JP2002046797A - 給液遮断弁 - Google Patents

給液遮断弁

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JP2002046797A JP2000234338A JP2000234338A JP2002046797A JP 2002046797 A JP2002046797 A JP 2002046797A JP 2000234338 A JP2000234338 A JP 2000234338A JP 2000234338 A JP2000234338 A JP 2000234338A JP 2002046797 A JP2002046797 A JP 2002046797A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビールタンクのビールがなくなれば炭酸ガス
の圧力によってビール流路を確実に閉止することができ
る遮断弁を開示する。 【解決手段】 ガス圧によって付勢された液体流路の途
中にあって、一次側流路と、二次側流路と、その間には
弁室を備え、この弁室の前記二次側流路には弁座を設け
ると共に、前記弁室内には流路内の液体よりも比重が小
さい球体弁を備え、前記一次側流路の弁室に対する流入
部よりも前記弁座を低く位置させ、さらに前記弁座と並
列にリセット弁を設けてなり、このリセット弁は前記二
次側流路と連通する流出口を常閉するという手段を用い
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビールボンベなど
から加圧によって液体をサーバに供給する液ラインの途
中に設けられるもので、ボンベの液体がなくなったとき
には確実かつ素早く閉弁することができる弁装置に関す
るものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来から業務用のビー
ルサーバでは、ビールを充填したタンクからビールを供
給する際に炭酸ガスの加圧によってビールをタンクから
押し出す態様である。そして、タンクにビールが残存し
ているうちは炭酸ガスがビールタンクの内液面を押し下
げ、これによってビールは外部に向かって供給される。
【0003】ところで、従来の装置ではビールがタンク
に残っていて正常に機能しているときはよいが、ビール
の残量がなくなったときには泡と炭酸ガスが勢いよくサ
ーバ側に放出されることになり、不都合である。そこ
で、ビールをジョッキなどに注ぐ者はビール残量がなく
なったことを経験的に知覚し、素早くノズルを閉止して
いる。しかしながらビールは1気圧以上の炭酸ガスで加
圧されているので、最後のほうは泡がノズルから多量に
噴出することを回避することは困難である。そのために
ビール残量がなくなった場合には自動的に炭酸ガスの供
給を停止することも考えられるが、弁機構が複雑になっ
てコストが嵩んでしまうという問題がある。
【0004】本発明は上述した従来の課題を解決するこ
とを目的とするもので、ビールタンクのビールがなくな
れば炭酸ガスの圧力によってビール流路を確実に閉止す
ることができる遮断弁を開示する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では上述した目的
を達成するために、ガス圧によって付勢された液体流路
の途中にあって、一次側流路と、二次側流路と、その間
には弁室を備え、この弁室の前記二次側流路には弁座を
設けると共に、前記弁室内には流路内の液体よりも比重
が小さい球体弁を備え、前記一次側流路の弁室に対する
流入部よりも前記弁座を低く位置させ、さらに前記弁座
と並列にリセット弁を設けてなり、このリセット弁は前
記二次側流路と連通する流出口を常閉するという手段を
用いた。
【0006】この手段によれば液体の流路が確保されて
いる場合、球体弁は弁室内の所定位置で回転しながら安
定する。一方、液体の供給を一時的に停止すれば球体弁
はその浮力により弁室の上方に移動する。そして、再度
液体の流路を確保すれば上述した位置に復帰するが、液
体の残量がなくなると球体弁は弁座に着座して液体の供
給を自動的に停止する。
【0007】リセット弁はこのような停止状態を解除す
るためのもので、開弁操作により流出口による二次的な
流路が確保されることによって球体弁の着座を解除し、
上述した通常の液体供給状態に弁をリセットする。
【0008】また、請求項2では流入路と並列する第二
の流入路を弁座寄りに設けるという手段を選択的に用い
た。この手段によれば、弁座付近には第二流入路から液
体が吹き上げられるため、この吹き上げにより球体弁が
不用意に弁座に着座することを回避することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の最良の実施形態を
添付した図面に従って説明する。図1は本発明を実現す
るための装置全体を示したもので、1はビールタンク、
2はビールタンク1の内圧に対して加圧するための炭酸
ガスボンベ、3は内部に冷却機構が内蔵された公知のビ
ールサーバ、4はビールを注ぎだすためのノズルであ
る。そして、5が本発明の給液遮断弁である。給液遮断
弁5は、ビールタンク1およびこれに接続された炭酸ガ
スボンベ2の下流に位置している。
【0010】図2〜図4は本発明の本質である給液遮断
弁5の内部機構を示したもので、10は弁のハウジン
グ、11はOリングからなる弁座、12はビールなどの
液よりも比重が軽い球体弁、13は弁の1次側流路、1
4は2次側流路、15は弁室である。ここでハウジング
10の素材は自由であるが、量産のためには合成樹脂に
よる成形が好ましい。ここで構造的な条件としては、1
次側流路13から弁室15への流入部16を弁室15の
内部まで突出させることにより、弁座11の高さが流入
部16よりも低く位置させることを必要とする。これに
よって弁室15内において液体が渦を形成することがで
きる。また、流入部16よりも2次側流路14の流路断
面積を大きくして液体の流速を抑えることにより、過度
の乱流が発生しないようにすることを必要とする。な
お、ハウジング10の素材は自由であるが、量産のため
には合成樹脂による成形が好ましい。
【0011】さらに図中、17は弁座11の上方に設け
たリセット弁であり、二次側流路と連通して形成した流
出口18をOリングからなる第二弁座19に着座する弁
体20によって開閉可能とした構造である。弁体20は
リセット棒21に連結され、通常はフランジ22に係止
されたスプリング23によって第二弁座19に着座する
方向に付勢されている。このリセット弁17は、後述す
るように、タンク1のビール残量が所定以下となること
により球体弁12が弁座11に着座してビールの供給を
停止した後、タンク1を新規なものに交換したときに球
体弁12の着座を解除して、ビールの供給を再開する機
能を有するもので、当該リセット作業はリセット棒21
をスプリング23の弾性力に抗して手指により押し込
み、流出口18を開放することによって行う。
【0012】なお、24は流入部16と並列に設けた第
二流入部である。この第二流入部24はここから吹き上
げる流体によって、球体弁12が不用意に弁座11に着
座することを回避でき、かつリセット作業時に球体弁1
2を容易に定位置に戻すことができる点で有意である
が、これを採用するか否かは任意である。即ち、第二流
入部24を省略したとしても、後述する遮断およびリセ
ット動作が可能である。ただし、第二流入部24を採用
するときも、流入部16および弁座11の位置や流路断
面積に関する関係は上述した条件が維持されている必要
がある。
【0013】次に、上記構成の遮断弁の動作を説明す
る。先ず、図2はノズル4を開いてビールが炭酸ガスに
よって加圧された状態で流れているところを示してい
る。この場合、ビールは矢印のように流入部16を通っ
て弁室15内に流入し、大きな渦を形成しながら弁座1
1を介して2次側流路14に流れ込み、図1のビールサ
ーバ3に供給される。球体弁12は液体よりも比重が小
さいので浮力によって弁室15内で浮こうとするが、渦
に引き込まれておよそ図示した位置で回転しながら安定
する。
【0014】次にノズル4を閉じてビールの供給を一時
停止した場合には、遮断弁の態様は図3に移行する。ノ
ズル4は最終の給液停止弁として機能するが、実施形態
の遮断弁は流路の途中に位置するので、液密の状態で流
体が安定する。そうすると、球体弁12は液体よりも比
重が小さいので、その浮力によって弁室15内の最高位
に浮き上がることになる。流体はノズル4を開くまで安
定した状態を維持するので、球体弁12も図示した位置
で停止する。そして、再びノズル4を開いてビールなど
を供給すれば流体が流路を形成するので、球体弁12が
流路に引き込まれて図2の状態に復帰する。この場合、
前述したが流入部16の高さが弁座11よりも低い位置
にあれば十分高い位置で球体弁12を静止させることが
できず、球体弁12は流れに沿って弁座11に着座する
方向に引き込まれてしまう。従って、流入部16は少な
くとも弁座11よりも高い位置に設定する必要がある。
【0015】続いて、図2の状態を維持している間にビ
ールタンク1の流体残量がなくなった場合、弁室15内
の液体は乱流を形成しながら炭酸ガスによって2次側流
路14に押し出されるが、液位が低下することにしたが
って球体弁12の位置も降下することになる。そして、
さらに炭酸ガスの加圧が継続しているため、図4に示し
たように、球体弁12は瞬間的に弁座11に押し付けら
れて着座し、遮断弁の機能を発揮する。この後は炭酸ガ
スの加圧が継続しているので、球体弁12は弁座11か
ら離脱することがない。
【0016】一方、空のビールタンクを満杯のタンクに
切り替えた場合には、弁室内にビールが充満した後に図
5に示すようにリセット棒21を矢印方向に押し込み、
リセットを行う。このリセット動作により、流出口18
が開口して流路が確保される結果、流入部16および第
二流入部24が流通可能な状態となる。そして、流入部
16の流通により第二弁座19付近は若干負圧となるか
ら球体弁12が引き寄せされる形となり、球体弁12の
着座が解除される。これと同時に着座位置付近にある球
体弁12に向かって第二流入部24から流体が吹き付け
られるので、球体弁12が上方に吹き上げられる。この
とき球体弁12の浮力も機能することはもちろんであ
る。こうした相乗作用によって、リセット動作時には球
体弁12は瞬時に図2に示した位置に復帰し、流体の供
給を再開することができる。なお、ここまでの動作は瞬
時であり、流体の供給が再開されたなら、速やかにリセ
ット棒21から手指を離し、リセット弁17は再度閉弁
する必要がある。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、弁
室内に形成される流路および球体弁の浮力によって弁を
構成したので、例えばビール供給装置に適用した場合に
は、ビールタンクが空になったと同時に閉弁できるとい
う即応性に優れるため、熟練を要しなくともビールサー
バのコントロールが容易となる。また、本発明のリセッ
ト弁はこれを操作することにより液体の流路が確保され
ると共に、球体弁による閉弁状態も即座に解除され、通
常の液体供給を瞬時に再開できるという利点がある。
【0018】また、請求項2の第二の流路を設けた発明
では、球体弁の不用意な着座を回避でき、また球体弁の
定位置の復帰も速く、且つ確実に行うことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビール供給装置全体を示す斜視図
【図2】本発明の遮断弁の一例で、給液時を示す断面図
【図3】同、給液の一時停止時を示す断面図
【図4】同、ビール残量がなくなった状態を示す断面図
【図5】リセット手段を操作した状態を示す断面図
【符号の説明】
1 ビールタンク 2 炭酸ガスボンベ 3 ビールサーバ 4 ノズル 5 給液遮断弁 10 ハウジング 11 弁座 12 球体弁 13 1次側流路 14 2次側流路 15 弁室 16 流入部 17 リセット弁 24 第二流入部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス圧によって付勢された液体流路の途中
    にあって、一次側流路と、二次側流路と、その間には弁
    室を備え、この弁室の前記二次側流路には弁座を設ける
    と共に、前記弁室内には流路内の液体よりも比重が小さ
    い球体弁を備え、前記一次側流路の弁室に対する流入部
    よりも前記弁座を低く位置させ、さらに前記弁座と並列
    にリセット弁を設けてなり、このリセット弁は前記二次
    側流路と連通する流出口を常閉してなることを特徴とし
    た給液遮断弁。
  2. 【請求項2】流入路と並列する第二の流入路を弁座寄り
    にさらに設けた請求項1記載の給液遮断弁。
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JP2007001635A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Igeta:Kk 給液遮断弁
JP2014162523A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Riido:Kk 飲料サーバシステムにおける飲料注出制御装置

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