JP2002048940A - 光結合回路 - Google Patents

光結合回路

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JP2002048940A
JP2002048940A JP2000231926A JP2000231926A JP2002048940A JP 2002048940 A JP2002048940 A JP 2002048940A JP 2000231926 A JP2000231926 A JP 2000231926A JP 2000231926 A JP2000231926 A JP 2000231926A JP 2002048940 A JP2002048940 A JP 2002048940A
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Japan
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substrate
optical
optical fiber
coupling circuit
positioning
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JP2000231926A
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English (en)
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Tomoki Sano
知己 佐野
Kazuto Saito
和人 斎藤
Hironori Tokita
宏典 時田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Oyokoden Lab Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Oyokoden Lab Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバの光軸とレンズの光軸との調芯作
業を削減して、組立て工数を短縮することが可能な光結
合回路を提供すること。 【解決手段】 第1の基板10の一面、第2の基板20
の一面、及び、第3の基板30の一面には、各基板1
0,20,30が並ぶ方向と平行な方向に延びる、断面
がV字状の基板位置決め用ガイド溝13がそれぞれ一対
づつ形成されている。第3の基板30の一面の第1の基
板10側の端部及び第2の基板20側の端部には、断面
がV字状のレンズ位置決め用ガイド溝31がそれぞれに
形成されており、各レンズ41,42は、このレンズ位
置決め用ガイド溝31に接着剤等により固定される。ガ
イドピン44,45は、第1の基板10、第2の基板2
0、及び、第3の基板30に形成された基板位置決め用
ガイド溝13,23,33に係合して、第1の基板1
0、第2の基板20、及び、第3の基板30間の相互の
位置決めを可能にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ同士の
間で光信号の送受信を行う光結合回路に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の光結合回路として、たとえば特
開平11−160569号公報に開示されたような光結
合回路が知られている。この特開平11−160569
号公報に開示された光結合回路は、互いに端面同士が対
向するように配置された第1及び第2の光ファイバと、
第1の光ファイバの端部が固定される第1の基板と、第
2の光ファイバの端部が固定される第2の基板と、第1
の基板と第2の基板との間に設けられ第3の基板と、を
備え、第3の基板には、一方の光ファイバから他方の光
ファイバに向う方向に順にレンズと、光機能素子(たと
えば、光アイソレータ及び/又は光フィルタ等)と、前
述のレンズに対応した別のレンズとが配設されている。
【0003】第1の光ファイバの端部は、第1の基板の
一面に形成されたV溝に係合して固定されている。第2
の光ファイバの端部は、第2の基板の一面に形成された
V溝に係合して固定されている。また、各レンズは、第
3の基板の一面に形成された凹部に係合して固定されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような構成の光結合回路にあっては、光ファイバ、レ
ンズ等の光学素子が各々別個の基板に固定されており、
あらためて基板同士を調芯固定しなければならない。し
たがって、この基板同士を接合する工程の分だけ組み立
て時間が余分に必要であるし、高度な組立技術が必要と
なる。
【0005】また、上述したような構成の光結合回路に
あっては、光ファイバの端部、レンズ、及び、光機能素
子等が露出しており、湿熱環境下においては各部品を基
板に固定するための接着剤が劣化する、あるいは、埃等
が付着して特性が変化する等の問題が発生することも考
えられる。
【0006】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、光ファイバの光軸とレンズの光軸との調芯作業を削
減して、組立て工数を短縮することが可能な光結合回路
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光結合回路
は、一方の光ファイバの端部が固定される第1の基板
と、他方の光ファイバの端部が固定される第2の基板
と、第1の基板と第2の基板との間に設けられ第3の基
板と、を備え、第3の基板には、一方の光ファイバから
他方の光ファイバに向う方向に順にレンズと、光機能部
品と、レンズに対応した別のレンズとが配設されている
光結合回路であって、第1の基板、第2の基板、及び、
第3の基板の位置決めを可能とするガイドピンを有し、
第1の基板、第2の基板、及び、第3の基板の一面に
は、ガイドピンが係合する基板位置決め用ガイド溝が形
成され、第3の基板の一面には、一対のレンズを位置決
めするための断面がV字状又は台形状のレンズ位置決め
用ガイド溝が形成されていることを特徴としている。
【0008】本発明に係る光結合回路では、第3の基板
の一面には、一対のレンズを位置決めするための断面が
V字状又は台形状のレンズ位置決め用ガイド溝が形成さ
れているので、各レンズの第3の基板に対する位置決め
精度が高くなる。また、第1の基板、第2の基板、及
び、第3の基板の位置決めを可能とするガイドピンを有
し、第1の基板、第2の基板、及び、第3の基板の一面
には、ガイドピンが係合する基板位置決め用ガイド溝が
形成されているので、第1の基板と第2の基板と第3の
基板との位置決め精度も高くなる。これらにより、ガイ
ドピンにより第1の基板と第2の基板と第3の基板とが
位置決めされた状態においては、光ファイバの光軸とレ
ンズの光軸とが概ね調芯された状態となり、新たに光フ
ァイバの光軸とレンズの光軸との調芯作業を行う必要が
なくなる。この結果、光結合回路の組立て工数を短縮す
ることができる。
【0009】また、光ファイバの少なくとも1箇所の先
端にマルチモード型光ファイバが融着接続されているこ
とが好ましい。このように、光ファイバの少なくとも1
箇所の先端にマルチモード型光ファイバが融着接続され
ることにより、第1の基板及び第2の基板と、第3の基
板(レンズ)との位置精度を緩和することができる。
【0010】また、レンズ位置決め用ガイド溝は、交差
して形成された複数の溝からなることが好ましい。この
ように、レンズ位置決め用ガイド溝は、交差して形成さ
れた複数の溝からなることにより、レンズとして球形状
を呈したレンズを用いた場合においても、レンズの第3
の基板に対する位置決め精度を高くすることができる。
【0011】また、一方の光ファイバと他方の光ファイ
バとの間に形成される光路を遮断しないように、一方の
光ファイバと他方の光ファイバとの間に形成される光路
を覆う蓋を有していることが好ましい。このように、一
方の光ファイバと他方の光ファイバとの間に形成される
光路を遮断しないように、一方の光ファイバと他方の光
ファイバとの間に形成される光路を覆う蓋を有している
ことにより、光結合回路内への湿気、埃等の侵入を防止
することができる。
【0012】また、蓋により一方の光ファイバと他方の
光ファイバとの間に形成される光路が覆われている状態
で、第1の基板、第2の基板、第3の基板、及び、蓋の
外側が補強部材により覆われていることが好ましい。こ
のように、蓋により一方の光ファイバと他方の光ファイ
バとの間に形成される光路が覆われている状態で、第1
の基板、第2の基板、第3の基板、及び、蓋の外側が補
強部材により覆われていることにより、光結合回路の取
り扱いが容易となり、光結合回路のハンドリング性を向
上することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
による光結合回路の好適な実施形態について詳細に説明
する。以下に説明する第1実施形態及び第2実施形態
は、本発明の光結合回路を2×1WDM(Wavelength
Division Multiplexing)フィルタに適用した例であ
る。
【0014】(第1実施形態)まず、図1〜図4に基づ
いて、本発明の第1実施形態に係る光結合回路を説明す
る。図1は、第1実施形態に係る光結合回路を示す斜視
図であり、図2は、第1実施形態に係る光結合回路を示
す断面図であり、図3は、図2のIII−III線に沿
う断面図であり、図4は、第1実施形態に係る光結合回
路を示す平面図である。なお、図3においては補強チュ
ーブの図示を省略しており、図4においては、蓋及び補
強チューブの図示を省略している。
【0015】光結合回路1は、第1の基板10、第2の
基板20、第3の基板30、蓋40、一対のレンズ4
1,42、光機能素子としての光フィルタ43、及び、
一対のガイドピン44,45等を有している。第3の基
板30は、第1の基板10の一側面側に、第1の基板1
0に直列に配設されている。第2の基板20は、第3の
基板30の第1の基板10側と反対の側面側に、第1の
基板10及び第3の基板30に直列に配設されている。
第3の基板30は、第1の基板10と第2の基板20と
の間に配設されることになる。第1の基板10、第2の
基板20、及び、第3の基板30は、Siの基板又は石
英ガラス等の低膨張材料からなる。
【0016】第1の基板10の一面(上面)には、各基
板10,20,30が並ぶ方向と平行な方向に延びる光
ファイバ位置決め用V溝11が複数(たとえば3本)形
成されている。本実施形態においては、2本の光ファイ
バ位置決め用V溝11の夫々に対して光ファイバ2,3
が固定されている。夫々の光ファイバ2,3は、光ファ
イバ位置決め用V溝11の第1の基板10の側部に光フ
ァイバ2,3の端面が位置するように、光ファイバ位置
決め用V溝11(第1の基板10)と固定部材12とで
挟持された状態で接着剤(たとえば、エポキシ系接着剤
等)等により固定される。あるいは、光ファイバ2,3
を端面から若干突き出した状態で光ファイバ位置決め用
V溝11と固定部材12とで挟持された状態で接着剤等
により固定し、その後、端面をダイサ等で削り端面を揃
える。また、第1の基板10の一面(上面)には、各基
板10,20,30が並ぶ方向と平行な方向に延びる、
断面がV字状の基板位置決め用ガイド溝13が、光ファ
イバ位置決め用V溝11を挟んで一対形成されている。
【0017】第2の基板20の一面(上面)には、各基
板10,20,30が並ぶ方向と平行な方向に延びる光
ファイバ位置決め用V溝21が複数(たとえば3本)形
成されている。本実施形態においては、1本の光ファイ
バ位置決め用V溝21に対して光ファイバ4が固定され
ている。光ファイバ4は、光ファイバ位置決め用V溝2
1の第2の基板20の側部に光ファイバ4の端面が位置
するように、光ファイバ位置決め用V溝21(第2の基
板20)と固定部材22とで挟持された状態で接着剤
(たとえば、エポキシ系接着剤等)等により固定され
る。あるいは、光ファイバ4を端面から若干突き出した
状態で光ファイバ位置決め用V溝21と固定部材22と
で挟持された状態で接着剤等により固定し、その後、端
面をダイサ等で削り端面を揃える。また、第2の基板2
0の一面(上面)には、各基板10,20,30が並ぶ
方向と平行な方向に延びる、断面がV字状の基板位置決
め用ガイド溝23が、光ファイバ位置決め用V溝21を
挟んで一対形成されている。
【0018】第1の基板10の第3の基板30と対向す
る面14及び第2の基板20の第3の基板30と対向す
る面24は、反射防止膜がコーティングされると共に、
光ファイバ2,3,4の光軸方向(光導波方向)に対し
て直角な面から一定の角度を有するように斜めに形成さ
れている。これにより、夫々の光ファイバ2,3,4に
入射する信号光が第1の基板10の第3の基板30と対
向する面14あるいは第2の基板20の第3の基板30
と対向する面24で反射するのを抑制することができる
と共に、万が一信号光が反射した場合においても反射し
た信号光がレンズ41,42に再入射するのを防ぐこと
ができる。
【0019】第3の基板30の一面(上面)の第1の基
板10側の端部及び第2の基板20側の端部には、断面
がV字状のレンズ位置決め用ガイド溝31がそれぞれに
形成されており、このレンズ位置決め用ガイド溝は互い
に交差(たとえば直交)する2本の溝31a,31bか
らなる。各レンズ41,42は、球形状のレンズ(いわ
ゆるボールレンズ)が用いられており、レンズ位置決め
用ガイド溝31の2本の溝31a,31bの交差部に接
着剤(たとえば、エポキシ系接着剤等)等により固定さ
れる。
【0020】また、第3の基板30の一面(上面)に
は、各基板10,20,30が並ぶ方向と平行な方向に
延びる、断面がV字状の基板位置決め用ガイド溝33
が、レンズ41,42(レンズ位置決め用ガイド溝31
の交差部)を挟んで一対形成されている。
【0021】光フィルタ43は、第3の基板30の一面
(上面)の一対のレンズ41,42間の位置に配設され
ている。光フィルタ43は、入射した信号光のうち所定
波長の信号光を透過する一方、前記所定波長以外の波長
の信号光を反射するものであり、第3の基板30の一面
に接着剤(たとえば、エポキシ系接着剤等)等により固
定される。光フィルタ43の配設位置は、各光ファイバ
の端部における光学結合効率が最大となる位置とされて
いる。
【0022】ガイドピン44,45は、丸棒状に形成さ
れており、第1の基板10、第2の基板20、及び、第
3の基板30に形成された基板位置決め用ガイド溝1
3,23,33に係合して、第1の基板10、第2の基
板20、及び、第3の基板30間の相互の位置決めを可
能にしている。ガイドピン44,45は、接着剤を用い
て基板位置決め用ガイド溝13,23,33に固定する
ようにしてもよく、また、図5及び図6に示されるよう
に、クリップ49を用いて基板位置決め用ガイド溝1
3,23,33に固定するようにしてもよい。なお、図
5及び図6においても、蓋及び補強チューブの図示を省
略している。
【0023】蓋40は、断面が略コの字状に形成されて
おり、第1の基板10、第2の基板20、及び、第3の
基板30上において光ファイバ2,3と光ファイバ4と
の間に形成される光路を遮断しないように、光ファイバ
2,3と光ファイバ4との間に形成される光路(第1の
基板10、第2の基板20、及び、第3の基板30の一
面)を覆っている。このように、蓋40により光ファイ
バ2,3と光ファイバ4との間に形成される光路(第1
の基板10、第2の基板20、及び、第3の基板30の
一面)を覆っている。また、蓋40にも、レンズ位置決
め用ガイド溝40aが形成されている。蓋40は、Si
又は石英ガラスからなる。材質は、第1の基板10、第
2の基板20、及び、第3の基板30と同様の材質であ
れば、温度変化による膨張量の差が実質的に少なく、光
学特性が安定するという利点がある。また、基板10,
20,30と蓋40のうち少なくとも一方が透明な材質
で構成されれば、光ファイバ2,3やレンズ41,42
の固定用の接着剤として光硬化性接着剤を使用でき簡便
である。
【0024】補強部材としての補強チューブ47は、熱
収縮性の外部チューブ(ポリエチレン製)と耐水性のホ
ットメルト接着材の内部チューブ(たとえば、EVA:
エチレンビニルアセテート製)からなり、蓋40により
光ファイバ2,3と光ファイバ4との間に形成される光
路(第1の基板10、第2の基板20、及び、第3の基
板30の一面)が覆われている状態で、第1の基板1
0、第2の基板20、第3の基板30、及び、蓋40の
外側を覆っている。このように、補強チューブ47が第
1の基板10、第2の基板20、第3の基板30、及
び、蓋40の外側を覆うことにより、光結合回路1内へ
の湿気、埃等の侵入を防止することができるだけでな
く、光結合回路1の取り扱いが容易となり、光結合回路
1のハンドリング性を向上することができる。
【0025】なお、本実施形態で用いている光ファイバ
2,3,4の先端には、マルチモード型光ファイバが融
着接続されている。このように、光ファイバ2,3,4
の先端にマルチモード型光ファイバを融着接続すること
により、第1の基板10及び第2の基板20と、第3の
基板30(レンズ41,42)との位置精度を緩和する
ことができる。
【0026】次に、上述したように構成された光結合回
路1の動作について説明する。光ファイバ2の第2の基
板20側の端面から出射した信号光は、レンズ41を透
過した後に所定の直径の平行ビームとなり、光フィルタ
43に入射する。光フィルタ43に入射した信号光のう
ち所定波長の信号光が光フィルタ43を透過してレンズ
42に入射し、レンズ42に入射した信号光はレンズ4
2により集光されて光ファイバ4へと導かれる。一方、
光フィルタ43にて反射された前記所定波長以外の波長
の信号光は、レンズ41に入射し、レンズ41に入射し
た信号光はレンズ41により集光されて光ファイバ3へ
と導かれる。
【0027】このように、本実施形態の光結合回路1に
あっては、第3の基板30の一面には、一対のレンズ4
1,42を位置決めするための断面がV字状又は凹型状
のレンズ位置決め用ガイド溝31(31a,31b)が
形成されているので、各レンズ41,42の第3の基板
30に対する位置決め精度が高くなる。また、第1の基
板10、第2の基板20、及び、第3の基板30の位置
決めを可能とするガイドピン44,45を有し、第1の
基板10、第2の基板20、及び、第3の基板30の一
面には、ガイドピン44,45が係合する基板位置決め
用ガイド溝13,23,33が形成されているので、第
1の基板10と第2の基板20と第3の基板30との位
置決め精度も高くなる。これらにより、ガイドピン4
4,45により第1の基板10と第2の基板20と第3
の基板30とが位置決めされた状態においては、光ファ
イバ2,3,4の光軸とレンズ41,42の光軸とが概
ね調芯された状態となり、新たに光ファイバ2,3,4
の光軸とレンズ41,42の光軸との調芯作業を行う必
要がなくなる。この結果、光結合回路1の組立て工数を
短縮することができる。
【0028】また、レンズ位置決め用ガイド溝31は、
交差して形成された2本の溝31a,31bからなるこ
とにより、レンズ41,42として球形状のレンズを用
いた場合においても、レンズ41,42の第3の基板3
0に対する位置決め精度を高くすることができる。さら
に、直交する2本の溝を基板30の溝31a又は溝31
bと蓋40の溝40aとに振り分けて、全体としてレン
ズ41,42の位置決め構造とすることもできる。
【0029】(第2実施形態)次に、図7〜図12に基
づいて、本発明の第2実施形態に係る光結合回路を説明
する。図7は、第2実施形態に係る光結合回路を示す側
面図であり、図8は、第2実施形態に係る光結合回路を
示す平面図である。また、図9は、図4のIX−IX線
に沿う断面図であり、図10は、図8のX−X線に沿う
断面図であり、図11は、図8のXI−XI線に沿う断
面図であり、図12は、図8のXII−XII線に沿う
断面図である。なお、図7〜図12においては、蓋及び
補強チューブの図示を省略している。
【0030】光結合回路51の第3の基板60の一面
(上面)には、各基板10,20,60が並ぶ方向と平
行な方向に延びるレンズ位置決め用ガイド溝61が形成
されている。レンズ位置決め用ガイド溝61は、図10
及び図11に示されるように、断面が略台形状とされて
いる。光フィルタ43は、レンズ位置決め用ガイド溝6
1の底面に、接着剤等により固定されている。なお、図
9及び図12において、信号が伝送される光ファイバ
2,3,4以外に、両側の最外溝に固定した光ファイバ
71,72は、光ファイバ2,3,4の固定時に固定部
材12の姿勢、位置を安定にし光ファイバ2,3,4の
位置決めを容易且つ正確に行えるという効果を有してい
る。
【0031】上述したように構成された本実施形態の光
結合回路51にあっては、第1実施形態の光結合回路1
と同様に、ガイドピン44,45により第1の基板10
と第2の基板20と第3の基板60とが位置決めされた
状態においては、光ファイバ2,3,4の光軸とレンズ
41,42の光軸とが概ね調芯された状態となり、新た
に光ファイバ2,3,4の光軸とレンズ41,42の光
軸との調芯作業を行う必要がなくなる。この結果、光結
合回路51の組立て工数を短縮することができる。
【0032】また、光結合回路の別の実施形態として、
図13に示されるように、第3の基板60の上面に各基
板10,20,60が並ぶ方向と直角な方向に形成され
た光フィルタ43の台座80用のガイド溝62が形成さ
れている。この台座80により高価な光フィルタ43の
体積を削減することができ、コストを低減することがで
きる。さらに、この両側に配置されたレンズ41,42
を台座に当接させて両レンズ41,42間の距離を一定
にすることにより、光学特性を平準化することができ
る。なお、図13においても、蓋及び補強チューブの図
示を省略している。
【0033】本発明は、前述した実施形態に限定される
ものではなく、第1の基板10及び第2の基板20に固
定される光ファイバ2,3,4の数、各基板10,2
0,30,60の形状等も上述したものに限られるもの
ではない。また、用いられる光機能素子も、光フィルタ
43に限られることなく、たとえば光アイソレータを用
いるようにしてもよい。更に、用いられるレンズ41,
42も球形状のレンズに限られることなく、屈折率分布
形レンズ等の円柱状のレンズを用いるようにしてもよ
い。また、光機能素子が搭載されている第3の基板3
0,60も一枚に限るものではなく、複数の基板から構
成されていてもよい。ガイドピン44,45は2枚の基
板を渡るようにすればよく、ガイドピン1本が貫通する
必要はなく、複数本から構成されていてもよい。
【0034】また、本発明の光結合回路1,51を複数
並設し、複数の光結合回路全体を同一パッケージとして
ハーメチックシールすることにより光モジュールを構成
するようにしてもよい。
【0035】また、第1実施形態及び第2実施形態にお
いては、本発明の光機能素に光フィルタを用い、2×1
WDMフィルタを構成しているが、これに限られること
なく、本発明は様々な光学装置に適用することができ
る。たとえば、光機能素子として光アイソレータ、光カ
プラ、グレーティングを用いることにより、波長に応じ
た分岐機能を有する光部品を形成することも可能であ
る。
【0036】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、光ファイバの光軸とレンズの光軸との調芯作業
を削減して、組立て工数を短縮することが可能な光結合
回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る光結合回路を示す
斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る光結合回路を示す
断面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る光結合回路を示す
平面図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る光結合回路の変形
例を示す平面図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る光結合回路を示す
側面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る光結合回路を示す
平面図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】図8のX−X線に沿う断面図である。
【図11】図8のXI−XI線に沿う断面図である。
【図12】図8のXII−XII線に沿う断面図であ
る。
【図13】本発明の第2実施形態に係る光結合回路の変
形例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1,51…光結合回路、2,3,4…光ファイバ、10
…第1の基板、11…光ファイバ位置決め用V溝、13
…基板位置決め用ガイド溝、20…第2の基板、21…
光ファイバ位置決め用V溝、23…基板位置決め用ガイ
ド溝、30,60…第3の基板、31,61…レンズ位
置決め用ガイド溝、31a,31b…溝、33…基板位
置決め用ガイド溝、40…蓋、41,42…レンズ、4
3…光フィルタ、44,45…ガイドピン、47…補強
チューブ。
フロントページの続き (72)発明者 斎藤 和人 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 時田 宏典 東京都杉並区和田1丁目13番23号 株式会 社応用光電研究室内 Fターム(参考) 2H036 JA02 LA03 LA07 NA01 2H037 AA01 BA32 CA21 DA02 DA05 DA12 DA35

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の光ファイバの端部が固定される第
    1の基板と、他方の光ファイバの端部が固定される第2
    の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間に設
    けられ第3の基板と、を備え、 前記第3の基板には、前記一方の光ファイバから前記他
    方の光ファイバに向う方向に順にレンズと、光機能部品
    と、前記レンズに対応した別のレンズとが配設されてい
    る光結合回路であって、 前記第1の基板、前記第2の基板、及び、前記第3の基
    板の位置決めを可能とするガイドピンを有し、 前記第1の基板、前記第2の基板、及び、前記第3の基
    板の一面には、前記ガイドピンが係合する基板位置決め
    用ガイド溝が形成され、 前記第3の基板の前記一面には、一対の前記レンズを位
    置決めするための断面がV字状又は台形状のレンズ位置
    決め用ガイド溝が形成されていることを特徴とする光結
    合回路。
  2. 【請求項2】 前記光ファイバの少なくとも1箇所の先
    端にマルチモード型光ファイバが融着接続されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光結合回路。
  3. 【請求項3】 レンズ位置決め用ガイド溝は、交差して
    形成された複数の溝からなることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の光結合回路。
  4. 【請求項4】 前記一方の光ファイバと前記他方の光フ
    ァイバとの間に形成される光路を遮断しないように、前
    記一方の光ファイバと前記他方の光ファイバとの間に形
    成される前記光路を覆う蓋を有していることを特徴とす
    る請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の光結合回
    路。
  5. 【請求項5】 前記蓋により前記一方の光ファイバと前
    記他方の光ファイバとの間に形成される前記光路が覆わ
    れている状態で、前記第1の基板、前記第2の基板、前
    記第3の基板、及び、前記蓋の外側が補強部材により覆
    われていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいず
    れか一項に記載の光結合回路。
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