JPH06249088A - キャニスタ - Google Patents

キャニスタ

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JPH06249088A
JPH06249088A JP3171593A JP3171593A JPH06249088A JP H06249088 A JPH06249088 A JP H06249088A JP 3171593 A JP3171593 A JP 3171593A JP 3171593 A JP3171593 A JP 3171593A JP H06249088 A JPH06249088 A JP H06249088A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
canister
adsorbent
sub
main
activated carbon
Prior art date
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Pending
Application number
JP3171593A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Koeda
建爾 小枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP3171593A priority Critical patent/JPH06249088A/ja
Publication of JPH06249088A publication Critical patent/JPH06249088A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メインキャニスタとサブキャニスタを直列的
に接続したものにおいて、サブキャニスタ7における吸
着剤18を押圧するためのスプリングからなる付勢装置
を不要にし、キャニスタの構造簡素化、部品点数の低減
化、小型化を図る。 【構成】 メインキャニスタ6とサブキャニスタ7を直
列的に接続する。サブキャニスタ7に充てんする吸着剤
18を、木材を原料として製造された弾力性に富む活性
炭とし、この吸着剤18の膨脹、収縮を、その吸着剤自
ら吸収させる。更に両キャニスタ6,7を相互に接続す
る通路に絞り26を形成するとよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の蒸発燃料を処理
するために用いるキャニスタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車において、燃料タンク内の
蒸発燃料が大気中に流出するのを防止する蒸発燃料処理
装置が用いられており、その装置に使用されるキャニス
タとして、活性炭からなる吸着剤を収納する収納室を1
室としたものがある。
【0003】しかし、上記のように1室としたものにお
いては、そのキャニスタが大型になったり、燃料タンク
の容量に応じた容積をもつ種々なキャニスタを用意しな
ければならない問題がある。
【0004】そこで、図4に示すように、メインキャニ
スタとサブキャニスタとを別体に設けてこれらを直列に
接続し、上記の問題を解決したものが実開昭61−25
568号公報の第2図に開示されている。
【0005】この図4において、101は燃料タンク、
102はメインキャニスタ、103はサブキャニスタ、
104は蒸発燃料通路で、一端が燃料タンク101に、
他端がメインキャニスタ102の吸入ポート102aに
連通している。105はパージラインで、一端がメイン
キャニスタ102のパージポート102bに、他端がエ
ンジンの吸気管の負圧ポート106に連通している。1
07はサブキャニスタ103に設けた大気ポートであ
る。
【0006】そして、このようなキャニスタにおいて、
メインキャニスタ102及びサブキャニスタ103内に
充てんされる吸着剤108及び109として石炭を原料
として製造した活性炭が用いられている。
【0007】ところで、このような石炭を原料として製
造した活性炭からなる吸着剤は、硬くて弾力性に乏しい
特質がある。そのため仮りに、容積が変化しない一定の
収納室にこの吸着剤を一ぱいにして充てんした状態で、
この吸着剤に蒸発燃料を吸着させると、その吸着剤は、
その膨脹によって破砕する。また、蒸発燃料が離脱する
と、その吸着剤が収縮し、その吸着剤収納室の一部に空
隙が生じ、該空隙部を通じて蒸発燃料が大気へ洩れ出
る。
【0008】そのため、上記従来のメインキャニスタ1
02とサブキャニスタ103には夫々の吸着剤108層
及び吸着剤109層を支持する部品110,111を摺
動可能に備えると共に該部品110,111をスプリン
グ112,113で付勢して両吸着剤108及び109
の膨脹、収縮を吸収する付勢装置が具備されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑み、
サブキャニスタにおける上記の付勢装置を無くし、上記
従来のキャニスタに比較して構造の簡素化及び部品点数
の低減化、更には製造コストの低廉化を図ることを目的
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決するために、第1の発明は、メインキャニスタとサブ
キャニスタを直列的に接続したものにおいて、サブキャ
ニスタ内に木材を原料として製造した活性炭からなる吸
着剤を充てんしたことを特徴とするものである。
【0011】また、第2の発明は、上記のメインキャニ
スタとサブキャニスタとを連通する通路に、その流通量
を抑制する絞り通路を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0012】
【作用】サブキャニスタ(7)内へはメインキャニスタ
(6)内で拡散した蒸発燃料が吸入される。このとき絞
り通路(26)を有する場合は、サブキャニスタ(7)
内へ吸入される蒸発燃料量は抑制される。
【0013】また、サブキャニスタ(7)内の吸着剤
(18)は、木炭を原料として製造された活性炭である
ため、石炭を原料として製造された活性炭に比べて弾力
性に富む。そのため、この吸着剤(18)に作用する蒸
発燃料が少ないこと、及びこの吸着剤(18)が弾性に
富むことと相まって、その吸着剤(18)の蒸発燃料の
吸着、離脱による膨脹、収縮に対し、その吸着剤(1
8)自らその膨脹、収縮を吸収することができる。
【0014】また、絞り通路(26)を有する場合は、
サブキャニスタ7への蒸発燃料の吸入が一層抑制され、
吸着剤(18)の膨脹、収縮を吸収する効果は高い。し
たがって、サブキャニスタ(7)内には、その吸着剤
(18)を押圧付勢するためのスプリングによる付勢装
置は不要になる。
【0015】
【実施例】次にメインキャニスタ内にサブキャニスタを
内蔵したキャニスタに本発明を適用した図1及び図2に
示す第1実施例について説明する。
【0016】1は樹脂製のキャニスタケースで、周壁2
と上壁3とを一体成形して構成されている。4はキャニ
スタケース1の底部を閉塞したカバーである。5は上記
キャニスタケース1内に形成した円筒状の隔壁で、その
上端が上記上壁3と一体成形され、該隔壁5と上記キャ
ニスタケース1との間に底部が開口するメインキャニス
タ(第1の活性炭室)6が形成され、隔壁5内に底部が
開口するサブキャニスタ(第2の活性炭)7が形成され
ている。
【0017】8は燃料タンク内で発生したガソリン蒸気
を吸入する吸入ポートで、第1拡散室9、フィルタ10
を通じて上記メインキャニスタ6に連通している。11
はエンジンの吸気筒部に連通するパージポートで、第2
拡散室12、フィルタ13を通じて上記メインキャニス
タ6に連通している。
【0018】14は大気に開放された大気ポートで、第
3拡散室15、フィルタ16を通じて上記サブキャニス
タ7に連通している。17は上記メインキャニスタ6内
に充てんした吸着剤で、石炭を原料として製造された活
性炭が使用されている。
【0019】18は上記サブキャニスタ7内に充てんし
た吸着剤で、木材を原料として製造された活性炭が使用
されている。19はメインキャニスタ6内に充てんされ
た吸着剤17の層の底面に備えたフィルタ、20は該フ
ィルタ19を支承するプレートで、該プレート20とカ
バー4との間に拡散室21が形成されている。22は拡
散室21内に備えたスプリングで、上記プレート20を
吸着剤層側へ付勢している。
【0020】上記隔壁5の下端面と上記フィルタ19と
の間には若干の隙間Dが形成されるように隔壁5の軸方
向長が設定されている。23は上記隔壁5内に吸着剤1
7を所定量充てんした後に隔壁5間に固着された吸着剤
保持部材で、プレート24とその表裏に備えたフィルタ
25とで構成されている。更に該プレート24の中央部
には、その表裏方向に貫通する小穴からなる絞り通路2
6が形成されている。
【0021】次に本実施例のキャニスタの作用について
説明する。車両運転時には、両キャニスタ6,7内の吸
着剤17,18に吸着された蒸発燃料はパージポート1
1から図示しないエンジンへ吸出される。
【0022】車両を長期間放置し燃料タンク内の温度が
上昇してタンク内のガソリンが蒸発すると、その蒸発し
たガソリンが吸入ポート8からメインキャニスタ6内に
流入してその吸着剤17に吸着される。
【0023】夜になって温度が下がると、ガソリン蒸気
の発生が少なくなるが、メインキャニスタ6の吸着剤1
7に吸着されている蒸発燃料は拡散して絞り通路26を
通じてサブキャニスタ7の吸着剤18に吸着される。こ
のとき、絞り通路26を有することによりサブキャニス
タ7内への燃料の拡散が抑制される。
【0024】この蒸発燃料のキャニスタへの吸入初期に
おいては、主にメインキャニスタ6内の石炭を原料とし
て製造された活性炭からなる吸着剤17により蒸発燃料
が吸着される。その吸着剤17は木材を原料として製造
された活性炭からなる吸着剤に比べて初期吸着性能が良
いことから、多量に蒸発燃料を吸入する初期吸着が良好
に行われる。
【0025】また、サブキャニスタ7への蒸発燃料の吸
入は、メインキャニスタ6の吸着剤17から拡散したも
のであることと、絞り通路26によりサブキャニスタ7
への蒸発燃料の吸入量が抑制させることによって、サブ
キャニスタ6の吸着剤17への蒸発燃料の吸着量は少量
になる。
【0026】したがって、サブキャニスタ6内の木炭を
原料として製造された活性炭からなる吸着剤18が、初
期吸着性能に乏しいものであっても必要な吸着作用が行
われ、キャニスタとしての性能は十分発揮される。
【0027】また、メインキャニスタ6内の吸着剤17
が蒸発燃料の吸着、離脱による温度変化によって膨脹及
び収縮した場合には、スプリング22の付勢力によって
その膨脹、収縮が吸収され、その吸着剤17の分布密度
に低い部分が生じることはない。
【0028】また、サブキャニスタ7内の吸着剤18に
おいては、それが木材を原料として製造された活性炭で
あることにより、石炭を原料としたものに比べて弾力性
に富み、その吸着剤18の膨脹、収縮に対し、これを自
ら吸収する性能が大きい。更に、上記のようにこのサブ
キャニスタ7の吸着剤18に吸着される蒸発燃料量が少
ないことから、その温度変化による膨脹、収縮量も少な
い。
【0029】そのため、キャニスタの製造時において、
乾燥した最小体積の状態で、かつサブキャニスタ7内に
一ぱい充てんされた吸着剤18が、使用により蒸発燃料
を吸着して、上記の最小体積より大きな体積の範囲内で
膨脹、収縮した場合、その膨脹、収縮を、その吸着剤自
ら十分吸収することができる。
【0030】したがって、このサブキャニスタ7には、
その吸着剤18の膨脹、収縮を吸収するためのスプリン
グによる付勢装置は不要になる。次にメインキャニスタ
とサブキャニスタを別個に形成して、これらを直列に接
続したキャニスタに本発明を適用した図3に示す本発明
の第2実施例について説明する。
【0031】6aはメインキャニスタで、その体内に石
炭を原料として製造された活性炭からなる吸着剤17a
が充てんされている。8aは吸入ポート、11aパージ
ポートである。22aは吸着剤17aを押圧するスプリ
ングである。
【0032】7aはサブキャニスタで、体内に木材を原
料として製造された活性炭からなる吸着剤18aが充て
んされている。14aは大気ポートである。26aは上
記メインキャニスタ6aとサブキャニスタ7aを連通す
る蒸発燃料通路27に設けた絞り通路でサブキャニスタ
7aへの蒸発燃料の流入を抑制するものである。
【0033】本実施例におけるキャニスタの作用は上記
実施例と同様である。そのため、このサブキャニスタ7
aにおいても、上記実施例と同様に、吸着剤18aを押
圧するためのスプリングによる付勢装置は不要になる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、サブキャ
ニスタの吸着剤を、木材を原料とした活性炭にすること
により、その活性炭の特性である弾力性を活用して、従
来使用されているスプリングからなる付勢装置を不要に
することができる。
【0035】そのため、従来のキャニスタに比べて、キ
ャニスタの構造の簡素化、部品点数の低減化を図り、作
業性の向上及びコスト低減を図り得る。しかも小型化が
でき、車両への搭載性も向上する。
【0036】更に両キャニスタ間を連通する通路に絞り
通路を設けると、より効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す縦断面図。
【図2】 同平面図。
【図3】 本発明の第2実施例を示す略断面図。
【図4】 従来構造を説明する系統図。
【符号の説明】
6,6a メインキャニスタ 7,7a サブキャニスタ 17a,18a 吸着剤 26,26a 絞り通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインキャニスタとサブキャニスタを直
    列的に接続したものにおいて、サブキャニスタ内に木材
    を原料として製造した活性炭からなる吸着剤を充てんし
    たことを特徴とするキャニスタ。
  2. 【請求項2】 上記のメインキャニスタとサブキャニス
    タとを連通する通路に、その流通量を抑制する絞り通路
    を設けたことを特徴とする請求項1記載のキャニスタ。
JP3171593A 1993-02-22 1993-02-22 キャニスタ Pending JPH06249088A (ja)

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JP3171593A JPH06249088A (ja) 1993-02-22 1993-02-22 キャニスタ

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JP3171593A JPH06249088A (ja) 1993-02-22 1993-02-22 キャニスタ

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