3〜0.5
g/ccとするのは、0.3g/cc未満であるとトナ
ーの流動性が劣り、高温高湿環境下に長期保存されたト
ナーカートリッジからトナーホッパーへスムースに全量
トナーが排出されず、トナー溢れや周辺をトナーで汚す
といった問題があり、また、0.5g/ccを超える
と、逆に流動性が良くなりすぎ、トナー自重で締まり易
くなり、反ってトナー凝集や固まりが発生し、延いては
トナーホッパーへのスムースなトナーの排出が妨げら
れ、トナー溢れや周辺をトナーで汚すといった問題につ
ながる。また、トナー凝集により、複写画像上に黒芯
(ブラックスポット)が発生し、画像欠陥をきたすこと
もある。緩み見掛け比重は、例えば、第1および第2の
ポリエステル樹脂のガラス転移点や両成分の配合比、ト
ナーの体積平均粒子径、流動化剤粒子の比表面積や添加
量等を調節することにより、上記範囲に調整できる。
50)は、7〜10μm(コールカウンター製マルチサイ
ザーにて測定)であることが好ましく、トナーの比表面
積は、0.8〜1g/m2(BET法)であることが好
ましい。これらの値を上記範囲にすることにより、高い
流動性、延いては長期保存安定性を向上させることがで
きる。トナーの体積平均粒径や比表面積は、トナーの粉
砕・分級工程で、上記範囲に調整可能であり、具体的に
は、市販の機械式粉砕機(例えば、セイシン企業製オー
コイザー粉砕機)を使用することにより上記範囲に調整
できる。
0〜12.0g/cm2のトナー自重下に充填されたト
ナーカートリッジよりトナーホッパーへ補給するトナー
補給方法に特に適したものである。
説明するが、本発明はこれらによって制約されるもので
はない。
して8μmのトナーを得た。そのトナーに流動化剤粒子
シリカ(アエロジルR976S 比表面積110 日本
アエロジル製)を0.5重量部添加して本発明トナーを
得た。
のとおり用いる以外は、実施例1と同様にして本発明ト
ナーを得た。
のとおり用いる以外は実施例1と同様にして本発明トナ
ーを得た。
のとおり用いる以外は、実施例1と同様にして本発明ト
ナーを得た。
のとおり用いる以外は、実施例1と同様にして本発明ト
ナーを得た。
のとおり用いる以外は実施例1と同様にして比較トナー
を得た。
のとおり用いる以外は実施例1と同様にして比較トナー
を得た。
のとおり用いる以外は実施例1と同様にして比較トナー
を得た。
のとおり用いる以外は実施例1と同様にして比較トナー
を得た。
と同様にして比較トナーを得た。
と同様にして比較トナーを得た。
下の項目の試験を行なった。その結果を表1に示す。ま
た、トナー保存性試験についての詳細な結果を表2に示
す。
た。 (2)ガラス転移点(Tg):熱分析装置 DSC 5
0(島津製作所製)を用いた。 (3)トナー保存性:図1に示すトナーカートリッジ
A、Bに、実施例および比較例の各トナーをそれぞれ充
填し、高温槽50℃内で2日間放置した後、トナーを取
り出し、トナー塊(凝集)の状態を目視観察した。
価 (1)トナーカートリッジ補給性:前記トナーカートリ
ッジAには、単位面積当たりのトナー自重9.9g/c
m 2の充填状態で、トナーカートリッジBには単位面積
当たりのトナー自重4.8g/cm2の充填状態で、そ
れぞれトナーを充填し、高温高湿環境下(35℃、85
%)で2日間放置後、シャープ製ディジタル複写機AR
−405のトナーホッパーへの補給性を評価した。 <評価基準> 補給状態観察 評 価 トナーがスムースに全量補給できる ○ トナーカートリッジにトナーが半分程度残る △ 殆どトナーが残り、溢れ飛散した ×
ト)の評価 シャープ製デジタル複写機AR−405を用い、高温高
湿(35℃、85%)環境下にて実写試験を行い評価し
た。尚、通紙は8.5インチ×11インチのネコサ紙を
用いた。 画像濃度:8万枚の実写試験(6%原稿使用)を通じ
て、1.35以上を○、1.35未満を×とした。 測定機 Macbeth社製 PROCESS MEA
SUREMENTSRD914型 黒芯(ブラックスポット):8万枚の実写試験(6%
原稿使用)を通じて、コピー画像(全面黒ベタ)を採取
し、評価した。黒芯(ブラックスポット)とは、コピー
画像上にトナー凝集物が定着され、文字画像の欠落、白
抜け等を生じる画像欠陥をいう。
変に改造したものを使用し、実写試験を行い評価した。
尚、通紙は8.5インチ×11インチのネコサ紙を用い
た。 <評価基準> 低温側オフセット発生温度 : 140℃以下を○とし
た。 高温側オフセット発生温度 : 220℃以上を○とし
た。
し、それ自体耐オフセット性や耐ブロッキング性を有す
る第1のポリエステル樹脂と、低いガラス転移点を有
し、低温定着性や低温オフセット性が良好な第2のポリ
エステル樹脂とを配合することにより、相乗作用が発揮
される。しかも、トナーの緩み見掛け比重を0.3〜
0.5g/ccとすることで、高い流動性が付与された
トナーが得られ、長期に渡って安定したトナー補給性、
保存安定性およびトナーカートリッジを用いた場合のト
ナーホッパーへの補給性を著しく向上できる。更には高
温高湿環境下に長期保存されたトナーカートリッジから
もトナーホッパーへスムースにトナー補給を行なうこと
が可能となる。
面図。
Claims (12)
- 【請求項1】 多塩基酸のジカルボン酸類と多価アルコ
ールのジオール類とを反応させて生成するポリエステル
樹脂を主成分とする静電潜像現像用補給トナーであっ
て、 前記ポリエステル樹脂は、ガラス転移点(Tg)が55
〜70℃の第1のポリエステル樹脂と、ガラス転移点
(Tg)が45〜60℃の第2のポリエステル樹脂とか
らなり、かつ、前記トナーの緩み見掛け比重(AD)が
0.3〜0.5g/ccであることを特徴とする静電潜
像現像用補給トナー。 - 【請求項2】 単位面積当たり4.0〜12.0g/c
m2のトナー自重下に充填されたトナーカートリッジよ
りトナーホッパーへ補給するトナー補給方法において用
いられるものである請求項1記載の静電潜像現像用補給
トナー。 - 【請求項3】 前記第1のポリエステル樹脂と第2のポ
リエステル樹脂の配合比が、90:10〜50:50で
あることを特徴とする請求項1または2記載の静電潜像
現像用補給トナー。 - 【請求項4】 前記第1のポリエステル樹脂および第2
のポリエステル樹脂の酸価が、それぞれ15〜35mg
KOH/gであることを特徴とする請求項1ないし3の
いずれかの項に記載の静電潜像現像用補給トナー。 - 【請求項5】 前記第1のポリエステル樹脂の軟化点
(Tm)が、130〜160℃(フローテスター等速昇
温法)であり、前記第2のポリエステル樹脂の軟化点
(Tm)が、90〜120℃(フローテスター等速昇温
法)であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
かの項に記載の静電潜像現像用補給トナー。 - 【請求項6】 前記トナーの体積平均粒子径D50が、7
〜10μmであることを特徴とする請求項1ないし5の
いずれかの項に記載の静電潜像現像用補給トナー。 - 【請求項7】 前記トナーの比表面積が、0.8〜1g
/m2(BET法)あることを特徴とする請求項1ない
し6のいずれかの項に記載の静電潜像現像用補給トナ
ー。 - 【請求項8】 前記トナー表面に、流動化剤粒子を添加
混合せしめたことを特徴とする請求項1ないし7のいず
れかの項に記載の静電潜像現像用補給トナー。 - 【請求項9】 流動化剤粒子が、90〜240m2/g
の比表面積を有するシリカである請求項1ないし8のい
ずれかの項に記載の静電潜像現像用補給トナー。 - 【請求項10】 流動化剤粒子が、トナー全重量に対し
0.1〜3重量%添加混合される請求項8または9に記
載の静電潜像現像用補給トナー。 - 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかの項に
記載の静電潜像現像用補給トナーを用いた画像形成方
法。 - 【請求項12】 請求項1ないし10のいずれかの項に
記載の静電潜像現像用補給トナーを用いた画像形成装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000237538A JP2002049181A (ja) | 2000-08-04 | 2000-08-04 | 静電潜像現像用補給トナー |
Applications Claiming Priority (1)
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- 2000-08-04 JP JP2000237538A patent/JP2002049181A/ja active Pending
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