JP2002048016A - キャニスタ - Google Patents

キャニスタ

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JP2002048016A
JP2002048016A JP2000232136A JP2000232136A JP2002048016A JP 2002048016 A JP2002048016 A JP 2002048016A JP 2000232136 A JP2000232136 A JP 2000232136A JP 2000232136 A JP2000232136 A JP 2000232136A JP 2002048016 A JP2002048016 A JP 2002048016A
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grid
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adsorbent
filter
canister
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JP2000232136A
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Takenori Suzuki
兵昇 鈴木
Kazuhiro Yamaguchi
和弘 山口
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Roki Co Ltd
Original Assignee
Toyo Roki Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、吸着剤を収納する本体において、
適度な空間層を維持でき、振動等によるずれや傾きが起
きず、本体と接する面において適度に保持されながら移
動可能である仕切りを備えたキャニスタを提供する。 【解決手段】 本発明は、吸着剤10を収納する本体2
と、前記本体2の内部を第1及び第2の収納部(4及び
4a)に仕切るグリッド8とを備えたキャニスタ1にお
いて、前記本体2の内壁と前記グリッド8とが接する面
に、前記本体2及びグリッド8の材質よりも軟質の部材
9、13b又は弾性体13、13a、13cを挟んだこ
とを特徴とするキャニスタ1とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸着剤を収納した
キャニスタ内を仕切るためのグリッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車等において、燃料タン
ク等の燃料系からの蒸発燃料が大気中に放出されるのを
防止する蒸発燃料処理装置が用いられており、前記蒸発
燃料を吸着する手段としてキャニスタが知られている。
一般に使用されているキャニスタは、内部に活性炭から
なる吸着剤層を備え、前記吸着剤層により蒸発燃料を吸
着し、蒸発燃料の蒸発を防いでいる。また、吸着剤層に
吸着されたガソリンペーパのマイグレーションを防止す
るために吸着剤層の内部には空間層が設けられている。
【0003】一般に、キャニスタにおける空間層を設け
る方法として、図12に示すように、吸着剤20aを収
納するための本体20と、吸着剤20aからなる吸着剤
層を仕切るためのフィルタ21とを備えたキャニスタに
おいて、通気性を有するフィルタ21を吸着剤層中の所
定位置に設置してフィルタ21の厚みにて空間層を設け
る方法や、図13に示すように、吸着剤22aを収納す
るための本体22に、吸着剤22aからなる吸着剤層を
仕切るためのグリッド23と、吸着剤22aを常時加圧
するための弾性体25とを備えたキャニスタにおいて、
前記グリット23の上下にフィルタ等の弾性体24、2
4を備え、前記グリッド23と弾性体24とを本体22
の吸着剤層中の所定位置に設置して空間層を設ける方法
が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図12に示す
キャニスタにおいては、フィルタ21に軟質のフィルタ
を使用すると組付け初期は良いのであるが、経時変化に
よりフィルタ21の反力が減少するためフィルタ21自
体の厚さも薄くなり、空間層が維持できなくなるという
問題点がある。また、軟質のフィルタ21の代わりに硬
質のフィルタを使用すると、経時変化による空間層のつ
ぶれ等は起らないのであるが、柔軟性に欠けるため本体
20とのシール性に問題が生じ、詳しくは、設置した際
にフィルタ21と本体20の内壁とが接する面におい
て、隙間を生じ吸着剤20bが洩れて連通してしまうと
いう問題点がある。
【0005】また、軟質のフィルタ又は硬質のフィルタ
を使用して、吸着剤20aを充填する際においては、振
動によりフィルタ21が傾いてしまい、フィルタ21と
本体20の内壁とが接する面において、隙間を生じ、吸
着剤20bが洩れて連通してしまう場合があるという問
題点もある。
【0006】また、図13に示すキャニスタにおいて、
本体22の内壁とグリッド23とが接する面から吸着剤
22aが洩れて連通してしまうことのないように、本体
22に対してグリッド23をタイトな設定とすると、グ
リッド23の位置が固定されてしまうため、本体22の
底部にスプリング等の弾性体25を設けて、本体22に
収納された吸着剤22aからなる吸着剤層を加圧して
も、グリッド23により仕切られた第1収納部22bの
内部に設けられる吸着剤層には、弾性体25による加圧
が伝わらないので、経時変化による吸着剤22bの密着
度が保てず、吸着剤22bが微粉化する可能性がある。
また、グリッド23を本体22に対してタイトに設置し
すぎると、本体22が変形してしまう場合もあるという
問題点がある。
【0007】そこで本発明は、吸着剤を収納する本体に
おいて、適度な空間層を維持でき、振動等によるずれや
傾きが起きず、本体と接する面において適度に保持され
ながら移動可能であるグリッドを備えたキャニスタを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0009】請求項1の発明は、吸着剤(10)を収納
する本体(2)と、前記本体(2)の内部を第1及び第
2の収納部(4及び4a)に仕切るグリッド(8)とを
備えたキャニスタ(1)において、前記本体(2)の内
壁と前記グリッド(8)とが接する面に、前記本体
(2)及びグリッド(8)の材質よりも軟質の部材
(9)を挟んだことを特徴とする。
【0010】この発明によれば、吸着剤(10)を収納
するための本体(2)を第1及び第2の収納部(4及び
4a)に仕切ることができるとともに、本体(2)の内
壁とグリッド(8)とが接する面との間において、本体
(2)及びグリッド(8)の材質よりも軟質の部材
(9)を挟むことにより、グリッド(8)を本体(2)
の内壁にタイトに設置できるため、グリッド(8)と本
体(2)の内壁とが接する面において発生するすべり、
及び振動等により発生する傾きも防止することができ
る。また、グリッド(8)を、本体(2)の底部に設け
られた弾性体(6b)による加圧に応じて移動できる程
度に保持することにより、グリッド(8)により仕切ら
れた第1収納部(4)の内部の吸着剤層にも弾性体(6
b)による加圧を伝えることが可能である。
【0011】請求項2の発明は、グリッド(8)におい
て吸着剤(10)が接する面の少なくともいずれか一方
に軟質の部材として弾性体(6b)が設けられ、弾性体
(6b)の少なくとも一片が本体(2)の内壁とグリッ
ド(8)が接する面との間に巻き込まれていることを特
徴とする。
【0012】この発明によれば、請求項1と同様に、吸
着剤(10)を収納するための本体(2)を第1及び第
2の収納部(4及び4a)に仕切ることができるととも
に、本体(2)の内壁とグリッド(8)とが接する面と
の間に弾性体の少なくとも一片を巻き込むことにより、
グリッド(8)をタイトに設置できるため、本体(2)
の内壁とグリッドが接する面において発生するすべり、
及び振動等により発生する傾きも防止することができ
る。また、前記グリッド(8)を、本体(2)の底部に
設けられた弾性体(6b)による加圧に応じて移動でき
る程度に保持することにより、グリッド(8)により仕
切られた第1収納部(4)の内部の吸着剤層にも弾性体
(6b)による加圧を伝えることが可能である。
【0013】請求項3の発明は、前記グリッド(8)と
吸着剤(10)が接する面との間、及び前記本体(2)
の内壁と前記グリッド(10)が接する面との間に、前
記グリッド(8)を囲むように前記弾性体(6b)が設
けられていることを特徴とする。
【0014】この発明によれば、前記請求項1、2と同
様に、吸着剤(10)を収納するための本体(2)を第
1及び第2の収納部(4及び4a)に仕切ることができ
るとともに、本体(2)の内壁とグリッド(8)とが接
する面との間において、本体(2)及びグリッド(8)
の材質よりも軟質な弾性体(13c)が挟まれることに
より、前記グリッド(8)をタイトに設置できるため、
本体(2)の内壁とグリッド(8)が接する面において
発生するすべり、及び振動等により発生する傾きも防止
することができる。また、グリッド(8)を、本体
(2)の底部に設けられた弾性体(6b)による加圧に
応じて移動できる程度に保持することにより、グリッド
(8)により仕切られた第1収納部(4)に有する吸着
剤層にも前記弾性体(6b)による加圧を伝えることが
可能である。
【0015】更に、グリッド(8)と弾性体(13c)
とを一体成形することにより、部品点数を減らすことが
可能であるため、コストの削減に役立つ。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明であるキャニスタに
係る実施の形態について詳細に説明する。
【0017】図1に本発明であるキャニスタの構造図を
示す。
【0018】第1の実施の形態として、図1に示すよう
に、吸着剤10を収納する本体2と、前記本体2の内部
を第1及び第2の収納部(4及び4a)に仕切るグリッ
ド8とを備えたキャニスタ1において、前記本体2の内
壁と前記グリッド8とが接する面に、前記本体2及びグ
リッド8の材質よりも軟質の部材9を挟んだキャニスタ
1とした。
【0019】キャニスタ1は、図1に示すように、本体
2と、蓋5と、付勢手段6と、グリッド8と、本体2及
びグリッド8の材質よりも軟質の部材9とを有し、本体
2と蓋5とを溶着して外観が形成される。
【0020】本体2は、燃料タンクに連通するホース等
と接続されるチャージポート3bと、エンジンの吸気管
に接続されるパージポート3aと、大気に開放される大
気ポート4bと、本体2の内部を仕切る隔壁2aとを有
している。隔壁2aは本体2の上面から一方の端部を垂
設して設けられている。
【0021】また、本体2の内部上面には、隔壁2aを
介し、通気性を有する第2フィルタ7a及び第3フィル
タ7bが配置され、更に、第2及び第3フィルタ(7a
及び7b)の上方には第2空間室3c及び第3空間室4
cがそれぞれ形成される。第2空間室3cには、前記チ
ャージポート3bとパージポート3aとが第2空間室3
cと連通するように併設されており、第3空間室4cに
は、前記大気ポート4bが第3空間室4cと連通するよ
うに設けられている。
【0022】また、蓋5には、付勢手段6を支持するた
めの支持部材5aが備えられる。付勢手段6は、前記支
持部材5aと、弾性体6bと、第2グリッド6aとを有
し、弾性体6bが、第2グリッド6aと支持部材5aと
の間に備えられている。弾性体6bは、ばね等を使用
し、第2グリッド6aは、金属製又は樹脂製の部材を使
用する。また、第2グリッド6aの上面には、通気性の
ある第1フィルタ7が備えられ、第1フィルタ7の上方
の本体内部には、吸着剤10が充填される。また、第2
グリッド6aと支持部材5aの間には、第1空間層6c
が設けられる。
【0023】吸着剤10は経時変化により密着度が減少
してはならないため、前記に示すように付勢手段6を設
ける。付勢手段6を設けることにより、吸着剤10を充
填した初期は、第1フィルタ7及び第2グリッド6aの
下面に備えられた弾性体6bが伸縮作用により縮むので
あるが、時間が経過するとともに、弾性体6bの反力に
より第1フィルタ7及び第2グリッド6aを上方向に押
し付けるため、前記吸着剤10の密着度は吸着剤10を
充填した時と変わることなく密着保持される。
【0024】また、第2グリッド6aと第2グリッド6
aの上面に備えられる第1フィルタ7において、図2に
示すように、第2グリッド6aの両側面に溝6dを設
け、前記第1フィルタ7の両片を前記第2グリッド6a
の側面に設けた溝6dに巻き込んで形成してもよい。こ
のように第2グリッド6aの側面に設けた溝6dに第2
グリッド6aの上面に備えられる第1フィルタ7の両片
を巻き込んで形成することにより、第2グリッド6aと
本体2の内壁とが接する面をタイトに設置することがで
きる。第2グリッド6aと本体2の内壁とが接する面を
タイトに設置することにより、第2グリッド6aの上面
に備えられる第1フィルタ7の上方に充填された吸着剤
10が、第1空間層6cに洩れてしまうこともない。
【0025】また、隔壁2aにより仕切られた大気ポー
ト4b側の収納部の所定位置において、第1収納部4と
第2収納部4aとに仕切るグリッド8を備え、本体2の
内壁とグリッド8とが接する面に、本体2及びグリッド
8の材質よりも軟質の部材9を挟み、グリッド8が保持
される。軟質の部材9は本体2及びグリッド8の材質よ
りも軟質であれば、何でもよく、例えば、フィルタ等の
弾性体を使用してもよい。また、グリッド8は、金属製
又は樹脂製の部材、若しくは通気性を有する硬質のフィ
ルタ等を使用する。
【0026】また、本体2の内部に設けられた前記第1
フィルタ7と第2及び第3フィルタ(7a及び7b)間
における、収納部3と、第1収納部4と、第2収納部4
aとには、吸着剤10が充填される。吸着剤10は、例
えば活性炭である。また、収納部3と、第1収納部4
と、第2収納部4aの3つの収納部内の吸着剤10は同
じ吸着剤を使用しても、種類の異なる吸着剤を使用して
も、用途に応じて使用すればよい。
【0027】収納部3と、第1収納部4と、第2収納部
4aとに充填された吸着剤10は、本体2の下部に備え
られる付勢手段6に有する弾性体6bの反力により、上
面に第1フィルタ7を有した第2グリッド6aを上方向
に押し付けるため、収納部3と、第1収納部4と、第2
収納部4aとに設けられた吸着剤からなる吸着剤層が加
圧され、吸着剤が密着保持される。
【0028】また、付勢手段6により吸着剤層が加圧さ
れる場合において、グリッド8は、本体2の内壁とグリ
ッド8とが接する面に、軟質の部材9を挟むことによ
り、グリッド8が第1収納部4と第2収納部4aとの間
の所定位置において、前記グリッド8と前記本体2の内
壁とがタイトに保持されるとともに、付勢手段6による
加圧に応じてグリッド8が移動可能に保持されれば、第
1収納部4の内部の吸着剤層も加圧されるので、吸着剤
層を密着した状態で保つことができる。
【0029】キャニスタ1の内部における蒸発燃料等の
流れは、例えば、燃料タンクへ燃料を給油する場合に
は、燃料タンクから大量に蒸発燃料が発生し、チャージ
ポート3bに高速で多量の蒸発燃料が流入する。チャー
ジポート3bから流入した蒸発燃料は、第2空間室3c
で拡散され吸着剤層を上方から下方に向かって通過す
る。そして、本体2の第2グリッド6aと支持部材5a
の間に設けられた第1空間層6cにおいて、再び拡散さ
れながら図中右方向へと向きを変え、その後、吸着剤層
を下方から上方に向かって通過し、グリッド8の内部で
更に拡散されて上方へ向かって吸着剤層を通過する。こ
のように、吸着剤10が充填された吸着剤層を通過する
ことによって蒸発燃料が吸着され、第3フィルタ7b近
傍では、前記蒸発燃料は、燃料分がほとんど無い状態と
なって、第3空間室4cを通過して大気ポート4bから
外部に放出される。また、吸着剤に吸着された蒸発燃料
の燃料分は、パージポート3aからエンジンの吸気管へ
と吸気される。
【0030】図3〜図11にグリッドの実施例1〜5を
示す。図3〜図8のグリッドの実施例1〜3に示すよう
に、グリッド8は、グリッド8の吸着剤が接する面の少
なくともいずれか一方に弾性体13、13aが設けら
れ、弾性体13、13aの少なくとも一片がグリッド8
の側面に巻き込まれていればよい。更に、グリッド8
は、通気性を有していればよく、例えば、図3〜11に
示すように、グリッド(8)を複数の貫通孔11a、…
と複数の仕切り11、…を設けて、空間層を形成すると
よい。空間層を設けることにより、蒸発燃料が通過する
際に、自然に拡散される。
【0031】弾性体13をグリッド8の側面に巻き込む
方法としては、例えば、図3(a)、図4(a)に示す
ように、グリッド8と前記グリッド8の上下に設けた弾
性体13、13aの上側に設けた弾性体13において、
グリッド8の片側側面に前記弾性体13を挟める程度の
溝8bを設け、前記溝8bに、弾性体13の一片を巻き
込めばよい。巻き込んだ際に接着等して固定してもよ
い。また、図示していないが、上下に設けた弾性体1
3、13aの下側に設けた弾性体13aの一片を、グリ
ッド8の片側側面に新たに前記弾性体13aを挟める程
度の溝を設け、前記溝に巻き込んでもよい。また、溝8
bはグリッド8のどこへ設けてもよい。
【0032】更に、図5(a)、図6(a)に示すよう
に、グリッド8の上下に弾性体13、13aを設けると
ともにグリッド8の両側面の上下に弾性体13、13a
を挟める程度の溝8c、8cを設け、前記溝8c、8c
に、グリッド8上下に設けた弾性体13、13aの両片
を巻き込んで形成してもよい。
【0033】更にまた、図7(a)、図8(a)に示す
ように、グリッド8の上下に弾性体13、13aを設
け、グリッド8の両側側面上部のみに前記弾性体13を
挟める程度の溝8d、8dを設け、前記溝8d、8d
に、グリッド8の上部のみの弾性体13の両片を巻き込
んでもよい。また、図示はしていないが、前記上下に設
けた弾性体13、13aの下側に設けた弾性体13aの
両片を、グリッド8の両側側面に新たにグリッド13a
を挟める程度の溝を設け、前記溝に巻き込んでもよい。
【0034】更にまた、図9(a)、図10(a)に示
すように、グリッド8の上下に弾性体13、13aを設
け、グリッド8の側面部に本体2及びグリッド8の材質
よりも軟質の部材13bを挟んでもよい。軟質の部材1
3bは弾性体13、13aとは異なる種類の部材でもよ
く、通気性を有していても、有していなくてもよい。
【0035】更にまた、図11に示すように、グリッド
8と前記グリッド(8)において吸着剤が接する面との
間、及び本体の内壁と前記グリッド(8)が接する面と
の間に、前記グリッド8を囲むように弾性体13cを設
けてもよい。前記グリッド8は本体2の内壁と接する面
に溝を設ける必要がなくなるため、加工コストが削減で
きる。また、前記グリッド8を通気性を有する硬質の材
質からなるフィルタとしてもよい。更にまた、前記グリ
ッド8と弾性体13cとを一体成形して形成してもよ
い。一体成形することにより、部品点数が減るため、コ
ストの削減に役立つ。
【0036】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、吸着剤を収納するための本体と前記吸着剤を仕切る
ためのグリッドとを備えたキャニスタにおいて、適度な
空間層を維持できるとともに、前記本体とグリッドが接
する面においてタイトに設置できるため、前記接する面
において発生するすべりや傾きを防止することができ
る。
【0037】また、前記グリッドと本体の内壁とが接す
る面において、前記グリッドを適度に保持して、前記グ
リッドを移動可能とすることにより、本体に収納される
すべての吸着剤を加圧し、密着保持することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明であるキャニスタ構造図である。
【図2】第2グリッドにおける他の実施例である。
【図3】グリッドの実施例1の斜視図である。
【図4】グリッドの実施例1の断面図である。
【図5】グリッドの実施例2の斜視図である。
【図6】グリッドの実施例2の断面図である。
【図7】グリッドの実施例3の斜視図である。
【図8】グリッドの実施例3の断面図である。
【図9】グリッドの実施例4の斜視図である。
【図10】グリッドの実施例4の断面図である。
【図11】グリッドの実施例5の断面図である。
【図12】本発明であるキャニスタの従来例である。
【図13】本発明であるキャニスタの他の従来例であ
る。
【符号の説明】
1 キャニスタ 2 本体 4 第1収納部 4a 第2収納部 6b 弾性体 8 グリッド 9 軟質の部材 10 吸着剤 13 弾性体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸着剤を収納する本体と、前記本体の内
    部を第1及び第2の収納部に仕切るグリッドとを備えた
    キャニスタにおいて、前記本体の内壁と前記グリッドと
    が接する面に、前記本体及びグリッドの材質よりも軟質
    の部材を挟んだことを特徴とするキャニスタ。
  2. 【請求項2】 前記グリッドにおいて吸着剤が接する面
    の少なくともいずれか一方に軟質の部材として弾性体が
    設けられ、前記弾性体の少なくとも一片が前記本体の内
    壁と前記グリッドが接する面との間に巻き込まれている
    ことを特徴とする請求項1記載のキャニスタ。
  3. 【請求項3】 前記グリッドと吸着剤が接する面との
    間、及び前記本体の内壁と前記グリッドが接する面との
    間に、前記グリッドを囲むように前記弾性体が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載のキャニスタ。
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