JP2002047320A - 硬化性樹脂組成物及びこれを用いた光学材料 - Google Patents

硬化性樹脂組成物及びこれを用いた光学材料

Info

Publication number
JP2002047320A
JP2002047320A JP2000234218A JP2000234218A JP2002047320A JP 2002047320 A JP2002047320 A JP 2002047320A JP 2000234218 A JP2000234218 A JP 2000234218A JP 2000234218 A JP2000234218 A JP 2000234218A JP 2002047320 A JP2002047320 A JP 2002047320A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
resin composition
acrylate
polyvinyl acetal
carbon atoms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000234218A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Yoshida
晴雄 吉田
Nagateru Cho
永輝 張
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Highpolymer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Highpolymer Co Ltd filed Critical Showa Highpolymer Co Ltd
Priority to JP2000234218A priority Critical patent/JP2002047320A/ja
Publication of JP2002047320A publication Critical patent/JP2002047320A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板との密着性に優れ、かつ常温のみならず
低温での機械強度にも優れる硬化性樹脂組成物及びこれ
を用いてなる光学材料を提供すること。 【解決手段】 芳香族(メタ)アクリレート,エポキシ
(メタ)アクリレート,重合性ビニルモノマー並びにポ
リビニルアセタール構成単位、ポリ酢酸ビニル構成単
位、水酸基に重合性二重結合を有するα,β―不飽和重
合性モノイソシアナートを反応させてα,β−不飽和重
合性ウレタン変性したポリビニルアルコール構成単位及
び未変性のポリビニルアルコール構成単位から成る変性
ポリビニルアセタール樹脂から成る硬化性樹脂組成物及
びこれを用いて得られた光学材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬化性樹脂組成物
及びこれを用いた光学材料に関し、さらに詳しくは、ビ
デオプリンター,プロジェクションテレビ,液晶ディス
プレー等に使用するフレネルレンズ,レンチキュラーレ
ンズ,プリズムレンズなどのレンズ類に好適な硬化性樹
脂組成物及びこれを用いた硬化物に関する。
【0002】
【従来の技術】フレネルレンズは、その表面に多数の溝
が存在するため、成形加工上ガラスを使用することは困
難であり、そのためポリスチレン,ポリメチルメタクリ
レート,スチレンとメチルメタクリレートの共重合体な
どの熱可塑性樹脂のシートを用い、加熱プレスなどの成
形方法でフレネルレンズとしていた。しかしながら加熱
プレス成形法では、大面積で複雑な形状のレンズを得る
ことは極めて難かしく、生産性が極めて低いという問題
があった。そこで従来の加熱プレス成形法に代わる方法
として、光硬化技術を用いて基板上にフレネルレンズを
短時間で生産効率よく成型する方法が一般的になってい
る。
【0003】光硬化に使用する樹脂としては、一般に光
重合性モノマーで希釈したウレタンアクリレート,エポ
キシアクリレートなどの光硬化性樹脂組成物が使用され
ているが、重合時の収縮率が大きいことから基板との密
着性に問題があった。またレンズの形状、レンズの固定
方法に起因して、変形し易いあるいは傷付き易いといっ
た問題があることから、耐傷付き性の良好なあるいは変
形時の復元性のある材料の出現が強く望まれていた。耐
傷付き性を向上させるには、樹脂構造あるいは可塑剤添
加で柔軟にすればよいが、それらは何れも屈折率の低下
を招き、レンズ厚さを増大させる。一方、屈折率を上げ
ればレンズ厚さは低減できるものの、しばしば柔軟さが
失われるため、バランスを取ることが困難であった。特
に低温では一般に樹脂硬化物が脆化するため、製品梱包
時あるいは運搬時の震動、衝突などによる製品の不良化
を招き易く、これを抑制するためにも新材料の出現が強
く望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる現状
に鑑みレンズ、就中フレネルレンズとして、基板との密
着性に優れ、かつ常温のみならず低温での機械強度にも
優れる硬化性樹脂組成物及びこれを用いてなる光学材料
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
の結果、特定の成分を組み合わせて配合した硬化性組成
物が、レンズ用、就中フレネルレンズ用樹脂組成物とし
て有用であることを見出し、上記の課題を解決すること
に成功した。すなわち、本発明は、(A)一般式(I)
【0006】
【化5】
【0007】〔式中、R1 は水素原子またはメチル基を
示し、R2 は−CH2 −,−CH2 CH2 −,−CH2
CH(CH3 )−,−CH2 CH2 O−,−CH(CH
3 )CH2 O−及び−CH2 CH(OH)CH2 O−か
ら選ばれる有機基を表し、Arは芳香環が1個以上のハ
ロゲン原子,炭素数1〜10のアルキル基,エーテル
基,チオエーテル基またはフェニル基で置換されていて
もよい芳香族基を示す。〕で表される芳香環含有モノ
(メタ)アクリレート化合物30〜75重量%,(B)
一般式(II)
【0008】
【化6】
【0009】〔式中、R1 は前記のものを示し、R3
メチル基および/または水酸基で置換されていてもよい
炭素数2〜4の炭化水素基を表し、Y及びY1 は同一又
は異なっていてもよく、ハロゲン原子,炭素数1〜3の
エーテル基又は炭素数1〜3のチオエーテル基を示し、
4 は2価の有機基を示し、mは0〜10の整数を示
す。(但し、R3 は水酸基で置換されている場合は炭素
数3または4の炭化水素基を表し、R3 が水酸基で置換
されていない場合は、mは0を示す。)〕で表されるエ
ポキシ(メタ)アクリレート10〜40重量%,(C)
一般式(III)
【0010】
【化7】
【0011】〔式中、R1 は前記のものを示し、R5
エーテル結合又はチオエーテル結合を含んでいてよいn
価の炭化水素基を示し、nは1〜6の整数を示す。〕で
表される屈折率1.46以上であって、(A)成分以外
の重合性ビニルモノマー3〜20重量%,及び(D)一
般式(IV)
【0012】
【化8】
【0013】〔式中、R6 は炭素数1〜10の脂肪族,
脂環族及び芳香族から選ばれる炭化水素基を示し、pは
0または1を示し、x、y、z1 及びz2 は、それぞれ
ポリビニルアセタール樹脂中のポリビニルアセタール構
成単位、ポリ酢酸ビニル構成単位、α,β−不飽和重合
性ウレタン変性したポリビニルアルコール構成単位及び
未変性のポリビニルアルコール構成単位のモル分率
(%)を示し、x+y+z1+z2 =100モル%で、
xは50〜80モル%、yは2〜6モル%、(z1 +z
2 )は16〜48モル%で、かつz1 は2〜40モル%
である。〕で表されるα,β―不飽和重合性ウレタン変
性ポリビニルアセタール樹脂5〜20重量%を含む硬化
性樹脂組成物を提供するとともに、この硬化性樹脂組成
物を硬化させて得られる光学材料を提供するものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の硬化性樹脂組成物におい
て、(A)成分は、前記の一般式(I)で表される少な
くとも1個の芳香環を有するモノ(メタ)アクリレート
である。一般式(I)において、Ar は、芳香環が1個
以上のハロゲン原子(例えば、塩素原子,臭素原子
等),炭素数1〜10のアルキル基(メチル基,エチル
基,プロピル基等),エーテル基,チオエーテル基又は
フエニル基で置換されていてもよい芳香族基を示す。こ
こで、芳香族基としては、アリール基(例えば、フエニ
ル基,ナフチル基等)、アラルキル基(例えば、ベンジ
ル基,フェネチル基等),アリーロキシアルキル基(例
えば、フェノキシエチル基,フェノキシプロピル基,ト
リルオキシエチル基,ナフトキシエチル基,ビフエニル
オキシエチル等),アリーロキシアルキレンオキシアル
キル基(例えば、ビフエニルオキシエトキシエチル基
等),アリーロキシポリアルキレングリコール基(例え
ば、フェノキシポリエチレングリコール基)などが挙げ
られる。
【0015】一般式(I)で表される芳香環含有モノ
(メタ)アクリレートの具体例としては、フェニル(メ
タ)アクリレート、o−トリル(メタ)アクリレート、
m−トリル(メタ)アクリレート、o−ブロモフェニル
(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、フェネチル(メタ)アクリレート、フェノキシエチ
ル(メタ)アクリレート、p−ブロモフェネチル(メ
タ)アクリレート、フェノキシプロピル(メタ)アクリ
レート、2,4−ジブロモフェノキシエチル(メタ)ア
クリレート、2,4,6−トリブロモフェノキシエチル
(メタ)アクリレート、o−トリルオキシエチル(メ
タ)アクリレート、m−トリルオキシエチル(メタ)ア
クリレ−ト、o−ビフェニルオキシエチル(メタ)アク
リレート、o−ビフェニルオキシエトキシエチル(メ
タ)アクリレート、m−ビフェニルオキシエチル(メ
タ)アクリレート、ナフトキシエチル(メタ)アクリレ
ート、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アク
リレートなどが挙げられる。
【0016】一般式(I)で表される芳香環含有モノ
(メタ)アクリレートの使用目的は、硬化性組成物の粘
度を低減し、塗工性を確保すると共に、硬化物の屈折率
を基板のそれ以上に維持することにより、フレネルレン
ズとしての光学的機能の維持に寄与することにあって、
その使用量は、モノ(メタ)アクリレートの種類、粘
度、使用量により硬化性、硬化物物性などが異なるた
め、一概に規定はできないが、硬化性樹脂組成物中の3
0〜75重量%、好ましくは35〜70重量%、さらに
好ましくは40〜65重量%である。使用量が30重量
%未満では、硬化性樹脂組成物の粘度が高くなることか
ら、作業性が低下する。一方75重量%を超える量で
は、硬化性の低下、耐衝撃性,耐薬品性などの性能の低
下を招くことから好ましくない。
【0017】本発明において使用される(B)成分は、
前記の一般式(II)で表されるエポキシ(メタ)アク
リレートである。エポキシ(メタ)アクリレートとは、
エポキシ樹脂とα,β―不飽和一塩基酸、例えばアクリ
ル酸および/またはメタクリル酸とをエポキシ基に対し
て50モル%以上、好ましくは80モル%以上で公知の
方法により反応させて得られる樹脂であり、例えば「滝
山栄一郎著、ポリエステル樹脂ハンドブック」(日刊工
業新聞社編、1988年刊)または「塗料用語辞典」
(色材協会編、1993年刊)などに記載されている。
また本発明の主旨を損なわない範囲で、フマル酸、マレ
イン酸、イタコン酸などの不飽和二塩基酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン
酸、アゼライン酸などの飽和二塩基酸を併用してもよ
い。
【0018】ビスフェノール系エポキシ樹脂、例えばビ
フェノール、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビ
スフェノールS、ビスフェノールSH、ビスフェノール
Z、4,4‘−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,4’
−ジヒドロキシベンゾフェノン、ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)フルオレン、カテコール、レゾルシン、ハイ
ドロキノン、ジヒドロキシナフタレンなどのビスフェノ
ール類、テトラクロロビスフェノールA、テトラブロモ
ビスフェノールAなどのハロゲン化ビスフェノール類に
エピハロヒドリンを反応させて得られるジグリシジルエ
ーテル型エポキシ樹脂から導かれるエポキシ(メタ)ア
クリレートが、硬化物の屈折率、機械強度、耐薬品性な
どの諸性能を満たすことから好ましく用いられる。その
他、本発明の主旨を妨げぬ範囲でトリフェニロールプロ
パン、テトラフェニロールエタンなどのポリフェノール
類を原料とするポリグリシジルエーテル型エポキシ樹脂
から導かれるエポキシ(メタ)アクリレートなどを併用
してもよい。
【0019】なお、前記の如く、エポキシ(メタ)アク
リレートは、α,β―不飽和一塩基酸をエポキシ樹脂の
エポキシ基に対して50モル%以上、好ましくは80モ
ル%以上反応させて得られたものであり、未反応のエポ
キシ基を有するエポキシ樹脂を含むものを意味する。
【0020】さらに、一般式(II)で表されるエポキ
シ(メタ)アクリレートとして、飽和ジカルボン酸およ
び/または不飽和ジカルボン酸と多価アルコールから得
られる末端カルボキシル基を有する飽和または不飽和ポ
リエステルにエポキシ基含有不飽和重合性化合物、例え
ばグリシジル(メタ)アクリレートを反応させて得られ
る飽和または不飽和ポリエステルを使用してもよい。
【0021】(B)成分である一般式(II)で表され
るエポキシ(メタ)アクリレートの使用目的は、屈折率
の確保と共に、硬化物の基板との接着性、耐薬品性、機
械的強度などの確保にあり、その使用量は、使用するそ
れら化合物の二重結合当量によって異なるため一概に規
定できないが、硬化性樹脂組成物中の10〜40重量
%、好ましくは13〜35重量%、さらに好ましくは1
5〜30重量%である。それら化合物の使用量が10重
量%未満では、実質的に硬化物の強度が不足し、耐薬品
性なども欠落する。一方40重量%を超える使用量で
は、しばしば粘度が高くなり、塗工性が確保できなくな
ることから好ましくない。
【0022】本発明に用いる(C)成分である一般式
(III)で表される屈折率が1.46以上のチオエー
テル結合又はエーテル結合を含んでいてもよい、前記
(A)成分以外の重合性ビニルモノマーとして使用でき
るものとしては、イソノルボルニルアクリレート、イソ
ノルボルニルメタクリレート、ジシクロペンテニルアク
リレート、ジシクロペンテニルメタクリレート、ジシク
ロペンタニルアクリレート、ジシクロペンタニルメタク
リレート、エチレンオキサイド変性ジシクロペンテニル
アクリレート、エチレンオキサイド変性ジシクロペンテ
ニルメタクリレートなどのモノ(メタ)アクリレート、
ジメチロールトリシクリロデカンジアクリレート、トリ
メチロールプロパントリアクリレート、トリメチロール
プロパントリメタクリレート、ネオペンチルグリコール
変性トリメチロールプロパンジアクリレート、エチレン
オキサイド変性トリメチロールプロパントリアクリレー
トなどのポリ(メタ)アクリレート類などが挙げられ
る。その他、本発明を妨げぬ範囲でスチレン、クロルス
チレン、ブロモスチレン、ビニルトルエンなどのスチレ
ン類、ジアリルフタレート、ジアリルイソフタレート、
ジアリルテレフタレートなどのアリルエステル類などを
併用してもよい。
【0023】屈折率が1.46未満のモノマーでは、硬
化物の屈折率が1.55に満たない場合があり、光学特
性を損なうこともあることから、好ましくない。これら
の重合性ビニルモノマーの使用目的は、主に硬化性樹脂
組成物の粘度、屈折率の維持であって、その使用量は、
その屈折率、粘度により異なるため、一概に規定できな
いが、3〜20重量%、好ましくは3〜15重量%、さ
らに好ましくは3〜13重量%である。20重量%を超
える使用量では、硬化物の機械強度が低下することから
好ましくない。
【0024】本発明に(D)成分として使用される一般
式(IV)のα,β―不飽和重合性ウレタン変性ポリビ
ニルアセタール樹脂は、ポリビニルアセタール樹脂中に
残存するビニルアルコール単位の水酸基にα,β−不飽
和重合性モノイソシアナートをウレタン化触媒の存在下
又は不在下で付加反応させることによって得られる。ポ
リビニルアセタール樹脂は、ポリビニルアルコールと反
応させるアルデヒドの種類、アセタール化度の違いか
ら、構造および性質の異なる樹脂が得られる多様性があ
り、既にポリビニルブチラール樹脂あるいはポリビニル
ホルマール樹脂は、耐寒性と優れた接着性を利して、安
全ガラスの中間膜、金属処理のウオッシュプライマー、
セラミックバインダー、コーティング剤などに多用され
ており、例えば「渡辺市郎著、プラスチック材料講座、
第15巻、”ポリ酢酸ビニル樹脂“」(日刊工業新聞社
編、1961年刊)などに記載されており、容易に入手
できる。また市販のポリビニルアセタール樹脂中にはビ
ニルアルコール単位が約20〜45モル%存在すること
から、本発明におけるα,β−不飽和重合性ウレタン変
性用樹脂原料として好ましく用いられる。
【0025】ポリビニルアセタール樹脂中のビニルアル
コール単位の水酸基と反応させるα,β−不飽和重合性
モノイソシアナートとしては、例えばMAI(メタクリ
ロイルイソシアナート、日本ペイント(株)製)、カレ
ンズMOI(イソシアナートエチルメタクリレート、昭
和電工(株)製)が挙げられる。その他の重合性モノイ
ソシアナートとしては、m−TMI(3−イソプロペニ
ルーα,α‘−ジメチルベンジル イソシアナート、ア
メリカン サイアナミド社製)も挙げられ、本発明の主
旨を妨げぬ範囲で使用してもよい。
【0026】ポリビニルアセタール樹脂とα,β−不飽
和重合性モノイソシアナートとのウレタン化反応は、例
えばアセトン、シクロヘキサノン、酢酸エチル、エチル
セロソルブアセテート、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ンのような非プロトン性溶媒中またはポリプロピレング
リコールジアクリレート(例えば新中村化学工業(株)
製のAPG−700)、フェノキシエチルアクリレート
(例えば共栄社油脂(株)製のPO−A)などの非プロ
トン性の重合性モノマー中で行われる。殊に重合性モノ
マー中でのウレタン化反応は、硬化性樹脂組成物を単離
することなく調製できることから有利である。
【0027】ウレタン化反応の触媒としては、ジブチル
錫ジラウレート、ジブチル錫マレエート、ジブチル錫―
2−エチルヘキソエート、トリエチルアミン、ジアザビ
シクロオクタン(DABCO)などの公知の化合物が公
知の濃度で使用できる。ウレタン化反応は、α,β−不
飽和モノイソシアナートの種類によっては、イソシアナ
ート基の高反応性から反応触媒が不要な場合もあるが、
何れの場合も50〜70℃で約2〜3時間の反応によ
り、容易に達成される。またその他公知の熱重合禁止剤
を併用してもよい。
【0028】α,β−不飽和重合性ウレタン変性ポリビ
ニルアセタール樹脂の使用量は、全硬化性樹脂組成物中
の5〜20重量%、好ましくは8〜17重量%、さらに
好ましくは10〜15重量%である。α,β−不飽和重
合性ウレタン変性ポリビニルアセタール樹脂の使用量が
5重量%未満では、特に低温時の復元性が不十分であ
り、一方20重量%を超える使用量では、硬化性組成物
の粘度が高まり、フローが低下するのみならず、脱泡が
容易でない問題がある。
【0029】本発明の硬化性樹脂組成物は、さらに光重
合開始剤を含んでいてもよい。ここで、光重合開始剤と
しては、紫外光領域から可視光領域に感光性を有する公
知の化合物を使用できる。紫外光部に感光性を有する化
合物としては、ベンゾイン、フロイン、ベンゾインメチ
ルエーテルベンゾインイソブチルエーテルなどのベンゾ
イン類、アセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フ
ェニルアセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フェ
ニルアセトフェノン、1,1−ジクロロアセトフェノ
ン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2
−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−
モルフォリノ−プロパン−1、2−ベンジル−2 −ジメ
チルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル−ブタン
−1,2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロ
パン−1−オン、N,N―ジメチルアミノアセトフェノ
ンなどのアセトフェノン類、ベンゾフェノン、ジクロロ
ベンゾフェノン、4,4‘−ビスジエチルアミノベンゾ
フェノン、ミフェラーズケトンなどのベンゾフェノン
類、アントラキノン、2−メチルアントラキノン、2−
エチルアントラキノン,2−tert−ブチルアントラ
キノン、2−クロロアントラキノン、2−アミノアント
ラキノンなどのアントラキノン類、2,4−ジエチルチ
オキサントン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジ
イソプロピルチオキサントンなどのチオキサントン類な
どが挙げられる。
【0030】これらの光重合開始剤については、例えば
山岡ら「表面」27(7),548(1989)、佐藤
ら「第3回 ポリマー材料フォーラム要旨集」、1BP
18(1994)に記載されている。その他、ビスペン
タジエニルチタニウム−ジ(ペンタフルオロフェニル)
などの単独での可視光重合開始剤の他、有機過酸化物触
媒/色素系、ジフェニルヨ−ドニウム塩/色素、ビイミ
ダゾール/ケト化合物、ヘキサアリールビイミダゾール
化合物/水素供与性化合物、メルカプトベンズチアゾ−
ル/チオピリリウム塩、金属アレーン/シアニン色素の
他、特公昭45−37377号公報に記載のヘキサアリ
−ルビイミダゾール/ラジカル発生剤などの公知の複合
開始剤を挙げることができる。
【0031】またビスアシルホスフィンオキサイド化合
物またはアシルホスフィンオキサイド化合物も紫外光部
から可視光領域まで感光性を有する重合開始剤として有
用で、例えばビス(2,6−ジクロルベンゾイル)−フ
ェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジクロル
ベンゾイル)−2,5―ジメチルフェニルホスフィンオ
キサイド、ビス(2,6―ジクロルベンゾイル)−4−
エトキシフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,
4,6−トリメチルベンゾイル)2,5−ジメチルフェ
ニルホスフィンオキサイドなどが挙げられる。またアシ
ルホスフィンオキサイドとしては、2,4,6−トリメ
チルベンゾイル−ジフェニルホスフィンオキサイド、
2,4,6−ジメトキシベンゾイル−ジフェニルホスフ
ィンオキサイド、2,3,5,6−テトラメチルベンゾ
イル−ジフェニルホスフィンオキサイド、2,3,6−
トリメチルベンゾイル−ジフェニルホスフィンオキサイ
ド、2,6−ジメチルベンゾイル−フェニルホスフィン
酸メチルエステル、2,6−ジクロルベンゾイル−フェ
ニルホスフィン酸メチルエステルなどを挙げることがで
きる。
【0032】これらの光重合開始剤の具体例としては、
2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−
1−オン(チバスペシャルティーケミカルズ社製のDa
rocure 1173)とビス(2,6−ジメトキシ
ベンゾイル−2,4,6−トリメチルベンゾイルホスフ
ィンオキサイド(チバスペシャルティーケミカルズ社
製)を75/25重量%で混合したIrgacure
1700(チバスペシャルティーケミカルズ社製)、1
−ヒドロキシ−1−フェニルケトン(チバスペシャルテ
ィー社製のIrgacure 184)などが好ましく
用いられる。
【0033】光重合開始剤の使用量は、光重合開始剤の
種類による感光特性、使用するランプ種の波長領域によ
り異なるため、一概に規定はできないが、硬化性樹脂組
成物100重量部に対して、0.05〜8重量部、好ま
しくは0.5から6重量部である。光重合開始剤が0.
05部未満の場合には、十分に硬化ができず、また光重
合開始剤の使用量が8部を超える場合には、経済的に不
利であるばかりでなく、硬化物の物性低下などが起こる
ことから好ましくない。
【0034】本発明においては、その他本発明の主旨を
妨げない範囲で公知の離型剤,レベリング剤,消泡剤,
酸化防止剤,帯電防止剤などを添加することができる。
例えば硬化物の表面滑り性を確保するためには、シリコ
ンの添加も有効である。
【0035】本発明の硬化性樹脂組成物は、活性エネル
ギー線の照射によって硬化することができる。活性エネ
ルギー線としては、特に制限はなく、紫外線,可視光
線,レーザ光線,X線などを使用することができる。本
発明において、紫外線とは280〜380nm、可視光
とは380〜780nmの波長領域の光線を指し、活性
エネルギー光源としては、低圧水銀灯,中圧水銀灯,高
圧水銀灯,メタルハライドランプ,キセノンランプなど
が適用でき、またレーザ光線、X線なども使用できる。
【0036】本発明の硬化性樹脂組成物は、25℃にお
ける屈折率が1.52以上の液体であるのが好ましい。
この屈折率が1.52未満であると、硬化物の屈折率が
基板のそれを下回ることから、光学機能を損なうことも
あることとなり、好ましくない。本発明の硬化性樹脂組
成物を硬化させて得られる硬化物は、透明性に優れ、光
学材料として好適である。
【0037】
【実施例】次に、実施例、比較例により本発明を詳細に
説明するが、本発明はこれらによって制限されるもので
はなく、各例中の「部」及び「%」はそれぞれ重量基準
である。また評価試験は、ガラス板又はフレネルレンズ
用金型上に各サンプルを200μm厚で塗工し、アイグ
ラフィックス社製高圧水銀ランプ(80W/cm、オゾ
ンレス)で500mJ/cm2 の照射を行い、得られた
硬化塗膜について、各々次の方法によって評価した。
【0038】(1)UV硬化性 硬化塗膜のタックの有無を以下の基準で評価した。 ○:塗膜表面のタックなし ×:塗膜表面にタックあり (2)屈折率 硬化塗膜の25℃における屈折率をアッベ屈折計で測定
した。 (3)離型性 硬化塗膜を金型より離型するときの離型の難易を以下の
基準で評価した。 ○:金型からの離型が容易 ×:金型からの離型が困難または型に残滓がある
【0039】(4)アクリル板との密着性 JIS K 5400に準じて、ゴバン目テストにより
評価した。 ○:100/100 ×:50/100< (5)復元性 硬化塗膜の金型面に先端を平坦にした直径5mmの金属
製の丸棒を強く押しつけた後、跡が消滅するまでの時間
で評価した。 ○:60秒未満で跡が消滅 Δ:60秒以上300秒以内で跡が消滅 ×:跡が消滅しない (6)光線透過率 厚さ100μmのフィルムについて、色差光沢計(日本
電色工業(株)製 型式:ND−Σ80)で測定した。
【0040】合成例1〔o−ビフェニルオキシエチルア
クリレート(以下PPE−Aと略す)の合成〕 撹拌機,窒素ガス導入管,温度調節器及び還流コンデン
サーを付した500ミリリットルの四つ口フラスコに、
o−フェニルフェノール170g(1モル)、無水炭酸
カリウム1.4g(0.01モル)、エチレンカーボナ
ート90g(1.02モル)を仕込み、少量の窒素ガス
気流下で150〜170℃で5時間反応させた後、生成
物を水洗し、ろ過乾燥することにより、161gの白色
固体を得た。核磁気共鳴スペクトル(1H−NMR)、
高速液体クロマトグラフ分析(HPLC)から純度98
%のo−ビフェニルオキシエタノールであることを確認
した。次いで、撹拌機,窒素導入管,温度調節器及びデ
ィーンスタークトラップ付き還流コンデンサーを付した
1リットルの四つ口フラスコに、o−ビフェニルオキシ
エタノール159.2g(0.744モル),アクリル
酸64.3g(0.893モル),トルエン250g,
p−トルエンスルホン酸・1水和物4.25g(3モル
%/アルコール)及びハイドロキノン0.82g(1モ
ル%/アルコール)を仕込み、120〜130℃で4時
間加熱撹拌し、トルエンで生成水を共沸除去した。反応
液を常法により中和洗浄・乾燥・脱溶媒して、110.
34g(収率75%)のo−ビフェニルオキシエチルア
クリレート(PPE−A)を得た。HPLCによる純度
は98%で、25℃における屈折率は1.5790、粘
度は160mpa・s/23℃であった。
【0041】合成例2〔ポリビニルアルコール単位の5
0%がα,β−不飽和重合性イソシアナートでウレタン
変性されたポリビニルブチラール樹脂(以下PVBM5
と略す)の合成〕 撹拌機,還流コンデンサー,温度計及び滴下ロートを付
した1リットルの四つ口フラスコにポリビニルブチラー
ル樹脂(電気化学製、商品名:デンカブチラール#20
00−L、ポリビニルアルコール単位21重量%)10
0g、フェノキシエチルアクリレート(共栄社化学製、
商品名:ライトアクリレートPO−A)320及びジブ
チル錫ジラウレート0.4gを仕込み、ポリビニルブチ
ラール樹脂を撹拌して完全に溶解させた後、イソシアナ
ートエチルメタクリレート(昭和電工製、商品名:MO
I)37.0g(0.239モル)を滴下し、70℃で
2時間反応させた。反応の終点は赤外吸収スペクトル
(IR)で2250cm-1のイソシアナート基の吸収の
消失で確認した。
【0042】合成例3〜7 イソシアナートエチルメタクリレート/ジブチル錫ジラ
ウレートの仕込量を、それぞれ51.8g/0.56
g、22.2g/0.24g、14.8g/0.16
g、7.4g/0.08g、74.0g/0.5gとし
た他は、合成例2と同様にして、それぞれポリビニルア
ルコール単位の70、30、20、10、100モル%
をα,β−不飽和重合性ウレタン変性したポリビニルブ
チラール樹脂(それぞれPVBM7、PVBM3、PV
BM2、PVBM1、PVBM10と略す)を調製し
た。
【0043】実施例1〜6、比較例1〜2 第1表に示すような組成(表中の数値は重量部を示す)
からなる光硬化性樹脂組成物を調製し、フレネルレンズ
金型に200μm厚となるように塗布し、組成物塗膜を
厚さ2.5mmのメタクリル樹脂系基板で被覆した後、
メタクリル樹脂系基板側から500mJ/cm2 の光量
で光硬化した後、金型を剥離してフレネルレンズを得
た。
【0044】なお、第1表に記載の化合物の略号は、以
下の内容を示す。 (A)成分 PO−A:フェノキシエチルアクリレート(共栄社化学
製、商品名:ライトアクリレートPO−A) PPE−A:o−ビフェニルオキシエチルアクリレート
(合成例1) P200−A:フェノキシポリエチレングリコールアク
リレート(共栄社化学製、商品名:ライトアクリレート
P200−A) (B)成分 VR−60:ビスフェノールA型エポキシアクリレート
樹脂(昭和高分子製、商品名:リポキシVR−60) VR−90:ビスフェノールA型エポキシアクリレート
樹脂(昭和高分子製、商品名:リポキシVR−90) SP−1509:ビスフェノールA型エポキシアクリレ
ート樹脂(昭和高分子製、商品名:リポキシSP−15
09)
【0045】(C)成分 IB−XA:イソボルニルアクリレート(共栄社化学
製、商品名:ライトアクリレートIB−XA 屈折率:
1.475) 4EG−A:PEG−#200ジアクリレート(共栄社
化学製、商品名:ライトアクリレート4EG−A 屈折
率:1.462) TMPTA:トリメチロールプロパントリアセテート
(共栄社化学製、商品名:ライトアクリレートTMP−
A 屈折率:1.475) (D)成分 PVB:ポリビニルブチラール樹脂(電気化学工業製、
商品名:デンカブチラール樹脂) PVBM:ポリビニルブチラール樹脂の不飽和重合性ウ
レタン変性物(合成例2〜7)で添字が不飽和重合性ウ
レタンの付加濃度を示す。 光開始剤 I−184:1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケ
トン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製光重合開
始剤、商品名:I−184)
【0046】
【表1】
【0047】
【発明の効果】本発明の硬化性樹脂組成物は、レンズ基
板との密着性に優れ、かつ常温のみならず低温での機械
強度にも優れる硬化性樹脂組成物であり、フレネルレン
ズ,レンチキュラーレンズ,プリズムレンズなどのレン
ズ類の製造に好適である。本発明の硬化性樹脂組成物を
用いれば、品質のよい各種レンズ等の光学材料を提供す
ることができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J011 QA03 QA09 QA12 QA17 QA20 QA22 QA24 QA32 QA33 QA45 QA46 QB01 QB07 QB16 QB19 QB20 SA02 SA12 SA14 SA15 SA16 SA17 SA22 SA25 SA27 SA28 SA32 SA34 SA38 SA61 SA63 SA64 SA78 SA83 SA84 SA85 SA87 SA88 UA01 UA02 UA04 UA06 VA04 WA07 4J027 AA08 AE02 AE04 AE05 AE06 BA05 BA07 BA11 BA17 BA19 BA22 BA24 BA26 CB10 CC04 CC05 CC07 CC08 CD04 4J100 AD02R AF15P AG04Q BA07H BA15H BA38H CA05 CA31 HC51 JA33

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)一般式(I) 【化1】 〔式中、R1 は水素原子またはメチル基を示し、R2
    −CH2 −,−CH2 CH2 −,−CH2 CH(C
    3 )−,−CH2 CH2 O−,−CH(CH3 )CH
    2 O−及び−CH2 CH(OH)CH2 O−から選ばれ
    る有機基を表し、Arは芳香環が1個以上のハロゲン原
    子,炭素数1〜10のアルキル基,エーテル基,チオエ
    ーテル基またはフェニル基で置換されていてもよい芳香
    族基を示す。〕で表される芳香環含有モノ(メタ)アク
    リレート化合物30〜75重量%,(B)一般式(I
    I) 【化2】 〔式中、R1 は前記のものを示し、R3 はメチル基およ
    び/または水酸基で置換されていてもよい炭素数2〜4
    の炭化水素基を表し、Y及びY1 は同一又は異なってい
    てもよく、ハロゲン原子,炭素数1〜3のエーテル基又
    は炭素数1〜3のチオエーテル基を示し、R4 は2価の
    有機基を示し、mは0〜10の整数を示す。(但し、R
    3 は水酸基で置換されている場合は炭素数3または4の
    炭化水素基を表し、R3 が水酸基で置換されていない場
    合は、mは0を示す。)〕で表されるエポキシ(メタ)
    アクリレート10〜40重量%,(C)一般式(II
    I) 【化3】 〔式中、R1 は前記のものを示し、R5 はエーテル結合
    又はチオエーテル結合を含んでいてよいn価の炭化水素
    基を示し、nは1〜6の整数を示す。〕で表される屈折
    率1.46以上であって、(A)成分以外の重合性ビニ
    ルモノマー3〜20重量%,及び(D)一般式(IV) 【化4】 〔式中、R6 は炭素数1〜10の脂肪族,脂環族及び芳
    香族から選ばれる炭化水素基を示し、pは0または1を
    示し、x、y、z1 及びz2 は、それぞれポリビニルア
    セタール樹脂中のポリビニルアセタール構成単位、ポリ
    酢酸ビニル構成単位、α,β−不飽和重合性ウレタン変
    性したポリビニルアルコール構成単位及び未変性のポリ
    ビニルアルコール構成単位のモル分率(%)を示し、x
    +y+z1+z2 =100モル%で、xは50〜80モ
    ル%、yは2〜6モル%、(z1 +z2 )は16〜48
    モル%で、かつz1 は2〜40モル%である。〕で表さ
    れるα,β―不飽和重合性ウレタン変性ポリビニルアセ
    タール樹脂5〜20重量%を含有する硬化性樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】 (D)成分のα,β―不飽和重合性ウレ
    タン変性ポリビニルアセタール樹脂がポリビニルアセタ
    ール樹脂中に残存する水酸基とα,β―不飽和重合性モ
    ノイソシアナートとのウレタン化反応生成物である請求
    項1に記載の硬化性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (D)成分のα,β―不飽和重合性ウレ
    タン変性ポリビニルアセタール樹脂がポリビニルブチラ
    ール樹脂及び/又はポリビニルホルマール樹脂である請
    求項1又は2に記載の硬化性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 25℃における屈折率が1.52以上の
    液体である請求項1〜3のいずれか1項に記載の硬化性
    樹脂組成物
  5. 【請求項5】 さらに光重合開始剤を含有する請求項1
    〜4のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の硬
    化性樹脂組成物を硬化させて得られる光学材料。
JP2000234218A 2000-08-02 2000-08-02 硬化性樹脂組成物及びこれを用いた光学材料 Pending JP2002047320A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000234218A JP2002047320A (ja) 2000-08-02 2000-08-02 硬化性樹脂組成物及びこれを用いた光学材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000234218A JP2002047320A (ja) 2000-08-02 2000-08-02 硬化性樹脂組成物及びこれを用いた光学材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002047320A true JP2002047320A (ja) 2002-02-12

Family

ID=18726620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000234218A Pending JP2002047320A (ja) 2000-08-02 2000-08-02 硬化性樹脂組成物及びこれを用いた光学材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002047320A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004269687A (ja) * 2003-03-07 2004-09-30 Nippon Shokubai Co Ltd ポリビニルアセタール化合物及びその製造方法
JP2012241043A (ja) * 2011-05-16 2012-12-10 Sekisui Chem Co Ltd 変性ポリビニルアセタール樹脂、及び、複合樹脂組成物
JPWO2015093394A1 (ja) * 2013-12-19 2017-03-16 Dic株式会社 活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物、及びそれを用いた印刷物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004269687A (ja) * 2003-03-07 2004-09-30 Nippon Shokubai Co Ltd ポリビニルアセタール化合物及びその製造方法
JP2012241043A (ja) * 2011-05-16 2012-12-10 Sekisui Chem Co Ltd 変性ポリビニルアセタール樹脂、及び、複合樹脂組成物
JPWO2015093394A1 (ja) * 2013-12-19 2017-03-16 Dic株式会社 活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物、及びそれを用いた印刷物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5219084B2 (ja) 光学レンズシート用エネルギー線硬化型樹脂組成物及びその硬化物
JP2006028463A (ja) 光重合開始剤及びそれを用いた光硬化性材料
JPH09272707A (ja) 活性エネルギー線硬化型(メタ)アクリレート組成物
EP2208741B1 (en) Curable sheet composition
WO2010137501A1 (ja) 光学レンズシート用エネルギー線硬化型樹脂組成物及びその硬化物
JP5083830B2 (ja) 光学レンズシート用エネルギー線硬化型樹脂組成物及び光学レンズシート
JP2002047320A (ja) 硬化性樹脂組成物及びこれを用いた光学材料
JP2003040940A (ja) 光学素子用重合性組成物及びこれを用いた光学素子
JP3209554B2 (ja) 樹脂組成物、透過型スクリーン用紫外線硬化型樹脂組成物及びその硬化物
JPS6385031A (ja) 光学ガラスフアイバ用コ−テイング剤
JP5328003B2 (ja) 樹脂組成物、レンズ用樹脂組成物及びその硬化物
JP3969513B2 (ja) (メタ)アクリル酸エステル、樹脂組成物及びその硬化物
JP2000319336A (ja) (メタ)アクリル酸エステル、樹脂組成物及びその硬化物
JP4017055B2 (ja) (メタ)アクリル酸エステル、これを用いた樹脂組成物
JP4017056B2 (ja) (メタ)アクリル酸エステル、これを用いた樹脂組成物
JP3128322B2 (ja) 樹脂組成物、透過型スクリーン用紫外線硬化型樹脂組成物及びその硬化物
JP2004035821A (ja) フルオレン含有樹脂
JP2001163937A (ja) レンズ用樹脂組成物およびレンズシ−ト
JP4812069B2 (ja) 樹脂組成物、レンズ用樹脂組成物及びその硬化物
JP3067057B2 (ja) 透過型スクリーン用紫外線硬化型樹脂組成物及びその硬化物
JP2000063447A (ja) 樹脂組成物及びその硬化物
JPH05247156A (ja) 樹脂組成物、透過型スクリーン紫外線硬化型樹脂組成物及びその硬化物
JPH0616754A (ja) 樹脂組成物、透過型スクリーン用樹脂組成物及びその硬化物
JPH05287038A (ja) 樹脂組成物、透過型スクリーン用紫外線硬化型樹脂組成物及びその硬化物
JP4535596B2 (ja) (メタ)アクリル酸エステル、樹脂組成物及びその硬化物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090423

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090428

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091027