JP2002047736A - ほぞ棒部材 - Google Patents

ほぞ棒部材

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JP2002047736A
JP2002047736A JP2000233900A JP2000233900A JP2002047736A JP 2002047736 A JP2002047736 A JP 2002047736A JP 2000233900 A JP2000233900 A JP 2000233900A JP 2000233900 A JP2000233900 A JP 2000233900A JP 2002047736 A JP2002047736 A JP 2002047736A
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JP
Japan
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mortise
foundation
anchor bolt
fixed
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JP2000233900A
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English (en)
Inventor
Takashi Namiki
高 並木
Saburo Sudo
三郎 須藤
Kenji Kanai
建二 金井
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Kanai Co Ltd
Original Assignee
Kanai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基礎に固定したアンカーボルト6などの固定
部材と直接に固定でき両部材の軸線を一致させることが
できるほぞ棒部材の提供。 【解決手段】 ほぞ棒部材1の下端部に結合部(雄ねじ
2、雌ねじ10)を設け、これを基礎7に固定した固定
部材(長ナット9、雄ねじ部分11)ヘ直接に固定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、木軸構造住宅に
用いるほぞ棒部材に関し、主として柱と基礎の結合に用
いる。
【0002】
【従来の技術】木軸構造住宅において、土台と柱を強力
に緊結することは地震対策として重要である。特に、木
軸3階建て構造ではその重要性が増す。このため、様々
な接合金物が提案されている。このうち、ほぞ棒部分を
有し、これを柱に差し込んで結合するほぞ棒部材は、ほ
ぞ棒部材自体が土台を貫通して取り付けられ、その上部
の突出した部分に柱を落とし込む構造で、取り付け手間
が少なく頑丈であるが、基礎等の建物固定部分(例え
ば、アンカーボルト)と直接に結合させるのに困難があ
り、引き抜き耐力を向上させにくい。特に、現場施工さ
れる従来の基礎では、アンカーボルトがほぞ棒部材の軸
線と芯ずれして固定されてしまうことが多く、ほぞ棒部
材とアンカーボルトを結合するのに両部材の位置関係を
調整する部材を必要とすることが多かった。
【0003】しかし、最近では、軸組住宅の基礎をブロ
ック化し、それぞれを工場でプレキャスト成形し、現場
で組み立てるものがある。この場合、工場生産のプレキ
ャスト成形なので、アンカーボルトなども設計どおりの
正確な位置に固定され、従来の芯ずれ問題がほとんどな
い。このため、基礎に固定したアンカーボルトなどと簡
単に直結できるほぞ棒部材が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、基礎など
に固定したアンカーボルトなどの固定部材へ直接に固定
することができるほぞ棒部材の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】ほぞ棒部材の下端部に結
合部を設ける。結合部は基礎に固定した固定部材と軸心
を一致させて直接に固定できるものとする。結合部は多
くが雌ねじあるいは雄ネジであり、固定部材はこれに対
応した雄ネジを有するアンカーボルトや長ナットあるい
は雌ねじインサートである。ほぞ棒部材は、通常、頑丈
な丸鋼棒や鋼パイプを素材とし、ほぞ棒部材の一部にほ
ぞ棒部材を軸線周りに回転するための工具掛け部を有す
ることがある。
【0006】ほぞ棒部材は、中実の丸鋼棒を素材とし、
軸線と直交する方向に複数の貫通孔又は側面を抉り取っ
て形成した貫通溝(貫通部と総称する)を有した構造と
することが多い。ほぞ棒部材は、下端部に設けた雌ねじ
を例えば基礎に固定したアンカ−ボルトの上端ヘ螺合し
て柱と基礎とを直接に緊結する。直接に螺合するので、
ほぞ棒部材の軸線とアンカーボルトの軸線は一致し、し
たがって、ほぞ棒部材に取り付けた柱とアンカーボルト
の軸線も一致する。
【0007】ほぞ棒部材の形態は、中実の丸鋼棒に限ら
ず、長方形の平鋼板やパイプ材を用いることもできる。
また、ほぞ棒部材と柱の結合はピンやボルトナットなど
で行う。なお、このほぞ棒部材は、横架材に用いること
もできる。この場合、固定部材としての座金付きボルト
のボルト部分を下方から横架材に貫通させ、横架材から
突出した部分にほぞ棒部材を螺合する。この場合、ほぞ
棒部材には結合部としての雌ねじが形成されている。座
金付きボルトに換え、固定部材としての座金付き長ナッ
トを用いるときは、ほぞ棒部材側は結合部分として雄ね
じを備える。
【0008】
【発明の実施の形態】図1(イ)は、第1実施形態とし
てのほぞ棒部材1を示す。ほぞ棒部材1は、丸鋼棒を素
材として作られ、下端部に結合部2(雄ねじ2)を有す
る。また、円柱状の側面には複数の貫通部3(貫通溝3)
を抉がった構造である。貫通溝3は、柱4(図2)を横断
方向に貫通して挿し通すピン5が係合する部分であり、
この実施形態において同じ方向ではあるが、その方向か
ら見てほぞ棒部材1の中心軸から両側へ交互に(千鳥状)
に配置されている。符号6はアンカーボルトで基礎7
(図2)に固定してある。図2において符号8は土台で
ある。
【0009】図1(イ)において、アンカーボルト6は
上端に長ナット9を螺合して高さを調整してあり、長ナ
ット9と共に基礎7中に埋め込まれている。基礎7は工場
生産のプレキャスト成形品である。長ナット9はこの場
合、基礎に固定した固定部材であり、これに対してほぞ
棒部材1の雄ねじ2がねじ込まれる。図1(ロ)は第2
の実施形態であって、ほぞ棒部材1は下端部に軸線に沿
った雌ねじ10を有し結合部分となっている。アンカー
ボルト6は上部の雄ねじ11を基礎7の上面から突出さ
せて固定してあり、この部分が固定部材となっている。
雄ねじ11にほぞ棒部材1の雌ねじ10を螺合して、ほ
ぞ棒部材1をアンカーボルト6ヘ直接に結合する。
【0010】図1(ハ)は、第2の実施形態の他の使用
例であって、アンカーボルト6が抜け止め用の座板12
を備えた構造となっている。基礎7の上面に固定したほ
ぞ棒部材1に対して、土台8を嵌めてこてを他のアンカ
ーボルト13(図2)で緊結した後、土台の上面に突出
しているほぞ棒部分に柱4を落とし込み、ピン5を挿通
してほぞ棒部材1と柱4を緊結する。ほぞ棒部材1は基
礎7に固定されたアンカーボルト6と直接に結合されて
いるので、このほぞ棒部材に取り付けた柱4の引き抜き
耐力は大きい。
【0011】図3(イ)(ロ)(ハ)(ニ)は、ほぞ棒
部材1に工具掛部14を設けた例であって、(イ)は、
頂部に形成した六角レンチの挿入部、(ロ)は側面を平
らに形成した当て部、(ハ)は下端部の六角柱部、
(ニ)は頂部に設けた深めのすり割となっている。工具
掛部14の形態はこれらに限定されないが、これによれ
ば、工具を用いることによって、ほぞ棒部材1とアンカ
ーボルト6などを強固に固定することができる。ほぞ棒
部材1を柱4に固定するためのピン5は、直交させて配
置することもある。
【0012】
【発明の効果】ほぞ棒部材を直接にアンカーボルトなど
基礎に固定した固定部材に結合して柱と基礎を強力に緊
結できるので、作業が簡単であり、また、柱の引き抜き
強度が高い。ほぞ棒形接合金物は中継部材を含め、柱や
土台の外部に現れないので、筋交いを取り付ける場合
や、パネル工法などの場合に邪魔にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は第1の実施形態、(ロ)は第2の実施
形態、(ハ)は第3の実施形態を示す斜視図。
【図2】柱と基礎を直結してある部分を透視して示す斜
視図。
【図3】(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)はそれぞれ工
具掛部を示すための斜視図。
【符号の説明】
1 ほぞ棒部材 2 雄ねじ 3 貫通部(貫通溝) 4 柱 5 ピン 6 アンカーボルト 7 基礎 8 土台 9 長ナット 10 雌ねじ 11 雄ねじ部分 12 座板 13 他のアンカーボルト 14 工具掛部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04B 1/58 510 E04B 1/58 510C (72)発明者 金井 建二 東京都足立区花畑4丁目24番5号 株式会 社カナイ内 Fターム(参考) 2E125 AA04 AA18 AA45 AB12 AC02 AC23 AG03 AG04 AG12 AG13 AG51 BA02 BA22 BA23 BB08 BB18 BB22 BB24 BB25 BB27 BB28 BB30 BC09 BD01 BE07 BE08 BF04 CA01 CA13 CA14 CA79 EA12 EB12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端部に結合部を有したほぞ棒部材であ
    って、結合部は基礎に固定した固定部材と両部材の軸心
    を一致させて直接に固定できるものであることを特徴と
    したほぞ棒部材。
  2. 【請求項2】 ほぞ棒部材の結合部が雌ねじであり、固
    定部材がアンカーボルトであって、雌ねじ部はアンカー
    ボルトの上端部雄ネジに螺合するものであることを特徴
    とした請求項1に記載のほぞ棒部材。
  3. 【請求項3】 ほぞ棒部材の結合部が雄ネジであり、固
    定部材が長ナットあるいは雌ねじインサートであること
    を特徴とした請求項1に記載のほぞ棒部材。
  4. 【請求項4】 ほぞ棒部材の一部にほぞ棒部材を軸線周
    りに回転するための工具掛け部を有することを特徴とし
    た請求項1〜3のいずれか一つに記載のほぞ棒部材。
JP2000233900A 2000-08-02 2000-08-02 ほぞ棒部材 Pending JP2002047736A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101039015B1 (ko) 2010-12-14 2011-06-03 (주)중동 목재 난간기둥 고정구조
CN111075031A (zh) * 2019-12-24 2020-04-28 常州工学院 一种土建施工预埋设备

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KR101039015B1 (ko) 2010-12-14 2011-06-03 (주)중동 목재 난간기둥 고정구조
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